JP3863767B2 - バルクガス配送システムおよび配送方法、並びにバルクガスローリー車の配車方法 - Google Patents

バルクガス配送システムおよび配送方法、並びにバルクガスローリー車の配車方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルクガス配送システムおよびバルクガス配送方法に関する。バルクガスとは液化酸素ガス、液化窒素ガス、液化アルゴンガス、液化炭酸ガス等を代表とする低沸点ガスおよびLPGをいう。
【0002】
【従来の技術】
バルクガス車を使用した従来のバルクガス配送システムおよび方法は次の様に構成されていた。すなわち、注文に関して、各顧客は、自己サイト内に設置されているバルクガス貯槽の液面計を管理し、液体ガスが不足することを把握し、バルクガス納入者に注文情報を発信し、注文情報を受けたバルクガス納入者は、バルクガス納入のためのバルクガスローリー車を配車し、納入に対応していた。配送計画は、顧客からの注文情報に従い立案するが、納入可能量は推定に基づいて確定され、納入することを行っていた。納入量の管理は、充填前後に大型台秤にバルクガスローリー車を載せ計測していた。大型台秤が納入顧客サイト近隣にない場合には、最短距離の大型台秤がある場所までバルクガスローリー車を移動させて充填前後の重量を計測し、その計測データに基づき納品者を作成し、納品していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来システム,方法の問題点は次のようである。
注文システム:
1)注文情報と納入量に関する定量的管理が出来ていない。
2)顧客サイトに設置している貯槽には、法的な定めにより液面計が設置されているが、概ねバルクガスは、低沸点ガスであり圧力により密度が変化する為、単に液面計の読み値からは正確な充填可能量を読み取ることは出来ない。
3)注文情報から決定する納入日が、情報量が不足している為最適化できない。
【0004】
配送:
1)配送時間及び配送量・配送距離の定量的な演算処理実施の為の情報量が不足しており、最適配送計画の立案が出来ない。
2)初期配送計画実施後には、巡回充填計画の場合であっても巡回中の情報がないため、巡回中の配送計画変更が出来ず充填量補正等修復できず効率が悪い。
【0005】
納入:
1)納入に当り、納入単位が重量である為台秤にて納入量の管理をしている。
2)バルクガスローリー車の検量が可能な台秤は、各地域ごとにでもある物ではなく検量する為の移動距離及び移動時間にロスを生じている。
3)バルクガスは、概ね低沸点ガスであり貯蔵圧力により液密度が変化し単なる液面計で充填量を把握することが出来ない。
4)納入量を納入時点で把握することが出来ない為、納品処理は事後処理となる。
【0006】
バルクガスは、概ね超低温沸点ガスである。バルクガスローリー車は、内容器・外容器の二重構造となっており中間層にはパーライト真空断熱を施されており外部からの入熱を最小限にするよう設計されているが、バルクガスローリー車容器本体のみで約0.3%/日 のガスが蒸発する。実際には、外部配管その他からの入熱を考慮すると概ね約1%/日程度の蒸発ガスが発生する。蒸発したガスは容器上部にガスとなり貯蔵されるが、容器内圧力を上昇させる為、大気へ放出することになる。
従って、バルクガスローリー車へのガス貯蔵期間を縮小化することは配送計画をする上での重要事項となる。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑み、バルクガスローリー車へのガス貯蔵期間を縮小化し、コストの低減を図ることのできるバルクガス配送システムおよび方法、並びにバルクガスローリー車の配車方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ータベースに予め入力されているガス名コードと当該ガスの液密度と圧力との関係を記憶保持した密度算定テーブルを使用して液密度情報と圧力情報とから顧客サイトのバルクかつ貯槽の液面の高さを算出し、貯蔵量を演算算出して、事前に採取された同一曜日同一時間使用量実績データから需要予測を行う顧客情報管理サービスシステムと、バルクガスローリー車の車載端末からの液面情報と、データベースに予め入力されているガス名コードと当該ガスの液密度と圧力との関係を記憶保持する密度算定テーブルを使用して液密度情報と圧力情報とから現充填可能量と顧客サイトへの充填量とを演算する動態管理配送管理システム(動態管理システム)と、バルクガスローリー車の位置情報と、動態管理システムからの現充填可能量と並びに事前に採取された同一曜日同一時間の使用実績データからの需要予測時系列データとからバルクガスローリー車による配送計画(バルクガスローリー車の配送計画を含む)を立案する配送計画システムと、からバルクガス配送システムおよび方法を提供する。
【0009】
本発明は、ータベースに予め入力されているガス名コードと当該ガスの液密度と圧力との関係を記憶保持した密度算定テーブルを使用して液密度情報と圧力情報とから顧客サイトのバルクかつ貯槽の液面の高さを算出し、貯蔵量を演算算出して、事前に採取された同一曜日同一時間使用量実績データから需要予測曲線を作成する顧客情報管理サービスシステムと、バルクガスローリー車の車載端末からの液面情報と、データベースに予め入力されているガス名コードと当該ガスの液密度と圧力との関係を記憶保持する密度算定テーブルを使用して液密度情報と圧力情報とから現充填可能量と顧客サイトへの充填量とを演算する動態管理配送管理システムと、バルクガスローリー車の位置情報と、動態管理システムからの需要データとからバルクガスローリー車による配送計画を立案する配送計画システムと、からなバルクガス配送システムおよび方法を提供する。
【0010】
上記配送計画システムは、各バルクガスローリー車の現位置と現充填可能量とを取り込み、顧客サイトの位置と需要予測時系列データもしくは需要データとから各バルクガスローリーの配車計画を立案するに当り、バルクガスローリー車からのガス蒸発量を演算要素として取り込むようにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、バルクガス配送システムの全体システム100を示す。図において、全体システム100は、顧客サイト1,顧客情報管理サイト2、および複数のバルクガスローリー車4、並びに通信網5(5a,5b)から構成される。
【0012】
顧客サイト1には、顧客A,顧客Bがそれぞれバルクガス貯槽(タンク)11(11a,11b)を有する。バルクガス貯槽11のタンク液面(LT)および圧力(PT)は、計測されて端末器12を介して通信網5aを介して送信される。他の顧客サイト3は、異なった種類のバルクガス、例えばLPGを取扱っており、顧客サイト1と同様に顧客A,顧客B(顧客C,顧客Dであってもよい)がそれぞれLPG貯槽13(13a,13b)を有する。LPG貯槽13のタンク液面(LT),圧力(PT)も同様に端末器14を介してデータ送信される。
【0013】
顧客情報管理サイト2には、顧客管理情報である圧力/液面情報を集積,記録する顧客管理サーバー21,顧客情報管理サービスシステム22,配送計画システム23,受注情報を集積,記録する受注サーバー24,受注管理システム25,動態管理配送管理システム26,注文情報を集積,記録する注文受入サーバー27およびルーター28(28a,28b)が設けられ、これらはそれぞれ結ばれ、情報の授受がなされるようになっている。
【0014】
各々のバルクガスローリー車4には、バルクガスタンク31が設けられ、該バルクガスタンク31の液面(LT)および圧力(PT)が計測されて車載端末32に入力され、これらのデータは送信装置33を介して送信され、通信網5bを介し、ルーター28bを介して動態管理配送管理システム26に入力される。
【0015】
また、液面あるいは圧力データは、通信網5aを介して、更にルーター28aを介して顧客情報管理サービスシステム22に入力される。
以上の構成によって、顧客に対するバルクガスの配送36を含め、顧客情報管理サービスシステム22によるサービス35が顧客に対してなされることになる。以下、詳述する。
【0016】
図2は、顧客情報管理サービスシステム22を示す。
本システムは、顧客に設置されているバルクガス貯槽11の状態監視をするシステムであり、顧客のバルクガスの使用状況をモニタリングし、使用形態を把握すると共に貯蔵量の正確な掌握をし、配送計画システム23に情報伝達を行うシステムである。
【0017】
各バルクガス貯槽11に設置した液面(信号としては差圧信号)伝送器および圧力伝送器からのタンク液面52,タンク圧力53およびその他の付加情報54が顧客情報51として端末12,14および通信網5aなどの通信回線55を介して顧客情報管理サービスシステム22の顧客情報管理CPU56に液面信号57,圧力信号58として入力される。差圧伝送および圧力伝送を一つの伝送器によって行うシステムを採用してもよい。伝送器から取り出された各信号は、プロトコル変換器(図示せず)によってデジタル信号に変換され、信号伝送される。
顧客データベース59には、予めガス名情報と密度算定データテーブル60が記憶保持されている。
設備情報データベースには、1)ガス名,2)サイズ,3)最高液面,4)最低液面,5)最高圧力,6)最低圧力,7)名称等が記憶される。
【0018】
1)伝送された信号のうち圧力信号58と、あらかじめシステム内に情報として入力されている顧客データベース59のガス名コードから、密度算定データテーブル60上で液密度を算定する。(液密度ρの決定62)
密度ρ(kg/m
2)決定した液密度ρと差圧信号dp(mmAq)による液面信号57により貯槽内液面の高さhを算定する。(63)
【数1】
Figure 0003863767
3)次にデータベース内の貯槽寸法データに基づき現貯蔵量Wnow の算定を行う。(64)
1例として液化ガス貯槽を縦置き円筒型とした場合の計算式は下記となる。(2:1半楕円型鏡板)
【数2】
液化ガスの体積V =r*π*(h−h0)+d*π/24(m)
【数3】
液化ガスの貯蔵量Wnow=V*ρ (kg)
r :貯槽内半径
d :貯槽内直径
h0 :鏡板の高さ
4)データベース内の最大貯蔵量Wmax の値から現充填可能量W(z)を算定する。(65)
【数4】
現充填可能量W(z)=Wmax−W(t) (kg)
5)前記1)から4)までのデータ採取及び演算を定期的に行う。
6)以上のデータの蓄積により、各曜日毎・時間毎の使用量データを蓄積し、貯蔵量予測計算を行う。(67)
7)蓄積データに基づき現時点から以降の需要量予測曲線を作成する。(68)
8)需要量予測演算は、事前採取データのうち最新データから過去にさかのぼり同一曜日同一時間の使用量実績データである12データ(最低3データ以上あればよい)の内の最大値・最小値を除き平均使用量を算出し勾配とする事を基本として取扱うことができる。
データ選択は、顧客の業種・業態を調査の上平均データの纏め方を決定する。
液量予測演算方法(66)は次のようになる。
液量減少勾配αの算出の例
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 1
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 2
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 3
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 4
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 5
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 6
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 7
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 8
同一曜日同一時間使用量実績:Wm 9
同一曜日同一時間使用量実績:Wm10
同一曜日同一時間使用量実績:Wm11
同一曜日同一時間使用量実績:Wm12
【数5】
α=(Wm1〜Wm12の最大最小値を除いた合計値)/10貯蔵量推移
【数6】
W(t)=Wnow−α*(t−t(NOW)) (kg)
ここで、t:配送時間
t(NOW):現在時間
9)液面信号が規定液面以下の場合及び貯槽内圧力が規定圧力範囲外となった場合(圧力異常,液面異常69)には、顧客へ運転情報サービスとして電話等にて連絡し情報の提供を行う。(70)
10)上記にて得られた情報を顧客情報として、配送計画システム23側に伝送する。この時、各貯槽への充填可能量は、顧客からの注文情報として取り扱う。
【0019】
図3は、需要予測曲線の1例を示す図である。現在時点貯蔵量を原点として月日の液面推移の予測状況を示す。
【0020】
図4は、動態管理配送管理システム26を示す。
本システムは、バルクガスローリー車4からの情報の処理システムであり、ローリー車4の現在位置・現貯蔵量・圧力をモニタリングし、物流センタにある動態管理配送管理システム26に信号伝送し、最適となる配送計画構築のための情報を提供すると共に、配送計画システム23からの情報により配送計画先の指示を受け、さらに納入顧客への納入伝票を発行するシステムである。
【0021】
各バルクガスローリー車4に設置した液面(信号としては差圧信号)伝送器および圧力伝送器からのローリー液面72,ローリー圧力73並びにその他の顧客情報74,GPS75による現位置を含めた位置情報が動態情報71として端末32,送信器33および通信網5bなどの通信回線76を介して、更に動態管理配送管理システム26を介して顧客情報管理サービスシステム22の顧客情報管理CPU56に、液面信号81,圧力信号82および所在地(位置)情報83として入力される。差圧伝送および圧力伝送を一つの伝送器によってシステムを採用してもよい。伝送器から取り出された各信号は、プロトコル変換器(図示せず)によってデジタル信号に変換され、信号伝送される。
【0022】
ローリーデータベース84には、予めガス名情報と密度算定データテーブル85が記憶保持されている。
ローリー情報データベース86には、1)ガス名,2)サイズ,3)最高液面,4)最低液面,5)最高圧力,6)最低圧力,7)名称等が記憶される。
【0023】
1)伝送された信号のうち圧力信号82と、あらかじめシステム内に情報として入力されているローリーデータベース84のガス名コードから、密度算定データテーブル85上で液密度を算定する。(液密度ρR1の決定87)
2)決定した液密度と差圧信号によりバルクガスローリー内液面の高さhを算定する。(88)
【数7】
Figure 0003863767
【数8】
Figure 0003863767
ここで、dρR1:充填前液密度(kg/m
dρR2:充填後液密度(kg/m
3)次にデータベース内のバルクガスのローリーデータベース84に基づき現貯蔵量Rnow の算定を行う。
4)充填量計算を行う。(89)
【数9】
R=R(充填前)−R(充填後)
残液量Rnowの計算を行う。
5)データベース内の最少貯蔵量Rmin の値から現充填可能量R(z)を算定する。(90)
【数10】
現充填可能量R(z)=Rnow−Rmin
6)前記1)から5)までのデータ採取及び演算を定期的及び充填前後に行う。
7)以上の工程にて得られた顧客への充填量データ・現在位置データ・今後の充填可能量データ・現在時点算液量データを配送計画システムに伝送する。(91)
8)一方、配送計画システムから返送されてくる最適な配送計画演算結果に基づく次配送先指示情報と、顧客への納入情報(注番及び納品書作成データ)を受信し、各バルクガスローリー車に信号伝送し指示する。(92)
9)各バルクガスローリーは、納入完了後伝送データに基づき出力される納品伝票(93)を顧客に提出する他、指示に従い次の顧客へ移動し指示に基づく量を納入する。従って、動態情報は納品伝票を含む納品出力信号を含む。
【0024】
図5は、受注管理システム25を示す。
本システムは、各顧客からの注文情報を処理し配送計画システム23へ伝送するシステムである。
【0025】
各顧客からの注文情報は、初期に契約を結び月に一回受信する。また、その都度新規顧客その他から受信する場合も受け入れる。受信方法については、FAX及び電話注文93とネット上から注文94に分類される。FAX/電話での注文情報は、受信後必要情報を手作業にて入力し処理する。(95)
ネット上での注文情報は、自動的に情報処理96され配送計画システム23に注文情報97として伝送される。
【0026】
配送計画システム23は、顧客情報管理サービスシステム22及び動態管理配送管理システム26,受注管理システム25,受注管理システム(後述)それぞれから送られてくるデータを処理して配送計画を立案するシステムであり、全体システムの中の基幹システムに位置する。顧客情報管理サービスシステム22からの情報と動態管理配送管理システム26からの情報により最適な配車計画を立案し、各バルクガスローリー車4に配送指示すると同時に受注管理システム25からの注文情報と動態管理配送管理システム26からの充填情報に従い納品書の発行情報をバルクガスローリー車4に伝送するシステムでもある。
【0027】
1)顧客情報管理サービスシステム22から顧客サイト設置の貯槽液面情報を注文情報として受信する。受信情報は、単一データ情報ではなく需要予測処理演算後の時系列データとして入力される。データをビジュアル化すると図6に示すデータとなる。
需要予測時系列データに代えて、図5に示すように、顧客サイトから注文情報を受け、需要データとして処理されたデータを使用し得る。この場合、顧客情報管理システムは、顧客サイトからの注文情報を受け、需要データとして処理することになる。
2)動態管理配送管理システム26からバルクガスローリー車4の液面情報・充填量情報を受信し最適な配車計画立案演算の演算要素として利用する。
3)受注管理システム25からの注文情報は、動態管理配送管理システム26からの充填量情報とを合成情報処理し納品書作成情報として動態管理配送管理システム26に返送し、バルクガスローリー車車載のプリンタ34(図1)から出力し納品処理される。
返送信号には下記に示すものが含まれる。
▲1▼ 顧客名称
▲2▼ 顧客注番
▲3▼ 納入日
▲4▼ 納入ガス名称
▲5▼ 納入量
4)配送計画用演算は、下式を基本としてコスト試算最低額の配送計画を採用する。
配送計画演算は、バルクガスローリー車4からの充填情報入力時及び任意な時間に行う。演算情報として採用する顧客情報は、最新の情報を顧客情報管理サービスシステム22から呼び出し採用する。
5)演算式
顧客ごとに下記の計算をし、発生コストが最低額となる配送計画を採用する。
バルクローリーNo.:1・・・・
現時点充填可能量 :W(z)1・・・・
輸送距離 :K1・・・・
輸送時間 :Kt・・・・・・
輸送単価 :Kmc1・・・・
作業時間 :Sx1
作業単価 :Cst1
大気時間ロスガス量:L1・・・・・・
ガス単価 :Cg1・・・・・・
総発生コスト原単位:C1・・・・・・・・・
【数11】
Figure 0003863767
【0028】
上記の場合、
・計算の結果バルクガスローリー車号車番号が重複する場合には、輸送距離最短側を優先する。
・全ての顧客に対する計算を実施し、総発生コスト最低額となる配送パターンを決定する。
【0029】
図7は、バルクガスローリー車の配車フローを示す。
顧客A,顧客B,・・・・顧客Xに対し、稼動中のバルクガスローリー車1〜Yを配車立案する。
【0030】
ローリー車1を配車し、充填可能量W(z),輸送距離K,輸送単価Kmc,作業時間Sx,最大充填量G,作業単価Cst,ローリー待機ロス量L,ガス単価Cg,配送時間Ktを入力する。
輸送距離は、顧客サイト位置−現在位置で、ローターロス量は、貯槽容積×1%/日で求める。
以上の入力情報からコストCを計算する。
【数12】
Figure 0003863767
【0031】
コストCが最小かどうかを判定することを繰り返し、コストが最小となる出力値を見つけ出し、バルクローリー車No.,配送先,充填量を決定する。
次いで、バルクローリー車No.が重複ありかどうかを判定し、重複する場合、Cmin 最優先して再計算し、重複しない場合には、注文情報を受けてそのバルクローリー車について移動先指示,充填量指示および納入注番指示を行う。
【0032】
前述のように、バルクローリー車容器本体のみで約0.3%/日 のガスが蒸発する。実際には、外部配管その他からの入熱を考慮すると概ね約1%/日程度の蒸発ガスが発生する。本発明によれば、蒸発ガス量を最小に抑えるために、複数のバルクガスローリー車の配車方法であって、配送計画立案システムは、各バルクガスローリー車の現位置と現充填可能量とを取り込み、顧客サイトの位置と需要予測時系列データもしくは需要データと、およびバルクガスローリー車からのガス蒸発量を演算要素として取り込んで各バルクガスローリー車の配車計画を立案するバルクガスローリー車の配車方法が提供される。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、従来定量的な数値解析出来なかった配送システムの問題点を解決し、さらにバルクガス輸送用ローリー車に重量計測可能となるよう検出端を設ける事で商取引上の重量算出を可能にした他配送システム構築に必要なバルクガスローリーの定量的データを伝送し、それらのデータを一元管理及びデータ処理演算する事により最適な配送計画を実現可能とするバルクガス配送全体のビジネスシステムおよび方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体システム図。
【図2】顧客情報管理サービスシステム図。
【図3】需要予測曲線図。
【図4】動態管理配送システム図。
【図5】受注管理システム図。
【図6】バルクローリー車の液面推移予測図。
【図7】バルクローリー車の配車フロー図。
【符号の説明】
1…顧客サイト、2…顧客情報管理サイト、3…他の顧客情報管理サイト、4…バルクガスローリー車、5…通信網、11…バルクガス貯槽(タンク)、12…端末器、13…LPG貯槽、21…顧客管理サーバー、22…顧客情報管理サービスシステム、23…配送計画システム、24…受注サーバー、25…受注管理システム、26…動態管理配送管理システム、27…注文受入サーバー、31…バルクガスタンク、32…車載端末、33…送信装置、34…プリンタ、100…全体システム。

Claims (3)

  1. データベースに予め入力されているガス名コードと当該ガスの液密度と圧力との関係を記憶保持した密度算定テーブルを使用して液密度情報と圧力情報とから顧客サイトのバルクガス貯槽の液面の高さを算出し、以って貯蔵量を演算算出することによって、また事前に採取された同一曜日同一時間使用量実績データを12とし、12データの内の最大値,最小値を除いて平均使用実績を算出することによって、勾配が決められた需要予測曲線を作成し、顧客サイトのバルクガス貯槽への充填量を予測する顧客情報管理サービスシステムと、
    バルクガスローリー車の車載端末からの液面情報と、データベースに予め入力されているガス名コードと当該ガスの液密度と圧力との関係を記憶保持する密度算定テーブルを使用して液密度情報と圧力情報とから現充填可能量を演算する動態管理配送管理システムと、
    バルクガスローリー車の位置情報と、動態管理システムからの現充填可能量と並びに前記需要予測曲線によって予測したバルクガス貯槽への充填量からバルクガスローリー車による配送計画を立案する配送計画システムと、からなること
    を特徴とするバルクガス配送システム。
  2. 請求項1において、前記動態管理配送管理システムは、配送計画システムからの立案された配送計画をバルクガスローリー車の車載端末に配送先および充填指示情報として伝達し、顧客サイトへの充填量に基づいて納品書作成データを作成すること
    を特徴とするバルクガス配送システム。
  3. 顧客情報管理サービスシステムによって、データベースに予め入力されているガス名コードと当該ガスの液密度と圧力との関係を記憶保持した密度算定テーブルを使用して液密度情報と圧力情報とから顧客サイトのバルクガス貯槽の液面の高さが算出され、以って現貯蔵量が演算算出されることによって、また事前に採取された同一曜日同一時間使用量実績データを12とし、12データの内の最大値,最小値を除いて平均使用実績算出されることによって、勾配決められた需要予測曲線が作成されて顧客サイトのバルクガス貯槽への充填量が予測され、
    動態管理配送管理システムによってバルクガスローリー車の車載端末からの液面情報と、データベースに予め入力されているガス名コードと当該ガスの液密度と圧力との関係を記憶保持した密度算定テーブルを使用して液密度情報と圧力情報とから現充填可能量が演算され、
    配送計画システムによって、バルクガスローリー車の位置情報と、前記動態管理配送管理システムからの現充填可能量と並びに前記需要予測曲線によって予測したバルクガス貯槽への充填量からバルクガスローリー車による配送計画立案され
    前記動態管理配送管理システムによって立案された配送計画がバルクガスローリー車の車載端末に配送先および充填指示情報として伝達され、顧客サイトのバルクガス貯槽への充填量に基づいて納品書作成データが作成されること
    を特徴とするバルクガス配送方法。
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