JP3861189B2 - 尿カップ及びこれに使用する尿試験紙 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、尿カップ内に尿試験紙を取り付け、尿カップを通して外部からカラーフォトセンサー等による分光測色計等を用いて尿スクリーニング検査を自動化するようにした技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人が採る食べ物や飲み物は、その大部分が体のエネルギー源に使われ、後の残り滓のうち水に溶けるものが腎臓を通じて尿になって体外に捨てられる。そのため、尿中には尿素やクレアチニンなどの不要物だけでなく、ブドウ糖、タンパク質、ビタミン、ホルモン、カリウム、ナトリウム、血液細胞、あるいは尿道の細胞なども微量ながら含まれる。また尿中のこれらの物質の量や割合の変化は、糖尿病、高血圧、白血病、膠原病などの疾病の有無やその程度等をあらわす。従って、尿中に含まれる成分の変化をチエックすることで、健康状態を知ることができ、貴重なバロメーターになる。そのため、尿検査は一般検査の1項目として必ず行われており、血液検査とともに二大検査の一つをなしている。
【0003】
ところで、尿検査は、一般的にはまず定性検査によって検体をスクリーニングし、その結果が陽性である検体に限り、更に尿沈渣等の精密な定量検査を行うようにしている。定性検査、つまり、スクリーニングは、尿中に尿試験紙を浸し、尿試験紙の色の変化で判定する方法が一般的である。従来の尿検査におけるスクリーニングは、手作業による方法、手作業と自動分析装置との組み合わせによる方法、自動分析装置のみによる完全自動化された方法の三つがある。
【0004】
手作業による方法は、採取された尿カップの中の尿へ検査員が、尿試験紙を浸し、尿試験紙に配設された試薬の色の変化を検査員が目視により判定するものである。色の変化の判定は、色基準の見本と比較して行われる。そして、判定の結果が陰性である検体については、尿カップとともに廃棄処分をし、陽性であるものについてのみ、尿カップの中の採取された尿の一部を尿スピッツへ分注し、更に尿沈渣等の定量検査工程へ送るようにしている。
【0005】
また手作業と自動分析装置との組合せによる方法は、採取された尿カップの中の尿へ検査員が、尿試験紙を浸した後、これを自動分析装置へセットし、尿試験紙の色の変化を分光測色計で測定して基準となるデータと比較し、判定している。判定の結果が陰性である検体については、尿カップとともに廃棄処分をし、陽性であるものについてのみ尿スピッツへ分注して更に尿沈渣等の定量検査工程へ送るようにしている。これは前記手作業による方法の場合と同じである。
【0006】
更に、尿自動分析装置のみによる方法は、尿カップへ尿を採取し、その全ての検体について検査員が尿スピッツへ分注し、これを尿自動分析装置へセットしている。そして、尿スピッツの尿中へ自動的に尿試験紙を浸し、これを取り出して、分光測色計で色の変化を測定し、基準となるデータと比較して判定している。この場合は、判定の結果が陰性の尿スピッツは検体廃棄の処分をし、陽性の尿スピッツのみを尿沈渣等の定量検査工程へ送るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記手作業による尿のスクリーニングでは、検査員の目視による判定であるため、検査員の個人差によるバラツキがあり、信頼性に欠けるという問題があった。また検体が沢山並んでいる場合には、尿試験紙をどの検体へ浸したかがわからなくなる場合があり、検体の取り違い等が発生するという必ず改善しなければならない問題もあった。
【0008】
また手動と尿自動分析装置との組合せによる方法にあっては、尿カップ中の尿へ尿試験紙を浸すのは検査員が行っており、前記の場合と同じように、尿カップ中の検体が沢山並んでいる場合には、尿試験紙をどの検体へ浸したかがわからなくなる場合があり、尿カップ中の検体と尿試験紙との間で取り違いが発生するという問題があった。しかも、尿試験紙を検査員が分光測色計へセットしなければならず、その操作に手間取り、効率が悪いという問題もあった。更に、分光測色計は、先に検査する検体へ浸した尿試験紙に含まれている尿が、後に検査する検体へ浸した尿試験紙へ影響を及ぼしてはならず、洗浄に手間がかかり、また衛生管理の点でも十分に配慮する必要があった。
【0009】
更に、従来の尿自動分析装置のみによる場合は、全部の検体を尿スピッツへ分注し、その全部を分析装置へセットする手間が必要であり、また廃棄される検体についても尿スピッツを消費し、コストアップの原因となる問題があった。しかも、この場合も分析装置の洗浄に手間がかかり、衛生管理についても十分に配慮する必要があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、尿カップ内に尿試験紙を取り付け、尿カップの透明部を通して外部からカラーフォトセンサー等を用いて尿スクリーニング検査を自動化することにより、該検査に要するプロセスを合理化し、臨床検査における業務従事者の省力化、処理時間の短縮、検体容器の減少、検査結果の信頼性の向上及び病院情報システムへの速報性をもたらすようにしたものである。
【0011】
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、尿カップ内の底部又は周側壁に対向して複数個の試薬を配設してなる尿試験紙を試薬面が尿カップ内の底部又は周側壁を向くように取り付け、該尿試験紙と尿カップ内の底部又は周側壁との間に尿が入り込むことのできる数ミリ〜数十ミリ程度の間隔を形成してなり、尿カップの少なくとも尿試験紙を取り付けた部分に対応する箇所は透明であることを特徴とする尿カップである。尿試験紙と尿カップ内の底部又は周側壁との間に形成された間隔は、採尿された尿が試薬と直接接触して十分に反応することができるように、試薬と底部又は周側壁との間に尿が回り込むことのできる間隙を形成するためのものである。また後述する如く、分光測色計によるスクリーニング時に底部又は周側壁と試薬との間に介在する尿が、その測定結果に悪影響を与えないようにするためである。
これにより、尿カップへ採尿した後、これを尿自動分析装置へセットすると、その分光測色計が尿カップの透明部を通じて尿カップ内の尿試験紙の色の変化を読み取り、基準の色と比較することで、当該検体が更に尿沈渣等の定量検査を必要とするか否かを自動的に判断する。従って、検査員は、陽性の判定がなされたものについてのみ尿カップの検体を尿スピッツへ分注し、その後に行われる定量検査工程へ送り込めばよく、その作業を従来の場合に比較しておよそ1/3程度に減らすことが可能である。
【0012】
また本発明が採用した請求項2の手段は、尿試験紙自体が円形状を成し、これに複数個の試薬を環状に配設したことを特徴とする前記請求項1に記載の尿カップに使用する尿試験紙である。試薬が環状に配設されているため、尿試験紙に方向性がなく、尿カップの向きを気にすることなく尿自動分析装置へセットすることが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1〜図3は本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図1の図(A)は尿自動分析装置1へ尿カップ2を載置した状態を示す部分縦断面図、図(B)はその部分拡大図である。また図2の図(A)はスティック状の尿試験紙3を示す斜視図、図(B)は円盤状の尿試験紙4を示す裏面側から見た斜視図である。図3の図(A)〜図(H)はそれぞれ尿カップ2の異なる形状を示す縦断面図である。
【0014】
尿カップ2は、ポリプロピレン,スチレン,ポリエチレン,アクリル等の透明性を有する樹脂材料により成形されている。この場合は、尿カップ2の全体を透明にすることが可能であるが、尿カップ2の底部2aの一部のみを透明樹脂材料で成形し、その他の部分については安価な塩化ビニール等の材料で一体成形するようにすることも可能である。部分的に透明部を形成する場合は、この透明部がスティック状の尿試験紙3に対応すべく、窓孔形状等であればよい。また円盤状の尿試験紙4に対応すべく、尿カップ2の底部2aの全部のみを透明樹脂材料で成形するようにしてもよい。
【0015】
而して、図1に示すように、この実施の形態の尿カップ2は、その底部2aに突起5が形成されており、尿試験紙3又は4の係合孔6が嵌め合わされるようになっている。スティック状の尿試験紙3の場合は、所定間隔ごとにそれぞれ異なる種類の試薬7が設けられており、円盤状の尿試験紙4の場合は、所定間隔ごとで且つ環状に異なる種類の試薬7が設けられている。尿カップ2へ装着された状態の尿試験紙3又は4は、試薬7の面が尿カップ2の底部2a側(図面の下側)を向いており、試薬7と底部2aとの間には、数ミリ〜数十ミリ程度までの間隔が設定されている。これは、採尿された尿が試薬7と直接接触して十分に反応することができるように、試薬7と底部2aとの間に尿が回り込むことのできる間隙を形成するためのものである。また後述する如く、分光測色計8によるスクリーニング時に底部2aと試薬7との間に介在する尿が、その測定結果に悪影響を与えないようにするため、あまり底部2aから離れるようにはできないである。尿試験紙3又は4のセットは、尿カップ2の成形時にセットしてもよく、使用開始直前にセットするようにしてもよい。
【0016】
次に、このように構成された尿カップ2を用いて尿の定性検査、つまり、スクリーニング検査について説明する。先ず、尿カップ2内へ採尿する。採尿が行われると、採尿された尿の特定成分が尿カップ2の底部2a側に取り付けられた尿試験紙3又は4の特定の試薬7と反応し、色変化をする。検査員は、採尿した尿カップ2を、図1の図(A)に示すように、尿自動分析装置1の分光測色計8の上に尿カップ2の底部2aが接するように載置し、アクリル板等による開閉自在なシエード1aを閉塞し、外の光を遮断する。このシエード1aの閉塞は、次に行う分光測色計8が外の光の影響を受けることのないように、すなわち、外乱を遮断するようにするためのものである。
【0017】
これにより、分光測色計8のLED等から試薬7へ向けて光が照射され、その反射光がフォトダイオード等により検出されて電気信号に変換される。そして、制御部で演算処理された後、予め設定されたデータと比較され、試薬7の色の変化を判定する。なお、尿試験紙3又は4は、スティック状のものである場合には分光測色計8との位置合わせが必要であるが、円盤状のものである場合にはどの位置へ置いても環状の試薬7に対して分光測色計8がこれを横切ることができるので、尿カップ2の向きを気にする必要はない。
【0018】
このようにして自動的に判定された結果は、その内容が病院等のホストコンピュータへ入力されて個人データとして記録され、また必要に応じてプリントアウトされたり、表示器に表示される。なお、尿カップ2の側面に患者名等のバーコードラベルが貼付されている場合は、尿自動分析装置1ではバーコードリーダーを搭載してこれを読み取り、前記各出力と共にホストコンピュータ等へデータを記録保持するようにすればよい。
【0019】
このようにして尿検査のスクリーニングが行われ、その判定が陰性である検体については、尿カップ2と共に廃棄処分される。また判定が陽性である検体については、検査員が尿カップ2中の尿の一部を尿スピッツへ分注し、更に定量検査を行う工程へと送り込むようにしている。従って、本実施の形態によれば、検査員は採尿された尿カップ2を自動尿分析装置1の分光測色計8の上へ載置するだけで、全ての検体のスクリーニングを自動的に行うことが可能である。また、検査員は、その結果が陽性である検体についてのみ分注すればよく、検査員の作業負担を手作業による従来の場合に比較しておよそ1/3程度に減らすことができる。そのため、三名の尿検査員が必要であった病院では、一人の検査員でこれを行うことが可能である。
【0020】
図3の図(A)〜図(F)は、尿カップ2へ尿試験紙3又は4を取り付ける場合の異なる変形例を示すそれぞれ縦断面図である。図(A)は、底部2aに一側面側が開口9aしたポケット9を形成し、該ポケット9へ尿試験紙3又は4を弾性変形させる等して入れておくだけのものである。この場合、採尿時にポケット9の開口9aを上にすることで、人体から放出された尿が前記開口9aを通じてポケット9内へ流入し、その放出された勢いと底部2aへ衝突した衝撃とにより十分に撹拌された状態で試薬7と接触することができる。そして、採尿後に安定した状態では、試薬7が底部2aへ密着し、分光測色計8によるスクリーニングを確実且つ容易に行うことができるようにしている。
【0021】
また図(B)に示すものは、尿試験紙3又は4の中央部を、尿カップ2の成形時に一体成形により接着して取り付けるか又は尿カップ2の成形後に凹凸嵌合形式で取り付けるか粘着剤等で接着するようにしたものである。
【0022】
図(C)に示すものは、尿カップ2の底部2aに凹部10を穿設し、この凹部10へ採尿された尿の一部が回り込むようにし、尿試験紙3又は4を尿カップ2と一体的に成形したものである。
【0023】
図(D)に示すものは、尿カップ2を底部2a側と、上部2b側とに分断し、その間に尿試験紙3又は4が介在するように一体成形したものである。
【0024】
また図(E)に示すものは、尿カップ2の底部側の内周側面に上下の水平方向のリブ11を突設し、該リブ11に尿試験紙3又は4の両端側を嵌合させてこれに挟持させるようにしたものである。リブ11は、少なくとも対向する面に一組があればよく、また周方向に複数個形成するようにしてもよく、全周にあってもよい。
【0025】
更に、図(F)に示すものは、尿カップ2の底部2aから一体成形により尿試験紙3又は4を起立状態で立設しておき、採尿後に、底部2aと中間部に設けたVノッチ12を利用して尿試験紙3又は4を折り曲げ、試薬7の部分が透明な尿カップ2の底部2aと接触するようにしたものである。
【0026】
図(G)に示すものは、尿試験紙3又は4を尿カップ2の底部2aに所定間隙を形成して粘着剤で接着するようにしたものである。
【0027】
更にまた、図(H)に示すものは、尿カップ2の内周側面の途中に、係止凸部13を設けて尿試験紙3又は4を浮かせた状態で係合又は接着等により取り付けている。そして、尿試験紙3又は4の中心部に紐14の一端側を連結し、これを尿カップ2の底部2a及び側壁に設けたガイド孔15を通じて上端側へ導出し、外周側面へ係止したものである。採尿後に、検査員が前記紐14を引っ張り、尿試験紙3又は4を試薬7が底部2aと接触する位置まで引き下げるようにしたものである。
【0028】
図4は本発明の第2の実施の形態に係るものであり、尿自動分析装置1へ尿カップ2を載置した状態を示す部分縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、尿カップ2の周側壁2b内に尿試験紙3又は4を取り付けるようにしたものである。尿試験紙3又は4の取付要領は、図3の図(A)〜(H)に示す適宜の方法が可能である。また尿自動分析装置1では、尿カップの周側壁2bに対応すべく分光測色計8が配設されている。その他の構成並びに尿検体の自動スクリーニングの方法及びその後の検体及び尿カップ2の処理等については、前述した第1の実施の形態の場合と同じである。
【0029】
ところで、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、尿カップは、尿試験紙を取り付けた部分に対応する箇所のみが、長窓状の透明体で成形され、残余の部分は有色体であってもよい。また前記透明部分の形状は、丸でも三角でもその他の形状等であってもよい。分光測色機に影響を与えない形状であればよい。更に、尿試験紙の取付は、尿カップの側面へ図3の図(A)〜図(H)の方法及びその他の方法によって行ってもよい。また尿試験紙3又は4には、表裏面を貫通する孔を形成し、該貫通孔を通じて採尿した尿を尿試験紙3又は4の裏面側から表面側へ導入し、試薬7と十分に反応させるようにすることも可能である。なお、この場合には、尿試験紙3又は4の試薬7と尿カップ2の底部2aとの間に、ほんの僅かの隙間を形成すれば十分である。更にまた、スティック状である尿試験紙3の場合は、尿カップ2の周側壁内面にスライド溝を設けて脱着自在に嵌合装着するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にあっては、尿カップ内に複数個の試薬を配設してなる尿試験紙を取り付けてなり、尿カップの少なくとも尿試験紙を取り付けた部分に対応する箇所を透明にしたから、尿カップへ採尿した後、これを尿自動分析装置へセットするだけで、その分光測色計が尿カップの透明部を通じて尿カップ内の尿試験紙の色の変化を読み取って当該検体のスクリーニング検査を自動的に行うことが可能である。従って、検査員は、陽性の判定がなされたものについてのみ尿カップの検体を尿スピッツへ分注し、その後に行われる定量検査工程へ送り込めばよく、その作業を従来の場合に比較しておよそ1/3程度に減らすことができ、人員も1/3に減らすことが可能である。
【0031】
また尿カップ内に尿試験紙がセットされているので、検体の取り違えをすることがない。更には、自動的な判定であるので、従来のように検査員の個人差が現れることがなく、スクリーニング検査の判定にバラツキがない。つまり、信頼性に優れた判定を行うことが可能である。またこれらの情報は、ホストコンピューター等へ自動的に入力することが可能であり、病院情報システムとしての利便性に優れている。
【0032】
更にまた、本発明にあっては、尿試験紙自体を円形状にし、これに複数個の試薬を環状に配設したから、尿試験紙に方向性がなく、尿カップの向きを気にすることなく尿自動分析装置へセットすることが可能であり、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は尿カップを尿自動分析装置の分光測色計へセットした状態を示す部分縦断面図、図(B)はその部分拡大図である。
【図2】本発明に係る尿試験紙を示すものであり、図(A)はスティック状のものの斜視図、図(B)は円盤状のものの斜視図である。
【図3】図(A)〜図(H)はそれぞれ本発明に係る尿試験紙の尿カップへの取付例を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るものであり、尿カップを尿自動分析装置の分光測色計へセットした状態を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1…尿自動分析装置
2…尿カップ
2a…尿カップの底部
2b…尿カップの周側壁
3…スティック状の尿試験紙
4…円盤状の尿試験紙
7…試薬
8…分光測色計

Claims (2)

  1. 尿カップ内の底部又は周側壁に対向して複数個の試薬を配設してなる尿試験紙を試薬面が尿カップ内の底部又は周側壁を向くように取り付け、該尿試験紙と尿カップ内の底部又は周側壁との間に尿が入り込むことのできる数ミリ〜数十ミリ程度の間隔を形成してなり、尿カップの少なくとも尿試験紙を取り付けた部分に対応する箇所は透明であることを特徴とする尿カップ。
  2. 尿試験紙自体が円形状を成し、これに複数個の試薬を環状に配設したことを特徴とする前記請求項1に記載の尿カップに使用する尿試験紙。
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