JP3870070B2 - 画像表示装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示素子等に表示された原画を拡大表示させるヘッドマウントディスプレイやプロジェクタ等の画像表示装置に好適な表示光学系および撮像装置に好適な撮像光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CRTやLCD等の画像表示素子を用い、これらの表示素子に表示された画像を光学系を介して拡大表示させる頭部装着型の画像表示装置(ヘッドマウントディスプレイ)が良く知られている。
【0003】
このヘッドマウントディスプレイ等の画像表示装置は、これらの装置を頭部に装着するため、特に装置全体の小型化、軽量化が要望されている。また、重量バランスや外観等を考慮すると、観察者の視軸方向に薄型であることが好ましい。さらに、表示される拡大像に迫力を持たせるために、できるだけ大きな拡大像が望まれている。
【0004】
図12には、従来の共軸凹面鏡を用いた画像表示装置を示している。同装置では、表示素子101に表示された画像からの光束をハーフミラー102で反射させ、凹面鏡103に入射させ、凹面鏡103で反射した光束をハーフミラー102を介して観察者の眼Eに導いている。表示素子101に表示した画像は、凹面鏡103によって拡大した虚像として形成される。これにより、観察者は表示素子101に表示した画像の拡大虚像を観察することができる。
【0005】
また、例えば特開平7−333551号公報,特開平8−50256号公報,特開平8−160340号公報および特開平8−179238号公報等においては、画像を表示する画像表示素子としてのLCD(液晶)と、観察光学系としての薄型プリズムとを使用し、装置全体の薄型化を図った画像表示装置が提案されている。
【0006】
図13には、特開平7−333551号公報で提案されている画像表示装置を示している。この装置において、LCD111から発せられた光は、小型の偏心プリズム112の入射面113に入射する。そして、プリズム112に形成した曲率を有した全反射面114と反射面115との間で光束が折り畳まれ、その後、面114より偏心プリズム112から射出して観察者の眼Eに導かれる。これによって表示素子(LCD)111に表示された画像の虚像が形成され、この虚像を観察者が観察する。
【0007】
偏心プリズム112の反射面115は、偏心非回転対称面(アジムス角度により光学的パワーの異なる面であり、いわゆる自由曲面)で構成された偏心自由曲面より構成されている。
【0008】
図13に示す光学系のタイプは、図12に示した従来の共軸凹面鏡を用いたタイプに比べ、装置全体の薄型化および観察視野の広画角化が容易であるという特徴を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年、画像を表示する表示素子であるLCD等の高精細化が進み、従来と同程度の画素数を有しながらも従来より小型化されたLCD等が開発されている。このような小型化された画像表示素子を用いると、装置の小型化には有利になるものの、従来と同様の画角を達成するためには、光学系の倍率を上げる必要が生じる。
【0010】
このような状況に鑑みて、特開平10−153748号公報には、偏心プリズムとリレーレンズ系とを組み合わせ、リレーレンズ系により一旦中間像を形成してから表示素子に表示された画像を観察者に導く光学系が提案されている。これにより、図13に示すタイプの薄型という特徴を有しつつ、更なる倍率向上を果たし、LCDサイズに対して広画角化を図っている。
【0011】
また、この特開平10−153748号公報にて提案の光学系に比べて、更なる光学性能向上を図ったものとして、偏心プリズムの内部反射面を増加させ、偏心プリズムのみで中間像を形成し、その像を観察者に導くタイプや、第1の偏心プリズム光学系に第2の偏心プリズムを設けたタイプ等が、特開2000−066106号公報,特開2000−105338号公報,特開2000−131614号公報,特開2000−199853号公報,特開2000−227554号公報および特開2000−231060号公報等に提案されている。
【0012】
一般的に、一旦中間像を形成するタイプの光学系は光路長が長くなり、装置が大型化するという問題があるが、これらの各公報にて提案の光学系においても、透過作用と反射作用とを果たす兼用面を用いたり、光路を交差させたりする等の工夫により小型化を目指している。
【0013】
本発明は、小型の表示素子を用いつつ広表示画角を達成でき、しかも全体として小型の表示光学系、および小型で広撮影画角を達成できる撮像光学系を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本願第1の発明では、画像表示素子と、画像表示素子が形成する原画からの光を観察者の眼又は被投射面に導く表示光学系とを有する画像表示装置において、表示光学系は、光学面である第1、第2および第3の面を設け、原画から第3の面を透過して入射した光を、第1の面で反射し、第2の面で反射し、第1の面で反射し、第3の面で反射し、第1の面を透過させて観察者の眼又は被投射面に導くと共に、表示光学系内で原画の中間像を形成するようにしている。
【0015】
すなわち、第1、第2および第3の面の間で光を略往復させて光路を折り返すことにより、光路長に対して小型の光学系構成が達成できるようにしている。
【0016】
また、第1および第3の面に透過作用と反射作用を持たせることで、光学面数を少なくすることができ、より小型化を図ることが可能となる。
【0017】
また、表示光学系(例えば、透明体)内で原画の中間像を形成(実像形成)させている。すなわち、小型の原画の中間結像された実像を拡大して表示する中間結像タイプとすることにより、光学設計の自由度が増え、原画を大画面表示させることが可能となる。
【0018】
また、この表示光学系を構成する光学面を当該面で反射する光線に対して偏心させることにより、さらなる薄型化を図ることが可能となり、光学面に曲率を持たせることで表示光学系における不要な面を取り除き、小型化を図ることが可能となる。さらに、光学面を回転非対称面(自由曲面)とすることにより、諸収差を良好に補正でき、回転非対称面(自由曲面)を複数面採用すると、原画のアスペクト比と表示画像のアスペクト比とを近いものにすることが可能となり、高品位な表示画像を得ることが可能となる。
【0019】
なお、この表示光学系は、観察者が頭部に装着して画像を観察するためのヘッドマウントディスプレイ(HMD)やスクリーン等の被投射面に画像を拡大投射する投射型画像表示装置(プロジェクタ)等の画像表示装置に好適である。
【0020】
また、本願第2の発明では、撮像素子と、被写体からの光を撮像素子の撮像面に導く撮像光学系とを有する撮像装置において、撮像光学系は、光学面である第1、第2および第3の面を設け、被写体から第1の面を透過して入射した光を、第3の面で反射し、第1の面で反射し、第2の面で反射し、第1の面で反射し、第3の面を透過させて撮像面に導くと共に、撮像光学系内で被写体の中間像を形成するようにしている。
【0021】
すなわち、第1、第2および第3の面の間で光を略往復させて光路をほぼ重複させることにより、光路長に対して小型の光学系を達成できるようにしている。
【0022】
また、第1および第3の面に透過作用と反射作用を持たせることで、光学面数を少なくすることができ、より小型化を図ることが可能となる。
【0023】
また、撮像光学系(例えば、透明体)内で被写体の中間像を形成させている。すなわち、被写体の中間像を縮小して撮像面に導く中間結像タイプとすることにより、光学設計の自由度が増え、広画角の被写体像を十分縮小して撮像面に導くことが可能となる。
【0024】
また、この撮像光学系を構成する光学面を反射光に対して偏心させることにより、さらなる薄型化を図ることが可能となり、光学面に曲率を持たせることで撮像光学系における不要な面を取り除き、小型化を図ることが可能となる。さらに、光学面を回転非対称面(自由曲面)とすることにより、諸収差を良好に補正でき、回転非対称面(自由曲面)を複数面採用すると、被写体のアスペクト比と撮影画像のアスペクト比とを近いものにすることが可能となり、高品位な撮影画像を得ることが可能となる。
【0025】
なお、この撮像光学系は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に好適である。
【0026】
また、第1および第2の発明において、内部が光学媒質で満たされた透明体上に光学面を形成し、いずれかの光学面で光を全反射させるようにすることにより、光量ロスを少なくすることが可能である。
【0027】
また、第1および第2の発明において、第1の面で反射した中心画角主光線が第2の面で角度θをなして折り返し反射される場合、この折り返し反射面での入射光線と反射光線とのなす角度θは、
|θ|<30° …(1)
を満たすことが好ましい。この条件を外れると、光学系が大型化する。
【0028】
なお、上記光学系において、第1の面に最初に入射した中心画角主光線のヒットポイントにおける法線に対する反射角と、第2の面で反射されて第1の面に再度入射した中心画角主光線のヒットポイントにおける法線に対する反射角とが逆符号となるように構成するとよい。即ち、第1の面で反射された光を第2の面によって第1の面における最初の光の反射領域側(反射領域、反射領域付近あるいは反射領域寄りの領域)に戻すように反射することによって効果的に光路を重複させ、長い光路長を小型の光学系の中に納めることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の説明に入る前に、本実施形態で使用される母線断面、子線断面、ローカル母線断面、ローカル子線断面の定義について説明する。
【0030】
偏心系に対応していない従来系の定義では、各面頂点座標系でz軸を光軸とすると、yz断面が従来の母線断面(メリジオナル断面)、xz断面が子線断面(サジタル断面)となる。
【0031】
本実施形態の光学系は偏心系であるので、偏心系に対応したローカル母線断面、ローカル子線断面を新たに定義する。
【0032】
中心画角主光線(表示光学系においては表示素子の画像中心から表示光学系の射出瞳中心に至る光線であり、撮像光学系においては撮像光学系の入射瞳中心を通り撮像素子の画像中心に至る光線である)と各面とのヒットポイント上で、中心画角主光線の入射光と射出光を含む面をローカル母線断面とし、ヒットポイントを含みローカル母線断面と垂直で、各面頂点座標系の子線断面(通常の子線断面)と平行な面をローカル子線断面として定義する。
【0033】
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態である光学系(以下、第1の光学系と称す)を示している。この第1の光学系1は、3つの光学面を有して構成されており、面A(第1の面),面B(第3の面)はともに透過面および反射面として作用する透過反射兼用面であり、面C(第2の面)は反射面である。
【0034】
図2には、図1に示した第1の光学系1を画像表示装置に用いる際の表示光学系全体の構成を示している。第1の光学系1は、内部がガラスやプラスチックなどの光学媒質で満たされた透明体(以下、第1の光学素子1ともいう)上に上記3面の光学面A,B,Cが形成されている。
【0035】
透明体上の面A,面Bはともに透過面および反射面として作用する透過反射兼用面、面Cは反射面である。
【0036】
面Cには、金属蒸着などにより高反射率を持つ反射膜が形成されており、面Bには金属または誘電体の蒸着による半透過反射膜が形成されている。
【0037】
図中、2は第2の光学系、3は画像を表示する画像表示素子(LCD等)である。本実施形態においては、面Bは画像表示素子3からの光の入射面および反射面として作用し、面Aは反射面および射出面として作用し、面Cは反射面として作用する。
【0038】
画像表示素子3により変調された光は、第2の光学系2を介して第1の光学素子1に導かれる。面Bから第1の光学素子1内に入射した光は、面Aで反射した後、面Cで略逆向きに反射し、再び面Aにおける最初の光の反射領域に導かれる。そして、面Aで反射した後、面Bで反射して面Aから第1の光学素子1を射出し、射出瞳Sに到達する。
【0039】
この図では、画像表示素子3から発した光の例として、画像表示素子3の表示面中心を射出し、射出瞳Sの中心に至る中心画角主光線を示している。
【0040】
本実施形態においては、射出瞳Sの位置付近に観察者が眼を置くことにより、画像表示素子3上に表示された画像の拡大像を視認することが可能となる。
【0041】
また、第1の光学素子1において、光は、面B(透過)→面A(反射)→面C(折り返し反射)→面A(再反射)→面B(反射)(→面A(透過))の順で各面を通過し、面Cでの折り返し反射を境に最終反射面Bに至るまでそれまでの光路を逆にたどる。
【0042】
ここでは、面B→面A→面Cまでを往路と、面C→面A→面Bの光路を復路と称し、往路と復路を合わせて往復光路と呼ぶ。このような往復光路を形成するために往路から復路へと光を略逆方向に反射することを折り返し反射と呼び、また、この折り返し反射作用を有する反射面(ここでは面C)を折り返し反射面と呼ぶ。
【0043】
このように面Cに折り返し反射面としての作用を持たせ、第1の光学素子1内に往復光路を形成することで、光路を重複させるように折り返し、長い光路を小型の第1の光学素子1内に収めることができる。これにより、表示光学系全体をも小型化している。
【0044】
また、画像表示素子3からの光線は最終反射面Bの反射によって往復光路を抜け、画像表示素子3側には行かず、射出瞳Sに導かれる。
【0045】
さらに、図3に点線で示したように、画像表示素子3の画像表示面の端を出て射出瞳Sの中心に到る光(最大画角主光線)は、中心画角主光線と同様に、第2の光学系2を経て第1の光学素子1に導かれ、B面入射→A面反射→C面折り返し反射→A面反射→B面反射→A面射出の順に通過して射出瞳Sの中心に導かれる。
【0046】
また、図4に鎖線で示したように、画像表示素子3の画像表示面の中心より射出して射出瞳Sの両端に到る光線も、中心画角主光線と同様に、第2の光学系2を経て第1の光学素子1に導かれ、B面入射→A面反射→C面折り返し反射→A面反射→B面反射→A面射出の順に通過して射出瞳Sの両端に導かれる。
【0047】
この際、第1の光学素子1内で射出瞳両端に到る光線が交わっており、画像表示素子3上に表示された画像の中間像が形成されている。第1の光学素子1内に中間像を形成することで、第2の光学系2のパワーを弱めてもコンパクトな構成とすることができ、第2の光学系2における余計な収差発生を抑え、第2の光学系2の複雑化を防止できる。
【0048】
なお、図4においては、C面折り返し反射→A面反射の間に中間像が形成されているが、必ずしもこの位置に中間結像位置がある必要はなく、第1の光学素子1内に形成されていればよい。
【0049】
また、中間像を略平行光として射出瞳Sに導くいわゆる接眼光学系部分の収差補正を容易にするために、中間結像面は接眼光学系部分での像面湾曲や非点収差の発生する状況に合わせて適宜湾曲したり非点隔差を有したりするように形成されていてもよい。
【0050】
図4においては、最終反射面である面Bと面Aでの射出面として作用している箇所とが接眼光学系部分にあたり、第1の光学系1でのそれ以外の部分と第2の光学系2とがリレー光学系に該当している。
【0051】
本実施形態において、最終反射面として作用するときの面Bは、射出面として作用するときの面Aに対して非常に強い光学的パワーを有した凹面鏡となっており、接眼光学系部分の主パワーを担っている。従って、凹面鏡面Bでは偏心収差の発生が大きく、接眼光学系としての面A,面Bのみでは収差を完全に補正することは困難であり、リレー光学系部分が接眼光学系での収差をキャンセルするような形の中間結像面ができるように中間像を形成することで、最終的な像観察における画質を向上させることが可能になる。
【0052】
以上説明した構成においては、第1の光学系1は、少なくとも面Bを含む2つの面を曲面で構成することが好ましい。結像ないし収差補正に寄与しない面を少なくすることで、光学系全体に必要な光学面数を削減でき、製造コスト削減の効果が期待できる。更に望ましくは、面A,B,Cをそれぞれ曲面で構成することで、更なる製造コスト削減の効果が得られる。
【0053】
また、第1の光学系1の面A,Bは、最終的に射出瞳Sに導かれる有効光束がそれぞれの面で反射する際の反射光束に対して傾いた面として、折り返し反射面であるC面までの往路、即ちB面入射→A面反射→C面の光路と、C面以降の復路であるC面→A面反射→B面反射→A面射出の光路とを、ともに折り畳んだ構成として第1の光学系1を薄型にしている。
【0054】
即ち、好ましくは面Aおよび面Bはともに有効光束に対して偏心した曲面であり、偏心収差が発生する。従って、第1の光学系1の少なくとも1面に、回転非対称な形状の面(いわゆる自由曲面)を用いて、偏心収差の発生を極力抑えることが望ましい。
【0055】
特に面Bは面Aに対してパワーの強い曲面であるため、面Bを回転非対称な形状として偏心収差の発生を抑制することが好ましい。
【0056】
更に好ましくは、第1の光学系1を構成する3つの面A,B,Cの全てを回転非対称形状とすることで、偏心収差補正の自由度が増し、良好な画質での画像表示が可能になる。このとき、各回転非対称面を図の紙面断面を唯一の対称面とする紙面垂直方向に面対称な形状とすると、対称性のない場合に比較して加工および製作を容易にすることができるため、好ましい。
【0057】
また、面Aでの反射を往路、復路ともに第1の光学素子1内での内部全反射とし、面Bで最終反射された光束が臨界角以下の角度で面Aに入射するようにして射出させると、光量ロスが少なくなり好ましい。少なくとも面Aでの反射光束と射出光束とが共用する領域においては、反射光束が全反射するようにすると、反射光束の全てを全反射とする場合に対して設計の自由度を上げつつ同程度の明るさを確保できる。
【0058】
以上のように光学系を構成することにより、画像表示素子3に表示された画像を、良好な光学性能で拡大像として表示する画像表示装置が提供可能となる。
【0059】
また、第1の光学素子1内で1回中間結像を行うことで、画像表示素子3の表示サイズに対する表示画角設定の自由度を向上させて広画角化(高倍率表示)を可能にするとともに、それに伴い光路長が長くなるのを第1の光学素子1内に往復光路を形成することで、第1の光学系1の全長を短く抑え、非常にコンパクトな表示光学系を構成できる。
【0060】
なお、本実施形態において、面Aにも面Bと同様に半透過反射膜を形成してもよいが、面Aでの反射は透明体を形成するガラスなどの光学材料と空気との間の反射であるので、面Aに入射する光が面法線に対して大きな角度で入射すれば全反射が起こり、反射率はほぼ100%となる。一方、最後に面Aを透過する際の入射角度を小さく設定すれば、反射率は通常4%程度である。このため、光の利用効率を上げることができる。
【0061】
(第2実施形態)
図5には、本発明の第2実施形態である撮像光学系を示している。図中、1は図1に示したものと同様の第1の光学系(第1の光学素子)であり、2は第2の光学系、4は撮像素子である。
【0062】
Sは第1の光学系1および第2の光学系2からなる撮像光学系の入射瞳であり、この位置に絞りを置いて不要光の入射を防いでいる。
【0063】
本実施形態において、第1の光学素子1の面A(第1の面)は被写体からの光の入射面および反射面として作用し、面B(第3の面)は反射面および射出面として作用し、面C(第2の面)は反射面としてのみ作用する。
【0064】
絞りSを通過した被写体からの光は、第1の光学素子1に面Aを透過して入射し、面Bで反射し、面Aで反射して面Cに導かれる。そして、面Cで折り返し反射して面Aにおける最初の光の反射領域に戻され、面Aで再反射して面Bを透過して第1の光学素子1を射出する。ここで、面Aおよび面Bはそれぞれの面での反射光束に対して偏心している。
【0065】
第1の光学素子1を射出した光は、第2の光学系2を通過して撮像素子4に到達する。この際、所望の被写体からの光は撮像素子4の撮像面上に結像し、これにより、被写体の撮像を行うことができる。
【0066】
以上のように撮像光学系を構成することにより、被写体を撮像素子4に良好な光学性能で結像させる撮像装置を提供することができる。
【0067】
また、第1の光学素子1内で1回中間結像させることで、撮像素子4のサイズに対して撮影画角の自由度を向上させて広画角化を可能にし、これに伴い光路長が長くなるのを第1の光学素子1内に往復光路を形成することで第1の光学系1の全長を短く抑え、非常にコンパクトな撮像光学系を実現している。
【0068】
以上説明した第1および第2実施形態においては、中心画角主光線(表示光学系においては画像表示素子の表示面中心から射出瞳S中心に至る光線であり、撮像光学系においては入射瞳中心を通り撮像素子の撮像面中心に至る光線である)の面Cにおける折り返し反射が略垂直反射であるように描かれているが、本発明の光学系はこの構成に限るものではない。
【0069】
(第3実施形態)
図6および図7にはそれぞれ、第1実施形態とは異なる第1の光学系を用いた第3実施形態である表示光学系の構成を示している。これらの図に示した第1の光学系1’,1”では、中心画角主光線の光路が第1実施形態のものと異なっている。
【0070】
図6および図7ともに、B面入射→A面反射→C面折り返し反射→A面反射→B面反射→A面射出の光路が形成されている点は第1実施形態の第1の光学系1と同様である。
【0071】
但し、図6の第1の光学系1’では、面Aで反射した中心画角主光線が面Cで角度θをなして折り返し反射されて、面Aでの先の反射地点よりも高い位置で再反射される点が第1実施形態と異なる。また、図7の第1の光学系1”では、面Aで反射した中心画角主光線が面Cで角度θをなして折り返し反射されて、面Aでの先の反射地点よりも低い位置で再反射される点が第1実施形態と異なる。
【0072】
このように折り返し反射面Cの前後で光が所定角度θをなして入射・反射されてもよい。但し、角度θは、
|θ|<30°
を満たすことが好ましい。
【0073】
この条件を外れると、第1の光学系が大型化し、表示光学系全体を小型にすることが難しくなるため、好ましくない。
【0074】
なお、本実施形態では、第1の光学系を有する表示光学系について説明したが、第2実施形態に示したような撮像光学系にも本実施形態と同様の考え方を適用することができる。
【0075】
以下、上記各実施形態の数値実施例について説明する。
【0076】
[数値実施例1]
図8には、図2に示した第1実施形態の数値実施例の光路断面図を示している。図中、1は表示光学系を構成する第1の光学系であり、3つの光学面を有したプリズム形状の透明体(第1の光学素子)により構成されている。S2,S4,S6は同一面、S3,S7は同一面であり、これら2面とS5はそれぞれ第1実施形態において説明した面A,B,Cに相当する。
【0077】
2は第2の光学系であり、ここではS8,S9,S10の3面を有した同一媒質からなる透明体により構成されている。SIは画像表示面、S1は表示光学系の射出瞳Sである。
【0078】
本数値実施例において、S2からS10の光学面は回転非対称面であり、紙面(yz断面)を唯一の対称面として持つ面対称形状をしている。
【0079】
なお、図中のx,y,zは観察者の視軸方向をz軸,紙面内でz軸に垂直な方向をy軸,紙面に垂直な方向をx軸とした座標系定義である。
【0080】
本数値実施例1の光学データを表1に示す。表1の光学データのうち最も左の項目SURFは面番号を示している。また、X,Y,ZおよびAは、第1面S1の中心を原点(0,0,0)とし、図中に示したy軸,z軸と紙面奥向きにx軸をとった座標系における各面の面頂点の位置(x,y,z)並びに図面上で反時計回り方向を正方向とするx軸回りの回転角度a(単位:度)である。
【0081】
Rは曲率半径である。TYPの項は面形状の種類を表し、SPHは球面であり、FFSは以下の式に従う回転非対称面である。
【0082】
【数1】
Figure 0003870070
【0083】
TYPの欄でFFSの横に記された数値は、その面の形状が同表の下側に記載された非球面係数kおよびci(i=2,3,4…)に対応する回転非対称形状であることを示している。尚、表に示さない係数ciの項は、その値が0である。
【0084】
Nd,νd(但し、表ではvdと記す)はそれぞれ、その面以降の媒質のd線波長での屈折率とアッベ数を示しており、屈折率Ndの符号の変化はその面で光が反射されることを示している。また、媒質が空気層の場合は、屈折率Ndのみを1.000として表示し、アッベ数νdは省略している。
【0085】
また、折り返し反射面での中心画角主光線の入射光線と反射光線とのなす角度θの絶対値を|θ|として記載している。以上の表の項目は、以降の数値実施例においても同様である。
【0086】
【表1】
Figure 0003870070
【0087】
表1から分かるように、画像表示面SIからの光はS10より第2の光学系2を構成する透明体(光学素子)に入射し、S9で裏面反射し、S8から射出して第1の光学素子1に向かう。第1の光学素子1に向かった光は、S7(面B)より第1の光学素子1の透明体内に入射し、S6(面A)で裏面反射し、S5(面C)で裏面反射して折り返され、S4(面A)で裏面反射し、S3(面B)で裏面反射してS2から第1の光学素子1を射出し、射出瞳S1(S)に導かれる。
【0088】
本数値実施例の長さのディメンジョンを有する数値をmmとして考えると、射出瞳径φ6mm、画像表示サイズ10mm×7.5mm程度で、水平約50°,垂直約39°の画角で画像をz軸の正方向無限遠方に表示する表示光学系となる。
【0089】
なお、本数値実施例の光学系を撮像光学系に利用してもよい。この場合、z軸負方向無限遠方の物点からの光は、絞りS1を通過して第1の光学系1に導かれる。そして、S2(面A)から第1の光学素子1に入射した光は、S3(面B)で反射してS4(面A)で反射し、S5(面C)で折り返し反射してS6(面A)で反射した後、S7(面B)から第1の光学素子1を射出して第2の光学系2に導かれる。そして、第2の光学系2に導かれた光は、S8から光学素子に入射し、S9で反射し、S10を射出して撮像面SIに結像する。
【0090】
尚、S4,S6における反射はいずれの場合も内部全反射である。
【0091】
[数値実施例2]
図9には、数値実施例2の光学断面図である。また、表2には光学データを示す。
【0092】
本数値実施例2では、第2の光学系2を、それぞれ2面を有する2つの光学素子21,22により構成し、光学素子21の一方の面を第1の光学系1の透明体と接合している。この接合面をS7と表記する。
【0093】
画像表示面SIからの光は、第2の光学系2のS10,S9,S8を通って光学素子21と透明体との接合面S7(面B)から透明体に入射する。そして、S6(面A)で裏面反射し、S5(面C)で裏面反射して折り返され、S4(面A)で裏面反射し、S3(面B)で裏面反射してS2から透明体を射出し、光学系の射出瞳S1(S)に導かれる。
【0094】
尚、S4,S6での反射はいずれも内部全反射である。
【0095】
【表2】
Figure 0003870070
【0096】
本数値実施例では、長さのディメンジョンを有する数値をmmとして考えると、数値実施例1とほぼ同等の仕様の表示光学系となる。
【0097】
また、本数値実施例2は、数値実施例1と同様に、撮像光学系に利用することもできる。
【0098】
[数値実施例3]
図10は、数値実施例3の光学断面図である。また、表3には光学データを示す。
【0099】
本数値実施例では、第2の光学系2は、3つの光学面S8,S9,S10を同一媒質上に有するプリズム形状の透明体(光学素子)から構成されている。
【0100】
画像表示面SIからの光は、第2の光学系2のS10,S9,S8を通って第1の光学系1の透明体(第1の光学素子)に向かい、面S7(面B)より透明体に入射する。そして、S6(面A)で裏面反射し、S5(面C)で裏面反射して折り返され、S4(面A)で裏面反射し、S3(面B)で裏面反射して、S2から第1の光学素子1を射出し、光学系の射出瞳S1(S)に導かれる。
【0101】
【表3】
Figure 0003870070
【0102】
本数値実施例においては、面S6での反射光束中に全反射条件を満足していないものがあるため、図に示したように一部に反射膜を形成して裏面反射するようにしている。
【0103】
このとき、反射膜は、面S2の射出光束が通る領域にかからないように形成されている。反射膜は金属や誘電体などで構成されている。
【0104】
なお、射出光束の通る領域に近い反射膜形成領域においては、射出光束の通る領域側に近づくに従って反射率が徐々に低下するような膜構成とすると、反射膜形成部と非形成部との境界が観察されにくくなるため、好ましい。
【0105】
本数値実施例では、長さのディメンジョンを有する数値をmmとして考えると、数値実施例1とほぼ同等の仕様の表示光学系となる。
【0106】
また、本数値実施例3は、数値実施例1と同様に、撮像光学系に利用することもできる。
【0107】
[数値実施例4]
図11は、数値実施例4の光学断面図である。また、表4には光学データを示す。
【0108】
本数値実施例において、第2の光学系2のS9とS11とは半透過反射膜が施された同一面である。第2の光学系2は3つの光学面S8,S9(S11と同一面),S10を同一媒質上に有するプリズム状の透明体(光学素子)からなる。
【0109】
S1からS11までの光学面は、全て回転非対称面であり、紙面(yz断面)を唯一の対称面として持つ面対称形状を有する。
【0110】
画像表示面SIからの光は、ハーフミラー面S11から第2の光学系2の光学素子に入射し、S10で裏面反射し、ハーフミラー面S9で反射し、S8より射出して第1の光学素子1に向かう。第1の光学素子1に向かった光は、面S7(面B)から第1の光学素子1に入射し、S6(面A)で裏面反射し、S5(面C)で裏面反射して折り返され、S4(面A)で裏面反射し、S3(面B)で裏面反射してS2から第1の光学素子1を射出し、光学系の射出瞳S1(S)に導かれる。
【0111】
尚、S4,S6における反射はいずれも内部全反射である。
【0112】
【表4】
Figure 0003870070
【0113】
本数値実施例4は、長さのディメンジョンを有する数値をmmとして考えると、数値実施例1とほぼ同等の仕様の表示光学系となる。
【0114】
また、本数値実施例4は、数値実施例1と同様に、撮像光学系に利用することもできる。
【0115】
なお、第2実施形態以外の実施形態では表示光学系について説明したが、これ以外の実施形態においても、画像表示素子3の位置にCCDなどの撮像素子を配置し、射出瞳Sの位置から取り込んだ外部からの被写体光を各実施形態で説明した逆向きの光路を通って結像させ、撮像光学系として使うことができる。
【0116】
また、以上説明した全ての実施形態において、第1の光学系を通過する光束の任意の光線をトレースしたとき、その光線は、第1の面における最初の(1回目)の反射と2回目の反射とで、一方の反射角を基準として他方では逆符号の反射角で反射するような光路をとっている。
【0117】
具体的には、例えば図1の紙面内において、1回目の反射(A面反射)における反射角が正符号(反射光が面法線に対して紙面内反時計周り方向に存在する場合)であれば、2回目の反射(A面再反射)における反射角は負符号(反射光が面法線に対して紙面内時計周り方向に存在する場合)となるような光路になっている。
【0118】
このような光路をとることによって、第1の面と第2の面との間で光束は略往復することになるので、第1の光学系内の空間を有効に利用して光路長が長くとも小型の光学系が実現できる。
【0119】
また、以上説明した各実施形態では、第1の光学系が、3つの光学面A,B,Cを有した透明体により構成される場合について説明したが、本発明は、上記3つの光学面のうちいずれか又は全てがミラー部材によって構成される場合にも適用できる。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本願第1の発明によれば、第1、第2および第3の面の間で光を略往復させて光路を折り返すようにしているので、光路長に対して小型の光学系を実現できる。このため、小型の原画を用いつつ広表示画角を達成でき、しかも全体として小型の表示光学系を実現することができる。
【0121】
また、第1および第3の面に透過作用と反射作用を持たせているので、光学面数を少なくすることができ、より表示光学系の小型化を図ることができる。
【0122】
なお、表示光学系内で光を中間結像させるようにすれば、光学設計の自由度が増え、原画を大画面表示させることができる。
【0123】
また、本願第2の発明によれば、第1、第2および第3の面の間で光を略往復させて光路を折り返すようにしているので、小型の光学系でありながらも光路長を長く確保できる。このため、小型でありながらも広撮影画角を達成することができる。
【0124】
また、第1および第3の面に透過作用と反射作用を持たせているので、光学面数を少なくすることができ、より撮像光学系の小型化を図ることができる。
【0125】
なお、撮像光学系内で光を中間結像させるようにすれば、光学設計の自由度が増え、広画角の被写体像を十分縮小して撮像面に導くことができるとともに、光路長をかなり長くしても撮像光学系を小型に構成することができる。
【0126】
また、第1および第2の発明において、(1)式を満足するようにすれば、光学系が大型化するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である表示光学系に用いられる第1の光学系の構成図。
【図2】上記表示光学系の構成図。
【図3】上記表示光学系の構成図。
【図4】上記表示光学系の構成図。
【図5】本発明の第2実施形態である撮像光学系の構成図。
【図6】本発明の第3実施形態である表示光学系(1)の構成図。
【図7】本発明の第3実施形態である表示光学系(2)の構成図。
【図8】本発明の数値実施例1の光学系断面図。
【図9】本発明の数値実施例2の光学系断面図。
【図10】本発明の数値実施例3の光学系断面図。
【図11】本発明の数値実施例4の光学系断面図。
【図12】従来の表示光学系の構成図。
【図13】従来の表示光学系の構成図。
【符号の説明】
1,1’,1” 第1の光学系
2 第2の光学系
3 画像表示素子
4 撮像素子

Claims (8)

  1. 画像表示素子と、その画像表示素子が形成する原画からの光を観察者の眼又は被投射面に導く表示光学系とを有する画像表示装置であって、
    前記表示光学系は、光学面である第1、第2および第3の面を有し、
    原画から前記第3の面を透過して入射した光を、前記第1の面で反射し、前記第2の面で反射し、前記第1の面で反射し、前記第3の面で反射し、前記第1の面を透過させて観察者の眼又は被投射面に導くと共に、
    この表示光学系内で前記原画の中間像を形成することを特徴とする画像表示装置
  2. この表示光学系が、内部が光学媒質で満たされた透明体を用いて構成されており、
    前記透明体内で前記原画の中間像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置
  3. 前記第1から第3の面のうち少なくとも1つが、当該面で反射する光線に対して偏心していることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置
  4. 前記第1から第3の面のうち少なくとも1つが、曲率を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置
  5. 前記第1から第3の面のうち少なくとも1つが、回転非対称面であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置
  6. この表示光学系が、内部が光学媒質で満たされた透明体を用いて構成されており、
    前記透明体上に形成されたいずれかの光学面で光が全反射することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置
  7. 前記第2の面に入射する中心画角主光線とその反射光線とのなす角度θが、
    |θ|<30°
    なる条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置
  8. 撮像素子と、被写体からの光をその撮像素子の撮像面に導く撮像光学系とを有する撮像装置であって、
    前記撮像光学系は、光学面である第1、第2および第3の面を有し、
    被写体から前記第1の面を透過して入射した光を、前記第3の面で反射し、前記第1の面で反射し、前記第2の面で反射し、前記第1の面で反射し、前記第3の面を透過させて撮像面に導くと共に、
    この撮像光学系内で前記被写体の中間像を形成することを特徴とする撮像装置
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