JP3864829B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管に接続された給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の給湯装置は、浄水器付き電気湯沸かし器として、特開2001−263819公報に記載されているようなものがあった。図11は前記公報に記載された従来の浄水器付き電気湯沸かし器のブロック図を示すものである。
【0003】
図11において、貯湯容器内のお湯の量を検知する水位検知手段13にてお湯がある一定値より少ないのを検知すると、給水弁14を開き、浄水を貯湯容器2に給水するが、もし水位検知手段13にて水位の上昇が確認されない場合には、制御手段6にて断水と判断して、ヒーター4をオフにして、図示していない表示部やブザー等で断水報知する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、断水を検知すると加熱をオフする構成となっており、断水を検知している間に、貯湯容器内で雑菌が繁殖するという問題があった。また、浄水用のカートリッジが無く容器内に水が給水できず通常動作を行えない場合に、容器内に雑菌が繁殖するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために本発明は、断水検知手段にて断水を検知すると、加熱手段にて加熱を行うことにより容器内の雑菌を死滅させるものである。また、浄水用のカートリッジが取り付けられてないことを検知すると、液体の加熱を行い容器内に雑菌が繁殖することを防ぐものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、液体を収容する容器と、前記液体を加熱する加熱手段と、水道管からの給水が停止していることを検知する断水検知手段を備え、前記断水検知手段にて水道管からの給水が停止していることを検知すると、前記加熱手段にて前記容器内の液体の加熱を行い、その後、所定の温度に保温する構成とすることにより、容器内を常に高温に保温し雑菌を死滅させ、断水中に容器の中で雑菌が繁殖することを防ぐことが出来る。
【0007】
請求項2に記載の発明は、特に請求項1において、断水検知手段にて水道管からの給水が停止していることを検知すると、加熱手段にて前記容器内の液体の加熱を行い、所定時間経過後、加熱手段をオフし、断水から復帰後、所定の温度に保温する構成とすることにより、容器内の雑菌を死滅させるだけでなく、消費電力を低減することが出来る。
【0008】
請求項3に記載の発明は、特に請求項1または2において、所定の温度を、通常保温する温度とすることにより、容器内の雑菌の繁殖を防ぐだけでなく、断水が復帰したときに、すぐに湯を使用することができる。
【0009】
請求項4に記載の発明は、特に請求項において、所定の温度を、通常保温する温度と異なる温度とすることにより、例えば、通常保温する温度より低くすると保温時の消費電力を低減することが可能となる。
【0010】
請求項5に記載の発明は、特に請求項1〜4において、容器内の液体の量を検知する貯湯量検知手段を備え、前記貯湯量検知手段にて検知した量が所定の量より少ない場合には、断水検知手段にて断水を検知しても加熱手段による加熱を行わないで、断水から復帰したときに前記容器に液体を追加し加熱を行う構成とすることにより、容器内の残水量が少ない場合に、無駄な電力の消費を抑えることができる。
【0011】
請求項6に記載の発明は、特に請求項1〜4において、容器内の水を吐出する吐出手段を備え、断水検知手段にて断水を検知している状態においても、前記吐出手段にて、前記容器内の水を吐出できる構成とすることにより、断水中でも、容器内に残っているお湯は吐出することができ、使い勝手を向上させることができる。
【0012】
請求項7に記載の発明は、液体を収容する容器と、前記液体を加熱する加熱手段と、浄水用のカートリッジと、カートリッジの有無を検知するカートリッジ検知手段を備え、カートリッジが取り付けられていないことを前記カートリッジ検知手段にて検知すると、前記液体の加熱を行い、その後、液体を所定の温度に保温する構成とすることにより、カートリッジが無く容器内に水が給水できず通常動作を行えない場合においても、容器内に雑菌が繁殖することを防ぐことが出来る。
【0013】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項7において、カートリッジが取り付けられていないことをカートリッジ検知手段にて検知すると、液体の加熱を行い、所定時間経過後、加熱手段をオフし、カートリッジが取り付けられたことを検知後所定の温度に保温する構成とすることにより、容器内の雑菌の繁殖を防ぐだけでなく、消費電力を低減することが出来る。
【0014】
請求項に記載の発明は、特に請求項7または8において、容器内の液体の量を検知する貯湯量検知手段を備え、前記貯湯量検知手段にて検知した量が所定の量より少ない場合には、カートリッジが取り付けられていないことをカートリッジ検知手段にて検知しても、加熱を行わないでカートリッジが取り付けられたことを検知したときに、前記容器に液体を追加し加熱を行う構成とすることにより、容器内の残水量が少ない場合に無駄な電力の消費を抑えることができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の実施例1について図面を参照にしながら説明する。図1において、1は水道管、2は分岐栓、3は止水栓である。4はキッチンユニット5内部に収められた給湯装置の水の加熱ユニットで、内部に水を入れる容器6がある。水道管1から分岐栓2により分岐した接続管7は、給水弁8を介して浄水カートリッジ9の入り口に取り付けられている。浄水カートリッジ9の出口には、水量検知センサ11が接続され、さらにその先に切替弁10が接続されている。
【0016】
水量検知センサ11は断水を検知する断水検知手段をなし、水の通過水量を検知するものであり、水が通過すると、内部の羽根が回転して、その回転軸に磁石が取り付けられ磁石の通過回数をホールICで検知して、ホールICからのパルス数をカウントすることにより通過水量を検知する仕組みとなっている。
【0017】
容器6には水を加熱する加熱手段を構成する主ヒータ12と加熱した水を保温する補助ヒータ13と容器6の湯温を検出するサーミスタ等で構成される温度センサ14とが当接されている。さらには、容器6内の水をキッチンユニット5上部に導水する排水手段の一部をなすポンプ15が取り付けられている。
【0018】
さらに、容器6上部には、満水を検知する満水検知センサ16も取り付けられている。本実施例では、容器6の満水量を2000mlとしている。17はキッチンユニット5の上部に設けられた水栓で、容器内の湯を導水する湯パイプ18と、切替弁10がオフしているときに接続される水パイプ19と、容器6上部に連通した蒸気パイプ20とを収納している。
【0019】
24は貯湯量検知手段であり、この検知結果より貯湯容量を前記操作部22に表示する。その貯湯容量の検知方法は、ポンプ15の駆動時間と、水量検知センサ11の検知水量から演算されたものであり詳細は後述する。25は停電時に貯湯量検知手段24の検知量をバックアップするバックアップ手段である。
【0020】
水栓17の外面には操作部22が設けられており、この中には、前述した排水手段の操作を行うロック解除スイッチ33や出湯スイッチ35等が備えられている。図2によりその詳細を説明する。
【0021】
図2において、まず、浄水を出水する場合には、浄水スイッチ31を押すと浄水LED32が点灯して、給水弁8がオンする。給水弁8がオンすると、水道水は、浄水カートリッジ9を通過して、切替弁10がオフとなっているので、水パイプ19を通過して出水する。もう一度、浄水スイッチ31を押すと浄水LED32が消灯して、給水弁8がオフし、水パイプ19からの出水が止まる。
【0022】
次に、お湯を出湯するための排出手段の動作を説明する。ロック解除スイッチ33を押すとロック解除LED34が点灯する。その10秒以内に出湯スイッチ35を押すと、その出湯スイッチ35を押している間のみ、ポンプ15が駆動して、容器6内の湯は湯パイプ18を通して出湯する。出湯スイッチ35を離すと、その約10秒後にロック解除LED34が消灯するとともに、ポンプ15がオフされて湯パイプ18からの出湯は禁止状態となる。
【0023】
次に、湯量表示例について図3により、その詳細を説明する。湯量1LED36と湯量2LED37、湯量3LED38は、貯湯量検知手段24の検知した貯湯量と温度センサ14の検知温度に応じて変化する。
【0024】
温度センサ14の検知温度が90℃未満の場合には、図3(a)の示すように、湯量1LED36が点滅表示となる。温度センサ14の検知温度が90℃以上の場合には、貯湯量検知手段24の推定した貯湯量に応じて変化する。貯湯量検知手段24の推定した貯湯量が500ml未満の場合には、(b)に示すように、湯量1LED36が点灯表示となり、貯湯量検知手段24の検知した水量が1000ml未満の場合には、(c)に示すように、湯量1LED36と湯量2LED37が点灯表示となり、貯湯量検知手段24の検知した水量が1000ml以上の場合には(d)に示すように、湯量1LED36と湯量2LED37、湯量3LED38が点灯表示となる。
【0025】
次に、実際の動作について、図1から図3を参照しながら説明する。電源を投入すると、切替弁10がオンした後、給水弁8がオンする。給水弁8がオンすると水は、水道管1から浄水カートリッジ9を通過した後、切替弁10によって、容器6に貯水していく。水量検知センサ11によって通過水量が400mlに達すると、給水弁8と切替弁10をオフして容器6内への貯水は止まる。その後、主ヒータ12と補助ヒータ13をオンして、容器6内の水を加熱する。
【0026】
その時の操作部22の表示は、温度センサ14の検知温度が90℃未満となっているので、図3(a)に示すように、湯量1LED36が点滅表示となる。その後、温度センサ14の検知温度が90℃以上に達すると、図3(b)に示すように、湯量1LED36が点灯表示となる。さらに、温度センサ14の検知温度が95℃以上に達すると、再度、切替弁10と給水弁8をオンして、容器6内に再び水を貯水していく。水量検知センサ11により通過水量が100mlに達すると、給水弁8と切替弁10をオフして容器6内への貯水を止める。ここで、貯湯量検知手段24の推定した貯湯量は、前回の貯湯量と合わして、
400ml+100ml=500ml
となる。また、図3(c)に示すように、湯量1LED36と湯量2LED37が点灯表示となる。ここで、停電が発生しても、バックアップ手段25によって、貯湯量検知手段24の推定した貯湯量を記憶している。
【0027】
停電から復帰した場合には、このバックアップ手段25によって復帰させて、貯湯量検知手段24の推定した貯湯量を500mlと設定し直す。温度センサ14の検知温度が95℃に達すると、切替弁10と給水弁8をオンして、容器6内に水をさらに100ml貯水する。このような給水動作を15回繰り返すと、貯湯量検知手段24の推定した貯湯量は、
400ml+100ml×15回=1900ml
となる。サーミスタ検知温度が95℃に達して、容器6内に水を100ml貯水するまでに満水検知センサ16が容器6内の貯湯量を2000mlと検知すると、切替弁10と給水弁8をオフして、貯水動作を終了する。それとともに、貯湯量検知手段24の推定した貯湯量を2000mlと設定しなおす。その後、温度センサ14の検知温度が95℃に達すると主ヒータ12と補助ヒータ13をオフする。その時の操作部22の表示は、図3(d)に示すように、湯量1LED36と湯量2LED37、湯量3LED38が点灯表示となる。温度センサ14の検知温度が95℃未満を検知すると、補助ヒータ13がオンして容器6内のお湯を高温保温する。
【0028】
以上のような繰り返し湯沸かし動作中あるいは保温状態中にロック解除スイッチ33を押すとロック解除LED34が点灯して、その10秒以内に出湯スイッチ35を押すと、ポンプ15が駆動して、容器6内の湯を湯パイプ18を通して出湯する。この時残水量を以下のように判断する。本実施例の場合には、ポンプ15の出湯能力が、1分間で2400mlとなるように構成してあるので、1秒間あたりの出湯量を
2400ml/60s=40ml/s
として、記憶しておき、ポンプ15の駆動時間の記憶されている単位秒あたりの出湯量から計算する。例えば30秒間出湯が行われたとすると、出湯量は、
30s×40ml=1200ml
となり、貯湯量検知手段24の推定した貯湯量は、満水の場合は、
2000ml−1200ml=800ml
となる。すると図3(c)に示すように、湯量1LED36と湯量2LED37が点灯表示となる。また貯湯量検知手段24の推定した貯湯量が1000ml未満となると、満水検知センサ16が満水を検知するまで、容器6内への100ml毎の貯水を行う。それとともに、主ヒータ12と補助ヒータ13による容器6の加熱も行う。
【0029】
以上の動作の中で、容器6内への貯水動作を行う際や、浄水スイッチの動作により浄水を出水する際に、水量検知手段11にて水の流れを検知するが、もし、貯水動作や出水動作を行っている状態であるにも関わらず、水量検知手段11にて、水の流れを所定時間(本実施例では10秒とする)連続して検出しなかった場合には、水道水の供給が行われていない断水状態であると判断し、湯量1LED36と湯量3LED38を交互点滅させ、断水状態であることを表示するとともに、ロック解除ボタンスイッチ33と出湯ボタンスイッチ35の受付を禁止する。(以下、この状態を断水検知状態とする。)つづいて、この断水検知状態の動作について、図4を用いて説明する。
【0030】
断水を検知すると、ステップs1で先ず、給水弁8と切替弁10をオフする。そして次に、温度センサ14の検知温度を測定し(ステップs2)、その温度T1が90℃未満であればs3に移行し、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオンし、ステップs7へ移行する。
【0031】
ステップs2で検知温度T1が90℃以上であれば、ステップs4へ移行して再度検知温度T1の判定を行い、T1が95℃未満であれば、ステップs5へ移行し、主ヒーター12をオフさせ補助ヒーター13をオンしてステップs7へ移行する。ステップs4にて検知温度T1が95℃以上の場合には、ステップs6へ移行し、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフし、ステップs7へ移行する。
【0032】
ステップs7では、浄水を出水する際のスイッチである浄水スイッチ31が押されたかどうかを確認する。浄水スイッチ31が押されていない場合には、ステップs2へ戻り、一方、押されたことを検知した場合には断水検知状態より復帰し、給水弁8をオンさせ、浄水の出水動作を開始する。
【0033】
つまり、断水検知状態では、浄水スイッチ31が押されるまでは、温度センサ14の検知温度T1が約95℃を維持するように加熱動作を行っており、この加熱動作により容器6内のお湯を高温に保ち、断水を検知している間に容器6内に雑菌が繁殖するのを防ぐことが可能となる。
【0034】
なお、本実施例では、断水検知中は、約95℃で保温維持するように主ヒーター12及び補助ヒーター13を動作させる構成としたが、保温温度は95℃に限るものではなく、一般的には、60℃以上であれば、雑菌の繁殖を抑えることができるとともに、保温温度を低くするほど、保温維持に要する電力量の消費を低減することが可能となる。また、ヒーターについても、主ヒーター12を用いず補助ヒーター13のみのオンオフ制御によっても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0035】
また、本実施例では、断水検知を水量検知センサ14を用いて行う構成としたが、これに限るものではなく、例えば、容器内の貯湯量を検知する貯湯量検知手段24によって、貯水動作による貯湯量の変化から断水を検知することも可能であるし、水管の音や振動を感知するセンサを用いて断水を検知することも可能である。
【0036】
なお、本実施例では、容器6内の満水量を2000ml、容器6内への1回の給水量を100mlとしているが、これらの水量に限定されるものではない。
【0037】
また、断水検知中は出湯動作を禁止する構成としたが、ロック解除ボタンスイッチと出湯ボタンスイッチを受け付け、出湯可能とすることにより、断水中であっても、容器6内に残っているお湯に関しては出湯でき使い勝手を向上することも可能である。
【0038】
また、本実施例では、断水検知中の表示を、湯量1LED36と湯量3LED38の交互点滅による表示としたが、これに限るものではなく、例えば、浄水LED32を点滅させ、復帰するための操作を促す構成とすることにより、操作性を向上させることも可能である。また、断水検知専用のLEDを設けることにより、表示内容を分かり易くし、使い勝手を向上させることも可能である。
【0039】
また、本実施例では貯湯量検知手段24を、水量検知センサ11とポンプ15の駆動時間と満水検知センサ16を組み合わせて検知する構成としたが、これに限るものではなく、例えば、容器6の底部の一部に穴を設け、その穴を塞ぐように圧力センサを配置し、その圧力センサにかかる水圧を検知する構成や、フロートを容器6内に入れ、そのフロートの高さを検知して貯湯量を求める構成としても同様の効果が得られる。
【0040】
(実施例2)
本発明の実施例2について図面を参照しながら説明する。図5は実施例2における断水検知状態の動作を示すフローチャートである。
【0041】
断水を検知すると、ステップs1で先ず、給水弁8と切替弁10をオフする。そして次に、温度センサ14の検知温度を測定し(ステップs2)、その温度T1が90℃未満であればs3に移行し、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオンし、ステップs7へ移行する。
【0042】
ステップs2で検知温度T1が90℃以上であれば、ステップs4へ移行し再度検知温度T1の判定を行い、T1が95℃未満であれば、ステップs5へ移行し、主ヒーター12をオフさせ補助ヒーター13をオンしてステップs7へ移行する。ステップs4にて検知温度T1が95℃より大きい場合には、ステップs8へ移行する。
【0043】
ここで、時間経過の測定(以下、計時とする)が開始されていなければ、ステップs9へ移行し計時を開始してからステップs6へ移行する。一方、ステップs8で計時がすでに開始されている場合は、そのままステップs6へ移行する。ステップs6では、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフし、ステップs7へ移行する。
【0044】
ステップs7では、浄水を出水する際のスイッチである浄水スイッチ31が押されたかどうかを確認する。浄水スイッチ31が押されていない場合には、ステップs10へ移行し、計時開始から5分以上経過している場合には、ステップs11に移行して主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフし、s7に戻り、一方、5分以上経過していない場合もしくは計時を開始していない場合はステップs2に戻る。s7にて浄水スイッチ31が押されたことを検知した場合には、断水検知状態より復帰し、給水弁8をオンさせ、浄水の出水動作を開始する。
【0045】
つまり、浄水スイッチ31が押されるまでは、温度センサ14の検知温度T1が約95℃を維持するような加熱動作を最低5分間は行い、この加熱動作により最低5分以上は容器6内のお湯を高温に保ち、断水を検知している間に容器6内に雑菌が繁殖するのを防ぐだけでなく、約95℃を維持するような加熱動作を最低5分間行ったあとは、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフさせることにより、加熱手段により消費する電力を大幅に低減することができる。
【0046】
なお、本実施例では、最低5分間は約95℃で保温する制御を行う構成としたが、高温で保温する最低時間は5分に限ったものでなく、雑菌の繁殖を防ぐのに十分な時間であれば良いことは言うまでもない。
【0047】
(実施例3)
本発明の実施例3について図面を参照しながら説明する。図6は実施例3における断水検知状態の動作を示すフローチャートであり、実施例1と同様の部分には同じステップ番号を付している。
【0048】
本実施例が、実施例1と大きく異なる点は、ステップs12とs13が追加されているところである。このステップs12とs13により、貯湯量検知手段24で検知した容器6に残っているお湯が200ml未満の場合には、主ヒーター12と補助ヒーター13をオフし加熱を停止する構成となっている。
【0049】
これにより、容器6内の残水量が少ない場合は、加熱及び保温を行っても、断水から復帰したときに浄水が追加され、再度加熱を行わなければならず、断水中の無駄な加熱動作を排除し消費電力を抑えることが可能となる。
【0050】
なお、本実施例では、残水量200mlを加熱動作を行う境界としたが、200mlに限る必要はなく、例えば残水量0mlを境界とすることにより、容器内に湯が少しでも残っている場合は加熱を行い、雑菌の繁殖を更に抑えることが可能となる。
【0051】
(実施例4)
本発明の実施例4について図面を参照しながら説明する。図7は実施例4における給湯装置のブロック図である。
【0052】
本実施例が、実施例1と大きく異なる点は、浄水カートリッジ9の取り付けの有無を検知するカートリッジ検知手段40を備えた点である。このカートリッジ検知手段40は、スイッチ等で構成され、浄水カートリッジ9が正常に取り付けられると、カートリッジ検知手段40を構成するスイッチがオンされ、浄水カートリッジ9が取り付けられていることを認識し、一方、このスイッチがオフすると、浄水カートリッジ9が取り付けられていないと判断する。浄水カートリッジ9が取り付けられていないことを検知すると、操作部22の湯量2LED37を点滅する表示を行う。以下、このカートリッジ検知手段40にて浄水カートリッジ9が取り付けられていないことを検知したときの動作について、図8を参照しながら説明する。
【0053】
図8は浄水カートリッジ9が取り付けられていないことを検知したときの動作を示すフローチャートである。
【0054】
浄水カートリッジ9が取り付けられていないことを検知すると、ステップs51で先ず、給水弁と切替弁をオフする。そして次に、温度センサ14の検知温度を測定し(ステップs52)、その温度T1が90℃未満であればs53に移行し、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオンし、ステップs57へ移行する。
【0055】
ステップs52で検知温度T1が90℃以上であれば、ステップs54へ移行し、検知温度T1の判定を行い、T1が95℃未満であれば、ステップs55へ移行し、主ヒーター12をオフさせ補助ヒーター13をオンしてステップs57へ移行する。ステップs54にて検知温度T1が95℃以上の場合には、ステップs56へ移行し、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフし、ステップs57へ移行する。
【0056】
ステップs57では、浄水カートリッジ9が取り付けられているかどうかを検知する。取り付けられていない場合にはステップs52へ戻り、取り付けられていることを検知した場合には、通常動作に復帰する。
【0057】
つまり、浄水カートリッジ9が正常に取り付けられるまでは、温度センサ14の検知温度T1が約95℃を維持するように加熱動作を行っており、この加熱動作により容器6内のお湯を高温に保ち、容器6内に雑菌が繁殖するのを防ぐことが可能となる。
【0058】
なお、本実施例では、浄水カートリッジが取り付けられていない状態では、約95℃で保温維持するように主ヒーター12及び補助ヒーター13を動作させる構成としたが、保温温度は95℃に限るものではなく、一般的には、60℃以上であれば、雑菌の繁殖を抑えることができるとともに、保温温度を低くするほど、保温維持に要する電力量の消費を低減することが可能となる。また、ヒーターについても、主ヒーター12を用いず補助ヒーター13のみのオンオフ制御によっても、同様の効果が得られる。
【0059】
また、浄水カートリッジ9が取り付けられていないと検知している間も、ロック解除スイッチ33と出湯スイッチ35を受け付け、出湯可能とすることにより、容器6内に残っているお湯に関しては出湯でき使い勝手を向上することも可能である。
【0060】
また、本実施例では、浄水カートリッジ9が取り付けられていないときの表示を、湯量2LED37の点滅による表示としたが、これに限るものではなく、例えば、カートリッジ取り付け有無専用のLEDを設け、カートリッジの取り付けを促す構成とすることにより、表示内容が分かり易くなり、使い勝手を向上させることも可能である。
【0061】
(実施例5)
本発明の実施例5について図面を参照しながら説明する。図9は実施例5において、浄水カートリッジ9が取り付けられていないことを検知したときの動作を示すフローチャートである。
【0062】
浄水カートリッジ9が取り付けられていないことを検知すると、ステップs51で先ず、給水弁8と切替弁10をオフする。そして次に、温度センサ14の検知温度を測定し(ステップs52)、その温度T1が90℃未満であればs53に移行し、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオンし、ステップs57へ移行する。
【0063】
ステップs52で検知温度T1が90℃以上であれば、ステップs54へ移行し再度検知温度T1の判定を行い、T1が95℃未満であれば、ステップs55へ移行し、主ヒーター12をオフさせ補助ヒーター13をオンしてステップs57へ移行する。ステップs54にて検知温度T1が95℃以上の場合には、ステップs58へ移行する。
【0064】
ここで、時間経過の測定(以下、計時とする)が開始されていなければ、ステップs59へ移行し計時を開始してからステップs56へ移行する。一方、ステップs58で計時がすでに開始されている場合は、そのままステップs56へ移行する。ステップs56では、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフし、ステップs57へ移行する。
【0065】
ステップs57では、浄水カートリッジ9が取り付けられているかどうかを検知する。取り付けられていない場合にはステップs60へ移行し、計時開始から5分以上経過している場合には、ステップs61に移行して主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフしてs57に戻り、5分以上経過していない場合もしくは計時を開始していない場合はステップs52に戻る。一方、s57にて浄水カートリッジが取り付けられていることを検知した場合には、通常動作に復帰する。
【0066】
つまり、浄水カートリッジが正常に取り付けられるまでは、温度センサ14の検知温度T1が約95℃を維持するような加熱動作を最低5分間は行い、この加熱動作により最低5分以上は容器6内のお湯を高温に保ち、容器6内に雑菌が繁殖するのを防ぐだけでなく、約95℃を維持するような加熱動作を最低5分間行ったあとは、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフさせることにより、加熱手段により消費する電力を大幅に低減することができる。
【0067】
なお、本実施例では、最低5分間は約95℃で保温する制御を行う構成としたが、高温で保温する最低時間は5分に限ったものでなく、雑菌の繁殖を防ぐのに十分な時間であれば良いことは言うまでもない。
【0068】
(実施例6)
本発明の実施例6について図面を参照しながら説明する。図10は実施例6にいて浄水カートリッジ9が取り付けられていないことを検知したときの動作を示すフローチャートであり、実施例4と同様の部分には同じステップ番号を付している。
【0069】
本実施例が、実施例4と大きく異なる点は、ステップs62とs63が追加されているところである。このステップs62とs63により、貯湯量検知手段24で検知した容器6に残っているお湯の量が200ml未満の場合には、主ヒーター12と補助ヒーター13の両方をオフし加熱を停止する構成となっている。
【0070】
これにより、容器6内の残水量が少ない場合は、加熱及び保温を行っても、浄水カートリッジが取り付けられたときに容器6内に浄水が追加され、再度加熱を行わなければならず、浄水カートリッジが取り付けられていない間の無駄な加熱動作を排除し消費電力を抑えることが可能となる。
【0071】
なお、本実施例では、残水量200mlを加熱動作を行う境界としたが、200mlに限る必要はなく、例えば残水量0mlを境界とすることにより、容器内に湯が少しでも残っている場合は加熱を行い、雑菌の繁殖を更に抑えることが可能となる。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、断水検知中も容器内の液体を加熱する動作を行うことにより、容器内を常に高温に保温し雑菌を死滅させ、断水中に容器の中で雑菌が繁殖することを防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における給湯装置のブロック図
【図2】 本発明の実施例1における給湯装置の操作部を示す図
【図3】 (a)本発明の実施例1における給湯装置の温度センサの検知温度が90℃未満となっている時の操作部表示を示す図
(b)同、給湯装置の温度センサの検知温度が90℃以上に達し、かつ貯湯量検知手段の推定した貯湯量が500ml未満の場合の操作部表示を示す図
(c)同、給湯装置の貯湯量検知手段の検知した水量が1000ml未満の場合の操作部表示を示す図
(d)同、給湯装置の貯湯量が満杯になり、かつ保温状態になったときの操作部表示を示す図
【図4】 本発明の実施例1における断水検知時の動作を示すフローチャート
【図5】 本発明の実施例2における断水検知時の動作を示すフローチャート
【図6】 本発明の実施例3における断水検知時の動作を示すフローチャート
【図7】 本発明の実施例4における給湯装置のブロック図
【図8】 本発明の実施例4における浄水カートリッジ無しのときの動作を示すフローチャート
【図9】 本発明の実施例5における浄水カートリッジ無しのときの動作を示すフローチャート
【図10】 本発明の実施例6における浄水カートリッジ無しのときの動作を示すフローチャート
【図11】 従来の浄水器付き電気湯沸かし器を示すブロック図
【符号の説明】
1 水道管
6 容器
9 浄水カートリッジ
11 水量検知センサ(断水検知手段)
12 主ヒーター(加熱手段)
13 補助ヒーター(加熱手段)
15 ポンプ(吐出手段)
22 操作部
24 貯湯量検知手段
40 カートリッジ検知手段

Claims (9)

  1. 液体を収容する容器と、前記液体を加熱する加熱手段と、水道管からの給水が停止していることを検知する断水検知手段とを備え、前記断水検知手段にて水道管からの給水が停止していることを検知すると、前記加熱手段にて前記容器内の液体の加熱を行い、その後、所定の温度に保温する構成とした給湯装置。
  2. 断水検知手段にて水道管からの給水が停止していることを検知すると、加熱手段にて前記容器内の液体の加熱を行い、所定時間経過後、加熱手段をオフし、断水から復帰後、所定の温度に保温する構成とした請求項1記載の給湯装置。
  3. 所定の温度を、通常保温する温度とした請求項1または2に記載の給湯装置。
  4. 所定の温度を、通常保温する温度と異なる温度とした請求項1記載の給湯装置。
  5. 容器内の液体の量を検知する貯湯量検知手段を備え、前記貯湯量検知手段にて検知した量が所定の量より少ない場合には、断水検知手段にて断水を検知しても加熱手段による加熱を行わないで、断水から復帰したときに前記容器に液体を追加し加熱を行う構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の給湯装置。
  6. 容器内の水を吐出する吐出手段を備え、断水検知手段にて断水を検知している状態においても、前記吐出手段にて、前記容器内の水を吐出できる構成とした請求項1〜のいずれか1項に記載の給湯装置。
  7. 液体を収容する容器と、前記液体を加熱する加熱手段と、浄水カートリッジと、前記浄水カートリッジの有無を検知するカートリッジ検知手段とを備え、カートリッジが取り付けられていないことを前記カートリッジ検知手段にて検知すると、液体の加熱を行い、その後、液体を所定の温度に保温する構成とした給湯装置。
  8. 浄水カートリッジが取り付けられていないことをカートリッジ検知手段にて検知すると、液体の加熱を行い、その後、加熱手段をオフし、カートリッジが取り付けられたことを検知後、所定の温度に保温する構成とした請求項7に記載の給湯装置。
  9. 容器内の液体の量を検知する貯湯量検知手段を備え、前記貯湯量検知手段にて検知した量が所定の量より少ない場合には、浄水カートリッジが取り付けられていないことをカートリッジ検知手段にて検知しても、加熱を行わないで、カートリッジが取り付けられたことを検知したときに、前記容器に液体を追加し加熱を行う構成とした請求項7または8に記載の給湯装置。
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