JP2004029884A - ランキング解析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意のサーチエンジンに関するランキング規定の解析を容易に実行可能なランキング解析装置を提供する。
【解決手段】TMサーバーの制御部が、ランキングの上位にリストアップされているホームページに関するランキング要素値の平均値(総平均要素値)を算出することで(S5〜S12)、ランキング規定の不明なサーチエンジンに関する、理想的なランキング要素値を帰納できるようになっている。従って、総平均要素値に合わせてホームページのランキング要素値を修正することで、どのようなサーチエンジンに関しても、そのランキングを向上させることが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】TMサーバーの制御部が、ランキングの上位にリストアップされているホームページに関するランキング要素値の平均値(総平均要素値)を算出することで(S5〜S12)、ランキング規定の不明なサーチエンジンに関する、理想的なランキング要素値を帰納できるようになっている。従って、総平均要素値に合わせてホームページのランキング要素値を修正することで、どのようなサーチエンジンに関しても、そのランキングを向上させることが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットのサーチエンジンにおけるホームページランキングを解析するランキング解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、閲覧可能な多数のホームページ(ウェブサイト)がインターネット上に存在している。そして、一般のユーザー(閲覧者)は、閲覧を希望するホームページを探し出すために、多くの場合、サーチエンジン(検索エンジン)を用いている。
【0003】
このサーチエンジンは、まず、閲覧者からキーワードの入力を受ける。そして、各サーチエンジンに登録されているホームページの中から、そのキーワードを含むホームページを検索(サーチ)して、その概要(URLおよびタイトルなど)をリストアップするものである。
【0004】
また、サーチエンジンは、それぞれ独自のランキング規定(アルゴリズム)を有しており、この規定にしたがって、検索にかかったホームページ(キーワードを含むホームページ)のリストの掲載順序(ランキング)を決定する。そして、決定したランキングに基づいて、ホームページのリストアップを行うようになっている。
【0005】
ところで、各ホームページの管理者(所有者)、特に、ホームページを商売に活用している管理者にとっては、上記のようなサーチエンジンによる検索によって、自分のホームページがなるべく上位にリストアップされることを望む。
これは、閲覧者は、リストの上位にランクされているホームページから閲覧し始める傾向にあるからである。また、サーチエンジンによる検索では、リストの下位にランクされたホームページは2画面目以降(すなわち、表示に余計な時間のかかる画面)にリストアップされるため、閲覧者に目に触れる可能性が低くなるからでもある。
【0006】
そこで、従来、サーチエンジンによる検索でのランキングを向上させるためのシステムが開発されている。
例えば、特開2001−278767号公報の技術では、1つのホームページに関する検索情報(サーチエンジンに送るホームページの情報{ドメイン名を含む};検索に使用される情報)の内容を、それを送るサーチエンジンのランキング規定にあわせて調整するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の公報による技術では、ランキングを向上させるためには、サーチエンジンのランキング規定を解析(分析)する必要がある。しかしながら、この公報には、ランキング規定の解析について具体的な開示がなされていない。すなわち、この公報の技術は、ホームページのランキングを向上させる過程(SEO;Search Engine Optimization)上で必ず行われる作業工程を示しているに過ぎず、他の技術に比して新規な点をほとんど含んでいない。従って、この公報の技術に基づいてホームページのランクアップを実現することは、実際には困難である。
【0008】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたものである。そして、その目的は、任意のサーチエンジンに関するランキング規定の解析を容易に実行可能なランキング解析装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のランキング解析装置(本解析装置)は、インターネットのサーチエンジンにおけるランキング規定を解析するランキング解析装置において、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを取得するデータ取得部と、入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備えていることを特徴としている。
【0010】
本解析装置は、インターネット上で公開されているホームページ(ウェブサイト)における、サーチエンジン(検索エンジン)による検索でのランキングを向上させるために用いられるものであり、サーチエンジンのランキング規定(テキストマッチングに関するもの)の解析を実行するものである。
【0011】
ここで、テキストマッチングとは、ホームページを構成するデータ(構成データ)における、ランキング要素値を調整することである。
また、ランキング要素値とは、サーチエンジンにおけるランク付けに重要な関連性をもつと考えられる、構成データの属性(キーワードの出現数(絶対数あるいは頻度)や、データのサイズなど)である。
【0012】
そして、特に、本解析装置では、データ取得部によって、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを取得するようになっている。そして、制御部が、取得した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査(取得)し、その平均値を算出するように設定されている。
【0013】
すなわち、本解析装置では、上位にランクされているホームページに関するランキング要素値の平均値を算出することで、ランキング規定の不明なサーチエンジンに関する、理想的なランキング要素値を帰納できるようになっている。
【0014】
従って、この平均値に合わせてホームページのランキング要素値を修正することで、どのようなサーチエンジンに関しても、そのランキングを向上させることが可能となる。
【0015】
また、本解析装置は、制御部によって調査されたランキング要素値を累積記憶しておく記憶部を備えておくことが好ましい。
また、この場合、制御部は、新たに取得した構成データのランキング要素値と、記憶部に記憶されている全ランキング要素値とを合計したものの平均値を算出するように設定されていることが好ましい。
【0016】
この構成では、制御部は、過去に取得したランキング上位のホームページのランキング要素値と、新たに取得した同様のランキング要素値とを合計し、その平均値を求めるようになる。これにより、ランキング要素値に関するより正確な理想値を求められる。
【0017】
また、この構成では、ランキング解析を行う回数が増えるほど、記憶部に記憶されているランキング要素値の個数が増えてゆく。従って、ランキング解析を実行すればするほど、より正確な理想値を算出できるようになっている。
【0018】
また、本解析装置では、制御部が、算出したランキング要素値の平均値と、診断対象のホームページにおける構成データのランキング要素値とを比較して、比較結果を出力するように設定されていることが好ましい。
【0019】
ここで、診断対象のホームページとは、ランキングを向上させる対象となっているホームページのことである。この構成では、診断対象のホームページのランキング要素値と理想的なランキング要素値との差異(比較結果)を容易に取得できるので、ホームページの修正を簡単に行える。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について説明する。
本実施の形態にかかるホームページ診断システム(本システム)は、ホームページにおけるサーチエンジンでの掲載順位(ランキング)を向上させるためのものである。
【0021】
ここで、サーチエンジンとは、自身のデータベースに登録されているホームページの中から、ユーザーによって指定されたキーワードを含むホームページを検索して、その概要(URLおよびタイトルなど)をリストアップするものである。
なお、『URL(Uniform Resource Locator)』とは、インターネットにおけるホームページのアドレスを示す情報である。
【0022】
また、サーチエンジンは、インターネット上に複数存在しており、それぞれ独自のランキング規定(アルゴリズム)を有している。
すなわち、各サーチエンジンは、このランキング規定にしたがって、検索にかかったホームページ(キーワードを含むホームページ)のリストの掲載順序(ランキング)を決定し、このランキングに基づいて、ホームページのリストアップを行うようになっている。
【0023】
そして、本システムは、ホームページのテキストマッチングを適切に診断することによって、ランキング規定の不明なサーチエンジンにおいても、ホームページのランキングを向上できるものである。
なお、テキストマッチングとは、ホームページを構成するHTMLデータにおける、ランキングに重要な関連性をもつ要素の値(ランキング要素値;キーワード数やデータサイズなど)を調整することである。
【0024】
図2は、本システムの構成を示すブロック図である。この図に示すように、本システムは、TM(Text Matching)サーバー11と、依頼者PC12…とが、インターネット13に接続されている構成である。
【0025】
依頼者PC12は、インターネット13に接続可能な、一般ユーザーの端末装置である。そして、この依頼者PC12は、ランキングを向上させる対象となるホームページ(診断ページ)のHTMLデータを記憶するとともに、診断ホームページをインターネット13上に公開しているものである。
【0026】
TMサーバー11は、依頼者PC12からの依頼に応じて、各サーチエンジンに関するランキング要素値の最適な状態を求め、これに基づいて、診断ページのランキング要素値を評価(診断)するものである。そして、図2に示すように、データ通信部21,制御部22および記憶部23を備えている。
【0027】
データ通信部21は、インターネット13を介して外部装置(依頼者PC12や、サーチエンジンを公開しているサーバー(図示せず)など)と通信(データの送受信)を行うための通信装置である。
【0028】
制御部22は、データ通信部21におけるホームページ診断の全動作を制御する、データ通信部21の中枢部である。
すなわち、制御部22は、データ通信部21を介して依頼者PC12からの依頼(ホームページの診断依頼)を受け付けると、依頼者PC12に対し、診断に必要なデータ(診断用データ)を送信するよう要請する。
【0029】
ここで、制御部22の要請する診断用データとは、診断ページのHTMLデータ(あるいはURL)、診断ページのキーワード(診断キーワード)、および、ランキングを向上させる対象となるサーチエンジン(対象サーチエンジン)を特定する情報(名称やURLなど;「どのサーチエンジンでのランキングを向上させるのか」を示す情報)である。
【0030】
このような診断用データを取得した後、制御部22は、データ通信部21を制御して、診断用データに応じたトップ10URL、および、これらのURLに応じたホームページのHTMLデータを取得する。
そして、これらのホームページのサイズ,キーワード数等のランキング要素値を調査(取得)して、その平均値(平均要素値)を算出する。
【0031】
なお、トップ10URLとは、対象サーチエンジンでの検索の際、検索用のキーワードとして診断キーワードを入力した場合にリストアップされるホームページのうち、テキストマッチングに相応しい上位10個のホームページのURLのことである。
【0032】
その後、制御部22は、算出した平均要素値を、対象サーチエンジンに関するランキング要素値の理想的な状態として、記憶部23に記憶するように設定されている。また、制御部22は、平均要素値とともに、その算出に使用した全ランキング要素値もあわせて記憶するようになっている。
すなわち、記憶部23は、サーチエンジン毎の平均要素値を記憶するとともに、その算出に使用した全ランキング要素値を累積記憶するデータベースとなっている。
【0033】
また、対象サーチエンジンの平均要素値が記憶部23に既に記憶されている場合には、制御部22は、新たに算出した平均要素値と、記憶部23に記憶されている既存の平均要素値との平均を算出する。なお、この算出は、記憶部23に記憶されている全ランキング要素値と、新たに調査したランキング要素値とを合計したものの平均値をとることで成される。
【0034】
そして、制御部22は、このように算出した平均要素値を記憶部23に記憶(上書き記憶)する。なお、以下では、記憶部23に記憶される平均要素値を、総平均要素値と称する。
【0035】
その後、制御部22は、記憶部23に記憶されている総平均要素値と、診断ページのランキング要素値とを比較する。そして、依頼者PC12に対し、比較結果を伝達するとともに、診断ページのランキング要素値を総平均要素値に近づけるようアドバイスを行うようになっている。
【0036】
次に、上記したTMサーバー11(制御部22)による、ホームページ診断処理の動作の流れについて説明する。
図1は、この動作の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、制御部22は、依頼者PC12からホームページの診断依頼を受けると(開始)、まず、データ通信部21を制御して、依頼者PC12に対し、診断用データの入力フォームを送信する(S1)。そして、依頼者PC12では、この入力フォームが表示画面に表示される。
【0037】
図3は、入力フォームの表示例を示す説明図である。この図に示すように、入力フォームには、診断用データである診断キーワード(「海外旅行」),診断ページのURL(あるいは診断ページにおけるHTMLデータの場所)および対象サーチエンジン(エンジン♯1)の入力欄が含まれている。
なお、図面上部の「ホームページ最適化診断プログラム」とは、依頼者PC12に表示するための本システムの名称である。
【0038】
図3に示すように、各データの入力欄のうち、対象サーチエンジンの入力欄には選択メニューが設定されており、あらかじめ設定された複数のサーチエンジンを選択入力できるようになっている。
【0039】
また、図3に示すように、診断ページのURLと診断ページにおけるHTMLデータの場所(診断ページの場所)との双方が入力された場合には、後者の入力が優先されるように設定されている。
【0040】
また、ユーザーは、診断用データの入力が完了した後、図3に示す「診断開始」ボタンをクリックするようになる。一方、入力した診断用データを破棄したい場合には、「リセット」ボタンをクリックすることとなる。
【0041】
ユーザーによって「診断開始」ボタンがクリックされた後、依頼者PC12は、ユーザーによって入力された診断用データに不備があるか否か(診断に必要な全ての診断用データが入力されたか否か、など)を確認する(S2)。
そして、診断用データに不備があると判断した場合には、表示画面に警告ダイアログを表示し、ユーザーに対して診断用データの再入力を促し、S2に戻る(S3・S4)。
一方、依頼者PC12は、入力された診断用データに不備のないことを確認した場合には、診断用データをTMサーバー11に送信する。
【0042】
TMサーバー11では、依頼者PC12から診断用データを取得した後(S5)、制御部22が、診断用データに含まれている診断キーワードおよび対象サーチエンジンの情報に基づいて、データ通信部21を制御して、トップ10URLおよびそのHTMLデータ(比較データ)を取得する(S6)。
【0043】
そして、制御部22は、取得した比較データから、そして、サイズ,キーワード数等のランキング要素値を調査する(S7)。そして、各比較データのランキング要素値の一覧表である要素値配列表を作成する。
【0044】
図4は、この要素値配列表の構成を示す説明図である。また、図5は、HTMLデータの例を示す説明図である。
【0045】
図5に示すように、HTMLデータは、タグ(図5において、<(エレメントの名称)>,</(エレメントの名称)>によって規定された記号)に挟まれた部分からなる、複数種類の「エレメント」から構成されている。
【0046】
そして、制御部22は、比較データから、エレメント,その属性およびページ全体からなる項目のサイズおよび文字数と診断キーワード数とを、ランキング要素値として調査して、配列表に記入するようになっている。
【0047】
なお、図4に示すように、サイズの調査対象となる項目は、「HEAD(ヘッダ)」および「ページ全体」である。また、文字数の調査対象となる項目は、「TITLE(タイトル)」,「DESCRIPTION」,「BODY(文書本体)」および「ALT(イメージの簡単な説明)」である。
【0048】
さらに、キーワード数の調査対象となる項目は、「TITLE」,「DESCRIPTION」,「BODY」,「A(アンカー)」,「H1〜H6(見出し)」,「B(太字)」、「STRONG(最強調)」,「EM(強調)」,「BIG(大きな文字)」,「ALT」および「ページ全体」である。
【0049】
なお、「DESCRIPTION」は、「NAME」属性が「DESCRIPTION」である「META」エレメントを示すものである。また、「ALT」は、「IMAG」エレメントの属性である。
【0050】
なお、図面の複雑さを回避するために、図4では、10個ではなく、6個の比較データ(比較データ1〜6)に関する配列表を示している。また、この表における「ALT」の()内は、診断キーワードを含むALT属性の箇所数を示す値である。
【0051】
また、図4に示すように、制御部22は、比較データがフレームページのデータである場合(比較データ3)には、ランキング要素値の調査を実行しない(計測に含めない)ようになっている。
また、上記した項目はあくまで一例である。すなわち、本システムにおいてランキング要素値の調査対象となる項目は、上記の項目に限らない。調査対象となる項目は、テキストマッチングの方法や対象サーチエンジンの種類に合わせて、どのように変更してもかまわない。
【0052】
そして、図1に示すように、制御部22は、全比較データにおけるこのようなランキング要素値を調査した後、全比較データにおけるランキング要素値の平均値(平均要素値)を、項目ごとに算出して(S8)、配列表に記入する(図4の『比較データ平均』を記入)。
【0053】
次に、制御部22は、対象サーチエンジンの総平均要素値が記憶部23に既に記憶されているか否かを確認する(S9)。
そして、総平均要素値が記憶されてない場合には、算出した平均要素値を総平均要素値として記憶部23に記憶するとともに(S11)、配列表に記入する(図4の『平均』を記入)。
【0054】
一方、総平均要素値が記憶されている場合には、制御部22は、S8での算出に使用したランキング要素値と、総平均要素値の算出に使用した全ランキング要素値とを合計したものの平均を算出し(S10)、算出結果を新たな総平均要素値として記憶部23に記憶(上書き記憶)するとともに(S11)、配列表に記入する。
【0055】
図6は、記憶部23に記憶されている総平均要素値を、TMサーバー11の表示装置(図示せず)に示した場合の表示画面(管理画面)を示す説明図である。この図に示すように、記憶部23には、サーチエンジン毎(エンジン♯1〜5、あるいはその他のエンジン)に、総平均要素値が項目別に記憶されている。なお、この表示画面では、TMサーバー11の管理者は、「ログをみる」ボタンをクリックすることで、各サーチエンジンにおける総平均要素値のログ(履歴)を参照できる。また、「ログのDL」ボタンをクリックすることで、そのログをダウンロードできる(ダウンロードダイアログが表示される)。さらに、「削除」ボタンをクリックすることで、そのログを削除できる。また、「DELETE」ボタンをクリックすることで、各項目(あるいは各サーチエンジン)の総平均要素値を削除できる。
【0056】
その後、制御部22は、依頼者PC12から送信された診断用データに基づいて、診断ページのHTMLデータを取得し、そのランキング要素値を項目毎に調査する(S12)。そして、総平均要素値と、診断ページのランキング要素値とを比較する(S13)。その後、制御部22は、データ通信部21を制御して、依頼者PC12に対して比較結果を伝達し(S14)、処理を終了する。
【0057】
図7は、依頼者PC12に伝達され、その表示画面に表示される比較結果(比較検証結果)を示す説明図である。
この図に示すように、依頼者PC12に伝達される比較結果は、各項目の総平均要素値、および、診断ページにおける各項目のランキング要素値をどのように変更すべきか、を示すアドバイス(あるいは変更するべきではないとのアドバイス)を含んでいる。
【0058】
以上のように、TMサーバー11では、制御部22が、ランキングの上位にリストアップされているホームページに関するランキング要素値の平均値(平均要素値,総平均要素値)を算出することで、ランキング規定の不明なサーチエンジンに関する、理想的なランキング要素値を帰納できるようになっている。
従って、この平均値に合わせて診断ページのランキング要素値を修正することで、どのようなサーチエンジンに関しても、そのランキングを向上させることが可能となる。
【0059】
また、TMサーバー11は、制御部22によって調査されたランキング要素値を累積記憶しておく記憶部23を備えている。そして、制御部22が、新たに取得したHTMLデータのランキング要素値と、記憶部23に記憶されている全ランキング要素値とを合計したものの平均値を総平均要素値として算出するように設定されている。
【0060】
すなわち、制御部22は、過去に取得したランキング上位のホームページのランキング要素値と、新たに取得した同様のランキング要素値とを合計し、その平均値を求めるようになっている。これにより、ランキング要素値に関するより正確な理想値を求められる。
【0061】
また、この構成では、ホームページ診断処理を行う回数が増えるほど、記憶部23に記憶されているランキング要素値が増えてゆく。従って、処理を実行すればするほど、正確な理想値を算出できるようになっている。
【0062】
また、TMサーバー11では、制御部22が、算出したランキング要素値の総平均要素値と、診断ページにおけるHTMLデータのランキング要素値とを比較して、比較結果を依頼者PC12に出力するように設定されている。
これにより、依頼者PC12のユーザー(診断ページの管理者)は、診断ページのランキング要素値と理想的なランキング要素値との差異(比較結果)を容易に取得できるので、診断ページの修正を簡単に行える。
【0063】
なお、本実施の形態では、トップ10URLを制御部22が取得するとしている。しかしながら、これに限らず、依頼者PC12のユーザーが、診断用データの一部として、トップ10URLをTMサーバー11に送信するようにしてもよい。
【0064】
この場合、依頼者PC12に送信される、診断用データの入力フォームには、トップ10URLを入力する欄(比較するURL1〜10)が含まれる。また、この場合、制御部22によるトップ10URLの取得工程は省略される。
【0065】
また、この場合、依頼者PC12では、診断用データをTMサーバー11に送信する前に、対象サーチエンジンをユーザーに再確認させることが好ましい。これにより、ユーザーによる対象サーチエンジンの選択ミス(トップ10URLを取得したサーチエンジンと異なるエンジンを選択あるいは入力してしまうこと)を抑制できる。従って、正確なホームページ診断を行えるとともに、記憶部23に記憶される総平均要素値に誤ったデータの影響が現れてしまうことを回避できる。
【0066】
また、本実施の形態では、トップ10URLを、対象サーチエンジンでの検索の際、検索用のキーワードとして診断キーワードを入力した場合にリストアップされるホームページのうち、テキストマッチングに相応しい上位10個のホームページのURLである、としている。
【0067】
これは、サーチエンジンでのランキングは、テキストマッチングだけでなく、リンクポピュラリティ(他のホームページからのリンク数)や、サイトテーマ(ホームページの属するサイトの種類)にも左右されるからである。
【0068】
すなわち、リストの上位にランクされているとしても、適切なランキング要素値を持っていないホームページもある。そこで、TMサーバー11では、制御部22が、トップ10URLとして、テキストマッチングの良さが原因で上位にランクされているホームページのURLを取得するように設定されている。これは、リンクポピュラリティおよびサイトテーマによる寄与によって上位にランクされているホームページのURLを排除することで達成できる。
【0069】
また、このようなトップ10URLの選択を、TMサーバー11のオペレーター(ホームページ診断の専門家)が行うようにしてもよい。この場合、オペレーターは、リストアップされたホームページのなかから、テキストマッチングの良さが原因で上位にランクされているホームページのURLを選択し、TMサーバー11に入力することとなる。この場合にも、制御部22によるトップ10URLの取得工程は省略される。
【0070】
このように、制御部22あるいはTMサーバー11のオペレーターによって、テキストマッチングの良好なホームページのURLを選択することで、より適切なトップ10URLを用いたホームページ診断を行える。従って、算出・記憶される総平均要素値を、より理想的な値に近づけることが可能となる。
【0071】
また、トップ10URLを、対象サーチエンジンでの検索の際、検索用のキーワードとして診断キーワードを入力した場合に、上位10番目までにリストアップされるホームページのURLとするようにしてもよい。この場合、制御部22の処理を簡略化できる。
【0072】
また、図1に示した処理では、制御部22が、ユーザーから得られた診断用データに基づいてトップ10URLおよびそのHTMLデータを新たに取得してその平均要素値を算出するようになっている。そして、この平均要素値の算出に使用したランキング要素値と、記憶部23に記憶されている総平均要素値の算出に使用したランキング要素値とを合計したものの平均値を新たな総平均要素値として算出し、診断ページとの比較を実行するとしている。
【0073】
しかしながら、制御部22は、記憶部23に総平均要素値のある場合でも、トップ10URLに応じた新たな平均要素値のみを用いて、診断ページとの比較を行うようにしてもよい。
また、制御部22は、記憶部23に既存の平均要素値のある場合には、トップ10URLおよびそのHTMLデータの取得を実行せず、既存の総平均要素値だけを用いて、診断ページとの比較を行ってもよい。
【0074】
また、本実施の形態では、依頼者PC12からの依頼により、TMサーバー11の制御部22が、ホームページ診断を行うようになっている。しかしながら、これに限らず、依頼者PC12(依頼者PC12の制御部(図示せず))によって、ホームページ診断(図1の処理)を行うようにしてもよい。
この場合、依頼者PC12は、総平均要素値のデータを、TMサーバー11の記憶部23から読み出して(ダウンロードして)利用することが好ましい。さらに、この場合、依頼者PC12は、トップ10URLに応じて算出した平均要素値および算出に使用したランキング要素値を、記憶部23に伝達するように設定されていてもよい。また、依頼者PC12は、総平均要素値を用いず、トップ10URLに応じて新たに算出した平均要素値のみを用いて診断を行ってもよい。
【0075】
また、依頼者PC12によってホームページ診断を実行する際、依頼者PC12の制御部は、算出した平均要素値および算出に使用したランキング要素値を、依頼者PC12の記憶装置(図示せず)に蓄積するようになっていてもよい。これにより、各依頼者PC12内に、平均要素値のデータベースを構築できる。
【0076】
また、本実施の形態では、図1におけるS2〜S4の処理(診断用データの確認に関する処理)を、依頼者PC12によって行うとしている。しかしながら、これに限らず、これらの処理を、TMサーバー11の制御部22が実行するようにしてもよい。
【0077】
この場合、依頼者PC12は、ユーザーの入力した診断用データをそのままTMサーバー11に送信する。そして、制御部22が、その内容を確認して、不備のある場合には、依頼者PC12に対して、再度、診断用データの入力フォームを送信し、診断用データの再入力を促すようになる。
【0078】
また、本実施の形態では、ホームページを構成するデータがHTMLデータ(HTML(HyperText Markup Language)の形式で構成されているデータ)であるとしている。
しかしながら、本システムにおいて取り扱えるホームページの構成データは、HTMLデータに限らない。すなわち、本システムでは、ホームページが、HTMLデータ以外のデータ、例えば、動的にHTMLデータを生成するプロトコルからなるデータから構成されている場合でも、そのデータがテキストを含むものであれば、その診断を容易に行えるものである。また、本システムにおいて診断可能な構成データの具体例としては、XML(EXtensible Markup Language)データ,JSP(Java(登録商標) server Pages)データ,PHP(Hypertext PreProcessor)データ,ASP(Active Server Pages),VBA(Visual Basic for Applications)データなどを挙げられる。
【0079】
また、図1に示したホームページ診断処理では、制御部22が、トップ10URLにかかるホームページの各項目に関する平均要素値を算出するとしている。しかしながら、これに限らず、制御部22は、これらのホームページにおける各項目に関する、ランキング要素値の割合(ページ全体のサイズ・文字数に対する各項目のサイズ・文字数の割合、あるいは、各項目内におけるキーワードとキーワード以外の文字との比(サイズあるいは文字数の比))を算出・比較するようにしてもよい。この場合、制御部22は、診断ページにおける同様の割合を算出し、トップ10URLに関する割合と比較することとなる。
【0080】
また、本実施の形態では、記憶部23に既存の総平均要素値が存在する場合には、制御部22が、総平均要素値の算出に使用した全ランキング要素値と、新たに求めた平均要素値の算出に使用したランキング要素値とを合計したものの平均値を、比較に使用する総平均要素値とするとしている。
【0081】
しかしながら、これに限らず、制御部22は、新たに算出した平均要素値と、記憶部23に記憶されている既存の総平均要素値との平均を算出するように設定されていてもよい。この場合、制御部22は、既存の総平均要素値の母数(平均要素値の算出に使用されたランキング要素値の総数)と、新たに算出した平均要素値の母数(10個)との比を考慮して総平均要素値を算出することが好ましい。
【0082】
また、本実施の形態では、制御部22は、トップ10URLにかかるホームページの各項目に関する平均要素値を算出するとしているが、この平均値は、相加平均でも相乗平均でもよい。
【0083】
また、図1に示した処理では、制御部22は、トップ10URLにかかるホームページの各項目に関する平均要素値を算出した後、診断ページに関するランキング要素値との比較を行うとしている。しかしながら、制御部22は、このような比較を実行しないように設定されていてもよい。この場合、制御部22は、対象サーチエンジン・診断キーワードに関するトップ10URLおよびそのHTMLデータを取得して平均要素値を算出した後、算出結果だけを依頼者PC12に伝達することとなる。
【0084】
また、図1に示す処理において、ジャバスクリプトやクッキーによる制限によって、所定時間(例えば60秒)以内での連続使用(「診断開始」ボタンを所定時間内に複数回クリックすること)を禁じるようにしてもよい。また、ジャバスクリプトを用いて警告ダイアログを出すようにしてもよい。
【0085】
また、本システムでは、トップ10URLを用いた処理を実行するとしているが、診断(比較)に用いるHTMLデータの数は、10個に限らず、より少なくても多くてもよい。また、TMサーバー11では、制御部22が、外部(TMサーバー11の管理者あるいは他の装置など)から入力されたトップ10URLの構成データを用いて、その総平均要素値を算出するように設定されていてもよい(必ずしもTMサーバー11によって構成データを取得する必要はない)。
【0086】
また、本実施の形態では、依頼者PC12に診断ホームページが記憶されているとしている。しかしながら、これに限らず、診断ホームページは、インターネット13上に公開されていれば、他の端末装置やサーバーに記憶されていてもよい。この場合、ユーザーは、診断用データの入力の際、URLを用いて診断ホームページを指定することとなる。
【0087】
また、本実施の形態では、では、依頼者PC12によって診断ホームページをインターネット13上に公開するとしている。しかしながら、これに限らず、診断ホームページは依頼者PC12上に公開されていなくてもよい。この場合、URLは、診断用データの入力の際、依頼者PC12に記憶されている診断ホームページにおけるHTMLデータのファイルを指定することとなる。
【0088】
また、本実施の形態では、TMサーバー11におけるホームページ診断処理を、制御部22の制御により行うとしている。しかしながら、これに限らず、ホームページ診断処理を行うためのプログラムを記録媒体に記録し、このプログラムを読み出すことのできる情報処理装置を、制御部22に代えて用いるようにしてもよい。
【0089】
この構成では、情報処理装置の演算装置(CPUやMPU)が、記録媒体に記録されているプログラムを読み出し、ホームページ診断処理を実行する。従って、このプログラム自体が、ホームページ診断処理を実現するといえる。
【0090】
ここで、上記の情報処理装置としては、一般的なコンピューター(ワークステーションやパソコン)の他に、コンピューターに装着される、機能拡張ボードや機能拡張ユニットを用いることができる。
【0091】
また、上記のプログラムとは、ホームページ診断処理を実現するソフトウェアのプログラムコード(実行形式プログラム,中間コードプログラム,ソースプログラム等)のことである。このプログラムは、単体で使用されるものでも、他のプログラム(OS等)と組み合わせて用いられるものでもよい。また、このプログラムは、記録媒体から読み出された後、装置内のメモリ(RAM等)にいったん記憶され、その後再び読み出されて実行されるようなものでもよい。
【0092】
また、プログラムを記録させる記録媒体は、情報処理装置と容易に分離できるものでもよいし、装置に固定(装着)されるものでもよい。さらに、外部記憶機器として装置に接続するものでもよい。
【0093】
このような記録媒体としては、ビデオテープやカセットテープ等の磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROM,MO,MD,DVD,CD−R等の光ディスク(光磁気ディスク)、ICカード,光カード等のメモリカード、マスクROM,EPROM,EEPROM,フラッシュROM等の半導体メモリなどを適用できる。
また、ネットワーク(イントラネット・インターネット等)を介して情報処理装置と接続されている記録媒体を用いてもよい。この場合、情報処理装置は、ネットワークを介するダウンロードによりプログラムを取得する。すなわち、上記のプログラムを、ネットワーク(有線回線あるいは無線回線に接続されたもの)等の伝送媒体(流動的にプログラムを保持する媒体)を介して取得するようにしてもよい。なお、ダウンロードを行うためのプログラムは、装置内にあらかじめ記憶されていることが好ましい。
【0094】
また、本発明を、インターネットのサーチエンジンにおけるホームページランキングを解析するランキング解析装置において、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを入手するデータ取得部と、入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備え、さらに、上記ランキング要素値に、構成データにおけるキーワードの出現数、および、構成データのサイズの少なくとも一方が含まれている構成である、と表現することもできる。キーワードの出現度やサイズは、多くのサーチエンジンにおいて重要なランキング要素となっている。従って、これらをランキング要素に盛り込むことで、比較結果をより有意義なものとできる。
【0095】
また、本発明を、インターネットのサーチエンジンにおけるホームページランキングを解析するランキング解析方法において、データ取得部によって、任意のキーワードに関するサーチエンジンのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページのHTMLデータを入手する上位データ取得工程と、制御部によって、入手した複数のHTMLデータにおけるランキング要素値の平均値を算出する平均値出力工程とを含む方法である、と表現することもできる。
【0096】
また、本発明のランキング解析プログラムは、コンピューター(情報処理装置)を、特許請求の範囲に記載のランキング解析装置のデータ取得部および制御部として機能させるためのものである。コンピューターにこのプログラムを読み取らせることで、ランキング解析装置におけるデータ取得部および制御部の処理を、そのコンピューターによって実現することが可能となる。
【0097】
また、これらのプログラムをコンピューター読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログラムの保存・流通を容易に行えるようになる。さらに、この記録媒体を読み込ませることで、一般的なコンピューターによって、ランキング解析装置におけるデータ取得部および制御部の処理を実施できる。
【0098】
また、本発明を、以下の第1ランキング解析装置,第1ランキング要素値記憶装置,第1HTML変更点教示装置として表現することもできる。
すなわち、第1ランキング解析装置(TMサーバー11、特に制御部22に相当)は、インターネットのサーチエンジン(検索エンジン)におけるランキングを向上させるためのランキング解析装置において、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページ(ウェブサイト)の構成データを取得するデータ取得部と、入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備えている構成である。
【0099】
また、第1ランキング要素値記憶装置(TMサーバー11、特に記憶部23に相当)は、上記制御部によって取得されたランキング要素値を累積記憶しておく記憶部を備え、制御部は、新たに調査した構成データのランキング要素値と記憶部に記憶されている全ランキング要素値とを合計したものの平均値を算出(および記憶部に記憶)するように設定されていることを特徴とする第1ランキング解析装置と連動したランキング要素値記憶装置である。
【0100】
また、第1HTML変更点教示装置(TMサーバー11、特に制御部22に相当)は、第1ランキング要素記憶装置に累積(あるいは記憶)された理想的なランキング要素値群(算出された平均値の群)と診断対象のホームページの構成データのランキング要素値とを比較して、任意のサーチエンジンにおいて診断対象のホームページ(ウェブサイト)が上位にリストアップされるように教示を与える構成である。
【0101】
【発明の効果】
以上のように、本発明のランキング解析装置(本解析装置)は、インターネットのサーチエンジンにおけるランキング規定を解析するランキング解析装置において、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを取得するデータ取得部と、入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備えている構成である。
【0102】
本解析装置では、上位にランクされているホームページに関するランキング要素値の平均値を算出することで、ランキング規定の不明なサーチエンジンに関する、理想的なランキング要素値を帰納できるようになっている。
従って、この平均値に合わせてホームページのランキング要素値を修正することで、どのようなサーチエンジンに関しても、そのランキングを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるホームページ診断システムのTMサーバーにおけるホームページ診断処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】上記ホームページ診断システムの構成を示すブロック図である。
【図3】TMサーバーから依頼者PCに送信される診断用データの入力フォームの表示例を示す説明図である。
【図4】図1に示したホームページ診断処理において作成される要素値配列表の例を示す説明図である。
【図5】HTMLデータの例を示す説明図である。
【図6】図2に示した記憶部に記憶されている総平均要素値を、TMサーバーの表示装置に示した場合の表示画面(管理画面)を示す説明図である。
【図7】図1に示したホームページ診断処理の結果である、比較検証結果の例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 TMサーバー(ランキング解析装置)
13 インターネット
21 データ通信部(データ取得部)
22 制御部(データ取得部,制御部)
23 記憶部
12 依頼者PC
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットのサーチエンジンにおけるホームページランキングを解析するランキング解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、閲覧可能な多数のホームページ(ウェブサイト)がインターネット上に存在している。そして、一般のユーザー(閲覧者)は、閲覧を希望するホームページを探し出すために、多くの場合、サーチエンジン(検索エンジン)を用いている。
【0003】
このサーチエンジンは、まず、閲覧者からキーワードの入力を受ける。そして、各サーチエンジンに登録されているホームページの中から、そのキーワードを含むホームページを検索(サーチ)して、その概要(URLおよびタイトルなど)をリストアップするものである。
【0004】
また、サーチエンジンは、それぞれ独自のランキング規定(アルゴリズム)を有しており、この規定にしたがって、検索にかかったホームページ(キーワードを含むホームページ)のリストの掲載順序(ランキング)を決定する。そして、決定したランキングに基づいて、ホームページのリストアップを行うようになっている。
【0005】
ところで、各ホームページの管理者(所有者)、特に、ホームページを商売に活用している管理者にとっては、上記のようなサーチエンジンによる検索によって、自分のホームページがなるべく上位にリストアップされることを望む。
これは、閲覧者は、リストの上位にランクされているホームページから閲覧し始める傾向にあるからである。また、サーチエンジンによる検索では、リストの下位にランクされたホームページは2画面目以降(すなわち、表示に余計な時間のかかる画面)にリストアップされるため、閲覧者に目に触れる可能性が低くなるからでもある。
【0006】
そこで、従来、サーチエンジンによる検索でのランキングを向上させるためのシステムが開発されている。
例えば、特開2001−278767号公報の技術では、1つのホームページに関する検索情報(サーチエンジンに送るホームページの情報{ドメイン名を含む};検索に使用される情報)の内容を、それを送るサーチエンジンのランキング規定にあわせて調整するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の公報による技術では、ランキングを向上させるためには、サーチエンジンのランキング規定を解析(分析)する必要がある。しかしながら、この公報には、ランキング規定の解析について具体的な開示がなされていない。すなわち、この公報の技術は、ホームページのランキングを向上させる過程(SEO;Search Engine Optimization)上で必ず行われる作業工程を示しているに過ぎず、他の技術に比して新規な点をほとんど含んでいない。従って、この公報の技術に基づいてホームページのランクアップを実現することは、実際には困難である。
【0008】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたものである。そして、その目的は、任意のサーチエンジンに関するランキング規定の解析を容易に実行可能なランキング解析装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のランキング解析装置(本解析装置)は、インターネットのサーチエンジンにおけるランキング規定を解析するランキング解析装置において、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを取得するデータ取得部と、入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備えていることを特徴としている。
【0010】
本解析装置は、インターネット上で公開されているホームページ(ウェブサイト)における、サーチエンジン(検索エンジン)による検索でのランキングを向上させるために用いられるものであり、サーチエンジンのランキング規定(テキストマッチングに関するもの)の解析を実行するものである。
【0011】
ここで、テキストマッチングとは、ホームページを構成するデータ(構成データ)における、ランキング要素値を調整することである。
また、ランキング要素値とは、サーチエンジンにおけるランク付けに重要な関連性をもつと考えられる、構成データの属性(キーワードの出現数(絶対数あるいは頻度)や、データのサイズなど)である。
【0012】
そして、特に、本解析装置では、データ取得部によって、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを取得するようになっている。そして、制御部が、取得した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査(取得)し、その平均値を算出するように設定されている。
【0013】
すなわち、本解析装置では、上位にランクされているホームページに関するランキング要素値の平均値を算出することで、ランキング規定の不明なサーチエンジンに関する、理想的なランキング要素値を帰納できるようになっている。
【0014】
従って、この平均値に合わせてホームページのランキング要素値を修正することで、どのようなサーチエンジンに関しても、そのランキングを向上させることが可能となる。
【0015】
また、本解析装置は、制御部によって調査されたランキング要素値を累積記憶しておく記憶部を備えておくことが好ましい。
また、この場合、制御部は、新たに取得した構成データのランキング要素値と、記憶部に記憶されている全ランキング要素値とを合計したものの平均値を算出するように設定されていることが好ましい。
【0016】
この構成では、制御部は、過去に取得したランキング上位のホームページのランキング要素値と、新たに取得した同様のランキング要素値とを合計し、その平均値を求めるようになる。これにより、ランキング要素値に関するより正確な理想値を求められる。
【0017】
また、この構成では、ランキング解析を行う回数が増えるほど、記憶部に記憶されているランキング要素値の個数が増えてゆく。従って、ランキング解析を実行すればするほど、より正確な理想値を算出できるようになっている。
【0018】
また、本解析装置では、制御部が、算出したランキング要素値の平均値と、診断対象のホームページにおける構成データのランキング要素値とを比較して、比較結果を出力するように設定されていることが好ましい。
【0019】
ここで、診断対象のホームページとは、ランキングを向上させる対象となっているホームページのことである。この構成では、診断対象のホームページのランキング要素値と理想的なランキング要素値との差異(比較結果)を容易に取得できるので、ホームページの修正を簡単に行える。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について説明する。
本実施の形態にかかるホームページ診断システム(本システム)は、ホームページにおけるサーチエンジンでの掲載順位(ランキング)を向上させるためのものである。
【0021】
ここで、サーチエンジンとは、自身のデータベースに登録されているホームページの中から、ユーザーによって指定されたキーワードを含むホームページを検索して、その概要(URLおよびタイトルなど)をリストアップするものである。
なお、『URL(Uniform Resource Locator)』とは、インターネットにおけるホームページのアドレスを示す情報である。
【0022】
また、サーチエンジンは、インターネット上に複数存在しており、それぞれ独自のランキング規定(アルゴリズム)を有している。
すなわち、各サーチエンジンは、このランキング規定にしたがって、検索にかかったホームページ(キーワードを含むホームページ)のリストの掲載順序(ランキング)を決定し、このランキングに基づいて、ホームページのリストアップを行うようになっている。
【0023】
そして、本システムは、ホームページのテキストマッチングを適切に診断することによって、ランキング規定の不明なサーチエンジンにおいても、ホームページのランキングを向上できるものである。
なお、テキストマッチングとは、ホームページを構成するHTMLデータにおける、ランキングに重要な関連性をもつ要素の値(ランキング要素値;キーワード数やデータサイズなど)を調整することである。
【0024】
図2は、本システムの構成を示すブロック図である。この図に示すように、本システムは、TM(Text Matching)サーバー11と、依頼者PC12…とが、インターネット13に接続されている構成である。
【0025】
依頼者PC12は、インターネット13に接続可能な、一般ユーザーの端末装置である。そして、この依頼者PC12は、ランキングを向上させる対象となるホームページ(診断ページ)のHTMLデータを記憶するとともに、診断ホームページをインターネット13上に公開しているものである。
【0026】
TMサーバー11は、依頼者PC12からの依頼に応じて、各サーチエンジンに関するランキング要素値の最適な状態を求め、これに基づいて、診断ページのランキング要素値を評価(診断)するものである。そして、図2に示すように、データ通信部21,制御部22および記憶部23を備えている。
【0027】
データ通信部21は、インターネット13を介して外部装置(依頼者PC12や、サーチエンジンを公開しているサーバー(図示せず)など)と通信(データの送受信)を行うための通信装置である。
【0028】
制御部22は、データ通信部21におけるホームページ診断の全動作を制御する、データ通信部21の中枢部である。
すなわち、制御部22は、データ通信部21を介して依頼者PC12からの依頼(ホームページの診断依頼)を受け付けると、依頼者PC12に対し、診断に必要なデータ(診断用データ)を送信するよう要請する。
【0029】
ここで、制御部22の要請する診断用データとは、診断ページのHTMLデータ(あるいはURL)、診断ページのキーワード(診断キーワード)、および、ランキングを向上させる対象となるサーチエンジン(対象サーチエンジン)を特定する情報(名称やURLなど;「どのサーチエンジンでのランキングを向上させるのか」を示す情報)である。
【0030】
このような診断用データを取得した後、制御部22は、データ通信部21を制御して、診断用データに応じたトップ10URL、および、これらのURLに応じたホームページのHTMLデータを取得する。
そして、これらのホームページのサイズ,キーワード数等のランキング要素値を調査(取得)して、その平均値(平均要素値)を算出する。
【0031】
なお、トップ10URLとは、対象サーチエンジンでの検索の際、検索用のキーワードとして診断キーワードを入力した場合にリストアップされるホームページのうち、テキストマッチングに相応しい上位10個のホームページのURLのことである。
【0032】
その後、制御部22は、算出した平均要素値を、対象サーチエンジンに関するランキング要素値の理想的な状態として、記憶部23に記憶するように設定されている。また、制御部22は、平均要素値とともに、その算出に使用した全ランキング要素値もあわせて記憶するようになっている。
すなわち、記憶部23は、サーチエンジン毎の平均要素値を記憶するとともに、その算出に使用した全ランキング要素値を累積記憶するデータベースとなっている。
【0033】
また、対象サーチエンジンの平均要素値が記憶部23に既に記憶されている場合には、制御部22は、新たに算出した平均要素値と、記憶部23に記憶されている既存の平均要素値との平均を算出する。なお、この算出は、記憶部23に記憶されている全ランキング要素値と、新たに調査したランキング要素値とを合計したものの平均値をとることで成される。
【0034】
そして、制御部22は、このように算出した平均要素値を記憶部23に記憶(上書き記憶)する。なお、以下では、記憶部23に記憶される平均要素値を、総平均要素値と称する。
【0035】
その後、制御部22は、記憶部23に記憶されている総平均要素値と、診断ページのランキング要素値とを比較する。そして、依頼者PC12に対し、比較結果を伝達するとともに、診断ページのランキング要素値を総平均要素値に近づけるようアドバイスを行うようになっている。
【0036】
次に、上記したTMサーバー11(制御部22)による、ホームページ診断処理の動作の流れについて説明する。
図1は、この動作の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、制御部22は、依頼者PC12からホームページの診断依頼を受けると(開始)、まず、データ通信部21を制御して、依頼者PC12に対し、診断用データの入力フォームを送信する(S1)。そして、依頼者PC12では、この入力フォームが表示画面に表示される。
【0037】
図3は、入力フォームの表示例を示す説明図である。この図に示すように、入力フォームには、診断用データである診断キーワード(「海外旅行」),診断ページのURL(あるいは診断ページにおけるHTMLデータの場所)および対象サーチエンジン(エンジン♯1)の入力欄が含まれている。
なお、図面上部の「ホームページ最適化診断プログラム」とは、依頼者PC12に表示するための本システムの名称である。
【0038】
図3に示すように、各データの入力欄のうち、対象サーチエンジンの入力欄には選択メニューが設定されており、あらかじめ設定された複数のサーチエンジンを選択入力できるようになっている。
【0039】
また、図3に示すように、診断ページのURLと診断ページにおけるHTMLデータの場所(診断ページの場所)との双方が入力された場合には、後者の入力が優先されるように設定されている。
【0040】
また、ユーザーは、診断用データの入力が完了した後、図3に示す「診断開始」ボタンをクリックするようになる。一方、入力した診断用データを破棄したい場合には、「リセット」ボタンをクリックすることとなる。
【0041】
ユーザーによって「診断開始」ボタンがクリックされた後、依頼者PC12は、ユーザーによって入力された診断用データに不備があるか否か(診断に必要な全ての診断用データが入力されたか否か、など)を確認する(S2)。
そして、診断用データに不備があると判断した場合には、表示画面に警告ダイアログを表示し、ユーザーに対して診断用データの再入力を促し、S2に戻る(S3・S4)。
一方、依頼者PC12は、入力された診断用データに不備のないことを確認した場合には、診断用データをTMサーバー11に送信する。
【0042】
TMサーバー11では、依頼者PC12から診断用データを取得した後(S5)、制御部22が、診断用データに含まれている診断キーワードおよび対象サーチエンジンの情報に基づいて、データ通信部21を制御して、トップ10URLおよびそのHTMLデータ(比較データ)を取得する(S6)。
【0043】
そして、制御部22は、取得した比較データから、そして、サイズ,キーワード数等のランキング要素値を調査する(S7)。そして、各比較データのランキング要素値の一覧表である要素値配列表を作成する。
【0044】
図4は、この要素値配列表の構成を示す説明図である。また、図5は、HTMLデータの例を示す説明図である。
【0045】
図5に示すように、HTMLデータは、タグ(図5において、<(エレメントの名称)>,</(エレメントの名称)>によって規定された記号)に挟まれた部分からなる、複数種類の「エレメント」から構成されている。
【0046】
そして、制御部22は、比較データから、エレメント,その属性およびページ全体からなる項目のサイズおよび文字数と診断キーワード数とを、ランキング要素値として調査して、配列表に記入するようになっている。
【0047】
なお、図4に示すように、サイズの調査対象となる項目は、「HEAD(ヘッダ)」および「ページ全体」である。また、文字数の調査対象となる項目は、「TITLE(タイトル)」,「DESCRIPTION」,「BODY(文書本体)」および「ALT(イメージの簡単な説明)」である。
【0048】
さらに、キーワード数の調査対象となる項目は、「TITLE」,「DESCRIPTION」,「BODY」,「A(アンカー)」,「H1〜H6(見出し)」,「B(太字)」、「STRONG(最強調)」,「EM(強調)」,「BIG(大きな文字)」,「ALT」および「ページ全体」である。
【0049】
なお、「DESCRIPTION」は、「NAME」属性が「DESCRIPTION」である「META」エレメントを示すものである。また、「ALT」は、「IMAG」エレメントの属性である。
【0050】
なお、図面の複雑さを回避するために、図4では、10個ではなく、6個の比較データ(比較データ1〜6)に関する配列表を示している。また、この表における「ALT」の()内は、診断キーワードを含むALT属性の箇所数を示す値である。
【0051】
また、図4に示すように、制御部22は、比較データがフレームページのデータである場合(比較データ3)には、ランキング要素値の調査を実行しない(計測に含めない)ようになっている。
また、上記した項目はあくまで一例である。すなわち、本システムにおいてランキング要素値の調査対象となる項目は、上記の項目に限らない。調査対象となる項目は、テキストマッチングの方法や対象サーチエンジンの種類に合わせて、どのように変更してもかまわない。
【0052】
そして、図1に示すように、制御部22は、全比較データにおけるこのようなランキング要素値を調査した後、全比較データにおけるランキング要素値の平均値(平均要素値)を、項目ごとに算出して(S8)、配列表に記入する(図4の『比較データ平均』を記入)。
【0053】
次に、制御部22は、対象サーチエンジンの総平均要素値が記憶部23に既に記憶されているか否かを確認する(S9)。
そして、総平均要素値が記憶されてない場合には、算出した平均要素値を総平均要素値として記憶部23に記憶するとともに(S11)、配列表に記入する(図4の『平均』を記入)。
【0054】
一方、総平均要素値が記憶されている場合には、制御部22は、S8での算出に使用したランキング要素値と、総平均要素値の算出に使用した全ランキング要素値とを合計したものの平均を算出し(S10)、算出結果を新たな総平均要素値として記憶部23に記憶(上書き記憶)するとともに(S11)、配列表に記入する。
【0055】
図6は、記憶部23に記憶されている総平均要素値を、TMサーバー11の表示装置(図示せず)に示した場合の表示画面(管理画面)を示す説明図である。この図に示すように、記憶部23には、サーチエンジン毎(エンジン♯1〜5、あるいはその他のエンジン)に、総平均要素値が項目別に記憶されている。なお、この表示画面では、TMサーバー11の管理者は、「ログをみる」ボタンをクリックすることで、各サーチエンジンにおける総平均要素値のログ(履歴)を参照できる。また、「ログのDL」ボタンをクリックすることで、そのログをダウンロードできる(ダウンロードダイアログが表示される)。さらに、「削除」ボタンをクリックすることで、そのログを削除できる。また、「DELETE」ボタンをクリックすることで、各項目(あるいは各サーチエンジン)の総平均要素値を削除できる。
【0056】
その後、制御部22は、依頼者PC12から送信された診断用データに基づいて、診断ページのHTMLデータを取得し、そのランキング要素値を項目毎に調査する(S12)。そして、総平均要素値と、診断ページのランキング要素値とを比較する(S13)。その後、制御部22は、データ通信部21を制御して、依頼者PC12に対して比較結果を伝達し(S14)、処理を終了する。
【0057】
図7は、依頼者PC12に伝達され、その表示画面に表示される比較結果(比較検証結果)を示す説明図である。
この図に示すように、依頼者PC12に伝達される比較結果は、各項目の総平均要素値、および、診断ページにおける各項目のランキング要素値をどのように変更すべきか、を示すアドバイス(あるいは変更するべきではないとのアドバイス)を含んでいる。
【0058】
以上のように、TMサーバー11では、制御部22が、ランキングの上位にリストアップされているホームページに関するランキング要素値の平均値(平均要素値,総平均要素値)を算出することで、ランキング規定の不明なサーチエンジンに関する、理想的なランキング要素値を帰納できるようになっている。
従って、この平均値に合わせて診断ページのランキング要素値を修正することで、どのようなサーチエンジンに関しても、そのランキングを向上させることが可能となる。
【0059】
また、TMサーバー11は、制御部22によって調査されたランキング要素値を累積記憶しておく記憶部23を備えている。そして、制御部22が、新たに取得したHTMLデータのランキング要素値と、記憶部23に記憶されている全ランキング要素値とを合計したものの平均値を総平均要素値として算出するように設定されている。
【0060】
すなわち、制御部22は、過去に取得したランキング上位のホームページのランキング要素値と、新たに取得した同様のランキング要素値とを合計し、その平均値を求めるようになっている。これにより、ランキング要素値に関するより正確な理想値を求められる。
【0061】
また、この構成では、ホームページ診断処理を行う回数が増えるほど、記憶部23に記憶されているランキング要素値が増えてゆく。従って、処理を実行すればするほど、正確な理想値を算出できるようになっている。
【0062】
また、TMサーバー11では、制御部22が、算出したランキング要素値の総平均要素値と、診断ページにおけるHTMLデータのランキング要素値とを比較して、比較結果を依頼者PC12に出力するように設定されている。
これにより、依頼者PC12のユーザー(診断ページの管理者)は、診断ページのランキング要素値と理想的なランキング要素値との差異(比較結果)を容易に取得できるので、診断ページの修正を簡単に行える。
【0063】
なお、本実施の形態では、トップ10URLを制御部22が取得するとしている。しかしながら、これに限らず、依頼者PC12のユーザーが、診断用データの一部として、トップ10URLをTMサーバー11に送信するようにしてもよい。
【0064】
この場合、依頼者PC12に送信される、診断用データの入力フォームには、トップ10URLを入力する欄(比較するURL1〜10)が含まれる。また、この場合、制御部22によるトップ10URLの取得工程は省略される。
【0065】
また、この場合、依頼者PC12では、診断用データをTMサーバー11に送信する前に、対象サーチエンジンをユーザーに再確認させることが好ましい。これにより、ユーザーによる対象サーチエンジンの選択ミス(トップ10URLを取得したサーチエンジンと異なるエンジンを選択あるいは入力してしまうこと)を抑制できる。従って、正確なホームページ診断を行えるとともに、記憶部23に記憶される総平均要素値に誤ったデータの影響が現れてしまうことを回避できる。
【0066】
また、本実施の形態では、トップ10URLを、対象サーチエンジンでの検索の際、検索用のキーワードとして診断キーワードを入力した場合にリストアップされるホームページのうち、テキストマッチングに相応しい上位10個のホームページのURLである、としている。
【0067】
これは、サーチエンジンでのランキングは、テキストマッチングだけでなく、リンクポピュラリティ(他のホームページからのリンク数)や、サイトテーマ(ホームページの属するサイトの種類)にも左右されるからである。
【0068】
すなわち、リストの上位にランクされているとしても、適切なランキング要素値を持っていないホームページもある。そこで、TMサーバー11では、制御部22が、トップ10URLとして、テキストマッチングの良さが原因で上位にランクされているホームページのURLを取得するように設定されている。これは、リンクポピュラリティおよびサイトテーマによる寄与によって上位にランクされているホームページのURLを排除することで達成できる。
【0069】
また、このようなトップ10URLの選択を、TMサーバー11のオペレーター(ホームページ診断の専門家)が行うようにしてもよい。この場合、オペレーターは、リストアップされたホームページのなかから、テキストマッチングの良さが原因で上位にランクされているホームページのURLを選択し、TMサーバー11に入力することとなる。この場合にも、制御部22によるトップ10URLの取得工程は省略される。
【0070】
このように、制御部22あるいはTMサーバー11のオペレーターによって、テキストマッチングの良好なホームページのURLを選択することで、より適切なトップ10URLを用いたホームページ診断を行える。従って、算出・記憶される総平均要素値を、より理想的な値に近づけることが可能となる。
【0071】
また、トップ10URLを、対象サーチエンジンでの検索の際、検索用のキーワードとして診断キーワードを入力した場合に、上位10番目までにリストアップされるホームページのURLとするようにしてもよい。この場合、制御部22の処理を簡略化できる。
【0072】
また、図1に示した処理では、制御部22が、ユーザーから得られた診断用データに基づいてトップ10URLおよびそのHTMLデータを新たに取得してその平均要素値を算出するようになっている。そして、この平均要素値の算出に使用したランキング要素値と、記憶部23に記憶されている総平均要素値の算出に使用したランキング要素値とを合計したものの平均値を新たな総平均要素値として算出し、診断ページとの比較を実行するとしている。
【0073】
しかしながら、制御部22は、記憶部23に総平均要素値のある場合でも、トップ10URLに応じた新たな平均要素値のみを用いて、診断ページとの比較を行うようにしてもよい。
また、制御部22は、記憶部23に既存の平均要素値のある場合には、トップ10URLおよびそのHTMLデータの取得を実行せず、既存の総平均要素値だけを用いて、診断ページとの比較を行ってもよい。
【0074】
また、本実施の形態では、依頼者PC12からの依頼により、TMサーバー11の制御部22が、ホームページ診断を行うようになっている。しかしながら、これに限らず、依頼者PC12(依頼者PC12の制御部(図示せず))によって、ホームページ診断(図1の処理)を行うようにしてもよい。
この場合、依頼者PC12は、総平均要素値のデータを、TMサーバー11の記憶部23から読み出して(ダウンロードして)利用することが好ましい。さらに、この場合、依頼者PC12は、トップ10URLに応じて算出した平均要素値および算出に使用したランキング要素値を、記憶部23に伝達するように設定されていてもよい。また、依頼者PC12は、総平均要素値を用いず、トップ10URLに応じて新たに算出した平均要素値のみを用いて診断を行ってもよい。
【0075】
また、依頼者PC12によってホームページ診断を実行する際、依頼者PC12の制御部は、算出した平均要素値および算出に使用したランキング要素値を、依頼者PC12の記憶装置(図示せず)に蓄積するようになっていてもよい。これにより、各依頼者PC12内に、平均要素値のデータベースを構築できる。
【0076】
また、本実施の形態では、図1におけるS2〜S4の処理(診断用データの確認に関する処理)を、依頼者PC12によって行うとしている。しかしながら、これに限らず、これらの処理を、TMサーバー11の制御部22が実行するようにしてもよい。
【0077】
この場合、依頼者PC12は、ユーザーの入力した診断用データをそのままTMサーバー11に送信する。そして、制御部22が、その内容を確認して、不備のある場合には、依頼者PC12に対して、再度、診断用データの入力フォームを送信し、診断用データの再入力を促すようになる。
【0078】
また、本実施の形態では、ホームページを構成するデータがHTMLデータ(HTML(HyperText Markup Language)の形式で構成されているデータ)であるとしている。
しかしながら、本システムにおいて取り扱えるホームページの構成データは、HTMLデータに限らない。すなわち、本システムでは、ホームページが、HTMLデータ以外のデータ、例えば、動的にHTMLデータを生成するプロトコルからなるデータから構成されている場合でも、そのデータがテキストを含むものであれば、その診断を容易に行えるものである。また、本システムにおいて診断可能な構成データの具体例としては、XML(EXtensible Markup Language)データ,JSP(Java(登録商標) server Pages)データ,PHP(Hypertext PreProcessor)データ,ASP(Active Server Pages),VBA(Visual Basic for Applications)データなどを挙げられる。
【0079】
また、図1に示したホームページ診断処理では、制御部22が、トップ10URLにかかるホームページの各項目に関する平均要素値を算出するとしている。しかしながら、これに限らず、制御部22は、これらのホームページにおける各項目に関する、ランキング要素値の割合(ページ全体のサイズ・文字数に対する各項目のサイズ・文字数の割合、あるいは、各項目内におけるキーワードとキーワード以外の文字との比(サイズあるいは文字数の比))を算出・比較するようにしてもよい。この場合、制御部22は、診断ページにおける同様の割合を算出し、トップ10URLに関する割合と比較することとなる。
【0080】
また、本実施の形態では、記憶部23に既存の総平均要素値が存在する場合には、制御部22が、総平均要素値の算出に使用した全ランキング要素値と、新たに求めた平均要素値の算出に使用したランキング要素値とを合計したものの平均値を、比較に使用する総平均要素値とするとしている。
【0081】
しかしながら、これに限らず、制御部22は、新たに算出した平均要素値と、記憶部23に記憶されている既存の総平均要素値との平均を算出するように設定されていてもよい。この場合、制御部22は、既存の総平均要素値の母数(平均要素値の算出に使用されたランキング要素値の総数)と、新たに算出した平均要素値の母数(10個)との比を考慮して総平均要素値を算出することが好ましい。
【0082】
また、本実施の形態では、制御部22は、トップ10URLにかかるホームページの各項目に関する平均要素値を算出するとしているが、この平均値は、相加平均でも相乗平均でもよい。
【0083】
また、図1に示した処理では、制御部22は、トップ10URLにかかるホームページの各項目に関する平均要素値を算出した後、診断ページに関するランキング要素値との比較を行うとしている。しかしながら、制御部22は、このような比較を実行しないように設定されていてもよい。この場合、制御部22は、対象サーチエンジン・診断キーワードに関するトップ10URLおよびそのHTMLデータを取得して平均要素値を算出した後、算出結果だけを依頼者PC12に伝達することとなる。
【0084】
また、図1に示す処理において、ジャバスクリプトやクッキーによる制限によって、所定時間(例えば60秒)以内での連続使用(「診断開始」ボタンを所定時間内に複数回クリックすること)を禁じるようにしてもよい。また、ジャバスクリプトを用いて警告ダイアログを出すようにしてもよい。
【0085】
また、本システムでは、トップ10URLを用いた処理を実行するとしているが、診断(比較)に用いるHTMLデータの数は、10個に限らず、より少なくても多くてもよい。また、TMサーバー11では、制御部22が、外部(TMサーバー11の管理者あるいは他の装置など)から入力されたトップ10URLの構成データを用いて、その総平均要素値を算出するように設定されていてもよい(必ずしもTMサーバー11によって構成データを取得する必要はない)。
【0086】
また、本実施の形態では、依頼者PC12に診断ホームページが記憶されているとしている。しかしながら、これに限らず、診断ホームページは、インターネット13上に公開されていれば、他の端末装置やサーバーに記憶されていてもよい。この場合、ユーザーは、診断用データの入力の際、URLを用いて診断ホームページを指定することとなる。
【0087】
また、本実施の形態では、では、依頼者PC12によって診断ホームページをインターネット13上に公開するとしている。しかしながら、これに限らず、診断ホームページは依頼者PC12上に公開されていなくてもよい。この場合、URLは、診断用データの入力の際、依頼者PC12に記憶されている診断ホームページにおけるHTMLデータのファイルを指定することとなる。
【0088】
また、本実施の形態では、TMサーバー11におけるホームページ診断処理を、制御部22の制御により行うとしている。しかしながら、これに限らず、ホームページ診断処理を行うためのプログラムを記録媒体に記録し、このプログラムを読み出すことのできる情報処理装置を、制御部22に代えて用いるようにしてもよい。
【0089】
この構成では、情報処理装置の演算装置(CPUやMPU)が、記録媒体に記録されているプログラムを読み出し、ホームページ診断処理を実行する。従って、このプログラム自体が、ホームページ診断処理を実現するといえる。
【0090】
ここで、上記の情報処理装置としては、一般的なコンピューター(ワークステーションやパソコン)の他に、コンピューターに装着される、機能拡張ボードや機能拡張ユニットを用いることができる。
【0091】
また、上記のプログラムとは、ホームページ診断処理を実現するソフトウェアのプログラムコード(実行形式プログラム,中間コードプログラム,ソースプログラム等)のことである。このプログラムは、単体で使用されるものでも、他のプログラム(OS等)と組み合わせて用いられるものでもよい。また、このプログラムは、記録媒体から読み出された後、装置内のメモリ(RAM等)にいったん記憶され、その後再び読み出されて実行されるようなものでもよい。
【0092】
また、プログラムを記録させる記録媒体は、情報処理装置と容易に分離できるものでもよいし、装置に固定(装着)されるものでもよい。さらに、外部記憶機器として装置に接続するものでもよい。
【0093】
このような記録媒体としては、ビデオテープやカセットテープ等の磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROM,MO,MD,DVD,CD−R等の光ディスク(光磁気ディスク)、ICカード,光カード等のメモリカード、マスクROM,EPROM,EEPROM,フラッシュROM等の半導体メモリなどを適用できる。
また、ネットワーク(イントラネット・インターネット等)を介して情報処理装置と接続されている記録媒体を用いてもよい。この場合、情報処理装置は、ネットワークを介するダウンロードによりプログラムを取得する。すなわち、上記のプログラムを、ネットワーク(有線回線あるいは無線回線に接続されたもの)等の伝送媒体(流動的にプログラムを保持する媒体)を介して取得するようにしてもよい。なお、ダウンロードを行うためのプログラムは、装置内にあらかじめ記憶されていることが好ましい。
【0094】
また、本発明を、インターネットのサーチエンジンにおけるホームページランキングを解析するランキング解析装置において、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを入手するデータ取得部と、入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備え、さらに、上記ランキング要素値に、構成データにおけるキーワードの出現数、および、構成データのサイズの少なくとも一方が含まれている構成である、と表現することもできる。キーワードの出現度やサイズは、多くのサーチエンジンにおいて重要なランキング要素となっている。従って、これらをランキング要素に盛り込むことで、比較結果をより有意義なものとできる。
【0095】
また、本発明を、インターネットのサーチエンジンにおけるホームページランキングを解析するランキング解析方法において、データ取得部によって、任意のキーワードに関するサーチエンジンのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページのHTMLデータを入手する上位データ取得工程と、制御部によって、入手した複数のHTMLデータにおけるランキング要素値の平均値を算出する平均値出力工程とを含む方法である、と表現することもできる。
【0096】
また、本発明のランキング解析プログラムは、コンピューター(情報処理装置)を、特許請求の範囲に記載のランキング解析装置のデータ取得部および制御部として機能させるためのものである。コンピューターにこのプログラムを読み取らせることで、ランキング解析装置におけるデータ取得部および制御部の処理を、そのコンピューターによって実現することが可能となる。
【0097】
また、これらのプログラムをコンピューター読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログラムの保存・流通を容易に行えるようになる。さらに、この記録媒体を読み込ませることで、一般的なコンピューターによって、ランキング解析装置におけるデータ取得部および制御部の処理を実施できる。
【0098】
また、本発明を、以下の第1ランキング解析装置,第1ランキング要素値記憶装置,第1HTML変更点教示装置として表現することもできる。
すなわち、第1ランキング解析装置(TMサーバー11、特に制御部22に相当)は、インターネットのサーチエンジン(検索エンジン)におけるランキングを向上させるためのランキング解析装置において、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページ(ウェブサイト)の構成データを取得するデータ取得部と、入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備えている構成である。
【0099】
また、第1ランキング要素値記憶装置(TMサーバー11、特に記憶部23に相当)は、上記制御部によって取得されたランキング要素値を累積記憶しておく記憶部を備え、制御部は、新たに調査した構成データのランキング要素値と記憶部に記憶されている全ランキング要素値とを合計したものの平均値を算出(および記憶部に記憶)するように設定されていることを特徴とする第1ランキング解析装置と連動したランキング要素値記憶装置である。
【0100】
また、第1HTML変更点教示装置(TMサーバー11、特に制御部22に相当)は、第1ランキング要素記憶装置に累積(あるいは記憶)された理想的なランキング要素値群(算出された平均値の群)と診断対象のホームページの構成データのランキング要素値とを比較して、任意のサーチエンジンにおいて診断対象のホームページ(ウェブサイト)が上位にリストアップされるように教示を与える構成である。
【0101】
【発明の効果】
以上のように、本発明のランキング解析装置(本解析装置)は、インターネットのサーチエンジンにおけるランキング規定を解析するランキング解析装置において、任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを取得するデータ取得部と、入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備えている構成である。
【0102】
本解析装置では、上位にランクされているホームページに関するランキング要素値の平均値を算出することで、ランキング規定の不明なサーチエンジンに関する、理想的なランキング要素値を帰納できるようになっている。
従って、この平均値に合わせてホームページのランキング要素値を修正することで、どのようなサーチエンジンに関しても、そのランキングを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるホームページ診断システムのTMサーバーにおけるホームページ診断処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】上記ホームページ診断システムの構成を示すブロック図である。
【図3】TMサーバーから依頼者PCに送信される診断用データの入力フォームの表示例を示す説明図である。
【図4】図1に示したホームページ診断処理において作成される要素値配列表の例を示す説明図である。
【図5】HTMLデータの例を示す説明図である。
【図6】図2に示した記憶部に記憶されている総平均要素値を、TMサーバーの表示装置に示した場合の表示画面(管理画面)を示す説明図である。
【図7】図1に示したホームページ診断処理の結果である、比較検証結果の例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 TMサーバー(ランキング解析装置)
13 インターネット
21 データ通信部(データ取得部)
22 制御部(データ取得部,制御部)
23 記憶部
12 依頼者PC
Claims (3)
- インターネットのサーチエンジンにおけるランキング規定を解析するランキング解析装置において、
任意のキーワードに関するサーチエンジンでのランキングの上位にリストアップされている複数のホームページの構成データを取得するデータ取得部と、
入手した複数の構成データにおけるランキング要素値を調査し、その平均値を算出する制御部とを備えていることを特徴とするランキング解析装置。 - 上記制御部によって取得されたランキング要素値を累積記憶しておく記憶部を備え、
制御部は、新たに調査した構成データのランキング要素値と記憶部に記憶されている全ランキング要素値とを合計したものの平均値を算出するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のランキング解析装置。 - 上記の制御部が、算出したランキング要素値の平均値と、診断対象のホームページにおける構成データのランキング要素値とを比較して、比較結果を出力するように設定されていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載のランキング解析装置。
Priority Applications (1)
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2002
- 2002-06-21 JP JP2002180879A patent/JP2004029884A/ja active Pending
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