JP2009058183A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の冷暖房を行う空調熱交換器と庫内の冷却を行う冷却熱交換器とが接続された冷媒回路を備えた冷凍装置において、ガスラインの本数を減らしながら、複数の運転を切り換えて実現可能とする。
【解決手段】冷凍装置の冷媒回路(11)には、主冷媒回路(11a)と副冷媒回路(15)とが設けられる。冷凍装置では、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒が熱源側熱交換器(22)で凝縮した後、空調熱交換器(42)と冷却熱交換器(52)とに分流し、空調熱交換器(42)で蒸発した冷媒と、冷却熱交換器(52)で異温度蒸発して第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒とが合流して第1圧縮機(21)に戻る第1運転と、第1圧縮機(21)が停止した状態で第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒が空調熱交換器(42)で凝縮した後、冷却熱交換器(52)で蒸発して第2圧縮機(53)に戻る第2運転とが切り換えて行われる。
【選択図】図5

Description

本発明は、室内の冷暖房を行う空調熱交換器と庫内の冷却を行う冷却熱交換器とが接続された冷媒回路を備えた冷凍装置に関するものである。
従来より、冷凍サイクルを行う冷凍装置が知られている。この種の冷凍装置として、室内の空調と庫内の冷却とを同時に行うものがある。この冷凍装置は、例えばコンビニエンスストア等に設置され、店内の冷房や暖房とショーケース内の冷却との双方を行うようにしている。
特許文献1には、この種の冷凍装置が開示されている。この冷凍装置では、室外に設置される室外ユニットと、室内に設置されて室内の空調を行う空調ユニットと、室内のショーケースに設置されて庫内を冷却する冷却ユニット(冷蔵ユニットや冷凍ユニット)を有し、各ユニットが複数の連絡配管を介して互いに連結されて冷媒回路が構成されている。
室外ユニットには、圧縮機や室外熱交換器(熱源側熱交換器)が設けられ、空調ユニットには空調熱交換器が設けられ、冷却ユニットには冷却熱交換器が設けられている。また、室外ユニットには、冷媒回路の冷媒の循環方向を切り換えるための四路切換弁(切換機構)が設けられている。
同文献の冷凍装置では、室内を冷房すると同時に庫内を冷却する運転(以下、第1運転という)が可能となっている。この第1運転では、室外ユニットの圧縮機で圧縮された冷媒が、室外熱交換器で凝縮し、第1の連絡配管を経由して空調ユニットや冷却ユニットへ送られる。空調ユニットでは、空調熱交換器で冷媒が蒸発し、室内空気が冷却される。空調ユニットを流出した冷媒は、第2の連絡配管を経由して室外ユニットへ送られ圧縮機に吸入される。また、冷却ユニットでは、冷却熱交換器で冷媒が蒸発し、庫内空気が冷却される。冷却ユニットを流出した冷媒は、第3の連絡配管を経由して室外ユニットへ送られ圧縮機に吸入される。
また、同文献の冷凍装置では、室内を暖房すると同時に庫内を冷却する運転(以下、第2運転という)が可能となっている。この第2運転は、室外熱交換器を休止状態とする一方、冷却熱交換器で回収した熱を空調熱交換器の暖房に利用する、いわゆる100%の熱回収運転である。具体的に、第2運転では、冷媒の循環方向が上記第1運転とは逆になるように四路切換弁の設定が切り換えられる。圧縮機で圧縮された冷媒は、上述の第2の連絡配管を経由して空調ユニットへ送られる。空調ユニットでは、空調熱交換器で冷媒が凝縮し、室内空気が加熱される。空調ユニットを流出した冷媒は、冷却ユニットへ送られる。冷却ユニットでは、冷却熱交換器で冷媒が蒸発し、庫内空気が冷却される。冷却ユニットを流出した冷媒は、上述の第3の連絡配管を経由して室外ユニットへ送られ圧縮機に吸入される。
特開2007−78338号公報
ところで、特許文献1に開示されているように、上述の第1運転と第2運転とを切り換えて行う冷凍装置では、少なくとも3本の連絡配管が必要となる。具体的には、まず、上記第1運転では、熱源側熱交換器で凝縮した冷媒を、空調熱交換器及び冷却熱交換器へ送るための1本の液側の連絡配管と、これらの熱交換器で蒸発した冷媒を圧縮機へ戻すための少なくとも1本のガス側の連絡配管とを要する。一方、上述の第2運転では、圧縮機で圧縮した冷媒を空調熱交換器へ送るための1本のガス側の連絡配管と、冷却熱交換器で蒸発した冷媒を圧縮機へ戻すためのもう1本のガス側の連絡配管とを要する。
以上のように、第1運転と第2運転とを切り換えて行う従来の冷凍装置では、熱源側熱交換器と、空調熱交換器及び冷却熱交換器の間に1つの液ラインが必要となり、圧縮機と空調熱交換器との間、及び冷却熱交換器と圧縮機との間に1つずつガスラインが必要となってしまう。その結果、冷媒回路の複雑化、配管コストの増大、配管の施工の煩雑化を招いていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、室内の冷暖房を行う空調熱交換器と庫内の冷却を行う冷却熱交換器とが接続された冷媒回路を備えた冷凍装置おいて、連絡配管の本数を減らしながら、複数の運転を切り換えて実現可能とすることである。
第1の発明の冷凍装置は、第1圧縮機(21)と熱源側熱交換器(22)と空調熱交換器(42)とを有する主冷媒回路(11a)と、冷却熱交換器(52)及び第2圧縮機(53)を有して上記主冷媒回路(11a)に接続された副冷媒回路(15)とを備え、上記第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒が熱源側熱交換器(22)で凝縮した後、空調熱交換器(42)と冷却熱交換器(52)とに分流し、空調熱交換器(42)で蒸発した冷媒と、冷却熱交換器(52)で異温度蒸発して第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒とが合流して第1圧縮機(21)に戻る第1運転と、上記第1圧縮機(21)が停止した状態で第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒が空調熱交換器(42)で凝縮した後、冷却熱交換器(52)で蒸発して第2圧縮機(53)に戻る第2運転とが切り換えて行われるように構成されていることを特徴とするものである。
第1の発明には、閉回路となる主冷媒回路(11a)に副冷媒回路(15)が接続されて冷媒回路が構成される。本発明の冷凍装置では、以下に説明する第1運転と第2運転とが切り換えて行われる。
第1運転では、第1圧縮機(21)及び第2圧縮機(53)を運転状態となる。第1運転では、空調熱交換器(42)で室内の冷房が行われると同時に冷却熱交換器(52)で庫内の冷却が行われる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、熱源側熱交換器(22)で凝縮する。この冷媒は、一部が主冷媒回路(11a)をそのまま流れ、残りが副冷媒回路(15)へ分流する。主冷媒回路(11a)を流れる冷媒は、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。その結果、室内空気が冷却される。
一方、副冷媒回路(15)に分流した冷媒は、冷却熱交換器(52)を流れる。冷却熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫等の庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、庫内空気が冷却される。この際、冷却熱交換器(52)の蒸発温度は、上記空調熱交換器(42)の蒸発温度よりも低くなる。
冷却熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)で圧縮された後、副冷媒回路(15)から主冷媒回路(11a)へ流出する。この冷媒は、空調熱交換器(42)で蒸発した冷媒と合流した後、第1圧縮機(21)に吸入されて圧縮される。
第2運転では、第1圧縮機(21)が停止状態となり、第2圧縮機(53)が運転状態となる。第2運転では、空調熱交換器(42)で室内の暖房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する冷凍サイクルが行われる。また、この第2運転は、熱源側熱交換器(22)が休止状態となる一方、冷却熱交換器(52)で回収した熱が空調熱交換器(42)の暖房に利用される、いわゆる100%の熱回収運転となる。
具体的に、第2運転では、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒が、主冷媒回路(11a)へ流出し、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。
空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、副冷媒回路(15)へ流入して冷却熱交換器(52)を流れる。冷却熱交換器(52)では、冷媒が庫内空気から吸熱して蒸発する。その結果、庫内空気が冷却される。冷却熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)へ吸入されて圧縮される。
以上のように、本発明では、空調熱交換器(42)で冷房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する第1運転と、熱源側熱交換器(22)を休止状態として、空調熱交換器(42)で暖房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する第2運転(100%熱回収運転)とが切り換え可能となっている。
ここで、本発明の第2運転では、副冷媒回路(15)の第2圧縮機(53)で圧縮した冷媒を、空調熱交換器(42)、冷却熱交換器(52)の順に流して第2圧縮機(53)に戻すようにしているので、従来の冷凍装置のように、冷却熱交換器(52)と圧縮機(本発明の第1圧縮機に相当)とを繋ぐガスラインが不要となる。即ち、本発明では、熱源側熱交換器(22)と、空調熱交換器(42)及び冷却熱交換器(52)との間に1つの液ラインを設け、空調熱交換器(42)と第1圧縮機(21)との間に1つのガスラインを設けるだけで、第1運転と第2運転との両方が実現可能となる。
第2の発明は、第1の発明の冷凍装置において、上記第1圧縮機(21)が停止した状態で第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒が第1圧縮機(21)の吸入側と空調熱交換器(42)とに分流し、該第1圧縮機(21)をバイパスして熱源側熱交換器(22)で凝縮した冷媒と空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒とが合流して冷却熱交換器(52)で蒸発した後、第2圧縮機(53)に戻る第3運転が更に切り換えて行われるように構成されていることを特徴とするものである。
第2の発明の冷凍装置では、次に説明する第3運転も切り換えて行われる。第3運転では、第1圧縮機(21)及び第2圧縮機(53)が運転状態となる。第3運転では、空調熱交換器(42)で室内の暖房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する冷凍サイクルが行われる。また、第3運転は、空調熱交換器(42)の暖房能力が過剰となる場合に、冷却熱交換器(52)で回収した熱の一部を熱源側熱交換器(22)から空気へ放出させる運転となる。
具体的に、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒は、副冷媒回路(15)から主冷媒回路(11a)へ流出する。主冷媒回路(11a)に流出した冷媒は、一部が第1圧縮機(21)の吸入側へ送られ、残りが空調熱交換器(42)側へ送られる。第1圧縮機(21)の吸入側へ送られた冷媒は、停止状態の第1圧縮機(21)をバイパスして熱源側熱交換器(22)を流れる。熱源側熱交換器(22)では、冷媒が空気へ放熱して凝縮する。
一方、空調熱交換器(42)側へ送られた冷媒は、空調熱交換器(42)を流れて凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、熱源側熱交換器(22)で凝縮した冷媒と合流して、副冷媒回路(15)を流れる。この冷媒は、冷却熱交換器(52)で蒸発する。その結果、庫内の空気が冷却される。冷却熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)に吸入されて圧縮される。
以上のように、第3運転では、冷却熱交換器(52)で回収された熱の一部が熱源側熱交換器(22)から放出される。その結果、空調熱交換器(42)の暖房能力がセーブされる。
ところで、特許文献1に開示の冷凍装置においても、本発明の第3運転と同様にして、熱源側熱交換器で冷媒を放熱させながら、空調熱交換器で暖房を行うと同時に冷却熱交換器で庫内を冷却する運転(第3運転)が可能となっている。この冷凍装置の第3運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、熱源側熱交換器と空調熱交換器とに分流し、各熱交換器で凝縮した後に再び合流する。合流後の冷媒は、冷却熱交換器で蒸発して圧縮機に再び吸入される。
一方、同文献の冷凍装置では、この第3運転と他の運転(例えば上記第1運転や第2運転)とを切り換えるために、少なくとも2つの四路切換弁が必要となる。具体的には、まず、この冷凍装置には、例えば第1運転や第2運転の切り換えを可能とするために、冷媒回路の循環方向を可逆とする第1の四路切換弁を要する。また、この冷凍装置では、第5運転時に圧縮機で圧縮した冷媒を熱源側熱交換器と空調熱交換器との双方へ分流させるので、圧縮機の吐出管から分岐する分岐管と、この分岐管と熱源側熱交換器との断続を切り換えるための第2の四路切換弁(三方弁)を要する。この第2四路切換弁は、例えば第1運転や第2運転時に分岐管と熱源側熱交換器とを遮断し、第5運転時に分岐管と熱源側熱交換器とを連通させるように設定が切り換えられる。
以上のように、特許文献1の冷凍装置では、各運転を切り換えるために2つ以上の四路切換弁を設けていたので、冷媒回路の構成の複雑化、配管コストの増大、四路切換弁の切換不良に伴う不具合等の問題が生じていた。
一方、本発明では、主冷媒回路の冷媒の循環方向の正逆を切り換えるだけで、上述の第1から第3までの運転の切り換えが可能となる。即ち、本発明では、冷媒回路に1つの四路切換弁を設けるだけで、上記第1から第3までの運転を切り換えて行うことができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明の冷凍装置において、上記第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒と上記第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒とが合流して空調熱交換器(42)で凝縮した後、熱源側熱交換器(22)と冷却熱交換器(52)とに分流し、熱源側熱交換器(22)で蒸発した冷媒が第1圧縮機(21)に戻り、冷却熱交換器(52)で蒸発した冷媒が第2圧縮機(53)に戻る第4運転が更に切り換えて行われるように構成されていることを特徴とするものである。
第3の発明の冷凍装置では、次に説明するような第4運転も切り換えて行われる。第4運転では、第1圧縮機(21)及び第2圧縮機(53)が運転状態となる。第4運転では、空調熱交換器(42)で室内の暖房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する冷凍サイクルが行われる。また、第4運転は、空調熱交換器(42)の暖房能力が不足する場合に、熱源側熱交換器(22)で空気から熱を回収する運転となる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、空調熱交換器(42)側へ送られる。また、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒は、副冷媒回路(15)を流出し、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒と合流する。合流後の冷媒は、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が空気へ放熱して凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。
空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、一部が副冷媒回路(15)へ流入し、残りが主冷媒回路(11a)をそのまま流れる。副冷媒回路(15)に流入した冷媒は、冷却熱交換器(52)を流れる。冷却熱交換器(52)では、冷媒が庫内空気から吸熱して蒸発する。冷却熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)に吸入されて圧縮される。
主冷媒回路(11a)を流れる残りの冷媒は、熱源側熱交換器(22)を流れる。熱源側熱交換器(22)では、冷媒が空気から吸熱して蒸発する。つまり、熱源側熱交換器(22)では、空調熱交換器(42)の暖房に利用される熱が回収される。熱源側熱交換器(22)で蒸発した冷媒は、第1圧縮機(21)に吸入されて圧縮される。
以上のように、第4運転では、冷却熱交換器(52)で回収された熱と熱源側熱交換器(22)で回収された熱との双方が、空調熱交換器(42)の暖房に利用される。その結果、空調熱交換器(42)の暖房能力不足が解消される。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれか1つの発明の冷凍装置において、上記第2圧縮機(53)が停止した状態で第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒が熱源側熱交換器(22)で凝縮した後、冷却熱交換器(52)で蒸発して第2圧縮機(53)をバイパスして第1圧縮機(21)に戻る第5運転が更に切り換えて行われるように構成されていることを特徴とするものである。
第4の発明では、次に説明するような第5運転も切り換えて行われる。第5運転では、第1圧縮機(21)が運転状態となり、第2圧縮機(53)が停止状態となる。第5運転では、空調熱交換器(42)を休止状態としながら冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する冷凍サイクルが行われる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、熱源側熱交換器(22)で凝縮する。この冷媒は副冷媒回路(15)へ流入し、冷却熱交換器(52)を流れる。冷却熱交換器(52)では、冷媒が庫内空気から吸熱して蒸発する。その結果、庫内空気が冷却される。
冷却熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)の吸入側へ送られる。この冷媒は、停止状態の第2圧縮機(53)をバイパスして第1圧縮機(21)に吸入されて圧縮される。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれか1つの発明の冷凍装置において、上記第2圧縮機(53)が停止した状態で第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒が熱源側熱交換器(22)で凝縮した後、空調熱交換器(42)で蒸発して第1圧縮機(21)へ戻る第6運転が更に切り換えて行われるように構成されていることを特徴とするものである。
第5の発明では、次に説明するような第6運転も切り換えて行われる。第6運転では、第1圧縮機(21)が運転状態となり、第2圧縮機(53)が停止状態となる。第6運転では、空調熱交換器(42)で室内の冷房を行う一方、冷却熱交換器(52)を休止状態とする冷凍サイクルが行われる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、熱源側熱交換器(22)で凝縮する。この冷媒は、主冷媒回路(11a)を流れて空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。その結果、室内空気が冷却される。空調熱交換器(42)を流出した冷媒は、第1圧縮機(21)に吸入されて圧縮される。
本発明によれば、空調熱交換器(42)で室内の冷房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する第1運転と、空調熱交換器(42)で室内の暖房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却し、且つ熱源側熱交換器(22)を休止状態とする第2運転とを切り換えて行うことができる。
ここで、本発明の冷媒回路の構成では、熱源側熱交換器(22)と、空調熱交換器(42)及び冷却熱交換器(52)との間に1つの液ラインを設け、空調熱交換器(42)と第1圧縮機(21)との間に1つのガスラインを設けるだけで、上記第1と第2の運転を実現可能となる。従って、冷媒回路の構成を簡素化でき、従来の冷凍装置よりも連絡配管の本数を削減できる。その結果、配管に要するコストを削減でき、配管の施工も容易となる。
また、第2の発明によれば、冷媒回路の液ライン及びガスラインをそれぞれ1つとしながら、空調熱交換器(42)で室内の暖房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却し、且つ熱源側熱交換器(22)から冷媒の熱を放出させる第3運転も可能となる。また、本発明の冷媒回路の構成では、冷媒の循環方向を切り換えるために1つの四路切換弁を設けるだけで、第1から第3までの運転を切り換えることができる。即ち、本発明によれば、従来の冷凍装置と比較して、四路切換弁等の切換機構の数量を減らすことができるので、冷媒回路を更に簡素化できる。また、四路切換弁の数量を減らすことで、四路切換弁の切換不良等に伴う不具合の発生頻度も少なくなる。
また、第3の発明によれば、冷媒回路の簡素化を図りながら、空調熱交換器(42)で室内の暖房を行うと同時に冷却熱交換器(52)で庫内を冷却し、且つ熱源側熱交換器(22)から空気の熱を回収する第4運転も可能となる。
また、第4の発明によれば、冷媒回路の簡素化を図りながら、空調熱交換器(42)を休止状態として冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する第5運転も可能となる。
更に、第5の発明によれば、冷媒回路の簡素化を図りながら、冷却熱交換器(52)を休止状態として冷却熱交換器(52)で庫内を冷却する第6運転も可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1に係る冷凍装置(10)は、コンビニエンスストア等の店舗に適用されて、室内の冷暖房を行うと同時に庫内の冷却を行う運転が可能に構成されている。この冷凍装置(10)は、冷媒が充填される冷媒回路(11)を備えている。冷媒回路(11)では、冷媒が循環することで蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
図1に示すように、冷凍装置(10)は、室外ユニット(20)と空調ユニット(40)と冷蔵ユニット(50)とを備えている。室外ユニット(20)は、店舗の屋外に設置される室外側のユニットを構成し、空調ユニット(40)及び冷蔵ユニット(50)は、いずれも店舗内に設置される室内側のユニットを構成している。室外ユニット(20)には、熱源回路(12)が設けられ、空調ユニット(40)には空調回路(14)が設けられ、冷蔵ユニット(50)には冷蔵回路(15)が設けられている。室外ユニット(20)と、空調ユニット(40)及び冷蔵ユニット(50)(即ち室内側ユニット)とは、2本の連絡配管(18,19)を介して互いに連結されている。
冷媒回路(11)では、熱源回路(12)に対して空調回路(14)と冷蔵回路(15)とが並列に接続されている。具体的に、熱源回路(12)の一端には、第1連絡配管(18)の一端が接続されている。第1連絡配管(18)の他端側は、2手に分岐するようにして空調回路(14)及び冷蔵回路(15)と繋がっている。熱源回路(12)の他端には、第2連絡配管(19)の一端が接続されている。第2連絡配管(19)の他端側は、2手に分岐するようにして空調回路(14)及び冷蔵回路(15)と繋がっている。冷媒回路(11)では、熱源回路(12)と第1連絡配管(18)と空調回路(14)と第2連絡配管(19)とが順に繋がることで、閉回路となる主冷媒回路(11a)が構成されている。
室外ユニット(20)の熱源回路(12)には、第1圧縮機(21)と室外熱交換器(22)と四路切換弁(23)とが接続されている。第1圧縮機(21)は、スクロール式の圧縮機で構成されている。つまり、第1圧縮機(21)は、圧縮比が一定となる固定容量型の圧縮機で構成されている。第1圧縮機(21)には、インバータ回路を介して電力が供給される。つまり、第1圧縮機(21)は、インバータ回路の出力周波数が制御されることで回転数が可変な、いわゆるインバータ式の圧縮機で構成されている。第1圧縮機(21)には、その吐出側に第1吐出管(31)が接続され、その吸入側に第1吸入管(32)が接続されている。
室外熱交換器(22)は、室外に設置される熱源側熱交換器を構成している。室外熱交換器(22)は、例えばフィン・アンド・チューブ式の熱交換器で構成されている。室外熱交換器(22)の近傍には、室外ファン(24)が設置されている。室外熱交換器(22)では、室外ファン(24)によって送風される室外空気と、冷媒との間で熱交換が行われる。
四路切換弁(23)は、冷媒回路(11)の冷媒の流路を変更する切換機構を構成している。四路切換弁(23)は、第1から第4までのポートを有している。四路切換弁(23)では、第1ポートが第1吐出管(31)を介して第1圧縮機(21)の吐出側と繋がり、第2ポートが室外熱交換器(22)と繋がり、第3ポートが第1吸入管(32)を介して第1圧縮機(21)の吸入側と繋がり、第4ポートが第2連絡配管(19)と繋がっている。四路切換弁(23)は、第1ポートと第2ポートとを連通させると同時に第3ポートと第4ポートとを連通させる第1状態(図1の実線で示す状態)と、第1ポートと第4ポートとを連通させると同時に第2ポートと第3ポートとを連通させる第2状態(図1の破線で示す状態)とに設定が切り換えられる。上記主冷媒回路(11a)は、このような四路切換弁(23)の設定の切換えに応じて、冷媒の循環方向が可逆に構成されている。
また、熱源回路(12)には、第1バイパス通路を構成する第1バイパス管(33)が接続されている。第1バイパス管(33)は、一端が第1圧縮機(21)の第1吸入管(32)と接続し、他端が第1圧縮機(21)の第1吐出管(31)と接続している。第1バイパス管(33)には、開閉自在な開閉弁(34)が設けられている。
空調ユニット(40)は、店舗内の天井等に設けられており、室内の冷房及び暖房を行うものである。空調ユニット(40)の空調回路(14)は、一端が第1連絡配管(18)側と繋がり他端が第2連絡配管(19)側と繋がっている。空調回路(14)には、その一端側から他端側に向かって順に、第1膨張弁(41)と空調熱交換器(42)とが接続されている。
第1膨張弁(41)は、冷媒を減圧するための第1膨張機構を構成している。第1膨張弁(41)は、空調回路(14)の開度を調節自在な電子膨張弁で構成されている。
空調熱交換器(42)は、室内に設置される第1の利用側熱交換器を構成している。空調熱交換器(42)は、例えばフィン・アンド・チューブ式の熱交換器で構成されている。空調熱交換器(42)の近傍には、室内ファン(43)が設置されている。空調熱交換器(42)では、室内ファン(43)によって送風される室内空気と、冷媒との間で熱交換が行われる。
冷蔵ユニット(50)は、店舗内に設けられる冷蔵庫(冷蔵ショーケース等)の庫内に設けられており、庫内の空気を冷却するものである。冷蔵ユニット(50)の冷蔵回路(15)は、一端が室外熱交換器(22)と第1膨張弁(41)との間に繋がり他端が空調熱交換器(42)と四路切換弁(23)との間に繋がるように、主冷媒回路(11a)に接続されている。冷蔵回路(15)には、その一端側から他端側に向かって順に、第2膨張弁(51)と冷蔵熱交換器(52)と第2圧縮機(53)とが接続されている。冷蔵回路(15)は、冷媒循環が一方向(一端側から他端側への方向)に構成される副冷媒回路を構成している。
第2膨張弁(51)は、冷媒を減圧するための第2の膨張機構を構成している。第2膨張弁(51)は、冷蔵回路(15)の開度を調節自在な電子膨張弁で構成されている。冷蔵熱交換器(52)は、冷蔵庫内に設置される冷却熱交換器を構成している。冷蔵熱交換器(52)は、例えばフィン・アンド・チューブ式の熱交換器で構成されている。冷蔵熱交換器(52)の近傍には、冷蔵庫内ファン(54)が設置されている。冷蔵熱交換器(52)では、冷蔵庫内ファン(54)によって送風される庫内空気と、冷媒との間で熱交換が行われる。
第2圧縮機(53)は、圧縮機構の内部で円筒形のピストンが回転する回転式(ロータリ式)の圧縮機で構成されている。具体的に、第2圧縮機(53)は、圧縮機構の内部の圧縮室を高圧側と低圧側とに仕切るためのブレード(ベーン)とピストンとが一体的に連結された、いわゆるスイング式の圧縮機で構成されている。また、第2圧縮機(53)は、上述した第1圧縮機(21)と同様、回転数が可変なインバータ式の圧縮機で構成されている。第2圧縮機(53)には、その吐出側に第2吐出管(55)が接続され、その吸入側に第2吸入管(56)が接続されている。
第2圧縮機(53)は、圧縮機構の吸入側の圧力と該圧縮機構の吐出側の圧力との差圧に応じて圧縮比が増減するように構成されている。具体的に、第2圧縮機(53)では、圧縮機構の吐出口にリード弁から成る吐出弁が設けられている。この吐出弁は、圧縮機構の内圧と該圧縮機構の吐出側の圧力(高圧)との差圧が所定値以上になると、吐出口を開放させる。従って、例えば第2圧縮機(53)の吐出側の圧力が比較的高い場合には、圧縮機構の内圧が比較的高い圧力まで昇圧されてから吐出口が開放される。また、第2圧縮機(53)の吐出側の圧力が比較的小さい場合には、圧縮機構の内圧が比較的小さい圧力であっても吐出口が開放される。以上のように、第2圧縮機(53)では、圧縮機構の内圧(すなわち圧縮機構の吸入側の圧力)と、圧縮機構の吐出側の圧力との差圧に応じて、その圧縮比が自動的に変化する。
また、冷蔵回路(15)には、第2バイパス通路を構成する第2バイパス管(57)が接続されている。第2バイパス管(57)は、一端が第2吸入管(56)と接続し、第2吐出管(55)と接続している。
冷凍装置(10)の冷媒回路(11)には、第1から第4までの逆止弁が設けられている。具体的に、第1バイパス管(33)には第1逆止弁(CV-1)が設けられ、第2バイパス管(57)には第2逆止弁(CV-2)が設けられ、第1吐出管(31)には第3逆止弁(CV-3)が設けられ、第2吐出管(55)には第4逆止弁(CV-4)が設けられている。第1逆止弁(CV-1)は、第1バイパス管(33)の一端側(第1圧縮機(21)の吸入側)から他端側(第1圧縮機(21)の吐出側)への冷媒の流通のみを許容し、これとは逆方向の冷媒の流通を禁止している。第2逆止弁(CV-2)は、第2バイパス管(57)の一端側(第2圧縮機(53)の吸入側)から他端側(第2圧縮機(53)の吐出側)への冷媒の流通のみを許容し、これとは逆方向の冷媒の流通を禁止している。第3逆止弁(CV-3)は、第1圧縮機(21)の吐出側から上記四路切換弁(23)側への冷媒の流通のみを許容し、これとは逆方向の冷媒の流通を禁止している。第4逆止弁(CV-4)は、第2圧縮機(53)の吐出側から主冷媒回路(11a)側への冷媒の流通のみを許容し、これとは逆方向の冷媒の流通を禁止している。
−運転動作−
次に、冷凍装置(10)の運転動作について説明する。冷凍装置(10)では、冷房/冷蔵運転と冷房単独運転と冷蔵単独運転と暖房/冷蔵運転とが選択的に切換可能となっている。また、暖房/冷蔵運転では、3種類の運転が切換可能となっている。以下には、各運転動作について図2〜図7を参照しながら説明する。
〈冷房/冷蔵運転〉
冷房/冷蔵運転は、室内の冷房を行うと同時に冷蔵庫内の冷却を行う運転(本発明に係る第1運転)である。図2に示すように、冷房/冷蔵運転では、四路切換弁(23)が第1状態に、開閉弁(34)が閉鎖状態(同図に示す黒塗りの状態、以下同様とする)にそれぞれ設定され、第1膨張弁(41)及び第2膨張弁(51)の開度が適宜調節される。また、室外ファン(24)、室内ファン(43)、及び冷蔵庫内ファン(54)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)及び第2圧縮機(53)も運転状態となる。
冷房/冷蔵運転中の冷媒回路(11)では、室外熱交換器(22)で冷媒が放熱(凝縮)し、空調熱交換器(42)及び冷蔵熱交換器(52)で冷媒が蒸発する冷凍サイクルが行われる。つまり、この冷凍サイクルでは、室外熱交換器(22)が凝縮器(同図に示すドットを付した状態、以下同様とする)となり、空調熱交換器(42)及び冷蔵熱交換器(52)が蒸発器(同図に示すハッチングを付した状態、以下同様とする)となる。また、冷媒回路(11)では、空調熱交換器(42)と冷蔵熱交換器(52)とで冷媒の蒸発温度が異なる、いわゆる異温度蒸発(2温度蒸発)での冷凍サイクルが行われる。また、冷媒回路(11)では、冷蔵熱交換器(52)を流出した冷媒が第2圧縮機(53)で圧縮された後、更に第1圧縮機(21)で圧縮される、いわゆる二段圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、第1吐出管(31)へ吐出される。第1圧縮機(21)の吐出冷媒(高圧冷媒)は、四路切換弁(23)を通過して室外熱交換器(22)を流れる。室外熱交換器(22)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(22)で凝縮した冷媒は、室外ユニット(20)から第1連絡配管(18)へ流出する。
第1連絡配管(18)を流れる冷媒は、空調ユニット(40)と冷蔵ユニット(50)とに分流する。空調ユニット(40)の空調回路(14)を流れる冷媒は、第1膨張弁(41)を通過する。第1膨張弁(41)では、冷媒が所定圧力まで減圧される。第1膨張弁(41)で減圧された冷媒は、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。その結果、室内空気が冷却される。なお、空調熱交換器(42)では、冷媒の蒸発温度が例えば5℃に設定される。空調熱交換器(42)で蒸発した冷媒は、空調ユニット(40)を流出する。
一方、冷蔵ユニット(50)の冷蔵回路(15)を流れる冷媒は、第2膨張弁(51)を通過する。第2膨張弁(51)では、冷媒が所定圧力まで減圧される。ここで、第2膨張弁(51)の減圧後の冷媒は、上記第1膨張弁(41)の減圧後の冷媒よりも低い圧力となる。第2膨張弁(51)で減圧された冷媒は、冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。なお、冷蔵熱交換器(52)では、冷媒の蒸発温度が例えば−10℃に設定される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)で圧縮された後、冷蔵ユニット(50)を流出する。
空調ユニット(40)を流出した冷媒と、冷蔵ユニット(50)を流出した冷媒とは、第2連絡配管(19)で合流する。第2連絡配管(19)で合流した冷媒は、室外ユニット(20)へ流入する。この冷媒は、四路切換弁(23)を通過して第1圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
〈冷房単独運転〉
冷房単独運転は、室内の冷房を行う一方、冷蔵庫内の冷却は行わない運転(本発明に係る第6運転)である。図3に示すように、冷房単独運転では、四路切換弁(23)が第1状態に、開閉弁(34)及び第2膨張弁(51)が閉鎖状態にそれぞれ設定され、第1膨張弁(41)の開度が適宜調節される。また、室外ファン(24)及び室内ファン(43)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)が運転状態に、第2圧縮機(53)が停止状態となる。
冷房単独運転中の冷媒回路(11)では、室外熱交換器(22)で冷媒が放熱(凝縮)し、空調熱交換器(42)で冷媒が蒸発する一方、冷蔵熱交換器(52)を冷媒が流れない冷凍サイクルが行われる。つまり、この冷凍サイクルでは、室外熱交換器(22)が凝縮器となり、空調熱交換器(42)が蒸発器となり、冷蔵熱交換器(52)が休止状態となる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、四路切換弁(23)を通過して室外熱交換器(22)を流れる。室外熱交換器(22)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(22)で凝縮した冷媒は、室外ユニット(20)から第1連絡配管(18)へ流出する。
第1連絡配管(18)を流れる冷媒は、空調ユニット(40)に流入し、第1膨張弁(41)を通過する際に減圧されて、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。その結果、室内空気が冷却される。空調熱交換器(42)で蒸発した冷媒は、空調ユニット(40)を流出する。
空調ユニット(40)を流出した冷媒は、第2連絡配管(19)を経由して室外ユニット(20)へ流入する。この冷媒は、四路切換弁(23)を通過して第1圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
〈冷蔵単独運転〉
冷蔵単独運転は、室内の空調(冷房や暖房)を行わずに冷蔵庫内の冷却を行う運転(本発明に係る第5運転)である。図4に示すように、冷蔵単独運転では、四路切換弁(23)が第1状態に、開閉弁(34)及び第1膨張弁(41)が閉鎖状態にそれぞれ設定され、第2膨張弁(51)の開度が適宜調節される。また、室外ファン(24)及び冷蔵庫内ファン(54)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)が運転状態に、第2圧縮機(53)が停止状態となる。
冷蔵単独運転中の冷媒回路(11)では、室外熱交換器(22)で冷媒が放熱(凝縮)し、冷蔵熱交換器(52)で冷媒が蒸発する一方、空調熱交換器(42)を冷媒が流れない冷凍サイクルが行われる。つまり、この冷凍サイクルでは、室外熱交換器(22)が凝縮器となり、空調熱交換器(42)が休止状態となり、冷蔵熱交換器(52)が蒸発器となる。また、冷媒回路(11)では、冷蔵熱交換器(52)を流出した冷媒が第1圧縮機(21)だけで圧縮される、いわゆる単段圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、四路切換弁(23)を通過して室外熱交換器(22)を流れる。室外熱交換器(22)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(22)で凝縮した冷媒は、室外ユニット(20)から第1連絡配管(18)へ流出する。
第1連絡配管(18)を流れる冷媒は、冷蔵ユニット(50)に流入し、第2膨張弁(51)を通過する際に減圧されて、冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)を流れずに第2バイパス管(57)を流れる。つまり、冷蔵単独運転では、冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒が、停止状態の第2圧縮機(53)をバイパスして冷蔵ユニット(50)を流出する。
冷蔵ユニット(50)を流出した冷媒は、第2連絡配管(19)を経由して室外ユニット(20)へ流入する。この冷媒は、四路切換弁(23)を通過して第1圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
〈暖房/冷蔵運転〉
暖房/冷蔵運転は、室内の暖房を行うと同時に冷蔵庫内の冷却を行う運転である。この暖房/冷蔵運転では、室外や室内の温度条件等に応じて、第1から第3までの暖房運転が切換可能となっている。
(第1暖房運転)
第1暖房運転は、室外熱交換器(22)を休止状態としながら、冷蔵熱交換器(52)による庫内の冷却時に回収した熱を空調熱交換器(42)の暖房に利用する、いわゆる100%の熱回収運転(本発明に係る第2運転)である。図5に示すように、第1暖房運転では、四路切換弁(23)が第2状態に、開閉弁(34)が閉鎖状態に、第1膨張弁(41)が全開状態にそれぞれ設定され、第2膨張弁(51)の開度が適宜調節される。また、室内ファン(43)及び冷蔵庫内ファン(54)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)が停止状態に、第2圧縮機(53)が運転状態となる。第1暖房運転時には、空調熱交換器(42)で冷媒が放熱(凝縮)し、冷蔵熱交換器(52)で冷媒が蒸発する一方、室外熱交換器(22)を冷媒が流れない冷凍サイクルが行われる。つまり、この冷凍サイクルでは、室外熱交換器(22)が休止状態となり、空調熱交換器(42)が凝縮器となり、冷蔵熱交換器(52)が蒸発器となる。
具体的に、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒は、第2吐出管(55)へ吐出される。第2圧縮機(53)の吐出冷媒(高圧冷媒)は、冷蔵回路(15)から空調回路(14)(即ち、主冷媒回路(11a))へ流出し、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。なお、空調熱交換器(42)では、冷媒の凝縮温度が例えば55℃に設定される。空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、第1膨張弁(41)を通過して冷蔵回路(15)へ流入し、更に第2膨張弁(51)を通過する。第2膨張弁(51)では、冷媒が所定圧力まで減圧される。
第2膨張弁(51)で減圧された冷媒は、冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)に吸入されて再び圧縮される。
(第2暖房運転)
第2暖房運転は、上述の第1暖房運転では空調熱交換器(42)の暖房能力が過剰となる場合に、空調熱交換器(42)の暖房能力をセーブする運転(本発明に係る第3運転)である。図6に示すように、第2暖房運転では、四路切換弁(23)が第1状態に、開閉弁(34)が開放状態に、第1膨張弁(41)が全開状態にそれぞれ設定され、第2膨張弁(51)の開度が適宜調節される。また、室外ファン(24)、室内ファン(43)及び冷蔵庫内ファン(54)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)が停止状態に、第2圧縮機(53)が運転状態となる。第2暖房運転時には、室外熱交換器(22)及び空調熱交換器(42)が凝縮器となり、冷蔵熱交換器(52)が蒸発器となる。
具体的に、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒は、冷蔵回路(15)から空調回路(14)と第2連絡配管(19)とに分流する。
第2連絡配管(19)を流れる冷媒は、室外ユニット(20)へ流入し、四路切換弁(23)を通過する。この冷媒は、第1圧縮機(21)を流れずに第1バイパス管(33)を流れる。つまり、第2暖房運転では、第1吸入管(32)を流れる冷媒が、停止状態の第1圧縮機(21)をバイパスして第1吐出管(31)へ送られる。
第1圧縮機(21)をバイパスした冷媒は、四路切換弁(23)を通過して室外熱交換器(22)を流れる。室外熱交換器(22)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(22)で凝縮した冷媒は、室外ユニット(20)から第1連絡配管(18)へ流出する。
一方、空調回路(14)へ分流した冷媒は、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、第1膨張弁(41)を通過し、第1連絡配管(18)を流出した冷媒と合流する。合流後の冷媒は、冷蔵回路(15)へ流入して第2膨張弁(51)を通過する。第2膨張弁(51)では、冷媒が所定圧力まで減圧される。
第2膨張弁(51)で減圧された冷媒は、冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)に吸入されて再び圧縮される。
(第3暖房運転)
第3暖房運転は、上述の第1暖房運転では空調熱交換器(42)の暖房能力が不足する場合に、室外熱交換器(22)から室外空気の熱を回収して空調熱交換器(42)の暖房能力を向上させる運転(本発明に係る第4運転)である。図7に示すように、第3暖房運転では、四路切換弁(23)が第2状態に、開閉弁(34)が閉鎖状態に、第2膨張弁(51)が全開状態に設定され、第1膨張弁(41)の開度が適宜調節される。また、室外ファン(24)、室内ファン(43)及び冷蔵庫内ファン(54)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)及び第2圧縮機(53)が運転状態となる。第3暖房運転時には、空調熱交換器(42)が凝縮器となり、室外熱交換器(22)及び冷蔵熱交換器(52)が蒸発器となる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、四路切換弁(23)を通過し、室外ユニット(20)から第2連絡配管(19)へ流出する。一方、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒は、第2吐出管(55)を通過し、第2連絡配管(19)へ流出した冷媒と合流する。
合流後の冷媒は、空調回路(14)の空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、第1膨張弁(41)で減圧された後、冷蔵回路(15)と第1連絡配管(18)とに分流する。
冷蔵回路(15)へ流入した冷媒は、第2膨張弁(51)を通過して冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、第2圧縮機(53)に吸入されて再び圧縮される。
第1連絡配管(18)へ流出した冷媒は、室外ユニット(20)へ流入して室外熱交換器(22)を流れる。室外熱交換器(22)では、冷媒が室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(22)で蒸発した冷媒は、四路切換弁(23)を通過して第1圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
−実施形態1の効果−
上記実施形態1の冷凍装置(10)では、冷房/冷蔵運転、冷房単独運転、冷蔵単独運転、第1暖房運転、第2暖房運転、及び第3暖房運転を切り換えて行うことができる。従って、この冷凍装置(10)では、ユーザーの要求や運転条件等に併せて、各種の最適な運転を選択的に行うことができる。ここで、この冷凍装置(10)では、室外ユニット(20)と、空調ユニット(40)及び冷蔵ユニット(50)との間の連絡配管(18,19)を2本だけ設けながら、各種の運転を行うことができる。つまり、本実施形態の冷凍装置(10)では、従来例の冷凍装置よりも連絡配管の本数を減らすことができるので、冷媒回路(11)の簡素化、配管コストの削減、配管の施工の容易化を図ることができる。
更に、実施形態1の冷凍装置(10)では、冷媒回路(11)に1つの四路切換弁(23)を設けるだけで、上記各種の運転の切換が可能となる。つまり、本実施形態の冷凍装置(10)では、従来例の冷凍装置よりも四路切換弁の個数を減らすことができるので、冷媒回路(11)を更に簡素化できる。また、従来例のように、四路切換弁の個数が多くなると、その分だけ四路切換弁の切換不良や冷媒漏れ等の不具合を招きやすくなり、四路切換弁の制御も煩雑となる。これに対し、本実施形態の如く四路切換弁(23)を1個とすることで、このような不具合を回避でき、且つ四路切換弁(23)の切換制御も容易となる。
更に、上記実施形態1の第1暖房運転では、室内側のユニットとなる冷蔵ユニット(50)及び空調ユニット(40)だけで冷媒が循環する冷凍サイクルが行われる(図5参照)。つまり、第1暖房運転では、冷媒が各連絡配管(18,19)を介して室外ユニット(20)へ送られることがない。従って、第1暖房運転時には、冷媒が流れる経路が短くなるので、冷媒配管の圧力損失を小さくすることができ、高効率の運転を行うことができる。
また、上記実施形態1では、第2圧縮機(53)をロータリ式(スイング式)の圧縮機としている。従って、上述した冷房/冷蔵運転において、第2圧縮機(53)で冷媒を圧縮し過ぎることを回避できる。具体的に、例えば上述の冷房/冷蔵運転では、空調熱交換器(42)と冷蔵熱交換器(52)とで異温度蒸発をさせるが、空調側と冷蔵側とにおける圧力差はさほど大きくない。ここで、例えば第2圧縮機(53)をスクロール式の圧縮機(固定容量式の圧縮機)として、例えば上記第1暖房運転を基準にこの圧縮機の容量を設計すると、冷房/冷蔵運転時には、冷媒を圧縮し過ぎてしてしまい損失が大きくなる。一方、上記実施形態のように、第2圧縮機(53)をロータリ式とすると、冷房/冷蔵運転においては、圧縮比が小さくなるように吐出弁が開放されるので、冷媒を圧縮し過ぎることがない。従って、冷房/冷蔵運転時における圧縮効率の低下を回避することができる。
《発明の実施形態2》
実施形態2の冷凍装置(10)は、室内の冷暖房と冷蔵庫内の冷却と冷凍庫内の冷却とを同時に行う運転が可能に構成されている。即ち、実施形態2の冷凍装置(10)には、実施形態1の冷凍装置(10)に冷凍庫内の冷却を行うための冷凍ユニット(60)が付与されている。
冷凍ユニット(60)は、店舗内に設置される冷凍庫(冷凍ショーケース等)の庫内に設置されている。図8に示すように、冷凍ユニット(60)は、冷凍回路(16)を有している。実施形態2では、第1連絡配管(18)の他端側が3つに分岐するようにして、空調回路(14)、冷蔵回路(15)、及び冷凍回路(16)とそれぞれ繋がっている。冷凍回路(16)は、その一端が上記第1連絡配管(18)に接続し、その他端が冷蔵回路(15)における冷蔵熱交換器(52)と第2圧縮機(53)との間に接続している。冷凍回路(16)には、その一端側から他端側に向かって順に、第3膨張弁(61)と冷凍熱交換器(62)と第3圧縮機(63)とが接続されている。冷凍回路(16)は、冷媒循環が一方向(一端側から他端側への方向)に構成されている。
第3膨張弁(61)は、冷媒を減圧するための第3の膨張機構を構成している。第3膨張弁(61)は、冷凍回路(16)の開度を調節自在な電子膨張弁で構成されている。冷凍熱交換器(62)は、例えばフィン・アンド・チューブ式の熱交換器で構成されている。冷凍熱交換器(62)の近傍には、冷凍庫内ファン(64)が設置されている。冷凍熱交換器(62)では、冷凍庫内ファン(64)によって送風される庫内空気と、冷媒との間で熱交換が行われる。
第3圧縮機(63)は、第2圧縮機(53)と同様、圧縮機構の内部で円筒形のピストンが回転する回転式(ロータリ式)の圧縮機で構成されている。第3圧縮機(63)には、その吐出側に第3吐出管(65)が接続し、その吸入側に第3吸入管(66)が接続している。第3吐出管(65)には、第5逆止弁(CV-5)が設けられている。第5逆止弁(CV-5)は、第3圧縮機(63)の吐出側から冷蔵回路(15)側への冷媒の流通のみを許容し、これとは逆方向の冷媒の流通を禁止している。
−運転動作−
次に、実施形態2の冷凍装置(10)の運転動作について説明する。以下には、冷房/冷蔵/冷凍運転と、第1から第3までの暖房運転とを代表例として、図9〜図12を参照しながら説明する。
〈冷房/冷蔵/冷凍運転〉
冷房/冷蔵/冷凍運転は、室内の冷房と冷蔵庫内の冷却と冷凍庫内の冷却とを同時に行う運転である。図9に示すように、冷房/冷蔵/冷凍運転では、四路切換弁(23)が第1状態に、開閉弁(34)が閉鎖状態にそれぞれ設定され、第1膨張弁(41)、第2膨張弁(51)、及び第3膨張弁(61)の開度が適宜調節される。また、室外ファン(24)、室内ファン(43)、冷蔵庫内ファン(54)、冷凍庫内ファン(64)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)、第2圧縮機(53)、及び第3圧縮機(63)も運転状態となる。
冷房/冷蔵/冷凍運転中の冷媒回路(11)では、室外熱交換器(22)で冷媒が放熱(凝縮)し、空調熱交換器(42)、冷蔵熱交換器(52)、及び冷凍熱交換器(62)で冷媒が蒸発する冷凍サイクルが行われる。また、冷媒回路(11)では、空調熱交換器(42)、冷蔵熱交換器(52)、及び冷凍熱交換器(62)で冷媒の蒸発温度がそれぞれ異なる、いわゆる異温度蒸発での冷凍サイクルが行われる。また、冷媒回路(11)では、冷凍熱交換器(62)を流出した冷媒が第3圧縮機(63)で圧縮された後に第2圧縮機(53)で圧縮され、更に第1圧縮機(21)で圧縮される、いわゆる三段圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、四路切換弁(23)を通過して室外熱交換器(22)を流れる。室外熱交換器(22)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(22)で凝縮した冷媒は、室外ユニット(20)から第1連絡配管(18)へ流出する。
第1連絡配管(18)を流れる冷媒は、空調ユニット(40)と冷蔵ユニット(50)と冷凍ユニット(60)とに分流する。冷凍ユニット(60)の冷凍回路(16)を流れる冷媒は、第3膨張弁(61)で減圧された後、冷凍熱交換器(62)を流れる。冷凍熱交換器(62)では、冷媒が冷凍庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷凍庫内の空気が冷却される。なお、冷凍熱交換器(62)では、冷媒の蒸発温度が例えば−40℃に設定される。冷凍熱交換器(62)で蒸発した冷媒は、第3圧縮機(63)で圧縮された後、冷凍ユニット(60)を流出する。
冷蔵ユニット(50)の冷蔵回路(15)を流れる冷媒は、第2膨張弁(51)で減圧された後、冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。なお、冷蔵熱交換器(52)では、冷媒の蒸発温度が例えば−10℃に設定される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、冷凍回路(16)から流出した冷媒と合流する。合流後の冷媒は、第2圧縮機(53)で圧縮された後、空調回路(14)側へ流出する。
空調ユニット(40)の空調回路(14)を流れる冷媒は、第1膨張弁(41)で減圧された後、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。その結果、室内空気が冷却される。なお、空調熱交換器(42)では、冷媒の蒸発温度が例えば5℃に設定される。空調熱交換器(42)で蒸発した冷媒は、空調ユニット(40)を流出する。
空調ユニット(40)を流出した冷媒と、冷蔵ユニット(50)を流出した冷媒とは、第2連絡配管(19)で合流する。第2連絡配管(19)で合流した冷媒は、室外ユニット(20)へ流入する。この冷媒は、四路切換弁(23)を通過して第1圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
なお、実施形態2の冷凍装置(10)についても、第1から第3までの膨張弁(41,51,61)を全閉としたり、第2圧縮機(53)や第3圧縮機(63)を停止状態とすることで、上記実施形態1と同様にして、各ユニット(40,50,60)の単独運転や、各ユニット(40,50,60)のうちのいずれか2つを動作させる運転が可能となっている。
〈第1暖房運転〉
実施形態2の第1暖房運転は、室外熱交換器(22)を休止状態としながら、冷蔵熱交換器(52)及び冷凍熱交換器(62)による庫内の冷却時に回収した熱を空調熱交換器(42)の暖房に利用する、いわゆる100%の熱回収運転である。図10に示すように、第1暖房運転では、四路切換弁(23)が第2状態に、開閉弁(34)が閉鎖状態に、第1膨張弁(41)が全開状態にそれぞれ設定され、第2膨張弁(51)及び第3膨張弁(61)の開度が適宜調節される。また、室内ファン(43)、冷蔵庫内ファン(54)、及び冷凍庫内ファン(64)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)が停止状態に、第2圧縮機(53)及び第3圧縮機(63)が運転状態となる。第1暖房運転時には、室外熱交換器(22)が休止状態となり、空調熱交換器(42)が凝縮器となり、冷蔵熱交換器(52)及び冷凍熱交換器(62)が蒸発器となる。
具体的に、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒は、冷蔵回路(15)から空調回路(14)へ流出し、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、第1膨張弁(41)を通過した後、冷蔵回路(15)及び冷凍回路(16)へ分流する。
冷凍回路(16)へ分流した冷媒は、第3膨張弁(61)で減圧された後、冷凍熱交換器(62)を流れる。冷凍熱交換器(62)では、冷媒が冷凍庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷凍庫内の空気が冷却される。冷凍熱交換器(62)で蒸発した冷媒は、第3圧縮機(63)で圧縮された後、冷凍ユニット(60)を流出する。
冷蔵回路(15)へ分流した冷媒は、第2膨張弁(51)で減圧された後、冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、冷凍回路(16)から流出した冷媒と合流する。合流後の冷媒は、第2圧縮機(53)に吸入されて再び圧縮される。
〈第2暖房運転〉
第2暖房運転は、上述の第1暖房運転では空調熱交換器(42)の暖房能力が過剰となる場合に、空調熱交換器(42)の暖房能力をセーブする運転である。図11に示すように、第2暖房運転では、四路切換弁(23)が第1状態に、開閉弁(34)が開放状態に、第1膨張弁(41)が全開状態にそれぞれ設定され、第2膨張弁(51)及び第3膨張弁(61)の開度が適宜調節される。また、室外ファン(24)、室内ファン(43)、冷蔵庫内ファン(54)、及び冷凍庫内ファン(64)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)が停止状態に、第2圧縮機(53)及び第3圧縮機(63)が運転状態となる。第2暖房運転時には、室外熱交換器(22)及び空調熱交換器(42)が凝縮器となり、冷蔵熱交換器(52)及び冷凍熱交換器(62)が蒸発器となる。
具体的に、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒は、冷蔵回路(15)から空調回路(14)と第2連絡配管(19)とに分流する。
第2連絡配管(19)を流れる冷媒は、室外ユニット(20)へ流入し、四路切換弁(23)を通過する。この冷媒は、第1圧縮機(21)を流れずに第1バイパス管(33)を流れる。つまり、第2暖房運転では、第1吸入管(32)を流れる冷媒が、停止状態の第1圧縮機(21)をバイパスして第1吐出管(31)へ送られる。
第1圧縮機(21)をバイパスした冷媒は、四路切換弁(23)を通過して室外熱交換器(22)を流れる。室外熱交換器(22)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(22)で凝縮した冷媒は、室外ユニット(20)から第1連絡配管(18)へ流出し、冷凍回路(16)や冷蔵回路(15)へ分流する。
一方、空調回路(14)へ分流した冷媒は、空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、第1膨張弁(41)を通過した後、冷蔵回路(15)や冷凍回路(16)へ分流する。
冷凍回路(16)へ流入した冷媒は、第3膨張弁(61)で減圧された後、冷凍熱交換器(62)を流れる。冷凍熱交換器(62)では、冷媒が冷凍庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷凍庫内の空気が冷却される。冷凍熱交換器(62)で蒸発した冷媒は、第3圧縮機(63)で圧縮された後、冷凍ユニット(60)を流出する。
冷蔵回路(15)へ流入した冷媒は、第2膨張弁(51)で減圧された後、冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、冷凍回路(16)から流出した冷媒と合流する。合流後の冷媒は、第2圧縮機(53)に吸入されて再び圧縮される。
〈第3暖房運転〉
第3暖房運転は、上述の第1暖房運転では空調熱交換器(42)の暖房能力が不足する場合に、室外熱交換器(22)から室外空気の熱を回収して空調熱交換器(42)の暖房能力を向上させる運転である。図12に示すように、第3暖房運転では、四路切換弁(23)が第2状態に、開閉弁(34)が閉鎖状態に、第2膨張弁(51)が全開状態に設定され、第1膨張弁(41)及び第3膨張弁(61)の開度が適宜調節される。また、室外ファン(24)、室内ファン(43)、冷蔵庫内ファン(54)、及び冷凍庫内ファン(64)がそれぞれ運転状態となり、第1圧縮機(21)、第2圧縮機(53)、及び第3圧縮機(63)が運転状態となる。第3暖房運転時には、空調熱交換器(42)が凝縮器となり、室外熱交換器(22)、冷蔵熱交換器(52)、及び冷凍熱交換器(62)が蒸発器となる。
具体的に、第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒は、四路切換弁(23)を通過し、室外ユニット(20)から第2連絡配管(19)へ流出する。一方、第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒は、第2吐出管(55)を通過し、第2連絡配管(19)を流出した冷媒と合流する。
合流後の冷媒は、空調回路(14)の空調熱交換器(42)を流れる。空調熱交換器(42)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。その結果、室内空気が加熱される。空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、第1膨張弁(41)で減圧された後、冷蔵回路(15)、冷凍回路(16)、及び第1連絡配管(18)へ分流する。
冷凍回路(16)へ流入した冷媒は、第3膨張弁(61)で更に減圧された後、冷凍熱交換器(62)を流れる。冷凍熱交換器(62)では、冷媒が冷凍庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷凍庫内の空気が冷却される。冷凍熱交換器(62)で蒸発した冷媒は、第3圧縮機(63)で圧縮された後、冷凍ユニット(60)を流出する。
冷蔵回路(15)へ流入した冷媒は、第2膨張弁(51)を通過して冷蔵熱交換器(52)を流れる。冷蔵熱交換器(52)では、冷媒が冷蔵庫内の空気から吸熱して蒸発する。その結果、冷蔵庫内の空気が冷却される。冷蔵熱交換器(52)で蒸発した冷媒は、冷凍回路(16)から流出した冷媒と合流する。合流後の冷媒は、第2圧縮機(53)に吸入されて再び圧縮される。
第1連絡配管(18)へ流出した冷媒は、室外ユニット(20)へ流入して室外熱交換器(22)を流れる。室外熱交換器(22)では、冷媒が室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(22)で蒸発した冷媒は、四路切換弁(23)を通過して第1圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
−実施形態2の効果−
上記実施形態2の冷凍装置(10)では、冷房/冷蔵/冷凍の同時運転や、これらの単独運転若しくは組み合わせ運転、更には第1暖房運転、第2暖房運転、及び第3暖房運転を切り換えて行うことができる。従って、この冷凍装置(10)では、ユーザーの要求や運転条件等に併せて、各種の最適な運転を選択的に行うことができる。ここで、実施形態2の冷凍装置(10)においても、室外ユニット(20)と、各ユニット(40,50,60)との間の連絡配管(18,19)を2本だけ設けながら、各種の運転を行うことができる。即ち、実施形態2の冷凍装置(10)においても、従来例の冷凍装置よりも連絡配管の本数を減らすことができ、冷媒回路(11)の簡素化、配管コストの削減、配管の施工の容易化を図ることができる。更に、実施形態2の冷凍装置(10)においても、冷媒回路(11)に1つの四路切換弁(23)を設けるだけで、上記各種の運転の切換が可能となる。従って、冷媒回路(11)の更なる簡素化、四路切換弁(23)の切換制御の容易化を図ることができる。
更に、上記実施形態2の第1暖房運転では、室内側のユニットとなる冷蔵ユニット(50)、空調ユニット(40)、及び冷凍ユニット(60)だけで冷媒が循環する冷凍サイクルが行われる(図10参照)。つまり、実施形態2の第1暖房運転においても、冷媒が各連絡配管(18,19)を介して室外ユニット(20)へ送られることがない。従って、第1暖房運転時には、冷媒が流れる経路が短くなるので、冷媒配管の圧力損失を小さくすることができ、高効率の運転を行うことができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、室内の冷暖房を行う空調熱交換器と庫内の冷却を行う冷却熱交換器とが接続された冷媒回路を備えた冷凍装置について有用である。
図1は、実施形態1に係る冷凍装置の概略構成を示す配管系統図である。 図2は、冷房/冷蔵運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図3は、冷房単独運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図4は、冷蔵単独運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図5は、第1暖房運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図6は、第2暖房運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図7は、第3暖房運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図8は、実施形態2に係る冷凍装置の概略構成を示す配管系統図である。 図9は、冷房/冷蔵/冷凍運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図10は、第1暖房運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図11は、第2暖房運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。 図12は、第3暖房運転時の冷媒の流れを説明するための配管系統図である。
符号の説明
10 冷凍装置
11a 主冷媒回路
15 冷蔵回路(副冷媒回路)
21 第1圧縮機
22 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
42 空調熱交換器
52 冷蔵熱交換器(冷却熱交換器)
53 第2圧縮機

Claims (5)

  1. 第1圧縮機(21)と熱源側熱交換器(22)と空調熱交換器(42)とを有する主冷媒回路(11a)と、
    冷却熱交換器(52)及び第2圧縮機(53)を有して上記主冷媒回路(11a)に接続された副冷媒回路(15)とを備え、
    上記第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒が熱源側熱交換器(22)で凝縮した後、空調熱交換器(42)と冷却熱交換器(52)とに分流し、空調熱交換器(42)で蒸発した冷媒と、冷却熱交換器(52)で異温度蒸発して第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒とが合流して第1圧縮機(21)に戻る第1運転と、
    上記第1圧縮機(21)が停止した状態で第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒が空調熱交換器(42)で凝縮した後、冷却熱交換器(52)で蒸発して第2圧縮機(53)に戻る第2運転とが切り換えて行われるように構成されていることを特徴とする冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    上記第1圧縮機(21)が停止した状態で第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒が第1圧縮機(21)の吸入側と空調熱交換器(42)とに分流し、該第1圧縮機(21)をバイパスして熱源側熱交換器(22)で凝縮した冷媒と空調熱交換器(42)で凝縮した冷媒とが合流して冷却熱交換器(52)で蒸発した後、第2圧縮機(53)に戻る第3運転が更に切り換えて行われるように構成されていることを特徴とする冷凍装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒と上記第2圧縮機(53)で圧縮された冷媒とが合流して空調熱交換器(42)で凝縮した後、熱源側熱交換器(22)と冷却熱交換器(52)とに分流し、熱源側熱交換器(22)で蒸発した冷媒が第1圧縮機(21)に戻り、冷却熱交換器(52)で蒸発した冷媒が第2圧縮機(53)に戻る第4運転が更に切り換えて行われるように構成されていることを特徴とする冷凍装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、
    上記第2圧縮機(53)が停止した状態で第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒が熱源側熱交換器(22)で凝縮した後、冷却熱交換器(52)で蒸発して第2圧縮機(53)をバイパスして第1圧縮機(21)に戻る第5運転が更に切り換えて行われるように構成されていることを特徴とする冷凍装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、
    上記第2圧縮機(53)が停止した状態で第1圧縮機(21)で圧縮された冷媒が熱源側熱交換器(22)で凝縮した後、空調熱交換器(42)で蒸発して第1圧縮機(21)へ戻る第6運転が更に切り換えて行われるように構成されていることを特徴とする冷凍装置。
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