JP3873445B2 - 圧着端子検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧着端子検査装置に関し、電線端部に圧着した圧着部の圧着状態の良・不良を画像処理によって検査する圧着端子検査装置に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
図23(a)は圧着端子を電線の端部に圧着したときの状態を示す平面図、図23(b)は図23(a)のA−A線矢視断面図である。
【0003】
図23に示すように、圧着端子1は、接続部1aと圧着部1bと固定部1cとからなる金属性の部材である。接続部1aは、電気機器の端子に接続される部分であり、その形状は図示ようなリング状だけでなく、各種の圧着端子によって様々である。一方、圧着部1bは、自動接圧機等によって電線2の端部の芯線2aに圧着処理され、断面形状が2つの山形状にとなる部分であり、各種の圧着端子によってサイズは異なるものの、その形状は一様である。固定部1cは、自動接圧機等によって電線2の端部の被覆材2bに圧着固定される部分である。
【0004】
従来、かかる圧着端子1の圧着部1bの圧着状態を画像処理によって検査する場合には、一般に、テレビカメラ等の撮像手段によって圧着部1bを撮像し、このときの画像を画像処理手段により画像処理して圧着状態の良・不良を判定していた。具体的には、撮像手段によって撮像した圧着部1bのシルエット画像を画像処理装置に取り込み、この画像処理装置で前記シルエット画像を画像処理して圧着状態の良・不良を判定するように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の圧着端子検査装置では、シルエット画像に基づいて画像処理を行うため、これによって得られる情報は圧着部1bの外形情報だけであり、画像の情報量が少ない。このため、例えば芯線2aのうちの何本かが圧着部1bからはみ出してシルエット部(圧着部1b)の周辺にまで延びているような場合には当該圧着不良を検出することができるが、シルエット部における圧着不良は検出することができなかった。即ち、圧着部1bからはみ出した何本かの芯線が圧着部1bに巻き付いているような場合や、金属片や電線屑が圧着部1bに付着している場合などには、当該圧着不良を検出することができなかった。このため、正確な検査が行えないという欠点があった。
【0006】
また、照明手段によって撮像手段の撮像方向から被検査体に光を照射し、このときの被検査体の反射画像を前記撮像手段を介して画像処理手段に取り込むことにより、多くの画像情報を得るようにした検査装置も存在するが、この検査装置を圧着端子1の検査に適用した場合には、圧着した金属部分(圧着部1b)の光沢の変化を不良と誤判断してしまうという欠点があった。
【0007】
従って本発明は上記従来技術に鑑み、圧着部の画像から多くの画像情報を得て、圧着部の圧着状態の良・不良を正確に検査することができる圧着端子検査装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の圧着端子検査装置は、電線端部の芯線に圧着した圧着部の圧着状態を画像処理によって検査する圧着端子検査装置であって、
前記圧着部に光を照射して、前記圧着部の表面に帯状のハイライト部を発生させる照明手段と、
この照明手段により前記圧着部の表面に前記ハイライト部を発生させた状態で、前記圧着部を撮像する撮像手段と、
この撮像手段によって得られた画像に基づく画像処理として、前記ハイライト部の画像と横方向計測ライン及び縦方向計測ラインとから前記ハイライト部の横方向位置、縦方向位置及び傾きを求めると共に、このときに前記圧着部の表面における金属片や電線屑の付着又は前記芯線のはみ出しの有無を検査する位置計測処理と、この位置計測処理において求めた前記ハイライト部の横方向位置、縦方向位置及び傾きに基づいて前記圧着部の画像の周辺に予め設定した計測エリアを補正し、この補正した計測エリア内における所定濃度の画素をカウントして、前記圧着部の周辺における前記芯線のはみ出しの有無を検査する検査処理とを行う画像処理手段とを備え、
前記位置計測処理を行うときには前記圧着端子の背景を黒色の背景とし、前記検査処理を行うときには前記圧着端子の背景を中間色の背景とする背景交換手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
従って、上記発明の圧着端子検査装置によれば、金属片や電線屑が圧着部の表面に付着したり、圧着部からはみ出した芯線が圧着部の表面に巻き付いたりしているような場合には、これらを、位置計測処理において、ハイライト部の画像と横方向計測ライン及び縦方向計測ラインとからハイライト部の横方向位置、縦方向位置及び傾きを求める段階で検出して、不良と判定することができる。
【0015】
また、圧着部からはみ出した芯線が圧着部の周辺に延びているような場合には、これを、検査処理において、上記位置計測処理で求めたハイライト部の横方向位置、縦方向位置及び傾きを基に圧着部の画像の周辺に予め設定した計測エリアを補正し、この補正した計測エリア内における所定濃度の画素数をカウントすることによって検出し、不良と判定することができる。
【0017】
また、位置計測処理を行うときと検査処理を行うときとで、背景交換手段により圧着端子の背景を黒色の背景と中間色の背景とに交換するため、それぞれの処理に適した背景色が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0022】
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る圧着端子検査装置の構成図である。同図に示すように、電線2の端部の芯線2aに圧着された圧着端子1(圧着部1b)の上方には、撮像手段であるテレビカメラ3が配設されており、このテレビカメラ3には画像処理手段である画像処理装置4が接続されている。画像処理装置4では画像処理として、位置計測処理と検査処理とを行う。また、圧着部1bの上方には照明装置7が配設されており、この照明装置7によって圧着部1bに光を照射するようになっている。一方、圧着部1bの下方には中間色の背景5が配設されている。
【0023】
従って、詳細は後述するが、この圧着端子検査装置では、照明装置7によって圧着部1bに光を照射した状態で、テレビカメラ3によって圧着部1bを撮像し、このときの圧着部1bの画像に対して画像処理装置4で位置計測処理と検査処理とを行うことにより、圧着部1bの圧着状態の良・不良を検査する。
【0024】
以下、この圧着端子検査装置について図1〜図12に基づき、詳細に説明する。なお、図2は自動接圧機によってクランプされた圧着端子の状態を示す説明図、図3は圧着端子の圧着部にハイライト部を発生させたときの状態を示す説明図、図4は大きいサイズと小さいサイズの圧着端子の圧着部の画像を示す説明図、図5、図6、図7及び図8は画像処理装置による位置計測処理の方法を示す説明図、図9、図10、図11及び図12は画像処理装置による検査処理の方法を示す説明図である。
【0025】
図11に示すように、画像処理装置4では、圧着部1bの画像の周辺に計測エリア11,12,13,14,15,16,17,18,19を設定して検査処理を行うが(詳細後述)、図2に示すように、圧着部1bを電線2の端部の芯線2aに圧着する際、自動接圧機のクランプ装置8では圧着部1bよりも下方の電線2をクランプするため、圧着端子1の前後方向(図2の紙面と直交する方向)の位置は一定になるものの、圧着端子1の図中左右方向位置は圧着端子1がクランプ部を中心に回動することにより、図中に一点鎖線で示すように傾斜してしまうため、一定にはならず不安定な状態となる。
【0026】
そこで、まず、図3に示すように圧着部1bの表面に発生させたハイライト部21a,21bを利用して圧着部1bの位置を計測する。即ち、前述のように、圧着部1bは各種の圧着端子によってサイズは異なるものの、その形状は一様であるため、この圧着部1bの表面には、正常な場合、照明装置7から光を照射することによって右側と左側とに1本ずつ安定的にハイライト部21a,21bを発生させることができる。
【0027】
従って、本圧着端子検査装置では、圧着部1bの表面にハイライト部21a,21bを発生させた状態で、テレビカメラ3により圧着部1bを撮像し、画像処理装置4により、このときの圧着部1b(ハイライト部21a,21b)の画像に基づいて圧着部1bの位置を計測する(位置計測処理)。続いて、画像処理装置4により、上記位置計測処理で得られた圧着部1bの位置情報を基に計測エリア11〜19を補正して圧着状態の検査を行う(検査処理)。この画像処理装置4による位置計測処理と検査処理の詳細は次の通りである。
【0028】
(1)位置計測処理
前述のように 自動接圧機にクランプされた圧着端子1は、左右方向のずれはあるが、前後方向のずれはない。そこで、横方向の計測ラインによりハイライト部の横方向位置を計測し、次に縦方向の計測ラインによりハイライト部の縦方向位置を計測する。具体的には次のような処理を行う。
【0029】
▲1▼ 横方向位置(テレビカメラ取込画像でX軸方向位置)の計測
図3に示すように、2本の横方向計測ラインW1,W2とハイライト部21a,21bの画像の左右両端との交点の座標を求める。即ち、図5(a)に示すように、各交点の座標(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)、(X5,Y5)、(X6,Y6)、(X7,Y7)、(X8,Y8)を求める。但し、Y座標は横方向計測ラインW1,W2を設定することによって一義的に定まる。従って、ここではX座標を計測することになる。
【0030】
なお、横方向計測ラインW1,W2は、圧着部1bの位置が左右に傾斜せず正常な場合に、圧着部1bの画像の中央部分に位置するように設定する。但し、1つのテレビカメラ3の視野で検査を行うため、図4(a)、(b)に示すように、大きいサイズの圧着端子1と小さいサイズの圧着端子1とでは、画面22における圧着部1bの画像位置が異なるため、圧着端子1の種類(サイズ)に応じて横方向計測ラインW1,W2の位置を設定しておく。
【0031】
次に、横方向計測ラインW1,W2に基づいて求めた(X,Y)座標から、次式によってハイライト部21a,21b(即ち圧着部1b)の傾きθを計算する。
【0032】
θ1=tan-1{(Y1−Y5)/(X1−X5)}
θ2=tan-1{(Y2−Y6)/(X2−X6)}
θ3=tan-1{(Y3−Y7)/(X3−X7)}
θ4=tan-1{(Y4−Y8)/(X4−X8)}
【0033】
▲2▼ 縦方向位置(テレビカメラ取込画像でY軸方向位置)の計測
図5(b)に示すように、上記横方向位置計測において求めた(X,Y)座標と傾きθとに基づいて縦方向計測ラインW3を生成し、この縦方向計測ラインW3を用いてY軸方向の計測を行う。
【0034】
即ち、縦方向計測ラインW3の始点は、横方向計測ラインW1によって計測したX座標(X1)にΔX(予め設定した値)を加えた座標とする。つまり、縦方向計測ラインW3の始点の(X,Y)座標を、次式によって求めた座標(XC1,YC1)とする。
【0035】
XC1=X1+ΔX
YC1=Y1
【0036】
この座標(XC1,YC1)を始点に、上記横方向位置計測において求めた傾きθ1で、長さL1の縦方向計測ラインW3を生成する。そして、この縦方向計測ラインW3とハイライト部21aの画像の上端との交点の座標(X9,Y9)を求める。なお、座標(X2,Y2)と傾きθ2とを用いて縦方向計測ラインW3を生成することもできる。
【0037】
右側のハイライト部21bの画像に対しても上記と同様の処理を行うことにより、縦方向計測ラインW4を生成し、この縦方向計測ラインW4とハイライト部21bの画像の上端との交点の座標(X10,Y10)を求める。
【0038】
しかし、ハイライト部21a,21bの画像の横方向の左端側又は右端側に凹凸部があるような場合には、1回の位置計測では圧着部1bの位置を正確に計測することができない。例えば、図6(a)に示すように、ハイライト部21aの左端側に凹部21a−1があって、この凹部21a−1に横方向計測ラインW2が位置するような場合には、横方向計測ラインW1,W2とハイライト部21aの画像の左端との交点の(X,Y)座標から傾きを求めると、ハイライト部21aの実際の傾きよりも大きな傾きが得られることになり、その結果、縦方向計測ラインW3がハイライト部21aの実際の傾きよりも大きく傾くことになる。このため、ハイライト部21aの上端位置(座標)を正確に計測することができない。
【0039】
そこで、ハイライト部21a,21bの左端側又は右端側に凹凸部があるような場合にもハイライト部21a,21bの上端位置を正確に計測するため、図6(b)に示すように、横方向計測ラインW1,W2の位置を、上記のY座標Y1,Y5にΔY(予め設定した値)を加えた座標位置にずらして、再度上記と同様の計測を行う。このような計測を数回行うと、例えば図示のようにハイライト部21aの画像の左端側に凹部21a−1があるような場合にも、ハイライト部21aの上端位置(座標)を正確に検出することができる。
【0040】
続いて、上記と同様の計測をハイライト部21a,21bの下方についても行う。このときには横方向計測ラインW1,W2の上下位置関係を逆にする。即ち、図7に示すように、横方向計測ラインW1を中心にして横方向計測ラインW2の反対側(横方向計測ラインW1の上側)に、横方向計測ラインW1,W2の間隔ΔY’と等間隔になるように横方向計測ラインW2’を設定し、この横方向計測ラインW2’と横方向計測ラインW1とを用いてハイライト部21a,21bの下端位置を計測する。
【0041】
かくして、最終的にはハイライト部21a,21aの上端の座標(X9,Y9)、(X10,Y10)と、下端の座標(X11,Y11)、(X12,Y12)とを求めることができる。即ち、ハイライト部21a,21bの長さを求めることができる。
【0042】
そして、以上のような位置計測処理を行う中で次のような検査を行ったことになる。
【0043】
圧着部1bの表面に金属片や電線屑が付着している場合には、計測されたハイライト部21a又は21bの長さが短くなるため、不良と判断することができる。また、図8に示すように、圧着部1bの表面に圧着部1bからはみ出した芯線2a−1が巻き付いている場合にも同様に不良と判断することができる。つまり、圧着部1bの表面に付着した金属片や電線、圧着部1bの表面に巻き付いた芯線2a−1等は、ハイライト部21a又は21bに濃度差を出すため、上記位置計測の段階で検出されることになる。
【0044】
また、ここまでの計測で圧着部1bの位置を表すデータ(X,Y,θ)が求まったことになる。従って、次に、この圧着部1bの位置を表すデータ(X,Y,θ)を基に検査処理を行う。
【0045】
(2)検査処理
図9に示すように、圧着部1bからはみ出した芯線2a−2が折れ曲がった状態で圧着部1bの周辺に延びている場合、この芯線2a−2へ照明装置7によって光を照射すると、テレビカメラ3に対して芯線2a−2の基端側部分2a−2Aでは光が正反射し、芯線2a−2の先端側部分2a−2Bでは光が反射しない。このため、図10に示すように、芯線2a−2の基端側部分2a−2Aの画像は白色となり、先端側部分2a−2Bの画像は黒色となる。
【0046】
従って、このはみ出した芯線2a−2を検出するために背景10を中間色として、この背景10との濃度差を出すようにしている。例えば、濃淡画像で黒−白を0−255とすると、黒:0、白:255、中間色:100程度となり、これより濃度差を出すことができる。具体的には次のような処理を行う。
【0047】
図11に示すように圧着部1bの画像の周辺に予め設定した計測エリア11,12,13,14,15,16,17,18,19の位置を、上記の位置計測処理において計測したデータ(X,Y,θ)を基に補正して、圧着部1bの位置に対応した計測エリア11〜19を生成する。そして、各計測エリア11〜19に対して濃度を予め設定し、各計測エリア11〜19内におけるこの特定濃度の画素数をカウントして、このカウント値が予め設定した判定値内であれば良と判定し、判定値以上であれば不良と判定する。
【0048】
例えば、計測エリア16〜19では、背景5が中間色であるから、0〜50と150〜255の濃度の画素数をカウントする。その結果、正常であれば、即ち計測エリア16〜19内にはみ出した芯線が存在しなければ、計測エリア16〜19内の画素の濃度は全て100程度となり、図12に示すようなヒストグラムとなることから、0〜50と150〜255の濃度の画素数のカウント値は0となり、判定値以内となって、良と判定される。
【0049】
一方、計測エリア16〜19の何れかに圧着部1bからはみ出した芯線2a−2が出現すると、当該計測エリアでは、芯線2a−2の画像が黒又は白となるため、0〜50又は150〜255の濃度の画素が現れることになり、当該濃度の画素数のカウント値が判定値以上となって、不良と判定される。
【0050】
従って、本実施の形態1に係る圧着端子検査装置によれば、金属片や電線屑が圧着部1bの表面に付着したり、圧着部1bからはみ出した芯線2a−2が圧着部1bの表面に巻き付いたりしているような場合には、これらを、位置計測処理において、ハイライト部21a,21bの画像と、横方向計測ラインW1,W2(W2’)及び縦方向計測ラインW3,W4とからハイライト部21a,21bの横方向位置、縦方向位置及び傾きを求める段階で検出して、不良と判定することができる。
【0051】
また、圧着部1bからはみ出した芯線が圧着部1bの周辺に延びているような場合には、これを、検査処理において、位置計測処理で求めたハイライト部21a,21bの横方向位置、縦方向位置及び傾きを基に圧着部1bの画像の周辺に予め設定した計測エリアを補正し、この補正した計測エリア内における特定濃度の画素数をカウントすることによって検出し、不良と判定することができる。
【0052】
即ち、圧着部1bの画像から多くの情報を得て、圧着部1bの圧着状態の良・不良を正確に検査することができる。
【0053】
更には、ハイライト部21a,21bの位置計測を、横方向計測ラインW1,W2(或いはW2’)の位置をハイライト部の縦方向に所定の間隔ΔYだけ順次移動させて数回行うことにより、ハイライト部21a,21bの横方向に凹凸があっても、この凹凸に影響されずに、ハイライト部21a,21bの縦方向端部(上端及び下端)の位置を正確に検出して、圧着部1bの圧着状態の良・不良を正確に検査することができる。
【0054】
ところで、上記の位置計測は圧着部1bに発生するハイライト部21a,21bが明瞭で安定している場合に有効な計測であるが、現実的には、圧着端子1の金属材質によっては光の反射が比較的弱いことや、接圧機によっては圧着部1bの表面がきれいな山形の曲線にならないこと等から、圧着部1bの表面にハイライト部21a,21bが明瞭には発生しない場合がある。そこで、次の実施の形態2と実施の形態3と実施の形態4では、かかる場合にも対応することのできる圧着端子検査装置について説明する。
【0055】
<実施の形態2>
図13は本発明の実施の形態2に係る圧着端子検査装置の構成図である。なお、本実施の形態2に係る圧着端子検査装置は、位置計測処理を行う場合と検査処理を行う場合とで圧着端子の背景色を機械的に変えようとするものである。従って以下では、この点を詳細に説明し、その他の機能については上記実施の形態1に係る圧着端子検査装置と同様であるため説明を省略する。
【0056】
計測エリア11〜19を用いた検査処理では背景を中間色とする必要があるが、この中間色の背景のまま位置計測処理を行うと、ハイライト部21a,21bがあまり明瞭でない場合、ハイライト部21a,21bとハイライト部以外の部分22a,22bとの濃度差と、ハイライト部以外の部分22a,22bと背景との濃度差が同程度となってしまい、ハイライト部の位置計測を行うことができなくなってしまう。
【0057】
そこで、本実施の形態2に係る圧着端子検査装置では、図13に示すように、中間色の背景5と圧着端子1との間に黒色の背景10が配設されている。この黒色の背景10は、その図中左端部がシリンダ6のピストンロッド6aの先端に設けられた把持具6bによって把持されており、ピストンロッド6aの伸縮によって、圧着端子1の後方位置と同後方位置から外れた位置とに移動することができるようになっている。このため、位置計測処理を行う場合と検査処理を行う場合とで、圧着端子1の背景色を黒色と中間色とに切り換えることができる。
【0058】
即ち、位置計測処理時には、シリンダ6により背景10を圧着端子1の後方に移動させて圧着端子1の背景色を黒色(背景10)にすることによって、背景の濃度レベルを下げられるようにし、位置計測処理終了後(検査処理時)には、再びシリンダ6により背景10を圧着端子1の後方位置から外れた位置に移動させて、圧着端子1の背景色を中間色(背景5)とすることができるようになっている。
【0059】
従って、本実施の形態2に係る圧着端子検査装置によれば、位置計測処理を行うときと検査処理を行うときとで、黒色の背景と中間色の背景とに交換するため、それぞれの処理に適した背景色が得られる。
【0060】
そして、位置計測処理時には圧着端子1の背景色を黒色に換えて、背景の濃度レベルを下げることができるため、圧着部1bに発生するハイライト部21a,21bがあまり明瞭ではなくても、このハイライト部21a,21bとハイライト部以外の部分22a,22bとの濃度差と、ハイライト部以外の部分22a,22bと背景10(黒色)との濃度差とが異なることになり、ハイライト部21a,21bの位置計測を行うことができる。
【0061】
なお、背景を交換するのではなく、位置計測処理時と検査処理時とでステーションを別にして背景色を換える方法も考えられるが、この方法では圧着端子1を一方のステーションから他方のステーションに移動させる際に圧着端子1の位置がずれてしまう可能性があり、あまり望ましくない。
【0062】
また、背景の交換手段としては、上記のようなシリンダを用いたものに限定するものではなく、黒色の背景と中間色の背景とを適宜交換することができるもであればよい。例えば、図14(a)又は(b)に示すように、中間色の背景5と黒色の背景10とを水平軸31回り又は鉛直軸32回りに図示しないモータによって回転させるようにしたり、図14(c)に示すように、図示しないモータでローラ33を駆動することにより、無端のベルト状にした背景36を循環させて背景36の中間色側36aと黒色側36bとを交換するようにしたりしてもよい。
【0063】
<実施の形態3>
図15は本発明の実施の形態3に係る圧着端子検査装置の構成図、図16は圧着部に4本のハイライト部を発生させたときの状態を示す説明図、図17は4本のハイライト部に基づく位置計測処理の説明図、図18は4本のハイライト部に基づく他の位置計測処理の説明図である。なお、本実施の形態3に係る圧着端子検査装置は、4本のハイライト部に基づいて位置計測処理を行うこと特徴とするものであり、従って、以下ではこの点を詳細に説明し、その他の機能については上記実施の形態1に係る圧着端子検査装置と同様であるため説明を省略する。
【0064】
本実施の形態3に係る圧着端子検査装置では、図15に示すように、圧着端子1の上方に2台の照明装置7,37が配設されており、これらの照明装置7,37によって圧着部1bへ2箇所から光を照射することにより、図16に示すように、圧着部1bの表面の右側と左側とに2本ずつ、合計4本のハイライト部41a,41b,41c,41dを発生させようになっている。
【0065】
画像処理装置4では、これら4本のハイライト部41a〜41dの画像に対して、図17又は図18に示すような位置計測処理を行う。
【0066】
即ち、図17に示すように、4本のハイライト部41a〜41dの画像に対して、上記実施の形態1と同様に、横方向計測ラインW1,W2を用いて位置計測処理を行う。その際、例えば3本のハイライト部41a,41b,41dの画像にはくすみ41a−1,41b−1,41d−1があり、1本のハイライト部41cだけがくすみがなくて正常であるとすると、ハイライト部41a,41b,41dの画像に対する位置計測処理においては、くすみ41a−1,41b−1,41d−1の影響でハイライト部41a,41b,41dの計測長さが短くなり、ハイライト部41cの画像に対する位置計測処理においては、ハイライト部41cの計測長さが正常な長さとなる。そこで、この場合には、正常な1本のハイライト部41cの横方向位置、縦方向位置及び傾きの計測データ(X,Y,θ)を基準データして、検査処理を行う。
【0067】
つまり、画像処理装置4の位置計測処理では、4本のハイライト部41a〜41dの画像に対して横方向位置、縦方向位置及び傾きを求める処理を行い、4本のハイライト部のうちの正常な何れか1本のハイライト部41a,41b,41c又は41dの横方向位置、縦方向位置及び傾きを基準データとし、画像処理装置4の検査処理では、この基準データに基づいて処理を行う。
【0068】
従って、ハイライト部にくすみがある場合でも、4本のハイライト部41a〜41dのうちの少なくとも1本のハイライト部が正常であれば、このハイライト部の位置計測データを基準データとして確実に検査処理を行うことができる。なお、全てのハイライト部にくすみがある場合には正確な検査処理を行うことができないが、上記の如くハイライト部を4本としたことによって、その確率は低くなっている。
【0069】
或いは、図18に示すように、圧着部1bの長さ(即ち正常なハイライト部の長さ)を基準長さL2として予め設定し、画像処理装置4の位置計測処理では、例えばハイライト部41a〜41dにくすみ41a−1,41b−1,41c−1,41d−1があるために、計測したハイライト部41a〜41dの長さが基準長さL2よりも短い場合には、ハイライト部41a〜41dの計測長さが基準長さL2になるまでスキップして計測する。つまり、途中のくすみ41a−1〜41d−1をスキップしてハイライト部41a〜41dの上端位置を計測する。ハイライト部41a〜41dの下端位置も同様にして計測する。
【0070】
そして、4本のハイライト部41a〜41bの位置関係が正常であれば、このときに得られた横方向位置、縦方向位置及び傾きの計測データ(X,Y,θ)を基準データとし、画像処理装置4の検査処理では、この基準データに基づいて処理を行う。
【0071】
従って、例えば4本のハイライト部41a〜41dの全てにくすみ41a−1,41b−1,41c−1,41d−1があるような場合でも、4本のハイライト部41a〜41bの位置関係が正常であることが確認できれば、このときの位置計測データを基準データとして確実に検査処理を行うことができる。
【0072】
<実施の形態4>
図19は本発明の実施の形態4に係る圧着端子検査装置の画像処理装置による位置計測処理(横方向計測処理)の方法を示す説明図、図20は大きいサイズの圧着端子と小さいサイズの圧着端子における横方向計測ラインと計測エリアとを示す説明図、図21(a)、(b)は圧着端子を電線の端部に圧着したときの状態を示す側面図及び断面図、図22は画像処理装置による検査処理の方法を示す説明図である。なお、本実施の形態4に係る圧着端子検査装置は、画像処理装置における位置計測処理においてパターンマッチングを行うことを特徴とするものであり、従って、以下では、この画像処理について説明し、圧着端子検査装置の全体的な構成については、上記実施の形態3の圧着端子検査装置(図13)と同様であるため、説明を省略する。
【0073】
本実施の形態4に係る圧着端子検査装置の画像処理装置では、次のような位置計測処理及び検出処理を行う。
【0074】
(1)位置計測処理
上記実施の形態1においても述べたように、図19に示す圧着端子101は、自動接圧機により固定部101cの下方で電線102がクランプされた状態では、左右方向のずれはあるが、前後方向のずれはない(図2参照)。また、接続部101aの形状は圧着端子によって様々であるが、電線102の芯線102aに圧着される圧着部101bは圧着端子の種類によってサイズは異なるものの、その形状は一様である。
【0075】
そこで、横方向の計測ラインによりハイライト部(即ち圧着部)の横方向位置を計測し、次にパターンマッチングにより圧着部の縦方向位置を計測する。具体的には次のような処理を行う。
【0076】
▲1▼ 横方向位置(テレビカメラ取込画像でX軸方向位置)の計測
この横方向位置計測は、上記実施の形態1と同様に行う。即ち、図19に示すように、2本の横方向計測ラインW1,W2とハイライト部103a,103b,103c,103dの画像の左右両端との各交点の座標(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)、(X5,Y5)、(X6,Y6)、(X7,Y7)、(X8,Y8)を求める。
【0077】
横方向計測ラインW1,W2は、圧着部103bの位置が左右に傾斜せず正常な場合に圧着部103bの画像の中央部分に位置するように設定する。但し、1つのテレビカメラの視野で検査を行うため、図20(a)、(b)に示すように、大きいサイズの圧着端子103と小さいサイズの圧着端子103とでは、画面104における圧着部101bの画像位置が異なるため、圧着端子101の種類(サイズ)に応じて横方向計測ラインW1,W2の位置を設定しておく。
【0078】
次に、横方向計測ラインW1,W2に基づいて求めた(X,Y)座標から、次式によってハイライト部21a,21b(即ち圧着部1b)の傾きθを計算する。
【0079】
θ1=tan-1{(Y1−Y5)/(X1−X5)}
θ2=tan-1{(Y2−Y6)/(X2−X6)}
θ3=tan-1{(Y3−Y7)/(X3−X7)}
θ4=tan-1{(Y4−Y8)/(X4−X8)}
θ=(θ1+θ2+θ3+θ4)/4
【0080】
▲2▼ 縦方向位置(テレビカメラ取込画像でY軸方向位置)の計測
図20に示すように、上記の横方向位置計測において求めたハイライト部103a,103b,103c,103d(即ち圧着部101b)の横方向位置(X座標)から、圧着部101bの縦方向位置を計測するための計測エリア105を、圧着部101bの画像の図中下端部を囲むように生成する。なお、圧着部101bの図中上端部側に計測エリア105を生成してもよい。
【0081】
そして、この計測エリア105において、圧着部101bの端部の形状データに基づきパターンマッチングにより圧着部101bの縦方向位置を求める。
【0082】
圧着部101bの端部の形状は、上記の横方向計測ラインW1,W2の教示を行う際に組み合わせて教示しておく。なお、1つのテレビカメラの視野で検査を行うので、図20(a)、(b)に示すように、圧着端子101のサイズにより画面104における圧着部101bの画像位置が異なるため、圧着端子101の種類(サイズ)に応じて、それぞれ圧着部101bの端部の形状データを設定しておく。
【0083】
図21に示すように、圧着部101bの端部は、カシメ部101b−1,101b−2でありカシメ効果が得られるようになっている。なお、カシメ部は圧着部の一端側、他端側或いは両側に存在する場合がある。
【0084】
ここまでの計測で、圧着端子101の基準位置(X,Y,θ)が求まったことになる。
【0085】
(2)検査処理
この検査処理は、上記実施の形態1と同様に行う。即ち、図22に示すように圧着部101bの画像の周辺に予め設定した計測エリア111,112,113,114,115,116,117,118,119の位置を、上記の位置計測処理において計測したデータ(X,Y,θ)を基に補正して、圧着部1bの位置に対応した計測エリア111〜119を生成する。そして、各計測エリア11〜19に対して濃度を予め設定し、各計測エリア111〜119内における特定濃度の画素数をカウントして、このカウント値が予め設定した判定値内であれば良と判定し、判定値以上であれば不良と判定する。
【0086】
計測エリア116〜119については、背景が中間色(中間濃度)であるから、0〜50と150〜255というように上下の濃度値の画素のみをカウントする。このとき、正常であれば、濃度ヒストグラムは図12のようになるため、画素カウント値は0となる。一方、計測エリア116〜119内の何れかに不良の原因である芯線102aの画像が出現すると、この画像は白或いは黒となるため、画素カウント値は0以外となり、不良を検知する。
【0087】
従って、本実施の形態4に係る圧着端子検査装置によれば、ハイライト部103a,103b,103c,103dの画像と横方向計測ラインW1,W2とから求めた横方向位置に基づいて生成した計測エリア105において、パターンマッチングにより圧着部101bの縦方向位置を求めるため、圧着部101の光沢に変化があっても、即ちくすみ等があってハイライト部103a,103b,103c,103dが明瞭でなくても、このことに影響されずに、圧着部101bの縦方向位置を計測することができる。
【0088】
つまり、上記実施の形態1のように縦方向計測ラインを用いて縦方向位置を計測する場合にはハイライト部103a,103b,103c,103dのくすみ等によって誤った計測をすることがあるが、本実施の形態4では、パターンマッチングによって縦方向位置を計測するため、ハイライト部103a,103b,103c,103dのくすみ等によって誤った計測をすることがなくなる。
【0089】
【発明の効果】
以上、発明の実施の形態と共に具体的に説明したように、発明の圧着端子検査装置によれば、金属片や電線屑が圧着部の表面に付着したり、圧着部からはみ出した芯線が圧着部の表面に巻き付いたりしているような場合には、これらを、位置計測処理において、ハイライト部の画像と横方向計測ライン及び縦方向計測ラインとからハイライト部の横方向位置、縦方向位置及び傾きを求める段階で検出して、不良と判定することができる。
【0090】
また、圧着部からはみ出した芯線が圧着部の周辺に延びているような場合には、これを、検査処理において、位置計測処理で求めたハイライト部の横方向位置、縦方向位置及び傾きを基に圧着部の画像の周辺に予め設定した計測エリアを補正し、この補正した計測エリア内における所定濃度の画素数をカウントすることによって検出し、不良と判定することができる。
【0091】
即ち、圧着部の画像から多くの情報を得て、圧着部の圧着状態の良・不良を正確に検査することができる。
【0093】
また、位置計測処理を行うときと検査処理を行うときとで、圧着端子の背景を黒色の背景と中間色の背景とに交換するため、それぞれの処理に適した背景色が得られる。そして、位置計測処理時には圧着端子の背景色を黒色に換えて、背景の濃度レベルを下げることができるため、圧着部に発生するハイライト部があまり明瞭ではなくても、このハイライト部とハイライト部以外の部分との濃度差と、ハイライト部以外の部分と背景(黒色)との濃度差とが異なることになり、ハイライト部の位置計測を行うことができる。
【0097】
そして、上記発明の圧着端子検査装置により圧着端子の検査を自動化することよって、24時間運転を行うことも可能になり、また、人による検査結果のバラツキやミス(見逃し)や疲れによる間違い等がなくなって、品質が向上し、更には、検査データのトレースを自動的に行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る圧着端子検査装置の構成図である。
【図2】自動接圧機によってクランプされた圧着端子の状態を示す説明図である。
【図3】圧着端子の圧着部にハイライト部を発生させたときの状態を示す説明図である。
【図4】大きいサイズと小さいサイズの圧着端子の圧着部の画像を示す説明図である。
【図5】画像処理装置による位置計測処理の方法を示す説明図である。
【図6】画像処理装置による位置計測処理の方法を示す説明図である。
【図7】画像処理装置による位置計測処理の方法を示す説明図である。
【図8】画像処理装置による位置計測処理の方法を示す説明図である。
【図9】画像処理装置による検査処理の方法を示す説明図である。
【図10】画像処理装置による検査処理の方法を示す説明図である。
【図11】画像処理装置による検査処理の方法を示す説明図である。
【図12】画像処理装置による検査処理の方法を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係る圧着端子検査装置の構成図である。
【図14】各種の背景交換手段の構成図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係る圧着端子検査装置の構成図である。
【図16】圧着部に4本のハイライト部を発生させたときの状態を示す説明図である。
【図17】4本のハイライト部に基づく位置計測処理の説明図である。
【図18】4本のハイライト部に基づく他の位置計測処理の説明図である。
【図19】本発明の実施の形態4に係る圧着端子検査装置の画像処理装置による位置計測処理(横方向計測処理)の方法を示す説明図である。
【図20】大きいサイズの圧着端子と小さいサイズの圧着端子における横方向計測ラインと計測エリアとを示す説明図である。
【図21】圧着端子を電線の端部に圧着したときの状態を示す側面図及び断面図である。
【図22】画像処理装置による検査処理の方法を示す説明図である。
【図23】(a)は圧着端子を電線の端部に圧着したときの状態を示す平面図、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 圧着端子
1a 接続部
1b 圧着部
1c 固定部
2 電線
2a 芯線
2a−1,2a−2 はみ出した芯線
2b 被覆材
3 テレビカメラ
4 画像処理装置
5,10,36 背景
6 シリンダ
6a ピストンロッド
6b 把持具
7,37 照明装置
8 クランプ装置
11,12,13、14,15、16,17,18,19 計測エリア
21a,21b,41a,41b,41c,41d ハイライト部
31 水平軸
32 鉛直軸
33 ローラ
101 圧着端子
101a 接続部
101b 圧着部
101c 固定部
102 電線
102a 芯線
103a,103b,103c,103d ハイライト部
105 計測エリア
111,112,113,114,115,116,118,119 計測エリア
L1 縦方向計測ラインの長さ
L2 基準長さ
W1,W2,W2’ 横方向計測ライン
W3,W4,W5,W6 縦方向計測ライン

Claims (1)

  1. 電線端部の芯線に圧着した圧着部の圧着状態を画像処理によって検査する圧着端子検査装置であって、
    前記圧着部に光を照射して、前記圧着部の表面に帯状のハイライト部を発生させる照明手段と、
    この照明手段により前記圧着部の表面に前記ハイライト部を発生させた状態で、前記圧着部を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段によって得られた画像に基づく画像処理として、前記ハイライト部の画像と横方向計測ライン及び縦方向計測ラインとから前記ハイライト部の横方向位置、縦方向位置及び傾きを求めると共に、このときに前記圧着部の表面における金属片や電線屑の付着又は前記芯線のはみ出しの有無を検査する位置計測処理と、この位置計測処理において求めた前記ハイライト部の横方向位置、縦方向位置及び傾きに基づいて前記圧着部の画像の周辺に予め設定した計測エリアを補正し、この補正した計測エリア内における所定濃度の画素をカウントして、前記圧着部の周辺における前記芯線のはみ出しの有無を検査する検査処理とを行う画像処理手段とを備え、
    前記位置計測処理を行うときには前記圧着端子の背景を黒色の背景とし、前記検査処理を行うときには前記圧着端子の背景を中間色の背景とする背景交換手段を備えたことを特徴とする圧着端子検査装置。
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