JP3863790B2 - トラクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホイル式前輪を前走行部に、走行クローラを後走行部に有するハーフクローラ型のトラクタに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、ハーフクローラ型トラクタにおいても、機体旋回時には、ホイルトラクタ同様にリヤデフ機構をブレーキペダルなどの操作で左右のブレーキ力を調節して、旋回外側及び内側のクローラ速度を高速及び低速とさせたスムーズな旋回を行っているが、旋回の都度ブレーキペダル操作などを必要とする手間の煩わしさがある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
したがって本発明は、課題を解決するために次の如く構成したものでるあ。
【0004】
ホイル式前輪(4・4)を機体の前走行部に、後走行部に走行クローラ(7・7)を装備させたハーフクローラ型のトラクタ(1)において、強制デフ(29)を形成する左右の遊星ギヤ機構(30)を、ミッションケース(18)に配設し、主変速機構(31)及び副変速機構(32)を介した走行変速出力を、デフ入力軸(33)を介して、前記左右の遊星ギヤ機構(30)に伝え、左右走行クローラ(7・7)を略同一速度で同一方向に駆動し、前進または後進走行させ、前記ミッションケース(18)に油圧操向ケース(34)を固定し、油圧無段変速構造の油圧操向ポンプ(35)と油圧操向モータ(36)を収納し、該油圧操向モータ(36)のモータ軸(38)を、左右逆転ベベルギヤ(39)を介して左右遊星ギヤ機構(30)に連結し、該左右遊星ギヤ機構(30)を介して左右 車軸(21)に伝え、左右走行クローラ(7・7)を略同一速度で逆方向に駆動し、左方向または右方向に旋回走行可能とし、操向ハンドル(5)に連結するパワーステアリング(40)で操作されるホイル式前輪(4・4)の操舵角を、ステアリングアーム(42)及び連結リンク(43)を介し、前記操向ケース(34)のポンプ出力無段変速用アーム(44)に伝え、操向ハンドル(5)の切れ角に応じた回転を、モータ軸(38)より出力させて、左右車軸(21)の逆駆動を行うように構成し、更に、走行クローラ(7・7)の接地面積(L1・L2)を変化させるクローラ変形機構の変形シリンダ(27)を設け、操向ハンドル(5)の切れ角が設定以上となる機体旋回作業時には、操向ハンドル(5)のハンドル切れ角に応じただけ変形シリンダ(27)を伸張させ、一方の走行クローラ(7)を小さな接地面積(L2)とし、また、通常作業の直進走行で車速の一定以下の時には変形シリンダ(27)を縮小し、走行クローラ7の大きな接地面積(L1)とし、また、直進走行で走行速度の一定以上の時には、走行速度に応じただけ変形シリンダ(27)を伸張させ、左右の走行クローラ(7・7)の小さな接地面積(L2)に変化させるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図を示し、図中1はハーフクローラ型のトラクタであり、エンジン2を内設させるボンネット3両側に左右のホイル式前輪4・4を装設させ、前記ボンネット3後部に丸形操向ハンドル5を設け、該ハンドル5後方に運転席6を設置させ、運転席6両側外方に左右の走行クローラ7・7を装設させ、運転席6前側のステップ8に左右ブレーキペダル9・9、及びクラッチペダル10を配設させ、作業者が運転席6に座乗して走行移動させると共に、トラクタ機体後方に3点リンク機構11を介し耕耘ロータリ作業機12を昇降自在に装設させて耕耘作業を行うように構成している。
【0006】
図3乃至図5に示す如く、前記走行クローラ7は、中央上側の駆動スプロケット14と、前下側のテンションローラ15と、後下側の遊転ローラ16と、前後ローラ15・16間に配設する3つのトラックローラ17とに略3角形状に張設させたもので、ミッションケース18の左右外側に固設するリヤアクスルケース19のファイナルケース部20に車軸21を介し駆動スプロケット14を支持させる。それと共に、ファイナルケース部20の外側に受台22を介し、アイドラフレーム23を固設させ、アイドラフレーム23の前端にガイド軸24及びテンションバネ25を介し回転自在にテンションローラ15を、またフレーム23の後端に回転自在に遊転ローラ16を取付けている。
【0007】
また、3つのトラックローラ17を、アイドラフレーム23下方のトラックフレーム26に同一高さで取付けると共に、車軸21下方のトラックフレーム26上に油圧式クローラ変形シリンダ27を固設させ、シリンダ27のピストンロッド28先端をアイドラフレーム23下面に連結させて、図4に示す如く、前記シリンダ27の伸張時はトラックフレーム26を下方に移動させ、3つのトラックローラ17でクローラ17の下側中央部を下方に張り出させて、クローラ17の接地面積L1を面積L2に縮小させるように構成している。
【0008】
図6に示す如く、強制デフ29を形成する左右遊星ギヤ機構30を前記ミッションケース18に開設させ、主及び副変速機構31・32を介する走行変速出力を、デフ入力軸33を介して、左右遊星ギヤ機構30に伝え、左右走行クローラ7を略同一速度で同一方向に駆動し、前進または後進走行させる。また、前ミッションケース18後面に油圧操向ケース34を固定させ、油圧無段変速構造(HST)の油圧操向ポンプ35及びモータ36を前記ケース34に内設させ、前記ポンプ35を駆動させるポンプ軸37に副変速後の出力を入力させる。それと共に、前記モータ36によって回転させるモータ軸38を左右逆転ベベルギヤ39を介して左右遊星ギヤ機構30に連結させ、前記ポンプ35とモータ36により無段変速する操向出力を左右遊星ギヤ機構30を介して左右車軸21に伝え、図12に示す如く、左右走行クローラ7を略同一速度で逆方向に駆動し、左方向または右方向に旋回走行させる(旋回外側のクローラ速度をA、内側のクローラ速度をBとするときA≒B)。
【0009】
図7に示す如く、操向ハンドル5に連結するパワーステアリング40のパワーシリンダ41で操作される前輪4の操舵角を、ステアリングアーム42及び連結リンク43を介し操向ケース34のポンプ出力無段変速用アーム44に伝えて、操向ハンドル5の切れ角に応じた回転を、モータ軸38より出力させて、左右駆動スプロケット14の逆駆動を行うように構成している。
【0010】
図8にも示す如く、前記ステアリングアーム42の揺動量よりハンドル5の切れ角を検出するポテンショメータ型など(エンコーダでも良い)の旋回センサ45と、前記変形シリンダ27の伸張動作を開始するときの基準のハンドル切れ角を設定する旋回設定器46と、機体の走行速度である車速を検出する車速センサ47と、前記変形シリンダ27による走行クローラ7の変形を表示する表示ランプ48とを備え、前記旋回センサ45・旋回設定器46・車速センサ47をコントローラ49に入力接続させると共に、変形シリンダ27に油圧を供給する油圧電磁切換弁50及び表示ランプ48にコントローラ49を出力接続させている。
【0011】
そして図9乃至図11に示す如く、ハンドル切れ角が設定以上となる機体旋回作業時には、図10のようにハンドル切れ角に応じただけ変形シリンダ27を伸張させ表示ランプ48を点灯させて、走行クローラ7の接地面積L1を小さな接地面積L2(L1>L2)に変化させてスムーズな旋回を行う一方、通常作業の直進走行で車速の一定以下のとき変形シリンダ27を縮小させ走行クローラ7の接地面積L1を拡大させて牽引力など良好な走行を行う。
【0012】
また直進走行で走行速度(車速)の一定以上のときにも、図11のように、走行速度に応じただけ変形シリンダ27を伸張させ表示ランプ48を点灯させて、走行クローラ7の接地面積をL1より小さな接地面積L2に変化させて(ホイル型車輪の接地状態に近づけて)良好な高速走行を行う。
【0013】
また図1に示す如く、走行クローラ7のフェンダ51に泥落しローラ52を上下揺動自在に設けて、走行クローラ7にローラ52を接触時には走行クローラ7表面に付着する泥土の除去を行うように構成している。
【0014】
上記からも明らかなように、機体の後走行部に走行クローラ7を装備させたハーフクローラ型のトラクタ1において、旋回変速機構である操向ケース34の出力を遊星ギヤ機構30を介し走行クローラ7に伝達して、左右走行クローラ7の速度を無段階に変化させることによって、従来の如く左右走行クローラ7にブレーキ力を作用させることなくエンジン駆動力を保ったまま旋回操作量に応じた回転量を左右走行クローラ7に与えて、スムーズ且つ効率良好な機体の旋回を可能とさせることができる。
【0015】
また、走行クローラ7の接地面積L1・L2を変化させるクローラ変形機構である変形シリンダ27に旋回変速機構34を連結させ、機体の旋回に連動させて走行クローラ7の接地面積L1を縮小させることによって、機体旋回時には旋回量に応じた接地面積の小さな走行クローラ7でスムーズな機体旋回を行って旋回性能を高めて、旋回作業での能率向上化を図ることができる。
【0016】
また図6、図12に示す如く、前記ポンプ軸37は副変速後より入力をとり、ハンドル切れ角の最大時でも内側クローラ7のクローラ速度を略0とさせ、副変速の何れの変速域でも内側クローラ7を逆転させることがないためスピン回転など防止できる。
【0017】
図13乃至図17は走行クローラ7の変形構造の他の実施例を示すもので、図13、図14のものはアイドラフレーム23の前後両端にアイドラであるローラ15・16を有する前後ローラアーム53・54をテンションバネ55を介し伸縮自在に設け、3つのトラックローラ17を有するトラックフレーム26をファイナルケース部20より車軸21下方に延設させる受フレーム56に固定させ、トラックフレーム26に固設する変形シリンダ27のピストンロッド28先端をアイドラフレーム23に連結させて、変形シリンダ27の伸張時にはトラックローラ17の位置は保ったまま前後のローラ15・16のみを上方に移動させて通常の接地面積L1より小さな接地面積L2に変化させるように構成したものである。該構成の場合機体の地上高を略一定に保つことができる。
【0018】
また図15乃至図17に示すものは、アイドラフレーム23の前後両端にアイドラであるローラ15・16を回転自在に取付け、3つのトラックローラ17を有するトラックフレーム26を前後2つのフレーム57・58に分割させ、中央ローラ17aのローラ軸59aの軸受部材60をファイナルケース部20にフレーム61を介して連結固定させ、ローラ軸59aの軸受筒62に固設する変形シリンダ27のピストンロッド28先端をアイドラフレーム23の略中央下面に連結させ、前後ローラ17b・17cをそれぞれ先端に有するフレーム57・58の基端をローラ軸59aに揺動自在に取付け、前後ローラ17b・17cのローラ軸59b・59cとアイドラフレーム23の前後枢支軸63とをガイド軸64及び圧縮バネ65を介して連結させて、変形シリンダ27の伸張時にはアイドラフレーム23と一体に前後ローラ15・16を上動させると共に、ガイド軸64を介しフレーム57・58と一体にローラ17b・17cをローラ軸59aを中心として上方に揺動させて、中央ローラ17aでのみ走行クローラ7を接地させホイル型車輪の接地状態に近づけて、スムーズな機体旋回や高速移動を容易に可能とさせるように構成したものである。
【0019】
上記からも明らかなように、機体の後走行部に走行クローラ7を装備させたハーフクローラ型のトラクタ1において、走行クローラ7の接地面積L1・L2を変化させる変形シリンダ27を設けたことによって、機体の旋回時などに走行クローラ7の接地面積L1を縮小させて、旋回時の走行クローラ7による土寄せを減少させ、旋回抵抗を小さくしてスムーズな旋回を可能とさせることができると共に、高速走行性も向上させることができる。
【0020】
また、機体を旋回操作する旋回ケース34に変形シリンダ27を連結させたことによって、機体の旋回操作量に応じた走行クローラ7の接地面積L1の縮小を容易に可能とさせて、旋回性能と作業能率の向上化を図ることができると共に、変形シリンダ27は走行クローラ7を張設する支持回転体であるローラ15・16・17を移動させることによって、コンパクトに走行部に組込む変形シリンダ27でローラ15・16・17を移動させるだけの簡単な手段によって、走行クローラ7の適正な縮小化を図って、旋回や高速作業での効率向上化を図ることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、ホイル式前輪(4・4)を機体の前走行部に、後走行部に走行クローラ(7・7)を装備させたハーフクローラ型のトラクタ(1)において、強制デフ(29)を形成する左右の遊星ギヤ機構(30)を、ミッションケース(18)に配設し、主変速機構(31)及び副変速機構(32)を介した走行変速出力を、デフ入力軸(33)を介して、前記左右の遊星ギヤ機構(30)に伝え、左右走行クローラ(7・7)を略同一速度で同一方向に駆動し、前進または後進走行させ、前記ミッシ ョンケース(18)に油圧操向ケース(34)を固定し、油圧無段変速構造の油圧操向ポンプ(35)と油圧操向モータ(36)を収納し、該油圧操向モータ(36)のモータ軸(38)を、左右逆転ベベルギヤ(39)を介して左右遊星ギヤ機構(30)に連結し、該左右遊星ギヤ機構(30)を介して左右車軸(21)に伝え、左右走行クローラ(7・7)を略同一速度で逆方向に駆動し、左方向または右方向に旋回走行可能とし、操向ハンドル(5)に連結するパワーステアリング(40)で操作されるホイル式前輪(4・4)の操舵角を、ステアリングアーム(42)及び連結リンク(43)を介し、前記操向ケース(34)のポンプ出力無段変速用アーム(44)に伝え、操向ハンドル(5)の切れ角に応じた回転を、モータ軸(38)より出力させて、左右車軸(21)の逆駆動を行うように構成し、更に、走行クローラ(7・7)の接地面積(L1・L2)を変化させるクローラ変形機構の変形シリンダ(27)を設け、操向ハンドル(5)の切れ角が設定以上となる機体旋回作業時には、操向ハンドル(5)のハンドル切れ角に応じただけ変形シリンダ(27)を伸張させ、一方の走行クローラ(7)を小さな接地面積(L2)とし、また、通常作業の直進走行で車速の一定以下の時には変形シリンダ(27)を縮小し、走行クローラ7の大きな接地面積(L1)とし、また、直進走行で走行速度の一定以上の時には、走行速度に応じただけ変形シリンダ(27)を伸張させ、左右の走行クローラ(7・7)の小さな接地面積(L2)に変化させるので、従来の如く左右走行クローラ7にブレーキ力を作用させることなくエンジン駆動力を保ったまま旋回操作量に応じた回転量を左右走行クローラ7に与えて、スムーズ且つ効率良好な機体の旋回を可能とさせることができるものである。
【0022】
また、走行クローラ7の接地面積L1・L2を変化させるクローラ変形機構27に旋回変速機構34を連結させ、機体の旋回に連動させて走行クローラ7の接地面積L1を縮小させたものであるから、機体旋回時には旋回量に応じた接地面積の小さな走行クローラ7でスムーズな機体旋回を行って旋回性能を高めて、旋回作業での能率向上化を図ることができるものである。
【0023】
また、通常作業の直進走行で車速の一定以下のとき変形シリンダ27を縮小させ走行クローラ7の接地面積L1を拡大させて牽引力など良好な走行を行うものである。
また、直進走行で走行速度(車速)の一定以上のときにも、図11のように、走行速度に応じただけ変形シリンダ27を伸張させ表示ランプ48を点灯させて、走行クローラ7の接地面積をL1より小さな接地面積L2に変化させて(ホイル型車輪の接地状態に近づけて)良好な高速走行を行うものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタの全体側面図。
【図2】 トラクタの全体平面図。
【図3】 走行クローラ部の側面説明図。
【図4】 走行クローラの変形説明図。
【図5】 走行クローラ部の断面説明図。
【図6】 旋回駆動系の説明図。
【図7】 旋回操作系の説明図。
【図8】 制御回路図。
【図9】 フローチャート。
【図10】 ハンドル切れ角とクローラ接地面積の関係図。
【図11】 走行速度とクローラ接地面積の関係図。
【図12】 ハンドル切れ角とクローラ速度の関係図。
【図13】 走行クローラ部の他の構成例を示す説明図。
【図14】 図13の走行クローラの変形説明図。
【図15】 走行クローラ部の他の構成例を示す説明図。
【図16】 図15の走行クローラの変形説明図。
【図17】 図15のトラックフレーム部の説明図。
【符号の説明】
1 トラクタ
7 走行クローラ
27 変形シリンダ(クローラ変形機構)
30 遊星ギヤ機構
34 旋回操作機構(操向ケース)
L1・L2 接地面積
Claims (1)
- ホイル式前輪(4・4)を機体の前走行部に、後走行部に走行クローラ(7・7)を装備させたハーフクローラ型のトラクタ(1)において、強制デフ(29)を形成する左右の遊星ギヤ機構(30)を、ミッションケース(18)に配設し、主変速機構(31)及び副変速機構(32)を介した走行変速出力を、デフ入力軸(33)を介して、前記左右の遊星ギヤ機構(30)に伝え、左右走行クローラ(7・7)を略同一速度で同一方向に駆動し、前進または後進走行させ、前記ミッションケース(18)に油圧操向ケース(34)を固定し、油圧無段変速構造の油圧操向ポンプ(35)と油圧操向モータ(36)を収納し、該油圧操向モータ(36)のモータ軸(38)を、左右逆転ベベルギヤ(39)を介して左右遊星ギヤ機構(30)に連結し、該左右遊星ギヤ機構(30)を介して左右車軸(21)に伝え、左右走行クローラ(7・7)を略同一速度で逆方向に駆動し、左方向または右方向に旋回走行可能とし、操向ハンドル(5)に連結するパワーステアリング(40)で操作されるホイル式前輪(4・4)の操舵角を、ステアリングアーム(42)及び連結リンク(43)を介し、前記操向ケース(34)のポンプ出力無段変速用アーム(44)に伝え、操向ハンドル(5)の切れ角に応じた回転を、モータ軸(38)より出力させて、左右車軸(21)の逆駆動を行うように構成し、更に、走行クローラ(7・7)の接地面積(L1・L2)を変化させるクローラ変形機構の変形シリンダ(27)を設け、操向ハンドル(5)の切れ角が設定以上となる機体旋回作業時には、操向ハンドル(5)のハンドル切れ角に応じただけ変形シリンダ(27)を伸張させ、一方の走行クローラ(7)を小さな接地面積(L2)とし、また、通常作業の直進走行で車速の一定以下の時には変形シリンダ(27)を縮小し、走行クローラ7の大きな接地面積(L1)とし、また、直進走行で走行速度の一定以上の時には、走行速度に応じただけ変形シリンダ(27)を伸張させ、左右の走行クローラ(7・7)の小さな接地面積(L2)に変化させることを特徴とするトラクタ。
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