JP3867129B2 - アメリカンビスケット用成形冷凍生地及びそれを用いたアメリカンビスケットの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍状態で保存して、そのまま直接オーブンで焼成可能なアメリカンビスケット用成形冷凍生地に関する。更には、該アメリカンビスケット用成形冷凍生地を用いた、ボリューム感及び食感が良好なアメリカンビスケットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
消費者の嗜好の高級化にともない、パン、ドーナツ、マフィン、パイ、スコーン等のベーカリー製品においても、より新鮮な製品が求められるようになっている。このため、予め成形した生地を一旦冷凍して保存、流通し、販売先でこの成形冷凍生地を加熱調理することにより、消費者に新鮮なベーカリー製品を提供することが行なわれている。
【0003】
ベーカリー用生地は、イーストを用いて膨張させる生地と化学膨張剤を用いて膨張させる生地に大きく分けることができるが、例えば、化学膨張剤を用いた冷凍生地を冷凍状態のまま直接加熱した場合、生地火通りが悪く、内部の焼成が遅れてしまい、生地が充分に膨張せず、最終製品のボリューム感がなくなったり、形状が不安定になりやすいという問題があった。更に、得られる最終製品の食感も、硬くてボソボソした口溶けの悪いものになったり、クチャついてダマになってしまうという問題があった。
【0004】
このような問題は、冷凍生地を一旦解凍してから加熱することにより、ある程度改善することができるが、手間がかかり、また、その改善効果も充分満足のいくものではなかった。
【0005】
そこで、化学膨張剤を用いたベーカリー用成形冷凍生地における上記のような問題を改善するために、例えば、特開平4−200338号公報には、穀粉、化学膨張剤および水を主成分とする成形されたベーカリー用冷凍生地において、少なくとも上面に緻密な表皮を有し、かつ、生地空隙率が5.0Vol%以上となるように成形され、40℃120分の状態において発生するガス量が1.2ml/生地g以上となるように化学膨張剤が含有されていることを特徴とする成形されたベーカリー用冷凍生地が開示されている。
【0006】
また、特開平11−56215号公報には、穀粉、水および化学膨張剤を主成分とするベーカリー生地製品であって、生地中に空隙多層構造を有することを特徴とする冷凍ベーカリー生地製品が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載されたベーカリー用成形冷凍生地を用いても、冷凍状態のまま直接焼成した場合における焼成後の製品のボリューム感や食感は、充分満足できるレベルのものではなく、より良好なボリューム感と食感を有するベーカリー用成形冷凍生地が求められていた。
【0008】
したがって、本発明の目的の一つは、冷凍状態のまま直接加熱しても、生地の火通りが良く、焼成後の製品が良好なボリューム感とソフトな食感を有するアメリカンビスケット用成形冷凍生地を提供することにある。また、本発明の目的のもう一つは、該アメリカンビスケット用成形冷凍生地を用いた良好なボリューム感とソフトな食感を有するアメリカンビスケットの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地は、
蛋白含有率が8〜11質量%であって、かつエキステンソグラムのF/E値が35〜65である小麦粉と、
シュガーエステルと、
溶解した固形油脂に酸性剤を混ぜ込んで噴霧冷却して粉末化し、これを炭酸水素ナトリウムと撹拌混合して得られた、炭酸水素ナトリウム25〜45質量%、酸性剤40〜60質量%、油脂1〜20質量%含有する膨張剤であって、該膨張剤2gを25℃の水100mlに加えて撹拌したときに発生する累積ガスの発生量が、撹拌開始から2分で20〜80ml、5分で40〜100mlである膨張剤を、炭酸水素ナトリウムの量として0.7質量%以上含み、
厚さが25mm以下、幅が30mm以下に成形されたことを特徴とする。
【0010】
上記アメリカンビスケット用成形冷凍生地は、上記特定の物性を有する小麦粉を含有することにより焼成後の製品の食感を非常にソフトなものにできると共に生地の火通りを良好にすることができる。また、シュガーエステルと、上記特定の累積ガスの発生量を有する膨張剤を、特定量の炭酸水素ナトリウムを含むように膨脹剤を添加することにより、ソフトでボリューム感があり、しっとりとした食感の製品を得ることができる。また、膨張剤として、炭酸水素ナトリウムと、酸性剤と、油脂との混合物からなるものを用いているので、生地の成形時や冷凍保存時における生地中での膨張剤のガス発生を防止でき、生地の冷凍耐性を向上することができ、生地を長期間冷凍保存しても焼成した際にソフトでボリューム感のある製品を得ることができる。そして、上記生地を上記で規定された形状に成形することにより、生地の火通りを更に良好にすることができる。
【0015】
また、本発明のアメリカンビスケットの製造方法は、上記アメリカンビスケット用成形冷凍生地を、熱風循環が風速3.0m/秒以上あるオーブンを用いて焼成することを特徴とする。
【0016】
上記の製造方法によれば、上記アメリカンビスケット用成形冷凍生地を、熱風循環のよいオーブンを用いて焼成することにより、冷凍状態の生地をそのまま焼成しても、非常に火通りが良く、良好なボリューム感とソフトな食感を有するアメリカンビスケットを短時間で得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地は、蛋白含有率が8〜11質量%であって、かつエキステンソグラムのF/E値が35〜65(より好ましくは40〜60)である小麦粉と、シュガーエステルと、膨張剤2gを25℃の水100mlに加えて撹拌したときに発生する累積ガスの発生量が、撹拌開始から2分で20〜80ml、5分で40〜100mlである炭酸水素ナトリウムと、酸性剤と、油脂との混合物からなる膨張剤を炭酸水素ナトリウムの量として0.7質量%以上(より好ましくは0.9質量%以上)含むものである。
【0018】
本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地は、上記のような物性の小麦粉を含有することにより、焼成後の製品の食感を非常にソフトなものにすることができると共に生地の火通りを良好にすることができる。
【0019】
また、膨張剤を炭酸水素ナトリウムの量として0.7質量%以上、より好ましくは0.9質量%以上含有することにより、焼成した際にボリューム感のある製品を得ることができる。
【0020】
本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地に用いられる穀粉としては、上記特定の物性を有する小麦粉のみを使用することが好ましいが、製造しようとするベーカリー製品の種類に応じて、通常の小麦粉、ライ麦粉、大麦粉、コーンフラワー、大豆粉等を併用することができる。ただし、その配合量は、穀粉原料中20質量%以下であることが好ましい。
【0021】
なお、小麦粉の蛋白含有率は、ケルダール法により全窒素量を定量し、この値に窒素−蛋白質換算係数(5.70)を乗じて蛋白質量を求め、この蛋白質量に基いて計算することができる。
【0022】
また、エキステンソグラムのF/E値は、次の方法により測定することができる。すなわち、小麦粉300gに対し、捏ね終わりのコンシステンシーを500BUとするのに必要な量の水に食塩6gを溶かして加え、ファリノグラフ(ブラベンダー社製)のミキサーで1分間捏ねて5分間ねかせ、更に1分間捏ねて生地を調製する。この生地150gを採り、丸めた後に棒状に成形して、エキソテンソグラフ(ブラベンダー社製)の生地皿に固定し、30℃の恒温箱に45分間入れた後、棒状の生地の中央にフックをかけて1回目の引張試験を行なう。その後、再成形して45分後に同様の引張試験を行なう。更に、45分後に同様の引張試験を行なう。そして、3回目の引張試験の結果から、F/E値を求める。なお、Fは伸長抵抗(単位はBU)であり、Eは伸長度(単位はcm)である。
【0023】
本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地に用いられる膨張剤は、炭酸水素ナトリウムと酸性剤と油脂との混合物からなり、かつ、膨張剤2gを25℃の水100mlに加えて撹拌したときに発生する累積ガスの発生量が、撹拌開始から2分で20〜80ml、5分で40〜100mlである膨張剤である。このような膨張剤を用いることにより、生地の成形時や冷凍保存時における生地中での膨張剤のガス発生を防止できるので、生地の冷凍耐性を向上することができ、生地を長期間冷凍保存しても、焼成した際にソフトでボリューム感のある製品を得ることができる。
【0025】
上記酸性剤としては、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、酒石酸水素カリウム、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、リン酸二水素カルシウム(第一リン酸カルシウム)、リン酸二水素ナトリウム(リン酸一ナトリウム)、酸性ピロリン酸ナトリウム、ミョウバン類、硫酸カルシウム、グルコノデルタラクトン、グルコン酸塩等が挙げられる。また、上記油脂としては、常温で固形の食用油脂が好ましく用いられ、例えばヘット、ラード、バター等の固形油脂、上記固形油脂に水素添加した固形油脂、菜種油、大豆油、パーム油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、サフラワー油、ヒマワリ油、落花生油、グレープシード油等の植物油脂や魚鯨油等の液状油脂を水素添加して得られる固形油脂等が挙げられる。
【0026】
このような膨脹剤は、溶解した固形油脂に酸性剤を混ぜ込んで噴霧冷却して粉末化し、これを炭酸水素ナトリウムと撹拌混合する方法によって調製できる。
【0027】
膨脹剤における炭酸水素ナトリウム、酸性剤及び油脂の配合割合は、目的とする発泡特性が得られるように調整された配合であれば特に限定されないが、通常、炭酸水素ナトリウム25〜45質量%、酸性剤40〜60質量%、油脂1〜20質量%が好ましい。また、膨張剤には、賦形剤(小麦粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉等の澱粉類)、グリセリン脂肪酸エステル、シュガーエステル、カゼインナトリウム等を適宜配合することができる。
【0028】
なお、膨脹剤のガス発生量測定方法については、食品衛生法第7条第1項及び第10条の規定に基づき定められた食品、添加物等の規格基準で規定された発生ガス測定法に準じて行なうことができる。すなわち、予め25℃の水100mlと撹拌子を入れたガス発生用フラスコを25℃の水浴中に入れ、このフラスコに試料(膨脹剤)2.0gをオブラートに包んで投入し、投入後速やかに三方コック(開放にした状態)でフラスコと外とう管付きガスビュレットとをつなぎ、ガスビュレットの液面が0の目盛りに合うように水準瓶の位置を調整する。そして、三方コックをフラスコ側に開けて、撹拌子を回して反応を開始させ、反応開始から2分後、5分後に水準瓶とガス発生ビュレットの液面の高さを合わせて、その目盛りV(ml)を読み、その時の発生ガスの温度t(℃)を温度計で読む。また、別途、空試験値v(ml)を求めて、下記式により標準状態における発生ガス量V0(ml)を求める。
【0029】
V0=(V−v)×{(P−p)/101}×{273/(273+t)}
P:測定時における大気圧(kPa)
p:t(℃)における水の水蒸気圧(kPa)
本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地は、更にシュガーエステルを含有する。その含有量は0.02〜0.2質量%が好ましい。生地にシュガーエステルを含有させることにより、焼成後の製品の食感をよりソフトでしっとりとしたものにすることができる。
【0030】
本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地は、上記基本的成分の他に、澱粉類(生澱粉、α化澱粉、酸処理澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、リン酸架橋澱粉等)、タンパク(大豆タンパク、小麦タンパク、エンドウ豆タンパク等)、乳化剤(レシチン、グリセリン脂肪酸等)、油脂(ショートニング、ラード、バター、粉末油脂、マーガリン等)、糖類、糖アルコール類、食物繊維、増粘剤、香辛料、塩、調味料、卵、牛乳、乳製品、香料、着色料、イースト、イーストフード等を適宜配合して用いることができる。
【0031】
本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地は、アメリカンビスケットの冷凍生地の他に、各種ベーカリー製品用の冷凍生地として用いることができ、例えば、アメリカンビスケットの他に、スコーン、パイ、クラッカー、マフィン等の冷凍生地に用いることができる。中でも高ボリュームのベーカリー製品の冷凍生地として好適に用いられる。
【0032】
本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地の調製方法は、アメリカンビスケット生地における通常の調製方法を採用することができるが、最終的に成形した生地の厚さが25mm以下、幅が30mm以下(好ましくは厚さが22.5mm以下、幅が27.5mm以下)となるように成形することが必要である。生地の厚さ及び幅を上記特定の大きさにすることにより、加熱した際の生地の火通りを良好にすることができる。なお、本発明において、生地の幅とは成形生地の平面図における短径を意味する。
【0033】
また、成形生地の厚さ及び幅が上記特定の範囲内であれば、全体形状は特に限定されず、例えばリング型、十字型、馬蹄型、S字型、長方形、正方形、円形、鍵型等のいずれの形に成形してもよい。
【0034】
そして、上記のようにして特定の大きさに成形して得られた生地を、−30℃以下で急速冷凍することにより、本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地を得ることができる。
【0035】
以下、本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地を、アメリカンビスケット用生地及び各種ベーカリー用生地に適用した場合の生地の配合例を挙げるが、必要に応じて他の原料を配合することができる。なお、以下の配合例において、「小麦粉」は、蛋白含有率が8〜11質量%であって、かつエキステンソグラムのF/E値が35〜65である小麦粉を意味する。
【0036】
▲1▼スコーン
スコーンは、サク味とクリスピー感を有するベーカリー製品であり、例えば、小麦粉100質量部、油脂30〜40質量部、牛乳(全部又は一部を水と代替可能)30〜40質量部、全卵10〜20質量部、砂糖10〜20質量部、食塩1〜2質量部に、本発明で規定する量の炭酸水素ナトリウムを含有するように膨張剤を加えて常法により生地を調製し、この生地を本発明で規定する形状に成形して、急速冷凍すればよい。
【0037】
▲2▼アメリカンビスケット
本発明でいうアメリカンビスケットとは、スコーンのようなサク味やクリスピー感を有するものとは異なり、製品の高さが高く(通常40〜60mm)、ソフトでしっとりとした食感を有する口溶けの良いベーカリー製品を意味し、例えば、小麦粉100質量部、油脂20〜40質量部、牛乳(全部又は一部を水と代替可能)40〜60質量部、食塩0.5〜2質量部に、本発明で規定する量の炭酸水素ナトリウムを含有するように膨張剤を加えて常法により生地を調製し、この生地を本発明で規定する形状に成形して、急速冷凍すればよい。
【0038】
▲3▼パイ
パイは、油脂を折り込んだ生地又は油脂を練り込んだ生地が積層された良好なサク味を有するベーカリー製品であり、例えば、小麦粉100質量部、油脂30〜120質量部、脱脂粉乳0〜5質量部、全卵0〜20質量部、食塩0.5〜2質量部、水(全部又は一部を牛乳と代替可能)20〜40質量部に、本発明で規定する量の炭酸水素ナトリウムを含有するように膨張剤を加えて常法により生地を調製し、この生地を本発明で規定する形状に成形して、急速冷凍すればよい。
【0039】
上記のようにして得られたアメリカンビスケット用成形冷凍生地及びその他各種ベーカリー成形用冷凍生地を焼成する場合(特に冷凍状態の生地をそのまま焼成する場合)は、熱風循環が風速3.0m/秒以上あるオーブン(例えばコンベクションオーブン)で焼成することが好ましい。
【0040】
上記のような熱風循環のよいオーブンを用いて、本発明のアメリカンビスケット用成形冷凍生地焼成することにより、生地が冷凍状態のままであっても、火通りが良く、良好なボリューム感とソフトな食感を有するアメリカンビスケットを短時間で得ることができる。
【0041】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、以下の例において、特に断りのない限り、膨張剤は油脂を含有しないものを使用した。
【0042】
実施例1、比較例1〜3(ミニタイプスコーン)
表1に示す配合割合の各原料を混合して生地を得た。なお、小麦粉として、それぞれ表2に示すものを用いた。
【0043】
具体的には、マーガリン、砂糖、食塩を竪型10リッターミキサーで中速1分30秒ミキシングした。次に、牛乳、全卵を加え、中速2分ミキシングした。最後に、予め膨張剤を混合した小麦粉を加え、低速45秒で軽くまとめて生地を得た(生地中に炭酸水素ナトリウムを1質量%含有)。
【0044】
この生地をリバースシターで2ツ折り2回、3ツ折り2回を繰り返し、厚さ15mmの生地を得た。この生地を直径25mmの円形に打ち抜き、−30℃の急速冷凍庫に50分間入れて冷凍スコーン生地を得た。
【0045】
そして、この冷凍スコーン生地を−22℃の冷凍庫に7日間保存後、解凍せずにそのままオーブン(風速8〜10m/秒、180℃)で8分間焼成してミニタイプのスコーンを得た。なお、オーブンの風速は、デジタル風速計(Kestrel社製)を使用して5回計測後、平均値とした(以下同じ)。
【0046】
得られた各スコーンのボリュームを製品の高さ(任意の3点の平均値)で評価した。また、食感について、20名のパネラーにより5段階評価により行ない、その平均を求めた(評価基準は、5点:非常に良い、4点:良い、3点:やや良い、2点:悪い、1点:非常に悪い)。それらの結果を表2に示した。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
表2から、本発明で規定する範囲の蛋白含有率とF/E値を有する小麦粉を用いた実施例1のスコーンは、良好なボリュームと良好な食感を有していることが分かる。一方、本発明で規定する範囲外の蛋白含有率である小麦粉を用いた比較例1及び2のスコーンは、ボリュームは充分あるが、食感が悪いことが分かる。更に、本発明で規定する範囲外の蛋白含有率とF/E値である小麦粉を用いた比較例3のスコーンは、ボリューム及び食感のいずれも悪いことが分かる。
【0050】
なお、具体的には、実施例1のスコーンは、口溶けが良く、歯切れも良いとの評価であった。一方、比較例1のスコーンは、口溶けが悪く、硬くてガミー、比較例2のスコーンは、口溶けが悪く、非常に硬い、比較例3のスコーンは、口溶けが悪く、非常にボソボソしている、との評価であった。
【0051】
実施例2〜4、比較例4、5(スコーン)
表3に示す配合割合の各原料を混合して生地を得た。なお、膨張剤として、それぞれ表4に示すものを用いた(膨張剤A:炭酸水素ナトリウム40質量%含有、膨張剤B:膨張剤Aに食用油脂を10質量%加えたもの)。
【0052】
具体的には、マーガリン、砂糖、食塩を竪型10リッターミキサーで中速1分30秒ミキシングした。次に、全卵、牛乳、水を加え、中速2分ミキシングした。最後に、予め脱脂粉乳と膨張剤を混合した小麦粉を加え、低速45秒で軽くまとめて生地を得た。
【0053】
この生地をリバースシターで2ツ折り2回、3ツ折り2回を繰り返し、厚さ20mmの生地を得た。この生地を60mm×28mmの長方形にカットして、−30℃の急速冷凍庫に50分間入れて冷凍スコーン生地を得た。
【0054】
そして、この冷凍スコーン生地を−22℃の冷凍庫に7日間保存後、冷蔵庫で18時間解凍した後、オーブン(風速5〜7m/秒、180℃)で13分間焼成してスコーンを得た。
【0055】
得られた各スコーンのボリュームを製品の高さ(任意の3点の平均値)で評価した。また、食感について、20名のパネラーにより5段階評価により行ない、その平均を求めた(評価基準は、5点:口溶け良く、歯切れ良い、4点:やや口溶け良く、歯切れ良い、3点:ややボソボソ、2点:口溶け悪くボソボソ、1点:非常に口溶け悪くボソボソで、クチャつく)。それらの結果を表4に示した。
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】
表4から、本発明で規定する範囲の量の炭酸水素ナトリウムを含有する生地を用いた実施例2〜4のスコーンは、良好なボリュームと食感を有しており、中でも食用油脂を含有する膨張剤Bを用いた実施例4のスコーンは、ボリューム及び食感が特に良好であることが分かる。
【0059】
一方、本発明で規定する範囲の量よりも少ない量の炭酸水素ナトリウムを含有する生地を用いた比較例4及び5のスコーンは、ボリュームがなく、食感も悪いことが分かる。
【0060】
実施例5〜7、比較例6〜9(アメリカンビスケット)
表5に示す配合割合の各原料を混合して生地を得た。具体的には、ショートニング、砂糖、食塩を竪型10リッターミキサーで中速1分30秒ミキシングした。次に、予め膨張剤を混合した小麦粉を加え、低速1分30秒ミキシングした。最後に、予め冷しておいた牛乳を加え、低速1分30秒ミキシングした後、中速2分ミキシングし、捏ね上げ温度15℃の生地を得た(生地中に炭酸水素ナトリウムを0.99質量%含有)。
【0061】
この生地をリバースシターで薄く延ばし、2ツ折り2回、3ツ折り2回を繰り返し、厚さ20mmの生地を得た。また、上記と同様にして、厚さ27.5mmの生地、30mmの生地をそれぞれ得た。
【0062】
そして、これらの生地を以下のような形状に成形した。
・厚さ20mmの生地
実施例5(図1に示すようなリング型、図中、A=70mm、B=20mm、C=25mm)
実施例6(図2に示すような馬蹄型、図中、D=30mm、E=27.5mm、F=80mm、G=15mm、H=42.5mm)
実施例7(図3に示すような十字型、図中、I=20mm、J=30mm)
比較例6(直径70mmの円形)
比較例7(図4に示すようなトンネル型、図中、K=85mm、L=42.5mm、M=80mm)
・厚さ27.5mmの生地
比較例8(図3に示すような十字型、図中、I=20mm、J=30mm)
・厚さ30mmの生地
比較例9(図3に示すような十字型、図中、I=35mm、J=45mm)
【0063】
そして、成形した各生地を、−30℃の急速冷凍庫に50分間入れて冷凍アメリカンビスケット生地を得た。
【0064】
この冷凍アメリカンビスケット生地を−22℃の冷凍庫に7日間保存後、解凍せずにそのままオーブン(風速8〜10m/秒、180℃)で14分間焼成してアメリカンビスケットを得た。
【0065】
得られた各アメリカンビスケットのボリュームを製品の高さ(任意の3点の平均値)で評価した。また、食感について、20名のパネラーにより5段階評価により行ない、その平均を求めた(評価基準は、5点:非常にソフトでしっとりしている、4点:ソフトでしっとりしている、3点:ややソフトでしっとりしている、2点:ややクチャついて飲み込みにくい、1点:クチャついてダマになり、飲み込みにくい)。それらの結果を表6に示した。
【0066】
【表5】
【0067】
【表6】
【0068】
表6から、本発明で規定する範囲の大きさに成形した生地を用いた実施例5〜7のアメリカンビスケットは、良好なボリュームと食感を有していることが分かる。一方、本発明で規定する範囲外の大きさに成形した生地を用いた比較例6〜9のアメリカンビスケットは、ボリュームが不充分で、食感も悪いことが分かる。
【0069】
実施例8〜12(アメリカンビスケット)
表7に示す配合割合の各原料を混合して生地を得た。具体的には、ショートニング、マーガリン、砂糖、食塩を竪型10リッターミキサーで中速1分30秒ミキシングした。次に、予め膨張剤を混合した小麦粉を加え、低速1分30秒ミキシングした。最後に、予め冷しておいた牛乳と水を加え、低速1分30秒ミキシングした後、中速2分ミキシングし、捏ね上げ温度15℃の生地を得た(生地中に炭酸水素ナトリウムを0.95質量%含有)。
【0070】
この生地をリバースシターで薄く延ばし、2ツ折り2回、3ツ折り2回を繰り返し、厚さ20mmの生地を得た。この生地を図5に示す鍵型(図中、N=80mm、O=32mm、P=12mm、Q=60mm)に成形して、−30℃の急速冷凍庫に50分間入れて冷凍アメリカンビスケット生地を得た。
【0071】
そして、この冷凍アメリカンビスケット生地を−22℃の冷凍庫に20日間保存後、解凍せずにそのままオーブンで15分間焼成してアメリカンビスケットを得た。なお、焼成条件は、表8に示す条件で行なった。
【0072】
得られた各アメリカンビスケットのボリュームを製品の高さ(任意の3点の平均値)で評価した。また、食感について、20名のパネラーにより5段階評価により行ない、その平均を求めた(評価基準は、上記の実施例5〜7、比較例6〜9と同じ)。それらの結果を表8に示した。
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
【0075】
表8から、いずれの実施例のアメリカンビスケットも、良好なボリュームと食感を有していることが分かる。中でも、オーブンの熱風循環の風速を3m/秒以上にして焼成した実施例10〜12のアメリカンビスケットは、特に良好なボリュームと食感を有していることが分かる。
【0076】
実施例13〜17(パイ)
表9に示す配合割合の各原料を混合して生地を得た。具体的には、予め膨張剤と脱脂粉乳をよく混合した小麦粉に、予め冷凍したパイ用マーガリンと食塩を加え、竪型10リッターミキサーで中速3分ミキシングし、そぼろ状にした(ビーター使用)。次に、全卵と水を加え、低速2分30秒ミキシングした後、5℃で1時間寝かせて生地を得た(生地中に炭酸水素ナトリウムを0.77質量%含有)。
【0077】
この生地をリバースシターを利用して、厚さ20mmの生地を得た。この生地を長さ110mm、幅28mmの長方形に成形して、−30℃の急速冷凍庫に50分間入れて冷凍パイ生地を得た。
【0078】
そして、この冷凍パイ生地を−22℃の冷凍庫に14日間保存後、5℃の冷蔵庫で8時間解凍した後、オーブンで15分間焼成してパイを得た。なお、焼成条件は、表10に示す条件で行なった。
【0079】
得られた各パイのボリュームを製品の高さ(任意の3点の平均値)で評価した。また、食感について、20名のパネラーにより5段階評価により行ない、その平均を求めた(評価基準は、5点:非常にサクサクしている、4点:サクサクしている、3点:ややサクサクしている、2点:ややクチャついて飲み込みにくい、1点:クチャついてダマになり、飲み込みにくい)。それらの結果を表10に示した。
【0080】
【表9】
【0081】
【表10】
【0082】
表10から、いずれの実施例のパイも、良好なボリュームと食感を有していることが分かる。中でも、オーブンの熱風循環の風速を3m/秒以上にして焼成した実施例15〜17のアメリカンビスケットは、特に良好なボリュームと食感を有していることが分かる。
【0083】
実施例18(アメリカンビスケット)
表11に示す配合割合の各原料を混合して生地を得た。膨張剤としては、炭酸水素ナトリウム、酸性剤及び油脂を含有し、該膨張剤2gを25℃の水100mlに加えて撹拌したときに発生する累積ガスの発生量が、撹拌開始から2分で50ml、5分で70mlであるものを用いた。なお、ガス発生量は、食品衛生法第7条第1項及び第10条の規定に基づき定められた食品、添加物等の規格基準で規定された発生ガス測定法に準じて測定した(以下、同じ)。
【0084】
具体的には、ショートニング、砂糖、食塩、シュガーエステルを竪型10リッターミキサーで中速1分30秒ミキシングした。次に、予め膨張剤を混合した小麦粉を加え、低速1分30秒ミキシングした。最後に、予め冷しておいた牛乳を加え、低速1分30秒ミキシングした後、中速2分ミキシングし、捏ね上げ温度15℃の生地を得た(生地中に炭酸水素ナトリウムを1.04質量%、シュガーエステルを0.078質量%含有)。
【0085】
この生地をリバースシターで薄く延ばし、2ツ折り2回、3ツ折り2回を繰り返し、厚さ20mmの生地を得た。この生地を図1に示すリング型(図中、A=70mm、B=20mm、C=25mm)に成形して、−30℃の急速冷凍庫に50分間入れて冷凍アメリカンビスケット生地を得た。
【0086】
そして、この冷凍アメリカンビスケット生地を−22℃の冷凍庫に所定の期間保存した後、解凍せずにそのままオーブン(風速8〜10m/秒、180℃)で14分間焼成してアメリカンビスケットを得た。
【0087】
【表11】
【0088】
実施例19
上記の表11に示す原料のうちシュガーエステルを除いた原料を用いて、実施例18と同様にして冷凍アメリカンビスケット生地を作った(生地中に炭酸水素ナトリウムを1.04質量%含有)。そして、同様に所定の期間冷凍保存した後、焼成してアメリカンビスケットを得た。なお、膨張剤は実施例18と同じものを用いた。
【0089】
実施例20
上記の表11に示す原料のうち、シュガーエステルを除いた原料を用い、かつ膨張剤として油脂を含有しないものを用いて、実施例18と同様にして冷凍アメリカンビスケット生地を作った(生地中に炭酸水素ナトリウムを1.04質量%含有)。そして、同様に所定の期間冷凍保存した後、焼成してアメリカンビスケットを得た。なお、上記膨張剤2gを25℃の水100mlに加えて撹拌したときに発生する累積ガスの発生量は、撹拌開始から2分で65ml、5分で85mlである。
【0090】
そして、実施例18〜20で得られた各アメリカンビスケットのボリュームを製品の高さ(任意の3点の平均値)で評価した。また、食感について、20名のパネラーにより5段階評価により行ない、その平均を求めた(評価基準は、上記の実施例5〜7、比較例6〜9と同じ)。それらの結果を表12に示した。
【0091】
【表12】
【0092】
表12から、実施例18〜20のいずれのアメリカンビスケットも良好なボリュームと食感を有していることが分かる。中でも、炭酸水素ナトリウム、酸性剤及び油脂の混合物からなる特定のガス発生量を有する膨張剤とシュガーエステルとを併用した実施例18のアメリカンビスケットは、焼成後のボリュームと食感が特に優れており、生地の冷凍耐性も向上していることが分かる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特定の物性を有する小麦粉を用いることにより、焼成後の製品の食感を非常にソフトなものにできると共に生地の火通りを良好にすることができ、シュガーエステルと、特定の累積ガスの発生量を有する膨張剤を、特定量の炭酸水素ナトリウムを含むように膨脹剤を添加することにより、ボリューム感のある製品とすることができ、また、膨張剤として、炭酸水素ナトリウムと、酸性剤と、油脂との混合物からなるものを用いているので、生地の成形時や冷凍保存時における生地中での膨張剤のガス発生を防止でき、生地の冷凍耐性を向上することができ、生地を長期間冷凍保存しても焼成した際にソフトでボリューム感のある製品を得ることができ、生地を特定の形状に成形することにより、冷凍生地を解凍せずにそのまま焼成しても、生地の火通りが良好なアメリカンビスケット用成形冷凍生地を提供できる。
【0094】
そして、このアメリカンビスケット用成形冷凍生地を、熱風循環のよいオーブンで焼成することにより、良好なボリューム感とソフトな食感を有するアメリカンビスケットを短時間で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リング型に成形したアメリカンビスケット用成形冷凍生地の例を示す平面図である。
【図2】 馬蹄型に成形したアメリカンビスケット用成形冷凍生地の例を示す平面図である。
【図3】 十字型に成形したアメリカンビスケット用成形冷凍生地の例を示す平面図である。
【図4】 トンネル型に成形したアメリカンビスケット用成形冷凍生地の例を示す平面図である。
【図5】 鍵型に成形したアメリカンビスケット用成形冷凍生地の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1〜5:アメリカンビスケット用成形冷凍生地
Claims (2)
- 蛋白含有率が8〜11質量%であって、かつエキステンソグラムのF/E値が35〜65である小麦粉と、
シュガーエステルと、
溶解した固形油脂に酸性剤を混ぜ込んで噴霧冷却して粉末化し、これを炭酸水素ナトリウムと撹拌混合して得られた、炭酸水素ナトリウム25〜45質量%、酸性剤40〜60質量%、油脂1〜20質量%含有する膨張剤であって、該膨張剤2gを25℃の水100mlに加えて撹拌したときに発生する累積ガスの発生量が、撹拌開始から2分で20〜80ml、5分で40〜100mlである膨張剤を、炭酸水素ナトリウムの量として0.7質量%以上含み、
厚さが25mm以下、幅が30mm以下に成形されたことを特徴とするアメリカンビスケット用成形冷凍生地。 - 請求項1に記載されたアメリカンビスケット用成形冷凍生地を、熱風循環が風速3.0m/秒以上あるオーブンを用いて焼成することを特徴とするアメリカンビスケットの製造方法。
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