JP2003123870A - 雌型端子金具 - Google Patents

雌型端子金具

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JP2003123870A JP2001315950A JP2001315950A JP2003123870A JP 2003123870 A JP2003123870 A JP 2003123870A JP 2001315950 A JP2001315950 A JP 2001315950A JP 2001315950 A JP2001315950 A JP 2001315950A JP 2003123870 A JP2003123870 A JP 2003123870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状基部の対向する側壁から一対の弾性接触
片をそれぞれ一体に延設し、これら一対の弾性接触片の
広がりを防止する雌型端子金具を提供する。 【解決手段】 底壁16と、この底壁16の両側部を同
方向に折り曲げ形成した一対の対向する側壁17,17
とからなり相手端子と接続される接触部11が一側に設
けられた雌型端子金具10であって、前記接触部11
に、底壁16と、一対の側壁17,17と、一対の側壁
17,17からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対
の天板壁18,18とからなる筒状基部13を設ける。
前記一対の側壁17,17から対向する一対の板状の弾
性接触片14,14を延設し、前記天板壁18,18同
士が係合するずれ防止部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気配線の接続に
使用される雌型端子金具に関し、特に、ヒユーズの端子
部に接続される雌型端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、相手端子と接続される接触部に、
底壁と、この底壁の両側部を折り曲げ形成した一対の対
向する側壁と、これら側壁からそれぞれ延設されて折り
重ねられた一対の天板壁とからなる筒状基部が設けられ
た雌型端子金具では、前記筒状基部の天板壁と底壁とか
ら一対の弾性接触片が一体に延設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、天板壁と底壁とから一対の弾性接触片を一体に延設
した構成では、弾性接触片が一体に延設された天板壁を
折り曲げる際のプレス成型上で制約を受けるという問題
があった。
【0004】そこで、一対の対向する側壁から弾性接触
片をそれぞれ一体に延設することが考えられるが、この
構成では、プレス加工による折曲成型は容易になるが、
一対の弾性接触片が広がり易くなるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、筒状基部の一対の対向
する側壁から一対の弾性接触片をそれぞれ一体に延設
し、しかも、一対の弾性接触片の広がりを防止すること
ができる雌型端子金具の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、底壁と、この底壁の両側部を同
方向に折り曲げ形成した一対の対向する側壁とからな
り、相手端子と接続される接触部が一側に設けられた雌
型端子金具であって、前記接触部に底壁と、前記一対の
側壁と、前記一対の側壁からそれぞれ延設されて折り重
ねられる一対の天板壁とからなる筒状基部が設けられ、
対向する一対の板状の弾性接触片が前記側壁から延設さ
れ、前記天板壁同士が係合するずれ防止部が設けられて
いることを特徴とする。
【0007】この雌型端子金具では、一対の対向する弾
性接触片を筒状基部を形成する底壁の両側部を折り曲げ
て形成した一対の対向する側壁からそれぞれ一体に延設
したことにより、一対の弾性接触片の折曲成型が容易に
なる。
【0008】また、筒状基部を形成する前記一対の対向
する側壁からそれぞれ一対の延設されて折り重ねられる
一対の天板壁同士が係合するずれ防止部を設けたことに
より、一対の天板壁のずれが防止されるので、一対の対
向する弾性接触片の広がりを防止することができる。
【0009】こうして、一対の対向する側壁の広がりが
防止されることにより、一対の対向する側壁にそれぞれ
一体に延設された一対の対向する弾性接触片の広がりを
防止することができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載雌型端子
金具であって、前記天板壁のずれ防止部が、一対の天板
壁のうち、上側に折り重ねられる一側の天板壁に一体に
設けられた嵌合部材と、下側に折り重ねられる他側の天
板壁に貫通形成され、前記嵌合部材が圧入により結合さ
れる貫通係合孔からなることを特徴とする。
【0011】この雌型端子では、筒状基部を形成する一
対の側壁からそれぞれ一体に延設されて折り重ねられる
一対の天板壁同士が結合する前にずれ防止部を、一側の
天板壁に一体に設けた嵌合部材を他側の天板壁に形成し
た貫通嵌合孔に圧入により嵌合するようにしたので、一
対の天板壁のずれが防止され、請求項1の発明の作用と
同等の作用が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る雌型端子金具
の実施形態について説明する図1(a)は、本発明に係
る第1実施形態の雌型端子金具を成型した後の状態を示
す斜視図、図1(b)は、図1(a)の雌型端子金具の
展開状態を示す斜視図、図2(a)は雌型端子金具を成
型した状態を示す平面図、図2(b)は同側面図、図2
(c)は同正面図、図3は、雌型端子金具の展開状態を
示す平面図である。
【0013】図1(a),(b)は、雌型端子金具10
の折曲成型された後の状態と、展開状態の雌型端子金具
10とがキャリア50に連続された状態で示している。
この雌型端子金具10は、いわゆる横連鎖型の端子金具
で、所定幅の導電性の長尺板材から打ち抜かれ(図1
(b),図3)、この状態で連続して折り曲げ成型され
ることで図1(a),図3(a),(b),(c)に示
す形状に形成されている。
【0014】この雌型端子金具10は、一側に相手雄型
端子金具(相手端子)と接続される接触部11が設けら
れ、他側に電線端末が接続される電線接続部12が設け
られている。
【0015】接触部11は、筒状基部13と、この筒状
基部13から延設された対向する一対の板状の弾性接触
片14,14と、これら一対の弾性接触片14,14を
保護する保護壁部15とで形成されている。
【0016】筒状基部13は、底壁16の両側部を同方
向に折り曲げて形成された対向する一対の側壁17,1
7と、これら一対の側壁17,17からそれぞれ延設さ
れて折り重ねられる一対の天板壁18,18とで筒状に
形成されている。
【0017】一対の天板壁18,18のうち、上側に折
り重ねられる側の天板壁18には、両側部の略中央部か
ら略直角方向に延設された一対の突片19,19が一体
に形成されており、また、下側に折り重ねられる側の天
板壁18には、前記一対の突片19,19に対応する一
対の凹溝20,20が形成されている。
【0018】そして、一対の天板壁18,18を折り重
ねた状態で、上側の天板壁18の一対の突片19,19
をそれぞれ下側の天板壁18側へ略直角方向に折り曲げ
て凹溝20,20に係合させて連続し天板壁18,18
同士のずれを防止するずれ防止部21が構成されてい
る。
【0019】また、一対の天板壁18,18には、図示
しないハウジングの係止ランスに係合する係止肩22,
22が形成されている。
【0020】一対の弾性接触片14,14は、前記一対
の側壁17,17から一側に延設されて互いに接近する
方向に屈曲された対向する一対のアーム部23,23
と、これらアーム部23,23の先端部をそれぞれ対向
する山形状に折り返された接点部24,24とで形成さ
れている。
【0021】そして、一対の接点部24,24の頂部2
4a,24a間で相手端子を挟持固定するようになって
いる。
【0022】保護壁部15は、底壁16から前記一対の
弾性接触片14,14と同方向に延設されて一対の弾性
接触片14,14の一側部を保護する側部保護板部25
と、この側部保護板部25の先端側に一体に設けられて
一対の弾性接触片14,14の先端部を覆う先端保護壁
部26とで形成されている。
【0023】先端保護壁部26は、一対の弾性接触片1
4,14の先端面に対向して設けられて一対の弾性接触
片14,14の先端を覆って保護する先端保護板部27
と、この先端保護板部27から一体に延設されて一対の
弾性接触片14,14の接点部24,24の側面を覆っ
て保護するとともに一対の弾性接触片14,14の過大
変位を防止する過大変位覆い部28とで形成されてい
る。
【0024】先端保護板部27は、側部保護板部25の
先端側に一体に延設されて一対の弾性接触片14,14
の先端面に対向する略直角方向に折り曲げて形成されて
いる。
【0025】この先端保護板部27の中央部と、前記側
部保護板部25の先端側中央部には、相手端子が挿入さ
れる端子挿入開口29が形成されている。
【0026】過大変位覆い部28は、先端保護板部27
の両側部から一体に延設され、それぞれ一対の弾性接触
片14,14側に略直角方向に折り曲げられて一対の接
点部24,24に平行に形成され、さらに、それぞれの
先端部を一対の弾性接触片14,14側に向けて略直角
方向に折り曲げて形成されている。
【0027】電線接続部12は、電線の端末の被覆部分
と導体部分(芯線部分)とが一緒に加締められる被覆加
締部31と、導体部分(芯線部分)のみが加締められる
導体加締部32とを有し、被覆加締部31と導体加締部
32は、それぞれ底壁16の両側部を同方向に折り曲げ
て形成された一対の加締め片33,33,34,34と
からなる。また、導体加締部32の内側には、導体(芯
線)との喰い付きをよくするために3條の凹部35が設
けられている。
【0028】そして、加締め片33,33,34,34
により電線端末が加締め接続されることにより、電線の
端末が雌型端子金具10が電気的に接続されるようにな
っている。
【0029】この雌型端子金具10では、筒状基部13
を形成する一対の対向する側壁17,17からそれぞれ
一体に延設されて折り重ねられる一対の天板壁18,1
8同士が係合するずれ防止部21を設けているので、一
対の天板壁18,18の相互のずれを防止することがで
き、一対の天板壁18,18のずれが防止されることに
よって、一対の対向する側壁17,17の広がりを防止
することができる。
【0030】こうして、一対の対向する側壁17,17
の広がりが防止されることにより、一対の対向する側壁
17,17にそれぞれ一体に延設された一対の対向する
弾性接触片14,14の広がりを防止することができ
る。図3は、雌型端子金具10が展開状態で打ち抜かれ
た状態を示している。
【0031】図3に示すように、底壁16と一体に一対
の側壁17,17と、側壁17,17に延設される一対
の天板壁18,18とが打ち抜き形成される。そして、
上側に折り重ねられる天板壁18と一体に一対の突片1
9,19が打ち抜き形成され、下側に折り重ねられる天
板壁18には、一対の凹溝20,20が打ち抜かれる。
【0032】また、底壁16と一体に側部保護板部25
が打ち抜き形成されるとともに、一対の側壁17,17
と一体に一対の弾性接触片14,14が打ち抜き形成さ
れ、側部保護板部25と一対の弾性接触片14,14と
は一対のスリットa,aで区分されている。
【0033】側部保護板部25と一体に先端保護板部2
7が打ち抜き形成され、先端保護板部27には端子挿入
開口29が打ち抜かれてる。
【0034】さらに、底壁16と一体に被覆加締部31
の一対の加締め片33,33と、導体加締部32の一対
の加締め片34,34が打ち抜き形成される。
【0035】底壁16には、上側に折り重ねられた天板
壁18の一対の突片19,19を、下側に折り重ねられ
た天板壁18の凹溝20,20に係合させるときに用い
られるダイスを挿入する孔bが打ち抜かれる。
【0036】上記のように打ち抜き形成された展開状態
から、底壁16の折り線cで同方向に折り曲げることに
より、一対の対向する側壁17,17が形成される。一
対の側壁17,17の形成にともなって、側壁17,1
7からそれぞれ一体に延設された一対の対向する弾性接
触片14,14が形成される。
【0037】一対の弾性接触片14,14の折り線で互
いに接近するように屈曲させることにより、アーム部2
3,23が形成され、アーム部23,23の折り線eで
それぞれ対向する山形状に折り返して接点部24,24
が形成される。
【0038】また、側部保護板部25の先端側の折り線
fで一対の弾性接触片14,14の先端面に対向する方
向に折り曲げることにより、先端保護板部27が形成さ
れ、この先端保護板部27の折り線gでそれぞれ弾性接
触片14,14側に略直角方向に折り曲げることにより
一対の過大変位覆い部28,28が形成される。過大変
位覆い部28,28は、その先端部をそれぞれ折り線h
で弾性接触片14,14の側面へ向けて折り曲げられて
いる。
【0039】一対の側壁17,17の折線iで互いに底
壁16側へ折り曲げて重ね合わせることにより、天板壁
18,18が形成され、上側に重ねられた天板壁18の
折り線jで突片19,19を折り曲げて下側に重ねられ
た天板壁18の凹溝20,20に係合させることによ
り、一対の天板壁18,18同士が係合するずれ防止部
21が構成される。
【0040】さらに、底壁16の折り線kで同方向に折
り曲げることにより、被覆加締部31の加締め片33,
33と、導体加締部32の加締め片34,34が形成さ
れる。
【0041】このような雌型端子金具10では、一対の
対向する弾性接触片14,14を筒状基部13を形成す
る底壁16の両側部を折り曲げて形成した一対の対向す
る側壁17,17からそれぞれ一体に延設して形成した
ことにより、一対の弾性接触片14,14の折曲成型が
容易になる。
【0042】図4は、ずれ防止部の他の実施形態の形成
方法の要部の断面図である。
【0043】この実施形態では、折り重ねられる一対の
天板壁18,18に、それぞれ対応する打ち抜き孔3
6,36を形成し、折り重ねた状態でパンチ40とダイ
ス41とにより加締めることにより、一対の天板壁1
8,18同士が係合するずれ防止部37を構成してい
る。
【0044】図5(a)は、本発明に係る第2実施形態
の雌型端子金具を成型した後の状態を示す斜視図、図5
(b)は、図5(a)の雌型端子金具の展開状態を示す
斜視図である。
【0045】図5(a)、(b)は、雌型端子金具60
の折曲成型された後の状態と、展開状態の雌型端子金具
60とがキャリア50に連続された状態で示している。
この雌型端子金具60は、いわゆる横連鎖型の端子金具
で、所定幅の導電性の長尺板材から打ち抜かれ(図5
(b))、この状態で連続して折り曲げ成型されること
で図5(a)に示す形状に形成されている。
【0046】この雌型端子金具60は、一側に相手雄型
端子金具(相手端子)と接続される接触部61が設けら
れ、他側に電線端末が接続される電線接続部62が設け
られている。
【0047】接触部61は、筒状基部63と、この筒状
基部63から延設された対向する一対の板状の弾性接触
片64,64と、これら一対の弾性接触片64,64を
保護する保護壁部65とで形成されている。
【0048】筒状基部63は、底壁66の両側部を同方
向に折り曲げて形成された対向する一対の側壁67,6
7と、これら一対の側壁67,67からそれぞれ延設さ
れて折り重ねられる一対の天板壁68,68とで筒状に
形成されている。
【0049】一対の天板壁68,68のうち、上側に折
り重ねられる一側の天板壁68には、の嵌合部材69が
一体に設けられている。一方、一対の天板壁68,68
のうち、下側に折り重ねられる他側の天板壁68には、
前記嵌合部材69に対応する貫通嵌合孔70が貫通され
ている。この貫通嵌合孔70の孔径は、前記嵌合部材6
9の幅径に対して適宜小径に形成されている。
【0050】そして、図6(a)、(b)、(c)に示
すように、一対の天板壁68、68を折り重ねた状態
で、上側の天板壁68の嵌合部材69を下側の天板壁6
8の貫通嵌合孔70に圧入により嵌込んで、嵌合部材6
9を嵌通嵌合孔70内でつぶして広げることにより一対
の天板壁68,68を結合する。
【0051】前記、上側(一側)の天板壁68に設けた
嵌合部材69と、下側(他側)の天板壁68に形成され
た貫通嵌合孔70とにより、一対の天板壁68,68同
士のずれを防止するずれ防止部71が構成されている。
【0052】一対の弾性接触片64,64は、前記一対
の側壁67,67から一側に延設されて互いに接近する
方向に屈曲された対向する一対のアーム部72,72
と、これらアーム部72,72の先端部をそれぞれ対向
する山形状に折り返された接点部73,73とで形成さ
れている。
【0053】そして、一対の接点部73,73の頂部7
3a、73a間で相手端子を挟持固定するようになって
いる。
【0054】保護壁部65は、底壁66から前記一対の
弾性接触片64,64と同方向に延設されて一対の弾性
接触片64,64の一側部を保護する側部保護板部74
と、この側部保護板部74の先端側に一体に設けられて
一対の弾性接触片64,64の先端部を覆う先端保護壁
部75とで形成されている。
【0055】先端保護壁部75は、一対の弾性接触片6
4,64の先端面に対向して設けられて一対の弾性接触
片64,64の先端を覆って保護する先端保護板部76
と、この先端保護板部76から一体に延設されて一対の
弾性接触片64,64の接点部73,73の側面を覆っ
て保護するとともに一対の弾性接触片64,64の過大
変位を防止する過大変位覆い部77とで形成されてい
る。
【0056】先端保護板部76は、側部保護板部74の
先端側に一体に延設されて一対の弾性接触片64,64
の先端面に対向する略直角方向に折り曲げて形成されて
いる。
【0057】この先端保護板部76の中央部と、前記側
部保護板部74の先端側中央部には、相手端子が挿入さ
れる端子挿入開口78が形成されている。
【0058】過大変位覆い部77は、先端保護板部76
の両側部から一体に延設され、それぞれ一対の弾性接触
片64,64側に略直角方向に折り曲げられて一対の接
点部73,73に平行に形成され、さらに、それぞれの
先端部を一対の弾性接触片64,64側に向けて略直角
方向に折り曲げて形成されている。
【0059】電線接続部62は、電線の端末の被覆部分
と導体部分(芯線部分)とが一緒に加締められる被覆加
締部79と導体部分(芯線部分)のみが加締められる導
体加締部80とを有し、被覆加締部79と導体加締部8
0は、それぞれ底壁66の両側部を同方向に折り曲げて
形成された一対の加締め片81,81,82,82とか
らなる。また、導体加締部80の内側には、導体(芯
線)との喰い付きをよくするために3条の凹部83が設
けられている。
【0060】そして、加締め片81,81,82,82
により電線端末が加締め接続されることにより、電線の
端末が雌型端子金具60が電気的に接続されるようにな
っている。
【0061】この雌型端子金具60では、筒状基部63
を形成する一対の対向する側壁67,67からそれぞれ
一体に延設されて折り重ねられる一対の天板壁68,6
8のうち、上側(一側)の天板壁68の嵌合部材69
と、下側(他側)の天板壁68の貫通嵌合孔70からな
るずれ防止部71を設けているので、一対の天板壁6
8、68の相互のずれを防止することができる。この一
対の天板壁68,68のずれが防止されることによっ
て、一対の対向する側壁67,67の広がりを防止する
ことができる。
【0062】こうして、一対の対向する側壁67,67
の広がりが防止されることにより、一対の対向する側壁
67,67にそれぞれ一体に延設された一対の対向する
弾性接触片64,64の広がりを防止することができ
る。
【0063】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明によれば、一対の対向する弾性接触片を、筒状
基部の一対の対向する側壁からそれぞれ一体に延設して
いるので、一対の弾性接触片の折曲成型が容易になる。
【0064】また、筒状基部を形成する一対の側壁から
それぞれ一体に延設されて折り重ねられる一対の天板壁
同士が係合するずれ防止部を設けたので、一対の天板壁
のずれが防止される。
【0065】これにより、対向する側壁の広がりが防止
され、もって、一対の側壁からそれぞれ一体に延設され
た一対の弾性接触片が広がるのを防止することができ
る。
【0066】請求項2の発明によれば、筒状基部を形成
する一対の側壁からそれぞれ一体に延設されて折り重ね
られる一対の天板壁同士が結合するずれ防止部を、一側
の天板壁に一体に設けた嵌合部材を他側の天板壁に形成
した貫通嵌合孔に圧入により嵌合するようにしたので、
一対の天板壁のずれが防止され、請求項1の発明の効果
と同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る第一実施形態の雌型端
子金具を成型した後の状態を示す斜視図である。(b)
は、本発明に係る第一実施形態の雌型端子金具の展開状
態を示す斜視図である。
【図2】(a)は、本発明に係る第一実施形態の雌型端
子金具を成型した状態を示す平面図である。(b)は、
(a)の側面図である。(c)は、(a)の正面図であ
る。
【図3】本発明に係る第一実施形態の雌型端子金具の展
開状態を示す平面図である。
【図4】ずれ防止部の他の実施形態の形成方法を示す要
部の断面図である。
【図5】(a)は、本発明に係る第二実施形態の雌型端
子金具を成型した後の状態を示す斜視図である。(b)
は、本発明に係る第二実施形態の雌型端子金具の展開状
態を示す斜視図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は、一対の天板壁の結
合手順を示す説明図である。
【符号の説明】
10 雌型端子金具 11、61 接触部 13,63 筒状基部 14、64 弾性接触片 16,66 底壁 17,67 側壁 18,68 天板壁 21,71 ずれ防止部 69 嵌合部材 70 貫通嵌合孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁と、この底壁の両側部を同方向に折
    り曲げ形成した一対の対向する側壁とからなり相手端子
    と接続される接触部が一側に設けられた雌型端子金具で
    あって、前記接触部に底壁と、前記一対の側壁と、前記
    一対の側壁からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対
    の天板壁とからなる筒状基部が設けられ、対向する一対
    の板状の弾性接触片が前記側壁から延設され、前記天板
    壁同士が係合するずれ防止部が設けられていることを特
    徴とする雌型端子金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の雌型端子金具であって、
    前記一対の天板壁のずれ防止部が、一対の天板壁のう
    ち、上側に折り重ねられる一側の天板壁に一体に設けら
    れた嵌合部材と、下側に折り重ねられる他側の天板壁に
    貫通形成され、前記嵌合部材が圧入により結合される貫
    通嵌合孔とからなることを特徴とする雌型端子金具
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