JP3867046B2 - 分析システム - Google Patents
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Description
本発明は、分析装置を用いて分析を行う際に、必要な分析条件情報を蓄積したデータベースシステムに関する。
背景技術
分析者が分析装置を用いて新規な分析を行うために、その分析装置における分析条件を開発しようとするときには、まず文献等でこれまでの測定例や分析に関わる各種情報を調査し、自分が行おうとしている分析目的と一致するか、または類似する分析例をさがして、最初の分析条件を決定する。そして、少しずつ分析条件を変更しながら測定を行い、最適の分析条件を求めていく。分析条件の開発時間は、最初の分析条件の精度に大きく左右されるものであるが、適切な測定例を探す作業は容易なことではない。
液体クロマトグラフを例にとれば、その分析条件とは、カラム条件(カラムの種類・長さ・内径・充填剤・固定相・オーブン温度),ポンプ条件(ポンプの種類・溶離液名・流量・グラジェント条件),検出器条件(検出器の種類・測定波長)等である。そして、これらの分析条件を決めるための最も一般的な調査方法は、文献、例えば液体クロマトグラフ研究会から刊行されている「高速液体クロマトグラフィーデータ集」を参照し、測定例を探すことである。目的の測定例が見つかったならば、上記の各種分析条件を知ることができる。分析者は、これらの条件を自分の持つカラムやポンプ,検出器に合わせて修正し、最初の分析条件を作成する。
しかし、膨大な文献データから目的の測定例を探し出すのは容易な作業ではない。データ集の追補・改定は数年毎であるため、最新の分析情報は得られないという欠点がある。
また、目的の測定例を探し出したとしても、分析条件やデータの信頼性について、利用する側で判断することができるような明確な基準がなく、これを確認する作業を余儀なくされる。目的の測定例を見つけることが出来なかった場合は、分析対象の化合物の構造式を調べて、類似すると思われる測定例から、最初の分析条件を作成することになるが、不適切な条件を選択してしまうと、分析条件の開発に多大の時間を要することになる。
近年、また紙で蓄積されてきた分析情報を電子データ化し、急速に発達してきたネットワークシステムを利用して、分析条件の設定を容易にするための様々な施策も検討されている。
例えば、分析装置にはパーソナルコンピュータ(パソコン)を利用したデータ処理装置が付属する場合が多いが、このデータ処理装置と複数の分析装置をローカルエリアネットワーク(LAN)等で接続し、複数の分析装置における分析結果や分析条件をデータ処理装置で一元的に蓄積し管理する例がある。例えば特開平10−19864号公報に示される装置がそれである。
また、ある分析装置で得られた分析結果をサーバに格納し、インターネットを利用して、遠隔地の他の分析装置からも分析情報を閲覧できるようにすることや、電子メールとして特定の相手に分析情報を送付することも考えられている。このような例として、例えば特開2000−28617号公報のようなシステムがある。
発明の開示
上記の特開平10−19864号公報に示すようなシステムでは、分析条件のデータは、基本的に分析者が自ら設定したものしか蓄積されていない。LANを介して複数のデータ処理装置が接続されているものの、接続されたデータ処理装置内でしか分析情報の交換を行う事ができず、特定の地域や企業内での使用に限られる限定的なデータベースしか構築することができない。
また特開2000−28617号公報のシステムでは、インターネットや電子メールを使用するため、地域に囚われずに多数の相手に情報を公開することができるものの、特定の分析装置からの情報の発信に留まり、データベースとして蓄積される情報は、発信元の分析装置固有のものになってしまう。
実際に分析者が新たな分析を行う際に必要とするデータは、身近にある分析装置がこれまで行った分析から得られる事は少ない。したがって、様々な分析を対象とした幅広い種類の情報が蓄積されたデータベースが必要とされている。
上記に示すようなこれまでのシステムでは、データの蓄積という点においては、特定のユーザの限られたものしか蓄積することが出来ず、データベースとしては偏ったものになってしまう。
また更に、上記に示すようなLANやインターネットを利用するシステムであっても、有用なデータベースを構築するためには、人間が介在して必要な情報を入力し、登録するという作業を行わねばならず、大量の情報を集積するには効率的とはいえない。データベースにおいては、正確で豊富な情報が何よりも重要であるが、人手に頼った情報の入力では、誤りを生じやすい。例えば液体クロマトグラフのデータベースにおいては、何よりも重要な情報は化合物名であるが、スペルを1個間違えただけで、せっかくのデータは無用のものになってしまう。その他の関連する情報を、キーとしていちいち登録していくのは大変な作業である上に、常に誤入力の可能性がある。
また、書籍として発行されたデータ集やインターネットなどを介して第三者の分析情報を得られたとしても、その分析情報の信頼性がどれくらいなものであるのかは、不明であることが多い。
本発明の目的は、多数の個人、または団体で行われた分析に関わる情報を容易にデータベースとして蓄積していくことができ、且つ、蓄積された情報を誰もが共有することができる分析装置用データベースシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の特徴は、試料の分析を行う分析装置、分析装置の分析条件に関するデータを蓄積したデータベースを備えたサーバ、前記分析装置とサーバを接続するインターネットを用いる分析システムであって、前記分析装置は、インターネットを介してサーバに検索条件を送信し、前記サーバは、受信した検索条件を元に、条件に合う分析条件データがサーバ内のデータベースに格納されているかを検索し、データベース内に存在した場合は、分析装置に対して分析条件データを送信し、前記分析装置は、当該分析条件データを自らの装置の分析条件として設定し試料の分析を行うことである。
これにより、短期間で大規模なデータベースが自動で構築されていき、また最新の情報が常に追加されていくため、分析者は容易に必要とする情報を検索することができる。
発明を実施するための最良の形態
(第1の実施例)
第1の実施例を、分析装置が液体クロマトグラフである場合の例で説明する。
第1図に、本実施例が適用されるシステムの概略構成図を示す。本実施例のシステムは、ユーザである分析者が使用する液体クロマトグラフのデータを扱うデータ処理装置がそれぞれインターネット6に接続される環境に適用される。
第1図中の液体クロマトグラフ1のデータ処理装置2,液体クロマトグラフ3のデータ処理装置4、及びスタンドアロンのデータ処理装置5は、ユーザ側の装置である。そして、これらユーザのデータ処理装置は、データベースが構築される管理者側サーバシステムとインターネット6を介して接続されるようになっている。
管理者側サーバシステムは、マネージャ7と、外部記憶装置8からなる。管理者側サーバシステムはマネージャ7を介してインターネット6に接続され、ユーザ側のデータ処理装置とデータの授受が行われる。
本実施例は、上記のようなシステム環境で実現されるものであり、主な機能としては、分析者が、新規の分析に必要な分析条件を検索して管理者側サーバシステムから自分のデータ処理装置にダウンロードする「検索」機能と、各分析者が各自の液体クロマトグラフで行った分析条件や結果を管理者側サーバシステムに送信して登録する「登録」機能とを有する。
ここで、第2図に、管理者側サーバシステムのシステム構成例を示す。
管理者側サーバシステムは、アクセスマネージャ9とデータベースマネージャ14、及びスペクトルマネージャ12が、それぞれローカルエリアネットワーク9を介して接続され、それぞれのマネージャには、外部記憶装置10,13,15が備えられる構成となっている。
アクセスマネージャ10は、主として、インターネット6を介した各ユーザとのデータの送受信処理、及びユーザからの登録要求処理及び検索要求処理を行う。データベースマネージャ14は、分析条件に関する情報をデータベース化して管理を行い、アクセスマネージャ10からの要求を受けて、分析条件情報の検索・登録処理を行う。スペクトルマネージャ14は、ユーザから登録要求のあった際に分析条件と共に送られてくるスペクトルデータをデータベース化して管理を行う。
第3図に、ユーザ側分析装置及び管理者サーバシステムの各端末におけるプログラムの配置図と、相互の関連を示す。
ユーザ側の液体クロマトグラフに接続されたデータ処理装置1,3には、その液体クロマトグラフ固有の「データ処理プログラム」と、本発明の実行に必要な「検索クライアントプログラム」,「登録クライアントプログラム」を配置する。第3図の例では、データ処理装置1では検索クライアントプログラムが起動している時の状態を、データ処理装置3では登録クライアントプログラムが起動している時の状態を示す。
アクセスマネージャ9には、ユーザのアクセス権を確認し、各ユーザとの通信を確立する「アクセス管理プログラム」と、各データ処理装置固有のファイル形式と標準化されたファイル形式とを相互に変換するための「データ変換プログラム」とを配置する。また、外部記憶装置8には、アクセス権認証用のユーザデータベースと、データ処理装置のシステム形式とそのファイル形式を格納したシステムデータベースも備えられている。
スペクトルマネージャ12には、「スペクトル管理プログラム」を配置する。外部記憶装置13には、スペクトルデータベースが備えられる。
データベースマネージャ14には、「データベース管理プログラム」を配置する。データベース管理プログラムは、汎用のリレーショナルデータベースでも良い。外部記憶装置15には、分析条件が格納される共有データベース、及び化合物データベースが備えられる。
上記のアクセス管理プログラム,スペクトル管理プログラム,データベース管理プログラムは、常に実行状態にある。
ユーザ側のデータ処理装置のデータ処理プログラムから起動された検索クライアントプログラムまたは登録クライアントプログラムは、アクセスマネージャ9内のアクセス管理プログラムに対し、ログイン,ログオフ,情報検索,化合物名検索,スペクトル検索,分析情報/データ登録等の要求を行う。要求を受けたアクセス管理プログラムは、要求内容によりアクセス権認証,化合物データベース操作,共有データベース操作,スペクトルデータベース操作等の処理を行う。データの登録要求の場合は、ローカルなデータ処理装置のファイル形式から標準化されたデータ形式に変換し、登録を行う。データベースマネージャ14またはスペクトルマネージャ12から結果を受信したアクセス管理プログラムは、要求元へその結果を送信する。このとき、ユーザ側のデータ処理装置からの要求がダウンロードであれば、要求元データ処理装置固有のデータ形式に変換してから、ダウンロードする。結果を受信した検索クライアントプログラムまたは登録クライアントプログラムは、それぞれのデータ処理装置において、結果の表示,データの格納等の処理を行う。
次に、ユーザ側のデータ処理装置から見た「検索処理」と「登録処理」の各処理の詳細について説明する。
<検索処理>
第4図により、本実施例の検索クライアント処理を説明する。
ユーザにより検索が指定されると、分析装置に付属のデータ処理装置内のデータ処理プログラムは、検索クライアントプログラムを起動し、自動的にログイン処理が始まる(ステップ100,サブルーチンA)。
ログイン処理のサブルーチンAのフローチャートを第5図に示す。まずデータ処理プログラムのIDファイルに格納されているIDコード、本実施例ではプログラムの製造番号をIDファイルから読み出す(ステップ110)。ログイン画面70を表示し、パスワードをオペレータに入力させる(ステップ111)。ここで、ログイン画面70の例を第7図aに示す。ユーザが「User ID」と「Password」に情報を入力し、「Connection」ボタンをクリックすることで、入力作業が完了する。
「Connection」ボタンを押下されると、IDコード,パスワード,ログイン要求コマンドを含むログインパケットを作成する(ステップ112)。再試行のためのカウンターとして、3をレジスタ「RetryC」に代入する(ステップ113)。ステップ112で作成したログインパケットを、インターネット6を介してアクセスマネージャ9宛に送信し(ステップ114)、アクセスマネージャ9からの返信を待つ(ステップ115)。返信パケットを受信したら、返信パケットの内容を解析する(ステップ116)。返信内容が接続完了通知であったならば(ステップ117)、ログイン完了のメッセージを出力する(ステップ118)。ステップ115で、タイムアウトが起こった場合は、RetryCより1を差し引く(ステップ120)。RetryCが0となった場合(ステップ121)、及びステップ117で返信内容が接続完了通知以外の場合は、エラーメッセージでエラー内容を表示する(ステップ122)。エラーの内容がパスワードエラーの場合は(ステップ123)、ステップ111に戻りパスワードの再入力をうながす。パスワードエラー以外のエラーの場合は、検索クライアントプログラムをエラー終了する。
第4図に戻り、ログインが完了すると、第7図bの検索ウインドウがデータ処理装置の画面上に表示される。ユーザは、キー入力エリア71で、分析装置,化合物名,カテゴリー等の検索パラメータと成るキー情報を入力し、「go」ボタン72をクリックすることで検索の実行を指定する(ステップ101)。検索実行が指定されると、入力されたパラメータから検索要求パケットを作成し、アクセスマネージャ9宛に送信する(ステップ102)。アクセスマネージャ9より検索結果を受信したら(ステップ103)、検索結果の一覧をリスト表示する(ステップ104)。具体的には、キー情報と一致した化合物名の一覧が、リスト欄74に表示される。測定日時,登録者,前処理,関連文献,関連特許等から検索したい場合は、Advancedボタン73をクリックすることで、リスト欄74の表示切替えを行える。キー情報欄75には、リスト欄74中で選択されたデータの関連情報が表示される。ユーザがリスト欄74のリストを見て入手したい情報があるが得られたと判断したならば(ステップ105)、「View」ボタン76をクリックして、データ受信処理(ステップ106,サブルーチンB)を実行する。
データ受信処理のサブルーチンのフローチャートを第6図に示す。まずユーザが、表示されているリストから、データを選択して「View」ボタン76をクリックすると(ステップ130)、第8図aに示すウインドウを表示する(ステップ131)。第8図aのウインドウは、選択されたデータの測定条件パラメータの一覧81と生データのグラフ83が表示される。ユーザが、表示の終了を指定した場合はサブルーチンを終了する(ステップ132)。ユーザが「ダウンロード」ボタン82をクリックして、ファイルのダウンロードを指定した場合は(ステップ133)、第8図bに示すファイルの格納先指定ダイアログボックス84を表示し、格納先を表示させる(ステップ134)。アクセスマネージャ9に対し、当該データの生データを要求し(ステップ135)、アクセスマネージャ9からは、要求元のメソッドファイルの形式に変換した後、当該データが送信される。生データを受信したなら(ステップ136)、指定された格納先に格納する(ステップ137)。格納先指定ダイアログボックス84中のパラメータ変換をチェックしておくと、接続されている装置に応じてパラメータが自動変換される。
第4図に戻り、ユーザが検索を続行する場合はステップ101に戻り、検索を繰り返す(ステップ107)。ユーザが第7図bの「logout」ボタン77をクリックして終了が指示された場合は、アクセスマネージャ9に対しログオフパケットを送信する。
<登録処理>
次に、第9図により、ユーザが共有データベースに対して行う登録処理について説明する。
ユーザにより登録処理が指定されると、分析装置に付属のデータ処理装置内のデータ処理プログラムは、登録クライアントプログラムを起動し、自動的にログイン処理が始まる(ステップ200,サブルーチンA)。ログイン処理は、検索処理時と同じ第5図に示すサブルーチンAを実施するため、ここでは説明を省略する。
ログイン成功後、第11図に示すウインドウを表示する(ステップ201)。第11図のウインドウのデータ一覧表示エリア300には、ユーザのデータ処理装置に格納された測定データの一覧がツリー構造で表示される。ユーザが登録しようとするデータファイルを一覧上から選択すると(ステップ202)、測定パラメータエリア301に、選択したデータファイルの測定パラメータが表示され、グラフエリア302には、データのグラフ、この例ではHPLCのクロマトグラフが表示される(ステップ203)。第11図では、データとして「Benzidine」を選択し、測定パラメータエリア301に「Benzidine」の測定パラメータを、グラフエリア302にBenzidineの測定結果として得られたクロマトグラフを表示している例を示す。尚、文献等のデータを登録する場合は、データを選択せずに、「Offline Registration」ボタン303をクリックすると、分析パラメータのマニュアル登録画面が開く。
ユーザがデータを確認し、「Register now」ボタン304をクリックすると(ステップ204)、登録処理となる(ステップ205,サブルーチンC)。
登録処理のサブルーチンCのフローチャートを第10図に示す。
まず、第12図aに示す“キー情報登録画面”のウインドウが表示される(ステップ210)。特典ポイント表示エリア310に、現在の特典ポイントが表示され、キー情報エリア311にアカウント情報とシステム情報、及び分析パラメータから抽出された分析機器名やサンプル名などのキー情報が表示される。
ユーザは、化合物名称入力欄312に、測定したデータの化合物の名称または名称の一部を入力して、「Search」ボタン313をクリックして検索を指定する(ステップ211)。入力内容が、既知の化合物の名称及び関連情報を集積した化合物データベースから検索され、検索結果の一覧がリスト欄314に表示される(ステップ212)。このとき、あいまい検索を行うため、少々のスペル誤りがあっても、候補が検索されてくる。ユーザは、リストに目的の化合物があるかどうかを判定し(ステップ213)、無ければステップ211に戻る。目的の化合物が出力されたなら、リスト上で化合物名をクリックして選択すると(ステップ214)、化合物データベースに登録されている、化合物のグループ,CAS No.,構造式,前処理情報,関連文献,関連特許等が、登録キーとして関連情報エリア315に表示される(ステップ215)。このとき、必要に応じて、登録者保護エリア316で、匿名設定,公開時期の指定等を行うことができる。
「Submit」ボタン317をクリックすると、アクセスマネージャ9にキー情報,分析パラメータ,生データを送信する(ステップ216)。サーバ側から、特典ポイントと共に登録完了通知を受信したなら(ステップ217)、第12図bの完了通知メッセージ320が表示され、通知された特典ポイントを表示する(ステップ218)。
第10図に戻り、オペレータが登録続行を指定した場合は(ステップ206)、ステップ202のデータ選択に戻る。そうでなければ、アクセスマネージャ9に対してログオフ要求を送信して(ステップ207)、処理を終了する。
<サーバ側の処理>
次に、管理者側サーバシステムの処理、特にアクセス管理プログラムの処理について説明する。
第13図に、アクセス管理プログラムの処理のフローチャートを示す。
アクセス管理プログラムは、常時実行状態にあり、通常は受信待ち状態である(ステップ500)。自分宛のパケットを受信すると(ステップ501)、検索クライアント処理、または登録クライアント処理からの正規の要求かどうかを判定し(ステップ502)、非正規なものであればエラーログにパケット内容を追加し(ステップ503)受信待ちに戻る。パケットが正規のものであれば、ログインパケットであるかどうかを判定し(ステップ504)、そうであればログイン処理を実行する(ステップ505,サブルーチンD)。
ログイン処理のサブルーチンDのフローチャートを第14図に示す。
まずユーザデータを検索し(ステップ520)、要求元のIDが登録されているかどうかを判定する(ステップ521)。IDが登録されていたなら、パスワードが正しいかどうかを判定する(ステップ522)。送信元が検索処理かどうかを判定し(ステップ523)、検索処理であれば検索を実行する権利があるかどうかを判定する(ステップ524)。全ての判定を通過した場合は、二重接続防止のため、要求元のIDが既に接続管理テーブルに登録されていないかどうかを判定し(ステップ525)、なければIDを新たに接続管理テーブルへ追加登録する(ステップ526)。その後、要求元へ接続完了を送信する(ステップ816)。いずれかの判定でNoとなった場合は、接続拒否理由と要求元IDをエラーログに追加し(ステップ528)、要求元へ拒否理由と共に、接続拒否を送信する(ステップ529)。
第13図に戻り、ステップ504でログイン要求以外のパケットであったなら、要求元のIDが接続管理テーブルに登録されているかどうかを判定し(ステップ506)、登録されていなければ、エラーログにパケット内容を追加し(ステップ507)受信待ちに戻る。パケットがログオフを要求するものであれば(ステップ508)、接続管理テーブルからIDを削除し、受信待ちに戻る(ステップ510)。それ以外であれば、要求対応処理を実行後(ステップ509,サブルーチンE)、受信待ちに戻る。
要求対応処理のサブルーチンEのフローチャートを第15図に示す。
まず登録要求であるかどうかを判定し(ステップ540)、登録要求であればデータベース登録処理を行う(ステップ541,サブルーチンF)。
アクセスマネージャ9におけるデータベース登録処理のサブルーチンFのフローチャートを第16図に示す。
まずアクセス管理プログラムは、受信した登録要求データを、データ変換プログラムに渡す。データ変換プログラムは、登録要求データ中に、スペクトルデータベースに登録できるスペクトルが含まれているかどうかを判定する(ステップ580)。含まれていれば、データからスペクトルデータを抽出し、スペクトルデータベース用にスペクトルを標準形式に変換する(ステップ581)。更に、化合物名等のキー情報からスペクトル情報を作成する。標準化されたスペクトルに、スペクトル情報を付加してスペクトル登録データを作成し、スペクトル管理プログラムに送信して登録要求を行う(ステップ582)。スペクトル登録データを受信したスペクトル管理プログラムは、スペクトルデータベースにこれを登録し、登録完了を送信する。アクセス管理プログラムは、スペクトル管理プログラムから、登録完了を受信したら(ステップ583)、データベースの管理者が登録内容をチェックできるように、スペクトル追加ログに依頼元のID,登録情報等を記録する(ステップ584)。
スペクトルデータが含まれていない場合、データ変換プログラムは、システム情報を元にシステムデータ形式情報を読み出し、この情報を元に分析条件を分析データとして標準化された形式に変換する(ステップ585)。データ変換後、データ変換プログラムは、データベース操作言語を使用して、データベース登録要求を作成し、キー情報,標準形式に変換された分析データと共に、データベース管理プログラムへデータを送信して、登録要求を行う(ステップ586)。データベース管理プログラムから登録完了を受信したら(ステップ587)、データベースの管理者が登録内容をチェックできるように、データベース追加ログに依頼元のID,キー情報等を記録する(ステップ588)。ユーザデータに記録されている依頼元の特典ポイントを加算し(ステップ589)、加算された特典ポイントと共に登録完了を依頼元へ送信する(ステップ590)。
第14図に戻り、登録要求でなければ、スペクトル検索要求かどうかを判定し(ステップ542)、スペクトル検索であれば、スペクトル管理プログラムへスペクトル検索要求を送信する(ステップ543)。スペクトル管理プログラムからスペクトル検索結果を受信したら(ステップ544)、依頼元へスペクトル検索結果を送信する(ステップ545)。
スペクトル検索要求でなければ、データベースへの検索要求かどうかを判定し(ステップ546)、検索要求であれば、データベース管理プログラムへ検索要求を送信する(ステップ547)。データベース管理プログラムから検索結果を受信したら(ステップ548)、依頼元へ検索結果を送信する(ステップ549)。
検索要求でなければ、データベース管理プログラムへデータ要求を送信する(ステップ550)。データベース管理プログラムからデータを受信したら(ステップ551)、依頼元のファイル形式にデータを変換後(ステップ552)、依頼元へデータを送信する(ステップ553)。
サブルーチンEが終了すると、第12図の処理に戻り、受信待ちを行う(ステップ500)。
以上が、液体クロマトグラフを例に取った第1の実施例である。本実施例では、インターネットに接続できる環境にあるユーザから、効率よく分析条件に関する情報を収集,蓄積できるデータベースを構築でき、また、幅広いユーザに対して、この蓄積したデータを提供することが可能となる。
また、本実施例のシステムでは、検索処理を行うユーザに対して、課金を行うことも出来る。また、登録処理を行うユーザに対しては、特典ポイントのデータを有しているため、このポイントを利用して、ポイントを有するユーザには、検索時の課金金額の割引サービス等を行うことも出来る。
(第2の実施例)
次に、第2の実施例を、分析装置が原子吸光光度計である場合の例で説明する。
第17図に、本実施例が適用されるシステムの概略構成図を示す。
第17図中の原子吸光光度計21のデータ処理装置22,原子吸光光度計23のデータ処理装置24、及びスタンドアロンのデータ処理装置25は、ユーザ側の装置である。そして、これらユーザのデータ処理装置は、データベースが構築される管理者側サーバシステムとインターネット6を介して接続されるようになっている。
管理者側サーバシステムは、マネージャ7と、外部記憶装置8、さらに、原子吸光光度計27及びそのデータ処理装置26からなる。管理者側サーバシステムはマネージャ7を介してインターネット6に接続されユーザ側のデータ処理装置とデータの授受が行われる。
このように、ユーザ側のシステムに関しては、基本的には、第1の実施例と同様であり、本実施例においても、分析者が、新規の分析に必要な分析条件を検索して管理者側サーバシステムから自分のデータ処理装置にダウンロードする「検索」機能と、各分析者が各自の液体クロマトグラフで行った分析条件や結果を管理者側サーバシステムに送信して登録する「登録」機能とを有する。本実施例のシステム上の特徴は、管理者側サーバシステムに、ユーザ側と同様の分析装置(原子吸光光度計)を備えている点にある。
また、本実施例では、管理者側サーバシステムのデータベース中で管理する情報として、分析条件や分析結果だけではなく、分析装置製造メーカ,分析装置の型式、更には、前記分析条件を用いて測定された信頼性を保証するトレーサビリティ(Traceability)のとれた標準試料の測定例と、不確かさを含む分析値を有する。
そして、さらに、本実施例では、ユーザ側の原子吸光光度計から発せられる登録情報には、情報の内容に応じてランク付けがなされており、管理者側サーバシステムでは、この登録要求のあった情報を、必要に応じて、管理者側サーバシステム所有の原子吸光光度計27を用いて確認分析を行って情報を補完することでランクアップを行う。具体的には、登録情報は、A,B,C,ランク外の4段階にランク分けし、ランク外に格付けされた情報は、データベースへの登録を拒否するようにしている。このようなランク付けを行うことにより、本システムを利用するユーザに対して、分析条件やデータの信頼性について容易に判断する情報を提供することができる。
本実施例における「検索処理」と「登録処理」の各処理について説明する。
<検索処理>
検索処理については、基本的に第1の実施例と同様の処理を行う。つまり、第4図〜第6図に示すフローチャートの処理を行う。
第18図aに、ログイン画面70を示す。ユーザが「User ID」と「Password」に情報を入力し、「Connection」ボタンをクリックすることで、入力作業が完了する。
第18図bに、検索ウインドウの画面表示例を示す。本実施例においては、キー入力エリア71に“Classification of data”を選択する欄が追加される。即ち、データのランクも検索項目の一つとして入力できる。本実施例におけるランク付けは、登録してあるデータの種類に応じてA,B,Cの三つに分けられている。ランク付けの詳細については、後述の「登録処理」の説明中に詳述する。
キー入力エリア71にキー情報を入力し、「go」ボタン72をクリックすることで検索が実行される。検索結果は、リスト欄74に表示される。
第19図に、検索結果を示すウインドウの画面表示例を示す。このウインドウは、第18図bの「View」ボタン76をクリックすることによって、リスト欄74から選択した情報の詳細が表示される。本実施例では、測定条件パラメータの一覧エリア81の他に、分析結果のグラフエリア85と、標準物質データ一覧エリア86,分析値エリア87が表示される。
分析結果のグラフエリア85には、標準溶液の繰り返し測定結果のグラフ(STD soln.),実試料の測定結果のグラフ(Real Sample),トレーサビリティのとれた標準物質の測定結果のグラフ(Standard reference Material)、検量線が表示される。
標準物質データ一覧エリア86には、不確かさに関する数値が表示される。不確かさの成分としては、標準溶液(STD solution),校正液の調整(Calibration solution preparation),試料調整(Sample preparation),校正液と試料測定の結合(Measurement of calib.Soln.And sample),合成不確かさ(Combined standard uncertainty)、拡張不確かさ(Extension uncertainty:図では表示せず)の項目が表示される。ちなみに、不確かさの数値(単位%)としては、「標準溶液」は、分析に使用した標準溶液に予め付された数値であり、「校正液の調整」「試料調整」は、人による計量のバラツキを示す数値であり、「校正液と試料測定の結合」は、検量線と測定値のバラツキを示す数値である。また、「合成不確かさ」は、上記の成分の数値を利用して求められる。数式は以下のとおりである。
A=標準溶液,B=校正液の調整,C=試料調整,D=校正液と試料測定の結合、とすると、
「拡張不確かさ」は、合成不確かさの数値を利用して求められる。数式は以下のとおりである。
拡張不確かさ=合成不確かさ×2
また、分析値エリア87には、測定値(Analyticl value)と、不確かさを加味した測定値(Uncertainty)が表示される。ここで、「測定値」は、実試料測定結果の数値データ、「不確かさを加味した測定値」は、測定値に拡張不確かさを乗算した数値データである。
尚、分析結果のグラフエリア85,標準物質データ一覧エリア86,分析値エリア87のデータは、ランクAのものであれば、全て表示されるが、ランクB,Cのデータでは、データが無く、表示されない場合がある。
<登録処理>
次に、登録処理について説明する。
登録処理においても、第1の実施例と同様の処理を行う。したがって、第9図〜第10図に示すフローチャートの処理を実施する。
ユーザが登録処理を行うためにログインした後の表示画面の例を第20図に示す。本実施例では、データ一覧表示エリア300,測定パラメータエリア301以外に、分析結果のグラフエリア305,標準物質データ一覧エリア306,分析値エリア307,データのランク表示エリア308が表示される。
ウインドウのデータ一覧表示エリア300には、ユーザのデータ処理装置に格納された測定データの一覧がツリー構造で表示される。ユーザが登録しようとするデータファイルを一覧上から選択すると、測定パラメータエリア301に、選択したデータファイルの測定パラメータが表示される。更に、選択したデータファイルに格納されていれば、標準溶液の繰り返し測定結果のグラフ(STD soln.),実試料の測定結果のグラフ(Real Sample),トレーサビリティのとれた標準物質の測定結果のグラフ(Standard reference Material)、これらの測定に用いられた検量線が、分析結果のグラフエリア305に表示される。
また、標準物質データ一覧エリア306には、ユーザが入力・算出した不確かさに関するデータが表示される。このエリアに関しても、選択したデータファイルにデータが格納されていれば表示される。
また、分析値エリア307には、実試料の測定値の数値と、不確かさを加味した測定値の数値が表示される。
また、データのランク表示エリア308には、データファイルに格納されたデータの種類に応じたランクが表示される。測定パラメータエリア301,分析結果のグラフエリア305,標準物質データ一覧エリア306,分析値エリア307の全てのエリアに情報が入っていればランクAとされる。
測定パラメータエリア301と、分析結果のグラフエリア305に表示されるデータの内、標準溶液の繰り返し測定結果(STD soln.),実試料の測定結果(Real Sample),検量線の情報があり、他の情報(トレーサビリティのとれた標準物質の測定結果(Standard reference Material)、不確かさの情報)が不足していれば、ランクBとされる。
測定パラメータエリア301と、分析結果のグラフエリア305に表示されるデータの内、標準溶液の繰り返し測定結果(STD soln.),検量線の情報があり、他の情報が不足していれば、ランクCとされる。
第20図の例では、「Pb/river water」ファイルを選択している例を示す。このファイルデータは、全ての情報が存在するため、ランクAとされている。ユーザがこれらの登録情報の内容を確認し、「Register now」ボタン304をクリックすると、登録処理となる。
第21図aに、本実施例における“キー情報登録画面”のウインドウの表示例を示す。この画面は、第1の実施例とほぼ同じものである。「Submit」ボタン317をクリックすると、サーバにデータが送信される。サーバ側から、特典ポイントと共に登録完了通知が返信されてきたなら、第21図bの完了通知メッセージ320が表示される。
<サーバ側の処理>
本実施例のサーバ側の処理について説明する。
サーバ側の処理としても、第1の実施例と概ね共通するため、第13図〜第15図のフローチャートに示す処理を行う。ただし、サブルーチンFのデータベース登録処理(ステップ541)が異なる。
この処理のフローチャートを第22図に示す。
まず、アクセス管理プログラムは、受信したユーザからの登録要求データのランクの確認をする。本実施例におけるランク付けは、先述のように、登録してあるデータの種類に応じてA,B,Cの三つに分けられている。
次に、データの審査を行う。ランクAとして受信したデータは、ステップ1801において、以下の5項目について審査される。
(a)情報の不足はないか、(b)標準溶液の繰り返し測定値は規定値以内か(規定値の例:5%以下)、(c)検量関係は良いか(r2の例:0.995以上)、(d)トレーサビリティのとれた標準物質のデータは保証値から規定値以内に入っているか(規定値の例:20%以内)、(e)不確かさの値は妥当か。
尚、(d)の保証値については、サーバ側で標準物質のデータベースを有しており、ここに格納された保証値を用いる。また、(e)の不確かさについては、「合成不確かさ」と「拡張不確かさ」を改めてサーバ側で演算を行う。具体的には、ユーザから送られてきたデータ中の「標準溶液」「校正液の調整」「試料調整」「校正液と試料測定の結合」の各不確かさの値を用いて演算を行い、ユーザから送られてきたデータ中の「合成不確かさ」と「拡張不確かさ」の値が正しく算出されるのか、確認を行う。
ステップ1801における審査の結果、問題無しとされれば、データ変換プログラムは、システム情報を元にシステムデータ形式情報を読み出し、この情報を元に分析条件を分析データとして標準化された形式に変換する(ステップ1804)。データ変換後、データ変換プログラムは、データベース操作言語を使用して、データベース登録要求を作成し、キー情報,標準形式に変換された分析データと共に、データベース管理プログラムへデータを送信して、登録要求を行う(ステップ1805)。データベース管理プログラムから登録完了を受信したら(ステップ1806)、データベースの管理者が登録内容をチェックできるように、データベース追加ログに依頼元のID,キー情報等を記録する(ステップ1807)。ユーザデータに記録されている依頼元の特典ポイントを加算し(ステップ1808)、加算された特典ポイントと共に登録完了を依頼元へ送信する(ステップ1809)。
ステップ1801における審査の結果、問題があるとされた場合は、依頼元へ登録拒否の通知を送信する(ステップ1810)。
ランクB,Cとして受信したデータは、ステップ1802において審査される。ここで審査される項目は、(a)情報の不足はないか、(b)標準溶液の繰り返し測定値は規定値以内か(規定値の例:5%以下)、(c)検量関係は良いか(r2の例:0.995以上)の3項目が審査される。
審査の結果、問題があるとされた場合は、依頼元へ登録拒否の通知を送信する(ステップ1810)。
問題が無い場合は、サーバ側の管理者が、登録データのランクアップをすべきかどうかを判断する(ステップ1803)。ランクアップの必要が無い場合は、そのままステップ1804に進み登録処理を進める。ランクアップを行う場合は、原子吸光光度計27及びそのデータ処理装置26を用いて、分析が行われる。例えば、ランクBのデータの場合、トレーサビリティのとれた標準物質の測定結果と、不確かさの情報が不足しているため、送信されてきたデータの分析条件情報を用いて、トレーサビリティの取れた標準物質を測定し、不確かさの算出を行う。分析が上手くいき、データが取れれば、送信されてきたデータに情報を追加して、ランクAとしてステップ1804に進む。
ランクCのデータの場合、上記ランクBの場合に加えて、実試料の測定結果も不足しているため、送信されてきたデータの分析条件情報を用いて、実試料の分析を行う。実試料の分析,トレーサビリティの取れた標準物質を測定,不確かさの算出の全てが行えれば、情報を追加してランクAとしてステップ1804に進む。トレーサビリティの取れた標準物質を測定,不確かさの算出が出来て、実試料の分析が行えなかった場合は、ランクBとしてステップ1804に進む。
以上が、原子吸光光度計を例に取った第2の実施例である。本実施例では、上記第1の実施例に加えて、トレーサビリティのとれた標準物質の測定例と不確かさに関するデータが追加されているため、より信頼性の高いデータベースを構築することができる。
また、データベースに登録された情報は、ランク付けされていることから、登録された情報の信頼性を確認して情報をダウンロードすることができる。
また、管理者側サーバシステムにもユーザ側と同様の分析装置を備え、必要に応じて情報を補完し、登録情報のランクアップを行うことが出来るので、データベースの質の向上をサーバ側で行うことができ、より信頼性の高いデータベースを構築することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、分析情報が多数の個人または団体によって登録されるため、データベース運用者は人手をかけずに、大規模なデータベースを自動構築することができ、また常に最新の情報が追加されていく。この分析情報データベースを利用することにより、分析者は新規の分析条件開発時時間を、大幅に短縮することができる。また、標準化されたデータ形式で蓄積するため、バージョンやメーカの異なるデータ処理装置間で、共通に使用できるデータベースを構築できる。さらにまた、各データ処理装置のファイル形式に合わせてデータ変換後、ダウンロードするため異機種のデータや分析パラメータを、直接利用することができる。
データベースの運用者にとっては、利用者に課金することにより、利益をあげることができる。また、データベースを排他的に運用、例えば特定分析装置の購入者にアクセス権を限定することによって当該分析装置の販売を促進することができる。
また、更には、登録されるデータに信頼性を示す情報が付されており、且つサーバ側で情報を補完することも可能となるため、ユーザが安心して利用できるデータベースを構築することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のシステム構成を示す図である。
第2図は、管理者側サーバシステムの構成を示す図である。
第3図は、ユーザ側分析装置及び管理者サーバシステムの各端末におけるプログラムの配置図と、相互の関連を示す図である。
第4図は、第1の実施例の検索クライアント処理のフォローチャートである。
第5図は、第1の実施例の検索クライアント処理のフォローチャートである。
第6図は、第1の実施例の検索クライアント処理のフォローチャートである。
第7図は、aがログイン画面の表示例、bが検索ウインドウの表示例である。
第8図は、aが検索結果が表示されるウインドウの表示例、bがファイルの格納先指定ダイアログボックスの表示例である。
第9図は、第1の実施例の登録処理のフォローチャートである。
第10図は、第1の実施例の登録処理のフォローチャートである。
第11図は、ログイン後の登録データを選択するためのウインドウの表示例である。
第12図は、aがキー情報登録画面のウインドウの表示例、bが完了通知メッセージの表示例である。
第13図は、アクセス管理プログラムの処理のフローチャートである。
第14図は、アクセス管理プログラムの処理のフローチャートである。
第15図は、アクセス管理プログラムの処理のフローチャートである。
第16図は、アクセス管理プログラムの処理のフローチャートである。
第17図は、第2の実施例のシステム構成図である。
第18図は、aがログイン画面の表示例、bが検索ウインドウの表示例である。
第19図は、検索結果が表示されるウインドウの表示例である。
第20図は、ログイン後の登録データを選択するためのウインドウの表示例である。
第21図は、aがキー情報登録画面のウインドウの表示例、bが完了通知メッセージの表示例である。
第22図は、第2の実施例におけるアクセス管理プログラムのサブルーチンFのフローチャートである。
Claims (3)
- 試料の分析を行う分析装置、
分析装置の分析条件に関するデータを蓄積したデータベースを備えたサーバ、
前記分析装置とデータベースを接続するネットワーク、
サーバにネットワークを介さず直接接続されたサーバ用分析装置を用いて行う分析条件データベース蓄積方法であって、
前記サーバは、
前記分析装置から測定を行った試料に関する分析条件データ及び分析結果を受信して、受信した情報に不足があった場合に、前記サーバ用分析装置によって前記分析条件データを基に分析を行い、得られた分析結果を前記分析条件データと共にデータベースに蓄積することを特徴とする分析条件データベース蓄積方法。 - 請求項1において、
前記分析装置から送信される情報には、含まれる情報の種類に応じてランク付けが成されることを特徴とする分析条件データベース蓄積方法。 - 請求項2において、
前記サーバ用分析装置によって分析が行われた際には、ランク付けの変動を行うことを特徴とする分析条件データベース蓄積方法。
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