JPH10190616A - ハンドオーバ制御装置 - Google Patents

ハンドオーバ制御装置

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JPH10190616A
JPH10190616A JP8341058A JP34105896A JPH10190616A JP H10190616 A JPH10190616 A JP H10190616A JP 8341058 A JP8341058 A JP 8341058A JP 34105896 A JP34105896 A JP 34105896A JP H10190616 A JPH10190616 A JP H10190616A
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JP
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inter
station
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Application number
JP8341058A
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English (en)
Inventor
Kiyoo Sekine
清生 関根
Kenji Horiguchi
健治 堀口
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to CN97114114A priority patent/CN1186398A/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一基地局が管轄するセル内のセクタ間での
ハンドオーバを実現する。 【解決手段】 ハンドオーバ制御装置に、同一セル内で
のセクタ間ハンドオーバの必要が生じた場合、当該ハン
ドオーバに係る移動局装置宛の下りデータを複数に分割
後並列的に変調符号化する変調符号化手段と、この信号
を、ハンドオーバに係る各セクタの送信手段に対して選
択的に分配する送信先選択手段とを設けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンドオーバ制御装
置に関し、例えば、パーソナル通信システム(Personal
Communication Services 、以下「PCS」という)や
ディジタルセルラシステム等の移動通信システムにおけ
る基地局装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動通信システム、特
に、送信電力の制御によりユーザ間の通信干渉を低減さ
せる符号分割多重アクセス(Code Division Multi Acce
ss 、以下「CDMA」という)方式の移動通信システ
ムについては、以下の文献が存在する。
【0003】文献1:“Mobile Station-Base Station
Compatibility Standard for Dual-Mode Wideband Spre
ad Spectrum Cellular System ,TIA/EIA/IS
−95,July 1993,U.S.A.,” 文献2:“CDMA:Principles of Spread Spectrum Commu
nication,Andrew J.Viterbi,Addison Wesley,1995.
” 文献3:“NTT DoCoMo テクニカル・ジャーナル Vol.1
No.2 pp.21-29” このうち、文献1は、CDMA通信システムにおける移
動局と基地局の無線インターフェースに関するものであ
る。また、文献2は、文献1のCDMA通信システムに
おける基地局の配置例を示すものである。さらに、文献
3は、現行のディジタルセルラ電話であるPDC(Pers
onal Digital Cellular )方式における基地局の配置と
そのセクタ化について表すものである。
【0004】かかる従来のCDMA通信システムにおい
ては、ソフトハンドオーバによるセル・ダイバーシチに
より送信電力の低減が図られ、1基地局に接続可能な移
動局数の増加とシステム効率の向上が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献1
や文献2に係るCDMA通信システムは、各基地局のア
ンテナとして無指向性のものを用いる構成になってい
る。このため、ある移動局から基地局への上りリンクに
おいては、他の移動局から送信された送信信号との干渉
による通信品質の劣化が生じ得、基地局当たりの接続移
動局数が減少するという問題があった。
【0006】そこで、文献3に係る時分割多重アクセス
(Time Division Multi Access 、以下「TDMA」と
いう)方式のデジタルセルラ電話についての技術、すな
わち、1つのセルを複数のセクタに分割して周波数の再
利用効率を高め、基地局に同時接続される移動局の数を
増加させる手法を、CDMA通信システムに適用するこ
とが検討されているが、未だ、具体的なシステム構成や
制御方法は提示されるには至っていない。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、基地局間でのソフトハンドオーバ、及び、自局内で
のセクタ間でのソフトハンドオーバを、実際に実現可能
とするハンドオーバ制御装置を提案しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、通信状態にある移動局装置が、同
一セル内のセクタ間で移動する場合、又は、隣接セクタ
間で移動する場合、当該移動局装置と1又は複数の基地
局装置の間でのハンドオーバを実行するハンドオーバ制
御装置において、以下の手段を備えることを特徴とす
る。
【0009】すなわち、(1) 同一セル内でセクタ間ハン
ドオーバが実行される時、ハンドオーバに係る移動局装
置宛の下りデータを複数に分割して並列的に変調符号化
する変調符号化手段と、(2) 変調符号化手段によって、
変調された複数の下りデータを、それぞれ対応するセク
タの送信手段に対して選択的に分配する送信先選択手段
とを備えることを特徴とする。
【0010】以上のように、本発明においては、同一セ
ル内でのセクタ間ハンドオーバの必要が生じた場合、変
調符号化手段が、当該ハンドオーバに係る移動局装置宛
の下りデータを複数に分割後並列的に変調符号化し、さ
らに、この信号を、送信先選択手段がハンドオーバに係
る各セクタの送信手段に対して選択的に分配する。かく
して、ハンドオーバに係る移動局装置には、常に複数の
送信手段から同一データを送信できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、CDMA通信シ
ステムに適用した実施形態を図面を参照しながら説明す
る。
【0012】(A)CDMA通信システムの全体構成 図1は、実施形態に係るCDMA通信システムの基本接
続形態を表した概念図である。
【0013】図1の場合、CDMA通信システムは、通
信網101に接続された1台の移動通信制御局(Mobile
Communcation Control Center 、以下「MCC」とい
う)102と、これに有線路を介して接続され収容され
る3台の基地局103〜105と、これら基地局のうち
少なくともいずれかとの間で通信を行う4台の移動局1
06〜109とによって構成されている。
【0014】ここで、各基地局103〜105の通信可
能範囲(すなわち、セル)110〜112は波線で示さ
れており、そのサブセル領域(すなわち、セクタ)11
6〜118は波線で区切られて示されている。
【0015】なお、各基地局103〜105には、各セ
クタそれぞれに対応する指向性アンテナ装置113〜1
15が設けられている。
【0016】次に、各装置間の接続形態について説明す
る。
【0017】MCC102と通信網101とは、同期デ
ィジタルハイアラーキ(Synchronous Digital Hierarch
y 、以下「SDH」という)で規定された適当な伝送路
インターフェースにより接続されている。なお、通信網
101とMCC102との伝送・交換形態は、非同期転
送モード(Asynchronous Transfer Mode 、以下「AT
M」という)であっても、同期転送モード(Synchronou
s Transfer Mode 、以下「STM」という)であっても
良い。
【0018】基地局103〜105とMCC102と
は、SDHで規定されている適当な伝送路インターフェ
ースをもって接続されている。なお、MCC102と各
基地局間との伝送・交換形態は、ATMでもSTMでも
良いが、ATMで接続される場合には、各基地局におけ
る下りインターフェースにATM−STM変換装置が、
上りインターフェースにSTM−ATM変換装置が必要
になる。
【0019】各移動局106〜109と各基地局103
〜105とは、それぞれ相対的な位置関係に応じて接続
先が変更し、無線通信路が設定された局間で通信がなさ
れる。例えば、図1の場合、移動局106は基地局10
3と通信しており、移動局107は基地局103及び基
地局104と同時に通信している。また、移動局108
はいずれの基地局とも通信していない。さらに、移動局
109は基地局103と2つの指向性アンテナ装置11
4及び115を同時に介して通信している。
【0020】なお、これら移動局106〜109はいず
れも無線伝搬路を介して受信した受信信号のうち最良の
受信状態が得られる基地局との間で通信を行う。
【0021】従って、移動局は、1つのセルから他のセ
ルへの移動に伴い無線伝送路を設定する基地局の切換を
実施する。このように、移動局がかかる切換時に複数の
基地局と通信することをハンドオーバという。特に、基
地局間の切換のハンドオーバを基地局間ハンドオーバと
いう。図1の場合、移動局107の状態が基地局間ハン
ドオーバに当たる。このように、移動局が複数の基地局
と同時に通信することによってセルダイバーシチ効果が
得られ、送信電力が低減され、他局へ与える干渉を抑制
することが可能となる。
【0022】同様に、移動局は、同一セル内の1つのセ
クタから他のセクタへの移動に伴い無線伝送路を設定す
る指向性アンテナ装置の切換を実施する。このように、
移動局が同一セル内の複数のセクタを横切る場合に生じ
る切換をセクタ間ハンドオーバという。図1の場合、移
動局109の状態がセクタ間ハンドオーバである。この
ように、セクタ間ハンドオーバでは下りリンクは基地局
間ハンドオーバと同様のセルダイバーシチの効果が得ら
れ、上りリンクはセクタ間のダイバーシチ、すなわち、
アンテナダイバーシチの効果が得られる。全ての移動局
は少なくとも1つ以上の基地局及びMCC102を介し
て、通信網101に接続している端末と、又は、MCC
102で折り返して少なくとも1つ以上の基地局を再び
介し、システムに属する移動局と通信する。
【0023】(B)各基地局のセル配置とそのセクタ配
置 図2は、図1において示した実施形態に係るCDMA通
信システムの基地局及ぴセクタの配置例を示す図であ
る。従って、図2では、全ての基地局103〜105の
それぞれが3個の指向性アンテナ装置113〜115を
備えるものとして示してある。実際には、無指向性アン
テナ装置を1つのみ備える基地局も配置され得るが、本
発明はそのような基地局を排除するものではない。ここ
では、指向性アンテナ装置を有する基地局についてのみ
説明するが、無指向性アンテナ装置が混在する通信シス
テムとして応用する場合にも、通信システム上又は基地
局配置上の問題や矛盾は生じない。
【0024】図2の説明に戻る。図2では、セルが正六
角形状になるように基地局を配置し、3セクタのいずれ
かの指向性アンテナ装置の指向方向が3セクタの境界点
の位置を向くように配置されている。セクタの境界線は
長い鎖線で表現されている。ここでも図1にならって、
移動局107は基地局104及び基地局103の2基地
局との間で、基地局間ハンドオーバの通信状態にあり、
移動局109は基地局103に接続されているセクタア
ンテナ装置114及びセクタアンテナ装置115の2セ
クタとの間で、セクタ間ハンドオーバの通信状態にあ
る。
【0025】(C)各部の構成 (C−1)MCCの構成 図3は、本実施形態に係るCDMA通信システムのうち
MCC102の内部構成を示すブロック図である。な
お、接続関係は、図1と同じである。すなわち、MCC
102は、通信網101、基地局103及び基地局10
4と接続されている。ただし、基地局105との接続は
省略されている。
【0026】ここで、MCC102は、チャネル分離装
置201、チャネル多重装置202、プロトコル変換装
置203、プロトコル変換装置204、マルチキャスト
装置205、ハンドオーバメモリテーブル206、経路
選択装置207及ぴ208、クロック生成装置209、
選択合成装置210、チャネル多重装置及びクロック挿
入装置211、212、チャネル分離装置及ぴクロック
分離装置213、214からなる。
【0027】このMCC102は、各移動局と基地局と
の相対的な位置関係を常時監視しており、移動局から通
知された各基地局間又は各指向性アンテナ装置間の受信
状態情報(各基地局名(コード)又はアンテナ装置名
(コード)と、その受信状態(受信電力、受信SN比そ
の他の状態を含む)の組でなる情報)と、各基地局のト
ラヒックに基づいて、基地局間ハンドオーバに係る基地
局又はセクタ間ハンドオーバに係るアンテナ装置の決定
を行うようになっている。
【0028】ここで、基地局間ハンドオーバ時、マルチ
キャスト装置205は、当該ハンドオーバに係る複数の
基地局に情報を同報する手段として機能するが、セクタ
間ハンドオーバ時には、同報機能は用いない。
【0029】同じく、選択合成装置210は、基地局間
ハンドオーバに係る基地局からの受信データを信頼度情
報に基づいて選択的に合成する場合に機能する。
【0030】なお、その他の部分の動作内容は、基本的
には、従来から用いられているCDMA通信システムに
おける各装置の動作内容と同じである。
【0031】(C−2)基地局の構成 図4は、実施形態に係るCDMA通信システムのうち基
地局103の内部構成を示すブロック図である。なお、
基地局104及び105についてもその構成は基地局1
03と同様である。
【0032】図4に示すように、基地局103は、クロ
ック分離装置及びチャネル分離装置301、チャネル多
重装置及ぴクロック挿入装置302、クロック同期装置
304、フレーム周期生成装置307、セクタ切換装置
318、チャネルボード321及びセクタボード322
からなる。
【0033】ここで、チャネルボード321は、1基地
局当たりの設定通信回線数分だけ用意されており、プロ
トコル変換装置303、プロトコル変換装置305、フ
レーム構成装置及びオフセット補正装置306、フレー
ム分解装置308、チャネル符号化装置309、チャネ
ル復号化装置311、拡散変調装置312及びレイク受
信装置314からなる。
【0034】また、セクタボード322は、1基地局当
たりのセクタ数分だけ用意されており、パイロット符号
化装置310、拡散変調装置313、キャリア変調装置
315、キャリア復調装置316、送信受信兼用アンテ
ナ装置317、キャリア復調装置319及び受信専用ア
ンテナ装置320からなる。
【0035】これら2つのボードが、本実施形態の特徴
部分である。
【0036】以下、これら2つのボードについて、内部
構成を説明する。なお、その他の装置部分については、
動作説明の項において改めて説明するが、基本的な動作
は、従来から用いられているCDMA通信システムを構
成する装置と同じである。
【0037】図5は、チャネルボード内の拡散変調装置
312の構成を示すブロック図である。拡散変調装置3
12は、図5に示すように、2系統の処理ブロックから
なる。これは、基本的にハンドオーバに関するセクタが
2つであることに起因する。勿論、実施形態においては
2系統の場合について説明しているが、3系統以上用い
る場合にも適用できる。
【0038】各系の回路は、チャネル識別用拡散変調装
置510及び520と、基地局・セクタ識別用拡散変調
装置530及び540の2段構成でなる。すなわち、セ
クタ毎に異なる第1の拡散符号を乗算する第1の処理を
行う第1段目の構成と、各移動局毎に(すなわち、チャ
ネル毎に)異なる第2の拡散符号を乗算する第2の処理
を行う第2段目の構成とでなる。これにより、同一セル
内の各セクタであっても、移動局毎に異なる変調信号を
送出できるようになっている。
【0039】ここで、チャネル識別用拡散変調装置51
0及び520は、乗算器512及び522と、チャネル
識別用拡散符号生成器511及び521の2つからな
る。また、基地局・セクタ識別用拡散変調装置530及
び540のそれぞれは、乗算器532及び542と、基
地局・セクタ識別用拡散変調装置531及び541とか
らなる。因みに、乗算器512、522、532、54
2は、排他的論理和( eXclusive OR 、以下「XOR」
という)回路を用いる。
【0040】また、図6は、チャネルボード321内の
レイク受信装置314の構成を示すブロック図である。
レイク受信装置314は、フィンガ装置601及び60
2と、合成器603からなる。ここで、各フィンガ装置
601及び602は、セクタ間ハンドオーバ時、それぞ
れが各セクタに割り当てられている各拡散符号に対応し
てそれぞれの拡散符号で受信信号を逆拡散するのに対
し、基地局間ハンドオーバ時には同一の拡散符号で受信
信号を逆拡散するようになっている。
【0041】(C−3)移動局の構成 図7は、実施形態に係るCDMA通信システムのうち移
動局107の内部構成を示すブロック図である。なお、
移動局106、108及び109についても移動局10
7と同様の構成からなる。
【0042】図7に示すように、移動局107は、アン
テナ装置401、キャリア復調装置402、キャリア変
調装置403、レイク受信装置404、拡散変調装置4
05、チャネル復号化装置406、パイロット抽出装置
407、チャネル符号化装置408、フレーム分解装置
409、フレーム位相測定装置410、フレーム構成装
置411、情報源符号化装置(復号器)412、オフセ
ット計算装置413、情報源符号化装置(符号器)41
4、受信状態測定装置415からなる。
【0043】これら各部の動作内容についても、基本的
には、従来から用いられているCDMA通信システムに
おける各装置の動作内容と同じである。
【0044】ただし、レイク受信装置404は、本実施
形態に特有の動作であるセクタ間ハンドオーバの実行時
には、同一セル内に設けられた2つセクタのそれぞれに
対応する指向性アンテナ装置から受信された受信信号の
合成復調に用いられることになる。なお、その合成動作
は基地局間ハンドオーバの場合と違いはない。
【0045】また、移動局107は、受信状態測定装置
415において、複数の指向性アンテナ装置(それぞれ
が異なる基地局に属する場合も同一基地局に属する場合
も含む)から受信された受信信号それぞれについての受
信状態(受信SN比や受信電力)を測定し、これを受信
状態情報として基地局側に返送するようになっている。
【0046】(D)ハンドオーバ実行時の動作 ハンドオーバ時における下りリンク及び上りリンクのデ
ータの流れを説明する。
【0047】(D−1)MCCの動作 (D−1−1)下りリンク動作 本システム外部の通信網101は、端末間の複数コネク
ションのデータを時間多重で重畳し、MCC102に送
る。MCC102内では時間多重されているデータをチ
ャネル分離装置201において各チャネルに分離する。
チャネル分離装置201及びプロトコル変換装置203
において外部通信綱のデータリンク層のプロトコルが終
端され、本システムのデータリンク層のプロトコルが開
始される。
【0048】プロトコル変換装置203の出力データ
は、マルチキャスト装置205に入力される。本システ
ム内部の端末間の通信データは経路選択装置207で折
り返され、プロトコル変換装置203の出力データと同
様にマルチキャスト装置205に入力される。マルチキ
ャスト装置205は、基地局間ハンドオーバを実施する
コネクションをハンドオーバメモリテーブル206を検
索することで認識し、該当するコネクションに対してデ
ータのマルチキャストを実施する。かかる後、それぞれ
のデータが、経路選択装置208にわたされる。
【0049】経路選択装置208は、基地局間ハンドオ
ーバに関わる複数の基地局ヘマルチキャストされたデー
タを振り分ける。基地局間ハンドオーバに関わらないコ
ネクションのデータは、マルチキャスト装置205にお
いてマルチキャストはされず、そのまま、経路選択装置
208にわたされる。セクタ間ハンドオーバの時も基地
局間ハンドオーバと同様にハンドオーバメモリテーブル
206で検索され、システムに認識される。ただし、こ
の場合には、MCCおいてマルチキャストは行われず、
通信チャネルと同様の制御信号のコネクションを用いて
基地局に通知される。
【0050】チャネル多重装置及ぴクロック挿入装置2
11、212は、1つ以上のコネクションのデータを入
力し、それらを多重して基地局103及び104のそれ
ぞれに送信する。ここで、クロック生成装置209より
入力されたクロックが同期信号としてクロックが挿入さ
れる。例えば、伝送速度が1.544 [Mbits /s ] の場
合、 8[kbits /s ]のクロックが挿入される。
【0051】(D−1−2)上りリンク動作 次に、MCC102における上りリンクの動作を説明す
る。基地局103及び104から伝送されてきた多重デ
ータは、それぞれクロック分離装置及びチャネル分離装
置213及び214に入力され、クロックが分離され
る。クロック分離装置及びチャネル分離装置213及び
214は、取り出されたクロックから同期をとり、多重
されているデータを分離する。分離されたチャネル上の
データは、選択合成装置210を通り、経路選択装置2
07に入力される。
【0052】選択合成装置210は、基地局間ハンドオ
ーバに関わるコネクションをハンドオーバメモリテーブ
ル206により検索し、該当するコネクションのハンド
オーバ実施時に受信データの選択合成を無線フレーム単
位で実施し、セルダイバーシチ効果を得ている。
【0053】経路選択装置207は、データが入力され
ると、当該データを通信する相手の端末が本システムに
接続している端末か、外部の通信網101を介して接続
しなければならない端末なのかを判定する。ここで、当
該データが、本システムに接続している端末宛であるな
らば、ここで折り返し、前述したようにマルチキャスト
装置205に入力する。一方、外部の通信網101を介
して接続しなければならない端末である場合には、プロ
トコル変換装置204において本システムのプロトコル
を終端し、チャネル多重装置202において通信網10
1のプロトコルにあわせた変換を行う。
【0054】(D−2)基地局の動作 (D−2−1)下りリンク動作 基地局による下りリンクの動作を説明する。クロック分
離装置及ぴチャネル分離装置301は、MCC102か
ら送られてきた多重データを入力すると、これをそれぞ
れのチャネルに分離し、さらに分離したクロックを参照
して基地局内部のクロックをクロック同期装置304に
合わせる。これには位相同期ルーフ回路(Phase-Locked
Loop Circuit 、以下「PLL回路」という)が用いら
れる。PLL回路の存在により、基地局103のクロッ
クは、MCC102のクロックと比較して伝送による位
相遅れが存在するだけで、同一のクロックを有すること
になり、その結果、同一の時間を計算することが可能と
なる。
【0055】クロック分離装置及びチャネル分離装置3
01から出力されたデータは、チャネルボード321に
入力される。他の通信のデータは、他のチャネルポード
に入力される。チャネルボード321では、次の動作が
行われる。
【0056】クロック分離装置及びチャネル分離装置3
01からの出力データは、プロトコル変換装置303に
おいて、MCCと基地局間の伝送路について設定された
プロトコルが終端され、フレーム構成装置及ぴオフセッ
ト補正装置306において無線区間で伝送される単位で
あるフレームに構成される。フレームに構成されたデー
タは、チャネル符号化装置309において畳み込み符号
化及びインターリーブ等の誤り訂正符号化が施され、拡
散変調装置312により拡散帯域幅まで拡散される。例
えば、誤り訂正後のシンポル速度64[k symbols /s ]
を64倍に拡散することで、4.096 [Mchips/s ]、す
なわち拡散帯域5 [MHz]の信号にする。
【0057】図5に示すように、本実施形態では、拡散
変調は、チャネル識別用拡散変調及ぴ基地局・セクタ識
別用拡散変調の2重の拡散変調を実施する。ここでは、
チャネル識別用拡散符号、基地局・セクタ識別用拡散符
号をそれぞれショートコード、ロングコードと呼ぶこと
にする。
【0058】これら2種類の符号のうちロングコードで
データを拡散することで隣接する基地局・セクタからの
信号干渉を押さえ、ショートコードで拡散をすることで
多元接続を可能とする。
【0059】拡散変調装置が2系統で構成されているの
はセクタ間ハンドオーバを実現するためである。セクタ
間ハンドオーバを行わないときはいずれか1系統は用い
られず、ロングコードは基地局・セクタに固有のコード
が充てられ、ショートコードは接続が設定される毎に割
り当てられる。セクタ間ハンドオーバ時にはそれぞれ2
系統で、それぞれの通信に適当な基地局・セクタ固有の
ロングコード、それそれに基地局・セクタで別個に割り
当てられたショートコードを用いて拡散変調が行われ
る。
【0060】かかる拡散変調の施されたユーザ信号は、
他の拡散後のユーザ信号とともにセクタ切換装置318
に入力される。
【0061】セクタ切換装置318は、拡散されたユー
ザ信号を、MCC102より指示された通信に適当なセ
クタに切換を行う。選択されたセクタにおいて、キャリ
ア変調装置315により無線周波数に変調され、送受信
兼用アンテナ装置317を経て、移動局に送信される。
【0062】一方、クロック分離装置及びチャネル分離
装置301から分離されたクロックをフレーム周期生成
装置307にてカウントすることによりフレーム周期が
計算ざれ、セクタボード322に入力される。
【0063】セクタボード322上では、入力されるフ
レーム周期を基にしたパイロット符号化装置310によ
る適当な符号化を経てパイロット信号が生成される。こ
れは拡散変調装置313にて拡散帯域まで拡散される。
上記拡散されたパイロット信号はキャリア変調装置31
5により無線周波数に変調され、送受信兼用のアンテナ
装置317を経て、ユーザ信号とともにセクタの情報と
して空間中に送信される。
【0064】(D−2−2)上りリンク動作 基地局による上りリンクの動作を説明する。基地局は、
無線伝搬路を経て複数の移動局からの信号を送受信兼用
アンテナ装置317及び受信専用アンテナ装置320で
受信すると、これをキャリア復調装置316及びキャリ
ア復調装置319において拡散帯域の信号にする。その
後、復調された信号を、セクタ切換装置318を経て、
チャネルボード321に与える。
【0065】チャネルボード321上においては、レイ
ク受信装置314が、入力された拡散帯域の信号につい
ての、フェージングによる位相回転の補正とマルチパス
合成とを逆拡散処理とあわせて実施する。これにより、
その信号は、ベースバンド帯域の信号へと復調される。
【0066】なお、セクタ間ハンドオーバが実施されな
いときには、送受信兼用アンテナ装置317及び受信専
用アンテナ装置320は同一のセクタに接続されるペア
で用いられ、アンテナダイバーシチが利用される。そし
て、セクタ間ハンドオーバが実施されるときには、送受
信兼用アンテナ装置317又は受信専用アンテナ装置3
20のいずれか一方が異なるセクタに接続されるアンテ
ナに切り換えられ、セクタダイバーシチが利用される。
【0067】ここで、チャネル復号化装置311により
デインターリープ及びビタビ復号等の誤り訂正を実施
し、フレーム分解装置308により無線フレームの分解
を行い、無線インターフェースを終端する。フレーム分
解装置308の出力データはプロトコル変換装置305
により基地局とMCC関の伝送プロトコルに変換され
る。プロトコル変換されたデータは、チャネル多重装置
及ぴクロック挿入装置302によって他チャネルと多重
され、クロックが挿入され、MCC102へと伝送され
る。
【0068】(D−3)移動局の動作 (D−3−1)上りリンク動作 ここでは、移動局による下りリンク受信の動作を説明す
る。無線伝搬路を経てアンチナ装置401で受信された
拡散信号は、キャリア復調装置402に入力され、拡散
帯域の信号に復調される。拡散帯域信号は、レイク受信
装置404において、ベースバンド帯域の信号に逆拡散
される。レイク受信器404は、移動局の移動に伴い発
生したフェージングによる位相回転の補正、及び、無線
伝搬路中の建造物等の反射等により生じるマルチパスの
合成を行い、受信利得を改善する。
【0069】レイク受信器404から出力されたベース
バンド信号には、チャネル復号化装置406においてデ
インターリープ及びビタビ復号等の誤り訂正が実施され
る。なお、誤り訂正処理後のデータからは、さらに、フ
レーム分解装置406においてヘッダ等のシンボルが取
り除かれ、ユーザデータとして取り出される。このユー
ザは、情報源符号化装置(復号器)412において、ユ
ーザの認識し得る状態に変換される。例えば、伝送対象
であるデータが音声である場合、当該情報源符号化装置
(復号器)412は、G729や32k-ADPCM などによって音
声符号化されたデータを復号し、音声信号を得る。
【0070】(D−3−2)下りリンク動作 次に、移動局による上りリンク送信の動作を説明する。
ユーザからの情報は情報源符号化(符号器)414にお
いてディジタルデータ化される。なお、ユーザからディ
ジタル信号を直接入力されるときは、この変換動作は行
わない。
【0071】ディジタル信号は、フレーム構成装置41
1に入力され、無線伝搬路へ送信されるデータ単位に切
り分けられる。さらに、このデータには、チャネル符号
化装置408において、畳み込み符号化及びインターリ
ーブ等の誤り訂正符号化が施され、拡散変調装置405
により拡散帯域幅まで拡散される。拡散帯域データは、
さらに、キャリア変調装置403において無線周波数帯
にまで変調され、アンテナ装置を経て無線伝搬路中に放
出される。
【0072】(E)セクタ間ハンドオーバ時の動作 最後に、以上の動作を行う各局が、セクタ間ハンドオー
バ時に、システム全体としてどのように動作するかを、
図8〜図10のそれぞれを用い、セクタ間ハンドオーバ
の前、中、後に分けて説明する。ここで、図8は、セク
タ間ハンドオーバ前の状態を表し、図9は、セクタ間ハ
ンドオーバ中の状態を表し、図10は、セクタ間ハンド
オーバ後の状態を表している。
【0073】(E−1)動作の前提 まず、セクタ間ハンドオーバを実施するために必要とな
る条件を説明する。なお、ここでは、基地局103の指
向性アンテナ装置114が管轄するセクタ117から、
同じく基地局103の指向性アンテナ装置115が管轄
するセクタ118へ、移動局109がセクタ間ハンドオ
ーバする場合について説明する。
【0074】移動局109がセクタ間ハンドオーバを実
施するために下りのリンクにおいて必要なことは、MC
C102から基地局103まで1系統で伝送されていた
データを、基地局103に到着した時点において、セク
タ117及びセクタ118の2系統に分けて送信するこ
とである。
【0075】一方、上りのリンクにおいて必要なこと
は、移動局109において送信された信号をセクタ11
7、セクタ118で受信し、それぞれの信号の中に含ま
れるマルチパスの受信状態の適当なものを選択し、レイ
ク受信装置314において最大比合成を行うことであ
る。
【0076】なお、パイロット信号はセクタ固有の信号
であるので、送信電力一定の状態で送信される。パイロ
ット信号のショートコードは、全ての基地局・セクタを
通じて同一のコードが割り当てられる。図8〜図10に
おいては、上記パイロット信号のショートコードをSC
#0と表現し、セクタ117のロングコードをLC#
0、セクタ118のロングコードをLC#1と表現す
る。
【0077】また、セクタ間ハンドオーバを実施してい
る間は、1つの移動局への通信には1つのチャネルボー
ド321が用いられるので、図8〜図10における下り
チャネル及び上りチャネルは同一チヤネルボードが用い
られる。
【0078】(E−2)セクタ間ハンドオーバ前 まず、図8を用い、セクタ間ハンドオーバ実施前の状態
を説明する。
【0079】このとき、基地局103は、セクタ117
に係る送信受信兼用アンテナ装置で送信を行っている。
その際、拡散変調装置312の1系統のみが用いられ
る。ここでは、下りチャネルで用いられるショートコー
ドを、SC#Nと表現する。
【0080】一方、基地局103は、送信受信兼用アン
テナ装置及び受信専用アンテナ装置を用いて移動局10
9からの信号を、ダイバーシチ受信する。すなわち、図
6のフィンガ装置601及び602で逆拡散された受信
波を合成器603に入力し、その伝搬遅延分を補正しな
がら合成することにより、レイク受信装置314の出力
とする。
【0081】なお、移動局109には、予めロングコー
ドのみが通知されているだけで、基地局又はセクタの位
置情報は特に与えられない。
【0082】移動局109は、各基地局のセクタから送
信されるパイロット信号の電力強度と、信号電力干渉電
力比(Signal Interference Ratio 、以下「SlR」と
いう)の受信状態を監視し、通信に最も適当な基地局の
セクタのロングコードを報告する。
【0083】この報告は、基地局103を経由してMC
C102に送られる。MCC102のハンドオーバメモ
リテーブル206は、移動局109から報告された情報
及びその時点での各基地局のトラヒック状況に基づい
て、基地局間ハンドオーバを実施するか、それともセク
タ間ハンドオーバを実施するかを判断する。
【0084】この実施形態では、トラヒックを増加させ
ないためにセクタ間ハンドオーバを優先する。
【0085】(E−3)セクタ間ハンドオーバ中 次に、図9を用いて、セクタ間ハンドオーバ中の状態を
説明する。
【0086】この場合には、送信時、拡散変調装置31
2における2系統の回路が用いられる。ここで、新たに
用いられる系統の信号については、セクタ118の固有
ロングコードであるLC#1とMCC102において適
当に割り当てられたSC#Mで拡散される。この拡散後
の信号は、セクタ切換装置318からセクタ118の送
信受信兼用アンテナ装置に接続され、キャリア変調後送
信される。
【0087】一方、受信は、セクタ117の送信受信兼
用アンテナ装置又は受信専用アンテナ装置に接続されて
いるフィンガ装置のいずれか一方をセクタ118のアン
テナ装置に切り換える。切り換えるアンナナは受信状態
のより悪いものを選択する。図9においては、セクタ1
17の送信受信兼用アンテナ装置をセクタ118の送信
受信兼用アンテナ装置に切り換えている。
【0088】なお、移動局109は、セクタ間ハンドオ
ーバ中も周辺基地局から送信されてくるパイロット信号
の受信状態を監視し続けている。通信しているセクタの
一方からのパイロット信号の受信状態及び通信チャネル
の受信状態が良好なときには、ハンドオーバの状態の解
除の要求を行う。
【0089】この解除要求は、基地局103を経由して
MCC102に伝送される。MCC102において解除
要求は受理され、セクタ間ハンドオーバが終了する。
【0090】(E−4)セクタ間ハンドオーバ後 最後に、図10を用いて、セクタ間ハンドオーバ後の状
態を説明する。
【0091】この場合には、通信に用いられている2セ
クタのうち移動局109から解除要求を受けたセクタが
選択される。以下、選択されたセクタからの送受信を終
了する動作手順を示す。図10ではセクタ117を解除
するセクタとしている。
【0092】ここでは、セクタ切換装置318が、セク
タ117の送信受信兼用アンテナ装置への送信信号の接
続を解除し、次に、その接点をセクタ118の受信に用
いられていないアンテナ装置に接続する。
【0093】図9と比較して、図10のフィンガ装置
は、セク夕117の送信受信兼用アンテナ装置からセク
タ118の送信受信兼用アンテナ装置に受信信号が切り
換えられた状態である。
【0094】(E−5)まとめ 以上の動作手順により、実施形態に係るCDMA通信シ
ステムは、システム全体として、セクタ間ハンドオーバ
においても、基地局間ハンドオーバの場合と同様、とぎ
れのない通信を実現できる。
【0095】また、このセクタ間ハンドオーバに係る移
動局側の切換動作は、基地局間ハンドオーバの場合と何
ら違いはない。
【0096】(F)実施形態の効果 以上のように本実施形態によれば、CDMA通信システ
ムにおいてもセルのセクタ化が実際に可能となり、基地
局当たりの移動局の同時接続数を増加させることができ
るようになる。
【0097】また、同一基地局内の又は異なる基地局間
のセクタ間の切換において、通信データの寸断をさせな
いソフトハンドオーバを実施することが可能となり、良
好な通信品質を維持できる。
【0098】さらに、移動局は複数セクタとの同時通信
が可能となるので、ダイバーシチ効果を得られることが
でき、基地局及び移動局それぞれにおいて受信利得が得
られ、基地局及び移動局の送信電力を低く押さえること
ができる。これにより、基地局と他の移動局との通信へ
の干渉が低くなり、セクタ当たりの同時接続移動局数を
増加させることができる。
【0099】さらに、セクタ間ハンドオーバを基地局間
ハンドオーバに優先して行うようにしたので、MCCと
基地局間の伝送効率の低減を防ぐことができる。
【0100】さらに、本実施形態に係るCDMA通信シ
ステムは、基地局側の変更だけで対処でき、移動局側の
変更を伴わないため、システムを実現する上でも有利で
ある。
【0101】(G)他の実施形態 なお、上述の実施形態におけるセクタ切換装置318の
詳細な構成については説明しなかったが、機械的なスイ
ッチ機構でも良く、電気的なスイッチ機構であっても良
い。さらに、後者の場合には、バス制御型のスイッチと
しても良い。
【0102】また、上述の実施形態においては、1つの
セルを3つのセクタに分割する場合について述べたが、
分割数は2つの場合にも4つ以上の場合にも適用し得
る。なお、前述したように、基地局に設けるセクタボー
ドは、当該セクタの数分だけ用意すれば良い。
【0103】また、上述の実施形態においては、拡散変
調装置312内の乗算器としてXOR回路を用いる場合
について述べたが、他の規則で乗算演算を行う回路を適
用しても良い。
【0104】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、同一セル
内でのセクタ間ハンドオーバの必要が生じた場合、変調
符号化手段が当該ハンドオーバに係る移動局装置宛の下
りデータを複数に分割後並列的に変調符号化したもの
を、送信先選択手段が対応する各セクタの送信手段に選
択的に分配するようにしたことにより、セクタ内におけ
る通常の通信時と同様に、セクタ間ハンドオーバについ
ても支障無く通信を行うことができるハンドオーバ制御
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る通信システム構成の概要を示す
図である。
【図2】基地局及びセクタの平面配置例を示す説明図で
ある。
【図3】MCCの構成例を示すブロック図である。
【図4】基地局の構成例を示すブロック図である。
【図5】実施形態に係る拡散変調装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】実施形態に係るレイク受信装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図7】実施形態に係る移動局の構成例を示すブロック
図である。
【図8】セクタ間ハンドオーバ前の接続状態を表した説
明図である。
【図9】セクタ間ハンドオーバ中の状態状態を表した説
明図である。
【図10】セクタ間ハンドオーバ後の状態状態を表した
説明図である。
【符号の説明】
101…通信網、102…MCC(移動通信制御局)、
103〜105…基地局、106〜109…移動局、1
10〜112…セル、113〜115…指向性アンテナ
装置、116〜119…セクタ、321…チャネルボー
ド、322…セクタボード、312…拡散変調装置、5
10、520…チャネル識別用拡散変調装置、530、
540…基地局・セクタ識別用拡散変調装置、511、
521…チャネル識別用拡散符号生成器、531、54
1…基地局・セクタ識別用拡散符号生成器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図10】
【図8】
【図9】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信状態にある移動局装置が、同一セル
    内のセクタ間で移動する場合、又は、隣接セクタ間で移
    動する場合、当該移動局装置と1又は複数の基地局装置
    の間でのハンドオーバを実行するハンドオーバ制御装置
    において、 同一セル内でセクタ間ハンドオーバが実行される時、ハ
    ンドオーバに係る移動局装置宛の下りデータを複数に分
    割して並列的に変調符号化する変調符号化手段と、 上記変調符号化手段によって、変調された複数の下りデ
    ータを、それぞれ対応するセクタの送信手段に対して選
    択的に分配する送信先選択手段とを備えることを特徴と
    するハンドオーバ制御装置。
  2. 【請求項2】 ハンドオーバ処理の実行時、隣接セクタ
    間でのハンドオーバよりも、同一セル内におけるセクタ
    間ハンドオーバを優先することを特徴とする請求項1に
    記載のハンドオーバ制御装置。
  3. 【請求項3】 上記変調符号化手段は、複数に分割され
    た各下りデータのそれぞれを、各セクタそれぞれについ
    て決められた異なる拡散符号で変調符号化することを特
    徴とする請求項1に記載のハンドオーバ制御装置。
JP8341058A 1996-11-28 1996-12-20 ハンドオーバ制御装置 Pending JPH10190616A (ja)

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