JP3861195B2 - 防曇鏡の製造方法及び鏡材シート - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック板、金属板、木板、等の被処理材表面に貼着一体化させるだけで、防曇機能を有する鏡となるような鏡材シートの構造、並びにこうして得られる防曇鏡の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光が全反射し、滑らかな表面を有するものであれば、それを鏡と称して良いわけであるが、通常は透明なガラス板(又はプラスチック板)に銀や錫アマルガムをメッキや蒸着等によって付けて鏡面層を形成し(銀引き)、その上に塗料(要すれば更にワニス)を塗って(裏止め)、鏡としている。
【0003】
また、被処理材がプラスチックの場合には、ガラスとは異なり蒸着時の熱変形や白化の可能性があるので、現在は金属シート(金属を圧延したシート或いは金属を蒸着したプラスチックシート)を貼るタイプのものが主流となりつつある。圧延又は蒸着される金属は通常はアルミニウム又は銀であり、厚さも通常は1〜40μmである。なお、この程度の厚さのシートは、通常「フィルム」と呼ばれるが、本明細書においては、厚さによって言い分けることをせず全て「シート」と呼ぶ。
【0004】
一方、浴室内或いは洗面所等に配置された鏡は、すぐに曇ってしまい不便な場合が多い。そこで、鏡体裏面に熱線を配する等して加熱し水蒸気を結露させないようにする方法もあるが、簡便な対策として鏡面に「防曇シート」を貼着する方法がある。この「防曇シート」は現在多種のものが市販されているが、基材となる透明プラスチックシートの片面に防曇性の得られるコーティング剤を塗布した後加熱、紫外線照射、等々の定着処理を施したものが、効果の持続性や表面強度といった点で好適とされている。そして、防曇処理を施した面とは反対側の面には接着剤層が設けられ、剥離シートで覆う形で製品となっている。従って、この防曇シートの剥離シートを剥がし、鏡面に貼着してやるだけでその鏡には防曇性が付与されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、防曇シートを貼着することによって鏡に防曇性を与えた場合には防曇処理を施す透明プラスチックシートが鏡面の上に存在することになるので、本来の透明度(鏡像の鮮明さ)はこのプラスチックシートによって損なわれることになる。その結果、曇りにくくはなったが鏡像が鮮明ではなくなったので便利になったとは言いがたい、という声をしばしば耳にする。
【0006】
また、防曇性を具備した鏡を製造する側からすると、防曇層のみをシート状にできないので透明プラスチックシートの表面に防曇層を設けたシートを作りそれを鏡に貼るわけであるから、材料としての透明プラスチックシートは無駄であるし、また工程数が増えることによる更なるコスト高を招き、当然ながら好ましいものではなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者は、上記諸点に鑑み鋭意研究の結果遂に本発明を成したものでありその特徴とするところは、鏡材シートの構造にあっては、被処理材表面に接合一体化させることで鏡体となる鏡材シートであって、鏡材の主体部分である10乃至50μmの金属シートの裏側面には接着剤層を、他面には防曇性付与を目的にコーティングされた防曇層を有し、且つ、両面には各々保護用の剥離シートが被覆されているものである点にあり、また、防曇鏡の製造方法にあっては、被処理材表面に鏡材シートを貼着して一体化させることで防曇機能のある鏡体を得る方法であって、該鏡材シートは、10乃至50μmの金属シートの裏側面に接着剤層を、他面には防曇層が予め設けられたものである点にある。
【0008】
ここで「被処理材」とは、鏡材シート(後述)を貼着すれば鏡となるものであり、基本的には表面が平滑な固体はすべて被処理体たり得る。そして通常は、ガラス板やプラスチック板などが被処理材として採用されているが、鉄板や木板、セラミック板などであっても良いし、壁面や家具表面も被処理材となり得る。また、貼着が可能であり所定の像が得られるという範囲での「平滑」性は必要であるが、「平坦」である必要はなく、鏡像は歪むことになるが円柱の表面などを利用することも可能である。
【0009】
本発明に係る「鏡材シート」は、これを被処理材表面に貼着すれば防曇機能付きの鏡となるシートであり、鏡材の主体部分である10乃至50μmの金属シートの裏側面には接着剤層を、他面には防曇性付与を目的にコーティングされた防曇層を有し、且つ、両面には各々保護用の剥離シートが被覆されているという特徴を有している。この中で「防曇層」は、接着剤層を設けた面(この面を裏側面と呼ぶものとする)とは反対側の面(表側面)に設けられた層であって、防曇層を構成する防曇剤の詳細、或いはコーティングした後に定着性を向上させるための方法については特に限定しないが、金属シートに適した防曇剤を適当な処理方法に従って加工することにより現在防曇用として存在しているものの多くは採用可能である。勿論、長期間効果を損なわず、耐擦傷性、耐薬品性、耐熱性、耐候性、防汚性、等々に優れたものが好ましいことは言うまでもない。なお、「接着剤層」という表現において用いた「接着剤」なる語句には、感熱型、溶剤型、反応型、溶融型等の各種接着剤のみならず、「粘着剤」と呼ばれるものも含まれるとする。更に、「被処理材表面に接合一体化させる〜」という表現における「接合一体化」は、単に貼付しただけの形態と、加熱などの二次処理を含んだ形態とを総合した表現であるとする。
【0010】
また鏡材シートは、その接着剤層側についても防曇層側についても鏡製作までは剥離容易な保護シートで覆っておくのが、表面を保護して防曇性や粘着性を保持する意味においても、また取扱いを容易にする意味においても好ましいので、本発明に係る鏡材シートの両面は、各々保護用の剥離シートを被覆するものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づき本発明を更に詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明に係る鏡材シート1(以下本発明シート1という)の一例を概略的に示す断面図であり、図より明らかなように本発明シート1は、金属シート2と、その表側面にある防曇層3、裏側面にある接着剤層4、そしてこれらをそれぞれ覆う剥離シート5とにより構成されるものである。なお図では、上下の剥離シート5はいずれも一部剥離した状態で描出している。
【0013】
本例の金属シート1は、図では一層として描出しているが、ポリエチレンテレフタレート(PET)シートにアルミニウムを蒸着して成る厚さ約25μmの実際には二層の箔状シートであり、その一面(防曇層側)には防曇層3が形成されている。本例の防曇層3は、親水性コーティング剤を塗布した後紫外線を照射して固化定着させるという手法で形成したが、その他の材料その他の手法を用いても勿論良い(図示せず)。
【0014】
図2は、本発明シート1を使用してできた鏡Mの一例を概略的に示したものであり、裏側の剥離シート5を予め取り除いた(又は取り除きながら)本発明シート1を、被処理材6の表面に貼着した後、表側の剥離シート5を取り除こうとしている状態が示されている。被処理材6は処理前に鏡である必要は全くなく、合板製のパネル壁にも、鉄板製のドアにも、簡単に施工することができる。
【0015】
勿論、プラスチック板製鏡を製造する場合でも、従来用いていた金属シートに代えて本発明シート1を使用すれば、防曇機能を付加するための工程なしに防曇鏡が製造できることになる(図示せず)。
【0016】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明は、被処理材表面に接合一体化させることで鏡体となる鏡材シートであって、鏡材の主体部分である10乃至50μmの金属シートの裏側面には接着剤層を、他面には防曇性付与を目的にコーティングされた防曇層を有し、且つ、両面には各々保護用の剥離シートが被覆されているものであることを特徴とする鏡材シート、及び、被処理材表面に鏡材シートを貼着して一体化させることで防曇機能のある鏡体を得る方法であって、該鏡材シートは、10乃至50μmの金属シートの裏側面に接着剤層を、他面には防曇層が予め設けられたものであることを特徴とする防曇鏡の製造方法、であって、以下述べる如き効果を有する極めて高度な発明である。
【0017】
(1) 鏡の上に防曇シートを貼着するのではなく、平滑なものの上に本発明シートを貼れば、防曇性のある鏡が得られるので、身の回りにある様々な場所に適用できる。
(2) 金属シートを貼着して鏡を製造する工程と等しい工程数で防曇鏡を得ることができるので、防曇鏡としてのコストは格段に低減できる。
(3) 防曇シート貼着の場合のように透明プラスチックシートで鏡面を覆うことがないので、鮮明な鏡像を得ることが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鏡材シートの一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明に係る鏡材シートを使用して防曇鏡を製作している状態の一例を示す概略断面である。
【符号の説明】
1 本発明に係る鏡材シート
2 金属シート
3 防曇層
4 接着剤層
5 剥離シート
6 被処理材
M 鏡
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック板、金属板、木板、等の被処理材表面に貼着一体化させるだけで、防曇機能を有する鏡となるような鏡材シートの構造、並びにこうして得られる防曇鏡の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光が全反射し、滑らかな表面を有するものであれば、それを鏡と称して良いわけであるが、通常は透明なガラス板(又はプラスチック板)に銀や錫アマルガムをメッキや蒸着等によって付けて鏡面層を形成し(銀引き)、その上に塗料(要すれば更にワニス)を塗って(裏止め)、鏡としている。
【0003】
また、被処理材がプラスチックの場合には、ガラスとは異なり蒸着時の熱変形や白化の可能性があるので、現在は金属シート(金属を圧延したシート或いは金属を蒸着したプラスチックシート)を貼るタイプのものが主流となりつつある。圧延又は蒸着される金属は通常はアルミニウム又は銀であり、厚さも通常は1〜40μmである。なお、この程度の厚さのシートは、通常「フィルム」と呼ばれるが、本明細書においては、厚さによって言い分けることをせず全て「シート」と呼ぶ。
【0004】
一方、浴室内或いは洗面所等に配置された鏡は、すぐに曇ってしまい不便な場合が多い。そこで、鏡体裏面に熱線を配する等して加熱し水蒸気を結露させないようにする方法もあるが、簡便な対策として鏡面に「防曇シート」を貼着する方法がある。この「防曇シート」は現在多種のものが市販されているが、基材となる透明プラスチックシートの片面に防曇性の得られるコーティング剤を塗布した後加熱、紫外線照射、等々の定着処理を施したものが、効果の持続性や表面強度といった点で好適とされている。そして、防曇処理を施した面とは反対側の面には接着剤層が設けられ、剥離シートで覆う形で製品となっている。従って、この防曇シートの剥離シートを剥がし、鏡面に貼着してやるだけでその鏡には防曇性が付与されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、防曇シートを貼着することによって鏡に防曇性を与えた場合には防曇処理を施す透明プラスチックシートが鏡面の上に存在することになるので、本来の透明度(鏡像の鮮明さ)はこのプラスチックシートによって損なわれることになる。その結果、曇りにくくはなったが鏡像が鮮明ではなくなったので便利になったとは言いがたい、という声をしばしば耳にする。
【0006】
また、防曇性を具備した鏡を製造する側からすると、防曇層のみをシート状にできないので透明プラスチックシートの表面に防曇層を設けたシートを作りそれを鏡に貼るわけであるから、材料としての透明プラスチックシートは無駄であるし、また工程数が増えることによる更なるコスト高を招き、当然ながら好ましいものではなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者は、上記諸点に鑑み鋭意研究の結果遂に本発明を成したものでありその特徴とするところは、鏡材シートの構造にあっては、被処理材表面に接合一体化させることで鏡体となる鏡材シートであって、鏡材の主体部分である10乃至50μmの金属シートの裏側面には接着剤層を、他面には防曇性付与を目的にコーティングされた防曇層を有し、且つ、両面には各々保護用の剥離シートが被覆されているものである点にあり、また、防曇鏡の製造方法にあっては、被処理材表面に鏡材シートを貼着して一体化させることで防曇機能のある鏡体を得る方法であって、該鏡材シートは、10乃至50μmの金属シートの裏側面に接着剤層を、他面には防曇層が予め設けられたものである点にある。
【0008】
ここで「被処理材」とは、鏡材シート(後述)を貼着すれば鏡となるものであり、基本的には表面が平滑な固体はすべて被処理体たり得る。そして通常は、ガラス板やプラスチック板などが被処理材として採用されているが、鉄板や木板、セラミック板などであっても良いし、壁面や家具表面も被処理材となり得る。また、貼着が可能であり所定の像が得られるという範囲での「平滑」性は必要であるが、「平坦」である必要はなく、鏡像は歪むことになるが円柱の表面などを利用することも可能である。
【0009】
本発明に係る「鏡材シート」は、これを被処理材表面に貼着すれば防曇機能付きの鏡となるシートであり、鏡材の主体部分である10乃至50μmの金属シートの裏側面には接着剤層を、他面には防曇性付与を目的にコーティングされた防曇層を有し、且つ、両面には各々保護用の剥離シートが被覆されているという特徴を有している。この中で「防曇層」は、接着剤層を設けた面(この面を裏側面と呼ぶものとする)とは反対側の面(表側面)に設けられた層であって、防曇層を構成する防曇剤の詳細、或いはコーティングした後に定着性を向上させるための方法については特に限定しないが、金属シートに適した防曇剤を適当な処理方法に従って加工することにより現在防曇用として存在しているものの多くは採用可能である。勿論、長期間効果を損なわず、耐擦傷性、耐薬品性、耐熱性、耐候性、防汚性、等々に優れたものが好ましいことは言うまでもない。なお、「接着剤層」という表現において用いた「接着剤」なる語句には、感熱型、溶剤型、反応型、溶融型等の各種接着剤のみならず、「粘着剤」と呼ばれるものも含まれるとする。更に、「被処理材表面に接合一体化させる〜」という表現における「接合一体化」は、単に貼付しただけの形態と、加熱などの二次処理を含んだ形態とを総合した表現であるとする。
【0010】
また鏡材シートは、その接着剤層側についても防曇層側についても鏡製作までは剥離容易な保護シートで覆っておくのが、表面を保護して防曇性や粘着性を保持する意味においても、また取扱いを容易にする意味においても好ましいので、本発明に係る鏡材シートの両面は、各々保護用の剥離シートを被覆するものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づき本発明を更に詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明に係る鏡材シート1(以下本発明シート1という)の一例を概略的に示す断面図であり、図より明らかなように本発明シート1は、金属シート2と、その表側面にある防曇層3、裏側面にある接着剤層4、そしてこれらをそれぞれ覆う剥離シート5とにより構成されるものである。なお図では、上下の剥離シート5はいずれも一部剥離した状態で描出している。
【0013】
本例の金属シート1は、図では一層として描出しているが、ポリエチレンテレフタレート(PET)シートにアルミニウムを蒸着して成る厚さ約25μmの実際には二層の箔状シートであり、その一面(防曇層側)には防曇層3が形成されている。本例の防曇層3は、親水性コーティング剤を塗布した後紫外線を照射して固化定着させるという手法で形成したが、その他の材料その他の手法を用いても勿論良い(図示せず)。
【0014】
図2は、本発明シート1を使用してできた鏡Mの一例を概略的に示したものであり、裏側の剥離シート5を予め取り除いた(又は取り除きながら)本発明シート1を、被処理材6の表面に貼着した後、表側の剥離シート5を取り除こうとしている状態が示されている。被処理材6は処理前に鏡である必要は全くなく、合板製のパネル壁にも、鉄板製のドアにも、簡単に施工することができる。
【0015】
勿論、プラスチック板製鏡を製造する場合でも、従来用いていた金属シートに代えて本発明シート1を使用すれば、防曇機能を付加するための工程なしに防曇鏡が製造できることになる(図示せず)。
【0016】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明は、被処理材表面に接合一体化させることで鏡体となる鏡材シートであって、鏡材の主体部分である10乃至50μmの金属シートの裏側面には接着剤層を、他面には防曇性付与を目的にコーティングされた防曇層を有し、且つ、両面には各々保護用の剥離シートが被覆されているものであることを特徴とする鏡材シート、及び、被処理材表面に鏡材シートを貼着して一体化させることで防曇機能のある鏡体を得る方法であって、該鏡材シートは、10乃至50μmの金属シートの裏側面に接着剤層を、他面には防曇層が予め設けられたものであることを特徴とする防曇鏡の製造方法、であって、以下述べる如き効果を有する極めて高度な発明である。
【0017】
(1) 鏡の上に防曇シートを貼着するのではなく、平滑なものの上に本発明シートを貼れば、防曇性のある鏡が得られるので、身の回りにある様々な場所に適用できる。
(2) 金属シートを貼着して鏡を製造する工程と等しい工程数で防曇鏡を得ることができるので、防曇鏡としてのコストは格段に低減できる。
(3) 防曇シート貼着の場合のように透明プラスチックシートで鏡面を覆うことがないので、鮮明な鏡像を得ることが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鏡材シートの一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明に係る鏡材シートを使用して防曇鏡を製作している状態の一例を示す概略断面である。
【符号の説明】
1 本発明に係る鏡材シート
2 金属シート
3 防曇層
4 接着剤層
5 剥離シート
6 被処理材
M 鏡
Claims (2)
- 被処理材表面に接合一体化させることで鏡体となる鏡材シートであって、鏡材の主体部分である10乃至50μmの金属シートの裏側面には接着剤層を、他面には防曇性付与を目的にコーティングされた防曇層を有し、且つ、両面には各々保護用の剥離シートが被覆されているものであることを特徴とする鏡材シート。
- 被処理材表面に鏡材シートを貼着して一体化させることで防曇機能のある鏡体を得る方法であって、該鏡材シートは、10乃至50μmの金属シートの裏側面に接着剤層を、他面には防曇層が予め設けられたものであることを特徴とする防曇鏡の製造方法。
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JP2000272585A JP3861195B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 防曇鏡の製造方法及び鏡材シート |
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JP2000272585A JP3861195B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 防曇鏡の製造方法及び鏡材シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002078587A JP2002078587A (ja) | 2002-03-19 |
JP3861195B2 true JP3861195B2 (ja) | 2006-12-20 |
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JP2000272585A Expired - Fee Related JP3861195B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 防曇鏡の製造方法及び鏡材シート |
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US20200223188A1 (en) * | 2016-07-20 | 2020-07-16 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Antifog film |
US20200055280A1 (en) * | 2016-11-15 | 2020-02-20 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Antifogging laminate and method for attaching antifogging sheet |
EP3998002A4 (en) * | 2019-07-11 | 2023-07-05 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | MIRROR |
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2000
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