JP2003528507A - 無線通信システムにおけるハンドオーバ手順 - Google Patents

無線通信システムにおけるハンドオーバ手順

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JP2003528507A
JP2003528507A JP2001568653A JP2001568653A JP2003528507A JP 2003528507 A JP2003528507 A JP 2003528507A JP 2001568653 A JP2001568653 A JP 2001568653A JP 2001568653 A JP2001568653 A JP 2001568653A JP 2003528507 A JP2003528507 A JP 2003528507A
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デ ベネディッティス ロゼーラ
ドメニコ ピアーナ ファビオ
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シーメンス モービル コミュニケイションズ ソシエタ ペル アチオニ
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Abstract

(57)【要約】 TDDタイプの全二重化を有するTDMA−SCDMA手法(およびFDMA−SDMA)のUMTS移動体システムにおけるセル間ハンドオーバ方法。採用された手法の複雑さは、アップリンク・アクセスを予測する手順において基地局によって放送伝送され、単一の移動体装置によって送信された署名シーケンスによってエコーされるダウンリンク・パイロット信号を使用するフレーム同期化機構を必要とする。CDMA手法によって課せられた高い暗号化速度(1.28Mchip)と共に上記の方法は、純粋な同期化シーケンスとして残るであろうダウンリンク・パイロットのシーケンスへの他のフィールドの追加を不適当にする。GSMとは反対に、ハイパーフレーム同期とチャネル上での暗号化の開始とのために絶対に必要なシステム・フレーム番号のトランスポートのための同期バーストにおいて、フィールドが見失われる。SFNの情報は、他の放送情報として共通信号チャネルに含まれる。これは、ハンドオーバを許容できないほど遅くし、したがってメッセージは、移動体によって送信されたハンドオーバ・アクセス・メッセージに応答して、専用モードで新セルに現行システム・フレーム番号FSNを返すためにネットワークの処理時に作成されて配置される(図16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、移動体無線電話分野に関し、また特に第三世代移動体通信システム
におけるセル間ハンドオーバの実行のための手順に関する。
【0002】 (背景技術) 最近10年間、移動体無線電話システムは、第一世代とは反対にディジタル変
調とディジタル信号に変換されたベースバンド信号の広範囲のディジタル信号処
理(DSP)とを特徴とする第二世代システムが好まれて、伝送キャリアのアナ
ログ変調を特徴とする第一世代システムの徐々の放棄を含む不断の技術的発展を
受けてきた。今や時代は、主としてサービスのユーザによる物理チャネルへの異
なるアクセス方法に関して従来のシステムとは異なる更に進歩した考えの移動体
システム、いわゆる第三世代システムのサービスの到来の機が熟している。これ
らのシステムの設計は、送信された情報の忠実度を保存することに、また妨害目
的による雑音(ジャミング)に対する所定のイミュニティ(免疫性)を保証する
ことに適した伝送の実行可能性に関する研究に続いて軍事環境で取得されたアプ
リケーションを利用してきた。この目標は、ベースバンド・スペクトルと比較さ
れた伝送キャリアの変調スペクトルの人工的拡大によって達成されてきた。した
がってこの変調手法は、スペクトル拡散手法と呼ばれており、より高いチップ・
レートで疑似雑音タイプのコード列で伝送される信号の各低記号速度を増加させ
ることにあり、その範囲は、伝送される情報を広いスペクトルの周波数に拡散さ
せ、受信を正当に認可された人だけを実際にアクセス可能にする範囲である。こ
の目的のためにスペクトル拡散受信機は、受信した信号を復調し、復調された信
号と変調器で使用されたコード列のローカル・コピーとの間の時間的相関付けを
実施して元のデータを再構成する。復調された信号の記号と正しい符号列との間
の数学的相関から、その最大レベルの元の信号が受信機の出力に得られ、したが
ってこれは雑音と干渉とから区別される。民生環境では、また特に移動体無線電
話通信の分野では、従来の軍事目的とはまったく異なる変調のスペクトル拡散の
使用が予想される。特殊な使用は、異なる拡散コードによって識別される、より
多くのユーザ間での同じ物理チャネルの同時共用を可能にすることである。頭字
語CDMA(Code Division Multiple Access(
符号分割多重アクセス))で知られる関連技術は、その相互相関がゼロと想定で
きる相互に直交した拡散符号列を使用する。これは、それ自身のコード列によっ
て特徴付けられるチャネル上でその他チャネルの信号が相関の結果、雑音として
現れるであろうので、伝送帯域内にまとまった異なるユーザの間の区別を可能に
する。従来の狭帯域システムと比較してこのスペクトル拡散技術は、伝送される
信号の無線経路に沿った多数の反射に起因するレイリーの選択的フェージングに
対する高い不感応性という追加の利点を提供し、また高いフェージングに関する
スペクトルの小部分は有用な信号によってグローバルに占められるスペクトルの
極めて僅かな部分に過ぎないという事実からそれらを取得する。
【0003】 第三世代移動体通信システム、あるいはUMTS(Universal Mo
bile Telecommunication System(ユニバーサル
移動体通信システム))の差し迫った導入は、世界中に既存のPLMNシステム
(Public LandMobile Network(公衆陸上移動体ネッ
トワーク))との互換性という多くの大きな問題を提起しており、なかでもより
広範な問題は疑いもなく、全ヨーロッパ・システムのGSM900MHz(Gl
obal System for Mobile communication
s(移動体通信のためのグローバル・システム))と、その直系の後継者DCS
1800MHz(Digital Cellular System(ディジタ
ル・セルラー・システム))である。GSMは、異なる通信システムを互いに互
換可能にし、それによって通信可能にするために、異なる通信システムの動作を
均一にする目的を有する適当な国際機関(ETSI/ITU−T環境におけるC
EPT/CCITT)によって勧告として発行された仕様に従っている。3GP
P機関(第三世代共同プロジェクト)と中国の機関CWTS(中国無線通信規格
)にしたがって行動している本出願者は、CDMA技術に基づいた自社の第三世
代移動体通信システムの開発を追求している。近未来の目標は、可能であればG
SMの機能特性を保存することであるが、新しいCDMA技術の影響が必然的に
特別の解を必要とするときは何時でも介入することである。したがって本発明の
実施例を説明する前に、本発明が解決しなくてはならない技術問題のより良い理
解を可能にするために、GSMシステムの幾つかの動作上の特殊性を説明するこ
とが必要である。
【0004】 図1は、GSMまたはDCSタイプの移動体システムの機能的アーキテクチャ
の簡潔ではあるが明瞭なブロック図を示しており、同図は、説明されるべき本発
明が存在するCDMAシステム(TD_SCDMA)を説明するためにも完全に
使用可能である。図1において携帯型電話セット、また車両電話セットは、テリ
トリー上に展開する関連トランシーバ基地局BTS(Base Transce
iver Station)に属する関連TRXトランシーバ(図には見えない
)に無線接続された、今後は移動体装置とも呼ばれる記号MS(Mobile
Station(移動局))によって指示される。各TRXは、アンテナの構成
がBTSによってサービスされるセルの均一な無線サービス範囲を保証するアン
テナのグループに接続される。移動無線サービスに利用可能なすべてのキャリア
に一緒に係合するN個の隣接セルのグループは、クラスタと呼ばれ、隣接するク
ラスタでは同じキャリアが再使用可能である。BTSタイプの、より多くの基地
局は、BSC(Base Station Controller(基地局コン
トローラ))で示される共通基地局コントローラに物理キャリアを介して接続さ
れる。BSCによって一緒に管理される、より多くのBTSは、BSS(Bas
e Station System(基地局システム))で定義される機能的サ
ブシステムを形成する。より多くのBSS(BSC)は、直接的に、あるいは関
連する使用を最適化する64kbit/s接続ライン上で16または8kbit
/sチャネルのサブ多重化を可能にするTRAUブロック(Transcode
and Rate Adapter Unit(コード変換とレートのアダプ
タ装置)を介して、移動体切換えセンタMSC(Mobile Switchi
ng Center(移動体切換えセンタ))に接続される。TRAUは、音声
の64kbit/sから16kbit/sまたは8kbit/sの流れで音声の
アドレス指定を可能にするGSMフルレートの13kbit/s(またはGSM
ハーフレートの6.5kbit/s)へのコード変換を行う。
【0005】 MSCブロックは今度は、地上ネットワークPSTN(Public Swi
tched Telephone Network(公衆電話交換網))および
/またはISDN(Integrated Services Digital
Network((統合サービス・ディジタル網))の切換えセンタに接続さ
れる。図には見えないHLR、VLRと呼ばれる二つのデータベースが一般にM
SCに配置され、第1のデータベースは各移動体MSの不変データを含んでおり
、第2のデータベースは可変データを含んでおり、これら二つのデータベースは
、システムが異なるヨーロッパの国々に拡張されるテリトリー上で広範囲に移動
するユーザを追跡することを可能にするように協同動作する。BSC局コントロ
ーラはまた、マン・マシン対話を可能にするパーソナルコンピュータLMT(L
ocal Maintenance Terminal(ローカル保守端末))
と、監視、管理警報、トラフィック測定の評価等のO&M機能(Operati
on & Maintenance(運用と保守))と呼ばれる機能を実行する
運用保守センタOMCと、最後にパケット交換データサービス用のGSM04.
64に指定されているSGSNブロック[Serving GPRS(Gene
ral Packet Radio Service)Support Nod
e]([サービスするGPRS(一般パケット無線サービス)サポート・ノード]
)とに接続される。
【0006】 図には主要な機能ブロック間のインタフェースの限界を定める縦の破線が見え
る、すなわちMSとBTSとの間の無線インタフェースはUmで示され、BTS
とBSCとの間のインタフェースはA−bisで、BSCとTRAUとの間のイ
ンタフェースはA−subで、TRAUとMSCとの間または直接的にこの最後
のものとBSCとの間のインタフェースはAで、BSCとLMTとの間のインタ
フェースRS232はTで、BSCとOMCとの間のインタフェースはOで、最
後にBSCとSGSNとの間のインタフェースはGbで示されている。上記のイ
ンタフェースは、下記のGSM勧告:04.01(Um)と08.51(A−b
is)と08.01(A)と12.20および12.21(O)と04.60(
Gb)とに記載されている。
【0007】 図2は、図1のシナリオと比較して差し迫った、より進歩したシナリオを示し
ている。図2では、GSMシステムのBTSによってサービスされる少なくとも
一つのセルは、本出願の発明目的を含む3G(第三世代)と呼ばれる新システム
の基地局BTSCによってサービスされるセルに隣接するように示されている。
異なるブロック間の接続ラインには、関連インタフェースの種類が示されている
。この図で筆者等は、BTS局とBTSC局の両方に接続された局コントローラ
・ブロックBSCCに注目することができる。このBSCCブロックは、GSM
に対して適切に修正された局コントローラ、ただし新らしいBTSC局(破線部
分は修正の存在を示す)をサポートできるBSCを表す。BSCCと新BTSC
との間の接続は、A−bisに類似のインタフェースを利用する。BTSCと移
動体装置との間の無線インタフェースは、GSMのUmインタフェースと区別す
るためにUuと呼ばれる。同じ目的のために移動体装置は、異なる名前の下で、
異なる設計の設定に無矛盾である無線インタフェースと移動体装置との異なる説
明を意味するようにUE(User Equipment(ユーザ装置))と呼
ばれる。図2のシナリオから論じ得ることは、デュアルモードと移動体ユーザ装
置UEのマルチバンド動作とが導出される正常なシステム内ハンドオーバをサポ
ートするBSCCブロックによってサポートされる二つのシステムGSM、3G
間のハンドオーバの可能性である。
【0008】 移動体システムの設計において、主として設計手法に影響を与える態様は、異
なるユーザに対して利用可能な帯域を共用するために物理チャネル上で実現しよ
うとしているアクセスの種類の選択である。より良く知られたアクセス手法は、
周波数分割多重アクセスを実行するFDMA手法(周波数分割多重アクセス)と
、時分割多重アクセスを実行するTDMA手法(時分割多重アクセス)と、符号
分割多重アクセスを実行するCDMA手法(符号分割多重アクセス)と、空間分
割多重アクセスを実行するSDMA手法(空間分割多重アクセス)とである。
【0009】 FDMA手法では、各ユーザは、サービスによって要求されるときは何時でも
他の如何なるユーザとも共用されない自分自身の周波数チャネルを利用でき、S
CPC(Single Channel Per Carrier(1キャリア
当たり1チャネル))と呼ばれるこのケースは、第一世代のアナログ・システム
では代表的なものである。TDMA手法では、全無線スペクトルは、タイムスロ
ットと呼ばれる異なる時間に、より多くのユーザに割り当てられる。1タイムス
ロット中は、1ユーザだけが送信および/または受信可能である。CDMA手法
では、全無線スペクトルは、同じ時間に、より多くのユーザに割り当てられるが
、この手法は前に説明されている。SDMA手法では、全無線スペクトルは、C
DMA手法と同様に同じ時間に、より多くのユーザに割り当てられ、異なるユー
ザ間の区別は、無線信号の異なる到来方向の認知によって行われる。
【0010】 同じ移動体システムにおいて上記のアクセス手法は、別々に使用するか、可能
な協同作用を利用するために一緒に使用することができる。GSMシステムは、
混合手法FDMA−TDMAを使用するが、これは純粋なFDMAと比較してキ
ャリアの過度の使用を避け、一方、純粋なTDMAに対しては長すぎて推奨でき
ないフレームの構成を回避する。新しい3Gシステムは、GSMの利点をCDM
A手法の利点と結合するFDMA−TDMA−SCDMAアクセスを使用する。
GSMシステムと新3Gシステムの両者は、既存の多重化にSDMA多重化を追
加して、インテリジェント・アンテナの利用から好結果を得ることができ、これ
は確かに3Gシステムに適用される。
【0011】 PLMNシステムでは、ユーザは、基地局から情報を受信しながら同じ局に情
報を送信できる。この通信モードは、全二重と呼ばれ、周波数フィールドと時間
フィールドの両者の手法を使って動作させることができる。GSMで使われるF
DD手法(Frequency Division Duplexing(周波
数分割二重化))は、アップリンク経路(アップリンク)とダウンリンク経路(
ダウンリンク)とで異なる帯域を使用する。これら二つの帯域は、適切な無線周
波数フィルタリングを可能にする不使用のギャップバンドによって分離される。
TDD手法(Time Division Duplexing(時分割二重化
))は、二つの伝送方向で多重化されたすべてのチャネルに関して、アップリン
クとダウンリンクとで異なるサービス時間を使用する。もし二つのサービス時間
の間の時分割が小さければ、送信と受信はユーザにとって同時に見える。本発明
が言及する新システム3Gは、TDD手法を使用する。
【0012】 固定電話網によって提供されるサービスの品質に匹敵し得るサービスの品質基
準をユーザに提供しようとしている如何なる公衆移動体システム(PLMN)も
必然的に、複雑な信号方式に適合するであろう。GSMシステムでは筆者等が注
目し得たように、FDMA−TDMA手法のために特別な解を使用して問題が解
決されてきた。これらの解は、少なくとも主要な影響を有する無線インタフェー
スに関する、CDMA手法による電話システムに直接移転することはできない。
筆者等は、第三世代移動体システムが夜明けにあり、したがって適当な信号方式
の定義に関する幾つもの情報が自分等自身のシステムの定義に参加している会社
の限られた委員会内だけに流布されており、まだ公共物と考えることはできない
。それから国際的に共有される意見に基づいて、提供サービスの多様性と品質と
に関して最も進歩したシステムであるGSMシステム(またはDCS)について
一般的な見方を与えることは有用である。図3〜8によってサポートされる次の
考慮事項は、チャネル多重化の異なるCDMA手法に加えて、特に移動体による
無線チャネルへのアクセスとハンドオーバとに関する信号送出チャネルの構成と
使用とのために本発明が卓越しようとしているGSMシステム(またはDCSと
の区別なしに)に向けられている(それ自体で考えられる特性は既知と考えるこ
とができる)。
【0013】 GSM900システムでは利用可能な帯域は、下記のように細分される: ・アップリンク方向(MS→BTS)のサブバンドは880〜915MHz、 ・ダウンリンク方向(BTS→MS)のサブバンドは925〜960MHz、 ・ギャップバンド10MHzは915〜925MHz;チャネリング・ペースは
200kHz;1サブバンド当たりのキャリア数は173個;1キャリア当たり
のタイムスロット数は8個;フルレート・チャネルの数は1384個;ハーフレ
ート・チャネルの数は2768個。
【0014】 DCS1800システムでは利用可能な帯域は、下記のように分割される: ・アップリンク方向(MS→BTS)のサブバンドは1710〜1785MHz
、 ・ダウンリンク方向(BTS→MS)のサブバンドは1805〜1880MHz
、 ・ギャップバンド20MHzは1785〜1805MHz;チャネルバンドは2
00kHz;1サブバンド当たりのキャリア数は374個;1キャリア当たりの
タイムスロット数は8個;フルレート・チャネルの数は2992個;ハーフレー
ト・チャネルの数は5984個。
【0015】 図3は、8個のタイムスロットTS0、TS1、TS2、TS3、TS4、T
S5、TS6、TS7、あるいは1セル内で使用されるキャリアの中の一般キャ
リアの使用のために無限に反復される基本フレーム内のタイムスロットの順次構
成を示す。キャリアとタイムスロットの集合体は、論理的観点からチャネルを特
徴付ける情報をサポートするように予定されたUmインタフェースの物理チャネ
ルを形成する。図3の基本フレームは、GSMシステムで駆動されるFDD対称
全二重多重化である単一の伝送方向から到来するすべてのタイムスロットを含む
【0016】 図において筆者等は、タイムスロットの可能な内容に対応する4個の異なるバ
ースト形状に注目することができる。一連のフレームは、GSMシステムで使わ
れるすべてのキャリアによって見られる、より多くの階層レベルに構成される。
一つのBTSによって伝送されるすべてのキャリアは、相互に同期したフレーム
を搬送し、それによって物理チャネルに割り当てられたキャリアの互換性である
周波数ホッピングを可能にし、システムの柔軟性を向上させ、そして隣接セル間
の同期化を単純にする。すなわち図の下から上に向かって始めて、156.25
×3.69μsビット継続時間に対応する0.577ms継続時間を有する各タ
イムスロットは、142個の有用ビットと3個の先頭ビットTBと3個の後部ビ
ットTBとを含んだ情報バーストと、8.25ビットの長さの、情報を持たない
ガードタイムGPとを担持している。バーストには、長さに応じて4個の異なる
タイプがある(GSM05.02のパラグラフ5.2を参照のこと)。 ・正常バースト。これは、2×58個の有用ビットと、含まれた冗長度と、GM
SK方式(Gaussian Minimum Shift Keying)に
したがって変調された無線信号の正しい復調のために有用な無線チャネルのイン
パルス応答の推測に使われるミッドアンブル位置のトレーニング・シーケンスの
26ビットとを含む。異なるミッドアンブルは、特にSDMA手法の使用に関し
て予測される。正常バーストは、トラフィック・チャネルとこれに関連する信号
送出チャネルとで使用される。音声の場合、2×58個の有用ビットは、13k
bit/s音声符号器の出力に20ms毎に生成される各々260ビットのブロ
ックの複合操作の最終結果である。GSM05.03の大部分に記載されている
この操作は、下記のステップ:すなわちビット数を260から456に増加させ
る冗長度を導入するブロック符号化および畳み込み符号化のステップと、再順序
付けして、パーティショニングして、より多くのバーストに亘ってバースト誤り
を広げるための8タイムスロットの深さで対角インターリーブして、スチール・
フラグの付加および2×58ビットのサブブロック対の取得をするステップと、
暗号化すなわち1ビットずつ暗号化の流れに合計するステップと、アクセス・バ
ーストを得るためにミッドアンブルとビットTBとの追加によりバーストを構築
するステップとを含む。後続ブロックと先行ブロックのビットでインターレース
的に織り交ぜられた、より多くのバーストに亘る符号化ブロックのビットの分散
は、バーストの転訛の場合に1ブロック当たりのビット損失を減らし、畳み込み
復号が原点情報を再構築する可能性を改善する。 ・周波数修正バースト。このバーストは、このバーストが受信されたときに移動
体装置のクロック周波数の修正を可能にするために論理レベル「1」の142個
の有用ビットを含む。 ・同期化バースト。これは、ミッドアンブル位置の64ビット「同期化シーケン
ス」と2×39個の暗号化ビットとを含む。このバーストは、先行バーストから
8タイムスロット遅れて移動体装置によって受信され、したがって既に自分自身
のクロックの周波数を修正した移動体は、受信したバースト内の「同期化シーケ
ンス」の正しい位置とそのタイムスロットの開始時点とを弁別できる。暗号化ビ
ットは、フレーム番号FN(Frame Number)を再構成して同期化手
順を完了させるために必要な情報を持っている。 ・アクセス・バースト。これは、開始位置の41ビットの同期化シーケンスと、
それに続く36個の暗号化ビットとを含んでいる。ガード期間GPは、58.2
5ビットの継続時間を持っており、更に7個の先頭ビットTBと3個の後部ビッ
トTBとが存在する。短いタイプのこのバーストは典型的には、最初の信号をネ
ットワークに送るために、例えば発信された呼またはハンドオーバにおけるアク
セスを実行するために移動体によって使用されるので、これは、フル・タイプの
先行バーストよりも短い継続時間を持っており、またその結果、使われなかった
タイムスロットの部分は大きくなる。この性質は実際に、一般に無線局と移動体
との間の変化する距離による伝搬遅延によってタイミングが変わるので、進行中
の通信を妨害する危険がある隣接タイムスロットの位置の無効化をせずに、完全
には整合していないタイミングで移動体がネットワークにそのメッセージを送る
ことを可能にする。
【0017】 図3の上部に向かって続けると、継続時間4.615msの基本フレームTD
MAは8個のタイムスロット(TS0・・・TS7)を含むことが注目できる。
同じ情報の流れのフレームでは、異なる2個の連続したマルチフレームが予測さ
れ、その中から継続時間120msのトラフィック・マルチフレームは26基本
フレームのTDMAを含んでおり、また継続時間253.38msの制御マルチ
フレームは51基本フレームのTDMAを含んでいる。これら2個のマルチフレ
ームは、1326基本フレームのTDMAからなる6.12秒の継続時間の一意
のスーパーフレームを協同して形成し、また最後に2048個の連続したスーパ
ーフレームは、継続時間3時間28分63秒760ミリ秒の2,715,648
基本フレームのTDMAのハイパーフレームを形成する。セル内に無線拡散した
フレーム番号FNは、ハイパーフレーム内のフレーム位置に参照される。
【0018】 図4は、図3のフレーム構造TDMAによってサポートされる論理チャネルの
構成を示す。図4を参照して筆者等は、予想される論理チャネルのセットが1ク
ラスのトラフィック・チャネルTCHと1クラスの制御チャネルとを含むことに
注目する。TCHチャネルは、関連タイムスロットに対して、あるいは使用され
るチャネル符号化にしたがって単一の論理チャネルまたは二つの交替のリンクが
割り当てられることに依存して、フル・レートTCH/Fタイプまたはハーフ・
レートTCH/Hタイプとなる。
【0019】 制御チャネルのクラスは、下記の主要なチャネル:すなわち放送チャネルBC
CH(Broadcast Control CHannel)と、共通制御チ
ャネルCCCH(Common Control CHannel)と、幾つか
の専用制御チャネルDCCH(Dedicated Control CHan
nel)とを含む。BCCHチャネルは、3個のサブチャネル:狭義のBCCH
サブチャネルと同期化サブチャネルSCH(Synchronization
CHannel)と周波数修正チャネルFCCH(Frequency Cor
rection CHannel)とを含む。CCCHチャネルは、3個のサブ
チャネル:共用アクセス・サブチャネルRACH(Random Access
CHannel)と、許可サブチャネルAGCH(Access Grant
CHannel)と、ページング・サブチャネルPCH(Paging CHa
nnel)とを含む。専用制御チャネルDCCHは、二つのクラス、すなわち「
スタンドアロン」チャネルSDCCH(Stand−alone Dedica
ted ControlCHannel)のクラスと、トラフィック関連チャネ
ルACCH(Associated Control CHannel)のクラ
スとに分割できる。この後者のクラスは、それぞれ低速の関連SACCH(Sl
ow ACCH)と高速のFACCH(Fast ACCH)という二つのチャ
ネル・タイプを含む。チャネルの一般的な列挙の後で、これらをその構成とアプ
リケーションの観点から吟味することは価値がある。 ・TCH/Fトラフィック・チャネルは、発信された呼においてネットワークへ
のアクセス手順を完了した、または終了した移動体装置に割り当てられる双方向
チャネルであって、ハンドオーバまたは周波数ホッピングを受ける。これらは、
13kbit/sの符号化音声またはデータからなるペイロードを最高9.6k
bit/sのネットのビットレートを有する回路またはパケット交換でトランス
ポートするために正常バーストを使用する。 ・トラフィック・チャネルTCH/Hは、最高4.8kbit/sのネットのビ
ットレートを有する回路またはパケット交換で6.5kbit/sの符号化音声
またはデータを伝送する。前のチャネルと比較して、これらのチャネルは低品質
である。 ・制御チャネルBCCHは、キャリアf0、前記キャリアBCCHのタイムスロ
ット0を利用するポイント−マルチポイントのダウンリンク単方向チャネルであ
る。このチャネルは、セル内で唯一であって、ハンドオーバも周波数ホッピング
も受けない。狭義のチャネルBCCHは、例えばセル内のチャネル構成、レベル
測定を行う隣接セルのBCCHキャリアのリスト、ロケーション・エリアの識別
情報、セル選択再選択動作用と完了セル識別用の幾つかのパラメータ、アイドル
モードの移動体装置の操作用パラメータ、最後にRACHチャネル上で移動体装
置のアクセス試行をスケジュールするために使われるいわゆるRACH CON
TROLパラメータといった一般用途のシステム情報を拡散するために使用され
る。 ・周波数修正バーストと同期化バーストとによってそれぞれ担持されるFCCH
チャネルとSCHチャネルは、移動体装置自身のキャリアの周波数とローカルに
生成されたフレームの開始点(タイムスロット0の開始点)とハイパーフレーム
におけるフレームの位置とを同期させるために順次に移動体装置によって使われ
る。TDMAシステムでは、バーストが隣接タイムスロットでの干渉発生を受け
て割り当てられたタイムスロット内に丁度入ることは基本的なことであり、この
ことは移動体の移動中もチェックされなくてはならない。この目的のために、B
TSは、ADAPTIVE FRAME ALIGNMEMT(勧告GSM04
.03に記載されている)と呼ばれる手順を起動するが、これによってBTSは
、BTSからのMS距離の可変性による往復の伝搬遅延の可変性にもかかわらず
、移動体による伝送に対する3タイムスロット分の一定した遅延を以て、アップ
リンク・フレーム上のタイムスロットを受信するために、伝送進みの程度につい
て移動体に命令する。SCHチャネルは、隣接セルのBCCHキャリアからサー
ビスしているセルのBCCHキャリアを識別するために移動体にとって有用なセ
ル識別情報を持ったBSICフィールド(Base Station Iden
tity Code)を含んでいる。 ・制御チャネルCCCHは、セル全体にサービスする双方向チャネルであって、
ハンドオーバも周波数ホッピングも受けず、またf0キャリアのタイムスロット
0を使用する。・RACH共用アクセス・チャネルは、時間的にランダムに分布
している移動体装置のアクセス要求をネットワークに向けて送り出すために唯一
アップリンク方向に存在しており、アクセスバーストによって搬送される。多重
アクセスは、例えばGSM04.08に記載の「スロット付きALOHA」手順
を介して解決されるべきチャネルの所有権に関する論争を引き起こすことがある
。 ・ポイント−マルチポイント型の二つのチャネルAGCHとPCHは、ダウンリ
ンク方向にだけ存在し、それぞれRACHチャネル上の移動体装置によってなさ
れるアクセス要求に対するネットワークの応答と、終了する呼の手順においてネ
ットワークから移動体装置に向けて送られるいわゆるページング・メッセージと
を搬送する。 ・専用制御チャネルDCCHは、ポイントツーポイント型の双方向チャネルであ
って、ハンドオーバと周波数ホッピングとを受ける。これらのチャネルは、33
3.3から8000bit/sの範囲のビットレートで信号を搬送できる。 ・「スタンドアロン」チャネルSDCCHは、加入などといったネットワーク機
能とTCHチャネル割当てに対する呼の制御とのための信号をトランスポートす
る。移動体のネットワークへのアクセスの直後に、一つのSDCCHチャネルが
割り当てられる。 ・チャネルACCH、SACCH、FACCHはそれぞれ、関連のトラフィック
・チャネルの同じマルチフレームに含まれる。特に、 ・SACCHチャネルは、アップリンク方向には、サービス中のBTSと隣接セ
ルとによって受信された信号に対して移動体によって行われる伝送測定を搬送し
、ダウンリンク方向には、関連するTCH(最初の)SDCCHチャネルに関す
るタイミング進み、パワー制御等といった移動体のための種々のコマンドと隣接
セルの情報とを搬送する。 ・FACCHチャネルは、それ自身のチャネルTCH(ビットスチール)のビッ
トのインターリーブを介して取得され、したがってSACCHチャネルの速度よ
りも速い速度要件による信号送出のために使用できる。
【0020】 図5は、数個のトランシーバを装備した中規模/小規模BTSの場合と中規模
/大規模BTSの場合のマルチフレーム内の論理チャネルの二つの可能な構成を
示す。この図は、説明がなくても分かるようにするキャプション(説明文)を含
んでいる。26トラフィックフレームと関連信号マルチフレーム1)、1’)は
、二つの場合で同じであることは無論であるが、51制御フレームのマルチフレ
ームでは異なる。マルチフレーム1)、1’)のフレーム・アイドル(−)の期
間中、移動体装置は、隣接セルのBCCHキャリアに対してパワー測定を行い、
また可能なハンドオーバを考慮して事前同期化(周波数、タイムスロット、フレ
ーム番号、BSIC)のために、関連するFCCHとSCHとを取得する。これ
らの測定は、隣接セルを監視するチャネルが取得ウィンドウ内でシフトするとい
う保証が存在するように、二つのマルチフレームの長さ26と51がこれらの間
の素数によって表されるという事実によって可能である。タイムスロット0のダ
ウンリンクで放射されるチャネルFCCHとSCHは常に、約45.6msの間
隔で互いに続く二つの隣接フレームを占めることもまた注目できる。この約45
.6msという時間は、ネットワークに対して初めてアクセスを持つ、あるいは
アイドル状態に留まる移動体の同期化要件にしたがって適度に短い時間である。
アクセスチャネルRACH(CCCH)に関して筆者等は、これらのチャネルが
アップリンク・マルチフレーム3)全体またはアップリンク・マルチフレーム5
)の大部分を占めると見ている。これは、これらのチャネルがそれぞれアップリ
ンク方向のTS0グループの単独チャネルであるという理由で可能である。ダウ
ンリンク方向の残りのタイムスロット0チャネル、すなわち狭義のBCCHとC
CCH(AGCH、PCH)は、CCCHグループを優先として4個の連続する
基本フレームのグループに存在する。小規模BTSと比較して、中規模/大規模
BTSは、二つの後続のマルチフレームへの制御チャネル配付を必要とする。
【0021】 例えば図5に示すように構成された無線インタフェースUmの制御論理チャネ
ルは、移動体とネットワークとの間で交換されるメッセージとして二つの伝搬方
向に情報を経路指定する。この情報は、Umインタフェースのフレームを通って
、多少とも図1、2に見えるネットワークの残り部分に関係する。複合移動体シ
ステムGSMの正常な動作を可能にするために、適当なプロトコルによってメッ
セージの形状と流れの両者が規制されることは必要である。
【0022】 図6は、種々のインタフェースに存在する電話信号を管理するためにGSMシ
ステムによって使用される数個の階層レベルを有するプロトコルの図を示す。大
部分に関してこのプロトコルは、移動体アナログシステムTACSとPSTN電
話システムとで現在使用されているプロトコルから得られ、これを無線インタフ
ェースUmの要件とユーザの移動から導き出される要件とに対して調整する。幾
つかのブロック(PHL、MAC、RRM)は、3Gシステムが所定のプロトコ
ルの適当なバージョンを使用することを示すために破線でマークされている。レ
ベル構造は、信号プロトコル機能を制御平面(C−Plane)上の重なり合っ
た複数のグループに細分して、これらを一連の独立したステージとして記述する
ことを可能にしている。各レベルは、より低いレベルによって提供される通信サ
ービスを利用し、それ自身のサービスをより高いレベルに提供する。上記のプロ
トコルのレベル1は、異なるインタフェースの二つの側への接続のために使われ
る物理キャリアのタイプに固く結ばれており、これは、インタフェースUmへの
無線接続とA−bisおよびAインタフェースへの地上接続とでビット流れを転
送するために必要な機能を記述している。地上接続のレベル1は、CCITT勧
告G.703とG.711とに記載されている。レベル2は、接続点間に誤りな
しに仮想キャリアを実現する目的でメッセージの正しい連続した流れを制御する
機能(トランスポート機能)を作り出す。レベル3(ネットワークレベルと呼ば
れる)と更に高いレベルは、主要なアプリケーション処理の制御のためのメッセ
ージの処理機能を作り出す。付録APP1は、図6で使われる用語を持ったキャ
プションと、それぞれレベル2(表A)とレベル3(表B)とに参照される図6
のブロックの機能を記述した二つの表とを含んでいる。
【0023】 現在、GSMシステムの動作を助ける主要な要素が導入されており、MS移動
体装置セットの活動によって起動される幾つかの典型的な機能を簡潔に吟味する
ことは価値あることであり、これらの機能の実行方法は、本発明の内容を指す同
様な機能の実行方法と比較されるであろう。
【0024】 移動体通信システムGSMでは移動体装置MSは、「アイドルモード」でも、
すなわち専用チャネルが移動体に割り当てられていないときにも所定の活動を実
行する。実際に移動体は、最初のステップとして移動体の移動中に結合すべきセ
ルを絶えず選択するためにネットワークを介して通信できる必要がある。上記の
活動は、勧告GSM03.22と05.08に記載の「セル選択」機能に入って
いる。追加の要件は、可能な終了呼に応答するページング・メッセージを監視す
ることである。
【0025】 「セル選択」の場合、移動体は結合すべきセルを選択し、クラスタ内のこの移
動体の位置に、より近い所定数のセルから受信可能なBCCHキャリアの走査を
行う。これは、すでに説明された方法にしたがって、同期化とBCCH放送チャ
ネルの内容の読取りとを介して行われる。各BCCHキャリアに関して移動体は
、少なくとも6個のよりお気に入りのセルのリストを更新するために受信信号の
パワーと品質とを測定する。このリストの最初のセルは、最も信頼できるセルで
あってこの移動体が接続されるセルである。ネットワークへのMSのアクセスは
、下記の場合:すなわち、 1.発信呼におけるユーザの自己発信の場合、 2.終了呼におけるネットワークの信号に対するMSの自己発信の場合、 3.ハンドオーバを簡潔に記述したハンドオーバ・コマンドの伝送によるネット
ワークの信号に対するMSの自己発信の場合、 4.今後は取り扱われない例えば加入、認証などといった特定の機能の場合のユ
ーザのでもネットワークのでもないアクションなしのMSの自己発信の場合に発
生する。 上述のアクセスに続いて専用チャネルの確立との接続が行われるとき、ネット
ワークは、RR接続での暗号化を定義するハンドシェーク・フェーズを確立する
。この暗号化方法は、GSM03.20に記載の暗号化アルゴリズムA5(暗号
化方法)を使用する。この方法によれば、DCCHまたはTCH上で伝送される
レベル1データフローは、従属条項4.3に指定されたように決められた「暗号
化キー」と呼ばれるキーを使用するアルゴリズムA5によって生成される暗号化
ビットストリームによってユーザのデータフローを1ビットずつ合計することに
よって得られる。正しい同期化のためにアルゴリズムA5は、システム・フレー
ム番号TDMA FRAME NUMBERを知る必要がある。復号方法(De
ciphering method)は、受信信号に対して暗号化方法の同じフ
ェーズを逆の順序で適用する。
【0026】 セル間ハンドオーバ実行プロトコルは本発明の一つの目的であるから、背景技術
によるハンドオーバ・アプリケーションの例として前述の諸ポイントの中からポ
イント3だけを吟味する。
【0027】 図7は、GSMシステムで成功した結果を有する非同期式BSC間ハンドオー
バの場合に関連するメッセージ・シーケンス・チャートを示す。図では短縮のた
めに、一般に「NETWORK(ネットワーク)」と呼ばれるプロトコル・エン
ティティに関するすべてのプロトコル・フェーズは、無視されている。これは、
ハンドオーバに関するGSM仕様を知る本技術に精通した人々がこの省略した部
分を完成させるために十分な要素を持っているので、説明目的を損なうことはな
い。同期式ハンドオーバは、いわゆるPHYSICAL INFORMATIO
N(物理情報)のMSによる受信フェーズが削除されている同図において読み取
ることができる。図9を参照すれば、本手順は、下記のように展開される: ・ネットワークは、一旦ハンドオーバと切換え点とによって発せられた原因に大
きく依存するプロトコル・フェーズを完了すると、ハンドオーバに関して新しい
チャネルを提供するために必要なすべての情報を含む新BSCに向けられたメッ
セージを用意する。新BSCは、上述のように動作すると、タイミングとパワー
レベルに関して完全な仕方でなくても、割り当てられたチャネルと最初に新チャ
ネルに配置すべき移動体が必要とするすべてのものとの指示を有するHANDO
VER COMMAND(ハンドオーバ・コマンド)をMSCを介して送出する
。このコマンドは、このために関連FACCHチャネルを使用して、移動体自身
が未だ接続されている旧BSCによって移動体に送られる。ハンドオーバ・コマ
ンドの内容は、新セルのBSICと、ハンドオーバのタイプ(同期式または非同
期式)と、使用するタイムスロットの周波数および番号と、伝送パワーとを含む
が、同期化の後に初めて知られるTIME ADVANCE(時間進み)とFR
AME NUMBER(フレーム番号)とを含むことはできない。 ・移動体は、旧チャネルを一時的に放棄して新セルの新TCHチャネルに切り替
わり、この場合HANDOVER ACCESS(ハンドオーバ・アクセス)メ
ッセージを送出してアクセスを行う。このメッセージは、セルに既に接続されて
いる移動体によってRACHチャネル上で送られるCHANNEL REQUE
ST(チャネル要求)メッセージと同様に8ビット長であるが、異なる内容をも
っている。例えばこれは、「ハンドオーバ参照」フィールドを持っている。それ
からハンドオーバ・アクセス・メッセージとチャネル要求メッセージの両者は、
符号化されて、88ビット長の短いバーストで無線送信される。 ・ハンドオーバ・アクセス・メッセージは、全バーストの受信完了が明らかにな
るまで、専用のTCHチャネル上で移動体によって更に多くの回数、再反復され
る。・移動体は、FACCHチャネル上でハンドオーバ・アクセス・メッセージ
に応答して新BTSによって送信された物理情報を受信してハンドオーバ・アク
セスの送信を終了する。物理情報は、移動体が新チャネル上で後続のバーストを
それにしたがって送信しなくてはならない進み(TIMING ADVANCE
(タイミング進み))を含んでいる。この段階で移動体は、フレーム上で新BT
Sと完全に移動体自身を同期させることができ、送信時点を調整できる。旧暗号
化キーは維持される。 ・移動体は、FACCH上で新BTSに向けてHANDOVER COMPLE
TE(ハンドオーバ完了)メッセージを送出し、それに続いて新BSCは、それ
が旧トラフィック・チャネルと関連信号チャネルとを解放できることを旧BSC
に通知する。
【0028】 図8は、同期式、非同期式いずれにせよハンドオーバに失敗したケースを示す
簡潔な手順をハンドシェーク形式で示す。実際にHANDOVER COMMA
ND(ハンドオーバ・コマンド)メッセージの受信に続いて移動体が予期した時
間内に新BTSからPHYSICAL INFORMATION(物理情報)を
受信できなければ、移動体は、旧セルの旧チャネルに切り替わって、Call
Re−Establishment(呼再確立)手順を開始するためにHAND
OVER FAILURE(ハンドオーバ失敗)メッセージを送出する。
【0029】 本発明との比較のために更に重要と考えられるGSMシステムの技術的特徴の
説明は、これで終わる。さて今から、一般のCDMA手法に対する欠点と見られ
る幾つかの態様、すなわちGSMシステムに採用された解とは異なる解を必要と
する一般のCDMA手法の特殊な態様が限定される。強調される他の態様は、実
施例の説明では似ていない特徴の単純な観測結果と同等である。筆者等がここで
強調したいのは、下記のことである: ・200kHz長距離チャネルを有するGSMのFDMA−TDMA手法は、標
準アーキテクチャから外れて特殊なチャネル計画を必要とするマルチスロット構
成に依存することがデータ用の9.6kbit/sと音声用の13kbit/s
とに単独ユーザの処理時のビットレートを限定しなければ、ユーザに広帯域サー
ビスを提供する将来の要件に適合しないと評価される。 ・GSMでは特殊な共用アクセス手法と比較的低いビット周波数は、同期に対し
て厳しい制約を設定しない。この理由から、アイドルモードと専用モードとにお
ける同期の探索と保持においては、やや低速の機構が予測される。実際に同期化
は、約45.6msの間隔のダウンリンク・マルチフレームにおけるFCCHと
SCHのコピーの放射を介してBTSによって促進される。専用モードの移動体
の同期の保持は、毎秒約2回の間隔のSACCHチャネル上でのBTSによるT
IMING ADVANCE(タイミング進み)修正パラメータの放射を予測す
る。これらの同期化機構は、十分に速いビットレートと、あまりに緩い同期化に
よって生じる干渉の極めて厳しい制約とを特徴とするTDDタイプの3Gシステ
ム[例えばTD_SCDMAまたはTDD UTRAN(UMTS Terre
strial Radio Access Network(UMTS地上無線
アクセスネットワーク))]で危機を経験することになるであろう。これは、同
じ場所を共用する複数のユーザの間の非同期が相互干渉を発生し得るように、ア
クセス手法が同じ場所を共用する更に多くのユーザを予測するからである。 ・GSMのネットワークへのランダムアクセス機構は、同期化機構(このフェー
ズの前とフェーズ中には本質的にダウンリンクである)から分離されており、そ
の結果、アクセスと同時のアップリンク同期化は要求されず、前に説明したよう
に実際には短いバーストの使用がアップリンク接続で互いに対話する二局間の時
間的不整合の回復を可能にする。言われていることは、3Gシステムの説明不足
であまり明確でないように見えるが、本出願の本発明目的に関係があるので、こ
の主題を進めることは重要である。提起された主題は、利点または欠点からより
も多く、二つの移動体システム間のレベル1の異なる設定から導き出される。物
理チャネルの異なる設定は、3Gシステムに、GSMと比較してネットワークへ
のランダムアクセス中の更なる衝突問題と、非同期ハンドオーバに関して起こる
、GSMでは起こらない問題とを生じさせる。 ・GSMに実現されたFDDタイプの全二重アクセスでは、アップリンク・マル
チフレームは、ダウンリンク・マルチフレームと同じであるので、二つの伝送方
向におけるトラフィック・チャネルの数と関連制御との対称関係は強制的に存在
する。この設定は、例えば使用中の経路が確かにダウンリンク経路であるインタ
ーネットとの接続といったトラフィックが極めて不均衡な状況に対処するには最
善ではない。 ・GSMチャネルに関連の物理的資源は、固定しており変更できないので、変更
されたトラフィック要件またはメッセージ要件に直面するチャネルの能力を動的
に変化させることは不可能である。 ・特定のレベル1フィールドは、バーストに基づいたパワー制御とタイミング制
御を行うGSMバーストでは予測されない。これらの機能は、レイリー・フェー
ジングを除去するには遅すぎるが対数正規減衰だけを除去するには適した毎秒約
2回の間隔でSACCHチャネルを使用中にしておくことによって実行される。
GSMではパワー制御は、もし良好なセル計画が行われていればユーザは他の潜
在的等頻度干渉体とタイムスロットを共用しないであろうから、「平均して」ト
ータルの干渉レベルを減少させるために使用される。これとは異なり、3Gシス
テムでは、CDMA手法におけるタイムスロットと帯域との共用は、実際に等頻
度タイプの干渉を生成する。したがって、より高速より高精度のパワー制御が要
求される。これに関して相互干渉の程度は、単独の等頻度ユーザから受信したパ
ワーを「1バーストずつ」等しくすることによって最小にされ、CDMA手法の
信頼性を向上させるであろう。
【0030】 CDMA手法は正に、前述で強調されたGSMの欠点、特に低いビットレート
と、精確な周波数計画を持つ必要性と、非対称トラフィックを効率的に管理でき
ないこととによる欠点を回避できるという理由から第三世代システムで好まれて
いる。前文で既に述べたように、この分野の種々の会社が第三世代システムに関
して成長しつつあり、近未来の目標は、唯一ヨーロッパの環境でGSMに関して
過去に行われたように、極めて詳細に記述された多数の普遍的仕様UMTSを作
成するための相互協定という目標である。現在、IS−95規格は、Walsh
関数とも呼ばれる64個の符号化直交列の使用を予測してCDMAシステムに関
して実施されている。これらの列に加えて、例えばユーザ識別のための「長符号
」、基地局がそれ自身の識別用に送信するパイロット・シーケンスPNといった
疑似雑音(PN)列が予測されている。Walsh0関数は、パイロット・チャ
ネル用に使用される。残りの63個のWalsh符号化は、呼(ページングチャ
ネル)と会話(トラフィック・チャネル)の同期化チャネル(Synchチャネ
ル)用に使用される。データ形式の情報の内容がWalsh符号で暗号化され、
それから拡散スペクトル変調される前に、チャネル符号化とインターリーバーと
長符号とによって内容の区分が行われる。符号器入力のデータ速度は、1200
bit/sから9600bit/sの範囲に存在し得る。基地局CDMAのすべ
てのチャネルは、いわゆる「順方向リンク」を形成し、実際にこれは、移動体装
置に向けて送信される信号である。反対方向では、移動体によって送信される信
号は、異なるチャネル符号化と使用される変調のタイプ(Offset−QPS
K)とに関して基地局のものとは異なる。移動体の受信器で基地局のパイロット
信号に同期化されるパイロット・シーケンスPNは、再び変調データをスペクト
ル拡散変調するために使われる。移動体の信号を区別するもう一つの特性は、こ
の最後のものが如何なるパイロット信号も送信しないことである。基地局と活動
中のすべての移動体装置との間の伝送レベルの閉ループ制御は、アンテナからの
異なる距離とチャネル・フェージングとによる減衰の可変性を補償すると予測さ
れる。この制御により、すべての移動体装置の伝送パワーは、基地局の受信機の
入力における信号強度がほぼ同じレベルを持つような仕方で調整できる。
【0031】 この仕様によれば、すべてのチャネルは、純粋なCDMA手法、すなわち他の
多重アクセス手法に更に頼らないCDMA手法における全帯域を共用する。これ
はまた、言うまでもなく、同じWalsh関数を維持する基地局によって送信さ
れる信号と比較して、移動体によって送信される信号に関する異なる変調タイプ
と、異なるチャネル符号化とを使用することを予想する全二重化にも当てはまる
。IS−95に指定されたシステムが未だ第三世代システムUMTSに分類され
るにはほど遠いことは明らかである。事実、要求される主要な要件は、特に単一
チャネルの処理時の高速ビットレートの要件と、二つの経路上の非対称トラフィ
ックの可能性と、拡散係数を動的に変化させる可能性とを満たせないでいる。更
に規範的なFDMAおよびTDMA方式には入らない採用された全二重方式は、
異なるチャネル間で漏話干渉(漏話)を引き起す可能性がある。移動体装置の同
期化に関してパイロット信号PNの伝送は、階層フレームの喪失があるとバース
トとフレームとを整合させる必要がないので、恐らく既知のPLL機構を使用し
て移動体装置の発振器周波数と伝送されるビットの位相とを修正する。更に本出
願者の意見ではこの仕様は、常に比較のために里程標を残す現在のGSMに真に
対抗できるUMTSシステムのアーキテクチャと信号方式と実現性とに関するす
べての複合問題を確定するには不備である。仕様IS−95のシステムについて
終わりにすると、指定されたシステムは、それがCDMA手法であっても、GS
Mシステム自身によって与えられる教えよりも第三世代システムに向かって発展
するために適格な如何なる教えをも提供しないと言うことができる。製造業者の
ニーズが新しい分野の規格に到達することであるというのは、事実でない。
【0032】 その答えが設計の選択を条件付ける第三世代システムの設計に生じる幾つかの
主題は、下記に強調される。 a)第1の問題は、受信手法に関する。本発明で考えられたシステムのようなT
DDタイプの移動体通信システムは、同じタイムスロットを共用する(符号分割
)他のユーザによって放射される信号によって対象の有用な信号に発生する干渉
を打ち消すか、とにかくかなり軽減すると予測される受信手順を使用する。例え
ばこの分野の技術者には知られた一つの受信手法は、合同検出と呼ばれており:
ユーザxの情報を復号する際に、ユーザxの信号が干渉効果を受けないように、
同じ場所を共用するユーザy、zの情報もまた受信信号から後者の信号を減算す
る目的で、復号される。しかしながらこれらの受信手法は、同じタイムスロット
で伝送される信号が同じフォーマットを持つことを必要とする。これは、同じタ
イムスロット内に、GSM用語によるフル・タイプのバーストとショート・タイ
プのバーストとを混在させることが不可能であることを含む。さて他のユーザが
主張できるタイムスロットでHANDOVER ACCESS(ハンドオーバ・
アクセス)メッセージが送られてきたと考えると、合同検出手法を利用するため
に、専用モードでデータまたは信号を搬送するために使用されるフォーマットと
は異なるフォーマットをメッセージに与えることはできないという結果になる。
したがってこれは、結果的にアクセスと同期化の手法に反映されるバーストのタ
イプに結びついた問題であることが強調される。 b)第2のポイントは、新しい状況ではGSMに対して無線フレームでの移動体
の同期化を可能にする手段が不適当になるので、この手段を変える方法である。 c)第3のポイントは、サービス中のセル、またはハンドオーバの場合の隣接セ
ルの無線フレームへの移動体のアクセスを予想するプロトコル・フェーズでの新
しい同期化手段を使用する方法である。 d)第4のポイントは、特に同期化に関して許された信号遅延に適合したシステ
ム情報を含む論理チャネルをマルチフレーム内で共用する方法である。 e)第5のポイントは、より多くの移動局から受信した信号が正しいパワーレベ
ルで到来することを得る方法である。
【0033】 特定のポイントd)に関しては、CDMAシステムではすべての移動体に向け
て基地局が放散した同期化バースト放送の特定の構造は、GSMのSCHチャネ
ルで伝送された同期化バーストの構造と相違しなければならない正当な理由が存
在するということを指摘しなくてはならない。例えば仕様IS−95を参照のこ
と。CDMAシステムで必要とされるものは、既知のアプリケーションから結果
として得られるように、移動体装置によって生成される信号の単一ビット(チッ
プ)の周波数と位相とを修正するために、また参照基地局に向けられたフレーム
同期を回復するために移動体装置に利用可能なスポットライトの光として絶えず
放射される純粋の同期化シーケンスであるパイロット信号である。下記の理由か
らパイロット信号に他の情報フィールドを付加するとは推奨されない: ・UMTS候補であるCDMAシステムは、標準化プロセスを助けるためにパイ
ロット信号の機能に最大の一般的キャラクターを保持するであろう。 ・追加フィールドは、同期化遅延を拡張するであろう。 ・フレーム同期化は、TDMAシステムに存在するフレーム番号FNのような可
変データを含むフィールドによって乱されるであろう。実際にCDMAシステム
では、パイロット信号は、周波数の極めて低い再使用(装置でも)による高い干
渉を受ける無線環境で走行する。したがって前記信号は、移動局による環境で容
易に復号される極めて良好な交差相関特性と自己相関特性とを持つであろう。 ・バーストによって占められるタイムスロットの幅がより大きいことは、TDD
アプリケーション(時分割全二重化)のペイロードに対して資源を減らすであろ
う。 ・パイロット信号は、セルに結びついており、また移動体に向けられるセルの識
別子として使用されるが(仕様IS−95を参照のこと)、これを認めることは
、追加フィールドのせいで、より高価になり、また信頼性が低下するであろう。 ・一般にパイロット信号は、後で分かるように、共通サービスチャネル上で情報
を搬送するように変調され、この変調は必然的に固定パターンを参照し、追加フ
ィールドは最早このようなものを維持しないであろう。
【0034】 上記のことから、CDMAアプリケーションにおいて、それぞれ局識別子、シ
ステムフレーム番号(ハイパーフレーム)と呼ばれるBSIC情報フィールドと
SFN(System Frame Number)情報フィールドとを欠く、
同期化バーストが伝送されたGSMのFCCHチャネルとSCHチャネルとを単
に部分的にパイロットダウンリンクがどの様にして入れ換えるかを論議すること
ができる。BSICフィールドに関しては、ダウンリンク・パイロット内にこの
フィールドが不在であることは、ダウリンク・パイロット自身が局識別子である
一方、それをフレーム番号SFNに関して任意に発生する選択がBCCH制御チ
ャネルによって拡散されるシステム・メッセージ放送に含まれる異なる情報要素
の中の一つの情報要素と考えることであるという理由で、特定の問題を含まない
。しかしながら、SCHチャネルを介してSFNパラメータを送信することと、
BCCHパラメータによってこのSFNパラメータを放射する放送との間には違
いがある。SCHタイプのメッセージは独特のフル・バーストで送信され、した
がってその取得は、無線フレームの時に起こる。GSMでは、SCHチャネルは
、移動局が認識できるFCCHチャネルによって先行され、その結果、MSはS
CHチャネルを、したがってSFNパラメータを待つべき時を知る。BCCHメ
ッセージは、より多数のフレーム(典型的には4個)で送信され、したがって取
得にはより長時間を要する。CDMAシステムではパイロット信号が共通信号チ
ャネルの開始時を知ることを可能にしても、それが対象の情報を持っている(例
えばそれがページングを含むことができる)ことは確かでない。したがってハン
ドオーバ手順中に、移動局がSFNパラメータを取り戻すために行き先セルのB
CCHチャネルを復号しなくてはならないことは望ましくない。これらの考慮事
項は、アイドルモードの移動体装置には当てはまらないが、ここではシステムと
選択されたセルの特性を知るためにBCCHメッセージの読取りと取得とが要求
され、そのためこの状況ではSFNパラメータの読取りは如何なる追加の遅延も
含まない。
【0035】 UMTSシステムにおいては、ペイロードと信号との間でリアルタイムの資源
の共用を最適化するために、CDMA手法に差し迫ったシステム要件が起こって
くる。これは、アイドル状態であるか専用状態であるかにしたがって、異なる仕
方で移動局への情報の送出を考慮することを要求する。専用モードでは実際に、
信号方式情報は大部分は、極めて迅速に、例えばパワー制御と同期の保持とを実
行する動作を指しているが、後者の動作は、より一般的な機能を持っており、接
続のセッション全体に対して予備的ものであることが多い。その結果、専用モー
ドの制御情報は、放送モードで走行するダイナミクスよりも高度のダイナミクス
を持たなくてはならない。これは、GSMで起こり、更にCDMA手法を採用す
るシステムで起こらなくてはならず、この場合、リアルタイム要件はより重要と
なる。すなわち本発明が提供する手段を欠いた単一の手順は正に、新セルのSF
N値の取得時間による実行遅延を許容しないという理由で、セル間ハンドオーバ
におけるフレーム番号SFNの新しい位置に起因する危機を経験するであろう。
更に詳細には、システム・フレーム番号SFNの認識は、例えば移動体装置が発
した呼、移動体に向けられた終了する呼、ハンドオーバといった、移動体装置の
ネットワークへのアクセスを予測するすべての手順に作用する。対話している二
局間の同期モードで情報の符号化と復号とが可能であることと、専用チャネル上
で暗号化/復号を開始することは、同期化を完了するために使用される。上述の
ことに関して移動体装置によるSFN値の取得は、サービス中のセルのBCCH
チャネルの読取りによる初期遅延を要求する。後に前記認識は、移動体装置がネ
ットワークとの同期を維持しているときは常に維持されており、BCCHチャネ
ルを新たに読み取る度にリフレッシュされる。これは、最初の結果を受けて、こ
れに関する手順の実行時にサービス中のセル内にSFNによる遅延がもはや存在
しないことを意味する。不都合なことに、移動体装置はサービスしているセルを
放棄してSFN値の分からない隣接セルに現れるので、セル間ハンドオーバはこ
の図式に入らない(これはまた、サービス中のセルが行き先セルであればフレー
ム番号に関しても同期しない同期ハンドオーバの場合である)。このハンドオー
バは、それ自身の性質から会話中に行われるデリケートな動作である。したがっ
てハンドオーバは、市街地のマイクロセルのようにハンドオーバの密度が限界の
場合にハンドオーバ処理時にユーザに対して雑音を発生させないように、しかし
主としてシステムに過負荷をかけないように迅速に終了させなくてはならない。
それから第三世代システムの設計者は、二つの可能な代替手段を持っている。す
なわち設計者は、ハンドオーバの遅いことによって生じる性能の低下を受け入れ
ることができるか、あるいはBCCH論理チャネルをサポートする物理チャネル
の割当て密度を増加させ、それによって一定の独立した仕方でペイロードに対す
る資源を減らさなくてばならないかである。
【0036】
【本発明の好適な実施例の詳細な説明】
(発明の目的) したがって本発明の目的は、ペイロードに対する資源を減らすことなくハンド
オーバの高い処理速度を維持しながらUMTSシステム(CDMA手法を利用す
る)におけるセル間ハンドオーバを処理する手順を示すことであるが、それにも
かかわらず前述の論議で提起された主題は、それを許さないであろう。
【0037】 (発明の要約) 本発明の主目的は、請求項1に記載のように、第三世代移動体通信ネットワー
クにおける同期式セル間ハンドオーバを処理する手順である。
【0038】 本発明の更なる目的は、請求項2に記載のように、第三世代移動体通信ネット
ワークにおける非同期式セル間ハンドオーバを処理する手順である。
【0039】 これら二つの手順は、システム・フレーム番号の伝送に関する専用メッセージ
の作成に対応した本発明の独自の技術的特徴を共有している。
【0040】 (本発明の利点) 請求項1、2に記載の手順は、CDMA手法を利用する移動体システムを与え
ており、また新セルの新チャネル上での同期化に必要なシステム・フレーム番号
が移動体装置によって、最大許容時間(200ms)と比較してあまりにも低速
で読取られることに関してハンドオーバ処理速度を高速に維持する能力に言及し
ている。隣接セルのBCCHチャネルによる復号はMSにとってより複雑な結果
を招くことも言わなくてはならない。本発明は、ダウンリンク・パイロット信号
に新セルの情報要素SFNを収容するフィールドが存在しないことから生じる障
害を除去する。この課題は、前記情報要素を必然的に有する固有の認識を直接的
に即座に使用する新セルの基地局に関係している。上述の利点は、ペイロードの
犠牲なしに、またハンドオーバの技術的問題を引き起こさない他のアクセス手順
に使われるBCCHチャネル内のSFNフィールドの位置を保持し続けることな
しに得られる。
【0041】 本出願者の意見では、また上記の理由に照らして、新しいセル間ハンドオーバ
・プロトコルが今や、SFNフィールドの伝送に専用の特定のメッセージに適し
ているというとは、GSMおよび一般の背景技術と比較して新規性を表している
。上述の理由からの「特別の」プロトコル・メッセージの発見は、システム情報
フィールド(新しい状況におけるSFNフィールドのような)が放送で拡散され
るメッセージに属していて専用モードでは伝送されないGSMに一般的に見られ
る手順に対する巧妙な反対傾向という結果になっている。
【0042】 本発明は、そのさらなる目的及び利点と共に、以下の図面を参照した実施例の
詳細な説明によって、理解することができる。
【0043】 (実施例) 図9(前のものは既に説明されている)は、1セル内で使用される複数のタイ
ムスロットの間での一般キャリアの使用のために無限に反復される1個の3Gフ
レーム内の、後述される、3個の特別なタイムスロットに加えて7個のタイムイ
ンターバル、あるいはタイムスロットの順次的構成を示す(広帯域使用のために
GSMで使われるタイムスロットより遙に少数)。図9の基本フレームは、3G
システムに実現されたTDDタイプの全二重方式の、移動体装置MSから到来す
るm個のタイムスロットUL、・・・、UL(UpLink(アップリンク
))とBTSCから到来するn個のタイムスロットDL、・・・、DL(D
ownLink(ダウンリンク))とを含んでいる。キャリアとこれを利用する
タイムスロットと拡散コードとからなるセットは、論理の観点からチャネルを特
徴付ける情報をサポートするように予定されたUuインタフェースの物理チャネ
ルを形成する。連続フレームは、3Gシステムで使われるすべてのキャリアによ
って観測される、より多くの階層レベルに構成される。BTSによって送信され
るキャリアは、相互に同期したフレームをトランスポート(搬送)し、これによ
って隣接セル間の同期化を単純にする。本発明に限定を設けることなく、TD_
SCDMAシステム(TimeDivision Synchronous C
ode Division Multiple Access(時分割同期符号
分割多重アクセス))として3Gシステムを特徴付ける異なるクラスタのすべて
のセルの間で一般的フレーム同期を行うことは好都合である。すなわちこの図で
下から上に始めて、基本フレーム3Gは、他の3個の特別タイムスロットに加え
てn+m=7個の有用タイムスロットを含んでおり、これら有用タイムスロット
の各々は0.675msの継続時間を持っており、3個の特別タイムスロットは
順次に、継続時間75μsのDwPTSタイムスロット(ダウンリンク・パイロ
ット・タイムスロット)と75μsガードタイムGPと継続時間125μsのU
pPTSタイムスロット(アップリンク・パイロット・タイムスロット)とであ
る。基本フレームの全継続時間は5msである。24個の基本フレーム3Gは、
1個の120msトラフィック・マルチフレームを形成する。48個の基本フレ
ーム3Gは、240ms制御マルチフレーム3Gを形成する。24×48=11
52個の基本フレーム3Gは、継続時間5.76sのスーパーフレーム3Gを形
成する。1152個のフレームは、48個のトラフィック・フレームか24個の
制御フレームのどちらからでも得られる。2048個のスーパーフレーム3Gは
、全継続時間3時間16分36秒の2,359,296個のフレーム3Gからな
る1個のハイパーフレーム3Gを形成する。図3と図9との比較は、GSMシス
テムと3Gシステムとが時分割の異なる順序にやや近い値を採用していることを
示している。図示の階層は、拘束的なものではなく、例えば信号送出機会が図2
の2個の連続する基本フレームを720msの全継続時間を有する72個の新フ
レームからなる1個のマルチフレームに属す2倍の継続時間を有する1個の新フ
レームの2個のサブフレームと考えることもできる。基本フレーム3Gでは、ア
ップリンク伝送とダウンリンク伝送との間の干渉を防止するために、また移動局
がUpPTSチャネルで最初の信号を送るときに移動局と基地局との間の伝搬遅
延を吸収するために、ガード期間GPが使われ、これは、DL/UL切換えポイ
ントを表す。 ガード期間GPの直前に特別なDwPTSタイムスロットがあり、UpPTS
タイムスロットの直後に両タイムスロットは、コードの拡散を受けない同期化バ
ーストを持っており、その機能は後で詳述されるであろう。残りのタイムスロッ
トは、コードの拡散を受ける、トラフィックまたは信号送出に予定されている同
じ構造を有するバーストを含んでいる。図10a、10b、10cは、基本フレ
ーム3Gの異なる構成を示しており、初めの二つの図は残りの図に対して、より
高い対称性を有する構成に関連している。図10aは、マルチフレーム内の異な
る時間位置にある図9の基本フレームを示しており、特にUpPTSの開始点、
それに続いて順にTs0、Ts1、Ts2で示される3個のアップリンク・タイ
ムスロット、それから4個のダウンリンク・タイムスロットTs3、Ts4、T
s5、Ts6、最後にDwPTSとガードタイムGPとが続いている。タイムス
ロットTs2とTs3の間には切換え点UL/DL(前述の切換え点とは異なる
)が存在する。図10bは、二つの方向に3個の有用タイムスロットの完全に対
称な配置と信号用に利用可能なダウンリンクTd6タイムスロットとを示してい
るが、図10cは、2個のアップリンク・タイムスロットとインターネット接続
に、より適した4個のダウンリンク・タイムスロットとを有する非対称配置を示
している。図10aでは、異なる有用タイムスロットの継続時間は、CDMA手
法にしたがってスペクトル拡散を実行する有用タイムスロットで使われる1セッ
トのN個のシーケンス・コードの共通周波数に対応するチップレート=1.28
Mcpsの逆数に等しい0.78125μsの継続時間の、チップと呼ばれる測
定単位によって表される。図10dは、ダウンリンク・パイロット・タイムスロ
ットDwPTSが32チップのガード期間GPとそれに続く64チップのSYN
C1シーケンスとを含むことを示している。図10eは、アップリンク・パイロ
ット・タイムスロットUpPTSが128チップのSYNC1シーケンスとそれ
に続く32チップのガード期間GPとを含むことを示している。そして最後に図
10fは、有用タイムスロットTs0、・・・、Ts6の共通構造が全部で86
4チップの間に、末尾に16チップのガード期間GPを持ち、144チップのミ
ッドアンブルの前と後にそれぞれ配置されたデータ用の352チップという等し
い長さを持つ二つのフィールドを含んでいることを示している。
【0044】 図10fで与えられた二つのフィールドの各々は、スペクトル拡散の帯域内に
等しい数の無線チャネルを生成するために予め設定された数のシーケンス・コー
ドによって変調され、これらのチャネルはこの帯域全体を占め、サービスと信号
の処理時に置かれる同数のいわゆる資源装置RU(Resource Unit
)を表す。その隣側のミッドアンブルは、後述する目的のために、生成された無
線チャネルの数のインパルス応答を評価するためにBTSC局と移動体装置とに
よって使われるトレーニング・シーケンスを含んでいる。
【0045】 図10fの主要バーストを参照すると、次の関係が成り立つ:T =Q×
、ここでQは前記N個のコード・シーケンス(符号列)に対応する1、2
、4、8、16の内から自由に選択される拡散係数SF(Spreading
Factor)であり、Tは伝送される記号の継続時間であり、Tはチップ
の固定継続時間である。この関係から拡散係数が増加すると伝送される記号の継
続時間も増加し、言い換えれば主要バーストに関連の物理チャネルは増加するが
、そのチャネルで許容される伝送速度は減少する。
【0046】 付録APP2には上述の考えを要約した二つの表が示されている。表1は、C
DMA変調のシーケンスの異なる拡散係数に関して図10fの主要バーストの各
データフィールドから得られる記号の数を示す。表2は、異なるRUF1・・
・16に関する近似的データ速度を示す。与えられた情報から筆者等は、図10
aのフレームに16に等しい一般化された拡散係数を使用すると、7個の有用タ
イムスロットの各々が54個の記号を担持し、それに10個のUpPTS記号と
6個のDwPTS記号と6個のGP期間用の同等の記号とが合計され、総計で4
00個の記号になることに注目する。
【0047】 物理チャネルの使用を説明する前に、無線周波数スペクトルから始めて、無線
の観点からこれら物理チャネルを特徴付けている情報を完成させることは価値が
ある。3Gシステムに利用可能な周波数帯域は、2GHzの周りに割り当てるこ
とが可能であり、またスペクトルの利用可能性にしたがって可変の幅を持ってい
る。特に利用可能領域は現在のところ、15〜60MHzに分布する幅を持った
不連続帯域において1785MHzと2220MHzとの間に含まれるので、3
Gサービスを他のシステムによって提供されるサービスと共存させることは可能
である。付録APP2の表3は、図10fのバーストの主要な変調パラメータを
示している。データ(記号)を変調する拡散シーケンスは、Walsh(n)関
数として知られたシーケンスである。割り当てられた拡散係数SFに関しては、
Walsh関数の中からすべて直交的で同じタイムスロット内で移動体装置への
自由な割当ての可能性を有する異なるWalsh関数SFを選択することが可能
である。図10fのバーストでは、一つのタイムスロットを共用する最大16人
の可能なユーザがコードの拡散を受けないミッドアンブル・レベルで識別できる
であろう。この目的のために、最小のシフト幅の倍数に関して基本的周期性シー
ケンスのコードを周期的に位相シフトして、同じミッドアンブルの最大16個の
異なるバージョンを取得する(既知の方法で)ことは有用であることが分かった
。考察に残された最後の重要な操作は、スクランブルであって、これは、セルの
典型的なスクランブル・シーケンス(混合)によって拡散処理から得られる各シ
ーケンスの要素の乗算である。スクランブルは、それが適用されるシーケンスに
対する疑似雑音特性を与える。拡散→スクランブル操作は、セルの拡散コード特
性の適用と比較できる。RUに割り当てられる拡散コードとスクランブル・コー
ドの特定の組合せの認識は、信号を無線インタフェースUuに送信することを可
能にし、また受信信号にデスクランブル(逆スクランブル)およびデスプレッド
(逆拡散)の逆演算を受けさせて、元の信号を再構成することを可能にする。同
様の手法は、ミッドアンブルに適用される。
【0048】 次の図11は、3Gシステムの異なるセルの中の下記のエンティティの共用基
準:すなわちバーストDwPTSのSYNCシーケンスとスクランブル・コード
とミッドアンブルとUpPTSバーストのSYNC1シーケンス(署名とも呼ば
れる)の共用基準を示す。図11を参照すると、DwPTS1、・・・、DwP
TS32で示されたSYNCコードに割り当てられた同じく32本の水平な線に
分割された表を認めることができる。1セル当たり唯1個のキャリアという場合
を想定すると、32個のSYNCコードのグループは、32個のセルを示し、そ
うでない場合にはこれは、より小さな数のセルを示しており、最後の基準は、3
Gシステムのキャリア、または必要な場合にはその複数のクラスタのうちの一つ
のクラスタのキャリア程の多数のDwPTSパイロットを予測する基準である。
この図に示されたように連続した数値順に割り当てられている全部で32グルー
プ、128コードの中の4個のスクランブル・コードからなる一つのスクランブ
ル・コード・グループは、各DwPTSnに結合している。4個のミッドアンブ
ルのグループはそれぞれ、スクランブル・コードの同じ数値順に合わせて割り当
てられている全部で32グループ、128ミッドアンブルの中の32個のスクラ
ンブル・コード・グループの各グループに結合している。4個のミッドアンブル
の中から一つだけが選択され、SFタイムシフトから得られたそのSF(最大1
6個の)バージョンは、必要なときに上記のように供給されるであろう。
【0049】 図12は、署名シーケンスSYNC1の3Gシステムの異なるセル間の共用基
準を示し、各署名シーケンスはアップリンク・パイロット・タイムスロットUp
PTSの内容に対応している。図の表から認められるように、これらの線には前
の図11の表との対応が存在しており、実際この場合にも各線は、全部で32個
あるキャリア自身のDwPTSパイロットによって識別されるキャリア(セル)
を表している。8個の異なるシーケンスSYNC1の一つのグループは、図の数
列にしたがって割り当てられた全部で256個のうちの各々のダウンリンク・パ
イロットDwPTSに結合している。見られるように、移動体装置は、所定のパ
イロット信号によって識別されるセルを介してネットワークへのアクセスを有す
るパイロット信号DwPTSに結合した8個のシーケンスSYNC1の中の一つ
をランダムに選択する。図中のキャプションは、二つの表の異なる要素の長さを
示す。
【0050】 図10aの基本フレームの異なるタイムスロットは、言うまでもなく単一のB
TSCの常駐インテリジェント・アンテナによるビームフォーミングを多少とも
受ける。ビームフォーミングを受けるタイムスロットは、送信および受信タイム
スロット上でBTSCによって行われる空間フィルタリングまたは空間−時間フ
ィルタリングに使用される1セットの複合ビームフォーミング定数に結びついて
いる。
【0051】 今までに導入されたエンティティ、すなわちシステムに割り当てられた帯域、
異なるセル間のキャリアの周波数およびそれらの分布、基本フレームとフレーム
階層の構造、パイロット・タイムスロットDwPTS、UpPTSおよび有用タ
イムスロットの構造、スクランブル・コード、ミッドアンブルおよび関連タイム
シフト、拡散コードの数、ビームフォーミング定数、並びに物理・論理チャネル
の形成について簡単に説明されるであろう他の情報等は、設計者によって考えら
れるように3Gシステムが根拠とする枠組みを形成する。この情報は一般に、プ
ロトコルのレベル1を特徴付けし、またテリトリー中にまき散らされた異なるB
SCCおよびBTSCポストに割り当てられた半永久的データを全体的または部
分的に入力する。ローミング(放浪)している、あるいはアイドル状態にある移
動体は常に、その移動体を「ロケーション・エリア」に、特に移動体が半永久デ
ータ(周波数、DwPTS、基本ミッドアンブル、スクランブル・コード、Up
PTSグループ)を知らなくてはならないセルに結合させる加入手順を受ける。
適当なシステム・メッセージは、無線インタフェースUuを含む接続に暫定モー
ドで割り当てられたチャネルをより適切に構成する残りの要素(ミッドアンブル
・シフトコード、拡散係数と拡散コード、ビームフォーミング定数、伝送パワー
、タイミング進み)を割り当てるために後続の「ASSIGNMENT(割当て
)」メッセージと統合される目的を遂行する。
【0052】 DwPTS要素とUpPTS要素とミッドアンブル要素は、3Gシステム内で
のこれらの重要性を考慮して、より詳細に後述する。パイロットDwPTSは、
ビームフォーミングのない、あるいはセクター・ビームフォーミングのある一般
BTSC局によって送信されるが、またこれは、移動体がオフからオンに切り換
わるときにその移動体がセル選択手順を実行できるようにする。この目的のため
に移動体は、自分自身を関連セルに加入させて、放送で拡散されたシステム情報
の読取りに進むように、最も高いパワーで受信されたDwPTSパイロットを決
定するための同期化ダウンリンク走査を移動体が開始できるために、3Gシステ
ムで使用されているすべての周波数とそれに対応するパイロットDwPTSとを
移動体の不揮発性メモリSIM(Subscriber Identity M
odule(加入者識別モジュール))内に格納している。このようにして移動
体は、セルで使用されている基本ミッドアンブルとそれに関連するスクランブル
・コードとを知るであろう。DwPTSパイロットの弁別は、その係数が1回ず
つ調べられるSYNCシーケンスに連結されるようにプログラムされたディジタ
ル・フィルタの使用を必要とする。同期化中は、受信信号から周波数オフセット
を除去することのできる周波数追跡アルゴリズムが活動状態になり得る。ダウン
リンク・パイロットDwPTSに課された他の機能は、簡潔のためにほんの短く
概説されているが、隣接する基地局の無線同期化と、放送拡散システム情報を取
得するための共通制御一次チャネル(CCPCH)の開始位置とインターリーブ
期間とについの移動体への指示とである。この最後の機能は、この分野に精通す
る人々に知られた種々の手法で取得できる。
【0053】 これに対して、アップリンク・パイロットUpPTSは、移動体装置によって
最初に開始され、セル選択フェーズに続いて加入手順(ロケーション更新)に入
り、それからネットワークへの最初と追加のランダムアクセス時に、セル再選択
手順と非同期ハンドオーバに入る。移動体は、アップリンクに送るべき8個のシ
ーケンスSYHC1の中の一つをランダムに選択して、その送出を開始する。1
グループの8個のシーケンスは、これらの間ですべて直交しているから、これら
は、同数の移動体装置によって同時に伝送でき、また干渉せずに基地局BTSC
によって弁別できる。上記のことは、256個のシーケンスすべてに当てはまる
。一つのSYNC1シーケンスを認知したBTSC局は、関連する遅延と受信し
たパワーレベルとを測定し、その遅延を単一のフレームに限定するために、適当
な物理チャネルP−FACH(以下に説明される)を使って単一のバーストでア
クセスタイミング調整メッセージ(Timing Adjustment)を移
動体に送信する。この調整値は、次のメッセージを送るために移動体によって使
用されるであろう。開始パワー制御と同期化は、SYNC1シーケンスに応じて
ネットワークによって割り当てられるチャネル上での全体の干渉を減少させる。
移動体は、SYNC1シーケンスの送信に対する調整された応答をネットワーク
から受信すると、パイロットUpPTSの送信を停止する。専用チャネルの割当
て時に同期と正しい伝送パワーとを保持することは、ミッドアンブルの使用に委
ねられる。
【0054】 一意の基本ミッドアンブルは、最大の拡散値SFのために、タイムスロット内
に同時に共存できるバーストの異なるバージョン程の多数の符号化されたシフト
タイム値によって指定される最大16個までのミッドアンブルを1セル内に生成
できる。ミッドアンブルは、それらを収容しるバースト内に存在するデータの同
じビームフォーミングと同じ伝送パワーとを受ける。ミッドアンブルを指定する
コードは、関連の無線チャネルのインパルス応答を評価するためのトレーニング
・シーケンスのコードである。ミッドアンブル関連した機能は、下記の通りであ
る: −無線チャネルの推定。これは、受信信号に対して移動体とBTSCの両者によ
って行われる。すなわちBTSC局は1タイムスロット内の同じミッドアンブル
の位相シフトされたバージョンを受信するので、この局は、異なる移動体装置に
係合した無線チャネルに関連する所定のインパルス応答を単一の相関サイクル内
で相関器の出力に順次に得られる、本手法では既知の合同推定方法を有利に使用
できる。 −パワー制御のための測定。信号/干渉の無線パワーの測定は、伝送パワーを測
定するためにアップリンクとダウンリンクの両方で行われる。内部制御ループに
基づいた機構が使用されるが、これはインパルス応答の最初のサンプルによって
操作され、品質測定に基づいて、より低速の外部ループによって遂行されるので
極めて高速である。高速の内部ループを可能にする送信器へのコマンドの割当て
のために主要バーストにはレベル1が予測される。 −アップリンク同期の保持。BTSC局は、それ自身のタイムベースと比較して
ミッドアンブルの弁別時点を計算し、この時点を前の修正された値と比較するが
、この違いは次のバーストの最初の伝送時点の修正のために移動体に送られる新
しいTIMING ADVANCE(タイミング進み)値である。アップリンク
伝送の精度はチップ継続時間の1/8であって、迅速制御を可能にする送信器へ
のコマンドの割当てのために主要バーストではレベル1フィールドが予測される
。 −周波数オフセットの修正。これは、ミッドアンブルを認知しながらダウンリン
ク方向に移動体装置だけによって行われる手順である。
【0055】 図10gは、ミッドアンブルの直ぐ両側に配置された二つのL1レベル1が見
られる図10fの主バーストの可能な構成を示す。これら二つのL1フィールド
の各々は、共に後述のSACCHチャネルに共に予定されている追加フィールド
に隣接している。付録APP2の表4は、図10gのL1フィールドの意味とバ
ースト内の位置と大きさとを示している。第3コラムの表示は、拡散係数16を
意味している。この表は、PC、SS、SFLと呼ばれる3個の2ビット・フィ
ールドを含んでいる。フィールドPCとSSは、パワー制御(PC)機能と同期
シフト(SS)機能とを実行するために送信器にアドレス指定されたコマンドを
含んでいる。フィールドSFLは、GSMと同じ仕方で使われるスチール・フラ
グであって、SFL記号の第1ビットは、図10gのバーストのペア・ビットを
制御するが、第2ビットは奇数ビットを制御する。もし制御ビットの値が「1」
にセットされれば、バーストの対応するペア・ビットまたは奇数ビットはより高
いレベルの信号をトランスポートするであろうが、そうでなければこのバースト
の対応するペア・ビットまたは奇数ビットは例えば音声のデータをトランスポー
トするであろう。SFL値は、N個のフレームに沿った全インターリーブ期間中
、一定であって、サービスに依存する。フィールドPC、SS、SFLの6ビッ
トの合計は96チップ(6個の記号)と同等である。データフィールド用の残り
の304チップは、バーストの容量を使い切るので、SACCHチャネル用の4
個の記号は、このデータに含まれなければならない。次の表5、6は、最小のス
テップPstepが±1dBであり、1/kTがチップ時間Tの1/8であ
ることを考慮した関連コマンドへのPC、SSフィールドのビットの写像を示す
【0056】 今度は、付録APP2の表7を参照してこれまで説明してきたレベル1要素に
対応する物理チャネルが吟味される。この表は、物理チャネルへの論理チャネル
の写像を示す。レベル1における相違点を目立たせるためにGSMの対応するチ
ャネルとの比較を行うことも価値がある。表7で強調された物理チャネルは、D
PCH(Dedicated Physical CHanel(専用物理チャ
ネル))とP−CCPCH(Primary−Common Control
Physical CHanel(一次共通制御物理チャネル))とS−CCP
CH(Secondary−Common Control Physical
CHanel(二次共通制御物理チャネル))とP−RACH(Physic
al Random Access CHanel(物理ランダムアクセス・チ
ャネル))とP−FACH(Physical Forward Access
CHanel(物理順方向アクセス・チャネル))とPDPCH(Packe
t Data Physical CHanel(パケットデータ物理チャネル
))とである。上述の物理チャネルに写像され得る論理チャネルは、下記の名前
で表に示されている。すなわち、TCH(Traffic CHannel(ト
ラフィック・チャネル))とSACCH(Slow Associated C
ontrol CHannel(低速関連制御チャネル))、FACCH(Fa
st Associated Control CHannel(高速関連制御
チャネル))、BCCH(Broadcast Control CHanne
l(放送制御チャネル))、PCH(Paging CHannel(ページン
グ・チャネル))、AGCH(Access Grant CHannel(ア
クセス許可チャネル))、optCH(Optional CHannel(自
由選択チャネル))、COCH(Common Omnidirectiona
l Channel(共通全方向性チャネル))、RACH(Random A
ccess Channel(ランダムアクセス・チャネル))、FACH(F
orward Access Channel 1 burst(順方向アクセ
ス・チャネル1バースト))、PDTCH(PacketData Traff
ic Channel(パケットデータ・トラフィック・チャネル))、PAC
CH(Packet Associated Control Channel
(パケット関連制御チャネル))である。
【0057】 3Gシステムの二つの特殊な物理チャネルは、疑いもなく二つのパイロット・
タイムスロットDwPTSとUpPTSとである。これらのうち、ダウンリンク
・パイロットDwPTSは、新しい状況において、フレーム番号TDMAを持た
ないこと、したがって放送拡散されたシステム情報によって経路指定されること
を除いて、GSMのSCH機能とFCCH機能とをサポートするバーストの機能
に類似の機能を実行する。これに対して、アップリンク・パイロットUpPTS
は、TDDフレームに更に適しているのでGSMには適合しない。見てきたよう
に、移動体装置は、専用チャネルの割当てを要求するために、典型的にはランダ
ムアクセス・チャネルRACH上で次のメッセージで送信される信号の時間とパ
ワーの同期を持つようにUpPTSによって運ばれる署名SYNC1を使用する
ように強制される。時間とパワーの同期化要件は、ネットワークへの最初のアク
セス時に発生し、後にネットワークが専用チャネルを移動体(UE)に割り当て
たときにミッドアンブルを供給する。したがってその時までSYNC1シーケン
スは必要である。したがってアクセス・同期化機構は、3Gシステムの異なる物
理的設定に関してだけ、GSMとは異なっている。GSMでは、許容される干渉
の程度に対する要件は厳しくないので、またSYNC1シーケンスの同等アップ
リンクは存在しないので、専用チャネルの割当て前の時間とパワーの同期化は予
測されない。正しいダイナミックスは、本発明が適用されるシステム内セル間非
同期ハンドオーバ手順を示す本発明の実施例に関連する図16の説明により理解
されるであろう。ここで強調する必要があることは、最初のアクセスとしてRA
CHチャネルまたは専用チャネルへのアクセスを持つ前に、ハンドオーバ中、移
動体装置がチャネルP−FACHを介してネットワークから受信通知を取得する
までSYNC1シーケンスを送信し続けることと、このシーケンスが専用チャネ
ル上での切換えの直前にもう一度(ハンドオーバを除いて)送信できることとで
ある。簡単のために、移動体装置から発信される呼または移動体装置に向けられ
て終了する呼の手順に関する例は、SYNC1の伝送のダイナミックスがハンド
オーバと比較して更に拡張される例であって、説明されないできた。
【0058】 前に説明したことから、署名SYNC1を介してのアクセス機構がどの様にし
てRACHチャネル上でGSMに関して発生する確率よりも高いUpPTSチャ
ネル上での衝突確率を含み得るかは、容易に理解できる。この欠点は、システム
が前記チャネルに関して互いに直交する8個の異なるSYNC1を供給すること
によって部分的に軽減できる。しかしながらこの態様を深めることは本発明の範
囲ではない。
【0059】 表7の物理チャネルの説明を続ければ、例えば一次チャネルP−CCPCHは
常に、DwPTSパイロットの直前にダウンリンク・タイムスロットに割り当て
られる(図10aを参照のこと)。その拡散係数は常に16である。このチャネ
ルは、全方向的であるか、所定の形状をセルに与えるために限定されたビームフ
ォーミングを受けることのできる固定放射パターンを持っている。このチャネル
には、常にミッドアンブルの最低のシフト値が結合される。一次チャネルP−C
CPCHは、より高いレベルの23個の情報バイトをトランスポート(搬送)し
、その他の共通制御チャネル上で情報を供給する。二次チャネルS−CCPCH
は、すべてのダウンリンク・タイムスロットに自由に割り当てることができる。
拡散係数は常に16であって、全方向的または適応的可変ビームフォーミングを
受けることができる。
【0060】 P−RACHランダムチャネルは、その番号が予測されるトラフィックに依存
する一つ以上のアップリンク・タイムスロットに割り当てることができ、またサ
ービスチャネルの割当て要求を持った移動体装置のメッセージをトランスポート
するために使用される。拡散係数は常に16であって、全方向的または適応的可
変ビームフォーミングを受けることができる。これは、部分的にレベル1情報を
持っている。
【0061】 P−FACHダイレクトチャネルは、すべてのダウンリンク・タイムスロット
内に自由に構成できる。拡散係数は常に16であって、全方向的または適応的可
変ビームフォーミングを受けることができる。これは、部分的にレベル1情報を
持っている。このチャネルP−FACHは、正しく現された各シーケンスSYN
C1にネットワークの応答を搬送する。この応答メッセージは、遅延を単一の5
ms基本フレームに限定するために単一のバーストで供給される。ネットワーク
は、P−FACHチャネルに付けられた応答を介して、シーケンスSYNC1を
送信した移動局に、受信認知されたシーケンスの識別子と、恐らくP−RACH
チャネル上でのサービス要求メッセージとなりそうな次のメッセージの伝送に使
われる正しい進みとパワーレベルとについての指示の識別子とを与える。SYN
C1シーケンスを介してのネットワークへのアクセスは、直ぐ次のフェーズに入
ってくるチャネルP−RACHとP−FACHとP/S−CCPCH(この場合
はAGCH)とに移動体装置を割り当てる方法を決定することを同時に含んでい
る。このモードの定義で筆者等は、衝突とは幾らか反対の態様に直面しなくては
ならない。実際に上記のチャネルの二つ以上が各セルに関して構成できるので、
移動体装置は、これらの中のどのチャネルから前のシーケンスSYNC1に対す
る(またはそれぞれチャネル要求に対する)ネットワークの応答を待たなくては
ならないかを確定する問題を持つ。システム情報の系統的な読取りに起因する信
号遅延を避ける利点を有する、ここに示された問題に対する回答は、本出願者の
名前で出願された最近の特許出願に記載されている。ここに示した解は本質的に
SYNC1→P−FACH→P−RACH→P/S−CCPCHというリンクと
同等である下記のタイプのリンク:SYNC1→P−FACH→P−RACH→
AGCHを生成することにあり、これは下記の制約を受ける: ・この写像は、8個のSYNC1シーケンスの各々を一つのチャネルP−FAC
Hに結び付けなくてはならない。各P−FACHは、少なくとも一つのSYNC
1の行き先でなくてはならない。 ・P−FACHからP−RACHへの写像は、構成されたP−RACHとの結合
を生成しなくてはならない。各構成されたP−RACHは、少なくとも一つのP
−FACHの行き先でなくてはならない。 ・P−FACHからAGCHへの写像は、構成されたP/S−CCPCHとの結
合を生成しなくてはならない。チャネルP/S−CCPCHは、AGCHを担持
するであろう。各構成されたAGCHは、少なくとも一つのP−RACHの写像
の行き先でなくてはならない。
【0062】 予測される異なるリンクを定義する情報は、放送拡散されたシステム情報の間
に含まれ、したがってリンクは、接続を確立する前でも移動体とネットワークと
によって知られる。付録APP2の表8は、シーケンスSYNC1のグループと
チャネルP−FACHとのこのような結合の例を与える。この表から分かるよう
に、チャネルP−FACHによって使われるタイムスロットの数を増加させると
、結果的にSYNC1グループは増加し、単一グループ内の要素の数は平均的に
減少する。予想されたリンクと同様のリンクを確立したことは、移動体がネット
ワークからの応答を得ることを可能にし、適切な接続を有利に行うことを可能に
する。
【0063】 専用の物理チャネルDPCHは、図10gに示すバースト構造を持っている。
これらは、ビームフォーミングを受ける双方向または単方向チャネルである。図
10gのバースト構造は、異なる移動体装置にアドレス指定されたPCおよびS
Sコマンドの集中的な使用を特徴とする、ネットワークへのアクセス中の使用に
は適当でなく、このタスクは、バースト全体を使用する物理チャネルP−FAC
Hによって実行される。
【0064】 チャネルPDPCHは、DPCH専用チャネルと同じ構造を持っており、レベ
ル1フィールドの意味は明らかに変化している。
【0065】 今度は表7の物理チャネルに写像された論理チャネルを説明する。これらのチ
ャネルは、プロトコルの上位レベルによって供給されるブロックを無線インタフ
ェースの物理レベルに送付するので、トランスポート・チャネルとも呼ばれる。
機能的観点から表7の論理チャネルは、図13に示すようにグループ化される。
図を参照して、下記の主要な3グループ:TRAFFIC CHANNELS(
トラフィック・チャネル)とCONTROL CHANNELS(制御チャネル
)とPACKET DATA CHANNELS(パケットデータ・チャネル)
とを認めることができる。CONTROL CHANNELSのグループは、下
記のチャネルタイプ:BROADCAST CHANNEL(放送チャネル)と
COMMON CONTROL CHANNEL(共通制御チャネル)とDED
ICATED CONTROL CHANNEL(専用制御チャネル)とを含ん
でいる。この内訳は、この表から読み取れるが、ここではTCH/FはTCHフ
ルレートであり、TCH/HはTCHハーフレートであり、また自由選択チャネ
ルはNCH(Notification CHannel)とCBCH(Cel
l Broadcast CHannel)で示されている。BROADCAS
T CHANNELと称するすべてのチャネルは、全方向(COCH)としても
分類される。GSMチャネルとは何らかの類似性はあるが、対応は正確ではなく
、また機能レベルでの相違が存在し、一般にこれは物理レベルと写像レベルとで
異なっている。下記の説明は、機能的態様と写像方法とを含んでおり、専用チャ
ネルから始める: ・TCH(Traffic CHannel(トラフィック・チャネル))。こ
れらは、回路切換えモードでユーザによって生成された符号化音声またはデータ
を担持する双方向チャネルである。二つのタイプが利用可能であり、フルレート
TCH/FとハーフレートTCH/Hとがある。ペイロード全体は、レベル1信
号とSACCHチャネルとには使われない部分の物理チャネルDPCHに写像さ
れる。1個のRUSF8、あるいは1または2個のRUSF16を写像すること
が可能である。高速のデータレートのためにTCHチャネルは組み合わせること
ができる。これらは、ビームフォーミングを受ける。 ・FACCH(Fast Associated Control CHann
el(高速関連制御チャネル))。これは、既に述べたようにビット・スチール
・モードでトラフィック・チャネルに結合する。これは、1または2個のインタ
ーリーブ・フレームに23バイトを割り当てて写像される。これは、ハンドオー
バの情報のような、ある緊急の重要な情報を転送するために使われる。このチャ
ネルは、RR接続(Radio Resource(無線資源))にとって一意
の双方向無線リンクではあるがハンドオーバのために一時的に二重になることも
ある、少なくとも一つのアップリンクRUとFACCHチャネルを担持する一つ
のダウンリンクとからなる、いわゆる主要信号リンクの骨格を形成するので、主
要DCCH(Dedicated Control Channel)とも呼ば
れる。SACCHは、主要信号リンクの一部であり、TCHチャネルは、一部を
形成することもできる。・SACCH(Slow Associated Co
ntrol CHannel(低速関連制御チャネル))。これは、トラフィッ
ク・チャネルTCHに結合しており、測定データといった緊急でなく重要でない
情報を転送するためにネットワークと移動体とによって使われる。これは、24
個の5msフレームに23バイトを割り当てて写像し、各TCHバーストにはS
ACCHチャネル用の4個の記号が存在する。図14は、120ms内のGSM
26フレームのトラフィック・マルチフレームを120ms内の24フレーム3
Gマルチフレームと比較する。上部の線には、二つのシステムに共通な音声符号
器の出力における6個の260ビット・ブロックが写像されている。認められる
ように、GSMにはSACCHチャネルの処理時に置くことのできる二つの使わ
れないTCHフレームが存在する。特に26番目のフレームは、音声やデータの
損失のない近距離のBTS局に対して測定を実施するために使われる。3Gシス
テムではこの種のフレームは存在せず、したがってチャネルSACCHは各TC
H内に写像しなくてはならない。 ・BCCH(Broadcast Control CHannel(放送制御
チャネル))。これは、放送モードのダウンリンクでシステム情報をセル内に拡
散する。チャネルBCCHは、物理チャネルP−CCPCHの2個のRUSF1 に写像される。BCCHチャネルは、物理チャネルの間隔を置いたフレームを
PCHチャネルまたは他の共通制御チャネルと共用する。パイロットDwPTS
のシーケンス変調は、BCHチャネル(放送チャネル)を含むチャネルP−CC
PCHのインターリーブ期間の開始を示す。物理チャネルP−CCPCHのレイ
アウトは、システム情報に信号送出される。付録APP2の表9は、48個の制
御フレームからなるマルチフレームの共通制御チャネルBCCHとPCHとの多
重化の例を示している。この目的のためにマルチフレームは、4個の基本フレー
ムの長さの、間隔を置いたブロックに細分される。 ・PCH(Paging CHannel(ページング・チャネル))。これは
、ダウンリンクでページング・メッセージを移動体装置に送信する。これは、全
方向的放射パターンまたはビームフォーミングを受ける放射パターンのどちらで
も持つことができる。P−CCPCHまたはS−CCPCHへのその写像はBC
CHによって運ばれるシステム情報に示される。AGCH(Access Gr
ant CHannel(アクセス許可チャネル))。これは、メッセージが正
しく表されて受け取られたときは何時でもP−RACHチャネルで移動体によっ
て送られた、前のチャネル要求メッセージに対する応答を移動体の送るためにネ
ットワークによってダウンリンクで使用される。これらの応答をSYNC1に搬
送するP−FACHとの相違に注意すること。 ・CBCH(Cell Broadcast Channel(セル放送チャネ
ル))。これは、SMSCBサービス(Short Message Serv
ice Cell Broadcast(短メッセージ・サービス・セル放送)
)のために使われるチャネルである。 ・NCH(Notification Channel(通知チャネル))。こ
れは、会議タイプの移動体装置の呼を通知するために使われるチャネルである。
・RACH(Random Access CHannel(ランダムアクセス
・チャネル))。これは、サービスチャネルの要求メッセージを送信するために
移動体装置によって使われる。P−CCPCHへのその写像は、BCCHによっ
て運ばれるシステム情報内に示される。 ・FACH(Forward Access CHannel(順方向アクセス
・チャネル))。これは、SYNC1の送信に対する即時応答としてパワー制御
(PC)および同期化シフト(SS)コマンドを移動体装置に送信するためにネ
ットワークによって使われる。 ・PDTCH(Packet Data Traffic CHannel(パ
ケットデータ・トラフィック・チャネル))。これらは、パケット交換データを
搬送する。・PACCH(Packet Associated Contro
l CHannel(パケット関連制御チャネル))。これらは、パケット交換
データに関連する信号を搬送する。
【0066】 3Gシステムでは、論理チャネルのサイズ決めと割当てとを行うためにGSM
システムによって使われる同じ手法に従うことは不可能である。GSMシステム
では各ダウンリンク・タイムスロットは一つのアップリンク・タイムスロットに
連結されているので、あるタイムスロット・マルチフレームの複数のチャネルの
組合せを共用するすべての論理チャネルの間に自然接続が与えられる。この事実
は、PCHチャネルをRACHチャネルに結合させるためと、RACHをAGC
Hに結合させるために、GSMで使われる。もしチャネルの組合せが1セル内の
二つ以上のタイムスロットに存在すれば、負荷を共有する目的でこれらのチャネ
ル間に移動体装置を分散させる方法が存在する。3Gシステムでは強調されたタ
イプの自然接続は存在しないので、制御チャネル間の同様な接続はその定義を介
して確立されるであろう。放送拡散されたシステム情報は、合意された定義の痕
跡を含むであろう。考えられている制御チャネルは、CCHset(Contr
ol CHannel Set(制御チャネル・セット))と呼ばれる割当てセ
ットを表す。3Gシステムでは二つ以上のCCHセットが構成できる。図15は
、1個の3Gの5ms基本フレームの中にCCHセットとP−FACHチャネル
の可能なレイアウトを示す。
【0067】 図16は、同期式、非同期式いずれにせよ、本発明の教えと今までの3Gシス
テムで与えられたすべての考えとにしたがって、専用チャネル上で行われるシス
テム内セル間ハンドオーバ手順を示すメッセージ・シーケンス・チャートである
。ハンドオーバの理由は、GSMを取り扱うときに既に説明された理由である。
ハンドオーバ手順は常に、ネットワークのイニシアティブで開始され、下記のこ
とを含む: ・無線資源管理RRを除く正常な動作の中断(レベル3)。 ・ローカルに終了した接続の解放による「主信号リンク」と他のリンクの切り離
し(レベル2)と専用チャネルDCHの切り離し。・前に割り当てられたチャネ
ルの切り離しと使用禁止、およびそれらの解放(レベル1)。 ・新しいチャネルの使用許可と、適切であればそれらの接続。 ・新チャネル上で識別されたSAPI=0(Service ACCESS P
oint Identifier(信号を識別するサービスアクセスポイント識
別子)に関するデータ接続の確立の開始。
【0068】 図16を参照すると、ネットワークは、旧セル(FACCHチャネル)の主信
号リンクDCCH上でハンドオーバ・コマンド・メッセージを移動体に送信して
、その移動体に向けたシステム内セル間ハンドオーバ手順を開始し、その後にネ
ットワークはタイマーT3103のカウントを開始する。
【0069】 移動体装置は、ハンドオーバ・コマンド・メッセージの受信後に、プロトコルの
異なるレベルへの旧接続の解放を開始し、物理チャネルを切り離し、切換えを新
セルに割り当てられたチャネルに向け、新セルのダウンリンク・パイロットDw
PTSに同期させ、そしてより低レベルでの新接続の確立を開始する(これは、
チャネル使用許可とそれらの接続とデータ接続の確立とを含む)。ハンドオーバ
・コマンド・メッセージは、下記を含む: ・マルチリソース(多資源)構成と自由選択的には新チャネル上での送信のパワ
ーレベルとに関して使われるAGCHチャネルと、FACCH、SACCHチャ
ネルとの正しい指示を含む新チャネルの特性。このメッセージはまた、チャネル
の一つ以上のセットに適用しなくてはならないチャネルモードの定義を含むこと
ができる。もし前に定義されなかった1セットのチャネルがこのハンドオーバ・
コマンド・メッセージによって定義されると、このメッセージ自身は新しいセッ
トのチャネルに関するチャネルモードの定義を含むであろう。移動体が測定手順
から取得する同期化についての事前認識を使用することを可能にするデータを含
む、通信を成功させるために必要な新セルの特性(例えばセル・スクランブル・
コード+チャネルPCCPCH/DwPTSの周波数およびパワーレベル)。P
CCPCH/DwPTSチャネルのパワーレベルは、新チャネル(一つ以上の)
での最初の電源投入のために移動体によって使用される。 ・パワー・コマンド(自由選択的)。このパワー・コマンドで定義されるパワー
レベルは、新チャネル(一つ以上の)での最初の電源投入のために移動体によっ
て使用され、また旧チャネル(一つ以上の)で使用されるパワーには影響を与え
ないであろう。・新物理チャネルを使用可能にするために使われる手順の指示。 ・異なるプロトコルで使用されるハンドオーバ参照情報。新セルで許されるSY
NC1シーケンスのグループの識別子とP−FACHチャネルの記述とを含む、
ハンドオーバに起因する専用チャネルへのアクセスに関する幾つかのパラメータ
。 ・新セルで使用されるタイミング進み値(自由選択的:同期化されたセル用に使
われる)。 ・移動体装置が新セルに適用するタイミング進みを計算するために使用するリア
ルタイムの差異(自由選択的:同期化されたセル用に使われる)。 ・自由選択的に新チャネルに適用される暗号化モード。もしこの情報が存在しな
ければ、暗号化モードは旧チャネルに使われたものと同じである。両方の場合と
も暗号化キーは、変更されないであろう。ハンドオーバ・コマンド・メッセージ
は、暗号化モード・コマンド・メッセージが前もって送られていなければ「暗号
化開始」を示す暗号化モードの設定のIE(情報要素)を含まないであろう。図
示の例では、もし類似のハンドオーバ・コマンド・メッセージが受信されれば、
それは誤りと見なされて、「未指定プロトコル誤り」により直ちにハンドオーバ
失敗メッセージが返されて、それ以上のアクションは行われないであろう。 ・新チャネル上で使われるRRモードを定義する自由選択の目標モード情報要素
VGCS(Voice Group Call Service(音声グループ
呼出しサービス))(例えば専用モードまたはグループ伝送モード)。この情報
要素が見失われると、このモードは旧チャネルのモードであると見なされるであ
ろう。目標モードVGCS情報要素はまた、新チャネル上で使用しなくてはなら
ないグループ暗号化キーに関するグループ暗号化キーの番号を、あるいは新チャ
ネルが暗号化されないかどうかを指示するであろう。このモードと暗号化キーは
、旧チャネルのものと同じであろう。VGCS会話をサポートしない移動局は、
もし目標モードVGCS情報要素がメッセージに含まれていなければハンドオー
バ・コマンド・メッセージを無視して、指定された理由を有するRR状態メッセ
ージをネットワークに送るであろう。もしこれとは反対に上記の情報要素と暗号
化ノードを定義する追加の情報要素とが同メッセージに含まれていれば、VGC
S会話をサポートする移動体装置はハンドオーバ・コマンド・メッセージを誤り
と見なして、「未指定プロトコル誤り」によるハンドオーバ失敗メッセージをネ
ットワークに直ちに送り返し、新しいアクションは何も行われないであろう。
【0070】 移動体が新セルにハンドオーバ・アクセス・メッセージを送るフェーズまでの
下記のフェーズは、非同期化セルの間のセル間ハンドオーバの場合に行われるが
、同期セルがアクセス時間とパワーのパラメータを最適化するためにも行うこと
ができるであろう。ネットワークは、ハンドオーバ・コマンド・メッセージの中
で、二つの手順のうちのどちらの手順を使用可能にしなければならないかを知ら
せる。
【0071】 移動体は、ハンドオーバ・コマンド・メッセージの受信後に、指示されたセル
のUpPTSチャネル上でシーケンスSYNC1の送信を開始する。移動体は、
バーストSYNC1が初めてUpPTSに送られたタイムスロットでカウントの
開始点を設定するタイマーT3124を起動する。もしハンドオーバ・コマンド
・メッセージが二つ以上のSYNC1シーケンスが許されることを示すならば、
移動体装置はその許されたシーケンスの中から一つのSYNC1シーケンスをラ
ンダムに選択する。同期式ハンドオーバの場合、ハンドオーバ・アクセス・メッ
セージが初めて主リンクDCCH上で送られたタイムスロットでカウントの開始
点を設定するタイマーT3124が起動される。
【0072】 ネットワークは、SYNC1バーストから必要な特性RFを取得し、「確認な
し」モードで隣接フレームによって搬送された関連P−FACHチャネル上で物
理情報メッセージを送信する。
【0073】 移動体は、最初のバーストSYNC1を送信した後に、物理情報メッセージを
表すように指示されたP−FACHチャネルの監視を開始する。このメッセージ
は、移動体によって使われる署名の参照番号と、SYNC1確認済みバースト(
確認済み)が受信されたフレームに関連のフレーム番号(注を参照のこと)と、
対応するP−RACH上での干渉レベルと、タイミング進みとを含むであろう。
物理情報メッセージは、SYNC1の送信から4フレーム以内の期間、待たされ
る。有効な応答が現れない場合、上記の手順は、タイマーT3124のカウント
が終了するまで反復されるであろう。
【0074】 注:上記の関係システムフレーム番号は、セル内で実施中の絶対フレーム番号
との接続を持たず、そうでなければ技術問題は起こらないであろうが、これとは
反対に物理情報の受信フレームとこれが参照するSYNC1の放射フレームとの
間の距離を移動体に指示するのは番号である。この距離は、ネットワークの応答
が移動体にアドレス指定されているかどうかを移動体が理解するのを助ける。移
動体は、物理情報メッセージを受信すると、SYNC1バーストの送信を停止し
て、主要信号リンクDCCH上で連続するフレーム内でハンドオーバ・メッセー
ジを繰り返し送信することを開始する。このメッセージは、非暗号化モードで単
一バースト上を送信される。移動体は行き先セル内の新チャネルのフレーム番号
を未だ知らないので、暗号化/復号は開始できない。この問題は、3Gシステム
のダウンリンク同期化機構のレベル1をGSMシステムと比較することにより理
解できる。既に述べたようにダウンリンク・パイロットDwPTSは、最初にP
−CCPCHチャネル(この場合はBCCH)によって取得されるであろうフレ
ーム番号SFNを含まない。したがって最初のハンドオーバ・アクセス・メッセ
ージを送信した後の、そして本発明によって提供されない手段を欠いた移動体は
、システム情報を検出してフレーム番号を取得するためにBCCHの監視を開始
するであろう。上記のことに関して、前述のメッセージの回数は、各240ms
信号マルチフレーム毎に1回である:ハンドオーバに関しては1回も固く禁止さ
れている。強調された技術問題を解決する手段を説明する前に、下記のパラメー
タを含むハンドオーバ・アクセス・メッセージを吟味することは価値がある: ・ハンドオーバ・コマンド・メッセージで受信したハンドオーバ参照情報。 ・新セルからネットワークへのアクセスを持つためにユーザ装置によって使われ
る時間進みとパワーレベル。ネットワークは受信モードで主リンクDCCHを使
用可能にする。
【0075】 ネットワークは、ハンドオーバ・アクセス・メッセージを受信すると、この目
的で単一バースト上で動作する符号化方式を使用して、また受信がサービスによ
って要求される復号方式を使用することを可能にして、システム・フレーム番号
SFNについての情報を含む適当なフレーム番号情報メッセージを主要リンクD
CCH上で「確認なし」モードで移動体装置に送信する。もし適当であれば、直
ちに復号が開始される。このメッセージは、下記の情報を含む。 ・単一バースト上でフレーム番号情報を担持するフレームの番号、 ・タイミング調整コマンド。
【0076】 ネットワークは、移動体によって送られて正しく復号されたTCHフレームの
受信まで、後続のレベル1フレームのフレーム番号情報メッセージの送信を反復
する。反復の回数の最大値は、前もってセットされる。フレームの正しい復号は
、復号アルゴリズムと誤り検出テストがもしあれば、誤りのないことを示すこと
を意味する。
【0077】 ネットワークは、移動体から正しく復号された制御フレームまたはTCHフレ
ームを受信すると、フレーム番号情報メッセージの送信を停止して、サービスに
よって要求された符号化方式を使って送信を可能にする。適当であれば、直ちに
暗号化を開始する。
【0078】 移動体は、フレーム番号情報メッセージを受信すると、タイマーT3124を
停止し、ハンドオーバ・アクセス・メッセージの送信を停止し、サービスによっ
て要求された符号化/復号方式を使って送信受信モードで物理チャネルを使用可
能にし、そして必要であればこれらのチャネルを接続する。適当であれば、直ち
に暗号化/復号を開始する。
【0079】 低レベルでの接続が首尾よく確立されたとき、移動体は、「正常なイベント」
の理由を指定するハンドオーバ完了メッセージをDCCHリンク上でネットワー
クに返す。移動隊側のこのメッセージの送信とネットワーク側その受信はRR管
理メッセージとは異なるレベルの信号メッセージの伝送の要約を可能にする。
【0080】 ネットワークは、ハンドオーバ完了メッセージを受信すると、タイマーT31
03を停止して、恐らくハンドオーバ手順に予定されている署名と共に旧セルの
旧チャネルを解放する。
【0081】 移動体は、ハンドオーバ・コマンド・メッセージ内でこれを行うように要求さ
れるときは何時でも、ハンドオーバ処理時に測定され、同期化進み(タイミング
進みパラメータ)の半分だけ修正された同期化時点における時間差をハンドオー
バ完了メッセージに含む。
【0082】 ハンドオーバ手順では異常な場合が発生し得るが、これらの場合に移動体は、
指定された原因を有するハンドオーバ失敗メッセージをネットワークに送信する
。これらの場合の幾つかを以下に説明する: ・同期式ハンドオーバでは、もし新セルとのタイミング進みが最大許容値より大
きいことを移動体が知っていて、新セルがその範囲外の値を受け入れなければ、
移動体装置は、理由「ハンドオーバ不能、タイミング進みが範囲外」を有するハ
ンドオーバ失敗メッセージをネットワークに送信してハンドオーバを処理する試
みを行わない。 ・もしハンドオーバコマンド・メッセージが移動体に対して、サポートされてい
ないチャネル記述またはモードを使用するように命令するならば、あるいはチャ
ネル・モードがすべてのチャネルセットのために定義されていないならば、移動
体は、理由「チャネルモード受け入れ不可」を有するハンドオーバ失敗メッセー
ジを返して、旧モードを使用している現行チャネルに留まる。 ・もしハンドオーバコマンド・メッセージが移動体に対してサポートされていな
い周波数を使用するように命令するならば、移動体は、理由「周波数サポートな
し」を有するハンドオーバ失敗メッセージを返して、現行チャネルに留まる。 ・移動体装置側で、もしタイマーT3124のカウントが終了するか、もしハン
ドオーバ完了メッセージが送信される前に低いレベルで新チャネルに障害が発生
すれば、移動体は新チャネルを使用不可能にし、再び旧チャネルを使用可能にし
、もしあればTCHを再接続し、そして主信号リンクの確立を開始する。移動体
は、主信号リンク上でハンドオーバ失敗メッセージを送信し、そしてハンドオー
バの試行が行われないので正常な動作を検索する。旧チャネルの返却時の動作パ
ラメータ(例えば暗号化ノード)は未だに、ハンドオーバ・コマンド・メッセー
ジの受信前に適用されたパラメータである。 ・ネットワークは、ハンドオーバ失敗メッセージの受信後にもし新チャネルが専
用チャネルであればそれらの新チャネルを解放して非同期場合にタイマーT31
03を停止する。もし新チャネルがVGCSチャネルであれば、同じ状態に留ま
る。 ・ネットワーク側では、もしタイマーT3103のカウントが経過してからハン
ドオーバ完了メッセージが新チャネル上で受信されるか、ハンドオーバ失敗メッ
セージが旧チャネル上で受信されるか、あるいは移動体が呼を再確立するならば
、旧チャネルは、専用チャネルであれば解放されて、移動体との接続に関連する
すべての関係はリセットされる。もし旧チャネルがVGCSチャネルであれば、
このチャネルは維持されて、アップリンク接続は解放されるであろう。 ・ネットワーク側では、もし正しい制御フレームも正しいTCHフレームも受信
されなかったとすれば、新しく割り当てられたチャネルは専用チャネルの場合に
解放されるであろう。もし新チャネルがVGCSチャネルであれば、これらのチ
ャネルは保持されて、アップリンク接続は解放されるであろう。 ・ネットワーク側では、ハンドオーバ・コマンド・メッセージを送信した後に旧
チャネルより低いレベルで発生した障害は無視される。新しい主信号リンク上で
SABMフレーム(Set Asynchronous Balanced M
ode(セット非同期平衡モード))の受信後に低いレベルで発生した障害は、
一般的方式にしたがって処理される。
【0083】 付録APP1 付録APP1には、図2のGSM及び3G移動体システムに使用するレベル2プロ
トコルの非常に一般的な機能記述を含む表A、及びレベル3プロトコルに関係す
る同様の表Bを示す。 図6の凡例 PHL 物理層 MAC メディアアクセス制御 LAPD Dチャンネル上のリンクアクセスプロトコル LAPDm 修正したDチャンネル上のリンクアクセスプロトコル MTP メッセージ転送部 RPM 無線リソース管理 SCCP 信号伝送接続制御プロトコル MM 移動性管理 CM 接続管理 DTAP 直接転送応用部 BSS_MAP 基地局システム_移動体応用部
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】 付録APP2 付録APP2には、本発明を適用した3G移動体システムの無線インタフェース
Uuのいくつかの物理及び機能特性を詳記した表1〜9を示す。
【0087】
【表3】
【0088】
【表4】
【0089】
【表5】
【0090】
【表6】
【0091】
【表7】
【0092】
【表8】
【0093】
【表9】
【0094】
【表10】
【0095】
【表11】
【図面の簡単な説明】
本発明はその更なる目的と利点と共に、下記の付属図面に関連して本発明の実施
例の下記の詳細な説明を参照することにより理解できる。
【図1】 GSMまたはDCSタイプの移動体システムのブロック図。
【図2】 GSMシステムと本発明による3Gシステムとを含むシナリオのブロ
ック図。
【図3】 図1、2の移動体システムGSMの無線インタフェースUmに送信さ
れる信号の連続フレームの階層を示す図。
【図4】 図3の連続フレームの階層によってサポートされる論理チャネル構造
を示す図。
【図5】 図3の連続フレームの階層内の図4の論理チャネルの可能な二つの構
成を示す図。
【図6】 図2の二つの移動体無線システムの動作を制御する、より多くの階層
レベルを有するプロトコルのブロック図。
【図7】 図1の移動体システムGSMの無線インタフェースUmにおけるメッ
セージ交換に限定されたセル間ハンドオーバ・プロトコルに関連するメッセージ
・シーケンス・チャートを示す図。
【図8】 図7のハンドオーバ失敗のケースに関するハンドシェーク・フェーズ
に関するメッセージ・シーケンス・チャートを示す図。
【図9】 本発明を含む移動体システムの無線インタフェースUuに送信される
信号の連続フレームの階層を示す図。
【図10】 a,b,cは、図9の階層に属する幾つかの可能な基本フレームを
示す図、 d,eは、aの基本フレームに含まれるDwPTSバーストの構造を示す図、 f,gは、aの基本フレームに含まれるバーストTs0、・・・Ts6の一般
的構造を示す図。
【図11】 図10f、gのバーストを参照し得るスクランブル・コードのグル
ープとミッドアンブルのグループと共に図10dの利用可能な異なるDwPTS
を異なるセル間で共用する3Gシステムに使用される基準の図。
【図12】 図10eの利用可能なUpPTSバーストの共用によって図11の
基準を完成させる表を示す図。
【図13】 図9の連続フレーム階層によってサポートされる論理チャネル構造
を示す図。
【図14】 図3、9の連続フレームの部分的表現とそれらの比較とを示す図。
【図15】 図10aの基本フレームに関連する物理チャネルと論理チャネルと
の表現を示す図。
【図16】 本発明が適用される3Gシステムの無線インタフェースUuにおけ
るシステム内セル間ハンドオーバのプロトコルに関連するメッセージ・シーケン
ス・チャートを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE14 EE21 EE31 5K067 AA21 BB02 BB21 DD11 DD17 DD19 DD41 DD51 EE02 EE10 EE16 EE53 FF03 GG00 HH00 HH22 HH24 JJ71 【要約の続き】 答して、専用モードで新セルに現行システム・フレーム 番号FSNを返すためにネットワークの処理時に作成さ れて配置される(図16)。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ビット列が共通キャリア上に符号分割多重化のための関連コー
    ドを有する、階層マルチフレーム(ハイパーフレーム)内で無限に反復されるシ
    リアルフレームに属する隣接タイムスロットに含まれる、バーストと称するビッ
    ト列をベースバンド内に生成する、送信受信信号を搬送する少なくとも一つの送
    受信キャリアを介して移動体装置(UE)と通信するトランシーバ基地局(BT
    S)を含むセルからなる第三世代移動体通信システム(3G)において同期セル
    間ハンドオーバを実行するためのプロセスであって、前記送信受信信号は少なく
    とも: −移動体装置に向かって基地局から送信されるパイロット・シーケンス(DwP
    TS)と、 −フレーム階層内のシステムフレーム番号を必要とするアルゴリズムによるベー
    スバンド・ビット列の暗号化/復号に続く、音声またはデータ伝送によって生成
    され、双方向または単方向無線トラフィック・チャネル(TCH)によってサポ
    ートされる信号と、 −前記アルゴリズムによる前記ベースバンド・ビット列の暗号化/復号の後に、
    二つの伝送方向に存在する専用の制御チャネル(DCCH、FACCH、SAC
    CH)によってサポートされる前記トラフィック・チャネルに結合した信号送出
    とを含んでおり、前記プロセスは、下記のステップ、すなわち: a)以下、用語「旧」はハンドオーバ前のサービスセルとチャネルとを意味し、
    「新」はハンドオーバの行き先セルとチャネルとを意味するものとして、またセ
    ル間ハンドオーバ・コマンド(HANDOVER COMMAND)は、旧専用
    制御チャネル(DCCH)上で送られ、少なくとも下記の情報:すなわちハンド
    オーバ参照情報と、新セルに関するシステム情報と新トラフィック・チャネル(
    TCH)の構成と関連信号(FACCH、SACCH)とに関する情報とを含む
    ものとして、ネットワーク側とも称する基地局側(RTSC)で、旧セルによっ
    てサービスされる移動体装置(UE)宛てのセル間ハンドオーバ・コマンド(H
    ANDOVER COMMAND)を送信するステップと、 b)移動体装置側で、セル間ハンドオーバ・コマンド(HANDOVER CO
    MAND)を受信し、そして操作の異なるプロトコル・レベルでの旧接続の解放
    、旧セルの無線接続の中断、時間とパワーの同期化、新セルに割り当てられた無
    線チャネル(TCH、FACCH、SACCH)への切換え、前記無線チャネル
    のための新接続(LAPDm)の確立とそれらの使用可能化、データ接続の確立
    といった操作を実行するステップと、 c)移動体装置側で、新セル内のネットワークに向けて、新しい専用制御チャネ
    ル(FACCH)で送られるメッセージである、前記ハンドオーバ参照情報を含
    むハンドオーバ・アクセス・メッセージ(HANDOVER ACCESS)を
    送信するステップとを含んでおり、前記処理は新セル内で実行される下記の動作
    ステップ:すなわち d)ネットワーク側で、新セル内で使われるキャリアによってサポートされるフ
    レーム階層内のシステム・フレーム番号(FRAME NUMBER)に関する
    情報を含む、前記新専用制御チャネル(FACCH)上で送信される、移動体装
    置宛てのメッセージを送信するステップと、 e)移動体装置側で、システム・フレーム番号(FRAME NUMBER)に
    関する情報を含むメッセージを送信し、その情報を使って、新トラフィック・チ
    ャネル(TCH)とその関連信号送出チャネル(DCCH)上の前記ビット列の
    暗号化/復号アルゴリズムを含む現行フレーム番号を取得するステップと、 f)移動体装置側で、前記新トラフィック・チャネルまたは関連信号(L2)に
    対応する、適切に符号化され暗号化されたフレームを送信するステップと、 g)移動体装置側で、旧セル内の接続の最終的解放を指示するためにネットワー
    クによって使われるハンドオーバ完了コマンド(HANDOVER COMPL
    ETE)を前記新専用制御チャネル上で送信するステップとを含むことを特徴と
    する同期セル間ハンドオーバの実行プロセス。
  2. 【請求項2】 各ビット列が共通キャリア上に符号分割多重化のための関連コー
    ドを有する、階層マルチフレーム(ハイパーフレーム)内で無限に反復されるシ
    リアルフレームに属する隣接タイムスロットに含まれる、バーストと称するビッ
    ト列をベースバンド内に生成する、送信受信信号を搬送する少なくとも一つの送
    受信キャリアを介して移動体装置(UE)と通信するトランシーバ基地局(BT
    S)を含むセルからなる第三世代移動体通信システム(3G)において非同期セ
    ル間ハンドオーバを実行するためのプロセスであって、前記送信受信信号が少な
    くとも: −移動体装置に向かって基地局から送信されるパイロット・シーケンス(DwP
    TS)と、 −フレーム階層内のシステム・フレーム番号を必要とするアルゴリズムによるベ
    ースバンド・ビット列の暗号化/復号に続く、音声またはデータ伝送によって生
    成され、双方向または単方向無線トラフィック・チャネル(TCH)によってサ
    ポートされる信号と、 −前記アルゴリズムによる前記ベースバンド・ビット列の暗号化/復号の後に、
    二つの伝送方向に存在する専用の制御無線チャネル(DCCH、FACCH、S
    ACCH)によってサポートされる、前記トラフィック・チャネルに結合した信
    号送出と、 −複数の移動体装置によって共用されるネットワーク(UpPTS)へのアクセ
    ス・チャネル上で移動体装置によって送信される、署名シーケンスとも称する識
    別情報シーケンス(SYNC1)とを含む、非同期セル間ハンドオーバを実行す
    るためのプロセスにおいて、このプロセスが、下記の動作ステップ、すなわち: a)以下、用語「旧」はハンドオーバ前のサービスセルとチャネルとを意味し、
    「新」はハンドオーバの行き先セルとチャネルとを意味するものとして、またセ
    ル間ハンドオーバ・コマンド(HANDOVER COMMAND)は旧専用制
    御チャネル(DCCH)上で送られ、また少なくとも下記の情報要素:すなわち
    ハンドオーバ参照情報と、新セルに関するシステム情報と新トラフィック・チャ
    ネル(TCH)の構成と関連信号送出チャネル(FACCH、SACCH)とに
    関する情報とを含むものとして、ネットワーク側とも称する基地局側で、旧セル
    によってサービスされる移動体装置(UE)宛てのセル間ハンドオーバ・コマン
    ド(HANDOVER COMMAND)を送信するステップと、 b)移動体装置側で、セル間ハンドオーバ・コマンド(HANDOVER CO
    MAND)を受信し、そして操作の異なるプロトコル・レベルでの旧接続の解放
    、旧セルの無線接続の中断、新セルに割り当てられた無線チャネル(TCH、F
    ACCH、SACCH)への切換え、前記無線チャネルのための新接続(LAP
    Dm)の確立とそれらの使用可能化、データ接続の確立といった操作を実行する
    ステップとを含んでおり、前記プロセスはさらに、新セルで実行される下記の動
    作ステップ:すなわち c)移動体装置側で、新セル内で利用可能な1セットの署名シーケンス(グルー
    プUpPTS N°)の中からランダムに選択された一つの署名シーケンス(S
    YNC1)を送信して、専用チャネル(DCCH)に移動体装置がアクセスする
    前にこれらの移動体装置に向かって信号を搬送する共通制御チャネル(P−FA
    CH)上でネットワークからの応答メッセージ(PHYSICAL INFOR
    MATION)を待つステップと、 d)移動体装置側で、進行中の本手順に含まれる(HANDOVER ACCE
    SS)の直後に来る段階で移動体装置によって送信される信号のタイミングとパ
    ワーレベルを同期させるために少なくとも送信された署名シーケンス(SYNC
    1)とコマンドとの相関情報を含むネットワークからの応答メッセージ(PHY
    SICAL INFORMATION)を署名シーケンス(SYNC1)の送信
    時に受信するステップと、 e)ネットワーク側で、新しい専用制御チャネル(FACCH)上で送られるア
    クセス・メッセージであって前記ハンドオーバ参照情報を含むハンドオーバ(H
    ANDOVERACCESS)による前記アクセス・メッセージを送信するステ
    ップと、 f)ネットワーク側で、新セル内で使われるキャリアによってサポートされるフ
    レーム階層内のシステム・フレーム番号(FRAME NUMBER)に関する
    情報を含む、前記新専用制御チャネル(FACCH)上で送信される、移動体装
    置宛てのメッセージを送信するステップと、 g)移動体装置側で、システム・フレーム番号(FRAME NUMBER)に
    関する情報を含むメッセージを送信し、その情報を使って、新トラフィック・チ
    ャネル(TCH)とその関連信号送出チャネル(DCCH)上の前記ビット列の
    暗号化/復号アルゴリズムを含む現行のフレーム番号を取得するステップと、 h)移動体装置側で、前記新トラフィック・チャネル(TCH)または関連信号
    (L2)に対応する、適切に符号化され暗号化されたフレームを送信するステッ
    プと、 i)移動体装置側で、旧セル内の接続の最終的解放を指示するためにネットワー
    クによって使われるハンドオーバ完了コマンド(HANDOVER COMPL
    ETE)を前記新専用制御チャネル上で送信するステップとを含むことを特徴と
    する非同期セル間ハンドオーバの実行プロセス。
  3. 【請求項3】 前記移動体装置が、前記ステップc)を予め決められた回数だけ
    反復して、前記ステップc)において、前記移動体装置が署名シーケンス(SY
    NC1)を送信して、進行中の手順を中断する前に応答を待機するか、あるいは
    、ネットワークによって送られた前記応答メッセージ(PHYSICAL IN
    FORMATION)を受信すると直ちに送信を終了することを特徴とする、請
    求項2に記載の非同期式セル間ハンドオーバを実行するための処理。
  4. 【請求項4】 前記移動体装置が、署名シーケンス(SYNC1)の最初の送信
    時に、第2のカウント(T3124)を開始して、前記第2のカウントの終了時
    に進行中の手順を中断することを特徴とする、請求項3に記載の非同期セル間ハ
    ンドオーバの実行プロセス。
  5. 【請求項5】 前記移動体装置が、発生したハンドオーバ・アクセス・メッセー
    ジ(HANDOVER ACCESS)の送信時に、第2のカウント(T312
    4)を開始して、前記第2のカウントの終了時に進行中の手順を中断することを
    特徴とする、請求項1に記載の同期式セル間ハンドオーバを実行するための処理
  6. 【請求項6】 前記ネットワークが、前記ハンドオーバ・コマンド(HANDO
    VER COMMAND)の送信時に第1のカウント(T3103)を開始して
    、前記第1のカウントの終了時に進行中の手順を中断するか、あるいは前記ハン
    ドオーバ完了コマンド(HANDOVER COMPLETE)のネットワーク
    側での受信時に前記第1のカウントを停止することを特徴とする、請求項1〜5
    のいずれかに記載のセル間ハンドオーバの実行プロセス。
  7. 【請求項7】 ハンドオーバ(HANDOVER ACCESS)によって生じ
    た前記アクセス・メッセージが、新セルのネットワークへのアクセスを行う移動
    体装置が使用する送信のタイミング進み値及びパワー・レベルも含むことを特徴
    とする、請求項1〜6のいずれかに記載のセル間ハンドオーバの実行プロセス。
  8. 【請求項8】 ハンドオーバ(HANDOVER ACCESS)によって生じ
    る前記アクセス・メッセージが、暗号化なしの単一バースト上で符号化されるこ
    とを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のセル間ハンドオーバの実行プ
    ロセス。
  9. 【請求項9】 ハンドオーバ(HANDOVER ACCESS)によって生じ
    る前記アクセス・メッセージ伝送のステップが、後続フレーム内で移動体装置に
    よって反復されることを特徴とする、請求項8に記載のセル間ハンドオーバの実
    行プロセス。
  10. 【請求項10】 前記メッセージが、暗号化なしの単一のバースト上に符号化さ
    れて、前記新専用制御チャネル(FACCH)で送られたシステム・フレーム番
    号(FRAME NUMBER)に関する情報を含むことを特徴とする、請求項
    1〜9のいずれかに記載のセル間ハンドオーバの実行プロセス。
  11. 【請求項11】 システム・フレーム番号(FRAME NUMBER)に関す
    る情報を含む前記メッセージが、下記の情報:すなわち −システム・フレーム番号(FRAME NUMBER)に関する情報を含む単
    一バースト上で前記符号化されたメッセージを搬送するフレームのシステム・フ
    レーム番号と、 −移動体装置送信器のタイミング制御のためのコマンドと を含むことを特徴とする、請求項10に記載のセル間ハンドオーバの実行プロセ
    ス。
  12. 【請求項12】 前記ネットワークが、後続フレーム内のシステム・フレーム番
    号(FRAME NUMBER)に関する情報を含む前記メッセージを最大の回
    数だけ送信することを特徴とする、請求項10または11に記載のセル間ハンド
    オーバの実行プロセス。
  13. 【請求項13】 前記移動体装置が、システム・フレーム番号(FRAME N
    UMBER)に関する情報を含む前記メッセージを受信すると、前記第2のカウ
    ント(T3124)を停止して、新音声専用チャネル(TCH)または関連信号
    送出チャネル(DCCH)上でのサービスの種類によって要求される符号化方式
    による伝送を可能にし、チャネルの暗号化/復号も可能にすることを特徴とする
    、請求項12に記載のセル間ハンドオーバの実行プロセス。
  14. 【請求項14】 前記移動体装置が、前記新トラフィック・チャネル(TCH)
    に対応する、または符号化されて暗号化を受けた関連信号送出(L2)に対応す
    るフレームをネットワークに送信することを特徴とする、請求項13に記載のセ
    ル間ハンドオーバの実行プロセス。
  15. 【請求項15】 前記ネットワークが、前記新トラフィック・チャネル(TCH
    )に対応する、または正しく符号化されて暗号化された関連信号送出(L2)に
    対応するフレームの受信時に、システム・フレーム番号(FRAME NUMB
    ER)に関する情報を含む前記メッセージの送信を停止することを特徴とする、
    請求項14に記載のセル間ハンドオーバの実行プロセス。
  16. 【請求項16】 前記パイロット・シーケンス(DwPTS)を、隣接するセル
    にも向けて送信することを特徴とする、請求項1または2に記載のセル間ハンド
    オーバの実行プロセス。
  17. 【請求項17】 前記ステップa)において、前記セル間ハンドオーバ・コマン
    ドが、新チャネルへのアクセスを行うために使用するパワー・レベル及び送信タ
    イミング進みに関する追加の情報要素も含むことを特徴とする、請求項1に記載
    のセル間ハンドオーバの実行プロセス。
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