JP3867443B2 - 船外機のケーブル類保持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン回りがエンジンカバーに覆われた船外機におけるケーブル類の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に船外機は、その最上部にエンジンが搭載され、このエンジンの回りが着脱可能なエンジンカバーに覆われて防水されている。エンジンカバーは、エンジンの下部側に固定される下側のロアーカバーと、その上に着脱可能に取着される上側のアッパーカバーとからなり、アッパーカバーを取り外してエンジンの整備作業等が行われる。
【0003】
ところで、エンジンカバーの外部に設けられるPTT(パワーチルト&トリム)装置や、各種の操作部等から、エンジンカバーの内部にケーブル類(配線類)を引き込む場合には、エンジンカバーに導入穴を設け、ゴム等の弾性材料で形成されたグロメットを上記導入穴に嵌合し、上記グロメットにケーブル類を挿通してケーブル類を防水的に保持していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにエンジンカバーに設けた導入穴にグロメットを介してケーブル類を挿通するには、エンジンカバーの導入穴にケーブル類を通してからグロメットを導入穴に嵌合させるという手間の掛かる作業を必要としていた。しかも、グロメットから外部に露出したケーブル類を必要な方向に導くために専用のクランプ部材が必要であり、このクランプ部材を設けることによって部品点数と組立工数が増加していた。
【0005】
その上、グロメットを介してケーブル類が挿通されたエンジンカバー(通常は日頃取り外す頻度の少ないロアーカバー側となる)を取り外す際には、ケーブル類の接続を一旦取り外す必要があり、それ故にエンジンカバーの着脱作業性が悪かった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、部品点数を増加させることなく、簡素な構造によりケーブル類を保持可能にし、しかもケーブル類の着脱に伴う組立工数が少なく、かつ外径の大きなケーブル類を保持可能な船外機のケーブル類保持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る船外機のケーブル類保持構造は、請求項1に記載したように、エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シールフランジの前方側部に湾入部を形成し、この湾入部に位置する上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出した。このように構成すれば、船外機に本来備わっているシール部材に上記導入穴を形成するだけでケーブル類を保持できるので、部品点数を増加させることなく、簡素な構造によりケーブル類の保持が可能になる。また、導入穴を形成する位置でシールフランジに湾入部を形成した。これにより、導入穴を形成し易くなり、かつ導入穴の内径を大きく確保して外径の大きなケーブル類を保持することができる。
【0009】
さらに、本発明に係る船外機のケーブル類保持構造は、請求項2に記載したように、エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを、平面視で内周側と外周側で異なる方向に形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出した。これにより、導入穴の部分からシール部材が破断することを防止してケーブル類を確実に保持することができる。また、導入穴からシール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを形成することにより、PTTケーブルをスリットに嵌合するだけでPTTケーブルを導入穴に通すことができ、PTTケーブルを端から導入穴に挿通する必要がない。このため、PTTケーブルの着脱に伴う組立工数を大幅に減少させることができる。
【0010】
そして、本発明に係る船外機のケーブル類保持構造は、請求項3に記載したように、エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴の一方の開口部と他方の開口部の開放方向を異ならせて導入穴の形状を略エルボ状に形成する一方、上記導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出した。こうすれば、導入穴から延びるケーブル類の延出方向が規定されるため、ケーブル類を必要な方向に導く専用のクランプ部材等を設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。また、導入穴の一方の開口部と他方の開口部の開放方向を異ならせることにより、PTTケーブルの延出方向を任意に設定できるので、PTTケーブルの向きを設定する専用のクランプ部材等を設ける必要もなく、この点でも部品点数や組立工数の増加がない。なお、ロアーカバーを取り外す際にPTTケーブルの接続を取り外す必要もない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る船外機の一例を示す上部左側面図であり、図2は図1のII矢視による船外機の正面図である。
【0014】
この船外機1の最上部に搭載されているエンジン2は、その図示しないクランク軸が直立するように縦向きに、略平板状のエンジンホルダー3の上に載置されている。また、エンジンホルダー3の下面にはオイルパン4とドライブハウジング5が順に固定される。なお、ドライブハウジング5の下方には図示しないギヤハウジングが固定され、スクリュープロペラが軸支される。
【0015】
エンジン2の回りと、エンジンホルダー3およびオイルパン4は、合成樹脂製のエンジンカバー7に覆われて防水保護され、かつ外観が整えられる。このエンジンカバー7は上下に分割可能に構成され、エンジンホルダー3とオイルパン4に固定されるロアーカバー8と、その上にシールラバー9を介して着脱可能に取着されるアッパーカバー10とからなり、エンジン2の整備作業等はアッパーカバー10を取り外して行う。また、ロアーカバー8は、左側面部を構成するレフトロアーパネル8Lと、右側面部を構成するライトロアーパネル8Rと、正面部を構成するフロントロアーパネル8Fとからなる3分割構成である。
【0016】
一方、エンジンホルダー3とオイルパン4とドライブハウジング5の前部には、船体側(船尾板)に固定されるクランプブラケット12が設けられる。このクランプブラケット12の内部にはチルト軸13を介してスイベルブラケット14が設けられ、このスイベルブラケット14の後部に鉛直に、かつ回動自在に軸支された操舵軸15の上端と下端に、それぞれアッパーマウントブラケット(ステアリングブラケット)16とロアーマウントブラケット17が回動一体に設けられている。
【0017】
そして、エンジンホルダー3の前縁付近に設けられた左右一対のアッパーマウント18がアッパーマウントブラケット16に連結され、ドライブハウジング5の左右両側に設けられた一対のロアーマウント19がロアーマウントブラケット17に連結される。これにより、船外機1の本体は、クランプブラケット12に対し、操舵軸15を中心に左右に回動(操舵)するとともに、チルト軸13を中心に上方にチルトアップすることができる。
【0018】
さらに、クランプブラケット12にはPTT装置21が内蔵される。このPTT装置21は、クランプブラケット12(即ち船体側)に対しスイベルブラケット14(即ち船外機1の本体)をチルトアップさせたり、航行時における船体に対する船外機1の姿勢を微調整するためのアクチュエーターである。一方、エンジン2の左側面にはPTT装置21を作動させるためのPTTリレー22が設けられており、このPTTリレー22とPTT装置21との間がPTTケーブル23で接続されている。PTTケーブル23は、後述するケーブル類保持構造によりエンジンカバー7(ロアーカバー8)の内側から外側に引き出される。
【0019】
図3は図1のIII−III線に沿う縦断面図であり、図4はエンジンホルダー3とオイルパン4の左側面図であり、図5は図4のV矢視によるエンジンホルダー3の平面図である。図1および図3〜図5に示すように、エンジンホルダー3の前部周囲からオイルパン4の後半部周囲にかけて連続的に、水平方向に突出するシールフランジ25が形成され、このシールフランジ25に沿ってシール部材26が嵌合されている。シール部材26は、ゴム等の弾性材料によりモール状に形成されている。
【0020】
そして、図3に示すように、ロアーカバー8(図中ではレフトロアーパネル8L)の内面に、周方向に沿って形成された上下一対のシールリブ27,28が、シール部材26を挟むようにして密に嵌め込まれる。これにより、ロアーカバー8全体がシール部材26を介してシールフランジ25に支えられ、かつシール部材26によりシールフランジ25とシールリブ27,28間の防水性が保たれ、下方からの水がシールリブ27,28を越えてロアーカバー8内に浸入することが防止される。なお、シール部材26の上面には、上側のシールリブ27との接触面圧を高める3本のビード突起29が形成され、シール部材26の外周には水切りリップ30が形成され、これらの形状によって防水性の向上が図られている。
【0021】
シール部材26の、例えば左前側のコーナー部分には、導入穴32が貫通形成されている。図6(A),(B)にも拡大して示すように、導入穴32は、シールフランジ25に湾入部33が形成された位置に設けられ、その一方の開口部と他方の開口部の開放方向が異なるように形成されている。即ち、導入穴32の一方の開口部は、例えばシール部材26の上面に開口し、他方の開口部はシール部材26の左側面に開口し、これにより導入穴32の形状が略エルボ状に形成されている。
【0022】
また、導入穴32からシール部材26の内周側に繋がるスリット34と、シール部材26の外周側に繋がるスリット35が形成され、これにより導入穴32の部分がシール部材26の切れ目とされている。
【0023】
この導入穴32には、前述のPTTケーブル23が挿通されて保持される。PTTケーブル23は、PTTリレー22から下方に延び、シール部材26の導入穴32を通ることによりエンジンカバー7の内側から外側に抜けると同時に向きを左方に90゜転換され、その後、下方に湾曲してPTT装置21に繋がる。
【0024】
このようなケーブル類保持構造によれば、船外機1に本来備わっているシール部材26に導入穴32を形成するという、非常に簡素な構成によってPTTケーブル23を保持することができ、他の保持部品等は一切必要としないので、部品点数や組立工数が増加する懸念がない。
【0025】
しかも、導入穴32の一方の開口部と他方の開口部の開放方向を異ならせることにより、PTTケーブル23の延出方向を任意に設定できるので、PTTケーブル23の向きを設定する専用のクランプ部材等を設ける必要もなく、この点でも部品点数や組立工数の増加がない。なお、ロアーカバー8を取り外す際にPTTケーブル23の接続を取り外す必要もない。
【0026】
また、シール部材26に導入穴32を形成しただけであれば、導入穴32の形成による断面形状の著しい変化と断面積の減少とにより、シール部材26のゴム材料が経年劣化した際に導入穴32の部分でシール部材26が破断する懸念が残るが、ここでは導入穴32からシール部材26の内外周両側に繋がるスリット34,35が形成され、これにより導入穴32の部分がシール部材26の切れ目とされているため、導入穴32の部分からシール部材26が破断する恐れがない。したがって、導入穴32の部分におけるシール部材26の破断を防止してPTTケーブル23を確実に保持することができる。
【0027】
しかも、このように導入穴32からシール部材26の内周側と外周側の両方に繋がるスリット34,35を形成することにより、PTTケーブル23をスリット34または35に嵌合するだけでPTTケーブル23を導入穴32に通すことができ、PTTケーブル23を端から導入穴32に挿通する必要がない。このため、PTTケーブル23の着脱に伴う組立工数を大幅に減少させることができる。
【0028】
なお、導入穴32が形成される位置ではシールフランジ25に湾入部33が形成されているので、導入穴32を形成し易くするとともに、導入穴32の内径寸法を大きく確保してPTTケーブル23のような外径の大きなケーブル類を保持することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る船外機のケーブル類保持構造は、エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シールフランジの前方側部に湾入部を形成し、この湾入部に位置する上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出したので、船外機に本来備わっているシール部材を利用し、他の保持部品等を設けることなく、非常に簡素な構造によってケーブル類を保持することができる。さらに、導入穴を形成する位置でシールフランジに湾入部を形成したので、内径の大きな導入穴を形成し易くし、外径の大きなケーブル類を保持させることができる。
【0033】
さらに、本発明に係る船外機のケーブル類保持構造は、エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを、平面視で内周側と外周側で異なる方向に形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出したため、導入穴の部分からシール部材が破断することを防止してケーブル類を確実に保持することができる。また、導入穴32からシール部材26の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを形成することにより、PTTケーブルをスリットに嵌合するだけでPTTケーブルを導入穴に通すことができ、PTTケーブルを端から導入穴に挿通する必要がない。このため、PTTケーブルの着脱に伴う組立工数を大幅に減少させることができる。
【0034】
また、本発明に係る船外機のケーブル類保持構造は、エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴の一方の開口部と他方の開口部の開放方向を異ならせて導入穴の形状を略エルボ状に形成する一方、上記導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出したので、導入穴の一方の開口部と他方の開口部の開放方向を異ならせることにより、PTTケーブルの延出方向を任意に設定できるので、PTTケーブルの向きを設定する専用のクランプ部材等を設ける必要もなく、この点でも部品点数や組立工数の増加がない。なお、ロアーカバーを取り外す際にPTTケーブルの接続を取り外す必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る船外機の一例を示す上部左側面図。
【図2】 図1のII矢視による船外機の正面図。
【図3】 図1のIII−III線に沿う縦断面図。
【図4】 エンジンホルダーとオイルパンの左側面図。
【図5】 図4のV矢視によるエンジンホルダーの平面図。
【図6】 本発明の一実施形態を示す図で、(A)は図5のVIA部拡大図、(B)は図4のVIB部拡大図。
【符号の説明】
1 船外機
2 エンジン
7 エンジンカバー
8 ロアーカバー
8P ロアーカバーの分割部
21 PTT装置
22 PTTリレー
23 ケーブル類の一例であるPTTケーブル
25 シールフランジ
26 シール部材
27,28 シールリブ
32 導入穴
33 湾入部
34,35 スリット
Claims (3)
- エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シールフランジの前方側部に湾入部を形成し、この湾入部に位置する上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出したことを特徴とする船外機のケーブル類保持構造。
- エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを、平面視で内周側と外周側で異なる方向に形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出したことを特徴とする船外機のケーブル類保持構造。
- エンジンの下部周囲に形成されたシールフランジに沿って弾性材料で形成されたシール部材が装着され、エンジンの下部周囲を覆うエンジンロアカバーを左右および正面の3分割構成とし、そのエンジンロアカバーの内面が上記シール部材に係合された船外機において、上記シール部材に導入穴を貫通形成し、この導入穴の一方の開口部と他方の開口部の開放方向を異ならせて導入穴の形状を略エルボ状に形成する一方、上記導入穴から上記シール部材の内周側と外周側の両方に繋がるスリットを形成して導入穴の部分をシール部材の切れ目とすると共に、上記導入穴にケーブル類を挿通して上記エンジンロアカバーを左右からシール部材に係合させて保持し、上記ケーブル類を上記エンジンと上記エンジンロアカバーの間を通して内側から外側に引き出したことを特徴とする船外機のケーブル類保持構造。
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