JP2000069526A - Cdma移動通信におけるハンドオーバ方法並びにその基地局及び移動局 - Google Patents

Cdma移動通信におけるハンドオーバ方法並びにその基地局及び移動局

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JP2000069526A
JP2000069526A JP23293498A JP23293498A JP2000069526A JP 2000069526 A JP2000069526 A JP 2000069526A JP 23293498 A JP23293498 A JP 23293498A JP 23293498 A JP23293498 A JP 23293498A JP 2000069526 A JP2000069526 A JP 2000069526A
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哲也 矢野
Kazuo Kawabata
和生 川端
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
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    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA移動通信システムにおけるハンドオ
ーバ方法並びにその基地局及び移動局に関し、フレーム
ナンバーのずれを基地局側で補正してハンドオーバ後の
同期を確立し、移動局の処理負担を少なくするとともに
フレームの位相補正を適正に行う。 【解決手段】 移動局(MS)は、上りトラフィック
チャネルのフレームタイミングと移動先の基地局(BS
2)からの止まり木チャネルのフレームタイミングの時
間差τを測定し、該時間差τを現在通信中の基地局
(BS1)に送信し、基地局(BS1)は該時間差τ
及び現在通信中の上りトラフィックチャネルのフレーム
ナンバーFN1を基地局(BS2)に通知する。基地
局(BS2)は、通知されたフレームタイミングの時間
差τ及びフレームナンバーFN1を基に、上りトラフィ
ックチャネルの受信時の拡散コードの位相を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスぺクトラム拡散信
号を用いたCDMA移動通信システムにおけるハンドオ
ーバ方法並びにその基地局及び移動局に関する。CDM
A方式はシステム容量(チャネル数)を飛躍的に増やす
ことができる多重方式として、次世代移動通信システム
における有力な候補であり、実用化に向けた標準化が進
められている。
【0002】
【従来の技術】現在、標準化が進められている広帯域C
DMA移動通信システムでは、基地局と移動局との間の
通信情報を、或る所定の長さ(例えば10msec)に
区切ったフレーム単位(以下、このフレーム単位を無線
フレームという。)で拡散して伝送する。
【0003】そして、移動局からの上りトラフィックチ
ャネルの信号の拡散には、72フレームの無線フレーム
を1単位周期とするスーパーフレームごとに初期化され
る拡散コードが用いられる。
【0004】そのため、移動局が或る基地局の無線ゾー
ンから別の基地局の無線ゾーンに移動する場合、現在通
信中の基地局から移動先の基地局への通信チャネルの切
り換え制御(ハンドオーバ)を行う際、現在通信中の上
りトラフィックチャネルの信号と、移動先の基地局にお
ける上りトラフィックチャネル受信のための拡散コード
の位相との同期を確立する必要が有る。
【0005】すなわち、現在通信中の基地局と移動先の
基地局との間の無線フレームのフレームナンバー(拡散
コードの位相に対応する。)のずれ及び1フレーム時間
以内のフレームタイミングのずれを補正しなければなら
ない。そのため、無線フレームのタイミングのずれを測
定するための基準タイミングとなる止まり木チャネル信
号が移動先の基地局から送信され、移動局はこの止まり
木チャネル信号を基に、現在通信中の基地局と移動先の
基地局との間の無線フレームのずれを測定し、その情報
を現在通信中の基地局に通知し、移動先の基地局はそれ
らの情報を上位の通信網を経由して受け取り、その情報
に従って上りトラフィックチャネルの信号を受信する無
線フレームナンバー及びそのタイミング、即ち無線フレ
ームの位相を補正する。
【0006】図16は従来の無線フレームの位相補正の
説明図である。図の(A)は現在通信中の移動元基地局
BS1の下りトラフィックチャネル信号の送信無線フレ
ーム、図の(B)はハンドオーバ前の移動局MSの下り
トラフィックチャネル信号の受信無線フレーム、図の
(C)は移動局MSの上りトラフィックチャネル信号の
送信無線フレームを示している。
【0007】図の(D)は移動先基地局BS2の止まり
木チャネル信号の送信無線フレーム、図の(E)は移動
局MSの止まり木チャネル信号の受信無線フレーム、図
の(F)は移動先基地局BS2の上りトラフィックチャ
ネル信号の受信無線フレームを示している。
【0008】図の(G)は移動先基地局BS2の下りト
ラフィックチャネル信号の送信無線フレーム、図の
(H)はハンドオーバ後の移動局MSの下りトラフィッ
クチャネル信号の受信フレームを示している。
【0009】移動元基地局BS1からの下りトラフィッ
クチャネル信号の送信無線フレーム(A)は、無線区間
の伝播遅延を伴って移動局MSに受信され、移動局は、
下りトラフィックチャネル信号の受信無線フレーム
(B)から所定のタイミング(1024チップ)経過後
に上りトラフィックチャネルの無線フレーム(C)を送
信する。
【0010】ハンドオーバ時、移動局MSは、移動先基
地局BS2から送信(D)された止まり木チャネル信号
を受信(E)し、該止まり木チャネルの各無線フレーム
に書き込まれているフレームナンバーを抽出し、そのフ
レームナンバーと現在送信中の上りトラフィックチャネ
ルのフレームナンバーとのずれ及びそれらの1フレーム
以内の無線フレームのタイミングのずれを測定し、移動
局MSはそれらフレームナンバーのずれと1フレーム以
内の無線フレームのタイミングのずれを示す無線フレー
ム位相ずれ情報TDHO を、移動元の基地局に通知する。
【0011】移動元の基地局BS1は、無線フレーム位
相ずれ情報TDHO を上位の通信網を介して移動先の基地
局BS2に通知し、移動先の基地局BS2は該無線フレ
ーム位相情報TDHO を基に上りトラフィックチャネルの
無線フレームの受信位相を補正し、移動局MSからの上
りトラフィックチャネルの信号の送信無線フレーム
(C)の位相に、移動先基地局BS2の上りトラフィッ
クチャネル信号の受信無線フレーム(F)の位相を合わ
せる。なお無線区間の伝播遅延の位相補正も行うことは
言うまでもない。
【0012】移動先基地局BS2は、下りトラフィック
チャネルの信号を、上りトラフィックチャネル信号の受
信無線フレーム(F)の位相よりも1024チップ先行
したタイミングで送信する(G)。この理由は前述した
ように移動局は、下りトラフィックチャネルの信号の受
信無線フレーム(H)の位相から、1024チップのタ
イミング後に上りトラフィックチャネルの無線フレーム
を送信するので、そのタイミングに合わせるためであ
る。
【0013】このように従来の無線フレームの位相補正
は、移動局MSが止まり木チャネルの無線フレームに書
き込まれているフレームナンバーを抽出し、また止まり
木チャネルと上りトラフィックチャネルとの1フレーム
以内の無線フレームのタイミングのずれ測定しなければ
ならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】移動局は小型軽量化す
る必要があり、そのためには機能回路を極力簡素化する
必要があるが、特に基地局間で用いる周波数帯域が異な
る場合には、ハンドオーバ時に現在通信中の基地局から
の下りトラフィックチャネルの信号を受信し、逆拡散し
て復号しながら、移動先の基地局が送信する止まり木チ
ャネルの信号を受信し、逆拡散して復号し、そのフレー
ムナンバーを抽出しなければならず、機能回路が複雑な
ものになっていた。
【0015】本発明は、フレームナンバーのずれを基地
局側で補正してハンドオーバ後の同期を確立することに
より、移動局における止まり木チャネルのフレームナン
バーの抽出を不要とし、移動局の処理負担を少なくする
とともに無線フレームの位相補正を適正に行うハンドオ
ーバの実現を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のCDMA移動通
信におけるハンドオーバ方法は、(1)移動局と基地局
との間で、所定長の無線フレームを単位として上りトラ
フィックチャネル及び下りトラフィックチャネルの信号
を送受し、且つ移動局から基地局への上りトラフィック
チャネルの信号を、前記無線フレームの複数の周期を1
周期とする拡散コードにより拡散して送信するCDMA
移動通信において、移動局は、通信中の第1の基地局と
のトラフィックチャネルの無線フレームと、ハンドオー
バ先の第2の基地局からの止まり木チャネルの無線フレ
ームとの1フレーム以内のフレームタイミングの時間差
を測定し、該1フレーム以内のフレームタイミングの時
間差情報を前記第1の基地局に通知する過程と、前記第
1の基地局は、前記移動局から通知された前記1フレー
ム以内のフレームタイミングの時間差情報及び通信中の
トラフィックチャネルの無線フレームのフレームナンバ
ーを、上位の通信網を経由して前記第2の基地局に通知
する過程と、前記第2の基地局は、前記第1の基地局か
ら通知された前記1フレーム以内のフレームタイミング
の時間差情報及び通信中のトラフィックチャネルの無線
フレームのフレームナンバーを用いて、第2の基地局に
おける上りトラフィックチャネルの無線フレームを受信
する拡散コードの位相を、前記移動局からの上りトラフ
ィックチャネルの拡散コードの位相に合わせる位相補正
を行う過程とを含むものである。
【0017】また(2)前記第2の基地局は、前記第1
の基地局から通知された現在通信中のトラフィックチャ
ネルの無線フレームのフレームナンバーに対応する位相
の拡散コードにより、移動局から送信される上りトラフ
ィックチャネルの無線フレーム信号を逆拡散しても同期
確立ができない場合に、次の無線フレームの周期では、
無線フレームの受信する拡散コードの位相を更にその次
の周期の無線フレームに対応する位相に進めて上りトラ
フィックチャネルの無線フレーム信号の逆拡散を試み、
同期確立ができるまで前記無線フレームの周期ごとに順
次拡散コードの位相を進ませ、前記第2の基地局におけ
る上りトラフィックチャネルの無線フレームを受信する
拡散コードの位相を、前記移動局からの上りトラフィッ
クチャネルの無線フレームの拡散コードの位相に合わせ
る位相補正を行う過程を含むものである。
【0018】また(3)前記第2の基地局は、前記第1
の基地局から通知された現在通信中のトラフィックチャ
ネルの無線フレームのフレームナンバーよりも所定数進
んだフレームナンバーに対応する位相の拡散コードを仮
に設定し、順次移動局から送信される上りトラフィック
チャネルの各無線フレーム信号に対して、前記仮に設定
した拡散コードによる逆拡散を同期確立が検出されるま
で試み、前記第2の基地局における上りトラフィックチ
ャネルの無線フレームを受信する拡散コードの位相を、
前記移動局からの上りトラフィックチャネルの無線フレ
ームの拡散コードの位相に合わせる位相補正を行う過程
を含むものである。
【0019】また(4)前記第2の基地局は、前記第1
の基地局から前記1フレーム以内のフレームタイミング
の時間差情報が通知されると、その時点の第2の基地局
における止まり木チャネルのフレームナンバーを検出す
るとともに前記第1の基地局に対して第1の伝送遅延測
定用の信号を送信し、前記第1の基地局は、前記伝送遅
延測定用の信号を受信すると、その時点の第1の基地局
におけるトラフィックチャネルのフレームナンバーを含
む第2の伝送遅延測定用の信号を第2の基地局に送信
し、前記第2の基地局は、前記第2の伝送遅延測定用の
信号を受信すると、その時点の第2の基地局の止まり木
チャネルのフレームナンバーの値と、前記第1の伝送遅
延測定用の信号を送信した時点の第2の基地局における
止まり木チャネルのフレームナンバーの値との差から、
第1の基地局と第2の基地局との間の伝送遅延量を求
め、前記第2の基地局は、前記伝送遅延量を基に前記第
2の伝送遅延測定用の信号に含まれる第1の基地局にお
けるトラフィックチャネルのフレームナンバーに補正を
加え、補正されたフレームナンバーに対応する位相の拡
散コードを、第2の基地局における上りトラフィックチ
ャネルの無線フレームを受信する拡散コードとし、前記
第2の基地局における上りトラフィックチャネルの無線
フレームを受信する拡散コードの位相を、前記移動局か
らの上りトラフィックチャネルの無線フレームの拡散コ
ードの位相に合わせる位相補正を行う過程を含むもので
ある。
【0020】また(5)移動局と基地局との間で、所定
長の無線フレームを単位として上りトラフィックチャネ
ル及び下りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ
移動局から基地局への上りトラフィックチャネルの信号
を、前記無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散
コードにより拡散して送信するCDMA移動通信におい
て、ハンドオーバ先の第2の基地局は、前記(1)乃至
(4)のいずれか1項記載の位相補正を行った後、下り
トラフィックチャネルの信号の送信を開始するものであ
る。
【0021】また(6)前記第2の基地局は、下りトラ
フィックチャネルの信号の送信の開始を、前記第1の基
地局を経由して前記移動局に通知し、前記移動局はその
通知を受けると、通信周波数帯域を前記第1の基地局の
周波数帯域から前記第2の基地局の周波数帯域に切り替
えるものである。
【0022】また(7)前記移動局は、前記1フレーム
以内のフレームタイミングの時間差情報を前記第1の基
地局に通知した後、第2の基地局からの下りトラフィッ
クチャネルの信号の送信開始を監視し、前記第2の基地
局からの下りトラフィックチャネルの信号の送信開始を
検出した時点で、通信周波数帯域を前記第1の基地局の
周波数帯域から前記第2の基地局の周波数帯域に切り替
えるものである。
【0023】また(8)移動局と基地局との間で、所定
長の無線フレームを単位として上りトラフィックチャネ
ル及び下りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ
移動局から基地局への上りトラフィックチャネルの信号
を、前記無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散
コードにより拡散して送信するCDMA移動通信におい
て、前記移動局は、請求項1記載の1フレーム以内のフ
レームタイミングの時間差情報を通信中の第1の基地局
に通知した後、あらかじめ定められた一定時間、前記第
1の基地局との通信を継続し、ハンドオーバ先の第2の
基地局は、請求項1に記載の位相補正を行った後、前記
移動局から上りトラフィックチャネルの信号が受信され
ない場合に、前記あらかじめ定められた一定時間内に、
前記第1の基地局を経由して前記移動局に警告を通知
し、前記移動局は前記警告がなければ、前記あらかじめ
定められた一定時間経過後に通信周波数帯域を前記第1
の基地局の周波数帯域から前記第2の基地局の周波数帯
域に切り替えるものである。
【0024】また(9)移動局と基地局との間で、所定
長の無線フレームを単位として上りトラフィックチャネ
ル及び下りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ
移動局から基地局への上りトラフィックチャネルの信号
を、前記無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散
コードにより拡散して送信するCDMA移動通信におい
て、前記移動局は、請求項1記載の1フレーム以内のフ
レームタイミングの時間差情報を通信中の第1の基地局
に通知したのち直ちに、通信周波数帯域を前記第1の基
地局の周波数帯域からハンドオーバ先の第2の基地局の
周波数帯域に切り替え、前記第2の基地局は、前記
(1)乃至(3)のいずれかの位相補正を行うものであ
る。
【0025】また(10)移動局と基地局との間で、所
定長の無線フレームを単位として上りトラフィックチャ
ネル及び下りトラフィックチャネルの信号を送受し、且
つ移動局から基地局への上りトラフィックチャネルの信
号を、前記無線フレームの複数の周期を1周期とする拡
散コードにより拡散して送信するCDMA移動通信にお
いて、移動局は、通信中の第1の基地局とのトラフィッ
クチャネルの無線フレームと、ハンドオーバ先の第2の
基地局からの止まり木チャネルの無線フレームとの1フ
レーム以内のフレームタイミングの時間差を測定し、該
1フレーム以内のフレームタイミングの時間差情報を前
記第1の基地局に通知する過程と、前記第1の基地局
は、前記移動局から通知された前記1フレーム以内のフ
レームタイミングの時間差情報を、上位の通信網を経由
して前記第2の基地局に通知する過程と、前記第2の基
地局は、前記第1の基地局から通知された前記1フレー
ム以内のフレームタイミングの時間差情報を用いて、第
2の基地局における上りトラフィックチャネルの無線フ
レームのフレームタイミングを、前記移動局からの上り
トラフィックチャネルの無線フレームのフレームタイミ
ングに合わせる受信タイミング補正を行う過程と、前記
移動局は、通信周波数帯域を前記第1の基地局の周波数
帯域から前記第2の基地局の周波数帯域に切り替えたと
き、又は前記1フレーム以内のフレームタイミングの時
間差情報を前記第1の基地局に通知したとき、上りトラ
フィックチャネルの拡散コードの位相を初期化する過程
と、前記第2の基地局は、前記第1の基地局から前記1
フレーム以内のフレームタイミングの時間差情報を通知
されたとき、上りトラフィックチャネルの無線フレーム
を受信する拡散コードの位相を初期化する過程とを含む
ものである。
【0026】また(11)前記第2の基地局は、前記移
動局からの上りトラフィックチャネルの信号の受信にお
いて同期確立が検出されない場合、前記(2)又は
(3)記載の位相補正を行うものである。
【0027】また本発明のCDMA移動通信システムに
おける基地局は、(12)移動局との間で、所定長の無
線フレームを単位として上りトラフィックチャネル及び
下りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局
から基地局への上りトラフィックチャネルの信号を、前
記無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散コード
により逆拡散して受信するCDMA移動通信システムの
基地局において、通信中の移動局から通知される、トラ
フィックチャネルの無線フレームとハンドオーバ先の基
地局の止まり木チャネルの無線フレームとの1フレーム
以内のフレームタイミングの時間差情報を受信する手段
と、通信中の移動局のトラフィックチャネルの無線フレ
ームのフレームナンバーと前記移動局から通知された1
フレーム以内のフレームタイミングの時間差情報とを、
上位の通信網を経由してハンドオーバ先の基地局に通知
する手段と、通信中の基地局から通知される、前記1フ
レーム以内のフレームタイミングの時間差情報とトラフ
ィックチャネルの無線フレームのフレームナンバーを基
に、移動局の上りトラフィックチャネルの無線フレーム
を受信する拡散コードの位相を、該記移動局からの上り
トラフィックチャネルの無線フレームの拡散コードの位
相に合わせる位相補正を行う手段とを備えたものであ
る。
【0028】また(13)前記基地局は、通信中の基地
局から通知される前記無線フレームのフレームナンバー
を、同期確立するまで無線フレームの周期ごとに順次1
つおきに跳ばして進ませ、該フレームナンバーに対応し
た位相の拡散コードで上りトラフィックチャネルの信号
を逆拡散して同期確立を検出し、前記位相補正を行う手
段を備えたものである。
【0029】また(14)前記基地局は、通信中の基地
局から通知される前記無線フレームのフレームナンバー
よりも所定数進んだフレームナンバーに対応する位相の
拡散コードを仮に設定し、順次移動局から送信される上
りトラフィックチャネルの各無線フレーム信号に対し
て、前記仮に設定した拡散コードによる逆拡散を同期確
立が検出されるまで試み、位相補正を行う手段を備えた
ものである。
【0030】また(15)前記基地局は、移動局と通信
中の基地局から、前記1フレーム以内のフレームタイミ
ングの時間差情報が通知されたときに、その時点の止ま
り木チャネルのフレームナンバーを検出し、第1の伝送
遅延測定用の信号を前記移動局と通信中の基地局に対し
て送信する手段と、ハンドオーバ先の基地局から前記第
1の伝送遅延測定用の信号を受信したときに、その時点
のトラフィックチャネルのフレームナンバーを含む第2
の伝送遅延測定用の信号をハンドオーバ先の基地局に送
信する手段と、前記第2の伝送遅延測定用の信号を受信
し、その時点の止まり木チャネルのフレームナンバーの
値と、前記第1の伝送遅延測定用の信号を送信した時点
の止まり木チャネルのフレームナンバーの値との差か
ら、移動局と通信中の基地局とハンドオーバ先の基地局
との間の伝送遅延量を求める手段と、前記伝送遅延量を
基に前記第2の伝送遅延測定用の信号に含まれるトラフ
ィックチャネルのフレームナンバーに補正を加え、補正
されたフレームナンバーに対応する位相の拡散コード
を、ハンドオーバ後の上りトラフィックチャネルの無線
フレームを受信する拡散コードとする位相補正を行う手
段とを備えたものである。
【0031】また(16)前記基地局は、前記(12)
乃至(15)記載のいずれかの位相補正を行った後にハ
ンドオーバ後の下りトラフィックチャネルの信号の送信
を開始する手段を備えたものである。
【0032】また(17)基地局は、前記(16)記載
の下りトラフィックチャネルの信号の送信の開始を、移
動局と通信中の基地局を経由して移動局に通知する手段
を備えたものである。
【0033】また(18)前記基地局は、前記(12)
記載の位相補正を行った後、移動局から上りトラフィッ
クチャネルの信号があらかじめ定められた一定時間内に
受信されない場合に、移動局と通信中の基地局を経由し
て該移動局に警告を通知する手段を備えたものである。
【0034】また(19)移動局との間で、所定長の無
線フレームを単位として上りトラフィックチャネル及び
下りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局
から基地局への上りトラフィックチャネルの信号を、前
記無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散コード
により逆拡散して受信するCDMA移動通信システムの
基地局において、通信中の移動局から通知される、トラ
フィックチャネルの無線フレームとハンドオーバ先の基
地局の止まり木チャネルの無線フレームとの1フレーム
以内のフレームタイミングの時間差情報を受信する手段
と、前記移動局から通知された前記1フレーム以内のフ
レームタイミングの時間差情報を、上位の通信網を経由
してハンドオーバ先の基地局に通知する手段と、前記上
位の通信網を経由して通知された1フレーム以内のフレ
ームタイミングの時間差情報を用いて、移動局の上りト
ラフィックチャネルの無線フレームのフレームタイミン
グにフレームタイミングを合わせる受信フレームタイミ
ング補正手段と、前記上位の通信網を経由して1フレー
ム以内のフレームタイミングの時間差情報を受信したと
きに、上りトラフィックチャネル信号の受信のための拡
散コードの位相を初期化する手段とを備えたものであ
る。
【0035】また(20)前記基地局は、ハンドオーバ
後の上りトラフィックチャネルの信号に対して、前記
(13)又は(14)記載の位相補正を行う手段を備え
たものである。
【0036】また本発明のCDMA移動通信システムに
おける移動局は、(21)基地局との間で、所定長の無
線フレームを単位として上りトラフィックチャネル及び
下りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ基地局
への上りトラフィックチャネルの信号を、前記無線フレ
ームの複数の周期を1周期とする拡散コードにより拡散
して送信するCDMA移動通信システムの移動局におい
て、通信中の第1の基地局とのトラフィックチャネルの
無線フレームと、ハンドオーバ先の第2の基地局からの
止まり木チャネルの無線フレームとの1フレーム以内の
フレームタイミングの時間差を測定し、該1フレーム以
内のフレームタイミングの時間差のみの無線フレーム位
相情報を前記第1の基地局に通知する手段を備えたもの
である。
【0037】また(22)前記移動局は、前記第2の基
地局から前記第1の基地局を経由して下りトラフィック
チャネルの信号の送信の開始の通知を受信すると、通信
周波数帯域を前記第1の基地局の周波数帯域から前記第
2の基地局の周波数帯域に切り替える手段を備えたもの
である。
【0038】また(23)前記移動局は、前記無線フレ
ーム位相情報を前記第1の基地局に通知した後、前記第
2の基地局からの下りトラフィックチャネルの信号の送
信開始を監視する手段と、前記送信開始を監視する手段
により第2の基地局からの下りトラフィックチャネルの
信号の送信開始を検出すると、通信周波数帯域を前記第
1の基地局の周波数帯域から前記第2の基地局の周波数
帯域に切り替える手段とを備えたこものである。
【0039】また(24)前記移動局は、前記無線フレ
ーム位相情報を前記第1の基地局に通知した後、あらか
じめ定められた一定時間、前記第1の基地局との通信を
継続する手段と、前記第2の基地局から前記第1の基地
局を経由して通知する警告を受信する手段と、前記一定
時間内に前記警告が受信されないときは、前記一定時間
経過後に通信周波数帯域を前記第1の基地局の周波数帯
域から前記第2の基地局の周波数帯域に切り替える手段
とを備えたものである。
【0040】また(25)前記移動局は、前記無線フレ
ーム位相情報を前記第1の基地局に通知したのち直ち
に、通信周波数帯域を前記第1の基地局の周波数帯域か
ら前記第2の基地局の周波数帯域に切り替える手段を備
えたものである。
【0041】また(26)前記移動局は、前記無線フレ
ーム位相情報を前記第1の基地局に通知した後に、上り
トラフィックチャネルの拡散コードの位相を初期化する
手段を備えたものである。
【0042】また(27)前記移動局は、ハンドオーバ
後の初期送信電力として、前記第1の基地局と通信して
いたときと同じ送信電力で第2の基地局に上りトラフィ
ックチャネルの信号を送信する手段を備えたものであ
る。
【0043】また(28)前記移動局は、ハンドオーバ
後の初期送信電力として、前記第2の基地局から前記第
1の基地局経由で指定された送信電力で第2の基地局に
上りトラフィックチャネルの信号を送信する手段を備え
たものである。
【0044】また(29)前記移動局は、ハンドオーバ
後の初期送信電力として、前記第2の基地局からの止ま
り木チャネルの受信電力を基に決定する手段を備えたも
のである。
【0045】また(30)前記移動局は、ハンドオーバ
後の初期送信電力として、前記第2の基地局からの下り
トラフィックチャネルの受信電力を基に決定する手段を
備えたものである。
【0046】
【発明の実施の形態】移動局MSは第1の基地局BS1
と周波数帯域f1で通信を行い、第1の基地局BS1の
無線ゾーンから第1の基地局BS1と異なる周波数帯域
f2を用いる第2の基地局BS2の無線ゾーンへ移動す
るものとする。移動局MSは、第2の基地局BS2が送
信している止まり木チャネルの無線フレームの先頭位置
を検出し、上りトラフィックチャネルの無線フレームの
先頭位置と第2の基地局BS2の止まり木チャネルの無
線フレームの先頭位置との時間差τを測定し、第1の基
地局BS1に報告する構成を備える。
【0047】図1は移動局におけるフレームタイミング
の時間差τの測定の説明図である。図の(A)は第1の
基地局BS1からの下りトラフィックチャネルの無線フ
レームを示し、図の(B)は第2の基地局BS2からの
止まり木チャネルの無線フレームを示している。
【0048】隣接する無線ゾーンに使用周波数帯域の異
なる基地局が存在する場合、該基地局は図1の(A)に
示すように、無線フレームの1フレームの通信情報を通
常の伝送の場合の半分の時間幅に圧縮して2倍の伝送レ
ート(圧縮モード)で伝送する。伝送される情報量は通
常の伝送の場合と同じである。
【0049】したがって、移動局MSは1フレームの通
信情報を半分の時間幅で受信することができ、残りの時
間幅は空き時間となる。移動局MSはこうしてできた空
き時間帯temp を利用して、第2の基地局BS2からの
止まり木チャネルを受信し、上りトラフィックチャネル
のフレームタイミングと第2の基地局からの止まり木チ
ャネルのフレームタイミングとの時間差τを測定する。
【0050】移動局MSは圧縮されたフレームの半分の
時間帯で、第1の基地局BS1からの周波数帯域f1の
下りトラフィックチャネル信号を受信し、残りの半分の
時間帯で受信器の周波数帯域を第2の基地局BS2の周
波数帯域f2に切り替え、システムに共通の止まり木チ
ャネル受信用拡散コードにより、第2の基地局BS2か
らの止まり木チャネル信号を逆拡散し、第2の基地局B
S2の止まり木チャネルの無線フレームの先頭のタイミ
ングを検出する。
【0051】そして、そのタイミングと上りトラフィッ
クチャネルの無線フレームの先頭のタイミングとの時間
差から、1フレーム時間以内のフレームタイミングのず
れτを測定することができる。
【0052】図2は本発明の第1の実施の形態の無線フ
レームの位相補正の説明図である。同図において、移動
局MSは第1の基地局BS1と通信中であり、第2の基
地局BS2の無線ゾーンに移動するものとする。第1の
基地局BS1と第2の基地局BS2は上位の通信網(N
etwork)を介して相互に接続されている。
【0053】また、同図の(A)は第1の基地局BS1
のトラフィックチャネル、図の(B)は第2の基地局B
S2の止まり木チャネルを示している。無線フレームの
位相補正は、以下の手順により行う。なお、図中〇内の
数字は、以下の手順の番号に対応し、その手順実行時の
信号経路又は手順実行の処理装置を示している。
【0054】移動局MSは、図の(B)に示すような
フレームタイミングの第2の基地局BS2からの止まり
木チャネルの無線フレームを受信し、その先頭のタイミ
ングを検出して、図の(A)に示すようなフレームタイ
ミングの第1の基地局BS1のトラフィックチャネルの
無線フレームとの1フレーム時間以内のタイミングのず
れ(時間差)τを測定する。
【0055】なお、移動局MSと第1の基地局BS1と
のトラフィックチャネルには、上りトラフィックチャネ
ルと下りトラフィックチャネルとがあるが、それらの無
線フレームのタイミングは、前述したように所定の時間
間隔(1024チップ)が保たれている関係があるた
め、前記の止まり木チャネルとの時間差τは、下りトラ
フィックチャネルと上りトラフィックチャネルのいずれ
か一方の無線フレームとの差を測定すればよい。ここで
は、上りトラフィックチャネルの無線フレームとの位相
差を測定して補正する例について説明する。
【0056】移動局MSは測定した時間差τを第1の
基地局BS1に通知する。 第1の基地局BS1は、移動局MSから通知された時
間差τ及び第1の基地局BS1において現在通信中の上
りトラフィックチャネルの無線フレームのフレームナン
バーFN1を第2の基地局BS2に通信網(Netwo
rk)を介して通知する。
【0057】第2の基地局BS2は、第1の基地局B
S1から通知された時間差τ及び現在通信中の無線フレ
ームのフレームナンバーFN1を基に、ハンドオーバ後
に移動局MSと通信を行うトラフィックチャネルの無線
フレームの位相(拡散コードの位相)を決定する。
【0058】この第1の実施の形態の無線フレームの位
相補正の手順は、第1の基地局BS1と第2の基地局B
S2とが同じ周波数帯域を用いている場合でも同様に適
用することができる。その場合、第1の基地局BSから
送信されるトラフィックチャネルの無線フレームは、図
1に示したような圧縮モードではなく、通常の伝送モー
ドで送信される。
【0059】その場合、第1の基地局BS1からの下り
トラフィックチャネルと第2の基地局BS2からの止ま
り木チャネルとは、互いに異なる拡散コードにより拡散
されて送信され、移動局MSはそれぞれの拡散コードで
逆拡散することにより、同じ周波数帯域の受信器を用い
て両者を平行して受信することができる。
【0060】図3は本発明の第2の実施の形態の無線フ
レームの位相補正の説明図である。図の(A)は移動局
MSの上りトラフィックチャネルを示し、図の(B)は
第2の基地局BS2からの止まり木チャネルを示し、図
の(C)は第2の基地局BS2における上りトラフィッ
クチャネルの無線フレームを受信する拡散コードの位相
(以下、受信位相という)を示している。
【0061】第1の基地局BS1から第2の基地局BS
2へ至る上位の通信網の伝送遅延が大きい場合、第1の
基地局BS1から通知されたフレームナンバーとフレー
ムタイミングの時間差τとを用いて、第2の基地局BS
2が移動局MSからの上りトラフィックチャネルの信号
を受信する無線フレームの位相を決定しても、決定した
時点では第1の基地局BS1と移動局MSとの間では、
第2の基地局BS2に通知したフレームナンバーよりも
進んだ無線フレームにより通信が行われている可能性が
ある。
【0062】このような場合に、第2の基地局BS2で
は決定した無線フレームの位相(拡散コードの位相)で
逆拡散を行っても、移動局MSからの上りトラフィック
チャネルの信号と同期していないため逆拡散することが
できないこととなる。
【0063】この様子を図3を用いて説明すると、時刻
t1において第1の基地局BS1は、通信中のフレーム
ナンバーFN#3とフレームタイミングの時間差τを、
第2の基地局BS2に上位の通信網を介して通知したと
する。そしてそれらの通知情報は、伝送遅延により1フ
レーム以上遅れて第2の基地局BS2に到着し、時刻t
2において第2の基地局BS2は、フレームナンバーF
N#3として無線フレームの位相を決定したとする。
【0064】しかし、時刻t2の時点では移動局MSの
上りトラフィックチャネルは既にフレームナンバーFN
#5に進んでいるため、第2の基地局BS2ではフレー
ムナンバーFN#3に該当する拡散コードで移動局MS
からの上りトラフィックチャネルの無線フレームを逆拡
散しても、同期確立することができない。
【0065】そこで、本発明の第2の実施形態は、第2
の基地局BS2において、通知されたフレームナンバー
により決定した無線フレームの位相(拡散コードの位
相)と移動局MSからの上りトラフィックチャネルの無
線フレームとの非同期を検出すると、次の周期の無線フ
レームでは、フレームナンバーを更に1つ先に歩進させ
てそのフレームナンバーの拡散コードにより、移動局M
Sからの上りトラフィックチャネルの無線フレームの逆
拡散を行い、同期確立されるまで上記の動作を繰り返す
ものである。
【0066】上記の動作を図3を参照して説明すると、
時刻t3においてフレームナンバーFN#3の拡散コー
ドでは同期確立ができないことを検出すると、次のフレ
ーム周期では次のフレームナンバーFN#4を跳ばして
(フレームナンバーFN#3で同期がとれないとき、そ
の次の周期でフレームナンバーFN#4の拡散コードで
も当然同期がとれないため)その次のフレームナンバー
FN#5を設定し、逆拡散を試みる。
【0067】図3に示した例ではこの時刻t3のとき、
移動局MSからはフレームナンバーFN#6の無線フレ
ームが送信されているので、やはり同期を取ることがで
きない。そこで次の周期の時刻t4では、再度同様にフ
レームナンバーを更に1つ先に歩進させてフレームナン
バー#7を設定し、逆拡散を試みる。
【0068】時刻t4で設定したフレームナンバー#7
に対して、移動局MSからフレームナンバーFN#7の
無線フレームが送信されているので、適正に逆拡散を行
うことができ、ここで同期確立がなされる。以降は順次
1つずつフレームナンバーを歩進させていけばよい。
【0069】このように、第1の基地局から上位の通信
網を介して第2の基地局BS2へ至る伝送経路の伝送遅
延が大きく、第1の基地局BS1から通知されたフレー
ムナンバーの無線フレームの位相で同期を取ることがで
きない場合は、移動局MSから送信されているフレーム
ナンバーに追いつくまで、無線フレームの各周期ごとに
順次フレームナンバーを1つおきに跳ばして歩進させる
ことにより、同期確立することができる。なお、この実
施の形態は、第1の基地局BS1と第2の基地局BS2
が同じ周波数帯域の場合でも適用することができる。
【0070】図4は本発明の第3の実施の形態の無線フ
レームの位相補正の説明図である。図の(A)は移動局
MSの上りトラフィックチャネルを示し、図の(B)は
第2の基地局BS2からの止まり木チャネルを示し、図
の(C)は第2の基地局BS2における上りトラフィッ
クチャネルの受信位相を示している。
【0071】第3の実施の形態は、第1の基地局BS1
から第2の基地局BS2への伝送遅延が更に大きく、し
かもそのおおよその遅延量が前もって予測しうる場合に
好適に適用することができる。第1の基地局BS1から
第2の基地局BS2への伝送遅延が大きい場合、移動局
MSは前述したとおり第2の基地局BS2に通知された
フレームナンバーよりも進んだフレームナンバーの無線
フレームを送信している。
【0072】このような場合、第2の基地局BS2は第
1の基地局BS1から通知されたフレームナンバーより
も、予測される遅延分に更に若干の余裕を見込んだフレ
ーム数だけ進ませたフレームナンバーを設定し、このフ
レームナンバーを保持したままそのフレームナンバーの
拡散コード位相により、移動局MSからの上りトラフィ
ックチャネルの信号に対して、無線フレームごとに同期
確立するまで逆拡散をし続け、同期確立されるのを待ち
構える。
【0073】図4に示した例では、時刻t1において第
1の基地局BS1は、通信中のフレームナンバーFN#
3とフレームタイミングの時間差τを、第2の基地局B
S2に上位の通信網を介して通知したとする。そしてそ
れらの通知情報は、伝送遅延により1フレーム以上遅れ
て第2の基地局BS2に到着し、時刻t2において第2
の基地局BS2は、通知されたフレームナンバーFN#
3に、予測される遅延分に余裕分を加えたフレーム数だ
け進ませたフレームナンバーFN#8を設定する。
【0074】この時刻t2の時点では移動局MSの上り
トラフィックチャネルは、まだフレームナンバーFN#
5の無線フレームを送信しているため、第2の基地局B
S2ではフレームナンバーFN#8の拡散コード位相で
移動局MSからの無線フレームを逆拡散しても、同期確
立することができない。
【0075】そこで、第2の基地局BS2は設定した無
線フレームの位相(拡散コードの位相)と移動局MSか
らの上りトラフィックの無線フレームとの非同期を検出
すると、次の周期の無線フレームでは、フレームナンバ
ーを歩進させることなくそのまま保持して同一の拡散コ
ード位相により、移動局MSからの上りトラフィックの
無線フレームの逆拡散を行う。
【0076】図4に示す例では、時刻t3において非同
期検出によりフレームナンバーFN#8をそのまま保持
して、移動局MSから送信されるフレームナンバーFN
#6の無線フレームに対して逆拡散を行い同期検出を試
みる。この場合は同期検出されないので、時刻t4にお
いて再度同様にフレームナンバーFN#8をそのまま保
持して移動局MSから送信される次のフレームナンバー
FN#7の無線フレームに対して逆拡散を行い同期検出
を試みる。
【0077】この場合も同期検出されないので同様の動
作を繰り返すが、時刻t5においては、第2の基地局B
S2で設定保持したフレームナンバーFN#8に一致す
るフレームナンバーの無線フレームが、移動局MSから
送信されるので、この時点で初めて同期確立する。以降
は順次1つずつフレームナンバーを歩進させていく。
【0078】このように、第1の基地局BS1から上位
の通信網を介して第2の基地局BS2へ至る伝送経路の
伝送遅延が大きい場合でも、通知されたフレームナンバ
ーよりも伝送遅延分を見込んで進ませたフレームナンバ
ーを設定し、このフレームナンバーに移動局MSから送
信される無線フレームのフレームナンバーが追いつくま
で待機して同期確立を行うものである。この第3の実施
の形態も、第1の基地局BS1と第2の基地局BS2が
同じ周波数帯域の場合にも適用することができる。
【0079】図5は本発明の第4の実施の形態の無線フ
レームの位相補正の説明図である。図の(A)は第1の
基地局BS1の上りトラフィックチャネルの受信位相を
示し、図の(B)は第2の基地局BS2からの止まり木
チャネルを示し、図の(C)は第2の基地局BS2の上
りトラフィックチャネルの受信位相、図の(D)は移動
局MSの上りトラフィックチャネルの送信位相を示しを
示している。
【0080】第4の実施の形態も第1の基地局BS1か
ら第2の基地局BS2への伝送遅延が大きい場合におけ
るフレームナンバーの補正であり、以下のようにして行
う。 移動局MSは止まり木チャネルとのフレームタイミン
グの時間差τを測定し、第1の基地局BS1に通知す
る。
【0081】第1の基地局BS1は移動局MSからフ
レームタイミングの時間差τの通知を受けると、第2の
基地局BS2にこの時間差τを通知する。なお、このと
きはフレームナンバーを通知しない。 第2の基地局BS2は第1の基地局BS1から時間差
τの情報を受け取ると、現在の第2の基地局BS2の止
まり木チャネルのフレームナンバー(図5に示した例の
場合FN#8)を含む第1の伝送遅延測定用の信号を第
1の基地局BS1に伝送する。
【0082】第1の基地局BS1は、第1の伝送遅延
測定用の信号を受け取ると、その時点での第1の基地局
BS1のトラフィックチャネルのフレームナンバー(図
5の例の場合FN#7)を、前記第1の伝送遅延測定用
の信号に付加して第2の伝送遅延測定用の信号として第
2の基地局BS2へ伝送する。
【0083】第2の基地局BS2は、第2の伝送遅延
測定用の信号を受け取った時点での第2の基地局BS2
の止まり木チャネルのフレームナンバー(図5の例の場
合FN#12)から、先に第1の伝送遅延測定用の信号
を送信した時点の第2の基地局BS2の止まり木チャネ
ルのフレームナンバー(前述ののFN#8)を差し引
き、そのフレームナンバーの差を求める。
【0084】このフレームナンバーの差は、第1の基地
局BS1と第2の基地局BS2と間の1往復分の伝送遅
延量に相当する。そこでこのフレームナンバーの差を2
で割って、第1の基地局BS1から第2の基地局BS2
への片道分の伝送遅延量を算出する。図示の例の場合、
片道分の伝送遅延量は(12−8)/2=2となる。
【0085】第2の基地局BS2は、算出した片道分
の伝送遅延量を、第1の基地局BS1から伝送されてき
た第2の伝送遅延測定用の信号に含まれている第1の基
地局BS1のトラフィックチャネルのフレームナンバー
(前述ののFN#7)に加算し、第2の伝送遅延測定
用の信号を受信した時点における第1の基地局BS1の
トラフィックチャネルのフレームナンバーを算出する。
図示の例の場合、第2の伝送遅延測定用の信号を受信し
た時点の第1の基地局BS1のフレームナンバーは、2
+7=9であると算出される。
【0086】このフレームナンバーと第1の基地局B
S1を経由して通知された時間差τとから、図の(C)
に示すように第2の基地局BS2における移動局MSか
らの上りトラフィックチャネルを逆拡散する拡散コード
の位相、即ち無線フレームの位相を決定する。なお、こ
の第4の実施の形態も第1の基地局BS1と第2の基地
局BS2とが同じ周波数帯域の場合でも適用することが
できる。
【0087】図6は本発明の移動先基地局における下り
トラフィックチャネルの送信開始の説明図である。図の
(A)は移動局MSの上りトラフィックチャネルの送信
無線フレームを示し、図の(B)は第2の基地局BS2
の上りトラフィックチャネルの受信無線フレームを示
し、図の(C)は第2の基地局BS2の下りトラフィッ
クチャネルの送信無線フレームを示している。
【0088】第2の基地局BS2における下りトラフィ
ックチャネルの送信は、前述した本発明の第1乃至第4
のいずれかの実施の形態の無線フレームの位相補正によ
り、移動局MSからの上りトラフィックチャネルの送信
無線フレーム(A)に、第2の基地局BS2における上
りトラフィックチャネルの受信無線フレーム(B)の位
相を合わせて同期確立が行われた後(図の時刻t1の
後)、図6の(C)に示すように同期確立後のフレーム
ナンバーの無線フレームの先頭位置(図の時刻t2)か
ら下りトラフィックチャネルの信号の送信を開始する。
【0089】下りトラフィックチャネルは、10mse
c周期の無線フレームごとに拡散コードが初期化される
ため同期確立は短時間で行うことができるので、移動先
の基地局はBS2、上りトラフィックチャネルの同期が
確立した後に下りトラフィックチャネルの送信を開始す
る構成とし、それまでは下りトラフィックチャネル信号
は送信せず、雑音源となる不要な電波の送信の減少化を
図る。なお、この構成は第1の基地局BS1と第2の基
地局BS2とが同じ周波数帯域の場合にも適用すること
ができる。
【0090】図7は本発明の第1の実施の形態の移動局
における基地局切り替えの説明図である。移動局MS
は、受信する下りトラフィックチャネルを現在通信中の
第1の基地局BS1から移動先の第2の基地局BS2へ
切り替えるが、その手順は以下のとおりである。
【0091】第2の基地局BS2は移動局MSからの
上りトラフィックチャネルの信号との同期を確立する。 第2の基地局BS2は第1の基地局と異なる周波数帯
域f2により下りトラフィックチャネルの送信を開始す
る。
【0092】第2の基地局BS2は上位の通信網(N
etwork)を介し、下りトラフィックチャネルの送
信開始を第1の基地局BS1に通知する。 第1の基地局BS1は移動局MSに、第2の基地局B
S2が下りトラフィックチャネルの送信を開始したこと
を通知する。 移動局MSは受信周波数帯域を、第1の基地局BS1
の周波数帯域f1から第2の基地局BS2の周波数帯域
f2に切り替える。
【0093】図8は本発明の第2の実施の形態の移動局
における基地局切り替えの説明図である。移動局MSは
以下の手順により通信相手の基地局を切り替える。 移動局MSは、第1の基地局BS1と第2の基地局B
S2とのフレームタイミングの時間差τを第1の基地局
BS1に報告する。 移動局MSは、前述した圧縮モードの空き時間を利用
して、第2の基地局BS2から下りトラフィックチャネ
ルの信号の監視を開始する。
【0094】移動局MSは、第2の基地局BS2から
の下りトラフィックチャネルの信号を検出した時点で、
周波数帯域を第1の基地局BS1から第2の基地局BS
2に切り替え、その後の通信は第2の基地局BS2との
み行う。
【0095】なお、第2の基地局BS2から下りトラフ
ィックチャネルの信号を圧縮モードにより送信する場合
は、第2の基地局BS2は圧縮モードの空き時間にも同
様の下りトラフィックチャネル信号を送信することとす
る。
【0096】図9は本発明の第3の実施の形態の移動局
における基地局切り替えの説明図である。移動局MSは
以下の手順により通信相手の基地局を切り替える。 移動局MSは、第1の基地局BS1と第2の基地局B
S2とのフレームタイミングの時間差τを第1の基地局
BS1に報告する。 移動局MSは、その後、あらかじめ設定した一定時間
の間、第1の基地局BS1との通信を継続する。
【0097】第2の基地局BS2は、第1の基地局B
S1から前記時間差τを含むフレーム位相情報が通知さ
れた後、移動局MSからの上りトラフィックチャネルの
信号が受信できない場合には、前述の一定時間内に上位
の通信網(Network)及び第1の基地局BS1を
経由して移動局MSに警告を発する。
【0098】移動局MSは、前述の一定時間内に第1
の基地局BS1を通じて何の警告も受けなければ、受信
周波数帯域を第1の基地局BS1の周波数帯域から第2
の基地局BS2の周波数帯域に切り替え、以後第2の基
地局BS2と通信を行う。前述の一定時間内に警告を受
けた場合は、ハンドオーバ不能を認識し、その旨の表示
等を行う。
【0099】図10は本発明の第4の実施の形態の移動
局における基地局切り替えの説明図である。前述の第1
乃至第3の実施の形態の基地局切り替えは、第2の基地
局BS2が周波数帯域f1と周波数帯域f2との二つの
周波数帯域を受信する機能を備えていることを前提とし
た実施の形態であったが、第4の実施の形態の基地局切
り替えは、第2の基地局BS2が周波数帯域f2の受信
機能しかなく、したがって、第1の基地局BS1と通信
を行っている移動局MSの上りトラフィックチャネルの
信号を第2の基地局BS2では受信できない場合の実施
の形態である。
【0100】移動局MSは以下の手順により通信相手の
基地局を切り替える。 移動局MSは第1の基地局BS1と第2の基地局BS
2とのフレームタイミングの時間差τを第1の基地局B
S1に報告する。 移動局MSは前記時間差τを報告すると同時に、送受
信周波数帯域を第2の基地局BS2で用いられている周
波数帯域f2に切り替え、以後第2の基地局BS2と通
信を行う。
【0101】第2の基地局BS2は、前述した第1の
基地局BS1からのフレームタイミングの時間差τ及び
フレームナンバーの通知による、上りトラフィックチャ
ネルの位相補正を行う際、第1の基地局BS1から通知
されたフレームナンバーに1フレーム以上の遅延が有る
場合には、基地局切り替え後に移動局MSから送信され
る周波数帯域f2の信号を受信して、前述した本発明の
第2又は第3の実施の形態による無線フレームの位相補
正を行う。
【0102】この第4の実施の形態の基地局切り替え
は、移動局MSが送受信周波数帯域を切り替えたのち、
第2の基地局BS2が移動局MSと同期確立するまで、
トラフィックチャネルに瞬断が生じることとなるが、そ
の瞬断時間は僅かであり、通話等には実際上支障がな
い。
【0103】したがって、この第4の実施の形態の基地
局切り替えでは、基地局は自装置で使用する周波数帯域
の信号のみを送受信する機能を備えていればよく、隣接
する基地局で使用される周波数帯域の信号を受信する機
能を備えていなくてもハンドオーバを行うことができ
る。
【0104】なお、移動局MSにおける基地局の切り替
えは、前述した実施の形態による複数の切り替え手段を
備え、ハンドオーバ開始時に現在通信中の基地局BS1
からの指示により、そのいずれかの切り替え手段を選択
する構成とすることができる。
【0105】図11は本発明の拡散コードの位相初期化
によるハンドオーバの説明図である。同図の(A)は第
1の基地局BS1と通信中の上りトラフィックチャネル
の無線フレームであり、図の(B)はハンドオーバ後の
第2の基地局BS2と通信する上りトラフィックチャネ
ルの無線フレームである。
【0106】図に示すように移動局MSは、第1の基地
局BS1から第2の基地局BS2へ周波数帯域を切り替
えて上りトラフィックチャネルの信号を送信するとき、
切り替え時に拡散コードの位相を初期化し、最初のフレ
ームナンバーの無線フレームから送信する。
【0107】第2の基地局BS2は、第1の基地局BS
1から前述のフレームタイミングの時間差τを通知され
た後、上りトラフィックチャネルの信号受信(逆拡散)
のための拡散コードの位相を初期化する。
【0108】第2の基地局BS2は、現在送信中の移動
局MSの上りトラフィックチャネルのフレームナンバー
(逆拡散するための拡散コードの位相)についての計算
をする必要がなく、移動局MSの周波数帯域切り替えに
合わせて拡散コードの位相を初期化するだけでよいので
処理が軽減される。
【0109】また、第1の基地局BS1は、前述のフレ
ームタイミングの時間差τを第2の基地局BS2に通知
するだけでよく、現在通信中の上りトラフィックチャネ
ルのフレームナンバーを通知する必要はない。
【0110】この実施の形態の無線フレームの位相補正
の原理は、前述した第1の実施の形態の無線フレームの
位相補正において、第2の基地局BS2に通知する上り
トラフィックチャネルのフレームナンバーとして、常に
最初のフレームナンバー#0を固定的に通知することと
等価であるが、わざわざ固定情報を通知する必要はない
のでフレームナンバーの通知を行わないようにしたもの
である。
【0111】この実施の形態において、前述した図8に
示す第2の実施の形態の移動局MSにおける基地局切り
替えのように、移動局MSが圧縮モードの空き時間を利
用して、第2の基地局BS2からの下りトラフィックチ
ャネルの信号を監視し、該下りトラフィックチャネルの
信号を検出した時点で、第2の基地局BS2の周波数帯
域に切り替える場合は、第2の基地局BS2は、前述の
フレームタイミングの時間差τによるタイミングの補正
と拡散コードの位相の初期化を行うだけで、移動局MS
からの上りトラフィックチャネルにフレーム位相を合致
させることができる。
【0112】その理由は、移動局からの上りトラフィッ
クチャネルの無線フレームの送信タイミングは、下りト
ラフィックチャネルの無線フレームの受信タイミングと
所定の関係(上りトラフィックチャネルの無線フレーム
は、下りトラフィックチャネルの無線フレームの受信タ
イミングから、例えば1024チップの時間経過後に送
信される)が有るため、第2の基地局BS2は下りトラ
フィックチャネルの信号の送信を開始すると、移動局か
ら上りトラフィックチャネルの信号の送信が開始される
タイミングを正しく(ただし、ジッタ等による誤差は含
まれる。)予測することができるからである。
【0113】また、移動局MSが前述のタイミング時間
差τを通知した後、一定時間後又は直ちに第2の基地局
2の周波数帯域に切り替える場合は、移動局MSがタイ
ミング時間差τを通知した直後に上りトラフィックチャ
ネルの拡散コードの位相を初期化する構成とすることに
より、第1の基地局BS1からフレームタイミングの時
間差τが通知されたときに上りトラフィックチャネル受
信用の拡散コードを初期化する第2の基地局BS2は、
より効率的に同期確立を行うことができる。
【0114】なお、この場合、第1の基地局から第2の
基地局2に対するタイミング時間差τの通知に伝送遅延
を伴う場合等は、上りトラフィックチャネルの信号と第
2の基地局2の拡散コードの位相にずれを生じることと
なるが、その場合は前述した図3又は図4に示した第2
又は第3の実施の形態の無線フレームの位相補正により
フレーム位相を同期させることができる。
【0115】次に、ハンドオーバ後の移動局の第2の基
地局2に対する初期送信電力について説明する。図12
は本発明の第1の実施の形態のハンドオーバ後の初期送
信電力の説明図である。横軸は時間であり、時刻t1で
ハンドオーバが行われることを示し、縦軸は移動局MS
の送信電力を示している。
【0116】前述した図3又は図4に示した第2又は第
3の実施の形態の無線フレームの位相補正を行う第2の
基地局BS2は、移動局MSが第1の基地局BS1に送
信する上りトラフィックチャネルの信号を受信し、その
信号を逆拡散して拡散コードの位相の同期確立を行うの
であるから、その同期確立が正常に行われれば、移動局
MSからの上りトラフィックチャネルの信号が正常に受
信可能であったということであり、図12に示すよう
に、移動局MSはハンドオーバ直前に第1の基地局BS
1に送信していた電力と同じ電力でハンドオーバ直後も
送信を行い、その後は第2の基地局BS2と移動局MS
との間で閉ループ送信電力制御を行うこととすることが
できる。
【0117】図13は本発明の第2の実施の形態のハン
ドオーバ後の初期送信電力の説明図である。ハンドオー
バ後の、移動局MSの第2の基地局BS2に対する初期
送信電力は以下のようにして決定する。
【0118】ハンドオーバの直前にはすでに第2の基地
局BS2では、第1の基地局BS1への移動局MSから
の上りトラフィックチャネルの信号が受信されるので、
この信号を基に第2の基地局BS2は移動局MSの適正
な送信電力を決定し、移動局MSに通知する。
【0119】以下にその手順を記す。 第2の基地局BS2は、移動局MSからの上りトラフ
ィックチャネルの信号の受信レべル又は信号の1ビット
当たりのネルギーと干渉電力との比Eb/I0 等を測定
し、その情報を用いてハンドオーバ(周波数帯域切り替
え)後の移動局MSの初期送信電力を決定する。
【0120】第2の基地局BS2は、上位の通信網
(Network)及び第1の基地局BS1を経由し
て、ハンドオーバ後の初期送信電力の値を移動局MSに
送信し、移動局MSの送信電力を指定する。 移動局MSは指定された電力でハンドオーバ後の送信
を行う。その後は第2の基地局BS2と移動局MSとの
間で閉ループ送信電力制御を行う。
【0121】図14は本発明の第3の実施の形態のハン
ドオーバ後の初期送信電力の説明図である。ハンドオー
バ後の、移動局MSの第2の基地局BS2に対する初期
送信電力は、更に以下のようにして決定することもでき
る。
【0122】移動局MSは前述した圧縮モードの空き
時間で測定した第2の基地局BS2からの止まり木チャ
ネルの信号の受信レべル又は信号の1ビット当たりのエ
ネルギーと干渉電力との比Eb/I0 等の測定情報を基
に最適な送信電力を決定する。 移動局MSは上記で決定した電力でハンドオーバ後
の送信を行う。その後は第2の基地局BS2と移動局M
Sとの間で閉ループ送信電力制御を行う。
【0123】図15は本発明の第4の実施の形態のハン
ドオーバ後の初期送信電力の説明図である。ハンドオー
バ後の、移動局MSの第2の基地局BS2に対する初期
送信電力は、更に以下のようにして決定することもでき
る。
【0124】移動局MSは前述した圧縮モードの空き
時間で測定した第2の基地局BS2からの下りトラフィ
ックチャネルの信号の受信レべル又は信号の1ビット当
たりのエネルギーと干渉電力との比Eb/I0 等の測定
情報を基に最適な送信電力を決定する。 移動局MSは上記で決定した電力でハンドオーバ後
の送信を行う。その後は第2の基地局BS2と移動局M
Sとの間で閉ループ送信電力制御を行う。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンドオーバ前後の基地局間でトラフィックチャネルが
同期してなく、また使用する周波数帯域が変わる場合で
も、基地局側でフレームナンバーのずれを含む無線フレ
ームの位相補正を行うことにより、移動局は1フレーム
以内のフレームタイミングのずれの測定を行ってその情
報を基地局に通知するだけでよいので、移動局の負担が
少なく、また基地局側は、移動元と移動先の基地局間伝
送遅延が大きい場合でも、移動先の基地局は、移動元の
基地局から通知されたフレームナンバーを基に、移動局
からの上りトラフィックチャネルの無線フレームの拡散
コードの位相に、上りトラフィックチャネルの無線フレ
ームを受信する拡散コードの位相を同期させ、ハンドオ
ーバ時における同期確立を短時間で適正に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動局におけるフレームタイミングの時間差τ
の測定の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の無線フレームの位
相補正の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の無線フレームの位
相補正の説明図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の無線フレームの位
相補正の説明図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の無線フレームの位
相補正の説明図である。
【図6】本発明の移動先基地局における下りトラフィッ
クチャネルの送信開始の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の移動局における基
地局切り替えの説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の移動局における基
地局切り替えの説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の移動局における基
地局切り替えの説明図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態の移動局における
基地局切り替えの説明図である。
【図11】本発明の拡散コードの位相初期化によるハン
ドオーバの説明図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態のハンドオーバ後
の初期送信電力の説明図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態のハンドオーバ後
の初期送信電力の説明図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態のハンドオーバ後
の初期送信電力の説明図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態のハンドオーバ後
の初期送信電力の説明図である。
【図16】従来の無線フレームの位相補正の説明図であ
る。
【符号の説明】
MS 移動局 BS1 移動局MSと現在通信中の第1の基地局 BS2 ハンドオーバ先(移動先)の第2の基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大渕 一央 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE11 EE21 EE36 5K067 AA28 BB02 CC10 CC14 DD11 DD25 DD43 DD57 EE02 EE10 EE24 EE59 EE72 GG08 GG09 JJ13 JJ35 JJ39

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局と基地局との間で、所定長の無線
    フレームを単位として上りトラフィックチャネル及び下
    りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局か
    ら基地局への上りトラフィックチャネルの信号を、前記
    無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散コードに
    より拡散して送信するCDMA移動通信において、 移動局は、通信中の第1の基地局とのトラフィックチャ
    ネルの無線フレームと、ハンドオーバ先の第2の基地局
    からの止まり木チャネルの無線フレームとの1フレーム
    以内のフレームタイミングの時間差を測定し、該1フレ
    ーム以内のフレームタイミングの時間差情報を前記第1
    の基地局に通知する過程と、 前記第1の基地局は、前記移動局から通知された前記1
    フレーム以内のフレームタイミングの時間差情報及び通
    信中のトラフィックチャネルの無線フレームのフレーム
    ナンバーを、上位の通信網を経由して前記第2の基地局
    に通知する過程と、 前記第2の基地局は、前記第1の基地局から通知された
    前記1フレーム以内のフレームタイミングの時間差情報
    及び通信中のトラフィックチャネルの無線フレームのフ
    レームナンバーを用いて、第2の基地局における上りト
    ラフィックチャネルの無線フレームを受信する拡散コー
    ドの位相を、前記移動局からの上りトラフィックチャネ
    ルの拡散コードの位相に合わせる位相補正を行う過程と
    を含むことを特徴とするCDMA移動通信におけるハン
    ドオーバ方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の基地局は、前記第1の基地局
    から通知された現在通信中のトラフィックチャネルの無
    線フレームのフレームナンバーに対応する位相の拡散コ
    ードにより、移動局から送信される上りトラフィックチ
    ャネルの無線フレーム信号を逆拡散しても同期確立がで
    きない場合に、 次の無線フレームの周期では、無線フレームの受信する
    拡散コードの位相を更にその次の周期の無線フレームに
    対応する位相に進めて上りトラフィックチャネルの無線
    フレーム信号の逆拡散を試み、同期確立ができるまで前
    記無線フレームの周期ごとに順次拡散コードの位相を進
    ませ、 前記第2の基地局における上りトラフィックチャネルの
    無線フレームを受信する拡散コードの位相を、前記移動
    局からの上りトラフィックチャネルの無線フレームの拡
    散コードの位相に合わせる位相補正を行う過程を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のCDMA移動通信におけ
    るハンドオーバ方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の基地局は、前記第1の基地局
    から通知された現在通信中のトラフィックチャネルの無
    線フレームのフレームナンバーよりも所定数進んだフレ
    ームナンバーに対応する位相の拡散コードを仮に設定
    し、 順次移動局から送信される上りトラフィックチャネルの
    各無線フレーム信号に対して、前記仮に設定した拡散コ
    ードによる逆拡散を同期確立が検出されるまで試み、 前記第2の基地局における上りトラフィックチャネルの
    無線フレームを受信する拡散コードの位相を、前記移動
    局からの上りトラフィックチャネルの無線フレームの拡
    散コードの位相に合わせる位相補正を行う過程を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のCDMA移動通信におけ
    るハンドオーバ方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の基地局は、前記第1の基地局
    から前記1フレーム以内のフレームタイミングの時間差
    情報が通知されると、その時点の第2の基地局における
    止まり木チャネルのフレームナンバーを検出するととも
    に前記第1の基地局に対して第1の伝送遅延測定用の信
    号を送信し、 前記第1の基地局は、前記伝送遅延測定用の信号を受信
    すると、その時点の第1の基地局におけるトラフィック
    チャネルのフレームナンバーを含む第2の伝送遅延測定
    用の信号を第2の基地局に送信し、 前記第2の基地局は、前記第2の伝送遅延測定用の信号
    を受信すると、その時点の第2の基地局の止まり木チャ
    ネルのフレームナンバーの値と、前記第1の伝送遅延測
    定用の信号を送信した時点の第2の基地局における止ま
    り木チャネルのフレームナンバーの値との差から、第1
    の基地局と第2の基地局との間の伝送遅延量を求め、 前記第2の基地局は、前記伝送遅延量を基に前記第2の
    伝送遅延測定用の信号に含まれる第1の基地局における
    トラフィックチャネルのフレームナンバーに補正を加
    え、補正されたフレームナンバーに対応する位相の拡散
    コードを、第2の基地局における上りトラフィックチャ
    ネルの無線フレームを受信する拡散コードとし、 前記第2の基地局における上りトラフィックチャネルの
    無線フレームを受信する拡散コードの位相を、前記移動
    局からの上りトラフィックチャネルの無線フレームの拡
    散コードの位相に合わせる位相補正を行う過程を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のCDMA移動通信におけ
    るハンドオーバ方法。
  5. 【請求項5】 移動局と基地局との間で、所定長の無線
    フレームを単位として上りトラフィックチャネル及び下
    りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局か
    ら基地局への上りトラフィックチャネルの信号を、前記
    無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散コードに
    より拡散して送信するCDMA移動通信において、 ハンドオーバ先の第2の基地局は、請求項1乃至4のい
    ずれか1項記載の位相補正を行った後、下りトラフィッ
    クチャネルの信号の送信を開始することを特徴とするC
    DMA移動通信におけるハンドオーバ方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の基地局は、下りトラフィック
    チャネルの信号の送信の開始を、前記第1の基地局を経
    由して前記移動局に通知し、前記移動局はその通知を受
    けると、通信周波数帯域を前記第1の基地局の周波数帯
    域から前記第2の基地局の周波数帯域に切り替えること
    を特徴とする請求項5記載のCDMA移動通信における
    ハンドオーバ方法。
  7. 【請求項7】 前記移動局は、前記1フレーム以内のフ
    レームタイミングの時間差情報を前記第1の基地局に通
    知した後、第2の基地局からの下りトラフィックチャネ
    ルの信号の送信開始を監視し、 前記第2の基地局からの下りトラフィックチャネルの信
    号の送信開始を検出した時点で、通信周波数帯域を前記
    第1の基地局の周波数帯域から前記第2の基地局の周波
    数帯域に切り替えることを特徴とする請求項5記載のC
    DMA移動通信におけるハンドオーバ方法。
  8. 【請求項8】 移動局と基地局との間で、所定長の無線
    フレームを単位として上りトラフィックチャネル及び下
    りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局か
    ら基地局への上りトラフィックチャネルの信号を、前記
    無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散コードに
    より拡散して送信するCDMA移動通信において、 前記移動局は、請求項1記載の1フレーム以内のフレー
    ムタイミングの時間差情報を通信中の第1の基地局に通
    知した後、あらかじめ定められた一定時間、前記第1の
    基地局との通信を継続し、 ハンドオーバ先の第2の基地局は、請求項1に記載の位
    相補正を行った後、前記移動局から上りトラフィックチ
    ャネルの信号が受信されない場合に、前記あらかじめ定
    められた一定時間内に、前記第1の基地局を経由して前
    記移動局に警告を通知し、 前記移動局は前記警告がなければ、前記あらかじめ定め
    られた一定時間経過後に通信周波数帯域を前記第1の基
    地局の周波数帯域から前記第2の基地局の周波数帯域に
    切り替えることを特徴とするCDMA移動通信における
    ハンドオーバ方法。
  9. 【請求項9】 移動局と基地局との間で、所定長の無線
    フレームを単位として上りトラフィックチャネル及び下
    りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局か
    ら基地局への上りトラフィックチャネルの信号を、前記
    無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散コードに
    より拡散して送信するCDMA移動通信において、 前記移動局は、請求項1記載の1フレーム以内のフレー
    ムタイミングの時間差情報を通信中の第1の基地局に通
    知したのち直ちに、通信周波数帯域を前記第1の基地局
    の周波数帯域からハンドオーバ先の第2の基地局の周波
    数帯域に切り替え、 前記第2の基地局は、請求項1乃至3のいずれか1項記
    載の位相補正を行うこと特徴とするCDMA移動通信に
    おけるハンドオーバ方法。
  10. 【請求項10】 移動局と基地局との間で、所定長の無
    線フレームを単位として上りトラフィックチャネル及び
    下りトラフィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局
    から基地局への上りトラフィックチャネルの信号を、前
    記無線フレームの複数の周期を1周期とする拡散コード
    により拡散して送信するCDMA移動通信において、 移動局は、通信中の第1の基地局とのトラフィックチャ
    ネルの無線フレームと、ハンドオーバ先の第2の基地局
    からの止まり木チャネルの無線フレームとの1フレーム
    以内のフレームタイミングの時間差を測定し、該1フレ
    ーム以内のフレームタイミングの時間差情報を前記第1
    の基地局に通知する過程と、 前記第1の基地局は、前記移動局から通知された前記1
    フレーム以内のフレームタイミングの時間差情報を、上
    位の通信網を経由して前記第2の基地局に通知する過程
    と、 前記第2の基地局は、前記第1の基地局から通知された
    前記1フレーム以内のフレームタイミングの時間差情報
    を用いて、第2の基地局における上りトラフィックチャ
    ネルの無線フレームのフレームタイミングを、前記移動
    局からの上りトラフィックチャネルの無線フレームのフ
    レームタイミングに合わせる受信タイミング補正を行う
    過程と、 前記移動局は、通信周波数帯域を前記第1の基地局の周
    波数帯域から前記第2の基地局の周波数帯域に切り替え
    たとき、又は前記1フレーム以内のフレームタイミング
    の時間差情報を前記第1の基地局に通知したとき、上り
    トラフィックチャネルの拡散コードの位相を初期化する
    過程と、 前記第2の基地局は、前記第1の基地局から前記1フレ
    ーム以内のフレームタイミングの時間差情報を通知され
    たとき、上りトラフィックチャネルの無線フレームを受
    信する拡散コードの位相を初期化する過程とを含むこと
    を特徴とするCDMA移動通信におけるハンドオーバ方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第2の基地局は、前記移動局から
    の上りトラフィックチャネルの信号の受信において同期
    確立が検出されない場合、請求項2又は請求項3記載の
    位相補正を行うことを特徴とする請求項10記載のCD
    MA移動通信におけるハンドオーバ方法。
  12. 【請求項12】 移動局との間で、所定長の無線フレー
    ムを単位として上りトラフィックチャネル及び下りトラ
    フィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局から基地
    局への上りトラフィックチャネルの信号を、前記無線フ
    レームの複数の周期を1周期とする拡散コードにより逆
    拡散して受信するCDMA移動通信システムの基地局に
    おいて、 通信中の移動局から通知される、トラフィックチャネル
    の無線フレームとハンドオーバ先の基地局の止まり木チ
    ャネルの無線フレームとの1フレーム以内のフレームタ
    イミングの時間差情報を受信する手段と、 通信中の移動局のトラフィックチャネルの無線フレーム
    のフレームナンバーと前記移動局から通知された1フレ
    ーム以内のフレームタイミングの時間差情報とを、上位
    の通信網を経由してハンドオーバ先の基地局に通知する
    手段と、 通信中の基地局から通知される、前記1フレーム以内の
    フレームタイミングの時間差情報とトラフィックチャネ
    ルの無線フレームのフレームナンバーを基に、移動局の
    上りトラフィックチャネルの無線フレームを受信する拡
    散コードの位相を、該記移動局からの上りトラフィック
    チャネルの無線フレームの拡散コードの位相に合わせる
    位相補正を行う手段とを備えたことを特徴とするCDM
    A移動通信システムにおける基地局。
  13. 【請求項13】 前記基地局は、通信中の基地局から通
    知される前記無線フレームのフレームナンバーを、同期
    確立するまで無線フレームの周期ごとに順次1つおきに
    跳ばして進ませ、該フレームナンバーに対応した位相の
    拡散コードで上りトラフィックチャネルの信号を逆拡散
    して同期確立を検出し、前記位相補正を行う手段を備え
    たことを特徴とする請求項12記載のCDMA移動通信
    システムにおける基地局。
  14. 【請求項14】 前記基地局は、通信中の基地局から通
    知される前記無線フレームのフレームナンバーよりも所
    定数進んだフレームナンバーに対応する位相の拡散コー
    ドを仮に設定し、順次移動局から送信される上りトラフ
    ィックチャネルの各無線フレーム信号に対して、前記仮
    に設定した拡散コードによる逆拡散を同期確立が検出さ
    れるまで試み、位相補正を行う手段を備えたことを特徴
    とする請求項12記載のCDMA移動通信システムにお
    ける基地局。
  15. 【請求項15】 前記基地局は、移動局と通信中の基地
    局から、前記1フレーム以内のフレームタイミングの時
    間差情報が通知されたときに、その時点の止まり木チャ
    ネルのフレームナンバーを検出し、第1の伝送遅延測定
    用の信号を前記移動局と通信中の基地局に対して送信す
    る手段と、 ハンドオーバ先の基地局から前記第1の伝送遅延測定用
    の信号を受信したときに、その時点のトラフィックチャ
    ネルのフレームナンバーを含む第2の伝送遅延測定用の
    信号をハンドオーバ先の基地局に送信する手段と、 前記第2の伝送遅延測定用の信号を受信し、その時点の
    止まり木チャネルのフレームナンバーの値と、前記第1
    の伝送遅延測定用の信号を送信した時点の止まり木チャ
    ネルのフレームナンバーの値との差から、移動局と通信
    中の基地局とハンドオーバ先の基地局との間の伝送遅延
    量を求める手段と、 前記伝送遅延量を基に前記第2の伝送遅延測定用の信号
    に含まれるトラフィックチャネルのフレームナンバーに
    補正を加え、補正されたフレームナンバーに対応する位
    相の拡散コードを、ハンドオーバ後の上りトラフィック
    チャネルの無線フレームを受信する拡散コードとする位
    相補正を行う手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    2記載のCDMA移動通信システムにおける基地局。
  16. 【請求項16】 前記基地局は、前記位相補正を行った
    後にハンドオーバ後の下りトラフィックチャネルの信号
    の送信を開始する手段を備えたことを特徴とする請求項
    12乃至15のいずれか1項記載のCDMA移動通信シ
    ステムにおける基地局。
  17. 【請求項17】 前記基地局は、下りトラフィックチャ
    ネルの信号の送信の開始を、移動局と通信中の基地局を
    経由して移動局に通知する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項16記載のCDMA移動通信システムにおける
    基地局。
  18. 【請求項18】 前記基地局は、前記位相補正を行った
    後、移動局から上りトラフィックチャネルの信号があら
    かじめ定められた一定時間内に受信されない場合に、移
    動局と通信中の基地局を経由して該移動局に警告を通知
    する手段を備えたことを特徴とする請求項12に記載の
    CDMA移動通信システムにおける基地局。
  19. 【請求項19】 移動局との間で、所定長の無線フレー
    ムを単位として上りトラフィックチャネル及び下りトラ
    フィックチャネルの信号を送受し、且つ移動局から基地
    局への上りトラフィックチャネルの信号を、前記無線フ
    レームの複数の周期を1周期とする拡散コードにより逆
    拡散して受信するCDMA移動通信システムの基地局に
    おいて、 通信中の移動局から通知される、トラフィックチャネル
    の無線フレームとハンドオーバ先の基地局の止まり木チ
    ャネルの無線フレームとの1フレーム以内のフレームタ
    イミングの時間差情報を受信する手段と、 前記移動局から通知された前記1フレーム以内のフレー
    ムタイミングの時間差情報を、上位の通信網を経由して
    ハンドオーバ先の基地局に通知する手段と、 前記上位の通信網を経由して通知された1フレーム以内
    のフレームタイミングの時間差情報を用いて、移動局の
    上りトラフィックチャネルの無線フレームのフレームタ
    イミングにフレームタイミングを合わせる受信フレーム
    タイミング補正手段と、 前記上位の通信網を経由して1フレーム以内のフレーム
    タイミングの時間差情報を受信したときに、上りトラフ
    ィックチャネル信号の受信のための拡散コードの位相を
    初期化する手段とを備えたことを特徴とするCDMA移
    動通信システムにおける基地局。
  20. 【請求項20】 前記基地局は、ハンドオーバ後の上り
    トラフィックチャネルの信号に対して、請求項13又は
    請求項14記載の位相補正を行う手段を備えたことを特
    徴とする請求項19記載のCDMA移動通信システムに
    おける基地局。
  21. 【請求項21】 基地局との間で、所定長の無線フレー
    ムを単位として上りトラフィックチャネル及び下りトラ
    フィックチャネルの信号を送受し、且つ基地局への上り
    トラフィックチャネルの信号を、前記無線フレームの複
    数の周期を1周期とする拡散コードにより拡散して送信
    するCDMA移動通信システムの移動局において、 通信中の第1の基地局とのトラフィックチャネルの無線
    フレームと、ハンドオーバ先の第2の基地局からの止ま
    り木チャネルの無線フレームとの1フレーム以内のフレ
    ームタイミングの時間差を測定し、該1フレーム以内の
    フレームタイミングの時間差のみの無線フレーム位相情
    報を前記第1の基地局に通知する手段を備えたことを特
    徴とするCDMA移動通信システムにおける移動局。
  22. 【請求項22】 前記移動局は、前記第2の基地局から
    前記第1の基地局を経由して下りトラフィックチャネル
    の信号の送信の開始の通知を受信すると、通信周波数帯
    域を前記第1の基地局の周波数帯域から前記第2の基地
    局の周波数帯域に切り替える手段を備えたことを特徴と
    する請求項21記載のCDMA移動通信システムにおけ
    る移動局。
  23. 【請求項23】 前記移動局は、前記無線フレーム位相
    情報を前記第1の基地局に通知した後、前記第2の基地
    局からの下りトラフィックチャネルの信号の送信開始を
    監視する手段と、 前記送信開始を監視する手段により第2の基地局からの
    下りトラフィックチャネルの信号の送信開始を検出する
    と、通信周波数帯域を前記第1の基地局の周波数帯域か
    ら前記第2の基地局の周波数帯域に切り替える手段とを
    備えたことを特徴とする請求項21記載のCDMA移動
    通信システムにおける移動局。
  24. 【請求項24】 前記移動局は、前記無線フレーム位相
    情報を前記第1の基地局に通知した後、あらかじめ定め
    られた一定時間、前記第1の基地局との通信を継続する
    手段と、 前記第2の基地局から前記第1の基地局を経由して通知
    する警告を受信する手段と、 前記一定時間内に前記警告が受信されないときは、前記
    一定時間経過後に通信周波数帯域を前記第1の基地局の
    周波数帯域から前記第2の基地局の周波数帯域に切り替
    える手段とを備えたことを特徴とする請求項21記載の
    CDMA移動通信システムにおける移動局。
  25. 【請求項25】 前記移動局は、前記無線フレーム位相
    情報を前記第1の基地局に通知したのち直ちに、通信周
    波数帯域を前記第1の基地局の周波数帯域から前記第2
    の基地局の周波数帯域に切り替える手段を備えたことを
    特徴とする請求項21記載のCDMA移動通信システム
    における移動局。
  26. 【請求項26】 前記移動局は、前記無線フレーム位相
    情報を前記第1の基地局に通知した後に、上りトラフィ
    ックチャネルの拡散コードの位相を初期化する手段を備
    えたことを特徴とする請求項21記載のCDMA移動通
    信システムにおける移動局。
  27. 【請求項27】 前記移動局は、ハンドオーバ後の初期
    送信電力として、前記第1の基地局と通信していたとき
    と同じ送信電力で第2の基地局に上りトラフィックチャ
    ネルの信号を送信する手段を備えたことを特徴とする請
    求項21記載のCDMA移動通信システムにおける移動
    局。
  28. 【請求項28】 前記移動局は、ハンドオーバ後の初期
    送信電力として、前記第2の基地局から前記第1の基地
    局経由で指定された送信電力で第2の基地局に上りトラ
    フィックチャネルの信号を送信する手段を備えたことを
    特徴とする請求項21記載のCDMA移動通信システム
    における移動局。
  29. 【請求項29】 前記移動局は、ハンドオーバ後の初期
    送信電力として、前記第2の基地局からの止まり木チャ
    ネルの受信電力を基に決定する手段を備えたことを特徴
    とする請求項21記載のCDMA移動通信システムにお
    ける移動局。
  30. 【請求項30】 前記移動局は、ハンドオーバ後の初期
    送信電力として、前記第2の基地局からの下りトラフィ
    ックチャネルの受信電力を基に決定する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項21記載のCDMA移動通信シス
    テムにおける移動局。
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