JP2005334743A - 自走式破砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸に複雑な機械加工を施す必要がなく、しかも汎用工具でカッタロック機構の増し締めをすることができる自走式破砕機を提供する。
【解決手段】軸受20aを押さえる押圧リング52と、回転軸15の軸方向一方側の外周部に挿通したインナーリング56と、インナーリング56の径方向外側に対向して配置したアウターリング57と、インナーリング56とアウターリング57との間に介在させたテーパリング58と、テーパリング58に対し軸方向他方側に対向するように設けた支持リング59と、アウターリング57の外周側に挿通したストッパリング53と、テーパリング58を介して支持リング59に螺合した複数の締め付けボルト60と、先端部が押圧リング52に押付力を作用させるようにストッパリング53に螺合した複数のストッパボルト55とを備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、被破砕物を破砕する破砕装置を備えた自走式破砕機に関し、さらに詳しくは、被破砕物を噛み切るように細くせん断するせん断式破砕装置を備えた自走式破砕機に関するものである。
自走式破砕機は、例えばビル解体時に搬出されるコンクリート塊や道路補修時に排出されるアスファルト塊や建設現場で発生する大小様々な岩石・建設廃材、産業廃棄物、自然石等を、運搬する前にその作業現場で所定の大きさに破砕することにより、廃材の再利用、工事の円滑化、コスト削減等を図るものである。こうした自走式破砕機の中で、特に、建設廃材、家電品、プラスチック廃材、古タイヤ等を破砕するのに好適なものとして、被破砕物をせん断し破砕処理するせん断式破砕装置(いわゆるシュレッダを含む2軸せん断機等)を搭載したものがある。
せん断式破砕装置では、平行な複数の回転軸のそれぞれに複数のカッタを固定し、軸方向に隣り合うカッタ間に被破砕物を挟み込んでせん断する。そのため、カッタには、隣り合うカッタとの間隙寸法を軸方向に広げようとするスラスト力が作用するが、このスラスト力によってカッタ間の間隙が広がると被破砕物のせん断効果が低下する。
そこで、この種のせん断式破砕装置では、回転軸の端部にベアリングナットを螺着し、このベアリングナットの締め付け力によってカッタに作用するスラスト力の反力を受けてカッタ間の軸方向間隙の広がりを防止するカッタロック機構が設けられているものがある(例えば、特許文献1等参照)。
米国特許第5360283号明細書
しかしながら、一般にベアリングナットの締め付けには大きなトルクを要するため、カッタに作用するスラスト力の反力を受けるのにベアリングナットを用いると特殊工具が必要となり、通常、現場での作業は困難である。また、ベアリングナットを取り付けるために、回転軸端部にネジ加工を施さなければならず、回転軸製作時の機械加工にも長時間を要する。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的は、回転軸に複雑な機械加工を施す必要がなく、しかも汎用工具でカッタロック機構の増し締めをすることができる自走式破砕機を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、回転軸に取り付けたカッタにより被破砕物をせん断し破砕処理する破砕装置を備えた自走式破砕機において、前記回転軸を受ける軸受と、前記回転軸に挿通され、前記軸受を前記回転軸の軸方向一方端側から押さえる押圧リングと、前記回転軸の軸方向一方側の外周部に挿通したインナーリングと、このインナーリングの径方向外側に対向して配置したアウターリングと、前記インナーリングと前記アウターリングとの間に介在させ、断面形状が楔形のテーパリングと、このテーパリングに対し前記回転軸の軸方向他方側の位置に対向するように設けた支持リングと、前記アウターリングの外周側に挿通したストッパリングと、前記テーパリングを介して前記支持リングに螺合した複数の締め付けボルトと、先端部が前記押圧リングに押付力を作用させるように前記ストッパリングに螺合した複数のストッパボルトとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、締め付けボルトを締め込むことで断面が楔形のテーパリングを軸方向に移動させ、インナーリング及びアウターリング間の径方向の間隙寸法を広げることにより、回転軸とストッパリングとの間に押圧力を作用させストッパリングを回転軸に対して強固に固定することができる。したがって、ストッパリングを介しストッパボルトによって押圧リングに大きな押圧力を作用させることができ、軸受の軸方向への動きを抑制しカッタに作用するスラスト力の反力を十分に受け止めることができる。
その際、締め付けボルト及びストッパボルトを締め込むことによってカッタロック機構の増し締めをすることができるので、汎用工具のみで作業することができ、現場での作業も容易である。また、インナーリングと回転軸との間、アウターリングとストッパリングとの間に作用するそれぞれの摩擦力によって、ストッパリングの軸方向への位置ずれが防止されるので、回転軸の軸端部に特別な機械加工を施す必要がなく、回転軸の製作時の機械加工に要する時間も大幅に短縮することができる。
以下、本発明の自走式破砕機の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の自走式破砕機の一実施形態の全体構造を表す側面図、図2はその上面図、図3は背面図である。なお、以下において、図1中の「左・右」に対応する方向を「後・前」又は「一方・他方」とする。
図1乃至図3において、1は走行体で、この走行体1は、走行装置2と、この走行装置2上に設けた本体フレーム3とで構成されている。走行装置2は、トラックフレーム4と、このトラックフレーム4の両端に設けた従動輪5及び駆動輪6と、これら従動輪5及び駆動輪6に掛け回した履帯7と、駆動輪6に連結した駆動装置8とで構成されている。
9は本体フレーム3の長手方向他方側に支持部材10を介して設けた動力装置である。この動力装置9は、繁雑防止のため特に図示しないが、エンジンや、このエンジンによって駆動されるポンプ、ポンプからの圧油を走行装置2等の自走式破砕機を動作させる各機構に切換え供給する複数のコントロールバルブからなる制御弁装置等を備えている。
11は例えば油圧ショベル等の投入重機により投入されるリサイクル原料としての被破砕物(例えば建設廃材、家電品、プラスチック廃材、古タイヤ等)を受け入れる上方拡径形状のホッパ、12は本体フレーム3の長手方向一方側端部上に設けられ、ホッパ11により受け入れた被破砕物を所定の大きさに破砕し下方へ排出する破砕装置(2軸シュレッダ、詳細は後述)である。13はこの破砕装置12のハウジングで、ホッパ11は、このハウジング13の上部に対し、例えばボルト等により着脱可能に取り付けられている。14は破砕装置12の駆動伝達機構を備えた駆動部で、この駆動部14は、本体フレーム3上の破砕装置12よりも前方側に設けられている。
図4は破砕装置12の詳細構造を表す内部側面図、図5はその上面図、図6はこの図4中VI−VI断面による断面図である。これらの図において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図4及び図6において、15はハウジング13に略水平方向に並設した略正方形断面の2本の回転軸、16は外周部に複数の歯16a(図6参照)を有するカッタ、17は円盤状のスペーサで、これらカッタ16及びスペーサ17を回転軸15に交互に挿通することにより破砕ロータ(回転体)18を構成している。相隣接する破砕ロータ18,18は、互いのカッタ16及びスペーサ17が対向するよう配置されており、図6に示すように、互いのカッタ16,16の回転軌跡が径方向に一部重なり合うようになっている。なお、50はカッタのロック機構(カッタ押え)で、詳細は後述するが、このカッタロック機構50は、回転軸15の軸方向一方側(図4中左側)の端部に設けられ、各カッタ16及びスペーサ17間のギャップをなくすよう、カッタ16及びスペーサ17を駆動部14側に押し付けるものであり、カバー51により保護されている。
19は回転軸15の軸方向他方側に設けたギアで、相隣接する回転軸15,15は、互いのギア19の噛合により、図6中矢印で示したように、互いに反対方向に回転するようになっている。これにより、ホッパ11を介して導入された被破砕物を互いのカッタ16,16間に挟み込んで細片状にせん断し所定の大きさに破砕するようになっている。なお、回転軸15,15のいずれか(両方でも良い)の軸方向他端(図4中右端)は、図示しない駆動装置に連結しており、この駆動装置から回転軸15,15の駆動力を得るようになっている。また、20a〜20cは回転軸15,15をハウジング13に対して回転自在に支持する軸受である。
21は軸受20aを支持するエンドブラケットで、このエンドブラケット21は、少なくとも4隅がボルト21a(図5参照)等によりハウジング13に締結され、ハウジング13の後方側壁面を構成している。このエンドブラケット21を取り外すと、ハウジング13内にある回転軸15,15の軸方向一方側(図4中左側)端部が露出し、自走式破砕機の後方(図4中左方)に臨むようになっている。22はスペーサ17とほぼ同数設けられたクリーニングフィンで、このクリーニングフィン22は、図6に示すように、スペーサ17との対向部分が円弧状に形成されており、この円弧状の部分が各スペーサ17に近接するよう配設されている。33はこのクリーニングフィン22の押え板で、この押え板33はクリーニングフィン22の基底部22aの上下に対向配置され、ハウジング13の幅方向(図6中左右方向)両側の内壁にボルト締結されている。
図1乃至図3に戻り、23は破砕装置12下方に設けたシュート、24はこのシュート23を介し破砕装置12から導かれた破砕物を搬送し機外に排出する排出コンベアである。25,26はこの排出コンベア24をそれぞれ本体フレーム3及び上記動力装置9から吊り下げ支持する支持部材で、排出コンベア24は、このような支持構造により破砕装置12の下方から搬送方向(図1中右方向)に向かって上り傾斜に配設されている。
27は排出コンベア24のコンベアフレーム、28,29はこのコンベアフレーム30の両端に設けた駆動輪及び従動輪、30はこれら駆動輪28及び従動輪29に掛け回した搬送ベルトである。また、31は駆動輪28に直結した駆動装置(図2参照)で、この駆動装置31により、駆動輪28を回転駆動して搬送ベルト30を循環駆動させるようになっている。なお、32は排出コンベア24のサイドカバーで、このサイドカバー32は、コンベアフレーム27の幅方向(図2中上下方向)両側上部に設けられている。
図7は前述したカッタロック機構50の詳細構造を表す拡大図、図8は図7中の左側から見たカッタロック機構50の端面図である。これらの図において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図7及び図8において、カッタロック機構50は、回転軸15に挿通され軸受20aを回転軸15の軸方向一方端側から押さえる押圧リング52と、回転軸15の軸方向一方側端部に緩挿したストッパリング53と、このストッパリング53を回転軸15に固定する固定手段54と、ストッパリング53に螺合され、ストッパリング53を軸受20aに押し付ける複数のストッパボルト55とを備えている。
固定手段54は、回転軸15の軸方向一方側の外周部に挿通したインナーリング56と、このインナーリング56の径方向外側に対向して配置したアウターリング57と、これらインナーリング56とアウターリング57との間に介在させ、断面形状が楔形のテーパリング58と、このテーパリング58に対し回転軸15の軸方向他方側(回転軸軸方向における他方側)の位置に対向するように設けた(テーパリング58に対し所定の間隙を介して前方側に配置された)支持リング59と、テーパリング58を介して支持リング59に螺合した複数の締め付けボルト(例えば六角穴付きボルト等)60とを備えている。なお、本実施形態において、支持リング59は、インナーリング56とアウターリング57との間に介在され、断面形状が楔形に形成されている。
回転軸15の外周面に対向するインナーリング56の内周面は、回転軸15の外周面とほぼ平行に形成された、回転軸15の軸方向に延びる平滑な面であり、締め付けボルト60を締め付けた時には、回転軸15の外周面との間に大きな摩擦力が作用するようになっている。また、このインナーリング56の外周面は、その軸方向一方側の部分においてはテーパリング58の内周面のテーパに合わせて軸方向他方側に向かって外径が大きくなるようなテーパ面となっており、逆に軸方向他方側の部分では軸方向一方側に向かって外径が大きくなるようなテーパ面となっている。
ストッパリング53の内周面に対向するアウターリング57の外周面は、ストッパリング53の内周面とほぼ平行に形成された、回転軸15の軸方向に延びる平滑な面であって、締め付けボルト60を締め付けた時には、その外周側に挿通したストッパリング53の内周面との間に大きな摩擦力が作用するようになっている。また、このアウターリング57の内周面は、その軸方向一方側の部分ではテーパリング58の外周面のテーパに合わせて軸方向他方側に向かって内径が小さくなるようなテーパ面となっており、逆に軸方向他方側の部分では軸方向一方側に向かって内径が小さくなるようなテーパ面となっている。
また、インナーリング56及びアウターリング57は、少なくとも周方向1箇所に破断部分(図示せず)を有しており、弾性変形によってその径寸法が可変となっている。また、インナーリング56の外周部及びアウターリング57の内周部には、対向して周方向に形成された溝61が形成されており、図7に示したように、この溝61にテーパリング58及び支持リング59の対向端部に径方向に突出させて設けた突出部62が係合するようになっている。これにより、インナーリング56、アウターリング57、テーパリング58、及び支持リング59が互いに係合しており、締め付けボルト60を外してもバラバラにならないようにユニット構成されている。なお、63はストッパボルト55の緩み止め用のナットである。
上記構成により、固定手段54は、締め付けボルト60を締め込むことによって、テーパリング58と支持リング59との間隙寸法を変化させ、これをインナーリング56とアウターリング57との間隙寸法に変換し、ストッパリング53を回転軸15に固定する押付力を得るようになっている。そして、こうしてストッパリング53が回転軸15に対し強固に固定された状態でストッパボルト55を締め込むと、このストッパボルト55の先端部が押圧リング52を押圧し、この押圧力によって押圧リング52を介して軸受20aが軸方向他方側に押し付けられる。これによって各カッタ16及びスペーサ17に軸方向他方側に向かって予め押付力が作用した状態となり、被破砕物がカッタ16間に挟み込まれた際に生じるスラスト力の反力がカッタロック機構50によって受けられカッタ16間の間隙が広がることが防止されるようになっている。
次に、以上の構成の自走式破砕機の動作及び作用を順次説明する。
本実施形態の自走式破砕機において、例えば油圧ショベル等の投入重機でホッパ11に被破砕物を投入すると、ホッパ11で受け入れられた被破砕物が破砕装置12へと導かれ、破砕装置12で噛み切るように所定の大きさに細くせん断破砕される。破砕された破砕物は、破砕装置12からシュート23を介して排出コンベア24上に落下して搬送され、最終的に機外(この場合図1中右側)に排出される。
本実施形態によれば、前述した構成の固定手段54を用いたので、締め付けボルト60を締め込むことでインナーリング56及びアウターリング57の間の径方向の間隙寸法を広げ、これにより回転軸15とストッパリング53との間に押圧力を作用させストッパリング53を回転軸15に対して強固に固定することができる。そして、ストッパリング53を強固に固定できるので、このストッパリング53を介してストッパボルト55によって押圧リング52に大きな押圧力を作用させることができ、これによって軸受20aの軸方向への動きを抑制しカッタ16に作用するスラスト力の反力を十分に受け止めることができる。
その際、締め付けボルト60及びストッパボルト55等といった複数のボルトを締め込むことによってカッタロック機構50の増し締めをすることができるので、従来のベアリングナットを用いる場合に比べて締め付けに必要なトルクを小さくすることができる。したがって、特殊工具が不要となり、例えばスパナや六角レンチ等といった汎用工具のみで作業することができるので、現場での作業も容易である。また、インナーリング56と回転軸15との間、アウターリング57とストッパリング53との間に作用するそれぞれの摩擦力によって、ストッパリング53の軸方向への位置ずれを防止するので、ベアリングナットを用いる場合には回転軸端部にネジ加工を施さなければならいのに対し、本実施形態においては回転軸15の軸端部に、例えばネジ切り加工やスプライン加工、若しくはキー溝加工等といった特別な機械加工を施す必要もない。よって、回転軸15の製作時の機械加工に要する時間も大幅に短縮することができる。
また、本実施形態におけるカッタロック機構50において、固定手段54は、ユニット構成されているので、固定手段54自体の組み付けや取り外しも容易であり、メンテナンスや交換の際にも極めて利便性が高い。
図9は、本発明の自走式破砕機の他の実施形態に備えられたカッタロック機構50の詳細構造を表す拡大図である。この図において、先の各図と同様の部分又は同様の機能を果たす部分には同符号を付し説明を省略する。
本実施形態が前述した本発明の自走式破砕機の一実施形態と相違する点は、支持リング59として、その断面が楔形のリングではなく単に方形断面のリングを用いた点である。本実施形態において、支持リング59は、図9に示したようにインナーリング56及びアウターリング57の間ではなく、インナーリング56及びアウターリング57の軸方向他方側のそれぞれの端面に係合するように設けられている。また、本実施形態においても、インナーリング56、アウターリング57、テーパリング58、及び支持リング59は、締め付けボルト60が支持リング59に螺合した状態で一体構成を維持することができるようになっている。その他の構成については、前述した本発明の自走式破砕機の一実施形態と同様である。
前述した本発明の自走式破砕機の一実施形態においては、支持リング59の断面を楔形に形成することで、テーパリング58のみならず支持リング59でもインナーリング56及びアウターリング57をそのテーパ面方向に案内し、支持リング59にもインナーリング56及びアウターリング57の間隙寸法を調整する楔の役割を持たせていた。
それに対し、本実施形態においては、テーパリング58にのみインナーリング56及びアウターリング57の間隙寸法を調整する楔の役割を持たせ、支持リング59には、締め付けボルト60によりテーパリング58を軸方向に移動させる際の力の反力を受ける役割のみを持たせている。このような構成としても、前述した本発明の自走式破砕機の一実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上において、図7、図9ではストッパボルト55が押圧リング52を直接押える構成としたが、例えば当て板等を介して押圧リング52を押圧するようにしても良い。また、図7、図9に示したように、押圧リング52が軸受20aに当接する構成としなくても、押圧リング52と軸受20aとの間に例えば別のリングや当て板等を別途配置しても良い。さらに、図7において、必ずしもインナーリング56、アウターリング57、テーパリング58、及び支持リング59を係合しなくても良い。この場合でも、締め付けボルト60を支持リング59に螺合した状態ではバラバラにならないので、固定手段50の付け外しは容易である。これらの場合も上記と同様の効果を得ることができる。
また、以上においては、排出コンベア24を前方側(図1中の右側)に延設した自走式破砕機を例として図示説明したが、これに限られず、排出コンベアを後方側(図1の左側)に延設した自走式破砕機にも本発明は適用可能である。また、2軸せん断機で構成した破砕装置12を備えた自走式破砕機を例にとって説明したが、これに限られず、更に多数の軸を備えたせん断機を備えた自走式破砕機にも本発明は適用できる。また、破砕装置12による破砕作業に関連して作業を行う補助機械として排出コンベア24のみを備えた自走式破砕機に適用した場合を例にとって説明したが、例えば、作業事情に応じホッパ11に受け入れた被破砕物を破砕装置12へと搬送し導くフィーダを備えたものや、排出コンベア24上の破砕物に混入した鉄筋等の異物を除去するいわゆる磁選機を備えたものにも本発明は適用可能である。これらの場合も上記と同様の効果が得られる。
本発明の自走式破砕機の一実施形態の全体構造を表す側面図である。 本発明の自走式破砕機の一実施形態の全体構造を表す上面図である。 本発明の自走式破砕機の一実施形態の全体構造を表す背面図である。 本発明の自走式破砕機の一実施形態に備えられた破砕装置の内部の詳細構造を表す側面図である。 本発明の自走式破砕機の一実施形態に備えられた破砕装置の内部の詳細構造を表す上面図である。 本発明の自走式破砕機の一実施形態に備えられた破砕装置の内部の詳細構造を表す図4中VI−VI断面による断面図である。 本発明の自走式破砕機の一実施形態に備えられたカッタロック機構の詳細構造を表す拡大図である。 本発明の自走式破砕機の一実施形態に備えられたカッタロック機構の端面から見た構成を表す図である。 本発明の自走式破砕機の他の実施形態に備えられたカッタロック機構の詳細構造を表す拡大図である。
符号の説明
12 破砕装置
15 回転軸
16 カッタ
20a 軸受
52 押圧リング
53 ストッパリング
55 ストッパボルト
56 インナーリング
57 アウターリング
58 テーパリング
59 支持リング
60 締め付けボルト

Claims (1)

  1. 回転軸に取り付けたカッタにより被破砕物をせん断し破砕処理する破砕装置を備えた自走式破砕機において、
    前記回転軸を受ける軸受と、
    前記回転軸に挿通され、前記軸受を前記回転軸の軸方向一方端側から押さえる押圧リングと、
    前記回転軸の軸方向一方側の外周部に挿通したインナーリングと、
    このインナーリングの径方向外側に対向して配置したアウターリングと、
    前記インナーリングと前記アウターリングとの間に介在させ、断面形状が楔形のテーパリングと、
    このテーパリングに対し前記回転軸の軸方向他方側の位置に対向するように設けた支持リングと、
    前記アウターリングの外周側に挿通したストッパリングと、
    前記テーパリングを介して前記支持リングに螺合した複数の締め付けボルトと、
    先端部が前記押圧リングに押付力を作用させるように前記ストッパリングに螺合した複数のストッパボルトと
    を備えたことを特徴とする自走式破砕機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008073620A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Hitachi Constr Mach Co Ltd せん断式破砕機及びこれに用いる破砕装置
US11084042B2 (en) 2016-11-14 2021-08-10 Vogelsang Gmbh & Co. Kg Dual-shaft shredder with interchangeable cutting blade set and releasable shaft ends

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