JP2003345350A - 楽音発生システム、通信端末および音源モジュール - Google Patents

楽音発生システム、通信端末および音源モジュール

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JP2003345350A JP2002153032A JP2002153032A JP2003345350A JP 2003345350 A JP2003345350 A JP 2003345350A JP 2002153032 A JP2002153032 A JP 2002153032A JP 2002153032 A JP2002153032 A JP 2002153032A JP 2003345350 A JP2003345350 A JP 2003345350A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話などの汎用性ある通信端末を用い
て、音楽性の高い楽音を発生させる。 【解決手段】 携帯電話などの通信端末が有する複数の
操作子につき、楽音発生する際の役割をあらかじめ決め
ておき、ユーザの押下操作に従った楽音発生信号を作成
する。当該押下操作を行ったタイミングを示すタイミン
グ情報を付加した演奏内容データを音源モジュールに送
信する。かかる演奏内容データを受信した音源モジュー
ルは、当該演奏内容データに含まれるタイミング情報に
基づき、楽音発生信号に基づく処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末などの通
信端末と音源モジュールを用いて楽音を発生させるシス
テムに係る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話などの通信端末の高性能化・高
機能化に伴い、通信端末について、本来の電話機能以外
にも様々な使用方法が提案されている。たとえば、通信
端末を用いて楽音の発生を行う方法が提案されている。
ここで楽音発生を行う方法として、通信端末に音源回路
を内蔵させ、ユーザのキー操作に基づく楽音を発生させ
る方法がある。また、演奏用操作子を有する端末を携帯
端末を介してネットワークに接続し、同じくネットワー
クに接続される電子楽器を遠隔制御して楽音発生させる
方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法によっても、手軽に音楽性の高い楽音の発生・演
奏を行うことはできなかった。すなわち、通信端末の本
体で楽音を発生させる方法では、通信端末に内蔵する音
源回路は簡易なものに限られるため、発生する楽音が貧
弱になる問題があった。また、ネットワークを介して電
子楽器の遠隔制御を行う方法は、演奏用操作子を有する
端末が別途必要となり、手軽に楽器演奏を楽しむわけに
はいかなかった。さらにネットワーク通信に所定時間を
要するため、操作をしてから楽音発生までに時間がかか
り、リアルタイム演奏の実現が難しい問題もあった。本
発明は以上の点を考慮して行われたものであり、携帯電
話などの汎用性ある通信端末を用い、音楽性の高い楽音
発生とともにリアルタイム演奏を手軽に行うことができ
る楽音発生システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る楽音発生システムは、操作子を有
し、通信網を介して通信を行う通信端末と、音源モジュ
ールと、を備えた楽音発生システムであって、前記通信
端末は、この通信端末を前記通信網を介した通信を行う
ための通信端末として動作させる通常モードと、前記音
源モジュールを制御する制御端末として動作させる音楽
モードのいずれかの動作モードを設定するモード設定手
段と、ユーザの指示により前記モード設定手段において
音楽モードが選択されている場合に、ユーザによって前
記操作子が操作されたときに、当該操作内容および当該
操作が行われたタイミングを示すタイミング情報を含む
演奏信号を前記音源モジュールに送信する送信部とを有
し、前記音源モジュールは、前記通信端末から送信され
る前記演奏信号を受信した場合に、受信した前記演奏信
号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発生に関する処
理を、当該演奏信号に含まれる前記タイミング情報に基
づいたタイミングで実行する処理部を有することを特徴
とする。
【0005】かかる構成によれば、ユーザの指示により
前記モード設定手段において音楽モードが選択されてい
る場合に、ユーザによって通信端末の操作子が操作され
たときに、当該操作内容および当該操作が行われたタイ
ミングを示すタイミング情報を含む演奏信号が音源モジ
ュールに送信される。一方、前記音源モジュールは、通
信端末から送信された演奏信号を受信すると、演奏信号
の内容に基づき楽音発生に関する処理を、タイミング情
報に基づいたタイミングで実行する。すなわち、ユーザ
が行った通信端末の操作子の操作内容に基づく楽音発生
に関する処理が、ユーザの操作タイミングに応じて行わ
れる。
【0006】ここで、前記通信端末の前記送信部は、予
め決められた規則性を有する整理番号情報を前記演奏信
号ごとに付したものを前記音源モジュールに送信し、前
記音源モジュールの前記処理部は、受信した前記演奏信
号に付された前記整理番号情報が前記規則性を満たさな
い場合には、その時点において発生している楽音の発音
を停止することを特徴としてもよい。この構成によれ
ば、音源モジュールにおいて受信した演奏信号に付され
た整理番号情報が所定の規則性を満たさない場合には、
その時点において音源モジュールから発生している楽音
の発音は停止される。すなわち、何らかの原因により、
通信端末から音源モジュールに演奏信号が正常に送信さ
れなった場合においても、音源モジュールから楽音発生
がされたままの状態となる事態は回避される。
【0007】また、前記通信端末の前記送信部は、前記
音源モジュールに対する前記演奏信号の送信に失敗した
場合、予め決められた再試行期間の間、当該演奏信号の
再送信を行うとともに、前記再試行期間を過ぎても送信
が失敗した場合は、当該演奏信号を破棄することを特徴
としてもよい。また、前記音源モジュールの前記処理部
は、前記演奏信号に含まれる前記タイミング情報のタイ
ミングよりも所定時間経過したタイミングで、当該演奏
信号に含まれる前記操作内容に基づく楽音発生に関する
処理を行うことを特徴としてもよい。
【0008】また、前記所定期間は、前記再試行期間よ
りも長いことを特徴とするのが好ましい実施形態であ
る。さらに上述した楽音発生システムにおいて、前記通
信端末と前記音源モジュールとの間の通信は、近距離無
線通信によって行われることを特徴としてもよい。ま
た、前記通信端末と前記音源モジュールとの間の通信
は、Bluetooth通信によって行われ、前記通信端末の送
信部は、Bluetooth通信用のクロック信号に基いて前記
タイミング信号を生成することを特徴としてもよい。
【0009】本発明に係る通信端末は、複数の操作子を
有する通信端末であって、この通信端末を、通信網を介
した通信を行うための通信端末として動作させる通常モ
ードと、前記音源モジュールを制御する制御端末として
動作させる音楽モードのいずれかの動作モードを設定す
るモード設定手段と、ユーザの指示により前記モード設
定手段において音楽モードが選択されている場合に、ユ
ーザによって前記操作子が操作されたときに、当該操作
内容および当該操作が行われたタイミングを示すタイミ
ング情報を含む演奏信号を前記音源モジュールに送信す
る送信部と、を有することを特徴とする。
【0010】なお、上述した通信端末の各態様におい
て、前記送信部は、予め決められた規則性を有する整理
番号情報を前記演奏信号ごとに付したものを前記音源モ
ジュールに送信するようにしてもよい。あるいは、前記
送信部は、前記音源モジュールに対する前記演奏信号の
送信に失敗した場合、予め決められた再施行期間の間、
当該演奏信号の再送信を行うとともに、前記再試行期間
を過ぎても送信が失敗した場合は、当該演奏信号を破棄
するようにしてもよい。
【0011】本発明に係る音源モジュールは、外部装置
である通信端末の操作子をユーザが操作したときに、当
該通信端末から出力される、ユーザの操作内容および当
該操作が行われたタイミングを示すタイミング情報を含
む演奏信号を受信する受信部と、受信した前記演奏信号
に含まれる前記操作内容に基づく楽音発音に関する処理
を、当該演奏信号に含まれる前記タイミング情報に基づ
いたタイミングで実行する処理部と、を有することを特
徴とする。かかる音源モジュールの構成によれば、通信
端末から送信されるユーザの操作内容および当該操作が
行われたタイミング情報を含む演奏信号を受信すること
ができる。そして、受信した演奏信号の内容に基づき楽
音発生に関する処理を、タイミング情報に基づいたタイ
ミングで実行する。すなわち、ユーザが行った通信端末
の操作子の操作内容に基づく楽音発生に関する処理を、
ユーザの操作タイミングに応じて行うことができる。
【0012】なお、上述した音源モジュールの構成にお
いて、前記処理部は、前記演奏信号に含まれる前記タイ
ミング情報のタイミングよりも所定時間経過したタイミ
ングで、当該演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく
楽音発生に関する処理を行うようにしてもよい。あるい
は、前記演奏信号の各々に予め決められた規則性を有す
る整理番号が含まれる場合、前記処理部は、受信した前
記演奏信号に含まれる前記整理番号情報が前記規則性を
満たさない場合には、その時点において発生している楽
音の発音を停止するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態 】次に本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0014】A.構成 図1は、本実施形態に係る楽音発生システム(以下、単
にシステムという)100のシステム構成図である。図
1に示すように、本システム100は、携帯電話などの
通信端末である携帯端末1と、音源モジュール2によっ
て構成されている。携帯端末1と音源モジュール2は、
近距離(数メートル程度)離れた場所に位置し、所定の
近距離無線通信(たとえばBluetooth:登録商標)によ
るデータ通信をすることができるようになっている。
【0015】図2は、携帯端末1の構成図である。図2
に示すように、携帯端末1は、制御部11、ユーザイン
ターフェース部13、近距離無線通信部15、無線通信
部16を有しており、これら各部はバスライン1Bを介
して接続されている。
【0016】制御部11は、CPU111、ROM(Re
ad Only Memory)112、RAM(Random Access Memo
ry)113、EEPROM(Electrically Erasable Pr
ogrammable Read Only Memory)114を備え、携帯端
末1の各部の動作を制御する。EEPROM114に
は、本システム100に係る各種制御プログラムが格納
されている。またCPU111は、現在時刻を計時する
計時機能、カウンタ機能、タイマ機能を有しており適宜
利用される。
【0017】無線通信部16は、制御部11の制御下、
移動体通信網の基地局との間で無線通信を行い、移動体
通信網を介して他の携帯端末1との間でデータ通信(通
話)を実行する。かかる通話機能は、携帯端末1本来の
機能であり、本システム100とは直接関係しないため
説明を省略する。近距離無線通信部15は、制御部11
の制御下、音源モジュール2との間で近距離無線通信を
行う。
【0018】ユーザインターフェース部13は、各情報
を表示する表示部131、ユーザが入力操作を行うため
の操作部132を備えている。操作部132には、カー
ソルキーや文字キーといった複数の操作子133が配置
されている。
【0019】ここで、本実施形態に係る携帯端末1は、
2つのモードのうちのいずれかのモードで動作する。具
体的には、一般的な携帯電話と同様の動作をする「通常
モード」、本システム100に係る音源モジュール2の
制御をする「音楽モード」の2つのモードのうちから、
ユーザの操作に基づくモードで動作する。ユーザがモー
ドに係る操作を特に行わない場合、携帯端末1はデフォ
ルトモードである「通常モード」をとり、移動体通信網
を介して他の携帯端末1との通信等を行う。通常モード
において、操作子133の各々は、一般的な携帯電話と
同様、電話番号の入力やアドレス帳情報などを入力する
手段となる。ユーザが音楽モードに切換えるための所定
操作を行うと、携帯端末1は、「音楽モード」になり、
本システム100の利用、すなわち、音源モジュール2
の制御が可能になる。音楽モードにおいて、操作子13
3の各々は、音源モジュール2から発生させる楽音を指
定するための手段となる。以上述べた、各モードにおい
ての操作子133が担う役割の内容は、EEPROM1
14に予め記録されている。
【0020】次に音源モジュール2の構成を説明する。
図3は、音源モジュール2の構成図である。このよう
に、音源モジュール2は、制御部21、ユーザインター
フェース部23、近距離無線通信部25、音源回路部2
7、HDD(Hard Disk Drive)28を有し、これらは
バスライン2Bを介して接続されている。音源回路部2
7にはスピーカ27sが接続されている。
【0021】制御部21は、CPU211、ROM21
2、RAM213を有し、音源モジュール2の各部を制
御する。HDD28には、本システム100に係る各種
制御プログラムなどが格納されている。CPU211
は、現在時刻を計時する計時機能を有している。近距離
無線通信部25は、制御部21の制御下、携帯端末1と
の間で近距離無線通信を実行する。音源回路部27は、
制御部21から供給されるMIDIデータの内容に従っ
た楽音信号を生成し、かかる楽音信号はスピーカ27s
から放音される。
【0022】なお、上述した携帯端末1および音源モジ
ュール2が、JAVA(登録商標)のサポート環境下に
あれば、本システム100に係る制御プログラムはJA
VAアプリケーションによって構築できる。この場合、
携帯端末1の機種などを問わず、本システム100に係
る制御プログラムをインストールすることができる点に
おいて、システム利用の簡便化を図ることができる。
【0023】B.動作 次に、本システム100における動作内容について説明
する。以下、携帯端末1、音源モジュール2の各々の動
作について説明する。
【0024】B1.携帯端末1の動作 上述したように、本システム100に係る携帯端末1
は、通常の携帯電話と同様の使用をするときに選択され
る通常モードと、本システム100を利用する際に選択
される音楽モードの2つの動作モードを有している。こ
のうち、通常モードにおける動作は、通常の携帯電話と
同様の内容であるため、その動作説明は省略する。以
下、音楽モードにおいて本システム100を利用する際
の携帯端末1の動作の内容を説明する。
【0025】ユーザが携帯端末1を所定操作すると、制
御部11は、EEPROM114に格納されている、音
源モジュール2を制御するためのアプリケーションプロ
グラムを起動し、かかるプログラムに従い携帯端末1の
各部を制御する。このプログラムに従って動作すること
で、携帯端末1の動作モードは通常モードから音楽モー
ドに移行する。
【0026】音楽モードに移行すると、制御部11は、
はじめに、音源モジュール2との間で近距離無線通信を
行うための準備をする。通信方式としてBluetoothを採
用する場合、制御部11は、音源モジュール2に対して
通信要求信号を送信し、ピコネットと呼ばれるネットワ
ークが形成されるようにする。ピコネットが形成される
と、携帯端末1と音源モジュール2との間で、所定間隔
(たとえば625μsec)を基準単位とするパケット
データの送受信が可能な状態となる。なお、本実施形態
ではいずれの装置がマスターであってもよいが、音源モ
ジュール2をマスター、携帯端末1をスレーブとする。
制御部11は、音源モジュール2との間でデータ通信が
可能になった旨を表示部131に表示させ、ユーザに対
して本システム100の利用が可能となった旨を通知す
る。
【0027】携帯端末1が音楽モードにあるときは、そ
の後、ユーザが操作子133を押下操作すると、制御部
11は、押下操作した操作子133に応じたMIDIデ
ータを作成する。本実施形態においては、図4に示すよ
うに、押下操作される操作子133と作成されるMID
Iデータとの内容を対応付けたテーブルがEEPROM
114に予め格納されている。図5は、操作部132の
外観図を示したものである。図5では、携帯端末1を通
常モードで使用する場合における操作子133の役割
と、音楽モードで使用する場合における操作子133の
役割(発生させる楽音の内容)が、それぞれ操作子13
3の近傍に記載された例を示している。
【0028】ここで、より具体的な制御部11の制御内
容を説明する。ユーザが操作子133の1つである文字
キー「1」を押下操作すると、制御部11は、EEPR
OM114に格納されるテーブルの内容(図4参照)に
従い、文字キー「1」に対応する楽音「C」の発音開始
信号(ノートオン信号)を生成する。その後、ユーザが
当該キー「1」の押下操作を終了すると、制御部11
は、当該楽音「C」の発音終了信号(ノートオフ信号)
を生成する。このように文字キー「1」を押下してから
押下を終了する一連の操作が行われると、かかる操作内
容に応じて楽音「C」のノートオン信号、ノートオフ信
号が生成されることになる。他の操作子133について
も同様であり、ユーザの押下操作内容に応じたMIDI
データが生成されることになる。
【0029】次いで制御部11は、生成したMIDIデ
ータに所定のヘッダデータを付加し、演奏内容データを
生成する。図6は、制御部11によって生成される演奏
内容データの内容を模式的に示したものである。このよ
うにヘッダデータの内容は、メッセージ番号とタイムス
タンプ情報とから構成される付加情報である。メッセー
ジ番号は、制御部11が生成したMIDIデータの通し
番号としての意味合いを持つ情報である。すなわち、制
御部11は、ユーザの操作に基づきMIDIデータを生
成するたびに、「1」、「2」、「3」……、と順番に
番号を付加していくことになる。かかるメッセージ番号
(通し番号)は、CPU111のカウンタ機能を利用し
て管理される。
【0030】タイムスタンプ情報は、ユーザの操作内容
に基づくMIDIデータを生成した時刻を示す情報であ
り、ユーザが操作したタイミングを示す時刻情報が付加
される。この時刻情報は、CPU111の計時機能によ
り得られる情報である。制御部11は、このようにして
演奏内容データを生成後、生成した演奏内容データを近
距離無線通信部15に出力する。
【0031】近距離無線通信部15は、制御部11から
供給される演奏内容データを所定の無線信号に変換した
後、音源モジュール2に送信する。Bluetooth通信をす
る場合は、所定のパケットデータに変換後、決められた
タイムスロットのタイミング(たとえば626μsec
ごとのタイミング)に合わせて送信することになる。こ
こで、一般に無線通信を行う場合、送信が1回でうまく
いくとは限らないため、失敗した場合は何回か再送信す
るような制御を行っている。ただし、本システム100
においては、無制限に再送信をすることとしたのでは、
その後の演奏内容データの送信までできなくなる問題が
生じるので、一定期間T1(たとえば5msec)に限
って、再送信を行うタイムアウト処理を行っている。
【0032】図7は、制御部11が行うタイムアウト処
理の内容を示すフローである。制御部11は、演奏内容
データを作成すると(ステップSb2)、CPU111
のタイマ機能をスタートさせる(ステップSb3)。そ
して、作成した演奏内容データを近距離無線通信部15
に出力し、音源モジュール2に対して送信するよう指示
する(ステップSb4)。送信がうまくいかなかったと
きは(ステップSb5:NO)、制御部11は、タイマ
値が所定値(T1に対応する値)以下であることを条件
として(ステップSb6:NO)、再送信をするように
する(ステップSb4)。すなわち、一定期間T1(た
とえば5msec)においては再送信を試みることによ
り、データ通信の確実化を図る一方、一定期間T1(5
msec)後においては再送信を行わないこととし、そ
の後の演奏内容データ通信まで送信できなくなるような
悪影響を生じないよう図っている。タイムアウト処理に
より、結局、音源モジュール2に送信できなかった演奏
内容データについては、制御部11は破棄する(ステッ
プSb7)。以上が携帯端末1における動作の内容であ
る。
【0033】B2.音源モジュール2の動作 次に音源モジュール2についての動作の内容を説明す
る。図8は、携帯端末1から送信された演奏内容データ
を受信した場合の、音源モジュール2の制御部21の動
作内容を示すフローである。
【0034】制御部21は、演奏内容データを受信する
と(ステップSc1)、当該演奏内容データのヘッダデ
ータに含まれるメッセージ番号の値を判別し(ステップ
Sc2)、メッセージ番号が連続したものとなっている
か否かを判断する(ステップSc3)。上述したよう
に、携帯端末1の制御部11は、作成したMIDIデー
タに対し、作成した順番に通し番号としてのメッセージ
番号を付加している。このため、通常は、メッセージ番
号の順番に沿って演奏内容データが携帯端末1から音源
モジュール2に送信されることになる。しかしながら、
何らかの事情で、上述したタイムアウト処理が行われた
場合、あるメッセージ番号のデータが音源モジュール2
に受信されず、メッセージ番号が不連続になる事態が生
じる。この場合は、音源モジュール2において、本来受
信すべきMIDIデータが受信できない状況となり、た
とえば、ある楽音のノートオン信号だけを受信し、当該
楽音のノートオフ信号を受信できず、結果として、当該
楽音が発生状態のままになる異常な状況になることも想
定される。本システム100ではこのような状況になら
ないよう、制御部21は、メッセージ番号が不連続にな
った場合は、いったんすべての楽音を停止する処理(オ
ールノートオフ処理)を行うこととしている(ステップ
Sc9)。
【0035】制御部21は、受信した演奏内容データに
係るメッセージ番号が連続していれば(ステップSc
3:YES)、当該演奏内容データに係るMIDIデー
タに対応する発音処理を実行する(ステップSc4)。
【0036】図9は、音源モジュール2における制御部
21によって行われる発音処理の内容を示すフローであ
る。始めに制御部21は、受信した演奏内容データに含
まれるタイムスタンプ情報の内容を判別する(ステップ
Sy2)。そして制御部21は、タイムスタンプ情報に
係る時刻と、現在時刻の内容を比較し、タイムスタンプ
情報に係る時刻から所定時間(たとえば10msec)
だけ遅れた時刻に、当該演奏内容データに含まれるMI
DIデータを音源回路部27に出力する(ステップSy
3)。ここで所定時間の値は予め決められる値であり、
ユーザの聴感上においてタイミング遅れを感じない範囲
内で決定される。なお、現在時刻の情報は、CPU21
1から得ることができる。なお、本システム100にお
いては、携帯端末1における時刻情報と、音源モジュー
ル2における時刻情報は同じ内容であることを想定す
る。
【0037】その後、音源回路部27は、制御部21か
ら供給されたMIDIデータに基づき、供給されたタイ
ミングで楽音信号を生成する。生成した楽音信号は、順
次スピーカ27sから放音される。
【0038】以上のように、制御部21は、演奏内容デ
ータを受信すると、データ受信時刻に関係なく、当該デ
ータに含まれるタイムスタンプ情報の時刻(ユーザの操
作時刻)から一定所定時間T2(10msec)だけ遅
れたタイミングで、当該データに含まれるMIDIデー
タを音源回路部27に出力する。そして、音源回路部2
7によってMIDIデータに基づく楽音が生成され、順
次スピーカ27sから放音される。このため、何らかの
原因(Bluetooth通信の同期)で携帯端末1から音源モ
ジュール2に対するデータ送信が遅滞したような場合で
あっても、制御部21は、データ受信時刻に関係なく、
タイムスタンプ情報の時刻を基準として音源回路部27
にMIDIデータを出力する処理を行うため、あるMI
DIデータのみの発音処理が遅れるといった状況は生じ
ない。ユーザの聴感上、ある楽音の発生のみが遅れた場
合にも、違和感を感じることが経験上知られているが、
本システム100においては、一律に所定時間(10m
sec)ずらす制御を行うため、このような違和感を生
じるおそれが少ない。
【0039】ここで、本実施形態において、携帯端末1
のタイムアウト処理を行う所定時間T1は5msecで
あるため、タイムスタンプ情報の時刻から5msec以
上遅れて携帯端末1から音源モジュール2にデータ送信
されることはない。すなわち、携帯端末1から音源モジ
ュール2に無事に送信された演奏内容データについて
は、タイムスタンプ情報の時刻から一定期間T2(10
msec)経過した一律のタイミングで音源回路部27
において発音に係る処理が行われることになる。この効
果を奏するためには、音源モジュール2における遅延時
間T2(10mesec)よりも、携帯端末1における
タイムアウト処理を行う時間T1を短く設定しておけ
ば、本実施形態以外の値であってもよい。
【0040】たとえば、ユーザ側において、タイムアウ
ト処理を行う時間T1を自由に設定できるようにしても
よい。このとき上記遅延時間T2も時間T1に連動して
伸縮するようにしておくのが好ましい。この場合におい
て、たとえば演奏操作の熟練者は、演奏レスポンス向上
のために遅延時間を短縮する目的で時間T1を短く設定
可能としてもよい。すなわち、ユーザの演奏操作の熟練
度に応じたタイムアウト処理時間T1が設定できるよう
ににするのである。また、ユーザが演奏操作を開始して
から、所定時間以上(たとえば30秒)、タイムアウト
処理を必要としなかった場合、自動的にタイムアウト処
理時間T1の設定時間を短く変更するというような処理
をしてもよい。さらに、多数の演奏者(携帯端末1)が
存在する場合などで、多数の演奏内容データを処理する
必要があるような場合、タイムアウト処理時間T1を長
く設定変更する、あるいは、電波環境が悪い地域におい
ては、タイムアウト処理時間T1を長く設定変更する、
というように、使用状況に応じたタイムアウト処理時間
T1の設定変更を自動あるいはユーザ手動で行うことが
できるようにしてもよい。また、楽曲演奏を行う前に、
タイムアウト処理時間T1を調整するための所定のテス
トプログラムを用意しておき、ユーザの演奏レベルに応
じたタイムアウト処理時間T1の設定ができるように配
慮しても効果的である。以上が音源モジュール2の動作
内容である。
【0041】以上説明したように、本システム100に
よれば、専用の操作子などを新たに設ける必要もなく、
汎用性ある携帯端末1の操作部132に配置される操作
子133をそのまま用いることによって、音楽性の高い
楽音の発生、演奏をすることができる。普段から持ち歩
いている携帯端末1をそのまま利用することができるの
で、手軽にシステム100の利用をすることができる。
また、従来のように、携帯端末1自身に内蔵される音源
を使うのではなく、音源モジュール2に搭載される音源
回路部27を利用するので、発生する楽音が貧弱になる
問題も生じない。また、携帯端末1と音源モジュール2
の間の通信はBlutoothのような近距離無線を利用するの
で、ユーザの操作内容に基づいたリアルタイム性のある
楽音の発生をすることができる。
【0042】C.変形例 以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施
形態はあくまでも例示であって、本発明の趣旨の範囲内
で任意に変形できる。変形例としては、たとえば以下の
ようなものが考えられる。
【0043】(変形例1)上記実施形態においては、携
帯端末1の操作子133の各々をピアノ鍵盤のごとく扱
うこととし、ある操作子133が押下されたときに所定
楽音の発音開始信号(ノートオン信号)を作成すること
とした。さらに発音する音域を広げるべく、オクターブ
の上げ下げを行う役割を所定の操作子に与えることとし
てもよい。
【0044】図10は、本変形例に係る携帯端末1の操
作部132の外観図を示したものである。図10に示し
た例では、携帯端末1は4方向のカーソルキーK1,K
2,K3,K4を有しており、このようなカーソルキー
を有している場合には、カーソルキーK1を、1オクタ
ーブ下げを指示する操作子、カーソルキーK2を、1オ
クターブ上げを指示する操作子として用いるようにして
もよい。本例において、ユーザが、カーソルキーK1を
押下した後、楽音「C」の発音を指示する文字キー
「1」を押下すると、文字キー「1」に対応する楽音
「C」のデフォルト位置よりも1オクターブ低い楽音
「C」の発音開始を指示する信号(ノートオン信号)が
作成される。また、カーソルキーK4を押下した後、楽
音「C#(D♭)」の発音を指示する文字キー「2」を
押下すると、文字キー「2」に対応する楽音「C#(D
♭)」のデフォルト位置よりも1オクターブ高い楽音
「C#(D♭)」の発音開始を指示する信号(ノートオ
ン信号)が作成される。このように、オクターブの上げ
下げを行う役割を所定の操作子(カーソルキーK1、K
4)に与えることにより、発音音域を広げることがで
き、結果、より演奏表現の幅を広げることができる。ま
た、デフォルトのオクターブ位置に戻す(リセット)指
示を行う役割を所定の操作子に持たせることとしてもよ
い。図10においては、操作子K5にリセット指示する
役割を与えることとしている。ユーザが操作子K5を押
下すると、それまで行われていたオクターブの上げ下げ
の指示がキャンセルされ、デフォルト位置に戻るように
制御される。
【0045】また、図10に示した例では、携帯端末1
は4方向のカーソルキーK1,K2,K3,K4を有し
ているため、残りの2つのカーソルキーK2,K3につ
いて、発音音量レベルの増加(ボリュームアップ)を指
示するための操作子(カーソルキーK2)、発音音量レ
ベルの減少(ボリュームダウン)を指示するための操作
子(カーソルキーK3)としての役割を与えてもよい。
この場合、ユーザがカーソルキーK2を押下した後、楽
音「C」の発音を指示する文字キー「1」を押下する
と、文字キー「1」に対応する楽音「C」のデフォルト
音量よりも所定レベルだけ大きい音量で楽音「C」の発
音開始を指示する信号(ノートオン信号)が作成され
る。また、カーソルキーK3を押下した後、楽音「C#
(D♭)」の発音を指示する文字キー「2」を押下する
と、文字キー「2」に対応する楽音「C#(D♭)」の
デフォルト音量よりも所定レベルだけ小さい音量で楽音
「C#(D♭)」の発音開始を指示する信号(ノートオ
ン信号)が作成される。このように、発音音量レベルの
増減を行う役割を所定の操作子(カーソルキーK2、K
3)に与えることにより、発音音量の変化も持たせるこ
とができ、結果、さらに演奏表現の幅を広げることがで
きる。
【0046】(変形例2)ノートオン信号やノートオフ
信号以外のMIDIデータを作成することができるよう
にしてもよい。たとえば、ユーザの操作に基づき、発音
すべき楽音の音色を指定する信号、エフェクタなどの特
別な音響効果を指定するためのMIDIデータを作成す
ることができるようにしてよい。本変形例においても、
操作子133と、かかる操作子133がユーザにより押
下されたときに作成するMIDIデータとの対応付けを
行い、MIDIデータ作成テーブル(上掲図4参照)を
EEPROM114に格納しておけば、上記実施形態と
同様の作用効果を奏することができる。
【0047】(変形例3)上記実施形態に係るシステム
100では、時刻情報について、携帯端末1および音源
モジュール2が内蔵するCPU111、211が有する
計時機能を利用して得ることとしていた。ここで、シス
テム100としてBletooth通信を採用する場合は、携帯
端末1、音源モジュール2のいずれか(又は双方)にBl
etooth専用のクロック信号発生回路を有し、ネットワー
ク(ピコネット)が形成されると、かかるクロック信号
を共有することができる環境下になる。このため、この
クロック信号をカウントすることにより得られる時間情
報を、上述実施形態におけるタイムスタンプ情報の代わ
りに利用することもできる。すなわち、本システム10
0においては、携帯端末1におけるタイムスタンプ情報
の内容が、音源モジュール2において判別できれば、上
述実施形態と同様の作用効果を奏することができるた
め、現在時刻情報以外の情報であってもよい。
【0048】(変形例4)上記実施形態に係るシステム
100では、携帯端末1と音源モジュール2をシステム
構成要素したが、複数の携帯端末1を構成要素としても
よい。Bletooth規格では、1つのマスター装置(音源モ
ジュール2)に対し、最大7つのスレーブ装置(携帯端
末1)までピコネットの形成要素とすることができ、時
分割通信によるデータ送受信を行うことが可能である。
このため、たとえば7台の携帯端末1を使って、音源モ
ジュール2の発音制御を行うこととしてもよい。音源モ
ジュール2が複数の発音チャネルを有している場合は、
チャネルごとに携帯端末1を割り当てる制御を行うよう
にすれば、4台の携帯端末1を用いて弦楽4重奏の演奏
を行うような楽しみ方も可能である。
【0049】(変形例5)上述実施形態に係るシステム
100においては、ユーザが1つの操作子133を押下
すると、1の楽音の発生を行うようにしているが、1つ
の操作子133を押下したときに、複数の楽音の発生を
行うようにしてもよい。たとえば、ある操作子133を
押下すると、ドミソといった基本和音の発生を行うよう
にしてもよい。本変形例においても、操作子133と、
当該操作子133が押下された場合に発生する楽音との
関係を予め決めておけば、上述実施形態と同様の作用効
果を奏することができる。
【0050】(変形例6)操作子133以外の操作手段
を利用できるようにしてもよい。携帯端末1にマイクロ
ホン等の音声入力手段が具備される場合、たとえば、ユ
ーザは、マイクロホンに音声を入力、あるいは、マイク
ロホンを叩くことにより打撃音を入力することができ
る。そして、入力された音声(あるいは打撃音)の音量
に応じた信号を、音源モジュール2に送信し、かかる信
号によって音源モジュール2から出力される音量を調整
するようにしてもよい。マイクロホンを叩いて打撃音を
入力した場合、音源モジュール2から、所定の打楽器音
(シンバルやカスタネット等)が鳴音出力されるように
制御を行ってもよい。
【0051】(変形例7)あるいは、近距離無線通信部
15に付随するアンテナが伸縮可能であり、アンテナの
伸縮操作をすることにより、無線端末1から音源モジュ
ール2に対して送信する無線信号の電波強度を変化させ
ることができる場合、アンテナ伸縮操作も1つの操作手
段として加えてもよい。すなわち、無線信号の電波強度
の大きさに応じて、音源モジュール2から出力される音
量を制御するようにすれば、ユーザはアンテナの伸縮操
作をすることにより、音源モジュール2からの出力音量
を制御することも可能になる。なお、ユーザが無線端末
1をポケットに出し入れしたり、アンテナ部分を握るこ
とによっても、無線信号の電波強度を変化させることが
できる場合は、音源モジュール2側において、かかる電
波強度変化に応じて音量を変化させるように制御するこ
ともできる。
【0052】(変形例8)上述実施形態においては、楽
音データの形式としてMIDIデータを想定したが、こ
れ以外のデータ形式を採用するようにしてもよい。ま
た、上述実施形態に係る演奏内容データ(図6参照)の
内容に準じたものであり、発音すべき楽音、そのタイミ
ングを特定できるデータであれば、固有のデータ形式を
採用することとしてもよい。
【0053】(変形例9)上述実施形態においては、携
帯端末1と音源モジュール2との間ではBluetooth通信
を行うことを一例としているが、この他の通信形態であ
ってもよく、たとえば、IrDA(InfraRed Data Asso
ciation)のような赤外線通信を用いることとしてもよ
い。あるいは、USB(Universal Serial Bus)やIE
EE1394(Instituteof Electrical and Electroni
cs Engineers 1394)といった有線通信を採用したシス
テムであっても、本発明を適用することができる。
【0054】(変形例10)上述実施形態においては、
携帯端末1として、携帯電話等の移動体端末を想定して
いるが、ユーザが携帯できる端末であれば、これ以外の
装置であっても本発明を適用することができる。たとえ
ば、PDA(Personal Digital Assistants)、あるい
は腕時計やICカードといった各装置に通信モジュール
を組み込んだものを用いることも可能である。
【0055】(変形例11)本システム100に際して
使用する制御プログラムを携帯端末1や音源モジュール
2にインストールする方法は任意である。たとえば、C
DROM(CompactDisc Read Only Memory)やフロッピ
ー(登録商標)ディスク等の記録媒体に制御プログラム
を記録しておき、CDROMドライブ等を介して携帯端
末1や音源モジュール2にインストールするようにして
もよい。また、記録媒体を用いるのではなく、インター
ネットなどのネットワークを介したいわゆるネット通信
を利用してインストールするようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、携帯電
話などの汎用性ある通信端末、音源モジュールを用い
て、音楽性の高い楽音を発生させ、演奏を楽しむことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る楽音発生システム1
00の構成図である。
【図2】 同システム100に係る携帯端末1の構成図
である。
【図3】 同システム100に係る音源モジュール2の
構成図である。
【図4】 携帯端末1において押下操作される操作子1
33とその際に作成されるMIDIデータの内容との対
応を示したテーブルである。
【図5】 携帯端末1の操作部132の外観図である。
【図6】 本システム100に係る演奏内容データを模
式的に示した図である。
【図7】 携帯端末1の制御部11の制御内容を示すフ
ローである。
【図8】 音源モジュール2の制御部21の制御内容を
示すフローである。
【図9】 音源モジュール2の制御部21の制御内容を
示すフローである。
【図10】 変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
100……楽音発生システム、1……携帯端末、11…
…制御部、111……CPU、112……ROM、11
3……RAM、114……EEPROM、13……ユー
ザインターフェース部、131……表示部、132……
操作部、133……操作子、15……近距離無線通信
部、16……無線通信部、1B……バスライン、2……
音源モジュール、21……制御部、211……CPU、
212……ROM、213……RAM、23……ユーザ
インターフェース部、25……近距離無線通信部、27
……音源回路部、27s……スピーカ、28……HD
D、2B……バスライン。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作子を有し、通信網を介して通信を行
    う通信端末と、音源モジュールと、を備えた楽音発生シ
    ステムであって、 前記通信端末は、この通信端末を前記通信網を介した通
    信を行うための通信端末として動作させる通常モード
    と、前記音源モジュールを制御する制御端末として動作
    させる音楽モードのいずれかの動作モードを設定するモ
    ード設定手段と、 ユーザの指示により前記モード設定手段において音楽モ
    ードが選択されている場合に、ユーザによって前記操作
    子が操作されたときに、当該操作内容および当該操作が
    行われたタイミングを示すタイミング情報を含む演奏信
    号を前記音源モジュールに送信する送信部とを有し、 前記音源モジュールは、前記通信端末から送信される前
    記演奏信号を受信した場合に、 受信した前記演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく
    楽音発生に関する処理を、当該演奏信号に含まれる前記
    タイミング情報に基づいたタイミングで実行する処理部
    を有することを特徴とする楽音発生システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の楽音発生システムにお
    いて、 前記通信端末の前記送信部は、予め決められた規則性を
    有する整理番号情報を前記演奏信号ごとに付したものを
    前記音源モジュールに送信し、 前記音源モジュールの前記処理部は、受信した前記演奏
    信号に付された前記整理番号情報が前記規則性を満たさ
    ない場合には、その時点において発生している楽音の発
    音を停止することを特徴とする楽音発生システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の楽音発生システムにお
    いて、 前記通信端末の前記送信部は、前記音源モジュールに対
    する前記演奏信号の送信に失敗した場合、予め決められ
    た再試行期間の間、当該演奏信号の再送信を行うととも
    に、前記再試行期間を過ぎても送信が失敗した場合は、
    当該演奏信号を破棄することを特徴とする楽音発生シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の楽音発生システムにお
    いて、 前記音源モジュールの前記処理部は、前記演奏信号に含
    まれる前記タイミング情報のタイミングよりも所定時間
    経過したタイミングで、当該演奏信号に含まれる前記操
    作内容に基づく楽音発生に関する処理を行うことを特徴
    とする楽音発生システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の楽音発生システムにお
    いて、 前記所定期間は、前記再試行期間よりも長いことを特徴
    とする楽音発生システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の楽音発生システムにおいて、 前記通信端末と前記音源モジュールとの間の通信は、近
    距離無線通信によって行われることを特徴とする楽音発
    生システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の楽音発生システムにおいて、 前記通信端末と前記音源モジュールとの間の通信は、Bl
    uetooth通信によって行われ、 前記通信端末の送信部は、Bluetooth通信用のクロック
    信号に基いて前記タイミング信号を生成することを特徴
    とする楽音発生システム。
  8. 【請求項8】 操作子を有する通信端末であって、 この通信端末を、通信網を介した通信を行うための通信
    端末として動作させる通常モードと、音源モジュールを
    制御する制御端末として動作させる音楽モードのいずれ
    かの動作モードを設定するモード設定手段と、 ユーザの指示により前記モード設定手段において音楽モ
    ードが選択されている場合に、ユーザによって前記操作
    子が操作されたときに、当該操作内容および当該操作が
    行われたタイミングを示すタイミング情報を含む演奏信
    号を前記音源モジュールに送信する送信部と、 を有することを特徴とする通信端末。
  9. 【請求項9】 外部装置である通信端末の操作子をユー
    ザが操作したときに、当該通信端末から出力される、ユ
    ーザの操作内容および当該操作が行われたタイミングを
    示すタイミング情報を含む演奏信号を受信する受信部
    と、 受信した前記演奏信号に含まれる前記操作内容に基づく
    楽音発音に関する処理を、当該演奏信号に含まれる前記
    タイミング情報に基づいたタイミングで実行する処理部
    と、 を有することを特徴とする音源モジュール。
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