JPH11201569A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH11201569A
JPH11201569A JP755998A JP755998A JPH11201569A JP H11201569 A JPH11201569 A JP H11201569A JP 755998 A JP755998 A JP 755998A JP 755998 A JP755998 A JP 755998A JP H11201569 A JPH11201569 A JP H11201569A
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JP
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heat
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JP755998A
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English (en)
Inventor
Takemune Mesaki
丈統 目▲崎▼
Akitoshi Ueno
明敏 上野
Yuuji Fujimoto
遊二 藤本
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 いわゆる多元冷凍サイクルを行う冷凍装置に
対し、ランニングコストの向上を図る。 【解決手段】 スーパマーケット用の冷凍システムとし
て、1台の室外ユニット(40)に対し、複数台の利用側ユ
ニット(10,20,30) を互いに並列に接続する。各利用側
ユニット(10,20,30) を、室外ユニット(40)との間で二
元冷凍サイクルを行う第1タイプの利用側ユニット(10,
20)と、室外ユニット(40)との間で単段の冷凍サイクル
を行う第2タイプの利用側ユニット(30) とで成す。第
1タイプの利用側ユニット(10,20)を、冷凍ショーケー
ス及び冷蔵ショーケースに適用する。第2タイプの利用
側ユニット(30)を一般空調ユニットとして採用する。室
外ユニット(40)に蓄熱槽(46)を備えさせ、夜間運転時
に、余剰冷凍能力を蓄熱用として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源側冷媒回路と
利用側冷媒回路との間でカスケード型熱交換器を介して
熱の授受が行われるいわゆる多元冷凍サイクルを行う冷
凍装置に係る。特に、装置のランニングコストの低減対
策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭62−9478
5号公報に示されているように、スーパマーケット等に
備えられる冷蔵ショーケースが知られている。この種の
ショーケースは、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器が
冷媒配管によって接続されて成る冷凍装置を備えてい
る。また、ショーケースは、食品の陳列空間及び該陳列
空間との間で空気を循環させる空気通路を備えている。
上記蒸発器がこの空気通路に配置されている。冷凍装置
の駆動により、圧縮機から吐出して凝縮器で凝縮した冷
媒が、膨張弁で減圧した後、蒸発器において空気通路を
流通する空気との間で熱交換を行って蒸発し該空気を冷
却する。この冷却された空気は、空気通路から陳列空間
に供給されて食品を所定の低温度に保つ。これにより、
食品の鮮度が維持される。
【0003】また、上記ショーケース内空気の冷却と、
店内等の一般空調とを1つの冷凍システムで賄うことに
鑑み、本発明の発明者は、熱源側ユニットとショーケー
スとを2次冷媒システムで構成することについて提案し
ている(特願平9−89164号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
スーパマーケットでは、夜間においても食品の鮮度を良
好に維持する必要がある。このため、この夜間にも冷凍
装置の運転を行っている。また、日中(特に夏期の日
中)には高い冷凍能力が要求される。
【0005】このため、この種の冷凍装置は、ランニン
グコストが高くなってしまうといった課題があった。こ
のような課題は、スーパマーケット用のショーケースに
限らず、日中から夜間に亘って連続運転が行われる冷凍
庫等のその他の2次冷媒システムを採用している冷凍装
置においても同様に生ずるものである。
【0006】本発明の発明者は、2次冷媒システムなど
のように多元冷凍サイクルを行う冷凍装置は、一般的
に、高い冷凍能力が要求される状態と、低い冷凍能力し
か要求されない状態とが生じていることに着目した。
【0007】本発明は、このようにしてなされたもので
あり、いわゆる多元冷凍サイクルを行う冷凍装置に対
し、ランニングコストの削減を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、熱源側冷媒回路と利用側冷媒回路とを
備えて多元冷凍サイクルを行う冷凍装置に対し、低い冷
凍能力しか要求されない状態において熱源側の余剰能力
を有効できるように、蓄熱媒体に対する蓄熱を可能とす
る構成を採用した。
【0009】具体的に、請求項1記載の発明は、図1に
示すように、熱源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)、
減圧機構(16,26)及びカスケード型熱交換器(50,60)の熱
源側熱交換部(52,62)が冷媒配管(LL,LG)によって熱源側
冷媒の循環が可能に順に接続されて成る熱源側冷媒回路
(75)と、利用側圧縮機(12,22)、カスケード型熱交換器
(50,60)の利用側熱交換部(51,61)、減圧機構(13,23)及
び利用側熱交換器(14,24)が冷媒配管(15,25)によって利
用側冷媒の循環が可能に順に接続されて成る利用側冷媒
回路(11,21)とを備えさせる。上記カスケード型熱交換
器(50,60)における熱源側冷媒と利用側冷媒との熱交換
によって各回路(75),(11,21)間で熱の授受を行うように
した冷凍装置を前提としている。この冷凍装置に対し、
蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側
冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱媒体に対す
る蓄熱が可能となるように上記熱源側冷媒回路(75)に接
続された蓄熱回路(70)を備えさせる。また、上記蓄熱回
路(70)において熱源側冷媒と蓄熱媒体との間で熱交換を
行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転と、この蓄熱媒体
の蓄熱を熱源側冷媒によって取出し、カスケード型熱交
換器(50,60)において、この熱源側冷媒と利用側冷媒と
の熱交換を行うことにより上記蓄熱媒体の蓄熱を利用側
冷媒に与える蓄熱利用運転とを行わせるようにしてい
る。
【0010】この特定事項により、例えば、高い冷凍能
力を必要としないときには、熱源側冷媒と蓄熱媒体との
間で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行い、余剰能力を
有効に利用する。一方、高い冷凍能力を必要とする際に
は、蓄熱媒体の蓄熱を熱源側冷媒によって取出し、この
蓄熱を利用側冷媒に与える。これにより、蓄熱を利用し
た冷凍能力の増大を図ることができる。
【0011】請求項2及び3記載の発明は、上記請求項
1記載の発明を、複数の利用側ユニットを備えた冷凍機
に適用したものである。つまり、請求項2記載の発明
は、熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱交換器(44)を備えた
熱源側ユニット(41)と、互いに並列に接続され、且つ上
記熱源側ユニット(41)に対し液配管(LL)及びガス配管(L
G)によって接続された複数の利用側ユニット(10,20)と
を備えさせ、各利用側ユニット(10,20)に、利用側冷媒
の循環が可能な閉回路でなる利用側冷媒回路(11,21)を
備えさせる。また、該利用側冷媒回路(11,21)に、熱源
側ユニット(41)から供給される熱源側冷媒との間で熱交
換を行うカスケード型熱交換器(50,60)の利用側熱交換
部(51,61)と、温調対象空気と上記カスケード型熱交換
器(50,60)で熱交換した利用側冷媒との間で熱交換を行
って該温調対象空気を所定温度にする利用側熱交換器(1
4,24)とを備えさせる。該利用側冷媒回路(11,21)が、熱
源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)及びカスケード型
熱交換器(50,60)の熱源側熱交換部(52,62)との間で多元
冷凍サイクルを行うようにする。更に、蓄熱媒体を貯留
した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側冷媒と蓄熱媒体
との間の熱交換によって蓄熱媒体に対する蓄熱が可能と
なるように上記熱源側冷媒回路(75)に接続された蓄熱回
路(70)を備えさせる。そして、上記蓄熱回路(70)におい
て熱源側冷媒と蓄熱媒体との間で熱交換を行って蓄熱媒
体に蓄熱を行う蓄熱運転と、この蓄熱媒体の蓄熱を熱源
側冷媒によって取出し、カスケード型熱交換器(50,60)
において、この熱源側冷媒と利用側冷媒との熱交換を行
うことにより上記蓄熱媒体の蓄熱を利用側冷媒に与える
蓄熱利用運転とを行わせる構成としている。
【0012】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
に発明に対して、各利用側ユニット(10,20,30)を少なく
とも2タイプのユニットで成したものである。つまり、
第1タイプの利用側ユニット(10,20)に、利用側冷媒の
循環が可能な閉回路でなる利用側冷媒回路(11,21)を備
えさせる。該利用側冷媒回路(11,21)に、熱源側ユニッ
ト(41)から供給される熱源側冷媒との間で熱交換を行う
カスケード型熱交換器(50,60)の利用側熱交換部(51,61)
と、温調対象空気と上記カスケード型熱交換器(50,60)
で熱交換した利用側冷媒との間で熱交換を行って該温調
対象空気を所定温度にする第1利用側熱交換器(14,24)
とを備えさせる。該利用側冷媒回路(11,21)が、熱源側
圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)及びカスケード型熱交
換器(50,60)の熱源側熱交換部(52,62)との間で多元冷凍
サイクルを行うようにする。第2タイプの利用側ユニッ
ト(30)に、熱源側ユニット(41)から供給される熱源側冷
媒と温調対象空気との間で熱交換を行って該温調対象空
気を所定温度にする第2利用側熱交換器(32)を備えさせ
る。該第2タイプの利用側ユニット(30)、熱源側圧縮機
(43)及び熱源側熱交換器(44)の間で閉回路を構成させ
る。更に、蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共
に、熱源側冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱
媒体に対する蓄熱が可能となるように上記熱源側冷媒回
路(75)に接続された蓄熱回路(70)を備えさせる。そし
て、上記蓄熱回路(70)において熱源側冷媒と蓄熱媒体と
の間で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転
と、この蓄熱媒体の蓄熱を熱源側冷媒によって取出し、
カスケード型熱交換器(50,60)において、この熱源側冷
媒と利用側冷媒との熱交換を行うことにより上記蓄熱媒
体の蓄熱を利用側冷媒に与える蓄熱利用運転とを行う構
成としてる。
【0013】請求項4記載の発明は、上述した請求項2
記載の発明に対し、蓄熱利用運転時の冷媒循環動作を改
良したものである。つまり、蓄熱利用運転時には、利用
側冷媒回路(11,21)を循環する利用側冷媒を、蓄熱媒体
と熱交換を行った後、カスケード型熱交換器(50,60)に
おいて熱源側冷媒と熱交換を行うようにしている。
【0014】請求項5記載の発明は、上述した請求項3
記載の発明に対し、蓄熱利用運転時の冷媒循環動作を改
良したものである。つまり、上述した請求項4記載の発
明と同様に、蓄熱利用運転時には、利用側冷媒回路(11,
21)を循環する利用側冷媒を、蓄熱媒体と熱交換を行っ
た後、カスケード型熱交換器(50,60)において熱源側冷
媒と熱交換を行うようにしている。
【0015】請求項6記載の発明は、上述した請求項2
記載の発明に対し、蓄熱利用運転時の冷媒循環動作を更
に改良したものである。つまり、蓄熱利用運転時には、
利用側冷媒回路(11,21)を循環する利用側冷媒を、カス
ケード型熱交換器(50,60)において熱源側冷媒と熱交換
を行った後、蓄熱ユニット(42)に供給して蓄熱媒体と熱
交換を行うようにしている。
【0016】請求項7記載の発明は、上述した請求項3
記載の発明に対し、蓄熱利用運転時の冷媒循環動作を更
に改良したものである。つまり、上述した請求項6記載
の発明と同様に、蓄熱利用運転時には、利用側冷媒回路
(11,21)を循環する利用側冷媒を、カスケード型熱交換
器(50,60)において熱源側冷媒と熱交換を行った後、蓄
熱ユニット(42)に供給して蓄熱媒体と熱交換を行うよう
にしている。
【0017】請求項8及び9記載の発明は、上記各請求
項記載の発明を適用形態を具体化したものである。つま
り、請求項8記載の発明は、上記請求項2,4または6
記載の冷凍装置において、利用側ユニット(10,20)をス
ーパマーケットに備えられた食品陳列用のショーケース
としている。また、請求項請求項9記載の発明は、上記
請求項3,5または7記載の冷凍装置において、第1タ
イプの利用側ユニット(10,20)をスーパマーケットに備
えられた食品陳列用のショーケースとし、第2タイプの
利用側ユニット(30)をスーパマーケットの店内空気調和
を行う室内空調ユニットとしている。
【0018】
【発明の実施の形態1】−冷凍装置の構成の説明− 次に、請求項1〜3記載の発明に係る実施形態1を図面
に基いて説明する。本形態では、本発明に係る冷凍装置
をスーパマーケットに適用した場合について説明する。
【0019】冷凍システムの説明の前に、先ず、スーパ
マーケット内の各領域(店内売場や従業員事務所等)に
おいて要求される温度環境について説明する。
【0020】このスーパマーケットの店内売場には、冷
凍食品を陳列する利用側ユニットとしての冷凍ショーケ
ース(10)、冷蔵食品を陳列する同じく利用側ユニットと
しての冷蔵ショーケース(20)が設置される。例えば、冷
凍ショーケース(10)では−20℃、冷蔵ショーケース(2
0)では0℃のケース内温度環境が要求される。
【0021】また、このスーパマーケット内には、店内
や従業員事務所等のような一般空調室が存在し、この一
般空調室には室内空調ユニット(30)が配置されている。
この一般空調室では、例えば25℃といったような温度
環境が要求される。
【0022】その他、図示しないが、スーパマーケット
内には、各食品を保管しておく保管庫(一般にバックヤ
ードと呼ばれる)、従業員が食品のパック詰め等の作業
を行う食品加工室が存在し、それぞれにおいても適切な
温度環境が要求されている。
【0023】次に、本形態に係る冷凍システムについて
説明する。本システムは、1台の室外ユニット(40)に対
して、上記冷凍ショーケース(10)、冷蔵ショーケース(2
0)、室内空調ユニット(30)が冷媒配管(LL,LG)により接
続されている。これら各ショーケース(10,20)及び室内
空調ユニット(30)は互いに並列に接続されている。
【0024】先ず、室外ユニット(40)について説明す
る。この室外ユニット(40)は、スーパマーケットの戸外
に設置されており、熱源ユニット(41)及び蓄熱ユニット
(42)を備えている。
【0025】熱源ユニット(41)は、熱源側圧縮機として
の圧縮機(43)、該圧縮機(43)の冷媒吐出側に接続された
熱源側熱交換器としての室外熱交換器(44)、該室外熱交
換器(44)の液側に設けられた三方弁(45)を備えている。
圧縮機(43)の吸入側はガス側配管(LG)により、また、三
方弁(45)の1つのポートは液側配管(LL)により各ショー
ケース(10,20)及び室内空調ユニット(30)に接続してい
る。つまり、ガス側配管(LG)及び液側配管(LL)は、複数
に分岐されて各ショーケース(10,20)及び室内空調ユニ
ット(30)のガス側及び液側に夫々接続している。
【0026】蓄熱ユニット(42)は、蓄熱媒体としての水
を貯留した蓄熱槽(46)を備えている。この蓄熱槽(46)内
には蓄熱用伝熱管(47)及び取出し用伝熱管(48)が収容さ
れている。蓄熱用伝熱管(47)は、一端が電動弁(49)を介
して室外熱交換器(44)の液側に接続し、他端が圧縮機(4
3)の吸入側に接続している。取出し用伝熱管(48)は、一
端が三方弁(45)の1つのポートに接続し、他端が液側配
管(LL)に接続している。この蓄熱用伝熱管(47)及び取出
し用伝熱管(48)によって蓄熱回路(70)が構成されてい
る。
【0027】これにより、蓄熱槽(46)への蓄熱を行う際
に、圧縮機(43)から吐出して室外熱交換器(44)で凝縮し
た熱源側冷媒が、電動弁(49)で減圧した後、蓄熱用伝熱
管(47)を流れる。これにより、熱源側冷媒と水との間で
熱交換を行って該水を冷却して氷化することで蓄熱を行
う構成となっている。更に、蓄熱を利用する際には、圧
縮機(43)から吐出して室外熱交換器(44)で凝縮した熱源
側冷媒が、三方弁(45)を経た後、取出し用伝熱管(48)を
流れる。これにより、熱源側冷媒が蓄熱槽(46)内の蓄熱
を取り出す構成となっている。
【0028】次に、冷凍ショーケース(10)及び冷蔵ショ
ーケース(20)について説明する。この冷凍ショーケース
(10)及び冷蔵ショーケース(20)は、閉回路でなる利用側
冷媒回路(11,21)を備えている。この利用側冷媒回路(1
1,21)と、上記室外ユニット(40)から液側配管(LL)を経
て導入された熱源側冷媒との間で熱交換が行われるよう
になっている。つまり、このショーケース(10,20)に
は、利用側冷媒回路(11,21)と上記室外ユニット(40)か
ら導入された熱源側冷媒との間で熱交換を行うカスケー
ド型の熱交換器(50,60)が備えられている。詳しくは、
利用側冷媒回路(11,21)は、利用側圧縮機としての圧縮
機(12,22)、カスケード型熱交換器(50,60)の利用側熱交
換部としての凝縮部(51,61) 、減圧機構としての電動弁
(13,23)及び利用側熱交換器(第1利用側熱交換器)と
しての蒸発器(14,24)が冷媒配管(15,25)によって順に接
続されてなる。
【0029】一方、室外ユニット(40)から延びてショー
ケース(10,20)内に位置する液側配管(LL)には減圧機構
としての電動弁(16,26)が設けられ、この電動弁(16,26)
の低圧側にはカスケード型熱交換器(50,60)の熱源側熱
交換部としての蒸発部(52,62)が備えられている。
【0030】このような回路構成により、室外ユニット
(40)の圧縮機(43)及び室外熱交換器(44)、各ショーケー
ス(10,20)の電動弁(16,26)及びカスケード型熱交換器(5
0,60)の蒸発部(52,62) によって熱源側冷媒回路(75)が
構成される。そして、この熱源側冷媒回路(75)と上記利
用側冷媒回路(11,12)との間で熱搬送が行われる構成で
ある。つまり、上記室外ユニット(40)と、冷凍ショーケ
ース(10)及び冷蔵ショーケース(20)との間では、熱源側
冷媒回路(75)に対して複数の利用側冷媒回路(11,21)が
接続された所謂マルチ二元冷凍回路が構成されている。
【0031】次に、室内空調ユニット(30)について説明
する。室外ユニット(40)から延びて室内空調ユニット(3
0)内に位置する液側配管(LL)には電動弁(31) が設けら
れている。この電動弁(31)の低圧側には利用側熱交換器
(第2利用側熱交換器)としての室内熱交換器(32)が備
えられている。
【0032】つまり、上記室外ユニット(40)と、室内空
調ユニット(30)との間では、室外ユニット(40)の圧縮機
(43)及び室外熱交換器(44)と、室内空調ユニット(30)の
電動弁(31)及び室内熱交換器(32)が順に接続されて成る
単段冷凍サイクルを行う閉回路が構成されている。即
ち、室外ユニット(40)の圧縮機(43)から吐出して室外熱
交換器(44)で凝縮した冷媒が、室内空調ユニット(30)の
電動弁(31)で減圧し、室内熱交換器(32)で室内空気と熱
交換を行って蒸発する構成となっている。
【0033】更に、本システムには、図示しないコント
ローラが備えられている。このコントローラにより、各
圧縮機(12,22,43)の運転容量や各弁(13,23,16,26,31,4
9,45)の制御等が行われ、各ショーケース(10,20)及び室
内空調ユニット(30)において上述した温度環境が得られ
るようにしている。
【0034】−運転動作の説明−次に、本システムの運
転動作について説明する。この運転動作としては、夜間
に行われる運転と、日中に行われる運転とがある。
【0035】先ず、深夜電力を利用して各ショーケース
(10,20)の冷却と蓄熱槽(46)への蓄熱とを行う夜間運転
動作について説明する。この運転動作時には、三方弁(4
5)が室外熱交換器(44)の液側をカスケード型熱交換器(5
0,60)の蒸発部(52,62)に連通させる。また、室内空調ユ
ニット(30)の電動弁(31)が閉鎖する一方、他の電動弁(1
3,23,16,26,49)が開度制御される。この状態で、各冷媒
回路(75,11,21)の圧縮機(43,12,22)が駆動する。
【0036】図2に実線の矢印で示すように、熱源側冷
媒回路(75)の圧縮機(43)から吐出した熱源側冷媒は、室
外熱交換器(44)で凝縮した後、一部は各ショーケース(1
0,20)のカスケード型熱交換器(50,60)に、他は蓄熱回路
(70)に流入して電動弁(49)で減圧した後、蓄熱用伝熱管
(47)に流れる。
【0037】一方、各ショーケース(10,20)では、圧縮
機(12,22)から吐出した利用側冷媒がカスケード型熱交
換器(50,60)において熱源側冷媒と熱交換を行って凝縮
する。その後、この利用側冷媒は、電動弁(13,23)で減
圧した後、蒸発器(14,24)でケース内空気と熱交換を行
って蒸発する。このような二元冷凍サイクルを行うこと
でショーケース内では比較的低温度の冷熱が得られる。
【0038】カスケード型熱交換器(50,60)から流出し
た熱源側冷媒は、ガス側配管(LG)を経て圧縮機(43)の吸
入側に回収される。
【0039】一方、蓄熱回路(70)の蓄熱用伝熱管(47)を
流れる熱源側冷媒は、蓄熱槽(46)内の水と熱交換を行っ
て蒸発する。これにより、水に冷熱を与えて該水が氷化
する。この蒸発した熱源側冷媒は、上記カスケード型熱
交換器(50,60)から流出する熱源側冷媒と合流して圧縮
機(43)の吸入側に回収される。
【0040】このような運転状態において、一方のショ
ーケース(例えば冷蔵ショーケース)がサーモオフして
圧縮機(22)が停止した場合、冷凍負荷は軽減されること
になる。このような状況において、本形態では、室外ユ
ニット(40)の圧縮機(43)の運転容量を低下させず、一定
の容量で運転を継続する。また、サーモオフしたショー
ケース(20)のカスケード型熱交換器(60)上流側の電動弁
(26)を閉鎖して該カスケード型熱交換器(60)への熱源側
冷媒の流入を阻止する。これにより、蓄熱回路(70)への
冷媒供給量が増大することになり、蓄熱能力を向上させ
ることになる。つまり、夜間運転時の余剰能力を蓄熱に
有効利用するようにしている。
【0041】次に、上記蓄熱を利用して各ショーケース
(10,20)の冷却や室内空調を行う日中の運転動作につい
て説明する。この運転動作時には、三方弁(45)が室外熱
交換器(44)の液側を蓄熱回路(70)の取出し用伝熱管(48)
に連通させる。また、蓄熱回路(70)の電動弁(49)は閉鎖
される一方、他の電動弁(13,23,16,26,31)は開度制御さ
れる。この状態で、各冷媒回路(75,11,21)の圧縮機(43,
12,22)が駆動する。
【0042】図2に破線の矢印で示すように、熱源側冷
媒回路(75)の圧縮機(43)から吐出した熱源側冷媒は、室
外熱交換器(44)で凝縮した後、三方弁(45)を経て取出し
用伝熱管(48)に流れる。ここで、蓄熱槽(46)内の氷また
は冷水と熱源側冷媒との間で熱交換が行われ、熱源側冷
媒が過冷却状態となることで蓄熱槽(46)内の冷熱を取り
出す。
【0043】この過冷却状態となった熱源側冷媒は、液
側配管(LL)を経て電動弁(16,26,31)で減圧し、各ショー
ケース(10,20)のカスケード熱交換器(50,60)及び室内空
調ユニット(30)の室内熱交換器(32)に流入する。各ショ
ーケース(10,20)における冷媒循環動作は、上述した夜
間運転時と同様である。つまり、カスケード熱交換器(5
0,60)から受ける冷熱によってケース(10,20)内で比較的
低温度の冷熱が得られる。
【0044】一方、室内空調ユニット(30)の室内熱交換
器(32)に流入した熱源側冷媒は室内空気と熱交換を行っ
て蒸発する。この蒸発した熱源側冷媒は、上記カスケー
ド型熱交換器(50,60)から流出する熱源側冷媒と合流
し、ガス側配管(LG)を経て圧縮機(43)の吸入側に回収さ
れる。
【0045】図3は、この日中の運転動作におけるモリ
エル線図を示している。本図に破線で示す領域が、蓄熱
槽(46)内に貯留された蓄熱の利用領域である。このよう
に、カスケード型熱交換器(50,60)の蒸発部(52,62)に流
入する熱源側冷媒の過冷却度を大きくすることができ、
該カスケード型熱交換器(50,60)での熱交換量が増大で
きて、十分な冷凍能力を確保することが可能になる。
【0046】また、このような運転状態において、蓄熱
槽(46)内の蓄熱量が殆どなくなった場合には、三方弁(4
5)が、室外熱交換器(44)の液側をカスケード型熱交換器
(50,60)の蒸発部(52,62)に連通させる。これにより、蓄
熱を利用することのない通常の二元冷凍サイクルが行わ
れる。
【0047】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態によれば、二元冷凍サイク
ルを行うように構成されたスーパマーケットの冷凍シス
テムにおいて、夜間の深夜電力を利用して蓄熱槽(46)内
に冷熱を蓄熱し、日中にこの冷熱を利用するようにして
いる。このため、安価な深夜電力を有効に利用すると共
に、日中の消費電力の削減(ピークカット)を行うこと
もでき、食品等の鮮度を劣化させることなしにランニン
グコストの低減の図ることができる。
【0048】また、1台の室外ユニット(40)に対し、二
元冷凍サイクルを行う第1タイプのユニット(10,20)
と、単段の冷凍サイクルを行う第2タイプのユニット(3
0) とを備えさせたことで、1つのシステムで多種類の
温度レベルの大きく異なる温度環境を実現することがで
きる。従って、特に、従来のスーパマーケット等のよう
に、温度環境毎に個別の冷凍機を備えさせるといったこ
とが必要なくなり、簡素で且つ設置スペースを大幅に削
減できるシステムを実現しながら各要求に応じた温度環
境を得ることができる。
【0049】
【発明の実施の形態2】次に、請求項4及び5記載の発
明に係る実施形態2を図4及び図5に基いて説明する。
本形態も、本発明に係る冷凍装置をスーパマーケットに
適用した場合である。本形態は、蓄熱槽(46)内に貯留し
た冷蓄熱を利用するための構成及びその動作が上述した
実施形態1と異なっている。従って、ここでは、実施形
態1との相違点についてのみ説明する。尚、図4におい
ては、実施形態1と同一の部材には同符号を付してい
る。
【0050】−冷凍装置の構成の説明− 蓄熱回路(70)の取出し用伝熱管(48)は、一端が第1電磁
弁(SV1)を介して利用側冷媒回路(11)における圧縮機(1
2)の吐出側に接続し、他端が第2電磁弁(SV2)を介して
カスケード熱交換器(50)の凝縮部(51)の直上流側に接続
している。つまり、第1電磁弁(SV1)が開放され、且つ
第2電磁弁(SV2)が閉鎖された状態では、圧縮機(12)か
ら吐出した利用側冷媒が、蓄熱槽(46)を経てカスケード
熱交換器(50)に流入される構成となっている。一方、第
1電磁弁(SV1)が閉鎖され、且つ第2電磁弁(SV2)が開放
された状態では、圧縮機(12)から吐出された冷媒が、蓄
熱槽(46)を流通することなしに利用側冷媒回路(11)のみ
を循環する構成となっている。
【0051】その他の構成は、上述した実施形態1と略
同様である。また、図4では、冷蔵ショーケース(20)及
び室内空調ユニット(30)の構成についての図示は省略し
ているが、これらの構成は実施形態1のものと同様であ
る。
【0052】−運転動作の説明− 次に、本システムの運転動作について説明する。夜間運
転動作は、利用側冷媒回路(11)の第1電磁弁(SV1)が閉
鎖され、且つ第2電磁弁(SV2)が開放される。この状態
で、各回路(11,75)の圧縮機(12,43)が駆動する。この際
の冷媒循環動作は、図4に実線の矢印で示すように、上
述した実施形態1の場合と同様であるので説明を省略す
る。
【0053】以下に日中の運転動作について説明する。
この運転動作時には、利用側冷媒回路(11)の第1電磁弁
(SV1)が開放され、且つ第2電磁弁(SV2)が閉鎖される。
また、蓄熱回路(70)の電動弁(49)が閉鎖する一方、その
他の電動弁(13,16)が開度制御される。この状態で、各
回路(11,75)の圧縮機(12,43)が駆動する。熱源側冷媒回
路(75)では、図4に破線で示す矢印のように、圧縮機(4
3)から吐出した熱源側冷媒が、室外熱交換器(44)、電動
弁(16)、カスケード型熱交換器(50)の順に流れる。一
方、利用側冷媒回路(11)及び蓄熱回路(70)での冷媒循環
動作は、同じく図4に破線の矢印で示すように、圧縮機
(12)から吐出した利用側冷媒が、蓄熱回路(70)に流入し
て取出し用伝熱管(48)を流れる。ここで、蓄熱槽(46)内
の氷または冷水と熱交換を行って利用側冷媒が凝縮し、
蓄熱槽(46)内の冷熱を取り出す。その後、この利用側冷
媒は、利用側冷媒回路(11)に戻ってカスケード型熱交換
器(50)に流入する。ここで熱源側冷媒と熱交換を行って
過冷却状態となる。この利用側冷媒は、電動弁(13)で減
圧した後、蒸発器(14)でケース内空気と熱交換を行って
蒸発する。このような二元冷凍サイクルを行うことでシ
ョーケース内では比較的低温度の冷熱が得られる。ま
た、冷蔵ショーケース(20)及び室内空調ユニット(30)に
おける冷媒循環動作は上述した実施形態1の場合と同様
である。
【0054】図5は、この日中の運転動作におけるモリ
エル線図を示している。本図に破線で示す領域が、蓄熱
槽(46)内に貯留された蓄熱の利用領域である。
【0055】また、このような運転状態において、蓄熱
槽(46)内の蓄熱量が殆どなくなった場合には、第1電磁
弁(SV1)が閉鎖され、且つ第2電磁弁(SV2)が開放され
る。これにより、蓄熱を利用することのない通常の二元
冷凍サイクルが行われる。
【0056】
【発明の実施の形態3】次に、請求項6及び7記載の発
明に係る実施形態3を図6及び図7に基いて説明する。
本形態も、蓄熱槽(46)内に貯留した冷蓄熱を利用するた
めの構成及びその動作が上述した実施形態1と異なって
いる。従って、ここでも、実施形態1との相違点につい
てのみ説明する。尚、図6においては、実施形態1と同
一の部材には同符号を付している。
【0057】−冷凍装置の構成の説明− 蓄熱回路(70)の取出し用伝熱管(48)は、一端が利用側冷
媒回路(11)のカスケード型熱交換器(50)液側に三方弁(1
7)を介して接続している。他端は逆止弁(CV)を介して上
記三方弁(17)と電動弁(13)との間に接続している。つま
り、三方弁(17)がカスケード型熱交換器(50)の液側を蓄
熱回路(70)に連通させた場合には、圧縮機(12)から吐出
した利用側冷媒が、カスケード熱交換器(50)を経て蓄熱
槽(46)に流入される構成となっている。一方、三方弁(1
7)がカスケード型熱交換器(50)の液側を電動弁(13)側に
連通させた場合には、圧縮機(12)から吐出した冷媒が、
蓄熱槽(46)を流通することなしに利用側冷媒回路(11)の
みを循環する構成となっている。
【0058】その他の構成は、上述した実施形態2と略
同様である。また、図6においても冷蔵ショーケース(2
0)及び室内空調ユニット(30)の構成についての図示は省
略しているが、これらの構成は実施形態1のものと同様
である。
【0059】−運転動作の説明− 次に、本システムの運転動作について説明する。夜間運
転動作は、利用側冷媒回路(11)の三方弁(17)が、カスケ
ード型熱交換器(50)の液側を電動弁(13)側に連通させ
る。この状態で、各回路(11,75)の圧縮機(12,43)が駆動
する。この際の冷媒循環動作は、図6に実線の矢印で示
すように、上述した実施形態2の場合と同様であるので
説明を省略する。
【0060】以下に日中の運転動作について説明する。
この運転動作時には、利用側冷媒回路(11)の三方弁(17)
がカスケード型熱交換器(50)の液側を蓄熱回路(70)に連
通させる。また、蓄熱回路(70)の電動弁(49)が閉鎖する
一方、その他の電動弁(13,16)が開度制御される。この
状態で、各回路(11,75)の圧縮機(12,43)が駆動する。熱
源側冷媒回路(75)の冷媒循環動作は、図6に破線で示す
矢印のように、上述した実施形態2の場合と同様であ
る。一方、利用側冷媒回路(11)及び蓄熱回路(70)での冷
媒循環動作は、同じく図6に破線の矢印で示すように、
圧縮機(12)から吐出した利用側冷媒が、カスケード型熱
交換器(50)に流入する。ここで熱源側冷媒と熱交換を行
って凝縮する。この凝縮した利用側冷媒は、三方弁(17)
を経て蓄熱回路(70)に流入して取出し用伝熱管(48)を流
れる。ここで、蓄熱槽(46)内の氷または冷水と熱交換を
行って利用側冷媒が過冷却状態になり、蓄熱槽(46)内の
冷熱を取り出す。その後、この利用側冷媒は、利用側冷
媒回路(11)に戻り、電動弁(13)で減圧した後、蒸発器(1
4)でケース内空気と熱交換を行って蒸発する。このよう
な二元冷凍サイクルを行うことでショーケース内では比
較的低温度の冷熱が得られる。
【0061】図7は、この日中の運転動作におけるモリ
エル線図を示している。本図に破線で示す領域が、蓄熱
槽(46)内に貯留された蓄熱の利用領域である。
【0062】また、このような運転状態において、蓄熱
槽(46)内の蓄熱量が殆どなくなった場合には、利用側冷
媒回路(11)の三方弁(17)がカスケード型熱交換器(50)の
液側を電動弁(13)側に連通させる。これにより、蓄熱を
利用することのない通常の二元冷凍サイクルが行われ
る。
【0063】尚、上述した各実施形態は、本発明をスー
パマーケットの冷凍システムに適用した場合について説
明したが、本発明はこれに限らず、ビル用の冷凍システ
ム等について適用することも可能である。
【0064】また、ショーケース(10,20)内に利用側冷
媒回路(11)、カスケード型熱交換器(50,60)、電動弁(1
6,26)を収容するようにしたが、以下のような構成とし
てもよい。つまり、図1,図4及び図6に一点鎖線で示
すように、利用側冷媒回路(11)の電動弁(13)及び蒸発器
(14)をクーリングユニット(10A)としてユニット化し、
圧縮機(12)、カスケード型熱交換器(50)及び電動弁(16)
をカスケードユニット(10B)してユニット化する。そし
て、カスケードユニット(10B)を室外ユニット(40)内に
収容した構成としたり、室外ユニット(40)とは独立した
ユニットとして戸外に設置したりする構成である。
【0065】また、上述した実施形態2及び3では、冷
凍ショーケース(10)の冷却に対してのみ蓄熱を利用する
ようにしたが、冷蔵ショーケース(20)の冷却や室内空調
に対して蓄熱を利用する構成としてもよい。
【0066】更に、上記各実施形態では、蓄熱槽(46)内
の蓄熱用伝熱管(47)の周囲に氷を付着生成させるいわゆ
るスタティック型の氷蓄熱システムを採用したが、過冷
却水の過冷却解消によってスラリー状の氷を生成するい
わゆるダイナミック型の氷蓄熱システムを採用すること
も可能である。
【0067】また、上記各実施形態では、2元冷凍サイ
クルと単段冷凍サイクルとを併用するようにしたが、全
ての利用側ユニットが2元冷凍サイクルやその他の多元
冷凍サイクルを行う構成としてもよい。
【0068】また、各実施形態では、本発明を冷蓄熱を
行うものに適用した場合について説明したが、温蓄熱を
行うものに対しても適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1〜7
記載の発明では、多元冷凍サイクルを行う冷凍装置に対
し、低い冷凍能力しか要求されない状態において熱源側
の余剰能力を有効できるように、蓄熱媒体に対する蓄熱
を可能とする構成とした。このため、要求されている冷
凍能力に応じた効率の良い冷凍運転動作を行うことがで
き、ランニングコストの削減を図ることができる。特
に、夜間に蓄熱運転を行い、日中に蓄熱利用運転を行う
ようにした場合にはその効果を顕著に得ることができ
る。
【0070】また、特に、請求項3,5,7記載の発明
では、熱源側ユニット(41)に対し、該熱源側ユニット(4
1)の冷媒回路との間で2元冷凍回路を構成する第1タイ
プの利用側ユニット(10,20)と、熱源側ユニット(41)の
冷媒回路との間で単段の冷凍回路を構成する第2タイプ
の利用側ユニット(30) とを接続することで、各利用側
ユニット(10,20,30)で、異なる温度環境を設定できる。
これにより、1つのシステムで多種類の温度レベルの大
きく異なる温度環境を実現することができる。
【0071】請求項8及び9記載の発明では、本発明の
適用形態が具体化できる。特に、この請求項8及び9記
載の発明において上記請求項3,5,7記載の構成を採
用した場合には、温度環境毎に個別の冷凍機を備えさせ
るといったことが必要なくなり、簡素で且つ設置スペー
スを大幅に削減できるスーパマーケット用冷凍システム
を実現しながら各領域の要求に応じた温度環境を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る空調システムの配管系統図で
ある。
【図2】実施形態1における冷媒循環動作を示す配管系
統図である。
【図3】実施形態1の蓄熱利用運転時のモリエル線図で
ある。
【図4】実施形態2に係る空調システムの配管系統図で
ある。
【図5】実施形態2の蓄熱利用運転時のモリエル線図で
ある。
【図6】実施形態3に係る空調システムの配管系統図で
ある。
【図7】実施形態3の蓄熱利用運転時のモリエル線図で
ある。
【符号の説明】
(10) 冷凍ショーケース(利用側ユニット) (20) 冷蔵ショーケース(利用側ユニット) (11,21) 利用側冷媒回路 (12,22,43) 圧縮機 (13,16,23,26) 電動弁(減圧機構) (14,24) 蒸発器(利用側熱交換器) (15,25) 冷媒配管 (32) 室内熱交換器(利用側熱交換器) (41) 熱源ユニット (44) 室外熱交換器(熱源側熱交換器) (46) 蓄熱槽 (50,60) カスケード型熱交換器 (51,61) 凝縮部(利用側熱交換部) (52,62) 蒸発部(熱源側熱交換部) (70) 蓄熱回路 (75) 熱源側冷媒回路 (LL) ガス配管 (LG) 液配管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(4
    4)、減圧機構(16,26)及びカスケード型熱交換器(50,60)
    の熱源側熱交換部(52,62)が冷媒配管(LL,LG)によって熱
    源側冷媒の循環が可能に順に接続されて成る熱源側冷媒
    回路(75)と、 利用側圧縮機(12,22)、カスケード型熱交換器(50,60)の
    利用側熱交換部(51,61)、減圧機構(13,23)及び利用側熱
    交換器(14,24)が冷媒配管(15,25)によって利用側冷媒の
    循環が可能に順に接続されて成る利用側冷媒回路(11,2
    1)とを備え、 上記カスケード型熱交換器(50,60)における熱源側冷媒
    と利用側冷媒との熱交換によって各回路(75),(11,21)間
    で熱の授受を行うようにした冷凍装置において、 蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側
    冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱媒体に対す
    る蓄熱が可能となるように上記熱源側冷媒回路(75)に接
    続された蓄熱回路(70)を備えており、 上記蓄熱回路(70)において熱源側冷媒と蓄熱媒体との間
    で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転と、こ
    の蓄熱媒体の蓄熱を熱源側冷媒によって取出し、カスケ
    ード型熱交換器(50,60)において、この熱源側冷媒と利
    用側冷媒との熱交換を行うことにより上記蓄熱媒体の蓄
    熱を利用側冷媒に与える蓄熱利用運転とを行うことを特
    徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱交換器(4
    4)を備えた熱源側ユニット(41)と、 互いに並列に接続され、且つ上記熱源側ユニット(41)に
    対し液配管(LL)及びガス配管(LG)によって接続された複
    数の利用側ユニット(10,20)とを備え、 各利用側ユニット(10,20)は、利用側冷媒の循環が可能
    な閉回路でなる利用側冷媒回路(11,21)を備えており、 該利用側冷媒回路(11,21)は、熱源側ユニット(41)から
    供給される熱源側冷媒との間で熱交換を行うカスケード
    型熱交換器(50,60)の利用側熱交換部(51,61)と、温調対
    象空気と上記カスケード型熱交換器(50,60)で熱交換し
    た利用側冷媒との間で熱交換を行って該温調対象空気を
    所定温度にする利用側熱交換器(14,24)とを備えてい
    て、熱源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)及びカスケ
    ード型熱交換器(50,60)の熱源側熱交換部(52,62)との間
    で多元冷凍サイクルを行うようになっており、 蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側
    冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱媒体に対す
    る蓄熱が可能となるように上記熱源側冷媒回路(75)に接
    続された蓄熱回路(70)を備え、 上記蓄熱回路(70)において熱源側冷媒と蓄熱媒体との間
    で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転と、こ
    の蓄熱媒体の蓄熱を熱源側冷媒によって取出し、カスケ
    ード型熱交換器(50,60)において、この熱源側冷媒と利
    用側冷媒との熱交換を行うことにより上記蓄熱媒体の蓄
    熱を利用側冷媒に与える蓄熱利用運転とを行うことを特
    徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱交換器(4
    4)を備えた熱源側ユニット(41)と、 互いに並列に接続され、且つ上記熱源側ユニット(41)に
    対し液配管(LL)及びガス配管(LG)によって接続された複
    数の利用側ユニット(10,20,30)とを備え、 各利用側ユニット(10,20,30)は、少なくとも2タイプの
    ユニットでなり、 第1タイプの利用側ユニット(10,20)は、利用側冷媒の
    循環が可能な閉回路でなる利用側冷媒回路(11,21)を備
    えており、 該利用側冷媒回路(11,21)は、熱源側ユニット(41)から
    供給される熱源側冷媒との間で熱交換を行うカスケード
    型熱交換器(50,60)の利用側熱交換部(51,61)と、温調対
    象空気と上記カスケード型熱交換器(50,60)で熱交換し
    た利用側冷媒との間で熱交換を行って該温調対象空気を
    所定温度にする第1利用側熱交換器(14,24)とを備えて
    いて、熱源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)及びカス
    ケード型熱交換器(50,60)の熱源側熱交換部(52,62)との
    間で多元冷凍サイクルを行うようになっている一方、 第2タイプの利用側ユニット(30)は、熱源側ユニット(4
    1)から供給される熱源側冷媒と温調対象空気との間で熱
    交換を行って該温調対象空気を所定温度にする第2利用
    側熱交換器(32)を備え、熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱
    交換器(44)との間で閉回路を構成しており、 蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側
    冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱媒体に対す
    る蓄熱が可能となるように上記熱源側冷媒回路(75)に接
    続された蓄熱回路(70)を備え、 上記蓄熱回路(70)において熱源側冷媒と蓄熱媒体との間
    で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転と、こ
    の蓄熱媒体の蓄熱を熱源側冷媒によって取出し、カスケ
    ード型熱交換器(50,60)において、この熱源側冷媒と利
    用側冷媒との熱交換を行うことにより上記蓄熱媒体の蓄
    熱を利用側冷媒に与える蓄熱利用運転とを行うことを特
    徴とする冷凍装置。
  4. 【請求項4】 熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱交換器(4
    4)を備えた熱源側ユニット(41)と、 互いに並列に接続され、且つ上記熱源側ユニット(41)に
    対し液配管(LL)及びガス配管(LG)によって接続された複
    数の利用側ユニット(10,20)とを備え、 各利用側ユニット(10,20)は、利用側冷媒の循環が可能
    な閉回路でなる利用側冷媒回路(11,21)を備えており、 該利用側冷媒回路(11,21)は、熱源側ユニット(41)から
    供給される熱源側冷媒との間で熱交換を行うカスケード
    型熱交換器(50,60)の利用側熱交換部(51,61)と、温調対
    象空気と上記カスケード型熱交換器(50,60)で熱交換し
    た利用側冷媒との間で熱交換を行って該温調対象空気を
    所定温度にする利用側熱交換器(14,24)とを備えてい
    て、熱源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)及びカスケ
    ード型熱交換器(50,60)の熱源側熱交換部(52,62)との間
    で多元冷凍サイクルを行うようになっており、 蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側
    冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱媒体に対す
    る蓄熱が可能で、且つ利用側冷媒と蓄熱媒体との間の熱
    交換によって上記蓄熱の取出しが可能となるように上記
    熱源側ユニット(41)及び利用側冷媒回路(11,21)に冷媒
    流通可能に接続された蓄熱ユニット(42)を備え、 上記蓄熱ユニット(42)において熱源側冷媒と蓄熱媒体と
    の間で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転
    と、利用側冷媒回路(11,21)を循環する利用側冷媒を、
    蓄熱媒体と熱交換を行った後、カスケード型熱交換器(5
    0,60)において熱源側冷媒と熱交換を行う蓄熱利用運転
    とを行うことを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】 熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱交換器(4
    4)を備えた熱源側ユニット(41)と、 互いに並列に接続され、且つ上記熱源側ユニット(41)に
    対し液配管(LL)及びガス配管(LG)によって接続された複
    数の利用側ユニット(10,20,30)とを備え、 各利用側ユニット(10,20,30)は、少なくとも2タイプの
    ユニットでなり、 第1タイプの利用側ユニット(10,20)は、利用側冷媒の
    循環が可能な閉回路でなる利用側冷媒回路(11,21)を備
    えており、 該利用側冷媒回路(11,21)は、熱源側ユニット(41)から
    供給される熱源側冷媒との間で熱交換を行うカスケード
    型熱交換器(50,60)の利用側熱交換部(51,61)と、温調対
    象空気と上記カスケード型熱交換器(50,60)で熱交換し
    た利用側冷媒との間で熱交換を行って該温調対象空気を
    所定温度にする第1利用側熱交換器(14,24)とを備えて
    いて、熱源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)及びカス
    ケード型熱交換器(50,60)の熱源側熱交換部(52,62)との
    間で多元冷凍サイクルを行うようになっている一方、 第2タイプの利用側ユニット(30)は、熱源側ユニット(4
    1)から供給される熱源側冷媒と温調対象空気との間で熱
    交換を行って該温調対象空気を所定温度にする第2利用
    側熱交換器(32)を備え、熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱
    交換器(44)との間で閉回路を構成しており、 蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側
    冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱媒体に対す
    る蓄熱が可能で、且つ利用側冷媒と蓄熱媒体との間の熱
    交換によって上記蓄熱の取出しが可能となるように上記
    熱源側ユニット(41)及び利用側冷媒回路(11,21)に冷媒
    流通可能に接続された蓄熱ユニット(42)を備え、 上記蓄熱ユニット(42)において熱源側冷媒と蓄熱媒体と
    の間で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転
    と、利用側冷媒回路(11,21)を循環する利用側冷媒を、
    蓄熱媒体と熱交換を行った後、カスケード型熱交換器(5
    0,60)において熱源側冷媒と熱交換を行う蓄熱利用運転
    とを行うことを特徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱交換器(4
    4)を備えた熱源側ユニット(41)と、 互いに並列に接続され、且つ上記熱源側ユニット(41)に
    対し液配管(LL)及びガス配管(LG)によって接続された複
    数の利用側ユニット(10,20)とを備え、 各利用側ユニット(10,20)は、利用側冷媒の循環が可能
    な閉回路でなる利用側冷媒回路(11,21)を備えており、 該利用側冷媒回路(11,21)は、熱源側ユニット(41)から
    供給される熱源側冷媒との間で熱交換を行うカスケード
    型熱交換器(50,60)の利用側熱交換部(51,61)と、温調対
    象空気と上記カスケード型熱交換器(50,60)で熱交換し
    た利用側冷媒との間で熱交換を行って該温調対象空気を
    所定温度にする利用側熱交換器(14,24)とを備えてい
    て、熱源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)及びカスケ
    ード型熱交換器(50,60)の熱源側熱交換部(52,62)との間
    で多元冷凍サイクルを行うようになっており、 蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側
    冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱媒体に対す
    る蓄熱が可能で、且つ利用側冷媒と蓄熱媒体との間の熱
    交換によって上記蓄熱の取出しが可能となるように上記
    熱源側ユニット(41)及び利用側冷媒回路(11,21)に冷媒
    流通可能に接続された蓄熱ユニット(42)を備え、 上記蓄熱ユニット(42)において熱源側冷媒と蓄熱媒体と
    の間で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転
    と、利用側冷媒回路(11,21)を循環する利用側冷媒を、
    カスケード型熱交換器(50,60)において熱源側冷媒と熱
    交換を行った後、蓄熱ユニット(42)に供給して蓄熱媒体
    と熱交換を行う蓄熱利用運転とを行うことを特徴とする
    冷凍装置。
  7. 【請求項7】 熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱交換器(4
    4)を備えた熱源側ユニット(41)と、 互いに並列に接続され、且つ上記熱源側ユニット(41)に
    対し液配管(LL)及びガス配管(LG)によって接続された複
    数の利用側ユニット(10,20,30)とを備え、 各利用側ユニット(10,20,30)は、少なくとも2タイプの
    ユニットでなり、 第1タイプの利用側ユニット(10,20)は、利用側冷媒の
    循環が可能な閉回路でなる利用側冷媒回路(11,21)を備
    えており、 該利用側冷媒回路(11,21)は、熱源側ユニット(41)から
    供給される熱源側冷媒との間で熱交換を行うカスケード
    型熱交換器(50,60)の利用側熱交換部(51,61)と、温調対
    象空気と上記カスケード型熱交換器(50,60)で熱交換し
    た利用側冷媒との間で熱交換を行って該温調対象空気を
    所定温度にする第1利用側熱交換器(14,24)とを備えて
    いて、熱源側圧縮機(43)、熱源側熱交換器(44)及びカス
    ケード型熱交換器(50,60)の熱源側熱交換部(52,62)との
    間で多元冷凍サイクルを行うようになっている一方、 第2タイプの利用側ユニット(30)は、熱源側ユニット(4
    1)から供給される熱源側冷媒と温調対象空気との間で熱
    交換を行って該温調対象空気を所定温度にする第2利用
    側熱交換器(32)を備え、熱源側圧縮機(43)及び熱源側熱
    交換器(44)との間で閉回路を構成しており、 蓄熱媒体を貯留した蓄熱槽(46)を有すると共に、熱源側
    冷媒と蓄熱媒体との間の熱交換によって蓄熱媒体に対す
    る蓄熱が可能で、且つ利用側冷媒と蓄熱媒体との間の熱
    交換によって上記蓄熱の取出しが可能となるように上記
    熱源側ユニット(41)及び利用側冷媒回路(11,21)に冷媒
    流通可能に接続された蓄熱ユニット(42)を備え、 上記蓄熱ユニット(42)において熱源側冷媒と蓄熱媒体と
    の間で熱交換を行って蓄熱媒体に蓄熱を行う蓄熱運転
    と、利用側冷媒回路(11,21)を循環する利用側冷媒を、
    カスケード型熱交換器(50,60)において熱源側冷媒と熱
    交換を行った後、蓄熱ユニット(42)に供給して蓄熱媒体
    と熱交換を行う蓄熱利用運転とを行うことを特徴とする
    冷凍装置。
  8. 【請求項8】 請求項2,4または6記載の冷凍装置に
    おいて、 利用側ユニット(10,20)はスーパマーケットに備えられ
    た食品陳列用のショーケースであることを特徴とする冷
    凍装置。
  9. 【請求項9】 請求項3,5または7記載の冷凍装置に
    おいて、 第1タイプの利用側ユニット(10,20)はスーパマーケッ
    トに備えられた食品陳列用のショーケースであり、第2
    タイプの利用側ユニット(30)はスーパマーケットの店内
    空気調和を行う室内空調ユニットであることを特徴とす
    る冷凍装置。
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