JP3869913B2 - 電子写真画像形成装置に用いられる円筒部材及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子写真感光体ドラムや現像ローラ等の電子写真画像形成装置に用いられる円筒部材、及びプロセスカートリッジに関する。
【0002】
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置およびワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体ドラムあるいは現像ローラ等の円筒部材が用いられている。そして、これらの円筒部材の端部には、所謂ドラムフランジ等の係合部材が取り付けられている。
【0004】
例えば、電子写真感光体ドラムを例に挙げて説明する。この電子写真感光体ドラムは、表面に感光導電性物質を塗布した円筒の端部に、前記感光体ドラムを回転させるための駆動力を受けるためのドラムギア及びドラムフランジ等の係合部材が結合されている。
【0005】
前記円筒と前記係合部材を結合する方法として、特開平5−200462号公報に示された方法がある。
【0006】
この方法においては、凹部を設けた係合部材を円筒の端部に挿入する。次いで、円筒端部を切り曲げることにより結合する。
【0007】
また、他の方法として、特開平6−264920号公報に示された方法がある。
【0008】
この方法においては、まず円筒の内面にインロウ加工を施す。次いで、前記円筒の内面に係合部材を係合する。次いで、前記円筒の複数箇所を切り曲げて、前記切り曲げ部分を前記係合部材の有する凹部に係合する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、円筒と係合部材の結合力を向上させ得た円筒部材、電子写真感光体ドラム、現像ローラ及びプロセスカートリッジを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、円筒度を向上させ得た円筒部材、電子写真感光体ドラム、現像ローラ及びプロセスカートリッジを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
主たる本発明は、電子写真画像形成装置に用いられる円筒部材において、円筒と、前記円筒の長手方向の端部において、前記円筒の内面と嵌合している嵌合部材と、前記端部に設けられ、その肉厚が前記円筒の長手方向の中間部の肉厚よりも薄い薄肉部であって、前記中間部の内径と同じ大きさの内径と、前記中間部の外径よりも小さい外径と、を有する薄肉部と、前記薄肉部と前記中間部との間に位置する段差部と、前記嵌合部材に設けられた凹部と、を有し、前記長手方向において前記嵌合部材が前記中間部の内面とも嵌合しており、前記薄肉部の一部は、前記円筒の外面から内面に向かって曲げられており、前記曲げられた部分が前記凹部と嵌合していることを特徴とする円筒部材である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、円筒部材としての電子写真感光体ドラム(以下、「感光体ドラム」という。)及び現像ローラを例に挙げて図面を用いて説明する。
【0024】
(円筒部材)
図1は本実施例に係る感光体ドラムの断面図である。本実施例においては感光体ドラム7はドラムフランジとしてギアフランジ16を有する。このギアフランジ16は、ドラム筒7dの端部に結合されており、その周面にドラムギア16aを有している。そして、このギアフランジ16により駆動力を装置本体からうける。このギアフランジ16は、感光体ドラム7をフレームに支持させ、また感光体ドラム7を回転させるためのものである。ギアフランジ16には中空円筒形のドラム筒7dと嵌合するための円筒形の嵌合部16bを設けている。そして、この嵌合部16bには、その周面に凹部16cが間隔をあけて複数箇所設けられている。また、アルミニウム合金から形成されたドラム筒16dはその周面に感光物質を塗布した光導電層の感光層7bを有している。また、ドラム筒16dは、前記ギアフランジ16の嵌合部16bと所定のはめあい公差で嵌合している。さらに、ドラム筒7dの端部には段付部7gを備える。
【0025】
前記段付部7gの軸方向長さL2は、嵌合部16bのドラム筒7dと接触している軸方向長さL1よりも短い。また、ドラム筒7dの中間部7cは全長にわたり、同じ内外径を有している。さらに、段付部7gは中間部7cと同じ内径であり、外径は中間部7cよりも段付部7gの方が小さい。これによって中間部7cよりも段付部7g(薄肉部)は肉厚が薄くなっている。従って、ドラム筒7dに軸直角の剪断力が加わっても、中間部7cに対して段付部7gが薄肉であることの影響はないし、強度、剛性は充分である。
【0026】
上記凹部16gはギアフランジ16の軸を含む平面による断面が四角形である。また、その内対向する二辺はギアフランジ16の軸に直交する平面に平行である。
【0027】
組立状態においてはドラム筒7dの端面7eはギアフランジ16の側面16eと接している。また、段付部7gは一部を軸方向に平行して切断するように切り曲げて切り曲げ部7fとなっている。この切り曲げ部7fは円周方向で凹部16cに丁度嵌合すると共に凹部16cの軸直角のかしめ受け面16fに圧接している。凹部16cのかしめ受け面16fに対向するかしめ逃げ面16dは本例ではギアフランジ16の側面16eと同一平面上にある。
【0028】
図2はドラム筒端部を切り曲げる工程の断面図および図3はその平面図である。ギアフランジ16を感光体ドラム7のドラム筒7d端部に侵入させる。そしてギアフランジ16に設けた凹部16cに向って段付部7gの一部を切り曲げる。そして、ドラム筒7dの端部にギアフランジ16を結合させる。さらに、段付部7gを切り曲げるための突き当て工具23についてのべる。
【0029】
突き当て工具23はギアフランジ16の側面16e及びかしめ逃げ面16dに接する当たり面23aを有する。この当たり面23aでもって段付部7gの一部を切り曲げる際に、同時的に発生する曲げ応力と剪断応力の反力をギアフランジ16の側面16e及びかしめ逃げ面16dに伝えるようになっている。従って、ギアフランジ16の側面16e、かしめ逃げ面16dが広い面積を持つことが望ましい。そうしないと、ギアフランジ16が合成樹脂製の場合にギアフランジ16に加工傷が生ずるおそれがある。なお、図中7fは、切り曲げ部であって、当たり面23aでもって切り曲げられた部分である。本実施例においては、段付部7gは単に折り曲げるのではなくて、工具23によって切り曲げることによって結合力を増している。
【0030】
また、この当り面23aに対して工具先端23bから角度α(約30度)でもって折り曲げ作用部23cを設けることにより、工具端部が形成されている。また、工具柄部23dの断面は凹部16cの断面の周方向の幅と同幅のほぼ四角形である。切刃角は折り曲げ作用部23cとこれに交叉してつづく側面との角である。この切り刃角は90°或は正のすくい角を有する(ポジティブレーキアングル)を有する。この突き当て工具23の材質は工具鋼が用いられる。
【0031】
次に、円筒部材の組立工程についてのべる。
【0032】
ギアフランジ16とドラム筒7dとをギアフランジ16の嵌合部16b外径に沿って嵌合させる。この嵌合後、治具(不図示)でドラム筒7dの端面7eとギアフランジ16の側面16eを圧接保持する。この時、ギアフランジ16とドラム筒7dのはめあいは両者の間にガタが生じることなく且つ、ドラム筒7dの外径に対して変形の無いはめあいが好ましい。より具体的にはギアフランジ16とドラム筒7dとのクリアランスが0〜10μm程度が好ましい。次にギアフランジ16とドラム筒7dを嵌合させる。その後、ドラム筒7dの外周部から、その先端が鋭角を有する前述した突き当て工具23を図2、図3に示すようにギアフランジ16の円周方向に4箇所からドラム筒7dの外周面に接触させる。このとき突き当て工具23の当たり面23aの高さはドラム筒7dの端面7eの位置と同じ高さである。また、ドラム筒7d内部に嵌合しているギアフランジ16の嵌合部16bに設けた凹部16cの幅と前記突き当て工具23の先端部の幅とが同等の幅を持つ。そしてその位置関係にズレの無い状態で突き当て工具23をギアフランジ16の半径方向に直線移動し、ドラム筒7d外周部に接触させる。次に、この接触点から所定の進入量をもって突き当て工具23をギアフランジ16内部に向って進入させて、ドラム筒7dの端部(段付部7g)を突き当て工具23の折り曲げ作用部23cの表面形状に沿って折れ曲げる。その後、更に工具23を侵入させるとやがてギアフランジ16の嵌合部16bに設けた凹部16cの角に沿ったドラム筒7d端部が軸方向の平行な切目状に剪断される。そして、部分的に切り曲げられたドラム筒7d端部(段付部7g)は凹部16cのかしめ受け面16f及びかしめ受け面16fに交叉してつづく面に緊密に密着した状態で固定され、ギアフランジ16とドラム筒7dが結合される。
【0033】
すなわち、突き当て工具23を進入させることにより、ドラム筒7dの端部の段付部7gが完全に剪断され、その剪断面が凹部16cの形状に緊密に密着した状態になる。部分的に曲げ切れた端部の剪断面がギアフランジ16の嵌合部16bに設けた凹部16cに密着して結合されているため感光体ドラム7の回転方向及び軸方向に対してガタ、ゆるみ等が生じることなく、高い結合力を保持することが可能となる。
【0034】
以上が本実施例における円筒と嵌合部材としての端部係合部材を結合させる工程を説明したものである。次に本実施例の特徴である円筒端部に形成した段付部の作用について図4を用いて説明する。図4は本実施例による円筒端部に段付加工を施した場合の切り曲げ結合を示した図である。このような切り曲げによる結合は接着等に比較して、結合力は熱変形に対しても安定した高い強度を保持でき、さらに非常に簡単な方法で瞬時に結合できるといったメリットがある。
【0035】
そこで本実施例ではこのような安定した強固な結合力を持ち、且つ、変形のない高精度な結合方法を提供する。図4が既述した本実施例による感光体ドラム7の一例を示した断面図である。図4に示すようにドラム筒7d端部には段付部7gを有する。このようにドラム筒7d端部に元の肉厚より薄くなるように段付加工を行うことにより以下の2つの理由により切り曲げ部周辺の変形が無くなる。
【0036】
(1)ドラム筒端部を薄くすることにより、切り曲げ時の抵抗を減少することができる。
【0037】
(2)段差を設けることにより段差の隅部aに変形しようとする応力が集中する。したがってそこから先の軸方向へ変形がおよぶのを最小限におさえることができる。
【0038】
なお図4において、段差の隅部aは、約90°で表示されているが、応力集中が生じる範囲内で、鋭角又は鈍角であってもよい。
【0039】
図5にこのドラム筒7d単体の段付加工部の寸法関係を示した。
【0040】
図5は本実施例におけるドラム筒7dを軸方向に切断した断面図である。同図においてTはドラム筒7dの中間部7cの肉厚、tは段付加工を行ったドラム筒端部の段付部7gの肉厚である。先のTと、このtの関係は
T>t
である。そしてL2は段付加工部の長さ、Dは円筒の外径である。我々の実験結果からはこの段付加工部の長さL2が大きいほど変形は少ない。しかし、あまり大きくても感光体ドラム7の感光層7bに影響してしまうのでできるだけ小さいほうが好ましい。また、段付部7gの肉厚tは小さいほど変形が少ない。しかし、小さ過ぎては結合部のトルク負荷能力が低下するため、中間部7cの肉厚Tの約1/4程度かもしくはそれ以上が好ましい。
【0041】
また、本実施例における段付形状はこれに限らない。例えば、図6(a)に示す周方向の角溝7h、(b)に示す周方向のV溝7iのような周方向で複数箇所に部分的に溝を設けるような形状でもよい。
【0042】
(感光体ドラムの構成)
次に、感光体ドラムの具体的な構成について詳しく説明する。
【0043】
(1)神戸製鋼(株)製アルミニウム引抜円筒(品名:H63S、嵌合部内径:φ62mm、肉厚:1.5mm、長さ:365.5mm)からなるアルミニウム円筒の端部に段付部7gの長さL2:4mm、肉厚t:1.0mmになるように段付加工を行ってドラム筒7dとした。
【0044】
この円筒上にカゼインのアンモニア水溶液(カゼイン11.2g、28%アンモニア水1g、水222ml)を侵漬コーティング法で塗工し、乾燥して塗工量1.0g/m下引層を形成した。
【0045】
次に、アルミニウムクロライドフタロシアニン1重量部、ブチラール樹脂(商品名:エスレックBM−2:積水化学(株)製)1重量部とイソプロピルアルコール30重量部をボールミル分散器で4時間分散した。この分散液を先に形成した下引層の上に侵漬コーティング法で塗工し、乾燥して電荷発生層を形成した。この時の膜厚は0.3μであった。
【0046】
次に、1重量部のヒドラゾン化合物、ポリスルフォン樹脂(商品名:P1700:ユニオンカーバイト社製)1重量とモノクロルベンゼン6重量部を混合し、撹拌機で撹拌溶解した。この液を電荷発生層の上に侵漬コーティング法で塗工し、乾燥して電荷輸送層を形成した。この時の膜厚は12μであった。
【0047】
このようにして形成した感光槽7bの端面7hの、ドラム筒7dの端面7eからの距離L3は、12mmである。
【0048】
また、ドラムギアフランジ16は、ポリアセタール樹脂(商品名:「ジュラコンM90−02」ポリプラスチック(株)コポリマー)を射出成形により作製した(嵌合部外径:φ58.6mm、成形条件はノズル温度:200℃、シリンダー温度:先端部180℃、中間部170℃、後部160℃、射出圧力:800kg/cm、金型温度:キャビ60℃、コア60℃)。また、前記ギアフランジ16の嵌合部16bの角穴形状の凹部16c(幅3mm、高さ1mm、深さ3mm)をギアフランジ16の中心から直角方向に4箇所設けた。このようにして制作したドラム筒7d(円筒)に、ドラムギアフランジ16を嵌合した。そして、前記凹部16cに対し先端部の幅3mm、角度30°、材質SKD30よりなる突き当て工具23を進入量1.5mmで突き当てた。このようにして、ドラム筒7d端部を凹部16cの形状に沿った状態で切り曲げ、ギアフフランジ16とドラム筒7dを結合させた感光体ドラム7を作製した。
【0049】
このようにして得られた感光体ドラム7のフランジ結合部周辺の変形を調べるために、ドラム筒端面7eから約50mmの位置を1mm間隔で円筒度の測定を真円度測定機(ミツトヨ製、RA−600)を使用して測定を行った。その結果、円筒度は11μmであった。
【0050】
このようにして得られた感光体ドラム7をキヤノン製レーザービームプリンタAのプロセスカートリッジBに装着した。そして、このプロセスカートリッジBを高温高湿層(具体的には温度32.5℃、相対湿度85%)に48時間放置した。その後、同環境において前記プロセスカートリッジBをレーザービームプリンタ本体13に設置し、間欠による10000枚の画出しを行った。更に画出し後、プロセスカートリッジBから感光体ドラム7を取り外し、ギアフランジ16とドラム筒7dとの結合部に耐久によるガタ、緩み、外れ等の影響がないか、確認した。確認の結果、そのような影響は一切見られず、画像上もドラム筒7dによるピッチムラ、カブリ等の問題もなく、良好な画像を得られた。また、耐久後の感光体ドラム7を固定し、市販のトルクゲージにてギアフランジ16にトルクを加え、ドラム筒7dとギアフランジ16の結合部の破壊トルク強度を測定した。その結果、破壊トルク強度は154kg−cmであった。
【0051】
(2)実施例(1)において段付部7gの肉厚tを0.8mmにした以外は実施例(1)と同条件で感光体ドラム7を作製し、同様な測定および評価を行った。評価の結果、実施例(1)と同様な結果が得られた。また、その時のドラム筒7dとギアフランジ16の結合部の破壊トルク強度は122kg−cm、ドラム筒3端部の円筒度は8μmであった。
【0052】
(3)実施例(1)において段付部7gの肉厚tを0.6mmにした以外は実施例(1)と同条件で感光体ドラム7を作製し、同様な測定および評価を行った。評価の結果、実施例(1)と同様な結果が得られた。また、その時のドラム筒7dとギアフランジ16の結合部の破壊トルク強度は110kg−cm、ドラム筒3端部の円筒度は6μmであった。
【0053】
(4)実施例(1)において段付部7gの肉厚tを0.5mmにした以外は実施例(1)と同条件で感光体ドラム7を作製し、同様な測定および評価を行った。評価の結果、実施例(1)と同様な結果が得られた。また、その時のドラム筒7dとギアフランジ16の結合部の破壊トルク強度は103kg−cm、ドラム筒7d端部の円筒度は5μmであった。
【0054】
このようにして得られた感光体ドラム7のフランジ結合部周辺の変形を調べるために、ドラム筒7dの端部から約50mmの位置を1mm間隔で真円度および円筒度の測定を真円度測定機(ミツトヨ製、RA−600)を使用して測定を行った。その結果、円筒度は46μmであり、前述した実施例の円筒度より劣る。
【0055】
上記、実施例の結果をまとめて表1に示す。
【0056】
【表1】
Figure 0003869913
※記号の説明
◎:非常に良好である
○:良好である
△:実用上問題ない
×:実用上問題がある
【0057】
表1からわかるように、薄肉部(段付部)の肉厚は、0.5mm〜1.0mmが好ましい。さらに好ましくは、薄肉部の肉厚を0.6〜0.8mmにするとよい。
【0058】
(現像ローラの構成)
次に現像ローラの構成について説明する。尚、図20は、本実施例に係る現像ローラの縦断面図である。
【0059】
<実施例・4>
神戸製鋼製アルミニウム引抜き円筒10l(外径:φ16mm、肉厚:2mm、長さ:330mm)からなるアルミニウム円筒の端部に段付き部10jの長さL2:3mm、段付き部10jの肉厚t:0.8mmになるように段付き加工を行った。
【0060】
次に
・フェノール樹脂 20重量部
・天然グラファイト(平均粒径7μm) 9重量部
・カーボンブラック(平均粒径0.2μm) 1重量部
・IPA 20重量部
を混合し、ペイントシェーカーにてガラスビーズを混合し3時間分散して塗料とし、塗料の固形分25%に調製した。その後、エアースプレー法により前記円筒の表面に塗工して被膜層を形成し、次いで熱風乾燥炉により、150℃/30分間加熱し、硬化させた。
【0061】
このようにして作成した円筒10lと、ポリアセタール樹脂(商品名:「ジュラコンAW−01」ポリプラスチック(株)製)を射出成形により作製したスリーブフランジ10kを基体円筒のインロー加工部に軽圧入し、フランジ10kとスリーブ基体円筒10lを嵌合させた。この時のフランジ10kと円筒10lとの圧入量は10μmとした。
【0062】
前記フランジの嵌合部に角穴形状の凹部(幅:3mm、高さ:1mm、深さ:3mm)をフランジの中心から直角方向4箇所設け、その凹部に対し、先端部の幅3mm、角度30°、材質SKD30よりなる突き当て部材を進入量1.5mmで突き当た。そして、円筒端部を凹部形状に沿った状態で切り曲げ(切り曲げ部10m)を行い、フランジと円筒を結合させた現像ローラを作製した。
【0063】
このようにして得られた現像ローラのフランジ結合部周辺の変形を調べる為に、円筒端面から約50mmの位置を1mm間隔で円筒度の測定を真円度測定機(ミツトヨ製、RA−600)を使用して測定を行った。その結果、円筒度は11μmであった。
【0064】
このようにして得られた現像ローラをキヤノン製レーザービームプリンターのプロセスカートリッジに装着した。次に、このプロセスカートリッジを高温高湿層(具体的には32.5℃、相対湿度85%)に48時間放置した後、同環境において前記プロセスカートリッジをレーザービームプリンターに設置し、間欠による10000枚の画出しを行った。更に画出し後、プロセスカートリッジから現像ローラを取り外し、フランジとスリーブ円筒との結合部にガタ、緩み、外れ等の影響がないか、確認した。その結果、そのような影響は一切みられず、画像上もスリーブ周期によるピッチムラ、カブリ等の問題もなく、良好な画像が得られた。また、耐久後の現像ローラを固定し、市販のトルクゲージにてフランジの結合部の破壊トルクを測定した。
【0065】
その結果、破壊トルクは97kg・cmであった。
【0066】
<実施例・5>
段付き加工部の肉厚:tを0.6mmに設定した以外は実施例・4と同様の方法で現像ローラを作製・評価した。その結果、実施例・4と同様に特にスリーブ周期のピッチムラ等の問題も無く、非常に良好な画像が得られた。また、このときの円筒度は9μm、破壊トルクは90kg・cmであった。
【0067】
<実施例・6>
段付き加工部の肉厚:tを0.4mmに設定した以外は第1具体例と同様の方法で現像ローラを作製・評価した。その結果、実施例・4と同様に特にスリーブ周期のピッチムラ等の問題も無く、非常に良好な画像が得られた。また、このときの円筒度は7μm、破壊トルクは82kg・cmであった。
【0068】
上記、実施例の結果をまとめて表・2に示す。
【0069】
【表2】
Figure 0003869913
※記号の説明
◎:非常に良好である
○:良好である
△:実用上は問題ない
×:実用上問題がある
【0070】
表2からわかるように、薄肉部(段付部)の肉厚は、0.4mm〜0.8mmが好ましい。
【0071】
なお、本発明による円筒部材は感光体ドラムや現像ローラに限られず、円筒と端部係合部材の強い結合が求めれる部材として有効である。また、プラテンローラ、搬送ローラ、定着ローラ、印刷板ロールなど、駆動力を伝達される各種ローラ部材としても有効である。
【0072】
以上説明したように、本発明によれば、円筒の有する薄肉部を凹部に向ってかしめることにより、係合部を、円筒に取り付けているため、高精度な円筒部材を提供できる。
【0073】
(電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジの説明)
以下、本実施例としての電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジを図面に従って詳細に説明する。
【0074】
以下説明するプロセスカートリッジにおいては、電子写真感光体ドラム7、及び現像ローラ10dの少なくともいずれか一方において、前述した実施例が適用されている。なお、以下説明する実施例では、ドラムフランジ16は、凸部17aによって装置本体から電子写真感光体ドラム7を回転させるための駆動力を得る。そして、はす歯ギア16aによって、現像ローラ10dへ回転力を伝達する。
【0075】
以下の説明において、プロセスカートリッジBの短手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体13へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と一致している。またプロセスカートリッジBの長手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体13へ着脱する方向と交差する方向(略直交する方向)である。この方向は、記録媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する方向である。又、プロセスカートリッジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従って記録媒体を上から見て右又は左である。
【0076】
図7は本実施例としての電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)の構成説明図である。図8はその外観斜視図である。また図9〜図14は本発明の実施の形態を適用したプロセスカートリッジに関する図面である。図9はプロセスカートリッジの側断面図である。図10はその外観の概略を図示した外観斜視図である。図11はその右側面図である。図12はその左側面図である。図13はそれを上方(上面)から見た斜視図である。図14はプロセスカートリッジを裏返して上方から見た斜視図である。また以下の説明において、プロセスカートリッジBの上面とは、プロセスカートリッジBを装置本体13へ装着した状態で上方に位置する面であり、下面とは下方に位置する面である。
【0077】
(電子写真画像形成装置A及びプロセスカートリッジB)
まず、図7及び図8を用いて、本発明の実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレーザービームプリンタAについて説明する。また図9にプロセスカートリッジBの側断面図を示す。
【0078】
このレーザービームプリンタAは、図7に示すように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に画像を形成するものである。そしてドラム形状の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと称す)にトナー像を形成する。詳しくは、帯電手段によって感光体ドラムに帯電を行う。次いでこの感光体ドラムに光学手段から画像情報に応じたレーザー光を照射して前記感光体ドラムに画像情報に応じた潜像を形成する。そしてこの潜像を現像手段によって現像してトナー像を形成する。そして前記トナー像の形成と同期して、給紙カセット3aにセットした記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3d及びレジストローラ対3eで反転搬送する。次いで、プロセスカートリッジBの有する前記感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧を印加することによって記録媒体2に転写する。その後トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。この定着手段5は駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有する。そして通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。そしてこの記録媒体2を排出ローラ3g,3h,3iで搬送し、反転経路3jを通して排出トレイ6へと排出する。この排出トレイ6は画像形成装置Aの装置本体13の上面に設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3kを動作させ、排出ローラ対3mによって反転経路3jを介することなく記録媒体2を排出することもできる。本実施の形態においては、前記ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3d、レジストローラ対3e、搬送ガイド3f、排出ローラ対3g,3h,3i及び排出ローラ対3mによって搬送手段3を構成している。
【0079】
一方、前記プロセスカートリッジBは、図1、図9乃至図14に示すように、感光層7b(図1、図17参照)を有する感光体ドラム7を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電する。次いで光学系1からの画像情報に応じたレーザービーム光を露光開口部1eを介して感光体ドラム7へ照射して潜像を形成する。そしてこの潜像をトナーを用いて現像手段10によって現像する。すなわち、帯電ローラ8は感光体ドラム7に接触して設けられており、感光体ドラム7に帯電を行う。なおこの帯電ローラ8は、感光体ドラム7に従動回転する。また、現像手段10は、感光体ドラム7の現像領域へトナーを供給して、感光体ドラム7に形成された潜像を現像する。なお光学系1は、レーザーダイオード1a、ポリゴンミラー1b、レンズ1c、反射ミラー1dを有している。
【0080】
ここで、前記現像手段10は、トナー容器10A内のトナーをトナー送り部材10bの回転によって、現像ローラ10dへ送り出す。そして、固定磁石を内蔵した現像ローラ10dを回転させると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを感光体ドラム7の現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。ここで現像ブレード10eは、現像ローラ10dの周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与するものである。またこの現像ローラ10dの近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー撹拌部材10fを回転可能に取り付けている。
【0081】
そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写する。その後、クリーニング手段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。ここでクリーニング手段11は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落として廃トナー溜め11bへ集める。
【0082】
なお、プロセスカートリッジBは、トナーを収納するトナー容器(トナー収納部)10Aを有するトナーフレーム12aと現像ローラ10d等の現像手段10を保持する現像フレーム12bとを結合する。そしてこれに感光体ドラム7、クリーニングブレード11a等のクリーニング手段11及び、帯電ローラ8を取付けたクリーニングフレーム12cを結合して構成している。そしてこのプロセスカートリッジBは、操作者によって画像形成装置本体13に着脱可能である。
【0083】
このプロセスカートリッジBには画像情報に応じた光を感光体ドラム7へ照射するための露光開口部1e及び感光体ドラム7を記録媒体2に対向するための転写開口部12nが設けてある。詳しくは、露光開口部1eはクリーニングフレーム12cに設けられている。また、転写開口部12nは現像フレーム12bとクリーニングフレーム12cとの間に構成される。
【0084】
次に本実施の形態に係るプロセスカートリッジBのハウジングの構成について説明する。
【0085】
本実施の形態で示すプロセスカートリッジBを構成するために、まず、トナーフレーム12aと現像フレーム12bとを結合する。次に、これにクリーニングフレーム12cを回動可能に結合して構成したハウジング内に前記感光体ドラム7、帯電ローラ8、現像手段10及びクリーニング手段11等を収納してカートリッジ化する。そして、このプロセスカートリッジBを画像形成装置本体13に設けたカートリッジ装着手段に対して取り外し可能に装着する。
【0086】
(プロセスカートリッジBのハウジングの構成)
本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、前述したようにトナーフレーム12a1と現像フレーム12b及びクリーニングフレーム12cを結合してハウジングを構成している。次にその構成について説明する。
【0087】
図9に示すように、トナーフレーム12aにはトナー送り部材10bを回動可能に取り付けてある。また現像フレーム12bには現像ローラ10d及び現像ブレード10eを取り付けてある。更に前記現像ローラ10dの近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー撹拌部材10fを回動可能に取り付けてある。また、現像フレーム12bには図9に示すように現像ローラ10dの長手方向と対向して、前記現像ローラ10dと略平行にアンテナ棒10hが取り付けられている。そして前記トナーフレーム12aと現像フレーム12bを溶着(本実施の形態では超音波溶着)して一体的な第二枠体としての現像ユニットD(図19参照)を構成している。
【0088】
なおプロセスカートリッジBを画像形成装置本体13から取り外したときに感光体ドラム7を覆い、これを長時間光に晒されるあるいは異物との接触等から保護するドラムシャッタ部材48をトナー現像ユニットに取り付けている。
【0089】
また、図9及び図18に示すようにクリーニングフレーム12cには感光対ドラム7、帯電ローラ8及びクリーニング手段11の各部材を取り付けて第一枠体としてのクリーニングユニットC(図18参照)を構成している。
【0090】
そして、上記現像ユニットDと上記クリーニングユニットCを丸いピンの結合部材22によって互いに回動可能に結合することによってプロセスカートリッジBを構成する。即ち、図19に示すように、現像フレーム12bの長手方向(現像ローラ10dの軸線方向)両側に形成したアーム部19の先端には現像ローラ10dに平行に丸い形状の回動穴19aが設けてある(図19参照)。一方、クリーニングフレーム12cの長手方向両側2箇所には前記アーム部19を進入するための凹部21が設けてある(図18参照)。この凹部21に前記アーム部19を挿入し、結合部材22をクリーニングフレーム12cの取付穴12c5に圧入し、且つアーム部19端の回動穴19aに嵌入して更に内側の穴12c5に圧入して取り付ける。これにより、現像ユニットDとクリーニングユニットCは結合部材22を中心に回動可能に結合される。このときアーム部19の根本に立設した図示されないダボに挿入して取り付けた圧縮コイルばね22aがクリーニングフレーム12cの凹部21の上壁に当たる。この圧縮コイルばね22aによって現像フレーム12bを下方へ付勢することにより、現像ローラ10dを感光体ドラム7へ確実に押し付ける。なおクリーニングフレーム12cの凹部21の上壁は現像ユニットDとクリーニングユニットCを組付ける際に上記圧縮コイルバネ22aが非圧縮状態から圧縮を次第に強めるように傾斜が付されている。また、図13に示すように現像ローラ10dの長手方向両端に現像ローラ10dよりも大径のスペーサコロ10iを取り付ける。このように構成することにより、このコロ10iが感光体ドラム7に押し付けられ、感光体ドラム7と現像ローラ10dとが一定間隔(約300μm程度)をもって対向する。したがって、現像ユニットDとクリーニングユニットCは結合部材22を中心にして互いに回動可能であり、圧縮コイルばね22aの弾性力によって、感光体ドラム7の周面と、現像ローラ10dの周面の位置関係を保持することができる。
【0091】
(プロセスカートリッジBのガイド手段の構成)
次に、プロセスカートリッジBを装置本体13に着脱する際のガイド手段について説明する。なお、このガイド手段については、図15、図16に示している。なお、図15はプロセスカートリッジBを装置本体13に装着する方向(矢印X)に見た場合(現像ユニットD側から見た場合)の左側の斜視図である。図16はその右側の斜視図である。
【0092】
さて、上記クリーニングフレーム12cの両側側面には、図10、図11、図12、図13に示すように、プロセスカートリッジBを装置本体13に着脱するときのガイドとなるガイド手段が設けられている。該ガイド手段は位置決め用ガイド部材としての円筒形ガイド9aR,9aLと、着脱時の姿勢保持手段たるガイド部材としての回り止めガイド9bR,9bLとにより構成されている。
【0093】
図5に示すように前記円筒形ガイド9aRは中空の円筒状部部材である。回り止めガイド9bRは前記円筒形ガイド9aRと一体成形であり、円筒形ガイド9aRの円周から一体でほぼ放射方向へ突出している。円筒形ガイド9aRには取付フランジ9aR1が一体に設けられている。このように円筒形ガイド9aR、回り止めガイド9bR、取付フランジ9aR1を有する右側ガイド部材9Rは取付フランジ9aR1の小ネジ用穴を挿通して小ネジ9aR2をクリーニングフレーム12cにねじ込み固定されている。クリーニングフレーム12cに固定された右側ガイド部材9Rの回り止めガイド9bRは現像フレーム12cに固定された現像ホルダ41の側方へ延出するように現像フレーム12bの側面側に配設されている。
【0094】
図12に示すようにクリーニングフレーム12cの穴9k1(図17参照)にドラム軸7aの拡径部7a2が嵌合している。そしてクリーニングフレーム12cの側面に突出する位置決めピン9cに嵌合して回転止めされ、小ねじ9dでクリーニングフレーム12cに固定された平板状のフランジ29に外方(図12の紙面に直交して手前方向)へ向って円筒形ガイド9aLが突設されている。このフランジ29の内部側には感光体ドラム7に嵌入した平歯ギア25bを回転自在に支持する固定の前記ドラム軸7aを備えている(図17参照)。前記円筒形ガイド9aLとこのドラム軸7aは同軸である。このフランジ29と、円筒形ガイド9aLと、ドラム軸7aは一体または一体的に金属材料例えば鉄材で作られる。
【0095】
図12に示すように、円筒形ガイド9aLから少し離れて円筒形ガイド9aLのほぼ放射方向に細長い回り止めガイド9bLがクリーニングフレーム12cから側方へ突出するようにクリーニングフレーム12cに一体に成形されている。この回り止めガイド9bLがフランジ29と干渉する部分はフランジ29が切り欠かれてこの回り止めガイド9bLの側方への突出高さは頂面が回り止めガイド9bLの頂面とほぼ一致する程度である。この回り止めガイド9bLは現像フレーム12bに固定した現像ローラ軸受箱9vの側方へ延出されている。このように左側ガイド部材9Lは金属製の円筒形ガイド9aLと合成樹脂製の回り止めガイド19bLが別れて別部材で設けられている。
【0096】
次にクリーニングユニットCの上面9iに設けられた規制当接部9jについて説明する。ここで上面とは、プロセスカートリッジBを画像形成装置本体13に装着した際に、上方に位置する面である。
【0097】
本実施の形態では、図10〜図13に示すようにクリーニングユニットCの上面9iであって、プロセスカートリッジ装着方向に対して直交する方向の右側端9p及び左側端9qに各々規制当接部9jを設けている。この規制当接部9jは、プロセスカートリッジBを画像形成装置本体13に装着した際に、プロセスカートリッジBの位置を規定するものである。すなわち、プロセスカートリッジBを装置画像形成本体13に装着した際に、画像形成装置本体13に設けられた固設部材26(図15、図16参照)に前記規制当接部9jが当接して、プロセスカートリッジBは円筒形ガイド9aR,9aLを中心とする回動位置が規定される。
【0098】
次に画像形成装置本体13側のガイド手段について述べる。画像形成装置本体13の開閉カバー14を軸14aを中心に図7において反時計回りに回動すると、画像形成装置本体13の上部が開放され、プロセスカートリッジBの装着部が図15、図16のように見える。この開閉カバー14を開けた開口部から画像形成装置本体13の左右両側の内壁のプロセスカートリッジBの着脱方向から見て左側に図9、右側に図16に示すようにガイド部材15(15R,15L)が夫々設けられている。
【0099】
図に示すようにガイド部材15には夫々プロセスカートリッジBの挿入方向の矢印Xから見て前下がりになるように斜設したガイド部15a,15cが備えられている。さらにガイド部材15にはこのガイド部15a,15cに夫々つながりプロセスカートリッジBの円筒形ガイド9aR,9aLが嵌入する反円形の位置決め用U溝15b,15dが備えられている。このU溝15b,15dは下部周壁が反円筒形をしている。このU溝15b,15dの中心はプロセスカートリッジBを装置本体13に装着時プロセスカートリッジBの円筒形ガイド9aR,9aLの中心を結ぶ中心線と一致しない。即ち、U溝15bに円筒形ガイド9aLは丁度嵌合して、感光体ドラム7の反駆動側の位置は定まるが、U溝15dに円筒形ガイド9aRが嵌入すると円筒形ガイド9aRは単に支持され、後述の軸継手の調心作用でU溝15dから離れるようになっている。
【0100】
ガイド部15a,15cの幅は、プロセスカートリッジBの着脱方向から見て円筒形ガイド9aR,9aLが遊嵌する幅を有する。円筒形ガイド9aR,9aLの直径よりも夫々せまい幅をもつ回り止めガイド9bR,9bLは当然ゆるく嵌まり込む。しかし、円筒形ガイド9aR,9aL、回り止めガイド9bR,9bLはガイド部15a,15cにより回動を制約され、プロセスカートリッジBは一定範囲の姿勢を保って装着される。そしてプロセスカートリッジBが画像形成装置本体13へ装着された状態においては、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド9aR,9aLが夫々ガイド部材9R,9Lの位置決め溝15b,15dに嵌合する。また、プロセスカートリッジBのクリーニングフレーム12c先端左右の規制当接部9jが装置本体13の固設部材26に当接する。
【0101】
上述したプロセスカートリッジBは円筒形ガイド9aR,9aLの中心を結ぶ中心線のクリーニングユニットC側と現像ユニットD側ではこの中心線を水平に保つと現像ユニットD側がクリーニングユニットC側よりも大きな一時モーメントを生ずるような重量配分になっている。
【0102】
プロセスカートリッジBを画像形成装置本体13に装着する際には、トナーフレーム12aの凹部47側及び下側の夫々のリブ47aを片手でつかむ。そして、円筒形ガイド9aR,9aLを夫々画像形成装置本体13のカートリッジ装着部のガイド部15a,15cへ挿入する。続いて挿入方向から見てプロセスカートリッジBを前下りにして回り止めガイド9bR,9bLを画像形成装置本体13のガイド部15a,15cへ挿入する。そうすると、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド9aR,9aL、回り止めガイド9bR,9bLは画像形成装置本体13のガイド部15a,15cに沿って奥側へ進す。その後、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド9aR,9aLが画像形成装置本体13の位置決め溝15b,15dに達すると、この円筒形ガイド9aR,9aLは位置決め溝15b,15dの位置へプロセスカートリッジBの重力で着座する。そして円筒形ガイド9aR,9aLの中心を結ぶ中心線は、感光体ドラム7の中心線であるから、感光体ドラム7は画像形成装置本体13に対して概略に位置が定まる。尚、最終的には軸継手が結合した状態で感光体ドラム7は装置本体13に対する位置が決まる。
【0103】
この状態では、画像形成装置本体13の固設部材26とプロセスカートリッジBの規制当接部9jはわずかに隙間がある。ここでプロセスカートリッジBを持っている手を離すと、プロセスカートリッジBはその円筒形ガイド9aR,9aLを中心にして現像ユニットD側が下り、クリーニングユニットC側が上昇する。その結果、プロセスカートリッジBの規制当接部9jは画像形成装置本体13の固設部材26に当接し、プロセスカートリッジBは画像形成装置本体13に対して装着される。その後、開閉カバー14を図7において軸14aを中心に時計回りに回動して閉める。
【0104】
プロセスカートリッジBを装置本体13から取り外すのは、上記と逆で、装置本体13の開閉カバー14を開いてプロセスカートリッジBの把手部をなす前述の上下のリブ47aに手を掛け持ち上げるようにする。そうすると、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド9aR,9aLが装置本体13の位置決め溝15b,15dを中心に回動し、プロセスカートリッジBの規制当接部9jが装置本体13の固定部材26から離れる。プロセスカートリッジBを更に引くと上記円筒形ガイド9aR,9aLが上記位置決め溝15b,15dから脱出して装置本体13に固定したガイド部材15R,15Lのガイド部15a,15cへ移動する。そのまま、プロセスカートリッジBを引き上げるとプロセスカートリッジBの円筒形ガイド9aR,9aL、回り止めガイド9bR,9bLは装置本体13のガイド部15a,15c中を移動して上昇する。これによって、プロセスカートリッジBの姿勢を規制されて、プロセスカートリッジBは装置本体13の他の部分に当たることなく装置本体13外へ取り出される。
【0105】
なお、図18に示すとおり、平歯ギア25bは感光体ドラム7の軸方向ではす歯ギア16aと反対側の端部に設けられている。この平歯ギア25bは、プロセスカートリッジBが装置本体13に装着された際に、装置本体13に設けられた転写ローラ4と同軸のギア(図示せず)と噛合して、転写ローラ4を回転させる駆動力をプロセスカートリッジBから伝達する。
【0106】
(軸継手及び駆動構成)
次に画像形成装置本体13からプロセスカートリッジBへの駆動伝達機構である軸継手装置の構成について説明する。
【0107】
さて、図17に示すように、プロセスカートリッジBに取り付けられた感光体ドラム7の長手方向一方端部にはカートリッジ側軸継手部材が設けてある。この軸継手部材は、感光体ドラム7の一方端部に固着したドラムフランジ16にカップリング凸軸17(円柱形状)を設けたものである。前記カップリング凸軸17の先端面には、凸部17aが形成してある。また、このカップリング凸軸17は軸受24に嵌合して、ドラム回転軸として機能する。そして、本実施の形態では、ギアフランジ16とカップリング凸軸17及び凸部17aは一体に設けてある。そして、ギアフランジ16にはプロセスカートリッジB内部の現像ローラ10dに駆動力を伝達するため、はす歯ギア16aが一体に設けてある。したがって、前記ドラムフランジ16は、ドラム筒7dへの嵌合部16b、はす歯ギア16a、カップリング凸軸17及び凸部17aを有する一体成型品であって、駆動力を伝達する機能を有する駆動力伝達部品である。
【0108】
前記凸部17aは、正三角柱をねじった形状の突起である。また、前記凸部17aと嵌合する凹部18aは、断面が略正三角形であり、軸方向に次第にねじれた穴である。そして、この凹部18aは装置本体13に設けられた大ギア34と一体的に回転する。そこで、本実施の形態の構成においては、プロセスカートリッジBが装置本体13に装着されて、凸部17aと装置本体13に設けられた凹部18aとが嵌合して凹部18aの回転力が凸部17aに伝達される際に、凸部17aの稜線と凹部18aの各内面とが等しく当接するため互いに軸心が合致する。更に凹部18aが軸方向で次第にねじれていることによって、凹部18aが凸部17aを引き寄せる方向に力が作用し、凸部17aの端面が凹部18aの底面と当接する。そこで、前記凸部17aと一体の感光体ドラム7は画像形成装置本体13内で軸方向の位置及びラジアル方向の位置が安定して決まる。
【0109】
また、この感光体ドラム7の他端側には、ドラムフランジ25が固定されている。そして、このドラムフランジ25には、平歯ギア25bが一体的に成型されている(図17参照)。このドラムフランジ25はクリーニングフレーム12cに固定したフランジ29と一体のドラム軸7aに回転自在に嵌合している。
【0110】
尚、プロセスカートリッジBを装置本体13に装着すると、前記ドラム軸7aと同心の円筒形ガイド9aLが装置本体13のU溝15b(図15参照)に嵌合して位置決めされる。また、ドラムフランジ25と一体的に成型した平歯ギア25bが転写ローラ4に駆動力を伝達するギア(図示せず)と噛合する。
【0111】
また、プロセスカートリッジBのカップリング凸軸17の凸部17aの回りには、凸軸17と同芯円の中空円筒形のボス24aがクリーニングフレーム12cに設けられている(図10、図17参照)。このボス24aによって、プロセスカートリッジBを着脱する際等にカップリング凸部17aは保護され、外力による傷や変形等から守られる。そこで、この凸部17aが損傷することによるカップリング駆動時のガタつきや振動を防止することができる。
【0112】
また、前記ドラムフランジ16、25の材質としては、ポリアセタール(polyacetal)、ポリカーボネイト(polycarbonate)、ポリアミド(polyamide)、及び、ポリブチレンテレフタレート(polybutyleneterephthalate)等の樹脂材料を用いている。但し、他の材質を適宜選択して用いても構わない。
【0113】
また、本実施の形態では、クリーニングフレーム12cに設けられたドラム軸7aにドラムフランジ25が嵌合している(図17参照)。また、前記クリーニングフレーム12cに取り付けられた軸受24の内面に前記カップリング凸軸17が嵌合している。この状態で、前記感光体ドラム7はプロセスカートリッジBのクリーニングフレーム12cに取り付けられている。そこで、感光体ドラム7はカップリング凸軸17、ドラム軸7aを中心として回転する。
【0114】
前記装置本体13側の大ギア34は、はす歯ギアによって構成されている。このはす歯ギアは図17に示すモータ30の軸30aに固定されたはす歯小ギア20から駆動力が伝達されたときに、カップリング凹軸18を凸軸17方向へ移動させる推力を発生させるような傾斜方向と角度を有する歯を有している。これにより画像形成に際してモータ30を駆動すると、前記推力によってカップリング凹軸18が凸軸17方向へ移動して凹部18aと凸部17aとの係合が助成される。
【0115】
開閉カバー14の閉鎖動作に連動して凹部18aと凸部17aを嵌合させる構成が用いられている(説明は省略)。
【0116】
【発明の効果】
本発明によれば、嵌合部材に設けられた凹部と嵌合するための部分を比較的少ない力で曲げることができ、また、円筒に生じる変形を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る感光体ドラムの縦断面図である。
【図2】切り曲げる工程の円筒端部の縦断面図である。
【図3】切り曲げる工程の円筒端部の平面図である。
【図4】段付加工+切り曲げ結合の工程を示した縦断面図である。
【図5】本発明の円筒の寸法関係を示した縦断面図である。
【図6】(a)(b)は、夫々他の実施の形態を示した縦断面図である。
【図7】本実施例に係る感光体ドラムを用いた一般的な転写式電子写真装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図8】図7に示した装置の外観斜視図である。
【図9】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図10】図9に示したプロセスカートリッジの右側上方から見た外観斜視図である。
【図11】図9に示したプロセスカートリッジの右側面図である。
【図12】図9に示したプロセスカートリッジの左側面図である。
【図13】図9に示したプロセスカートリッジの左側上方から見た外観斜視図である。
【図14】図9に示したプロセスカートリッジを左下側を示すための外観斜視図である。
【図15】装置本体のプロセスカートリッジの装着部の外観斜視図である。
【図16】装置本体のプロセスカートリッジの装着部の外観斜視図である。
【図17】感光体ドラム及びその駆動装置の縦断面図である。
【図18】クリーニングユニットの斜視図である。
【図19】現像ユニットの斜視図である。
【図20】本実施例に係る現像ローラの縦断面図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置(レーザービームプリンタ)
B プロセスカートリッジ
X1,X2 回転中心
1 光学系
1a レーザーダイオード
1b ポリゴンミラー
1c レンズ
1d 反射ミラー
1e 露光開口部
2 記録媒体
3 搬送手段
3a 給紙カセット
3b ピックアップローラ
3c 搬送ローラ対
3d 搬送ローラ対
3e レジストローラ対
3f 搬送ガイド
3g,3h,3i 排出ローラ対
3j 反転経路
3k フラッパ
3m 排出ローラ
4 転写ローラ
5 定着手段
5a ヒータ
5b 定着ローラ
5c 駆動ローラ
6 排出トレイ
7 感光体ドラム
7a ドラム軸
7a2 拡径部
7b 感光層
7c 中間部
7d ドラム筒
7e 端面
7f 切り曲げ部
7g 段付部
7h 角溝
7i V溝
8 帯電ローラ
9aR1 取付フランジ
9aR2 小ねじ
9aR,9aL 円筒形ガイド
9bR,9bL 回り止めガイド
9c 位置決めピン
9d 小ねじ
9i 上面
9j 規制当接部
9k1 穴
9L 左側ガイド部材
9p 右側端
9q 左側端
9R 右側ガイド部材
9v 現像ローラ軸受箱
10 現像手段
10A トナー容器
10b トナー送り部材
10c 固定磁石
10d 現像ローラ
10e 現像ブレード
10f トナー撹拌部材
10h アンテナ棒
10i スペーサコロ
10j 角部
10k フランジ
10l 円筒
10m 切り曲げ部
11 クリーニング手段
11a クリーニングブレード
11c 廃トナー溜
12a トナーフレーム
12a2 下方枠体
12a3 ボス
12b 現像フレーム
12b1 ダボ
12c クリーニングフレーム
12c5 取付穴
12n 転写開口部
13 装置本体
13a つき当て部
14 開閉カバー
14a 軸
15,15L,15R ガイド部材
15a,15c ガイド部
15b,15d U溝
16 ギアフランジ
16a はす歯ギア
16b 嵌合部
16c 凹部
16d かしめ
16e 側面
16f かしめ受け面
16g 端部
17 カップリング凸軸
17a 凸部
17a1 端面
18 カップリング凹軸
18a 凹部
18a1 底面
19 アーム部
19a 回動穴
20 小ギア
21 凹部
22 結合部材
22a 圧縮コイルばね
23 突き当て工具
24 軸受
24a ボス
24b 端部
25 ドラムフランジ
25a ドラム軸
25b 平歯ギア
26 固設部材
29 フランジ
30 モータ
30a 軸
34 大ギア

Claims (9)

  1. 電子写真画像形成装置に用いられる円筒部材において、
    円筒と、
    前記円筒の長手方向の端部において、前記円筒の内面と嵌合している嵌合部材と、
    前記端部に設けられ、その肉厚が前記円筒の長手方向の中間部の肉厚よりも薄い薄肉部であって、前記中間部の内径と同じ大きさの内径と、前記中間部の外径よりも小さい外径と、を有する薄肉部と、
    前記薄肉部と前記中間部との間に位置する段差部と、
    前記嵌合部材に設けられた凹部と、
    を有し、
    前記長手方向において前記嵌合部材が前記中間部の内面とも嵌合しており、前記薄肉部の一部は、前記円筒の外面から内面に向かって曲げられており、前記曲げられた部分が前記凹部と嵌合していることを特徴とする円筒部材。
  2. 前記凹部は、前記嵌合部材の周縁部に間隔をあけて複数箇所設けられていることを特徴とする請求項1に記載の円筒部材。
  3. 前記円筒部材は、前記円筒の外周面に感光層を有する電子写真感光体ドラムであることを特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載の円筒部材。
  4. 前記嵌合部材は、前記電子写真感光体ドラムを回転可能に支持するための軸を有し、前記軸の先端には、装置本体から前記電子写真感光体ドラムを回転させるための駆動力を受けるための突起が設けられ、また、前記嵌合部材は、プラスチック製の一体成型物であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の円筒部材。
  5. 前記円筒部材は、前記円筒の外面に付着させられたトナーを搬送する現像ローラであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の円筒部材。
  6. 前記薄肉部は、前記円筒の周縁部の全周にわたって設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の円筒部材。
  7. 前記円筒の有する薄肉部は、前記端部に外側から溝を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の円筒部材。
  8. 前記薄肉部は、前記溝の底部部分を根本として切り曲げられて前記凹部に嵌合していることを特徴とする請求項に記載の円筒部材。
  9. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    (a)円筒と、
    前記円筒の長手方向の中間部において、前記円筒の外面に設けられた感光層と、前記円筒の長手方向の端部において、前記円筒の内面と嵌合しているドラムフランジと、
    前記端部に設けられ、その肉厚が前記中間部よりも薄い薄肉部であって、前記中間部の内径と同じ内径と、前記中間部の外径よりも小さい外径と、を有する薄肉部と、前記薄肉部と前記中間部との間に位置する段差部と、
    前記ドラムフランジに設けられた凹部と、
    を有し、
    前記長手方向において前記嵌合部材が前記中間部の内面とも嵌合しており、前記薄肉部の一部は、前記円筒の外面から内面に向かって曲げられており、前記曲げられた部分が前記凹部と嵌合している電子写真感光体ドラムと、
    (b)前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
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