JP3870372B2 - シャッター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の窓等、開口部の外側に設けられるシャッターに関するものである。
【0002】
【従来技術】
本出願人は、シャッターが取り付けられる開口のほぼ全幅に亘る長さの錠操作板をスラットの長手方向に設定された軸芯の回りに回動可能に取り付け、この錠操作板を回動させることによってスラットの両端に設けた係止部材を施錠状態から解錠状態に操作できる錠装置を取り付けたシャッター(特開平11−152975号公報)を提案している。この錠装置によれば、左右何れかの窓を僅かに開けるだけで解錠操作を行うことができ、しかも錠装置の取り付けをシャッター上下方向任意の位置とすることができるので、楽な姿勢で解錠操作を行うことができるという利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、最近、シャッターを外部からこじ開けて侵入するといった強引なやり口の犯罪が増加しており、この種のシャッターにおいても防犯性能に対する要望が高まっている。そこで本発明は、係止部材とこれが係止される被係止部材の周囲を極力ガードすることで、泥棒等が侵入目的で屋外から錠装置をこじ開けようとしても、容易にこじ開けられない錠装置を取り付けたシャッターを開発することとした。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本発明は、請求項1の、多数のスラットを上下に連結したシャッターパネルの両側端を左右のガイドレールに収容して前後動きを拘束しながら昇降させるシャッターであって、ガイドレール内にその後壁から下り勾配で突出する斜辺部とその下に連なる水平部とからなる係止突起を設けるとともに、スラットの一つと代替される錠用スラットの裏面に左右方向に向けて取り付けられた回動軸部を軸芯として回動する係止部を設けることで、シャッターパネルが下降するときには、係止部は回動軸部が回動して係止突起の斜辺部を乗り越えるが、その後は復動して水平部に係止して上昇が規制される錠装置を備えたものにおいて、
回動軸部を、錠用スラットに取り付けられてガイドレール内に収容される軸着部材で保持させ、この軸着部材に、施錠時、錠用スラットの側端と係止突起との間に配置されてガイドレールの前壁と後壁との間を塞ぐ前後厚みを有して係止部の内側面を覆う内側カバーと、
内側カバーから外側方へ突設され、係止突起とガイドレールの前壁との間に配置されて係止部の前面を覆う前カバーとを設けたことを特徴とするシャッターを提供するものである。
【0005】
以上の手段をとることにより、錠用スラットの側端と係止突起との間に配置されてガイドレールの前壁と後壁との間を塞ぐ前後厚みを有して係止部の内側面を覆う内側カバーの存在により、ガイドレールの開口部と錠用スラットの前面の隙間を係止部の内方で塞ぐから、この隙間にドライバー等の異物を深く差し込んで係止部を操作したりすることを不能にする。仮に、ガイドレールの前壁等を変形させて内側カバーとガイドレールの前壁との間に隙間を生じさせたとしても、係止突起とガイドレールの前壁との間に配置されて係止部の前面を覆う前カバーが存在していることにより、係止部を操作することはできない。
【0006】
この場合において、請求項2の、ガイドレールの前壁の後方位置に、前カバーの前面を覆う前方移動規制片を前壁とは独立して設けると、仮に、ガイドレールの前壁が無理に押し広げられるような事態が発生しても、係止部の前方には依然として前方移動規制片が存在するから、係止部を操作することはできない。また、係止部が取り付けられる軸着部材ごと前方に引き出して係止部を係止突起から外そうとしても、前方移動規制片の存在で軸着部材は前方に移動できない。
【0007】
また、請求項3の、係止突起の下方位置に、係止部の下面を覆う下障壁を設けると、仮に、ガイドレールの前壁が無理に押し広げられるような事態が発生しても、上記隙間の下方位置からドライバー等が侵入するのを防止できる。更に、請求項4の、係止突起の内側方下方位置に、ガイドレールの後壁と軸着部材の前カバーとの間を塞ぐ横障壁を設けると、内側カバーに加えて係止部の内側方下方を更にカバーすることになる。一方で、これらのことは、軸着部材の内側カバーや前カバー或いは規制部材の上下高さを低いものにできてコストを抑えることができるとともに、錠用スラットをドラムに巻き取る際の巻き付け半径外方への突出を防ぎ、且つ、ドラムに巻き取られた状態の錠用スラットがガイドレールに引き込まれる際にガイドレールの導入口につかえることがない。
【0008】
この他、請求項5の、軸着部材の内側方位置に、軸着部材の内側方への一定以上の移動を規制する内側移動規制部材を設けると、軸着部材を内方に引き抜いて係止部を係止突起から外そうとしても、内側移動規制部材がその移動を妨げ、係止部が係止部材から外れるのを防止できる。また、請求項6の、錠用スラットの上方に連結したスラットの側端部に、スラットが左右にずれたときにガイドレールの側壁に当接するとともに、係止部の上方を覆うガイド部材を設けると、錠用スラットの左右位置を適正に保持して係止部の係止突起への係止を確実にするとともに、軸着部材がガイドレール内で左右にずれて係止部が係止突起から外れる事態がないし、上記隙間の上方位置からのドライバー等の侵入も防止できる。更に、請求項7の、内側カバーの上端と下端の一方又は双方を錠用スラットの上方と下方の一方又は双方に連結したスラットの側端面に当接させておくと、軸着部材が上方又は下方のスラットに対してずれないから、錠用スラットとその上下のスラットとの枢着部における左右移動規制のための別加工も不要になる。
【0009】
更に、本発明は、請求項8の、スラットが上下に遊び動きをして連結されており、且つ、錠用スラットより下方のスラットには、スラットが延びたときには露出し、縮んだときには隠蔽される通風孔が形成されており、加えて、ガイドレール内の係止突起の上方に上方係止突起を上下に1乃至複数設け、係止部を上方係止突起に係止したときにはこれより下方のスラットが延びて通風孔が露出し、係止突起に係止したときにはこれより上方のスラットが縮んで通風孔が隠蔽するようにした手段を提供する。これによれば、スラットに通風孔を形成するだけで、通風孔を出没させて風や光を取り入れたり、遮断したりできるし、このとき、シャッターの夜間等の閉塞には、係止部の外れを防止する係止突起を使用することになるから、上記した防犯構造を可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はシャッターの錠装置の斜視図、図2はシャッターの裏面図、図3は要部拡大裏面図、図4は図3中A−A断面図、図5は同B−B断面図、図6は同C−C断面図、図7は同D−D断面図である。シャッターは、薄い金属板からなる多数のスラット20を連結したシャッターパネル10(以下、パネルという)を上方のドラム11に巻き吊るし、その左右両端を開口部の左右両側縁に固定したガイドレール12に挿入して昇降の案内をさせているものである。図示は省略するが、ドラム11にはバネが組み込まれており、パネル10を手動で昇降できるようパネル10の重量をバランスさせてある。
【0011】
ガイドレール12は、アルミの押出成形品等で構成されて相当の強度を有するものであり、後壁13、側壁14、前壁15とによって内端側が開口する断面コ字形に形成されており、後壁13と前壁15との間にパネル10の両端を収容して前後動きを僅かな範囲に拘束しながら昇降させるものである。本発明に適用される錠装置は、このガイドレール12内に後壁13から前方に突設された係止突起30と、スラット20の一つと代替されて設けられた錠用スラット40の左右両端の後面側に軸着部材50によって軸着され、特定の動きをして係止突起30に係脱する係止体60とからなる他、同じく錠用スラット40の後面側に取り付けられて係止体60に協働作用をさせて解錠させる操作板70を備え、更に、錠装置の防犯性能を向上させる機能を有する規制部材80をガイドレール12内に取り付けたものからなる。
【0012】
この場合のスラット20は、上端と下端にフック状の連結部21がそれぞれ左右全幅に亘って形成されており、各スラット20の連結部21同士が屈曲可能に嵌合してスラット20同士を連結するものである。そして、互いに左右に抜けない構造とするために、連結部21の両端に抜止部22を形成している。具体的には、図3及び図6に示すように、下側の連結部21の左右両端が上側の連結部21の両端に設けた切抜孔内に位置するようにしておいて、この切抜孔の外側部分をスラット同士を連結した後に押し潰すようにしたものである。
【0013】
錠用スラット40は、同様に上端と下端にフック状の連結部41がそれぞれ形成されていて、上下の各スラット20の連結部21と互いに屈曲可能に嵌合して連結されるものである。この場合、錠用スラット40の上下丈及び厚さはスラット20とほぼ同じに設定されている。錠用スラット40は、パネル10の上下中間位置に挿設されることが多いから、当然、ドラム11に巻き取られるが、このときの巻き取りをスラット20と同様にするためである。錠用スラット40は、その機能上、通常のスラット20よりも強度が必要で、断面形状も複雑になるから、アルミの押出成形品等が好ましい。
【0014】
係止突起30は、下り勾配の斜辺部31とその下に連なる水平部32とからなる側面視三角形をしているものであり、ガイドレール12内にリベットや溶接等で固定されるが、本例では規制部材80と一体に設け、取り付けの手間を省いている。係止体60は、回動軸部61の外側に上段の係止部62と内側に下段の掛合部63をクランク状に延設したクランク棒であり、回動軸部61を錠用スラット40の長手方向に向けて軸着部材50で回動可能に軸着したものである。この場合、係止部62はガイドレール12内に延びて係止突起30と重合する位置関係にしてある。
【0015】
更に、係止部62と軸着部材50との間にはコイル形をしたバネ64が掛けられており、このバネ64で係止部62は常時係止突起30に係止する方向に回動付勢されている。ただし、係止体60の掛合部63が操作板70に当接した位置が回動限界点であり、このときの係止部62の位置が、係止突起30に十分な深さをもって係止できるように設定されている。
【0016】
操作板70は、左右の係止体60間に設けられるものであり、錠用スラット40上端の連結部41の下方に一体に設けられる軸受部42に、操作板70の上端に形成された軸部71が嵌挿されて回動可能に取り付けてある。操作板70の下端には断面筒状をした指掛け部72が後面側に突出形成されており、この内部に係止体60の掛合部63が側方から差し込まれて操作板70と当接状態にあり、操作板70の回動に連動して係止体60を回動させるようにしている。
【0017】
軸着部材50は、錠用スラット40の裏面側に添着される取付基部51から順に外側へ内側カバー52と前カバー53を一体に設けた構造であり、ドライバー等によって変形や破損のない強度を有した樹脂やアルミ等の成形品からなる。取付基部51には、係止体60の回動軸部61やバネ64の一端が嵌まる左右方向の溝が設けられる他、錠用スラット40に設けた孔に見合う位置に貫通孔が設けられ、ここにリベットやビスを通して錠用スラット40に固定している。或いは、軸着部材50がアルミ等の成形品であれば、溶接等で錠用スラット40に固定することもできる。このとき、取付基部51の上縁と下縁とを錠用スラット40の軸受部42とその下方に上向きの溝状に設けた抱持部43によって抱きかかえるようにしており、少ない固定点数で所要の取り付け強度が得られるようにしている。
【0018】
内側カバー52は、ガイドレール12の前壁15と後壁13との間を塞ぐ前後厚みを有して錠用スラット40の側端面に鍔状に張り出す形に設けられており、前カバー53は、内側カバー52の前縁から外側方へ壁状に突出して設けられている。内側カバー52の中央には左右方向の貫通孔があって、係止体60の回動軸部61を外側に貫通させている。内側カバー52の外側には回動軸部61の先端に係止部62がクランク状に立ち上がり、内側面が内側カバー52によって覆われ、前面が前カバー53によって覆われている。前カバー53の後面には、図6に示すように、係止部62が解錠方向に回動した時の逃がしとなる窪み部58を設けて回動ストロークを確保している。係止部62の立ち上がり部分は内側カバー52の外側面に設けた凹部57内に収容されており、立ち上がり部分の上下面が内側カバー52によって覆われた形になっている。以上の内側カバー52と前カバー53は、ドライバー等が内側方向や前方向から侵入するのを阻止して解錠操作ができないようにするものである。なお、内側カバー52については、スラット20がガイドレール12内で前後に振れるのを防ぐ作用もあるから、施錠状態が確実に保持される。
【0019】
この場合、内側カバー52や前カバー53は上下に長いほど係止部62の障壁としての機能は高まるが、ドラム11への巻き取り時に出っ張ったり、ガイドレール12への引き込み時につかえたりしない程度の長さに設定する必要がある。また、係止部62の上下を覆う内側カバー52の凹部57を除く部分は、できるだけ外方に延ばした方が、内側カバー52や前カバー53の上下長を小さく設定できる利点があるが、係止突起30に衝突しないよう、これとの間にある程度の隙間は必要である。
【0020】
内側カバー52の貫通孔の周囲には係止体60の回動軸部61に外挿されるバネ64のコイル部分を収納する空間が設けられる他、内側カバー52の上下端を錠用スラット40の上部又は下部に連結したスラット20の連結部21の側端面に当接する位置まで延設し、スラット20に対する錠用スラット40の左右抜け止めを図る抜止部56とし、前述した通常のスラット20同士の抜止部22に必要な潰しによる別加工を錠用スラット40の部分では不要として生産性を高めている。
【0021】
更に、内側カバー52の内側面には錠用スラット40の後面側に部分的に突出する内側移動規制部材55を設け、その内方に対向するガイドレール12の開口端部の後壁13に、軸着部材50が内方へ横ずれした際に内側移動規制部材55が衝突してそれ以上の内方移動を規制する内側移動規制段部16を設けておき、この内側移動規制部材55と内側移動規制段部16とで内側移動規制手段54としている。本例では、ガイドレール12の後壁13の内側端縁に上下方向に延設したモヘア17(図7参照)を取り付けるための突片を内側移動規制段部16として利用するようにしている。
【0022】
規制部材80は、ガイドレール12内に固定して設けられるもので、施錠時において、係止突起30や係止部62の周囲を保護するものである。この規制部材80は、ガイドレール12の前壁15の後面に沿って配置される平板状の前方移動規制片81を有しており、本例では、前方移動規制片81の外方端縁を後方に折り曲げて側部83として延設する他、更に、側部83の後面側端縁を内方に折り曲げて固定部82として延設し、この固定部82をガイドレール12の後壁13にリベット等で添着するようにしている。なお、これに代えて、規制部材80の側部83をガイドレール12の側壁14に添着してもよい。また、固定部82の上部を前方に曲げ起こして係止突起30を一体に設けているが、当然ながら別体に設けることも可能である。
【0023】
更に、係止突起30の下方位置には、固定部82から前方へ切り起こして下障壁84を設けている。これは施錠時に係止体60の係止部62の下面を覆ってこの方向からのドライバー等の侵入も阻止して解錠を阻止するものである。この際、下障壁84の前端と前方移動規制片81との間には軸着部材50の前カバー53が入り込むことができるスペースを確保しておく。下障壁84がない場合でも、軸着部材50の内側カバー52や前カバー53が障壁となって下側からもドライバー等を差し込み難くしているが、この下障壁84があれば、更に困難となる。よって、軸着部材50の内側カバー52や前カバー53の下方への延出量を少なく設定しても、保護効果が保持できる利点がある。ただし、内側カバー52や前カバー53の下端は、下障壁84よりも下方に位置させるのが隙間を生じさせないから好ましい。
【0024】
更に、係止突起30下方の内側端位置には、ガイドレール12の後壁13と軸着部材50の前カバー53との間を塞ぐ横障壁85を固定部82の内方端縁を前方に折り曲げて延設している。前カバー53の後面であって下障壁84と内側カバー52との間の隙間に対して、下方からのドライバー等による係止部62への直接接触を防止するものであり、これも、施錠時に係止体60の係止部62の下方の障壁にして解錠を阻止するものである。この際、横障壁85の前端と前方移動規制片81との間には軸着部材50の前カバー53が入り込むことができるスペースを確保しておく。また、係止突起30の水平部32の下方には、横障壁85の上端との間に係止体60の係止部62が出入りする隙間を確保しておく。
【0025】
規制部材80は、所定強度を備えた前方移動規制片81が設けられるものであればよく、例えば、側部83を設けることなく前方移動規制片81の下端を後方へ折り曲げて下障壁84を延設し、下障壁84から更に上方へ折り曲げて固定部82を延設することも考えられる。また、下障壁84は、側部83又は横障壁85からも切り起こしたり、折り曲げたりして設けることができる他、横障壁85も種々の形態が考えられ、もちろん、規制部材80と別体に設けることもできる。更に、各障壁84、85も障壁として機能する位置に必要強度を備えた状態で設けられるものであればよい。また、軸着部材50の内側移動規制手段54も、例えば、規制部材80の前方移動規制片81の内側端縁に裏面側への折曲片を設けてその外側面側を内側移動規制段部とし、その外方に対向する前カバー53の前面に内側向きの内側移動規制部材を設けたものであってもよい。以上の規制部材80は、ドライバー等によっても変形や破損が阻止される強度と厚みを有した金属や樹脂で構成されるのが通常である。
【0026】
錠用スラット40の上部に連結されたスラット20の左右両端には、スラット20が左右にずれると、ガイドレール12の側壁14に当接して錠用スラット40の左右位置を適正に保持する機能を有するガイド部材90を外側方へ突設しており、先端には側壁14への当接面となる当接部91が形成されている。ガイド部材90は、上方からのドライバー等の侵入に対して係止突起30と係止部62とからなる施錠部分を保護する障壁としての役割も併せ持っているが、係止部62の上面側は係止突起30が覆っているし、軸着部材50の内側カバー52や前カバー53も係止部62よりも幾分上方へ延びているから、ガイド部材90によって上面を完全に覆ってしまう必要はない。ガイド部材90を設けておけば、内側カバー52や前カバー53の上端を低く設定しても、保護効果が保持できる。
【0027】
以上の構成により、パネル10を引き降ろし錠用スラット40がガイドレール12の係止突起30が存在する個所を通過する際、係止体60の係止部62が係止突起30の斜辺部31に当たり、係止部62は回動軸部61を中心に回動できるから、パネル10の下降に伴って係止部62はバネ64の力に抗して斜辺部31の頂上側に回動し、これを乗り越える。このとき、係止体60の掛合部63は操作板70の指掛け部72の筒状空間内を回動範囲として回動するように設定されているから、操作板70は回動しない。そして、係止部62が斜辺部31を乗り越えると、バネ64の力で水平部32の下方に回り込んで施錠状態となり、パネル10は上方へ引き上げられることはない。
【0028】
一方、錠装置を解錠してパネル10を引き上げる場合は、操作板70の指掛け部72を持って軸部71の回りに操作板70を上方回動させると、係止部62は係止突起30をかわす方向に回動するから、この状態を維持している限りパネル10は上方に引き上げられる。尚、この状態になると操作板70が軸受部42の開口端縁に当接して操作板70の回動は規制されるようになっており、操作板70をそのまま手で持ち上げて行くことでパネル10は上方へ引き上げられる、所謂、ワンアクションによって解錠と引き上げが可能になるのである。
【0029】
本発明は、以上のようにして、施錠状態にある錠装置を屋外側から無理やり解錠(破錠)するのを防止したものであるが、ここで、以上述べた破錠の態様と、その防御のメカニズムを整理してみる。この破錠の態様には、大別して、係止部62を直接操作して係止突起30から外す方法と、係止部62を保持している軸着部材50そのものを動かして係止部62を係止突起30から外す方法とがある。前者の方法でもっとも多いのは、ガイドレール12の前壁15と錠用スラット40との隙間からドライバーのようなものを差し込んで係止部62を直接操作するやり方である。しかし、これに対しては、内側カバー52が係止突起30の内側方にガイドレール12の前壁15と後壁13との間を塞ぐように存在しているから、その侵入が防止できる。また、上記した隙間の上方や下方から斜めに差し込むやり方に対しては、上方からのものには係止突起30やガイド部材90が、下方からのものには前カバー53や下障壁84及び横障壁85といったものが邪魔をする。
【0030】
更に強引なやり方として、バールのようなものを用いてガイドレール12の前壁15を無理やり押し広げ、上記隙間を拡大させてドライバー等を差し込む方法がある。しかし、これに対しても、横からの差込みに対しては、たとえ、ドライバー等が内側カバー52を越えたとしても、その外側方には、係止部62の前方を覆っている前カバー53が存在するから、係止部62への接触を不能にする。また、前カバー53の前方には、前方移動規制片81も存在するから、これらが二重の障壁となって侵入防止を一層強固にする。更に、上方や下方からのものについては、上記した係止突起30や下障壁84等の存在がそれを邪魔する。
【0031】
一方、係止部62を保持している軸着部材50そのものを内側方又は前方に引き出せば、係止部62は係止突起30から外れることになる。この場合、内側方への引出しは、錠用スラット40を手前に引っ張ったり、向こうに押し込んだりして湾曲又は折損させ、これで引き抜くことになるが、これに対しては、軸着部材50の内方側には、これの一定以上の移動を規制する内側移動規制部材55が設けられているから、引抜きはできない。この場合、係止部62と係止突起30との係止代を十分にとっておくことは、この効果を完全なものにする。
【0032】
軸着部材50の前方への引出しは、このときはガイドレール12の前壁15の押し広げを伴っているが、たとえ、軸着部材50が前方に引き出せるまで前壁15を押し広げたとしても、その前方には、前方移動規制片81が存在するから、引出しはできない。このとき、前方移動規制片81を前壁15とは独立させておくと、前方移動規制片81は前壁15の押し広げによる影響を全く受けないため、その規制効果を完全なものとするし、前方移動規制片81を十分に内側方に延ばして前カバー52との重合代を大きくとっておくことも、破錠防止に大きな効果がある。更に、このときの内側方への引出しは、前方移動規制片81の存在によって内側移動規制手段54の規制効果が維持されているし、内側移動規制手段54も前壁15とは独立させておくと、内側移動規制手段54は前壁15の押し広げによる影響を全く受けないため、その規制効果を完全なものとする。
【0033】
この他の態様、例えば、軸着部材50の外側方への引出し及び後方への押込みは、係止部62が係止突起30から外れない方向であるし、上記した種々の部材及び屋外側からは触れないガイドレール12の部位等が障壁となってそれができないから、あまり問題とはならない。なお、これは言うまでもないことであるが、以上の錠装置は、錠用スラット40の両側に設けられているものであるから、たとえ、片側の錠装置が破錠されたとしても、他方の錠装置は依然として正常に機能しており、そのままではシャッターは上方に引き上げられない。この点で、この錠装置は、シャッターの下端等を一カ所だけ施錠するようなものに比べて本来的に防犯性が高いものと言える。更に、操作板70の筒状空間を狭くして掛合部63と一体の動きにしておき、この操作板70に掛け金等をかけて(掛け金はスラット20の両端に設けておき、両方の掛け金を連動させてそれぞれの場所で係脱ができるようにしておくのが好ましい)掛合部63が動かないようにすることも破錠の防止になる。
【0034】
錠用スラット40を設ける位置は上下方向に任意に設定可能であって、最も楽な操作姿勢をとれるように設定すればよい。一般に、屈んだり背伸びしたりしなくても手が届くパネル10の上下中間位置に錠用スラット40を設けておくのが最も楽な姿勢で操作できる。従って、シャッターを取り付ける開口の高さ位置や上下寸法に応じて最適な位置となるよう設定しておくのが好ましい。
【0035】
図8は本発明の他の一例を示すシャッターの裏面図であるが、錠用スラット40より下方のスラット120は、上下に遊び動きができるように連結してある。具体的には、上下端をそれぞれフック状の連結部121に形成して上下隣接するものを各々上下に遊びを設けて嵌合しているものであり、上から押さえると縮み、上に引っ張ると延びた状態になるものである。従って、スラット120の連結部121に通風孔123を形成しておけば、縮んだときには通風孔123が隠れ、延びたときには現れるものとなる。
【0036】
そこで、この通風孔123が現れる位置と隠れる位置の比較的接近させた位置にそれぞれ上方係止突起130と係止突起30を設けておき、上方係止突起130で施錠すると、錠用スラット40はドラム11に組み込んだバネによって上方へ引っ張られた状態で係止体60が上方係止突起130に係止され、錠用スラット40から下方のスラット120は自重で延びて通風孔123が露出して通風や採光を可能にする。そして、下方に設けた係止突起30で施錠すると、錠用スラット40から下方のスラット20は縮んで通風孔123を露出させないといった仕組みが可能となる。
【0037】
なお、上方係止突起130を複数設けて通風孔123の露出範囲を調整することも可能である。このとき、係止突起30に対応する位置にのみ規制部材80を設けておけば、完全にシャッターを閉じた状態にする就寝時や外出時における外部からの錠装置のこじ開けを防止できるものとなる。更に、上方係止突起130に対応する位置にも前方移動規制片81を設けることは可能であり、通風状態のときにも錠装置のこじ開けを防止できるものとなるのは言うまでもない。この場合、一つの規制部材80に係止突起30や上方係止突起130を一体に設け、これらに対応する前方移動規制片81も一体化することで、部品の取扱い性や組付け性の向上を図ることが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、錠装置の施解錠を制御する係止突起と係止部の施錠時における周囲を内側カバーや前カバーを始めとする種々の部材でガードしたものであるから、外部からドライバー等が侵入するのを阻止する。又、ガイドレールの前壁の押し広げや錠用スラットのガイドレールからの引き抜き、すなわち、係止部の係止突起からの抜出しに対しても十分な阻止力を発揮するものとなる。この結果、非常に防犯効果の高いシャッターを提供できたことになる。この他、錠用スラットより下方のスラットに、スラットの伸び縮みで出没する通風孔を形成しておけば、通風孔から風や光を取り入れたり、遮断したりすることが任意にできるし、これにおいても、上記した防犯機能を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すシャッターの錠装置の斜視図である。
【図2】本発明の一例を示すシャッターの裏面図である。
【図3】本発明の一例を示すシャッターの要部拡大裏面図である。
【図4】本発明の一例を示すシャッターの図3中A−A断面図である。
【図5】本発明の一例を示すシャッターの図3中B−B断面図である。
【図6】本発明の一例を示すシャッターの図3中C−C断面図である。
【図7】本発明の一例を示すシャッターの図3中D−D断面図である。
【図8】本発明の他の一例を示すシャッターの裏面図である。
【符号の説明】
10 シャッターパネル
11 ドラム
12 ガイドレール
13 後壁
14 側壁
15 前壁
16 内側移動規制段部
17 モヘア
20、120 スラット
21、121 連結部
22 抜止部
123 通風孔 1
30 係止突起
130 上方係止突起
31 斜辺部
32 水平部
40 錠用スラット
41 連結部
42 軸受部
43 抱持部
50 軸着部材
51 取付基部
52 内側カバー
53 前カバー
54 内側移動規制手段
55 内側移動規制部材
56 抜止部
57 凹部
58 窪み部
60 係止体
61 回動軸部
62 係止部
63 掛合部
64 バネ
70 操作板
71 軸部
72 指掛け部
80 規制部材
81 前方移動規制片
82 固定部
83 側部
84 下障壁
85 横障壁
90 ガイド部材
91 当接部
Claims (8)
- 多数のスラットを上下に連結したシャッターパネルの両側端を左右のガイドレールに収容して前後動きを拘束しながら昇降させるシャッターであって、ガイドレール内にその後壁から下り勾配で突出する斜辺部とその下に連なる水平部とからなる係止突起を設けるとともに、スラットの一つと代替される錠用スラットの裏面に左右方向に向けて取り付けられた回動軸部を軸芯として回動する係止部を設けることで、シャッターパネルが下降するときには、係止部は回動軸部が回動して係止突起の斜辺部を乗り越えるが、その後は復動して水平部に係止して上昇が規制される錠装置を備えたものにおいて、
回動軸部を、錠用スラットに取り付けられてガイドレール内に収容される軸着部材で保持させ、この軸着部材に、施錠時、錠用スラットの側端と係止突起との間に配置されてガイドレールの前壁と後壁との間を塞ぐ前後厚みを有して係止部の内側面を覆う内側カバーと、
内側カバーから外側方へ突設され、係止突起とガイドレールの前壁との間に配置されて係止部の前面を覆う前カバーとを設けたことを特徴とするシャッター。 - ガイドレールの前壁の後方位置に、前カバーの前面を覆う前方移動規制片を前壁とは独立して設けた請求項1のシャッター。
- 係止突起の下方位置に、係止部の下面を覆う下障壁を設けた請求項1又は2のシャッター。
- 係止突起の内側方下方位置に、ガイドレールの後壁と軸着部材の前カバーとの間を塞ぐ横障壁を設けた請求項1〜3いずれかのシャッター。
- 軸着部材の内側方位置に、軸着部材の内側方への一定以上の移動を規制する内側移動規制部材を設けた請求項1〜4いずれかのシャッター。
- 錠用スラットの上方に連結したスラットの側端部に、スラットが左右にずれたときにガイドレールの側壁に当接するとともに、係止部の上方を覆うガイド部材を設けた請求項1〜5いずれかのシャッター。
- 内側カバーの上端と下端の一方又は双方を錠用スラットの上方と下方の一方又は双方に連結したスラットの側端面に当接させた請求項1〜6いずれかのシャッター。
- スラットが上下に遊び動きをして連結されており、且つ、錠用スラットより下方のスラットには、スラットが延びたときには露出し、縮んだときには隠蔽される通風孔が形成されており、加えて、ガイドレール内の係止突起の上方に上方係止突起を上下に1乃至複数設け、係止部を上方係止突起に係止したときにはこれより下方のスラットが延びて通風孔が露出し、係止突起に係止したときにはこれより上方のスラットが縮んで通風孔が隠蔽するようにした請求項1〜7いずれかのシャッター。
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