JP2683632B2 - 破砕機 - Google Patents

破砕機

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JP2683632B2
JP2683632B2 JP18092395A JP18092395A JP2683632B2 JP 2683632 B2 JP2683632 B2 JP 2683632B2 JP 18092395 A JP18092395 A JP 18092395A JP 18092395 A JP18092395 A JP 18092395A JP 2683632 B2 JP2683632 B2 JP 2683632B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベッド、冷蔵庫、ド
ラム缶、車体、タイヤ、木材等の粗大ごみを剪断破砕す
るのに好適な破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の破砕機としては、上から
下に噛込むように不等速で回転駆動される2本の回転軸
に相互にオーバーラップして入り込んだ状態で図11に
示すようなモノカッター又はピースカッターを隔設し、
またケーシングの各側壁にカッター間の回転軸の円形部
に近接する円弧状部を備えた一体の支承スクレーパを個
々に側壁のボルト穴を利用して固定したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような剪
断作用で破砕する破砕機では、被処理物をオーバーラッ
プした刃同士の両側縁エッジ間で剪断破砕作業を行うた
め、刃の側縁エッジの摩耗が大きい。従って、刃の交換
を比較的頻繁に行うことになり、上記のようなモノカッ
ターやピースカッターでは、硬質で靱性に富んだもので
なければならないため取替コストが非常に大きいものに
なる。即ち、モノカッターは、取り替え時に回転軸を揚
げて一方から抜き出すのであるが、長期間運転している
と錆が発生したり、軸がねじれたり歪むことがあり、抜
き出しが非常に困難なものであった。また、ピースカッ
ターは、分割数が多いと一体物としての剛性を維持する
のが難しい上に、長期間運転後に傷んだ部分を取り替え
る際に錆や歪みによって分解や復元が難しくなると言っ
た問題がある。
【0004】本発明の破砕機は、上記従来の不都合を解
消するもので、長期間運転後に破砕能力の低下した破砕
刃を取り替える時、回転軸を揚げること無く容易に分解
取り外し出来且つ復元出来、また分割型でも一体物に近
い高い剛性を維持することが出来る破砕刃を備えた破砕
機を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の請求項1記載の破砕機は、上方に被処理物の
投入開口を有し且つ下方に破砕された物の排出口を有し
た略直方体形状のケーシングと、該ケーシング内で回転
駆動される少なくとも1本の回転軸と、該軸に隣接した
他の軸のものと又は上記ケーシング内に搭載された固定
刃と相互にオーバーラップするように上記回転軸に軸方
向に隔設された破砕刃ロータとから成る破砕機におい
て、上記破砕刃ロータは、少なくても2分割され且つ互
いに連結固定された破砕刃と、該破砕刃の間に搭載され
少なくても2分割され且つ互いに連結固定されたスペー
サとから構成され、上記破砕刃は、少なくても一方側面
から上記回転軸を取り囲むように肩部を突設しており、
上記スペーサは、上記破砕刃の肩部突設側面に対応した
側面に連結固定時に上記肩部に外側から当接する突出部
を形成していることを特徴としている。
【0006】請求項2記載の破砕機では、上記破砕刃
は、その中心線に対して対称に2分割されており、且つ
上記スペーサは、その中心線に対して対称に2分割され
ている。請求項3記載の破砕機では、上記破砕刃は、そ
の2分割された分割刃にそれぞれ上記回転軸に対するキ
ー溝を対称中心線から45度の位置に形成しており、且
つ上記スペーサは、その2分割された分割片にそれぞれ
上記回転軸に対するキー溝を対称中心線から45度の位
置に又は対称中心線の位置に形成している。
【0007】請求項4記載の破砕機では、上記破砕刃と
上記スペーサとは、それらの各分割対称中心線を互いに
90度周方向にずらして上記回転軸に固定されている。
請求項5記載の破砕機では、上記破砕刃は、その周囲の
フック状部に取り替え可能刃を印ろう嵌合して固定して
いる。請求項6記載の破砕機では、上記破砕刃は、その
2分割された分割刃においてそれぞれ上記回転軸にその
多角形状外周囲面を介して対応した内周囲面で係止され
ている。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載の破砕機では、上方に被
処理物の投入開口を有し且つ下方に破砕された物の排出
口を有した略直方体形状のケーシングと、該ケーシング
内で回転駆動される少なくとも1本の回転軸と、該軸に
隣接した他の軸のものと又は上記ケーシング内に搭載さ
れた固定刃と相互にオーバーラップするように上記回転
軸に軸方向に隔設された破砕刃ロータとから成り、投入
開口からケーシング内に投入された被処理物は、回転駆
動される回転軸の破砕刃ロータ同士の又は固定刃との相
互にオーバーラップした部分での噛み合いで破砕されて
排出口から排出される。
【0009】破砕刃ロータは、少なくても2分割され且
つ互いに連結固定された破砕刃と、該破砕刃の間に搭載
され少なくても2分割され且つ互いに連結固定されたス
ペーサとから構成され、破砕刃が、少なくても一方側面
から上記回転軸を取り囲むように肩部を突設しており、
スペーサが、上記破砕刃の肩部突設側面に対応した側面
に連結固定時に上記肩部に外側から当接する突出部を形
成しているために、破砕刃を回転軸から分解して取り外
す際に、破砕刃の側面から突設された肩部を外側から突
出部で当接しているスペーサをまず分割面で分解して取
り外し、次いで破砕刃を分割面で分解して取り外すこと
が出来、回転軸をケーシングから揚げる事無しにロータ
を分解して取り外すことが出来る。また、長期間運転後
の回転軸の錆や歪みの影響を余り受けず、容易に分解取
り外し出来る。復旧する際は、ケーシングに搭載したま
まの回転軸の周りに分割破砕刃を組立てて連結固定し、
その側面の肩部を分割スペーサの突出部で外側から当接
して押さえ込むようにスペーサを連結固定し、分割によ
る剛性低下を補うことが出来る。
【0010】請求項2記載の破砕機では、破砕刃は、そ
の中心線に対して対称に2分割されており、且つ上記ス
ペーサは、その中心線に対して対称に2分割されている
ために、最小限の分割で剛性低下を最小限に押さえて容
易な分解取り外しと復旧を可能とし、また分割片同士に
互換性を与え、保守コストを低減することが可能とな
る。
【0011】請求項3記載の破砕機では、破砕刃は、そ
の2分割された分割刃にそれぞれ上記回転軸に対するキ
ー溝を対称中心線から45度の位置に形成しており、且
つ上記スペーサは、その2分割された分割片にそれぞれ
上記回転軸に対するキー溝を対称中心線から45度の位
置に又は対称中心線の位置に形成しているために、分割
片同士に互換性を与えたり、破砕刃の分割面とスペーサ
の分割面を90度ずらして破砕刃の剛性低下を最小限に
押さえることが可能となる。
【0012】請求項4記載の破砕機では、上記破砕刃と
上記スペーサとは、それらの各分割対称中心線を互いに
90度周方向にずらして上記回転軸に固定されているた
めに、破砕刃の剛性低下を最小限に押さえることが出来
る。請求項5記載の破砕機では、上記破砕刃は、その周
囲のフック状部に取り替え可能刃を印ろう嵌合して固定
しているために、部分的に破砕刃が摩耗したり、損傷し
た場合に最小限の保守作業で再稼働が可能となる。請求
項6記載の破砕機では、上記破砕刃は、その2分割され
た分割刃においてそれぞれ上記回転軸にその多角形状外
周囲面を介して対応した内周囲面で係止されており、キ
ーを使用せずに破砕刃と回転軸とを係止出来、特に正多
角形状の場合には破砕刃の位置調節の自由度が大きくな
る。
【0013】次に、本発明の破砕機の代表実施例の剪断
破砕機を添付図を参照にして詳細に説明する。図1は本
発明の剪断破砕機の正面図、図2は同破砕機の右側面
図、図3は同破砕機の主要部の水平断面図、図4は図3
におけるIV−IV線に沿った断面図、図5は4フック
の破砕刃から成るロータの組立て側面図、図6は同ロー
タの部分正面図、図7は6フックの破砕刃から成るロー
タの組立て側面図、図8は同ロータの部分正面図、図9
はフック状部に取り替え可能刃を固定した6フックの破
砕刃から成るロータの組立を示し、(a)はその側面
図、(b)は取り替え可能刃の平面図と正面図、(c)
はフック状部の平面図と部分側面図である。
【0014】図1から図6において、ベッド、冷蔵庫、
ドラム缶、車体、タイヤ、木材等の粗大ごみを切り刻ん
で破片にする剪断破砕機1は、上方に粗大ごみの投入開
口11を有し且つ下方に破片の排出口12を有した略直
方体形状のケーシング10と、該ケーシング10内で矢
印R1、R2で示すように上から下に噛込むように不等
速で回転駆動される2本の回転軸20、20と、各軸2
0のものと相互にオーバーラップするように長手方向に
搭載された刃搭載ロータ25、・・・と、ケーシング1
0の各側壁15、15の内側に軸20と平行に固定され
た縦通材41、41と、該縦通材41に上と下から係合
されてタイボルトB1によって相互に結合されて且つロ
ータ25のスペーサ30に近接する円弧状部48を備え
た支承スクレーパ45、46と、各軸20、20の回転
駆動装置50、50とから構成されている。
【0015】ケーシング10は、投入開口11にホッパ
ー11aを連結し、また排出口12に排出シュート12
aを連結するために架台5上に据え付けられており、側
壁15の外面に補強リブ15aを固定している。点検保
守のために回転軸20、20を上方に持ち上げられるよ
うに、端壁16、16の横架上部ビーム及び軸受Bの押
えは取り外されるようになっているが、噛み込み反力を
受けるために丈夫に組立られている。
【0016】回転軸20は、周面に180度毎に2つの
キー溝24を有した円形横断面となっており、末端の縮
径円柱部に外側から軸承部20aと、ロータ25の破砕
刃26・・・及びスペーサ30・・・を入力側のフラン
ジ20cに向かって重ねて締着するナットN、Nと螺合
するねじ部20bとを形成している。入力側もフランジ
20cの外側に軸承部20dを有している。一方の軸2
0は、左側に入力部を、また他の軸20は右側に入力部
を有しており、全く同じ配列でロータ25の破砕刃26
・・・及びカラー30・・・を組み付けることができ、
組立及び保守を容易にしている。回転軸20は、そのケ
ーシング内部をキー溝24を有した上記円形横断面に替
えて例えば正六角形等の多角形横断面とし、ロータ25
の係合孔も同じ多角形横断面とし、末端の縮径円柱部を
上記と同じ構成とすることが出来る。
【0017】各破砕刃ロータ25は、他方の回転軸20
のものと回転中に近接して剪断作用を行うように軸方向
に互い違いに成るように回転軸20にキーKで位置決め
されたフック状破砕刃26とスペーサ30とから構成さ
れており、破砕刃26は、それより若干幅の広いスペー
サ30で隔設されて回転軸20に取付られている。破砕
刃26は、4つのフック状部26Aを90度毎に形成し
ており、回転軸20の中心に対して点対称に成るように
中心線Lに沿って2分割されている。従って、分割破砕
刃片27は、同じ形状と成っている。また、フック状部
26A以外の周囲面26Bから中心線Lに直交する方向
に連結用穴26Cとネジ孔26Dが形成されており、連
結ボルト28によって分割破砕刃片27は一体の破砕刃
26に連結固定される。
【0018】スペーサ30は、上記中心線Lに直交した
中心線L’に対して線対称に2分割されており、その周
囲面30Bから中心線L’に直交する方向に連結用穴3
0Cを分割スペーサ片31の両端部に、またネジ孔30
Dを分割スペーサ片31’両端部に、形成しており、連
結ボルト32によって分割スペーサ片31、31’を一
体のスペーサ30に連結固定している。この場合、連結
ボルト32の頭が同じ方を向いており、締め付け作業が
効率的である。スペーサ30も、破砕刃26と同様に回
転軸20の中心に対して点対称に成るように中心線L’
に沿って2分割することも出来、分割片同士に互換性を
与え、保守コストを低減することが出来る。
【0019】また、分割破砕刃片27は、両側面から回
転軸20を取り囲むように肩部27Aを突設しており、
スペーサ30が、破砕刃片27の肩部27Aに対応して
該肩部27Aに外側から当接する突出部31A、31
A’を形成しているために、破砕刃26を回転軸20か
ら分解して取り外す際に、破砕刃片27の側面から突設
された肩部27Aを外側から突出部31A、31A’で
当接しているスペーサ30をまず分割面で分解して取り
外し、次いで破砕刃26を分割面で分解して取り外すこ
とが出来る。従って、回転軸20をケーシング10から
揚げる事無しにロータ25を分解して取り外すことが出
来、また、長期間運転後の回転軸20の錆や歪みの影響
を余り受けず、容易に分解取り外し出来る。復旧する際
は、ケーシング10に搭載したままの回転軸20の周り
に分割破砕刃片27を組立てて連結固定し、その側面の
肩部27Aを分割スペーサ片の突出部31A、31A’
で外側から当接して押さえ込むようにスペーサ片31、
31’を連結固定し、分割による剛性低下を補うことが
出来る。
【0020】分割破砕刃片27は、回転軸20に対する
キー溝29を回転方向前側端の分割面から45度の位置
に形成しており、また分割スペーサ片31、31’は、
回転軸20に対するキー溝34を回転方向後側端の分割
面から45度の位置に形成しているために、分割破砕刃
片27同士に互換性を与えて保守コストを低減したり、
破砕刃26の分割面とスペーサ30の分割面を90度ず
らして破砕刃26の剛性低下を最小限に押さえることが
可能となる。
【0021】縦通材41は、内側で上下に突出した係止
突起41a、41bを備えた横断面を有しており、スペ
ーサ30より若干幅の狭い支承スクレーパ45、46を
係止部45a,46aにおいて長手方向に摺動できる状
態で嵌合する。支承スクレーパ45、46の位置決め
は、タイボルトB1、B1によって締着によって行われ
る。下部スクレーパ46は、下端において、支えバー4
9によって更に支持されており、刃31、35に付着し
て来た破片に当たって掻き落とす働きをすると共に、上
部スクレーパ45と協働してそれらの内端が形成する支
承円弧状部48において、スペーサ30を介して回転軸
20、20の大荷重時の外側への変形を防ぐ(小荷重時
には、スペーサ30に対して1〜2mm程の隙が形成さ
れている)。スクレーパ45、46は、2分割されてい
るために組立、分解が楽に行われ、また刃26の幅変更
に対応して容易に位置調節が行われる。
【0022】回転駆動装置50は、各回転軸20、20
毎にケーシング10の左右の端壁16、16の外側に設
けられており、約25%程の回転速度差が生じるように
10〜30r.p.m.の速度で回転駆動するもので、
架台5の下部に据え付けられた可逆転モータ51、51
と、チェーン等の動力伝達手段52、52と、減速機5
3、53と、その出力軸に回転軸20、20の入力部2
0e、20eを連結する継手54、54とから構成され
ており、その制御部に、過負荷になった時に数回転だけ
逆回転する過負荷検出手段も設けられている。等速回転
でも剪断はできるが、上記速度差があった方ガ剪断効率
が良い。剪断作用は、両軸20、20の回転速度差が大
きい程大きくなるが、余り大きくすると破砕処理能率が
落ちるので、25%程度の速度差が望ましい。
【0023】上記4つのフック状部26Aを90度毎に
形成した破砕刃26に替えて、図7及び図8に示すよう
に、6つのフック状部26A’を60度毎に形成したお
り、破砕刃26’を使用出来、回転軸20の中心に対し
て点対称に成るように中心線Lに沿って2分割されてた
同じ形状の分割破砕刃片27’から構成される。また、
フック状部26A’以外の周囲面26B’から中心線L
に直交する方向に連結用穴26C’とネジ孔26D’が
形成されており、連結ボルト28’によって分割破砕刃
片27’は一体の破砕刃26’に連結固定される。キー
溝29’は、中央に位置している。肩部27A’の構造
と作用は上記のもの27Aと同じである。破砕を行うフ
ック状部の数が多いだけ破砕効率が良い。
【0024】破砕刃26’に使用するスペーサ30’
は、上記中心線Lに直交した中心線L’に対して線対称
に2分割されており、その周囲面30B’から中心線
L’に直交する方向に連結用穴30C’を分割スペーサ
片35の両端部に、またネジ孔30D’を分割スペーサ
片35’の両端部に、形成しており、連結ボルト32に
よって分割スペーサ片35、35’を一体のスペーサ3
0’に連結固定している。スペーサ30’も、破砕刃2
6と同様に回転軸20の中心に対して点対称に成るよう
に中心線L’に沿って2分割することも出来る。キー溝
34’は、分割スペーサ片35、35’の両端部に1/
2ずつ分けて形成されている。突出部35A、35A’
は、上記のもの31A、31A’と同じ構造と作用を有
している。
【0025】上記破砕刃26、26’に替えて、図9に
示すように、6つのフック状部26A”に直方体形状の
取り替え可能刃Cを印ろう嵌合してボルトで固定してい
る破砕刃26”を使用出来、部分的に刃Cが摩耗した
り、損傷した場合に最小限の保守作業で再稼働が可能と
なる。各フック状部26A”には、刃Cを嵌着固定する
印ろう突出部37を形成すると共に、刃Cの底に印ろう
突出部37に嵌合する印ろう溝37’を形成している。
破砕刃26”の肩部27A”及び他の構成やスペーサ3
0”の突出部36A、36A’及び他の構成は、上記破
砕刃26’やスペーサ30’と同じである。
【0026】上記実施例では、破砕刃26、26’、2
6”とスペーサ30、30’、30”は、分割面同士が
90度に直交するように回転軸20に固定したが、45
度から135度の範囲でもよい。分割も不等2分割でも
よい。被処理物に応じて破砕刃26の側縁には、図10
のような付加刃38を固定することもできる。また刃2
6、Cの前後縁には、面取り(チャンファー)を施すこ
とが出来、もし万が一ずれてもオーバーラップ時に対向
軸の刃26、Cと強く衝突しないようにしている。ケー
シング10の底に、刃26の刃先円弧に近接した格子を
複数の並設した縦通角材と横断仕切板とを組合せて設け
てもよい。また、回転駆動装置50は、ケーシング10
の一方の端壁16の外側に1台設けて、減速機の回転数
の異なる2本の出力軸に各回転軸20、20を結合する
ようにしてもよい。更に、1本の回転軸に破砕刃ロータ
を配列し、固定刃と剪断破砕作用を行う構成も採用出来
る。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く本発明の請求項1記載の
破砕機に依れば、(1)上方に被処理物の投入開口を有
し且つ下方に破砕された物の排出口を有した略直方体形
状のケーシングと、該ケーシング内で回転駆動される少
なくとも1本の回転軸と、該軸に隣接した他の軸のもの
と又は上記ケーシング内に搭載された固定刃と相互にオ
ーバーラップするように上記回転軸に軸方向に隔設され
た破砕刃ロータとから成り、投入開口からケーシング内
に投入された被処理物は、回転駆動される回転軸の破砕
刃ロータ同士の又は固定刃との相互にオーバーラップし
た部分での噛み合いで破砕されて排出口から排出され
る。
【0028】(2)破砕刃ロータは、少なくても2分割
され且つ互いに連結固定された破砕刃と、該破砕刃の間
に搭載され少なくても2分割され且つ互いに連結固定さ
れたスペーサとから構成され、破砕刃が、少なくても一
方側面から上記回転軸を取り囲むように肩部を突設して
おり、スペーサが、上記破砕刃の肩部突設側面に対応し
た側面に上記肩部に外側から当接する突出部を形成して
いるために、破砕刃を回転軸から分解して取り外す際
に、破砕刃の側面から突設された肩部を外側から突出部
で当接しているスペーサをまず分割面で分解して取り外
し、次いで破砕刃を分割面で分解して取り外すことが出
来、回転軸をケーシングから揚げる事無しにロータを分
解して取り外すことが出来る。また、長期間運転後の回
転軸の錆や歪みの影響を余り受けず、容易に分解取り外
し出来る。復旧する際は、ケーシングに搭載したままの
回転軸の周りに分割破砕刃を組立てて連結固定し、その
側面の肩部を分割スペーサの突出部で外側から当接して
押さえ込むようにスペーサを連結固定し、分割による剛
性低下を補うことが出来る。
【0029】(3)請求項2記載の破砕機では、破砕刃
は、その中心線に対して対称に2分割されており、且つ
スペーサは、その中心線に対して対称に2分割されてい
るために、最小限の分割で剛性低下を最小限に押さえて
容易な分解取り外しと復旧を可能とし、また分割片同士
に互換性を与え、保守コストを低減することが可能とな
る。 (4)請求項3記載の破砕機では、破砕刃は、その2分
割された分割刃にそれぞれ回転軸に対するキー溝を対称
中心線から45度の位置に形成しており、且つスペーサ
は、その2分割された分割片にそれぞれ上記回転軸に対
するキー溝を対称中心線から45度の位置に又は対称中
心線の位置に形成しているために、分割片同士に互換性
を与えたり、破砕刃の分割面とスペーサの分割面を90
度ずらして破砕刃の剛性低下を最小限に押さえることが
可能となる。
【0030】(5)請求項4記載の破砕機では、破砕刃
と上記スペーサとは、それらの各分割対称中心線を互い
に90度周方向にずらして上記回転軸に固定されている
ために、破砕刃の剛性低下を最小限に押さえることが出
来る。 (6)請求項5記載の破砕機では、破砕刃は、その周囲
のフック状部に取り替え可能刃を印ろう嵌合して固定し
ているために、部分的に破砕刃が摩耗したり、損傷した
場合に最小限の保守作業で再稼働が可能となる。 (7)請求項6記載の破砕機では、上記破砕刃は、その
2分割された分割刃においてそれぞれ上記回転軸にその
多角形状外周囲面を介して対応した内周囲面で係止され
ており、キーを使用せずに破砕刃と回転軸とを係止出
来、特に正多角形状の場合には破砕刃の位置調節の自由
度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剪断破砕機の正面図である。
【図2】同破砕機の右側面図である。
【図3】同破砕機の主要部の水平断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った断面図であ
る。
【図5】4フックの破砕刃から成るロータの組立て側面
図である。
【図6】同ロータの部分正面図である。
【図7】6フックの破砕刃から成るロータの組立て側面
図である。
【図8】同ロータの部分正面図である。
【図9】フック状部に取り替え可能刃を固定した6フッ
クの破砕刃から成るロータの組立を示し、(a)はその
側面図、(b)は取り替え可能刃の平面図と正面図、
(c)はフック状部の平面図と部分側面図である。
【図10】破砕刃の側縁の付加刃の斜視図である。
【図11】従来の剪断破砕機のモノカッターとピースカ
ッターの正面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 11 投入開口 12 排出口 15 側壁 20 回転軸 24 キー溝 25 破砕刃ロータ 26 破砕刃 26A”フック状部 27A 肩部 29 キー溝 30 スペーサ 31A 突出部 34 キー溝 C 取り替え可能刃 K キー L 中心線 L’ 中心線

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に被処理物の投入開口を有し且つ下方
    に破砕された物の排出口を有した略直方体形状のケーシ
    ングと、該ケーシング内で回転駆動される少なくとも1
    本の回転軸と、該軸に隣接した他の軸のものと又は上記
    ケーシング内に搭載された固定刃と相互にオーバーラッ
    プするように上記回転軸に軸方向に隔設された破砕刃ロ
    ータとから成る破砕機において、 上記破砕刃ロータは、少なくても2分割され且つ互いに
    連結固定された破砕刃と、該破砕刃の間に搭載され少な
    くても2分割され且つ互いに連結固定されたスペーサと
    から構成され、上記破砕刃は、少なくても一方側面から
    上記回転軸を取り囲むように肩部を突設しており、上記
    スペーサは、上記破砕刃の肩部突設側面に対応した側面
    に連結固定時に上記肩部に外側から当接する突出部を形
    成していることを特徴とする破砕機。
  2. 【請求項2】上記破砕刃は、その中心線に対して対称に
    2分割されており、且つ上記スペーサは、その中心線に
    対して対称に2分割されている請求項1記載の破砕機。
  3. 【請求項3】上記破砕刃は、その2分割された分割刃に
    それぞれ上記回転軸に対するキー溝を対称中心線から4
    5度の位置に形成しており、且つ上記スペーサは、その
    2分割された分割片にそれぞれ上記回転軸に対するキー
    溝を対称中心線から45度の位置に又は対称中心線の位
    置に形成している請求項2記載の破砕機。
  4. 【請求項4】上記破砕刃と上記スペーサとは、それらの
    各分割対称中心線を互いに90度周方向にずらして上記
    回転軸に固定されている請求項1記載の破砕機。
  5. 【請求項5】上記破砕刃は、その周囲のフック状部に取
    り替え可能刃を印ろう嵌合して固定している上記請求項
    のいずれかに記載の破砕機。
  6. 【請求項6】上記破砕刃は、その2分割された分割刃に
    おいてそれぞれ上記回転軸にその多角形状外周囲面を介
    して対応した内周囲面で係止されている請求項1記載の
    破砕機。
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