JP3873654B2 - オーディオ信号生成装置、オーディオ信号生成システム、オーディオシステム、オーディオ信号生成方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
オーディオ信号生成装置、オーディオ信号生成システム、オーディオシステム、オーディオ信号生成方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3873654B2 JP3873654B2 JP2001142281A JP2001142281A JP3873654B2 JP 3873654 B2 JP3873654 B2 JP 3873654B2 JP 2001142281 A JP2001142281 A JP 2001142281A JP 2001142281 A JP2001142281 A JP 2001142281A JP 3873654 B2 JP3873654 B2 JP 3873654B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- audio signal
- audio
- information
- exercise information
- acquisition means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/0008—Associated control or indicating means
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/0033—Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
- G10H1/0083—Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments using wireless transmission, e.g. radio, light, infrared
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2210/00—Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
- G10H2210/155—Musical effects
- G10H2210/265—Acoustic effect simulation, i.e. volume, spatial, resonance or reverberation effects added to a musical sound, usually by appropriate filtering or delays
- G10H2210/295—Spatial effects, musical uses of multiple audio channels, e.g. stereo
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2220/00—Input/output interfacing specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
- G10H2220/155—User input interfaces for electrophonic musical instruments
- G10H2220/201—User input interfaces for electrophonic musical instruments for movement interpretation, i.e. capturing and recognizing a gesture or a specific kind of movement, e.g. to control a musical instrument
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2220/00—Input/output interfacing specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
- G10H2220/155—User input interfaces for electrophonic musical instruments
- G10H2220/321—Garment sensors, i.e. musical control means with trigger surfaces or joint angle sensors, worn as a garment by the player, e.g. bracelet, intelligent clothing
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2240/00—Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
- G10H2240/011—Files or data streams containing coded musical information, e.g. for transmission
- G10H2240/046—File format, i.e. specific or non-standard musical file format used in or adapted for electrophonic musical instruments, e.g. in wavetables
- G10H2240/061—MP3, i.e. MPEG-1 or MPEG-2 Audio Layer III, lossy audio compression
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2240/00—Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
- G10H2240/011—Files or data streams containing coded musical information, e.g. for transmission
- G10H2240/046—File format, i.e. specific or non-standard musical file format used in or adapted for electrophonic musical instruments, e.g. in wavetables
- G10H2240/066—MPEG audio-visual compression file formats, e.g. MPEG-4 for coding of audio-visual objects
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2250/00—Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
- G10H2250/541—Details of musical waveform synthesis, i.e. audio waveshape processing from individual wavetable samples, independently of their origin or of the sound they represent
- G10H2250/571—Waveform compression, adapted for music synthesisers, sound banks or wavetables
- G10H2250/575—Adaptive MDCT-based compression, e.g. using a hybrid subband-MDCT, as in ATRAC
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの動作に応じたオーディオ信号を生成するオーディオ信号生成装置、オーディオ信号生成システム、オーディオシステム、オーディオ信号生成方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ機器等の楽音発生装置では、音色、音高、音量および効果といった4つの演奏パラメータが決まると、所望の楽音を発音することができる。近年では、CD(Compact Disc)プレイヤー、MD(Mini Disc)プレイヤー、MP3(Moving Picture Experts Group Player-1 Audio Layer 3)プレイヤーといった種々のオーディオ再生装置が広く普及しており、各々のオーディオ再生装置により再生可能な形式のオーディオデータが記録された記録媒体(CD、MD等)を再生装置にセットして再生することにより、ユーザは音楽を楽しむことができるようになっている。このようなオーディオ再生装置では、オーディオデータに基づいた楽曲の演奏再生が行われる際に、ユーザは当該再生装置の操作摘みやボタン等を操作することにより、音量等のパラメータを調整することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなオーディオ再生装置では、所望の音量等を得るためにユーザは操作摘み等の操作子を適宜調整している。ユーザがオーディオ再生装置により再生された演奏を所望の音量等で聴く場合には、操作摘みによる演奏パラメータの調整方法は有効である。しかしながら、従来のオーディオ再生装置では、広く市販されているCD等に記録された楽曲を忠実に演奏再生する機能をユーザに提供することはできても、ユーザが楽曲演奏に積極的に参加できるといった娯楽性をユーザに提供することはできない。楽曲演奏にユーザが積極的に参加できるようにすれば、新たな音楽の楽しみ方を提供することができる。もちろん、従来からある種々の楽器や電子楽器を用いれば、楽曲演奏を行うことができるが、従来の楽器とは異なる手法により、操作者の手振りなどの動きを反映させた楽音の発生を行うことができれば、新しい音楽エンターテイメントを提供することも可能である。
【0004】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、オーディオ信号を所定のフォーマットで符号化したオーディオデータを利用したユーザ参加型の音楽エンターテイメントを提供することができるオーディオ信号生成装置、オーディオ信号生成システム、オーディオシステム、オーディオ信号生成方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るオーディオ信号生成装置は、ユーザの動作に応じた運動情報を取得する運動情報取得手段と、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、前記運動情報取得手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段と、前記信号処理手段によって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録手段とを具備することを特徴としている。
【0006】
この構成によれば、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータ、例えば広く市販されている音楽CDに記録されたオーディオデータからオーディオ信号を取得し、このオーディオ信号に対してユーザの動作を反映させた信号処理を施して楽曲再生等を行うことが可能となり、オーディオ信号を所定のフォーマットで符号化したオーディオデータを利用したユーザ参加型の音楽エンターテイメントを提供することができる。
【0007】
また、本発明に係るオーディオシステムは、操作者が携帯可能な端末であって、当該端末を携帯する操作者の動作に応じた運動情報を生成して送信する操作端末と、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータからオーディオ信号を生成するオーディオ信号生成装置とを備えたオーディオ信号生成システムであって、前記オーディオ信号生成装置は、前記操作端末から送信される運動情報を受信する受信手段と、前記オーディオデータからオーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、前記受信手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段と、前記信号処理手段によって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録手段とを有していることを特徴としている。
【0008】
また、本発明に係るオーディオシステムは、操作者が携帯可能な端末であって、当該端末を携帯する操作者の動作に応じた運動情報を生成して送信する操作端末と、前記操作端末から送信される運動情報を受信する受信手段と、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータからオーディオ信号を再生する再生手段と、前記再生手段によって再生されている前記オーディオデータの楽曲を構成する音高列、楽曲の拍子もしくは両者を含む第1の楽曲内容情報を取得する楽曲内容取得手段と、前記再生手段によって前記オーディオデータが再生されている場合に、前記受信手段によって受信された運動情報に応じて音高情報、拍子情報もしくは両者を含む第2の楽曲内容情報を作成する楽曲内容情報作成手段と、前記第1の楽曲内容情報と、前記第2の楽曲内容情報とを比較し、比較結果を出力する判定手段とを具備することを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータ、例えば広く市販されている音楽CDに記録されたオーディオデータからオーディオ信号を取得して楽曲を再生する間に、ユーザの動作内容に応じて作成される楽曲内容と再生される実際の楽曲内容とが比較され、比較結果が出力される。このようなシステムにより、ユーザに対して動きと音楽CD等を再生した楽曲とを融合させるといった新たな音楽エンターテイメント娯楽を提供することができる。
【0010】
また、本発明に係るオーディオ信号生成方法は、ユーザの動作に応じた運動情報を取得する運動情報取得ステップと、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得ステップと、前記取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得ステップによって取得されたオーディオ信号に施す信号処理ステップと、前記信号処理ステップによって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録ステップとを具備することを特徴としている。
【0011】
また、本発明に係るプログラムは、ユーザの動作に応じた運動情報を取得する運動情報取得手段と、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段とを備えた楽音発生装置に搭載されるコンピュータを、前記運動情報取得手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段と、前記信号処理手段によって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録手段として機能させる。
【0012】
また、本発明に係る記録媒体は、ユーザの動作に応じた運動情報を取得する運動情報取得手段と、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段とを備えた楽音発生装置に搭載されるコンピュータを、前記運動情報取得手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段と、前記信号処理手段によって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録手段として機能させるためのプログラムを記録している。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.実施形態の構成
まず、図1は本発明の第1実施形態に係る楽音発生システム(オーディオ信号生成システム)を示す図である。同図に示すように、楽音発生システム100は、楽音発生装置(オーディオ信号生成装置)10と、操作者により携帯可能な操作端末11とを備えている。
【0014】
本実施形態における操作端末11は、外観形状が棒状であり、その両端から中央側に行くにつれて径が小さくなる形状となっている。操作者は図示のように、この径の小さい中央部分を把持して当該操作端末11を動かすことになる。この楽音発生システム100では、楽音発生装置10が、このように操作者に把持される操作端末11の動き、つまり操作者の手の動きに応じた楽音発生を行うようになっている。なお、操作端末11は、このような形状であって操作者の手に把持されるものに限らず、バンド等を用いて腕や足に装着するタイプのものであってもよいし、その形状や操作者への取り付け方等は任意であり、その形状も任意のものを使用することができる。
【0015】
ここで、図2は操作端末11の構成を示すブロック図である。同図に示すように、操作端末11は、動作センサMSと、送信機CPUT0と、メモリT1と、高周波トランスミッタT2と、表示ユニットT3と、送信用電力増幅器T5と、操作スイッチT6と、送信アンテナTAとを備えている。
【0016】
動作センサMSは、当該操作端末11の使用時、つまり当該楽音発生システム100(図1参照)において楽音発生を行う時には、操作端末11を携帯している操作者の動作(例えば、図1に示すように手に把持されている場合には、把持している手の動き)を検出して運動情報を生成する。ここで、動作センサMSとしては、3次元加速度センサ、3次元速度センサ、2次元加速度センサ、2次元速度センサ、傾斜センサ、歪みセンサ、衝撃センサ等の種々のセンサを用いることができるが、本実施形態では2次元加速度センサを採用しており、図示のように動作センサMSは、x軸検出部MSxとy軸検出部MSyとを有している。これらのx軸検出部MSxおよびy軸検出部MSyは、それぞれ図1に示すx軸方向(水平方向)およびy軸方向(垂直方向)の加速度を検出する。
【0017】
送信機CPUT0は、メモリT1に記録された送信機動作プログラムに基づいて、動作センサMS、高周波トランスミッタT2、表示ユニットT3を制御する。動作センサMSからの検出信号は、送信機CPUT0により、IDナンバの付加処理等の所定の処理が施され、高周波トランスミッタT2に伝送される。そして、この検出信号が送信用電力増幅器T5で増幅された上、送信アンテナTAを介して楽音発生装置10側に無線送信される。
【0018】
表示ユニットT3は、例えば、7セグメント形式のLED(Light Emitting Diode)又はLCD(Liquid Crystal Display)表示器や1個乃至複数個のLED発光器等を備え、センサナンバ、動作中、電源アラーム等の各種情報を表示する。操作スイッチT6は、当該操作端末11の電源のオン/オフやモード設定等の各種設定を行うために用いられるスイッチである。このような操作端末11の各構成要素には、図示せぬ電池電源から駆動電力が供給されるが、このような電池電源としては、一次電池を用いるようにしてもよいし、充電可能な二次電池を用いるようにしてもよい。
【0019】
次に、楽音発生装置10の構成について図3を参照しながら説明する。同図に示すように、楽音発生装置10は、CPU(Central Processing Unit)30と、RAM(Random Access Memory)31と、ROM(Read only Memory)32と、ハードディスク33と、ディスプレイ34と、表示用インタフェース35と、操作部36と、操作部用インタフェース37と、アンテナRAと、アンテナ分配回路38と、受信処理回路39と、CD再生部(オーディオ信号取得手段)41と、DSP(Digital Signal Processing)部40と、サウンドスピーカシステム42とを備えている。
【0020】
CPU30は、各種演算処理を行うとともに各部を制御する。RAM31は、CPU30のワークメモリとして使用される、ROM32は、CPU30に読み出されて実行されるプログラム群を格納している。ハードディスク33は、CPU30に読み出されて実行される各種制御プログラム群やデータ群を格納するとともに、オーディオデータ等の保管等にも使用される。ディスプレイ34は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD等であり、操作者に対して画像を表示する。表示用インタフェース35は、CPU30から供給されたデータに応じた画像をディスプレイ34に表示させる。操作部36は、キーボードやマウス等であり、操作者からの指示を入力するために操作者によって操作される。操作部用インタフェース37は、操作部36を介して入力された指示を表すデータをCPU30へ供給する。アンテナ分配回路38は、アンテナRAを介して操作端末11(図1、図2参照)から送信される無線信号を受信する。受信処理回路39は、アンテナ分配回路38により受信された無線信号をCPU30で処理可能なデータに変換して取り込む。
【0021】
CD再生部41は、CD−DA(Compact Disc-Digital Audio)規格に準拠した形式でオーディオ信号をディジタル符号化したオーディオデータを記録したCD(以下、音楽CDという)がセットされた場合に、当該音楽CDに記録されたオーディオデータを読み出して再生し、ディジタルのオーディオ信号を出力する。DSP部40は、CPU30の制御によって決定された処理内容に従い、上記のようにCD再生部41によって再生されたディジタルオーディオ信号に対して時間軸圧伸処理等の信号処理を施し、信号処理後のオーディオ信号をサウンドスピーカシステム42に出力する。サウンドスピーカシステム42は、DSP部40から供給された信号処理後のオーディオ信号をアナログ信号に変換し、当該アナログ信号に応じた楽音をスピーカから発生させる。
【0022】
楽音発生装置10は、図示せぬ電源の投入や操作部36により入力される操作者の指示に基づいてCPU30がROM32やハードディスク33に格納された楽音発生処理プログラム群を実行することにより後述する運動解析処理等を実行するとともに、CPU30が当該楽音発生装置10の装置全体を制御し、上述した操作端末11から送信される運動情報に応じた楽音発生処理を行うように構成されている。以下、この処理に着目した楽音発生装置10の機能構成について図4を参照しながら説明する。
【0023】
同図に示すように、当該楽音発生処理を行う場合の楽音発生装置10の機能構成は、アンテナ分配回路38と、受信処理回路39と、運動解析部45と、オーディオ信号処理部46と、サウンドスピーカシステム42と、データ記録部47とを備えている。
【0024】
アンテナ分配回路38は、操作者に動かされる操作端末11から無線送信されるx軸検出部MSxおよびy軸検出部MSyからの検出信号、つまりx軸方向の加速度αxと、y軸方向の加速度αyとを受信し、受信処理回路39に出力する。
【0025】
受信処理回路39は、アンテナ分配回路38から供給されたx軸方向およびy軸方向の検出加速度を示す信号を所定のバンドパスフィルタに通し、運動解析部45による運動状況の検出に不要な周波数成分を除去する。ここでは、地球の重力により加速度成分の除去も行われる。そして、受信処理回路39は、不要な周波数成分を除去した加速度αxおよびαyを示す信号を運動解析部45に出力する。
【0026】
運動解析部45は、受信処理回路39から供給されるx軸方向の加速度αxおよびy軸方向の加速度αyから、操作者の動作による操作端末11の運動状況を検出し、その検出結果をオーディオ信号処理部46に出力する。具体的には、運動解析部45は、各軸加速度データを解析し、まず、次式(1)で表わされる加速度の絶対値|α|を求める。
|α|=(αx*αx+αy*αy)1/2 ……(1)
運動解析部45は、このように求めた加速度の絶対値|α|が予め設定された閾値より大きいか否かを判断し、大きい場合にはハイレベルとなり、閾値よりも小さい場合にはローレベルとなる信号、すなわち操作者がどのタイミングで操作端末11を大きく動作させたかといった動作タイミングを示す動作タイミング情報をオーディオ信号処理部46に出力する。例えば、時間T1,T2,T3……といったタイミングで操作者が操作端末11を大きく動かした場合には、運動解析部45によって求められる加速度の絶対値|α|は、図5(a)に示すように各時間T1,T2,T3……といったタイミングで大きくなり、その結果図5(b)に示すような検出結果信号が得られ、この信号が動作タイミング情報としてオーディオ信号処理部46に出力される。また、運動解析部45は、上記のように閾値を越える加速度の絶対値α1,α2,α3……といったを示す動作量情報をオーディオ信号処理部46に出力する。
【0027】
オーディオ信号処理部46は、CD再生部41が音楽CDを読み取って再生するディジタルのオーディオ信号に対し、上述した運動解析部45から供給される動作タイミング情報および動作量情報に応じた信号処理を施し、信号処理後のオーディオ信号をサウンドスピーカシステム42およびデータ記録部47に出力する。以下、オーディオ信号処理部46による動作タイミング情報および動作量情報に応じた信号処理について詳細に説明する。
【0028】
楽音発生処理を行う場合には、オーディオ信号処理部46は、図6に示すように、予め用意した記憶領域(例えば、ハードディスク33やRAM31)に、音楽CDに記録されたオーディオデータ(例えば1曲分)を記憶するとともに、当該オーディオデータを再生すべき時間の所定の一定間隔(図示の例ではnフレーム)毎にテンポマーク情報を埋め込んだテンポ調整用データを記憶しておく。ここで、テンポマーク情報を埋め込む時間間隔は、操作者がある楽曲の演奏処理を行う際に、その楽曲毎に操作者が任意に設定できるようにしてもよいし、予め設定された固定値であってもよい。そして、オーディオ信号処理部46は、上記オーディオデータとテンポ調整用データとを通常の音楽CDを再生する際の読出速度で読み出し、読み出したオーディオデータは通常のCDプレイヤーと同様にCD再生部41がデコードしてディジタルのオーディオ信号を生成する。このようにオーディオ信号処理部46では、CD再生部41が音楽CDに記録されたオーディオデータをデコードしてオーディオ信号を再生するとともに、テンポ調整用データを読み出した際にテンポマーク情報が出現するタイミングと、上述した動作タイミング情報に示されるHレベルの信号が出現するタイミング(図5(b)参照)、すなわち操作者が操作端末11を大きく動かしたタイミングとに基づいて、CD再生部41が再生したオーディオ信号に対して時間軸圧伸処理を行い、これによりサウンドスピーカシステム42から放音される楽曲の音高(ピッチ)をほとんど変化させることなくテンポを調整する。
【0029】
このようなオーディオ信号処理部46による時間軸圧伸処理の内容について、音楽CDを通常に再生することにより、ある区間で図7(a)に示すようなオーディオ信号(説明の便宜上アナログ波形で示す)が出力され、図示のt1,t2,t3(各タイミングの時間間隔は一定時間t)といったタイミングにテンポマークが付加されている場合に、操作者が操作端末11を操作することにより、図7(b)に示すタイミングta,tb,tcにおいてHレベルとなる動作タイミング情報が供給された時を例に挙げて説明する。
【0030】
この例では、動作タイミング情報に示されるタイミングtaと、テンポマーク情報に示されるタイミングt1とが一致し、タイミングtbはタイミングt2よりも遅く、タイミングtcはタイミングt3とが一致している。すなわち、操作者が操作端末11を大きく動かしたタイミングtaとタイミングtbとの間隔tabは上記テンポマーク情報に示される一定間隔tよりも長く、タイミングtbとタイミングtcとの間隔tbcは一定間隔tよりも短くなる。オーディオ信号処理部46は、このように操作者が操作端末11を大きく動かしたタイミングと次に大きく動かしたタイミングとの間の間隔が一定間隔tよりも長い場合には(間隔tab)、この間隔に対応する区間(t1〜t2)のオーディオ信号の時間軸伸張処理を行う。この時間軸伸張処理の伸張倍率はtab/tである。
【0031】
一方、操作者が操作端末11を大きく動かしたタイミングと次に大きく動かしたタイミングとの間の間隔が一定間隔tよりも短い場合には(間隔tbc)、この間隔に対応する区間(t2〜t3)のオーディオ信号の時間軸圧縮処理を行う。この時間軸圧縮処理の圧縮倍率はtbc/tである。このようにしてオーディオ信号処理部46は、操作者が操作端末11を大きく動かすタイミングに応じた時間軸圧伸処理を行い、図7(c)に示すような操作者の動作に応じてテンポ調整がなされたオーディオ信号を生成する。ここで、オーディオ信号処理部46が行う時間軸圧伸処理の方式としては、カット・アンド・スプライス法、ポインタ移動量制御による重複加算法、リバーブ、ディザ、ループの繰り返し等、公知の種々の方法を適用することができる。
【0032】
このようにオーディオ信号処理部46は、運動解析部45から供給される動作タイミング情報、すなわち操作者がどのようなタイミングで操作端末11を大きく動かしたかといった情報に応じてオーディオ信号に時間軸圧伸処理を施し、発生する楽音の音高を大きく変化させることなくテンポ調整を行うのである。
【0033】
また、オーディオ信号処理部46は、上記のような操作者の動作に応じた時間軸圧伸処理を行うとともに、運動解析部45から供給される動作量情報に応じて楽音の発生音量を制御する処理を行う。具体的には、上述した操作端末11が操作者によって大きく動かされたタイミングta,tb,tcにおけるその動きの大きさを示す動作量情報がαa,αb、αcとした場合、区間tabのオーディオ信号に対しては動作量情報αaに応じた増幅率で増幅し、区間tbcのオーディオ信号に対しては動作量情報αbに応じた増幅率で増幅しタイミングtcから次の動作タイミングまでの間の区間のオーディオ信号に対しては動作量情報αcに応じた増幅率で増幅する。ここで、動作量情報に示される値が大きければ大きいほど、増幅率を大きくするような処理を行うようにすることで、操作者が操作端末11を大きく動作させたときの動作の度合いに応じて発生する楽音の音量を制御することができる。
【0034】
以上のようにオーディオ信号処理部46は、運動解析部45から供給される動作タイミング情報および動作量情報に応じた信号処理を、音楽CDをCD再生部41が再生することにより取得したオーディオ信号に対して施し、信号処理後のオーディオ信号をサウンドスピーカシステム42およびデータ記録部47に出力する。サウンドスピーカシステム42は、オーディオ信号処理部46から供給される操作者の動作に応じて処理がなされたオーディオ信号をアナログ信号に変換に増幅等した後、スピーカから放音し、これにより操作者の動作に応じて制御された楽曲が再生される。データ記録部47は、オーディオ信号処理部46から供給されるオーディオ信号を所定の記録媒体、例えばCD−R(CD-Recordable)、MD、半導体メモリ、ハードディスク等に記録する。
【0035】
B.楽音発生方法
次に、上記構成の楽音発生システム100を用いて操作者が楽音発生を行う方法について説明する。まず、操作者は当該楽音発生システム100を構成する楽音発生装置10および操作端末11に電源を投入し、楽音発生装置10において楽音発生を行うための楽音発生処理プログラム群を実行させる。そして、操作者は演奏したい楽曲が記録された音楽CDをCD再生部41にセットした後、楽曲演奏の開始を指示する。なお、上述したテンポマーク情報(図6参照)を埋め込む時間間隔を操作者が指定する場合には、操作者は時間間隔、例えば3秒間隔といった情報を操作部36を操作して入力すれば、楽音発生装置10によって入力された時間間隔情報にしたがってテンポマーク情報を埋め込んだテンポ調整用データの作成処理が行われる。
【0036】
このように音楽CDがセットされて演奏開始を指示すると、操作者は操作端末11を把持した手を大きく振るといった動作を行い、音楽CDに記録されたオーディオデータを読み出すことにより再生される楽曲のテンポや音量を制御する。上述したように楽音発生装置10は、操作者が操作端末11を大きく動かすタイミングに応じたテンポで音楽CDに記録された楽曲の再生を行う。例えば、操作者が入力した時間間隔(3秒間隔)よりも短い時間間隔で操作端末11を大きく動作させれば、通常の音楽CDの再生よりも早いテンポでの楽曲再生が行われる。一方、操作者が入力した時間間隔よりも長い時間間隔で操作端末11を大きく動作させれば、通常の音楽CDの再生よりも遅いテンポでの楽曲再生が行われる。また、1つの楽曲の再生中に、ある区間では操作者が入力した時間間隔よりも短い時間間隔で操作端末11を大きく動作させ、別の区間では上記時間間隔よりも長い時間間隔で操作端末11を大きく動作させると、ある区間ではテンポの早い楽曲再生が行われ、別の区間ではテンポの遅い楽曲再生が行われる。
【0037】
以上説明したように、本実施形態では、音楽CDといった広く市販されている音源のソースを再生する場合にも、操作者の動きに応じて再生音量や再生テンポを制御することができる。したがって、従来では、音楽CDの再生の際には、所望の音量等を得るためにユーザは操作摘み等の操作子を適宜調整するといったことしかできなかったが、本実施形態によれば、単なる楽曲を忠実に演奏再生する機能をユーザに提供するのではなく、ユーザが楽曲再生に積極的に参加できるようになり、新たな音楽の楽しみ方を提供することができる。また、本実施形態では、広く市販されている音楽CDを音源ソースとしているので、多数の市販されている楽曲の再生の際に上記のような楽曲再生の新たな楽しみ方を提供することができる。また、データ記録部47によって上記のように操作者の動作に応じて制御された楽音のオーディオ信号を記録することができるので、後から当該記録したオーディオ信号を再生して操作者の操作によって制御されたオリジナルの楽曲再生を行うことができる。
【0038】
また、このような楽音発生システム100を用いた楽音発生方法を利用すれば、特別な楽曲データ等を用意することなく広く市販されている音楽CDを利用しながら、次のような新たな音楽エンターテイメントを提供することができる。まず、従来から楽器、電子楽器などでは、演奏操作子を選択操作することにより所望の楽音を発生させるようにしているが(ピアノの鍵やギターの弦など)、この楽音発生システム100では、このような操作子の選択操作ではなく、操作者が操作端末11を動かすといった簡易な動作で音楽CDの楽音発生を制御することができる。つまり、従来の楽器などでは、指による操作子の選択操作といったより優れた演奏を行うための操作性を追求しているのに対し、本実施形態によれば、このような操作性を重視した楽音発生システム(楽器等)ではなく、操作端末11を操作者のある程度大きな動きと楽音発生とを対応させることにより、体の動きと楽音発生とを交えた新たな音楽エンターテイメントシステムを提供することができる。
【0039】
C.変形例
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0040】
(変形例1)
上述した実施形態では、操作者が操作端末11をある程度大きく動作させた時の動作の大きさである動作センサMSの加速度の絶対値に応じてオーディオ信号を増幅し、楽音発生音量を制御するようにしていたが、動作センサMSの加速度の絶対値以外にも動作センサMSから得られる信号の周波数や変化量等に応じて、CD再生部41が再生したオーディオ信号を増幅し、楽音発生音量を制御するようにしてもよい。例えば、動作センサMSから出力される信号の周波数が高い、すなわち操作者が操作端末11を早い周期で動作させた場合には、音量が大きくなるように制御し、逆に操作端末11をゆっくりとした周期で動作させた場合には音量が小さくなるように制御するといった手法を採用することができる。この場合にも、どのような動作を行えば、音量が増加するもしくは減少するといったことを操作者が知っていれば、操作者は出力したい音量に応じて操作端末11を動かせばよく、上記実施形態と同様、楽曲再生に積極的に参加できるといった効果が得られる。
【0041】
(変形例2)
また、上述した実施形態では、操作者が操作端末11を大きく動かすタイミングによって、一定期間t毎にCD再生部41によって再生されたオーディオ信号に対して時間軸圧伸処理を施して再生される楽曲のテンポ調整を行うようにしていたが、以下に例示するような手法により楽曲のテンポ調整を行うようにしてもよい。
【0042】
すなわち、予め設定されているCD再生部41による楽曲再生のデフォルトのテンポからのオフセット量を操作者の動作から求め、CD再生部41がこのオフセット量に応じてテンポをデフォルト値よりも大きくまたは小さくして音楽CDの再生を行うことにより、再生される楽曲のテンポを調整するようにしてもよい。つまり、一般的なCDプレイヤーに搭載されているテンポ調整機能を利用し、その調整量であるデフォルト値からのオフセット量を操作者による操作端末11の動作に応じて決定することにより、操作者の動作に応じてテンポ調整を行う。
【0043】
このようなテンポ調整を行う場合におけるオフセット量の決定方法としては、例えば上記動作センサMSから出力される信号の周波数が予め設定された基準周波数よりも大きい区間(操作者が早い周期で操作端末11を動かしている時)ではテンポを早くするように調整するオフセット量を導出し、動作センサMSから出力される信号の周波数が基準周波数よりも小さい区間(操作者がゆっくりとした周期で操作端末11を動かしている時)ではテンポを遅くするようなオフセット量を導出するようにするといった手法を採用することができる。
【0044】
また、動作センサMSとして傾斜センサを使用する場合には、この傾斜センサの出力結果が+の勾配を示している際には、テンポを早くするように調整するオフセット量を導出し、傾斜センサの出力結果が−の勾配を示している際にはテンポを遅くするようなオフセット量を導出するようにするといった手法を採用することができる。この場合にも、どのような動作を行えば、テンポが早くなるもしくは遅くなるといったことを操作者が知っていれば、操作者は出力したいテンポに応じて操作端末11を動かせばよく、上記実施形態と同様、楽曲再生に積極的に参加できるといった効果が得られる。
【0045】
(変形例3)
また、上述した実施形態では、操作端末11が1つである場合を例に挙げて、説明したが、操作端末11は2つ以上であってもよい。複数の操作端末11を用いる場合には、各々の操作端末11から、動作センサMSの出力結果に加え、自端末を識別するためのID情報を楽音発生装置10に無線送信するようにし、楽音発生装置10側において、どの操作端末11からどのような動作に応じた情報が供給されているかを検知することができるようにする。そして、楽音発生装置10は、複数の操作端末11から供給される動作センサMSの出力結果に応じた処理を、CD再生部41によって再生されるオーディオ信号に施し、音量調整やテンポ調整を行うようにしてもよい。複数の操作端末11を用いる場合には、ある操作端末11の動作に応じてテンポを制御し、他の操作端末11の動作に応じて音量を制御するといったように各操作端末11毎に制御対象(テンポ、音量、音色、効果等)を割り当てておくようにすればよい。
【0046】
また、上記のように複数の操作端末11を用いて音楽CDの再生による楽音発生を制御する場合には、音楽CDを再生したオーディオ信号に含まれる複数の音源パート(例えば、歌唱パート、楽器パート)を分離し、分離した各々の音源パートのオーディオ信号に対し、予め対応付けられた操作端末11の動作に応じた処理を施すといった楽音発生処理を行うようにしてもよい。このような処理に着目した楽音発生装置10’の機能構成について図8を参照しながら説明する。
【0047】
同図に示すように、上記のような音源分離を含む楽音発生処理を行う場合の楽音発生装置10’の機能構成は、上記実施形態における操作端末11と同様の構成の操作端末11a,11bと、上記実施形態と同様のアンテナ分配回路38、受信処理回路39、サウンドスピーカシステム42および運動解析部45、データ記録部47(図4参照)と、オーディオ信号処理部46に代わるオーディオ信号処理部146とを備えている。
【0048】
操作端末11a,11bの各々からは、操作者の動作に応じたx軸検出部MSxおよびy軸検出部MSyからの検出信号、つまりx軸方向の加速度αx1,αx2と、y軸方向の加速度αy1,αy2とが無線送信され、アンテナ分配回路38は、各操作端末11a,11bから送信されるx軸方向の加速度αx1,αx2と、y軸方向の加速度αy1,αy2とを受信し、受信処理回路39に出力する。受信処理回路39は、アンテナ分配回路38から供給されたx軸方向およびy軸方向の検出加速度を示す信号を所定のバンドパスフィルタに通し、運動解析部45による運動状況の検出に不要な周波数成分を除去し、加速度αx1,αx2およびαy1,αy2を示す信号を運動解析部45に出力する。
【0049】
運動解析部45は、受信処理回路39から供給されるx軸方向の加速度αx1,αx2およびαy1,αy2から、操作者の動作による各操作端末11a,11bの運動状況を検出し、操作端末11aから送信されたセンサ検出結果に基づく動作タイミング情報および動作量情報からなる動作情報DJ1と、操作端末11bから送信されたセンサ検出結果に基づく動作タイミング情報および動作量情報からなる動作情報DJ2とをオーディオ信号処理部146に出力する。なお、動作タイミング情報と動作量情報の内容は上記実施形態と同様である。
【0050】
オーディオ信号処理部146は、音源分離部147を有している。当該音源分離部147は、CD再生部41によって再生されたオーディオ信号の周波数領域において各信号の基本周波数を推定し、調波構造を抜き出すことにより、同一音源からの成分を集めて合成するといった公知の音源分離処理を行い、オーディオ信号を予め決められた複数の音源パート(例えば歌唱パートと楽器パート)毎のオーディオ信号に分離する。ここで、操作端末11aが歌唱パートを制御する端末として割り当てられており、操作端末11bが楽器パートを制御する端末として割り当てられており、オーディオ信号処理部146は、操作端末11aのセンサ検出結果に基づく動作情報DJ1に応じた処理を歌唱パートのオーディオ信号に対して実行する。また、操作端末11bのセンサ検出結果に基づく動作情報DJ2に応じた処理を楽器パートのオーディオ信号に対して実行する。このようにすることで、音楽CDに収録された楽曲を音源パート毎に制御することが可能となる。
【0051】
(変形例4)
また、上述した実施形態では、操作者が操作端末11を動かすことによって、一定期間t毎にCD再生部41によって再生されたオーディオ信号に対して時間軸圧伸処理を施して再生される楽曲のテンポ調整を行うようにしていたが、操作端末11の動きに応じてCD再生部41によって再生されるオーディオ信号に対して、仮想音源の位置を設定し、その位置に音源が実際にある場合をシミュレートする音像定位処理を施すようにしてもよい。
【0052】
例えば、2チャンネルのステレオ再生を行う場合には、操作者が所持する操作端末11の一端側が指し示す方向の位置に仮想音源位置を設定し、その位置に音源が実際にある場合をシミュレートする音像定位処理を施すといった楽音発生処理を行うようにしてもよい。このような処理に着目した楽音発生システム110の機能構成について図9を参照しながら説明する。
【0053】
同図に示すように、操作端末11内に上記動作センサMSに代えて、方向検出器111が設けられており、方向検出器111は操作者によって操作された操作端末11の一端側の位置が指し示す方向を検出する。ここで、方向検出器111は傾斜センサおよびジャイロセンサ等から構成するようにすれば、3次元空間での方向を検出することができる。このように方向検出器111が検出した方向を示す信号が操作端末11から楽音発生装置112に無線送信され、アンテナ分配回路38、受信処理回路39を介して音像定位制御部113に供給される。音像定位制御部113は、受信処理回路39から供給される操作端末11の一端部が指し示す方向を示す情報から、当該方向上の位置を仮想音源の位置として設定し、当該設定した位置に応じたパンニング情報をオーディオ信号処理部114に出力し、オーディオ信号処理部114が当該パンニング情報に応じた信号処理を実行する。
【0054】
具体的には、音像定位制御部113は、予め実験等により求められて記憶されている多数の仮想音源位置と振幅変調部115,116の各々に供給すべきパンニング情報とを対応付けたテーブルを参照し、設定位置に応じたパンニング情報PL,PRを取得する。そして、振幅変調部115,116の各々に取得したパンニング情報PL,PRを出力する。振幅変調部115,116は、ディジタル乗算器等で構成され、CD再生部41から再生されたLチャンネルのオーディオ信号ALおよびRチャンネルのオーディオ信号ARが供給され、各々のオーディオ信号AL,ARの振幅が振幅変調部115,116によってパンニング情報PL,PRにしたがって変調される。このように振幅変調部115,116によって振幅変調されたオーディオ信号AL,ARが各々Lスピーカ142aおよびRスピーカ142bに供給され、各々のLスピーカ142aおよびRスピーカ142bから振幅変調されたオーディオ信号AL,ARに対応した楽音が発生させられる。このように操作者が動かす操作端末11の指し示す位置に応じた音像定位処理を、音楽CDを再生して得られるオーディオ信号に施すようにしてもよい。
【0055】
また、入力されるオーディオ信号として、上述した音楽CDを再生して得られる2チャンネルのオーディオ信号の他に、マルチチャンネルオーディオ信号と称される5チャンネル程度のオーディオ信号が入力される場合もある。例えば、DVD(Digital Versatile Disc)から再生したオーディオ信号として、フロント左チャンネルと、フロント右チャンネルと、センターチャンネルと、リア左チャンネルと、リア右チャンネルと、低域専用チャンネルの合計6チャンネルのマルチチャンネルオーディオ信号、いわゆる5.1チャンネルと称されるオーディオ信号が入力されることがある。低域専用チャンネルは、例えば120Hz程度よりも低域のオーディオ信号だけが得られるチャンネルで、当該チャンネルのオーディオ信号は低域音だけを再生するスピーカ装置に供給して楽音を発生させる。低域専用チャンネル以外の他のチャンネルのオーディオ信号は、それぞれのチャンネル用に配置されたスピーカ装置に供給することにより各々のスピーカから楽音を発生させる。このようなマルチチャンネルのオーディオ信号に応じた楽音発生を行うシステムにおいても、上記ステレオ再生の場合と同様、各チャンネルのオーディオ信号に対して操作端末11の指し示す位置に応じた振幅変調、位相調整、周波数特性の調整等の処理を施し、音像定位制御を行うようにしてもよい。
【0056】
(変形例5)
また、操作端末11内に動作センサMSとして傾斜センサーを採用し、操作者の所持する操作端末11の傾きに応じた振幅調整処理や周波数特性調整処理を、音楽CDを再生することによりCD再生部41から出力されるオーディオ信号に対して施すようにしてもよい。例えば、操作端末11内に設けられた傾斜センサによって図10(a)に示すようなセンサ出力信号が得られた場合に、傾斜センサにより検出される傾きが大きくなればなるほど、CD再生部41によって再生されたオーディオ信号の振幅を大きくするといった振幅調整処理を行い、図10(b)に示すようなオーディオ信号をサウンドスピーカシステム42に出力して楽音発生を行うようにしてもよい。
【0057】
(変形例6)
また、図1に示すような棒状の操作端末11に代えて、腕や足に巻き付けることが可能なバンド型や、靴内にセンサを内蔵したシューズ型等の様々な形状の操作端末を用いることができる。例えば、図11に示すように、複数(図示の例では7つ)の棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gからなる操作端末212を用い、当該操作端末212の動作状態に応じた処理を、CD再生部41によって再生されるオーディオ信号に施して発生する楽音を制御するようにしてもよい。
【0058】
棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gは、隣り合う棒状部材の端部同士が各々の部材同士の相対位置が変動可能に連結されており、棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gには傾斜センサが内蔵されている。そして、操作端末212は、これらの各棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211g内の傾斜センサから得られたセンサ出力信号を各棒状部材を識別するIDを付与して無線送信する。このような操作端末212から無線送信されたセンサ出力信号に応じて楽音発生制御を行う楽音発生システムについて図12を参照しながら説明する。
【0059】
同図に示すように、操作端末212からは棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gに内蔵された傾斜センサからの出力信号K1,K2,K3,K4,K5,K6,K7が楽音発生装置209に無線送信され、アンテナ分配回路38、受信処理回路39を介して周波数特性パラメータ決定部245に供給される。周波数特性パラメータ決定部245は、受信処理回路39から供給される各棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gの傾斜具合に応じた出力信号K1,K2,K3,K4,K5,K6,K7から、各々棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gに対応付けられた7つの周波数帯域の振幅変調率を示すパラメータP1,P2,P3,P4,P5,P6,P7を決定し、決定したパラメータP1,P2,P3,P4,P5,P6,P7をオーディオ信号処理部246に出力する。周波数特性パラメータ決定部245によるパラメータ決定は、各棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gの傾斜が大きければ大きいほど、振幅を大きくするといったものであってもよいし、図13に示すように、7つの棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gの形状(図13(a))と類似した周波数特性(図13(b))に近似するように各パラメータ値を決定するようにしてもよい。
【0060】
オーディオ信号処理部246は、上述した7つの周波数帯域の各々を通過させるバンドパスフィルタ247A,247B,247C,247D,247E,247F,247Gを有している。CD再生部41によって再生されたオーディオ信号は各々のバンドパスフィルタ247A,247B,247C,247D,247E,247F,247Gに供給され、各々バンドパスフィルタ247A,247B,247C,247D,247E,247F,247Gからは対応する周波数帯域のオーディオ信号のみが各々振幅変調部248A,248B,248C,248D,248E,248F,248Gに出力される。各々の振幅変調部248A,248B,248C,248D,248E,248F,248Gには、上述したパラメータP1,P2,P3,P4,P5,P6,P7が供給され、各々の振幅変調部は供給されたパラメータ値に応じてオーディオ信号の振幅を調整し、加算器249に出力する。加算器249は、振幅変調部248A,248B,248C,248D,248E,248F,248Gから供給される振幅調整済みのオーディオ信号を加算し、サウンドスピーカシステム42に出力する。この結果、サウンドスピーカシステム42から操作端末212の各棒状操作部材211a,211b,211c,211d,211e,211f,211gの傾斜具合に応じて周波数特性が調整、すなわち音色が調整された楽音が発生される。
【0061】
(変形例7)
また、図1に示すような短い棒状の操作端末11に代えて、図14に示すように、長尺棒状の操作端末312を用い、当該操作端末312の動作状態に応じた処理を、CD再生部41によって再生されるオーディオ信号に施して発生する楽音を制御するようにしてもよい。
【0062】
操作端末312には傾斜センサが内蔵されており、操作端末312は当該傾斜センサから得られたセンサ出力信号を無線送信する。このような操作端末312から無線送信されたセンサ出力信号に応じて楽音発生制御を行う楽音発生システムについて図15を参照しながら説明する。
【0063】
同図に示すように、操作端末312からは内蔵される傾斜センサのセンサ出力信号が楽音発生装置309に無線送信され、アンテナ分配回路38、受信処理回路39を介してパンニングパラメータ決定部345に供給される。パンニングパラメータ決定部345は、受信処理回路39から供給される操作端末312の傾斜具合に応じた出力信号Kから、LチャネルおよびRチャネルのオーディオ信号の振幅変調率を示すパラメータPPL,PPRを決定し、決定したパラメータPPL,PPRを各々振幅変調部415,416に出力する。パンニングパラメータ決定部345によるパラメータ決定は、例えば図16に示すように、操作端末312の傾斜具合に応じて上側にある端部312Aに予め対応付けられたLチャンネルの増幅率を大きく、下側にある他端部312Bに予め対応付けられたRチャネルの増幅率を小さくするといった具合に決定される。
【0064】
上記のようにパンニングパラメータ決定部345は、振幅変調部415,416の各々に決定したパラメータPPL,PPRを出力する。振幅変調部415,416は、ディジタル乗算器等で構成され、CD再生部41から再生されたLチャンネルのオーディオ信号ALおよびRチャンネルのオーディオ信号ARが供給され、各々のオーディオ信号AL,ARの振幅が振幅変調部415,416によってパラメータPPL,PPRにしたがって増幅等される。このように振幅変調部415,416によって増幅等の振幅変調がなされたオーディオ信号AL,ARが各々Lスピーカ142aおよびRスピーカ142bに供給され、各々のLスピーカ142aおよびRスピーカ142bから振幅変調されたオーディオ信号AL,ARに対応した楽音が発生させられる。
【0065】
(変形例8)
また、上述した実施形態および様々な変形例では、操作端末11の動きに応じた信号処理を、音楽CDを再生することにより得られるオーディオ信号に施すようにしていたが、予め操作端末の動きと、音高とを対応付けておき、音楽CDのある楽曲を再生する際に、操作者が操作端末を操作した一連の動きによって特定される音高が、上記ある楽曲を構成する音高列と一致するか否かといった判定を行い、当該判定結果を操作者に通知するといったエンターテイメントシステムを構成するようにしてもよい。
【0066】
このようなエンターテイメントシステムを実現するための機能構成を図17に示す。同図に示すように、このエンターテイメントシステムは、上記実施形態と同様の操作端末11と、アンテナ分配回路38、受信処理回路39、移動軌跡検出部545、音高作成部(楽曲内容情報作成手段)546、音高軌跡変換テーブル547、および判定処理部548を有する判定装置550とを備えている。
【0067】
操作端末11からは上記実施形態と同様に、x軸方向の加速度αxと、y軸方向の加速度αyとを示す情報が無線送信され、判定装置550のアンテナ分配回路38はこれを受信し、受信処理回路39を介して加速度αxおよびαyを示す信号を移動軌跡検出部545に出力する。
【0068】
移動軌跡検出部545は、受信処理回路39から供給されるx軸方向の加速度αxおよびy軸方向の加速度αyから、操作端末11の移動軌跡を検出する。ここで、移動軌跡検出部545による移動軌跡の検出は、αxおよびαyが予め設定された微小な設定値よりも小さい値である時点(つまり、ほとんど操作端末11が動いていない状態)から当該設定値よりもαxまたはαyが大きくなった時点で動作が開始されたと判断し、この時点からのαxおよびαyに基づいて移動軌跡の検出を開始する。一方、このような移動軌跡の検出を行っている間に、αxおよびαyが上述した設定値を下回った時点(ほとんど動かない状態になった時点)で当該移動軌跡の検出を終了し、これにより操作者の操作による操作端末11の一連の動きによる移動軌跡を検出することができる。なお、このようにαxおよびαyの値から移動軌跡の検出期間を設定するようにしてもよいが、操作端末11側に移動軌跡を検出する期間を指定するスイッチ等を設け、移動軌跡検出部545は、当該スイッチが押下されている間のαxおよびαyに応じて1つの移動軌跡を検出するようにしてもよい。この場合には、操作者は移動軌跡を検出させる動きをする間だけ上記スイッチを押下したまま所望の動作を行うことになる。
【0069】
移動軌跡検出部545は、上述したような期間中に受信処理回路39から供給されるαxおよびαyから、操作端末11の移動軌跡に関する情報を求める。ここで、移動軌跡に関する情報とは、その移動軌跡が描く形状情報である。操作端末11の動く軌跡の形状としては、円形、楕円形、四角形、三角形、八の字型等の形状があり、音高軌跡変換テーブル547には、これらの移動軌跡形状に対応して音高情報が格納されている。音高作成部546は、このような音高軌跡変換テーブル547を参照することにより、操作者による操作端末11の移動軌跡の形状に対応する音高を特定する。音高作成部546は、このような音高特定処理を移動軌跡検出部545から形状情報が供給される毎に実行し、特定した音高を逐次判定処理部548に出力する。
【0070】
一方、判定処理部548には、CD再生部41によって再生される音楽CDの楽曲を構成するCD側音高列情報が供給され、判定処理部548はこのようなCD側音高列情報と、音高作成部546から逐次供給された音高により構成される音高列とを比較し、その一致具合を判定し、その判定結果を操作者に通知する。なお、CD再生部41によって再生される音楽CDの楽曲を構成するCD側音高列情報の取得方法としては、再生されるオーディオ信号(楽器パートや歌唱パートに音源分離したものでもよい)のピッチを検出して音高列情報を取得する方法や、予め多数の各楽曲毎の音高列情報を記憶しておき、CD再生部41に再生されている楽曲の音高列情報を取得するといった方法を用いることができる。
【0071】
また、上記変形例では、音高作成部546は、移動軌跡検出部545から供給される移動軌跡に応じて音高情報を作成するようにしていたが、移動軌跡に応じて拍子情報を作成するようにしてもよい。この場合、判定処理部548は、CD再生部41によって再生されている楽曲の拍子情報を取得し、取得した楽曲の拍子情報と、操作端末11の移動軌跡に応じて作成された拍子情報とを比較し、一致具合を判定結果として操作者に通知するようにしてもよい。また、音高情報と拍子情報の両者を操作端末11の移動軌跡といった運動情報に応じて作成するようにし、CD再生部41によって再生されている楽曲の音高列情報および拍子情報と比較するようにしてもよい。
【0072】
(変形例9)
また、上述した実施形態では、CD再生部41が再生したオーディオ信号に対し、操作者の操作による操作端末11の動きに応じた信号処理(時間軸圧伸処理等)を施すようにしていたが、例えば操作端末11が大きく動かされたタイミングでCD再生部41が再生したオーディオ信号に掛け声、手拍子、打楽器音などの単発音を発生するためのオーディオ信号をミキシング等するようにしてもよい。また、操作端末11が大きく動かされている間に、CD再生部41が再生したオーディオ信号に対して残響を付与するといった効果付与処理を施すようにしてもよい。
【0073】
(変形例10)
なお、上述した実施形態および様々な変形例においては、音源ソースとしてCD−DA形式でオーディオ信号をディジタルデータ化したオーディオデータを記録した音楽CDを用いる場合を例に挙げて説明したが、他の形式でオーディオ信号を符号化したオーディオデータ、例えばATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)方式で符号化したオーディオデータ、MP3方式で符号化したオーディオデータ、TwinVQ(Transform-Domain Weighted Interleave Vector Quantization)方式で符号化したオーディオデータを音源ソースとして用いることができる。
【0074】
(変形例11)
上述した実施形態においては、操作端末11に搭載される動作センサMSの検出結果を楽音発生装置10に対して無線送信するようにしていたが、これに限らず、操作端末11および楽音発生装置10を信号ケーブル等で接続し、当該信号ケーブルを介して操作端末11から楽音発生装置10に対して動作センサMSの検出結果を送信するようにしてもよい。また、上述した他の変形例においても無線送信に代えて有線送信を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態のように操作端末11と楽音発生装置10を別体として構成せずに、両者を一体の装置として構成するようにしてもよい。また、上述した他の変形例においても操作端末と楽音発生装置とを一体の装置として構成してもよい。
【0075】
(変形例12)
また、上述した実施形態では、CD再生部41が再生したオーディオ信号に対して実行する信号処理内容を、操作端末11から供給された運動に関する情報に応じて決定する(例えば、時間軸圧伸処理の圧伸率の決定や増幅率の決定)といった処理を実現するプログラムが予めCPU30のハードディスク33等にインストールされている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上記のような運動情報に応じて信号処理内容を決定する等の処理をCPU等からなるコンピュータシステムに実行させるプログラムの格納された例えばCD−ROM(CD-Read Only Memory)、DVD−ROM(DVD-Read Only Memory)等のパッケージメディアでなる記録媒体を読み取ることにより上記プログラムをインストールしても良く、またプログラムが一時的もしくは永続的に格納される半導体メモリや光磁気ディスク等の記録媒体を読み取ることにより上記プログラムをインストールしてもよい。また、上記プログラムをインターネット等の伝送媒体を介して楽音発生装置10に取り込んでインストールするようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オーディオ信号を所定のフォーマットで符号化したオーディオデータを利用したユーザ参加型の音楽エンターテイメントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る楽音発生システムの概略を示す図である。
【図2】 前記楽音発生システムの構成要素である操作端末の構成を示すブロック図である。
【図3】 前記楽音発生システムの構成要素である楽音発生装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】 前記楽音発生システムの機能構成を示すブロック図である。
【図5】 前記楽音発生装置の構成要素である運動解析部の処理内容を説明するための図である。
【図6】 前記楽音発生装置の構成要素であるオーディオ信号処理部による信号処理に必要なデータを記憶した記憶領域を説明するための図である。
【図7】 前記オーディオ信号処理部による信号処理の内容を説明するための図である。
【図8】 前記楽音発生システムの変形例の機能構成を示すブロック図である。
【図9】 前記楽音発生システムの他の変形例の機能構成を示すブロック図である。
【図10】 前記楽音発生システムのその他の変形例における操作端末に内蔵された傾斜センサから出力信号と、オーディオ信号に対して施される処理の内容との関係を説明するための図である。
【図11】 前記楽音発生システムの構成要素である操作端末の変形例の外観を示す図である。
【図12】 図11に示す前記操作端末を用いて楽音発生を行う楽音発生システムの機能構成を示すブロック図である。
【図13】 図11に示す前記操作端末の状態と、当該状態に応じた信号処理の内容との関係を説明するための図である。
【図14】 前記楽音発生システムの構成要素である操作端末の他の変形例の外観を示す図である。
【図15】 図14に示す前記操作端末を用いて楽音発生を行う楽音発生システムの機能構成を示すブロック図である。
【図16】 図14に示す前記操作端末の状態と、当該状態に応じた信号処理の内容との関係を説明するための図である。
【図17】 前記楽音発生システムのさらにその他の変形例の機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10……楽音発生装置、10’……楽音発生装置、11……操作端末、30……CPU、31……RAM、32……ROM、33……ハードディスク、38……アンテナ分配回路、39……受信処理回路、40……DSP部、41……CD再生部、45……運動解析部、46……オーディオ信号処理部、47……データ記録部、100……楽音発生システム、110……楽音発生システム、112……楽音発生装置、114……オーディオ信号処理部、115,116……振幅変調部、146……オーディオ信号処理部、209……楽音発生装置、212……操作端末、245……周波数特性パラメータ決定部、246……オーディオ信号処理部、309……楽音発生装置、312……操作端末、345……パンニングパラメータ決定部、415,416……振幅変調部、550……判定装置、545……移動軌跡検出部、546……音高作成部、547……音高軌跡変換テーブル、548……判定処理部、MS……動作センサ
Claims (11)
- ユーザの動作に応じた運動情報を取得する運動情報取得手段と、
オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記運動情報取得手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段と、
前記信号処理手段によって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録手段と
を具備することを特徴とするオーディオ信号生成装置。 - 前記信号処理手段は、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に対し、前記運動情報に応じてテンポ、音量、タイミング、音色および効果の少なくとも1つを制御する処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号生成装置。
- 前記信号処理手段は、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号を、前記運動情報に応じたテンポのオーディオ信号に変換するために当該オーディオ信号に対して時間軸圧伸処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号生成装置。
- 前記信号処理手段は、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に対し、音像定位処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号生成装置。
- 複数の棒状の部材からなり、各々の前記部材の傾斜具合を、ユーザの動作に応じた運動情報として取得する運動情報取得手段と、
オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記運動情報取得手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段とを具備し、
前記信号処理手段は、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に対し、
前記運動情報である各々の前記部材の傾斜具合に応じて、前記複数の棒状の部材の各々に対応付けられた周波数帯域毎に、前記オーディオ信号の振幅を調整する
ことを特徴とするオーディオ信号生成装置。 - 各々の相対位置が変動可能に連結された複数の棒状の部材からなり、各々の前記部材の傾斜具合を、ユーザの動作に応じた運動情報として取得する運動情報取得手段と、
オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記運動情報取得手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段とを具備し、
前記信号処理手段は、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に対し、
前記運動情報によって表される前記複数の棒状の部材の連結形状に応じて、前記オーディオ信号の振幅を調整する
ことを特徴とするオーディオ信号生成装置。 - 操作者が携帯可能な端末であって、当該端末を携帯する操作者の動作に応じた運動情報を生成して送信する操作端末と、
オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータからオーディオ信号を生成するオーディオ信号生成装置とを備えたオーディオ信号生成システムであって、
前記オーディオ信号生成装置は、
前記操作端末から送信される運動情報を受信する受信手段と、
前記オーディオデータからオーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記受信手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段と、
前記信号処理手段によって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録手段と
を有していることを特徴とするオーディオ信号生成システム。 - 操作者が携帯可能な端末であって、当該端末を携帯する操作者の動作に応じた運動情報を生成して送信する操作端末と、
前記操作端末から送信される運動情報を受信する受信手段と、
オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータからオーディオ信号を再生する再生手段と、
前記再生手段によって再生されている前記オーディオデータの楽曲を構成する音高列、楽曲の拍子もしくは両者を含む第1の楽曲内容情報を取得する楽曲内容取得手段と、
前記再生手段によって前記オーディオデータが再生されている場合に、前記受信手段によって受信された運動情報に応じて音高情報、拍子情報もしくは両者を含む第2の楽曲内容情報を作成する楽曲内容情報作成手段と、
前記第1の楽曲内容情報と、前記第2の楽曲内容情報とを比較し、比較結果を出力する判定手段と
を具備することを特徴とするオーディオシステム。 - ユーザの動作に応じた運動情報を取得する運動情報取得ステップと、
オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得ステップと、
前記取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得ステップによって取得されたオーディオ信号に施す信号処理ステップと、
前記信号処理ステップによって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録ステップと
を具備することを特徴とするオーディオ信号生成方法。 - ユーザの動作に応じた運動情報を取得する運動情報取得手段と、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段とを備えた楽音発生装置に搭載されるコンピュータを、
前記運動情報取得手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段と、
前記信号処理手段によって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録手段と
して機能させるためのプログラム。 - ユーザの動作に応じた運動情報を取得する運動情報取得手段と、オーディオ信号を所定のフォーマットにしたがって符号化したオーディオデータから前記オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段とを備えた楽音発生装置に搭載されるコンピュータを、
前記運動情報取得手段によって取得された運動情報に応じた処理を、前記オーディオ信号取得手段によって取得されたオーディオ信号に施す信号処理手段と、
前記信号処理手段によって前記運動情報に応じた処理が施されたオーディオ信号を記録する記録手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001142281A JP3873654B2 (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | オーディオ信号生成装置、オーディオ信号生成システム、オーディオシステム、オーディオ信号生成方法、プログラムおよび記録媒体 |
US10/143,086 US7161079B2 (en) | 2001-05-11 | 2002-05-09 | Audio signal generating apparatus, audio signal generating system, audio system, audio signal generating method, program, and storage medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001142281A JP3873654B2 (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | オーディオ信号生成装置、オーディオ信号生成システム、オーディオシステム、オーディオ信号生成方法、プログラムおよび記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002341865A JP2002341865A (ja) | 2002-11-29 |
JP3873654B2 true JP3873654B2 (ja) | 2007-01-24 |
Family
ID=18988609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001142281A Expired - Fee Related JP3873654B2 (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | オーディオ信号生成装置、オーディオ信号生成システム、オーディオシステム、オーディオ信号生成方法、プログラムおよび記録媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7161079B2 (ja) |
JP (1) | JP3873654B2 (ja) |
Families Citing this family (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3948242B2 (ja) * | 2001-10-17 | 2007-07-25 | ヤマハ株式会社 | 楽音発生制御システム |
JP4144269B2 (ja) * | 2002-06-28 | 2008-09-03 | ヤマハ株式会社 | 演奏処理装置 |
US8737816B2 (en) * | 2002-08-07 | 2014-05-27 | Hollinbeck Mgmt. Gmbh, Llc | System for selecting video tracks during playback of a media production |
US7739584B2 (en) * | 2002-08-08 | 2010-06-15 | Zane Vella | Electronic messaging synchronized to media presentation |
US8027482B2 (en) * | 2003-02-13 | 2011-09-27 | Hollinbeck Mgmt. Gmbh, Llc | DVD audio encoding using environmental audio tracks |
NL1023191C2 (nl) * | 2003-04-15 | 2004-10-18 | V O F Multipro | Systeem voor de voortbrenging van geluid. |
US20040264917A1 (en) * | 2003-06-25 | 2004-12-30 | M/X Entertainment, Inc. | Audio waveform cueing for enhanced visualizations during audio playback |
US8837921B2 (en) * | 2004-02-27 | 2014-09-16 | Hollinbeck Mgmt. Gmbh, Llc | System for fast angle changing in video playback devices |
US8238721B2 (en) * | 2004-02-27 | 2012-08-07 | Hollinbeck Mgmt. Gmbh, Llc | Scene changing in video playback devices including device-generated transitions |
US8165448B2 (en) * | 2004-03-24 | 2012-04-24 | Hollinbeck Mgmt. Gmbh, Llc | System using multiple display screens for multiple video streams |
JP4089651B2 (ja) | 2004-04-15 | 2008-05-28 | ソニー株式会社 | 信号生成装置及び機械装置 |
CN1906690B (zh) * | 2004-06-01 | 2010-05-12 | 松下电器产业株式会社 | 再生装置、再生处理电路、再生方法 |
US7490044B2 (en) | 2004-06-08 | 2009-02-10 | Bose Corporation | Audio signal processing |
US8045845B2 (en) * | 2005-01-03 | 2011-10-25 | Hollinbeck Mgmt. Gmbh, Llc | System for holding a current track during playback of a multi-track media production |
JP2006318182A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Sharp Corp | 音声検索装置、音声検索方法、音声再生方法および携帯再生装置、並びに、楽曲検索装置、楽曲検索方法、楽曲再生方法 |
JP3822224B1 (ja) | 2005-06-28 | 2006-09-13 | 株式会社フィールドシステム | 情報提供システム |
US9344802B2 (en) | 2005-06-28 | 2016-05-17 | Field System, Inc. | Information providing system |
JP4264752B2 (ja) | 2005-12-16 | 2009-05-20 | ソニー株式会社 | オーディオ信号の再生機および再生方法 |
US7462772B2 (en) * | 2006-01-13 | 2008-12-09 | Salter Hal C | Music composition system and method |
JP3834579B1 (ja) * | 2006-03-13 | 2006-10-18 | 株式会社フィールドシステム | 情報提供システム |
US7435894B2 (en) * | 2006-03-16 | 2008-10-14 | Ann Elizabeth Veno | Musical ball |
JP4301270B2 (ja) * | 2006-09-07 | 2009-07-22 | ヤマハ株式会社 | オーディオ再生装置およびオーディオ再生方法 |
CN101983403B (zh) | 2008-07-29 | 2013-05-22 | 雅马哈株式会社 | 演奏相关信息输出装置、具有演奏相关信息输出装置的系统、以及电子乐器 |
CN101983513B (zh) | 2008-07-30 | 2014-08-27 | 雅马哈株式会社 | 音频信号处理装置、音频信号处理系统以及音频信号处理方法 |
US9171531B2 (en) * | 2009-02-13 | 2015-10-27 | Commissariat À L'Energie et aux Energies Alternatives | Device and method for interpreting musical gestures |
US8237042B2 (en) * | 2009-02-18 | 2012-08-07 | Spoonjack, Llc | Electronic musical instruments |
WO2011097371A1 (en) * | 2010-02-04 | 2011-08-11 | First Act Inc. | Electronic drumsticks system |
JP5782677B2 (ja) | 2010-03-31 | 2015-09-24 | ヤマハ株式会社 | コンテンツ再生装置および音声処理システム |
JP5099176B2 (ja) * | 2010-06-15 | 2012-12-12 | カシオ計算機株式会社 | 演奏装置および電子楽器 |
JP5812663B2 (ja) * | 2011-04-22 | 2015-11-17 | 任天堂株式会社 | 音楽演奏用プログラム、音楽演奏装置、音楽演奏システムおよび音楽演奏方法 |
JP5848520B2 (ja) * | 2011-05-11 | 2016-01-27 | 任天堂株式会社 | 音楽演奏プログラム、音楽演奏装置、音楽演奏システム、および音楽演奏方法 |
JP5510401B2 (ja) * | 2011-06-27 | 2014-06-04 | 株式会社デンソー | 操作端末 |
JP5573899B2 (ja) * | 2011-08-23 | 2014-08-20 | カシオ計算機株式会社 | 演奏装置 |
EP2573761B1 (en) | 2011-09-25 | 2018-02-14 | Yamaha Corporation | Displaying content in relation to music reproduction by means of information processing apparatus independent of music reproduction apparatus |
JP5494677B2 (ja) | 2012-01-06 | 2014-05-21 | ヤマハ株式会社 | 演奏装置及び演奏プログラム |
US8878043B2 (en) * | 2012-09-10 | 2014-11-04 | uSOUNDit Partners, LLC | Systems, methods, and apparatus for music composition |
JP6111611B2 (ja) * | 2012-11-16 | 2017-04-12 | ヤマハ株式会社 | オーディオアンプ |
EP2922313B1 (en) * | 2012-11-16 | 2019-10-09 | Yamaha Corporation | Audio signal processing device and audio signal processing system |
JP2014107764A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Yamaha Corp | 位置情報取得装置、およびオーディオシステム |
JP6201431B2 (ja) | 2013-05-30 | 2017-09-27 | ヤマハ株式会社 | 端末装置のプログラム及びオーディオ信号処理システム |
EP3361476B1 (en) * | 2015-10-09 | 2023-12-13 | Sony Group Corporation | Signal processing device, signal processing method, and computer program |
CN110168634B (zh) * | 2017-03-24 | 2024-03-19 | 雅马哈株式会社 | 发声装置、发声系统及游戏装置 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5290964A (en) | 1986-10-14 | 1994-03-01 | Yamaha Corporation | Musical tone control apparatus using a detector |
US5177311A (en) | 1987-01-14 | 1993-01-05 | Yamaha Corporation | Musical tone control apparatus |
JP2663503B2 (ja) | 1988-04-28 | 1997-10-15 | ヤマハ株式会社 | 楽音制御装置 |
US5027688A (en) | 1988-05-18 | 1991-07-02 | Yamaha Corporation | Brace type angle-detecting device for musical tone control |
JPH0283590A (ja) | 1988-09-21 | 1990-03-23 | Yamaha Corp | 楽音制御装置 |
US5313010A (en) | 1988-12-27 | 1994-05-17 | Yamaha Corporation | Hand musical tone control apparatus |
JP2812055B2 (ja) | 1992-03-24 | 1998-10-15 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
JPH06178396A (ja) | 1992-12-04 | 1994-06-24 | Alpine Electron Inc | ヘッドホンの音像定位装置 |
US5663514A (en) | 1995-05-02 | 1997-09-02 | Yamaha Corporation | Apparatus and method for controlling performance dynamics and tempo in response to player's gesture |
JP3307152B2 (ja) | 1995-05-09 | 2002-07-24 | ヤマハ株式会社 | 自動演奏制御装置 |
US5648627A (en) * | 1995-09-27 | 1997-07-15 | Yamaha Corporation | Musical performance control apparatus for processing a user's swing motion with fuzzy inference or a neural network |
JP3598613B2 (ja) | 1995-11-01 | 2004-12-08 | ヤマハ株式会社 | 楽音パラメータ制御装置 |
JPH09281963A (ja) | 1996-04-17 | 1997-10-31 | Casio Comput Co Ltd | 楽音制御装置 |
SG65729A1 (en) * | 1997-01-31 | 1999-06-22 | Yamaha Corp | Tone generating device and method using a time stretch/compression control technique |
JP2000156049A (ja) | 1998-11-20 | 2000-06-06 | Yamaha Corp | オーディオメディアおよびメディア再生装置 |
JP3846122B2 (ja) | 1999-09-17 | 2006-11-15 | ヤマハ株式会社 | 再生制御装置と媒体 |
EP1837858B1 (en) | 2000-01-11 | 2013-07-10 | Yamaha Corporation | Apparatus and method for detecting performer´s motion to interactively control performance of music or the like |
-
2001
- 2001-05-11 JP JP2001142281A patent/JP3873654B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-05-09 US US10/143,086 patent/US7161079B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020166439A1 (en) | 2002-11-14 |
US7161079B2 (en) | 2007-01-09 |
JP2002341865A (ja) | 2002-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3873654B2 (ja) | オーディオ信号生成装置、オーディオ信号生成システム、オーディオシステム、オーディオ信号生成方法、プログラムおよび記録媒体 | |
JP4694705B2 (ja) | 楽音制御システム | |
US7982120B2 (en) | Performance apparatus and storage medium therefor | |
KR100283134B1 (ko) | 악곡과 매칭되는 음성 효과를 생성하는 가라오케 장치 및 방법 | |
US20080236369A1 (en) | Performance apparatus and storage medium therefor | |
JP2003536106A (ja) | 対話型マルチメディア装置 | |
KR100555858B1 (ko) | 재생장치 | |
JP2004053930A (ja) | 楽曲再生システム、楽曲編集システム、楽曲編集装置、楽曲編集端末、楽曲再生端末及び楽曲編集装置の制御方法 | |
JP5381293B2 (ja) | 放音制御装置 | |
JP2001042877A (ja) | オーディオ情報記憶制御方法及び装置並びにオーディオ情報出力装置。 | |
JP2006251053A (ja) | 楽音制御装置 | |
US6538190B1 (en) | Method of and apparatus for reproducing audio information, program storage device and computer data signal embodied in carrier wave | |
JP7367835B2 (ja) | 録音再生装置、録音再生装置の制御方法及び制御プログラム並びに電子楽器 | |
JP3879583B2 (ja) | 楽音発生制御システム、楽音発生制御方法、楽音発生制御装置、操作端末、楽音発生制御プログラム及び楽音発生制御プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2001350474A (ja) | 時系列データの読出制御装置、演奏制御装置および映像再生制御装置 | |
JP3909985B2 (ja) | オーディオ情報再生方法及びオーディオ情報再生装置並びに情報記録媒体 | |
JP2003010558A (ja) | 音声出力玩具 | |
JP5486941B2 (ja) | 聴衆に唱和をうながす気分を楽しむカラオケ装置 | |
JP3901008B2 (ja) | 音声変換機能付カラオケ装置 | |
WO2006022248A1 (ja) | 音処理装置、音処理方法、音処理プログラムおよび音処理プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2012022242A (ja) | 楽音再生装置およびプログラム | |
JP3921773B2 (ja) | 再生装置 | |
JP4134624B2 (ja) | 再生制御情報作成装置とプログラム | |
JP4158443B2 (ja) | 再生制御装置とプログラム | |
JP4641568B2 (ja) | 表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041006 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060718 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061016 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3873654 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |