JP3860387B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクプレーヤに関し、特に、シングルディスクプレーヤ、又は複数枚のディスクのうち所望のディスクを選択して再生可能なカルーセルタイプのディスクプレーヤであって、ディスクが載置されたスライドベースが前後動することによりディスクを交換位置及び収納位置まで搬送するように構成されたローディングタイプのディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転可能に配設されたトレイに、CD、DVD等の媒体ディスクを複数枚載置し、載置された複数枚のディスクのうち、所望のディスクを選択して再生するカルーセルタイプのディスクプレーヤがある。このようなディスクプレーヤの1例として、特開平5−182335号公報記載のマルチディスクプレーヤが知られている。同公報記載のマルチディスクプレーヤは、パネルシャーシ(シャーシ)の左右に設けられた直線状に延びるリブに、スライドベース(トレイベース)のガイド部が嵌合して、スライドベースが移動自在になっている。リブはその両側にリブに沿って延びる一対の溝部が形成され、ガイド部はこれら一対の溝部に嵌合する突出部を有して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した特開平5−182335号公報記載のマルチディスクプレーヤの場合、これらのリブは左右対称に配置されるとともに略同程度の長さであり、またガイド部も左右対称に配置されているので、スライドベースをパネルシャーシに取り付ける際に、リブの溝部に対してガイド部の突出部が斜めになっていると、突出部がガイド部に円滑に挿入できず、ガイド部をリブに嵌合する作業の作業性が悪くなるという問題が生じる。
【0004】
本発明は、このような事情に対処するために提案されたものであって、スライドベースをシャーシに組み込む際の組み立て作業の作業性がよいディスクプレーヤを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、複数枚のディスクを円周方向に配列して載置可能な回転トレイと、該回転トレイを支持するスライドベースと、前記回転トレイを前記回転トレイ上で回転させる回転トレイ駆動機構と、前記スライドベースをシャーシの前方から突出させるディスク交換位置、及びディスク収納位置との間で、該シャーシ上を前後動自在に移動させるスライドベース移動機構と、前記シャーシ内部の後方に配設された再生手段とを備えたディスクプレーヤであって、第1のガイド片、及び第2のガイド片を、前記スライドベースに、所定の隙間をあけて横方向に突設形成し、該第1のガイド片及び第2のガイド片は、前記スライドベースの移動方向に形成された案内レールの下方に位置するように前記シャーシに形成されているとともに、前記第2のガイド片の横方向長さを前記第1のガイド片の横方向長さよりも短く形成している。
【0010】
(2)上記(1)項において、前記案内レールは、前記シャーシの左右に1対形成されているとともに、該左右の案内レールに前記第2のガイド片を挿入可能な挿入溝が形成され、前記スライドベースを該シャーシに組み込む時に、前記挿入溝へ前記第2のガイド片を挿入しながら該スライドベースを該シャーシに対してスライド移動させるようにしている。
【0011】
(3)上記(1)項又は(2)項において、前記スライドベースの先端側壁に係止孔を形成し、該スライドベースがディスク収納位置にあるときに、該係止孔と前記シャーシのガイドレール先端とを係合させることによって該スライドベースの浮き上がりを防止するようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るディスクプレーヤの好適な実施形態を添付図面を参照して説明する。図1及び図2は一実施形態に係るディスクプレーヤのシャーシとスライドベースの取付状態を示す全体斜視図であり、このうち、図1はスライドベース12がディスク交換位置まで引き出された状態であり、図2はスライドベース12がディスク収納位置まで移動した状態を示している。
これらの図に示されるように、本実施形態のディスクプレーヤは、シャーシ10と、スライドベース12と、回転トレイ14等とを備えて構成され、本来、これらの部材は図示しない筐体内に収容されるものである。シャーシ10には、再生装置16と、ディスクを再生装置16上にクランプするクランプ機構18等とが配設されている。
【0013】
スライドベース12上には、回転トレイ14が軸心15を中心として回転可能に支持されており、回転トレイ14には、記録媒体であるディスクを計5枚載置可能なディスク収容部14Aが形成されている。各ディスク収容部14Aには、再生装置16へのスライド時に、及び再生装置16上にてディスクをクランプする際に、再生装置16及びクランプ機構18と干渉しないように切り欠き部14Bが形成されている。なお、回転トレイ14は後述する回転トレイ14用のモータによって再生装置16上で所望のディスクを選択することにより、停止するようになっている。
【0014】
図3はシャーシ10の平面図であり、スライドベース12を取り外した状態を示している。再生装置16はシャーシ10の後方よりの部分に配設されたフロートベース20内に設置されている。フロートベース20は、その後部に設けられた左右1対の回動軸20Aが、シャーシ10の図示しない取付部に回動可能に支持されている。フロートベース20は、クランプ機構18によって、回動軸20Aを中心として回動可能に配設され、左右方向にスライド可能に配設されたクランプカム22の作用により、ディスク収納位置にあるディスクを再生装置16上にクランプ可能となっている。
【0015】
フロートベース20の前方右側には、弾性部材取付片20Bが形成され、この弾性部材取付片20Bとシャーシ10に形成された弾性部材取付部10Aとの間に、ばね21が張設され、ディスクの再生時等において、フロートベース20に生じる振動を吸収し得るようになっている。クランプ機構18は、クランプカム22をスライドさせる切り替えギア23を備え、この切り替えギア23は、シャーシ10の底部に回転可能に配設され、後述する回転部材24から回転駆動力が伝達されるようになっている。
【0016】
図4は回転部材24を示した図である。図4に示される回転部材24は、その中心部に公転軸24Aが突設形成されているとともに、その側方部分に減速歯車29A,29Bが支持軸25によって回転部材24の一部を切り欠いた部分に取り付けられている。公転軸24Aは、図3に示されるシャーシ10の凹状に形成された軸受け部10Bの中央部に、図示しない駆動源によって回転可能に配設された太陽ギア10Cの支持軸10Dの上部に挿入され、シャーシ10に対して回転自在となっている。支持軸25の側上方には軸26が立設され、その最上部に遊星ギア28Aが設けられ、さらに、減速歯車29A,29Bと噛合する伝達歯車29C、遊星ギア28Bが上から順に設けられている。
【0017】
回転部材24は、その公転軸24Aを太陽ギア10Cの支持軸10Dの上部に挿入することによってシャーシ10上に設置され、そうすると、減速歯車29Bが太陽ギア10Cと噛合し、伝達歯車29Cに太陽ギア10Cの回転力が伝達される。さらに、回転部材24には、後述するスライドベース12の裏面に形成されたカム溝と係合するロックピン30が垂直方向に取り付けられている。なお、このロックピン30は、遊星ギア28A,28Bの中心に対して円周方向に約45度ずれた位置に設けられている。回転部材24の外周部の一部には、後述する切り替えギア23と噛合するクランプギア32が形成されている。なお、ロックピン30の遊星ギア28A,28Bに対するずれ量は、45度に限らず、適宜設定することができる。
【0018】
図5は、スライドベース12を裏面から見た底面図である。同図に示されるように、スライドベース12の裏面には、前述した遊星ギア28Aと噛合する第1直線状ラックギア34及び第2直線状ラックギア36が平行に形成されているとともに、一部が第1直線状ラックギア34及び第2直線状ラックギア36と平行な直線状カム溝38が設けられ、この直線状カム溝38にロックピン30が係合するようになっている。第2直線状ラックギア36の後端には、第2円弧状ラックギア40が連続して形成されている。
【0019】
ここで、シャーシ10とスライドベース12との取付構造の構成について説明する。図3に示されるように、シャーシ10の左右上端には、その長手方向に沿ってスライドベース12を前後動自在に支持する案内レール11,13が側方に張り出すようにして形成されている。各案内レール11,13は、平行な外レール11A,13A、内レール11B,13Bを有しているとともに、案内レール13は、案内レール11よりも前後長が長くなっている。
【0020】
図6は図3のA−A線に沿った矢視断面図、図7は図3のB−B線に沿った矢視断面図、図8は図3のC−C線に沿った矢視断面図である。これらの図に示されるように、各案内レール11,13は、シャーシ10の上端から外方に張り出すように、スライドベース12の移動方向に形成されている。外レール11A,13Aには、後述するガイド片を挿入するための挿入溝31が形成され、挿入溝31が形成されている外レール11A,13Aの部分は、挿入溝31によって切り欠かれているため内レール11B,13Bのみが存在する。
【0021】
図9は、シャーシ10からスライドベース12を突出させた状態を示す底面図、図10及び図11は、シャーシ10とスライドベース12との組み付け状態を示しており、案内レール11,13と、第1のガイド片15A,17A、第2のガイド片15B,17Bとの位置関係を示す断面図である。これらの図に示されるように、スライドベース12の下面には、第1のガイド片15A,17A、第2のガイド片15B,17Bが、スライドベース12の下面と所定の間隔を保持した状態で、横方向に突設形成され、案内レール11,13の下方に位置することによって、前後動時におけるスライドベース12の浮き上がりを防止する。左右の第2のガイド片15B,17Bは、それぞれ非対称位置に形成されている。なお、図10及び図11に示されるように、第2のガイド片15B,17Bは、第1のガイド片15A,17Aよりも横方向の張り出し長さが短く形成されている。スライドベース12の移動時には、シャーシ10の支持面10E上をスライドベース12の摺動面12Cが摺接しながら前後動する。
【0022】
スライドベース12をシャーシ10に組み付ける作業は、以下のように行う。案内レール11,13に、それぞれ形成されている挿入溝31,31から第2のガイド片15B,17Bを挿入する。なお、第2のガイド片15B,17Bは、左右の非対称位置に設けられているが、やはり非対称位置に設けられた挿入溝31,31に対して一致するように設けられている。そして、この状態でスライドベース12をシャーシ10に対して収納方向に一定量スライド移動すると、図9に示されるように、スライドベース12は図示しない係止手段によって前方への移動が規制され、係止手段を解除しない限り第2のガイド片15B,17Bを挿入溝31,31から抜き取ることができなくなる。また、図10に示されるように、第1のガイド片15A,17Aは、外レール11A,13Aを乗り越えて、内レール11B,13Bの下方に入り込み、スライドベース12がシャーシ10に対して組み込まれる。ここで、第1のガイド片15A,17Aは、第2のガイド片15B,17Bを挿入溝31へ挿入するとき、案内レール11,13の前方にあるために、第1のガイド片15A,17Aが組み付け時の障害となることはなく、スライドベース12を収納方向へスライド移動することによって図10に示される状態となる。図10及び図11に示されるように、第2のガイド片15B,17Bは、第1のガイド片15A,17Aよりも横方向の長さが短く形成されているので、組み付け後に内レール11B,13Bの下方に到達することはない。なお、前述した実施形態では、外レール11Aと内レール11B、外レール13Aと内レール13Bとの間には、スライドベース12の移動方向に亘って凹状の溝が形成されているが、これに限らず、両者の間を平坦な同一平面としてもよい。
【0023】
このように、スライドベース12をシャーシ10に組み込む際に、第1のガイド片15A,17Aよりも横方向の長さが短かい第2のガイド片15B,17Bを挿入溝31から挿入した後、スライド移動させるため、第1のガイド片15A,17Aが、挿入溝31の部分を通過するときに、両者が干渉することがなく、スライドベース12の前後動の際に、挿入溝31をスムーズに乗り越えることができる。また、左右の案内レール11,13の設置位置を左右対称ではなく、横方向にオフセットし、左右の案内レール11,13のうち、案内レール11の全長を短くしているので、左右の案内レールを等距離にした場合と比較して、案内レール11,13間の幅寸法を広く設定することができ、設計の自由度が向上している。
【0024】
図12は、回転部材24のスライドベース12に対する動きを示した説明図であって、シャーシ10に設置されている回転部材24及びスライドベース12を上方から透視するようにして見た状態を示している。これらのうち、図12(a)はスライドベース12がシャーシ10に対して前方(図12(a)中下方)へ移動中の状態であり、遊星ギア28Aは、第1直線状ラックギア34に噛合しながら回転することによってスライドベース12を前方へ移動させている。このとき、遊星ギア28Aには、シャーシ10に配設された太陽ギア10C(図12には図示せず)から減速歯車29A,29B、及び伝達歯車29Cを介して回転駆動力が伝達されている。回転部材24のロックピン30は、直線状カム溝38に係合しながら摺動する。
【0025】
そして、図12(b)に示される状態に至ると、スライドベース12がシャーシ10上において完全に突出した状態となる。このとき、遊星ギア28Aは、第1直線状ラックギア34の後端に位置している。なお、この状態ではスライドベース12を押圧すると、センサがその動きを検出し、内蔵されているプッシュクローズ機構により、太陽ギア10Cを逆回転させてスライドベース12を筐体内に引き込むことができる。
【0026】
図13は、クランプカム22と切り替えギア23との関係を示した概略斜視図である。切り替えギア23は、図4で示される回転部材24のクランプギア32と噛合する伝達ギア23Aが円周部の一部に形成されている。また、切り替えギア23には、クランプカム22のラック22Aと噛合するピニオンギア23Bが、伝達ギア23Aと同軸上に設けられている。クランプカム22には、前述したフロートベース20のカムピン20C,20Cが挿入されるカム溝22B,22Bが形成され、クランプカム22のスライド移動によってフロートベース20を上下に回動して、ディスクのクランプ動作及びクランプ解除動作を行うことができるようになっている。
【0027】
図14は、図10と同じく回転部材24の動きを示した説明図であって、ディスクのクランプ動作を行う場合における回転部材24の動きを示している。このうち、図14(a)は、スライドベース12が、ディスク収納位置にあるクローズ直後の状態を示している。このとき、第1及び第2直線状ラックギア34,36は、スライドベース12がディスク収納位置まで移動することにより、シャーシ10に形成された第1円弧状ラックギア27の上方近傍に位置し、軸26の最下部に支持された遊星ギア28Bと噛合することができる状態となる。
すると、図14(b)に示されるように、回転部材24は、そのロックピン30が円弧状カム溝38Aに案内されるとともに、遊星ギア28Bがシャーシ10に形成された第1円弧状ラックギア27に噛合し、その結果、回転部材24は矢印方向に公転動作を開始する。
【0028】
なお、円弧状カム溝38Aは、ロックピン30が遊星ギア28Bに対して円周方向に45度ずれた位置に設けられているのに対応して、直線状カム溝38間の幅よりも若干外方へ膨らむように離間しながらカーブしており、全体として変形U字状に形成されている。このように、カム溝を変形U字状としたのは、単純なU字状とした場合には、遊星ギア28Bの遊びが大きくなってスライドベース12の移動動作が安定しない虞があるためである。即ち、変形U字状とすることにより、カム溝に対して、遊星ギア28Bとロックピン30とが同一直線上に位置することがないので、遊星ギア28Bの遊び量を少なくすることができるのである。
【0029】
回転部材24は、図14(b)の状態まで公転すると、そのクランプギア32が、切り替えギア23の伝達ギア23Aと噛合しながら、図15(a)に示されるように、クランプカム22のラック22Aにピニオンギア23Bが噛合して、クランプカム22を、矢印方向へのスライド移動を開始させる。すると、順次図15(b)から図15(d)に示される状態までクランプカム22を移動させ、図13(b)のように、フロートベース20のカムピン20C,20Cを、カム溝22B,22Bの傾斜面に沿って案内することにより、フロートベース20を回動軸20Aを中心に上方に回動させてディスクのクランプ動作を行う。図15に示されるように、ラック22Aの下面には、1対のストッパピン22Dが植設されており、図15(d)に示されるように、切り替えギア23の円弧状カム23Cに当接することによって、クランプカム22のスライド移動をロックする。この場合、回転部材24は、図14(c)に示される状態まで公転している。このクランプ動作中、遊星ギア28Bはシャーシ10に一体的に形成されている第1円弧状ラックギア27と噛合しているために、クランプ動作に伴う反力をシャーシ10だけで受けることができるので、クランプ動作を安定的に行うことができる。また、クランプ後の振動等による影響も受けづらくなっている。
【0030】
クランプカム22には、クランプ状態を検出するために、図3に示される検出スイッチ33を移動させる左右1対の突起22Cが設けられている。検出スイッチ33は、図3において、最も右に回動した位置がアンクランプ状態を、中立位置がクランプ動作中、左に回動した位置がクランプ状態を示すように設定され、図示しない制御装置にクランプカム22の状態を示す指示信号を出力するようになっている。
【0031】
次に、ディスク再生時に、回転トレイ14上のディスク交換を行う場合における回転部材24の動作を説明する。図16は再生時におけるディスク交換時の回転部材24の動作を示した説明図である。再生時において、遊星ギア28Aは、スライドベース12の下面に形成されている第2直線状ラックギア36と噛合しながら回転することにより、前述した図14(c)の状態から図16(a)のように、スライドベース12を筐体内から突出する方向に移動させる。そして、スライドベース12が筐体内から完全に突出するディスク交換位置になると、図16(b)に示されるように、円弧状ロックカム溝38B及び第2円弧状ラックギア40の円弧中心は太陽ギア10C(図16には図示せず)の枢軸と一致する。そして、太陽ギア10Cが更に回転することによって遊星ギア28Aを第2円弧状ラックギア40に噛合させて公転させながら、ロックピン30を円弧状ロックカム溝38Bに係合させる結果、スライドベース12の前後動が規制されてスライドベース12を筐体内に押圧することができなくなり、プッシュクローズ機構は作用しないようになる。これにより、従来必要だったプッシュクローズ機構をロックするための機構を省略することができ、部品点数を削減できる。
なお、円弧状ロックカム溝38Bは、前記円弧状カム溝38Aと同様な理由により、ロックピン30の位置に対応して外方へ膨らむようにカーブしている。
【0032】
次に、回転トレイ14を回転させる駆動機構の構成について説明する。図17に示されるように、回転トレイ14の駆動機構42は、回転トレイ14の裏面に設置されている。図17及び図18は、駆動機構42の詳細を示した斜視図であって、これらの図に示されるように、駆動機構42は、モータホルダ44と、モータ46と、ウォームギア48等とから構成されている。モータホルダ44のモータ取付片44Aには、後述するフレキシブルプリント基板と接続されたモータ46が取り付け固定され、上端にプーリ46Aが軸着された回転軸46Bが上方に突出している。
また、モータホルダ44のウォームギア取付ソケット44Bは、ウォームギア48の下部軸48Aを支持する支持孔44C、及び上部軸48Bを支持する切り欠き部44Dが形成されている。上部軸48Bには、モータ46のプーリ46Aよりも大径のプーリ48Cが軸着されている。ウォームギア48は、回転トレイ14に設けられた図示しないギアと噛合し、モータ46の回転を回転トレイ14に伝達して回転トレイ14を回転させるようになっている。
【0033】
回転トレイ14の駆動機構42の組立手順は以下の通りである。まず、図17に示されるように、ウォームギア取付ソケット44Bの支持孔44Cに対し、ウォームギア48の下部軸48Aを挿入しながら、上部軸48Bを切り欠き部44Dに嵌めこんで、切り欠き部44Dに上部軸48Bを当接させる。そして、プーリ46A,48C間にゴムベルト50を張設すれば、上部軸48Bは切り欠き部44Dにゴムベルト50の張力により押し付けらる。このため、ゴムベルト50が張設されている限り、ウォームギア48は抜けることはない。このように、ウォームギア取付ソケット44Bに対して、上部軸48Bを嵌めこんでゴムベルト50を張設するだけで、ウォームギア48を取り付けることができるので、取付作業を省力化することができるとともに、部品点数も少なくてすむため、生産コストの低減を図ることができる。
【0034】
図19及び図20は、回転トレイ14を回転させるモータ46に給電等のために配設されているフレキシブルケーブル52の接続状態を示す説明図である。これらの図に示されるように、筐体54内にはスライドベース12、回転トレイ14、及び再生装置16等が配設されているが、シャーシ10(図19及び図20には図示せず)上に設置されている再生装置16からモータ46に対し、フレキシブルケーブル52によって給電及び制御用の配線が施されている。このフレキシブルケーブル52は、図19のディスク収納状態にスライドベース12があるときは、その一端52A及び他端52Bよりも前方側、つまり、X位置で屈曲するように配線されている。これにより、再生装置16とフレキシブルケーブル52とが干渉しないようになるとともに、シャーシ10内のスペースを有効に利用して、フレキシブルケーブル52を引き回すことができ、プレーヤ全体の小型化が可能である。また、フレキシブルケーブル52の長さも最小限ですむ。
【0035】
一方、図20に示されるように、スライドベース12が筐体54から突出したディスク交換位置にあるときは、モータ46とフレキシブルケーブル52との接続位置は筐体54内に止まり、接続部分が外部に露出するのを回避することができる。また、図21に示されるように、シャーシ10の底部にはフレキシブルケーブル52用の押さえフック56が要所に設けられており(図21では2箇所)、スライドベース12の移動時等に、フレキシブルケーブル52が筐体54内でシャーシ10から離れたり接触したりする等、不安定な状態となるのを防止することができる。
【0036】
図22及び図23はフロートベース20の底面図である。フロートベース20には再生装置16等が取り付けられており、再生装置16等に対して制御信号のやり取りや給電を行うために、フレキシブルケーブル58の一端58Aがフロートベース20の下面に接続されている。フロートベース20下面の前部には、鉤状に形成された折り曲げ片60が設けられている。折り曲げ片60は、フレキシブルケーブルを、その横片60A、縦片60Bと、フロートベース20の下面20Dとの間に挿入可能なように、下面20Dに対して所定のクリアランスをあけて形成されている。つまり、折り曲げ片60は、横片60A、縦片60Bの交点の部分でフロートベース20の下面に取り付けられている。この折り曲げ片60は、製造の際、フロートベース20下面の所定位置にフレキシブルケーブル58を収める場合に、ケーブル58を所定の寸法となる部分で予め折り目を付けておくことでフレキシブルケーブル58の折り曲げ位置を測定する等の手間を省くことができるという専ら製造効率向上のために用いられる。
【0037】
製造時の折り曲げ片60の使用方法は、以下の通りである。まず、フレキシブルケーブル58を横片60Aと下面20Dとの間に挿通して図22に示される状態とする。次に、図22の一点鎖線に示されるように、フレキシブルケーブル58を横方向に折り返しながら、縦片60Bとの間に挿入してケーブル58の折り曲げ位置を設定する。次に、所定寸法で折り曲げられたケーブル58を折り曲げ片60から抜き取って、図23に示されるように、一端58Aから反対方向に折り返した後、本来の取付位置に設けられた収容片62A,62Bにケーブル58を挿通して係止することにより、フレキシブルケーブル58の取付作業が終了する。このように、折り曲げ片60をフロートベース20の下面に設けているので、フレキシブルケーブル58の折り曲げ位置の寸法出し及び折り曲げ作業を容易に行うことができ、製造効率の向上に寄与する。
【0038】
図24は回転トレイが取り外されたスライドベース12の平面図、図25はスライドベース12の正面図、図26はスライドベース12が取り付けられたシャーシ10の底面図である。これらの図に示されるように、スライドベース12の先端側壁12Aには、係止孔12B,12Bが穿設されている。この係止孔12Bは、図26に示されるように、スライドベース12がディスク収納位置まで移動してきたときに、シャーシ10のガイドレール先端19C,19Dとを係合可能な位置に設けられている。このため、ディスク収納位置にあるスライドベース12の浮き上がりが防止され、スライドベース12のばたつきを防止することが可能である。
【0039】
なお、本実施形態では、複数枚のディスクを収納することができるいわゆるカルーセルタイプのディスクプレーヤに適用した場合について説明したが、これに限らず、シングルディスクプレーヤに適用可能なことは勿論である。
【0043】
【発明の効果】
請求項1又は2記載の発明によれば、スライドベースが前後動する際は、第1のガイド片が挿入溝の部分を通過するとき、挿入溝を乗り越えて両者が干渉しないように構成しているので、スライドベースの前後動を円滑に行うことができる。また、左右の案内レールの一方の全長を短くしているので、左右の案内レール間の幅寸法を広く設定することができる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、スライドベースの先端側壁に係止孔を形成し、スライドベースがディスク収納位置まで移動してきたときに、係止孔とシャーシのガイドレール先端とを係合させることにより、スライドベースの浮き上がりを防止するようにしている。このため、ディスク収納位置にあるスライドベースのばたつきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係るディスクプレーヤのシャーシとスライドベースの取付状態を示す全体斜視図である。
【図2】同じく、一実施形態に係るディスクプレーヤのシャーシとスライドベースの取付状態を示す全体斜視図で、スライドベースがディスク交換位置に引き込まれた状態を示している。
【図3】本実施形態の主要構成部材であるシャーシの平面図であり、スライドベースを取り外した状態を示している。
【図4】本実施形態の主要構成部材である回転部材の斜視図である。
【図5】本実施形態の主要構成部材であるスライドベースの底面図である。
【図6】図3のA−A線に沿った矢視断面図である。
【図7】図3のB−B線に沿った矢視断面図である。
【図8】図3のC−C線に沿った矢視断面図である。
【図9】シャーシからスライドベースを突出させた状態を示す底面図である。
【図10】シャーシとスライドベースとの組み付け状態を示す断面図である。
【図11】同じく、シャーシとスライドベースとの組み付け状態を示す断面図である。
【図12】回転部材のスライドベースに対する動きを示した説明図である。
【図13】クランプ機構におけるクランプカムと切り替えギアとの関係を示した概略斜視図である。
【図14】回転部材のスライドベースに対する動きを示した説明図である。
【図15】クランプ機構におけるクランプカム及び切り替えギアの動きを示した平面図である。
【図16】本実施形態における回転部材のスライドベースに対する動きを示した説明図である。
【図17】本実施形態における回転トレイ駆動用の駆動機構の詳細を示した斜視図である。
【図18】同じく、本実施形態における回転トレイ駆動用の駆動機構の詳細を示した斜視図であって、組立後の状態を示している。
【図19】回転トレイの駆動用モータに給電等のために配設されるフレキシブルケーブルの接続状態を示す説明図である。
【図20】同じく、フレキシブルケーブルの接続状態を示す説明図であって、スライドベースをディスク交換位置に移動させた状態を示している。
【図21】シャーシと、回転トレイが取り外されたスライドベースとの取付状態を示す全体斜視図である。
【図22】フロートベースの底面図である。
【図23】同じく、フロートベースの底面図である。
【図24】スライドベースの平面図である。
【図25】スライドベースの正面図である。
【図26】スライドベースが取り付けられたシャーシの底面図である。
【符号の説明】
10 シャーシ
10A 弾性部材取付部
10B 軸受け部
10C 太陽ギア
10D 支持軸
10E 支持面
11 案内レール
12 スライドベース
12A 先端側壁
12B 係止孔
12C 摺動面
13 案内レール
14 回転トレイ
14A ディスク収容部
14B 切り欠き部
15A 15B 摺動部
16 再生装置
17A 17B 摺動部
18 クランプ機構
19A 19B 案内レール
19C 19D 案内レール先端
20 フロートベース
20A 回動軸
20B 弾性部材取付片
20C カムピン
20D 下面
21 ばね
22 クランプカム
22A ラック
22B カム溝
22C 突起
22D ストッパピン
23 切り替えギア
23A 伝達ギア
23B ピニオンギア
23C 円弧状カム
24 回転部材
24A 公転軸
25 支持軸
26 軸
27 第1円弧状ラックギア
28A 28B 遊星ギア
29A 29B 減速歯車
29C 伝達歯車
30 ロックピン
31 挿入溝
32 クランプギア
33 検出スイッチ
34 第1直線状ラックギア
36 第2直線状ラックギア
38 直線状カム溝
38A 円弧状カム溝
38B 円弧状ロックカム溝
40 第2円弧状ラックギア
42 駆動機構
44 モータホルダ
44A モータ取付片
44B ウォームギア取付ソケット
44C 支持孔
44D 切り欠き部
46 モータ
46A プーリ
46B 回転軸
48 ウォームギア
48A 下部軸
48B 上部軸
48C プーリ
50 ゴムベルト
52 フレキシブルケーブル
52A 一端
52B 他端
54 筐体
56 押さえフック
58 フレキシブルケーブル
58A 一端
60 折り曲げ片
60A 横片
60B 縦片
62A 62B 収容片

Claims (3)

  1. 複数枚のディスクを円周方向に配列して載置可能な回転トレイと、該回転トレイを支持するスライドベースと、前記回転トレイを前記回転トレイ上で回転させる回転トレイ駆動機構と、前記スライドベースをシャーシの前方から突出させるディスク交換位置、及びディスク収納位置との間で、該シャーシ上を前後動自在に移動させるスライドベース移動機構と、前記シャーシ内部の後方に配設された再生手段とを備えたディスクプレーヤであって、
    第1のガイド片、及び第2のガイド片を、前記スライドベースに、所定の隙間をあけて横方向に突設形成し、該第1のガイド片及び第2のガイド片は、前記スライドベースの移動方向に形成された案内レールの下方に位置するように前記シャーシに形成されているとともに、前記第2のガイド片の横方向長さを前記第1のガイド片の横方向長さよりも短く形成したことを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 前記案内レールは、前記シャーシの左右に1対形成されているとともに、該左右の案内レールに前記第2のガイド片を挿入可能な挿入溝が形成され、前記スライドベースを該シャーシに組み込む時に、前記挿入溝へ前記第2のガイド片を挿入しながら該スライドベースを該シャーシに対してスライド移動させることを特徴とする請求項1に記載のディスクプレーヤ。
  3. 前記スライドベースの先端側壁に係止孔を形成し、該スライドベースがディスク収納位置にあるときに、該係止孔と前記シャーシのガイドレール先端とを係合させることによって該スライドベースの浮き上がりを防止するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のディスクプレーヤ。
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