JP3864326B2 - ハンドオーバ方法,基地局,移動局及び移動通信システム - Google Patents

ハンドオーバ方法,基地局,移動局及び移動通信システム Download PDF

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    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA(Code Division Multiple Access )移動通信システムに於けるハンドオーバ方法,基地局,移動局及び移動通信システムに関する。
交換局(基地局制御局)に接続された基地局が複数配置され、移動局は、通信中に異なる基地局のサービスエリアに移動した時、通信を中断することなく、基地局を切替えるハンドオーバが適用されている。このハンドオーバを効率良く行うことが要望されている。
【0002】
【従来の技術】
図12はハンドオーバの説明図であり、複数の基地局1011 ,1012 ,・・・と、交換局102と、移動局103とを含む移動通信システムに於いて、移動局103が基地局1011 を介して固定局又は他の移動局と通信中に、基地局1012 のサービスエリア方向に矢印で示すように移動した場合、交換局102と基地局1011 ,1012 との間の制御情報の送受信により、移動局103に対して基地局1011 から基地局1012 を切替えるように制御して、通信を継続させるハンドオーバを行うことができる。
【0003】
CDMA移動通信システムに於いても、前述のハンドオーバが適用されており、その場合に、基地局1011 ,1012 の周波数f1,f2が同一であると、両方の基地局1011 ,1012 を介して通話を継続しながら切替える所謂ソフトハンドオーバが可能となる。又基地局1011 ,1012 の周波数f1,f2が異なる場合、移動局103の受信周波数の切替えが必要となるから、所謂ハードハンドオーバを行うことになる。
【0004】
CDMA移動通信システムに於ける前述の基地局1011 から基地局1012 へのハンドオーバに於いて、移動局103は、基地局1011 との間で通信しているトラフィックチャネルと、基地局1012 のとまり木チャネルとの時間差を求め、基地局1011 に通知する。基地局1011 は、交換局102経由して、移動先の基地局1012 へこの時間差の情報を通知する。この基地局1012 は、この時間差の情報を基に、移動局103との間の送受信タイミングを合わせることにより、移動局103との間の通信を開始することができる。
【0005】
ソフトハンドオーバに於いては、通話が途切れないようにハンドオーバを行う為に基地局1012 は、移動局103のロングコード位相を知る必要がある。これは、移動局103のロングコード周期は29 ×72フレームであるから、基地局1012 が自発的にロングコード周期を得るのが困難な為である。そこで、移動局103が基地局1012 のとまり木チャネルと上りトラフィックチャネルとの位相差を測定する。
【0006】
とまり木チャネルは、例えば、図13に示す信号フォーマットを有するものであり、(a)は720msの周期のスーパーフレーム、(b)は10msの周期の無線フレーム、(c)は0.625msの無線スロット、(d)は無線スロット内のパイロットPLとデータとロングコードマスクシンボルLMとを含む第1とまり木チャネルの信号、(e)は無線スロット内のロングコードマスク信号LMのみの第2とまり木チャネルの信号を示す。又(f),(g)は第1とまり木チャネルの信号フォーマット及びロングコード、(h),(i)は第2とまり木チャネルの信号フォーマット及びグループショートコードを、(d),(e)と異なる時間軸として示すものである。
【0007】
図示のように、16スロットにより、(b)に示す1無線フレームが構成され、72無線フレームにより、(a)に示す1スーパーフレームが構成される。又第1とまり木チャネル及び第2とまり木チャネルは、スロット周期で構成されている。又(d),(f)に示す第1とまり木チャネルの信号は、(g)で示す期間のロングコードで拡散され、又(e),(h)に示す第2とまり木チャネルの信号は、(i)で示す期間のグループショートコードでロングコードマスクシンボルLMが拡散されることを示している。
【0008】
図14は基地局のとまり木チャネル送信部の要部説明図であり、111はアンテナ、112,113は送信部、114〜116は拡散部、117はロングコード発生部、118は共通ショートコード発生部、119はグループショートコード発生部、SWa〜SWcは切替スイッチを示す。
【0009】
第1とまり木チャネル用データは、拡散部115に於いて共通ショートコード発生部118からの共通ショートコードによって拡散され、更に、拡散部114に於いて、ロングコードマスクシンボルLM(図13参照)以外で切替スイッチSWaがオンとなることにより、ロングコード発生部117からのロングコードによって拡散されて、送信部112により送信周波数に変調され、アンテナ111から送信される。
【0010】
又第2とまり木チャネル用データは、拡散部116に於いて、ロングコードマスクシンボルLMの時のみ切替スイッチSWb,SWcがオンとなり、この切替スイッチSWbを介してグループショートコード発生部119からのグループショートコードにより拡散され、切替スイッチSWcを介して送信部113に入力され、送信周波数に変調されて、第1とまり木チャネル用データと共にアンテナ111から送信される。
【0011】
従って、移動局は、周辺の複数の基地局から受信できるとまり木チャネルについて、同一の共通ショートコードで逆拡散し、相関値の高いタイミングを記憶し、このタイミングで第2とまり木チャネルに使用されている総てのグループショートコードで逆拡散し、相関値の高いグループショートコードを選択する。例えば、このグループショートコード毎に16種類のロングコードを含み、このグループショートコードを16種類用意したとすると、256種類のロングコードを16個にグループ分けすることができる。そこで、相関値の高いグループショートコードに属する16種類の総てのロングコードで逆拡散することにより、相関値の高いロングコードを選択し、このロングコードによって逆拡散して受信処理することになる。
【0012】
隣接する基地局1011 ,1012 が同一周波数の場合の同周波ハンドオーバを適用する場合は、移動局103の受信部は1個で済むことになる。そして、トラフィックチャネル用と、とまり木チャネル用との逆拡散部を設けることにより、ハンドオーバ時に、受信レベルの最も大きいとまり木チャネルを選択することができる。これに対して、隣接する基地局1011 ,1012 が異なる周波数の場合の異周波ハンドオーバを適用する場合は、移動局103は、トラフィックチャネル用の周波数の受信部と、とまり木チャネル用の周波数の受信部とを設けることになる。
【0013】
このように、移動局103に2個の受信部を設けることは、小型化,低消費電力化,低価格化を図ることが困難となる。そこで、1個の受信部の受信周波数を時分割的に切替えて、トラフィックチャネルの受信と、とまり木チャネルの受信とを行うことが提案されている。
【0014】
その場合、基地局は、圧縮モードによりトラフィックチャネルの送信を行うものである。例えば、図15の(a)の通常モード(例えば、8kbps)のトラフィックチャネルのフレーム#1,#2,・・・を、(b)の圧縮モード(Compressed Mode )(例えば、16kbps)とするものである。即ち、通常モードの2フレーム分を1フレーム時間に圧縮し、この送信電力を通常モードの場合の2倍程度とし、且つ通常モードの1フレーム時間の空きを挿入して、送信する。
【0015】
移動局は、(c)に示すように、期間taのトラフィックチャネルTRFの受信と、送信の空き時間となる期間tbのとまり木チャネルPERの受信とを切替えるもので、その為に、1個の受信部を(d)に示すように、周波数f1,f2に切替えて、トラフィックチャネルTRFの受信と、とまり木チャネルPERの受信とを交互に行い、トラフィックチャネルTRFの受信データを、2倍に伸長して元のデータに戻して受信処理する。又送信空き時間となる期間tbに於いてとまり木チャネルPERの受信を行うことができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
前述のようにハンドオーバを行う為には、移動局は、現在のトラフィックチャネルと、移動先のとまり木チャネルとの時間差を例えばチップタイミングの精度で求める必要がある。その場合、現在のトラフィックチャネルと、とまり木チャネルとのフレーム単位のずれは、とまり木チャネルのフレームに含まれるシステムフレーム番号を抽出することにより検出することができる。又各フレームの先頭は同期信号等を基に検出することができるから、現在のトラフィックチャネルのフレームと、とまり木チャネルのフレームとの先頭位置のずれを検出することができる。このフレーム単位のずれと、フレーム先頭位置のずれとを、時間差情報として、移動先の基地局へ交換局を介して通知することになる。
【0017】
しかし、実際には、とまり木チャネルは、システムフレーム番号を含む無線フレーム(図13の(b)参照)について、2フレーム単位で誤り検出符号を付加し、誤り訂正符号化を行い、インターリーブを施すものであって、この誤り検出符号の付加,誤り訂正符号化,インターリーブの処理を行う単位を1信号ユニットと称する。
【0018】
移動局に於いては、この1信号ユニットを受信し、デインターリーブを行い、誤り訂正復号化を行い、誤り検出を行って、システムフレーム番号を識別する必要がある。即ち、とまり木チャネルについて2フレーム分受信する必要がある。このとまり木チャネルは、通常モードで送信しているから、図15の(b)に示す圧縮モードによる空き時間に対応するとまり木チャネルPERの受信期間tbでは、1フレーム分しか受信できないことなる。従って、システムフレーム番号を識別することができないものである。
【0019】
そこで、とまり木チャネルを2フレーム分受信できるように、2フレーム分の空きを形成する圧縮モードが考えられる。しかし、現在の通信中のトラフィックチャネルと、移動先のとまり木チャネルとは、非同期の状態であるから、例えば、図15の(e),(f)に示すようなタイミングのとまり木チャネルのフレームとなることがある。このように非同期であることにより、とまり木チャネルの2フレーム分を確実に受信するには、2フレーム分の空きでは不十分であって、(g)に示すように、4フレーム分の期間が必要となる。
【0020】
しかし、圧縮モードとし、且つ4フレーム分のとまり木チャネル受信用の期間を設けると、トラフィックチャネルのデータに4フレーム分の遅延が生じることになり、音声通信や画像通信に於ける品質劣化の問題が生じる。
本発明は、遅延が大きくならず、確実にとまり木チャネルの受信を可能とすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明のハンドオーバ方法は、(1)基地局1,1,1,・・・と移動局3とを含むCDMA移動通信システムに於けるハンドオーバ方法であって、基地局は、移動局3に於ける1信号ユニットに相当するフレーム数分以上のとまり木チャネル受信期間を形成する為の圧縮モードによるトラフィックチャネル送信時に、該トラフィックチャネルの通常モードに於ける1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上としたフレームを単位とし、且つ時間圧縮して繰り返し連続送信する過程を含むものである。従って、通常モードのトラフィックチャネルの例えば4フレームの期間内で、とまり木チャネルの例えば2フレームを受信することができると共に、とまり木チャネルの受信期間以外のトラフィックチャネルの圧縮フレームの受信期間により、確実に圧縮4フレーム分の受信が可能となる。
【0022】
又(2)ハンドオーバ方法に於いて、基地局は、移動局に於ける1信号ユニットに相当するフレーム数分のとまり木チャネル受信期間を形成する為の圧縮モードによる送信時に、通常モードに於ける1信号ユニット相当の2倍以上のフレームを単位とし且つ時間圧縮して繰り返し連続して送信する過程を含み、移動局は、1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレーム単位の繰り返し送信フレームの1信号ユニット相当のフレーム数の時間内のトラフィックチャネル受信と、1信号ユニット相当のフレーム数分の時間内のとまり木チャネル受信とを切替えて行う過程を含むものである。
【0023】
又(3)ハンドオーバ方法に於いて、移動局は、基地局の圧縮モードによる送信中に、とまり木チャネルの無線フレームに合わせて1信号ユニット相当のフレーム数分の時間毎に受信周波数を切替えて、トラフィックチャネルととまり木チャネルとの受信を行い、とまり木チャネルの受信によりシステムフレーム番号を抽出する過程を含むものである。例えば、1信号ユニットを2フレームにより構成した時に、とまり木チャネルの2フレーム分の受信が可能となるから、システムフレーム番号を抽出することかできる。
【0024】
又(4)ハンドオーバ方法に於いて、移動局は、基地局の圧縮モードによる送信中に、とまり木チャネルの無線フレームに合わせて1信号ユニット相当のフレーム数分の時間毎に受信周波数を切替えて、トラフィックチャネルととまり木チャネルとの受信を行い、トラフィックチャネル受信期間に於ける1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレーム単位の繰り返し送信されるフレームの先頭から受信できない時に、前回の受信フレームの後半と今回の受信フレームの前半とを合成して1フレームを復元する過程を含むものである。
【0025】
又(5)移動局との間でCDMA通信を行う基地局に於いて、通常モードに於ける1信号ユニットに相当するフレーム数の2倍以上のフレームを単位として、時間圧縮処理するデータ処理部と、このデータ処理部からの圧縮処理した1信号ユニット相当のフレーム数分の2倍以上のフレーム分を一時記憶する記憶部と、データ処理部により圧縮処理された1信号ユニット相当のフレーム分を送信した後、この1信号ユニット相当のフレーム分と同一の記憶部に記憶された1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレーム分を読出して送信する制御を行う送信制御部とを備えている。
【0026】
又(6)基地局との間でCDMA通信を行う移動局に於いて、基地局の圧縮モードによるトラフィックチャネルの送信時に、トラフィックチャネルの受信周波数と、とまり木チャネルの受信周波数とを切替えて受信する受信部と、とまり木チャネルのフレーム先頭を検出して、このフレーム先頭位置で、トラフィックチャネルの受信周波数と、とまり木チャネルの受信周波数とを、1信号ユニット相当のフレーム数の周期で切替える受信制御部とを備えている。
【0027】
又(7)移動局に於いて、受信部に於けるトラフィックチャネルの受信周波数と、とまり木チャネルの受信周波数との切替えに同期して、トラフィックチャネル用の逆拡散コードと、とまり木チャネル用の逆拡散コードとを切替えて入力する逆拡散部を備えることができる。
【0028】
又(8)移動局に於いて、受信部に於けるトラフィックチャネルの受信周波数と、とまり木チャネルの受信周波数との切替えを、システムフレーム番号の抽出を可能とするように、とまり木チャネルのフレーム単位でシフトさせる受信制御部を備えることができる。
【0029】
又(9)移動局に於いて、受信部に於けるトラフィックチャネルの受信周波数と、とまり木チャネルの受信周波数との切替えによるトラフィックチャネルの受信フレームを一時的に記憶する記憶部と、この記憶部からフレームの先頭位置を基に読出し、フレームの先頭から読出すことができないフレームについては最後に読出して分割されたフレームを合成する読出制御部とを備えることができる。
【0030】
又(10)複数の分散配置された基地局とCDMA通信を行う移動局とを含む移動通信システムに於いて、基地局は、圧縮モード時に、通常モードに於ける1信号ユニットに相当するフレーム数の2倍以上のフレームを単位とし且時間圧縮して繰り返し連続して送信する構成を備え、移動局は、現在の基地局からのトラフィックチャネルの受信周波数と、移動先の基地局からのとまり木チャネルの受信周波数とを切替えて受信する受信部と、とまり木のフレーム先頭を検出して、このフレーム先頭位置で、トラフィックチャネルの受信周波数と、とまり木チャネルの受信周波数とを、1信号ユニット相当のフレーム数分の周期で切替える受信制御部とを備えている。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態の移動通信システムの説明図であり、11 ,12 ,13 ,・・・は基地局、2は交換局、3は移動局、4はトラフィックチャネル用送信部、5はとまり木チャネル用送信部、6はトラフィックチャネル用受信処理部、7はとまり木チャネル用受信処理部を示す。
【0032】
隣接する基地局11 ,12 が、隣接した異なる国、異なるシステム管理地域、トラヒックの集中する特定地域等に配置されて、それらの送信周波数f1,f2が異なる場合に於いて、移動局3が相手と通信中に矢印方向に移動すると、異周波ハンドオーバを行うことになる。その時、基地局11 は、トラフィックチャネル用送信部4を圧縮モードに移行させる。
【0033】
この圧縮モードは、通常モードの1信号ユニットに相当するフレーム数分のとまり木チャネル受信期間を形成する為のもので、1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレームを単位として時間圧縮することを繰り返すもので、例えば、通常モードの4フレームを単位とし、この通常モードの2フレーム分を1フレーム時間に圧縮し、2回繰り返して送信する。又従来例と同様に送信電力を通常モードの2倍程度とする。従って、この圧縮モードに於いては、従来例のような空き時間が生じることなく、連続的な送信状態となる。又この圧縮モードは、隣接配置された基地局11 ,12 の送信周波数が異なる場合に於いて、常時実行するか、或いは、基地局11 や移動局3の受信レベルの低下等を契機に、通常モードから圧縮モードに移行することができる。
【0034】
又基地局1は、報知情報によって各種の情報を移動局へ通知できるものであるから、圧縮モードに移行することを、個別の制御チャネルによって移動局3へ通知することができる。移動局3は、この通知に従って、基地局1の圧縮モードによるトラフィックチャネルの受信と、移動先の基地局1のとまり木チャネルの受信とを切替える制御を行うことできる。
【0035】
本発明に於ける圧縮モードは、例えば、1信号ユニットを2フレームにより構成した場合、図2の(a)に示す通常モードのフレーム#1,#2,#3,・・・を、(b)に示すように、4フレーム単位で、2フレーム#3,#4を1フレーム時間に圧縮し、2フレーム#5,#6を1フレーム時間に圧縮し、これらの4フレーム分を2回繰り返し送信することにより、連続的な送信状態とする。
【0036】
移動先の基地局12 のとまり木チャネルの2フレームが、例えば、(c)に示すように、(b)の圧縮フレーム#3〜#6と一致したタイミングの場合、移動局3は、とまり木チャネルのフレーム先頭を検出して、とまり木チャネルの受信と、トラフィックチャネルの受信とを切替えるものであるから、(d)に示すように、現在通信を行っている基地局11 のトラフィックチャネルの2回繰り返し送信する前半のフレーム#3〜#6の期間内に、移動先の基地局12 のとまり木チャネルPERの2フレームを受信し、次に、基地局11 のトラフィックチャネルの2回繰り返し送信する後半のフレーム#3〜#6を受信する。次に、基地局12 のとまり木チャネルPERの2フレームを受信し、次に、基地局11 のトラフィックチャネルの2回繰り返し送信する後半のフレーム#7〜#10を受信する。このように、移動局3は、トラフィックチャネルの周波数と、とまり木チャネルの周波数とを切替えて受信し、且つトラフィックチャネル用受信処理部6と、とまり木チャネル用受信処理部7とを切替える。
【0037】
前述のとまり木チャネルのフレーム先頭位置は、(1) 任意の1無線フレームでとまり木チャネルの周波数に切替え、(2) 共通ショートコードで逆拡散して相関値の高い帯域を検出し、(3) そのタイミングで複数のグループショートコードで逆拡散し、相関値の高いグループショートコードを選択する。このグループショートコードによってとまり木チャネルの無線フレームの先頭を検出できる場合もある。又(4) 前述の選択したグループショートコードに属するロングコードで逆拡散し、ロングコードを決定して、とまり木チャネルの無線フレーム先頭を検出することができる。
【0038】
移動局3のトラフィックチャネル用受信処理部6は、圧縮モードの4フレーム単位で伸長処理を行い、連続したフレーム構成として受信処理することができる。又とまり木チャネル用受信処理部7は、移動先の基地局12 のとまり木チャネルの2フレームを受信処理することができるから、システムフレーム番号の抽出及びフレーム先頭位置のずれ検出が可能となり、この検出情報を基地局11 へ通知することができる。
【0039】
又とまり木チャネルの2フレームが、(g)に示すタイミングの場合、移動局3は、(h)に示すように、基地局11 のトラフィックチャネルの4フレーム単位のフレーム#5〜#8を受信し、次に、移動先の基地局12 のとまり木チャネルPERの2フレーム分を受信し、次にトラフィックチャネルのフレーム#9〜#12を受信することになり、(c),(d)について説明した場合と同様に、トラフィックチャネルのフレームを順次受信処理できると共に、とまり木チャネルの2フレーム分を受信処理することができる。
【0040】
又とまり木チャネルのフレーム先頭位置が、(e)に示すように、トラフィックチャネルとフレーム先頭位置とずれている場合、移動局3は、(f)に示すように、とまり木チャネルのフレームの先頭位置を検出して、とまり木チャネルの受信と、トラフィックチャネルの受信とを切替えるものであるから、基地局11 のトラフィックチャネルのフレーム#4の後半と、フレーム#5,#6と、フレーム#7の前半とを受信し、次に、移動先の基地局12 のとまり木チャネルPERの2フレーム分を受信し、次に、基地局11 のトラフィックチャネルのフレーム#7の後半と、フレーム#8,#9と、フレーム#10の前半とを受信することになる。
【0041】
この場合、移動局3は、分割して受信されたトラフィックチャネルのフレームについて、その前半をメモリに一時的に記憶させて、その後に受信した後半とを合成することにより、フレーム先頭位置が一致した場合の受信処理と同様に、トラフィックチャネルについての受信処理を行うことができる。
【0042】
前述のように、とまり木チャネルの2フレーム分を確実に受信する為の4フレーム期間を確保できると共に、とまり木チャネルの受信期間以外をトラフィックチャネルの受信期間とすることにより、トラフィックチャネルは2フレームの遅延で済むことになる。
【0043】
図3は本発明の実施の形態の基地局の要部説明図であり、11はアンテナ、12は送信部、13は拡散部、14は切替部、15は記憶部、16はデータ処理部、17は送信制御部であり、受信機能及びとまり木チャネルの送信機能については図示を省略している。
【0044】
送信制御部17は、通常モードと圧縮モードとに対応して、送信部12とデータ処理部16と切替部14とを制御し、圧縮モードに於いては、切替部14の切替制御を通常モードの2フレーム周期で行う構成を備えている。即ち、通常モードの場合、切替部14を図示状態に切替え、又通常モードのフレーム構成のデータを出力するように、データ処理部16を制御する。従って、拡散部13に於いてフレーム周期の基地局対応のロングコードで拡散処理され、送信部12に於いて送信周波数に変調し、アンテナ11から送信することになる。
【0045】
又圧縮モードに於いては、送信制御部17は、データ処理部16を制御して、例えば、図2の(a)に示す通常モードのフレーム#1,#2,#3,・・・の2フレーム分を1フレーム時間に圧縮させ、又切替部14を、通常モードの2フレーム周期で切替えるように制御する。例えば、通常モードの4フレーム#3〜#6が2フレーム時間に圧縮され、切替部14を介して拡散部13に入力されると共に、記憶部15に入力される。従って、拡散部13は、圧縮されたフレーム#3,#4を、基地局対応のロングコードで拡散処理し、次のフレーム#5,#6を同様のロングコードで拡散処理する。
【0046】
4フレーム#3〜#6についての拡散処理後、送信制御部17は、切替部14を記憶部15側に切替える。従って、記憶部15に記憶された圧縮処理後のフレーム#3〜#6が順次読出されて拡散部13に入力されて、拡散処理されるから、図2の(b)に示すように、通常モードの4フレームを単位とし、2フレーム分を1フレーム時間に圧縮して、2回繰り返し送信することができる。なお、圧縮モードに於いては、通常モードの2倍程度の送信電力とするものである。
【0047】
図4は本発明の移動局の第1の実施の形態の要部説明図であり、21はアンテナ、22は受信部、23は切替部、24,25はトラフィックチャネル用及びとまり木チャネル用の発振器、26は受信制御部、27,28はトラフィックチャネル用及びとまり木チャネル用の逆拡散部、29,30はトラフィックチャネル用及びとまり木チャネル用の受信処理部、29aは記憶部を示す。なお、送信機能等は図示を省略している。
【0048】
基地局が通常モードによりトラフィックチャネルの送信を行っている場合は、受信制御部26は切替部23を図示の状態に制御し、トラフィックチャネル用の発振器24からの局部発振信号を受信部22に入力することにより、トラフィックチャネルの周波数の受信状態となり、逆拡散部27に於いて基地局対応のロングコードにより逆拡散処理し、受信処理部29により受信処理する。この時、記憶部29aは使用しないように制御されている。
【0049】
又基地局が圧縮モードによりトラフィックチャネルの送信を行っている場合は、受信制御部26は、通常モードの2フレーム時間、切替部23を制御して、発振器25からの局部発振信号を受信部22に入力して受信周波数の切替えを行い、又受信処理部29に於ける記憶部29aを用いて圧縮モードによるトラフィックチャネルのデータの伸長処理を行う。例えば、16kbpsの圧縮モードのフレームを記憶部29aに書込み、8kbpsの速度で読出すことにより、元のフレームの速度に戻すことができる。
【0050】
又発振器24,25の切替制御により、トラフィックチャネル周波数と、とまり木チャネル周波数とに受信周波数を交互に切替えることができる。そして、発振器25に切替えた時のとまり木チャネルの受信時に、逆拡散部28に於いて共通ショートコードで逆拡散し、相関値の高いタイミングを記憶し、このタイミングでグループショートコードで逆拡散し、相関値の高いグループショートコードを選択し、このグループショートコードに属するロングコードにより順次逆拡散して、相関値の高いロングコードを選択する。
【0051】
そして、受信処理部30は、とまり木チャネルのフレーム先頭を検出し、又受信レベルを検出する。このフレーム先頭位置を受信制御部26に通知すると、受信制御部26は、このフレーム先頭位置のタイミングで切替部23を切替えるように制御する。従って、とまり木チャネルの2フレームを受信できるように切替えることができる。
【0052】
このとまり木チャネルの2フレーム分の受信により、前述のように、システムフレーム番号の抽出等が可能となる。又現在のトラフィックチャネルのフレーム先頭位置と、とまり木チャネルのフレーム先頭位置との時間差を求めることもできるから、これらの情報を基地局へ通知し、交換局等を経由して、移動先の基地局へ通知することができる。
【0053】
前述の圧縮モードによる基地局のトラフィックチャネルのフレームが、例えば、図5の(a)に示す場合、とまり木チャネルのフレームが図5の(b)に示すように、フレーム先頭位置のタイミングが一致している時、図5の(c)に示すように、移動局は、トラフィックチャネル受信と、とまり木チャネル受信とを、発振器24,25の切替えるよる受信周波数の切替えによって、とまり木チャネルの2フレームを受信した後、トラフィックチャネルの圧縮4フレームを受信することができる。従って、とまり木チャネルの2フレームの受信によって、システムフレーム番号の抽出が可能となり、且つトラフィックチャネルのフレームも欠落なしに受信することができる。
【0054】
図6は本発明の移動局の第2の実施の形態の要部説明図であり、図4と同一符号は同一部分を示し、31は逆拡散部、32,35は切替部、33はトラフィックチャネル用のコード発生部、34はとまり木チャネル用のコード発生部である。この実施の形態は、トラフィックチャネルの受信と、とまり木チャネルの受信とが時分割的に行われることから、コード発生部33,34を切替部32によって切替えることにより、逆拡散部31を共用化した場合を示す。
【0055】
例えば、切替部23,32,35が図示状態の場合に、発振器24とコード発生部33と受信処理部29とが選択され、トラフィックチャネル周波数の受信復調、トラフィックチャネルのコードによる逆拡散及びトラフィックチャネルのデータの処理が行われ、通常モードの2フレーム分の時間後に、切替部23,32,35が図示状態から切替えられるから、とまり木チャネル周波数の受信復調、とまり木チャネルのコードによる逆拡散及びとまり木チャネルの2フレーム分の受信処理が行われる。
【0056】
図7は本発明の移動局の第3の実施の形態の要部説明図であり、図4と同一符号は同一部分を示し、40はシステムフレーム番号抽出部である。このシステムフレーム番号抽出部40は、前述のように、発振器25側に切替部23を切替えて、とまり木チャネル周波数の受信周波数に切替えることによって受信したとまり木チャネルの2フレーム分について、誤り訂正処理,デインターリーブ処理により1フレーム毎に分離し、各フレーム毎に誤り検出を行って、システムフレーム番号を抽出するものである。
【0057】
この時、とまり木チャネルの2フレーム分が分割して受信処理されると、デインターリーブ処理によって正しい1フレーム分が復元できないことになる。そこで、システムフレーム番号抽出部40に於いてシステムフレーム番号を抽出できない時に、とまり木チャネルの受信タイミングをとまり木チャネルの1フレーム分シフトするように、受信制御部26によって切替部23の切替タイミングを制御する。
【0058】
例えば、圧縮モードのトラフィックチャネルのフレームが、図8の(a)に示す場合に、とまり木チャネルのフレームが、図8の(b)に示すタイミングであり、移動局が(c)に示すタイミングでトラフィックチャネル受信と、とまり木チャネル受信とを切替えていると、前述のように、とまり木チャネルのインターリーブ処理を行った2フレームに対して、とまり木チャネル受信時に、2フレーム分を分割して受信することになる。
【0059】
そこで、(d)に示すように、トラフィックチャネル受信と、とまり木チャネル受信とを、フレーム先頭位置の検出に従って1フレーム分シフトするように切替える。それによって、とまり木チャネルの2フレーム分を正しく受信することが可能となり、システムフレーム番号の抽出が可能となる。
【0060】
図9は本発明の移動局の第4の実施の形態の要部説明図であり、図4と同一符号は同一部分を示し、41は読出処理部、42は読出制御部を示す。この実施の形態は、トラフィックチャネルと、とまり木チャネルとのフレームの先頭位置がずれている場合でも、圧縮モードのトラフィックチャネルの受信データを復元できる場合を示すものである。
【0061】
図10はその動作説明図であり、圧縮モードのトラフィックチャネルのフレーム#1,#2,#3,・・・が、(a)に示す場合に、そのフレームの先頭が、(b)に示すとまり木チャネルのフレームの先頭と一致していない場合、移動局は、とまり木チャネルのフレームの先頭のタイミングで、(c)に示すように、とまり木チャネルPERとトラフィックチャネルTRFとの受信切替えを行うことになるから、時間軸上で拡大して示す(d),(e)のように、フレーム#6の後半と、フレーム#3,#4,#5と、フレーム #6の前半とを、トラフィックチャネルTRF受信期間に於いて受信することになる。
【0062】
受信処理部29は、圧縮モードのトラフィックチャネルの受信フレームを記憶部29aに記憶させて、通常モードの速度で読出すことにより、元のフレームに復元することができる。又前述のように、フレーム#6の後半と、フレーム#3,#4,#5と、フレーム #6の前半とを受信して記憶部29aに記憶させた場合も、通常モードの速度で読出すものであるが、最初のフレーム先頭位置を検出できたフレーム#3の先頭から読出しを開始し、フレーム#4,#5の読出しが終了し、次のフレーム#6の前半の読出しが終了すると、最初のフレーム#6の後半の読出しを行うものである。従って、図10の(f)に示すように、フレーム#3〜#6を復元することができる。
【0063】
図11は本発明の実施の形態のフローチャートであり、基地局はトラフィックチャネルを圧縮モードで送信しているか否かを判定する(A1)。これは、前述のように、基地局からの報知情報によって判定することができる。そして、圧縮モードの場合、所定のタイミングで2フレーム時間分、受信周波数を切替えて、とまり木チャネルの受信レベルを測定する(A2)。そして、受信レベルの高いとまり木チャネルのフレームの先頭を検出し(A3)、このとまり木チャネルのフレーム先頭に合わせて周波数切替えのタイミングを設定する(A4)。
【0064】
そして、とまり木チャネル周波数に切替えて受信した2フレーム(ユニット)について誤り検出を行い(A5)、誤り無しの場合は、その2フレームを基にシステムフレーム番号を抽出する(A8)。又誤り有りの場合は、インターリーブされた2フレームを受信した場合でないと判定して、周波数切替えのタイミングを1フレーム分ずらし(A6)、再びとまり木チャネルのユニットについて誤り検出を行い(A7)、誤り無しの場合はステップ(A8)に移行し、誤り有りの場合はステップ(A3)に移行する。
【0065】
従って、基地局の圧縮モードによるトラフィックチャネルの送信に於ける遅延は、2フレーム分に抑えることが可能となり、又移動局は、とまり木チャネルの2フレーム分を確実に受信することができると共に、継続してトラフィックチャネルのフレームを欠落しないように受信することができる。
【0066】
本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定されるものではなく、種々付加変更することが可能であり、例えば、1信号ユニットに相当するフレーム数を2とした場合の実施の形態を示しているが、フレーム数は2以上とすることも可能であり、このフレーム数に対応して時間圧縮を行うが可能である。又移動局の受信周波数の切替えを行う為の発振器24,25は1個の発振器の発振周波数を切替えられるシンセサイザー等により構成することも可能である。又トラフィックチャネル用と、とまり木チャネル用とのコード発生部33,34は、切替えて使用するものであるから、1個のコード発生部を設けて、トラフィックチャネル用の逆拡散コードと、とまり木チャネル用の逆拡散コードとを切替えて発生させる構成とすることも可能である。同様に、受信処理部29,30は、プロセッサ等を含む1個の受信処理部とし、トラフィックチャネルの受信処理と、とまり木チャネルの受信処理とを切替える構成とすることも可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のハンドオーバ方法,基地局,移動局及び移動通信システムは、CDMA通信に於ける特に異周波ハンドオーバに於いて、基地局の圧縮モードによるトラフィックチャネルの送信時の遅延を増大することなく、又移動局に於けるとまり木チャネルの1信号ユニット相当のフレーム数分の受信を確実に行ってシステムフレーム番号抽出を容易とし、且つトラフィックチャネルのフレーム欠落が生じないように制御することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の移動通信システムの説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の動作説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の基地局の要部説明図である。
【図4】本発明の移動局の第1の実施の形態の要部説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の移動局の動作説明図である。
【図6】本発明の移動局の第2の実施の形態の要部説明図である。
【図7】本発明の移動局の第3の実施の形態の要部説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の移動局の動作説明図である。
【図9】本発明の移動局の第4の実施の形態の要部説明図である。
【図10】本発明の実施の形態の移動局の動作説明図である。
【図11】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図12】ハンドオーバの説明図である。
【図13】とまり木チャネルの信号フォーマットである。
【図14】基地局のとまり木チャネル送信部の要部説明図である。
【図15】従来例の圧縮モードの説明図である。
【符号の説明】
1 ,12 ,13 基地局
2 交換局
3 移動局
4 トラフィックチャネル用送信部
5 とまり木チャネル用送信部
6 トラフィックチャネル用受信処理部
7 とまり木チャネル用受信処理部

Claims (10)

  1. 基地局と移動局とを含むCDMA移動通信システムに於けるハンドオーバ方法に於いて、
    前記基地局は、前記移動局に於ける1信号ユニットに相当するフレーム数分以上のとまり木チャネル受信期間を形成する為の圧縮モードによるトラフィックチャネル送信時に、該トラフィックチャネルの通常モードに於ける前記1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上としたフレームを単位とし、且つ時間圧縮して繰り返し連続送信する過程を含む
    ことを特徴とするハンドオーバ方法。
  2. 基地局と移動局とを含むCDMA移動通信システムに於けるハンドオーバ方法に於いて、
    前記基地局は、前記移動局に於ける1信号ユニットに相当するフレーム数分以上のとまり木チャネル受信期間を形成する為の圧縮モードによるトラフィックチャネル送信時に、該トラフィックチャネルの通常モードに於ける前記1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上としたフレームを単位とし、且つ時間圧縮して繰り返し連続して送信する過程を含み、
    前記移動局は、前記基地局の前記圧縮モードにより送信した前記トラフィックチャネルの受信と、前記とまり木チャネルの受信とを、前記基地局の圧縮モードにより時間圧縮して繰り返し送信する周期に従って切替える過程を含む
    ことを特徴とするハンドオーバ方法。
  3. 前記移動局は、前記基地局の圧縮モードによる前記トラフィックチャネルの送信中に、前記とまり木チャネルの無線フレームに合わせて前記1信号ユニット相当のフレーム数分の時間毎に受信周波数を切替えて、前記トラフィックチャネルと前記とまり木チャネルとの受信を行い、該とまり木チャネルの受信によりシステムフレーム番号を抽出する過程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のハンドオーバ方法。
  4. 前記移動局は、前記基地局の圧縮モードによる送信中に、前記とまり木チャネルの無線フレームに合わせて前記1信号ユニット相当のフレーム数分の時間毎に受信周波数を切替えて、前記トラフィックチャネルと前記とまり木チャネルとの受信を行い、該トラフィックチャネル受信期間に於ける前記1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレーム単位の繰り返し送信されるフレームの先頭から受信できない時に、前回の受信フレームの後半と今回の受信フレームの前半とを合成して1フレームを復元する過程を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のハンドオーバ方法。
  5. 移動局との間でCDMA通信を行う基地局に於いて、
    トラフィックチャネルの通常モードに於ける1信号ユニット相当のフレーム数2倍以上としたフレームを単位として時間圧縮処理するデータ処理部と、
    該データ処理部からの時間圧縮処理した前記1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレーム分を一時記憶する記憶部と、
    前記データ処理部により時間圧縮処理された前記1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレーム分を送信した後、前記1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレーム分と同一の前記記憶部に記憶された前記1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレーム分を読出して送信する制御を行う送信制御部と
    を備えたことを特徴とする基地局。
  6. 基地局との間でCDMA通信を行う移動局に於いて、
    前記基地局の通常モードによるトラフィックチャネルの1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上のフレームを単位とし、且つ時間圧縮して繰り返し送信する前記基地局の圧縮モードによるトラフィックチャネルの送信時に、該トラフィックチャネルの受信周波数と、とまり木チャネルの受信周波数とを切替えて受信する受信部と、
    前記とまり木チャネルのフレーム先頭を検出して、該フレーム先頭位置で、前記トラフィックチャネルの受信周波数と前記とまり木チャネルの受信周波数とを前記1信号ユニット相当のフレーム数の周期で切替える受信制御部と
    を備えたことを特徴とする移動局。
  7. 前記受信部に於ける前記トラフィックチャネルの受信周波数と、前記とまり木チャネルの受信周波数との切替えに同期して、前記トラフィックチャネル用の逆拡散コードと、前記とまり木チャネル用の逆拡散コードとを切替えて入力する逆拡散部を備えたことを特徴とする請求項6記載の移動局。
  8. 前記受信部に於ける前記トラフィックチャネルの受信周波数と、前記とまり木チャネルの受信周波数との切替えを、システムフレーム番号の抽出を可能とするように、前記とまり木チャネルのフレーム単位でシフトさせる受信制御部を備えたことを特徴とする請求項6又7記載の移動局。
  9. 前記受信部に於ける前記トラフィックチャネルの受信周波数と、前記とまり木チャネルの受信周波数との切替えによる前記トラフィックチャネルの受信フレームを一時的に記憶する記憶部と、該記憶部からフレームの先頭位置を基に読出し、該フレームの先頭から読出すことができないフレームについては最後に読出して分割されたフレームを合成する読出制御部とを備えたことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項記載の移動局。
  10. 複数の分散配置された基地局とCDMA通信を行う移動局とを含む移動通信システムに於いて、
    前記基地局は、圧縮モードによるトラフィックチャネルの送信時に、該トラフィックチャネルの通常モードに於ける1信号ユニット相当のフレーム数の2倍以上としたフレームを単位とし且つ時間圧縮して繰り返し連続して送信する構成を備え、
    前記移動局は、現在の基地局からのトラフィックチャネルの受信周波数と、移動先の基地局からのとまり木チャネルの受信周波数とを切替えて受信する受信部と、前記とまり木チャネルのフレーム先頭を検出して、該フレーム先頭位置で、前記トラフィックチャネルの受信周波数と前記とまり木チャネルの受信周波数とを前記1信号ユニット相当のフレーム数の周期で切替える受信制御部とを備えた
    ことを特徴とする移動通信システム。
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