JP3431287B2 - 船外機のケーブル・ホース用締結装置 - Google Patents

船外機のケーブル・ホース用締結装置

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JP3431287B2
JP3431287B2 JP16686594A JP16686594A JP3431287B2 JP 3431287 B2 JP3431287 B2 JP 3431287B2 JP 16686594 A JP16686594 A JP 16686594A JP 16686594 A JP16686594 A JP 16686594A JP 3431287 B2 JP3431287 B2 JP 3431287B2
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fastening device
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仁司 渡辺
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    • Y10T24/45555Projection having movable connection between components thereof or variable configuration including resiliently biased projection component or surface segment forming total external surface of projection and encircling hollow central area having separate mounting means inserted into area
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機と船体とに架け
渡されて接続されるケーブル・ホースを船外機前部に貫
通させて保持する船外機のケーブル・ホース用締結装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の締結装置は、ケーブルや
ホースを通すための貫通穴が複数穿設されたゴム製緊縛
部材を船外機前部に嵌合固着させる構造になっていた。
すなわち、緊縛部材にケーブルやホースを貫通させてこ
の緊縛部材を船外機前部に嵌合固着させることによっ
て、ケーブルやホースどうしが触れ合うのを防ぐと共
に、ケーブル・ホース貫通部分から船外機内に水が浸入
するのを防ぎかつ外観がケーブル・ホースによって損な
われないようにしていた。
【0003】前記緊縛部材は、船外機前部の1箇所ある
いは2箇所に設けられていた。1箇所に設ける場合、1
つの緊縛部材に電装品関係のケーブルと、燃料やオイル
等を流すためのホースとが全て貫通されていた。2箇所
に設ける場合、一方の緊縛部材にはバッテリケーブル、
スピードメータケーブル、燃料ホース、オイルホース等
の船外機側から船体側へ接続されるケーブル・ホースが
貫通され、他方の緊縛部材にはスロットルケーブル、シ
フトケーブル、電装品制御用ケーブル等の船体側から船
外機側へ接続されるケーブル・ホースが貫通されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、緊縛部材を
1箇所に設ける場合、船外機前部の外観が単純で外観が
損なわれることは少ないが、しかし、1つの緊縛部材に
船外機側から船体側へ接続されるケーブル・ホースと、
船体側から船外機側へ接続されるケーブル・ホースとを
装着させなければならないため、ケーブル・ホースの着
脱が煩雑になるという問題があった。
【0005】すなわち、船外機自体の製造が終了したと
きにはバッテリケーブル、スピードメータケーブル、燃
料ホース、オイルホース等の船外機側から船体側へ接続
されるケーブル・ホースを緊縛部材に貫通させた状態に
なり、この後で船外機を船体に取付けるときに、船体側
から延びるケーブル・ホース(スロットルケーブル、シ
フトケーブル、電装品制御用ケーブル等)を緊縛部材に
貫通させて船外機に接続しなければらない。スロットル
ケーブルやシフトケーブルの先端連結部を船外機側部材
に位置決めするときには、他のケーブル・ホースには固
いものや弛み難いものがあるので、スロットルケーブル
やシフトケーブルの緊縛部材側の部分を大きく湾曲させ
ながら作業しなければならない。なお、取外すときも同
様である。
【0006】緊縛部材を2箇所に設ければ上述したよう
な不具合は改善されるが、船外機前部の構造が複雑にな
って外観が損なわれてしまう。また、前記1箇所に設け
る場合でも緊縛部材を左右あるいは上下に2分割可能に
形成し、一方と他方に接続方向の異なるケーブル・ホー
スを貫通させることも考えられるが、緊縛部材の分割面
から水が船外機内へ浸入し易くなってしまうし、船外機
の製造工程中に一方が紛失されるおそれもある。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、緊縛部材を船外機の1箇所のみに配
設して外観が損なわれるのを防ぐ構成を採りつつ、水入
りや紛失を防ぐことができると共にケーブル・ホースの
着脱を容易に行うことができるようにすることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機のケ
ーブル・ホース用締結装置は、緊縛部材を柔軟性を有す
る材料によって形成して船外機前部に上方から嵌合する
構造とし、この緊縛部材の左右2箇所に、ケーブル・ホ
ースの個々と対応する複数の貫通穴どうしを互いに連通
させて複数の貫通穴からなる中空穴を設け、これらの中
空穴のうち一方の中空穴に船外機側から船体側へ接続さ
れるケーブル・ホースを貫通させ、他方の中空穴に船体
側から船外機側へ接続されるケーブル・ホースを貫通さ
せ、この緊縛部材に緊縛部材外面から前記他方の中空穴
に達する切断部を設けることによって、緊縛部材におけ
る船体側から船外機側へ接続されるケーブル・ホースが
貫通する部分の上部を上下方向に開閉自在に形成したも
のである。
【0009】請求項2に記載された発明に係る船外機の
ケーブル・ホース用締結装置は、緊縛部材を柔軟性を有
する材料によって形成して船外機前部に上方から嵌合す
る構造とし、この緊縛部材の左右2箇所に、ケーブル・
ホースの個々と対応する複数の貫通穴どうしを互いに連
通させて複数の貫通穴からなる中空穴を設け、これらの
中空穴のうち一方の中空穴に船外機側から船体側へ接続
されるケーブル・ホースを貫通させ、他方の中空穴に船
体側から船外機側へ接続されるケーブル・ホースを貫通
させ、この緊縛部材に、左右の中空穴の間となる部位で
緊縛部材外面から内方へ延在する切断部と、左右の中空
穴どうしの間となる部位を切断する切断部とを設けるこ
とによって、緊縛部材における船外機側から船体側へ接
続されるケーブル・ホースが貫通する部分の上部と、船
体側から船外機側へ接続されるケーブル・ホースが貫通
する部分の上部とをそれぞれ上下方向に開閉自在に形成
したものである。
【0010】請求項3に記載した発明に係る船外機のケ
ーブル・ホース用締結装置は、請求項1または請求項2
に記載した発明に係る船外機のケーブル・ホース用締結
装置において、貫通穴を上下に複数並べ、各貫通穴を上
下に連通させることによって中空穴を形成したものであ
る。
【0011】請求項4に記載した発明に係る船外機のケ
ーブル・ホース用締結装置は、請求項1ないし請求項3
に記載した発明のうち何れか一つの船外機のケーブル・
ホース用締結装置において、緊縛部材を船外機前部に固
定する固定部材を、緊縛部材の外面に形成された凹部に
嵌入する構造としたものである。
【0012】請求項5に記載した発明に係る船外機のケ
ーブル・ホース用締結装置は、請求項4に記載した発明
に係る船外機のケーブル・ホース用締結装置において、
緊縛部材における固定部材が嵌入する凹部を切断部と同
一箇所に配設したものである。
【0013】請求項6に記載した発明に係る船外機のケ
ーブル・ホース用締結装置は、請求項1ないし請求項5
に記載した発明のうち何れか一つの船外機のケーブル・
ホース用締結装置において、緊縛部材の外面に、貫通穴
の穿設方向と直交する方向へ延びかつ船外機前部に嵌合
する突条を設けたものである。
【0014】請求項7に記載した発明に係る船外機のケ
ーブル・ホース用締結装置は、請求項1ないし請求項6
に記載した発明のうち何れか一つの船外機のケーブル・
ホース用締結装置において、インナーケーブルとアウタ
ーケーブルとで構成されかつ船体側から船外機側へ接続
されるケーブルが貫通する中空穴と対向する部位に、ア
ウターケーブル押えをケーブルの長手方向への取付け位
置を変更自在に取付けたものである。
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】本発明によれば、緊縛部材の開閉自在に構成さ
れた部分を開けることによって複数の貫通穴が一度に露
出するので、この部分を開いた状態でケーブル・ホース
を緊縛部材に容易に装着させることができる。また、緊
縛部材の船外機への取付け方向、ケーブル・ホースの緊
縛部材への取付け方向、緊縛部材の開閉自在な部分の開
閉方向が同一になるので、組立て作業並びにケーブル・
ホースの着脱作業が容易になる。さらに、船外機側から
船体側へ接続されるケーブル・ホースを緊縛部材に取付
けてこの緊縛部材を船外機に嵌合固定しても、緊縛部材
の開閉自在な部分を開くことによって船体側から船外機
側へ接続されるケーブル・ホースを後から緊縛部材に取
付けることができる。このため、船体側から船外機側へ
接続されるケーブル・ホースは、先端を船外機に連結し
てから緊縛部材へ取付けることが可能になる。
【0018】請求項2に記載した発明によれば、緊縛部
材の開閉自在に構成された部分を開けることによって複
数の貫通穴が一度に露出するので、この部分を開いた状
態でケーブル・ホースを緊縛部材に容易に装着させるこ
とができる。また、緊縛部材の船外機への取付け方向、
ケーブル・ホースの緊縛部材への取付け方向、緊縛部材
の開閉自在な部分の開閉方向が同一になるので、組立て
作業並びにケーブル・ホースの着脱作業が容易になる。
さらに、緊縛部材の一部を左右に容易に開くことが可能
になる。
【0019】
【0020】請求項3に記載した発明によれば、左右の
中空穴はそれぞれ上下方向に長く形成されるから、緊縛
部材は多くのケーブル・ホースを保持するように構成し
たとしてもコンパクトになる。
【0021】請求項4に記載した発明によれば、固定部
材が緊縛部材の回り止めとしても機能する。請求項5に
記載した発明によれば、固定部材で緊縛部材を船外機前
部に固定した状態であっても緊縛部材の一部を開くこと
ができる。
【0022】請求項6に記載した発明によれば、突条が
緊縛部材の前後方向に対する抜け止めとして機能する。
請求項7に記載した発明によれば、船体側から船外機側
へ接続されるケーブルのアウターケーブルをアウターケ
ーブル押えに係合させ易く、しかも、このアウターケー
ブル押えの取付け位置を変更することによってケーブル
長さを変えられる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図8に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るケーブル・
ホース用締結装置によってケーブル・ホースを船外機前
部に保持させた状態を示す平面図、図2は図1における
要部を拡大して示す平面図、図3は同じく側断面図であ
る。図4はロアカウリングの船外機右半部を示す正面図
で、同図は緊縛部材を外した状態で描いてある。図5は
本発明に係るケーブル・ホース用締結装置を船外機内方
から見た図で、同図は緊縛部材をロアカウリングに仮止
めした状態で描いてある。図6は緊縛部材の平面図、図
7は緊縛部材の側面図、図8は緊縛部材を展開させた状
態を示す斜視図である。
【0024】これらの図において、1は船外機、2はこ
の船外機1のエンジン、3はこのエンジンを覆うカウリ
ングである。このカウリング3は、下方に位置して上方
に向けて開口するロアカウリング4と、このロアカウリ
ング4の上部開口部を閉塞するアッパーカウリング(図
示せず)とから形成されている。このカウリング3の前
部に本発明に係るケーブル・ホース用締結装置5が設け
られている。
【0025】前記締結装置5は、後述するケーブル・ホ
ースが貫通する緊縛部材6と、この緊縛部材6をロアカ
ウリング4に固定するためのL字状フィッティングプレ
ート7、平板状フィッティングプレート8等から構成さ
れている。前記L字状フィッティングプレート7が本発
明に係る固定部材を構成している。このL字状フィッテ
ィングプレート7は、図2および図5に示すように金属
板材によって断面L字状に形成され、下方を向く先端部
7aを緊縛部材6に上方から嵌合させ、基端部をロアカ
ウリング4にねじ止めすることによって緊縛部材6の左
半部をロアカウリング4に固定する構造になっている。
また、前記平板状フィッティングプレート8は、図2に
示すように緊縛部材6の後述する平坦面6bを略全面に
わたって覆い、左右両端をロアカウリング4にねじ止め
する事によって緊縛部材6の全体をロアカウリング4に
固定する構造になっている。
【0026】前記緊縛部材6は、合成ゴムや樹脂等の柔
軟性を有する材料によって一体成形されて図5〜図7に
示すように全体が略円柱状に形成されている。この緊縛
部材6にはケーブル・ホースを通すための貫通穴9〜1
7が複数、船外機前後方向と平行に穿設され、各貫通穴
どうしを連通させることによって複数の貫通穴からなる
中空穴18,19が形成されている。本実施例では、貫
通穴9〜13を緊縛部材6における船外機左側となる部
分に上下に並べて配設してこれらの貫通穴9〜13から
なる中空穴18が左側に形成され、貫通穴14〜17を
緊縛部材6における船外機右側となる部分に上下に並べ
て配設してこれらの貫通穴14〜17からなる中空穴1
9が右側に形成されている。
【0027】前記貫通穴9にはバッテリケーブルが通さ
れ、貫通穴11にはオイルホースが通され、貫通穴12
には燃料ホースが通され、貫通穴13にはスピードメー
タケーブルが通される。これらのケーブル・ホース、す
なわち中空穴18を通って船外機1側から船体(図示せ
ず)側へ接続されるケーブル・ホースは、図1中に符号
20で示すようにエンジン2の左側から緊縛部材6へ導
かれている。この中空穴18に通されるケーブル・ホー
スを以下においてはエンジン側ケーブル・ホース20と
いう。
【0028】一方、前記貫通穴14にはシフトケーブル
が通され、貫通穴15には多芯ワイヤハーネスが通さ
れ、貫通穴16にはトリムサブオイルタンクハーネスが
通され、貫通穴17にはスロットルケーブルが通され
る。これらのケーブル・ホース、すなわち中空穴19を
通って船体側から船外機1側へ接続されるケーブル・ホ
ースは、図1中に符号21で示すように緊縛部材6から
エンジン2の右側へ導かれている。この中空穴19に通
されるケーブル・ホースを以下においては船体側ケーブ
ル・ホース21という。
【0029】なお、船体側ケーブル・ホース21のうち
スロットルケーブルやシフトケーブルは、アウターケー
ブル(図示せず)の先端部が図1〜図4中に符号22,
23で示すアウターケーブル押えに係合されている。ア
ウターケーブル押え22にはスロットルケーブル21a
のアウターケーブルが係合され、アウターケーブル押え
23にはシフトケーブル21bのアウターケーブルが係
合されている。図2および図3においてスロットルケー
ブル21aの先端に連結された符号24で示すものはス
ロットル装置の操作レバーである。
【0030】これらのアウターケーブル押え22,23
は、前記緊縛部材6の中空穴19と対向する位置にアウ
ターケーブル係合部が配設され、互いに上下に重ね合わ
せた状態で共通の固定ボルト25によってロアカウリン
グ4に固定されている。また、これらのアウターケーブ
ル押え22,23には固定ボルト25を挿通させるため
のボルト穴26が船外機1の前後方向に間隔をおいて2
箇所にそれぞれ穿設されている。すなわち、固定ボルト
25を別のボルト穴26に挿通させてロアカウリング4
に螺着させることによって、アウターケーブル押え2
2,23の個々の前後方向の位置を図3中に二点鎖線で
示すように変更することができるように構成されてい
る。これらの前後位置が変わると、スロットルケーブル
21aやシフトケーブル21bの長さを調整することが
可能になる。
【0031】なお、これらのアウターケーブル押え2
2,23は、図4中に符号27で示すクランプが回動自
在に取付けられ、このクランプ27とでアウターケーブ
ルを挾持する構造になっている。図4ではスロットルケ
ーブル用アウターケーブル押え23のみを描いてある
が、シフトケーブル用アウターケーブル押えも同等の構
造になっている。
【0032】前記緊縛部材6は、図5〜図7に示すよう
に、カウリング3の内側となる部分の上面が平坦に形成
されると共に、カウリング3より前方へ突出する前部6
aが正面視円形状に形成されており、図4に示すようロ
アカウリング4の前部に上方へ向けて開口するように形
成されたU字状溝28に上方から嵌合されている。緊縛
部材6の前記平坦な部分を図5〜図7において符号6b
で示す。なお、U字状溝28は、緊縛部材6の外周面
と、この外周面に突設された突条6cが嵌合する構造に
なっており、船外機側ケーブル・ホース20や船体側ケ
ーブルホース21に外力が加わっても緊縛部材6が前後
に外れることがないように構成されている。
【0033】また、緊縛部材6には図5〜図7に示すよ
うに、前記L字状フィッティングプレート7の下方を向
く先端部7aが嵌入される凹溝29と、左右の中空穴1
8,19の上部どうしを連通するように左右へ延びる上
部水平スリット30と、この上部水平スリット30の左
右方向略中央から緊縛部材6の上面まで延びる上部鉛直
スリット31と、中空穴19の最も右側となる部分から
緊縛部材6の右側面まで延びる右側水平スリット32と
が形成されている。
【0034】前記上部水平スリット30および上部鉛直
スリット31は、図6に示すように緊縛部材6の前後方
向一端から他端へわたって途切れることなく一連に形成
されている。図6においては上部水平スリット30の形
成範囲を左下がりの平行斜線によって示してある。ま
た、前記右側水平スリット32は、緊縛部材6のエンジ
ン側端部から前部6aの手前まで途切れることなく一連
に形成されている。この右側水平スリット32の形成範
囲を図6において右下がりの平行斜線によって示してあ
る。
【0035】このように緊縛部材6の3箇所にスリット
30〜32を形成すると、図8に示すように、緊縛部材
6の左上部33および右上部34を下部35から展開す
ることができるようになる。すなわち、左上部33は上
部鉛直スリット31となる端面が下部35に対して左上
方へ移動するように開かれる。右上部34は上部鉛直ス
リット31となる端面が下部35に対して右上方へ移動
すると共に、エンジン側端面が下部35に対して前上方
へ移動するように開かれる。言い換えれば、この右上部
34は右側水平スリット32の船外機前側となる端部よ
り前側のみを残して右斜め前の上方へめくれるようにな
る。
【0036】次に、上述したように構成されたケーブル
・ホース用締結装置5を用いてケーブル・ホースを船外
機1に保持させる手順について説明する。船外機1を工
場で組み立てた状態では、船外機側ケーブル・ホース2
0がカウリング3の前部から外部に導出される。このと
きには、船外機側ケーブル・ホース20を緊縛部材6の
左側の中空穴18に貫通させる。すなわち、緊縛部材6
をロアカウリング4に取付けていない状態でその左上部
33を図8に示したように左上方へ向けて開き、中空穴
18を上方へ向けて開放させる。そして、この中空穴1
8を構成する各貫通穴9〜13に船外機側ケーブル・ホ
ース20を上方から係入させる。この場合の船外機側ケ
ーブル・ホース20としては、バッテリケーブル、オイ
ルホース、燃料ホース、スピードメータケーブル等であ
る。
【0037】このように船外機側ケーブル・ホース20
を左側の中空穴18に挿通させた後、緊縛部材6の左上
部33を元通りに閉じ、緊縛部材6をロアカウリング4
のU字状溝28に上方から嵌合させる。このときには緊
縛部材6の突条6cをも嵌合させる。この突条6cを嵌
合させることにより、突条6cが緊縛部材6の前後方向
に対する抜け止めとなるので、緊縛部材6はロアカウリ
ング4から前後方向へは抜け難くなる。
【0038】しかる後、L字状フィッティングプレート
7をその先端部7aを緊縛部材6の凹溝29に嵌合させ
た状態でロアカウリング4にねじ止めする。これによっ
て、緊縛部材6は左上部33が開かない状態でロアカウ
リング4に固定されることになる。このとき、先端部7
aが凹溝29に嵌入している関係から、緊縛部材6は回
転することなく強固に固定される。
【0039】その後、緊縛部材6から前方へ延びる船外
機側ケーブル・ホース20を図1中に符号36で示すカ
バーホースに挿通させる。このカバーホース36はゴム
等の柔軟性を有する材料によって断面蛇腹状に形成さ
れ、後端が緊縛部材6の前部6aに結合されると共に、
前端が船体側のケーブル・ホース導出口(図示せず)に
結合される。なお、このときにはこのカバーホース36
の両端は何れも外したままである。
【0040】このように船外機側ケーブル・ホース20
を船外機外へ導出させた後、船外機1を船体に取付け、
予め前記カバーホース36を通して船外機側に導かれた
船体側ケーブル・ホース21をエンジン2に連結する。
この場合の船体側ケーブル・ホース21は、スロットル
ケーブル21a、シフトケーブル21b、多芯ワイヤハ
ーネス、トリムサブオイルタンクハーネス等である。な
お、スロットルケーブル21aおよびシフトケーブル2
1bは、上述したようにアウターケーブルをアウターケ
ーブル押え22,23にそれぞれ係合させ、インナーケ
ーブル(図示せず)をエンジン2に連結する。
【0041】船体側ケーブル・ホース21は、先端をエ
ンジン2に連結させた後に緊縛部材6へ取付ける。すな
わち、先ずロアカウリング4に固定されている状態で緊
縛部材6の右上部34を図8に示したように開いて右側
の中空穴19を上方へ向けて開放させる。次に、中空穴
19を構成する各貫通穴14〜17に船体側ケーブル・
ホース21を上方から係入させる。
【0042】このように船体側ケーブル・ホース21を
右側の中空穴19に挿通させた後、緊縛部材6の右上部
34を元通りに閉じ、平板状フィッティングプレート8
をロアカウリング4にねじ止めする。これによって緊縛
部材6は左上部33および右上部34が開かない状態で
ロアカウリング4に固定されることになる。
【0043】その後、カバーホース36の後端を緊縛部
材6の前部6aに嵌合固着させると共に、前端を船体側
のケーブル・ホース導出口に嵌合固着させる。このよう
にして船外機側ケーブル・ホース20および船体側ケー
ブル・ホース21の接続作業が終了することになる。
【0044】また、船体側ケーブル・ホース21をメン
テナンス等を行うためにエンジン2から外すときには、
平板状フィッティングプレート8を外して緊縛部材6の
右上部34を開くことによって行う。このため、船体側
ケーブル・ホース21の1本々を個々に外すことが可能
である。このときには緊縛部材6はL字状フィッティン
グプレート7によってロアカウリング4に固定された状
態に保たれるので、作業が容易である。一方、船外機側
ケーブル・ホース20をエンジン2から外すときには、
前記状態からさらにL字状フィッティングプレート7を
外し、緊縛部材6の左上部33を開くことによって行
う。これにより船外機側ケーブル・ホース20も個々に
外すことが可能である。
【0045】したがって、緊縛部材6の開閉自在に構成
された左上部33や右上部34を開けることによって複
数の貫通穴が一度に露出するので、これらを開いた状態
で船外機側ケーブル・ホース20あるいは船体側ケーブ
ル・ホース21を緊縛部材6に装着させることができ
る。このため、1個の緊縛部材6に複数のケーブル・ホ
ースを貫通させるに当たり、ケーブル・ホースを1本ず
つ着脱できるので着脱作業が容易になる。その上、緊縛
部材6は1個のものを展開させる構造であって分割され
るような構造ではないので、水が船外機内へ浸入し難く
かつ緊縛部材の一部が紛失されることもない。
【0046】また、緊縛部材6をロアカウリング4のU
字状溝28に上方から嵌合する構造とすると共に、その
開閉自在な部分(左上部33および右上部34)を上部
に設けて開閉方向を上下方向としたため、緊縛部材6の
船外機1への取付け方向、ケーブル・ホース20,21
の緊縛部材6への取付け方向、左上部33および右上部
34の開閉方向が同一になるので、組立て作業並びにケ
ーブル・ホース20,21の着脱作業が容易になる。
【0047】さらに、船外機側ケーブル・ホース20を
緊縛部材6に取付けてこの緊縛部材6をロアカウリング
4に嵌合固定しても、緊縛部材6の右上部34を開くこ
とによって船体側ケーブル・ホース21を後から緊縛部
材6に取付けることができる。このため、船体側ケーブ
ル・ホース21は、先端をエンジン2に連結してから緊
縛部材6へ取付けることが可能になるので、船外機側ケ
ーブル・ホース20の影響を受け難い状態で接続作業を
行うことができ、作業性が高い。
【0048】緊縛部材6における左右の中空穴18,1
9どうしの間を切断する上部水平スリット30と、緊縛
部材6の上面から内方へ延びて前記上部水平スリット3
0に連なる上部鉛直スリット31とを設けたので、緊縛
部材6の上部を左右に容易に開くことができる。また、
中空穴18,19を形成する貫通穴9〜13、14〜1
7をそれぞれ上下に並べたので、中空穴18,19はそ
れぞれ上下方向に長く形成されるから、緊縛部材6は多
くのケーブル・ホースを保持するように構成したとして
もコンパクトになる。
【0049】さらに、L字状フィッティングプレート7
の先端部7aを緊縛部材6の凹溝29に嵌入させたの
で、緊縛部材6は固定部材により回転することなく強固
に固定される。そして、前記凹溝29を上部鉛直スリッ
ト31と同一箇所に形成したので、L字状フィッティン
グプレート7で緊縛部材6をロアカウリング4に固定し
た状態であっても緊縛部材6の右上部34を開くことが
できる。
【0050】さらにまた、緊縛部材6の外周部の突条6
cをロアカウリング4に嵌合させたので、突条6cが緊
縛部材6の前後方向に対する抜け止めとして機能するか
ら、緊縛部材6が前後に抜け難くなる。
【0051】加えて、取付け位置の変更可能なアウター
ケーブル押え22,23を緊縛部材6の右側の中空穴1
9と対向する位置に配置したので、船体側ケーブル・ホ
ース21のアウターケーブルをアウターケーブル押え2
2,23に係合させ易く、しかも、このアウターケーブ
ル押え22,23の取付け位置を変更することによって
ケーブル長さを変えることができる。このため、船体側
ケーブル・ホース21の接続作業をきわめて容易に行う
ことができる。
【0052】なお、緊縛部材6としては図9に示すよう
に構成することもできる。図9は緊縛部材の他の実施例
を示す図で、同図は緊縛部材を船外機内方から見た状態
で描いてある。同図において前記図1ないし図8で説明
したものと同一もしくは同等部材については、同一符号
を付し詳細な説明は省略する。
【0053】図9に示した緊縛部材6は、右側の中空穴
19と緊縛部材上面との間にスリット41が形成されて
いる。このスリット41は、中空穴19の穿設方向一端
から他端へ向かって途切れることなく一連に形成されて
いる。すなわち、このようにスリット41を緊縛部材6
に設けることにより、左上部33、右上部34の何れか
あるいは両方が上方へ開いて中空穴19を開放させるこ
とができるようになる。このようにしても、船体側から
船外機側へ接続されるケーブル・ホースの接続作業を容
易に行うことができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る船外機
のケーブル・ホース用締結装置は、緊縛部材を柔軟性を
有する材料によって形成して船外機前部に上方から嵌合
する構造とし、この緊縛部材の左右2箇所に、ケーブル
・ホースの個々と対応する複数の貫通穴どうしを互いに
連通させて複数の貫通穴からなる中空穴を設け、これら
の中空穴のうち一方の中空穴に船外機側から船体側へ接
続されるケーブル・ホースを貫通させ、他方の中空穴に
船体側から船外機側へ接続されるケーブル・ホースを貫
通させ、この緊縛部材に緊縛部材外面から前記他方の中
空穴に達する切断部を設けることによって、緊縛部材に
おける船体側から船外機側へ接続されるケーブル・ホー
スが貫通する部分の上部を上下方向に開閉自在に形成し
たため、緊縛部材の開閉自在に構成された部分を開ける
ことによって複数の貫通穴が一度に露出するので、この
部分を開いた状態でケーブル・ホースを緊縛部材に容易
に装着させることができる。
【0055】このため、1個の緊縛部材に複数のケーブ
ル・ホースを貫通させるに当たり、ケーブル・ホースを
1本ずつ着脱できるので着脱作業が容易になる。その
上、緊縛部材は分割構造ではないので、水が船外機内へ
浸入し難くかつ緊縛部材の一部が紛失されることもな
い。また、緊縛部材を1個しか使用しないので、船外機
外観が損なわれ難い。
【0056】また、緊縛部材の船外機への取付け方向、
ケーブル・ホースの緊縛部材への取付け方向、緊縛部材
の開閉自在な部分の開閉方向が同一になるので、組立て
作業並びにケーブル・ホースの着脱作業が容易になる。
【0057】さらに、船外機側から船体側へ接続される
ケーブル・ホースを緊縛部材に取付けてこの緊縛部材を
船外機に嵌合固定しても、緊縛部材の開閉自在な部分を
開くことによって船体側から船外機側へ接続されるケー
ブル・ホースを後から緊縛部材に取付けることができ
る。このため、船体側から船外機側へ接続されるケーブ
ル・ホースは、先端を船外機に連結してから緊縛部材へ
取付けることが可能になる。
【0058】このため、船体側から船外機側へ接続され
るケーブル・ホースは、先端を船外機に連結してから緊
縛部材へ取付けることが可能になるので、船外機側から
船体側へ接続されるケーブル・ホースの影響を受け難い
状態で接続作業を行うことができ、高い作業性が得られ
る。
【0059】請求項2記載の発明に係る船外機のケーブ
ル・ホース用締結装置は、緊縛部材を柔軟性を有する材
料によって形成して船外機前部に上方から嵌合する構造
とし、この緊縛部材の左右2箇所に、ケーブル・ホース
の個々と対応する複数の貫通穴どうしを互いに連通させ
て複数の貫通穴からなる中空穴を設け、これらの中空穴
のうち一方の中空穴に船外機側から船体側へ接続される
ケーブル・ホースを貫通させ、他方の中空穴に船体側か
ら船外機側へ接続されるケーブル・ホースを貫通させ、
この緊縛部材に、左右の中空穴の間となる部位で緊縛部
材外面から内方へ延在する切断部と、左右の中空穴どう
しの間となる部位を切断する切断部とを設けることによ
って、緊縛部材における船外機側から船体側へ接続され
るケーブル・ホースが貫通する部分の上部と、船体側か
ら船外機側へ接続されるケーブル・ホースが貫通する部
分の上部とをそれぞれ上下方向に開閉自在に形成したた
め、緊縛部材の一部を左右に容易に開くことが可能にな
るから、より一層接続作業が容易になる。
【0060】請求項3記載の発明に係る船外機のケーブ
ル・ホース用締結装置は、請求項1または請求項2記載
の発明に係る船外機のケーブル・ホース用締結装置にお
いて、貫通穴を上下に複数並べ、各貫通穴を上下に連通
させることによって中空穴を形成したため、左右の中空
穴はそれぞれ上下方向に長く形成されるから、緊縛部材
は多くのケーブル・ホースを保持するように構成したと
してもコンパクトになる。
【0061】請求項4記載の発明に係る船外機のケーブ
ル・ホース用締結装置は、請求項1ないし請求項3記載
の発明のうち何れか一つの船外機のケーブル・ホース用
締結装置において、緊縛部材を船外機前部に固定する固
定部材を、緊縛部材の外面に形成された凹部に嵌入する
構造としたため、固定部材が緊縛部材の回り止めとして
も機能するから、緊縛部材は固定部材により回転するこ
となく強固に固定されることになる。
【0062】請求項5記載の発明に係る船外機のケーブ
ル・ホース用締結装置は、請求項4記載の発明に係る船
外機のケーブル・ホース用締結装置において、緊縛部材
における固定部材が嵌入する凹部を切断部と同一箇所に
配設したため、固定部材で緊縛部材を船外機前部に固定
した状態であっても緊縛部材の一部を開くことができる
から、接続作業が容易である。
【0063】請求項6記載の発明に係る船外機のケーブ
ル・ホース用締結装置は、請求項1ないし請求項5記載
の発明のうち何れか一つの船外機のケーブル・ホース用
締結装置において、緊縛部材の外面に、貫通穴の穿設方
向と直交する方向へ延びかつ船外機前部に嵌合する突条
を設けたため、突条が緊縛部材の前後方向に対する抜け
止めとして機能するから、緊縛部材は船外機前部から前
後に外れ難くなる。
【0064】請求項7記載の発明に係る船外機のケーブ
ル・ホース用締結装置は、請求項1ないし請求項6記載
の発明のうち何れか一つの船外機のケーブル・ホース用
締結装置において、インナーケーブルとアウターケーブ
ルとで構成されかつ船体側から船外機側へ接続されるケ
ーブルが貫通する中空穴と対向する部位に、アウターケ
ーブル押えをケーブルの長手方向への取付け位置を変更
自在に取付けたため、船体側から船外機側へ接続される
ケーブルのアウターケーブルをアウターケーブル押えに
係合させ易く、しかも、このアウターケーブル押えの取
付け位置を変更することによってケーブル長さを変える
ことができる。このため、船体側から船外機側へ接続さ
れるケーブル・ホースの接続作業をきわめて容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るケーブル・ホース用締結装置に
よってケーブル・ホースを船外機前部に保持させた状態
を示す平面図である。
【図2】 図1における要部を拡大して示す平面図であ
る。
【図3】 図1における要部を拡大して示す側断面図で
ある。
【図4】 ロアカウリングの船外機右半部を示す正面図
で、同図は緊縛部材を外した状態で描いてある。
【図5】 本発明に係るケーブル・ホース用締結装置を
船外機内方から見た図で、同図は緊縛部材をロアカウリ
ングに仮止めした状態で描いてある。
【図6】 緊縛部材の平面図である。
【図7】 緊縛部材の側面図である。
【図8】 緊縛部材を展開させた状態を示す斜視図であ
る。
【図9】 緊縛部材の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…船外機、2…エンジン、4…ロアカウリング、5…
締結装置、6…緊縛部材、7…L字状フィッティングプ
レート、8…平板状フィッティングプレート、9〜17
…貫通穴、18,19…中空穴、20…船外機側ケーブ
ル・ホース、21…船体側ケーブル・ホース、22,2
3…アウターケーブル押え、28…U字状溝、30…上
部水平スリット、31…上部鉛直スリット、32…右側
水平スリット、33…左上部、34…右上部、41…ス
リット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 20/02 B63H 20/00 B60R 16/02 H01B 17/58

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船外機と船体とに接続されるケーブル・
    ホースを、船外機前部に嵌合固着された緊縛部材を通し
    て船外機前部を貫通させる船外機のケーブル・ホース用
    締結装置において、前記緊縛部材を柔軟性を有する材料
    によって形成して船外機前部に上方から嵌合する構造と
    し、この緊縛部材の左右2箇所に、ケーブル・ホースの
    個々と対応する複数の貫通穴どうしを互いに連通させて
    複数の貫通穴からなる中空穴を設け、これらの中空穴の
    うち一方の中空穴に船外機側から船体側へ接続されるケ
    ーブル・ホースを貫通させ、他方の中空穴に船体側から
    船外機側へ接続されるケーブル・ホースを貫通させ、こ
    の緊縛部材に緊縛部材外面から前記他方の中空穴に達す
    る切断部を設けることによって、緊縛部材における船体
    側から船外機側へ接続されるケーブル・ホースが貫通す
    る部分の上部を上下方向に開閉自在に形成したことを特
    徴とする船外機のケーブル・ホース用締結装置。
  2. 【請求項2】 船外機と船体とに接続されるケーブル・
    ホースを、船外機前部に嵌合固着された緊縛部材を通し
    て船外機前部を貫通させる船外機のケーブル・ホース用
    締結装置において、前記緊縛部材を柔軟性を有する材料
    によって形成して船外機前部に上方から嵌合する構造と
    し、この緊縛部材の左右2箇所に、ケーブル・ホースの
    個々と対応する複数の貫通穴どうしを互いに連通させて
    複数の貫通穴からなる中空穴を設け、これらの中空穴の
    うち一方の中空穴に船外機側から船体側へ接続されるケ
    ーブル・ホースを貫通させ、他方の中空穴に船体側から
    船外機側へ接続されるケーブル・ホースを貫通させ、こ
    の緊縛部材に、左右の中空穴の間となる部位で緊縛部材
    外面から内方へ延在する切断部と、左右の中空穴どうし
    の間となる部位を切断する切断部とを設けることによっ
    て、緊縛部材における船外機側から船体側へ接続される
    ケーブル・ホースが貫通する部分の上部と、船体側から
    船外機側へ接続されるケーブル・ホースが貫通する部分
    の上部とをそれぞれ上下方向に開閉自在に形成したこと
    を特徴とする船外機のケーブル・ホース用締結装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の船外機の
    ケーブル・ホース用締結装置において、貫通穴を上下に
    複数並べ、各貫通穴を上下に連通させることによって中
    空穴を形成したことを特徴とする船外機のケーブル・ホ
    ース用締結装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のうち何れか一
    つの船外機のケーブル・ホース用締結装置において、緊
    縛部材を船外機前部に固定する固定部材を、緊縛部材の
    外面に形成された凹部に嵌入する構造としたことを特徴
    とする船外機のケーブル・ホース用締結装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の船外機のケーブル・ホー
    ス用締結装置において、緊縛部材における固定部材が嵌
    入する凹部を切断部と同一箇所に配設したことを特徴と
    する船外機のケーブル・ホース用締結装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のうち何れか一
    つの船外機のケーブル・ホース用締結装置において、緊
    縛部材の外面に、貫通穴の穿設方向と直交する方向へ延
    びかつ船外機前部に嵌合する突条を設けたことを特徴と
    する船外機のケーブル・ホース用締結装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のうち何れか一
    つの船外機のケーブル・ホース用締結装置において、イ
    ンナーケーブルとアウターケーブルとで構成されかつ船
    体側から船外機側へ接続されるケーブルが貫通する中空
    穴と対向する部位に、アウターケーブル押えをケーブル
    の長手方向への取付け位置を変更自在に取付けたことを
    特徴とする船外機のケーブル・ホース用締結装置。
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