JP2003123887A - 雌型端子金具 - Google Patents

雌型端子金具

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JP2003123887A
JP2003123887A JP2001315948A JP2001315948A JP2003123887A JP 2003123887 A JP2003123887 A JP 2003123887A JP 2001315948 A JP2001315948 A JP 2001315948A JP 2001315948 A JP2001315948 A JP 2001315948A JP 2003123887 A JP2003123887 A JP 2003123887A
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JP2001315948A
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Sadanori Shigeta
禎典 繁田
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別体の部品が不要で、一対の弾性接触片の保
護と過大変位を防止する雌型端子金具を提供する。 【解決手段】 底壁16と、この底壁16の両側部を同
方向に折り曲げ形成した対向する一対の側壁17,17
とからなり相手端子と接続される接触部11が一側に設
けられた雌型端子金具10であって、一対の側壁17,
17からそれぞれ延設された一対の対向する弾性接触片
14,14と、前記底壁16から一体に延設されて弾性
接触片14,14の側部を保護する側部保護板部25と
を接触部11が有する。また、側部保護板部25の先端
側に一体に設けられ、弾性接触片14,14の先端面を
覆う先端保護板部27と、この先端保護板部27から一
体に延設されて弾性接触片14,14の側面を覆う過大
変位覆い部28とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気配線の接続に
使用される雌型端子金具に関し、特に、ヒューズの端子
部に接続される雌型端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒユーズの端子部と接続される雌
型端子金具の端子部を折り返しタイプの一対の弾性接触
片で形成したものがある。
【0003】ところが、ヒューズの端子部は短いので、
従来の折り返しタイプの一対の弾性接触片では届かない
という問題があった。
【0004】一方、特開平9−171847号公報に開
示されたスリーブ付き端子が提案されている。
【0005】このスリーブ付き端子1は、図7に示すよ
うに端子本体1は、導電性金属板にプレス加工を施して
形成したもので、一側に相手端子と接続される一対の板
状の弾性接触片3,3が設けられ、他側に対向する加端
片4,4を有する電線接続部5が形成され、中間部にス
リーブ2を接合して固定する接合部6が設けられてい
る。
【0006】そして、一対の弾性接触片3,3を包み込
むようにスリーブ2を嵌め込んで、嵌合部6にスリーブ
2を圧入して端子本体1とスリーブ2とを結合すること
により、一対の弾性接触片3,3を保護するとともに過
大変位を防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たスリーブ付き端子では、一対の弾性接触片3,3を保
護するとともに過大変位を防止するために、別体のスリ
ーブ2を設けなければならないので、部品点数が多くな
り組付工数も増えるため、製造コストが高くなるという
問題がある。
【0008】そこで、本発明は、別体の部品が不要で、
一対の弾性接触片の保護と過大変位を防止することがで
きる雌型端子金具の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、請求項1の発明は、底壁と、この底壁の両側部を同
方向に折曲げ形成した対向する一対の側壁とからなり、
相手端子と接続される接触部が一側に設けられた雌型端
子金具であって、前記一対の側壁からそれぞれ延設され
た一対の対向する弾性接触片と、前記底壁から一体に延
設されて前記弾性接触片の側部を保護する側部保護板部
とを前記接触部が有することを特徴とする。
【0010】この雌型端子金具では、相手端子と接続さ
れる接触部が、底壁から一体に延設された側部保護板部
を有しているので、一対の対向する側壁から一体に延設
して形成された一対の対向する板状の弾性接触片の側部
を保護することができる。
【0011】また、底壁の両側部を同方向に折曲げて対
向する一対の側壁を形成し、これら一対の側壁からそれ
ぞれ一対の弾性接触片を一体に延設して形成したことに
より、一対の弾性接触片の折曲成形が容易になる。
【0012】また、側部保護板部を底壁から一体に延設
したことにより、側部保護板部を容易に形成することが
できる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の雌型端
子金具であって、前記側部保護板部の先端側に一体に設
けられ、前記弾性接触片の先端部を覆う先端保護壁部を
有する。
【0014】この雌型端子金具では、側部保護板部の先
端側に一対の弾性接触片の先端部を覆う先端保護壁部を
有しているので、請求項1の発明の作用に加え、一対の
弾性接触片の先端部を保護することができる。
【0015】また、先端保護壁部を側部保護板部の先端
側に一体に設けたことにより、先端保護壁部を容易に形
成することができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項2記載の雌型端
子金具であって、前記先端保護壁部が、前記弾性接触片
の先端面に対向する先端保護板部と、この先端保護板部
から一体に延設されて前記弾性接触片の側面を覆う過大
変位覆い部とを有することを特徴とする。
【0017】この雌型端子金具では、先端保護壁部が一
対の弾性接触片の先端面に対向する先端保護板部と、一
対の弾性接触片のそれぞれの側面を覆う過大変位覆い部
とを有しているので、一対の弾性接触片の先端面と側面
とを保護することができると共に、一対の弾性接触片の
過大変位を防止することができる。
【0018】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
記載の雌型端子金具であって、前記先端保護壁部に、ハ
ウジングとの係合用の係止片が一体に形成されているこ
とを特徴とする。
【0019】この雌型端子金具では、ハウジングとの係
合用の係止片を先端保護壁部に一体に形成したことによ
り、係止片を容易に形成することができる。
【0020】また、雌型端子金具の係合片がハウジング
の係合部に係合して支持固定されるので、雌型端子金具
のハウジングへの支持固定を安定させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る雌型端子金具
の実施形態について説明する。
【0022】図1(a)は、本発明に係る第一実施形態
の雌型端子金具を成型した後の状態を示す斜視図、図1
(b)は、図1(a)の雌型端子金具の展開状態を示す
斜視図、図2(a)は、雌型端子金具を成型した状態を
示す平面図、図2(b)は同側面図、図2(c)は同正
面図、図3は、雌型端子金具の展開状態を示す平面図で
ある。
【0023】図1(a),(b)は、雌型端子金具10
の折曲成型された後の状態と、展開状態の雌型端子金具
10とがキャリアに連結された状態で示している。この
雌型端子金具10は、いわゆる横連鎖型の端子金具で、
所定幅の導電性の長尺板材から打ち抜かれ(図1
(b),図3)、この状態で連続して折曲げ成型される
ことで図1(a),図3(a),(b),(c)に示す
形状に形成されている。
【0024】この雌型端子金具10は、一側に相手雄型
端子金具(相手端子)と接続される接触部11が設けら
れ、他側に電線端末が接続される電線接続部12が設け
られている。
【0025】接触部11は、筒状基部13と、この筒状
基部13から延設された対向する一対の板状の弾性接触
片14,14と、これら板状の弾性接触片14,14を
保護する保護壁部15とで形成されている。
【0026】筒状基部13は、底壁16の両側部を同方
向に折り曲げて形成された対向する一対の側壁17,1
7と、これら一対の側壁17,17からそれぞれ延設さ
れて折り重ねられる一対の天板壁18,18とで筒状に
形成されている。
【0027】一対の天板壁18,18のうち、上側に折
り重ねられる天板壁18には、両側部の略中央部から略
直角方向に延設された一対の突片19,19が一体に形
成されており、また、下側に折り重ねられる天板壁18
には、前記一対の突片19,19に対応する一対の凹溝
20,20が形成されている。
【0028】そして、一対の天板壁18,18を折り重
ねた状態で、上側の天板壁18の一対の突片19,19
をそれぞれ下側の天板壁18側へ略直角方向に折り曲げ
て凹溝20,20に係合させて天板壁18,18同士を
連結している。
【0029】また、一対の天板壁18,18には、後述
するハウジング40の係止ランス43に係合する係止肩
21,21が形成されている。
【0030】一対の板状の弾性接触片14,14は、前
記一対の側壁17,17から一側に延設されて互いに接
近する方向に屈曲された対向する一対のアーム部22,
22と、これらアーム部22,22の先端側にそれぞれ
延設されて平行に対向する一対の接点部23,23とで
形成され、一対の接点部23,23には対向する一対の
突部24,24が設けられている。
【0031】そして、一対の接点部23,23の突部2
4,24間で相手端子を挾持固定するようになってい
る。
【0032】保護壁部5は、底壁16から前記一対の弾
性接触片14,14と同方向に延設されて一対の弾性接
触片14,14の一側部を保護する側部保護板部25
と、この側部保護板部25の先端側に一体に設けられて
一対の弾性接触片14,14の先端部を覆う先端保護壁
部26とで形成されている。
【0033】先端保護壁部26は一対の弾性接触片1
4,14の先端面に対向して設けられて一対の弾性接触
片14,14の先端を覆って保護する先端保護板部27
と、この先端保護板部27から一体に延設されて一対の
弾性接触片14,14の接点部23,23の側面を覆っ
て保護するとともに一対の弾性接触片14,14の過大
変位を防止する過大変位覆い部28とで形成されてい
る。
【0034】先端保護板部27は、側部保護板部25の
先端側に一体に延設されて一対の弾性接触片14,14
の先端面に対向する略直角方向に折り曲げて形成されて
いる。
【0035】この先端保護板部27の中央部と、前記側
部保護板部25の先端側中央部には、相手端子が挿入さ
れる端子挿入開口29が形成されている。
【0036】また、先端保護板部27の端子挿入開口2
9の両側部には、後述するハウジング40との係合用の
一対の係止片30,30が一体に突設されている。
【0037】過大変位覆い部28は、先端保護板部27
の両側部から一体に延設され、それぞれ一対の弾性接触
片14,14側に略直角方向に折り曲げられて一対の接
点部23,23に平行に形成され、さらに、それぞれの
先端部を一対の弾性接触片14,14側に向けて略直角
方向に折り曲げて形成されている。
【0038】電線接続部12は、電線の端末の被覆部分
と導体部分(芯線部分)とが一緒に加締められる被覆加
締部31と、導体部分(芯線部分)のみが加締められる
導体加締部32とを有し、被覆加締部31と導体加締部
32は、それぞれ底壁16の両側部を同方向に折り曲げ
て形成された一対の加締め片33,33、34,34と
からなる。また、導体加締部32の内側には、導体(芯
線)との喰い付きをよくするために3条の凹部35が設
けられている。
【0039】そして、加締め片33,33、34,34
により電線端末が加締め接続されることにより、電線の
端末が雌型端子金具10が電気的に接続されるようにな
っている。
【0040】この雌型端子金具10では、相手端子と接
続される接触部11が、底壁16から一体に延設された
側部保護板部25を有しているので、一対の対向する側
壁17,17から一体に延設して形成された一対の対向
する板状の弾性接触片14,14の側部を保護すること
ができる。
【0041】また、側部保護板部25の先端側に、一対
の弾性接触片14,14の先端部を覆う先端保護壁部2
6を有しているので、一対の弾性接触片14,14の先
端部を保護することができる。
【0042】さらに、前記先端保護壁部26が、一対の
弾性接触片14,14の先端部に対向する先端保護板部
27と、この先端保護板部27から一体に延設されて、
一対の弾性接触片14,14のそれぞれの側面を覆う過
大変位覆い部28,28とを有しているので、一対の弾
性接触片14,14の先端面と側面とを保護することが
できるとともに、一対の弾性接触片14,14の過大変
位を防止することができる。
【0043】また、この雌型端子金具10では、前記先
端保護壁部26にハウジングとの係合用の一対の係止片
30,30を一体に形成しているので、雌型端子金具1
0のハウジング40への支持固定を安定させることがで
きる。
【0044】図3は、雌型端子金具10が展開状態で打
ち抜かれた状態を示している。
【0045】図3に示すように、底板16と一体にに一
対の側壁17,17と、側壁17,17に延設される一
対の天板壁18,18とが打ち抜き形成される。そし
て、上側に折り重ねられる天板壁18と一体に一対の突
片19,19が打ち抜き形成され、下側に折り重ねられ
る天板壁18には、一対の凹溝20,20が打ち抜かれ
る。
【0046】また、底壁16と一体に側部保護板部25
が打ち抜き形成されるとともに、一対の側壁17,17
と一対の弾性接触片14,14が打ち抜き形成され、側
部保護板部25と一対の弾性接触片14,14とは一対
のスリットa,aで区分されている。
【0047】側部保護板部25と一体に先端保護板部2
7が打ち抜き形成され、先端保護板部27には端子挿入
開口29が打ち抜かれるとともに、先端保護板部27と
一体に一対の係止片30,30が打ち抜き形成される。
【0048】さらに、底壁16と一体に被覆加締部31
の一対の加締め片33,33と、導体加締部32の一対
の加締め片34,34が打ち抜き形成される。
【0049】底壁16には、上側に折り重ねられた天板
壁18の一対の突片19,19を、下側に折り重ねられ
た天板壁18の凹溝20,20に係合させるときに用い
られるダイスを挿入する孔bが打ち抜かれている。
【0050】上記のように打ち抜き形成された展開状態
から、底壁16の折り線cで同方向に折り曲げることに
より、一対の対向する側壁17,17が形成される。一
対の側壁17,17の形成にともなって、側壁17,1
7からそれぞれ一体に延設され一対の対向する弾性接触
片14,14が形成される。
【0051】一対の弾性接触片14,14の折り線dで
互いに接近するように屈曲させることにより、アーム部
22,22が形成され、アーム部22,22の折り線e
で対向する平行に折り返すことにより、一対の接点部2
3,23が形成される。
【0052】また、側部保護板部25の先端側の折り線
fで一対の弾性接触片14,14の先端面に対向する方
向に折り曲げることにより、先端保護板部27が形成さ
れ、この先端保護板部27の折り線gでそれぞれ弾性接
触片14,14側に略直角方向に折り曲げることによ
り、一対の過大変位覆い部28,28が形成される。過
大変位覆い部28,28は、その先端部をそれぞれ折り
線hで弾性接触片14,14の側面へ向けて折り曲げら
れている。
【0053】一対の側壁17,17の折り線iで互いに
底壁16側へ折り曲げて重ね合せることにより、天板壁
18,18が形成され、上側に重ねられた天板壁18の
折り線jで突片19,19を折り曲げて下側に重ねられ
た天板壁18の凹溝20,20に係合させる。
【0054】さらに、底壁16の折り線kで同方向に折
り曲げることにより、被覆加締部31の加締め片33,
33と、導体加締部32の加締め部34,34が形成さ
れる。
【0055】この雌型端子金具10では、底壁16の両
側部を同方向に折り曲げて対向する一対の側壁17,1
7を形成し、これら一対の側壁17,17からそれぞれ
一対の弾性接触片14,14を一体に延設して形成した
ので、一対の弾性接触片14,14を容易に折曲成型す
ることができる。
【0056】また、側部保護板部25を底壁16から一
体に延設しているので、側部保護板部25を容易に形成
することができる。
【0057】また、先端保護壁部26を側部保護板部2
5の先端側に一体に設けたので、先端保護壁部26を容
易に形成することができる。
【0058】図4(a),(b),(c)は、ヒューズ
ボックス等のハウジング40を示している。
【0059】図4に示すように、ハウジング40は、ヒ
ューズ50が挿入されるヒューズ装着開口41と、雌型
端子金具10が挿入される雌型端子金具挿入開口42を
有している。
【0060】ハウジング40は、雌型端子金具10の係
止肩21を係止する係止ランス43と、雌型端子金具1
0の係止片30が係合する係合部44が設けられてい
る。
【0061】そして、ヒューズ50は、図5(a),
(b)に示したように、ハウジング40に装着され、端
子部51がハウジング40に挿入された雌型端子金具1
0の接触部11の一対の弾性接触片14,14に挾持固
定されることにより、雌型端子金具10に電気的に接続
される。
【0062】図6(a)は、本発明に係る第2実施形態
の雌型端子金具を成形した後の状態を示す斜視図、図6
(b)は、図6(a)の雌型端子金具の展開状態を示す
斜視図である。
【0063】図6(a)、(b)は、雌型端子金具70
の折曲成形された後の状態と、展開状態の雌型端子金具
70とがキャリアに連結された状態で示している。この
雌型端子金具70は、いわゆる横連鎖型の端子金具で、
所定幅の導電性の長尺板材から打ち抜かれ(図6
(b))、この状態で連続して折曲げ成型されることで
図6(a)に示す形状に形成されている。
【0064】この雌型端子金具70は、一側に相手雄型
端子金具(相手端子)と接続される接触部71が設けら
れ、他側に電線端末が接続される電線接続部72が設け
られている。
【0065】接触部71は、筒状基部73と、この筒状
基部73から延設された対向する一対の板状の弾性接触
片74,74と、これら板状の弾性接触片74,74を
保護する保護壁部75とで形成されている。筒状基部7
3は、底壁76の両側部を同方向に折り曲げて形成され
た対向する一対の側壁77,77と、これら一対の側壁
77,77からそれぞれ延設されて折り重ねられる一対
の天板壁78,78とで筒状に形成されている。一対の
天板壁78,78のうち、上側に折り重ねられる天板壁
78には、両側部の略中央部から略直角方向に延設され
た一対の突片79,79が一体に形成されており、ま
た、下側に折り重ねられる天板壁78には、前記一対の
突片79,79に対応する一対の凹溝80,80が形成
されている。
【0066】そして、一対の天板壁78,78を折り重
ねた状態で、上側の天板壁78の一対の突片79,79
をそれぞれ下側の天板壁78側へ略直角方向に折り曲げ
て凹溝80,80に係合させて天板壁78,78同士を
結合している。
【0067】一対の板状の弾性接触片74,74は、前
記一対の側壁77,77から一側に延設されて互いに接
近する方向に屈曲された対向する一対のアーム部81,
81と、これらアーム部81,81の先端部をそれぞれ
対向する山形状に折り返された接点部82,82とで形
成されている。
【0068】そして、一対の接点部82,82の頂部8
2a、82a間で相手端子を挟持固定するようになって
いる。
【0069】保護壁部75は、底壁76から前記一対の
弾性接触片74,74と同方向に延設されて一対の弾性
接触片74,74一側部を保護する側部保護板部83
と、この側部保護板部83の先端側に一体に設けられて
一対の弾性接触片74,74の先端部を保護する先端保
護板部84とで形成されている。
【0070】先端保護板部84は、側部保護板部83の
先端側に一体に延設されて一対の弾性接触片74,74
の先端面に対向する略直角方向に折り曲げて形成されて
いる。
【0071】先端保護板部84の中央部には、相手端子
が挿入される端子挿入開口85が形成されている。
【0072】この端子挿入開口85の両側部に前記一対
の弾性接触片74,74の先端面に対向する一対の先端
保護板84a、84aが形成され、さらに、それぞれの
上端部を弾性接触片74,74の先端面側に折り返して
なる折り返し重合部85が形成されている。
【0073】電線接続部72は、電線の端末の被覆部分
と導体部分(芯線部分)とが一緒に加締められる被覆加
締部86と、導体部分(芯線部分)のみが加締められる
導体加締部87とを有し、被覆加締部86と導体加締部
87は、それぞれ底壁76の両側部を同方向に折り曲げ
て形成された一対の加締め片88,88,89,89と
からなる。また、導体加締部87の内側には、導体(芯
線)との喰い付きをよくするために3条の凹部90が設
けられている。
【0074】そして、加締め片88,88,89,89
により電線端末が加締め接続されることにより、電線の
端末が雌型端子金具70が電気的に接続されるようにな
っている。
【0075】この雌型端子金具70では、相手端子と接
続される接触部71が、底板76から一体に延設された
側部保護板部83を有しているので、一対の対向する側
壁77,77から一体に延設して形成された一対の対向
する板状の弾性接触片74,74の側部を保護すること
ができる。
【0076】また、側部保護板部83の一対の先端保護
板84a、84aの上端部に折り返し重合部85を設け
ているので、一対の弾性接触片74,74の先端部を保
護することができる。
【0077】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明によれば、相手端子と接続される接触部が、底
壁から一体に延設された側部保護板部を有しているの
で、一対の対向する側壁から一体に延設して形成された
一対の対向する弾性接触片の側部を保護することができ
る。
【0078】請求項2の発明によれば、前記側部保護板
部の先端側に一対の弾性接触片の先端部を覆う先端保護
壁部を有しているので、請求項1の発明の効果に加え、
一対の弾性接触片の先端部を保護することができる。
【0079】請求項3の発明によれば、前記先端保護壁
部が、一対の弾性接触片の先端面に対向する先端保護板
部と、一対の弾性接触片のそれぞれの側面を覆う過大変
位覆い部とを有しているので、一対の弾性接触片の先端
面と側面とを保護することができるとともに、一対の弾
性接触片の過大変位を防止することができる。
【0080】請求項4の発明によれば、ハウジングとの
係合用の係止片を先端保護板部に一体に形成したので、
雌型端子金具のハウジングへの支持固定を安定させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る第一実施形態の雌型端
子金具を成型した後の状態を示す斜視図である。(b)
は、本発明に係る第一実施形態の雌型端子金具の展開状
態を示す斜視図である。
【図2】(a)は、本発明に係る第一実施形態の雌型端
子金具を成型した状態を示す平面図である。(b)は、
(a)の側面図である。(c)は、(a)の正面図であ
る。
【図3】本発明に係る第一実施形態の雌型端子金具の展
開状態を示す平面図である。
【図4】(a)は、ハウジングを示す平面図である。
(b)は、(a)のA−A線矢視断面図である。(c)
は、(a)のB−B線矢視断面図である。
【図5】(a)は、ハウジングに装着されたミニヒュー
ズに本発明に係る雌型端子金具を接続した状態を示す側
断面図である。(b)は(a)のC−C線矢視断面図で
ある。
【図6】(a)は、本発明に係る第二実施形態の雌型端
子金具を成型した後の状態を示す斜視図である。(b)
は、本発明に係る第二実施形態の雌型端子金具の展開状
態を示す斜視図である。
【図7】従来例の雌型端子金具を示す
【符号の説明】
10 雌型端子金具 11 接触部 14 弾性接触片 16 底壁 17 側壁 25 側部保護板部 26 先端保護壁部 27 先端保護板部 28 過大変位覆い部 30 係止片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁と、この底壁の両側部を同方向に折
    曲げ形成した対向する一対の側壁とからなり相手端子と
    接続される接触部が一側に設けられた雌型端子金具であ
    って、前記一対の側壁からそれぞれ延設された一対の対
    向する弾性接触片と、前記底壁から一体に延設されて前
    記弾性接触片の側部を保護する側部保護板部とを前記接
    触部が有することを特徴とする雌型端子金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の雌型端子金具であって、
    前記側部保護板部の先端側に一体に設けられ、前記弾性
    接触片の先端部を覆う先端保護壁部を有することを特徴
    とする雌型端子金具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の雌型端子金具であって、
    前記先端保護壁部が、前記弾性接触片の先端面に対向す
    る先端保護板部と、この先端保護板部から一体に延設さ
    れて前記弾性接触片の側面を覆う過大変位覆い部とを有
    することを特徴とする雌型端子金具。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の雌型端子金
    具であって、前記先端保護板部に、ハウジングとの係合
    用の係止片が一体に形成されていることを特徴とする雌
    型端子金具。
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