JP3860798B2 - 移動型車庫の管理方法および管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両を駐車するパレットを複数備え、該複数のパレットのいずれかを入出庫可能な位置に移動させて当該パレットに対する前記車両の入出庫を行う移動型車庫の管理方法および管理装置に関し、特に、車両の入出庫を予測してパレットの移動を効率化した移動型車庫の管理方法および管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マンションなどに併設される駐車場では、移動型車庫が利用される場合が多い。移動型車庫では各車両に対してパレットを設け、車両の入庫や出庫を行う際に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させる。このような移動型車庫では、どのパレットに駐車する場合であっても同一の位置で入庫および出庫を行うことが出来るためにパレットごとに入出庫用のスペースを設ける必要がなく、また車庫を立体的に構成することができるので、駐車場のスペースを有効に活用できる。
【0003】
ところで、この移動型車庫では、パレットの移動にかかる時間を如何に短縮するかが重要な課題となる。移動型車庫ではそのパレット数が増える毎にパレットを入出庫位置まで移動させる時間が長くなり、例えば車両の利用者が駐車場に訪れてから入出庫が可能となるまでに10分程度の待ち時間が生ずる。
【0004】
このような利用者の不便を解消すべく、従来、様々な工夫が為されてきた。たとえば特許文献1に開示された移動型車庫の管理方法では、利用者があらかじめ電話にて入出庫の予約を行うことで、利用者が車庫に到着する時間に合わせてパレットを移動させている。
【0005】
また、特許文献2に開示された移動型車庫では、利用者の位置情報を取得して利用者が移動型車庫に近づいた段階で、対応するパレットの移動を開始するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
実開平6−25998号公報
【特許文献2】
特開平11−280282号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用者が予め電話予約をする方法では、利用者自身が入出庫の時間を予測し、予約を行わねばならず、利用者の負担が大きいという問題点があった。また、入出庫の時間を正確に予測することは難しく、パレットの移動を効率よく実行するのは困難であった。
【0008】
また、利用者の位置情報を利用する方法では、利用者が付近を通過したのみであってもパレットを移動させることとなり、不要なパレットの移動が発生する。したがって、パレットの移動の効率が低下し、さらに本来不要なエネルギーを使用することになるという問題点があった。
【0009】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、パレットの移動を自動的に効率よく実行可能な移動型車庫の管理方法および管理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る移動型車庫の管理方法は、各利用者毎に特定された車両駐車用のパレットを複数備え、該複数のパレットのいずれかを入出庫可能な位置に移動させて当該パレットに対する前記車両の入出庫を行う移動型車庫の管理方法であって、前記パレットに対して車両の入出庫があった場合に、当該車両が予め定められた車両であるか否かを判断する車両認識工程と、前記車両が予め定められた車両である場合に、気象情報を取得する気象情報取得工程と、前記気象情報取得工程が取得した前記気象情報と前記車両の入出庫実績とを関連付けて記憶する入出庫実績記憶工程と、前記気象情報取得工程が取得した前記気象情報と前記入出庫実績とをもとに、前記車両の入出庫を予測し、該予測結果に基づいて前記パレットを入出庫可能な位置に移動させる入出庫予測工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
この請求項1の発明によれば、移動型車庫の管理方法は、パレットに対する特定車両の入出庫実績を気象情報と関連付けて記憶し、気象情報に基づいて入出庫を予測してパレットの移動を実行する。
【0012】
また、請求項2の発明に係る移動型車庫の管理方法は、請求項1の発明において、前記気象情報取得工程は、前記気象情報として天候および気温の予報を取得し、前記入出庫予測工程は、前記気象情報取得工程が取得した予報をもとに前記車両の入出庫を予測することを特徴とする。
【0013】
この請求項2の発明によれば、移動型車庫の管理方法は、パレットに対する入出庫実績を天候および気温と関連付けて記憶し、天候および気温の予報に基づいて入出庫を予測してパレットの移動を実行する。
【0014】
また、請求項3の発明に係る移動型車庫の管理方法は、請求項1または2の発明において、前記入出庫予測工程は、前記気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両を前記入出庫実績から読み出し、当該車両に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させることを特徴とする。
【0015】
この請求項3の発明によれば、移動型車庫の管理方法は、気象情報によって示された条件下における過去の入出庫実績をもとに、入出庫が予想される車両を決定して対応するパレットの移動を行う。
【0016】
また、請求項4の発明に係る移動型車庫の管理方法は、請求項3の発明において、前記入出庫予測工程は、前記気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両が複数ある場合に、当該条件下における入出庫の実行確率が高い車両に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させることを特徴とする。
【0017】
この請求項4の発明によれば、移動型車庫の管理方法は、気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両が複数ある場合に、同一条件下における入出庫の実行確率が高い車両を優先する。
【0018】
また、請求項5の発明に係る移動型車庫の管理装置は、各利用者毎に特定された車両駐車用のパレットを複数備え、該複数のパレットのいずれかを入出庫可能な位置に移動させて当該パレットに対する前記車両の入出庫を行う移動型車庫の管理装置であって、前記パレットに対して車両の入出庫があった場合に、当該車両が予め定められた車両であるか否かを判断する車両認識手段と、前記車両が予め定められた車両である場合に、気象情報を取得する気象情報取得手段と、前記気象情報取得手段が取得した前記気象情報と前記車両の入出庫実績とを関連付けて記憶する入出庫実績記憶手段と、前記気象情報取得手段が取得した前記気象情報と前記入出庫実績とをもとに、前記車両の入出庫を予測し、該予測結果に基づいて前記パレットを入出庫可能な位置に移動させる入出庫予測手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
この請求項5の発明によれば、移動型車庫の管理装置は、パレットに対する特定車両の入出庫実績を気象情報と関連付けて記憶し、気象情報に基づいて入出庫を予測してパレットの移動を実行する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る移動型車庫の管理方法の好適な実施の形態である車庫管理装置について詳細に説明する。
【0021】
まず、本実施の形態にかかる車庫管理装置の概要構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる車庫管理装置の概要構成を説明する概要構成図である。同図において、マンション1は、101号室、102号室、201号室、202号室、301号室および302号室を備えるとともに、パレットP1〜P6を有する移動型車庫を備えている。
【0022】
車庫管理装置2は、パレット動作部11、入出庫予測部12、気象情報取得部13、車庫情報データベース23、実績情報データベース24を備えている。パレット動作部11は、移動型車庫のパレットP1〜P6を制御し、任意のパレットを入出庫可能な位置に移動させることができる。
【0023】
さらにパレット動作部11は、パレットの移動を実行した場合に、移動を実行したパレットに関する情報を車庫情報データベース23から読み出し、入出庫動作に関する情報を実績情報データベース24に格納する。
【0024】
また、気象情報取得部13は、ネットワーク3を介して気象情報サーバ4と接続され、気象情報サーバ4が提供する天気予報を気象情報として取得する。
【0025】
入出庫予測部12は、気象情報取得部13が取得した気象情報と実績情報データベース24に格納された実績情報とをもとに移動型車庫における入出庫を予測し、予測テーブル22を作成する。
【0026】
パレット動作部11は、この予測テーブル22をもとに、パレットの移動を指示する移動指示テーブル21を作成し、移動指示テーブル21に基づいてパレットの移動を実行する。
【0027】
すなわち、車庫管理装置2は、移動型車庫における入出庫の実績を記憶し、この実績をもとに入出庫を予測することで、入出庫の指示を受ける前に、次に入出庫が行われる確率の高いパレットをあらかじめ入出庫可能な位置に移動させておくことができる。
【0028】
つぎに、車庫情報データベース23に記憶される情報について詳細に説明する。図2は、車庫情報データベース23に記憶される車庫情報について説明する説明図である。同図に示すように、車庫情報データベース23は、車庫番号、すなわち移動型車庫におけるパレットの番号と、その駐車スペースの使用者の部屋番号、車両のナンバーおよび使用者名を対応付けて記憶している。
【0029】
具体的には、車庫情報データベース23は、パレット「P1」に対して部屋番号「101」、車両ナンバー「あ1111」、使用者名「秋田」を対応付けている。すなわち、このパレット「P1」は、101号室の秋田氏によって契約されており、駐車される車両のナンバーは「あ1111」である。
【0030】
また、車庫情報データベース23は、パレット「P2」に対して部屋番号「201」、車両ナンバー「い2222」、使用者名「井上」を対応付けている。すなわち、このパレット「P2」は、201号室の井上氏によって契約されており、駐車される車両のナンバーは「い2222」である。
【0031】
同様に、車庫情報データベース23は、パレット「P3」に対して部屋番号「301」、車両ナンバー「う3333」、使用者名「上田」を対応付け、パレット「P4」に対して部屋番号「102」、車両ナンバー「え4444」、使用者名「江藤」を対応付け、パレット「P5」に対して部屋番号「202」、車両ナンバー「お5555」、使用者名「岡田」を対応付け、パレット「P6」に対して部屋番号「302」、車両ナンバー「か6666」、使用者名「川田」を対応付けている。
【0032】
一方、実績情報データベース24は、図3に示すように、各パレットにおいて実行された入出庫の実績を曜日および天候に関連付けて記憶する。たとえば、12月1日の7時にパレットP4から車両の出庫があり、この時の天候は晴れ、気温は7℃であった。また、12月1日の7時20分にパレットP1から車両の出庫があり、この時の天候は晴れ、気温は7℃であった。このように、各パレットから入出庫があった日時、曜日、天候、気温および入出庫の区分を記憶し、入出庫の実績を蓄積することで、使用者の行動パターンを把握して、次にどのパレットで入出庫が行われる可能性が高いかを予測することができる。
【0033】
ここで、実績情報データベースにおいて曜日を記憶するのは、使用者の行動パターンが曜日によって異なることを考慮するものである。たとえば、月曜から金曜までは特定の時刻に車で出勤するが、土曜や日曜には車を使用しないような行動パターンや、特定の曜日のみ車を使用する行動パターン、また、火曜日に休日があり、水曜から月曜日まで略同一の時刻に入出庫する行動パターンなどが考えられるが、入出庫の実績を曜日をもとに参照することで、様々な行動パターンを適切に把握することができる。
【0034】
つぎに、実績情報データベース24に天候および気温を合わせて記憶するのは、使用者の行動パターンが天候や曜日によって異なることを考慮するものである。たとえば天候が「晴れ」または「曇り」であれば車を使わずに出勤するが、天候が「雨」であれば車で出勤するような行動パターンが考えられる。また、気温に関しては、気温が10℃以上であれば車を使わずに出勤するが、気温が10℃未満であれば車で出勤するような行動パターンが考えられる。そこで、天候や気温をもとに使用者の行動パターンを予測することで、予測の精度を向上することができる。
【0035】
ところで、天候や気温などの気象情報は、天気予報などによって事前に知ることができる。そのため、天気予報を気象情報取得部13によって取得することで、使用者の行動を前もって予測することが可能となる。
【0036】
このように、気象情報に基づいて使用者の行動を予測することで、次に入出庫が行われる可能性が高いパレットを予め入出庫可能な位置に移動させておくことができるので、使用者からの指示を待つことなく自動的に入出庫の準備を行うことができ、パレットの移動を効率化することができる。
【0037】
図4に使用者の行動を予測した予測テーブルの一例を示す。同図において、予測テーブル22は、天候が晴れの木曜日における使用者の行動を予測している。具体的には、予測テーブル22は、実績情報データベース24から曜日が「木」かつ天候「晴れ」であるデータを抜き出したものである。
【0038】
より詳細には、予測テーブル22は、パレットP1について時刻7時に出庫した回数を1回、22時に入庫した回数を2回と抜き出している。また、パレットP4について時刻7時に出庫した回数を2回、19に入庫した回数を1回と抜き出している。さらに、パレットP5について時刻10時に出庫した回数を2回、時刻15時に入庫した回数を2回と抜き出している。
【0039】
一方、実績情報データベース24において、天候晴れの木曜日にパレットP2,3,6での入出庫データがないので、パレットP2,3,6のデータは抜き出さない。
【0040】
この予測テーブル22をもとに、パレット動作部11は、移動指示テーブル21を作成する。図5は、予測テーブル22をもとに作成した移動指示テーブルの一例を示す図である。
【0041】
同図において、移動指示テーブル21は、移動指示1として「時刻7時 パレットP4」を記憶し、移動指示2として「時刻7時 パレットP1」を記憶している。また、移動指示テーブル21は、移動指示3として「時刻10時 パレットP5」を記憶し、移動指示4として「時刻15時 パレットP5」を記憶している。さらに、移動指示テーブル21は、移動指示5として「時刻19時 パレットP4」を記憶し、移動指示6として「時刻22時 パレットP1」を記憶している。
【0042】
ここで、パレットP4とパレットP1とはともに時刻7時に移動指示が指定されているが、パレットP4が「移動指示1」として優先され、パレットP1は「移動指示2」としている。これは、パレットP4に対して時刻7時に入出庫される確率が、パレットP1に対して時刻7時に入出庫される確率に比して高いと考えられるためである。
【0043】
具体的には、予測テーブル22において、パレットP4が晴れの木曜7時に使用された回数は2回である。一方、パレットP1が晴れの木曜7時に使用された回数は1回である。したがって、天候「晴れ」で曜日「木曜」という条件下では、パレットP4が時刻7時に使用される確率は、パレットP1が時刻7時に使用される確率に比して高いといえる。そこで、移動指示テーブル21では、パレットP4をパレットP1に対して優先させることとしている。
【0044】
このように、使用者の行動パターンを予測してパレットを移動する際に、使用者がパターン通りに行動する確率を過去の実績から求め、確率の高い行動パターンを優先することで、パレットの移動をより効率的に行うことができる。
【0045】
つぎに、車庫情報管理装置2が出庫情報を記録する場合における処理動作を説明する。図6は、出庫情報の記録時における処理動作を説明するフローチャートである。同図に示すように、パレット動作部11は、あるパレットにおけるタイヤのロックが解除されたならば(ステップS101)、そのパレットの番号と車両のナンバーとを取得する(ステップS102)。ここで、車両のナンバーは、各パレットに設置したカメラによってナンバープレートを撮影し、撮影した画像から車両ナンバーを読み出すものとする。
【0046】
つづいて、パレット動作部11は、車庫情報データベース23からパレット番号に対応する車両ナンバーを読み出し、撮影した車両ナンバーと比較する(ステップS103)。車庫情報データベース23から読み出した車両ナンバーと撮影した車両ナンバーとが同一である場合(ステップS104,Yes)、パレット動作部11は、現在の天候情報および気温情報を取得し(ステップS105)、実績情報データベース24に「パレット番号」、「日付」、「曜日」、「時刻」、「天候」、「気温」、「入出庫フラグ:出」を記録する(ステップS106)。ここで、入出庫フラグを「出」としたのは、ステップS101においてタイヤのロックが解除されている事から、パレットに駐車していた車両を出したと考えられるためである。
【0047】
ステップS106終了後、もしくは車庫情報データベース23から読み出した車両ナンバーと撮影した車両ナンバーとが同一ではない場合(ステップS104,No)、パレット動作部11は処理を終了する。
【0048】
このように、車庫情報データベース23から読み出した車両ナンバーと撮影した車両ナンバーとが同一であるのみ実績情報データベース24に登録することで、例えば来客などがパレットを使用した場合のデータと本来の使用者のデータとを区別し、使用者の行動パターンを精度良く求めることができる。なお、この実施の形態においてはナンバープレートの撮影によって車両の識別を行っているが、使用者の車両を識別可能な任意の方法を用いることができる。
【0049】
つぎに、車庫情報管理装置2が入庫情報を記録する場合における処理動作を説明する。図7は、入庫情報の記録時における処理動作を説明するフローチャートである。同図に示すように、パレット動作部11は、あるパレットにおいてタイヤがロックされたならば(ステップS201)、そのパレットの番号と車両のナンバーとを取得する(ステップS202)。ここで、車両のナンバーは、各パレットに設置したカメラによってナンバープレートを撮影して読み出す。
【0050】
つづいて、パレット動作部11は、車庫情報データベース23からパレット番号に対応する車両ナンバーを読み出し、撮影した車両ナンバーと比較する(ステップS203)。車庫情報データベース23から読み出した車両ナンバーと撮影した車両ナンバーとが同一である場合(ステップS204,Yes)、パレット動作部11は、現在の天候情報および気温情報を取得し(ステップS205)、実績情報データベース24に「パレット番号」、「日付」、「曜日」、「時刻」、「天候」、「気温」、「入出庫フラグ:入」を記録する(ステップS206)。ここで、入出庫フラグを「入」としたのは、ステップS201においてタイヤがロックされている事からパレットに車両を駐車したと考えられるためである。
【0051】
ステップS206終了後、もしくは車庫情報データベース23から読み出した車両ナンバーと撮影した車両ナンバーとが同一ではない場合(ステップS204,No)、パレット動作部11は処理を終了する。
【0052】
つぎに、入出庫予測部12による入出庫予測の動作について説明する。図8は、入出庫予測動作を説明するフローチャートである。同図に示すように、入出庫予測部12は、まず本日の曜日を取得する(ステップS301)。つづいて、気象情報取得部13がネットワーク3を介し、気象情報サーバ4から天気予報を取得する(ステップS302)。
【0053】
入出庫予測部12は、各パレットについて本日の曜日および予想天気に合致する条件下における出庫時刻と入庫時刻とを、実績情報データベース24から読み出してそれぞれ計数し、計数結果が最も多い出庫時刻および入庫時刻を予測テーブル22に記憶する。
【0054】
ここで、計数結果が同数であった場合、より早い時刻を優先する。すなわち、あるパレットについて「出庫時刻7時」が3回、「出庫時刻7時20分」が3回計数された場合、予測テーブル22には「出庫時刻7時」を記憶させる。これは、そのパレットから7時に出庫される確率と7時20分に出庫される確率が同一であれば、より早い時間である7時にパレットを移動させておくことで、使用者が7時20分に出庫した場合にも対応することができるためである。
【0055】
つづいて、入出庫予測部12は、予測テーブル22に記憶された情報を時刻順に並び替え、移動指示テーブル21を作成して(ステップS304)、パレット動作部11に送信し、処理を終了する。
【0056】
つぎに、パレット動作部11によるパレットの制御動作について説明する。図9は、パレットの制御動作を説明するフローチャートである。パレット動作部11は、まず、移動指示テーブル21から移動対象となるパレットの番号を取得し、該当するパレットの状況を監視する(ステップS401)。監視中のパレットについて、移動を指示された時刻になる前に入出庫があった場合(ステップS402,Yes)、移動指示テーブル21から該当する移動指示を削除し(ステップS407)、処理を終了する。
【0057】
一方、移動を指定された時刻まで入出庫がなかった場合(ステップS403,No)、パレット動作部11は、移動指示テーブル21に指定された時刻をもとに、パレットを入出庫可能な位置まで移動させ(ステップS403)、移動させたパレットを監視する(ステップS404)。
【0058】
この監視中のパレットから車両の入出庫があった場合(ステップS405,Yes)、パレット動作部11は、該当する移動指示を削除し(ステップS407)、処理を終了する。
【0059】
一方、監視中のパレットにおいて車両の入出庫がない場合(ステップS405,No)、パレット動作部11は、移動指示テーブル21によって指定された時刻から所定以上の時間が経過したか否かを判定する(ステップS408)。
【0060】
指定された時刻から所定以上の時間が経過していない場合(ステップS408,No)、パレット動作部11は再度車両が入出庫されたか否かを確認する(ステップS405)。一方、指定された時間から所定以上の時間が経過した場合(ステップS408,Yes)、パレット動作部11は、該当する移動指示を削除し(ステップS407)、処理を終了する。
【0061】
このように、移動指示テーブル21によって指示されたパレットを監視し、指定された時刻以前に入出庫があった場合には、そのパレットに対する移動指示を削除することで、予測した時刻に比して早く入出庫が行われた場合に対応し、予測した時刻に再度不要なパレットの移動が発生することを防止できる。
【0062】
また、移動指示テーブル21によって指定された時刻から所定時間以内に入出庫がなかった場合に、そのパレットに対する移動指示を削除することで、監視が不要に継続し、以降の移動指示に影響が出ることを防止できる。
【0063】
上述してきたように、本実施の形態では、マンション1の移動型車庫における入出庫の実績を実績情報データベース24に記憶するとともに、気象情報取得部13によって気象情報を取得し、曜日および気象情報に基づいて実績情報データベース24を参照することで入出庫を予測するので、入出庫の指示を受ける前に次に入出庫が行われる確率の高いパレットをあらかじめ入出庫可能な位置に移動させておくことができる。
【0064】
(付記1)車両を駐車するパレットを複数備え、該複数のパレットのいずれかを入出庫可能な位置に移動させて当該パレットに対する前記車両の入出庫を行う移動型車庫の管理方法であって、
気象情報を取得する気象情報取得工程と、
前記パレットに対して車両の入出庫があった場合に、前記気象情報取得工程が取得した前記気象情報と前記車両の入出庫実績とを関連付けて記憶する入出庫実績記憶工程と、
前記気象情報取得工程が取得した前記気象情報と前記入出庫実績とをもとに、前記車両の入出庫を予測し、該予測結果に基づいて前記パレットを移動させる入出庫予測工程と、
を含むことを特徴とする移動型車庫の管理方法。
【0065】
(付記2)前記気象情報取得工程は、前記気象情報として天候および気温の予報を取得し、前記入出庫予測工程は、前記気象情報取得工程が取得した予報をもとに前記車両の入出庫を予測することを特徴とする移動型車庫の管理方法。
【0066】
(付記3)前記入出庫予測工程は、前記気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両を前記入出庫実績から読み出し、当該車両に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させることを特徴とする付記1または2に記載の移動型車庫の管理方法。
【0067】
(付記4)前記入出庫予測工程は、前記気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両が複数ある場合に、当該条件下における入出庫の実行確率が高い車両に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させることを特徴とする付記3に記載の移動型車庫の管理方法。
【0068】
(付記5)車両を駐車するパレットを複数備え、該複数のパレットのいずれかを入出庫可能な位置に移動させて当該パレットに対する前記車両の入出庫を行う移動型車庫の管理装置であって、
気象情報を取得する気象情報取得手段と、
前記パレットに対して車両の入出庫があった場合に、前記気象情報取得手段が取得した前記気象情報と前記車両の入出庫実績とを関連付けて記憶する入出庫実績記憶手段と、
前記気象情報取得手段が取得した前記気象情報と前記入出庫実績とをもとに、前記車両の入出庫を予測し、該予測結果に基づいて前記パレットを移動させる入出庫予測手段と、
を備えたことを特徴とする移動型車庫の管理装置。
【0069】
(付記6)前記気象情報取得手段は、前記気象情報として天候および気温の予報を取得し、前記入出庫予測手段は、前記気象情報取得手段が取得した予報をもとに前記車両の入出庫を予測することを特徴とする付記5に記載の移動型車庫の管理装置。
【0070】
(付記7)前記入出庫予測手段は、前記気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両を前記入出庫実績から読み出し、当該車両に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させることを特徴とする付記5または6に記載の移動型車庫の管理装置。
【0071】
(付記8)前記入出庫予測手段は、前記気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両が複数ある場合に、当該条件下における入出庫の実行確率が高い車両に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させることを特徴とする付記7に記載の移動型車庫の管理装置。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、移動型車庫の管理方法は、パレットに対する特定車両の入出庫実績を気象情報と関連付けて記憶し、気象情報に基づいて入出庫を予測してパレットの移動を実行するので、パレットの移動を自動的に効率よく実行可能な移動型車庫の管理方法が得られるという効果を奏する。
【0073】
また、請求項2の発明によれば、移動型車庫の管理方法は、パレットに対する入出庫実績を天候および気温と関連付けて記憶し、天候および気温の予報に基づいて入出庫を予測してパレットの移動を実行するので、天気予報を利用してパレットの移動を自動化して効率を向上した移動型車庫の管理方法が得られるという効果を奏する。
【0074】
また、請求項3の発明によれば、移動型車庫の管理方法は、気象情報によって示された条件下における過去の入出庫実績をもとに、入出庫が予想される車両を決定して対応するパレットの移動を行うので、入出庫を高い精度で予測し、パレットの移動を自動的に効率よく実行可能な移動型車庫の管理方法が得られるという効果を奏する。
【0075】
また、請求項4の発明によれば、移動型車庫の管理方法は、気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両が複数ある場合に、同一条件下における入出庫の実行確率が高い車両を優先するので、パレットの移動の効率をさらに向上した移動型車庫の管理方法が得られるという効果を奏する。
【0076】
また、請求項5の発明によれば、移動型車庫の管理装置は、パレットに対する特定車両の入出庫実績を気象情報と関連付けて記憶し、気象情報に基づいて入出庫を予測してパレットの移動を実行するので、パレットの移動を自動的に効率よく実行可能な移動型車庫の管理装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる車庫管理装置の概要構成を説明する概要構成図である。
【図2】図1に示した車庫情報データベースに記憶される車庫情報について説明する説明図である。
【図3】図1に示した実績情報データベースに記憶される車庫情報について説明する説明図である。
【図4】図1に示した予測テーブルについて説明する説明図である。
【図5】図1に示した移動指示テーブルについて説明する説明図である。
【図6】出庫情報の記録時における処理動作を説明するフローチャートである。
【図7】入庫情報の記録時における処理動作を説明するフローチャートである。
【図8】入出庫予測動作を説明するフローチャートである。
【図9】パレットの制御動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 マンション
2 車庫管理装置
3 ネットワーク
4 気象情報サーバ
11 パレット動作部
12 入出庫予測部
13 気象情報取得部
21 移動指示テーブル
22 予測テーブル
23 車庫情報データベース
24 実績情報データベース
P1〜P6 パレット
Claims (5)
- 各利用者毎に特定された車両駐車用のパレットを複数備え、該複数のパレットのいずれかを入出庫可能な位置に移動させて当該パレットに対する前記車両の入出庫を行う移動型車庫の管理方法であって、
前記パレットに対して車両の入出庫があった場合に、当該車両が予め定められた車両であるか否かを判断する車両認識工程と、
前記車両が予め定められた車両である場合に、気象情報を取得する気象情報取得工程と、
前記気象情報取得工程が取得した前記気象情報と前記車両の入出庫実績とを関連付けて記憶する入出庫実績記憶工程と、
前記気象情報取得工程が取得した前記気象情報と前記入出庫実績とをもとに、前記車両の入出庫を予測し、該予測結果に基づいて前記パレットを入出庫可能な位置に移動させる入出庫予測工程と、
を含むことを特徴とする移動型車庫の管理方法。 - 前記気象情報取得工程は、前記気象情報として天候および気温の予報を取得し、前記入出庫予測工程は、前記気象情報取得工程が取得した予報をもとに前記車両の入出庫を予測することを特徴とする請求項1に記載の移動型車庫の管理方法。
- 前記入出庫予測工程は、前記気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両を前記入出庫実績から読み出し、当該車両に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の移動型車庫の管理方法。
- 前記入出庫予測工程は、前記気象情報によって示された条件下において過去に入出庫がなされた車両が複数ある場合に、当該条件下における入出庫の実行確率が高い車両に対応するパレットを入出庫可能な位置に移動させることを特徴とする請求項3に記載の移動型車庫の管理方法。
- 各利用者毎に特定された車両駐車用のパレットを複数備え、該複数のパレットのいずれかを入出庫可能な位置に移動させて当該パレットに対する前記車両の入出庫を行う移動型車庫の管理装置であって、
前記パレットに対して車両の入出庫があった場合に、当該車両が予め定められた車両であるか否かを判断する車両認識手段と、
前記車両が予め定められた車両である場合に、気象情報を取得する気象情報取得手段と、
前記気象情報取得手段が取得した前記気象情報と前記車両の入出庫実績とを関連付けて記憶する入出庫実績記憶手段と、
前記気象情報取得手段が取得した前記気象情報と前記入出庫実績とをもとに、前記車両の入出庫を予測し、該予測結果に基づいて前記パレットを入出庫可能な位置に移動させる入出庫予測手段と、
を備えたことを特徴とする移動型車庫の管理装置。
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