JPH1130614A - 尿カップ及び尿試験紙 - Google Patents

尿カップ及び尿試験紙

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JPH1130614A
JPH1130614A JP18515897A JP18515897A JPH1130614A JP H1130614 A JPH1130614 A JP H1130614A JP 18515897 A JP18515897 A JP 18515897A JP 18515897 A JP18515897 A JP 18515897A JP H1130614 A JPH1130614 A JP H1130614A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】尿スクリーニング検査を自動化することによ
り、該検査に要するプロセスを合理化し、臨床検査にお
ける業務従事者の省力化、処理時間の短縮、検体容器の
減少、検査結果の信頼性の向上等を得る。 【解決手段】尿カップ内に複数個の試薬を配設してなる
尿試験紙を取り付け、尿カップの少なくとも尿試験紙を
取り付けた部分に対応する箇所を透明にする。これによ
り、採尿後のカップを尿自動分析装置へセットすると、
その分光測色計が尿カップの透明部を通じて尿カップ内
の尿試験紙の色の変化を読み取り、基準の色と比較する
ことで、当該検体が更に尿沈渣等の定量検査を必要とす
るか否かを自動的に判断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿カップ内に尿試
験紙を取り付け、尿カップを通して外部からカラーフォ
トセンサー等による分光測色計等を用いて尿スクリーニ
ング検査を自動化するようにした技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】人が採る食べ物や飲み物は、その大部分
が体のエネルギー源に使われ、後の残り滓のうち水に溶
けるものが腎臓を通じて尿になって体外に捨てられる。
そのため、尿中には尿素やクレアチニンなどの不要物だ
けでなく、ブドウ糖、タンパク質、ビタミン、ホルモ
ン、カリウム、ナトリウム、血液細胞、あるいは尿道の
細胞なども微量ながら含まれる。また尿中のこれらの物
質の量や割合の変化は、糖尿病、高血圧、白血病、膠原
病などの疾病の有無やその程度等をあらわす。従って、
尿中に含まれる成分の変化をチエックすることで、健康
状態を知ることができ、貴重なバロメーターになる。そ
のため、尿検査は一般検査の1項目として必ず行われて
おり、血液検査とともに二大検査の一つをなしている。
【0003】ところで、尿検査は、一般的にはまず定性
検査によって検体をスクリーニングし、その結果が陽性
である検体に限り、更に尿沈渣等の精密な定量検査を行
うようにしている。定性検査、つまり、スクリーニング
は、尿中に尿試験紙を浸し、尿試験紙の色の変化で判定
する方法が一般的である。従来の尿検査におけるスクリ
ーニングは、手作業による方法、手作業と自動分析装置
との組み合わせによる方法、自動分析装置のみによる完
全自動化された方法の三つがある。
【0004】手作業による方法は、採取された尿カップ
の中の尿へ検査員が、尿試験紙を浸し、尿試験紙に配設
された試薬の色の変化を検査員が目視により判定するも
のである。色の変化の判定は、色基準の見本と比較して
行われる。そして、判定の結果が陰性である検体につい
ては、尿カップとともに廃棄処分をし、陽性であるもの
についてのみ、尿カップの中の採取された尿の一部を尿
スピッツへ分注し、更に尿沈渣等の定量検査工程へ送る
ようにしている。
【0005】また手作業と自動分析装置との組合せによ
る方法は、採取された尿カップの中の尿へ検査員が、尿
試験紙を浸した後、これを自動分析装置へセットし、尿
試験紙の色の変化を分光測色計で測定して基準となるデ
ータと比較し、判定している。判定の結果が陰性である
検体については、尿カップとともに廃棄処分をし、陽性
であるものについてのみ尿スピッツへ分注して更に尿沈
渣等の定量検査工程へ送るようにしている。これは前記
手作業による方法の場合と同じである。
【0006】更に、尿自動分析装置のみによる方法は、
尿カップへ尿を採取し、その全ての検体について検査員
が尿スピッツへ分注し、これを尿自動分析装置へセット
している。そして、尿スピッツの尿中へ自動的に尿試験
紙を浸し、これを取り出して、分光測色計で色の変化を
測定し、基準となるデータと比較して判定している。こ
の場合は、判定の結果が陰性の尿スピッツは検体廃棄の
処分をし、陽性の尿スピッツのみを尿沈渣等の定量検査
工程へ送るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記手作業
による尿のスクリーニングでは、検査員の目視による判
定であるため、検査員の個人差によるバラツキがあり、
信頼性に欠けるという問題があった。また検体が沢山並
んでいる場合には、尿試験紙をどの検体へ浸したかがわ
からなくなる場合があり、検体の取り違い等が発生する
という必ず改善しなければならない問題もあった。
【0008】また手動と尿自動分析装置との組合せによ
る方法にあっては、尿カップ中の尿へ尿試験紙を浸すの
は検査員が行っており、前記の場合と同じように、尿カ
ップ中の検体が沢山並んでいる場合には、尿試験紙をど
の検体へ浸したかがわからなくなる場合があり、尿カッ
プ中の検体と尿試験紙との間で取り違いが発生するとい
う問題があった。しかも、尿試験紙を検査員が分光測色
計へセットしなければならず、その操作に手間取り、効
率が悪いという問題もあった。更に、分光測色計は、先
に検査する検体へ浸した尿試験紙に含まれている尿が、
後に検査する検体へ浸した尿試験紙へ影響を及ぼしては
ならず、洗浄に手間がかかり、また衛生管理の点でも十
分に配慮する必要があった。
【0009】更に、従来の尿自動分析装置のみによる場
合は、全部の検体を尿スピッツへ分注し、その全部を分
析装置へセットする手間が必要であり、また廃棄される
検体についても尿スピッツを消費し、コストアップの原
因となる問題があった。しかも、この場合も分析装置の
洗浄に手間がかかり、衛生管理についても十分に配慮す
る必要があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、尿カップ内
に尿試験紙を取り付け、尿カップの透明部を通して外部
からカラーフォトセンサー等を用いて尿スクリーニング
検査を自動化することにより、該検査に要するプロセス
を合理化し、臨床検査における業務従事者の省力化、処
理時間の短縮、検体容器の減少、検査結果の信頼性の向
上及び病院情報システムへの速報性をもたらすようにし
たものである。
【0011】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、尿カップ内に複数個の試
薬を配設してなる尿試験紙を取り付けてなり、尿カップ
の少なくとも尿試験紙を取り付けた部分に対応する箇所
は透明であることを特徴とする尿カップである。尿カッ
プへ採尿した後、これを尿自動分析装置へセットする
と、その分光測色計が尿カップの透明部を通じて尿カッ
プ内の尿試験紙の色の変化を読み取り、基準の色と比較
することで、当該検体が更に尿沈渣等の定量検査を必要
とするか否かを自動的に判断する。従って、検査員は、
陽性の判定がなされたものについてのみ尿カップの検体
を尿スピッツへ分注し、その後に行われる定量検査工程
へ送り込めばよく、その作業を従来の場合に比較してお
よそ1/3程度に減らすことが可能である。
【0012】また本発明が採用した請求項2の手段は、
尿試験紙自体が円形状を成し、これに複数個の試薬を環
状に配設したことを特徴とする尿試験紙である。試薬が
環状に配設されているため、尿試験紙に方向性がなく、
尿カップの向きを気にすることなく尿自動分析装置へセ
ットすることが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。図1〜図3は本発明の第1の実施の形態に係るもの
であり、図1の図(A)は尿自動分析装置1へ尿カップ
2を載置した状態を示す部分縦断面図、図(B)はその
部分拡大図である。また図2の図(A)はスティック状
の尿試験紙3を示す斜視図、図(B)は円盤状の尿試験
紙4を示す裏面側から見た斜視図である。図3の図
(A)〜図(H)はそれぞれ尿カップ2の異なる形状を
示す縦断面図である。
【0014】尿カップ2は、ポリプロピレン,スチレ
ン,ポリエチレン,アクリル等の透明性を有する樹脂材
料により成形されている。この場合は、尿カップ2の全
体を透明にすることが可能であるが、尿カップ2の底部
2aの一部のみを透明樹脂材料で成形し、その他の部分
については安価な塩化ビニール等の材料で一体成形する
ようにすることも可能である。部分的に透明部を形成す
る場合は、この透明部がスティック状の尿試験紙3に対
応すべく、窓孔形状等であればよい。また円盤状の尿試
験紙4に対応すべく、尿カップ2の底部2aの全部のみ
を透明樹脂材料で成形するようにしてもよい。
【0015】而して、図1に示すように、この実施の形
態の尿カップ2は、その底部2aに突起5が形成されて
おり、尿試験紙3又は4の係合孔6が嵌め合わされるよ
うになっている。スティック状の尿試験紙3の場合は、
所定間隔ごとにそれぞれ異なる種類の試薬7が設けられ
ており、円盤状の尿試験紙4の場合は、所定間隔ごとで
且つ環状に異なる種類の試薬7が設けられている。尿カ
ップ2へ装着された状態の尿試験紙3又は4は、試薬7
の面が尿カップ2の底部2a側(図面の下側)を向いて
おり、試薬7と底部2aとの間には、数ミリ〜数十ミリ
程度までの間隔が設定されている。これは、採尿された
尿が試薬7と直接接触して十分に反応することができる
ように、試薬7と底部2aとの間に尿が回り込むことの
できる間隙を形成するためのものである。また後述する
如く、分光測色計8によるスクリーニング時に底部2a
と試薬7との間に介在する尿が、その測定結果に悪影響
を与えないようにするため、あまり底部2aから離れる
ようにはできないである。尿試験紙3又は4のセット
は、尿カップ2の成形時にセットしてもよく、使用開始
直前にセットするようにしてもよい。
【0016】次に、このように構成された尿カップ2を
用いて尿の定性検査、つまり、スクリーニング検査につ
いて説明する。先ず、尿カップ2内へ採尿する。採尿が
行われると、採尿された尿の特定成分が尿カップ2の底
部2a側に取り付けられた尿試験紙3又は4の特定の試
薬7と反応し、色変化をする。検査員は、採尿した尿カ
ップ2を、図1の図(A)に示すように、尿自動分析装
置1の分光測色計8の上に尿カップ2の底部2aが接す
るように載置し、アクリル板等による開閉自在なシエー
ド1aを閉塞し、外の光を遮断する。このシエード1a
の閉塞は、次に行う分光測色計8が外の光の影響を受け
ることのないように、すなわち、外乱を遮断するように
するためのものである。
【0017】これにより、分光測色計8のLED等から
試薬7へ向けて光が照射され、その反射光がフォトダイ
オード等により検出されて電気信号に変換される。そし
て、制御部で演算処理された後、予め設定されたデータ
と比較され、試薬7の色の変化を判定する。なお、尿試
験紙3又は4は、スティック状のものである場合には分
光測色計8との位置合わせが必要であるが、円盤状のも
のである場合にはどの位置へ置いても環状の試薬7に対
して分光測色計8がこれを横切ることができるので、尿
カップ2の向きを気にする必要はない。
【0018】このようにして自動的に判定された結果
は、その内容が病院等のホストコンピュータへ入力され
て個人データとして記録され、また必要に応じてプリン
トアウトされたり、表示器に表示される。なお、尿カッ
プ2の側面に患者名等のバーコードラベルが貼付されて
いる場合は、尿自動分析装置1ではバーコードリーダー
を搭載してこれを読み取り、前記各出力と共にホストコ
ンピュータ等へデータを記録保持するようにすればよ
い。
【0019】このようにして尿検査のスクリーニングが
行われ、その判定が陰性である検体については、尿カッ
プ2と共に廃棄処分される。また判定が陽性である検体
については、検査員が尿カップ2中の尿の一部を尿スピ
ッツへ分注し、更に定量検査を行う工程へと送り込むよ
うにしている。従って、本実施の形態によれば、検査員
は採尿された尿カップ2を自動尿分析装置1の分光測色
計8の上へ載置するだけで、全ての検体のスクリーニン
グを自動的に行うことが可能である。また、検査員は、
その結果が陽性である検体についてのみ分注すればよ
く、検査員の作業負担を手作業による従来の場合に比較
しておよそ1/3程度に減らすことができる。そのた
め、三名の尿検査員が必要であった病院では、一人の検
査員でこれを行うことが可能である。
【0020】図3の図(A)〜図(F)は、尿カップ2
へ尿試験紙3又は4を取り付ける場合の異なる変形例を
示すそれぞれ縦断面図である。図(A)は、底部2aに
一側面側が開口9aしたポケット9を形成し、該ポケッ
ト9へ尿試験紙3又は4を弾性変形させる等して入れて
おくだけのものである。この場合、採尿時にポケット9
の開口9aを上にすることで、人体から放出された尿が
前記開口9aを通じてポケット9内へ流入し、その放出
された勢いと底部2aへ衝突した衝撃とにより十分に撹
拌された状態で試薬7と接触することができる。そし
て、採尿後に安定した状態では、試薬7が底部2aへ密
着し、分光測色計8によるスクリーニングを確実且つ容
易に行うことができるようにしている。
【0021】また図(B)に示すものは、尿試験紙3又
は4の中央部を、尿カップ2の成形時に一体成形により
接着して取り付けるか又は尿カップ2の成形後に凹凸嵌
合形式で取り付けるか粘着剤等で接着するようにしたも
のである。
【0022】図(C)に示すものは、尿カップ2の底部
2aに凹部10を穿設し、この凹部10へ採尿された尿
の一部が回り込むようにし、尿試験紙3又は4を尿カッ
プ2と一体的に成形したものである。
【0023】図(D)に示すものは、尿カップ2を底部
2a側と、上部2b側とに分断し、その間に尿試験紙3
又は4が介在するように一体成形したものである。
【0024】また図(E)に示すものは、尿カップ2の
底部側の内周側面に上下の水平方向のリブ11を突設
し、該リブ11に尿試験紙3又は4の両端側を嵌合させ
てこれに挟持させるようにしたものである。リブ11
は、少なくとも対向する面に一組があればよく、また周
方向に複数個形成するようにしてもよく、全周にあって
もよい。
【0025】更に、図(F)に示すものは、尿カップ2
の底部2aから一体成形により尿試験紙3又は4を起立
状態で立設しておき、採尿後に、底部2aと中間部に設
けたVノッチ12を利用して尿試験紙3又は4を折り曲
げ、試薬7の部分が透明な尿カップ2の底部2aと接触
するようにしたものである。
【0026】図(G)に示すものは、尿試験紙3又は4
を尿カップ2の底部2aに所定間隙を形成して粘着剤で
接着するようにしたものである。
【0027】更にまた、図(H)に示すものは、尿カッ
プ2の内周側面の途中に、係止凸部13を設けて尿試験
紙3又は4を浮かせた状態で係合又は接着等により取り
付けている。そして、尿試験紙3又は4の中心部に紐1
4の一端側を連結し、これを尿カップ2の底部2a及び
側壁に設けたガイド孔15を通じて上端側へ導出し、外
周側面へ係止したものである。採尿後に、検査員が前記
紐14を引っ張り、尿試験紙3又は4を試薬7が底部2
aと接触する位置まで引き下げるようにしたものであ
る。
【0028】図4は本発明の第2の実施の形態に係るも
のであり、尿自動分析装置1へ尿カップ2を載置した状
態を示す部分縦断面図である。同図に示す如く、この実
施の形態にあっては、尿カップ2の周側壁2b内に尿試
験紙3又は4を取り付けるようにしたものである。尿試
験紙3又は4の取付要領は、図3の図(A)〜(H)に
示す適宜の方法が可能である。また尿自動分析装置1で
は、尿カップの周側壁2bに対応すべく分光測色計8が
配設されている。その他の構成並びに尿検体の自動スク
リーニングの方法及びその後の検体及び尿カップ2の処
理等については、前述した第1の実施の形態の場合と同
じである。
【0029】ところで、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例
えば、尿カップは、尿試験紙を取り付けた部分に対応す
る箇所のみが、長窓状の透明体で成形され、残余の部分
は有色体であってもよい。また前記透明部分の形状は、
丸でも三角でもその他の形状等であってもよい。分光測
色機に影響を与えない形状であればよい。更に、尿試験
紙の取付は、尿カップの側面へ図3の図(A)〜図
(H)の方法及びその他の方法によって行ってもよい。
また尿試験紙3又は4には、表裏面を貫通する孔を形成
し、該貫通孔を通じて採尿した尿を尿試験紙3又は4の
裏面側から表面側へ導入し、試薬7と十分に反応させる
ようにすることも可能である。なお、この場合には、尿
試験紙3又は4の試薬7と尿カップ2の底部2aとの間
に、ほんの僅かの隙間を形成すれば十分である。更にま
た、スティック状である尿試験紙3の場合は、尿カップ
2の周側壁内面にスライド溝を設けて脱着自在に嵌合装
着するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
尿カップ内に複数個の試薬を配設してなる尿試験紙を取
り付けてなり、尿カップの少なくとも尿試験紙を取り付
けた部分に対応する箇所を透明にしたから、尿カップへ
採尿した後、これを尿自動分析装置へセットするだけ
で、その分光測色計が尿カップの透明部を通じて尿カッ
プ内の尿試験紙の色の変化を読み取って当該検体のスク
リーニング検査を自動的に行うことがが可能である。従
って、検査員は、陽性の判定がなされたものについての
み尿カップの検体を尿スピッツへ分注し、その後に行わ
れる定量検査工程へ送り込めばよく、その作業を従来の
場合に比較しておよそ1/3程度に減らすことができ、
人員も1/3に減らすことが可能である。
【0031】また尿カップ内に尿試験紙がセットされて
いるので、検体の取り違えをすることがない。更には、
自動的な判定であるので、従来のように検査員の個人差
が現れることがなく、スクリーニング検査の判定にバラ
ツキがない。つまり、信頼性に優れた判定を行うことが
可能である。またこれらの情報は、ホストコンピュータ
ー等へ自動的に入力することが可能であり、病院情報シ
ステムとしての利便性に優れている。
【0032】更にまた、本発明にあっては、尿試験紙自
体を円形状にし、これに複数個の試薬を環状に配設した
から、尿試験紙に方向性がなく、尿カップの向きを気に
することなく尿自動分析装置へセットすることが可能で
あり、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るものであり、
図(A)は尿カップを尿自動分析装置の分光測色計へセ
ットした状態を示す部分縦断面図、図(B)はその部分
拡大図である。
【図2】本発明に係る尿試験紙を示すものであり、図
(A)はスティック状のものの斜視図、図(B)は円盤
状のものの斜視図である。
【図3】図(A)〜図(H)はそれぞれ本発明に係る尿
試験紙の尿カップへの取付例を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るものであり、
尿カップを尿自動分析装置の分光測色計へセットした状
態を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1…尿自動分析装置 2…尿カップ 2a…尿カップの底部 2b…尿カップの周側壁 3…スティック状の尿試験紙 4…円盤状の尿試験紙 7…試薬 8…分光測色計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿カップ内に複数個の試薬を配設してなる
    尿試験紙を取り付けてなり、尿カップの少なくとも尿試
    験紙を取り付けた部分に対応する箇所は透明であること
    を特徴とする尿カップ。
  2. 【請求項2】尿試験紙自体が円形状を成し、これに複数
    個の試薬を環状に配設したことを特徴とする尿試験紙。
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