JP3875531B2 - 雌型端子金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気配線の接続に使用される雌型端子金具に関し、特に、ヒユーズの端子部に接続される雌型端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、相手端子と接続される接触部に、底壁と、この底壁の両側部を折り曲げ形成した一対の対向する側壁と、これら側壁からそれぞれ延設されて折り重ねられた一対の天板壁とからなる筒状基部が設けられた雌型端子金具では、前記筒状基部の天板壁と底壁とから一対の弾性接触片が一体に延設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように、天板壁と底壁とから一対の弾性接触片を一体に延設した構成では、弾性接触片が一体に延設された天板壁を折り曲げる際のプレス成型上で制約を受けるという問題があった。
【0004】
そこで、一対の対向する側壁から弾性接触片をそれぞれ一体に延設することが考えられるが、この構成では、プレス加工による折曲成型は容易になるが、一対の弾性接触片が広がり易くなるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、筒状基部の一対の対向する側壁から一対の弾性接触片をそれぞれ一体に延設し、しかも、一対の弾性接触片の広がりを防止することができる雌型端子金具の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、底壁と、この底壁の両側部を同方向に折り曲げ形成した一対の対向する側壁とからなり相手端子と接続される接触部が一側に設けられた雌型端子金具であって、前記接触部に底壁と、前記一対の側壁と、前記一対の側壁からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対の天板壁とからなる筒状基部が設けられ、対向する一対の板状の弾性接触片が前記側壁から延設され、前記天板壁同士が係合するずれ防止部が設けられ、前記ずれ防止部は、一対の天板壁のうち、上側に折り重ねられる一側の天板壁の両側部の略中央部から略直角方向に延設された一対の突片と、下側に折り重ねられる他側の天板壁の前記一対の突片に対応する位置に形成された一対の凹溝とを有し、前記一対の突片は、前記一対の凹溝に折り曲げて係合されていることを特徴とする。
【0007】
この雌型端子金具では、一対の対向する弾性接触片を筒状基部を形成する底壁の両側部を折り曲げて形成した一対の対向する側壁からそれぞれ一体に延設したことにより、一対の弾性接触片の折曲成型が容易になる。
【0008】
また、筒状基部を形成する前記一対の対向する側壁からそれぞれ一対の延設されて折り重ねられる一対の天板壁同士が係合するずれ防止部を設けたことにより、一対の天板壁のずれが防止されるので、一対の対向する弾性接触片の広がりを防止することができる。
【0009】
こうして、一対の対向する側壁の広がりが防止されることにより、一対の対向する側壁にそれぞれ一体に延設された一対の対向する弾性接触片の広がりを防止することができる。
【0010】
請求項2の発明は、底壁と、この底壁の両側部を同方向に折り曲げ形成した一対の対向する側壁とからなり相手端子と接続される接触部が一側に設けられた雌型端子金具であって、前記接触部に底壁と、前記一対の側壁と、前記一対の側壁からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対の天板壁とからなる筒状基部が設けられ、対向する一対の板状の弾性接触片が前記側壁から延設され、前記天板壁同士が係合するずれ防止部が設けられ、前記一対の天板壁のずれ防止部が、一対の天板壁のうち、上側に折り重ねられる一側の天板壁に一体に設けられた嵌合部材と、下側に折り重ねられる他側の天板壁に貫通形成され、前記嵌合部材が圧入により結合される貫通嵌合孔とからなり、前記嵌合部材は、前記貫通嵌合孔内でつぶして広げることにより結合されることを特徴とする。
【0011】
この雌型端子では、筒状基部を形成する一対の側壁からそれぞれ一体に延設されて折り重ねられる一対の天板壁同士が結合する前にずれ防止部を、一側の天板壁に一体に設けた嵌合部材を他側の天板壁に形成した貫通嵌合孔に圧入により嵌合するようにしたので、一対の天板壁のずれが防止される
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る雌型端子金具の実施形態について説明する
図1(a)は、本発明に係る第1実施形態の雌型端子金具を成型した後の状態を示す斜視図、図1(b)は、図1(a)の雌型端子金具の展開状態を示す斜視図、図2(a)は雌型端子金具を成型した状態を示す平面図、図2(b)は同側面図、図2(c)は同正面図、図3は、雌型端子金具の展開状態を示す平面図である。
【0013】
図1(a),(b)は、雌型端子金具10の折曲成型された後の状態と、展開状態の雌型端子金具10とがキャリア50に連続された状態で示している。この雌型端子金具10は、いわゆる横連鎖型の端子金具で、所定幅の導電性の長尺板材から打ち抜かれ(図1(b),図3)、この状態で連続して折り曲げ成型されることで図1(a),図3(a),(b),(c)に示す形状に形成されている。
【0014】
この雌型端子金具10は、一側に相手雄型端子金具(相手端子)と接続される接触部11が設けられ、他側に電線端末が接続される電線接続部12が設けられている。
【0015】
接触部11は、筒状基部13と、この筒状基部13から延設された対向する一対の板状の弾性接触片14,14と、これら一対の弾性接触片14,14を保護する保護壁部15とで形成されている。
【0016】
筒状基部13は、底壁16の両側部を同方向に折り曲げて形成された対向する一対の側壁17,17と、これら一対の側壁17,17からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対の天板壁18,18とで筒状に形成されている。
【0017】
一対の天板壁18,18のうち、上側に折り重ねられる側の天板壁18には、両側部の略中央部から略直角方向に延設された一対の突片19,19が一体に形成されており、また、下側に折り重ねられる側の天板壁18には、前記一対の突片19,19に対応する一対の凹溝20,20が形成されている。
【0018】
そして、一対の天板壁18,18を折り重ねた状態で、上側の天板壁18の一対の突片19,19をそれぞれ下側の天板壁18側へ略直角方向に折り曲げて凹溝20,20に係合させて連続し天板壁18,18同士のずれを防止するずれ防止部21が構成されている。
【0019】
また、一対の天板壁18,18には、図示しないハウジングの係止ランスに係合する係止肩22,22が形成されている。
【0020】
一対の弾性接触片14,14は、前記一対の側壁17,17から一側に延設されて互いに接近する方向に屈曲された対向する一対のアーム部23,23と、これらアーム部23,23の先端部をそれぞれ対向する山形状に折り返された接点部24,24とで形成されている。
【0021】
そして、一対の接点部24,24の頂部24a,24a間で相手端子を挟持固定するようになっている。
【0022】
保護壁部15は、底壁16から前記一対の弾性接触片14,14と同方向に延設されて一対の弾性接触片14,14の一側部を保護する側部保護板部25と、この側部保護板部25の先端側に一体に設けられて一対の弾性接触片14,14の先端部を覆う先端保護壁部26とで形成されている。
【0023】
先端保護壁部26は、一対の弾性接触片14,14の先端面に対向して設けられて一対の弾性接触片14,14の先端を覆って保護する先端保護板部27と、この先端保護板部27から一体に延設されて一対の弾性接触片14,14の接点部24,24の側面を覆って保護するとともに一対の弾性接触片14,14の過大変位を防止する過大変位覆い部28とで形成されている。
【0024】
先端保護板部27は、側部保護板部25の先端側に一体に延設されて一対の弾性接触片14,14の先端面に対向する略直角方向に折り曲げて形成されている。
【0025】
この先端保護板部27の中央部と、前記側部保護板部25の先端側中央部には、相手端子が挿入される端子挿入開口29が形成されている。
【0026】
過大変位覆い部28は、先端保護板部27の両側部から一体に延設され、それぞれ一対の弾性接触片14,14側に略直角方向に折り曲げられて一対の接点部24,24に平行に形成され、さらに、それぞれの先端部を一対の弾性接触片14,14側に向けて略直角方向に折り曲げて形成されている。
【0027】
電線接続部12は、電線の端末の被覆部分と導体部分(芯線部分)とが一緒に加締められる被覆加締部31と、導体部分(芯線部分)のみが加締められる導体加締部32とを有し、被覆加締部31と導体加締部32は、それぞれ底壁16の両側部を同方向に折り曲げて形成された一対の加締め片33,33,34,34とからなる。また、導体加締部32の内側には、導体(芯線)との喰い付きをよくするために3條の凹部35が設けられている。
【0028】
そして、加締め片33,33,34,34により電線端末が加締め接続されることにより、電線の端末が雌型端子金具10が電気的に接続されるようになっている。
【0029】
この雌型端子金具10では、筒状基部13を形成する一対の対向する側壁17,17からそれぞれ一体に延設されて折り重ねられる一対の天板壁18,18同士が係合するずれ防止部21を設けているので、一対の天板壁18,18の相互のずれを防止することができ、一対の天板壁18,18のずれが防止されることによって、一対の対向する側壁17,17の広がりを防止することができる。
【0030】
こうして、一対の対向する側壁17,17の広がりが防止されることにより、一対の対向する側壁17,17にそれぞれ一体に延設された一対の対向する弾性接触片14,14の広がりを防止することができる。
図3は、雌型端子金具10が展開状態で打ち抜かれた状態を示している。
【0031】
図3に示すように、底壁16と一体に一対の側壁17,17と、側壁17,17に延設される一対の天板壁18,18とが打ち抜き形成される。そして、上側に折り重ねられる天板壁18と一体に一対の突片19,19が打ち抜き形成され、下側に折り重ねられる天板壁18には、一対の凹溝20,20が打ち抜かれる。
【0032】
また、底壁16と一体に側部保護板部25が打ち抜き形成されるとともに、一対の側壁17,17と一体に一対の弾性接触片14,14が打ち抜き形成され、側部保護板部25と一対の弾性接触片14,14とは一対のスリットa,aで区分されている。
【0033】
側部保護板部25と一体に先端保護板部27が打ち抜き形成され、先端保護板部27には端子挿入開口29が打ち抜かれてる。
【0034】
さらに、底壁16と一体に被覆加締部31の一対の加締め片33,33と、導体加締部32の一対の加締め片34,34が打ち抜き形成される。
【0035】
底壁16には、上側に折り重ねられた天板壁18の一対の突片19,19を、下側に折り重ねられた天板壁18の凹溝20,20に係合させるときに用いられるダイスを挿入する孔bが打ち抜かれる。
【0036】
上記のように打ち抜き形成された展開状態から、底壁16の折り線cで同方向に折り曲げることにより、一対の対向する側壁17,17が形成される。一対の側壁17,17の形成にともなって、側壁17,17からそれぞれ一体に延設された一対の対向する弾性接触片14,14が形成される。
【0037】
一対の弾性接触片14,14の折り線で互いに接近するように屈曲させることにより、アーム部23,23が形成され、アーム部23,23の折り線eでそれぞれ対向する山形状に折り返して接点部24,24が形成される。
【0038】
また、側部保護板部25の先端側の折り線fで一対の弾性接触片14,14の先端面に対向する方向に折り曲げることにより、先端保護板部27が形成され、この先端保護板部27の折り線gでそれぞれ弾性接触片14,14側に略直角方向に折り曲げることにより一対の過大変位覆い部28,28が形成される。過大変位覆い部28,28は、その先端部をそれぞれ折り線hで弾性接触片14,14の側面へ向けて折り曲げられている。
【0039】
一対の側壁17,17の折線iで互いに底壁16側へ折り曲げて重ね合わせることにより、天板壁18,18が形成され、上側に重ねられた天板壁18の折り線jで突片19,19を折り曲げて下側に重ねられた天板壁18の凹溝20,20に係合させることにより、一対の天板壁18,18同士が係合するずれ防止部21が構成される。
【0040】
さらに、底壁16の折り線kで同方向に折り曲げることにより、被覆加締部31の加締め片33,33と、導体加締部32の加締め片34,34が形成される。
【0041】
このような雌型端子金具10では、一対の対向する弾性接触片14,14を筒状基部13を形成する底壁16の両側部を折り曲げて形成した一対の対向する側壁17,17からそれぞれ一体に延設して形成したことにより、一対の弾性接触片14,14の折曲成型が容易になる。
【0042】
図4は、ずれ防止部の他の実施形態の形成方法の要部の断面図である。
【0043】
この実施形態では、折り重ねられる一対の天板壁18,18に、それぞれ対応する打ち抜き孔36,36を形成し、折り重ねた状態でパンチ40とダイス41とにより加締めることにより、一対の天板壁18,18同士が係合するずれ防止部37を構成している。
【0044】
図5(a)は、本発明に係る第2実施形態の雌型端子金具を成型した後の状態を示す斜視図、図5(b)は、図5(a)の雌型端子金具の展開状態を示す斜視図である。
【0045】
図5(a)、(b)は、雌型端子金具60の折曲成型された後の状態と、展開状態の雌型端子金具60とがキャリア50に連続された状態で示している。この雌型端子金具60は、いわゆる横連鎖型の端子金具で、所定幅の導電性の長尺板材から打ち抜かれ(図5(b))、この状態で連続して折り曲げ成型されることで図5(a)に示す形状に形成されている。
【0046】
この雌型端子金具60は、一側に相手雄型端子金具(相手端子)と接続される接触部61が設けられ、他側に電線端末が接続される電線接続部62が設けられている。
【0047】
接触部61は、筒状基部63と、この筒状基部63から延設された対向する一対の板状の弾性接触片64,64と、これら一対の弾性接触片64,64を保護する保護壁部65とで形成されている。
【0048】
筒状基部63は、底壁66の両側部を同方向に折り曲げて形成された対向する一対の側壁67,67と、これら一対の側壁67,67からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対の天板壁68,68とで筒状に形成されている。
【0049】
一対の天板壁68,68のうち、上側に折り重ねられる一側の天板壁68には、の嵌合部材69が一体に設けられている。一方、一対の天板壁68,68のうち、下側に折り重ねられる他側の天板壁68には、前記嵌合部材69に対応する貫通嵌合孔70が貫通されている。この貫通嵌合孔70の孔径は、前記嵌合部材69の幅径に対して適宜小径に形成されている。
【0050】
そして、図6(a)、(b)、(c)に示すように、一対の天板壁68、68を折り重ねた状態で、上側の天板壁68の嵌合部材69を下側の天板壁68の貫通嵌合孔70に圧入により嵌込んで、嵌合部材69を嵌通嵌合孔70内でつぶして広げることにより一対の天板壁68,68を結合する。
【0051】
前記、上側(一側)の天板壁68に設けた嵌合部材69と、下側(他側)の天板壁68に形成された貫通嵌合孔70とにより、一対の天板壁68,68同士のずれを防止するずれ防止部71が構成されている。
【0052】
一対の弾性接触片64,64は、前記一対の側壁67,67から一側に延設されて互いに接近する方向に屈曲された対向する一対のアーム部72,72と、これらアーム部72,72の先端部をそれぞれ対向する山形状に折り返された接点部73,73とで形成されている。
【0053】
そして、一対の接点部73,73の頂部73a、73a間で相手端子を挟持固定するようになっている。
【0054】
保護壁部65は、底壁66から前記一対の弾性接触片64,64と同方向に延設されて一対の弾性接触片64,64の一側部を保護する側部保護板部74と、この側部保護板部74の先端側に一体に設けられて一対の弾性接触片64,64の先端部を覆う先端保護壁部75とで形成されている。
【0055】
先端保護壁部75は、一対の弾性接触片64,64の先端面に対向して設けられて一対の弾性接触片64,64の先端を覆って保護する先端保護板部76と、この先端保護板部76から一体に延設されて一対の弾性接触片64,64の接点部73,73の側面を覆って保護するとともに一対の弾性接触片64,64の過大変位を防止する過大変位覆い部77とで形成されている。
【0056】
先端保護板部76は、側部保護板部74の先端側に一体に延設されて一対の弾性接触片64,64の先端面に対向する略直角方向に折り曲げて形成されている。
【0057】
この先端保護板部76の中央部と、前記側部保護板部74の先端側中央部には、相手端子が挿入される端子挿入開口78が形成されている。
【0058】
過大変位覆い部77は、先端保護板部76の両側部から一体に延設され、それぞれ一対の弾性接触片64,64側に略直角方向に折り曲げられて一対の接点部73,73に平行に形成され、さらに、それぞれの先端部を一対の弾性接触片64,64側に向けて略直角方向に折り曲げて形成されている。
【0059】
電線接続部62は、電線の端末の被覆部分と導体部分(芯線部分)とが一緒に加締められる被覆加締部79と導体部分(芯線部分)のみが加締められる導体加締部80とを有し、被覆加締部79と導体加締部80は、それぞれ底壁66の両側部を同方向に折り曲げて形成された一対の加締め片81,81,82,82とからなる。また、導体加締部80の内側には、導体(芯線)との喰い付きをよくするために3条の凹部83が設けられている。
【0060】
そして、加締め片81,81,82,82により電線端末が加締め接続されることにより、電線の端末が雌型端子金具60が電気的に接続されるようになっている。
【0061】
この雌型端子金具60では、筒状基部63を形成する一対の対向する側壁67,67からそれぞれ一体に延設されて折り重ねられる一対の天板壁68,68のうち、上側(一側)の天板壁68の嵌合部材69と、下側(他側)の天板壁68の貫通嵌合孔70からなるずれ防止部71を設けているので、一対の天板壁68、68の相互のずれを防止することができる。この一対の天板壁68,68のずれが防止されることによって、一対の対向する側壁67,67の広がりを防止することができる。
【0062】
こうして、一対の対向する側壁67,67の広がりが防止されることにより、一対の対向する側壁67,67にそれぞれ一体に延設された一対の対向する弾性接触片64,64の広がりを防止することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1の発明によれば、一対の対向する弾性接触片を、筒状基部の一対の対向する側壁からそれぞれ一体に延設しているので、一対の弾性接触片の折曲成型が容易になる。
【0064】
また、筒状基部を形成する一対の側壁からそれぞれ一体に延設されて折り重ねられる一対の天板壁同士が係合するずれ防止部を設けたので、一対の天板壁のずれが防止される。
【0065】
これにより、対向する側壁の広がりが防止され、もって、一対の側壁からそれぞれ一体に延設された一対の弾性接触片が広がるのを防止することができる。
【0066】
請求項2の発明によれば、筒状基部を形成する一対の側壁からそれぞれ一体に延設されて折り重ねられる一対の天板壁同士が結合するずれ防止部を、一側の天板壁に一体に設けた嵌合部材を他側の天板壁に形成した貫通嵌合孔に圧入により嵌合するようにしたので、一対の天板壁のずれが防止される
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る第一実施形態の雌型端子金具を成型した後の状態を示す斜視図である。
(b)は、本発明に係る第一実施形態の雌型端子金具の展開状態を示す斜視図である。
【図2】(a)は、本発明に係る第一実施形態の雌型端子金具を成型した状態を示す平面図である。
(b)は、(a)の側面図である。
(c)は、(a)の正面図である。
【図3】本発明に係る第一実施形態の雌型端子金具の展開状態を示す平面図である。
【図4】ずれ防止部の他の実施形態の形成方法を示す要部の断面図である。
【図5】(a)は、本発明に係る第二実施形態の雌型端子金具を成型した後の状態を示す斜視図である。
(b)は、本発明に係る第二実施形態の雌型端子金具の展開状態を示す斜視図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は、一対の天板壁の結合手順を示す説明図である。
【符号の説明】
10 雌型端子金具
11、61 接触部
13,63 筒状基部
14、64 弾性接触片
16,66 底壁
17,67 側壁
18,68 天板壁
21,71 ずれ防止部
69 嵌合部材
70 貫通嵌合孔

Claims (2)

  1. 底壁と、この底壁の両側部を同方向に折り曲げ形成した一対の対向する側壁とからなり相手端子と接続される接触部が一側に設けられた雌型端子金具であって、前記接触部に底壁と、前記一対の側壁と、前記一対の側壁からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対の天板壁とからなる筒状基部が設けられ、対向する一対の板状の弾性接触片が前記側壁から延設され、前記天板壁同士が係合するずれ防止部が設けられ、前記ずれ防止部は、一対の天板壁のうち、上側に折り重ねられる一側の天板壁の両側部の略中央部から略直角方向に延設された一対の突片と、下側に折り重ねられる他側の天板壁の前記一対の突片に対応する位置に形成された一対の凹溝とを有し、前記一対の突片は、前記一対の凹溝に折り曲げて係合されていることを特徴とする雌型端子金具。
  2. 底壁と、この底壁の両側部を同方向に折り曲げ形成した一対の対向する側壁とからなり相手端子と接続される接触部が一側に設けられた雌型端子金具であって、前記接触部に底壁と、前記一対の側壁と、前記一対の側壁からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対の天板壁とからなる筒状基部が設けられ、対向する一対の板状の弾性接触片が前記側壁から延設され、前記天板壁同士が係合するずれ防止部が設けられ、前記一対の天板壁のずれ防止部が、一対の天板壁のうち、上側に折り重ねられる一側の天板壁に一体に設けられた嵌合部材と、下側に折り重ねられる他側の天板壁に貫通形成され、前記嵌合部材が圧入により結合される貫通嵌合孔とからなり、前記嵌合部材は、前記貫通嵌合孔内でつぶして広げることにより結合されることを特徴とする雌型端子金具。
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