JP3870423B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

[技術分野]
本発明は、1次側冷媒回路と2次側冷媒回路とを備え、これらの冷媒回路の間で熱の授受を行う冷凍装置に関し、特に、複数台の利用側熱交換器を備えた冷凍装置に係るものである。
[従来の技術]
従来より、冷凍装置には、特開平5−5567号公報に開示されているように、1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路と2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路とを備えた2元冷凍サイクルのものがある。そして、該1次側冷媒回路の冷媒と2次側冷媒回路の冷媒が、冷媒熱交換器において熱交換する。尚、上記冷媒熱交換器は、カスケード型熱交換器とも呼ばれている。
また、この種の冷凍装置は、汎用性を高めるために、1つの1次側冷媒回路に対して複数の2次側冷媒回路を設けているものがある。そして、複数の利用側熱交換器が1次側冷媒回路を熱源としている。
上記従来の冷凍装置は、室内側に複数の冷却ユニットを設け、これらの各冷却ユニットに2次側冷媒回路を設けた構成としている。つまり、1次側冷媒回路の液側配管及び液側配管をそれぞれ分岐し、その分岐管を各冷却ユニットに導いている。そして、該各冷却ユニットの冷媒熱交換器において、1次側冷媒と2次側冷媒とを熱交換させている。
また、上記各冷却ユニットは、1次側冷媒回路の液側配管に直列状態で配置されている。この結果、1次側冷媒が各冷却ユニットを順に流れ、各冷却ユニットにおいて1次側冷媒と2次側冷媒とが熱交換する。
−解決課題−
このように、従来の冷凍装置は、1つの1次側冷媒回路の熱源を複数の利用側熱交換器で利用する場合、それぞれの冷却ユニットに冷媒熱交換器を収容していた。したがって、2次側冷媒回路の個数に応じた冷媒熱交換器が必要であった。
また、上記各冷却ユニットには、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を接続した閉回路の2次側冷媒回路を設けておく必要があった。このため、回路構成が全体に複雑になっていた。
また、従来の冷凍装置は、上述した閉回路を備えた冷却ユニットしか適用することができなかった。例えば、上記冷凍装置を冷凍ショーケースに適用した場合、複数の冷凍ショーケースにそれぞれ冷却ユニットを配置し、この複数の冷却ユニットを1台の室外機に接続することになる。したがって、それぞれの冷凍ショーケースには、冷媒熱交換器及び閉回路の2次側冷媒回路が必要になる。
一般に、上記ショーケースには、冷凍回路を収容した冷凍ショーケースの他に、単元冷凍サイクルの利用側熱交換器(蒸発器)のみを収容した冷蔵ショーケースがある。
しかし、従来の冷凍装置では、冷凍回路を備えた冷凍ショーケースしか適用することができず、冷却温度が異なる複数種類のショーケースに適用することができないという問題があった。
本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであって、1つの1次側冷媒回路の熱源を複数の利用側熱交換器で利用する冷凍装置において、回路構成の簡素化を図ると共に、利用側熱交換器を各種の形態で適用できるようにすることを目的とする。
[発明の開示]
上記目的を達成するために、本発明は、1台のユニットのみに冷媒熱交換器を設け、該冷媒熱交換器と利用側熱交換器との間で閉回路を構成するようにした。
具体的に、第1の解決手段は、図6に示すように、1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と、上記冷媒熱交換器(5)を収納する1つのユニット(2a)とを備えている。
そして、上記2次側冷媒回路(20)は、複数の利用側熱交換器(11b,3c)と、該各利用側熱交換器(11b,3c)に2次側冷媒が並列に流れるように2次側冷媒回路(20)を分岐する分岐部(11d,11e)とを備えている。
更に、上記1つの利用側熱交換器(11b)と分岐部(11d,11e)とが上記ユニット(2a)の内部に設けられている。
加えて、上記他の利用側熱交換器(3c)は、上記分岐部(11d,11e)からユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されて上記ユニット(2a)の外部に設けられている。
この特定事項により、ユニット(2a)に設けられた冷媒熱交換器(5)において、1次側冷媒回路(10)の冷媒と2次側冷媒回路(20)の冷媒とが熱交換器する。具体的に、上記ユニット(2a)の利用側熱交換器(11b)と冷媒熱交換器(5)との間で冷媒が循環する。同時に、他の利用側熱交換器(3c)と冷媒熱交換器(5)との間で冷媒が冷媒配管(LL-A,GL-A)を介して循環する。そして、上記各利用側熱交換器(11b,3c)が所定の冷却動作を行う。
つまり、上記ユニット(2a)の外部に配置された利用側熱交換器(3c)は、冷媒熱交換器(5)を熱源とし、この冷媒熱交換器(5)がユニット(2a)に配置されている。
また、第2の解決手段は、図3に示すように、1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、2次側冷媒が循環する複数の2次側冷媒回路(20)と、上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記各2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と、上記冷媒熱交換器(5)を収納するメインユニット(2a)とを備えている。
そして、上記1つの2次側冷媒回路(20)は、上記2次側冷媒が循環する利用側熱交換器(11b)を備えると共に、上記メインユニット(2a)の内部に設けられている。
更に、上記他の2次側冷媒回路(20)は、上記冷媒熱交換器(5)からメインユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)と、該冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されて上記2次側冷媒が循環する利用側熱交換器(3c)を備えている。
加えて、上記他の2次側冷媒回路(20)の利用側熱交換器(3c)が上記メインユニット(2a)の外部に設けられたサブユニット(3a)に収納されている。
また、第3の解決手段は、図6に示すように、1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と、上記冷媒熱交換器(5)を収納するメインユニット(2a)とを備えている。
そして、上記2次側冷媒回路(20)は、複数の利用側熱交換器(11b,3c)と、該各利用側熱交換器(11b,3c)に2次側冷媒が並列に流れるように2次側冷媒回路(20)を分岐する分岐部(11d,11e)とを備えている。
更に、上記1つの利用側熱交換器(11b)と各分岐部(11d,11e)とが上記メインユニット(2a)の内部に設けられている。
加えて、上記他の利用側熱交換器(3c)は、上記分岐部(11d,11e)からメインユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されると共に、上記メインユニット(2a)の外部に設けられたサブユニット(3a)に収納されている。
これら特定事項によれば、サブユニット(3a)に冷媒熱交換器(5)を設ける必要がない。つまり、メインユニット(2a)の冷媒熱交換器(5)が、各利用側熱交換器(11b,3c)の熱源になり、サブユニット(3a)の構成が簡素になる。
また、第4の解決手段は、図10に示すように、1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と、上記冷媒熱交換器(5)を収納する1つのユニット(2a)とを備えている。
そして、上記1次側冷媒回路(10)は、第1利用側熱交換器(11b)と、上記冷媒熱交換器(5)と第1利用側熱交換器(11b)とに1次側冷媒が並列に流れるように1次側冷媒回路(10)を分岐する分岐部(6,9)とを備えている。
更に、上記第1利用側熱交換器(11b)及び分岐部(6,9)が上記ユニット(2a)の内部に設けられている。
加えて、上記2次側冷媒回路(20)は、上記冷媒熱交換器(5)からユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)と、該冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続され且つ上記ユニット(2a)の外部に設けられて上記2次側冷媒が循環する第2利用側熱交換器(3c)を備えている。
この特定事項により、第1利用側熱交換器(11b)が1次側冷媒回路(10)の一部を構成する。つまり、該第1利用側熱交換器(11b)を単元冷凍サイクルの利用側熱交換器としながら、この第1利用側熱交換器(11b)を収容するユニット(2a)に冷媒熱交換器(5)を設けている。そして、該冷媒熱交換器(5)が、第2利用側熱交換器(3c)の熱源になる。
また、第5の解決手段は、図9に示すように、1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と、上記冷媒熱交換器(5)を収納するメインユニット(2a)とを備えている。
そして、上記1次側冷媒回路(10)は、第1利用側熱交換器(11b)と、上記冷媒熱交換器(5)と第1利用側熱交換器(11b)とに1次側冷媒が並列に流れるように1次側冷媒回路(10)を分岐する分岐部(6,9)とを備えている。
更に、上記第1利用側熱交換器(11b,3c)及び分岐部(6,9)が上記メインユニット(2a)の内部に設けられている。
加えて、上記2次側冷媒回路(20)は、上記冷媒熱交換器(5)からメインユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)と、該冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されて上記2次側冷媒が循環する第2利用側熱交換器(3c)を備えている。
その上、上記第2利用側熱交換器(3c)が上記メインユニット(2a)の外部に設けられたサブユニット(3a)に収納されている。
また、第6の解決手段は、図10に示すように、1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と、上記冷媒熱交換器(5)を収納するメインユニット(2a)とを備えている。
そして、上記1次側冷媒回路(10)は、第1利用側熱交換器(11b)と、上記冷媒熱交換器(5)と第1利用側熱交換器(11b)とに1次側冷媒が並列に流れるように1次側冷媒回路(10)を分岐する分岐部(6,9)とを備えている。
更に、上記2次側冷媒回路(20)は、複数の第2利用側熱交換器(3c)と、該各第2利用側熱交換器(3c)に2次側冷媒が並列に流れるように回路(20)を分岐する分岐部(11d,11e)とを備えている。
加えて、上記第1利用側熱交換器(11b)及び1次側冷媒回路(10)の分岐部(6,9)と2次側冷媒回路(20)の分岐部(11d,11e)とが上記メインユニット(2a)の内部に設けられている。
その上、上記各第2利用側熱交換器(3c)が上記分岐部(11d,11e)からメインユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されると共に、上記メインユニット(2a)の外部に設けられた個別のサブユニット(3a)に収納されている。
これら特定事項により、第1利用側熱交換器(11b)を単元冷凍サイクルの利用側熱交換器としながら、サブユニット(3a)に冷媒熱交換器(5)を設ける必要がない。つまり、メインユニット(2a)の冷媒熱交換器(5)が、第2利用側熱交換器(3c)の熱源になる。
また、第7の解決手段は、上記第2の解決手段又は第5の解決手段において、サブユニット(3a)には、2次側圧縮機(3b)が設けられている。そして、該2次側圧縮機(3b)の吐出側がガス配管(GL-A)を介して冷媒熱交換器(5)のガス側に接続されている。加えて、サブユニット(3a)の利用側熱交換器(3c)の液側が減圧機構(EV-2)及び液配管(LL-A)を介して冷媒熱交換器(5)の液側に接続されている。
この特定事項により、2次側圧縮機(3b)から吐出した冷媒は、ガス配管(GL-A)を介して冷媒熱交換器(5)に流入し、1次側冷媒回路(10)の冷媒と熱交換を行って凝縮する。その後、この凝縮冷媒は、減圧機構(EV-2)で減圧して利用側熱交換器(3c)で蒸発し、所定の冷却動作が行われる。
また、第8の解決手段は、上記第3の解決手段又は第6の解決手段において、メインユニット(2a)の2次側冷媒回路(20)は、2次側圧縮機(3b)と減圧機構(EV-1)と利用側熱交換器(11b)と冷媒熱交換器(5)とが順に接続されて構成されている。更に、サブユニット(3a)の利用側熱交換器(3c)の液側が、冷媒熱交換器(5)の液側に液配管(LL-A)によって接続されると共に、該利用側熱交換器(3c)のガス側が、ガス配管(GL-A)によって2次側圧縮機(3b)の吸入側に接続されている。
この特定事項により、2次側圧縮機(3b)から吐出した冷媒は、冷媒熱交換器(5)で凝縮した後、一部がメインユニット(2a)の利用側熱交換器(11b)で蒸発する。他の凝縮冷媒は、液配管(LL-A)を経てサブユニット(3a)の利用側熱交換器(3c)で蒸発する。この結果、それぞれの利用側熱交換器(11b,3c)において所定の冷却動作が行われる。
また、第9の解決手段は、上記第2の解決手段、第3の解決手段、第5の解決手段又は第6の解決手段において、1次側冷媒回路(10)は、冷媒熱交換器(5)と並列に接続され且つサブユニット(4a)に設けられた利用側熱交換器(4b)を備えている。更に、該利用側熱交換器(4b)の液側が、冷媒熱交換器(5)の液側に液配管(LL-B)によって接続されると共に、該利用側熱交換器(4b)のガス側が、冷媒熱交換器(5)のガス側にガス配管(GL-B)によって接続されている。
この特定事項により、1次側冷媒回路(10)の一部が単元冷凍サイクルを構成している。つまり、熱源となる1次側冷媒回路(10)を1つ設けるのみで、2元冷凍サイクルの利用側熱交換器(3c)と単元冷凍サイクルの利用側熱交換器(4b)とが共存している。
また、第10の解決手段は、上記第1の解決手段〜第6の解決手段の何れかにおいて、利用側熱交換器(11b,3c,4b)が、食品用ショーケースの内部空気との間で熱交換を行って該空気を冷却するものである。
この特定事項により、食品用ショーケースの構成が簡素化され、ショーケースの設置スペースが縮小する。
−発明の効果−
したがって、第1の解決手段によれば、1つの冷媒熱交換器(5)を複数の利用側熱交換器(11b,3c)の熱源として機能させることができる。
更に、上記冷媒熱交換器(5)を1つのユニット(2a)に設けるのみによって、例えば、各利用側熱交換器(11b,3c)において、冷媒の蒸発を行わせることができる。
つまり、各利用側熱交換器(11b,3c)に対してそれぞれ冷媒熱交換器(5)を設ける必要がない。このため、冷媒熱交換器(5)の設置スペースを各ユニットに確保する必要がない。この結果、回路全体の構成の簡素化を図ることができる。
また、2次側冷媒回路(20)の構成によって冷却温度の異なる各種の温度環境を実現することができる。この結果、装置自体の適用範囲の拡大を図ることができる。
また、第2の解決手段によれば、サブユニット(3a)に冷媒熱交換器(5)を設ける必要がないので、回路構成の簡略化を図ることができる。更に、第1の解決手段の効果の他、複数の2次側冷媒回路(11,12)を設けているので、冷却能力などを各2次側冷媒回路(11,12)ごとに設定することができる。
また、第3の解決手段によれば、サブユニット(3a)に冷媒熱交換器(5)を設ける必要がないので、回路構成の簡略化を図ることができる。更に、第1の解決手段の効果の他、2次側冷媒回路(11)に複数の利用側熱交換器(11b,3c)を設けているので、配管接続などの容易化を図ることができる。
また、第2の解決手段及び第3の解決手段によれば、メインユニット(2a)には圧縮機などを設ける一方、サブユニット(3a)には利用側熱交換器(3c)のみを設ける構成を採用することができる。この結果、冷却温度が異なる複数種類のユニット(2a,3c)を併存させることができるので、汎用性の向上を図ることができる。
また、第4の解決手段によれば、冷媒熱交換器(5)と並列な第1利用側熱交換器(11b)を1次側冷媒回路(10)に設け、該第1利用側熱交換器(11b)を冷媒熱交換器(5)と共に1つのユニット(2a)に設けるようにしたために、圧縮機等を有しないユニット(2a)を構成することができる。この結果、該ユニット(2a)の適用範囲を拡大することができる。また、上記第1の解決手段と同様に回路構成の簡略化などを図ることができる。
また、第5の解決手段によれば、第2利用側熱交換器(3c)をサブユニット(3a)に設けているので、該サブユニット(3a)の圧縮機などを省略することができる。この結果、回路構成の簡素を図ることができる。また、上記第2の解決手段及び第3の解決手段と同様に、複数種類のユニット(2a,3c)を併存させることができるので、汎用性の向上を図ることができる。
また、第6の解決手段によれば、複数の第2利用側熱交換器(3c)を各サブユニット(3a)に設けているので、複数箇所の冷却対象などに容易に対応することができる。また、上記第1の解決手段と同様に回路構成の簡略化を図ることができる。更に、上記第2の解決手段及び第3の解決手段と同様に、複数種類のユニット(2a,3c)を併存させることができるので、汎用性の向上を図ることができる。
また、第7の解決手段によれば、サブユニット(3a)に2次側圧縮機(3b)を設けているので、該サブユニット(3a)で低温等を生成することができ、使用範囲の拡大を図ることができる。
また、第8の解決手段によれば、メインユニット(2a)に2次側圧縮機(3b)などを設けているので、利用側熱交換器(3c)のみを有するサブユニット(3a)を構成することができる。この結果、回路全体の構成を確実に簡素化することができる。
また、第10の解決手段によれば、食品用ショーケースを冷却するようにしているので、限られたスペースのショーケースを確実に有効利用することができる。この結果、食品用ショーケース自体の構成を簡素化することができる。同時に、食品用ショーケースの設置スペースの縮小化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、各ショーケースの配置状態を示す図である。
図2は、各ショーケースの配管接続状態の概略図である。
図3は、第1実施形態における室外ユニット及び親機の冷媒配管系統図である。
図4は、冷凍子機の配管構成を示す図である。
図5は、冷蔵子機の配管構成を示す図である。
図6は、第2実施形態における図3相当図である。
図7は、第2実施形態における冷凍子機の配管構成を示す図である。
図8は、第3実施形態における図3相当図である。
図9は、第4実施形態における図3相当図である。
図10は、第5実施形態における図3相当図である。
図11は、第6実施形態における図3相当図である。
[発明を実施するための最良の形態]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、本発明の冷凍装置を、スーパマーケットの食品売場等に設置されるショーケースに適用したものである。
<第1実施形態>
図1は、食品売場におけるショーケースの配置状態を示し、各ショーケースには冷却ユニット(2,3A,3B,4A,4B)が設けられている。図2は、各ショーケースの冷却ユニット(2,3A,3B,4A,4B)の配管接続の概略を示し、図3〜図5は、その配管接続の詳細を示している。
図1及び図2に示すように、冷凍装置は、1台の室外ユニット(1)と5台の冷却ユニット(2,3A,3B,4A,4B)とを備えている。該冷却ユニット(2,3A,3B,4A,4B)は、各ショーケース内を冷却するもので、1台の親機(2)と2台の冷凍子機(3A,3B)と2台の冷蔵子機(4A,4B)とによって構成されている。該親機(2)と冷凍子機(3A,3B)と冷蔵子機(4A,4B)が冷媒配管によって室外ユニット(1)に接続されている。
上記室外ユニット(1)と親機(2)との間を循環する冷媒と、親機(2)と各冷凍子機(3A,3B)との間を循環する冷媒とは、冷媒熱交換器(5)において熱交換する。そして、該各冷凍子機(3A,3B)は、所定の低温度(例えば、−40℃)を生成し、冷凍ショーケース内を冷却する。上記冷媒熱交換器(5)は、カスケード型熱交換器とも呼ばれ、上記親機(2)に設けられている。
また、上記親機(2)は、冷凍子機(3A,3B)と同様に所定の低温度(例えば、−40℃)を生成し、冷凍ショーケース内を冷却する。
一方、上記冷蔵子機(4A,4B)は、室外ユニット(1)との間で冷媒が循環し、所定の低温度(例えば、−15℃)を生成し、冷蔵ショーケース内を冷却する。
以下、上述した冷却動作を行う各機器(ユニット)の回路構成を説明する。
−室外ユニット−
上記室外ユニット(1)は、建屋の外部に設置されている。該室外ユニット(1)のケーシング(1a)内には、互いに冷媒配管によって接続された1次側圧縮機(1b)と室外熱交換器(1c)とが収容されている。該室外熱交換器(1c)の液側には1次側液配管(LL)が接続され、上記1次側圧縮機(1b)の吸入側には1次側ガス配管(GL)が接続されている。そして、該1次側液配管(LL)及び1次側ガス配管(GL)が、ケーシング(1a)から延長され、親機(2)に接続されている。
−親機−
上記親機(2)は、メインユニットを構成し、該親機(2)のケーシング(2a)には上記冷媒熱交換器(5)が収納されている。該冷媒熱交換器(5)には、上記室外ユニット(1)から延びる1次側液配管(LL)及び1次側ガス配管(GL)が接続されている。
上記1次側液配管(LL)には、第1分流器(6)と第2分流器(7)とが親機(2)の内部に位置して設けられている。該第1分流器(6)は、3本の上流側分岐管(LL-1,LL-2,LL-3)が分岐され、1本の上流側分岐管(LL-1)が第2分流器(7)に接続されている。上記第2分流器(7)は、更に3本の下流側分岐管(LL-4,LL-5,LL-6)が分岐され、該各下流側分岐管(LL-4,LL-5,LL-6)が冷媒熱交換器(5)に接続されている。
上記冷媒熱交換器(5)はプレート型熱交換器である。該冷媒熱交換器(5)は、下流側分岐管(LL-4,LL-5,LL-6)に対応して第1の1次側通路(5a)と第2の1次側通路(5b)と第3の1次側通路(5c)が形成されている。
また、上記各下流側分岐管(LL-4,LL-5,LL-6)には電動膨張弁(EV-A,EV-B,EV-C)が設けられている。該電動膨張弁(EV-A,EV-B,EV-C)は、その開度を制御して1次側通路(5a,5b,5c)における冷媒の蒸発温度を個別に制御している。
尚、上記冷媒熱交換器(5)の各1次側通路(5a,5b,5c)は、必ずしも1本の通路である必要はなく、多数枚のプレートを重ね合わせ、各1次側通路(5a,5b,5c)を複数本の通路によって構成してもよい。
一方、上記1次側ガス配管(GL)には、第1合流ヘッダ(8)と第2合流ヘッダ(9)とが親機(2)の内部に位置して設けられている。該第1合流ヘッダ(8)には、冷媒熱交換器(5)の1次側冷媒の導出管(GL-1,GL-2,GL-3)が接続されると共に、合流管(GL-4)が接続されている。該合流管(GL-4)は第2合流ヘッダ(9)に接続され、該第2合流ヘッダ(9)が1次側圧縮機(1b)の吸入側に接続されている。
そして、上記1次側圧縮機(1b)と冷媒熱交換器(5)との間で1次側冷媒回路(10)が構成されている。該1次側冷媒回路(10)において、1次側圧縮機(1b)から吐出した冷媒が室外熱交換器(1c)で凝縮する。この凝縮冷媒の一部が電動膨張弁(EV-A,EV-B,EV-C)で減圧した後、冷媒熱交換器(5)で蒸発し、この蒸発冷媒が1次側圧縮機(1b)に戻る。1次側冷媒は、この循環動作を行う。
上記第1分流器(6)から分岐された2本の上流側分岐管(LL-2,LL-3)と、上記第2ヘッダ(9)に接続する2本の集合用配管(GL-5,GL-6)とは、冷蔵子機(4A,4B)に向かって延びている。
上記親機(2)には、冷媒熱交換器(5)における1次側冷媒との間で熱の授受を行う第1利用側冷媒回路(11)が収容されている。該第1利用側冷媒回路(11)は、2次側圧縮機(11a)と、冷媒熱交換器(5)の第1の2次側通路(5A)と、電動膨張弁(EV-1)と、利用側熱交換器(11b)とが冷媒配管(11c)によって
接続されて構成されている。
該第1利用側冷媒回路(11)は、冷媒循環が可能に構成された閉回路であり、上記第1の2次側通路(5A)は、第1の1次側通路(5a)との間で熱交換する。つまり、上記2次側圧縮機(11a)から吐出した冷媒が、冷媒熱交換器(5)の第1の2次側通路(5A)において第1の1次側通路(5a)の冷媒と熱交換を行って凝縮する。そして、上記第1利用側冷媒回路(11)は、1次側冷媒回路(10)との間で2元冷凍サイクルを構成している。
尚、上記冷媒熱交換器(5)の第2の2次側通路(5B)及び第3の2次側通路(5C)は、液配管(LL-A)及びガス配管(GL-A)によって冷凍子機(3A,3B)に接続されている。
−冷凍子機−
上記各冷凍子機(3A,3B)は、サブユニットを構成し、且つ互いに同一構成である。したがって、ここでは、1つの冷凍子機(3A)を図4に基づき説明する。
該冷凍子機(3A)は、蒸気圧縮式冷凍サイクルで構成されている。該冷凍子機(3A)のケーシング(3a)には、2次側圧縮機(3b)と利用側熱交換器(3c)と電動膨張弁(EV-2)とが収納されている。該2次側圧縮機(3b)の吐出側にはガス配管(GL-A)が接続され、上記利用側熱交換器(3c)の液側には液配(LL-A)が接続されている。該ガス配管(GL-A)及び液配管(LL-A)は、上記冷媒熱交換器(5)の第2の2次側通路(5B)に接続されている。そして、上記冷凍子機(3A)と第2の2次側通路(5B)との間で閉回路の第2利用側冷媒回路(12)が構成されている。
該第2利用側冷媒回路(12)は、上述した第1利用側冷媒回路(11)と同様に、上記1次側冷媒回路(10)との間で2元冷凍サイクルを構成している。
尚、他方の冷凍子機(3B)は、冷媒熱交換器(5)の第3の2次側通路(5C)との間で閉回路の第2利用側冷媒回路(12)を構成している。
また、上記第1利用側冷媒回路(11)及び第2利用側冷媒回路(12)が、本発明の2次側冷媒回路(20)を構成している。
−冷蔵子機−
上記各冷蔵子機(4A,4B)も、サブユニットを構成し、且つ互いに同一構成である。したがって、ここでは、1つの冷蔵子機(4A)を図5に基づき説明する。
該冷蔵子機(4A)のケーシング(4a)には、利用側熱交換器(4b)及び電動膨張弁(EV-3)が収納されている。該利用側熱交換器(4b)のガス側にはガス配管(GL-B)が接続され、利用側熱交換器(4b)の液側は液配管(LL-B)が接続されている。該液配管(LL-B)は、親機(2)に導入され、上記上流側分岐管(LL-2)を介して第1分流器(6)に接続されている。また、上記ガス配管(GL-B)は、親機(2)に導入され、上記集合用配管(GL-5)を介して第2ヘッダ(9)に接続されている。
上記冷蔵子機(4A)と上記室外ユニット(1)の1次側圧縮機(1b)及び室外熱交換器(1c)との間で閉回路を構成している。つまり、この冷蔵子機(4A)は、2元冷凍サイクルを構成しておらず、1次側圧縮機(1b)から吐出し室外熱交換器(1c)で凝縮した冷媒が第1分流器(6)を経て直接供給される。
尚、他方の冷蔵子機(4B)においても、液配管(LL-B)が上流側分岐管(LL-3)を介して第1分流器(6)に、ガス配管(GL-B)が集合用配管(GL-6)を介して第2ヘッダ(9)にそれぞれ接続されている。そして、該冷蔵子機(4B)と室外ユニット(1)の1次側圧縮機(1b)及び室外熱交換器(1c)との間で閉回路を構成している。
以上のように、第1利用側冷媒回路(11)及び第2利用側冷媒回路(12,12)は、1次側冷媒回路(10)との間で2元冷凍サイクルを構成している。これに対し、冷蔵子機(4A,4B)は、1次側圧縮機(1b)及び室外熱交換器(1c)の間で単元冷凍サイクルを構成している。
−冷媒循環動作−
次に、本実施形態の冷凍装置における冷媒循環動作について説明する。
各ショーケースにおける親機(2)と冷凍子機(3A,3B)と冷蔵子機(4A,4B)とが冷却運転を行う場合、各圧縮機(1b,11a,3b)を駆動すると共に、各電動膨張弁(EV-A〜EV-C,EV-1〜EV-3)が所定開度に調整される。
つまり、冷媒熱交換器(5)の下流側分岐管(LL-4〜LL-6)の電動膨張弁(EV-A〜EV-C)が、各1次側通路(5a,5b,5c)の冷媒の蒸発温度を調整し、各利用側冷媒回路(11,12)に与える冷熱量を調整する。
また、各利用側熱交換器(11b,3c,4b)の上流側の各電動膨張弁(EV-1〜EV-3)は、ショーケース内の温度が所定の設定温度になるように開度調整される。
先ず、1次側冷媒回路(10)において、1次側圧縮機(1b)から吐出した冷媒が室外熱交換器(1c)で外気との間で熱交換を行って凝縮する。この凝縮した液冷媒は、第1分流器(6)で分流し、その一部は、冷蔵子機(4A,4B)に向かって延びる上流側分流管(LL-2,LL-3)及び液配管(LL-B)を経て冷蔵子機(4A,4B)内に流れる。この液冷媒は、電動膨張弁(EV-3)で減圧した後、利用側熱交換器(4b)において、冷蔵ショーケース内の空気と熱交換して蒸発する。
この冷媒蒸発により、冷蔵子機(4A,4B)が所定温度まで冷却される。例えば、冷蔵子機(4A,4B)が−15℃になる。その後、この蒸発したガス冷媒は、ガス配管(GL-B)及び集合用配管(GL-5,GL-6)を経て第2合流ヘッダ(9)に合流し、1次側圧縮機(1b)に戻る。
一方、上記第1分流器(6)で分流した他の液冷媒は、冷媒熱交換器(5)に向かって延びる上流側分岐管(LL-1)、第2分流器(7)及び下流側分岐管(LL-4,LL-5,LL-6)を流れる。そして、上記液冷媒は、各電動膨張弁(EV-A〜EV-C,EV-1〜EV-3)で減圧した後、冷媒熱交換器(5)の各1次側通路(5a,5b,5c)に流れる。この冷媒熱交換器(5)において、上記液冷媒は、各利用側冷媒回路(11,12,12)の冷媒と熱交換して蒸発する。この蒸発したガス冷媒は、導出管(GL-1,GL-2,GL-3)、第1合流ヘッダ(8)及び合流管(GL-4)を経て第2合流ヘッダ(9)に流れ、上記冷蔵子機(4A,4B)から戻るガス冷媒と合流して1次側圧縮機(1b)に戻る。
以上のような冷媒循環動作が1次側冷媒回路(10)において行われる。
次に、上記各利用側冷媒回路(11,12)の冷媒循環動作を説明する。
第1利用側冷媒回路(11)において、2次側圧縮機(11a)から吐出した冷媒が、冷媒熱交換器(5)の第1の2次側通路(5A)に流入する。この冷媒熱交換器(5)において、上記第1利用側冷媒回路(11)の冷媒が、第1の1次側通路(5a)を流れる冷媒と熱交換して凝縮する。その後、この凝縮した液冷媒は、電動膨張弁(EV-1)で減圧した後、利用側熱交換器(11b)において、ショーケース内の空気と熱交換して蒸発する。この冷媒蒸発により、親機(2)内が所定温度まで冷却される。例えば、親機(2)内が−40℃になる。その後、この蒸発したガス冷媒は2次側圧縮機(11a)に戻る。
一方、第2利用側冷媒回路(12)において、2次側圧縮機(3b)から吐出した冷媒が、ガス配管(GL-A)を経て親機(2)に流れる。そして、該冷媒は、冷媒熱交換器(5)の第2の2次側通路(5B)及び第3の2次側通路(5C)を流れる。この冷媒熱交換器(5)において、上記第2利用側冷媒回路(12)の冷媒が、第2の1次側通路(5b)及び第3の1次側通路(5c)を流れる冷媒と熱交換して凝縮する。その後、この凝縮した液冷媒は、液配管(LL-A)を経て再び冷凍子機(3A,3B)に戻る。そして、上記液冷媒は、電動膨張弁(EV-2)で減圧した後、利用側熱交換器(3c)において、冷凍ショーケース内の空気と熱交換して蒸発する。この冷媒蒸発により、冷凍子機(3A,3B)内が所定温度まで冷却される。例えば、冷凍子機(3A,3B)内が−40℃になる。その後、この蒸発したガス冷媒は2次側圧縮機(3b)に戻る。
以上のような冷媒循環動作が各利用側冷媒回路(11,12,12)において行われる。
このように、本実施形態の冷凍装置は、冷凍ショーケースの親機(2)と冷凍子機(3A,3B)に2元冷凍サイクルを適用し、冷蔵ショーケースの冷蔵子機(4A,4B)に単元冷凍サイクルを適用している。しかも、これらの親機(2)と冷凍子機(3A,3B)と冷蔵子機(4A,4B)が1台の室外ユニット(1)を熱源としている。
また、上記2元冷凍サイクルを構成するための冷媒熱交換器(5)を1台の親機(2)にのみ設け、他の冷凍子機(3A,3B)にはこの冷媒熱交換器(5)を設けていない。
したがって、従来のように、各冷却ユニットにそれぞれ冷媒熱交換器を収容していたものに比して、冷凍子機(3A,3B)の構成を簡素化することができる。つまり、上記冷凍子機(3A,3B)には、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を接続して成る閉回路の2次側冷媒回路を設ける必要がない。その結果、冷媒回路全体の構成を簡素にすることができる。
また、本冷凍装置は、上述したように、圧縮機(3b)と利用側熱交換器(3c)と電動膨張弁(EV-2)を備えた冷凍子機(3A,3B)と、利用側熱交換器(4b)と電動膨張弁(EV-3)のみを備えた冷蔵子機(4A,4B)とを備えている。よって、本冷凍装置は、冷却温度が異なる複数種類のショーケースに適用することができる。この結果、冷凍ショーケースのみしか適用することができない従来に比べ、本冷凍装置は、適用範囲の拡大を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を図6及び図7を用いて説明する。
本実施形態は、親機(2)及び冷凍子機(3A,3B)の構成が第1実施形態と異なっている。したがって、ここでは、上記第1実施形態との相違点のみを説明する。
−親機−
本実施形態の親機(2)は、第2分流器(7)及び第1合流ヘッダ(8)を備えていない。また、冷媒熱交換器(5)は、1つの1次側通路(5a)と1つの2次側通路(5A)のみを備えている。
したがって、分流器(6)から冷媒熱交換器(5)に向かって延びる分岐管(LL-1)は、電動膨張弁(EV-A)を経て冷媒熱交換器(5)の1次側通路(5a)に接続されている。上記1次側通路(5a)の導出端は、集合用配管(GL-4)を経て合流ヘッダ(9)に接続されている。
利用側冷媒回路(11)の冷媒熱交換器(5)と電動膨張弁(EV-1)との間には分流器(11d)が設けられ、該利用側冷媒回路(11)の利用側熱交換器(11b)と2次側圧縮機(11a)との間には合流ヘッダ(11e)が設けられている。
上記分流器(11d)には、利用側熱交換器(11b)に接続される第1の液側分岐管(LL-A1)と、第2の液側分岐管(LL-A2)及び第3の液側分岐管(LL-A3)とが分岐している。該第2の液側分岐管(LL-A2)及び第3の液側分岐管(LL-A3)とが、親機(2)から各冷凍子機(3A,3B)に向かって延びている。上記合流ヘッダ(11e)には、利用側熱交換器(11b)に接続される第1とガス側分岐管(GL-A1)と、第2のガス側分岐管(GL-A2)及び第3のガス側分岐管(GL-A3)とが分岐している。該第2のガス側分岐管(GL-A2)及び第3のガス側分岐管(GL-A3)が、親機(2)から各冷凍子機(3A,3B)に向かって延びている。
−冷凍子機−
上記各冷凍子機(3A,3B)は、第1実施形態の冷蔵子機(4A,4B)と同様に構成されている。図7に示すように、各冷凍子機(3A,3B)のケーシング(3a)内には、利用側熱交換器(3c)及び電動膨張弁(EV-2)が収納されている。該利用側熱交換器(3c)のガス側は、上記ガス側分岐管(GL-A2)によって親機(2)の分流器(11d)に接続され、上記利用側熱交換器(3c)の液側は、上記液側分岐管(LL-A2)にって親機(2)の分流器(11d)に接続されている。
つまり、上記各冷凍子機(3A,3B)の利用側熱交換器(3c)は、上記親機(2)の利用側熱交換器(11b)と並列に接続されている。そして、上記各冷凍子機(3A,3B)の利用側熱交換器(3c)と、親機(2)の利用側熱交換器(11b)とは、1次側冷媒回路(10)との間で2元冷凍サイクルを構成している。
尚、各冷蔵子機(4A,4B)の構成は、第1実施形態のもの(図5参照)と同様であるので説明を省略する。
−冷媒循環動作−
次に、本実施形態の冷媒循環動作を説明する。
1次側冷媒回路(10)の冷媒循環動作は、上記第1実施形態の場合と同様であるので説明を省略する。
利用側冷媒回路(11)において、2次側圧縮機(11a)から吐出した冷媒が、冷媒熱交換器(5)の2次側通路(5A)に流れる。該冷媒熱交換器(5)において、利用側冷媒回路(11)の冷媒は、1次側通路(5a)を流れる冷媒と熱交換して凝縮する。その後、この凝縮した液冷媒が、分流器(11d)で分流する。分流した液冷媒の一部は、親機(2)内の電動膨張弁(EV-1)で減圧した後、利用側熱交換器(11b)において、ショーケース内の空気と熱交換して蒸発する。この冷媒蒸発により、親機(2)内が所定温度まで冷却される。その後、この蒸発したガス冷媒は合流ヘッダ(11e)を経て2次側圧縮機(11a)に戻る。
一方、上記分流器(11d)で分流された他の液冷媒は、液側分岐管(LL-A2,LL-A3)を通り、親機(2)から各冷凍子機(3A,3B)に流れる。該各冷凍子機(3A,3B)において、液冷媒が電動膨張弁(EV-2)で減圧した後、利用側熱交換器(3c)で冷凍ショーケース内の空気と熱交換して蒸発する。この冷媒蒸発により、各冷凍子機(3A,3B)内が所定温度まで冷却される。その後、この蒸発したガス冷媒は、ガス側分岐管(GL-A2,GL-A3)を経て親機(2)に戻り、合流ヘッダ(11e)において他の上記冷媒と合流し、2次側圧縮機(11a)に戻る。
以上のような冷媒循環動作が利用側冷媒回路(11)において行われる。
このように、本実施形態は、利用側冷媒回路(11)を1つの閉回路で形成し、各利用側熱交換器(11b,3c,3c)を並列に接続して各ショーケースに配置している。このため、冷媒熱交換器(5)は、互いに熱交換が可能な一対の通路を備えるのみでよい。したがって、上記冷媒熱交換器(5)は、第1実施形態のように複数種類の冷媒通路を備える必要がなり。その結果、上記冷媒熱交換器(5)の構成の簡素化を図ることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態を図8に基づいて説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態及び第2実施形態の構成を兼ね備えたものである。図8は、本実施形態に係る室外ユニット(1)及び親機(2)の冷媒配管系統を示し、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成部分は同じ符号を付している。
本実施形態は、図示しないが、2種類の冷凍子機(3A,3B)を備えている。1種類目の冷凍子機(3A,3B)は、冷媒熱交換器(5)の2次側通路(5A)との間で閉回路を構成するものであり、図4に示す第1実施形態の冷凍子機(3A,3B)に対応している。2種類目の冷凍子機(3A,3B)は、親機(2)内の第1利用側冷媒回路(11)の利用側熱交換器(11b)と並列に接続された利用側熱交換器(3c)を備えたものであり、図7に示す第2実施形態の冷凍子機(3A,3B)に対応している。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態を図9に基づいて説明する。
本実施形態は、親機(2)の構成が第1実施形態の場合と異なっている。したがって、ここでは、この親機(2)について、上記第1実施形態との相違点のみを説明する。また、第1実施形態と同一の部材は同一の符号を付している。
−親機−
本実施形態における親機(2)は、冷蔵ショーケースに設けられている。該親機(2)に収容されている利用側熱交換器(11b)は、室外ユニット(1)との間で2元冷凍サイクルを構成していない。
つまり、第1分流器(6)から分岐した1つの下流側分岐管(LL-2)は電動膨張弁(EV-1)を介して利用側熱交換器(11b)の液側に接続されている。一方、第2合流ヘッダ(9)に集合する1つの集合用配管(GL-5)は利用側熱交換器(11b)のガス側に接続している。したがって、上記利用側熱交換器(11b)は、室外ユニット(1)との間で単元冷凍サイクルを構成している。
また、図示しないが、冷凍子機(3A,3B,…)の構成及び該冷凍子機(3A,3B,…)の親機(2)に対する接続状態は第1実施形態と同様である。したがって、ここでは説明を省略する。
尚、本実施形態の冷媒熱交換器(5)には、3本の液配管(LL-A)及び3本のガス配管(GL-A)が接続されている。該各液配管(LL-A)及びガス配管(GL-A)が親機(2)から延長され、3台の冷凍子機(3A,3B,…)に接続されている。この3台の冷凍子機(3A,3B,…)と冷媒熱交換器(5)との間で冷媒が循環する。
−冷媒循環動作−
次に、本実施形態の冷媒循環動作について説明する。
親機(2)の利用側熱交換器(11b)を流れる冷媒循環動作は、冷蔵子機(図示省略)の利用側熱交換器(4b)を流れる冷媒循環動作と同様である。つまり、1次側圧縮機(1b)から吐出した冷媒は、室外熱交換器(1c)で凝縮した後、電動膨張弁(EV-1)で減圧し、冷蔵ショーケース内の空気と熱交換して蒸発する。
一方、冷凍子機(図示省略)を流れる冷媒は、第1実施形態の動作と同様であり、冷媒熱交換器(5)との間での冷媒が循環し、冷凍子機が所定温度まで冷却する。
このように、本実施形態の構成によれば、親機(2)を冷蔵ショーケースに設けることができる。しかも、この冷蔵ショーケースの親機(2)のみに冷媒熱交換器(5)を設置するので、構成の簡略化を図ることができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態を図10に基づいて説明する。
本実施形態は、親機(2)の構成が第2実施形態の場合と異なっている。したがって、ここでは、この親機(2)について、第2実施形態との相違点のみを説明する。
−親機−
本実施形態の親機(2)は、上記第4実施形態の場合と同様に、冷蔵ショーケースに設けられている。
つまり、第1分流器(6)から分岐した1つの分岐管(LL-2)は、電動膨張弁(EV-1)を介して利用側熱交換器(11b)の液側に接続されている。一方、合流ヘッダ(9)に集合する1つの集合用配管(GL-5)は、利用側熱交換器(11b)のガス側に接続している。したがって、上記利用側熱交換器(11b)は、室外ユニット(1)との間で単元冷凍サイクルを構成している。
また、図示しないが、冷凍子機(3A,3B)の構成及び該冷凍子機(3A,3B)の親機(2)に対する接続状態は第2実施形態と同様である。したがって、ここでは説明を省略する。
−冷媒循環動作−
次に、本実施形態の冷媒循環動作について説明する。
親機(2)の利用側熱交換器(11b)を流れる冷媒の循環動作は、上記第4実施形態の場合と動作と同様である。また、冷凍子機(図示省略)及び冷蔵子機(図示省略)を流れる冷媒の循環動作は、上記第2実施形態の場合と動作と同様である。これら動作により、各ショーケース内の温度が所定温度まで冷却される。
このように、本実施形態の構成によれば、親機(2)を冷蔵ショーケースに設けることができる。しかも、この冷蔵ショーケースの親機(2)のみに冷媒熱交換器(5)を設置するので、構成の簡略化を図ることができる。
<第6実施形態>
次に、第6実施形態を図11に基づいて説明する。
本実施形態は、第4実施形態及び第5実施形態の構成を兼ね備えたものである。図11は、本実施形態の室外ユニット(1)及び親機(2)の冷媒配管系統を示し、上記第4実施形態及び第5実施形態と同一の構成部分は同じ符号を付している。
つまり、本実施形態は、図示しないが、2種類の冷凍子機(3A,3B)を備えている。1種類目の冷凍子機(3A,3B)は、親機(2)に2次側圧縮機(11a)を設置し、冷媒熱交換器(5)の2次側通路(5A)との間で閉回路を構成するものであり、図10に示す第5実施形態に対応している。2種類目の冷凍子機(3A,3B)は、各ケーシング(3a)に2次側圧縮機(3b)を備え、冷媒熱交換器(5)の2次側通路(5B)との間で閉回路を構成するものであり、図9に示す第4実施形態に対応している。
<その他の実施形態>
上述した各実施形態は、複数の冷凍子機(3A,3B)と複数の冷蔵子機(4A,4B)とを備えたものである。本発明の他の実施形態としては、複数の冷凍子機(3A,3B)のみを備えるものであってもよい。
例えば、図3において、親機(2)と1台以上の冷凍子機(3A,…)のみを備えるものであってよい。また、図6において、冷蔵子機(4A,4B)を省略してもよい。
また、図9において、親機(2)と1台以上の冷凍子機(3A,…)のみを備えるものであってよい。また、図10において、冷蔵子機(4A,4B)を省略してもよい。
要するに、本発明は、蒸気圧縮式冷凍サイクルの2次側冷媒回路を少なくとも1つの備え、冷却温度に対応して各種の冷凍子機(3A,…)及び冷蔵子機(4A,…)を適用するようにしたものである。この結果、本発明の冷凍装置の適用範囲の拡大を図ることができる。
また、冷媒熱交換器(5)はプレート型に限るものではなく、二重管式などを適用してもよい。
また、上述した各実施形態は、ショーケースに適用した場合について説明したが、本発明は、これらに限られず、その他の冷凍装置に適用してもよい。
[産業上の利用可能性]
以上のように、本発明による冷凍装置によれば、1次側冷媒回路と2次側冷媒回路を用いて冷却する場合に有用である。特に、食品用ショーケースの冷却に適している。

Claims (10)

  1. 1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、
    2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、
    上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と
    上記冷媒熱交換器(5)を収納する1つのユニット(2a)とを備え、
    上記2次側冷媒回路(20)は、複数の利用側熱交換器(11b,3c)と、該各利用側熱交換器(11b,3c)に2次側冷媒が並列に流れるように2次側冷媒回路(20)を分岐する分岐部(11d,11e)とを備え、
    上記1つの利用側熱交換器(11b)と分岐部(11d,11e)とが上記ユニット(2a)の内部に設けられ、
    上記他の利用側熱交換器(3c)は、上記分岐部(11d,11e)からユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されて上記ユニット(2a)の外部に設けられている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  2. 1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、
    2次側冷媒が循環する複数の2次側冷媒回路(20)と、
    上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記各2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と
    上記冷媒熱交換器(5)を収納するメインユニット(2a)とを備え、
    上記1つの2次側冷媒回路(20)は、上記2次側冷媒が循環する利用側熱交換器(11b)を備えると共に、上記メインユニット(2a)の内部に設けられる一方、
    上記他の2次側冷媒回路(20)は、上記冷媒熱交換器(5)からメインユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)と、該冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されて上記2次側冷媒が循環する利用側熱交換器(3c)を備え、
    上記他の2次側冷媒回路(20)の利用側熱交換器(3c)が上記メインユニット(2a)の外部に設けられたサブユニット(3a)に収納されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  3. 1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、
    2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、
    上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と
    上記冷媒熱交換器(5)を収納するメインユニット(2a)とを備え、
    上記2次側冷媒回路(20)は、複数の利用側熱交換器(11b,3c)と、該各利用側熱交換器(11b,3c)に2次側冷媒が並列に流れるように2次側冷媒回路(20)を分岐する分岐部(11d,11e)とを備え、
    上記1つの利用側熱交換器(11b)と各分岐部(11d,11e)とが上記メインユニット(2a)の内部に設けられ、
    上記他の利用側熱交換器(3c)は、上記分岐部(11d,11e)からメインユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されると共に、上記メインユニット(2a)の外部に設けられたサブユニット(3a)に収納されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  4. 1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、
    2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、
    上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と
    上記冷媒熱交換器(5)を収納する1つのユニット(2a)とを備え、
    上記1次側冷媒回路(10)は、第1利用側熱交換器(11b)と、上記冷媒熱交換器(5)と第1利用側熱交換器(11b)とに1次側冷媒が並列に流れるように1次側冷媒回路(10)を分岐する分岐部(6,9)とを備え、
    上記第1利用側熱交換器(11b)及び分岐部(6,9)が上記ユニット(2a)の内部に設けられる一方、
    上記2次側冷媒回路(20)は、上記冷媒熱交換器(5)からユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)と、該冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続され且つ上記ユニット(2a)の外部に設けられて上記2次側冷媒が循環する第2利用側熱交換器(3c)を備えている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  5. 1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、
    2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、
    上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と
    上記冷媒熱交換器(5)を収納するメインユニット(2a)とを備え、
    上記1次側冷媒回路(10)は、第1利用側熱交換器(11b)と、上記冷媒熱交換器(5)と第1利用側熱交換器(11b)とに1次側冷媒が並列に流れるように1次側冷媒回路(10)を分岐する分岐部(6,9)とを備え、
    上記第1利用側熱交換器(11b,3c)及び分岐部(6,9)が上記メインユニット(2a)の内部に設けられる一方、
    上記2次側冷媒回路(20)は、上記冷媒熱交換器(5)からメインユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)と、該冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されて上記2次側冷媒が循環する第2利用側熱交換器(3c)を備え、
    上記第2利用側熱交換器(3c)が上記メインユニット(2a)の外部に設けられたサブユニット(3a)に収納されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  6. 1次側冷媒が循環する1次側冷媒回路(10)と、
    2次側冷媒が循環する2次側冷媒回路(20)と、
    上記1次側冷媒回路(10)の1次側冷媒と上記2次側冷媒回路(20)の2次側冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器(5)と
    上記冷媒熱交換器(5)を収納するメインユニット(2a)とを備え、
    上記1次側冷媒回路(10)は、第1利用側熱交換器(11b)と、上記冷媒熱交換器(5)と第1利用側熱交換器(11b)とに1次側冷媒が並列に流れるように1次側冷媒回路(10)を分岐する分岐部(6,9)とを備え、
    上記2次側冷媒回路(20)は、複数の第2利用側熱交換器(3c)と、該各第2利用側熱交換器(3c)に2次側冷媒が並列に流れるように回路(20)を分岐する分岐部(11d,11e)とを備え、
    上記第1利用側熱交換器(11b)及び1次側冷媒回路(10)の分岐部(6,9)と2次側冷媒回路(20)の分岐部(11d,11e)とが上記メインユニット(2a)の内部に設けられ、
    上記各第2利用側熱交換器(3c)が上記分岐部(11d,11e)からメインユニット(2a)の外部に延びる冷媒配管(LL-A,GL-A)に接続されると共に、上記メインユニット(2a)の外部に設けられた個別のサブユニット(3a)に収納されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  7. 請求項2又は5記載の冷凍装置において、
    上記サブユニット(3a)には、2次側圧縮機(3b)が設けられ、
    該2次側圧縮機(3b)の吐出側がガス配管(GL-A)を介して冷媒熱交換器(5)(5)のガス側に接続され、
    サブユニット(3a)の利用側熱交換器(3c)の液側が減圧機構(EV-2)及び液配管(LL-A)を介して冷媒熱交換器(5)の液側に接続されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  8. 請求項3又は6記載の冷凍装置において、
    上記メインユニット(2a)の2次側冷媒回路(20)は、2次側圧縮機(3b)と減圧機構(EV-1)と利用側熱交換器(11b)と冷媒熱交換器(5)とが順に接続されて構成される一方、
    上記サブユニット(3a)の利用側熱交換器(3c)の液側が、冷媒熱交換器(5)の液側に液配管(LL-A)によって接続されると共に、該利用側熱交換器(3c)のガス側が、ガス配管(GL-A)によって2次側圧縮機(3b)の吸入側に接続されていることを特徴とする冷凍装置。
  9. 請求項2、3、5又は6記載の冷凍装置において、
    上記1次側冷媒回路(10)は、冷媒熱交換器(5)と並列に接続され且つサブユニット(4a)に設けられた利用側熱交換器(4b)を備え、
    該利用側熱交換器(4b)の液側が、冷媒熱交換器(5)の液側に液配管(LL-B)によって接続されると共に、該利用側熱交換器(4b)のガス側が、冷媒熱交換器(5)のガス側にガス配管(GL-B)によって接続されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  10. 請求項1〜6の何れか1に記載の冷凍装置において、
    上記利用側熱交換器(11b,3c,4b)は、食品用ショーケースの内部空気との間で熱交換を行って該空気を冷却するものである
    ことを特徴とする冷凍装置。
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