JP3870926B2 - 表示制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、映像表示装置を制御するためのものであって、機能的に分割された複数枚の基板から構成される表示制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に従来の表示制御装置の構成を示す。表示制御装置は、人間が映像表示装置を操作するために使用されるマンマシンインタフェース1、そして、マンマシンインタフェースからのコマンドデータを受信し、そのコマンドデータを解析、表示装置を制御する表示制御装置2、実際に映像を表示する映像表示装置3により構成されている。このように表示制御システムは、マンマシンインタフェース部、表示制御装置部および映像表示装置を一連に接続した構成となっている。
【0003】
図6に従来の表示制御装置の内部構成について示す。4は統括制御基板、5はビデオ入力基板、6は映像制御基板、7は輝度制御基板、8はビデオ出力基板である。表示制御装置を構成する基板として、統括制御基板、ビデオ入力基板、映像制御基板、ビデオ出力基板、輝度制御基板などがあり、各基板はバスによって接続された構成となっており、統括制御基板は、バスを使用して各基板のメモリへアクセスし、各基板を制御する。表示制御装置の内部構成は固定されていて、この構成を変更することはできない。
【0004】
次に、図7に従来の表示制御装置内部におけるデータの流れを示す。表示制御システムは、マンマシンインタフェース部1、表示制御装置部2および映像表示装置3を一連に接続した構成となっている。1はマンマシンインタフェースである。4は統括制御基板、5はビデオ入力基板、6は映像制御基板、7は輝度制御基板、8はビデオ出力基板、9は基板間の通信で使用する共有メモリを示し、これらによって表示制御装置部2を構成している。3は映像表示装置である。
【0005】
次に動作について説明する。統括制御基板4は、外部機器であるマンマシンインタフェース1と接続されており、映像表示装置へのビデオ映像などの表示は、マンマシンインタフェースから人間が操作し制御する。統括制御基板4は、マンマシンインタフェース1から送られるコマンドデータを受信し、これを各基板へ通知する制御命令に変換し、共有メモリ9を使用して各基板へ通知する。この場合、制御命令の通知は、統括制御基板4からビデオ入力基板5、ビデオ出力基板8、輝度制御基板7への単方向通信である。
【0006】
図8に基板間の処理フローを示す。図の左側に統括制御基板の処理を、図の右側にその他の基板の処理を示す。統括制御基板4は、表示制御装置を起動した後、マンマシンインタフェース1よりコマンドデータを受信した場合、制御命令を作成し、共有メモリ9へ制御命令を書き込む。一方、その他の基板は、共有メモリ9に制御命令が書き込まれていないかどうか、常に監視を行なっている。制御命令が書き込まれている場合、共有メモリ9から制御命令を読み込み、その処理を実行する。しかし、各基板で実行された処理結果は統括制御基板に対して通知されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の表示制御装置では、統括制御基板とその他の基板との間の通信が単方向通信であるため、統括制御基板は、ビデオ入力基板、映像制御基板、輝度制御基板、ビデオ出力基板など、その他の基板が統括制御基板と接続されているか、否か、つまり、その他の基板の有り/無しを把握することができない。したがって、基板の必要、不必要に関係なく、統括制御基板は、最大仕様で制御する必要がある。
そして、たとえば、あるユーザは入力映像チャンネルを1チャンネルしか使用しないが、あるユーザは4チャンネルの入力映像チャンネルを使用するというように、ユーザによってそれぞれ異なるものであるが、従来の表示制御装置は、その構成を簡単に変更することが難しく、ユーザに対し合理的な価格で表示制御装置を提供することができないといった問題点があった。
【0008】
また、基板間の通信が統括制御基板からその他の基板への単方向通信であるため、処理を実行した基板では、その処理が正常に実行できたかどうか分かるものの、統括制御基板においては、その処理が正常に実行されたかどうか判断することはできない。そのため、マンマシンインタフェースへコマンドデータの処理結果を通知することができなかった。したがって、外見上、正常に動作しているように見えても、実際には正常に動作していないことがあるといった問題点があった。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、表示制御装置の内部構成を簡単に変更することができ、なおかつ制御命令が正常に実行されたかどうかを知ることができる表示制御装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、統括制御基板とその他の基板との間に共有メモリを設け、その通信内容を取り決めることによって、双方向の通信を可能とし、統括制御基板が表示制御装置を構成するその他の基板の構成を把握することができ、なおかつ各基板の制御命令に対する処理結果を把握できるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る表示制御装置は、映像表示装置への制御命令を受け、その制御命令に基づいて、制御命令信号を出力する統括制御基板と、
この統括制御基板からの制御命令信号を受け、
映像信号に関する処理に応じて分けられている複数の基板と、
上記統括制御基板と上記複数の基板との間で、統括制御基板と上記複数の基板それぞれとの通信を可能にする共有メモリとを備え、
上記複数の基板が起動時にそれぞれの基板に与えられた上記共有メモリ内のデータエリアに接続データを書き込み、
上記統括制御基板が、上記接続データが書き込まれた上記データエリアに対応する上記基板に対して上記共有メモリを介して制御命令を通知し、上記接続データが書き込まれていない上記データエリアに対応する上記基板に対して制御命令を通知せず、
上記統括制御基板から制御命令を通知された上記基板が制御命令に対する処理結果を上記共有メモリに書き込むことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。図1は、マンマシンインタフェース部、表示制御装置部および映像表示装置を一連に接続した構成を示したものである。図において、1は映像表示装置を制御するための指令を出力するマンマシンインタフェースであって、たとえばパソコンなどが考えられる。4は統括制御基板、5はビデオ入力基板、7は輝度制御基板、8はビデオ出力基板である。9は、統括制御基板4、ビデオ入力基板5、輝度制御基板7、ビデオ出力基板8などの基板間での通信に使用する共有メモリである。統括制御基板4、ビデオ入力基板5、輝度制御基板7、ビデオ出力基板8、共有メモリ9などによって表示制御装置部は構成されている。
【0015】
統括制御基板4は、マンマシンインターフェース部1とのインタフェースを制御し、マンマシンインタフェース部1からのコマンドデータをその他の基板へ制御命令として通知する機能を有する。ビデオ入力基板5は、統括制御基板4からの制御命令に従い、外部より映像信号を取り込む機能を有する。輝度制御基板7は、統括制御基板4からの制御命令に従い、映像の明るさを制御する機能を有する。ビデオ出力基板8は、統括制御基板4からの制御命令に従い、映像表示装置へ映像信号を出力する機能を有する。
共有メモリ9の専用バスに接続されているビデオ入力基板5、輝度制御基板7、ビデオ出力基板8は、仕様上決められた枚数を上限とし複数枚接続することが可能である。3は映像表示装置を示す。
【0016】
次に動作について説明する。統括制御基板4は、外部機器であるマンマシンインタフェース1と接続されており、映像表示装置3へのビデオ映像などの表示は、マンマシンインタフェース1からの操作指令(コマンドデータ)によって行なわれる。統括制御基板4は、マンマシンインタフェース1からビデオ表示などのコマンドデータを受信し、これを各基板への制御命令として出力する。
制御命令は、図3(a)に示すように「統括制御基板 → その他の基板」という構造の制御命令に変換され、共有メモリ9を介して(使用して)、各基板へ制御命令が通知される。「統括制御基板→その他の基板」とは、統括制御基板からその他の基板へ送られたということを示す(意味する)構造の制御信号に変換されるということである。
この場合、制御命令を通知された基板は、制御命令を実行した後、その処理結果、すなわち、命令を実行したということを共有メモリを介して(使用して)、再び、統括制御基板4へ通知する。このとき、図3(b)に示すような「その他の基板 → 統括制御基板」という構造の信号によって通知する。「その他の基板→ 統括制御基板」とは、その他の基板から統括制御基板へ伝達されるということを意味する信号である。
【0017】
統括制御基板からその他の基板へ制御命令が送られるときや、その他の基板から統括制御基板へ処理結果を示す信号が送られるときに、共有メモリ9を介することになるが、このとき、「統括制御基板 → その他の基板」で使用する共有メモリ9と「その他の基板 → 統括制御基板」で使用する共有メモリ9は同じエリアを使用する(同じエリアに書き込まれる)。ただし、「統括制御基板 → その他の基板」の制御命令においては、リードライトフラグ10に10Hがセットされ、また、「その他の基板 → 統括制御基板」の制御命令においては、リードライトフラグに81Hがセットされる。各基板はこのリードライトフラグの値を読み込むことによって共有メモリ上に書き込まれた制御命令が処理すべき命令かどうかを判断しているので、自ら書き込んだ制御命令を再読み込みし誤動作することはない。
【0018】
その他の基板が実行した処理結果の具体的な内容は、処理結果コード15に格納されている。これにより、従来知り得ることのできなかった各基板の制御命令に対する処理の結果を詳細に知ることができる。そして、統括制御基板4が、その処理結果をマンマシンインタフェース1に通知することによって、各基板における処理結果の内容を、映像表示装置3を操作する人間が把握することが可能となる。
【0019】
図2に共有メモリ9を使用し、統括制御基板4とその他の基板との間で双方向通信を可能とした基板間の処理フローを示す。図左に統括制御基板4の処理を示し、図右にその他の基板での処理を示す。表示制御装置2を起動すると、統括制御基板4は、その他の基板の接続確認(後述)を行った後、マンマシンインタフェース1からのコマンドデータを受信する。このとき、統括制御基板4は、各基板へ送られる制御命令を、図3(a)「統括制御基板 → その他の基板」に示した構造で作成し、リードライトフラグ10へ書き込みデータ(01H)をセットし、共有メモリ9にその制御命令を書き込む。
【0020】
一方、その他の基板は、共有メモリ9のリードライトフラグに制御命令であることを示す書き込みデータ(01H)がセットされていないか一定間隔で常に監視を行なっている。その他の基板は、リードライトフラグに制御命令書き込みデータ(01H)がセットされている場合、その制御命令を直ちに読み込み、処理を実行する。
その後、その他の基板は実行結果を、図3b「その他の基板 → 統括制御基板」で示された構造で、リードライトフラグへ書き込みデータ(81H)をセットして、共有メモリ9へ書き込む。統括制御基板4は、共有メモリ9への制御命令書き込みされた後、その他の基板が共有メモリ9を監視するのと同様に、共有メモリ9のリードライトフラグへ書き込みデータ(81H)がセットされていないか一定間隔で常に監視を行なっている。リードライトフラグに制御命令書き込みデータ(81H)がセットされている場合、統括制御基板4は処理結果を読み込み、マンマシンインタフェース1へその処理結果を通知する。以降、表示制御装置内部では、マンマシンインタフェース1からのコマンドデータ受信後、この処理が繰り返される。
【0021】
次に、基板間の通信に使用するデータの構造について説明する。
図3(a)は「統括制御基板からその他の基板」への制御命令のデータ構造である。図3(b)は「その他の基板から統括制御基板」への処理結果のデータ構造である。
「統括制御基板からその他の基板」へ送られる制御命令のデータ構造は、リードライトフラグ10、総ブロック数11、ブロック番号12、データ長13、制御命令番号14、データ16からなる。また、処理結果を示すデータのデータ構造は、リードライトフラグ10、総ブロック数11、ブロック番号12、データ長13、制御命令番号14、処理結果コード15、データ16からなる。リードライトフラグ10は、共有メモリ9に、統括制御基板4やその他の基板からどのようなデータが書き込まれたかを示すものである。具体的には、共有メモリ9へ統括制御基板4からの信号により書き込みを行なう場合、リードライトフラグ10のエリアに01Hを書き込みデータとしてセットする。また、共有メモリ9へ各基板からの信号により書き込みを行なう場合、リードライトフラグ10のエリアに81Hを書き込みデータとしてセットする。
【0022】
また、このリードライトフラグ10のエリアは、表示制御装置を起動する時には、その他の基板が接続データを書き込むエリアとしても使用される。この場合、基板の種類に応じて、F1HからF4Hまでの接続データがセットされる。各基板は、リードライトフラグ10を参照して、統括制御基板4から各基板への制御命令を示す書き込みデータがセットされていた場合、共有メモリ9から制御命令を示すデータを読み込む。総ブロック数11は、転送されるデータがブロック分割される場合の総ブロック数を示す。ブロック番号12は、転送するデータが総ブロック数11の中の何番目であるかを示す。共有メモリ9には、1回で転送することができるデータ量が決まっており、それ以上のデータを転送する場合には、総ブロック数11およびブロック番号12を使用する。データ長13は、転送するデータの長さをバイト単位で示す。制御命令コード14は、制御命令の内容を表す番号を示す。処理結果コード15は、各基板で行なわれた処理結果の内容を表す番号を示す。転送データ16は、実際に転送するデータの内容を示す。
【0023】
以上のように、統括制御基板4と各基板の間に共有メモリ9を設け、統括制御基板4から共有メモリ9へ制御命令データを書き込んだり、共有メモリ9に書き込まれてるデータを読み出したり、さらに、共有メモリ9に書き込まれているデータを各基板から読み出したり、各基板から共有メモリ9に処理結果を示すデータを書き込んだりするように、共有メモリ9を介して基板間の通信手順を定義し、統括制御基板4と各基板との間で双方向通信を可能としたことによって、
各基板は統括制御基板4から送られてくる制御命令を認識することができ、さらに、統括制御基板4は各基板での処理結果を認識することができる。
また、共有メモリ9を介して、統括制御基板と各基板との間で双方向通信を可能としたことによって、表示制御装置内部の基板構成をフレキシブルに変更することが可能となった。
【0024】
この結果、たとえば、入力映像チャンネルを1チャンネルしか必要としないユーザに対しては、ビデオ入力基板、輝度制御基板、ビデオ出力基板、それぞれ1組からなる表示制御装置を、入力映像チャンネルを4チャンネル使用するユーザに対しては、ビデオ入力基板、輝度制御基板、ビデオ出力基板、それぞれ4組からなる表示制御装置を提供できる。すなわち、使用するチャンネル数に応じて表示制御装置の内部構成を変更することができるので、合理的な価格で表示制御装置をユーザへ提供することができる。
【0025】
実施の形態2.
以下、統括制御基板4が表示制御装置2の内部構成を検出(把握)する方法について説明する。図4に統括制御基板の起動時から表示制御装置の内部構成(内部の基板構成)を把握するまでのフローチャートを示す。
【0026】
まず始めに、統括制御基板4は、表示制御装置において、仕様上決定された接続可能な最大基板数の接続確認を行なうために、変数iに1を格納する。
それぞれの基板には、共有メモリ9内の任意のエリア(番地)が与えられており、ここでは変数i=1となっているので、1番目の基板に割り当てられた共有メモリ9内部の任意の番地を参照する(ステップS1)。このとき、統括制御基板4は共有メモリ9を図3(a)に示した「統括制御基板 → その他の基板」構造のデータを参照する。
【0027】
ここで、ステップ1で参照している基板が、表示制御装置2において必要であれば、参照したデータが書き込まれている番地のリードライトフラグ10にその他の基板によって、表示制御装置の起動直後、接続データ(F1H〜F4H)が書き込まれている。もし、必要でなければ、リードライトフラグ10には接続データが書き込まれず、初期データ(00H)のままとなっている。
統括制御基板4は、その他の基板が接続データを書き込むまでは共有メモリ9を参照することはない。接続データが書き込まれている場合、統括制御基板4はその基板が表示制御装置2を構成するものであると判断し、また、リードライトフラグ10が初期データのままの場合は、その基板が表示制御装置2を構成しないものと判断する(ステップ2)。そして、その結果を内部バッファへ記憶する(ステップ3)。
次に、変数iを1増加し、2番目の基板に割り当てられている共有メモリ9内部の任意の番地を参照し、リードライトフラグ10に書き込まれている接続データを確認して、表示制御装置に必要な基板であるか、ないかを判断する。
【0028】
統括制御基板4は、表示制御装置2が起動すると、以上説明した処理を仕様上決められている最大基板数分(N回)繰り返し、表示制御装置2の内部の基板構成を把握する。接続確認処理の後、統括制御基板4は表示制御装置2を構成していない基板には制御命令を通知しない。すなわち、制御する必要のない基板まで制御するといった無駄な処理をすることはない。
【0029】
以上のように、各基板における処理結果を統括制御基板4が把握することができるため、マンマシンインタフェース部1に対して、基板で行なわれた処理結果の詳細を通知することができる。この結果、映像表示装置3を制御する人間が、表示制御装置2内部における事象について把握することができ、それぞれの基板の動作状況などを知ることができるので、基板の損傷などに対する的確かつ迅速な対応が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、映像表示装置への制御命令を受け、その制御命令に基づいて、制御命令信号を出力する統括制御基板と、
この統括制御基板からの制御命令信号を受け、
映像信号に関する処理に応じて分けられている複数の基板と、
上記統括制御基板と上記複数の基板との間で、統括制御基板と上記複数の基板それぞれとの通信を可能にする共有メモリとを備え、
上記複数の基板が起動時にそれぞれの基板に与えられた上記共有メモリ内のデータエリアに接続データを書き込み、
上記統括制御基板が、上記接続データが書き込まれた上記データエリアに対応する上記基板に対して上記共有メモリを介して制御命令を通知し、上記接続データが書き込まれていない上記データエリアに対応する上記基板に対して制御命令を通知せず、
上記統括制御基板から制御命令を通知された上記基板が制御命令に対する処理結果を上記共有メモリに書き込むことを特徴とするので、
表示制御装置の内部構成を簡単に変更することができ、なおかつ制御命令が正常に実行されたかどうかを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態における表示制御装置内部のデータの流れを示す図である。
【図2】 実施の形態における基板間の処理フローを示す図である。
【図3】 統括制御基板とその他の基板との通信におけるデータのデータ構造を示す図である。
【図4】 統括制御基板における内部構成把握手順を示すフローチャートである。
【図5】 表示制御システムの機器構成を示す図である。
【図6】 従来の表示制御装置の内部構成を示す図である。
【図7】 従来の表示制御装置内部のデータの流れを示す図である。
【図8】 従来の各基板間の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 マンマシンインタフェース、 2 表示制御装置、
3 映像表示装置、 4 統括制御基板、 5 ビデオ入力基板、
6 映像制御基板、 7 輝度制御基板、 8 ビデオ出力基板、
9 共有メモリ、 10 リードライトフラグ、 11 総ブロック数、
12 ブロック番号、 13 データ長、 14 制御番号、
15 処理結果コード、 16 転送データ。
Claims (3)
- 映像表示装置への制御命令を受け、その制御命令に基づいて、制御命令信号を出力する統括制御基板と、
この統括制御基板からの制御命令信号を受け、
映像信号に関する処理に応じて分けられている複数の基板と、
上記統括制御基板と上記複数の基板との間で、統括制御基板と上記複数の基板それぞれとの通信を可能にする共有メモリとを備え、
上記複数の基板が起動時にそれぞれの基板に与えられた上記共有メモリ内のデータエリアに接続データを書き込み、
上記統括制御基板が、上記接続データが書き込まれた上記データエリアに対応する上記基板に対して上記共有メモリを介して制御命令を通知し、上記接続データが書き込まれていない上記データエリアに対応する上記基板に対して制御命令を通知せず、
上記統括制御基板から制御命令を通知された上記基板が制御命令に対する処理結果を上記共有メモリに書き込むことを特徴とする表示制御装置。 - 上記共有メモリは、特定のデータエリアに、
上記統括制御基板からの制御命令または上記複数の基板それぞれからの制御命令に対する処理結果のいずれであるかを区別することが可能な内容のデータが記憶されることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 表示制御装置に接続可能な基板の数をNとし、上記統括制御基板が起動時に、1から順番にNまでの整数iに関して、i番目の上記基板に対応する上記データエリアに上記接続データが書き込まれているかどうかをチェックすることを特徴とする請求項1または2記載の表示制御装置。
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2003
- 2003-04-10 JP JP2003106343A patent/JP3870926B2/ja not_active Expired - Lifetime
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