JP3870920B2 - カートリッジ挿抜装置及びカートリッジ挿抜方法 - Google Patents

カートリッジ挿抜装置及びカートリッジ挿抜方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報記憶装置等に組み込まれて用いられるカートリッジ挿抜装置及びカートリッジ挿抜方法に係り、詳しくは、カートリッジドライブ、又は複数枚のカートリッジを収納するカートリッジ格納庫から、カートリッジを挿抜するためのカートリッジ挿抜装置及びカートリッジ挿抜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理機器の分野で用いられるカートリッジとしては、従来から、例えば、磁気テープ・カートリッジ、磁気ディスク・カートリッジ、コンパクトディスク・カートリッジ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を包装した記録媒体・カートリッジ(以下、単に、カートリッジとも言う)が知られている。
このカートリッジを挿入したり引き出すためのカートリッジ挿抜装置としてのピッカは、ベース上に、カートリッジの挿抜方向に沿って変位可能に配置され、先端にカートリッジを係止して把持するための一対の係止部が形成された把持具と、この把持具を動力伝達機構を介して移動させるための把持具駆動モータとを有している。
【0003】
上記把持具は、ロッド等の部品を用いて、カートリッジの挿抜方向に沿って案内され(例えば、特許文献1参照)、上記ピッカは、一対の係止部を開閉してカートリッジを解放したり把持するために、カム部材等を用いたり(例えば、特許文献2参照)、案内部材を上記ベースの先端部(入口)の両側に配置する構成とされている(例えば、特許文献3参照)。
また、上記ピッカは、ピッカ駆動モータによって鉛直方向に沿って変位し、カートリッジドライブと、カートリッジ格納庫の中に割り当てられた所望の格納部との間を自在に移動できる構成とされて、所望のカートリッジがカートリッジドライブ、あるいは、格納部に移送される。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−328816号公報
【特許文献2】
特開平10−40616号公報
【特許文献3】
特開平7−334910号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術では、例えば、把持具をカートリッジの挿抜方向に沿って案内したり、一対の係止部の開閉を行うために、多数の部品が用いられており、全体として部品点数が多くなり、軽量化及び小型化の妨げとなり、かつ、コストが嵩むという問題があった。
また、把持具駆動モータがベース上に搭載されているために、重量が重くなるとともに、ピッカ駆動モータの消費電力も増加してしまうという問題があった。
【0006】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、簡素化した構成として部品点数を削減でき、軽量化、小型化及び低コスト化に寄与できるカートリッジ挿抜装置及びカートリッジ挿抜方法を提供することを第1の目的としている。
また、ピッカ駆動モータによって駆動される部分の軽量化に寄与できると共に、消費電力を抑制することができるカートリッジ挿抜装置及びカートリッジ挿抜方法を提供することを第2の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、情報機器に組み込まれ、カートリッジを駆動するカートリッジ駆動手段、又はカートリッジを格納するカートリッジ格納庫から、カートリッジを挿抜するためのカートリッジ挿抜装置に係り、先端部に設けられた一対の把持用爪部の開閉によって前記カートリッジを把持し又は解放する把持手段と、前記把持手段を前記カートリッジの挿抜方向に沿って進退させる挿抜方向駆動手段と、前記把持手段を前記カートリッジの挿抜方向に沿って案内する案内手段と、前記把持手段の前記一対の把持用爪部の開閉を行う爪部開閉手段と、少なくとも前記把持手段を保持する板状の保持部材とを備え、前記把持手段が、前記挿抜方向駆動手段によって、直進運動を行う把持具基体と、互いに所定の距離隔てられて、前記把持具基体に第1の回転軸で回動可能に軸支される一対のフィンガアームと、前記各フィンガアームに第2の回転軸で回動可能に軸支される把持用爪部とを有してなり、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とは、互いに軸心を平行にして、かつ、互いに所定の距離離隔して配置されてなると共に、前記爪部開閉手段は、前記保持部材と一体的に形成されたカム部からなることを特徴としている。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のカートリッジ挿抜装置に係り、一組の前記フィンガアームと前記把持用爪部とから構成されるフィンガには突起部が設けられ、前記爪部開閉手段が、前記カム部として、前記突起部を摺接させて案内する摺接用溝部を有し、該摺接用溝部は、前記保持部材に形成されていることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3記載の発明は、請求項記載のカートリッジ挿抜装置に係り、前記案内手段が、前記保持部材に形成された案内溝からなることを特徴としている。
【0010】
また、請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載のカートリッジ挿抜装置に係り、前記爪部開閉手段を構成する前記カム部は、前記摺接用溝部によって案内される前記突起部が、前記摺接用溝部の後端部を含む第1の領域内に位置する場合に、前記一対の把持用爪部を互いに閉塞させて、前記両把持用爪部の先端間の距離が前記カートリッジの幅よりも小さくなり、前記突起部が、前記摺接用溝部の先端部である第2の領域内に位置する場合に、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させて、両把持用爪部の先端間の距離が前記カートリッジの幅よりも大きくなるように、前記突起部を案内して前記一対の把持用爪部の開閉を行うことを特徴としている。
【0011】
また、請求項5記載の発明は、請求項記載のカートリッジ挿抜装置に係り、前記各把持用爪部は、前記カートリッジに当接する先端が、前記第2の回転軸の周りに所定の角度範囲で回動可能となるように構成され、前記爪部開閉手段を構成する前記カム部が、前記カートリッジの挿抜方向に沿って形成された前記第1の領域と、前記カートリッジの挿抜方向に直交する方向に沿って形成された前記第2の領域とを有する少なくとも一対のL字状の前記摺接用溝部からなることを特徴としている。
【0012】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載のカートリッジ挿抜装置に係り、当該カートリッジ挿抜装置が、所定の前記カートリッジに臨んで位置した状態で、未把持状態の前記把持手段が後退位置から前進し、前記突起部が前記第1の領域から前記第2の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させ、前記把持手段が前進位置から後退し、前記突起部が前記第2の領域から前記第1の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに閉塞させて、前記カートリッジを把持し、前記カートリッジを把持した前記把持手段が後退位置から前進し、前記突起部が前記第1の領域から前記第2の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させて、前記カートリッジを解放することを特徴としている。
【0013】
また、請求項7記載の発明は、請求項44、5又は6記載のカートリッジ挿抜装置に係り、前記突起部が、前記第2の回転軸の軸上に設けられていることを特徴としている。
【0014】
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1に記載のカートリッジ挿抜装置に係り、前記把持手段を構成する前記一対の把持用爪部は、少なくとも前記カートリッジを両側から挟み付けた場合には、付勢手段によって互いに閉じる向きに付勢されていることを特徴としている。
【0015】
また、請求項9記載の発明は、請求項記載のカートリッジ挿抜装置に係り、前記把持手段が後退した位置で、前記一対の把持用爪部の先端間の距離は、把持対象の前記カートリッジの幅よりも小さくなるように設定され、前記カートリッジを把持した状態で、前記付勢手段の付勢力に逆らって、前記一対の把持用爪部が互いに拡開されることによって、前記付勢手段の復元力が発生するように構成されていることを特徴としている。
【0022】
また、請求項10記載の発明は、情報機器を構成し、カートリッジを駆動するカートリッジ駆動手段、又はカートリッジを格納するカートリッジ格納庫から、カートリッジを挿抜するためのカートリッジ挿抜方法に係り、挿抜方向駆動手段が、先端部に設けられた一対の把持用爪部の開閉によって前記カートリッジを把持し又は解放する把持手段を、案内手段の案内によって、前記カートリッジの挿抜方向に沿って進退させるとともに、爪部開閉手段によって、前記把持手段の前記一対の把持用爪部の開閉を行い、かつ、板状の保持部材が、少なくとも前記把持手段を保持し、前記把持手段は、前記挿抜方向駆動手段によって、直進運動を行う把持具基体と、互いに所定の距離隔てられて、前記把持具基体に第1の回転軸で回動可能に軸支される一対のフィンガアームと、前記各フィンガアームに第2の回転軸で回動可能に軸支される把持用爪部とを有してなり、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とは、互いに軸心を平行にして、かつ、互いに所定の距離離隔して配置されてなると共に、前記爪部開閉手段は、前記保持部材と一体的に形成されたカム部からなることを特徴としている。
【0023】
また、請求項11記載の発明は、請求項10記載のカートリッジ挿抜方法に係り、一組の前記フィンガアームと前記把持用爪部とから構成されるフィンガには突起部が設けられ、前記爪部開閉手段は、前記カム部として、前記突起部を摺接させて案内する摺接用溝部を有し、該摺接用溝部は、前記保持部材に形成されていることを特徴としている。
【0024】
また、請求項12記載の発明は、請求項11記載のカートリッジ挿抜方法に係り、前記案内手段が、前記保持部材に形成された案内溝からなることを特徴としている。
【0025】
また、請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載のカートリッジ挿抜方法に係り、前記爪部開閉手段を構成する前記カム部は、前記摺接用溝部によって案内される前記突起部が、前記摺接用溝部の後端部を含む第1の領域内に位置する場合に、前記一対の把持用爪部を互いに閉塞させて、前記両把持用爪部の先端間の距離が前記カートリッジの幅よりも小さくなり、前記突起部が、前記摺接用溝部の先端部である第2の領域内に位置する場合に、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させて、両把持用爪部の先端間の距離が前記カートリッジの幅よりも大きくなるように、前記突起部を案内して前記一対の把持用爪部の開閉を行うことを特徴としている。
【0026】
また、請求項14記載の発明は、請求項13記載のカートリッジ挿抜方法に係り、前記各把持用爪部が、前記カートリッジに当接する先端が、前記第2の回転軸の周りに所定の角度範囲で回動可能とされ、前記爪部開閉手段を構成する前記カム部が、前記カートリッジの挿抜方向に沿って形成された前記第1の領域と、前記カートリッジの挿抜方向に直交する方向に沿って形成された前記第2の領域とを有する少なくとも一対のL字状の前記摺接用溝部からなることを特徴としている。
【0027】
また、請求項15記載の発明は、請求項14記載のカートリッジ挿抜方法に係り、所定の前記カートリッジに臨んで位置した状態で、未把持状態の前記把持手段が後退位置から前進し、前記突起部が前記第1の領域から前記第2の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させ、前記把持手段が前進位置から後退し、前記突起部が前記第2の領域から前記第1の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに閉塞させて、前記カートリッジを把持し、前記カートリッジを把持した前記把持手段が後退位置から前進し、前記突起部が前記第1の領域から前記第2の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させて、前記カートリッジを解放することを特徴としている。
【0028】
また、請求項16記載の発明は、請求項13、14又は15記載のカートリッジ挿抜方法に係り、前記突起部が、前記第2の回転軸の軸上に設けられていることを特徴としている。
【0029】
また、請求項17記載の発明は、請求項10乃至16のいずれか1に記載のカートリッジ挿抜方法に係り、前記把持手段を構成する前記一対の把持用爪部が、少なくとも前記カートリッジを両側から挟み付けた場合には、付勢手段によって互いに閉じる向きに付勢されていることを特徴としている。
【0030】
また、請求項18記載の発明は、請求項17記載のカートリッジ挿抜方法に係り、前記把持手段が後退した位置で、前記一対の把持用爪部の先端間の距離は、把持対象の前記カートリッジの幅よりも小さくなるように設定され、前記カートリッジを把持した状態で、前記付勢手段の付勢力に逆らって、前記一対の把持用爪部が互いに拡開されることによって、前記付勢手段の復元力が発生するように構成されていることを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
◇第1実施例
図1は、この発明の第1実施例であるピッカを備えたカートリッジ移送機構の構成を模式的に示す側面図、図2は、同カートリッジ移送機構を裏面側から見た斜視図、図3は、同カートリッジ移送機構を表面側から見た斜視図、図4は、同ピッカの構成を示す斜視図、図5は、同ピッカの構成を模式的に示す平面図、図6は、同ピッカの構成を示す平面図、図7は、同ピッカの構成を示す下面図、慈図8は、図7のA部を拡大して示す拡大図、図9は、同ピッカのカバーの構成を示す下面図、図10は、同ピッカのハンド及びフィンガの構成を分解して示す分解斜視図、図11は、同フィンガの構成を分解して示す分解斜視図、また、図12乃至図18は、同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【0037】
この例のカートリッジ移送機構1は、図1に示すように、例えば、情報機器に実装されて記憶装置を構成し、磁気テープ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を包装したカートリッジ2を駆動するカートリッジドライブ(カートリッジ駆動手段)3と、カートリッジ2を格納するための複数の格納部4,4,…を有するカートリッジ格納庫5との間のカートリッジ2の移送操作を行うために用いられる。
カートリッジ移送機構1は、図2及び図3に示すように、カートリッジドライブ3又は所定の格納部4の配置位置に移動して、カートリッジ2を挿入したり引き出すためのピッカ(カートリッジ挿抜装置)6と、ピッカ6を鉛直方向に沿って変位させるためのピッカ駆動モータ(移送手段)7と、ピッカ駆動モータ7によって回転してピッカ6を鉛直方向に沿って並進運動させるリードシャフト8とを備えてなっている。
【0038】
リードシャフト8の先端部には雄ねじ部が螺設され、この雄ねじ部がピッカ6の後述するベース11の所定の箇所に形成された雌ねじ部と螺合して、リードシャフト8の回転運動によって、ピッカ6が鉛直方向に沿って並進運動するように構成されている。
ピッカ6は、図2乃至図7に示すように、ベース(保持部材)11上にカートリッジ2の挿抜方向に沿って変位可能に配置されたハンド(把持手段の一部、把持具基体)12と、ハンド12にハンドシャフト(把持手段の一部)13を介して回動可能に結合されたフィンガ(把持手段の一部)14,14と、ベース11の表面上に凹状に形成され、ハンド12の変位と共に一対のフィンガ14を回動させて、互いに開閉させるための一対のL字カム(爪部開閉手段、摺接用溝部)15a,15aと、ハンド12をカートリッジ2の挿抜方向に沿って変位させるための例えばステッピングモータからなるハンド駆動モータ(挿抜方向駆動手段)16と、ハンド駆動モータ16の動力をハンド12に伝達するための動力伝達機構17と、ピッカ本体を覆うカバー18とを有してなっている。
【0039】
ここで、カバー18の裏面側にも、図9に示すように、ハンド12の変位と共にフィンガ14を回動させるためのL字カム15aと同一形状の一対のL字カム15b,15bが形成されている。
また、ベース11及びカバー18は、例えば樹脂成型品であり、L字カム15a,15a等、L字カム15b,15b等も、それぞれ、一体的に成形されている。
ハンド12は、ベース11上に形成された直線状の案内溝(案内手段)19に突起部12aが嵌め込まれた状態で移動することによって、カートリッジ2の挿抜方向に沿って変位するようになされている。
【0040】
ハンド12とフィンガ14とは、図10に示すように、棒状の軸部材としてのハンドシャフト13が、ハンド12とフィンガ14の後述するフィンガアーム21との先端部にそれぞれ形成された嵌合孔12b、21aに嵌め込まれることによって、ハンドシャフト13の周りに回動可能な状態で結合されている。
各フィンガ14は、図11に示すように、外形略Y字状のフィンガアーム21と、カートリッジ2の溝状の被係止部2aを係止する係止爪22aが先端部に形成されたネイル(把持用爪部)22と、フィンガアーム21に形成された嵌合孔21b,21bとネイル22に形成された嵌合孔22b,22bとに嵌め込まれる棒状の軸部材としてのフィンガシャフト23と、フィンガシャフト23が内部を貫通し、両嵌合孔21b,21b間及び両嵌合孔22b,22b間に配置され、カートリッジ2を把持する向きにネイル22を付勢する捩れコイルばね(付勢手段、捩ればね)24と、良好な摺動性でL字カム15a(15b)に摺接する樹脂製のブッシュ(突起部)25,25とを有している。
【0041】
ここで、フィンガアーム21とネイル22とは、棒状の軸部材としてのフィンガシャフト23が、フィンガアーム21とネイル22とにそれぞれ形成された嵌合孔21b,21b,22b,22bに嵌め込まれることによって、フィンガシャフト23の周りに回動可能な状態で結合されている。
また、この例では、捩れコイルばね24は、カートリッジ2を把持していない状態では、付勢されず、カートリッジ2を把持した状態で、カートリッジ2を把持する向きにネイル22を付勢する。
すなわち、ハンド12の変位とともに、L字カム15a,15bの溝内をブッシュ25,25が摺動して、例えばハンド12の運動方向(カートリッジ2の挿抜方向)とフィンガアーム21の長手方向とがなす角度が変化し、一対のフィンガ14,14が開閉される。
【0042】
ここで、カートリッジ2を把持していない状態では、フィンガアーム21の先端側に形成された突起部21sとネイル22の後端側に形成された突起部22sとが互いに係止しあうことによって、かつ、捩れコイルばね24の付勢力によって、時計周り及び反時計周りの回転が規制されて、フィンガアーム21とネイル22との相対的な位置関係(例えばフィンガアーム21の長手方向とネイル22の後端部の長手方向とがなす角度)は、略一定に保たれる。
したがって、ハンド12が変位すると、L字カム15a,15bの溝内をブッシュ25,25が摺動して、例えばハンド12の運動方向(カートリッジ2の挿抜方向)とフィンガアーム21の長手方向とがなす角度が変化し、ここで、フィンガアーム21とネイル22との相対的な位置関係が略一定に保たれることによって、一対のフィンガ14,14が開閉される。
カートリッジ2を把持している状態では、捩れコイルばね24の付勢力に逆らって、一対のフィンガ14,14が拡開され、ネイル22がフィンガシャフト23の軸の周りにフィンガアーム21に対して回転して、フィンガアーム21とネイル22との相対的な位置関係は、カートリッジ2を把持していない状態と比べて変化する(例えばフィンガアーム21の長手方向とネイル22の後端部の長手方向とがなす角度は、所定量小さくなる)。この際、捩れコイルばね24の元の状態に戻ろうとする復元力によって、カートリッジ2は両側から挟み付けられて保持される。
【0043】
この例では、ハンド12が後退した位置で、両ネイル22,22の係止爪22a,22a間の距離は、把持対象のカートリッジ2の幅よりも小さくなるように設定され、カートリッジ2を把持した状態で、捩れコイルばね24の付勢力に逆らって、一対のフィンガ14,14が拡開されることによって、捩れコイルばね24の復元力が発生するように構成されている。
また、捩れコイルばね24の付勢力は、カートリッジ2を破損させない程度に、かつ、確実に把持するために必要十分な強さに設定されている。
L字カム15a(15b)は、カートリッジ2の挿抜方向に沿って形成された比較的長い直線部15p(15s)と、先端側に形成された屈曲部15q(15t)と、カートリッジ2の挿抜方向に略直交する方向に沿って、外方へ向けて形成された比較的短い直線部15r(15u)とを有している。
【0044】
動力伝達機構17は、図2、図3及び図7に示すように、ハンド駆動モータ16の回転運動を伝達するギアトレイン27と、四角柱状の四角シャフト28と、ピッカギア29と、所定の箇所にハンド12が固定されたベルト31と、ベルト31が掛けられると共にピッカギア29の回転に伴って回転してベルト31を駆動するプーリギア32と、ベルト31が掛けられ案内溝19の両端部に配置されたベルトプーリ33,33と、ベルト31に張力を与えるためのアイドラプーリ34とを有している。
四角シャフト28は、図7及び図8に示すように、ピッカギア29に形成された略正方形状の貫通孔29aに遊嵌されて、ピッカギア29に対して鉛直方向に沿って移動可能とされた状態で、ピッカギア29を介して伝達されたハンド駆動モータ16の回転力をプーリギア32に伝達する。
ベルト31が掛けられたプーリギア32の回転によって、ベルト31が駆動される。
【0045】
ハンド12の突起部12aには、ベルト31の所定の箇所が固定され、ベルト31の駆動と共に、ハンド12が、案内溝19に沿って変位する。
ここで、ベルト31は、ベルトプーリ33,33によって、ベルトプーリ33,33間は、案内溝19に沿って直線状に張られる。
この例では、ハンド駆動モータ16と、ギアトレイン27と、ピッカギア29とは、ベース11の外部に配置され、ベース11と一緒には運動せず、ピッカ駆動モータ7等に対して常に静止しており、ピッカ駆動モータ7の回転によって、ハンド12等が載置されたベース11が、鉛直方向に沿って直線運動するように構成されている。
また、ベース11に取り付けられたプーリギア32が回転することによって、ベルト31が駆動され、ハンド12が、ベース11上を、水平面上の挿抜方向に沿って直線運動する。
【0046】
次に、図12乃至図18を参照して、この例のカートリッジ移送機構1の動作について説明する。
まず、制御部(不図示)は、格納部4,4,…のうち、カートリッジ2が装着されていない空の格納部4を探し出し、ピッカ駆動モータ7を制御して、ピッカ6をこの空の格納部4の手前の位置に移動させる。
すなわち、ピッカ駆動モータ7によってリードシャフト8が回転して、ピッカ6のうちハンド12等が搭載されたベース11が鉛直方向に沿って移動する。この際、ベース11は、ピッカギア29に形成された貫通孔29aに挿通された四角シャフト28に案内されて移動する。
【0047】
上記制御部は、図12に示すように、ピッカ6を空の格納部4の手前に配置させた状態で、ハンド駆動モータ16を制御して、ハンド12を後退位置から前進させる。
すなわち、ハンド駆動モータ16の回転力が、ギアトレイン27及びピッカギア29を介して四角シャフト28に伝達され、四角シャフト28は、ピッカギア29に対して鉛直方向に沿って移動可能とされた状態で回転し、ピッカギア29を介して伝達されたハンド駆動モータ16の回転力をプーリギア32に伝達する。そして、ベルト31が掛けられたプーリギア32の回転によって、ベルト31が駆動され、ベルト31の所定の箇所に固定されたハンド12が、ベース11上を、水平面上の挿抜方向に沿って案内溝19に案内されながら直進運動する。
【0048】
この例では、ハンド駆動モータ16と、ギアトレイン27と、ピッカギア29とは、ベース11の外部に配置され、ベース11と一緒には運動せず、ピッカ駆動モータ7の回転によって、ハンド12等が載置されたベース11が、鉛直方向に沿って直線運動する際にも、ピッカ駆動モータ7等に対しては静止している。ハンド駆動モータ16によって、ハンド12が前進運動し、図13に示すように、各フィンガアーム21の下側のブッシュ25(上側のブッシュ25)が、L字カム15a(15b)の屈曲部15q(15t)の隅部に当って直線部15r(15u)に入り込み、両フィンガ14,14は互いに拡開して、把持準備状態となる。
次に、例えば、所定の格納部4に格納されたカートリッジ2を引き出して、カートリッジドライブ3に装着する場合には、上記制御部は、ピッカ駆動モータ7を制御して、図14(a)に示すように、格納部4,4,…のうち、所望のカートリッジ2が格納されている格納部4の手前の位置にピッカ6を移動させる。このとき、図16(a)に示すように、各ネイル22の係止爪22aは、カートリッジ2の被係止部2aの近傍に配置される。
【0049】
次に、上記制御部が、ハンド駆動モータ16を制御してハンド12を後退させると、図16(b)及び図17(a)に示すように、各フィンガアーム21の下側のブッシュ25(上側のブッシュ25)が、L字カム15a(15b)の直線部15r(15u)を屈曲部15q(15t)へ向けて移動し、次第に、両フィンガ14,14は互いに閉じるようになるとともに、両ネイル22,22の係止爪22a,22aが、カートリッジ2の被係止部2a,2aに接近する。
上記制御部が、さらに、ハンド12を後退させると、各フィンガアーム21の下側のブッシュ25(上側のブッシュ25)が、屈曲部15q(15t)の隅部付近にさしかかると、図14(b)及び図17(b)に示すように、両フィンガ14,14は閉じてネイル22,22の係止爪22a,22aは、カートリッジ2の被係止部2a,2aを係止し、把持完了状態となる。
【0050】
この把持完了状態では、捩れコイルばね24の付勢力に逆らって、一対のフィンガ14,14が互いに拡開され、ネイル22がフィンガシャフト23の軸の周りにフィンガアーム21に対して回転しており、フィンガアーム21とネイル22との相対的な位置関係は、カートリッジ2を把持していない状態と比べて変化している(例えばフィンガアーム21の長手方向とネイル22の後端部の長手方向とがなす角度は、所定量小さくなっている)。
この際、捩れコイルばね24の元の状態に戻ろうとする復元力によって、カートリッジ2は両側から挟み付けられて保持される。
【0051】
次に、上記制御部は、ハンド駆動モータ16を制御してハンド12をさらに後退させる。これによって、各フィンガアーム21の下側のブッシュ25(上側のブッシュ25)が、L字カム15a(15b)の屈曲部15q(15t)の隅部付近から直線部15p(15s)に沿って後方へ移動し、両フィンガ14,14が閉じて捩れコイルばね24の付勢力が維持された状態で(すなわち、ネイル22,22の係止爪22a,22aによって両側から挟み付けられて、確実に保持された状態で)、カートリッジ2は、ピッカ本体内に引き込まれ、上下移動可能な保持格納状態となる(図15(a)参照)。
次に、上記制御部は、ピッカ駆動モータ7を制御して、ピッカ6を鉛直方向に沿って(この例では、鉛直下方に)移動させて、図15(a)に示すように、カートリッジドライブ3の手前の位置に配置する。
【0052】
次に、上記制御部は、上記保持格納状態から、同図(b)に示すように、ハンド駆動モータ16を制御してハンド12をカートリッジ2を保持した状態で、カートリッジドライブ3へ向けて前進させ、カートリッジ2をカートリッジドライブ3内に格納する。
これによって、各フィンガアーム21は、下側のブッシュ25(上側のブッシュ25)が、L字カム15a(15b)の屈曲部15q(15t)の隅部に当って直線部15r(15u)に入り込み、両フィンガ14,14は互いに拡開して、ネイル22,22の係止爪22a,22aは、カートリッジ2の被係止部2a,2aから外され係止を解かれて解放状態となる。
ハンド12は、次のカートリッジ2の移送操作開始まで、この状態で待機する。
【0053】
なお、上述した把持完了状態で、図18(a)に示すように、カートリッジ2の位置ずれがなく、ネイル22,22の係止爪22a,22aが、カートリッジ2の被係止部2a,2aに正確に係止した場合は、係止されることによって、カートリッジ2は保持されて、このまま、ピッカ本体内に引き込まれる。
ここで、同図(b)に示すように、カートリッジ2の位置ずれが生じている場合は、係止爪22a,22aが、被係止部2a,2aに完全に係止していなくても、捩れコイルばね24の付勢力の助けによって、カートリッジ2は保持される。すなわち、捩れコイルばね24の付勢力によって、両ネイル22,22が、カートリッジ2を挟み付けるようにして抑え付け、しかも、両ネイル22,22は連動することなく独立に付勢されるために、保持し損なうことがない。
【0054】
この例の構成によれば、ベース11上に形成された案内溝19によって、ハンド12をカートリッジ2の挿抜方向に沿って変位させるようにし、ベース11上に一体的に形成したL字カム15a,15bによって、フィンガ14,14の開閉を行わせるようにしたので、従来技術におけるように、例えば案内のためのロッド等やカム部材等を廃することができるため、部品数を削減することができるとともに、簡素な構成とすることができ、軽量化、小型化及びコストの低減を図ることができる。
ここで、案内溝19及びL字カム15a,15bは、ベース11を製造する際に樹脂成型によって一体的に形成されるので、例えば加工工程は不要であり、案内溝19及びL字カム15a,15bが形成されたベース11も簡単に製造することができる。
【0055】
また、ハンド駆動モータ16をベース11上に設けずに、ベース11の外部に配置し、ハンド12を駆動するための動力を四角シャフト28を介して伝達するように構成したので、ピッカ6のうち、ピッカ駆動モータ7によって駆動する部分を小型化及び軽量化でき、かつ、ピッカ6を駆動するピッカ駆動モータ7も小型化し、全体の消費電力を抑制することができる。
また、ピッカ6を、把持準備状態のまま、鉛直方向に沿って、所望のカートリッジドライブ3又は格納部4の配置位置へ移動させることができるので、この把持準備状態からすぐにカートリッジ2の取出動作に移行できる。したがって、動作時間の短縮化を図ることができる。
【0056】
また、カートリッジ2の位置ずれが生じている場合は、係止爪22a,22aが、被係止部2a,2aに完全に係止していなくても、捩れコイルばね24の付勢力の助けによって、カートリッジ2は保持される。すなわち、捩れコイルばね24の付勢力によって、両ネイル22,22が、カートリッジ2を挟み付けるようにして抑え付け、しかも、両ネイル22,22は連動することなく独立に付勢されるために、保持し損なうことがない。
また、捩れコイルばね24は、フィンガの外部ではなく、フィンガシャフト23に取り付けられているので、実装スペースを小さくすることができ、小型化に寄与することができる。
【0057】
◇第2実施例
図19は、この発明の第2実施例であるピッカを備えたカートリッジ移送機構のフィンガの構成を説明するための説明図、また、図20は、同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
この例が上述した第1実施例と大きく異なるところは、フィンガアームとネイルとを一体化し、カートリッジ2を把持する向きに付勢する板ばねを設けてフィンガを構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第1実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
【0058】
この例のカートリッジ挿抜機構のフィンガ14Aは、図19に示すように、カートリッジ2の溝状の被係止部2aを係止する係止爪31aが先端部に形成され、中央部にL字カム15aに摺接する摺接作動部31bが形成され、後端部31cでハンドシャフト32を介してハンド12に回動自在に取り付けられたフィンガ本体31と、一端が後端部31cに固定され、他端がハンド12に固定されて、フィンガ本体31をカートリッジ2を把持する向きに回転するように付勢する板ばね33とを有してなっている。
この例のカートリッジ挿抜機構の動作は、第1実施例で述べた動作と略同一である。なお、この例でも、カートリッジ2の位置ずれが生じている場合は、係止爪31aが、被係止部2aに完全に係止していなくても、図20に示すように、板ばね33の付勢力の助けによって、カートリッジ2は保持される。すなわち、板ばね33の付勢力によって、フィンガ本体31,31が、カートリッジ2を挟み付けるようにして抑え付け、しかも、両フィンガ本体31,31は連動することなく独立に付勢されるために、保持し損なうことがない。
【0059】
この例の構成によれば、上述した第1実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、フィンガアームとネイルとを一体化したことによって、部品数を削減することができるので、組立てに要する手間を削減し、コストを低減することができる。
【0060】
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、付勢手段として、捩れコイルばね24や板ばね33を用いる場合について述べたが、例えばコイルばねでなくとも、単純なトーションばねでも良いし、例えば、引っ張りばねによって、両フィンガが閉じる向きに引っ張るように構成しても良い。
また、雄ねじが形成されたリードシャフト8に代えて、ボールねじを用いて、鉛直方向の移動を行うようにしても良い。
【0061】
また、リードシャフト8は、四角柱状に限らず、例えば、一部切り欠いた円柱形状とし、対応した形状の貫通孔をピッカギア29に形成するようにしても良い。
また、カートリッジドライブ3と格納部4との間の移送に限らず、格納部4,4間の移送に適用しても良い。また、カートリッジドライブ3は、複数であっても対応でき、例えばカートリッジドライブ3,3間の移送に適用しても良い。
また、カートリッジ2としては、磁気テープに限らず、磁気ディスクやコンパクトディスク等の記録媒体を包装したカートリッジであっても良い。
また、ベルト31は、必ずしも無端状としなくても良い。また、上述した実施例では、L字カム15a,15bをベース11とカバー18とに設ける場合について述べたが、いずれか一方のみに設けるようにしても良い。
また、格納部4,4,…のうち、カートリッジドライブ3が装着されていない空の格納部4を探し出して、この格納部4の手前に移動させた後に、この位置で両フィンガ14,14を互いに拡開させて把持準備状態とする場合について述べたが、これに限らず、常時空の格納部4を特定の箇所に設けておいて、電源オン後に自動的にこの特定の空の格納部4の手前に移動させてから、把持準備状態とするようにしても良い。
また、所定の格納部4に格納されたカートリッジ2を引き出して、カートリッジドライブ3に装着する場合には、まず、カートリッジドライブ3の手前に移動させて、この位置で把持準備状態とするようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、保持部材に一体的に形成された爪部開閉手段によって、一対の把持用爪部の開閉を行わせるようにしたので、従来技術において用いられた複雑なカム部材等を廃することができるため、部品数を削減することができるとともに、簡素な構成とすることができ、軽量化、小型化及びコストの低減を図ることができる。
また、案内手段としての例えば案内溝を、保持部材に一体的に形成することによって、案内のためのロッド等を廃することができるため、一段と部品数を削減することができるとともに、簡素な構成とすることができ、軽量化、小型化及びコストの低減を図ることができる。
また、挿抜方向駆動手段を保持部材上に設けずに、保持部材の外部に配置することによって、カートリッジ挿抜装置のうち、移送手段によって駆動させる部分を小型化及び軽量化でき、かつ、移送手段も小型化し、全体の消費電力を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるピッカを備えたカートリッジ移送機構の構成を模式的に示す側面図である。
【図2】同カートリッジ移送機構を裏面側から見た斜視図である。
【図3】同カートリッジ移送機構を表面側から見た斜視図である。
【図4】同ピッカの構成を示す斜視図である。
【図5】同ピッカの構成を模式的に示す平面図である。
【図6】同ピッカの構成を示す平面図である。
【図7】同ピッカの構成を示す下面図である。
【図8】図7のA部を拡大して示す拡大図である。
【図9】同ピッカのカバーの構成を示す下面図である。
【図10】同ピッカのハンド及びフィンガの構成を分解して示す分解斜視図である。
【図11】同フィンガの構成を分解して示す分解斜視図である。
【図12】同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【図13】同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【図14】同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【図15】同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【図16】同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【図17】同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【図18】同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【図19】この発明の第2実施例であるピッカを備えたカートリッジ移送機構のフィンガの構成を説明するための説明図である。
【図20】同カートリッジ移送機構の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ移送機構
2 カートリッジ
3 カートリッジドライブ(カートリッジ駆動手段)
4 格納部
5 カートリッジ格納庫
6 ピッカ(カートリッジ挿抜装置)
7 ピッカ駆動モータ(移送手段)
8 リードシャフト
11 ベース(保持部材)
12 ハンド(把持手段の一部、把持具基体
13 ハンドシャフト(把持手段の一部)
14 フィンガ(把持手段の一部)
15a,15b L字カム(爪部開閉手段、摺接用溝部)
15p,15s 直線部(第1の領域)
15r,15u 直線部(第2の領域)
16 ハンド駆動モータ(挿抜方向駆動手段)
17 動力伝達機構(動力伝達手段)
18 カバー(保持部材)
19 案内溝(案内手段)
22 ネイル(把持手段の一部、把持用爪部)
24 捩れコイルばね(付勢手段、捩ればね)
25 ブッシュ(突起部)

Claims (18)

  1. 情報機器に組み込まれ、カートリッジを駆動するカートリッジ駆動手段、又はカートリッジを格納するカートリッジ格納庫から、カートリッジを挿抜するためのカートリッジ挿抜装置であって、
    先端部に設けられた一対の把持用爪部の開閉によって前記カートリッジを把持し又は解放する把持手段と、前記把持手段を前記カートリッジの挿抜方向に沿って進退させる挿抜方向駆動手段と、前記把持手段を前記カートリッジの挿抜方向に沿って案内する案内手段と、前記把持手段の前記一対の把持用爪部の開閉を行う爪部開閉手段と、少なくとも前記把持手段を保持する板状の保持部材とを備え、
    前記把持手段は、前記挿抜方向駆動手段によって、直進運動を行う把持具基体と、互いに所定の距離隔てられて、前記把持具基体に第1の回転軸で回動可能に軸支される一対のフィンガアームと、前記各フィンガアームに第2の回転軸で回動可能に軸支される把持用爪部とを有してなり、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とは、互いに軸心を平行にして、かつ、互いに所定の距離離隔して配置されてなると共に、前記爪部開閉手段は、前記保持部材と一体的に形成されたカム部からなることを特徴とするカートリッジ挿抜装置。
  2. 一組の前記フィンガアームと前記把持用爪部とから構成されるフィンガには突起部が設けられ、前記爪部開閉手段は、前記カム部として、前記突起部を摺接させて案内する摺接用溝部を有し、該摺接用溝部は、前記保持部材に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカートリッジ挿抜装置。
  3. 前記案内手段は、前記保持部材に形成された案内溝からなることを特徴とする請求項2記載のカートリッジ挿抜装置。
  4. 前記爪部開閉手段を構成する前記カム部は、前記摺接用溝部によって案内される前記突起部が、前記摺接用溝部の後端部を含む第1の領域内に位置する場合に、前記一対の把持用爪部を互いに閉塞させて、前記両把持用爪部の先端間の距離が前記カートリッジの幅よりも小さくなり、前記突起部が、前記摺接用溝部の先端部である第2の領域内に位置する場合に、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させて、両把持用爪部の先端間の距離が前記カートリッジの幅よりも大きくなるように、前記突起部を案内して前記一対の把持用爪部の開閉を行うことを特徴とする請求項2又は3記載のカートリッジ挿抜装置。
  5. 前記各把持用爪部は、前記カートリッジに当接する先端が、前記第2の回転軸の周りに所定の角度範囲で回動可能となるように構成され、
    前記爪部開閉手段を構成する前記カム部は、前記カートリッジの挿抜方向に沿って形成された前記第1の領域と、前記カートリッジの挿抜方向に直交する方向に沿って形成された前記第2の領域とを有する少なくとも一対のL字状の前記摺接用溝部からなることを特徴とする請求項記載のカートリッジ挿抜装置。
  6. 当該カートリッジ挿抜装置が、所定の前記カートリッジに臨んで位置した状態で、未把持状態の前記把持手段が後退位置から前進し、前記突起部が前記第1の領域から前記第2の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させ、
    前記把持手段が前進位置から後退し、前記突起部が前記第2の領域から前記第1の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに閉塞させて、前記カートリッジを把持し、
    前記カートリッジを把持した前記把持手段が後退位置から前進し、前記突起部が前記第1の領域から前記第2の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させて、前記カートリッジを解放することを特徴とする請求項記載のカートリッジ挿抜装置。
  7. 前記突起部は、前記第2の回転軸の軸上に設けられていることを特徴とする請求項4、5又は6記載のカートリッジ挿抜装置。
  8. 前記把持手段を構成する前記一対の把持用爪部は、少なくとも前記カートリッジを両側から挟み付けた場合には、付勢手段によって互いに閉じる向きに付勢されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載のカートリッジ挿抜装置。
  9. 前記把持手段が後退した位置で、前記一対の把持用爪部の先端間の距離は、把持対象の前記カートリッジの幅よりも小さくなるように設定され、前記カートリッジを把持した状態で、前記付勢手段の付勢力に逆らって、前記一対の把持用爪部が互いに拡開されることによって、前記付勢手段の復元力が発生するように構成されていることを特徴とする請求項記載のカートリッジ挿抜装置。
  10. 情報機器を構成し、カートリッジを駆動するカートリッジ駆動手段、又はカートリッジを格納するカートリッジ格納庫から、カートリッジを挿抜するためのカートリッジ挿抜方法であって、
    挿抜方向駆動手段が、先端部に設けられた一対の把持用爪部の開閉によって前記カートリッジを把持し又は解放する把持手段を、案内手段の案内によって、前記カートリッジの挿抜方向に沿って進退させるとともに、爪部開閉手段によって、前記把持手段の前記一対の把持用爪部の開閉を行い、
    かつ、板状の保持部材が、少なくとも前記把持手段を保持し、前記把持手段は、前記挿抜方向駆動手段によって、直進運動を行う把持具基体と、互いに所定の距離隔てられて、前記把持具基体に第1の回転軸で回動可能に軸支される一対のフィンガアームと、前記各フィンガアームに第2の回転軸で回動可能に軸支される把持用爪部とを有してなり、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とは、互いに軸心を平行にして、かつ、互いに所定の距離離隔して配置されてなると共に、前記爪部開閉手段は、前記保持部材と一体的に形成されたカム部からなることを特徴とするカートリッジ挿抜方法。
  11. 一組の前記フィンガアームと前記把持用爪部とから構成されるフィンガには突起部が設けられ、前記爪部開閉手段は、前記カム部として、前記突起部を摺接させて案内する摺接用溝部を有し、該摺接用溝部は、前記保持部材に形成されていることを特徴とする請求項10記載のカートリッジ挿抜方法。
  12. 前記案内手段は、前記保持部材に形成された案内溝からなることを特徴とする請求項11記載のカートリッジ挿抜方法。
  13. 前記爪部開閉手段を構成する前記カム部は、前記摺接用溝部によって案内される前記突起部が、前記摺接用溝部の後端部を含む第1の領域内に位置する場合に、前記一対の把持用爪部を互いに閉塞させて、前記両把持用爪部の先端間の距離が前記カートリッジの幅よりも小さくなり、前記突起部が、前記摺接用溝部の先端部である第2の領域内に位置する場合に、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させて、両把持用爪部の先端間の距離が前記カートリッジの幅よりも大きくなるように、前記突起部を案内して前記一対の把持用爪部の開閉を行うことを特徴とする請求項11又は12記載のカートリッジ挿抜方法。
  14. 前記各把持用爪部は、前記カートリッジに当接する先端が、前記第2の回転軸の周りに所定の角度範囲で回動可能とされ、
    前記爪部開閉手段を構成する前記カム部は、前記カートリッジの挿抜方向に沿って形成された前記第1の領域と、前記カートリッジの挿抜方向に直交する方向に沿って形成された前記第2の領域とを有する少なくとも一対のL字状の前記摺接用溝部からなることを特徴とする請求項13記載のカートリッジ挿抜方法。
  15. 所定の前記カートリッジに臨んで位置した状態で、未把持状態の前記把持手段が後退位置から前進し、前記突起部が前記第1の領域から前記第2の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させ、
    前記把持手段が前進位置から後退し、前記突起部が前記第2の領域から前記第1の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに閉塞させて、前記カートリッジを把持し、
    前記カートリッジを把持した前記把持手段が後退位置から前進し、前記突起部が前記第1の領域から前記第2の領域に入ると、前記爪部開閉手段は、前記各把持用爪部の先端を前記第2の回転軸の周りに回転させるように前記突起部を案内して、前記一対の把持用爪部を互いに拡開させて、前記カートリッジを解放することを特徴とする請求項14記載のカートリッジ挿抜方法。
  16. 前記突起部は、前記第2の回転軸の軸上に設けられていることを特徴とする請求項13、14又は15記載のカートリッジ挿抜方法。
  17. 前記把持手段を構成する前記一対の把持用爪部は、少なくとも前記カートリッジを両側から挟み付けた場合には、付勢手段によって互いに閉じる向きに付勢されていることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1に記載のカートリッジ挿抜方法。
  18. 前記把持手段が後退した位置で、前記一対の把持用爪部の先端間の距離は、把持対象の前記カートリッジの幅よりも小さくなるように設定され、前記カートリッジを把持した状態で、前記付勢手段の付勢力に逆らって、前記一対の把持用爪部が互いに拡開されることによって、前記付勢手段の復元力が発生するように構成されていることを特徴とする請求項17記載のカートリッジ挿抜方法。
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