JP3313573B2 - 移動通信システムにおける拡散コードの同期確立方法および移動局装置と基地局装置 - Google Patents

移動通信システムにおける拡散コードの同期確立方法および移動局装置と基地局装置

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JP3313573B2
JP3313573B2 JP08413596A JP8413596A JP3313573B2 JP 3313573 B2 JP3313573 B2 JP 3313573B2 JP 08413596 A JP08413596 A JP 08413596A JP 8413596 A JP8413596 A JP 8413596A JP 3313573 B2 JP3313573 B2 JP 3313573B2
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武宏 中村
悦宏 中野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散コ
ードを用いた符号分割多元接続(以下、CDMAと略称
する)方式の移動通信システムにおいてソフトハンドオ
ーバー時におけるソフトハンドオーバー先無線回線の拡
散コードの同期を確立する移動通信システムにおける拡
散コードの同期確立方法および移動局装置と基地局装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式の移動通信システムにおけ
るソフトハンドオーバー起動時には、ソフトハンドオー
バー先基地局の無線回線の同期を確立するために、移動
局はソフトハンドオーバー先基地局の無線回線の拡散コ
ードと通信中のソフトハンドオーバー元基地局との無線
回線の拡散コードの位相関係情報を測定し、この測定値
をソフトハンドオーバー元基地局を介してソフトハンド
オーバー先基地局に通知することが必要である(特願平
6−110833号参照)。
【0003】従来、この位相関係情報の測定および通知
は、ソフトハンドオーバーを起動する毎に行っている。
具体的には、図4のソフトハンドオーバー制御シーケン
スに示すように、ソフトハンドオーバー元基地局はサイ
ト内セクタ間またはサイト間ソフトハンドオーバーを移
動局から起動されると、位相関係情報を測定する要求を
移動局に対して行い、移動局に位相関係情報の測定を行
わせる。移動局は、位相関係情報を測定すると、この測
定値をソフトハンドオーバー元基地局に返送する。
【0004】ソフトハンドオーバー元基地局は、移動局
から位相関係情報の測定値を受け取ると、この位相関係
情報をソフトハンドオーバー先基地局に通知する。ソフ
トハンドオーバー先基地局は、周波数、上り下り拡散コ
ードを選択し、前記位相関係情報に従って下り通信チャ
ネルで送信開始するとともに、前記位相関係情報を用い
て上り通信チャネルの同期を待つ。すなわち、ソフトハ
ンドオーバー先基地局は移動局が上り通信チャネルの送
信を開始するのを待機する。
【0005】また、ソフトハンドオーバー先基地局は、
選択した下り通信チャネルの拡散コード等を無線チャネ
ル指定要求信号に含ませてソフトハンドオーバー元基地
局に送信し、ソフトハンドオーバー元基地局は該ソフト
ハンドオーバー先無線チャネル指定信号を移動局に通知
する。移動局は前記位相関係情報に従って下り通信チャ
ネルを受信して同期を確立し、それから上り通信チャネ
ルでの送信を開始する。
【0006】ソフトハンドオーバー先基地局は、移動局
が上り通信チャネルでの送信を開始すると、前記位相関
係情報に従って上り通信チャネルの同期を確立する。こ
こで、上り通信チャネルについては、移動局から新たに
送信せず、ハンドオーバー先基地局は既にハンドオーバ
ー元基地局に対して送信されている上り通信チャネルの
同期を確立することとしてもよい。
【0007】このように、位相関係情報の測定および通
知は、従来、ソフトハンドオーバーを起動する毎に行っ
ているが、この位相関係情報の測定には例えば数秒程度
の処理時間を必要とするため、ソフトハンドオーバー制
御に遅延を招き、適切なハンドオーバータイミングでハ
ンドオーバーを開始できない。
【0008】また、ソフトハンドオーバーの起動と終了
がばたついた場合には、このばたついた起動毎に測定す
ることになる。ところで、ソフトハンドオーバー先無線
回線の同期を確立するには、同期確立処理時間上、位相
関係情報の測定値と実際の値との誤差は1シンボル程度
まで容認することができる。1シンボルの位相差は移動
局の移動距離に換算すると数kmに相当する。従って、
移動局が数km移動する毎に位相関係情報を測定すれば
よく、頻繁に測定する必要はない。すなわち、ソフトハ
ンドオーバーの起動と終了がばたついた場合には、該起
動毎に位相関係情報を測定することは無駄なことであ
り、移動局の処理負荷を増加させ、基地局に通知するた
めの制御信号により制御トラヒックを圧迫する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、位相関係情報の測定および通知をソフトハンドオー
バーの起動毎に行うために、ソフトハンドオーバー制御
に遅延を招き、適切なハンドオーバータイミングでハン
ドオーバーを開始できないという問題がある。
【0010】また、従来は、ソフトハンドオーバーの起
動と終了がばたついた場合にも、その都度位相関係情報
を測定しているため、移動局の処理負荷を増加させ、基
地局に通知するための制御信号により制御トラヒックを
圧迫するという問題がある。
【0011】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、位相関係情報の測定および通
知を事前に行うことによりソフトハンドオーバーを迅速
かつ効率的に行い得る移動通信システムにおける拡散コ
ードの同期確立方法および移動局装置と基地局装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、符号分割多元接続方式の
移動通信システムにおいてソフトハンドオーバー時にお
けるソフトハンドオーバー先無線回線の拡散コードの同
期を確立する方法であって、移動局はソフトハンドオー
バー起動より前にソフトハンドオーバー先基地局との無
線回線の拡散コードと通信中のソフトハンドオーバー元
基地局との無線回線の拡散コードの位相関係を測定し、
移動局はこの測定した位相関係情報を記憶するととも
に、ソフトハンドオーバー元基地局に通知して記憶させ
ておき、ソフトハンドオーバー起動時、ソフトハンドオ
ーバー元基地局はソフトハンドオーバー先基地局に対し
て前記記憶した位相関係情報を通知し、ソフトハンドオ
ーバー先基地局は前記通知された位相関係情報に基づい
て前記移動局からの上り無線回線の同期を確立すること
を要旨とする。
【0013】請求項1記載の本発明にあっては、移動局
はソフトハンドオーバー起動より前にソフトハンドオー
バー先基地局との無線回線の拡散コードと通信中のソフ
トハンドオーバー元基地局との無線回線の拡散コードの
位相関係を測定して記憶するとともに、ソフトハンドオ
ーバー元基地局に通知して記憶させておき、ソフトハン
ドオーバー起動時、ソフトハンドオーバー元基地局はソ
フトハンドオーバー先基地局に対して位相関係情報を通
知し、ソフトハンドオーバー先基地局は該位相関係情報
に基づいて上り無線回線の同期を確立する。
【0014】また、請求項2記載の本発明は、符号分割
多元接続方式の移動通信システムにおいてソフトハンド
オーバー時におけるソフトハンドオーバー先無線回線の
拡散コードの同期を確立する方法であって、各基地局は
それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散コードで拡
散されたパイロットチャネルを生成し、該パイロットチ
ャネルに自分の通信チャネルの拡散コードの位相情報を
含ませて常時送信し、ソフトハンドオーバー元基地局と
通信中の移動局はソフトハンドオーバーの起動より前
に、周辺セルの各基地局から送信されているパイロット
チャネルに含まれている通信チャネルの拡散コードの位
相情報を順次受信し、この位相情報と移動局が通信中の
ソフトハンドオーバー元基地局との上り通信チャネルの
拡散コードの位相との関係を測定するとともに、前記位
相情報に対応するタイミングと前記上り通信チャネルの
タイミングとの時間関係を測定し、これらの測定した位
相関係および時間関係を位相関係情報として記憶すると
ともに、ソフトハンドオーバー元基地局に通知して記憶
させておき、ソフトハンドオーバー起動時、ソフトハン
ドオーバー元基地局はソフトハンドオーバー先基地局に
対して前記記憶した位相関係情報を通知し、ソフトハン
ドオーバー先基地局は前記通知された位相関係情報に基
づいて前記移動局からの上り無線回線の同期を確立する
ことを要旨とする。
【0015】請求項2記載の本発明にあっては、ソフト
ハンドオーバー元基地局と通信中の移動局はソフトハン
ドオーバーの起動より前に、周辺セルの各基地局から送
信されているパイロットチャネルに含まれている通信チ
ャネルの拡散コードの位相情報を順次受信し、この位相
情報と通信中のソフトハンドオーバー元基地局との上り
通信チャネルの拡散コードの位相との関係から両者の位
相関係および時間関係を位相関係情報として記憶すると
ともにソフトハンドオーバー元基地局に通知して記憶さ
せておき、ソフトハンドオーバー起動時、ソフトハンド
オーバー元基地局はソフトハンドオーバー先基地局に対
して位相関係情報を通知し、ソフトハンドオーバー先基
地局は位相関係情報に基づいて上り無線回線の同期を確
立する。
【0016】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、移動局が位相関係情報の
測定および通知を発着信接続直後に行うことを要旨とす
る。
【0017】請求項4記載の本発明は、請求項2記載の
発明において、移動局が周辺セルの各基地局からのパイ
ロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定した受
信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容される所定
の上位の受信レベルの基地局のパイロットチャネルにつ
いてのみ前記位相関係情報の測定および通知を行うこと
を要旨とする。
【0018】また、請求項5記載の本発明は、請求項2
記載の発明において、移動局が周辺セルの各基地局から
のパイロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定
した受信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容され
る所定の受信レベル以上の基地局のパイロットチャネル
についてのみ前記位相関係情報の測定および通知を行う
ことを要旨とする。
【0019】更に、請求項6記載の本発明は、請求項2
記載の発明において、移動局が周辺セルの各基地局から
のパイロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定
した受信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容され
る所定の上位の受信レベルのまたは所定の受信レベル以
上の基地局のパイロットチャネルに、前記位相関係情報
の測定が未測定のパイロットチャネルが加わった時点、
もしくは前記位相関係情報の測定を前回実行してから所
定時間以上経過しているパイロットチャネルが加わった
時点で該未測定のパイロットチャネルについて前記位相
関係情報の測定および通知を行うことを要旨とする。
【0020】請求項7記載の本発明は、請求項2記載の
発明において、移動局が周辺セルの各基地局からのパイ
ロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定した受
信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容される所定
の上位の受信レベルのまたは所定の受信レベル以上の基
地局のパイロットチャネルにおいて前回測定した受信レ
ベルが所定の値以上変化したパイロットチャネルについ
て前記位相関係情報の測定および通知を行うことを要旨
とする。
【0021】また、請求項8記載の本発明は、請求項2
記載の発明において、移動局が周辺セルの各基地局から
のパイロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定
した受信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容され
る所定の上位の受信レベルのまたは所定の受信レベル以
上の基地局のパイロットチャネルについて所定の時間毎
に前記位相関係情報の測定および通知を行うことを要旨
とする。
【0022】更に、請求項9記載の本発明は、請求項2
記載の発明において、移動局が前記測定を随時行い、以
前基地局に通知した位相関係情報と最新に測定した位相
関係情報との差が所定値以上となった時に該最新の位相
関係情報をソフトハンドオーバー元基地局に通知するこ
とを要旨とする。
【0023】請求項10記載の本発明は、ソフトハンド
オーバー時におけるソフトハンドオーバー先無線回線の
拡散コードの同期を確立する符号分割多元接続方式の移
動通信システムにおいて、移動局装置がソフトハンドオ
ーバー起動より前にソフトハンドオーバー先基地局との
無線回線の拡散コードと通信中のソフトハンドオーバー
元基地局との無線回線の拡散コードの位相関係を測定す
る測定手段と、該測定回路で測定した位相関係情報を記
憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した位相関係情報
をソフトハンドオーバー元基地局に通知する通知手段と
を有し、ソフトハンドオーバー元基地局装置が前記移動
局の通知手段から通知された前記位相関係情報を記憶す
る記憶手段と、ソフトハンドオーバー起動時、前記記憶
手段に記憶した位相関係情報をソフトハンドオーバー先
基地局に通知する通知手段とを有し、ソフトハンドオー
バー先基地局装置が前記ソフトハンドオーバー元基地局
の通知手段から通知された前記位相関係情報に基づいて
前記移動局からの上り無線回線の同期を確立する同期確
立手段を有することを要旨とする。
【0024】また、請求項11記載の本発明は、ソフト
ハンドオーバー時におけるソフトハンドオーバー先無線
回線の拡散コードの同期を確立する符号分割多元接続方
式の移動通信システムにおいて、基地局装置が各自に異
なって割り当てられた独自の拡散コードで拡散されたパ
イロットチャネルを生成し、該パイロットチャネルに自
分の通信チャネルの拡散コードの位相情報を含ませて常
時送信する送信手段を有し、移動局装置がソフトハンド
オーバー起動より前に、周辺セルの各基地局から送信さ
れているパイロットチャネルに含まれている通信チャネ
ルの拡散コードの位相情報を順次受信する受信手段と、
該受信手段で受信した前記位相情報と移動局が通信中の
ソフトハンドオーバー元基地局との上り通信チャネルの
拡散コードの位相との関係の測定、および前記位相情報
に対応するタイミングと前記上り通信チャネルのタイミ
ングとの時間関係の測定を行う位相関係情報測定手段
と、該位相関係情報測定手段で測定した位相関係および
時間関係を位相関係情報として記憶する記憶手段と、該
記憶手段に記憶した前記位相関係情報をソフトハンドオ
ーバー元基地局に通知する通知手段とを有し、ソフトハ
ンドオーバー元基地局装置が前記通知手段から通知され
た前記位相関係情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段
に記憶した前記位相関係情報をソフトハンドオーバー起
動時ソフトハンドオーバー先基地局に通知する通知手段
とを有し、ソフトハンドオーバー先基地局がソフトハン
ドオーバー元基地局の前記通知手段から通知された位相
関係情報に基づいて前記移動局からの上り無線回線の同
期を確立する同期確立手段を有することを要旨とする。
【0025】更に、請求項12記載の本発明は、請求項
10または11記載の発明において、移動局装置が前記
位相関係情報の測定および通知を発着信接続直後に行う
ように制御する制御手段を有することを要旨とする。
【0026】請求項13記載の本発明は、請求項11記
載の発明において、移動局装置が周辺セルの各基地局か
らのパイロットチャネルの受信レベルを測定する受信レ
ベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶する受
信レベル記憶手段と、この記憶された受信レベルのうち
ソフトハンドオーバーが許容される所定の上位の受信レ
ベルの基地局のパイロットチャネルについてのみ前記位
相関係情報の測定および通知を行うように制御する制御
手段とを有することを要旨とする。
【0027】また、請求項14記載の本発明は、請求項
11記載の発明において、移動局装置が周辺セルの各基
地局からのパイロットチャネルの受信レベルを測定する
受信レベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶
する受信レベル記憶手段と、この記憶された受信レベル
のうちソフトハンドオーバーが許容される所定の受信レ
ベル以上の基地局のパイロットチャネルについてのみ前
記位相関係情報の測定および通知を行うように制御する
制御手段とを有することを要旨とする。
【0028】更に、請求項15記載の本発明は、請求項
11記載の発明において、移動局装置が周辺セルの各基
地局からのパイロットチャネルの受信レベルを測定する
受信レベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶
する受信レベル記憶手段と、この記憶された受信レベル
のうちソフトハンドオーバーが許容される所定の上位の
受信レベルのまたは所定の受信レベル以上の基地局のパ
イロットチャネルに、前記位相関係情報の測定が未測定
のパイロットチャネルが加わった時点、もしくは前記位
相関係情報の測定を前回実行してから所定時間以上経過
しているパイロットチャネルが加わった時点で該未測定
のパイロットチャネルについて前記位相関係情報の測定
および通知を行うように制御する制御手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0029】請求項16記載の本発明は、請求項11記
載の発明において、移動局装置が周辺セルの各基地局か
らのパイロットチャネルの受信レベルを測定する受信レ
ベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶する記
憶手段と、この記憶された受信レベルのうちソフトハン
ドオーバーが許容される所定の上位の受信レベルのまた
は所定の受信レベル以上の基地局のパイロットチャネル
において前回測定した受信レベルが所定の値以上変化し
たパイロットチャネルについて前記位相関係情報の測定
および通知を行うように制御する制御手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0030】また、請求項17記載の本発明は、請求項
11記載の発明において、移動局装置が周辺セルの各基
地局からのパイロットチャネルの受信レベルを測定する
受信レベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶
する受信レベル記憶手段と、この記憶された受信レベル
のうちソフトハンドオーバーが許容される所定の上位の
受信レベルのまたは所定の受信レベル以上の基地局のパ
イロットチャネルについて所定の時間毎に前記位相関係
情報の測定および通知を行うように制御する制御手段と
を有することを要旨とする。
【0031】更に、請求項18記載の本発明は、請求項
11記載の発明において、移動局装置が前記位相関係情
報の測定を随時行うように制御する測定制御手段と、以
前基地局に通知した位相関係情報と最新に測定した位相
関係情報との差が所定値以上となった時に該最新の位相
関係情報をソフトハンドオーバー元基地局に通知するよ
うに前記通知手段を制御する通知制御手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の移動通信システムにおけ
る拡散コードの同期確立方法は、CDMA方式の移動通
信システムにおけるソフトハンドオーバー起動時にソフ
トハンドオーバー先基地局の通信チャネルの同期を迅速
かつ効率的に確立しようとするものである。
【0033】そのために、まず、ソフトハンドオーバー
先基地局を含む各基地局は、それぞれ異なって割り当て
られた独自の拡散コードで拡散されたパイロットチャネ
ルを生成し、該パイロットチャネルに自分の通信チャネ
ルの拡散コードの位相情報を含ませて常時送信してい
る。
【0034】また、移動局は、上述したように、ソフト
ハンドオーバー先基地局から送信されているパイロット
チャネルに含まれている通信チャネルの拡散コードの位
相情報を受信し、この位相情報と移動局が現在通信中の
ソフトハンドオーバー元基地局との上り通信チャネルの
拡散コードの位相との関係を測定するとともに、前記位
相情報に対応するタイミングと前記上り通信チャネルの
タイミングとの時間関係を測定する。
【0035】更に、移動局は、これらの測定した位相関
係および時間関係を位相関係情報として記憶するととも
に、この記憶した位相関係情報をソフトハンドオーバー
元基地局に通知し、ソフトハンドオーバー元基地局にそ
の位相関係情報を記憶させるようにしている。
【0036】そして、前記位相関係情報の測定およびソ
フトハンドオーバー元基地局への通知は、ソフトハンド
オーバーの起動時にいちいち行うのでなく、ソフトハン
ドオーバーの起動より前に予め行い、その結果の位相関
係情報を上述したように移動局とソフトハンドオーバー
元基地局のメモリに予め記憶しておき、これによりソフ
トハンドオーバーの起動時に新たに位相関係情報の測定
を行うことなく、ソフトハンドオーバー先基地局の通信
チャネルの同期を迅速かつ効率的に確立しようとするも
のである。
【0037】すなわち、ソフトハンドオーバーが起動さ
れると、ソフトハンドオーバー元基地局は、メモリに記
憶されていた位相関係情報を読み出し、有線回線送信回
路を介してソフトハンドオーバー先基地局に送信する。
ソフトハンドオーバー先基地局は、ソフトハンドオーバ
ー元基地局から受け取った位相関係情報に従って上り通
信チャネルの同期を確立することができる。
【0038】まず、各基地局(本実施形態では、ソフト
ハンドオーバー先基地局として説明する)が送信してい
るパイロットチャネルに含まれている前記位相情報につ
いて説明する。
【0039】ソフトハンドオーバー先基地局が常時送信
しているパイロットチャネルには、図3(a)に示すよ
うに、位相情報が設定されている。この位相情報は各フ
レームの基準点であるフレームの先頭、すなわち図3
(a)においては(イ)の時点における通信チャネルの
拡散コードの位相を示している。従って、この位相情報
の値がP1とすると、次のフレームの先頭では、拡散コ
ードは初期状態からP1だけ位相がシフトした状態にあ
ることを示している。
【0040】一方、移動局が現在通信中のソフトハンド
オーバー元基地局との上り通信チャネルのタイミングが
図3(a)に示すパイロットチャネルに対して図3
(b)に示すような関係にあるとすると、この上り通信
チャネルの最も近いフレームの先頭タイミング(ロ)と
前記受信したパイロットチャネルの拡散コードの位相情
報に対応するタイミング(イ)との時間差は図示のよう
にTdとなる。
【0041】また、移動局が現在通信中の上り通信チャ
ネルの拡散コードの(ロ)点における位相情報は、移動
局でわかっており、この位相情報をP2とすると、ソフ
トハンドオーバー先基地局の通信チャネルの拡散コード
の位相P1とソフトハンドオーバー元基地局の上り通信
チャネルの拡散コードの位相P2との差が両基地局の拡
散コードの位相差Ld=P1−P2として求まる。
【0042】すなわち、ソフトハンドオーバー先基地局
は、自分の通信チャネルの拡散コードの位相がソフトハ
ンドオーバー元基地局の上り通信チャネルの拡散コード
に対して上述したフレーム時間差Tdだけ進んだタイミ
ングでLd=P1−P2だけ進んでいることがわかる。
従って、ソフトハンドオーバー先基地局は、この位相差
Ld=P1−P2およびフレーム時間差Ldを位相関係
情報として移動局からソフトハンドオーバー元基地局を
介して通知してもらうことにより、該位相関係情報に従
って上り通信チャネルの同期を迅速に確立することがで
きる。
【0043】以上のことを踏まえて、本発明の一実施形
態に係わる移動通信システムにおける拡散コードの同期
確立方法に使用される移動局装置および基地局装置の構
成について図1および図2を参照して説明する。
【0044】図1に示す移動局装置は、基地局からの無
線信号を受信するとともに、基地局への無線信号を送信
するアンテナ1を有し、該アンテナ1で受信した基地局
からの信号は送受分配回路3、受信回路5を介して復調
回路7に供給され、ここで拡散コードおよび拡散コード
位相で同期確立が行われるとともに、拡散コードを用い
た逆拡散および通常の復調が行われる。復調された信号
は復号化回路9に供給され、伝送信号と制御信号の復号
が行われ、制御信号は制御回路11に供給され、伝送信
号はマンマシンインタフェースに供給される。
【0045】また、アンテナ1で受信され送受分配回路
3を通った基地局からの受信信号のうち制御回路11で
指定された受信信号である基地局からのパイロットチャ
ネルは、位相関係情報測定回路13に供給され、移動局
が現在通信中のソフトハンドオーバー元基地局との上り
通信チャネルとの前記位相関係情報が測定され、その測
定値は制御回路11に供給される。制御回路11は、こ
の測定値をメモリ21に記憶するとともに、該位相関係
情報を基地局に通知するための制御信号を生成し、この
制御信号を符号化回路15で符号化し、更に変調回路1
7で一次変調および拡散コードで拡散変調を行ってか
ら、送信回路19、送受分配回路3を介してアンテナ1
から基地局に向けて送信する。また、符号化回路15に
はマンマシンインタフェースからの音声信号などの伝送
信号も供給され、この伝送信号も同様の経路で同様の処
理を施され、アンテナ1から基地局に向けて送信され
る。
【0046】図2に示す基地局装置は、移動局からの無
線信号を受信するとともに、移動局への無線信号を送信
するアンテナ23を有し、該アンテナ23で受信した移
動局からの信号は送受分配回路25、受信回路27を介
して復調回路29に供給され、ここで拡散コード位相で
同期確立が行われるとともに、拡散コードを用いた逆拡
散および通常の復調が行われる。復調された信号は復号
化回路31に供給され、伝送信号と制御信号の復号が行
われ、制御信号は制御回路33に供給され、伝送信号は
有線回線送信回路37を介して合成局に送信される。制
御回路33は制御信号のうち移動局からの位相関係情報
をメモリ35に記憶する。
【0047】また、合成局からの伝送信号は有線回線受
信回路39で受信され、伝送信号と制御信号とに分解さ
れ、伝送信号は制御回路33からの制御信号とともに符
号化回路41で符号化され、変調回路43で一次変調お
よび拡散コードを用いた拡散変調を施されてから、送信
回路45および送受分配回路25を介してアンテナ23
から移動局に送信される。
【0048】更に、図2に示す基地局装置は、ソフトハ
ンドオーバーが起動されると、メモリ35に記憶されて
いた該当する位相関係情報を読み出し、該位相関係情報
をソフトハンドオーバー先基地局へ有線回線送信回路3
7を介して通知する。
【0049】また、図2に示す基地局装置は、ソフトハ
ンドオーバー先基地局である場合には、ソフトハンドオ
ーバー元基地局から有線回線受信回路39を介して受信
した位相関係情報を復調回路29および変調回路43に
供給し、該位相関係情報に従って下り通信チャネルの送
信および上り通信チャネルの同期確立を行う。
【0050】次に、以上のように構成される移動局装置
および基地局装置の作用を説明する。
【0051】移動局が基地局(ソフトハンドオーバー元
基地局)と通信している時、移動局はソフトハンドオー
バーに備えて前もって周辺セルの各基地局であるソフト
ハンドオーバー先基地局から送信されている図3(a)
に示すパイロットチャネルを受信し、この受信したパイ
ロットチャネルから前記位相関係情報を位相関係情報測
定回路13で予め測定し、この測定した位相関係情報を
メモリ21に記憶している。
【0052】更に詳しくは、ソフトハンドオーバー先基
地局を含む各基地局は、それぞれ異なって割り当てられ
た独自の拡散コードで拡散されたパイロットチャネルを
生成し、該パイロットチャネルに自分の通信チャネルの
拡散コードの位相情報を図3(a)に示すように含ませ
て常時送信している。
【0053】そして、移動局はソフトハンドオーバー元
基地局と通信している最中のソフトハンドオーバーが発
生しない前にソフトハンドオーバー先基地局を含む各基
地局から送信されている前記パイロットチャネルを順次
受信し、この受信したパイロットチャネルに含まれてい
る位相情報P1、すなわちソフトハンドオーバー先基地
局の通信チャネルの拡散コードのフレーム先頭位置での
位相情報P1を抽出し、この位相情報P1と移動局が現
在通信中のソフトハンドオーバー元基地局との上り通信
チャネルのフレーム先頭位置での拡散コードの位相情報
P2との位相差Ld=P1−P2およびこれらの位相差
にそれぞれ対応するフレームの先頭タイミングでの前記
時間差Tdを位相関係情報として位相関係情報測定回路
13で周辺セルの各基地局に対して測定する。
【0054】移動局は、位相関係情報測定回路13で測
定した位相関係情報を制御回路11を介してメモリ21
に各基地局に対応して記憶するとともに、この位相関係
情報を基地局に通知するための制御信号を生成し、この
制御信号を符号化回路15で符号化し、変調回路17で
変調し、送信回路19および送受分配回路3を介してア
ンテナ1からソフトハンドオーバー元基地局に通知す
る。
【0055】ソフトハンドオーバー元基地局は、前記制
御信号をアンテナ23、送受分配回路25、受信回路2
7を介して受信し、復調回路29で復調し、復号化回路
31で復号し、制御回路33に供給する。制御回路33
は、制御信号のうち前記位相関係情報を取り出し、メモ
リ35に各基地局に対応して記憶する。
【0056】以上のようにして、移動局は、位相関係情
報を測定し、メモリ21に記憶するとともに、ソフトハ
ンドオーバー元基地局に通知し、該ソフトハンドオーバ
ー元基地局のメモリ35に記憶させるという動作をソフ
トハンドオーバーが発生する前の適当な時に予め行い、
何時ソフトハンドオーバーが発生しても迅速に対処し得
るようになっている。
【0057】そして、このような状態において、移動局
でソフトハンドオーバーが起動されると、移動局はソフ
トハンドオーバー要求信号を生成し、該ソフトハンドオ
ーバー要求信号をソフトハンドオーバー元基地局に送信
する。
【0058】ソフトハンドオーバー元基地局は、移動局
からソフトハンドオーバー要求信号を受信すると、メモ
リ35に予め記憶されている位相関係情報のうちソフト
ハンドオーバー先基地局に該当する位相関係情報を読み
出し、この位相関係情報を制御回路33の制御により有
線回線送信回路37を介してソフトハンドオーバー先基
地局に送信する。なお、このように処理することによ
り、本実施形態では、図4で示した従来の処理における
ソフトハンドオーバー元基地局と移動局との間の最初の
3つの処理である「位相関係情報測定要求」「位相関係
情報測定」「位相関係情報測定応答」の処理が不要とな
っているものである。
【0059】ソフトハンドオーバー先基地局は、位相関
係情報を有線回線受信回路39で受信すると、該位相関
係情報を制御回路33に供給する。制御回路33は、該
位相関係情報を復調回路29および変調回路43に供給
する。変調回路43は該位相関係情報に従って移動局に
対する下り通信チャネルの送信を開始し、また復調回路
29は該位相関係情報に従って移動局との上り通信チャ
ネルの同期を確立する。
【0060】上述した処理において、移動局における位
相関係情報の測定およびソフトハンドオーバー元基地局
への通知は、ソフトハンドオーバー起動前に行っておけ
ば、ソフトハンドオーバーの起動時に迅速に対処し得る
ものであるが、この測定および通知の時期としては、例
えば移動局が発着信接続を行った直後に行えば、ソフト
ハンドオーバーはこの発着信接続の後に発生するもので
あるため十分である。
【0061】また、ソフトハンドオーバー元基地局と通
信中の移動局は、在圏セルの判定のために、常に周辺セ
ルのパイロットチャネルの受信レベルを測定し、その測
定した各受信レベルを周辺セルの各パイロットチャネル
の拡散コードC1〜Cnに対応して図5に示すようにパ
イロットチャネル受信レベルテーブルとして記憶してい
るものであるため、移動局は、この受信レベルテーブル
のうちのソフトハンドオーバーが許容される所定の上位
の受信レベルのパイロットチャネルについてのみ前記位
相関係情報の測定および通知を行うように構成すること
ができる。このように構成することにより、測定処理負
荷および通知による制御トラヒックを低減することがで
きる。
【0062】上記の場合において、移動局は、受信レベ
ルテーブルのうちのソフトハンドオーバーが許容される
所定の上位の受信レベルのパイロットチャネルの代わり
に、ソフトハンドオーバーが許容される所定の受信レベ
ル以上のパイロットチャネルについて前記位相関係情報
の測定および通知を行うようにしてもよい。
【0063】また、別の方法としては、移動局は、前記
受信レベルテーブル内のソフトハンドオーバーが許容さ
れる上位のパイロットチャネルに、前記位相関係情報の
測定が未測定のパイロットチャネルが加わった時点、も
しくは前記位相関係情報の測定を前回実行してから所定
時間以上経過しているパイロットチャネルが加わった時
点で該未測定のパイロットチャネルについて前記位相関
係情報の測定および通知を行うように構成してもよい。
このように構成することにより、同様に測定処理負荷お
よび通知による制御トラヒックを低減することができ
る。
【0064】更に別の方法としては、移動局は、前記受
信レベルテーブル内のソフトハンドオーバーが許容され
る上位のパイロットチャネルについて、前回測定したと
きの受信レベルが所定の値以上変化したパイロットチャ
ネルについて前記位相関係情報の測定および通知を行う
ように構成してもよい。
【0065】以上のようにパイロットチャネルの受信レ
ベルを位相関係情報の測定および通知タイミングとして
いるのは、受信レベルの変動により移動局の移動距離を
推定するためである。すなわち、受信レベルが変動した
ということは、移動局が移動したと考えられるが、移動
局が移動すると、位相タイミングが変わっていると考え
られるからである。
【0066】また、他の方法としては、移動局は、タイ
マを用いて、パイロットチャネル受信レベルテーブル内
のソフトハンドオーバーが許容される以上のパイロット
チャネルについて定期的に、すなわち所定の時間毎に前
記位相関係情報の測定および通知を行うように構成する
ことも可能である。この場合にも、測定処理負荷および
通知による制御トラヒックを同様に低減できる。また、
タイマの値を可変することにより、追従精度と制御トラ
ヒックを調整することができる。
【0067】更に他の方法としては、移動局は、前記位
相関係情報の測定を随時行い、以前に基地局に通知した
測定値と最新の測定値との差が所定の値以上となった場
合に、この最新の測定値を基地局に通知するように構成
してもよい。このように構成することにより、通知によ
る制御トラヒックを低減できる。また、測定を随時行っ
ているので、追従精度を高く維持することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動局はソフトハンドオーバー起動より前にソフトハン
ドオーバー先基地局との無線回線の拡散コードと通信中
のソフトハンドオーバー元基地局との無線回線の拡散コ
ードの位相関係を測定して記憶するとともに、ソフトハ
ンドオーバー元基地局に通知して記憶させておき、ソフ
トハンドオーバー起動時、ソフトハンドオーバー元基地
局はソフトハンドオーバー先基地局に対して位相関係情
報を通知し、ソフトハンドオーバー先基地局は該位相関
係情報に基づいて上り無線回線の同期を確立するので、
従来のようにソフトハンドオーバーの起動毎に位相関係
情報の測定および通知を行う必要がなく、ソフトハンド
オーバー制御を迅速かつ適切なタイミングで行うことが
できるとともに、測定処理負荷の低減および通知による
制御トラヒックの低減を図ることができる。
【0069】また、本発明によれば、ソフトハンドオー
バー元基地局と通信中の移動局はソフトハンドオーバー
の起動より前に、周辺セルの各基地局から送信されてい
るパイロットチャネルに含まれている通信チャネルの拡
散コードの位相情報を順次受信し、この位相情報と通信
中のソフトハンドオーバー元基地局との上り通信チャネ
ルの拡散コードの位相との関係から両者の位相関係およ
び時間関係を位相関係情報として記憶するとともにソフ
トハンドオーバー元基地局に通知して記憶させておき、
ソフトハンドオーバー起動時、ソフトハンドオーバー元
基地局はソフトハンドオーバー先基地局に対して位相関
係情報を通知し、ソフトハンドオーバー先基地局は位相
関係情報に基づいて上り無線回線の同期を確立するの
で、従来のようにソフトハンドオーバーの起動毎に位相
関係情報の測定および通知を行う必要がなく、ソフトハ
ンドオーバー制御を迅速かつ適切なタイミングで行うこ
とができるとともに、測定処理負荷の低減および通知に
よる制御トラヒックの低減を図ることができる。
【0070】更に、本発明によれば、移動局は位相関係
情報の測定および通知を発着信接続直後に行うので、位
相関係情報の測定処理負荷および通知による制御トラヒ
ックを低減することができる。
【0071】本発明によれば、周辺セルのパイロットチ
ャネルの受信レベルのうち所定の上位の受信レベルの基
地局のパイロットチャネルについてのみ位相関係情報の
測定および通知を行うので、測定処理負荷および通知に
よる制御トラヒックを低減することができる。
【0072】また、本発明によれば、周辺セルのパイロ
ットチャネルの受信レベルのうち所定の受信レベル以上
の基地局のパイロットチャネルについてのみ位相関係情
報の測定および通知を行うので、測定処理負荷および通
知による制御トラヒックを低減することができる。
【0073】更に、本発明によれば、周辺セルのパイロ
ットチャネルの受信レベルのうち所定の上位の受信レベ
ルのまたは所定の受信レベル以上の基地局のパイロット
チャネルに、前記位相関係情報の測定が未測定のパイロ
ットチャネルが加わった時点、もしくは前記位相関係情
報の測定を前回実行してから所定時間以上経過している
パイロットチャネルが加わった時点で該未測定のパイロ
ットチャネルについて位相関係情報の測定および通知を
行うので、測定処理負荷および通知による制御トラヒッ
クを低減することができる。
【0074】本発明によれば、周辺セルのパイロットチ
ャネルの受信レベルのうち所定の上位の受信レベルのま
たは所定の受信レベル以上の基地局のパイロットチャネ
ルにおいて前回測定した受信レベルが所定の値以上変化
したパイロットチャネルについて位相関係情報の測定お
よび通知を行うので、測定処理負荷および通知による制
御トラヒックを低減することができる。
【0075】また、本発明によれば、周辺セルのパイロ
ットチャネルの受信レベルのうち所定の上位の受信レベ
ルのまたは所定の受信レベル以上の基地局のパイロット
チャネルについて所定の時間毎に位相関係情報の測定お
よび通知を行うので、測定処理負荷および通知による制
御トラヒックを低減することができるとともに、所定の
時間を可変することにより追従精度および制御トラヒッ
クを調整することができる。
【0076】更に、本発明によれば、移動局は前記測定
を随時行い、以前基地局に通知した位相関係情報と最新
に測定した位相関係情報との差が所定値以上となった時
に該最新の位相関係情報をソフトハンドオーバー元基地
局に通知するので、通知による制御トラヒックを低減す
ることができるとともに、測定を随時行うため追従精度
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる移動通信システム
における拡散コードの同期確立方法を実施する移動局装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の移動局装置とともに使用される基地局装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】図1,2の実施形態に使用されるソフトハンド
オーバー先基地局からのパイロットチャネルおよび移動
局が現在通信中のソフトハンドオーバー元基地局との上
り通信チャネルのフレーム構成を示す図である。
【図4】従来のソフトハンドオーバー制御シーケンスを
示す図である。
【図5】周辺セルのパイロットチャネルの受信レベルの
テーブルを示す図である。
【符号の説明】
7 移動局の復調回路 9 移動局の復号化回路 11 移動局の制御回路 13 移動局の位相関係情報測定回路 15 移動局の符号化回路 17 移動局の変調回路 21 移動局のメモリ 29 基地局の復調回路 31 基地局の復号化回路 33 基地局の制御回路 35 基地局のメモリ 37 基地局の有線回線送信回路 39 基地局の有線回線受信回路 41 基地局の符号化回路 43 基地局の変調回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−334593(JP,A) 特表 平8−500474(JP,A) 特表 平9−504417(JP,A) 特表 平10−500811(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいてソフトハンドオーバー時におけるソフトハン
    ドオーバー先無線回線の拡散コードの同期を確立する方
    法であって、 移動局はソフトハンドオーバー起動より前にソフトハン
    ドオーバー先基地局との無線回線の拡散コードと通信中
    のソフトハンドオーバー元基地局との無線回線の拡散コ
    ードの位相関係を測定し、 移動局はこの測定した位相関係情報を記憶するととも
    に、ソフトハンドオーバー元基地局に通知して記憶させ
    ておき、 ソフトハンドオーバー起動時、ソフトハンドオーバー元
    基地局はソフトハンドオーバー先基地局に対して前記記
    憶した位相関係情報を通知し、 ソフトハンドオーバー先基地局は前記通知された位相関
    係情報に基づいて前記移動局からの上り無線回線の同期
    を確立することを特徴とする移動通信システムにおける
    拡散コードの同期確立方法。
  2. 【請求項2】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいてソフトハンドオーバー時におけるソフトハン
    ドオーバー先無線回線の拡散コードの同期を確立する方
    法であって、 各基地局は、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡
    散コードで拡散されたパイロットチャネルを生成し、該
    パイロットチャネルに自分の通信チャネルの拡散コード
    の位相情報を含ませて常時送信し、 ソフトハンドオーバー元基地局と通信中の移動局は、ソ
    フトハンドオーバーの起動より前に、周辺セルの各基地
    局から送信されているパイロットチャネルに含まれてい
    る通信チャネルの拡散コードの位相情報を順次受信し、
    この位相情報と移動局が通信中のソフトハンドオーバー
    元基地局との上り通信チャネルの拡散コードの位相との
    関係を測定するとともに、前記位相情報に対応するタイ
    ミングと前記上り通信チャネルのタイミングとの時間関
    係を測定し、これらの測定した位相関係および時間関係
    を位相関係情報として記憶するとともに、ソフトハンド
    オーバー元基地局に通知して記憶させておき、 ソフトハンドオーバー起動時、ソフトハンドオーバー元
    基地局はソフトハンドオーバー先基地局に対して前記記
    憶した位相関係情報を通知し、 ソフトハンドオーバー先基地局は前記通知された位相関
    係情報に基づいて前記移動局からの上り無線回線の同期
    を確立することを特徴とする移動通信システムにおける
    拡散コードの同期確立方法。
  3. 【請求項3】 移動局は、前記位相関係情報の測定およ
    び通知を発着信接続直後に行うことを特徴とする請求項
    1または2記載の移動通信システムにおける拡散コード
    の同期確立方法。
  4. 【請求項4】 移動局は、周辺セルの各基地局からのパ
    イロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定した
    受信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容される所
    定の上位の受信レベルの基地局のパイロットチャネルに
    ついてのみ前記位相関係情報の測定および通知を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載の移動通信システムにおけ
    る拡散コードの同期確立方法。
  5. 【請求項5】 移動局は、周辺セルの各基地局からのパ
    イロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定した
    受信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容される所
    定の受信レベル以上の基地局のパイロットチャネルにつ
    いてのみ前記位相関係情報の測定および通知を行うこと
    を特徴とする請求項2記載の移動通信システムにおける
    拡散コードの同期確立方法。
  6. 【請求項6】 移動局は、周辺セルの各基地局からのパ
    イロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定した
    受信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容される所
    定の上位の受信レベルのまたは所定の受信レベル以上の
    基地局のパイロットチャネルに、前記位相関係情報の測
    定が未測定のパイロットチャネルが加わった時点、もし
    くは前記位相関係情報の測定を前回実行してから所定時
    間以上経過しているパイロットチャネルが加わった時点
    で該未測定のパイロットチャネルについて前記位相関係
    情報の測定および通知を行うことを特徴とする請求項2
    記載の移動通信システムにおける拡散コードの同期確立
    方法。
  7. 【請求項7】 移動局は、周辺セルの各基地局からのパ
    イロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定した
    受信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容される所
    定の上位の受信レベルのまたは所定の受信レベル以上の
    基地局のパイロットチャネルにおいて前回測定した受信
    レベルが所定の値以上変化したパイロットチャネルにつ
    いて前記位相関係情報の測定および通知を行うことを特
    徴とする請求項2記載の移動通信システムにおける拡散
    コードの同期確立方法。
  8. 【請求項8】 移動局は、周辺セルの各基地局からのパ
    イロットチャネルの受信レベルを測定し、この測定した
    受信レベルのうちソフトハンドオーバーが許容される所
    定の上位の受信レベルのまたは所定の受信レベル以上の
    基地局のパイロットチャネルについて所定の時間毎に前
    記位相関係情報の測定および通知を行うことを特徴とす
    る請求項2記載の移動通信システムにおける拡散コード
    の同期確立方法。
  9. 【請求項9】 移動局は、前記測定を随時行い、以前基
    地局に通知した位相関係情報と最新に測定した位相関係
    情報との差が所定値以上となった時に該最新の位相関係
    情報をソフトハンドオーバー元基地局に通知することを
    特徴とする請求項2記載の移動通信システムにおける拡
    散コードの同期確立方法。
  10. 【請求項10】 ソフトハンドオーバー時におけるソフ
    トハンドオーバー先無線回線の拡散コードの同期を確立
    する符号分割多元接続方式の移動通信システムにおい
    て、 移動局装置は、 ソフトハンドオーバー起動より前にソフトハンドオーバ
    ー先基地局との無線回線の拡散コードと通信中のソフト
    ハンドオーバー元基地局との無線回線の拡散コードの位
    相関係を測定する測定手段と、 該測定回路で測定した位相関係情報を記憶する記憶手段
    と、 該記憶手段に記憶した位相関係情報をソフトハンドオー
    バー元基地局に通知する通知手段とを有し、 ソフトハンドオーバー元基地局装置は、前記移動局の通
    知手段から通知された前記位相関係情報を記憶する記憶
    手段と、 ソフトハンドオーバー起動時、前記記憶手段に記憶した
    位相関係情報をソフトハンドオーバー先基地局に通知す
    る通知手段とを有し、 ソフトハンドオーバー先基地局装置は、前記ソフトハン
    ドオーバー元基地局の通知手段から通知された前記位相
    関係情報に基づいて前記移動局からの上り無線回線の同
    期を確立する同期確立手段を有することを特徴とする移
    動通信システムにおける移動局装置および基地局装置。
  11. 【請求項11】 ソフトハンドオーバー時におけるソフ
    トハンドオーバー先無線回線の拡散コードの同期を確立
    する符号分割多元接続方式の移動通信システムにおい
    て、 基地局装置は、各自に異なって割り当てられた独自の拡
    散コードで拡散されたパイロットチャネルを生成し、該
    パイロットチャネルに自分の通信チャネルの拡散コード
    の位相情報を含ませて常時送信する送信手段を有し、 移動局装置は、 ソフトハンドオーバー起動より前に、周辺セルの各基地
    局から送信されているパイロットチャネルに含まれてい
    る通信チャネルの拡散コードの位相情報を順次受信する
    受信手段と、 該受信手段で受信した前記位相情報と移動局が通信中の
    ソフトハンドオーバー元基地局との上り通信チャネルの
    拡散コードの位相との関係の測定、および前記位相情報
    に対応するタイミングと前記上り通信チャネルのタイミ
    ングとの時間関係の測定を行う位相関係情報測定手段
    と、 該位相関係情報測定手段で測定した位相関係および時間
    関係を位相関係情報として記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶した前記位相関係情報をソフトハンド
    オーバー元基地局に通知する通知手段とを有し、 ソフトハンドオーバー元基地局装置は、 前記通知手段から通知された前記位相関係情報を記憶す
    る記憶手段と、 該記憶手段に記憶した前記位相関係情報をソフトハンド
    オーバー起動時ソフトハンドオーバー先基地局に通知す
    る通知手段とを有し、 ソフトハンドオーバー先基地局は、ソフトハンドオーバ
    ー元基地局の前記通知手段から通知された位相関係情報
    に基づいて前記移動局からの上り無線回線の同期を確立
    する同期確立手段を有することを特徴とする移動通信シ
    ステムにおける移動局装置および基地局装置。
  12. 【請求項12】 移動局装置は、前記位相関係情報の測
    定および通知を発着信接続直後に行うように制御する制
    御手段を有することを特徴とする請求項10または11
    記載の移動通信システムにおける移動局装置。
  13. 【請求項13】 移動局装置は、周辺セルの各基地局か
    らのパイロットチャネルの受信レベルを測定する受信レ
    ベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶する受
    信レベル記憶手段と、この記憶された受信レベルのうち
    ソフトハンドオーバーが許容される所定の上位の受信レ
    ベルの基地局のパイロットチャネルについてのみ前記位
    相関係情報の測定および通知を行うように制御する制御
    手段とを有することを特徴とする請求項11記載の移動
    通信システムにおける移動局装置。
  14. 【請求項14】 移動局装置は、周辺セルの各基地局か
    らのパイロットチャネルの受信レベルを測定する受信レ
    ベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶する受
    信レベル記憶手段と、この記憶された受信レベルのうち
    ソフトハンドオーバーが許容される所定の受信レベル以
    上の基地局のパイロットチャネルについてのみ前記位相
    関係情報の測定および通知を行うように制御する制御手
    段とを有することを特徴とする請求項11記載の移動通
    信システムにおける移動局装置。
  15. 【請求項15】 移動局装置は、周辺セルの各基地局か
    らのパイロットチャネルの受信レベルを測定する受信レ
    ベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶する受
    信レベル記憶手段と、この記憶された受信レベルのうち
    ソフトハンドオーバーが許容される所定の上位の受信レ
    ベルのまたは所定の受信レベル以上の基地局のパイロッ
    トチャネルに、前記位相関係情報の測定が未測定のパイ
    ロットチャネルが加わった時点、もしくは前記位相関係
    情報の測定を前回実行してから所定時間以上経過してい
    るパイロットチャネルが加わった時点で該未測定のパイ
    ロットチャネルについて前記位相関係情報の測定および
    通知を行うように制御する制御手段とを有することを特
    徴とする請求項11記載の移動通信システムにおける移
    動局装置。
  16. 【請求項16】 移動局装置は、周辺セルの各基地局か
    らのパイロットチャネルの受信レベルを測定する受信レ
    ベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶する記
    憶手段と、この記憶された受信レベルのうちソフトハン
    ドオーバーが許容される所定の上位の受信レベルのまた
    は所定の受信レベル以上の基地局のパイロットチャネル
    において前回測定した受信レベルが所定の値以上変化し
    たパイロットチャネルについて前記位相関係情報の測定
    および通知を行うように制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項11記載の移動通信システムにお
    ける移動局装置。
  17. 【請求項17】 移動局装置は、周辺セルの各基地局か
    らのパイロットチャネルの受信レベルを測定する受信レ
    ベル測定手段と、この測定した受信レベルを記憶する受
    信レベル記憶手段と、この記憶された受信レベルのうち
    ソフトハンドオーバーが許容される所定の上位の受信レ
    ベルのまたは所定の受信レベル以上の基地局のパイロッ
    トチャネルについて所定の時間毎に前記位相関係情報の
    測定および通知を行うように制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする請求項11記載の移動通信システム
    における移動局装置。
  18. 【請求項18】 移動局装置は、前記位相関係情報の測
    定を随時行うように制御する測定制御手段と、以前基地
    局に通知した位相関係情報と最新に測定した位相関係情
    報との差が所定値以上となった時に該最新の位相関係情
    報をソフトハンドオーバー元基地局に通知するように前
    記通知手段を制御する通知制御手段とを有することを特
    徴とする請求項11記載の移動通信システムにおける移
    動局装置。
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