JP2598546Y2 - 移動作業機の走行装置 - Google Patents
移動作業機の走行装置Info
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- JP2598546Y2 JP2598546Y2 JP1993062312U JP6231293U JP2598546Y2 JP 2598546 Y2 JP2598546 Y2 JP 2598546Y2 JP 1993062312 U JP1993062312 U JP 1993062312U JP 6231293 U JP6231293 U JP 6231293U JP 2598546 Y2 JP2598546 Y2 JP 2598546Y2
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧変速機構による両
クローラの走行を有効に行わせることができる移動作業
機の走行装置に関する。
クローラの走行を有効に行わせることができる移動作業
機の走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、左右の両クローラをHSTポン
プにより油圧変速式にしてデフ装置を介し駆動可能にし
て構成した移動作業機において、図3に示すように、エ
ンジン8により駆動する可変容量油圧ポンプ3a並びに
定容量油圧モータ3b及び変速機9によりデフ装置10
に伝動するとともに、左右両クローラ1,2の駆動輪1
a,2aに伝動するような強制デフ式になっていた。
プにより油圧変速式にしてデフ装置を介し駆動可能にし
て構成した移動作業機において、図3に示すように、エ
ンジン8により駆動する可変容量油圧ポンプ3a並びに
定容量油圧モータ3b及び変速機9によりデフ装置10
に伝動するとともに、左右両クローラ1,2の駆動輪1
a,2aに伝動するような強制デフ式になっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、操向に
必要な差動トルクを油圧変速機構で伝えているため旋回
半径は無段階に変化させることができるが、芯地旋回を
させることができず、機体の操向操作が難しくなってお
り、しかも、構造が複雑でコスト高になっている、とい
った不具合を呈していた。また、スピンターンを行わせ
る技術として、特開平1−317877号公報、およ
び、実開平2−135374号公報等が公知となってい
るが、これらには、デフ機構が用いられておらず、直進
性が良くないといった問題点があった。
必要な差動トルクを油圧変速機構で伝えているため旋回
半径は無段階に変化させることができるが、芯地旋回を
させることができず、機体の操向操作が難しくなってお
り、しかも、構造が複雑でコスト高になっている、とい
った不具合を呈していた。また、スピンターンを行わせ
る技術として、特開平1−317877号公報、およ
び、実開平2−135374号公報等が公知となってい
るが、これらには、デフ機構が用いられておらず、直進
性が良くないといった問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、そのような不
具合を解決し、左右の両クローラ1,2をHSTポンプ
により油圧変速式にしてデフ装置を介し駆動可能にして
構成した移動作業機において、HSTポンプ3により駆
動する副変速軸4に伝動連結して両クローラ1,2の駆
動輪1a,2aを駆動するデフ装置5のデフ軸5aには
直進パワークラッチ装置6を介装するとともに、前記デ
フ軸5aにはブレーキ及びスピンクラッチ操作可能のブ
レーキ軸兼スピン軸7を伝動連結して構成するととも
に、直進時には前記直進パワークラッチ装置を操作する
ことにより両クローラの駆動輪1a,2aの回転数を同
一とするべく構成したものである。
具合を解決し、左右の両クローラ1,2をHSTポンプ
により油圧変速式にしてデフ装置を介し駆動可能にして
構成した移動作業機において、HSTポンプ3により駆
動する副変速軸4に伝動連結して両クローラ1,2の駆
動輪1a,2aを駆動するデフ装置5のデフ軸5aには
直進パワークラッチ装置6を介装するとともに、前記デ
フ軸5aにはブレーキ及びスピンクラッチ操作可能のブ
レーキ軸兼スピン軸7を伝動連結して構成するととも
に、直進時には前記直進パワークラッチ装置を操作する
ことにより両クローラの駆動輪1a,2aの回転数を同
一とするべく構成したものである。
【0005】
【作用】したがって、両クローラにより走行する場合、
直進パワークラッチ装置を操作すると両駆動輪の回転数
を同一にさせて機体を有効に直進させることができるこ
とになり、また、直進クラッチをオフにして一方の駆動
輪にブレーキ圧をかけることにより緩旋回させることが
できるが、ブレーキ圧の変化により無段階に差動させて
所望のデフ旋回をさせることができることになり、さら
にまた、スピンクラッチ操作を行うと左右の駆動輪が逆
転して芯地旋回ができる。
直進パワークラッチ装置を操作すると両駆動輪の回転数
を同一にさせて機体を有効に直進させることができるこ
とになり、また、直進クラッチをオフにして一方の駆動
輪にブレーキ圧をかけることにより緩旋回させることが
できるが、ブレーキ圧の変化により無段階に差動させて
所望のデフ旋回をさせることができることになり、さら
にまた、スピンクラッチ操作を行うと左右の駆動輪が逆
転して芯地旋回ができる。
【0006】
【実施例】図2は移動作業機の1例であるコンバインを
示し、機体下部の両側には前方の駆動輪1a,2aによ
ってそれぞれ駆動する左右の両クローラ1,2を配備
し、機体上には刈取部11、脱穀部12、運転部13、
グレンタンク14を装備して従来形構造同様に構成した
ものである。
示し、機体下部の両側には前方の駆動輪1a,2aによ
ってそれぞれ駆動する左右の両クローラ1,2を配備
し、機体上には刈取部11、脱穀部12、運転部13、
グレンタンク14を装備して従来形構造同様に構成した
ものである。
【0007】図1は前記コンバインの両駆動輪1a,2
aを駆動する走行駆動装置を概略示したものであり、エ
ンジン駆動のHSTポンプ3により駆動する副変速軸4
に伝動連結して両クローラ1,2の駆動輪1a,2aを
駆動するデフ装置5のデフ軸5aには直進パワークラッ
チ装置6を介装するとともに、前記デフ軸5aにはブレ
ーキ圧コントロール装置7a,7b及びスピンクラッチ
装置7cを介装したブレーキ軸兼スピン軸7を伝動連結
して構成する。
aを駆動する走行駆動装置を概略示したものであり、エ
ンジン駆動のHSTポンプ3により駆動する副変速軸4
に伝動連結して両クローラ1,2の駆動輪1a,2aを
駆動するデフ装置5のデフ軸5aには直進パワークラッ
チ装置6を介装するとともに、前記デフ軸5aにはブレ
ーキ圧コントロール装置7a,7b及びスピンクラッチ
装置7cを介装したブレーキ軸兼スピン軸7を伝動連結
して構成する。
【0008】したがって、両クローラ1,2により走行
する場合、直進パワークラッチ装置6を操作すると両駆
動輪1a,2aの回転数を同一にさせて機体を有効に直
進させることができることになり、また、直進クラッチ
をオフにして一方の駆動輪2aにブレーキ圧をかけるこ
とにより機体を右方向に緩旋回させることができるが、
ブレーキ圧の変化により無段階に差動させて有効に所望
のデフ旋回をさせることができることになり、さらにま
た、スピンクラッチ装置7cを行うと左右の駆動輪1
a,2aが逆転して機体を有効に芯地旋回させることが
できる。
する場合、直進パワークラッチ装置6を操作すると両駆
動輪1a,2aの回転数を同一にさせて機体を有効に直
進させることができることになり、また、直進クラッチ
をオフにして一方の駆動輪2aにブレーキ圧をかけるこ
とにより機体を右方向に緩旋回させることができるが、
ブレーキ圧の変化により無段階に差動させて有効に所望
のデフ旋回をさせることができることになり、さらにま
た、スピンクラッチ装置7cを行うと左右の駆動輪1
a,2aが逆転して機体を有効に芯地旋回させることが
できる。
【0009】
【考案の効果】このように本考案は、両クローラ1,2
により走行する場合、直進パワークラッチ装置6を操作
すると両駆動輪1a,2aの回転数を同一にさせて機体
を有効に直進させることができることになり、また、直
進クラッチをオフにして一方の駆動輪にブレーキ圧をか
けることにより緩旋回させることができるが、ブレーキ
圧の変化により無段階に差動させて有効に所望のデフ旋
回をさせることができることになり、さらにまた、スピ
ンクラッチ操作を行うと左右の駆動輪1a,2aが逆転
して芯地旋回ができることになり、移動作業機の操縦を
有効かつ容易に行うことができることになり、簡単な構
造にしてコストダウンも達成することができて好適に実
施できる特長を有する。
により走行する場合、直進パワークラッチ装置6を操作
すると両駆動輪1a,2aの回転数を同一にさせて機体
を有効に直進させることができることになり、また、直
進クラッチをオフにして一方の駆動輪にブレーキ圧をか
けることにより緩旋回させることができるが、ブレーキ
圧の変化により無段階に差動させて有効に所望のデフ旋
回をさせることができることになり、さらにまた、スピ
ンクラッチ操作を行うと左右の駆動輪1a,2aが逆転
して芯地旋回ができることになり、移動作業機の操縦を
有効かつ容易に行うことができることになり、簡単な構
造にしてコストダウンも達成することができて好適に実
施できる特長を有する。
【図1】本考案実施例の要部を概略示した伝動回路図で
ある。
ある。
【図2】コンバインを示した斜視図である。
【図3】従来例を概略示した伝動回路図である。
1 クローラ 2 クローラ 3 HSTポンプ 4 副変速軸 1a 駆動輪 2a 駆動輪 5 デフ装置 5a デフ軸 6 直進パワークラッチ装置 7 ブレーキ軸兼スピン軸
Claims (1)
- 【請求項1】 左右の両クローラ1,2をHSTポンプ
により油圧変速式にしてデフ装置を介し駆動可能にして
構成した移動作業機において、HSTポンプ3により駆
動する副変速軸4に伝動連結して両クローラ1,2の駆
動輪1a,2aを駆動するデフ装置5のデフ軸5aには
直進パワークラッチ装置6を介装するとともに、前記デ
フ軸5aにはブレーキ及びスピンクラッチ操作可能のブ
レーキ軸兼スピン軸7を伝動連結して構成するととも
に、直進時には前記直進パワークラッチ装置を操作する
ことにより両クローラの駆動輪1a,2aの回転数を同
一とするべく構成したことを特徴とする走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062312U JP2598546Y2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 移動作業機の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062312U JP2598546Y2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 移動作業機の走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726280U JPH0726280U (ja) | 1995-05-16 |
JP2598546Y2 true JP2598546Y2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=13196497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993062312U Expired - Fee Related JP2598546Y2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 移動作業機の走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598546Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023199590A1 (ja) | 2022-04-15 | 2023-10-19 | 三菱重工機械システム株式会社 | ロール紙支持装置およびロール紙用チャック並びに段ボールシートの製造装置 |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP1993062312U patent/JP2598546Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0726280U (ja) | 1995-05-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |