JP3872895B2 - ロール解砕機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ロール解砕機に関し、更に詳しくは、1群を形成する単位刃である替刃の交換を容易であるロール解砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
リサイクルを行うために、解砕機が用いられている。解砕機は、電気機械器具、電化製品、木製・樹脂製家具など廃棄対象物の部分ごとの材料に分別することができるようにばらばらに解体するために用いられている。道路のコンクリート、アスファルトの破砕にはジョークラッシャが適しているが、鉄筋コンクリートの破砕にはジョークラッシャは適していない。解砕機は、物体に外部から圧力をかけてその物体を変形させて解体する。ジョークラッシャは、物体に外部から圧力をかける点では解砕機に同じであるが、物体の内部に応力を発生させ亀裂を生じさせて内部崩壊させる点に特徴がある。
【0003】
解体に適した解砕機としては、ロール解砕機が知られている。ロール解砕機はは、例えば鉄筋コンクリートを解砕する場合、コンクリート部分に内部崩壊を起こさせつつ、鉄筋部分とコンクリート部分の相対的変形を起こさせてそれらの間の境界面でそれらを剥がすことにより、部分的にも解体することができる。
【0004】
ロール解砕機は又はロール式解体機は、強靱なドラムの周面に軸方向及び円周方向に配置される多数の単位刃を備えている。対向する2体のドラムにそれぞれに配置されるそれぞれに複数の単位刃は、互いに位相がずれている。対向する単位刃で挟んで強引に物体を変形させる際に、ジョークラッシャの連続した刃と異なって、その角部分が欠け落ちることが多い。特に、鉄筋コンクリートの解砕の場合にこのような欠落現象が目立つ。
【0005】
鉄筋コンクリートのリサイクルのためには、建築構造物の解体場所で行われ、建設日程にあわせたリアルタイムの解砕が求められている。このため、欠損単位刃の個別的な即座の交換が望まれている。そのような交換を可能にする替刃構造が、実開平6−57429号で知られている。この公知構造は、単位刃をそれぞれに個別に交換する構造として記述されている。また、特開平7−251094号にも替刃構造が、記載されている。
【0006】
これらは、単位刃の個別の交換が可能であるが、ドラムに対して個別に固定する構造であるから単位化された固定手段の数が多く、より強力な固定化を阻んでいると推定される。より強力な破砕のための固定化と替刃交換の迅速化を同時に達成するロール解砕機の提供が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、より強力な破砕のための固定化と替刃交換をより速くする迅速化を同時に達成するロール解砕機を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、より強力な破砕のための固定化と替刃交換の迅速化を同時に達成し構造がシンプルなロール解砕機を提供することにある。
【0009】
本発明の更に他の目的は、より強力な破砕のための固定化と替刃交換をより速くする迅速化を同時に達成しながら2体の単位刃を同時的に交換することができるロール解砕機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明1によるロール解砕機は、第1駆動軸(3)と、前記第1駆動軸(3)に固定される第1ロータ本体(11)と、第2駆動軸(7)と、前記第2駆動軸(7)に固定される第2ロータ本体(13)と、前記第1ロータ本体(11)に固定される第1刃群と、前記第2ロータ本体(13)に固定される第2刃群とを含み、
前記第1刃群は、軸方向に配置される複数の単位刃(12)と、前記軸方向に隣り合う2体の前記単位刃(12)を共通に貫通して前記2体の前記単位刃(12)を固定するために用いられる貫通ピン(26)と、前記単位刃(12)を個別に径方向に差し込んで前記単位刃(12)の半径方向位置を定めて前記単位刃(12)を収容するための収容体(19)と前記貫通ピン(26)は前記収容体(19)を貫通していることを特徴とする。
本発明2によるロール解砕機は、第1駆動軸(3)と、前記第1駆動軸(3)に固定される第1ロータ本体(11)と、第2駆動軸(7)と、前記第2駆動軸(7)に固定される第2ロータ本体(13)と、前記第1ロータ本体(11)に固定される第1刃群と、前記第2ロータ本体(13)に固定される第2刃群とを含み、
前記第1刃群は、軸方向に配置される複数の単位刃(12)と、前記軸方向に隣り合う2体の前記単位刃(12)を共通に貫通して前記2体の前記単位刃(12)を固定するために用いられる貫通ピン(26)と、前記単位刃(12)を個別に径方向に差し込んで前記単位刃(12)の半径方向位置を定めて前記単位刃(12)を収容するための収容体(19)と前記貫通ピン(26)は前記収容体(19)に固定されていることを特徴とする。
【0011】
本発明1又は2は、1本の貫通ピンにより2体の単位刃を固定するので、単位刃ごとに設ける場合の固定手段の数に比較して、本発明による固定手段の数は少なくとも半分になる。貫通ピンの抜き取りは、1単位について行う場合でも2単位について行う場合でも、替刃交換作業としては1工程である。貫通ピンが2体の単位刃の固定のために共用されるから、それだけ場所的な余裕が生じ、その分だけ強力な固定構造を採ることができる。また、1工程交換作業で同時に2体以上の単位刃を交換することもできる。
【0012】
本発明1又は2は、第1ロータには、単位刃を個別に径方向に差し込んで前記単位刃の半径方向位置を定めて単位刃を収容するための収容体を設けているので、収容体は、替刃である単位刃を差し込むだけでその単位刃を所定位置に安定させて位置づけることができる。
本発明3によるロール解砕機は、本発明1又は2において、前記収容体(19)は前記単位刃(12)の外面に接し対向して径方向内側に進むにしたがって間隔を狭めるテーパ面(23,25)を有していることを特徴とする。
【0013】
本発明4によるロール解砕機は、本発明1又は2において、前記貫通ピン(26)は前記軸方向に配置されている全ての前記収容体(19)及び全ての前記単位刃(12)を貫通していることを特徴とする。貫通ピンは、このような貫通構造により、複数体の単位刃を収容体に容易に固定する構造を得ることができる。貫通ピンは軸方向に配置されている全ての単位刃の位置をロータ本体に対して固定することができる。この固定の場合、収容体は、単位刃の外面に接し対向して径方向内側に進むにしたがって間隔を狭めるテーパ面を有していることが好ましい。この個別のテーパ面と共通の貫通ピンの面とで、単位刃のぐらつきがない固定化を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によるロール解砕機は、より強力な破砕のための固定化と替刃交換をより速くする迅速化を同時に達成することができる。その替刃構造はシンプルでありコストダウンを可能にする。更には、単位刃である解砕歯を個々に交換することにより、原料の種類、解砕状況に速やかに対応することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、図を参照して、本発明によるロール解砕機の実施の形態を説明する。図1に示されるように、機械台1に第1軸受2が両側に固定され設けられている。両側の第1軸受2に第1駆動軸3が回転自在に支持されている。第1駆動軸3は、第1駆動モータ4により駆動される。第1駆動軸3と第1駆動モータ4との間には、図2に示されるように、ベルト、プーリ等からなる第1減速手段5が介設されている。
【0016】
図2に示されるように、機械台1に第2軸受6が両側に固定され設けられている。両側の第2軸受6に第2駆動軸7が回転自在に支持されている。第2駆動軸7は、第2駆動モータ8により駆動される。第2駆動軸7と第2駆動モータ8との間には、図2に示されるように、ベルト、プーリ等からなる第2減速手段9が介設されている。
【0017】
第1駆動軸3には、これと一体にドラムである第1ロータ本体11が固定され設けられている。第1ロータ本体11は、周方向刃群と軸方向刃群とを備えている。周方向刃群に含まれる複数の単位刃12Aは、第1ロータ本体11の外周域で周方向に等間隔で配置されている。
【0018】
軸方向刃群に含まれる複数の単位刃12Bは、第1ロータ本体11の外周域で軸方向に等間隔で配置されている。ある特定の単位刃12Aとある特定の単位刃12Bは、群の要素として性格は異なるが、同一体である。以下この明細書において周方向刃群に含まれるか軸方向刃群に含まれるかに関して言及する必要がない場合には、同一体としてそれに同じ参照番号12をあてる。
【0019】
第2駆動軸7には、これと一体にドラムである第2ロータ本体13が固定され設けられている。第2ロータ本体13は、周方向刃群と軸方向刃群とを備えている。周方向刃群に含まれる複数の単位刃14Aは、第2ロータ本体13の外周域で周方向に等間隔で配置されている。
【0020】
軸方向刃群に含まれる複数の単位刃14Bは、第2ロータ本体13の外周域で軸方向に等間隔で配置されている。ある特定の単位刃14Aとある特定の単位刃14Bは、群の要素として性格は異なるが、同一体である。以下この明細書において周方向刃群に含まれるか軸方向刃群に含まれるかに関して言及する必要がない場合には、同一体としてそれに同じ参照番号14をあてる。
【0021】
第1ロータ本体11の単位刃12Bと第2ロータ本体13の単位刃14Bは、互いに軸方向に位相が180度ずれている。即ち、軸方向に関して隣り合う単位刃12Bの中間位置に単位刃14Bが位置づけられている。軸方向に関して隣り合う単位刃14Bの中間位置に単位刃12Bが位置づけられている。このような位相の相違を除き、第1ロータ本体11と第2ロータ本体13とは構造、サイズ、材料など全ての点で一致するので、単位刃12の説明によって単位刃14の説明に代える。
【0022】
図3は、第1ロータ本体11と第2ロータ本体13上にありながらそれらの間に挟まれ解砕作用を受けずに滞留する被解体材料を処置するための処置手段15を示している。処置手段15は、流体圧シリンダ装置16を備えている。流体圧シリンダ装置16のピストンロッド17には、原料誘導板(後述)が設けられている。原料誘導板は、滞留する被解体材料の運動の初期条件をピストンロッド17により変えることにより、第1ロータ本体11と第2ロータ本体13の間への被解体材料の吸い込みを誘導し、又は、解体作業領域から排除する。
【0023】
図4は、第1ロータ本体11(又は第2ロータ本体13)の単位刃12(又は単位刃14)の替刃構造を示している。第1ロータ本体11の一部であるドラム18の周囲には、周方向収容体群と軸方向収容体群とが形成されている。周方向収容体群は、ドラム18の周面上に周方向に配置されている複数の単位収容体19から構成されている。
【0024】
軸線方向収容体群は、ドラム18の周面上に軸方向に配置されている複数の単位収容体19から構成されている。周方向収容体群の単位収容体19と軸方向収容体群の単位収容体19とは、同一物である。単位収容体19は、軸方向仕切壁22と周方向仕切壁21とから形成されている。軸方向に長く延びている周方向仕切壁21は、周方向に等間隔で複数体が配置されている。周方向仕切壁21の中心面は、ドラム18の中心軸心線を含む放射面に一致している。
【0025】
図5に示すように、軸線方向仕切壁22は、周方向仕切壁21に直交し、隣り合う2体の周方向仕切壁21の間に介設されている。単位収容体19と軸線方向仕切壁22をジグを用いて位置組みを行った状態で、溶接により両者を強固に結合し、その結合体をドラム18に挿入することにより、収容体群をドラム18に溶接によって強固に一体化することができる。
【0026】
軸線方向仕切壁22は、図4に示すように、隣り合う周方向仕切壁21の対向斜面である対向テーパ面23に内接する両側テーパ面25を有している。軸方向に並ぶ複数の単位刃12は、図5に示すように、1本の共通の貫通ピン26により貫通されている。貫通ピン26は、軸方向に単位刃12にも軸線方向仕切壁22にも抜き差し自由に貫通している。
【0027】
抜き差し自由とは、比較的容易に差込むことができまた比較的容易に抜くことができることをいうが、単位刃12の両側テーパ刃面27と単位収容体19の対向テーパ面23との間は密着的になるように設計されている。
【0028】
軸線方向仕切壁22及び単位刃12には、図5に示すように、貫通ピン26がそれぞれに貫通する仕切壁側貫通穴28及び単位刃側貫通穴29が開けられている。単位刃12は、単位刃側貫通穴29が開けられている基部31と刃先部32と鍔部33とから形成されている。
【0029】
図5に示すように、鍔部33と周方向仕切壁21又は軸線方向仕切壁22の外側面の接触により、単位刃12の半径方向位置が確定される。基部31と刃先部32と鍔部33とは、同一材料の一体の金属体から削り出しにより一体化されたものである必要はなく、刃先部32が他の部分から切り離されるように別体化されることは可能である。このような別体化は、刃先部32の材料費が他の部分の材料費に比べて極端に高い場合に行われる。
【0030】
材料費の節約のために、単位刃12は第1ロータ本体11の回転中心軸線を含む放射面に対して対称に形成されていることが特に好ましい。図4に示すように、単位刃12は両側のチップ領域A,Bを有している。チップ領域Aとチップ領域Bは、第1ロータ本体11の回転方向aに関して、逆方向に配置されている。
【0031】
単位刃12を回転方向に関して逆転させて解砕のために使用する刃部分を交換することができる。この交換により、単位刃12の耐久寿命を実質的に2倍にすることができる。このような逆転手段は、単位刃14についても適用することが好ましい(単位刃14は、単位刃12と同じ替刃構造により交換されるので、単位刃14についての説明は省略されている。)。
【0032】
貫通ピン26の一端部分は、図5に示されるように、鍔状のねじ頭34に形成されている。貫通ピン26の他端部分は、ねじ35に形成されている。ねじ頭34は、軸方向に始端の周方向仕切壁22に当てられ、ねじ35にねじ込まれているダブルナット37は軸方向に終端の周方向仕切壁22当てられている。
【0033】
図5に示す終端側の単位刃12Eを交換する場合には、ダブルナット37を緩めて貫通ピン26から外し、貫通ピン26を1単位幅分だけ軸方向に引き戻せば、貫通ピン26から自由になる終端側の単位刃12Eを軸方向仕切壁21から抜き取ることができる。新しい替刃をその単位収容体19に挿入して、貫通ピン26を元通りに差込む。
【0034】
1単位幅分の整数倍の距離だけ貫通ピン26を抜き取ることにより、整数体の単位刃12を交換することができる。このような整数倍の貫通ピン26の抜き取り作業は、1単位幅の抜き取り作業と実質的に同じであり、その手間が増大するわけではない。
【0035】
貫通ピン26の周面特にその円筒面、対向テーパ面23及び両側テーパ刃面27の3面は、単位刃12の第1ロータ本体11に対する強固な固定を確保すると同時に抜き差しの容易性を確保する。そのテーパ面の既述の対称性は、単位刃12自体の前後逆転交換を容易にしている。
【0036】
図4に示すように、両ロータ本体11,13は、互いに反対方向に正回転する。互いに反対方向に負回転させることは可能である。図6に示すように、鉄筋コンクリート断片41が、両ロータ本体11,13の間に接近して、第1ロータ本体11の単位刃12と第2ロータ本体13の単位刃14が鉄筋コンクリート断片41を介して噛み合い始めると、原理的には、鉄筋コンクリート断片41はいずれかのロータ本体の2体の単位刃と他のロータの1体の単位刃とで3点において強烈に挟まれる。
【0037】
その挟み力でコンクリート部分にはその中に亀裂が走り、破砕され、鉄筋部分がむき出しになる。両ロータに大きい負荷がかかると、両ロータのトルクが均等化され、単位刃12と単位刃14はそれぞれの位相を自ら揃える。両駆動軸を含む平面領域に来た残存コンクリート付き鉄筋は、両側の位相が揃った単位刃12と単位刃14により、コンクリートを鉄筋から剥がす剥がし作用を受ける。この剥がし作用は、両側トルクの大小の極端な相違とそのトルクの均等化との繰り返しによってコンクリート部分42と鉄筋部分43のずれに相当する。
【0038】
図7は、図5に示した実施の形態と異なる実施の他の形態を示す。軸方向に並ぶ複数の単位刃12には、1本の共通の貫通ピン26が無接触に又は緩く貫通している。貫通ピン26は、軸方向に単位刃12にも軸線方向仕切壁22にも抜き差し自由に貫通している。ドラム18に、円筒状の固定用環51が取りつけられている。固定用環51には、ゴム等で形成される弾性体52が挿入される。弾性体52は、円柱状の芯体53と芯体53の周面に巻着される弾性管54とから形成されている。
【0039】
弾性管54には、中央部に突起輪55が形成されている。突起輪55は、固定用環51の内周面側に形成されている凹状輪に嵌め込まれている。弾性体52は、固定用環51に強固に装着されている。単位刃12は、ドラム18から離脱しなければよく、ドラム18に対してぐらつくことは破砕に何ら不都合はない。弾性体52は、ハンマー56でポンチ57を介して叩かれる貫通ピン26により叩き出される。貫通ピン26は、ドラム18に固定され放射方向に立ち上がる軸直角面を有する側端壁58に突き当たり、側端壁58から抜け出ることはない。弾性体52は、ハンマー56により固定用環51に叩き込まれる。
【0040】
図8は、1組のロータ本体11,13の片側の第2ロータ本体13の単位刃群のうちで周方向に1つおきの単位刃の刃部分が欠如している実施の他の形態を示している。単位刃群の要素の組み替えにより、破砕対象物41の種類に対応してより適切な破砕状況を現出することができる。刃部分の欠如は、より大きい破砕対象物の破砕に好都合である。ロータ本体11側の単位刃の刃部分をも削除することもある。刃部分の削除量を変化させて刃の頂点の高さ位置を波状に変化させることもある。
【0041】
図9は、処置手段15の他の実施の形態を示している。流体圧シリンダ装置16は、1体でよい。ピストンロッド17の可動端に原料誘導板71が取りつけられている。原料誘導板71は、ロールの軸心線に直交する方向に進退動し、両ロール間に向けて供給される原料をそのい両ロール間に円滑に均等に誘導する機能を有する。誘導案内板71は、ガイドにより案内されている。そのガイドは、誘導案内板71の側壁72を両側から案内する第1ガイド72、誘導案内板71の前壁を両側から案内する第2ガイド73、その底面部を案内する第3ガイド74から構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるロール解砕機の実施の形態を示す正面断面図である。
【図2】図2は、図1の平面断面図である。
【図3】図3は、図1の側面断面図である。
【図4】図4は、ロータ部分の側面断面図である。
【図5】図5は、ロータ部分の一部の正面断面図である。
【図6】図6は、刃部分の一部の正面断面図である。
【図7】図7は、単位刃群の固定に関する他の実施の形態を示す断面図である。
【図8】図8は、1組のロータ本体の単位刃群の構成に関する他の実施の形態を示す断面図である。
【図9】図9は、処理手段を示す断面図である。
【符号の説明】
3…第1駆動軸
7…第2駆動軸
11…第1ロータ本体
12…単位刃
13…第2ロータ本体
14…単位刃
19…単位収容体
21…軸方向仕切壁
22…周方向仕切壁
23…対向テーパ面
25…両側テーパ面
26…貫通ピン
27…両側テーパ刃面
28…仕切壁側貫通穴
29…単位刃側貫通穴

Claims (4)

  1. 第1駆動軸(3)と、
    前記第1駆動軸(3)に固定される第1ロータ本体(11)と、
    第2駆動軸(7)と、
    前記第2駆動軸(7)に固定される第2ロータ本体(13)と、
    前記第1ロータ本体(11)に固定される第1刃群と、
    前記第2ロータ本体(13)に固定される第2刃群とを含み、
    前記第1刃群は、
    軸方向に配置される複数の単位刃(12)と、
    前記軸方向に隣り合う2体の前記単位刃(12)を共通に貫通して前記2体の前記単位刃(12)を固定するために用いられる貫通ピン(26)と、
    前記単位刃(12)を個別に径方向に差し込んで前記単位刃(12)の半径方向位置を定めて前記単位刃(12)を収容するための収容体(19)と
    前記貫通ピン(26)は前記収容体(19)を貫通している
    ことを特徴とするロール解砕機。
  2. 第1駆動軸(3)と、
    前記第1駆動軸(3)に固定される第1ロータ本体(11)と、
    第2駆動軸(7)と、
    前記第2駆動軸(7)に固定される第2ロータ本体(13)と、
    前記第1ロータ本体(11)に固定される第1刃群と、
    前記第2ロータ本体(13)に固定される第2刃群とを含み、
    前記第1刃群は、
    軸方向に配置される複数の単位刃(12)と、
    前記軸方向に隣り合う2体の前記単位刃(12)を共通に貫通して前記2体の前記単位刃(12)を固定するために用いられる貫通ピン(26)と、
    前記単位刃(12)を個別に径方向に差し込んで前記単位刃(12)の半径方向位置を定めて前記単位刃(12)を収容するための収容体(19)と
    前記貫通ピン(26)は前記収容体(19)に固定されている
    ことを特徴とするロール解砕機。
  3. 請求項1又は2において、
    前記収容体(19)は前記単位刃(12)の外面に接し対向して径方向内側に進むにしたがって間隔を狭めるテーパ面(23,25)を有している
    ことを特徴とするロール解砕機。
  4. 請求項1又は2おいて、
    前記貫通ピン(26)は前記軸方向に配置されている全ての前記収容体(19)及び全ての前記単位刃(12)を貫通していることを特徴とするロール解砕機。
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