JP3870289B2 - 抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材及び抄紙用プレスフェルト - Google Patents

抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材及び抄紙用プレスフェルト Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抄紙機のプレスパートに使用されるフェルトに関し、特にシームループを有する抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より製紙工程のプレスパートにおいては、ニードルフェルトと一対のプレスロールにより湿紙の搾水作業を行なっている。
このニードルフェルトとしては、図1に示されるシームループを有する有端状のものが知られている。すなわち、フェルトFは有端状に構成されており、それぞれの端部に複数のループLが形成されている。
フェルトFは、例えば、図2に示すように織布によるベース部材Bと、2層のバット層Wとにより構成されている。バット層Wは、ベース部材B上に積層されたウェブ繊維をニードルパンチにて絡合一体化することにより構成される。
ベース部材Bは、MD方向の糸材と、CD方向の糸材を織製することにより構成される。そして、MD方向の糸材により、ループLが構成される。
【0003】
使用に際しては、有端状のフェルトFを抄紙機械に掛け入れ、両端部を突合せ、一方の端部のループ間に他方の端部のループを嵌合するようにして、両端部のループ同士を噛み合わせる。
この噛み合せ作業の際に、直接ループ同士を正面から付き合わせるのではなく、図2(A)のように両端部を山状に付き合せた後、ループ同士を噛み合わせる。従って、一方のループ間に他方のループを嵌着させる場合、他方のループは、その下側から上側へと一方のループ間へ嵌め込まれることとなる。
なお、噛み合せ作業においては、専用の治具が使用されるが、その詳細については省略する。
【0004】
噛み合せ作業が終了すると、図2(B)に示す如く、連続するループLの孔部により、トンネルが形成され、トンネル状のループ孔部群に芯線Sを挿通させる。そして、山状に付き合わされた端部を平面状とすることにより、無端状の製紙用プレスフェルトFが形成される。
このようなフェルトFは、所謂シームループ付フェルトと呼ばれ、掛け入れ作業が非常に楽であるため、近年増加の傾向にある(特開昭59−112091号公報)。
【0005】
有端状のフェルトFは、CD方向に幅を有し、MD方向に長さを有する両表面を有し、フェルトFが有端状から無端状にされた場合、両表面は、外周面と内周面を構成する。この場合、外周面は湿紙と接触する面となり、内周面はプレスロールと接触する面となる。
すなわち、本発明において、フェルトFを構成する部品に関して「表面」という表現を用いる場合があるが、「表面」とは、「部品」が無端状とされた状態を想定した場合、湿紙およびプレスロールと接触する両方の面、即ち、外周面および内周面を意味する。そして、本発明において、「内側」とは、表面からフェルトの内側を見た場合の向きを意味するものであり、外周面、内周面のいずれからの向きも含むものであり、また、「外側」とは、フェルトの内側から両表面を見た場合の2つの向きを意味するものである。
【0006】
次に、ベース部材Bの構造及び製造方法を図3〜図6に基づき説明する。図3は、ベース部材Bの一方の端部を示す概略図である。図3において、ベース部材Bは、CD方向の糸材1とMD方向の糸材2とにより構成されている。この場合、1/3経二重織の組織であり、図4は、1/2経二重織の組織である。なお、当然ではあるが、組織はこれらに限られず、任意の形態を選択することができる。
【0007】
MD糸材2は、端部にて折り返すことにより、上下一対の構成をなす。すなわち、この場合、並列するMD糸材2同士は層を構成し、それぞれの層における糸材表面が連続することにより、ベース部材Bの両表面が形成される。
CD糸材1は、MD糸材2の両表面を連結すべく、任意の配置形態によりCD方向に配置される。
ここで、MD糸材2の折り返し部分における、最端部のCD糸材1よりも突出した部分が、ループLを形成する。
【0008】
次に、図5及び図6に基づき、ベース部材Bの製造方法を説明する。
図5は、袋織織機にて製造する場合の概略図である。なお、袋織織機は周知の構造であるためここでは図示しない。
この場合、CD糸材1がヘッドルにより上下する整経糸として、MD糸材2がシャトルの移動により配置される打ち込み糸としてそれぞれ選択される。
そして、最端部の整経糸として、CD糸材よりも太い繊維である芯線Sが配置される。
【0009】
ここで、周知の袋織織機の概略動作を説明する。まず、ヘッドルにより選択された整経糸が移動し、移動した整経糸と、移動しない整経糸との間に形成された空間に、打ち込み糸を内蔵したシャトルが走行し、空間に打ち込み糸が配置される。そして、シャトルの移動後、ヘッドルが駆動されることにより、打ち込み糸が整経糸間に挟持される。その後、リード(筬)にて、整経糸へ打ち込み糸を押し込む。この作業の連続により、織布が形成される。
【0010】
ここで、図6は、シャトルの走行順を示す概略図である。すなわち、前述の如く、シャトルは織機の端部間を往復走行することにより、打ち込み糸を配置するものである。
ここにおいて、まずシャトルが方向▲1▼に走行する。
ここで、シャトルが走行される側における最端部の整経糸としては、芯線Sが配置されている。よって、シャトルはSを通過し、織機端部に到達するものであるが、この場合、芯線Sの上側をシャトルが通過するように、芯線Sはヘッドルにより移動する。
【0011】
次に、シャトルはSにおいて折り返し、逆向きの方向▲2▼に走行する。この場合、シャトルが芯線Sの下側を通過するように、芯線Sは走行する。
そしてシャトルは、方向▲3▼へ芯線Sの上側に打ち込み糸を配置すべく走行し、さらに、方向▲4▼へ芯線Sの下側に打ち込み糸を配置すべく走行する。
この際、整経糸は、方向▲1▼及び▲2▼の打ち込み糸を挟持するグループと、方向▲3▼及び▲4▼の打ち込み糸を挟持するグループとして、選択的にヘッドルにより移動される。 以下、フェルトにおける所望のCD方向幅を形成するまで、これら一連の動作が繰り返される。
そして、所望のCD幅形成後、織機上からベース部材を取り外し、芯線Sを引き抜くことにより、両端部にループLを有する有端状のベース部材Bが完成される。
【0012】
すなわち、図3および図4において、並列的に記述されたMD糸材2は、連続する打ち込み糸をスパイラル状に配置することにより、構成される。そして、方向▲1▼及び方向▲4▼の打ち込み糸と、方向▲2▼と方向▲3▼の打ち込み糸とにより、ベース部材Bにおける内周面および外周面のそれぞれの表面が形成される。
【0013】
しかし、上記従来のループLにおいては、掛け入れ作業の際、芯線Sを挿通するのに困難を生ずる場合があった。
ここで、図7から図10に基づき、第一の従来例を説明する。
図7は、ベース部材B端部におけるCD方向断面図であり、組織の概略を示している。図は、べース部材Bの一方の端部において、ループLを切断した状態の正面図である。MD糸群21A〜24Bは、ループLの根本断面を示すが、切断していない状態であれば、MD糸材21Aと21B、22Aと22B、23Aと23B、そして24Aと24Bとがそれぞれ連続しており、これによってループLが構成されている。
【0014】
図7により、ベース部材Bの組織を説明すると、該組織は1/3経二重織であり、CD方向糸材1として、1/3織の全てのパターンを示すため、符号11〜14の4本が記載されている。なお、ベース部材Bの端部において、CD糸材11が最端部に配置されており、ベース部材Bの奥側に向かって、CD糸材12、13、14の順で配置されている。
【0015】
図3に示すように、ループLは、CD糸材11よりも端部側に位置する一対のMD方向糸により形成される。MD糸材2は、CD糸材1にその表面を抑えられることにより固定されているものであり、従って、ループLの形状は、主にCD糸材1に依存する。
ここで、図8に示される概略図により、CD糸材11及び12が及ぼす、MD糸群に対する影響を説明する。なお、MD糸材中に記載された矢印は、CD糸材11及び12により付勢されたベクトルを示すものである。
すなわち、MD糸材21A及び23Bにおいては、CD糸材11と12により挟持されている。つまりMD糸材21A及び23Bは、CD糸材12により斜め表面側に付勢されるものの、CD糸材11により内側方向に付勢されている状態である。この場合、CD糸材11と12とが隣接しており、互いのベクトルを打ち消しあうため、MD糸材21A及び23Bは、その表面をCD糸材11に抑えられた位置にて、ベース部材Bに配置されることとなる。
【0016】
MD糸材22A及び24Bにおいても、CD糸材11と12により挟持されている。これらMD糸材22A及び24Bは、CD糸材12による内側への付勢後、表面側からの付勢からは開放されるものの、CD糸材11により斜め表面方向に付勢される。この付勢ベクトルは、CD糸材11と12とが近接しているため、ほぼ打ち消しあう。
よって、MD糸材22A及び24Bはその端部において、CD糸材12に抑えられた位置にて、ベース部材Bに配置されることとなる。
【0017】
ここで、MD糸材21B、22B、23A、24Aの外側は、最端部の糸材であるCD糸材11及びそれに隣接するCD糸材12の位置からは開放されている。すなわち、MD糸材22B及び24Aは、CD糸材13により内側方向へ付勢されるものの、その後、CD糸材11により斜め外側方向に付勢され、開放される構成となっている。
同様に、MD糸材21B及び23Aは、CD糸材14により内側へ付勢されるものの、その後、CD糸材12により斜め外側方向に付勢され、開放される。
従って、図9に示すように、これらMD糸材23A及び24Aは、21A及び22Aよりも、またMD糸材21B及び22Bは、23B及び24Bよりも、それぞれ外側の位置にてベース部材Bに配置されることとなる。
【0018】
前述した如く、上下一対のMD糸材はループLを構成するものである。従って、図10に示す如く、MD糸材21Aと21Bにより構成されるループL2と、MD糸材23Aと23Bにより構成されるループL1とでは、上下方向に位置ずれをおこしてしまう結果となる。
【0019】
また、図11〜図14に基づき、第二の従来例を説明する。なお、図11は、図7にて説明したベース部材Bとは異なるCD糸材の配置形態を示した1/3経二重織織布の断面図である。
この場合、図12にて示したように、MD糸材21A、23BはCD糸材11により、そしてMD糸材21Bと23AはCD糸材12により、それぞれ内側方向に付勢される。
一方、MD糸材22A、24A、22B、24BはCD糸材12及び11により、外側方向に付勢される。
【0020】
その結果、MD糸材の実際の配置位置は、図13の如くとなる。
そして、MD糸材21Aと21Bとにより構成されるループL1と、MD糸材22Aと21Bとにより構成されるループL2とは、図14に示すように、孔の大きさが異なってしまうこととなる。
【0021】
図15から図19に基づき、第三の従来例を説明する。
図15は、図7および図11で説明したベース部材Bとは異なるCD糸材の織組織である1/2経二重織の断面図である。
【0022】
MD糸材21A、24A、23Bは、CD糸材11によりその表面及び側面が付勢されている。
ここで、例えばMD糸材21Aに係る負荷ベクトルを、図17により説明する。即ち、MD糸材21Aには、CD糸材11により発生する負荷ベクトルにより、結果として、CD方向(図では右方向)かつ内側方向(図では下方向)の負荷ベクトルが発生する。
【0023】
これと同様の原理にて、図16に示すようにループL根本部分を構成する全てのMD糸材2に対し、CD糸材1による上記負荷ベクトルがそれぞれ発生する。
即ち、ループL根本部分のMD糸材2は、結果として図18のようなCD方向にずれが生じる配置形態となる。なお、上記の如くMD糸材には、「CD方向と内側方向」の負荷ベクトルが発生するが、実際においては、MD糸材がCD糸材の傾斜部分に当接する等の要因により、この場合は、「CD方向の負荷ベクトル」が顕著となる。
従って、実際のループLは図19の如く、CD方向にねじれた形状となる。
【0024】
つまり、第一の従来例〜第三の従来例に示したように従来のループにおいては、ベース部材B全体に対する、ループの根本位置が一定していない構造となっていた。
従って、抄紙用プレスフェルトの両端部に構成されたループ同士を噛み合わせるのが困難であり、ループ群が形成する孔部に芯線Sを挿通する作業が、スムーズに行なうことができなかった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は、上記の問題点を解決し、掛け入れ作業を良好に行うことのできるループ形状の保持された抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねる中で、有端状ベース部材において、CD糸材中の端部端縁に両端部近傍のMD方向糸材を所定の位置に保持する調整糸をさらに設けることで、上記課題を解決することを見出し、さらに研究を進めた結果本発明を完成するに至った。
【0027】
すなわち、本発明は、両表面を形成する各層に配されたMD方向の連続するMD糸材および該各層を連結するようMD糸材に織り込まれたCD方向のCD糸材とからなり、該連続するMD糸材により、両端部に芯線嵌入ループ部分が形成された抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材であって、CD糸材中の端部端縁にベース部材におけるCD糸材とは異なる織りパターンにより織り込まれた調整糸を設け、両端部近傍のMD方向糸材を外側方向及び/又はCD方向にずれないように付勢することにより、前記芯線嵌入ループの形状を保持することを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
【0028】
また、本発明は、調整糸が、CD糸材中の最端部に配置される第1のCD糸材と、該第1のCD糸材に隣接する第2のCD糸材とにより内側方向へ付勢されないMD方向糸材を、内側方向へ付勢すべく配されたものであることを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
さらに、本発明は、調整糸が、両端部近傍のMD糸材のCD糸材によるCD方向への負荷ベクトルを打ち消すことを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
【0029】
また、本発明は、調整糸が、MD糸材の各層に独立して配されることを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
さらに、本発明は、各層に独立して配される調整糸の糸の太さがそれぞれ異なることを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
また、本発明は、調整糸が、MD糸材の各層のいずれかに配されることを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
さらに、本発明は、調整糸が、MD糸材の各層を連結すべく配されることを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
【0030】
また、本発明は、調整糸が、CD糸材よりも細い繊維であることを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
さらに、本発明は、調整糸が、屈曲した場合に扁平化される繊維であることを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材に関する。
また、本発明は、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材を含むことを特徴とする、抄紙用プレスフェルトに関する。
【0031】
本発明の抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材は、ループ部近傍におけるMD方向糸材が、外側方向、CD方向のいずれにもずれることなく、所定の位置に安定して位置するものであり、ループの形状が保持されているため、掛け入れ作業を良好に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材は、CD糸材中の端部端縁にベース部材におけるCD糸材とは異なる織りパターンにより織り込まれた調整糸が、両端部近傍のMD方向糸材を外側方向及び/又はCD方向にずれないように付勢するものである。従って、両端部近傍のMD方向糸材を外側方向及び/又はCD方向にずれないように付勢するのであれば、調整糸は、いずれの織りパターンで織ってもよい。
【0033】
特に、MD方向糸材を外側方向にずれないよう付勢したい場合は、CD糸材中の最端部に配置される第1のCD糸材と、該第1のCD糸材に隣接する第2のCD糸材とにより内側方向へ付勢されないMD方向糸材を、内側方向へ付勢すべく調整糸を配するのが好ましい。
この場合における本発明の実施の態様を図20〜図31に基づき具体例を用いて説明するが、具体例であって、これらに限定されない。
第一の実施の態様を図20〜図24に基づき説明する。なお、この第一の実施の態様は、図7〜図10にて説明した1/3経二重織織布の欠点を解消するものである。
【0034】
図において、3は調整糸であり、CD方向に配置されている。具体的には、調整糸3は、ベース部材Bを構成する最端部のCD糸材11の、さらに端部側に配置される。すなわち、調整糸3は、ループLの根本部分に配置される。
そして、調整糸3は、ループLの根本部分において、ベース部材Bを構成する最端部の第1のCD糸材11及びそれに隣接する第2のCD糸材12により内側方向に付勢されないMD糸材(以下、「浮揚MD糸材」と記す)を、内側方向に付勢するような形態にて配置されるものである。
【0035】
例えば、図21に示したように、一方の表面を構成するMD糸材層21A、22A、23A、24Aにおいて、調整糸3は、CD糸材11及び12により内側へ付勢されるMD糸材21A、22Aの下側を通過し、浮揚MD糸材23A、24Aの上側を通過するように配置すればよい。
これにより、浮揚MD糸材23A、24Aは内側へ付勢され、浮揚MD糸材23AはCD糸材12の側面に、浮揚MD糸材24Aは、それぞれCD糸材11の側面に当接され、係止される。これにより、MD糸材21A、22A、23A、24Aにより構成されるMD糸群層は、MD方向における配置位置が概略一定とされる。
【0036】
同様にして、他方のMD糸材21B、22B、23B、24Bにより構成される層にも調整糸3を配置する。この場合も、上記と同様に、浮揚MD糸材を調整糸により内側方向へ付勢させる。
図21において調整糸3は、浮揚MD糸材のみを、内側へ付勢すべく配置したものであるが、調整糸3は、浮揚MD糸材を内側へ付勢するという目的を達することができれば、いずれの配置形態であってもよい。すなわち、調整糸3は、CD糸材11もしくはCD糸材12により内側へ付勢されているMD糸材および浮揚MD糸材の両方を内側方向へ付勢させるように配置してもよい。
【0037】
この例を図22に基づき説明する。この例においては、浮揚MD糸材23A及び24Aと、CD糸材12により内側に付勢されているMD糸材22Aとが、調整糸3により内側へ付勢されている。
この場合においても、ループLの根本部分を安定した位置にさせることが可能である。
なお、この場合、MD糸材22Aは、CD糸材12にその表面が付勢された後、CD糸材11の側面に係止した状態であるため、最端に位置するCD糸材11により内側へ付勢されているMD糸材21Aよりも、CD糸材12により内側へ付勢されているMD糸材22Aを、調整糸3により内側に付勢させた方が好ましい。従って、この状況で調整糸3により内側に付勢されても、CD糸材11の側面に係止する位置状況に変化はないのである。
もちろん、CD糸材11により内側に付勢された糸材を、調整糸3により内側へ付勢させることも可能である。
【0038】
また、上記図21及び図22においては、調整糸3が、各表面層においてCD方向に配列された単一の糸材により構成されている例を説明した。
しかし、本発明において、調整糸3は複数の糸材を用いて、外側方向およびCD方向のずれを調整するように構成されても良い。
例えば、図23に示すように、ベース部材B端部において、一方の浮揚MD糸材23Aを第一の調整糸3により、他方の浮揚MD糸材24Aを第二の調整糸3によりそれぞれ内側へ付勢させても良い。
つまり、調整糸3を複数本用いた場合であっても、複数の浮揚MD糸材をそれぞれ内側へ付勢すれば、ループLの根本位置を安定させることが可能となるのである。
【0039】
なお、上記図21〜23においては、ベース部材Bの表面を構成するそれぞれのMD糸材層に、調整糸をそれぞれ独立して配置する例を記載したが、例えば、CD糸材1及びMD糸材2の素材や太さ等の要因により、ループLの根本ずれがそれほど顕著でない場合は、いずれの表面のMD糸材層にのみ、調整糸3を配置することもできる。
【0040】
また、上記図21〜23においては、ベース部材Bの両表面のMD糸材各層にそれぞれ独立して、調整糸3が配置されている。
しかし、図24に示すように、両表面のMD糸材各層を連結するように、調整糸3を配置することもできる。
この場合、調整糸3は、浮揚MD糸材23A、24A、21B、22Bをそれぞれ内側に付勢すべく、単一の糸材にて構成されている。
【0041】
次に、第二の実施の態様を図25〜図27に基づき説明する。なお、この第の実施の態様は、図11〜図14にて説明した1/3経二重織織布の欠点を解消する具体例である。
この場合であっても、調整糸3は、第一の実施の態様と同様に、主に外側方向にずれた浮揚MD糸材を内側へ付勢するものである。
【0042】
例えば、図26のようにベース部材Bの両表面のMD糸材各層に独立して、調整糸3を配置する構成を採用することができる。
また、図27のように調整糸3を、浮揚MD糸材以外のMD糸材をも含んで内側に付勢する構成も採用することができる。
【0043】
次に、ループ部近傍のMD糸材のCD方向へのずれを主に解消する調整糸について説明する。この場合、調整糸は、両端部近傍のMD糸材のCD糸材によるCD方向への負荷ベクトルを打ち消すよう配するのが好ましい。
第三の実施の態様を図28〜図30に基づき説明する。
調整糸3は、ループLの根本部分において、CD糸材により付勢された、MD糸材のCD方向の負荷ベクトルを打ち消すべく配置されるものである。
【0044】
図29に基づき説明すると、図29は、図17にて説明した箇所に対応し、MD糸材21Aに対し調整糸3が付勢する負荷ベクトルを示す。
すなわち、調整糸3は、MD糸材21Aに対し、CD方向と内側方向の負荷ベクトルを付勢する。つまり、調整糸3は、CD方向の負荷ベクトルにおいて、CD糸材21が付勢する方向とは逆方向に付勢するものである。
【0045】
この調整糸3による負荷ベクトルは、全てのMD糸材に対して付勢される。従って、結果としてシームループLは、図30に示すように安定した配置形態となる。
よって、シームループをかみ合わせる際、スムーズに作業を行うことができる。
【0046】
調整糸3をベース部材Bに配置するに際しては、袋織織機にて製造する場合の整経糸として、調整糸3を選択する。この場合、他のCD糸材1を駆動するヘッドルとは異なる、独立して駆動されるヘッドルを設けることにより、調整糸をベース部材に他のCD糸材1とは異なる織りパターンで織り込むことが可能となる。
【0047】
なお、調整糸3としては、いずれの素材・構成の糸材を選択することができるが、CD糸材1よりも細い糸材を使用することが好ましい。CD糸材1よりも細い糸材を使用した場合は、MD糸材の表面を付勢するCD糸材の表面位置よりも、高い位置に調整糸3が表れることがなく、湿紙に対する転写や振動問題が生じないため、好ましい。
同様に、調整糸3としては、例えば細い繊維の無撚集合体であるトウが、屈曲部分にて扁平化するため、好ましい。
【0048】
また、MD糸材各層に独立してそれぞれ調整糸3を設ける場合、両MD糸材層における調整糸3の太さを異なったものを用いることもできる。
例えば、フェルト両端部のループL同士の突合せは、図2(A)に示したように、有端状フェルトを山状に付き合わせて行なうものである。この場合、例えば山頂側のループL根本部分に配置される調整糸3として太い糸材を選択し、反対側のループL根本部分に配置される調整糸3として細い糸材を選択すると、最初のループ同士の噛み合せ作業をより容易に行なうことができる。
すなわち、噛み合せ作業は、一方のループL、L間の山頂側から、他方のループの下側を嵌着することにより行われるため、ループLの下側に細い調整糸を選択した場合には、嵌着作業をよりスムーズに行なうことができるため好ましい。
【0049】
本発明によれば、調整糸3をCD糸材中に付加的な糸として用いることにより、ループLの根本位置を所定の位置に安定して保持することで、図31に示される側面図のように、ループ形状が保持されるため、ループの噛み合わせ作業、芯線Sの挿通作業が容易となる。
【0050】
【実施例】
以下、本発明の有端状ベース部材を用いた抄紙用プレスフェルトについて、実施例を用いて詳しく説明するが、これらは本発明を何ら限定するものではない。表1に示すMD糸材、CD糸材、バット層、調整糸を用いて実施例A−1、A−2、Bおよび比較例A、Bの抄紙用プレスフェルトを作成した。
【0051】
【表1】
Figure 0003870289
【0052】
[実施例A−1]
実施例A−1として、MD糸材の外側方向へのずれに対し付勢する調整糸を、図32示すようにMD糸材の各層に独立して有する抄紙用プレスフェルトを作成した。
[実施例A−2]
実施例A−2として、CD糸材の織りパターンは実施例A−1と同様であるが、外側方向へのMD糸材のずれに対し付勢する調整糸を図33に示すようにMD糸材の各層を連結するように有する抄紙用プレスフェルトを作成した。
[比較例A]
比較例Aとして、CD糸材の織りパターンは実施例A−1と同様であるが、図34に示すように調整糸を有さない抄紙用プレスフェルトを作成した。
【0053】
[実施例B]
実施例Bとして、MD糸材の外側方向へのずれに対し付勢する調整糸を、図35に示すようにMD糸材の各層に独立して有する抄紙用プレスフェルトを作成した。
[比較例B]
比較例Bとして、CD糸材の織りパターンは実施例Bと同様であるが、図36に示すように調整糸を有さない抄紙用プレスフェルトを作成した。
【0054】
表2に示すMD糸材、CD糸材、バット層、調整糸を用いて実施例C、比較例Cの抄紙用プレスフェルトを作成した。
【表2】
Figure 0003870289
【0055】
[実施例C]
実施例Cとして、MD糸材のCD方向へのずれに対し付勢する調整糸を図37に示すように有する抄紙用プレスフェルトを作成した。
[比較例C]
比較例Cとして、CD糸材の織りパターンは実施例Cと同様であるが、図38に示すように調整糸を有さない抄紙用プレスフェルトを作成した。
【0056】
以下、実施例A−1、A−2、Bおよび比較例A、Bの外側方向へのループのずれを測定した結果を表3に示す。なお、ループのずれは最も外側方向にずれたMD糸材の頭同士と所定の位置に存在するMD糸材の頭同士の差(図34及び図36参照)を測定したものである。
【表3】
Figure 0003870289
【0057】
以下、実施例Cおよび比較例Cについて、ループ傾斜を測定したところ、実施例Cの抄紙用プレスフェルトは、87°であり、比較例Cの抄紙用プレスフェルトは、76°であった。ループ傾斜は、MD糸材のCD方向へのずれを表すが、ループを形成する各種のMD糸材の中心を結ぶ線と両表面とのなす角(図37及び図38参照)を測定したものである。
いずれにおいても、本発明の抄紙用プレスフェルトは、調整糸をCD糸材中の端部に付加的な糸として用いることにより、ループLの根本位置を所定の位置に保持することが確認された。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、ループの形状が保持され安定するため、作業者の掛け入れ作業が非常に良好となる抄紙用プレスフェルトを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 有端状抄紙用プレスフェルトの概略図
【図2】 (A)及び(B)は、有端状抄紙用プレスフェルトの噛み合わせ作業を示す図
【図3】 有端状抄紙用プレスフェルトのベース部材の端部を示す概略図
【図4】 有端状抄紙用プレスフェルトのベース部材の端部を示す概略図
【図5】 ベース部材の製造方法を示す概略図
【図6】 ベース部材の製織の際のシャトルの走行順を示す概略図
【図7】 第一の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図8】 第一の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図9】 第一の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図10】 第一の従来例のベース部材の端部におけるMD方向断面図
【図11】 第二の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図12】 第二の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図13】 第二の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図14】 第二の従来例のベース部材の端部におけるMD方向断面図
【図15】 第三の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図16】 第三の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図17】 第三の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図18】 第三の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図19】 第三の従来例のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図20】 本発明の第一の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図21】 本発明の第一の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図22】 本発明の第一の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図23】 本発明の第一の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図24】 本発明の第一の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図25】 本発明の第二の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図26】 本発明の第二の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図27】 本発明の第二の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図28】 本発明の第三の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図29】 本発明の第三の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図30】 本発明の第三の実施態様品の端部におけるCD方向断面図
【図31】 本発明のベース部材のループ部の側面図
【図32】 実施例A−1のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図33】 実施例A−2のベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図34】 比較例Aのベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図35】 実施例Bのベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図36】 比較例Bのベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図37】 実施例Cのベース部材の端部におけるCD方向断面図
【図38】 比較例Cのベース部材の端部におけるCD方向断面図
【符号の説明】
F フェルト
B ベース部材
L ループ
W バット層
S 芯線
1 CD方向糸材
2 MD方向糸材
3 調整糸
11〜14 CD方向糸材
21A〜24B MD方向糸材
d ループのずれ
θ ループ傾斜

Claims (7)

  1. 両表面を形成する各層に配されたMD方向の連続するMD糸材および該各層を連結するようMD糸材に織り込まれたCD方向のCD糸材とからなり、該連続するMD糸材により、両端部に芯線嵌入ループ部分が形成された抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材であって、CD糸材中の端部端縁にベース部材におけるCD糸材とは異なる織りパターンにより織り込まれた調整糸をMD糸材の各層に独立して配し、該調整糸は、屈曲した場合に扁平化される繊維であり、両端部近傍のMD方向糸材を外側方向及び/又はCD方向にずれないように付勢することにより、前記芯線嵌入ループの形状を保持することを特徴とする、前記抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材。
  2. 調整糸が、CD糸材中の最端部に配置される第1のCD糸材と、該第1のCD糸材に隣接する第2のCD糸材とにより内側方向へ付勢されないMD方向糸材を、内側方向へ付勢すべく配されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材。
  3. 調整糸が、両端部近傍のMD糸材のCD糸材によるCD方向への負荷ベクトルを打ち消すことを特徴とする、請求項1に記載の抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材。
  4. 各層に独立して配される調整糸の糸の太さがそれぞれ異なることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材。
  5. 調整糸が、MD糸材の各層のいずれかに配されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材。
  6. 調整糸が、CD糸材よりも細い繊維であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材。
  7. 請求項1〜6に記載の抄紙用プレスフェルト用有端状ベース部材を含むことを特徴とする、抄紙用プレスフェルト。
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