JP3870843B2 - 楽音発生システムおよび音源モジュール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末などの通信端末と音源モジュールを用いて楽音を発生させるシステムに係る。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話などの通信端末の高性能化・高機能化に伴い、通信端末について、本来の電話機能以外にも様々な使用方法が提案されている。たとえば、通信端末を用いて楽音の発生を行う方法が提案されている。
ここで楽音発生を行う方法として、通信端末に音源回路を内蔵させ、ユーザのキー操作に基づく楽音を発生させる方法がある。また、演奏用操作子を有する端末を携帯端末を介してネットワークに接続し、同じくネットワークに接続される電子楽器を遠隔制御して楽音発生させる方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれの方法によっても、手軽に音楽性の高い楽音の発生・演奏を行うことはできなかった。すなわち、通信端末の本体で楽音を発生させる方法では、通信端末に内蔵する音源回路は簡易なものに限られるため、発生する楽音が貧弱になる問題があった。また、ネットワークを介して電子楽器の遠隔制御を行う方法は、演奏用操作子を有する端末が別途必要となり、手軽に楽器演奏を楽しむわけにはいかなかった。さらにネットワーク通信に所定時間を要するため、操作をしてから楽音発生までに時間がかかり、リアルタイム演奏の実現が難しい問題もあった。
本発明は以上の点を考慮して行われたものであり、携帯電話などの汎用性ある通信端末を用い、音楽性の高い楽音発生とともにリアルタイム演奏を手軽に行うことができる楽音発生システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明に係る楽音発生システムは、操作子を有し、通信網を介して通信を行う通信端末と、音源モジュールと、を備えた楽音発生システムであって、前記通信端末は、この通信端末を前記通信網を介した通信を行うための通信端末として動作させる通常モードと、前記音源モジュールを制御する制御端末として動作させる音楽モードのいずれかの動作モードを設定するモード設定手段と、ユーザの指示により前記モード設定手段において音楽モードが選択されている場合に、ユーザによって前記操作子が操作されたときに、当該操作内容および当該操作が行われたタイミングを示すタイミング情報を含む演奏信号を前記音源モジュールに送信する送信部とを有し、前記音源モジュールは、前記通信端末から送信される前記演奏信号を受信した場合に、受信した前記演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発生に関する処理を、当該演奏信号に含まれる前記タイミング情報に基づいたタイミングで実行する処理部を有し、前記通信端末の前記送信部は、予め決められた規則性を有する整理番号情報を前記演奏信号ごとに付したものを前記音源モジュールに送信し、前記音源モジュールの前記処理部は、受信した前記演奏信号に付された前記整理番号情報が前記規則性を満たさない場合には、その時点において発生している楽音の発音を停止することを特徴とする。
【0005】
かかる構成によれば、ユーザの指示により前記モード設定手段において音楽モードが選択されている場合に、ユーザによって通信端末の操作子が操作されたときに、当該操作内容および当該操作が行われたタイミングを示すタイミング情報を含む演奏信号が音源モジュールに送信される。一方、前記音源モジュールは、通信端末から送信された演奏信号を受信すると、演奏信号の内容に基づき楽音発生に関する処理を、タイミング情報に基づいたタイミングで実行する。すなわち、ユーザが行った通信端末の操作子の操作内容に基づく楽音発生に関する処理が、ユーザの操作タイミングに応じて行われる。
そして、音源モジュールにおいて受信した演奏信号に付された整理番号情報が所定の規則性を満たさない場合には、その時点において音源モジュールから発生している楽音の発音は停止される。すなわち、何らかの原因により、通信端末から音源モジュールに演奏信号が正常に送信されなった場合においても、音源モジュールから楽音発生がされたままの状態となる事態は回避される。
【0007】
また、前記通信端末の前記送信部は、前記音源モジュールに対する前記演奏信号の送信に失敗した場合、予め決められた再試行期間の間、当該演奏信号の再送信を行うとともに、前記再試行期間を過ぎても送信が失敗した場合は、当該演奏信号を破棄することを特徴としてもよい。
また、前記音源モジュールの前記処理部は、前記演奏信号に含まれる前記タイミング情報のタイミングよりも所定時間経過したタイミングで、当該演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発生に関する処理を行うことを特徴としてもよい。
【0008】
また、前記所定時間は、前記再試行期間よりも長いことを特徴とするのが好ましい実施形態である。
さらに上述した楽音発生システムにおいて、前記通信端末と前記音源モジュールとの間の通信は、近距離無線通信によって行われることを特徴としてもよい。
また、前記通信端末と前記音源モジュールとの間の通信は、Bluetooth通信によって行われ、前記通信端末の送信部は、Bluetooth通信用のクロック信号に基いて前記タイミング情報を生成することを特徴としてもよい。
【0011】
本発明に係る音源モジュールは、外部装置である通信端末の操作子をユーザが操作したときに、当該通信端末から出力される演奏信号であって、ユーザの操作内容および当該操作が行われたタイミングを示すタイミング情報を含み、その演奏信号ごとに予め決められた規則性を有する整理番号情報が付された演奏信号を受信する受信部と、受信した前記演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発音に関する処理を、当該演奏信号に含まれる前記タイミング情報に基づいたタイミングで実行する処理部と、を有し、前記処理部は、受信した前記演奏信号に付された前記整理番号情報が前記規則性を満たさない場合には、その時点において発生している楽音の発音を停止することを特徴とする。
かかる音源モジュールの構成によれば、通信端末から送信されるユーザの操作内容および当該操作が行われたタイミング情報を含み、予め決められた規則性を有する整理番号情報が付与された演奏信号を受信することができる。そして、受信した演奏信号の内容に基づき楽音発生に関する処理を、タイミング情報に基づいたタイミングで実行する。すなわち、ユーザが行った通信端末の操作子の操作内容に基づく楽音発生に関する処理を、ユーザの操作タイミングに応じて行うことができる。なお、受信した前記演奏信号に付された前記整理番号情報が前記規則性を満たさない場合には、その時点において発生している楽音の発音を停止する処理が前記処理部によって行われる。
【0012】
なお、上述した音源モジュールの構成において、前記処理部は、前記演奏信号に含まれる前記タイミング情報のタイミングよりも所定時間経過したタイミングで、当該演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発生に関する処理を行うようにしてもよい
【0013】
【発明の実施の形態 】
次に本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0014】
A.構成
図1は、本実施形態に係る楽音発生システム(以下、単にシステムという)100のシステム構成図である。図1に示すように、本システム100は、携帯電話などの通信端末である携帯端末1と、音源モジュール2によって構成されている。
携帯端末1と音源モジュール2は、近距離(数メートル程度)離れた場所に位置し、所定の近距離無線通信(たとえばBluetooth:登録商標)によるデータ通信をすることができるようになっている。
【0015】
図2は、携帯端末1の構成図である。図2に示すように、携帯端末1は、制御部11、ユーザインターフェース部13、近距離無線通信部15、無線通信部16を有しており、これら各部はバスライン1Bを介して接続されている。
【0016】
制御部11は、CPU111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)114を備え、携帯端末1の各部の動作を制御する。EEPROM114には、本システム100に係る各種制御プログラムが格納されている。
またCPU111は、現在時刻を計時する計時機能、カウンタ機能、タイマ機能を有しており適宜利用される。
【0017】
無線通信部16は、制御部11の制御下、移動体通信網の基地局との間で無線通信を行い、移動体通信網を介して他の携帯端末1との間でデータ通信(通話)を実行する。かかる通話機能は、携帯端末1本来の機能であり、本システム100とは直接関係しないため説明を省略する。
近距離無線通信部15は、制御部11の制御下、音源モジュール2との間で近距離無線通信を行う。
【0018】
ユーザインターフェース部13は、各情報を表示する表示部131、ユーザが入力操作を行うための操作部132を備えている。操作部132には、カーソルキーや文字キーといった複数の操作子133が配置されている。
【0019】
ここで、本実施形態に係る携帯端末1は、2つのモードのうちのいずれかのモードで動作する。具体的には、一般的な携帯電話と同様の動作をする「通常モード」、本システム100に係る音源モジュール2の制御をする「音楽モード」の2つのモードのうちから、ユーザの操作に基づくモードで動作する。
ユーザがモードに係る操作を特に行わない場合、携帯端末1はデフォルトモードである「通常モード」をとり、移動体通信網を介して他の携帯端末1との通信等を行う。通常モードにおいて、操作子133の各々は、一般的な携帯電話と同様、電話番号の入力やアドレス帳情報などを入力する手段となる。
ユーザが音楽モードに切換えるための所定操作を行うと、携帯端末1は、「音楽モード」になり、本システム100の利用、すなわち、音源モジュール2の制御が可能になる。音楽モードにおいて、操作子133の各々は、音源モジュール2から発生させる楽音を指定するための手段となる。
以上述べた、各モードにおいての操作子133が担う役割の内容は、EEPROM114に予め記録されている。
【0020】
次に音源モジュール2の構成を説明する。
図3は、音源モジュール2の構成図である。このように、音源モジュール2は、制御部21、ユーザインターフェース部23、近距離無線通信部25、音源回路部27、HDD(Hard Disk Drive)28を有し、これらはバスライン2Bを介して接続されている。音源回路部27にはスピーカ27sが接続されている。
【0021】
制御部21は、CPU211、ROM212、RAM213を有し、音源モジュール2の各部を制御する。HDD28には、本システム100に係る各種制御プログラムなどが格納されている。CPU211は、現在時刻を計時する計時機能を有している。
近距離無線通信部25は、制御部21の制御下、携帯端末1との間で近距離無線通信を実行する。
音源回路部27は、制御部21から供給されるMIDIデータの内容に従った楽音信号を生成し、かかる楽音信号はスピーカ27sから放音される。
【0022】
なお、上述した携帯端末1および音源モジュール2が、JAVA(登録商標)のサポート環境下にあれば、本システム100に係る制御プログラムはJAVAアプリケーションによって構築できる。この場合、携帯端末1の機種などを問わず、本システム100に係る制御プログラムをインストールすることができる点において、システム利用の簡便化を図ることができる。
【0023】
B.動作
次に、本システム100における動作内容について説明する。以下、携帯端末1、音源モジュール2の各々の動作について説明する。
【0024】
B1.携帯端末1の動作
上述したように、本システム100に係る携帯端末1は、通常の携帯電話と同様の使用をするときに選択される通常モードと、本システム100を利用する際に選択される音楽モードの2つの動作モードを有している。このうち、通常モードにおける動作は、通常の携帯電話と同様の内容であるため、その動作説明は省略する。以下、音楽モードにおいて本システム100を利用する際の携帯端末1の動作の内容を説明する。
【0025】
ユーザが携帯端末1を所定操作すると、制御部11は、EEPROM114に格納されている、音源モジュール2を制御するためのアプリケーションプログラムを起動し、かかるプログラムに従い携帯端末1の各部を制御する。このプログラムに従って動作することで、携帯端末1の動作モードは通常モードから音楽モードに移行する。
【0026】
音楽モードに移行すると、制御部11は、はじめに、音源モジュール2との間で近距離無線通信を行うための準備をする。
通信方式としてBluetoothを採用する場合、制御部11は、音源モジュール2に対して通信要求信号を送信し、ピコネットと呼ばれるネットワークが形成されるようにする。ピコネットが形成されると、携帯端末1と音源モジュール2との間で、所定間隔(たとえば625μsec)を基準単位とするパケットデータの送受信が可能な状態となる。なお、本実施形態ではいずれの装置がマスターであってもよいが、音源モジュール2をマスター、携帯端末1をスレーブとする。
制御部11は、音源モジュール2との間でデータ通信が可能になった旨を表示部131に表示させ、ユーザに対して本システム100の利用が可能となった旨を通知する。
【0027】
携帯端末1が音楽モードにあるときは、その後、ユーザが操作子133を押下操作すると、制御部11は、押下操作した操作子133に応じたMIDIデータを作成する。本実施形態においては、図4に示すように、押下操作される操作子133と作成されるMIDIデータとの内容を対応付けたテーブルがEEPROM114に予め格納されている。
図5は、操作部132の外観図を示したものである。図5では、携帯端末1を通常モードで使用する場合における操作子133の役割と、音楽モードで使用する場合における操作子133の役割(発生させる楽音の内容)が、それぞれ操作子133の近傍に記載された例を示している。
【0028】
ここで、より具体的な制御部11の制御内容を説明する。
ユーザが操作子133の1つである文字キー「1」を押下操作すると、制御部11は、EEPROM114に格納されるテーブルの内容(図4参照)に従い、文字キー「1」に対応する楽音「C」の発音開始信号(ノートオン信号)を生成する。その後、ユーザが当該キー「1」の押下操作を終了すると、制御部11は、当該楽音「C」の発音終了信号(ノートオフ信号)を生成する。
このように文字キー「1」を押下してから押下を終了する一連の操作が行われると、かかる操作内容に応じて楽音「C」のノートオン信号、ノートオフ信号が生成されることになる。
他の操作子133についても同様であり、ユーザの押下操作内容に応じたMIDIデータが生成されることになる。
【0029】
次いで制御部11は、生成したMIDIデータに所定のヘッダデータを付加し、演奏内容データを生成する。
図6は、制御部11によって生成される演奏内容データの内容を模式的に示したものである。このようにヘッダデータの内容は、メッセージ番号とタイムスタンプ情報とから構成される付加情報である。
メッセージ番号は、制御部11が生成したMIDIデータの通し番号としての意味合いを持つ情報である。すなわち、制御部11は、ユーザの操作に基づきMIDIデータを生成するたびに、「1」、「2」、「3」……、と順番に番号を付加していくことになる。かかるメッセージ番号(通し番号)は、CPU111のカウンタ機能を利用して管理される。
【0030】
タイムスタンプ情報は、ユーザの操作内容に基づくMIDIデータを生成した時刻を示す情報であり、ユーザが操作したタイミングを示す時刻情報が付加される。この時刻情報は、CPU111の計時機能により得られる情報である。制御部11は、このようにして演奏内容データを生成後、生成した演奏内容データを近距離無線通信部15に出力する。
【0031】
近距離無線通信部15は、制御部11から供給される演奏内容データを所定の無線信号に変換した後、音源モジュール2に送信する。Bluetooth通信をする場合は、所定のパケットデータに変換後、決められたタイムスロットのタイミング(たとえば626μsecごとのタイミング)に合わせて送信することになる。ここで、一般に無線通信を行う場合、送信が1回でうまくいくとは限らないため、失敗した場合は何回か再送信するような制御を行っている。ただし、本システム100においては、無制限に再送信をすることとしたのでは、その後の演奏内容データの送信までできなくなる問題が生じるので、一定期間T1(たとえば5msec)に限って、再送信を行うタイムアウト処理を行っている。
【0032】
図7は、制御部11が行うタイムアウト処理の内容を示すフローである。
制御部11は、演奏内容データを作成すると(ステップSb2)、CPU111のタイマ機能をスタートさせる(ステップSb3)。そして、作成した演奏内容データを近距離無線通信部15に出力し、音源モジュール2に対して送信するよう指示する(ステップSb4)。送信がうまくいかなかったときは(ステップSb5:NO)、制御部11は、タイマ値が所定値(T1に対応する値)以下であることを条件として(ステップSb6:NO)、再送信をするようにする(ステップSb4)。
すなわち、一定期間T1(たとえば5msec)においては再送信を試みることにより、データ通信の確実化を図る一方、一定期間T1(5msec)後においては再送信を行わないこととし、その後の演奏内容データ通信まで送信できなくなるような悪影響を生じないよう図っている。タイムアウト処理により、結局、音源モジュール2に送信できなかった演奏内容データについては、制御部11は破棄する(ステップSb7)。
以上が携帯端末1における動作の内容である。
【0033】
B2.音源モジュール2の動作
次に音源モジュール2についての動作の内容を説明する。図8は、携帯端末1から送信された演奏内容データを受信した場合の、音源モジュール2の制御部21の動作内容を示すフローである。
【0034】
制御部21は、演奏内容データを受信すると(ステップSc1)、当該演奏内容データのヘッダデータに含まれるメッセージ番号の値を判別し(ステップSc2)、メッセージ番号が連続したものとなっているか否かを判断する(ステップSc3)。
上述したように、携帯端末1の制御部11は、作成したMIDIデータに対し、作成した順番に通し番号としてのメッセージ番号を付加している。このため、通常は、メッセージ番号の順番に沿って演奏内容データが携帯端末1から音源モジュール2に送信されることになる。
しかしながら、何らかの事情で、上述したタイムアウト処理が行われた場合、あるメッセージ番号のデータが音源モジュール2に受信されず、メッセージ番号が不連続になる事態が生じる。この場合は、音源モジュール2において、本来受信すべきMIDIデータが受信できない状況となり、たとえば、ある楽音のノートオン信号だけを受信し、当該楽音のノートオフ信号を受信できず、結果として、当該楽音が発生状態のままになる異常な状況になることも想定される。
本システム100ではこのような状況にならないよう、制御部21は、メッセージ番号が不連続になった場合は、いったんすべての楽音を停止する処理(オールノートオフ処理)を行うこととしている(ステップSc9)。
【0035】
制御部21は、受信した演奏内容データに係るメッセージ番号が連続していれば(ステップSc3:YES)、当該演奏内容データに係るMIDIデータに対応する発音処理を実行する(ステップSc4)。
【0036】
図9は、音源モジュール2における制御部21によって行われる発音処理の内容を示すフローである。
始めに制御部21は、受信した演奏内容データに含まれるタイムスタンプ情報の内容を判別する(ステップSy2)。そして制御部21は、タイムスタンプ情報に係る時刻と、現在時刻の内容を比較し、タイムスタンプ情報に係る時刻から所定時間(たとえば10msec)だけ遅れた時刻に、当該演奏内容データに含まれるMIDIデータを音源回路部27に出力する(ステップSy3)。ここで所定時間の値は予め決められる値であり、ユーザの聴感上においてタイミング遅れを感じない範囲内で決定される。なお、現在時刻の情報は、CPU211から得ることができる。
なお、本システム100においては、携帯端末1における時刻情報と、音源モジュール2における時刻情報は同じ内容であることを想定する。
【0037】
その後、音源回路部27は、制御部21から供給されたMIDIデータに基づき、供給されたタイミングで楽音信号を生成する。生成した楽音信号は、順次スピーカ27sから放音される。
【0038】
以上のように、制御部21は、演奏内容データを受信すると、データ受信時刻に関係なく、当該データに含まれるタイムスタンプ情報の時刻(ユーザの操作時刻)から一定所定時間T2(10msec)だけ遅れたタイミングで、当該データに含まれるMIDIデータを音源回路部27に出力する。そして、音源回路部27によってMIDIデータに基づく楽音が生成され、順次スピーカ27sから放音される。
このため、何らかの原因(Bluetooth通信の同期)で携帯端末1から音源モジュール2に対するデータ送信が遅滞したような場合であっても、制御部21は、データ受信時刻に関係なく、タイムスタンプ情報の時刻を基準として音源回路部27にMIDIデータを出力する処理を行うため、あるMIDIデータのみの発音処理が遅れるといった状況は生じない。
ユーザの聴感上、ある楽音の発生のみが遅れた場合にも、違和感を感じることが経験上知られているが、本システム100においては、一律に所定時間(10msec)ずらす制御を行うため、このような違和感を生じるおそれが少ない。
【0039】
ここで、本実施形態において、携帯端末1のタイムアウト処理を行う所定時間T1は5msecであるため、タイムスタンプ情報の時刻から5msec以上遅れて携帯端末1から音源モジュール2にデータ送信されることはない。すなわち、携帯端末1から音源モジュール2に無事に送信された演奏内容データについては、タイムスタンプ情報の時刻から一定期間T2(10msec)経過した一律のタイミングで音源回路部27において発音に係る処理が行われることになる。この効果を奏するためには、音源モジュール2における遅延時間T2(10mesec)よりも、携帯端末1におけるタイムアウト処理を行う時間T1を短く設定しておけば、本実施形態以外の値であってもよい。
【0040】
たとえば、ユーザ側において、タイムアウト処理を行う時間T1を自由に設定できるようにしてもよい。このとき上記遅延時間T2も時間T1に連動して伸縮するようにしておくのが好ましい。
この場合において、たとえば演奏操作の熟練者は、演奏レスポンス向上のために遅延時間を短縮する目的で時間T1を短く設定可能としてもよい。すなわち、ユーザの演奏操作の熟練度に応じたタイムアウト処理時間T1が設定できるようににするのである。
また、ユーザが演奏操作を開始してから、所定時間以上(たとえば30秒)、タイムアウト処理を必要としなかった場合、自動的にタイムアウト処理時間T1の設定時間を短く変更するというような処理をしてもよい。
さらに、多数の演奏者(携帯端末1)が存在する場合などで、多数の演奏内容データを処理する必要があるような場合、タイムアウト処理時間T1を長く設定変更する、あるいは、電波環境が悪い地域においては、タイムアウト処理時間T1を長く設定変更する、というように、使用状況に応じたタイムアウト処理時間T1の設定変更を自動あるいはユーザ手動で行うことができるようにしてもよい。
また、楽曲演奏を行う前に、タイムアウト処理時間T1を調整するための所定のテストプログラムを用意しておき、ユーザの演奏レベルに応じたタイムアウト処理時間T1の設定ができるように配慮しても効果的である。
以上が音源モジュール2の動作内容である。
【0041】
以上説明したように、本システム100によれば、専用の操作子などを新たに設ける必要もなく、汎用性ある携帯端末1の操作部132に配置される操作子133をそのまま用いることによって、音楽性の高い楽音の発生、演奏をすることができる。普段から持ち歩いている携帯端末1をそのまま利用することができるので、手軽にシステム100の利用をすることができる。また、従来のように、携帯端末1自身に内蔵される音源を使うのではなく、音源モジュール2に搭載される音源回路部27を利用するので、発生する楽音が貧弱になる問題も生じない。
また、携帯端末1と音源モジュール2の間の通信はBlutoothのような近距離無線を利用するので、ユーザの操作内容に基づいたリアルタイム性のある楽音の発生をすることができる。
【0042】
C.変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施形態はあくまでも例示であって、本発明の趣旨の範囲内で任意に変形できる。変形例としては、たとえば以下のようなものが考えられる。
【0043】
(変形例1)
上記実施形態においては、携帯端末1の操作子133の各々をピアノ鍵盤のごとく扱うこととし、ある操作子133が押下されたときに所定楽音の発音開始信号(ノートオン信号)を作成することとした。
さらに発音する音域を広げるべく、オクターブの上げ下げを行う役割を所定の操作子に与えることとしてもよい。
【0044】
図10は、本変形例に係る携帯端末1の操作部132の外観図を示したものである。図10に示した例では、携帯端末1は4方向のカーソルキーK1,K2,K3,K4を有しており、このようなカーソルキーを有している場合には、カーソルキーK1を、1オクターブ下げを指示する操作子、カーソルキーK2を、1オクターブ上げを指示する操作子として用いるようにしてもよい。
本例において、ユーザが、カーソルキーK1を押下した後、楽音「C」の発音を指示する文字キー「1」を押下すると、文字キー「1」に対応する楽音「C」のデフォルト位置よりも1オクターブ低い楽音「C」の発音開始を指示する信号(ノートオン信号)が作成される。また、カーソルキーK4を押下した後、楽音「C#(D♭)」の発音を指示する文字キー「2」を押下すると、文字キー「2」に対応する楽音「C#(D♭)」のデフォルト位置よりも1オクターブ高い楽音「C#(D♭)」の発音開始を指示する信号(ノートオン信号)が作成される。
このように、オクターブの上げ下げを行う役割を所定の操作子(カーソルキーK1、K4)に与えることにより、発音音域を広げることができ、結果、より演奏表現の幅を広げることができる。
また、デフォルトのオクターブ位置に戻す(リセット)指示を行う役割を所定の操作子に持たせることとしてもよい。図10においては、操作子K5にリセット指示する役割を与えることとしている。ユーザが操作子K5を押下すると、それまで行われていたオクターブの上げ下げの指示がキャンセルされ、デフォルト位置に戻るように制御される。
【0045】
また、図10に示した例では、携帯端末1は4方向のカーソルキーK1,K2,K3,K4を有しているため、残りの2つのカーソルキーK2,K3について、発音音量レベルの増加(ボリュームアップ)を指示するための操作子(カーソルキーK2)、発音音量レベルの減少(ボリュームダウン)を指示するための操作子(カーソルキーK3)としての役割を与えてもよい。
この場合、ユーザがカーソルキーK2を押下した後、楽音「C」の発音を指示する文字キー「1」を押下すると、文字キー「1」に対応する楽音「C」のデフォルト音量よりも所定レベルだけ大きい音量で楽音「C」の発音開始を指示する信号(ノートオン信号)が作成される。また、カーソルキーK3を押下した後、楽音「C#(D♭)」の発音を指示する文字キー「2」を押下すると、文字キー「2」に対応する楽音「C#(D♭)」のデフォルト音量よりも所定レベルだけ小さい音量で楽音「C#(D♭)」の発音開始を指示する信号(ノートオン信号)が作成される。
このように、発音音量レベルの増減を行う役割を所定の操作子(カーソルキーK2、K3)に与えることにより、発音音量の変化も持たせることができ、結果、さらに演奏表現の幅を広げることができる。
【0046】
(変形例2)
ノートオン信号やノートオフ信号以外のMIDIデータを作成することができるようにしてもよい。
たとえば、ユーザの操作に基づき、発音すべき楽音の音色を指定する信号、エフェクタなどの特別な音響効果を指定するためのMIDIデータを作成することができるようにしてよい。
本変形例においても、操作子133と、かかる操作子133がユーザにより押下されたときに作成するMIDIデータとの対応付けを行い、MIDIデータ作成テーブル(上掲図4参照)をEEPROM114に格納しておけば、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0047】
(変形例3)
上記実施形態に係るシステム100では、時刻情報について、携帯端末1および音源モジュール2が内蔵するCPU111、211が有する計時機能を利用して得ることとしていた。
ここで、システム100としてBletooth通信を採用する場合は、携帯端末1、音源モジュール2のいずれか(又は双方)にBletooth専用のクロック信号発生回路を有し、ネットワーク(ピコネット)が形成されると、かかるクロック信号を共有することができる環境下になる。このため、このクロック信号をカウントすることにより得られる時間情報を、上述実施形態におけるタイムスタンプ情報の代わりに利用することもできる。すなわち、本システム100においては、携帯端末1におけるタイムスタンプ情報の内容が、音源モジュール2において判別できれば、上述実施形態と同様の作用効果を奏することができるため、現在時刻情報以外の情報であってもよい。
【0048】
(変形例4)
上記実施形態に係るシステム100では、携帯端末1と音源モジュール2をシステム構成要素したが、複数の携帯端末1を構成要素としてもよい。
Bletooth規格では、1つのマスター装置(音源モジュール2)に対し、最大7つのスレーブ装置(携帯端末1)までピコネットの形成要素とすることができ、時分割通信によるデータ送受信を行うことが可能である。このため、たとえば7台の携帯端末1を使って、音源モジュール2の発音制御を行うこととしてもよい。
音源モジュール2が複数の発音チャネルを有している場合は、チャネルごとに携帯端末1を割り当てる制御を行うようにすれば、4台の携帯端末1を用いて弦楽4重奏の演奏を行うような楽しみ方も可能である。
【0049】
(変形例5)
上述実施形態に係るシステム100においては、ユーザが1つの操作子133を押下すると、1の楽音の発生を行うようにしているが、1つの操作子133を押下したときに、複数の楽音の発生を行うようにしてもよい。たとえば、ある操作子133を押下すると、ドミソといった基本和音の発生を行うようにしてもよい。
本変形例においても、操作子133と、当該操作子133が押下された場合に発生する楽音との関係を予め決めておけば、上述実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0050】
(変形例6)
操作子133以外の操作手段を利用できるようにしてもよい。携帯端末1にマイクロホン等の音声入力手段が具備される場合、たとえば、ユーザは、マイクロホンに音声を入力、あるいは、マイクロホンを叩くことにより打撃音を入力することができる。そして、入力された音声(あるいは打撃音)の音量に応じた信号を、音源モジュール2に送信し、かかる信号によって音源モジュール2から出力される音量を調整するようにしてもよい。
マイクロホンを叩いて打撃音を入力した場合、音源モジュール2から、所定の打楽器音(シンバルやカスタネット等)が鳴音出力されるように制御を行ってもよい。
【0051】
(変形例7)
あるいは、近距離無線通信部15に付随するアンテナが伸縮可能であり、アンテナの伸縮操作をすることにより、無線端末1から音源モジュール2に対して送信する無線信号の電波強度を変化させることができる場合、アンテナ伸縮操作も1つの操作手段として加えてもよい。すなわち、無線信号の電波強度の大きさに応じて、音源モジュール2から出力される音量を制御するようにすれば、ユーザはアンテナの伸縮操作をすることにより、音源モジュール2からの出力音量を制御することも可能になる。
なお、ユーザが無線端末1をポケットに出し入れしたり、アンテナ部分を握ることによっても、無線信号の電波強度を変化させることができる場合は、音源モジュール2側において、かかる電波強度変化に応じて音量を変化させるように制御することもできる。
【0052】
(変形例8)
上述実施形態においては、楽音データの形式としてMIDIデータを想定したが、これ以外のデータ形式を採用するようにしてもよい。
また、上述実施形態に係る演奏内容データ(図6参照)の内容に準じたものであり、発音すべき楽音、そのタイミングを特定できるデータであれば、固有のデータ形式を採用することとしてもよい。
【0053】
(変形例9)
上述実施形態においては、携帯端末1と音源モジュール2との間ではBluetooth通信を行うことを一例としているが、この他の通信形態であってもよく、たとえば、IrDA(InfraRed Data Association)のような赤外線通信を用いることとしてもよい。
あるいは、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)といった有線通信を採用したシステムであっても、本発明を適用することができる。
【0054】
(変形例10)
上述実施形態においては、携帯端末1として、携帯電話等の移動体端末を想定しているが、ユーザが携帯できる端末であれば、これ以外の装置であっても本発明を適用することができる。たとえば、PDA(Personal Digital Assistants)、あるいは腕時計やICカードといった各装置に通信モジュールを組み込んだものを用いることも可能である。
【0055】
(変形例11)
本システム100に際して使用する制御プログラムを携帯端末1や音源モジュール2にインストールする方法は任意である。たとえば、CDROM(Compact Disc Read Only Memory)やフロッピーディスク等の記録媒体に制御プログラムを記録しておき、CDROMドライブ等を介して携帯端末1や音源モジュール2にインストールするようにしてもよい。また、記録媒体を用いるのではなく、インターネットなどのネットワークを介したいわゆるネット通信を利用してインストールするようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、携帯電話などの汎用性ある通信端末、音源モジュールを用いて、音楽性の高い楽音を発生させ、演奏を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る楽音発生システム100の構成図である。
【図2】 同システム100に係る携帯端末1の構成図である。
【図3】 同システム100に係る音源モジュール2の構成図である。
【図4】 携帯端末1において押下操作される操作子133とその際に作成されるMIDIデータの内容との対応を示したテーブルである。
【図5】 携帯端末1の操作部132の外観図である。
【図6】 本システム100に係る演奏内容データを模式的に示した図である。
【図7】 携帯端末1の制御部11の制御内容を示すフローである。
【図8】 音源モジュール2の制御部21の制御内容を示すフローである。
【図9】 音源モジュール2の制御部21の制御内容を示すフローである。
【図10】 変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
100……楽音発生システム、
1……携帯端末、
11……制御部、
111……CPU、112……ROM、113……RAM、114……EEPROM、
13……ユーザインターフェース部、
131……表示部、132……操作部、133……操作子、
15……近距離無線通信部、16……無線通信部、
1B……バスライン、
2……音源モジュール、
21……制御部、
211……CPU、212……ROM、213……RAM、
23……ユーザインターフェース部、
25……近距離無線通信部、
27……音源回路部、27s……スピーカ、
28……HDD、2B……バスライン。

Claims (7)

  1. 操作子を有し、通信網を介して通信を行う通信端末と、音源モジュールと、を備えた楽音発生システムであって、
    前記通信端末は、この通信端末を前記通信網を介した通信を行うための通信端末として動作させる通常モードと、前記音源モジュールを制御する制御端末として動作させる音楽モードのいずれかの動作モードを設定するモード設定手段と、
    ユーザの指示により前記モード設定手段において音楽モードが選択されている場合に、ユーザによって前記操作子が操作されたときに、当該操作内容および当該操作が行われたタイミングを示すタイミング情報を含む演奏信号を前記音源モジュールに送信する送信部とを有し、
    前記音源モジュールは、前記通信端末から送信される前記演奏信号を受信した場合に、
    受信した前記演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発生に関する処理を、当該演奏信号に含まれる前記タイミング情報に基づいたタイミングで実行する処理部を有し、
    前記通信端末の前記送信部は、
    予め決められた規則性を有する整理番号情報を前記演奏信号ごとに付したものを前記音源モジュールに送信し、
    前記音源モジュールの前記処理部は、
    受信した前記演奏信号に付された前記整理番号情報が前記規則性を満たさない場合には、その時点において発生している楽音の発音を停止する
    ことを特徴とする楽音発生システム。
  2. 請求項に記載の楽音発生システムにおいて、
    前記通信端末の前記送信部は、前記音源モジュールに対する前記演奏信号の送信に失敗した場合、予め決められた再試行期間の間、当該演奏信号の再送信を行うとともに、前記再試行期間を過ぎても送信が失敗した場合は、当該演奏信号を破棄することを特徴とする楽音発生システム。
  3. 請求項に記載の楽音発生システムにおいて、
    前記音源モジュールの前記処理部は、前記演奏信号に含まれる前記タイミング情報のタイミングよりも所定時間経過したタイミングで、当該演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発生に関する処理を行うことを特徴とする楽音発生システム。
  4. 請求項に記載の楽音発生システムにおいて、
    前記所定時間は、前記再試行期間よりも長いことを特徴とする楽音発生システム。
  5. 請求項4に記載の楽音発生システムにおいて、
    前記通信端末と前記音源モジュールとの間の通信は、近距離無線通信によって行われることを特徴とする楽音発生システム。
  6. 請求項5に記載の楽音発生システムにおいて、
    前記通信端末と前記音源モジュールとの間の通信は、Bluetooth通信によって行われ、
    前記通信端末の送信部は、Bluetooth通信用のクロック信号に基いて前記タイミング情報を生成することを特徴とする楽音発生システム。
  7. 外部装置である通信端末の操作子をユーザが操作したときに、当該通信端末から出力される演奏信号であって、ユーザの操作内容および当該操作が行われたタイミングを示すタイミング情報を含み、その演奏信号ごとに予め決められた規則性を有する整理番号情報が付された演奏信号を受信する受信部と、
    受信した前記演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発音に関する処理を、当該演奏信号に含まれる前記タイミング情報に基づいたタイミングで実行する処理部と、を有し、
    前記処理部は、
    受信した前記演奏信号に付された前記整理番号情報が前記規則性を満たさない場合には、その時点において発生している楽音の発音を停止する
    ことを特徴とする音源モジュール。
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