JP3868549B2 - ヒンジ蓋付きカートン - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、たばこなどを収納する、ヒンジ蓋を有するカートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、たばこなどを収納する容器として、包み込み型以外にボックス型でヒンジ蓋付きのカートンが使用されている。この形のカートンとしては、一般的に、中にインナーフレームを有する二つのブランクから出来上がっている。また、一つのブランクからなるヒンジ蓋付きカートンも使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の二つのブランクからなるヒンジ蓋付きカートンは、一つのブランクからなるヒンジ蓋付きカートンに比べて、材料の効率の点で劣っている。また、従来の一つのブランクからなるヒンジ蓋付きカートンは、一度開封した後のリクローズ性の点で不十分であった。
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたもので、効率的に、一つのブランクから形成されるヒンジ蓋付きカートンで、開封時、片手で簡単に開けることができ、かつ、良好なリクローズ機能を有するヒンジ蓋付きカートンを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためになされた本発明は、一つのブランクから形成され、カートン本体が、本体前面、本体後面、両本体側面、本体底面からなり、ヒンジ蓋が、蓋天面、蓋後面、両蓋側面からなり、前記カートン本体の前記本体後面と前記ヒンジ蓋の前記蓋後面において連結してなるヒンジ蓋付きカートンであって、前記ヒンジ蓋の前記両蓋側面の形状が台形であり、前記本体前面側の辺を長辺とし、前記蓋後面側の辺を短辺とし、前記本体前面側の辺と前記蓋天面側の辺との角度および前記蓋後面側の辺と前記蓋天面側の辺との角度が直角になり、前記本体前面側の辺と前記本体底面側の辺との角度が50〜70度の範囲になっていることにより、前記カートン本体の前記両本体側面の裏側と、前記ヒンジ蓋の前記両蓋側面の表側との間に繋止構造を有し、リクローズ機能を有していることを特徴とするヒンジ蓋付きカートンを要旨とする。また、前記ヒンジ蓋の前記蓋天面において、蓋天面補強片が上端から折り込まれ、前記蓋天面が2重になり、補強されていること、前記ヒンジ蓋の前記本体前面において、本体前面補強片が上端から折り込まれ、前記本体前面の上端の一部が2重になり、補強されていること、そして前記カートン本体の前記両本体側面において、蓋側面補強片が側端から折り込まれ、前記両本体側面が2重になっていて、かつ、前記蓋側面補強片の前面の上端に切り欠け部分を有することを特徴としている。
【0005】
本発明によれば、効率的に、一つのブランクから形成されるヒンジ蓋付きカートンで、開封時、片手で簡単に開けることができ、かつ、良好なリクローズ機能を有するヒンジ蓋付きカートンを得ることが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明によるヒンジ蓋付きカートン1を示す斜視図である。
本発明のヒンジ蓋付きカートン1は、カートン本体10と、ヒンジ蓋20とからなっている。カートン本体10は、本体前面12と、本体後面12と、両本体側面13、14と、本体底面15とを備えている。同様に、ヒンジ蓋20は、蓋天面21と、蓋後面22と、両蓋側面23、24とを備えている。カートン本体10とヒンジ蓋20とは、カートン本体10の本体後面11とヒンジ蓋20の蓋後面22において連結しており、その連結している線が、ヒンジ蓋の回動の軸となっている。
ヒンジ蓋20の両蓋側面23、24の形状が、前面側の辺ADを長辺とし、後面側の辺BCを短辺とし、前面側の辺ADと天面側の辺ABとの角度DABおよび後面側の辺BCと天面側の辺ABとの角度CBAが直角になっている台形であり、つまり、前面側の辺ADと天面側の辺ABと対向する辺CDとで作る角度ADCが90度未満になることにより、ヒンジ蓋20を閉じた時のリクローズ性の機能を有することになる。また、この角Dに丸みを付ける(Rを設ける)ことによりスムーズにヒンジ蓋20を開くことができる。
【0007】
図2は、本発明によるヒンジ蓋付きカートン1において、カートン本体10、ヒンジ蓋20とが一つのブランクから成り立っている一実施例を示す展開図である。
カートン本体10は、それぞれの折れ線を介して、本体後面12と、本体底面15と、本体前面11と、本体前面上端補強片11aとを順に連設して、この本体後面12と、本体底面15と、本体前面11の両側には、折れ線を介して、本体側面内板16、17と、底糊代片18、19と、両本体側面13、14とを連設している。
【0008】
ヒンジ蓋20も、同様に、それぞれの折れ線を介して、蓋後面22と、蓋天面21と、蓋天面補強片21aとを順に連設して、この蓋後面22には、折れ線を介して、両蓋側面23、24および糊代片25、26とを連設している。
また、カートン本体10と、ヒンジ蓋20とは、ブランク上では、カートン本体10の後面12と、ヒンジ蓋20の後面22とが接続する線(CC’)で連結している。具体的には、線(CC’)は、罫線、ミシン目あるいはリード罫で加工され、使用の時のヒンジ蓋20の開閉での折り曲げ線となっている。
【0009】
リクローズの機能は、ヒンジ蓋20の両側面23、24の台形ABCDの形状により発揮される。ヒンジ蓋20が、線(CC’)を軸に回動し、開閉される。辺CDが辺ABそしてCEより長いこと、つまり、辺ADと辺CDとで作る角度ADCが90度未満になることにより、リクローズ機能が発揮される。この角度は、50〜70度が好ましく、50度以下であると、ヒンジ蓋20が開きにくくなり、逆に、70度以上であると、リクローズの機能が低下する。
また、角Dに丸みを付ける(Rを設ける)ことによって、ヒンジ蓋20がスムースに開けることができる。
【0010】
図3は、本発明によるヒンジ蓋付きカートン1において、カートン本体10、ヒンジ蓋20とが一つのブランクから成り立っているもう一つの実施例を示す展開図である。
カートン本体10は、それぞれの折れ線を介して、本体後面12と、本体底面15と、本体前面11と、本体前面上端補強片11aとを順に連設して、この本体後面12と、本体底面15と、本体前面11の両側には、折れ線を介して、本体側面内板16、17と、本体底面糊代片18、19と、両本体側面13、14および両本体側面補強片13a、14aとを連設している。
【0011】
ヒンジ蓋20も、同様に、それぞれの折れ線を介して、蓋後面22と、蓋天面21と、蓋天面補強片21aとを順に連設して、この蓋後面22には、折れ線を介して、両蓋側面23、24、両蓋側面補強片23a、24a、および蓋天面糊代片25、26とを連設している。
また、カートン本体10と、ヒンジ蓋20とは、ブランク上では、カートン本体10の後面12と、ヒンジ蓋20の後面22とが接続する線(CC’)で連結している。具体的には、線(CC’)は、罫線、ミシン目あるいはリード罫で加工され、使用の時のヒンジ蓋20の開閉での折り曲げ線となっている。
【0012】
この形態では、前実施例に比較して、さらにリクローズ機能を良くするために、カートン本体10の両本体側面補強片13a、14aと、ヒンジ蓋20の両側面23、24との間に繋止構造を有することを特徴としている。
具体的には、カートン本体10の両本体側面補強片13a、14aの上側端に切り欠け部分13b、14bを形成し、一方、ヒンジ蓋20の両側面23、24には、切り込み線23b、24bを入れることにより、両側面23、24の一部に盛り上がった部分を形成する。この盛り上がった部分が、カートン本体10の両本体側面補強片13a、14aの上側端に形成された切り欠け部分13b、14bに嵌まり込むような構造に作られている。実際には、図4に示すように、角Dによるリクローズ機能に、ヒンジ蓋の両側面23、24に切り込み線23b、24bを入れることにより形成された盛り上がった部分が、カートン本体10の両本体側面補強片13a、14aの上側端に形成された切り欠け部分13b、14bに嵌まり込むという作用が加わり、より良好なリクローズ機能を発揮することができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、効率的に、一つのブランクから形成されるヒンジ蓋付きカートンで、開封時、片手で簡単に開けることができ、かつ、良好なリクローズ機能を有するヒンジ蓋付きカートンを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヒンジ蓋付きカートン1の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるヒンジ蓋付きカートン1の一実施例を示す展開図である。
【図3】本発明によるヒンジ蓋付きカートン1のもう一つ実施例を示す展開図である。
【図4】本発明によるヒンジ蓋付きカートン1のもう一つ実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヒンジ蓋付きカートン
10 カートン本体
11 本体前面
11a本体前面補強片
12 本体後面
13 本体側面
13a本体側面補強片
13b切り欠け部分
14 本体側面
14a本体側面補強片
14b切り欠け部分
15 本体底面
16 本体側面内板
17 本体側面内板
18 本体底面糊代片
19 本体底面糊代片
20 ヒンジ蓋
21 蓋天面
21a蓋天面補強片
22 蓋後面
23 蓋側面
23a蓋側面補強片
23b切り込み線
24 蓋側面
24a蓋側面補強片
24b切り込み線
25 蓋天面糊代片
26 蓋天面糊代片
Claims (4)
- 一つのブランクから形成され、カートン本体が、本体前面、本体後面、両本体側面、本体底面からなり、ヒンジ蓋が、蓋天面、蓋後面、両蓋側面からなり、前記カートン本体の前記本体後面と前記ヒンジ蓋の前記蓋後面において連結してなるヒンジ蓋付きカートンであって、前記ヒンジ蓋の前記両蓋側面の形状が台形であり、前記本体前面側の辺を長辺とし、前記蓋後面側の辺を短辺とし、前記本体前面側の辺と前記蓋天面側の辺との角度および前記蓋後面側の辺と前記蓋天面側の辺との角度が直角になり、前記本体前面側の辺と前記本体底面側の辺との角度が50〜70度の範囲になっていることにより、前記カートン本体の前記両本体側面の裏側と、前記ヒンジ蓋の前記両蓋側面の表側との間に繋止構造を有し、リクローズ機能を有していることを特徴とするヒンジ蓋付きカートン。
- 前記ヒンジ蓋の前記蓋天面において、蓋天面補強片が上端から折り込まれ、前記蓋天面が2重になり、補強されていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ蓋付きカートン。
- 前記ヒンジ蓋の前記蓋前面において、本体前面補強片が上端から折り込まれ、前記本体前面の上端の一部が2重になり、補強されていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ蓋付きカートン。
- 前記カートン本体の前記両本体側面において、蓋側面補強片が側端から折り込まれ、前記両本体側面が2重になっていて、かつ、前記蓋側面補強片の前面の上端に切り欠け部分を有することを特徴とする請求項1に記載のヒンジ蓋付きカートン。
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1996
- 1996-08-30 JP JP24694696A patent/JP3868549B2/ja not_active Expired - Fee Related
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