JP2878867B2 - フイルムケース蓋開放装置 - Google Patents

フイルムケース蓋開放装置

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JP2878867B2 JP3139184A JP13918491A JP2878867B2 JP 2878867 B2 JP2878867 B2 JP 2878867B2 JP 3139184 A JP3139184 A JP 3139184A JP 13918491 A JP13918491 A JP 13918491A JP 2878867 B2 JP2878867 B2 JP 2878867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフイルムが収容されたフ
イルムケースの蓋を開放してフイルムケース内のパトロ
ーネを取り出し易くするフイルムケース蓋開放装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】フイルムが巻き込まれたパトローネが収
容されたフイルムケースの中でも、遮光性を有する蓋が
フツク係合等により取付けられたフイルムケースでは、
この蓋を開放してパトローネを取出すための操作が煩雑
である。特に写真撮影機構が設けられたフイルムケース
では、合成樹脂製の箱材の外側を覆う紙製の外箱が設け
られているため、手動操作でこの蓋を開放するためには
紙製の外箱及び合成樹脂製の蓋を共に開放しなくてはな
らず煩雑な操作となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、開放爪を用いてフイルムケースの蓋を容易かつ迅
速に開放することができるフイルムケース蓋開放装置を
得ることが目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1の発明
は、フイルムケース本体の蓋を開放してフイルムケース
本体内からフイルムが巻き込まれたパトローネを取出し
可能とするフイルムケース蓋開放装置であって、フイル
ムケースを支持する支持手段と、前記フイルムケース本
体と前記蓋との間へ挿入される開放爪と、往復操作によ
り往復動作し、往動作で前記開放爪を前記フイルムケー
ス本体と前記蓋との間へ挿入させ復動作で開放爪を旋回
させて蓋開放動作を行う操作手段と、を有することを特
徴としている。
【0005】本出願の請求項2の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記支持手段が、前記開放爪を前記
フイルムケース本体と前記蓋との間へ挿入可能な蓋開放
位置と、この蓋開放位置からフイルムケース本体を傾倒
させた取り付け取り出し位置と、の間を移動可能に前記
フイルムケースを支持することを特徴としている。
【0006】
【作用】本出願に係る請求項1の発明では、フイルムケ
ースを支持手段へ支持させた後に、操作手段を往復操作
することにより往復動作させると、まず、往動作で開放
爪がフイルムケース本体と蓋との間へ挿入される。そし
て、復動作で開放爪が旋回されて蓋開放動作が行なわ
れ、フイルムケース本体の蓋が開放される。このよに、
操作手段を往復操作するだけで容易にフイルムケース本
体の蓋を開放することができ、また、これによってパト
ローネが取り出し易くなる。
【0007】本出願に係る請求項2の発明では、支持手
段が蓋開放位置でフイルムケース本体を支持している状
態では、開放爪をフイルムケース本体と蓋との間へ挿入
させて、蓋を開放することができる。支持手段が取り付
け取り出し位置でフイルムケース本体を支持している状
態では、フイルムケース本体が蓋開放位置に対して傾倒
しているため、フイルムケース本体を支持手段に取り付
けあるいは取り外しするときに開放爪が邪魔にならず、
取り付け及び取り外しを行い易い。
【0008】本出願に係るフイルムケース蓋開放装置
は、フイルムが予め巻き込まれたパトローネを内部に収
容するフイルムケースから、このパトローネを取出す場
合に適用される。
【0009】
【実施例】(全体構成)図1〜図3には本発明が適用さ
れた開放装置10が示されており、箱状のフイルムケー
ス12のフイルムケース本体12Aのフイルム取出口1
2Bへ軸支されると共に先端がフツク係合されている蓋
14を開放して内部のパトローネに収容されたフイルム
をパトローネと共に取出すようになっている。フイルム
ケース12は使い切りカメラとも呼ばれるリサイクル可
能な写真撮影機構が設けられ、合成樹脂製のフイルムケ
ース本体12Aの外側に厚肉紙材で形成された外側ケー
ス12C内へ収容されている。この外側ケース12Cに
はミシン目16が予め刻設されて蓋位置を表示してお
り、蓋14は第5図に示される如くフイルムケース12
へ軸支されて蓋開放時には旋回し、フイルム取出口12
Bを開放するようになっている。
【0010】なお、蓋14とフイルム取出口12Bとの
間には、あらかじめ解放爪等が挿入可能な凹部12Dが
設けられているのが好ましい。また図3以後では便宜
上、外側ケース12Cの図示を省略してある。 (載置台への取付け)開放装置10のベースプレート1
8は面フアスナ21、22により載置台(図示省略)へ
固定できるようになっている。この面フアスナ22は予
め裏面に両面粘着テープが貼着されており、載置台へ位
置決めして固定できる。この面フアスナ22の表面には
多数のフツク状突起23が植設されており、これらのフ
ツク状突起23と係合するループ状突起等が植設された
面フアスナ21がベースプレート18の裏面へ取り付け
られている。
【0011】面フアスナ22を載置台へ位置決めして取
りつけるため位置決めテンプレート24が用いられる。
この位置決めテンプレート24は開放装置10を取付け
たい所望位置に予め載置又は粘着テープ等によって仮止
めし、その開口部25を通してこの面フアスナ22を載
置台へ取りつけた後にこの位置決めテンプレート24を
除去する。これによって面フアスナ22は位置決めテン
プレート24によって予め位置決めされた相対位置で載
置台へ固着されるので、その後にベースプレート18を
載置台へ載置すればベースプレート18の裏面に取り付
けられた面フアスナが確実に載置台上の面フアスナ22
と係合して開放装置10を所望位置へ位置決めしながら
取り付けることができる。この位置決めテンプレート2
4はプラスチツクフイルムや紙等が適用できる。 (フイルムケース支持台28)ベースプレート18の略
中央部にはフイルムケース支持台28が配置されてい
る。このフイルムケース支持台28は水平軸29及び軸
受30を介してベースプレート18へ軸支されており、
前壁28A、側壁28Bが一体的に底壁28Cから立設
され上部が開放された箱状となっている。また後壁プレ
ート31が底壁28Cへ固着されてフイルムケース12
を確実に収容できるようになっている。また前壁28A
には図3に示される如く略L型の調節プレート32が挿
入されこの調節プレート32に固着された板ばね34に
よって前壁28Aへ固定されている。この調節プレート
32はフイルムケース支持台28へ収容されるフイルム
ケース12の幅寸法Wが異なる場合にも適用できるよう
になっており、幅寸法の大きなフイルムケース12を収
容する場合にはこの調節プレート32を取外してフイル
ムケース支持台28の収容幅寸法を拡大できるようにな
っている。
【0012】また側壁28Bにはフイルムケース支持台
28の収容部の長さ寸法を実質的に変更するための回動
アーム36(図2)が設けられている。この回動アーム
36はねじりコイルばね37の付勢力によってフイルム
ケース支持台28の内部へ突出されており、長さ寸法L
の小さなフイルムケース12をフイルムケース支持台2
8内へ収容する場合にはこの回動アーム36がフイルム
ケース12の長手方向端部へ当接してフイルムケース1
2がフイルムケース支持台28内で長さ方向に不用意に
移動しないように構成してある。しかし長さ寸法の長い
フイルムケース12が挿入される場合にはこの回動アー
ム36がねじりコイルばね37の付勢力に抗して回転
し、フイルムケース支持台28内から退避するので、フ
イルムケース12の長手方向両端部は側壁28Bへ共に
当接して緊密に収容されるようになっている。
【0013】水平軸29はフイルムケース支持台28を
矢印A方向及びこれと反対方向に旋回可能としている。
フイルムケース支持台28はその自重によって水平軸2
9回りに図3の反時計方向(矢印A方向と反対方向)へ
旋回して想像線状態(図7の実線状態)へと至るように
なっている。この想像線状態ではフイルムケース支持台
28の下端部がベースプレート18に取り付けられたク
ツシヨンプレート18Aへ当接するようになっている。
この図7の図示状態がフイルムケースの「取り付け取り
出し位置」である。またこのフイルムケース支持台28
は水平軸29回りに図3の時計方向(矢印A方向)に旋
回すると実線状態で示される略垂直位置へと至り、側壁
28Bの一部に水平方向に突出された係止ピン38がフ
ツク41の切欠41Aへと収容されて位置決めされるよ
うになっている。この状態は「蓋開放位置」であり、フ
イルムケース支持台28内へ収容されたフイルムケース
12の上端面に押さえアーム43が当接するようになっ
ている。この押さえアーム43は図3に示される如くベ
ースプレート18へ固着された支持ブロック44へビス
45により固着され、この固着部分から略L字型の延長
部が突出され、この突出部が蓋開放位置にあるフイルム
ケース12の頂面へ当接するようになっている。
【0014】フツク41は支持ピン46によってベース
プレート18へ軸支されており、圧縮コイルばね47が
ベースプレート18との間に介在されることにより係止
ピン38をフツク41A内へ深く収容する方向(図3の
反時計方向)に付勢されている。従ってフツク41が図
3の時計方向に旋回されると、図7に示される如く係止
ピン38が開放されるのでフイルムケース支持台28は
自重で図7に実線状態で示すフイルムケースの「取り付
け取り出し位置」へと旋回して作業者が容易にフイルム
ケース支持台28内のフイルムケース12を取り出した
りフイルムケース支持台28内へフイルムケース12を
収容できるようになっている。 (旋回アーム56・開放爪61)図3に示される如くベ
ースプレート18の後ろ側(右側)から立設される支持
ブロツク52には軸受53が取り付けられ支持ピン54
を軸支している。この支持ピン54へは一対の旋回アー
ム56が軸支されている。
【0015】この旋回アーム56には先端に支持ピン5
8を介して旋回ブロツク59が軸支されている。またこ
の旋回ブロツク59には先鋭端部を2個有する開放爪6
1がビス62によって固着されている。旋回アーム56
は図3に示される如く蓋開放位置にあるフイルムケース
12の上方に離れた「退避位置」から旋回ブロツク59
の旋回によって図4に示される如く「挿入位置」まで降
下できるようになっている。この「挿入位置」では開放
爪61の先鋭端部がミシン目16を貫通し、蓋14とフ
イルムケース12のフイルムケース本体12Aとの間に
挿入できるようになっている。またこの開放爪61を保
持した旋回ブロツク59は図3に示される如く支持ピン
54と支持ピン58とを結ぶ直線の片側に支持ピン64
が軸支され、この支持ピン64と支持ピン54の間には
ガイド軸65、66が掛け渡されている。
【0016】これらのガイド軸65、66は一端がそれ
ぞれ支持ピン64、54へ軸支され、先端部はガイド軸
65の先端部がガイド軸66内へ挿入されて軸方向にス
ライド可能になっている。またこれらのガイド軸65、
66の間には圧縮コイルばね67が取り付けられてお
り、ガイド軸65、66を、すなわち支持ピン54、6
4を互いに離反する方向に不勢している。このため圧縮
ばね67は旋回ブツロク59を図3、4に示される如く
開放爪61が「退避位置」及び「挿入位置」において略
垂直とっなった状態から、図5に示される如く開放爪6
1が略水平の「旋回位置」となる状態まで支持ピン58
回りに旋回可能としており、支持ピン64が支持ピン5
8と支持ピン54とを結ぶ直線上に配置された状態より
も図3の上方に支持ピン64が配置されると圧縮ばね6
7が旋回ブロツク59を図3の反時計方向に回転させて
図3の状態へと移動させ、逆に支持ピン64が支持ピン
54と支持ピン58とを結ぶ直線の下側に配置されると
図5に示される如く旋回ブロツク59を時計方向に図5
の旋回状態まで回転させるスナツプアクシヨン機構を構
成している。 (操作レバー72)フイルムケース支持台28を軸支し
ている水平軸29は軸受30を貫通した両端部付近に操
作レバー72の一対の側板73を軸支している。この操
作レバー72は把手74が突出されて作業者による操作
力を受けるようになっており、図4の矢印B方向及びこ
れと反対方向の矢印C方向へ旋回されるようになってい
る。これらの操作レバー72にはカム溝76が刻設され
ており、旋回ブロツク59から突出する支持ピン58の
先端部へ取り付けられたローラ77を各々収容してい
る。
【0017】この操作レバー72は図3に示される状態
が「初期位置」であり、この状態から図7に示される如
く矢印B方向と反対方向の矢印C方向へと旋回されると
ローラ77はカム溝76内の第1ゾーン76A内を移動
するようになっている。この第1ゾーン76Aは長手軸
線が水平軸29を軸心とした円弧上に形成されている。
このため図3の状態から操作レバー72が矢印C方向へ
操作された図7の状態となるまで旋回アーム56は支持
ピン54を中心として旋回することなく同一位置を維持
するようになっている。またこの図7に示される状態は
操作レバー72による「支持台開放位置」であり、フイ
ルムケース支持台28を「蓋開放位置」から「取り付け
取り出し位置」へと旋回できるようにしている。すなわ
ち操作レバー72から突出される開放ピン78は操作レ
バー72の「支持台開放位置」への旋回でフツク41か
ら突出された延長部41Bを押圧してフツク41を支持
ピン46を中心として図3の時計方向に旋回させ切欠4
1Aを係止ピン38から離脱させ、フイルムケース支持
台28を図3の蓋開放位置から図7の「取り付け取り出
し位置」まで回転可能とする。
【0018】カム溝76の第1ゾーン76Aに続く第2
ゾーン76Bは操作レバー72が図3の「初期位置」か
ら矢印B方向に旋回された場合にローラ77が案内され
るようになっており、この第2ゾーン76Bの長手軸線
は第1ゾーン76Aから離れるに従って次第に水平軸2
9へ接近する状態で形成されている。さらに第2ゾーン
76Bの端部からは第3ゾーン76Cが連続されて先端
はカム溝76の終端となっている。
【0019】この第3ゾーン76Cも第2ゾーン76B
から離れるに従って水平軸29へ接近する状態で長手軸
線が屈曲されているが、第2ゾーン76Bの長手軸線に
比べると曲率半径が大きく、緩やかな屈曲とされてい
る。このため操作レバー72を側板73がベースプレー
ト18へ当接するまで図4の如く矢印B方向に旋回させ
ると旋回ブロツク59が旋回アーム56と共に降下さ
れ、開放爪61が図4に示される如くフイルムケース本
体と蓋14との間へ挿入されるようになっている。図4
に示される如く操作レバー72が矢印B方向へ最大量回
転された状態は操作レバー72の「押し込み位置」とさ
れている。
【0020】操作レバー72の側板73には操作レバー
72付近に軸82を介して反転用アーム84が軸支され
ている。この反転用アーム84はピン82の外周へ装着
されるねじりコイルばね85(図2)の付勢力で図3の
時計方向に回転されている。しかしこの反転用アーム8
4から突出する小ピン84Aは操作レバー72の側板7
3に形成される円孔73A内へ挿入されて反転用アーム
84の大きな旋回を阻止している。
【0021】この反転用アーム84は図3に示される操
作レバー72の初期位置から図4に示される押し込み位
置まで回転される途中で先端部が旋回ブロツク59の上
端へ軸支されたローラ87を乗り越えるようになってい
る。この場合反転用アーム84はねじりコイルばね85
の付勢力に抗して図4の反時計方向に一時的に旋回さ
れ、図4の実線で示される如くローラ87を通過した状
態で再びねじりコイルばね85の付勢力によって復帰し
反転用アーム84の先端部が操作レバー72の矢印C方
向の旋回時にローラ87と干渉するようになっている。
したがって操作レバー72が押し込み位置から図5に示
される初期位置まで矢印方向Cまで旋回されると、この
反転用アーム84がローラ87を介して旋回ブロツク5
9を支持ピン58回りに時計方向に旋回させ、「挿入位
置」から「旋回位置」まで移動させて圧縮ばね67によ
る付勢回転力を反転させて旋回ブロツク59を時計方向
へと回転させる。これによって開放爪61が旋回ブロツ
ク59と共に旋回されて蓋14が図5に示される如くフ
イルムケース本体12Aとの係合が解除されると共に旋
回して開放される。
【0022】操作レバー72には側板73の内側に復帰
ローラ92が軸支されている。この復帰ローラ92は操
作レバー72が押し込み位置から初期位置へ復帰する場
合に初期位置の直前で旋回ブロツク59と当接するよう
になっている。この当接位置は旋回ブロツク59におけ
る支持ピン58を介したローラ87の反対側表面であ
る。このため操作レバー72は「初期位置」への復帰状
態で図6に示される如く再び支持ピン58を中心に反時
計方向に旋回されて圧縮ばね67による付勢回転方向が
反転されて「退避位置」となる。 (実施例の作用)フイルムケース支持台28は図7に示
される「取り付け取り出し位置」においてフイルムケー
ス12が挿入される。挿入後にフイルムケース支持台2
8を矢印A方向に旋回させると係止ピン38が切欠41
Aに係合するので図3に示される如くフイルムケース1
2の頂面に押さえアーム43が対応して「蓋開放位置」
となる。
【0023】この状態では操作レバー72は「初期位
置」にあるので、作業者は把手74へ操作力を加えて操
作レバー72を図4に示されるように矢印B方向へ旋回
させる。これによってローラ77は第2ゾーン76B内
を第3ゾーン76Cへ向けて案内されるので旋回ブロツ
ク59及び旋回アーム56は支持ピン54を中心に反時
計方向に旋回する。さらにローラ77が第3ゾーン76
Cへ至ると開放爪61は「挿入位置」へと至り、外側ケ
ース12Cのミシン目16を破り、フイルムケース本体
12Aと蓋14との間へ挿入されて図4の状態となる。
【0024】この図4の状態へ至る途中で反転用アーム
84は一時的にローラ87と干渉するので反転用アーム
84がねじりコイルばね85の付勢力に抗して図4の反
時計方向に旋回されてローラ87を通り過ぎた状態で復
帰する。また操作レバー72はベースプレート18へ当
接した状態で図4の矢印B方向の旋回が阻止される。
【0025】ここで作業者は再び把手74を操作して操
作レバー72を矢印C方向へと戻す。このためローラ7
7は第3ゾーン76C内を第2ゾーン76Bへ向けて案
内される。この途中で反転用アーム84がローラ87に
当接して旋回ブロツク59を時計方向へ旋回させるので
旋回ブロツク59は「挿入位置」から「旋回位置」まで
旋回し、この旋回動作で蓋14が図5に示される如く開
放される。この状態では外側ケース12Cのミシン目1
6のうち開放爪61で破断されなかった部分も破られ
て、外側ケースのミシン目16で囲まれた部分が蓋14
と共に解放される。さらに操作レバー72が「初期位
置」へと至るとローラ77は第2ゾーン76Bに案内さ
れて移動するので開放爪61は旋回した後に上昇されて
蓋14が大きく開放される。
【0026】この操作レバー72の「初期位置」への復
帰直前に復帰ローラ92が旋回ブロツク59と当接して
旋回ブロツク59を図5の反時計方向に旋回させるので
旋回ブロツク59は再び圧縮ばね67による付勢回転方
向が反転されて開放爪61が「退避位置」へと復帰す
る。操作レバー72を「初期位置」から「支持台開放位
置」まで図7の如く回転させるとフツク41が係止ピン
38の保持を解除するのでフイルムケース支持台28は
自重で「取り付け取り出し位置」へ至り、作業者はフイ
ルムケース支持台28内からすでに蓋14が開放された
状態のフイルムケース12を取り出してフイルムケース
12内からパトローネを取出し、さらにこのパトローネ
からフイルムを取り出して現像等の処理をすることがで
きる。
【0027】なお図7の「支持台解放位置」である実線
状態にある操作レバー72は作業者が把手74へ加えた
操作力を解除するとフツク41と共に圧縮コイルばね4
7の付勢力で「初期位置」へと復帰される。このため次
のフイルムケースをフイルムケース支持台28内へ収容
して前記と同様の作業を行うことができる。
【0028】なお上記実施例において操作レバー72を
旋回させる動作は作業者が手動で行う場合のほか、モー
タ等の駆動力を用いて行うようにしてもよい。また開放
爪61はフイルムケース本体と蓋との間へ挿入した後に
旋回させて蓋を開放しているが、旋回させることなく挿
入方向と異る方向へ移動させることによって蓋を解放さ
せてもよい。また開放爪挿入後に解放爪を旋回させるか
わりにフイルムケース本体を旋回させて蓋を解放させて
もよい。
【0029】さらに本発明は蓋がフイルムケース本体へ
旋回可能に支持された構成に限らず、スライド等の他の
移動状態によって取りつけられた構成にも適用できる。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので、操作手
段を往復操作するだけでフイルムケースの蓋を容易に開
放してパトローネを迅速に取出すことができる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる蓋開放装置を示す斜視
図。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本実施例の初期状態における縦断面図である。
【図4】操作レバーを押し込み位置に旋回した状態の縦
断面図である。
【図5】操作レバーを初期位置へ戻した状態を示す縦断
面図である。
【図6】初期位置において旋回ブロツク59を反転させ
る動作を説明する縦断面図である。
【図7】操作レバーを支持台開放位置へ旋回させた状態
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 開放装置 12 フイルムケース 12A フイルムケース本体 14 蓋 28 フイルムケース支持台(支持手段) 56 旋回アーム 59 旋回ブロツク(挿入手段) 61 開放爪 72 操作レバー(操作手段) 77 ローラ 84 反転用アーム(開放駆動手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムケース本体の蓋を開放してフイ
    ルムケース本体内からフイルムが巻き込まれたパトロー
    ネを取出し可能とするフイルムケース蓋開放装置であっ
    て、 フイルムケースを支持する支持手段と、前記フイルムケース本体と前記蓋との間へ挿入される開
    放爪と、 往復操作により往復動作し、往動作で前記開放爪を前記
    フイルムケース本体と前記蓋との間へ挿入させ復動作で
    開放爪を旋回させて蓋開放動作を行う操作手段と、 を有することを特徴としたフイルムケース蓋開放装置。
  2. 【請求項2】 前記支持手段が、 前記開放爪を前記フイルムケース本体と前記蓋との間へ
    挿入可能な蓋開放位置と、この蓋開放位置からフイルム
    ケース本体を傾倒させた取り付け取り出し位置と、の間
    を移動可能に前記フイルムケースを支持することを特徴
    とする請求項1に記載のフイルムケース蓋開放装置。
JP3139184A 1991-06-11 1991-06-11 フイルムケース蓋開放装置 Expired - Fee Related JP2878867B2 (ja)

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