JP3874323B2 - プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙を一対の用紙幅ガイドによってセンター基準で位置決めして印字するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタには、用紙を幅方向にガイドする用紙幅ガイドが設けられている。用紙の位置決めには、用紙の一側端を基準とする片側基準や、用紙の幅方向中央を基準とするセンター基準がある。
【0003】
センター基準の場合には、一対の用紙幅ガイドが設けられ、これらの用紙幅ガイドにより用紙の両側端が押えられて位置決めされる。センター基準の用紙幅ガイドの一例としては、ラックアンドピニオン構造が用いられていて、用紙幅ガイドが互いに連動して近接離反する方向にスライドする用紙幅ガイドがある。
【0004】
ラックアンドピニオン構造を構成するラックは、各用紙幅ガイドに設けられていて、各ラックの歯形が形成されている面が対向するように配置されている。そして、各ラックの間には、両方のラックに噛み合うピニオンが設けられている。
【0005】
このような用紙幅ガイドを使用する用紙の幅に合わせて位置あわせした後、これらの用紙幅ガイドが位置ズレしないようにするためにスライドをロックする構造としては、例えば、各用紙幅ガイドに手で締め付けることが可能なネジを設け、位置合わせ後にネジを締め付けることによりロックする構造がある。また他の例としては、弾性を有する材料でラックや用紙幅ガイドを形成し、弾性によりラック及び用紙幅ガイドのスライドに適当な負荷を持たせるという構造がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ネジで締め付けてロックする構造では、用紙幅ガイドを移動させる度に、左右の用紙幅ガイドのネジを弛めたり締め付けたりする作業が必要となる。特に、小型のプリンタでは、狭いスペースでの作業となり、操作性が悪い。
【0007】
また、用紙幅ガイドのスライドに負荷を持たせる構造では、腰が強い厚紙を使用した場合には特に、用紙の搬送搬送中に用紙幅ガイドに用紙が当たることにより、用紙幅ガイドが位置ズレすることがある。これを防ぐために負荷を強めると、用紙幅ガイドを位置合わせする際にスライドさせにくくなり、操作性が悪くなってしまう。
【0008】
本発明は、位置合わせ後の用紙幅ガイドを容易にロックすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のプリンタは、用紙供給部から供給される用紙に印字する印字部と、用紙幅方向に移動自在であって、用紙の両側端を押えて用紙をガイドする一対の用紙幅ガイドと、前記一対の用紙幅ガイドのそれぞれに設けられて、歯形が形成された面が対向する一対の伝達用ラックと、前記一対の伝達用ラックの間に位置して両方の前記伝達用ラックに噛み合い、一方の前記伝達用ラックの動きを他方の前記伝達用ラックに伝える伝達用ピニオンと、前記伝達用ピニオンと同軸上に一体に設けられたロック用ピニオンに噛み合うことで当該ロック用ピニオンの回転をロックするロック位置と前記ロック用ピニオンとの噛み合いを解除することで前記ロックを解除するロック解除位置とに弾性的に移動自在であるロック用ラックを有するロック部材と、外装カバー外に配設されている操作レバーに連結されて当該操作レバーの操作に応じて前記ロック用ラックを前記ロック位置に押圧する位置と前記ロック用ラックに干渉しない位置とに移動する操作部材と、を備える。
【0010】
したがって、ロック部材をロック位置に位置させてピニオンの回転をロックすることにより、伝達用ラックが移動不可能となり、用紙幅ガイドが位置固定される。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明のプリンタの実施の一形態であるラベルプリンタについて、図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本実施の形態のラベルラベルプリンタ1の内部構造及びラベルプリンタ1の後方に接続される用紙供給部であるロール紙ホルダ2を概略的に示す縦断右側面図である。
【0018】
ラベルプリンタ1内には、背面の給紙口3から正面の排紙口4へとロール紙Rを搬送する用紙搬送路5が形成されている。排紙口4の上流側には、プラテン6とこのプラテン6に圧接する印字部であるサーマルヘッド7とが配置されている。
【0019】
サーマルヘッド7が取り付けられたヘッドブラケット8は、リボンコアホルダ9に支持されている。リボンコアホルダ9の後端は、軸9aによりラベルプリンタ1内に回動自在に軸支されている。リボンコアホルダ9には、インクリボンIを支持するリボンコア10,11が取り付けられている。
【0020】
サーマルヘッド7は、リボンコアホルダ9をプラテン6から離反する方向に回動させることにより、プラテン6から大きく離反する。
【0021】
給紙口3の下流側には、給紙口3から差し込まれたロール紙Rの幅方向の位置をガイドする用紙幅ガイド部12が設けられている。ここで、図2に示す縦断右側面図及び図3に示す平面図を用いて、用紙幅ガイド部12の構造を説明する。
【0022】
まず、用紙搬送路5を形成する下ガイド板13には、用紙幅方向に平行な溝14が形成されている。下ガイド板13上に位置させて、ロール紙Rの両側端に当接する一対の用紙幅ガイド15,16が設けられ、用紙幅ガイド15の足部17及び用紙幅ガイド16の足部18は、溝14にスライド自在に嵌合している。各足部17,18には、伝達用ラック19,20が連結されている。伝達用ラック19と伝達用ラック20とは、歯形21,22が形成された面を対向させている。
【0023】
各伝達用ラック19,20の間には、伝達用ピニオン23が配置されており、伝達用ピニオン23の歯形24は、各伝達用ラック19,20の歯形21,22と噛み合っている。
【0024】
伝達用ピニオン23には、回転中心が共通なロック用ピニオン25が固着されている。伝達用ピニオン23及びロック用ピニオン25は、中心を貫通する軸26で一体的に回転するように支持されている。
【0025】
軸26は、箱型のピニオンホルダ27内に立設されている。ピニオンホルダ27には、上向きに突出した四つの爪部28が形成されており、これらの爪部28によって、下ガイド板13の下面側に突出した取付部13aに取り付けられる。
【0026】
ピニオンホルダ27の下面からは、略J字型のロック部材29が延出している。ロック部材29の先端には、ロック用ピニオン25に噛み合うロック用ラック30が形成されている。ロック部材29は弾性を有する材料により形成されており、ロック用ラック30は軸26側に押圧されることによりロック用ピニオン25に噛み合い、押圧が解除されることによってロック用ピニオン25から離反する。
【0027】
ロック用ラック30をロック用ピニオン25に噛み合う位置へ押圧する操作部材31は、ラベルプリンタ1外へ突出して形成された操作レバー32を備えている。操作部材31には、突起33が形成されており、突起33は、操作レバー32を用紙幅方向にスライドさせることによってロック用ラック30を押圧する位置とロック用ラック30に干渉しない位置との間を移動する。
【0028】
また、操作部材31は凸部34を有し、下ガイド板13の下方に折れ曲った部分には凹部35が形成されている。そして、操作部材31のスライドに従って、凸部34は、凹部35に係合する位置と係合しない位置との間を移動する。凸部34が凹部35に係合した状態では、突起33がロック部材29のロック用ラック30が形成されている端部を押圧し、ロック用ラック30がロック用ピニオン25に噛み合う。
【0029】
このような構成において、ロール紙ホルダ2で支持されたラベルロール等のロール紙Rは、印字する面を内側に巻かれている場合には実線で示すように、また、印字する面を外側に巻かれている場合には仮想線で示すように引き出されて、給紙口3から用紙搬送路5を通り、プラテン6で搬送されながらサーマルヘッド7で印字されて、排紙口4から排紙される。
【0030】
給紙口3の下流側に配置された用紙幅ガイド部12は、ロール紙Rの引出部分rの両側端に用紙幅ガイド15,16を当接させて引出部分rをセンター基準でガイドする。
【0031】
用紙幅ガイド15,16は、ロール紙Rの幅に合わせて位置合わせされる。位置合わせするには、まず、操作レバー32を操作して、凸部34と凹部35との係合が外れる方向に操作部材31をスライドさせることにより、突起33をロック部材29から離反させる。このとき、ロック部材29の弾性により、ロック用ラック30は、ロック用ピニオン25との係合が解除される方向へ移動する。
【0032】
この状態では、伝達用ピニオン23は回転自在であるので、伝達用ピニオン23に噛み合う伝達用ラック19,20がスライド自在となる。したがって、用紙幅ガイド15,16が用紙幅方向にスライド自在となる。
【0033】
用紙幅ガイド15,16の位置を合わせたら、用紙幅ガイド15,16の位置ズレを防止するため、用紙幅ガイド15,16のスライドをロックする。ロックするには、操作レバー32を操作して操作部材31を凸部34と凹部35とが係合する方向にスライドさせ、凸部33でロック部材29が有するロック用ラック30をロック用ピニオン25に噛み合う方向へ押圧する。すると、ロック用ラック30によりロック用ピニオン25の回転がロックされるので、ロック用ピニオン25に固着された伝達用ピニオン23の回転もロックされる。伝達用ピニオン23の回転がロックされることによって、伝達用ラック19,20のスライドがロックされて、用紙幅ガイド15,16の位置ズレが防止される。
【0034】
本実施の形態によれば、用紙幅ガイド15,16のロック操作及びロック解除操作は、操作レバー32をスライドさせることによって容易に行うことができる。また、操作レバー32は、ラベルプリンタ1外に突出して形成されているので、容易に操作できる。
【0035】
なお、本実施の形態では、伝達用ピニオンとロック用ピニオンとを別に設けているが、実施にあたっては、配置が可能であれば、一つのピニオンに伝達用ラックとロック用ラックとを噛み合わせても良い。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、用紙幅ガイドをセンター基準で連動させるラックアンドピニオン構造のピニオンの回転をロックするロック部材を備えるので、ピニオンの回転をロックすることにより伝達用ラックのスライドをロックすることができるため、用紙幅ガイドの位置を固定し、位置ズレを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のプリンタの内部構造及びプリンタの後方に接続されるロール紙ホルダを概略的に示す縦断右側面図である。
【図2】用紙幅ガイド及びそのスライド構造を示す縦断右側面図である。
【図3】用紙幅ガイド及びそのスライド構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 用紙供給部
7 印字部
15,16 用紙幅ガイド
19,20 伝達用ラック
23,25 ピニオン
29 ロック部材
30 ロック用ラック
32 操作レバー
Claims (1)
- 用紙供給部から供給される用紙に印字する印字部と、
用紙幅方向に移動自在であって、用紙の両側端を押えて用紙をガイドする一対の用紙幅ガイドと、
前記一対の用紙幅ガイドのそれぞれに設けられて、歯形が形成された面が対向する一対の伝達用ラックと、
前記一対の伝達用ラックの間に位置して両方の前記伝達用ラックに噛み合い、一方の前記伝達用ラックの動きを他方の前記伝達用ラックに伝える伝達用ピニオンと、
前記伝達用ピニオンと同軸上に一体に設けられたロック用ピニオンに噛み合うことで当該ロック用ピニオンの回転をロックするロック位置と前記ロック用ピニオンとの噛み合いを解除することで前記ロックを解除するロック解除位置とに弾性的に移動自在であるロック用ラックを有するロック部材と、
外装カバー外に配設されている操作レバーに連結されて当該操作レバーの操作に応じて前記ロック用ラックを前記ロック位置に押圧する位置と前記ロック用ラックに干渉しない位置とに移動する操作部材と、
を備えるプリンタ。
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JP23727698A JP3874323B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | プリンタ |
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JP23727698A JP3874323B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | プリンタ |
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Family
ID=17013000
Family Applications (1)
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JP23727698A Expired - Fee Related JP3874323B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | プリンタ |
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