JP3863157B2 - 建物ユニット - Google Patents

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本発明は、建物ユニットに係り、例えばユニット式建物に二つの建物ユニットに跨る大きな窓等を設けるために利用できる。
ユニット式建物を構成する建物ユニットには、平面四角形の四隅に立設された四本の柱と、これら四本の柱の上端間および下端間に掛け渡された各四本の上梁および下梁とを含んで構成された軸組み工法により組み立てられるものがある。
また、従来、このような軸組み工法による建物ユニットとして、図5に示されているように、平面四角形の三隅には三本の柱が立設され、残りの一隅から互いに直角方向に離れた位置には二本の柱が立設され、さらに、これら計五本の柱の間に形成される四区間には直線状の上梁および下梁が掛け渡され、残りの一区間、すなわち、残りの一隅から離れて立設された二本の柱間には平面L字形の上梁および下梁が掛け渡されているものがある(例えば、特許文献1)。これによると、残りの一隅には柱が立設されていないため、この残りの一隅に障害物のないコーナー出窓を設けることが可能になる。
特開平5−140996号公報
ところで、このような建物ユニットでは、残りの一隅から離れて立設された二本の柱間にはL字形の上下梁が掛け渡されているが、これら上下梁の直角部が柱で支持されていないことにより、上下梁に加わる外力は両端の取付け部に作用することになる。このため、これら上下梁の取付け強度が建物ユニット全体の強度に影響することになり、建物ユニットの強度を大きくするのに限界があった。
本発明の目的は、一隅に柱が立設されていなくとも強度を確実に確保できる建物ユニットを提供することにある。
本発明の建物ユニットは、図1、図2で使用されている符合を参照して説明すると、ユニット式建物(10)を構成する建物ユニット(13A,13B)であって、長辺および短辺を有する上下二個の平面四角形の各辺を形成する各四本の上梁(16〜19)および下梁(20〜23)と、前記上下二個の平面四角形の間であってこれらの平面四角形の四隅のうちの三隅に立設される三本の柱(24〜26)と、残りの一隅を形成する二辺の途中で前記二個の平面四角形の間に立設される二本の柱(27,28)とを含んで構成されているとともに、前記残りの一隅を形成する各辺に沿った上梁(16,19)および下梁(20,23)は、各辺の両端の隅部(40,42)と隅部(43)とにわたって連続した一本の部材であり、かつ、この部材のみで当該残りの一隅が補強されることなく形成され、前記二本の柱のうちの長辺側に立設された柱は、前記隅部と隅部とのうち前記残りの一隅側に寄せられて立設されていることを特徴とする。
このような本発明においては、各四本の上梁および下梁により平面四角形の各辺を形成したため、従来のような柱が立設されていない一隅を形成するL字形の上下梁が不要になる。このため、L字形の上下梁の取付け強度に伴う建物ユニットの強度上の制限が解消され、建物ユニットの強度が確実に確保されるようになる。
以下、本発明の第一の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施の形態に係るユニット式建物10が示されている。
ユニット式建物10は、基礎11に配置された複数の一階建物ユニット12と、これら一階建物ユニット12に積重された複数の二階建物ユニット13と、これら二階建物ユニット13の上部に設けられた屋根14とを含んで構成されており、複数の二階建物ユニット13のうちの互いに隣接する二階建物ユニット13A、13Bの短辺側の外側面には、これら二階建物ユニット13A、13Bに跨る窓15が設けられている。
図2には、二階建物ユニット13Aの骨組みが示されている。
二階建物ユニット13Aは、上下二個の平面四角形の各辺を形成する四本の上梁16〜19および下梁20〜23と、上下二個の平面四角形の間であってこれらの平面四角形の三隅である隅部40〜42に立設された三本の柱24〜26と、残りの一隅である隅部43を形成する二辺の途中でこれら二個の平面四角形の間に立設された二本の柱27、28とを含んで構成されている。
なお、図1に示した二階建物ユニット13Bも同様な構成になっている。
図3には、二階建物ユニット13A、13Bを含んで形成された居室29の間取りが示されている。
これら二階建物ユニット13A、13Bは、二本の柱27、28のうちの柱28同士が互いに近接対向し、かつ、柱27同士が互いに離れて対向するように配置されている。すなわち、二階建物ユニット13A、13Bは上下梁や柱の構成は同じであるが、互いの柱の位置関係という観点から鎖線N1−N1を境界として線対称になっている。
また、これら二階建物ユニット13A、13Bの互いの柱27間には開口部30が設けられ、この開口部30には前述の窓15を構成する窓用サッシ31が嵌め込まれるようになっている。
なお、図中の32は居室29の内壁であり、各柱が内壁32により隠蔽されている。また、33は軽量気泡コンクリート等からなる外壁パネルである。
このような本実施の形態においては、全ての一、二階建物ユニット12、13を工場で予め生産し、建築現場において、先ず、コンクリートの打設により設けられた基礎11に各一階建物ユニット12をクレーの吊り込み作業により配置し、そして、これら一階建物ユニット12に各二階建物ユニット13を同様に積重し、さらに、この建築現場において、二階建物ユニット13A、13Bに跨る開口部30に窓用サッシ31を嵌め込むことにより窓15を完成させ、最後に、二階建物ユニット13の上部に屋根14を設けてユニット式建物10を完成させる。
このような本実施の形態によれば以下のような効果がある。
すなわち、二階建物ユニット13A、13Bには上下の隅部43間に柱が立設されていないが、この隅部43を形成する上梁16、19および下梁20、23が各々一本の連続した部材であるため、従来のように、柱27、28間にL字形の上下梁を掛け渡して平面四角形を形成する必要がなく、L字形の上下梁の取付け強度に伴う建物ユニットの強度上の制限を解消でき、二階建物ユニット13A、13Bの強度を確実に確保することができる。
また、隅部43を形成する上梁16、19および下梁20、23が各々一本の連続した部材であることにより、L字形の上下梁を製作する手間や、取り付ける手間を省くことができ、部品点数の削減および工場における建物ユニットの生産性を向上させることができる。
そして、二階建物ユニット13A、13Bを鎖線N1−N1を境界とした線対称に配置したため、居室29をこれら二階建物ユニット13A、13Bに跨る大きな窓15を備えた間取りとすることができる。
図4には、本発明の第二の実施の形態に係るユニット式建物50の二階部分の間取りが示されている。なお、前述の実施の形態と同じ部材には同一符号を付してここでの説明は省略する。
ユニット式建物50の二階部分は、二階建物ユニット13C〜13Fを含んで構成されており、二階建物ユニット13C、13Dは互いの柱28同士が近接対向し、鎖線N2−N2を境界として線対称に配設されている。また、二階建物ユニット13E、13Fも互いの柱28同士が近接対向し、鎖線N2−N2を境界として線対称に配設されている。一方、二階建物ユニット13C、13Fは互いの柱27同士が近接対向し、鎖線N3−N3を境界とした線対称になっており、二階建物ユニット13D、13Eが互いの柱28同士が近接対向し、鎖線N3−N3を境界とした線対称になっている。
すなわち、これらの二階建物ユニット13C〜13Fは各隅部43が寄せ合わされて配設されている。
これら二階建物ユニット13C〜13Fの中心には各建物ユニット毎に設けられた柱27、28で囲まれた四角形の空間である二階ホール51が形成され、この二階ホール51の床部分がフロア52になっている。
また、各二階建物ユニット13C〜13Fは間仕切り壁53により仕切られ、二階建物ユニット13D内には上端がフロア52に接続された階段54が設けられ、各二階建物ユニット13C、13E、13F内は居室55、56、57になっている。
そして、二階ホール51に臨む壁である四方の間仕切り壁58には各居室55、56、57への出入りを行なうためのドア59が設けられている。
このような本実施の形態によれば、各二階建物ユニット13C〜13Fの隅部43には柱がないため、これら二階建物ユニット13C〜13Fの中心位置であっても、柱等の障害物がない二階ホール51を設けることができる。
また、二階ホール51に障害物がないことにより、この二階ホール51内での往来をスムーズかつ安全に行なうことができる。
そして、二階ホール51に障害物がないことにより、二階ホール51の見栄えも向上させることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記第一の実施の形態では、開口部30に窓15が設けられていたが、開口30に設けられるものとしては特に窓に限定されるものではなく、外側面にバルコニを設置した場合等の出入口を設けてもよい。
また、柱27間を開口30とせずに、例えばステンドグラス等を嵌め込んで壁の一部としてもよい。
そして、前記第一の実施の形態では、二階建物ユニット13A、13Bは柱28同士が近接対向し、柱27同士が離れて対向するように配設されていたが、これらは逆でもよく、つまり、柱27同士が近接対向し、柱28同士が離れて対向するように配設されてもよい。
さらに、前記第一の実施の形態では、二個の建物ユニット13A、13Bの組合せにより形成された間取りが示され、前記第二の実施の形態では、四つの建物ユニット13C〜Fの組合せにより形成された間取りが示されていたが、例えばそのような建物ユニットを三つ組み合わせることにより間取を形成してもよい。
また、そのような間取りは、二階に限らず、一階あるいは三階以上の階層に形成されていてもよい。
本発明は、ユニット式建物を構成する建物ユニットに利用できる。
本発明の第一の実施の形態に係るユニット式建物を示す全体斜視図である。 前記実施の形態の建物ユニットを示す斜視図である。 前記実施の形態のユニット式建物に形成された間取りを示す平面図である。 本発明の第二の実施の形態に係るユニット式建物の間取りを示す平面図である。 従来の建物ユニットを示す斜視図である。
符号の説明
10、50…ユニット式建物、13A〜13F…建物ユニットである二階建物ユニット、16〜19…上梁、20〜23…下梁、24〜28…柱、30…開口部、31…窓用サッシ、43…残りの一隅である隅部、51…空間である二階ホール、52…フロア、54…階段、59…ドア。

Claims (1)

  1. ユニット式建物を構成する建物ユニットであって、長辺および短辺を有する上下二個の平面四角形の各辺を形成する各四本の上梁および下梁と、前記上下二個の平面四角形の間であってこれらの平面四角形の四隅のうちの三隅に立設される三本の柱と、残りの一隅を形成する二辺の途中で前記二個の平面四角形の間に立設される二本の柱とを含んで構成されているとともに、前記残りの一隅を形成する各辺に沿った上梁および下梁は、各辺の両端の隅部と隅部とにわたって連続した一本の部材であり、かつ、この部材のみで当該残りの一隅が補強されることなく形成され、前記二本の柱のうちの長辺側に立設された柱は、前記隅部と隅部とのうち前記残りの一隅側に寄せられて立設されていることを特徴とする建物ユニット。
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