JP3875938B2 - 摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法 - Google Patents
摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3875938B2 JP3875938B2 JP2002271353A JP2002271353A JP3875938B2 JP 3875938 B2 JP3875938 B2 JP 3875938B2 JP 2002271353 A JP2002271353 A JP 2002271353A JP 2002271353 A JP2002271353 A JP 2002271353A JP 3875938 B2 JP3875938 B2 JP 3875938B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pickling
- friction material
- plate
- steel
- steel plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のクラッチプレート用鋼板、特に摩擦材との密着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のオートマチックトランスミッションに組み込まれるプレートディスククラッチはプレートの摩擦力により遊星歯車にクラッチ、ブレーキとして働き、変速比を変える役割を果たしている。このプレートディスククラッチは、焼鈍、冷延された炭素鋼板を打ち抜きし、これらの表面に摩擦紙等の摩擦材を貼った、ドライプレートと呼ばれるものと、そのままで使用されるドリブンプレートと呼ばれるものを交互に配置した機構になっている。
【0003】
この場合、ドライプレートの表面に貼り付けられた摩擦紙等の摩擦材は、クラッチ、ブレーキとして働く際にせん断力を受けるので、摩擦紙等の摩擦材の強度、耐磨耗性と共に、これが貼り付けられた鋼板と摩擦材との間の密着性が十分確保される必要がある。
【0004】
従来の摩擦材の耐磨耗性を向上させる技術としては、ゴム組成物に所定量のアラミド繊維を添加する技術がある(例えば、特許文献1)。しかしながら、従来技術では鋼板と摩擦材との間の密着性の確保を低コストで行う方法については十分な検討がなされていないのが現状である。
【0005】
従って、ドライプレートに打ち抜き後に摩擦紙等の摩擦材を鋼材に貼り付ける場合には、鋼材の表面を硫酸または塩酸による酸洗処理、リン酸エッチングする等の特殊な処理を余儀なくされ、このことがコストアップに繋がっていた。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−1966号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、鋼材の表面をリン酸エッチング等の特殊な処理を施すことなく、クラッチ、ブレーキとして働く際に受けるせん断力に耐え得る鋼材と摩擦材との密着性を確保できるクラッチプレート用鋼板の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、クラッチプレート用炭素鋼板について、鋼成分、製造条件、表面性状、材質等を広範囲に検討し、得られた知見を基に完成されたものであり、その要旨は以下のとおりである。
【0009】
(1) 質量%で、
C:0.01〜0.60%、
Si:0.02〜0.35%、
Mn:0.10〜2.0%、
P:0.003〜0.03%、
S:0.001〜0.02%、
Cu:0.02〜0.1%
を含有し、残部が不可避的不純物とFeの組成をもつ鋼片を、仕上圧延温度800〜1000℃、巻取温度500〜750℃以下なる条件で熱延し、酸洗し、圧下率1%以上で調圧もしくは冷延した後、硫酸酸洗、塩酸酸洗、または混合液を用いた電解酸洗を行い表面粗度(Ry)を3〜25ミクロンに制御する、またはショットブラストによって表面粗度(Ry)を10〜25ミクロンに制御するのいずれかを行うことを特徴とする摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法。
【0011】
(2) 酸洗と冷延の間に焼鈍を500〜800℃の温度で3時間以上行うことを特徴とする上記(1)記載の摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、クラッチプレート用鋼板を製造するに際し、酸洗、ショットブラスト等鋼板表面粗度調整処理を行うことにより、クラッチ、ブレーキとして働く際に受けるせん断力に耐え得る鋼板と摩擦材との密着性を確保することに成功した。
【0014】
鋼板成分について説明する。
C:C量が高い場合、打ち抜き性が劣化する。上限は0.60%が望ましい。又、0.01%未満になると打ち抜き断面の耐磨耗性が不十分な上に、表面の耐磨耗性を満足させるためには冷延率を高くとる必要となり衝撃性も劣化する。従って、0.01%以上が必要である。
【0015】
Si:Siは脱酸剤として使用する場合、必然的に含有し、鋼板の強化元素として有効であるが、0.35%を超えるととスケール疵等の表面欠陥の原因となるため、上限を0.35%の範囲で添加することにしたが、0.2%以下にすることが望ましい。また、Siは酸洗速度を上げる元素で、アンカー効果を上げ接着強度を高めるため0.02%以上が望ましい。
【0016】
Mn:Mn量が2.0%を超えると打ち抜き面にクラックが生じやすくなるため、上限を2.0%に特定した。又、Mn量が0.10%未満になると打ち抜き断面の耐磨耗性が不十分となるため下限は0.10%が望ましい。
【0017】
P:Pは不純物として、不可避的に混入するが、0.03%を超えると打ち抜き性を阻害するので上限は0.03%が望ましい。又、Siと同様に、Pは酸洗速度を上げる元素で、アンカー効果を上げ接着強度を高めるため0.003%以上が望ましい。したがって、Pは0.003〜0.03%とした。
【0018】
S:SはMnと結合し、介在物となり、やはり打ち抜き性を阻害するので0.02%以下にするのが望ましい。Pと同様、Sは酸洗速度を上げる元素で、アンカー効果を上げ接着強度を高めるため0.001%以上が望ましい。
【0019】
Cu:Cuは0.1%を超えると酸洗速度を下げるため、上限は0.1%、下限は0.02%が望ましい。
【0020】
熱延として望ましい条件は仕上圧延温度800℃以上〜1000℃、巻取温度は500〜750℃以下の範囲で製造する。仕上温度はAr3変態点直上を基本とする。800℃を切ると異常粗大粒が発生し、表面の均一性が保てず接着性が劣化する。また、加工性が劣化するため800℃を下限とした。1000℃を超えると結晶粒が粗大化し、表面の均一性が保てず接着が劣化する。また、加工性が劣化するため1000℃を上限とした。鋼板の結晶粒と接着性については、結晶粒の大きさが表面粗度調整処理(酸洗)後のプロフィールに影響を与えるためと考える。巻取温度は、750℃を超えると目標硬度が得られなくなるので750℃以下で行う必要がある。一方、巻取温度が500℃未満になると、コイル長手方向の強度差が大きくなりバラツキが大きくなるため500℃に下限を特定した。
【0021】
冷延として望ましい条件は、接着強度を安定的に確保するためには、鋼板表面粗度調整処理の前処理として1%以上の冷間圧延を行うことが望ましい。表面性状が揃うため接着性が安定化する。また、冷間ひずみによる表面活性化が酸洗後の表面のアンカー効果を向上させているものと考えられる。
【0022】
酸洗と冷延の間に500〜800℃の温度で3時間以上の焼鈍を行って炭化物を球状化することは、加工性確保の観点から望ましい。
【0023】
この場合、焼鈍温度を500℃以上とするのは、炭化物を円滑に球状化させるためにはこの温度が望ましいからである。焼鈍時間を3時間以上確保するのも同様の理由からである。焼鈍温度を800℃以下とするのは、これを超える温度とすると、炭化物が鋼中に溶解を開始して球状化にとって好ましくないためである。
【0024】
鋼板表面粗度調整処理として酸洗を行う場合の望ましい条件は、塩酸を用いる場合は濃度5〜10%で液温70〜95℃、また、硫酸の場合、濃度は5〜30%で液温70〜95℃、あるいは混合酸を用いた電解酸洗(電流密度:陽極20〜80A/dm2、陰極:30〜95A/dm2)を行い表面粗度(Ry)を3〜25ミクロンの範囲に制御したものである。Ry3ミクロン未満では、接着面積が小さく接着性が劣る。従ってRy3ミクロン以上が望ましい。また、Ry25ミクロンを超えると、表面の凹凸は大きくなるが単位面積当たりの凹凸数が減るため摩擦材との接触面積が少なくなり接着性が落ちる。このため上限はRy25ミクロンが良い。クラッチプレートは過酷な条件下で使用され疲労破壊による耐久性の確保の観点から上限はRy15ミクロンが望ましい。
【0025】
鋼板表面粗度調整処理としてショットブラストを行う場合の望ましい条件はショット粒度60番以下のショット粒を用いて表面粗度Ryが10〜25ミクロンである。ショットブラストの場合、Ry10ミクロン以下で、接着面積が小さく接着性が劣る。酸洗材よりも表面粗度の下限が高いのは、酸洗材よりもアンカー効果が劣るためと考えられる。また、ショットブラストについても酸洗材と同様にRy25ミクロンを超えると摩擦材との接触面積が少なくなるためか接着性が落ちる。ショットブラスト材については酸洗材と異なりRy25ミクロン程度でも耐久性は落ちない。これは、表層部のショットピーニング効果によるものと考えられる。なお、RyはJIS B 0601に規定されていて、粗度の大きさを表わす指標で、表面の輪郭曲線の最大高さを表わしている.
【0026】
このようにすることで、クラッチ、ブレーキとして働く際に受けるせん断力に耐え得る鋼板と摩擦材との密着性を確保することができる。
【0027】
ブレーキとして働く際に受けるせん断力に耐え得る鋼板と摩擦材との密着性を確保できる理由は、必ずしも明確ではないが、粗度と硬度等の材質との組み合わせ効果により、摩擦材と鋼板との間の接着剤のアンカー効果が増大するのではないかと考えられる。
【0028】
【実施例】
表1の組成を持つ鋼を転炉で溶解し、連続鋳造スラブとし、表2に記載の条件で熱間圧延、冷間圧延して、鋼板を製造した。これらの鋼板を図1に示すような形状のドライブプレートを打ち抜きで作成した。打ち抜き性の評価は、光学顕微鏡で断面観察し、30ミクロン以上のクラックがあるものは×、20〜30ミクロンのものは△、20ミクロン以下のものを○の評点をつけ、評価した。耐久試験としては、磨耗性と疲労特性を調査した。
【0029】
磨耗試験は打ち抜き面及び板面の磨耗試験を行い、それぞれ評価した。疲労特性は試験片中央に直径5mmの打ち抜き穴の切欠疲労試験を行い、疲労限で評価した。接着性の評価にはJIS K 6850に従って、引張試験を行い評価した。試験片は切出し後、脱脂を行い、フェノール系溶剤不可方の一液熱硬化タイプの接着剤を用いて接着した。接着条件は160℃×1時間で荷重は7kgf/mm2で行った。現行用いている塩酸酸洗(濃度20%、液温80℃)処理と同等のせん断引張強度のものを○、それ以上のものを◎、劣るものを△、試験片取り付け中または初期の段階で外れたものを×とした。
【0030】
本発明範囲の実施例のNo.21〜37は、打ち抜き性、耐久性ともに良好で、接着性についても、塩酸酸洗同等以上に優れている。
【0031】
一方、本発明範囲外のNo.1〜4は、鋼板表面粗度調整処理がないため接着性が劣る。また、No.5〜12は、Si、P、S、Cu等の成分が、本発明外であるため、接着性が劣る。No.14は、打ち抜き性、接着性が良好であるが、C量が極端に低いため、耐磨耗性が低く、プレートとしては使用できない。No.15は、耐久性、接着性に優れているが、C量が高いので打ち抜きが劣る。No.16〜19は、鋼板表面粗度調整処理の前処理として1%以上の冷間圧延を行っていないため接着性が劣る。No.20は、鋼板表面粗度調整処理のショット粒度が本発明範囲外であるため接着性が劣る。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、打ち抜き後の鋼材の表面を、硫酸、塩酸による酸洗処理、リン酸エッチング等の特殊な処理を施すことなく、クラッチ、ブレーキとして働く際に受けるせん断力に耐え得る鋼材と摩擦材との密着性を確保できるクラッチプレート用鋼板を提供することができ、この鋼板により、クラッチやブレーキを低コストで製造できる。その工業的意義はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による鋼板を用いて製造されたドライプレートの図である。
【符号の説明】
1 ドライブプレート
Claims (2)
- 質量%で、
C:0.01〜0.60%、
Si:0.02〜0.35%、
Mn:0.10〜2.0%、
P:0.003〜0.03%、
S:0.001〜0.02%、
Cu:0.02〜0.1%
を含有し、残部が不可避的不純物とFeの組成をもつ鋼片を、仕上圧延温度800〜1000℃、巻取温度500〜750℃以下なる条件で熱延し、酸洗し、圧下率1%以上で調圧もしくは冷延した後、硫酸酸洗、塩酸酸洗、または混合液を用いた電解酸洗を行い表面粗度(Ry)を3〜25ミクロンに制御する、またはショットブラストによって表面粗度(Ry)を10〜25ミクロンに制御するのいずれかを行うことを特徴とする摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法。 - 酸洗と冷延の間に焼鈍を500〜800℃の温度で3時間以上行うことを特徴とする請求項1記載の摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002271353A JP3875938B2 (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002271353A JP3875938B2 (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004107722A JP2004107722A (ja) | 2004-04-08 |
JP3875938B2 true JP3875938B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=32268689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002271353A Expired - Fee Related JP3875938B2 (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3875938B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5618433B2 (ja) | 2013-01-31 | 2014-11-05 | 日新製鋼株式会社 | 湿式多板クラッチ用クラッチプレートおよびその製造方法 |
CN109097700B (zh) * | 2018-09-26 | 2020-09-11 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种csp流程易酸洗低碳钢钢板及其制造方法 |
-
2002
- 2002-09-18 JP JP2002271353A patent/JP3875938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004107722A (ja) | 2004-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102273551B1 (ko) | 강판 및 그 제조 방법 | |
JP6901050B1 (ja) | 高強度鋼板およびその製造方法 | |
KR101304077B1 (ko) | 굽힘성 및 용접성이 우수한 고강도 용융 아연 도금 강판 및 그 제조 방법 | |
TWI513524B (zh) | High-strength hot-dip galvanized steel sheet, high-strength alloyed hot-dip galvanized steel sheet excellent in mechanical truncation characteristics, and the like | |
WO2007000955A1 (ja) | 高炭素熱延鋼板およびその製造方法 | |
KR20130135972A (ko) | 열간 압연 강판 및 연관된 제조 방법 | |
CN109923234B (zh) | 渗碳用钢板以及渗碳用钢板的制造方法 | |
KR20090122366A (ko) | 캔용 강판 및 그 제조 방법 | |
WO2014102901A1 (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法 | |
JP6950826B2 (ja) | 高強度鋼板、熱延鋼板の製造方法、冷延フルハード鋼板の製造方法および高強度鋼板の製造方法 | |
WO2021200580A1 (ja) | 鋼板、部材及びそれらの製造方法 | |
KR102228292B1 (ko) | 강판 | |
WO2014148013A1 (ja) | 硬質冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP2007211260A (ja) | オートマチックトランスミッション部材用冷延鋼板及びその製造方法 | |
WO1992016668A1 (fr) | Tole d'acier laminee a froid, a haute resistance et presentant une excellente aptitude au formage, tole d'acier laminee a froid, a haute resistance et zinguee a chaud, et procede de fabrication desdites toles | |
CN116234690A (zh) | 金属板部件及其生产方法 | |
JP3875938B2 (ja) | 摩擦材との接着性に優れたクラッチプレート用鋼板の製造方法 | |
JP3619400B2 (ja) | 厚手プレートディスククラッチ用鋼板およびその製造方法 | |
JP5920256B2 (ja) | 硬さの熱安定性に優れた硬質冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP3676933B2 (ja) | プレス成形用Al−Mg−Si系Al合金板 | |
JP4023733B2 (ja) | 疲労特性等に優れた冷延鋼板及びその製造方法 | |
CN111742076B (zh) | 高碳冷轧钢板及其制造方法 | |
JP7096889B2 (ja) | 高温特性及び常温加工性に優れた冷延鋼板及びその製造方法 | |
JP2018127686A (ja) | マルテンサイト系ステンレス鋼熱延鋼板およびその製造方法 | |
JP3894429B2 (ja) | 耐摩耗性及び打抜き加工性に優れたatプレート用冷延鋼板及び製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060801 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061024 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061027 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3875938 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 7 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |