JP2001350474A - 時系列データの読出制御装置、演奏制御装置および映像再生制御装置 - Google Patents

時系列データの読出制御装置、演奏制御装置および映像再生制御装置

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JP2001350474A
JP2001350474A JP2000172617A JP2000172617A JP2001350474A JP 2001350474 A JP2001350474 A JP 2001350474A JP 2000172617 A JP2000172617 A JP 2000172617A JP 2000172617 A JP2000172617 A JP 2000172617A JP 2001350474 A JP2001350474 A JP 2001350474A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動演奏において各パート毎にテンポを制御
できるようにし、且つ各パートのテンポ制御を利用者に
開放した自動演奏制御装置を提供する。 【解決手段】 自動演奏制御装置3は、複数パートの曲
データであって、各パート毎に発音・消音などを制御す
る演奏データトラック、演奏テンポを制御するテンポ制
御データトラックを有する曲データを自動演奏する。こ
のとき、一部のパートについては、テンポ制御データト
ラックのデータを用いないで、利用者が操作するハンド
コントローラ1の操作データに基づいて生成されたテン
ポ制御データに基づいてテンポ制御する。これにより、
利用者が容易に演奏に参加することができる。また、こ
の生成されたテンポ制御データをテンポ制御データトラ
ックに書き込むことにより、利用者の演奏参加を記録す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数系統からな
る時系列データの読み出しテンポを系統別に制御する時
系列データの読出制御装置、複数パートからなる演奏デ
ータの読み出しテンポをパート別に制御する演奏制御装
置、および、それぞれ別の映像を表示する複数系統の映
像データからなる映像データの読み出しテンポを系統別
に制御する映像再生制御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】複数系統からなる時系
列データの代表的なものとして複数パートの演奏データ
があり、この複数パートの演奏データの読み出しを制御
する演奏制御装置として自動演奏装置がある。一般的な
自動演奏装置は、複数パートの曲データに基づいて複数
パートの楽曲を自動演奏する機能を有するが、従来の自
動演奏装置は、各パートの演奏データを同じテンポ制御
データに基づいて読み出すのみであり、各パート毎に異
なるテンポ制御をすることができなかった。このため、
どのように演奏しても各パートの発音・消音タイミング
は同じであり演奏に変化を持たせることができなかっ
た。
【0003】また、従来一般的な自動演奏機能は、プレ
イボタンを押すなどのスタート操作をすれば楽曲が自動
的に演奏され、それ以後利用者が操作する余地がなく、
利用者が演奏に参加したり演奏を制御することができな
かった。このため、また、合奏を楽しもうとすれば、各
利用者がキーボードなどの楽器(演奏装置)を演奏でき
る必要があり、熟練を要するものであり、また、各合奏
者が同時にその場にいなければならず、複数パートに対
応する人数の演奏者を同時に集合させることは困難であ
った。
【0004】この発明は、自動演奏において各パート毎
にテンポを制御できるようにし、且つ各パートのテンポ
制御を利用者に開放したことにより、変化に富んだ演奏
を可能にし、且つ容易な操作で合奏に参加することがで
きるようにして音楽の演奏の敷居を下げた演奏制御装
置、および、時系列データの読出制御装置、映像再生制
御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明である時
系列データの読出制御装置は、複数系統の時系列データ
を記憶する記憶手段と、この複数系統の時系列データを
所定の読み出しテンポで読み出す手段であって、各系統
毎のテンポ制御データに基づいて各系統別に読み出しテ
ンポを制御する読出制御手段と、を備えたことを特徴と
する。請求項9の発明である演奏制御装置は、複数パー
トの演奏データを有する曲データを記憶する記憶手段
と、この複数パートの演奏データを所定の読み出しテン
ポで読み出す手段であって、各パート毎のテンポ制御デ
ータに基づいて各パート別に読み出しテンポを制御する
演奏制御手段と、を備えたことを特徴とする。請求項2
0の発明である映像再生制御装置は、それぞれ別の映像
を表示する複数系統の映像データを記憶する記憶手段
と、この複数系統の映像データを所定の読み出しテンポ
で読み出す手段であって、各系統毎のテンポ制御データ
に基づいて各系統別に読み出しテンポを制御する再生制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記各系統毎のテンポ制御データは、前記複数系統
の時系列データとともに前記記憶手段に記憶されている
ことを特徴とする。請求項10の発明は、請求項9の発
明において、前記各パート毎のテンポ制御データは、前
記複数パートの演奏データとともに前記記憶手段に記憶
されていることを特徴とする。請求項21の発明は、請
求項20の発明において、前記各系統毎のテンポ制御デ
ータは、前記複数系統の映像データとともに前記記憶手
段に記憶されていることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1,2の発明に
おいて、利用者の操作に応じた操作データを出力する操
作手段を複数備え、前記読出制御手段は、前記複数の操
作手段が出力した操作データに基づいて複数のテンポ制
御データを生成し、各テンポ制御データをそれぞれ別の
系統に割り当て、各系統の読み出しテンポを当該系統に
割り当てられたテンポ制御データに基づいて制御するこ
とを特徴とする。請求項11の発明は、請求項9,10
の発明において、利用者の操作に応じた操作データを出
力する操作手段を複数備え、前記演奏制御手段は、前記
複数の操作手段が出力した操作データに基づいて複数の
テンポ制御データを生成し、各テンポ制御データをそれ
ぞれ別のパートに割り当て、各パートの読み出しテンポ
を当該パートに割り当てられたテンポ制御データに基づ
いて制御することを特徴とする。請求項22の発明は、
請求項20,21の発明において、利用者の操作に応じ
た操作データを出力する操作手段を複数備え、前記再生
制御手段は、前記複数の操作手段が出力した操作データ
に基づいて複数のテンポ制御データを生成し、各テンポ
制御データをそれぞれ別の系統に割り当て、各系統の読
み出しテンポを当該系統に割り当てられたテンポ制御デ
ータに基づいて制御することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記読出制御手段は、各系統に割り当てられたテン
ポ制御データを、各系統毎のテンポ制御データとして前
記記憶手段に書き込むことを特徴とする。請求項12の
発明は、請求項11の発明において、前記演奏制御手段
は、各パートに割り当てられたテンポ制御データを、各
パート毎のテンポ制御データとして前記記憶手段に書き
込むことを特徴とする。請求項23の発明は、請求項2
2の発明において、前記再生制御手段は、各系統に割り
当てられたテンポ制御データを、各系統毎のテンポ制御
データとして前記記憶手段に書き込む請求項22に記載
の映像再生制御装置。
【0009】請求項5の発明は、請求項2の発明におい
て、利用者の操作に応じた操作データを出力する操作手
段を1または複数備え、前記読出制御手段は、操作手段
が出力した操作データに基づいてテンポ制御データを生
成し、前記複数系統のうち一部系統の前記読み出しテン
ポを前記生成されたテンポ制御データで制御し、他の系
統の前記読み出しテンポを前記記憶手段に記憶されてい
るテンポ制御データで制御することを特徴とする。請求
項13の発明は、請求項10の発明において、利用者の
操作に応じた操作データを出力する操作手段を1または
複数備え、前記演奏制御手段は、操作手段が出力した操
作データに基づいてテンポ制御データを生成し、前記複
数パートのうち一部パートの前記読み出しテンポを前記
生成されたテンポ制御データで制御し、他のパートの前
記読み出しテンポを前記記憶手段に記憶されているテン
ポ制御データで制御することを特徴とする。請求項24
の発明は、請求項21の発明において、利用者の操作に
応じた操作データを出力する操作手段を1または複数備
え、前記再生制御手段は、操作手段が出力した操作デー
タに基づいてテンポ制御データを生成し、前記複数系統
のうち一部系統の前記読み出しテンポを前記生成された
テンポ制御データで制御し、他の系統の前記読み出しテ
ンポを前記記憶手段に記憶されているテンポ制御データ
で制御することを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記読出制御手段は、前記生成されたテンポ制御デ
ータを、前記一部系統のテンポ制御データとして前記記
憶手段に書き込むことを特徴とする。請求項14の発明
は、請求項13の発明において、前記演奏制御手段は、
前記生成されたテンポ制御データを、前記一部パートの
テンポ制御データとして前記記憶手段に書き込むことを
特徴とする。請求項25の発明は、請求項24の発明に
おいて、前記再生制御手段は、前記生成されたテンポ制
御データを、前記一部パートのテンポ制御データとして
前記記憶手段に書き込むことを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項1〜6の発明に
おいて、利用者の操作に応じた操作データを出力する操
作手段を備え、前記読出制御手段は、操作手段が出力し
た操作データに基づいて修正データを生成し、この修正
データで前記各系統毎のテンポ制御データを修正し、こ
の修正されたテンポ制御データに基づいて、前記各系統
別に時系列データの読み出しテンポを制御することを特
徴とする。請求項15の発明は、請求項9〜14の発明
において、利用者の操作に応じた操作データを出力する
操作手段を備え、前記演奏制御手段は、操作手段が出力
した操作データに基づいて修正データを生成し、この修
正データで前記各パート毎のテンポ制御データを修正
し、この修正されたテンポ制御データに基づいて、前記
各パート別に演奏データの読み出しテンポを制御するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項26の発明は、請求項20〜25の
発明において、利用者の操作に応じた操作データを出力
する操作手段を備え、前記演奏制御手段は、操作手段が
出力した操作データに基づいて修正データを生成し、こ
の修正データで前記各系統毎のテンポ制御データを修正
し、この修正されたテンポ制御データに基づいて、前記
各系統別に映像データの読み出しテンポを制御すること
を特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項3〜7の発明に
おいて、前記操作手段は、身体とともに運動し、その運
動態様または姿勢状態を検出するセンサ手段と、該セン
サ手段の検出内容に基づいて操作データを生成する操作
データ出力手段を備えたことを特徴とする。請求項16
の発明は、請求項11〜15の発明において、前記操作
手段は、身体とともに運動し、その運動態様または姿勢
状態を検出するセンサ手段と、該センサ手段の検出内容
に基づいて操作データを生成する操作データ出力手段を
備えたことを特徴とする。請求項27の発明は、請求項
22〜26の発明において、前記操作手段は、身体とと
もに運動し、その運動態様または姿勢状態を検出するセ
ンサ手段と、該センサ手段の検出内容に基づいて操作デ
ータを生成する操作データ出力手段を備えたことを特徴
とする。
【0014】請求項17の発明は、請求項9〜16の発
明において、前記演奏データは、イベントデータと該イ
ベントデータの読出タイミングとからなるシーケンスデ
ータであることを特徴とする。請求項18の発明は、請
求項9〜16の発明において、前記演奏データは、演奏
音を記録した時系列の波形データであることを特徴とす
る。
【0015】この発明は、複数パートの演奏データ、そ
れぞれ別の映像を表示する複数系統の映像データのほ
か、全ての複数系統の時系列データに適用できるもので
あるが、以下主として複数パートの演奏データを例にあ
げて説明する。複数パートの演奏データを読み出して演
奏するとき、各パート毎のテンポ制御データに基づいて
演奏データの読み出しテンポを制御する。各パート毎の
テンポ制御データで自動演奏の読み出しテンポすなわち
演奏のテンポを制御することにより、各パートをそれぞ
れ独自のテンポ感(発音タイミング、消音タイミング)
で演奏することができ、複数パートの曲データに基づく
(自動)演奏を本物の合奏のように変化に富んだものに
することができる。これを他のデータ、例えば映像デー
タに適用すれば、複数の映像をそれぞれ別々のテンポ感
で表示することができる。たとえば、複数の楽器が演奏
される映像をそれぞれの楽器の演奏テンポに合わせて表
示するなどの制御が可能になる。
【0016】また、この発明では、上記各パート毎のテ
ンポ制御データを上記演奏データとともに記憶手段に記
憶しておくことにより、上記変化に富んだ演奏を自動演
奏することができる。
【0017】また、この発明では、各パートに割り当て
るテンポ制御データを利用者が操作する操作手段を用い
て生成することにより、利用者に各パートのテンポ制御
を開放することができ(音高やリズムなど他の演奏要素
は演奏データのものを用い)、利用者は容易な操作で合
奏に参加することができ音楽演奏の敷居を下げることが
できる。この場合、全てのパートの読み出しテンポを操
作手段で制御してもよく、一部パートの読み出しテンポ
のみを操作手段で制御し、他のパートの読み出しテンポ
は記憶手段に記憶されているテンポ制御データで行って
もよい。
【0018】また、この発明では、操作手段の操作(操
作データ)に基づいて生成されたテンポ制御データを記
憶手段に書き込む。既に該当パートのテンポ制御データ
が記憶されている場合、そのテンポ制御データを書き換
え・修正するようにしてもよい。
【0019】上記の場合において、1つの操作手段で生
成したテンポ制御データで1つのパートのテンポを制御
し(他のパートは記憶手段のテンポ制御データで制御
し)、その生成されたテンポ制御データを記憶手段に書
き込むという演奏を、操作手段をアサインするパートを
切り換えながら繰り返し行うことにより、1人の利用者
が全てのパートのテンポを制御し、その曲データを保存
することが可能になる。
【0020】また、一部のテンポ制御データを書き込ん
だ曲データをネットワークを介して送受信することによ
り、各パートの利用者が同時に一か所に居合わせなくて
も、各利用者がネットワークを介して他の利用者から曲
データを受け取り、自分が担当するパートのテンポ制御
データを書き込んで更に次の利用者に曲データを転送し
てゆくことができ、ネットワークを介した合奏のシミュ
レーションが可能になる。
【0021】また、この発明では、複数パートの演奏デ
ータと各パート毎のテンポ制御データを有する曲データ
を演奏するとき、操作手段の操作(操作データ)に基づ
いて生成された修正データで上記各パート毎のテンポ制
御データを修正する。修正の方式は、各パート毎のテン
ポ制御データを修正データを除算または乗算することで
同じ比率に修正したり、各パート毎のテンポ制御データ
を修正データを加算または減算することで同じ値だけ増
減したりする方式を適用することができる。この修正さ
れた各パート毎のテンポ制御データで各パート別々に演
奏データの読み出しテンポを制御することにより、各パ
ート間のテンポの関係を維持したまま全パート同時のテ
ンポ制御が可能になる。
【0022】なお、利用者が操作するテンポ制御装置と
しては、キーボードなどの通常の演奏操作装置を用いる
こともできるが、利用者の身体の運動態様や姿勢状態を
検出する装置を用いて制御することもでき、このような
装置を用いることにより、より演奏参加の敷居を下げる
ことができるとともに、自然なテンポ制御が可能にな
る。
【0023】さらに、演奏データとしては、MIDIな
どのシーケンスデータ、PCMデータやMP3データな
どの演奏音を記録した波形データのいずれを用いること
もできる。なお、この発明におけるパートは、シーケン
スデータの場合にはMIDIチャンネルを対応させるこ
とができ、波形データの場合にはトラックを対応させる
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態である自動演奏制御装置について説明する。図1は同
自動演奏制御装置のブロック図である。この自動演奏制
御装置は、パーソナルコンピュータ上でソフトウェアを
動作させて実現するようにしているが、専用装置であっ
てもよい。
【0025】図1において、装置全体を制御するCPU
41には、バスを介して、ROM42、RAM43、大
容量記憶装置44、MIDIインタフェース45、US
Bインタフェース46、キーボード47、ポインティン
グデバイス48、表示部49、通信インタフェース50
が接続されている。また、MIDIインタフェース45
には、外部装置である音源装置4が接続されている。
【0026】ROM42には、起動プログラム等が記憶
されている。大容量記憶装置44は、ハードディスク,
CD−ROM,MOなどで構成され、システムプログラ
ム、アプリケーションプログラム、曲データなどが記憶
されている。RAM43には、パーソナルコンピュータ
3の起動時または起動したのちに大容量記憶装置44か
らシステムプログラムやアプリケーションプログラム等
が読み込まれる。またRAM43には、アプリケーショ
ンプログラム実行時に必要な記憶エリアが確保される。
USBインタフェース46からは、自動演奏を利用者の
操作で制御(ユーザ制御)するための操作データが入力
される。キーボード47およびポインティングデバイス
48は、演奏する曲を選択するなど、利用者がアプリケ
ーションプログラムを操作するときに用いるものであ
る。通信インタフェース50は、加入電話回線やインタ
ーネットを介してサーバ装置(不図示)や他の自動演奏
制御装置と通信するためのインタフェースであり、これ
らサーバ装置や他の自動演奏制御装置から曲データをダ
ウンロードしたり、この自動演奏制御装置に記憶してい
る曲データを送信したりすることができる。サーバ装置
や他の自動演奏制御装置からダウンロードした曲データ
はRAM43または大容量記憶装置44に記憶される。
【0027】MIDIインタフェース45に接続されて
いる音源装置4は、パーソナルコンピュータ3から入力
された演奏データ(MIDIデータ)に基づいて楽音を
発生するとともに、発生した楽音に対してエコーなどの
エフェクトを付与する。そしてこの楽音をアンプ5に出
力する。アンプ5はこの楽音を増幅してスピーカ6に出
力する。スピーカ6はこの楽音を音響として放音する。
なお、音源装置4は、どのような方式で楽音波形を形成
するものであってもよく、持続音、減衰音などの音の種
類に応じてその方式を選択できるものであってもよい。
【0028】この自動演奏制御装置3は、複数パートか
らなる曲データを記憶し、これを自動演奏する。各パー
トは、そのパートの楽音を発音するための演奏データト
ラックのほか、そのパート独自のテンポを制御を行うた
めのテンポ制御データトラックを有し、他のパートから
独立したテンポ設定・テンポ制御が可能になっている。
また、楽譜表示データが書き込まれた楽譜データトラッ
クも各トラック毎に設けられており、設定されたテンポ
でこのトラックのデータを読み出すことにより、曲の進
行に追従して表示部49に楽譜を表示することができ
る。
【0029】図2は、上記大容量記憶装置44に記憶さ
れる曲データの構成を示す図である。この曲データは、
複数パートからなっている。MIDIデータの場合、各
パートはそれぞれ別のMIDIチャンネルに対応する。
各パートは、楽音の発音イベント、消音イベントなどの
イベントデータとそのイベントデータの読出タイミング
が書き込まれた演奏データトラック、このパート独自の
テンポ制御データが書き込まれたテンポ制御データトラ
ック、および、このパートの映像を表示するためのデー
タである映像データが書き込まれた映像データトラック
からなっている。上記テンポ制御データトラックおよび
楽譜データトラックも、イベントデータであるテンポ制
御データ、映像データとそのイベントデータを読み出す
タイミングを示すタイミングデータのデータ列からなっ
ている。
【0030】なお、映像データトラックに記憶される映
像データとしては、たとえばそのパートの楽譜データや
そのパートの楽器を演奏する演奏者のアニメーションデ
ータなどを用いることができる。映像データとして楽譜
データを適用した場合、そのパートの演奏テンポに合わ
せて楽譜の表示が更新されるようになる。楽譜データの
表示例を図10に示す。また、映像データとしてアニメ
ーションデータを用いた場合、そのパートの演奏のテン
ポに合わせて演奏者のアニメーションが動き、あたかも
そのパートの演奏をしているかのような映像を表示する
ことができる。アニメーションデータの表示例を図11
に示す。また、楽譜データ,アニメーションデータ、そ
の他のデータなど複数の映像データを並行して用いても
よい。
【0031】さらに、各パートから独立して、この曲デ
ータの全体の基準となるテンポが書き込まれた基準テン
ポデータトラックが設けられている。このトラックのイ
ベントデータである基準テンポデータは、利用者が全パ
ートのテンポを一括して制御するとき、参照用のデータ
として利用される。利用者が全パートのテンポを一括し
て制御する場合の処理動作については後述する。
【0032】利用者がマニュアルでテンポ制御をしない
で全くの自動演奏をする場合、CPU41は、上記テン
ポ制御データトラックによって設定されるテンポによっ
て各パートの自動演奏を進行させる。一方、一部(また
は全体)のパートがユーザ制御される場合には、そのパ
ートのテンポ制御データトラックのテンポ制御データを
用いず、利用者が操作する操作ユニットから入力される
操作データに基づいて割り出されたテンポ制御データに
基づいてそのパートの自動演奏を制御する。この場合で
も、テンポをユーザ制御しないパートについては、テン
ポ制御データトラックのテンポ制御データに基づいてテ
ンポを制御する。
【0033】また、利用者が全パートのテンポを一括し
て制御する場合には、利用者が操作する操作ユニットか
ら入力される操作データに基づいて割り出されたテンポ
制御データと基準テンポデータトラックのそのタイミン
グの基準テンポとを比較し、その比率を各パートの自動
演奏のテンポに反映させることによって全パートのテン
ポを制御する。
【0034】図3は、上記自動演奏制御装置3を含む演
奏制御システムの構成を示す図である。この演奏制御シ
ステムは、操作ユニットであるハンドコントローラ1、
通信ユニット2、パーソナルコンピュータ3、音源装置
4、アンプ5、スピーカ6を有している。上記ハンドコ
ントローラ1は利用者が揺動操作するものであり、所定
のテンポで揺動操作することにより、自動演奏時に所定
のパートのテンポを制御することができる。ハンドコン
トローラ1はこの演奏制御システムに複数備えることが
でき、その場合、各ハンドコントローラ1には、それぞ
れ別々のID番号(=1〜24)が設定される。ハンド
コントローラ1は、図4に示すようにバトン形の形状を
有し、利用者が揺動操作する。この揺動操作による加速
度を内蔵の加速度センサ17(図4参照)が検出し、こ
の加速度データが操作データとしてハンドコントローラ
1から通信ユニット2に無線送信される。通信ユニット
2は、ハンドコントローラ1から無線送信される操作デ
ータを受信し、自動演奏制御装置であるパーソナルコン
ピュータ3にこれを転送する。パーソナルコンピュータ
3は、入力された操作データに基づいてテンポ制御デー
タを生成し、このテンポ制御データに基づいてこのハン
ドコントローラ1がアサインされているパートの自動演
奏のテンポを制御する。音源装置4は、自動演奏制御装
置から入力された演奏データに基づいて楽音の発音/消
音を制御する。
【0035】利用者が、上記ハンドコントローラ1を揺
動操作すると、自動演奏制御装置3は、揺動のテンポ
(揺動ピークが検出される間隔)を検出し、このテンポ
に基づいて自動演奏のテンポ制御データを生成する。ま
た、揺動の加速度(または速度)の大きさに基づいて音
量を制御することもできる。このように自動演奏のテン
ポ(および音量)のみを利用者が制御できるようにし、
他の演奏要素(音高・音長など)は曲データに基づいて
制御できるようにしたことにより、利用者に簡略に演奏
参加させることができる。
【0036】図4は、上記操作ユニットであるハンドコ
ントローラ1の外観図である。ハンドコントローラ1
は、中央部が細くなったバトン形をしており、筐体は、
最も細くなっている中央を境界に上側筐体10と下側筐
体11に分離することができる。下側筐体11の底部か
らはコード状のアンテナ18が引き出されている。内部
には、後述の受信回路、CPU、スイッチ群などが実装
された回路基板13が設けられている。回路基板13の
上側筐体10側には、4色のLED14(14a〜14
d)、2桁の7セグメント表示器16、3軸の加速度セ
ンサ17などが実装されている。LED14a,14
b,14c,14dは、それぞれ青色発光,緑色発光,
赤色発光,橙色発光のLEDである。
【0037】このハンドコントローラ1を揺動させる
と、加速度センサ17がその揺動加速度を検出し、これ
を操作データとして通信ユニット2に送信する。通信ユ
ニット2はこの操作データを受信して(USBインタフ
ェースを介して)自動演奏制御装置3にこの操作データ
を入力する。
【0038】図5はハンドコントローラ1の制御部のブ
ロック図である。制御部20は、CPU、メモリ、イン
タフェースなどを1チップに内蔵したマイクロコンピュ
ータで構成されており、このハンドコントローラ1の動
作を制御する。この制御部20には、3軸の加速度セン
サ17、ID設定スイッチ21、モデム23、変調回路
24、LED表示回路22などが接続されている。
【0039】加速度センサ17は、半導体センサであ
り、400Hz程度のサンプリング周波数に応答でき、
分解能が8bit程度のものを使用する。ハンドコント
ローラ1の揺動により加速度センサ17が揺動すると、
X軸方向、Y軸方向、Z軸方向それぞれについて8bi
tの加速度データを出力する。加速度センサ17は、X
軸,Y軸,Z軸が図4に示す方向になるように、ハンド
コントローラ1の先端部に内蔵されている。なお、この
加速度センサ17は3軸センサに限定されるものではな
く、2軸センサ、無方向のセンサであってもよい。
【0040】ID設定スイッチ21は、5ビットのディ
ップスイッチであり、1〜24のID番号を設定するこ
とができる。このID設定スイッチ21は、下側筐体1
1側の回路基板13上に実装されており、回路基板13
を下側筐体11から抜き出して操作する。制御部20
は、加速度センサ17から入力された加速度データを操
作データとしてモデム23に出力する。この操作データ
にはID設定スイッチ21によって設定されたID番号
が付加される。
【0041】モデム23は、制御部20から入力された
ベースバンドデータを相転移データに変換する回路であ
る。変調回路24は上記相転移データで2.4GHz帯
のキャリア信号をGMSK変調して無線伝送可能にする
回路である。変調回路24から出力された2.4GHz
帯の信号は、送信出力アンプ25によって微弱電力程度
に増幅され、アンテナ18から輻射出力される。なお、
ハンドコントローラから通信ユニットへのデータ送信
は、このようにFM変調された信号の無線伝送のほか、
USBインタフェースなどを用いた有線伝送、Blue
toothなどの周波数拡散通信方式を用いた近距離無
線インタフェースなどを適用することができる。
【0042】図6〜図9は上記自動演奏制御装置の動作
を示すフローチャートである。図6は、自動演奏する曲
およびパートを設定する自動演奏設定動作を示すフロー
チャートである。同図(A)はメイン動作を示すフロー
チャートである。利用者がキーボード47またはポイン
ティングデバイス48を操作して自動演奏したい曲を選
曲入力すると(s1)、この選曲に対応する曲データを
大容量記憶装置44からRAM43に読み出す(s
2)。もし、大容量記憶装置44に記憶されていない曲
が選曲された場合には、通信インタフェース50を介し
てサーバまたは他の自動演奏制御装置からダウンロード
するようにしてもよい。こののち、複数パートのうちど
のパートを演奏するかのパート選択動作を実行し(s
3)、選択されたパートを選択されたモード(自動制御
またはユーザ制御)で自動演奏をスタートする(s
4)。
【0043】同図(B)はパート選択動作を示すフロー
チャートである。利用者がキーボード47またはポイン
ティングデバイス48を操作して演奏パートを選択する
(s5)。演奏パートの選択は、複数パートを個別に選
択することも全パートを一括して選択することもでき
る。全パートが一括して選択された場合は(s6)、全
パートを自動演奏するように設定するとともに(s
7)、上記全パートの選択と一緒に全パートのテンポを
一括して制御する旨選択されたか否かを判断する(s
8)。その旨選択された場合には、全体テンポ制御を設
定してリターンする(s9)。
【0044】パートが個別に選択された場合には(s
6)、そのパートのテンポを自動制御するか(自動テン
ポ制御モード)、ユーザ制御するか(ユーザ制御モー
ド)の入力を受け付ける(s10)。ユーザ制御をする
場合には、このパートに対してどのハンドコントローラ
1をアサインするか、および、ユーザ制御で生成された
テンポ制御データを記録するか否かの入力も受け付け
る。ハンドコントローラのアサインは、そのパートに所
定のハンドコントローラのIDを対応づけることによっ
て行えばよい。
【0045】s10で自動テンポ制御モードが選択され
た場合には、このパートを自動テンポ制御する旨を設定
して(s12)、s16に進む。一方、s10でユーザ
制御モードが選択された場合には、そのパートをユーザ
制御する旨を設定する。さらに、このユーザ制御のテン
ポ制御データを記録するよう選択された場合には(s1
4)、このテンポ制御データを当該パートのテンポ制御
データトラックに書き込むように設定して(s15)、
s16に進む。s16では次の入力を受け付け、次のパ
ートが選択入力された場合にはs10に戻る。パートの
選択が終了した旨の入力があった場合にはリターンする
(s17)。
【0046】図7は自動演奏制御動作、表示制御動作を
示すフローチャートである。この動作は、自動演奏され
る各パート毎に実行される。同図(A)は演奏データト
ラックに基づいて実行される自動演奏制御動作を示すフ
ローチャートである。テンポ制御データを受信した場合
には(s20)、受信したテンポ制御データをこの自動
演奏のテンポとして設定する(s21)。テンポ制御デ
ータは、自動テンポ制御モードの場合には図8に示すテ
ンポ制御データトラックの読出処理動作から送信されて
くる。一方、ユーザ制御モードの場合には、図9(B)
に示す(ハンドコントローラから入力された)操作デー
タ処理動作から送信されてくる。
【0047】この設定されたテンポで自動演奏クロック
をカウントアップし(s22)、タイミングデータに基
づき次のイベントデータの読出タイミングになった場合
には(s23)、次のイベントデータ(演奏データ)を
読み出し(s24)、この演奏データを音源装置4に送
信する。演奏データとしては、上述の発音データ、消音
データおよび効果制御データなどがある。そして次のイ
ベントの読出タイミングを指示するタイミングデータを
セットして(s25)、リターンする。この動作は曲が
終了するまで繰り返し実行される。
【0048】同図(B)は、映像データトラックに基づ
いて実行される表示制御動作を示すフローチャートであ
る。テンポ制御データを受信した場合には(s27)、
受信したテンポ制御データをこの表示制御のテンポとし
て設定する(s28)。テンポ制御データは、上記自動
演奏制御動作と同様に、自動テンポ制御モードの場合に
は図8に示すテンポ制御データトラックの読出処理動作
から送信されてくる。一方、ユーザ制御モードの場合に
は、図9(B)に示す(ハンドコントローラから入力さ
れた)操作データ処理動作から送信されてくる。
【0049】この設定されたテンポで表示制御クロック
をカウントアップし(s29)、タイミングデータに基
づき、次のイベントデータの読出タイミングになった場
合には(s30)、次のイベントデータ(映像データ)
を読み出し(s31)、この映像データに基づく映像を
表示部49に表示する。
【0050】映像データが楽譜データ(コードデータ)
の場合には、このコードに対応する楽譜の映像パターン
をパターンライブラリ(フォント)から読み出して映像
を作成し、これを表示部49に出力する。一方、アニメ
ーションデータの場合には、そのアニメーションのフレ
ームを曲データ中から読み出して表示部49に表示す
る。なお、アニメーションであっても図形素材を組み合
わせて演奏者を合成する場合には、映像データはその図
形素材の組み合わせを指示するコードデータになってい
る。この場合には、楽譜データと同様に図形素材ライブ
ラリから図形素材を読み出し、これを組み合わせてアニ
メーションの1フレームを作成して表示部49に出力す
る。なお、楽譜データの場合もアニメーションの場合
も、そのとき演奏されている複数パートの映像が1画面
に表示されるようにパターンが構成される。
【0051】こののち次のイベントの読出タイミングを
指示するタイミングデータをセットする(s32)。そ
してこのパートがユーザ制御モードであるかを判断し
(s33)、ユーザ制御モードの場合には、テンポ制御
データトラックに書き込まれているテンポ制御データと
現在設定されているテンポとを比較し、この比較結果を
(楽譜が表示されている場合には)その楽譜の下方に表
示する(s35)。以上の動作は曲が終了するまで繰り
返し実行される。
【0052】楽譜の表示例を図10に示す。このように
楽譜の下方にテンポ制御データトラックのテンポとユー
ザ制御のテンポがグラフ表示され、その追従度が分かる
ようになっている。また、アニメーションの表示例を図
11に示す。この図はバンド演奏のアニメーションであ
るが、各演奏者のアニメーションがそのパートのテンポ
(演奏の進行)に応じて映像データトラックから読み出
された映像データに基づいて図12のように変化する。
【0053】図8は各パートの自動テンポ制御動作を示
すフローチャートである。自分の動作で設定されたテン
ポでクロックをカウントアップし(s40)、タイミン
グデータに基づき次のイベントデータの読出タイミング
になった場合には(s41)、次のイベントデータ(テ
ンポ制御データ)を読み出し(s42)、このテンポ制
御データを自分の動作に設定するとともに、自動演奏制
御動作および表示制御動作に送信する(s43)。そし
て次のイベントの読出タイミングを指示するタイミング
データをセットして(s44)、リターンする。この動
作は曲が終了するまで繰り返し実行される。
【0054】一方、全体テンポ制御動作からテンポ制御
情報を受信した場合には、これに応じて現在のテンポ制
御データを修正し(s46)、この修正したテンポ制御
データを自分の動作に設定するとともに、自動演奏制御
動作および表示制御動作に送信する(s47)。
【0055】この全体テンポ制御情報は、同図(B)に
示す全体テンポ制御動作から送信されるものであり、こ
の全体テンポ制御動作は、各パートを自動演奏しつつ全
体のテンポを制御する場合に実行される。
【0056】同図(B)において、この動作は、利用者
が図6(B)の動作で全パートを演奏するように選択す
るとともに、全パートのテンポを一括して制御する旨選
択した場合に実行される。利用者が操作ユニット(ハン
ドコントローラ)を操作することによって生成・入力さ
れたテンポ制御データが入力されると(s50)、この
テンポ制御データと基準テンポトラックに書き込まれて
いる基準テンポデータとを比較し、この比率を修正情報
とする(s51)。たとえば、入力されたテンポ制御デ
ータが120であり、基準テンポデータが100の場合
には修正情報の内容は1.2となる。ここで、基準テン
ポトラックは、上記操作ユニットの操作によって生成さ
れたテンポ制御データによって順次読み出されている。
そして、s51では現在読み出されている最新の基準テ
ンポデータと入力されたテンポ制御データとを比較す
る。上記の処理で算出された修正情報を各パートの動作
に送信する(s52)。なお、修正情報の算出方法は、
上記のように入力されたテンポ制御データを基準テンポ
データで除算して算出する方法以外に、テンポ制御デー
タを基準テンポデータで減算して算出してもよい。ま
た、テンポ制御データおよび基準テンポデータから修正
情報を読み出すテーブルを設けて上記演算に代えてもよ
い。
【0057】図9は、上記操作ユニットであるハンドコ
ントローラ1の操作データ送信動作および自動演奏制御
装置の操作データ処理動作を示すフローチャートであ
る。
【0058】同図(A)はハンドコントローラ1の制御
部20の動作を示すフローチャートである。電源がオン
されるとまず各チップのリセットなどのイニシャライズ
動作を実行する(s60)。このイニシャライズ動作に
よって動作が可能になると、X,Y,Z方向の3軸の揺
動加速度を検出し(s61)、これを操作データの電文
に編集して(s62)、自動演奏制御装置3(通信ユニ
ット2)に対して送信する(s63)。そしてこの揺動
加速度に応じてLEDを点灯制御する(s64)。この
動作は、2.5ms毎に実行される。 このように上記
動作を2.5ms毎に実行し、X軸,Y軸,Z軸の加速
度を2.5ms程度の分解能で検出することで、細かい
振動ノイズを除去しつつ利用者の揺動操作を高い分解能
で検出することができる。
【0059】LED14a〜14dの点灯制御の態様は
以下のようである。X軸方向の+方向の加速度が一定以
上の場合には、青色発光のLED14aを点灯する。X
軸方向の−方向の加速度が一定以上の場合には、緑色発
光のLED14bを点灯する。Y軸方向の+方向の加速
度が一定以上の場合には、赤色発光のLED14cを点
灯する。Y軸方向の−方向の加速度が一定以上の場合に
は、オレンジ色発光のLED14dを点灯する。また、
Z軸方向の+方向の加速度が一定以上の場合には、LE
D14aとLED14bを同時に点灯する。Z軸方向の
−方向の加速度が一定以上の場合には、LED14cと
LED14dを同時に点灯する。また、上記の点灯制御
において、LED14a〜14dを揺動加速度の大きさ
に応じた光量で点灯するようにしてもよい。
【0060】なお、複数のハンドコントローラ1が用い
られる場合には、上記動作は各ハンドコントローラ1毎
に実行され、自動演奏制御装置3には複数のハンドコン
トローラ1からそれぞれ操作データが入力されることに
なる。
【0061】図9(B)は、自動演奏制御装置3の操作
データ処理動作を示すフローチャートである。この動作
は、通信ユニット2を介してハンドコントローラ1から
入力される操作データに基づいてテンポ制御データを生
成する動作である。複数のハンドコントローラ1が別々
のパートを制御する場合、この動作は各ハンドコントロ
ーラ毎に実行される。操作データが入力されると(s7
0)、この操作データに基づいて揺動加速度を検出する
(s71)。揺動加速度はX軸方向加速度、Y軸方向加
速度およびZ軸方向加速度を合成した加速度ベクトルで
ある。このベクトルの大きさおよび方向の変化によりロ
ーカルピークであるか否かを検出する(s72)。ロー
カルピークが検出されない場合には、s73からそのま
まs70にもどる。ローカルピークが検出された場合に
は(s73)、前回(または過去の数回)のローカルピ
ークとの間隔に応じて揺動のテンポを割り出し(s7
4)、これをテンポ制御データに編集して対応する自動
演奏制御動作、表示制御動作に対して送信する(s7
5)。そして、このユーザ制御によって生成されたテン
ポ制御データで対応するパートのテンポ制御データトラ
ックを書き換える書き換えモードの場合には(s7
6)、上記対応パートのテンポ制御データトラックのデ
ータをこれで書き換える(s77)。この書き換えモー
ドの動作により利用者の操作内容を曲データに記録する
ことができる。
【0062】なお、上記実施形態では、ハンドコントロ
ーラ1により自動演奏のテンポのみを制御するようにし
ているが、これ以外に、音量制御、発音タイミングの制
御、音色の制御などを行うことができる。発音タイミン
グの制御は、たとえば、揺動加速度のピーク点を検出
し、このピーク点のタイミングで楽音を発音させるなど
の制御である。また、音色の制御は、たとえば、揺動加
速度の変化率や変化波形に応じて楽音を柔らかい音色や
硬い音色に変化させるなどの制御である。
【0063】なお、上記ユーザ制御モードでは、1つの
ハンドコントローラ1と1つのパートが1対1で対応し
ているが、対応関係は1対1に限定されず、1つのハン
ドコントローラに複数のトラックをアサインするように
してもよく、また、複数のハンドコントローラで1つの
パートを制御するようにしてもよい。
【0064】複数のハンドコントローラで1つのトラッ
クを制御する場合、各ハンドコントローラから入力され
る操作データに基づいて上記各パート毎の総合データを
割り出し、これに基づいてそのパート(曲データのトラ
ック)の演奏制御を行うようにする。
【0065】なお、上記実施形態では、複数パート(複
数の音色)の楽音を全て1つの音源装置4で発音するよ
うにしているが、制御装置である自動演奏制御装置3に
複数の音源装置(楽器)を接続し、各パート(の全部ま
たは一部)に対してそれぞれ個別の音源(楽器)を割り
当てるようにしてもよい。図13は、自動演奏制御装置
3に、MIDIインタフェースを介して通常の音源装置
4、電子管楽器用音源装置60、電子ドラム音源装置6
1、電磁駆動ピアノ62および電子バイオリン63を接
続した例を示す。そして、音源装置4、電子管楽器用音
源装置60にそれぞれ複数のパートを担当させ、電磁駆
動ピアノ62にピアノパートのみを担当させる。たとえ
ば音源装置4としては、基本波合成型のFM音源などが
適用され、汎用的に種々の楽音を発生できるものであ
る。電子管楽器用音源装置60としては、実際の管楽器
をプロセッサでソフト的にシミュレートした物理モデル
音源などが適用される。電子ドラム音源装置61は、打
楽器音をワンショットで読み出すPCM音源などが適用
される。また、電磁駆動ピアノ62は、各ハンマーにソ
レノイドが接続されたピアノであり、MIDIデータな
どの演奏データでソレノイドを駆動することができる自
然楽器である。さらに、電子バイオリン63は、例えば
サイレントバイオリン(商標)などのバイオリン型の電
子楽器であり、弦楽器の音に特化された音源装置を内蔵
したものである。
【0066】このようにパーソナルコンピュータ3に接
続できる音源は電子的な音源に限定されず、電気的に駆
動される自然楽音を発生する音源装置を接続することも
可能である。なお、音源の種類によって演奏データが入
力されたのち実際に発音されるまでの時間差(タイムラ
グ)が異なるため、複数種類の音源を接続する場合に
は、このタイムラグを補償するディレイ手段を音源装置
の前段に設けて、同じタイミングの演奏データが同じタ
イミングに発音されるようにする。
【0067】さらに、近年はUSBインタフェースを有
する音源装置や電子楽器も実用化されているため、図示
のようにUSBインタフェースを介して自動演奏制御装
置3に電子ピアノ64、電子オルガン65、電子ドラム
66などを接続し、演奏データをUSBインタフェース
から出力して上記電子楽器(音源装置)を駆動するよう
にしてもよい。
【0068】このようにそれぞれ異なる発音形態の音源
を複数接続することにより、聴覚的にもまた視覚的にも
アンサンブル的な合奏が可能になる。
【0069】また、上記実施形態は、操作ユニットとし
て利用者が手に持って揺動操作するハンドコントローラ
1を用いているが、操作ユニットは、ハンドコントロー
ラに限定されない。たとえば、歌唱用のマイクに加速度
センサを内蔵して歌唱と自動演奏制御を一緒にできるよ
うにすることも可能である。カラオケ装置にこのハンド
コントローラ内蔵マイクを適用すれば、歌唱者が歌唱し
ながらそのカラオケ曲を制御することができるようにな
り、たとえば、歌唱者が自分の歌いたいテンポに演奏テ
ンポを制御しながら歌唱することが可能になる。また、
操作ユニットとしては揺動操作するものに限定されず、
指による押圧の強さを検出するタップスイッチを用いる
ことも可能である。このタップスイッチは、圧電センサ
などで構成することができる。
【0070】また、図14に示すように靴を操作ユニッ
ト50とし、その踵に3軸加速度センサ51を埋め込
み、足を前後に動かす蹴りの動作、左右に振る動作、上
下に動かす踏みの動作を検出し、これに基づいて楽音の
発音を制御するようにしてもよい。
【0071】また、図15上部に示すように利用者の指
先に3軸の加速度センサ53を有する指先操作ユニット
52を取り付け、指の3次元の動きを検出して楽音の発
音を制御するようにすることもできる。この場合、各指
に別々のセンサを取り付けることにより、各指毎に異な
る楽音の制御をすることも可能である。
【0072】また、同図下部に示すように手首に3次元
加速度センサ55および脈拍センサ56を有する手首操
作ユニット54を取り付けることにより、腕の揺動に加
えて脈拍を検出することもできる。この場合、両手首に
手首操作子を取り付けることにより、両腕で2つの楽音
を制御することも可能になる。
【0073】また、図示しないが、利用者の足首や胴に
同様の操作子を取り付けることも可能である。さらに、
上記実施形態では、利用者がハンドコントローラ1を揺
動させる動作に基づいて演奏を制御するようにしている
が、利用者の静的な姿勢に基づいて演奏を制御するよう
にしてもよい。
【0074】なお、上記実施形態において、ユーザ操作
モード且つ書き換えモードで、所定パートのテンポ制御
データトラックが書き換えられた曲データを再度自動演
奏し、今度は他のパートのテンポ制御データを書き換え
ることで、1人の利用者が1つの操作ユニットを用いて
順次全パートのテンポ制御データトラックを書き換える
こともできる。また、ネットワークを介して曲データを
送受信することにより、自分が一部パートを書き換えた
曲データを他人が演奏する、または、他人が一部パート
を書き換えた曲データを他のパートをユーザ制御しなが
ら自動演奏するという合奏シミュレーションも可能にな
る。
【0075】上記実施形態は、自動演奏制御装置で、映
像を一緒に表示できるものを示したが、音楽を演奏しな
いで映像のみのテンポ制御するものもこの発明に含まれ
る。たとえば、自転車型のペダルをこぐ運動器具に映像
再生装置を接続し、ペダルをこぐテンポで風景の映像を
進めてゆくようにしてもよい。この場合、映像は複数系
統であってよく、単一の系統でもよい。
【0076】また、演奏、映像以外の時系列データを読
み出す装置として、テキストデータを読み上げる装置が
あり、この発明を適用すれば、利用者の操作によって、
テキストの読み上げテンポを制御できるようにすること
ができる。
【0077】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、時系列
データの読み出し時に複数系統の時系列データの読み出
しテンポをそれぞれ独立したテンポ制御データでテンポ
制御することができるため、各系統毎に再生等の制御を
することができ、変化に富んだ時系列データの読み出し
が可能になる。
【0078】これを演奏制御装置に適用すれば、演奏時
に複数パートのそれぞれを独立したテンポ制御データで
テンポ制御することができるため、各パート毎に自由に
発音・消音等を制御することができ、変化に富んだ合奏
の演奏が可能になる。また、この場合において、一部パ
ートのテンポ制御を利用者に開放することにより、この
パートの演奏の音高や音長などは演奏データに基づいて
制御され、利用者はこのパートのテンポのみを制御すれ
ばよいため、容易に合奏演奏に参加することができ、音
楽演奏の敷居をさげることができる。
【0079】また、利用者による操作手段の操作に基づ
いて生成されたテンポ制御データを演奏データとともに
記憶手段に書き込むことにより、利用者の演奏を曲デー
タ中に記録することができ、再度この曲データを演奏す
ることで、自らの演奏を再生することができるととも
に、さらに他のパートのテンポをこの演奏に合わせて制
御することも可能になる。また、このデータをネットワ
ークを介して他の利用者に送信し、合奏シミュレーショ
ンをすることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である自動演奏制御装置の
ブロック図
【図2】同自動演奏制御装置で用いられる自動演奏デー
タの構成を示す図
【図3】上記自動演奏制御装置を含む演奏制御システム
の概略構成図
【図4】同演奏制御システムの操作ユニットであるハン
ドコントローラの外観図
【図5】同ハンドコントローラのブロック図
【図6】上記自動演奏制御装置の動作を示すフローチャ
ート
【図7】上記自動演奏制御装置の動作を示すフローチャ
ート
【図8】上記自動演奏制御装置の動作を示すフローチャ
ート
【図9】上記自動演奏制御装置およびハンドコントロー
ラの動作を示すフローチャート
【図10】上記自動演奏制御装置の楽譜表示例を示す図
【図11】上記自動演奏制御装置のアニメーション表示
例を示す図
【図12】上記自動演奏制御装置のアニメーション表示
例を示す図
【図13】演奏制御システムの他の構成例を示す図
【図14】操作ユニットの他の態様を示す図
【図15】操作ユニットの他の態様を示す図
【符号の説明】
1…ハンドコントローラ(操作ユニット)、2…通信ユ
ニット、3…自動演奏制御装置(パーソナルコンピュー
タ)、4…音源装置、14a〜14d…LED、16…
7セグメント表示器、17…3軸加速度センサ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数系統の時系列データを記憶する記憶
    手段と、 この複数系統の時系列データを所定の読み出しテンポで
    読み出す手段であって、各系統毎のテンポ制御データに
    基づいて各系統別に読み出しテンポを制御する読出制御
    手段と、 を備えた時系列データの読出制御装置。
  2. 【請求項2】 前記各系統毎のテンポ制御データは、前
    記複数系統の時系列データとともに前記記憶手段に記憶
    されている請求項1に記載の時系列データの読出制御装
    置。
  3. 【請求項3】 利用者の操作に応じた操作データを出力
    する操作手段を複数備え、 前記読出制御手段は、前記複数の操作手段が出力した操
    作データに基づいて複数のテンポ制御データを生成し、
    各テンポ制御データをそれぞれ別の系統に割り当て、各
    系統の読み出しテンポを当該系統に割り当てられたテン
    ポ制御データに基づいて制御する請求項1または請求項
    2に記載の時系列データの読出制御装置。
  4. 【請求項4】 前記読出制御手段は、各系統に割り当て
    られたテンポ制御データを、各系統毎のテンポ制御デー
    タとして前記記憶手段に書き込む請求項3に記載の時系
    列データの読出制御装置。
  5. 【請求項5】 利用者の操作に応じた操作データを出力
    する操作手段を1または複数備え、 前記読出制御手段は、操作手段が出力した操作データに
    基づいてテンポ制御データを生成し、前記複数系統のう
    ち一部系統の前記読み出しテンポを前記生成されたテン
    ポ制御データで制御し、他の系統の前記読み出しテンポ
    を前記記憶手段に記憶されているテンポ制御データで制
    御する請求項2に記載の時系列データの読出制御装置。
  6. 【請求項6】 前記読出制御手段は、前記生成されたテ
    ンポ制御データを、前記一部系統のテンポ制御データと
    して前記記憶手段に書き込む請求項5に記載の時系列デ
    ータの読出制御装置。
  7. 【請求項7】 利用者の操作に応じた操作データを出力
    する操作手段を備え、 前記読出制御手段は、操作手段が出力した操作データに
    基づいて修正データを生成し、この修正データで前記各
    系統毎のテンポ制御データを修正し、この修正されたテ
    ンポ制御データに基づいて、前記各系統別に時系列デー
    タの読み出しテンポを制御する請求項1乃至請求項6の
    いずれかに記載の時系列データの読出制御装置。
  8. 【請求項8】 前記操作手段は、身体とともに運動し、
    その運動態様または姿勢状態を検出するセンサ手段と、
    該センサ手段の検出内容に基づいて操作データを生成す
    る操作データ出力手段を備えた請求項3乃至請求項7の
    いずれかに記載の時系列データの読出制御装置。
  9. 【請求項9】 複数パートの演奏データを有する曲デー
    タを記憶する記憶手段と、 この複数パートの演奏データを所定の読み出しテンポで
    読み出す手段であって、各パート毎のテンポ制御データ
    に基づいて各パート別に読み出しテンポを制御する演奏
    制御手段と、 を備えた演奏制御装置。
  10. 【請求項10】 前記各パート毎のテンポ制御データ
    は、前記複数パートの演奏データとともに前記記憶手段
    に記憶されている請求項9に記載の演奏制御装置。
  11. 【請求項11】 利用者の操作に応じた操作データを出
    力する操作手段を複数備え、 前記演奏制御手段は、前記複数の操作手段が出力した操
    作データに基づいて複数のテンポ制御データを生成し、
    各テンポ制御データをそれぞれ別のパートに割り当て、
    各パートの読み出しテンポを当該パートに割り当てられ
    たテンポ制御データに基づいて制御する請求項9または
    請求項10に記載の演奏制御装置。
  12. 【請求項12】 前記演奏制御手段は、各パートに割り
    当てられたテンポ制御データを、各パート毎のテンポ制
    御データとして前記記憶手段に書き込む請求項11に記
    載の演奏制御装置。
  13. 【請求項13】 利用者の操作に応じた操作データを出
    力する操作手段を1または複数備え、 前記演奏制御手段は、操作手段が出力した操作データに
    基づいてテンポ制御データを生成し、前記複数パートの
    うち一部パートの前記読み出しテンポを前記生成された
    テンポ制御データで制御し、他のパートの前記読み出し
    テンポを前記記憶手段に記憶されているテンポ制御デー
    タで制御する請求項10に記載の演奏制御装置。
  14. 【請求項14】 前記演奏制御手段は、前記生成された
    テンポ制御データを、前記一部パートのテンポ制御デー
    タとして前記記憶手段に書き込む請求項13に記載の演
    奏制御装置。
  15. 【請求項15】 利用者の操作に応じた操作データを出
    力する操作手段を備え、 前記演奏制御手段は、操作手段が出力した操作データに
    基づいて修正データを生成し、この修正データで前記各
    パート毎のテンポ制御データを修正し、この修正された
    テンポ制御データに基づいて、前記各パート別に演奏デ
    ータの読み出しテンポを制御する請求項9乃至請求項1
    4のいずれかに記載の演奏制御装置。
  16. 【請求項16】 前記操作手段は、身体とともに運動
    し、その運動態様または姿勢状態を検出するセンサ手段
    と、該センサ手段の検出内容に基づいて操作データを生
    成する操作データ出力手段を備えた請求項11乃至請求
    項15のいずれかに記載の演奏制御装置。
  17. 【請求項17】 前記記憶手段は、各パートに対応した
    表示データを記憶しており、前記演奏制御手段は、各パ
    ートに対応するテンポ制御データに基づいて前記表示デ
    ータを読み出して表示を制御する請求項9乃至請求項1
    6のいずれかに記載の演奏制御装置。
  18. 【請求項18】 前記演奏データは、イベントデータと
    該イベントデータの読出タイミングとからなるシーケン
    スデータである請求項9乃至請求項17のいずれかに記
    載の演奏制御装置。
  19. 【請求項19】 前記演奏データは、演奏音を記録した
    時系列の波形データである請求項9乃至請求項17のい
    ずれかに記載の演奏制御装置。
  20. 【請求項20】 それぞれ別の映像を表示する複数系統
    の映像データを記憶する記憶手段と、 この複数系統の映像データを所定の読み出しテンポで読
    み出す手段であって、各系統毎のテンポ制御データに基
    づいて各系統別に読み出しテンポを制御する再生制御手
    段と、 を備えた映像再生制御装置。
  21. 【請求項21】 前記各系統毎のテンポ制御データは、
    前記複数系統の映像データとともに前記記憶手段に記憶
    されている請求項20に記載の映像再生制御装置。
  22. 【請求項22】 利用者の操作に応じた操作データを出
    力する操作手段を複数備え、 前記再生制御手段は、前記複数の操作手段が出力した操
    作データに基づいて複数のテンポ制御データを生成し、
    各テンポ制御データをそれぞれ別の系統に割り当て、各
    系統の読み出しテンポを当該系統に割り当てられたテン
    ポ制御データに基づいて制御する請求項20または請求
    項21に記載の映像再生制御装置。
  23. 【請求項23】 前記再生制御手段は、各系統に割り当
    てられたテンポ制御データを、各系統毎のテンポ制御デ
    ータとして前記記憶手段に書き込む請求項22に記載の
    映像再生制御装置。
  24. 【請求項24】 利用者の操作に応じた操作データを出
    力する操作手段を1または複数備え、 前記再生制御手段は、操作手段が出力した操作データに
    基づいてテンポ制御データを生成し、前記複数系統のう
    ち一部系統の前記読み出しテンポを前記生成されたテン
    ポ制御データで制御し、他の系統の前記読み出しテンポ
    を前記記憶手段に記憶されているテンポ制御データで制
    御する請求項21に記載の映像再生制御装置。
  25. 【請求項25】 前記再生制御手段は、前記生成された
    テンポ制御データを、前記一部パートのテンポ制御デー
    タとして前記記憶手段に書き込む請求項24に記載の映
    像再生制御装置。
  26. 【請求項26】 利用者の操作に応じた操作データを出
    力する操作手段を備え、 前記演奏制御手段は、操作手段が出力した操作データに
    基づいて修正データを生成し、この修正データで前記各
    系統毎のテンポ制御データを修正し、この修正されたテ
    ンポ制御データに基づいて、前記各系統別に映像データ
    の読み出しテンポを制御する請求項20乃至請求項25
    のいずれかに記載の映像再生制御装置。
  27. 【請求項27】 前記操作手段は、身体とともに運動
    し、その運動態様または姿勢状態を検出するセンサ手段
    と、該センサ手段の検出内容に基づいて操作データを生
    成する操作データ出力手段を備えた請求項22乃至請求
    項26のいずれかに記載の演奏制御装置。
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