JP2020017990A - 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法 - Google Patents

通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020017990A
JP2020017990A JP2019181867A JP2019181867A JP2020017990A JP 2020017990 A JP2020017990 A JP 2020017990A JP 2019181867 A JP2019181867 A JP 2019181867A JP 2019181867 A JP2019181867 A JP 2019181867A JP 2020017990 A JP2020017990 A JP 2020017990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
base station
mobile device
wlan
steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019181867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6904397B2 (ja
Inventor
チェン,ユーホワ
Yuhua Chen
シャーマ,ヴィヴェック
Sharma Vivek
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JP2020017990A publication Critical patent/JP2020017990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6904397B2 publication Critical patent/JP6904397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/20Selecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/15Setup of multiple wireless link connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】セルラー通信ネットワーク等の基地局と、無線ローカルエリアネットワークのアクセスポイントの間で通信デバイスがステアリングする際のリソースの利用効率を改善する。【解決手段】通信デバイス(UE3)が、第1の通信経路を介して基地局(eNB5)と通信し、第2の通信経路を介してアクセスノード(アクセスポイント11)と通信する。UE3は、eNB5に対し、UE3が第2の通信経路を用いることを可能にされているか否かの情報を提供する。UE3は、eNB5から、この情報に応じて、第1の通信経路と第2の通信経路との間で変更するためのステアリングコマンドを受信し、受信したステアリングコマンドに従って、第1の通信経路と第2の通信経路との間で変更する。アクセスポイント11への接続が阻止されたとき、UE3は、eNB5に対して、ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示す情報を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、通信システムに関する。本発明は、限定ではないが特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)規格又はその均等物若しくは派生物に従って動作する無線通信システム及び無線通信システムのデバイスに関する。本発明は、限定ではないが特に、異なるアクセス技術間の連係を制御することに関する。
3GPP規格の下では、NodeB(又はLTEにおけるeNB)は、移動デバイスがコアネットワークに接続し、他の移動デバイス又は遠隔サーバーと通信する際に介する基地局である。簡単にするために、本出願は、任意のそのような基地局を指すために基地局という用語を用いる。通信デバイスは、例えば、移動電話、スマートフォン、ユーザー機器、携帯情報端末、ラップトップコンピューター、ウェブブラウザー等の移動通信デバイスとすることができる。3GPP規格は、(概ね)固定式の機器の一部として実装され得る、Wi−Fiルーター、モデム等の非移動ユーザー機器をネットワークに接続することも可能にする。簡単にするために、本出願は、明細書において移動通信デバイス(又は移動デバイス)に言及するが、記載の技術は、そのようなコアネットワークに接続することができる任意の移動機器及び「非移動」機器において実施することができることが理解されよう。
3GPP規格の最新の開発は、EPC(発展型パケットコア)ネットワーク及びE−UTRA(発展型UMTS陸上無線アクセス)ネットワークのロングタームエボリューション(LTE)と呼ばれる。LTE(より最近ではLTE「アドバンスト」)は、移動デバイス等のユーザー機器(UE)が、代替的な非3GPP無線アクセス技術(RAT)を用いて、例えば、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格等を用いてコアネットワークに効率的に接続することも可能にしている。サポートされるアクセス技術は、3GPP TS23.402規格文書においてカバーされる。
移動デバイスがWLANを介してコアネットワークにアクセスするとき、通信を可能にするために適切な通信ベアラーがセットアップされる。通信ベアラーは通常、ユーザー通信のためのユーザープレーン接続と、移動通信デバイスの通信を管理するための制御プレーン接続とを含む。例えば、WLAN通信ベアラーは、場合によっては、アクセスネットワーク発見及び選択機能(ANDSF)又は同様のもの等のコアネットワークエンティティの支援により、移動通信デバイスとアクセスポイントとの間の通信のためにセットアップすることができる。WLAN通信ベアラーがセットアップされる方法及びそれに関連付けられた送信特性に関わらず、WLAN通信ベアラーは、基地局を介したユーザープレーン通信の代わりに(又はそれに加えて)、WLANのアクセスポイントを介したユーザープレーン通信のために、移動デバイスによって用いることができる。
現在の3GPP規格及び関連文書は、E−UTRAN/EPCの制御下でのWLANとE−UTRANとの間の移動デバイスの通信のステアリングのための様々なメカニズムを指定している。特に、どの状況下で、いずれのWLANが移動デバイスの通信のために用いられるべきであるかを示すために、無線アクセスネットワークが、「支援」情報を(ブロードキャスト又は専用シグナリングのいずれかを介して)移動デバイスに提供することができることが提案されている。移動デバイスは、この移動デバイスが、特定のWLANを用いることを許可されているか否かを指定する情報及びポリシーも(WLANから直接、又はコアネットワークエンティティ、例えばANDSFを介して)取得することができるか、又はそのような情報及び/又はポリシーを用いて事前構成され得る。さらに、移動デバイスは、特定のWLANへの/からの自身の通信をステアリングする前に、E−UTRANによって要求される場合、信号品質測定(信号強度測定)も実行することができる。このため、移動デバイスがWLANのアクセスポイントを介して通信することを要求されるとき、ネットワークのE−UTRAN部分における対応する通信リソースを、エンドユーザーに対するサービス品質及び/又はサービス連続性を犠牲にすることなく他の通信に再配分することができる。
現在3GPPによって支持されているトラフィックステアリングメカニズムは、移動デバイスのサービング基地局が、候補WLAN(複数の場合もある)に対して移動デバイスによって実行される信号測定を構成することと、移動電話に、そのような測定の結果に応じてWLANへの/からの通信をステアリングするように命令することとを含む。したがって、このメカニズムでは、基地局は、移動デバイスに、基地局が移動デバイスによって報告された測定結果に基づいて、WLANの信号強度がE−UTRANから移動デバイスの通信(のうちの少なくとも幾らか)をオフロードするのに十分であると判断した後に初めて、特定のWLANを介して通信を確立し、そのWLANのアクセスポイントを介した通信を続けるように命令する。
しかしながら、そのようなトラフィックステアリングメカニズムの結果として、基地局において、移動通信デバイスにおいて、及び、基地局がトラフィックをステアリングすることを試みているWLANアクセスポイントにおいて或る程度まで、通信及び他のリソースの使用が非効率になる可能性がある。これは特に、例えば、移動デバイスのユーザーが移動デバイスのWLAN機能をオフに切り替えたとき、ユーザーが、或る特定のWLANアクセスに参加する機会を得たときに参加を決定しないとき(E−UTRANからのいかなるトラフィックステアリング要求も実際上却下する)、移動デバイスが技術的理由から宛先WLANに参加することができないとき(例えば、宛先WLANにおける技術的不適合性、宛先WLANにおける輻輳及び/又はWLAN事業者のプリファレンスに起因する)等に特に問題である。そのようなシナリオにおいて、ステアリングプロセスのかなりの部分が不要に終了し、これによってWLANへの移動デバイスの通信のオフロードを達成することなく貴重な無線リソースを消費する場合がある。さらに、eNBがステアリングに不適切なWLANを選択し、それによってE−UTRANに即座に戻してしまうことに起因して、結果として非効率性が生じる場合もある。
したがって、一方では、エンドユーザーの柔軟性、独立、及びエンドユーザーが特定のWLANを用いることを許可する制御と、移動デバイスがユーザーの拒否の可能性なしでWLANへのリダイレクトを自動的に受け入れる、E−UTRANとWLANとの間のよりタイトでネットワーク制御された連係に対するネットワーク事業者の潜在的なプリファレンスとの間に対立が存在する。
したがって、本発明の好ましい実施形態は、上記の問題を克服するか又は少なくとも部分的に緩和する方法及び装置を提供することを目的とする。
当業者の理解の効率のために、本発明は、3GPPシステム(UMTS、LTE)との関連で詳細に説明されるが、本発明の原理は、複数のアクセス技術を用いて移動デバイス又はユーザー機器(UE)がコアネットワークにアクセスする他のシステムに適用することができる。
本発明は、その一態様として、通信デバイスであって、第一のネットワークの基地局と通信する手段と、第二のネットワークのアクセスポイントと通信する手段と、前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記基地局に対して提供する手段と、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを受信する手段と、前記ステアリングコマンドに従って、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングする手段と、を備え、前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続が阻止されたとき、前記通信デバイスは、前記第一のネットワークの前記基地局に対して、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを提供するように構成されている通信デバイスを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、通信デバイスにおける方法であって、第一のネットワークの基地局と通信し、第二のネットワークのアクセスポイントと通信し、前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記基地局に対して提供し、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを受信し、前記ステアリングコマンドに従って、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングし、前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続が阻止されたとき、前記第一のネットワークの前記基地局に対して、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを提供する、方法を提供する。
また、本発明は、他の一態様として、第一のネットワークの基地局であって、通信デバイスと通信する手段と、前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記通信デバイスから受け取る手段と、前記通信デバイスに、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを送信する手段と、前記通信デバイスが前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続から阻止されたとき、前記通信デバイスから、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを受信する手段と、を備える基地局を提供する。
また、本発明は、他の一態様として、第一のネットワークの基地局における方法であって、通信デバイスと通信し、前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記通信デバイスから受け取り、前記通信デバイスに、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを送信し、前記通信デバイスが前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続から阻止されたとき、前記通信デバイスから、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを受信する、方法を提供する。
また、本発明は、他の一態様として、通信デバイスが備えるコンピュータに、第一のネットワークの基地局と通信する手順、第二のネットワークのアクセスポイントと通信する手順、前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記基地局に対して提供する手順、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを受信する手順、前記ステアリングコマンドに従って、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングする手順、及び、前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続が阻止されたとき、前記第一のネットワークの前記基地局に対して、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを提供する手順を実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、第一のネットワークの基地局のコンピュータに、通信デバイスと通信する手順と、前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記通信デバイスから受け取る手順と、前記通信デバイスに、前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを送信する手順と、前記通信デバイスが前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続から阻止されたとき、前記通信デバイスから、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを受信する手順とを実行させるためのプログラムを提供する。
ここで、本発明の例示的な実施形態を、例として、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態を適用することができるセルラー電気通信システムを概略的に示す図である。 図1に示すシステムの一部を形成する移動デバイスのブロック図である。 図1に示すシステムの一部を形成する基地局のブロック図である。 移動デバイスが、図1に示すシステムにおけるWLANを介して通信することに対するプリファレンスを示す例示的な手順を示すシグナリング図である。 無線アクセスネットワークが、図1に示すシステム内のWLANへの/からの移動デバイスの通信のステアリングに関して決定を下す例示的な手順を示すシグナリング図である。 図5に示す手順に対する一変形を示すシグナリング図である。 図4〜図6に示す手順に対する一変形を示すシグナリング図である。
概観
図1は、移動デバイス3のユーザーが、E−UTRA無線アクセス技術(RAT)を用いてE−UTRAN基地局5及びコアネットワーク7を介して互いに及び他のユーザーと通信することができる電気通信ネットワーク1を概略的に示している。当業者であれば理解するように、説明の目的で、図1には1つの移動デバイス3及び1つの基地局5が示されているが、システムは、実装時、通常他の基地局及び移動デバイスを含む。
よく知られているように、移動デバイス3は、電気通信システム1によってカバーされている地理的エリア内を動き回っているとき、基地局5によってサービングされているエリア(すなわち、無線セル)を出入りする場合がある。移動デバイス3を追跡し、異なる基地局5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、コアネットワーク7に結合された基地局5と通信するモビリティ管理エンティティ(MME)9を備える。コアネットワークはまた、ANDSF14と、HSS15と、サービングゲートウェイ(S−GW)16と、パケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)17とを備える。
基地局5は、「S1−MME」インターフェースとしても知られる「S1−AP」インターフェースを介してMME9に接続される。これは、3GPP技術規格(TS)36.413において定義されている。MME9、ANDSF14及びHSS15も、それぞれのインターフェースを介して互いに接続される。移動デバイス3ごとに、HSS15は加入データ(3GPP加入者がWLAN連係サービスにアクセスするために必要な設定及び加入データ等)と、コアネットワーク7及びWLAN12にアクセスするための認証とを記憶する。
移動デバイス3及び基地局5は、エアインターフェース、いわゆる「Uu」インターフェースを介して接続され、基地局5及びS−GW16は、「S1−U」インターフェースを介して接続される。コアネットワーク7から、インターネット等の外部IPネットワーク13への接続が、SGW16にリンクされたP−GW17を介して提供される。S−GW16及びP−GW17の機能は、別個のエンティティとして示されているが、単一のゲートウェイ要素において実施することができることが理解されよう。
この実施形態において、移動デバイス3は、アクセスポイント(AP)11のカバレッジエリア内にあるとき、アクセスポイント11を介してWLAN12に接続することができる。WLAN12に接続されているとき、移動デバイス3及びアクセスポイント11はWLANエアインターフェースを介して接続される。この例では、アクセスポイント11はコアネットワーク7に直接結合され得るが、外部のIPネットワーク13(例えば、インターネット)を介しても結合され得る。一方、他の例では、アクセスポイントはコアネットワーク7に結合されず、このためコアネットワーク7と独立して動作する。
ANDSF14は、WLAN12への接続のセットアップにおいて移動デバイス3を遠隔で支援する。これは、ANDSF14が移動デバイス3に(例えば、基地局5を介して)、移動デバイス3が(WLAN12等の)非3GPPネットワークを発見するのを支援する情報、及びそのようなネットワークへの移動デバイス3の接続を取り締まる関連する規則を提供することによって達成される。移動デバイス3は、一旦WLAN12に接続されると(WLAN12自体はコアネットワーク7に接続されていてもいなくてもよい)、移動デバイス3は基地局5を通じたコアネットワーク7へのアクセスを継続することができる。
WLAN12は通例、接続されたデバイス又は参加しているデバイスの権限付与及び認証、無線リソースの配分及び共有、及びパケットブロードキャスト又は電力節減制御のような他のサービス等のWLANの管理を実行するアクセスポイント11を有する。用いられるWLAN技術に応じて、アクセスポイント11の機能は、図1に表すような専用インフラストラクチャー機器に集中化することもできるし、複数のデバイス、例えばWLANに参加しているデバイスに分散することもできる。WLAN技術に応じて、この管理機能は異なる名前を有することができる。例えば、この機能は、802.11技術においてアクセスポイントと称することができ、Bluetooth(登録商標)技術においてマスターと称することができ、場合によっては他のWLAN技術においては異なる形で称することができる。
最初に、移動デバイス3は基地局5によってサービングされ、その基地局5を介してコアネットワーク7への通信ベアラーを確立している。しかしながら、ネットワーク負荷を最適化するために、又は同様の理由で、基地局5は、自身がサービングする移動デバイスの、WLANへの/からのユーザープレーントラフィック(のうちの少なくとも幾らか)のステアリングが可能である。そのようなステアリングをサポートするために、基地局5は、移動デバイスを、WLAN信号の測定を行い、関連付けられた測定報告(複数の場合もある)を提供するように構成し、基地局5が、移動デバイスのユーザープレーン通信をオフロードすることを試行するための適切なWLANを選択することを可能にすることができる。
一方、この例では、移動デバイス3のユーザープレーン通信についてステアリング手順を開始及び/又は更に進行するべきか否かを判断する際、その特定の移動デバイス3の機能及び/又は任意の関連付けられたユーザープリファレンス(複数の場合もある)を考慮に入れることができるように移動デバイス3及び基地局5が相互に構成されることが有益である。
より具体的には、この例において、移動デバイス3は、ステアリングプロセスが開始される前及び/又はステアリングプロセスが大幅に進行する前に、移動デバイス3が(例えば、ユーザープリファレンスの結果として及び/又は技術的検討の結果として)ステアリング関連機能を実行する能力/構成のインジケーションを基地局5に提供することができることが有益である。この機能をサポートするために、移動デバイス3は、WLAN通信がサポートされるか否かを特定する機能情報及び/又はE−UTRAN若しくはWLAN(若しくは双方)を用いることに対するユーザーのプリファレンス(複数の場合もある)を特定するユーザープリファレンス情報を維持することができることが有益である。
したがって、移動デバイス3によって提供されるインジケーションを考慮に入れることによって、基地局5は、移動デバイス3のためのユーザープレーン通信のWLAN12に対するステアリングを開始及び/又は進行するべきか否かを判断することができることが有益である。
したがって、この手法によって、ターゲットWLAN12への/からの通信のステアリングを、ネットワーク事業者の制御下で、特定のWLANに関してステアリング関連機能を実行する移動デバイスの能力/デバイス構成を考慮に入れて実行することができることが確実になることが有利である。この手法はまた、移動デバイス3が、現在移動デバイス3によってサポートされていないか又は移動デバイス3のユーザーによって選ばれていないWLANを介して通信を実行することを試行することを回避する。したがって、ステアリング手順を支援するために移動デバイス3によって基地局5に情報を提供することは、移動デバイス3のユーザー(例えば、サービス体験の改善に起因する)及びネットワーク事業者(例えば、利用可能な通信リソースの効率的な使用)の双方に有益である。
提案されるシステムは、(例えば、無線アクセスが非アクティブ化されていることに起因して、又はシグナリング問題に起因して)誤りがない限り、ユーザープリファレンス/デバイス機能に関わらずステアリング手順が進行するシステムに勝る特定の利点を有する。そのようなシステムでは、移動デバイスは、適合することができる任意のステアリング関連制御シグナリングに対し、ステアリング手順の進行の成功を示す適切な応答を用いて応答する。提案されるシステムは、ユーザー及び/又はデバイスによって拒否され得るステアリングコマンド/要求が受信される前に、ステアリングプロセスの大部分(例えば、ステアリング関連測定構成及び報告シグナリング)が完了するまで待機しなくてはならないことを回避する。
したがって、これによって、移動デバイスのユーザープレーン通信のWLANへのオフロードがユーザーによって選ばれていない及び/又は可能でないときに、貴重な無線リソースの不要な消費が回避される。
さらに、提案されるシステムにおいて、ターゲットWLANの報告される信号品質に単に頼るのではなく、基地局5は、ユーザープリファレンス/デバイス機能も考慮し、場合によっては、移動デバイスの通信によって必要とされるサービス品質について、ターゲットWLANのサポートも検討し、これも移動デバイスによって報告することができる。このため、そのような追加情報は、移動デバイスによってサポートされる無線アクセスネットワーク(E−UTRAN及びWLAN)間の協働効率を更に改善することができる。
移動デバイス
図2は、図1に示す移動デバイス3の主要コンポーネントを示すブロック図である。示すように、移動デバイス3は、1つ又は複数のアンテナ33を介して、基地局5から信号を送受信し、アクセスポイント11から信号を送受信するように動作可能な送受信回路31を有する。移動デバイス3は、移動デバイス3の動作を制御するコントローラー37を有する。コントローラー37はメモリ39に関連付けられ、送受信機回路31に結合される。図2には必ずしも示されていないが、移動デバイス3は当然ながら、従来の移動デバイス3の全ての通常機能(ユーザーインターフェース35等)を有し、これは適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意の1つ又は任意の組み合わせによって提供することができる。ソフトウェアはメモリ39にプレインストールすることができ、及び/又は例えば、電気通信ネットワークを介して又は取り外し可能なデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードすることができる。
コントローラー37は、この例では、メモリ39内に記憶されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって移動デバイス3の全体動作を制御する。示すように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム41と、通信制御モジュール43と、RRCモジュール45と、WLANモジュール47と、測定モジュール49とを含む。
通信制御モジュール43は、移動デバイス3と、基地局5又はアクセスポイント11との間の通信を制御する。通信制御モジュール43はまた、アクセスポイント11に対する、基地局5に送信される(アップリンク及びダウンリンクの)制御データ及びユーザーデータの別個のフローを制御する。
RRCモジュール45は、例えば、1つ又は複数の特定のWLAN12に対し、移動デバイスの機能及びステアリングのプリファレンスを示すための制御データを含むRRCメッセージを含むメッセージを、RRCプロトコルに従って送受信機回路31を介して送受信する。
WLANモジュール47は、移動デバイス3のメモリ39内に記憶される情報に基づいて、及び/又は(例えば、RRCメッセージ又は他のメッセージにおいて)基地局5から受信される情報に基づいて、アクセスポイント11を介して通信を制御する。WLANモジュール47は、基地局5から受信した制御情報に基づいて、移動デバイス3のためのWLANベアラーの構成及び維持を管理する。WLANモジュール47はWLANプリファレンス情報48も含み、このWLANプリファレンス情報48は、基地局5が適切なWLAN12に移動デバイスの通信をステアリングするのを支援するために(RRCモジュール45を介して)基地局5に提供される。
測定モジュール49は、WLAN12等の移動デバイス3の付近の無線アクセスネットワークに関して信号測定を構成するための制御データを(例えば、適切なRRCシグナリングを用いてRRCモジュール45を介して)受信する。測定モジュール49は、受信した構成に従って信号品質/強度測定を実行し、受信した制御データにおいて指定されるように、そのような測定の結果を含む報告を生成し、基地局5に(例えば、RRCモジュール45を介して)送信する。
基地局
図3は、図1に示す基地局5の主要コンポーネントを示すブロック図である。示すように、基地局5は、1つ又は複数のアンテナ53を介して移動デバイス3に対し信号を送受信するための送受信機回路51と、コアネットワークエンティティに対し信号を送受信するためのコアネットワークインターフェース55とを有する。基地局5は、基地局5の動作を制御するコントローラー57を有する。コントローラー57はメモリ59に関連付けられる。図3には必ずしも示されていないが、基地局5は当然ながら、携帯電話ネットワーク基地局の全ての通常機能を有し、これは適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意の1つ又は任意の組み合わせによって提供することができる。ソフトウェアはメモリ59にプレインストールすることができ、及び/又は例えば、電気通信ネットワーク1を介して又は取り外し可能なデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードすることができる。コントローラー57は、この例では、メモリ59内に記憶されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって、基地局5の全体動作を制御するように構成される。示すように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム61と、通信制御モジュール63と、RRCモジュール65と、測定コンフィギュレーターモジュール67と、WLANステアリングモジュール69とを備える。
通信制御モジュール63は、基地局5と、基地局5に接続された移動電話3及び他のネットワークエンティティとの間の通信を制御する。通信制御モジュール63は、例えば移動デバイス3用のベアラーの測定構成及び維持のための制御データを含む、基地局5に関連付けられた移動デバイス3に送信されるアップリンク/ダウンリンクユーザートラフィック及び制御データの別個のフローも制御する。
RRCモジュール65は、RRC規格に従ってフォーマット設定されたシグナリングメッセージを生成、送信及び受信するように動作可能である。例えば、そのようなメッセージは、基地局5と、この基地局5に関連付けられた移動デバイス3との間で交換される。RRCメッセージは、例えば、1つ又は複数の特定のWLAN12への通信の信号を測定し、及び/又はその通信をステアリングするように移動デバイスに要求するための制御データを含むRRCメッセージを含むことができる。
測定コンフィギュレーターモジュール67は、E−UTRAN及びWLAN12等の様々な無線アクセスネットワークに関して信号測定を実行するために、この基地局5に関連付けられた移動電話3を構成する。測定コンフィギュレーターモジュール67は、移動デバイス3に、移動デバイス3によって実行される測定のタイプ、及びこれらの測定結果を報告するための条件を指定する制御データを(例えば、適切なRRCシグナリングを用いてRRCモジュール65を介して)送信する。
WLANステアリングモジュール69は、移動電話3の通信のオフロードのためのWLAN12の選択を制御する。WLANステアリングモジュール69は、移動デバイス3によって報告される信号品質/強度測定に依拠し、移動デバイス3によって提供される任意の機能/プリファレンス情報も考慮に入れる。
上記の説明において、理解を容易にするために、移動デバイス3及び移動電話5は、複数の離散モジュール(通信制御モジュール及び無線リソース制御モジュール等)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、幾つかの応用形態の場合、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更された場合には、このようにして設けることができるが、他の応用形態、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されるシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込むことができるので、これらのモジュールは別個の実体として区別可能でない場合もある。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせにおいて実施することもできる。
ここで、上記の移動デバイス3及び基地局5を用いて本発明の様々な態様をどのように実施することができるのかを例示する複数の異なる実施形態を説明する。実施形態は、図4〜図7に示すシグナリング(又は「タイミング」)図を参照して説明される。
動作
図4は、図1に示すシステムにおいて、移動デバイス3がWLAN12を介して通信することに対するプリファレンスを示す例示的な手順を示すシグナリング図である。具体的には、図4は、特定のWLAN12(及び/又は特定の通信技術に従って動作する任意のWLAN)のアクセスポイント11を用いることについて、移動デバイス3が基地局5に自身の機能及び/又はプリファレンスを通知することができる3つの例示的な手順(それぞれ、「オプションA」、「オプションB」及び「オプションC」で表される)を示す。
最初に、ステップS400において概略的に示されるように、移動デバイス3はユーザープリファレンス及び/又は機能情報を取得する。これは、当該技術分野において既知の任意の数の方法において達成することができる。例えば、機能情報(及び場合によっては、デフォルトユーザープリファレンス)は、工場出荷時に構成することもできるし、ネットワーク事業者によって無線経由(OTA)構成手段を用いて提供することもできる。ユーザープリファレンスは、例えば、ユーザーのプリファレンスに従って移動デバイス3においてメニューアイテム(「WLANプリファレンス」メニューアイテム等)を設定することによって、エンドユーザーによって入力することもできる。ユーザープリファレンス及び/又は機能情報は、例えば、ユーザー(又はネットワーク事業者)が移動デバイス3内に記憶された構成を更新することによって、及び/又はWLANモジュール47をオン若しくはオフにし、及び/又は選ばれたWLANのリストを更新することによって、任意の時点に更新することもできる。
次に、ステップS401において概略的に示すように、E−UTRANを介して通信を可能にするために、移動デバイス3は基地局5との無線接続(例えば、RRC接続)を確立する。これを行うために、移動デバイス3のRRCモジュール45は、適切にフォーマット設定されたシグナリングメッセージ(例えば、「RRC接続要求」メッセージ)を生成し、基地局5の対応するRRCモジュール65に送信する。この後、3GPP TS36.331規格仕様書のセクション5.3.3に記載されているように、1つ又は複数の更なるRRCメッセージが続く。この内容は引用することにより本明細書の一部をなす。
図4において「オプションA」で示される1つの例では、移動デバイス3は、基地局5へのRRCメッセージにおいて、移動デバイス3のWLANステアリング機能(及び場合によっては、WLAN12を用いるための任意のユーザープリファレンス)を特定する情報を含む。有利には、次にこの情報は、後続のステアリング手順において、WLAN12への/からの移動デバイス3の通信をオフロードする必要があるときに、基地局5によって用いられる。例えば、受信した機能情報はステップS405及び/又はS412において用いることができ、これについては以下で詳細に説明する。
移動デバイス3がE−UTRANとの無線接続の確立を完了すると、基地局5は、移動デバイス3と基地局5との間のRRC接続の(再)構成を担当する。これを行うために、基地局5は(自身のRRCモジュール65を用いて)、1つ又は複数の適切にフォーマット設定されたRRCシグナリングメッセージにおいて制御データを移動デバイス3に送信することができ(RRCモジュール45によって受信される)、制御データは、移動デバイス3によって基地局5の再構成要求に適合するために実行されるべきアクションを指定する。RRC接続再構成手順の更なる詳細は、3GPP TS36.331規格仕様書のセクション5.3.5に記載されている。この内容は引用することにより本明細書の一部をなす。
図4において「オプションB」で示される1つの例では、(基地局5の)RRCモジュール65は、WLAN12に関して測定モジュール49によって実行される信号測定を構成するために(移動デバイス3の)RRCモジュール45に制御データを提供する。RRCモジュール65は、測定コンフィギュレーターモジュール67からそのような制御データを取得する。この例において、ステップS405に示すように、RRCモジュール65は、適切にフォーマット設定されたシグナリングメッセージ(例えば、「RRC接続再構成」メッセージ)を生成してRRCモジュール45に送信し、このメッセージ内に、測定モジュール49によって実行される測定を特定する制御データ(例えば、「WLAN測定構成」)も含める。WLAN測定構成は、RRC接続再構成メッセージ内の情報要素(IE)、例えば、WLAN測定を要求する情報要素(例えば、「WLAN測定」IE又は「MeasConfig」IE)内に含まれることが好ましい。WLAN測定構成(制御データ)は、測定されるWLAN12、及び/又はWLAN12の測定値を報告するための条件(又はトリガー)を特定する情報も含むことができる。3GPP TS36.331規格仕様書のセクション5.5.4及び5.5.5はそれぞれ、測定報告トリガリング手順及び測定報告手順の更なる詳細を開示している。これらの内容は引用することにより本明細書の一部をなす。
次に、ステップS406に示すように、移動デバイス3は、無線接続の要求された再構成が完了したことを基地局5に対し確認する。移動デバイス3は、(自身のRRCモジュール45を用いて)適切にフォーマット設定されたシグナリングメッセージ(例えば、「RRC接続再構成完了」メッセージ)を生成し、これを基地局5に送信することによってこの確認を行う。オプションBの例では、移動デバイス3は、基地局5へのメッセージ内に、WLAN12(及び/又は移動デバイス3が用いることができる任意の他の無線アクセスネットワーク)の測定を実行するための移動デバイス3のプリファレンスを特定する情報も含める。例えば、移動デバイス3は、自身のWLANモジュール47に保持される情報(例えば、ユーザープリファレンス情報48等)に基づいて、WLAN12を用いることに対する任意のユーザープリファレンス(及び場合によっては、移動デバイス3のWLANステアリング機能を特定/確認する情報がステップS401において提供されているか否かに関わらず、この情報)を指定することができる。移動デバイス3は、ステップS406におけるメッセージ内に、自身が用いることができるWLANのリスト(例えば、優先順位付けされたリスト)又は自身が用いることができないWLANのリストも含めることができる。
移動デバイス3によって提供される情報に基づいて、基地局5は必要な場合(例えば、以前に構成されたWLAN測定を移動デバイス3によって実行することができない場合)、WLAN測定構成を変更することができることが有利である。この場合、ステップS405及びステップS406を繰り返すことができる。
移動デバイス3についてWLAN測定の構成に成功すると、測定モジュール49は、WLAN12に関して要求された信号測定(例えば、WLAN12に属するアクセスポイント11によって送信される基準信号等の信号の測定)を実行する。
ステップS409に示すように、測定モジュール49はその後、1つ又は複数のイベントトリガー(複数の場合もある)を検出し、すなわち、信号測定値が、受信した制御データ(WLAN測定構成)において指定される、基地局5への測定結果の報告を開始するための1つ又は複数の条件(複数の場合もある)を満たすと判断する。したがって、移動デバイス3は、ステップS411に進み、ステップS411において適切にフォーマット設定されたシグナリングメッセージ(例えば、「測定報告」メッセージ)を(自身のRRCモジュール45を用いて)生成して基地局5に送信し、このメッセージ内に、WLAN12の関連信号測定の結果も含める。
測定報告の受信時に、基地局5は(自身のWLANステアリングモジュール69を用いて)、その移動デバイス3に関する任意の以前に受信したユーザープリファレンス及び/又はWLANステアリング機能情報も考慮に入れることによって、移動デバイス3のための適切なステアリング決定を行う。具体的には、ステアリングモジュール69は、例えば、S401及び/又はS406において移動デバイス3から受信された任意のユーザープリファレンス及びデバイス機能情報を考慮に入れることによって、移動デバイス3によって用いられるWLAN12を選択する。
次に、ステップS413において、基地局は(自身のWLANステアリングモジュール69を用いて)、適切にフォーマット設定されたステアリング(又は「オフロード」)コマンドメッセージを生成して、移動デバイス3に送信し、このメッセージ内に、移動デバイス3の通信をオフロードするために選択されたWLAN12(及び/又は場合によってはAP11)を特定する情報を含める。また、ステアリングコマンドは、オフロードされる通信ベアラーの識別情報と、移動デバイス3が基地局5の要求に適合するのに必要な任意の更なる情報とを含むことができる。
ステップS415において、移動デバイス3は、受信したステアリングコマンドにおいて命令されるように、トラフィックをWLANにステアリングされる手順を開始する。例えば、移動デバイス3がWLAN12に接続することができる(及び/又は現在のユーザープリファレンスが、移動デバイス3がWLAN12に接続することを阻止しない)場合、移動デバイス3は、WLAN12との接続確立を(まだ接続されていない場合に)開始し、ステップS417において、移動デバイス3は、適切にフォーマット設定された確認メッセージ(又は確認応答、例えば「Ack」メッセージ)を生成して基地局5に送信する。この確認メッセージは、移動デバイス3がS413において受信されたステアリングコマンドに適合することができることを基地局5に通知する。したがって、ステップS419aにおいて包括的に示されるように、「Ack」応答が送信された後、移動デバイス3はWLAN12のアクセスポイント11を介して(ユーザープレーントラフィックの)通信を開始する(ただし、ステップS419bにおいて概略的に示されるように、任意選択で、基地局5を介した通信を並列で継続することもできる)。
一方、移動デバイス3がAP11/WLAN12に接続することができない(及び/又は現在のユーザープリファレンスが、移動デバイス3がAP11/WLAN12に接続することを阻止する)場合、ステップS417において、移動デバイス3は、適切にフォーマット設定された否定応答メッセージ(例えば、「Nack」メッセージ)を生成して基地局5に送信する。図4において「オプションC」で示されるこの例では、「Nack」応答を送信することによって、移動デバイス3は基地局5に、(例えば、AP11/WLAN12がユーザーによって選ばれていないことの)プリファレンスインジケーションを提供する。移動デバイス3は、場合によっては、「Nack」応答内に、基地局5のステアリングコマンドに適合しない理由/原因も含めることができる。これは例えば、ユーザープリファレンス及び/又はデバイス機能に起因したものである。したがって、基地局5は、「Nack」応答(及びこの応答に含まれる任意のインジケーション)から、移動デバイス3の「Nack」応答が、所望のWLAN接続を確立する際の誤りではなく、ユーザープリファレンス/デバイス機能を示すと判断することができる。受信したユーザープリファレンス/デバイス機能は、後続の測定構成において測定コンフィギュレーターモジュール67によって、及び/又はこの移動デバイス3についての後続のステアリング決定においてWLANステアリングモジュール69によって用いることができ、そして結果として、システムリソースのより効率的な利用をもたらすことができることが有利である。
最終的に、移動デバイス3が、「Nack」応答を送信した後に、基地局5によって選択されたWLAN12に接続することができない(又は接続しないことを選ぶ)場合、ステップS419bに包括的に示されるように、移動デバイス3のための任意のユーザープレーントラフィックは基地局5を介してルーティングされたままである。
要約すると、移動デバイス3は、基地局5との無線接続の確立中(S401)、WLAN測定の構成中(S406)、構成されたWLAN測定に関連付けられた測定結果の報告中(S411)、及び/又は基地局5によるステアリング要求に対する応答時(S417)に、基地局5に対し自身の機能/プリファレンスを特定する情報を提供することができる。
この例では、移動デバイス3は、移動デバイス3によっていずれのWLANを用いることができるか、及びどの状況下でWLANを用いることができるかに関する情報も維持することが有益である。例えば、移動デバイス3は、いずれのWLANがネットワーク事業者によって(及び/又はネットワーク事業者に関連付けられて)制御されるか、いずれのWLANが移動デバイス3によって用いられることを許可されるか、いずれのWLANが優先されるか(そのようなWLANがネットワーク事業者によって制御されるか否か)、及び/又はいずれのWLANがサービス品質(QoS)機能をサポートするかを特定する情報を保持することができる。これに関して、QoS機能という用語は、特定の要件(例えば、必要なビットレート、許容される遅延、ジッター、パケットドロップ確率及び/又はビット誤り率等)を有するトラフィックフローをトランスポートするWLANの能力を指す。そのような情報は、WLAN12自体から移動デバイス3によって(例えば、アクセスポイント11を走査することによって/移動デバイス3の付近の各WLAN12のアクセスポイント11によって送信される情報をリスンすることによって)直接取得することができる。情報は、ANDSF14、又はオープンモバイルアライアンス(OMA)デバイス管理(DM)サーバー(図示せず)等の同様のエンティティから取得することもできる。
図5は、図1に示すシステムにおいて、WLAN12への/からの移動デバイス3の通信をステアリングすることに関して無線アクセスネットワークが判断する例示的な手順を示すシグナリング図である。この例では、基地局5は、WLAN通信のための任意のユーザープリファレンスを無視する場合があるにも関わらず、選択されたWLAN12を介して移動デバイス3が通信することが可能であるようにWLAN12を選択する。
最初に、ステップS501に示すように、移動デバイス3は、例えば、適切にフォーマット設定された「アタッチ」要求を生成して基地局5に送信することによって、ネットワークへのアタッチ手順を開始する。アタッチ手順は、ステップS401を参照して上記で説明した無線接続確立手順も含む。しかしながら、この場合、移動デバイス3は、アタッチ要求内に、自身のWLAN/3GPP RAN連係機能のインジケーション、例えば「Yes」又は「No」を含める。移動デバイス3は、(S501において)要求内に、連係機能の更なる詳細、例えば、以下のうちの任意のものを特定する情報も含むことができることが有利である。
−移動デバイス3によってサポートされる帯域/周波数、
−移動デバイス3の、WLAN及びE−UTRA(例えば、それぞれWiFi及びLTE)への同時接続機能、及び、
−IPフローモビリティ(IFOM)及び/又はマルチアクセスPDN接続性(MAPCON)での移動デバイス3の機能。
ステップS503において、基地局5は、自身のメモリ59内に受信した連係機能情報を記憶し、測定コンフィギュレーターモジュール67及び/又はWLANステアリングモジュール69等の自身のモジュールがこの情報にアクセスできるようにする。
したがって、測定コンフィギュレーターモジュール67は、移動デバイス3に送信するための(WLAN12に関する信号測定を構成するための)制御データを準備するとき、任意のものを検討することができる。したがって、この例では、制御データは、移動デバイス3のための連係機能情報が、この特定の移動デバイス3が、測定されるWLAN12を用いることができることを示す場合にのみ、この移動デバイス3のための測定を構成する。
次に、ステップS505に示すように、RRCモジュール65は、適切にフォーマット設定されたシグナリングメッセージ(例えば、「RRC接続再構成」メッセージ)を生成して、移動デバイス3のRRCモジュール45に送信し、このメッセージ内に、移動デバイス3によって実行される測定を特定する(測定コンフィギュレーターモジュール67からの)制御データ(例えば、「WLAN測定構成」)も含める。
ステップS507において、WLAN測定構成の受信に応答して、移動デバイス3は自身のWLANモジュール47(既にアクティブ化されていない場合)をアクティブ化し、ステップS509及びS511に包括的に示すように、WLAN信号測定及び関連する報告を実行することに進む。次に、報告された測定に基づいて、基地局5はステップS512においてステアリング決定を行い、ステップS513においてステアリングコマンドを移動デバイス3に送信する。
S505において受信される制御データ(又はWLAN測定構成)は、移動デバイス3が適合していることが示されたWLAN(複数の場合もある)のためのみのものであるため、WLANステアリングモジュール69によって(制御データに対応するWLAN測定報告に基づいて)行われる任意の後続のステアリング決定は、結果として、その移動デバイス3のための適合性のあるWLAN12の選択となる。そして、これによって、移動デバイス3のためのサービス継続性を維持することができ、全体システム効率を改善することができる(一方で、場合によっては、WLAN12に対する移動デバイス3の通信をステアリングした後の基地局5の負荷も低減する)ことが確実になる。
ステップS509〜S519a/bは概ね図4のステップS409〜S419a/bにそれぞれ対応するので、それらの詳細な説明はここでは省略する。
図6は、図5に示す手順に対する一変形形態を示すシグナリング図である。この例では、移動デバイス3は、移動デバイス3によって保持されるWLAN情報に従って基地局5に送信されるWLAN測定報告をフィルタリングすることによって、適合性のあるWLAN12の選択を支援する。
特にこの例では、移動デバイス3は、ステップS600において包括的に示されるように、ANDSF14から情報を取得する。この情報は、ネットワーク事業者によって制御/信頼されるWLANを特定する情報を含む。例えば、取得された情報は以下のうちの任意のものを含むことができる。
−ネットワーク事業者によって制御される1つ又は複数のWLANの識別情報(例えば、事業者WLANリスト)、
−ネットワーク事業者によって信頼される1つ又は複数のWLANの識別情報(例えば、信頼されるWLANリスト)、
−ネットワーク事業者によって優先される1つ又は複数のWLANの識別情報(例えば、WLAN優先リスト)、
−ネットワーク事業者によって信頼されていない1つ又は複数のWLANの識別情報(例えば、禁止されたWLANリスト)、及び
−移動デバイス3の付近の1つ又は複数の候補WLANの識別情報(例えば、近隣WLANリスト)。
ステップS602において、移動デバイス3は、自身のメモリ39内に取得した情報を記憶し、WLANモジュール47及び/又は測定モジュール49等の自身のモジュールがこの情報にアクセスできるようにし、それに従ってこれらのモジュールの動作を制御する。
基地局5がステップS605において(WLAN12に関して信号測定を構成するための)制御データを送信するとき、この制御データは、移動デバイス3に関する任意の連係機能情報を考慮に入れる場合も入れない場合もあり、移動デバイス3は、この取得した情報を用いて、ステアリング手順に成功する確率が最も高いWLANのみを選択的に測定し及び/又は基地局5に報告することができることが有利である。
例えば、測定モジュール49は、制御/信頼されているか、又は他の形で移動デバイス3の適切な候補であると(明示的に又は暗黙的に)示されるWLAN(例えば、禁止されていないWLAN)に関して測定を実行するように構成することができる。したがって、ステップS609において、適切なWLANのためのイベントトリガーのみが検出され(及び/又は作用され)、一方で、禁止された/未知の/未検証のWLANのためのイベントトリガーは無視することができる。
測定モジュール49が基地局5によって要求される全てのWLANについて信号測定を実行し、各イベントトリガーに作用する場合であっても、移動デバイス3は、(移動デバイスのWLAN機能に基づいて)移動デバイス3に適合することが確認され、(S600において取得した情報に基づいて)移動デバイス3が用いるのに利用可能でもあるWLANのみを報告する(ステップS611)。
この例において、移動デバイス3は、以下の測定のうちの任意のものを選択的に(すなわち、全ての構成された測定ではない)報告することができる。
−許可された/推薦されたWLAN(複数の場合もある)の測定(ANDSFを介して取得された情報に関する)、及び
−移動デバイス3によってトラフィックステアリングを行うことができるWLAN(複数の場合もある)(例えば、過負荷でなく、アクセス可能であり/信頼され/オペレータ制御され/受容可能なQoSをもたらすWLAN)の測定。
いずれの場合であっても、S611において送信される測定報告は、移動デバイス3が適合性を有し、用いることを許可されているWLAN(複数の場合もある)のためのみのものであるため、(WLANステアリングモジュール69によって)そのようなWLAN測定報告に基づいて行われる任意の後続のステアリング決定は、結果として、その移動デバイス3のための適合性のあるWLAN12の選択となる。そして、これによって、移動デバイス3のためのサービス継続性を維持することができ、全体システム効率を改善することができる(一方で、場合によっては、WLAN12に対する移動デバイス3の通信をステアリングした後の基地局5の負荷も低減する)ことが確実になる。
ステップS612〜S619a/bは概ねステップS412〜S419a/bにそれぞれ対応するので、それらの詳細な説明はここでは省略する。
図7は、図4〜図6に示す手順に対する一変形形態を示すシグナリング図である。この例では、測定構成ステップ(S705、概ね上記で説明したステップS405/S505/S605に対応する)及びイベントトリガー検出ステップ(S709、概ね上記で説明したステップS409/S509/S609に対応する)のみが示されているが、この場合、トリガー検出ステップは任意選択である。
一方、図7に示されているように、この場合、移動デバイス3は基地局5に測定報告を一切提供せず、それによって、WLAN12にトラフィックを一切ステアリングしないことの自身のプリファレンス(又は移動デバイス3がこのステアリングを行うことができないこと)を「暗黙的に」示している。したがって、構成されたWLAN測定及び/又は任意の機能若しくはユーザープリファレンス情報が既に基地局5に提供されたか否かに関わらず、移動デバイス3は、システムリソースの浪費なしで暗黙的なプリファレンス/機能インジケーションを提供することができることが有益である。そして、この手法の結果として、基地局5が移動デバイス3にステアリングコマンドを一切送信することができないことになり、このため、ステップS719に概略的に示すように、移動デバイス3は(自身のプリファレンス/機能に従って)自身のユーザープレーントラフィックを、基地局5を介してルーティングし続けることができる。
変更形態及び代替形態
上記で、幾つかの詳細な実施形態が説明されてきた。当業者であれば理解するように、上記の実施形態において具現される発明から依然として利益を享受しながら、上記の実施形態に対して複数の変更形態及び代替形態を実施することができる。例示としてのみ、ここで、これらの代替形態及び変更形態のうちの幾つかを説明する。
上記の実施形態では、移動デバイスは基地局と通信して、自身のWLAN/3GPP RAN連係機能/ユーザープリファレンスを示す。一方、移動デバイスは、基地局(eNB)の代わりに無線ネットワークコントローラー(RNC)と通信することができることが理解されよう。
上記の実施形態では、移動デバイスは、基地局(eNB)からWLAN測定構成を受信し、この測定報告を基地局(eNB)に提供した。移動デバイスは、GSM(登録商標)、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、LTE、LTE−A等の異なる規格に従って動作する任意の基地局からWLAN制御情報を受信し、この基地局に測定報告を送信し得ることが理解されよう。そのような基地局は、BS、BTS、NodeB等と呼ぶことができる。代替的に、WLAN測定構成は、例えば中継ノード(RN)又はドナー基地局(DeNB)を用いて間接的に基地局から受信(及び基地局に測定報告を送信)され得る。
上記の実施形態では、移動デバイスは、基地局を介してWLAN測定構成を受信した。移動デバイスは、例えば、既にこのアクセスポイントを用いている場合、アクセスポイントを介してWLAN測定構成を受信し得ることが理解されよう。代替的に、WLAN測定構成は、2つ以上の部分において送信されてもよい。この場合、WLAN測定構成の幾つかの部分又は全ての部分を、基地局を介して受信することもできるし、アクセスポイントを介して受信することもできる。
上記の実施形態は、WLAN測定構成情報を生成する好ましい方法と、移動デバイスの通信をWLANにステアリングするために移動デバイスにその情報をシグナリングする好ましい方法とを説明してきた。当業者であれば理解するように、他のシグナリングメッセージが用いられ得る。さらに、上記の実施形態は、移動デバイスの通信を、その移動デバイスによって既に用いられているWLANから、異なるWLAN及び/又は基地局にステアリングすることにも適用可能であることも理解されよう。
図4の上記の説明において、3つのオプション(オプションA、オプションB及びオプションC)が検討されている。一方、オプションA〜Cは、相互に排他的な実施形態として解釈されない。それどころか、任意の2つ(又は更には3つ全て)のオプションを結合することができることが理解されよう。
図5及び図6に示す実施形態の上記の説明において、2つの実施形態が別個の手順として論考された。しかしながら、図5及び図6に示す実施形態は組み合わせることもできることも理解されよう。
図7の上記の説明において、暗黙的なプリファレンスインジケーションの提供(すなわち、測定報告の省略)がスタンドアローンの手順として説明された。しかしながら、そのような暗黙的なプリファレンスインジケーションは、任意の他の実施形態、好ましくは図4のオプションA/B、図5に示す実施形態、及び図6に示す実施形態のうちの1つ又は複数と組み合わせることもできることも理解されよう。
ステップS501の上記の説明において、簡単にするために、基地局は、移動デバイスの連係機能情報を移動デバイスから直接受信するように説明されている。しかしながら、移動デバイスは、そのような連係機能情報を、基地局に送信する代わりに、コアネットワークエンティティ、例えばMMEに送信してもよいことも理解されよう。この場合、基地局は、その移動デバイスのための連携機能情報を受信/記憶するコアネットワークエンティティから、この連係機能情報を受信することができる。
上記の説明では、移動デバイスは、RRCシグナリングを用いて連携機能情報を基地局に送信するように説明されている。しかしながら、移動デバイスは、非アクセス層(NAS)シグナリング(例えば、基地局及び/又はMMEに送信されるNASアタッチシグナリングメッセージ)を用いて自身の連係機能情報を送信することもできることが理解されよう。
上記の実施形態では、移動デバイスは携帯電話である。上記の実施形態は、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピューター、ウェブブラウザー等の移動電話以外のデバイスを用いて実施され得ることが理解されよう。
上記の実施形態では、アクセスポイントという用語は説明の目的のみで用いられており、いかなる形においても、本発明を何らかの特定の規格に限定するものとみなされない。本発明の実施形態は、用いられるアクセス技術に関わらず、ローカルエリアネットワークにアクセスするために任意のタイプのノードを用いるシステムに適用可能である。上記の実施形態において、WLANは例示的な非3GPP無線アクセス技術として用いられてきた。しかしながら、3GPP TS23.402規格においてカバーされる任意のアクセス技術、このため任意の他の無線アクセス技術(すなわち、WiFi、WiMAX)又は任意の有線若しくは無線通信技術(すなわち、LAN、Bluetooth)を、上記の実施形態に従ってE−UTRANへの/からのトラフィックをステアリング(オフロード)するのに用いることができる。上記の実施形態は、非移動型ユーザー機器又は一般的に固定式のユーザー機器にも適用可能である。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えることができ、コンピューターネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局又は移動デバイスに供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行することもできる。しかしながら、ソフトウェアモジュールの使用によって、基地局及び移動デバイスの機能を更新するために当該基地局及び移動デバイスを更新することが容易になるため、ソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
ネットワーク制御された連係をサポートするために、(WLAN利用に関する)ユーザープリファレンス及び/又はステアリング関連デバイス機能情報を、移動デバイスによって直接基地局に提供するのではなく、コアネットワークに記憶することができる。例えば、ユーザープリファレンスは、いわゆるポリシー及び課金ルール機能(PCRF)及び/又はMMEにおいて、加入データの一部としてホーム加入者サーバー(HSS)に記憶することができる。次に、そのようなユーザープリファレンス情報は、ユーザープリファレンスを記憶しているコアネットワークエンティティから、そのユーザーの移動デバイスをサービングしている基地局に転送することができる。しかしながら、この結果、最新でない情報により誤ったWLAN選択が生じ、及び/又はステアリングコマンドが誤って発行される(又は発行されない)可能性がある。
種々の他の変更形態は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
本発明は、上記の実施形態として説明されたが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。上述した実施形態の一部又は全体が以下の付記として記載される場合があるが、本発明は以下の付記に限定されるものではない。
(付記1)
通信デバイスであって、
第一のネットワークの基地局と通信する手段と、
第二のネットワークのアクセスポイントと通信する手段と、
前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記基地局に対して提供する手段と、
前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを受信する手段と、
前記ステアリングコマンドに従って、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングする手段と、を備え、
前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続が阻止されたとき、前記通信デバイスは、前記第一のネットワークの前記基地局に対して、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを提供するように構成されている通信デバイス。
(付記2)
前記第一のネットワークは、セルラー通信ネットワークである付記1に記載の通信デバイス。
(付記3)
前記第二のネットワークは、無線ローカルエリアネットワークである付記1又は付記2に記載の通信デバイス。
(付記4)
通信デバイスにおける方法であって、
第一のネットワークの基地局と通信し、
第二のネットワークのアクセスポイントと通信し、
前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記基地局に対して提供し、
前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを受信し、
前記ステアリングコマンドに従って、前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でトラフィックをステアリングし、
前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続が阻止されたとき、前記第一のネットワークの前記基地局に対して、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを提供する、
方法。
(付記5)
前記第一のネットワークは、セルラー通信ネットワークである付記4に記載の方法。
(付記6)
前記第二のネットワークは、無線ローカルエリアネットワークである付記4又は付記5に記載の方法。
(付記7)
第一のネットワークの基地局であって、
通信デバイスと通信する手段と、
前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記通信デバイスから受け取る手段と、
前記通信デバイスに、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを送信する手段と、
前記通信デバイスが前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続から阻止されたとき、前記通信デバイスから、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを受信する手段と、
を備える基地局。
(付記8)
前記第一のネットワークは、セルラー通信ネットワークである付記7に記載の基地局。
(付記9)
前記第二のネットワークは、無線ローカルエリアネットワークである付記7又は付記8に記載の基地局。
(付記10)
第一のネットワークの基地局における方法であって、
通信デバイスと通信し、
前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記通信デバイスから受け取り、
前記通信デバイスに、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを送信し、
前記通信デバイスが前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続から阻止されたとき、前記通信デバイスから、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを受信する、
方法。
(付記11)
前記第一のネットワークは、セルラー通信ネットワークである付記10に記載の方法。
(付記12)
前記第二のネットワークは、無線ローカルエリアネットワークである付記10又は付記11に記載の方法。
(付記13)
通信デバイスが備えるコンピュータに、
第一のネットワークの基地局と通信する手順、
第二のネットワークのアクセスポイントと通信する手順、
前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記基地局に対して提供する手順、
前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを受信する手順、
前記ステアリングコマンドに従って、前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でトラフィックをステアリングする手順、及び
前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続が阻止されたとき、前記第一のネットワークの前記基地局に対して、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを提供する手順
を実行させるためのプログラム。
(付記14)
前記第一のネットワークは、セルラー通信ネットワークである付記13に記載のプログラム。
(付記15)
前記第二のネットワークは、無線ローカルエリアネットワークである付記13又は付記14に記載のプログラム。
(付記16)
第一のネットワークの基地局のコンピュータに、
通信デバイスと通信する手順と、
前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記通信デバイスから受け取る手順と、
前記通信デバイスに、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを送信する手順と、
前記通信デバイスが前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続から阻止されたとき、前記通信デバイスから、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを受信する手順と
を実行させるためのプログラム。
(付記17)
前記第一のネットワークは、セルラー通信ネットワークである付記16に記載のプログラム。
(付記18)
前記第二のネットワークは、無線ローカルエリアネットワークである付記16又は付記17に記載のプログラム。
本出願は、2013年8月2日に出願された英国特許出願第1313914.2号を基礎としており、この英国特許出願の優先権の利益を主張する。この英国特許出願の開示は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。

Claims (4)

  1. 通信デバイスであって、
    第一のネットワークの基地局と通信する手段と、
    第二のネットワークのアクセスポイントと通信する手段と、
    前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記基地局に対して提供する手段と、
    前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを受信する手段と、
    前記ステアリングコマンドに従って、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングする手段と、を備え、
    前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続が阻止されたとき、前記通信デバイスは、前記第一のネットワークの前記基地局に対して、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを提供するように構成されている通信デバイス。
  2. 通信デバイスにおける方法であって、
    第一のネットワークの基地局と通信し、
    第二のネットワークのアクセスポイントと通信し、
    前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記基地局に対して提供し、
    前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを受信し、
    前記ステアリングコマンドに従って、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングし、
    前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続が阻止されたとき、前記第一のネットワークの前記基地局に対して、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを提供する、
    方法。
  3. 第一のネットワークの基地局であって、
    通信デバイスと通信する手段と、
    前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記通信デバイスから受け取る手段と、
    前記通信デバイスに、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを送信する手段と、
    前記通信デバイスが前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続から阻止されたとき、前記通信デバイスから、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを受信する手段と、
    を備える基地局。
  4. 第一のネットワークの基地局における方法であって、
    通信デバイスと通信し、
    前記第一のネットワークと第二のネットワークのアクセスポイントとの間でのトラフィックのステアリングを、前記通信デバイスがサポートできるか否かのインジケーションを、前記通信デバイスから受け取り、
    前記通信デバイスに、前記第一のネットワークの前記基地局と前記第二のネットワークの前記アクセスポイントとの間でトラフィックをステアリングするためのステアリングコマンドを送信し、
    前記通信デバイスが前記第二のネットワークの前記アクセスポイントへの接続から阻止されたとき、前記通信デバイスから、前記ステアリングコマンドに適合しない関連する原因を示すインジケーションを受信する、
    方法。
JP2019181867A 2013-08-02 2019-10-02 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法 Active JP6904397B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1313914.2 2013-08-02
GB1313914.2A GB2516886A (en) 2013-08-02 2013-08-02 Communications system
JP2017156353A JP2017200246A (ja) 2013-08-02 2017-08-14 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017156353A Division JP2017200246A (ja) 2013-08-02 2017-08-14 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020017990A true JP2020017990A (ja) 2020-01-30
JP6904397B2 JP6904397B2 (ja) 2021-07-14

Family

ID=49224109

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016503249A Active JP6191849B2 (ja) 2013-08-02 2014-07-17 ネットワークに送信されるユーザープリファレンスに基づくwlanトラフィックステアリングのための通信システム
JP2017156353A Pending JP2017200246A (ja) 2013-08-02 2017-08-14 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法
JP2019181867A Active JP6904397B2 (ja) 2013-08-02 2019-10-02 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016503249A Active JP6191849B2 (ja) 2013-08-02 2014-07-17 ネットワークに送信されるユーザープリファレンスに基づくwlanトラフィックステアリングのための通信システム
JP2017156353A Pending JP2017200246A (ja) 2013-08-02 2017-08-14 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11330514B2 (ja)
EP (2) EP3028507B1 (ja)
JP (3) JP6191849B2 (ja)
KR (1) KR101778475B1 (ja)
CN (2) CN105453656B (ja)
GB (1) GB2516886A (ja)
WO (1) WO2015016138A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10813155B2 (en) 2015-02-06 2020-10-20 Sony Corporation Wireless communication apparatus and wireless communication method for connection to a wireless network
DE112021000844T5 (de) 2020-02-05 2022-11-24 Alps Alpine Co., Ltd. Eingabevorrichtung und eingabemodul

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2516886A (en) * 2013-08-02 2015-02-11 Nec Corp Communications system
US9838879B2 (en) * 2014-12-19 2017-12-05 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Network node and method for detecting false base stations
WO2016105004A1 (ko) 2014-12-26 2016-06-30 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 nbifom 캐퍼빌리티를 송수신하는 방법 및 이를 위한 장치
EP3284286B1 (en) * 2015-03-20 2020-08-19 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Method and apparatus for facilitating network coexistence
TWI636694B (zh) 2015-05-11 2018-09-21 財團法人工業技術研究院 訊務分流方法及應用其之異質無線網路系統
EP3320723B1 (en) 2015-07-08 2020-05-13 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (Publ) Inter-rat measurement reporting
US10555197B2 (en) * 2015-08-12 2020-02-04 Acer Incorporated Method of controlling WLAN measurement report and related apparatus using the same
GB2543280A (en) * 2015-10-13 2017-04-19 Tcl Communication Ltd Radio access network interworking
JP6660194B2 (ja) * 2016-02-01 2020-03-11 Kddi株式会社 通信装置、基地局装置、制御方法及びプログラム
WO2017135417A1 (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 京セラ株式会社 無線端末及び基地局
WO2017193370A1 (zh) * 2016-05-13 2017-11-16 富士通株式会社 信息传输装置、方法以及通信系统
CN105939381B (zh) * 2016-06-14 2019-10-29 Tcl移动通信科技(宁波)有限公司 一种控制终端自动切换下载文件方式的方法及系统
CN107566099B (zh) * 2016-06-29 2019-08-27 中兴通讯股份有限公司 承载寻呼消息载波的确定、寻呼消息的发送方法及装置
CN108632811B (zh) * 2017-03-24 2021-09-17 中兴通讯股份有限公司 无线资源配置方法及装置
KR102112344B1 (ko) * 2018-10-31 2020-05-19 아주대학교산학협력단 트래픽 분배 장치 및 트래픽 분배 방법
US11076330B2 (en) 2019-05-02 2021-07-27 Apple Inc. Intelligent core network selection
CN114342429A (zh) * 2019-07-17 2022-04-12 Lg电子株式会社 用于在nr v2x的并发模式中测量信道的方法和装置
US11665529B2 (en) 2021-05-17 2023-05-30 T-Mobile Usa, Inc. Modular capability reporting in wireless communications
US11516810B1 (en) 2021-05-26 2022-11-29 Apple Inc. Smart mechanism for band selection in 5G NR

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003528507A (ja) * 2000-03-23 2003-09-24 シーメンス モービル コミュニケイションズ ソシエタ ペル アチオニ 無線通信システムにおけるハンドオーバ手順
JP2008500751A (ja) * 2004-05-14 2008-01-10 キニータ ワイヤレス、インコーポレイテッド 無認可モバイル・アクセス遠隔通信システムにおけるメッセージング
WO2011129107A1 (ja) * 2010-04-16 2011-10-20 パナソニック株式会社 経路切替システム、経路切替方法、及び移動端末
JP2017156353A (ja) * 2017-05-18 2017-09-07 セイコーエプソン株式会社 物理量センサー、電子機器、および移動体
JP2017200246A (ja) * 2013-08-02 2017-11-02 日本電気株式会社 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法
WO2019032972A1 (en) * 2017-08-11 2019-02-14 Idac Holdings, Inc. TRAFFIC ORIENTATION AND SWITCHING BETWEEN MULTIPLE ACCESS NETWORKS

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE754778A (fr) 1969-08-13 1971-02-12 Verrieres Appliquees S E V A S Perfectionnement a la commande de la fermeture et de l'ouverture des moules dans une machine de fabrication par soufflage de corps creux en matiere plastique
US7116970B2 (en) * 2002-05-31 2006-10-03 Lucent Technologies Inc. Selection of networks between WLAN and 2G/3G networks based on user and provider preferences
BRPI0411554A (pt) * 2003-06-18 2006-08-01 Qualcomm Inc sistema e método para hard handoff gsm
KR100689508B1 (ko) * 2003-09-04 2007-03-02 삼성전자주식회사 통신 시스템에서 핸드오버 수행 방법
US7403488B2 (en) * 2004-02-17 2008-07-22 Mitsubishi Electric Research Labortories, Inc. Scheduling packet flows in multi-rate wireless local area networks
US7489635B2 (en) * 2004-09-24 2009-02-10 Lockheed Martin Corporation Routing cost based network congestion control for quality of service
US20060276189A1 (en) * 2005-04-01 2006-12-07 Interdigital Technology Corporation Supporting inter-technology handover using IEEE 802.16 handover procedures
US8793772B2 (en) * 2006-04-26 2014-07-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Wireless local area network access controlled by cellular communications
US8565766B2 (en) * 2007-02-05 2013-10-22 Wefi Inc. Dynamic network connection system and method
US20080107051A1 (en) * 2006-11-07 2008-05-08 Mediatek Inc. System and method for operating a portable electronic device
KR100773445B1 (ko) * 2006-11-22 2007-11-05 삼성전자주식회사 무선 근거리 네트워크의 데이터 송수신 장치 및 그 방법
WO2008154236A1 (en) * 2007-06-08 2008-12-18 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for providing capability and core network information to support interworking between 3gpp and non-3gpp networks
US8681737B2 (en) * 2007-09-21 2014-03-25 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for inter-technology handoff between a packet data network and a circuit switched network
US8948749B2 (en) * 2007-10-12 2015-02-03 Qualcomm Incorporated System and method to facilitate acquisition of access point base stations
US20090141683A1 (en) * 2007-11-30 2009-06-04 Edward Grinshpun Method of best effort handoff to maintain radio bearer and mip session continuity for multi-mode mobile units
WO2009099356A1 (en) * 2008-02-07 2009-08-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Communicating cell restriction status information between radio access network nodes
JP5635972B2 (ja) 2008-04-18 2014-12-03 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) アクセス・ネットワークを運用する方法
SE532093C2 (sv) 2008-05-09 2009-10-20 Smarttrust Ab Förfarande och system för dynamisk hantering av tillgångsval av mobilutrustning
JP2012503449A (ja) 2008-09-22 2012-02-02 ジャンプスタート ワイヤレス コーポレイション 動的で自動的な通信経路の選択、分散されたデバイスの同期化、及びタスクのデリゲートのための、システムと方法
US8743789B2 (en) 2009-12-18 2014-06-03 Nec Corporation Radio access device, a radio access system, a network selection method and a recording medium
US8868080B2 (en) * 2010-04-23 2014-10-21 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Handover in case of a radio link failure
US8654728B2 (en) * 2011-04-29 2014-02-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Generating uplink signals from user equipment nodes to identify interferers to a network node
KR20120122819A (ko) * 2011-04-30 2012-11-07 주식회사 팬택 무선통신 시스템에서 무선 연결을 재설정하는 장치 및 방법
CN102892143B (zh) * 2011-07-20 2015-11-25 华为技术有限公司 数据分流的方法以及用户设备
KR101935785B1 (ko) * 2011-08-16 2019-04-03 삼성전자 주식회사 무선통신시스템에서 멀티미디어 방송 서비스를 수신하는 방법 및 장치
EP2896247B1 (en) * 2012-09-14 2020-02-19 Interdigital Patent Holdings, Inc. Methods for mobility control for wi-fi offloading in wireless systems
WO2014139575A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Nokia Solutions And Networks Oy Wi-fi support awareness
US9681323B2 (en) * 2013-05-01 2017-06-13 Qualcomm Incorporated Connected mode network selection in WLAN-cellular interworked networks
CN105191415B (zh) * 2013-05-06 2021-01-08 瑞典爱立信有限公司 从第一接入网络到第二接入网络的业务导向
US9521268B2 (en) * 2013-06-03 2016-12-13 Broadcom Corporation Application layer integration into a multi-rat access and handover environment

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003528507A (ja) * 2000-03-23 2003-09-24 シーメンス モービル コミュニケイションズ ソシエタ ペル アチオニ 無線通信システムにおけるハンドオーバ手順
JP2008500751A (ja) * 2004-05-14 2008-01-10 キニータ ワイヤレス、インコーポレイテッド 無認可モバイル・アクセス遠隔通信システムにおけるメッセージング
WO2011129107A1 (ja) * 2010-04-16 2011-10-20 パナソニック株式会社 経路切替システム、経路切替方法、及び移動端末
JP2017200246A (ja) * 2013-08-02 2017-11-02 日本電気株式会社 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法
JP2017156353A (ja) * 2017-05-18 2017-09-07 セイコーエプソン株式会社 物理量センサー、電子機器、および移動体
WO2019032972A1 (en) * 2017-08-11 2019-02-14 Idac Holdings, Inc. TRAFFIC ORIENTATION AND SWITCHING BETWEEN MULTIPLE ACCESS NETWORKS
JP2020530690A (ja) * 2017-08-11 2020-10-22 アイディーエーシー ホールディングス インコーポレイテッド 複数のアクセスネットワークの間でのトラフィックステアリングおよび切り替え

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
BROADCOM CORPORATION: "Air-Interface Enhancement Proposals for WLAN/3GPP Radio Interworking[online]", 3GPP TSG-RAN WG2#81BIS R2-131384, JPN6016044806, 15 April 2013 (2013-04-15), ISSN: 0004468516 *
LG ELECTRONICS INC.: "Comparison of access network selection solutions[online]", 3GPP TSG-RAN WG2#82 R2-132055, JPN6016044808, 20 May 2013 (2013-05-20), ISSN: 0004468515 *
QUALCOMM INCORPORATED, ERICSSON, ORANGE, CATT, HUAWEI, CHINA UNICOM, CMCC, ZTE: "Text proposal on WLAN/3GPP radio Interworking solution 3[online]", 3GPP TSG-RAN WG2#82 R2-132194, JPN6016044804, 20 May 2013 (2013-05-20), ISSN: 0004468514 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10813155B2 (en) 2015-02-06 2020-10-20 Sony Corporation Wireless communication apparatus and wireless communication method for connection to a wireless network
DE112021000844T5 (de) 2020-02-05 2022-11-24 Alps Alpine Co., Ltd. Eingabevorrichtung und eingabemodul

Also Published As

Publication number Publication date
GB201313914D0 (en) 2013-09-18
WO2015016138A1 (en) 2015-02-05
GB2516886A (en) 2015-02-11
EP3634043A1 (en) 2020-04-08
US20160198398A1 (en) 2016-07-07
US11330514B2 (en) 2022-05-10
CN105453656A (zh) 2016-03-30
CN110267328A (zh) 2019-09-20
EP3028507B1 (en) 2020-01-01
KR101778475B1 (ko) 2017-09-13
JP6904397B2 (ja) 2021-07-14
KR20160024397A (ko) 2016-03-04
CN105453656B (zh) 2019-07-09
JP2016525289A (ja) 2016-08-22
EP3634043B1 (en) 2022-03-30
EP3028507A1 (en) 2016-06-08
JP6191849B2 (ja) 2017-09-06
CN110267328B (zh) 2021-08-31
JP2017200246A (ja) 2017-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6904397B2 (ja) 通信デバイス、通信デバイスにおける方法、基地局及び基地局における方法
EP3245838B1 (en) Communication apparatus, core network node, system and methods for rerouting nas-messages
JP6777155B2 (ja) 通信システム用の通信装置、及び方法
CN107925932B (zh) Lte-wlan聚合切换期间的控制和用户计划的划分方法、通信设备和通信装置
EP2957130B1 (en) Method and system for offloading handover of wireless connections from a lte network to a wi-fi network
RU2717562C1 (ru) Мобильность в 5g с передачей обслуживания или повторным выбором соты в зависимости от изменения обслуживающей зоны функциональных возможностей плоскости пользователя
EP2966896A2 (en) Data stream transmission method and device
KR102190782B1 (ko) 이종 접속 망 간의 트래픽 이동 방법 및 이를 수행하는 무선 통신 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191002

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20191108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6904397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150