JP3859961B2 - 電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動パワーステアリング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ステアリングに加えられた操舵トルクを検出し、この検出トルクに応じて定めたモータ駆動電流を、直流モータに供給して該直流モータを駆動し、その回転力により操舵力を補助する電動パワーステアリング装置は公知である。
【0003】
従来、このような電動パワーステアリング装置に係る制御装置で適用されたモータ電流の検出手段は、例えば図3に示されている。すなわち、同図には、モータ駆動回路18及びモータ電流検出回路(モータ電流の検出手段)26が示されている。
【0004】
同図について簡単に説明する。
負電極を接地しているバッテリ12の正電極は、電流検出用のシャント抵抗19と、モータ駆動回路18を介して接地されている。モータ電流検出回路26は、モータMのモータ電流を検出し、フィードバック制御を行う制御装置のCPU(中央処理装置)(図示しない)にその検出値を入力する。すなわち、前記シャント抵抗19の両端子は、モータ電流検出回路26に接続されている。前記モータ電流検出回路26は、コンパレータ部と、ピークホールド回路とから構成されている。コンパレータ部は、シャント抵抗19の両端子間電圧の差分を所定ゲインで増幅してピークホールド回路に出力するようにされている。同ピークホールド回路は、そのピーク値をCPUに出力する。
【0005】
前記モータ駆動回路18は、FETからなるスイッチ素子をHブリッジ接続して構成されている。すなわち、モータ駆動回路18は、一対のスイッチ素子を直列回路とし、その直列回路を2組互いに並列接続することにより構成されている。そして、各組の直列回路におけるスイッチ素子間の接続部との間に直流モータMを介装させている。
【0006】
電動パワーステアリング制御装置においては、前記CPUは、操舵トルク、車速等に基づいて算出した目標電流値とモータ電流検出回路26が検出したモータ電流値とを比較し、その差に基づいてモータ制御電流値を算出する。
【0007】
そして、CPUは、モータ制御電流値を公知のPWM回路に出力し、PWM回路はそのモータ制御電流値に基づいて決定されるデューティ比のPWM信号を発生させるとともに、モータ制御電流値の符号に基づいてモータMの回転方向を決定する回転方向信号を前記モータ駆動回路18に出力する。
【0008】
モータ駆動回路18は、前記PWM回路から出力されたデューティ比のPWM信号と、回転方向信号とに基づいて前記各トランジスタをオンオフ制御することにより、モータMを正転又は逆転駆動し、操舵力にアシストトルクを付与するようにされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ピークホールド回路は、前記PWM回路にてモータ駆動回路18が制御された際、FET(スイッチ素子)がオフした時、すなわち回生時の電流値を検出できない。特に低電流時は回生電流の割合が高いため、電流検出精度が粗くなり結果として電源から供給されるモータ電流の制御が粗くなる。したがって、たとえば、ステアリング切り込み時における電流の立ち上がり時のような低電流時は、モータの音および振動が生じたり、操舵フィーリングが悪くなるおそれがあった。
【0010】
本発明の目的は、特に低電流時の電流検出精度を良くし、操舵フィーリングを向上させた電動パワーステアリング制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ステアリングの操作により発生する操舵トルクを補助するようにモータを制御するモータ制御部と、前記モータ制御部の制御により電源から供給されるモータ電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出された電流値を用いてモータを制御するモータ制御電流値を演算する演算部と、を有した電動パワーステアリング制御装置において、前記電流検出部は、差動増幅回路を含む低電流検出用の第1電流検出部と、ピークホールド回路を含む低電流よりも大きな電流検出用の第2電流検出部とを備え、前記モータ制御部は前記第1電流検出部と前記第2電流検出部とを所定の基準電流値で切り換えて用いることを特徴とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を電動パワーステアリング制御装置に具体化した実施形態を図1、図2に基づいて詳細に説明する。
【0014】
電動パワーステアリング制御装置としてのエレクトロニック・コントロールユニット11(以下「ECU」という)は、操舵トルク、車速又はエンジン回転数等の入力信号13によりPWM制御し、モータMを制御する。そしてこのモータMの制御により図示しないステアリングの操作により発生する操舵トルクを補助するようにアシストトルクを発生させる。
【0015】
前記ECU11は、中央処理装置15、インターフェイス回路16、プリドライブ回路17、Hブリッジ回路18、電流検出部14等を備えている。
前記ECU11の構成について説明する。演算部としての中央処理装置15(以下「CPU」という)は、ROM15a、RAM15b等を備えている。ROM15aは、アシスト制御プログラム、電流ループ制御プログラム等の各種制御プログラムが格納されている。RAM15bはCPU15の前記制御プログラム実行処理時における、作業用メモリであり、一時的に、各種データが記憶される。
【0016】
前記CPU15は、インターフェイス回路16を介して入力された操舵トルク、車速又はエンジン回転数等の入力信号13に基づき、モータ制御電流値Iを演算する。前記モータ制御電流値Iは、プリドライブ回路17に出力され、同プリドライブ回路(PWM回路)17は、そのモータ制御電流値に基づいて決定されるデューティ比のPWM信号を発生させるとともに、モータ制御電流値の符号に基づいてモータMの回転方向を決定する回転方向信号を前記Hブリッジ回路18に出力する。
【0017】
モータ駆動回路としてのHブリッジ回路18について説明すると、負電極を接地しているバッテリ12の正電極は、シャント抵抗19を介して接続されている。Hブリッジ回路18は、スイッチ素子であるFET18a、FET18b、FET18c、FET18dをブリッジ接続して構成されている。Hブリッジ回路18は、FET18a及び18bの直列回路と、FET18c及び18dの直列回路とを並列接続して構成されている。
【0018】
FET18a、FET18b、FET18c、FET18dのゲートには、プリドライブ回路17から、FETをチョッパ制御するPWM(パルス幅変調)電圧(PWM信号)が与えられる。FET18aとFET18bとの接続部と、FET18cと18dとの接続部との間には、直流モータ(以下モータという)Mが介装されている。
【0019】
モータMを正転させるときは、FET18aとFET18dとはPWM制御によりオンとオフが繰り返され、FET18bとFET18cとは回転方向信号により常時オフにされる。これにより、FET18aとFET18dとがオンのときはバッテリ12からシャント抵抗19、FET18a、モータM、FET18dを通ってモータ電流が流れバッテリ12へ戻る。また、FET18aとFET18dとがオフのときはFET18bに含まれるダイオード、モータM、FET18cに含まれるダイオード、シャント抵抗19、バッテリ12を通って回生電流が流れる。
【0020】
モータMを逆転させるときは、FET18cとFET18bとはPWM制御によりオンとオフが繰り返され、FET18aとFET18dとは回転方向信号により常時オフにされる。これにより、FET18cとFET18bとがオンのときはバッテリ12からシャント抵抗19、FET18c、モータM、FET18bを通ってモータ電流が流れバッテリ12へ戻る。また、FET18cとFET18bとがオフのときはFET18dに含まれるダイオード、モータM、FET18aに含まれるダイオード、シャント抵抗19、バッテリ12を通って回生電流が流れる。
【0021】
この結果、バッテリ12からモータMに所望の電流値I2が供給され、操舵トルクを補助するアシストトルクが発生する。
そして、バッテリ12から供給されたモータ電流はHブリッジ回路18の上流側に設けられた電流センサとしてのシャント抵抗19にて検出される。このシャント抵抗19の端子間電圧を検出することにより、シャント抵抗19を流れる電流値を知ることができる。
【0022】
電流検出部14について説明する。
電流検出部14は、第1電流検出部20及び第2電流検出部21とから構成されている。第1電流検出部20は差動増幅回路22とローパスフィルター23(以下「LPF」という)とから構成されている。
【0023】
前記第1電流検出部20の差動増幅回路22はシャント抵抗19の下流側の電圧V1と上流側の電圧V2とを検出し、ぞの差(V2―V1)を求める。そして、CPU15が認識できる値に増幅される。すなわち、シャント抵抗19で検出されたシャント抵抗19の端子間電圧値が増幅される。その後、その増幅された端子間電圧値がLPF23に入力され積分されることにより、PWM制御されている高周波の波形が平滑され検出電流値I1に対応する値となりCPU15に入力される。その後、入力された値はCPU15にて検出電流値I1として算出される。
【0024】
また、第2電流検出部21はコンパレータ部24とピークホールド回路25とから構成されている。
第2電流検出部21のコンパレータ部24はシャント抵抗19の下流側の電圧V1と上流側の電圧V2とを比較し、その差(V2―V1)が正のとき、すなわち、モータMの正転時においてバッテリ12からシャント抵抗19、FET18a、モータM、FET18d、バッテリ12へ電流が流れるとき、または、モータMの逆転時においてバッテリ12からシャント抵抗19、FET18c、モータM、FET18b、バッテリ12へ電流が流れるときは、シャント抵抗19で検出された検出電流値I2に対応するシャント抵抗19の端子間電圧値がピークホールド回路25に伝達される。
【0025】
シャント抵抗19の下流側の電圧V1と上流側の電圧V2とを比較し、その差(V2―V1)が負のとき、すなわち、モータMの正転時においてFET18bに含まれるダイオード、モータM、FET18cに含まれるダイオード、シャント抵抗19を通ってバッテリ12へ回生電流が流れるとき、または、モータMの逆転時においてFET18dに含まれるダイオード、モータM、FET18aに含まれるダイオード、シャント抵抗19を通ってバッテリ12へ回生電流が流れるときはシャント抵抗19で検出された検出電流値I2に対応するシャント抵抗19の端子間電圧値はピークホールド回路25に伝達されない。
【0026】
上記により、コンパレータ部24はいわゆる半波整流回路としての役割を果たすことになる。
こうして伝達された検出電流値I2に対応するシャント抵抗19の端子間電圧値は、ピークホールド回路25でCPU15が正確に認識できる値に増幅されるように設定されており、この増幅された検出電流値I2に対応するシャント抵抗19の端子間電圧値がピークホールドされ、その値がCPU15に入力される。その後、入力された値はCPU15にて検出電流値I2として算出される。
【0027】
前述のように、前記第1電流検出部20および第2電流検出部21で増幅された各電圧値(検出電流値)はCPU15へ出力される。CPU15は、この検出した各電圧値をRAM15bの所定領域に格納し、また、この各電圧値に基づいてモータ電流(検出電流値)I1,I2をそれぞれ算出し、RAM15bの所定領域に格納する。そして、CPU15は検出電流値に応じて、いずれの電流検出部で検出された電流値をモータ制御電流値Iの演算に用いるかを選択判断する。CPU15は、前記選択したモータ電流値と前記モータ制御電流値Iと比較し、バッテリ12からモータMに供給される所望の電流値I2になるように、再度新しいモータ制御電流値Iを演算しHブリッジ回路18に出力するようにされている。
【0028】
上記のCPU15が行う処理、すなわち、CPU15が実行する電流ループ制御プログラムを図2のフローチャートを参照して説明する。このフローチャートには、いずれの電流検出部で検出された電流値をモータ制御電流値Iの演算に用いるかを判断する処理も含まれる。なお、この制御プログラムは、図示しないイグニッションスイッチがオン操作された際に起動する。
【0029】
まず、S10では第1電流検出部20又は第2電流検出部21が検出し、CPU15にて算出されたモータ電流(以下、検出電流値Imという。なお、ImはI1又はI2である。)をRAM15bの所定記憶領域から読み込む。S20では検出電流値Imと、基準電流値ISとのいずれが大きいかを判断する。この基準電流値ISはあらかじめ設定された値であって、検出電流値I2が低電流(モータMが低負荷)か、中高電流(モータMが中高負荷)かを判定するためのものである。基準電流値ISは、第1電流検出部20がこの電流に対応する値を検出する際に、LPF23が介在するため高速検出できずに、操舵フィーリングが悪化することがない電流値以上であり、かつ、第2電流検出部21にてこの電流に対応する値を検出する際に、ステアリングの切り込み時の電流の立ち上がり時のような低電流時にモータの音および振動が生じない電流値以下に設定されていることが望ましい。
【0030】
検出電流値Imが基準電流値IS未満である場合は、低電流時であると判断して、S30へ移行し、第1電流検出部20での検出電流値I1を選択し、S50へ移行する。また、検出電流値Imが基準電流値IS以上である場合は、中高電流時であると判断して、S40へ移行し、第2電流検出部21での検出電流値I2を選択し、S50へ移行する。このS20からS40までの流れにより、第1電流検出部20と第2電流検出部21のいずれかが検出した検出電流値は所定の基準電流値ISに基づいて切り換えて用いられることになる。
【0031】
なお、ここで選択された第1電流検出部20または第2電流検出部21で検出され、CPU15にて算出された検出電流値I1,I2が次回の制御サイクル時のS10の実行時に、Imとして用いられる。
【0032】
S50では、S30またはS40にて選択された検出電流値I1又は検出電流値I2を用いてモータ制御電流値Iが演算される。S60では演算されたモータ制御電流値Iによりプリドライブ回路17でモータを制御するためのHブリッジ回路18を制御できるように制御信号が出力される。
【0033】
したがって、本実施形態では、上記のように電動パワーステアリング制御装置を構成したことにより、次のような効果を得ることができる。
(1)低電流時は、第1電流検出部20の差動増幅回路22とLPF23との構成を使用し、従来のようにコンパレータ部とピークホールド回路との構成を使用しないので、FETオン時の電流とFETオフ時の回生電流との両方が検出されるため、電流が精度良く検出でき、この精度良く検出された検出電流をモータ制御に用いることができる。そのため、ステアリングの切り込み時の電流の立ち上がり時のような低電流時にモータの音および振動が生じなくなり、操舵フィーリングが向上する。またLPF23を介在させているため、平滑された電流値がCPU15に出力されることになり、CPU15の負荷が減少し、安価なCPU15を使用することができる。
【0034】
(2)中高電流時は、第2電流検出部21のコンパレータ部24とピークホールド回路25との構成を使用するため、高速に電流を検出できる。そのためアシストトルクが必要なときに、必要なアシストトルクを瞬時に発生させることができ、操舵フィーリングが向上する。この第2電流検出部21では回生時の電流値が検出できないが、中高電流時には回生電流の割合が低いため、実使用上、電流検出精度が粗くなるような問題は生じない。
【0035】
なお、本実施形態は、以下のように変更して具体化しても良い。
・本実施形態では、シャント抵抗19の位置はHブリッジの上流側としたが、Hブリッジの下流側としても良い。このようにすれば、シャント抵抗19の下流側がバッテリのGND側と共通にできるため、モータ電流をさらに精度良く検出でき、操舵フィーリングが向上する。
【0036】
・本実施形態では、LPF23は第1電流検出部20に含んでいることとしたが、LPF23はなくても良い。このようにすれば、差動増幅回路22の出力をCPU15に直接入力できるのでさらに精度よくモータ電流が検出できるようになる。
【0037】
・本実施形態では、1個の基準電流値ISにより第1電流検出部20と第2電流検出部21とを切り換えたが、基準電流値を2個設定し、第1電流検出部20と第2電流検出部21とをヒステリシスをもって切り換えることもできる。このようにすれば、基準電流値付近で第1電流検出部20と第2電流検出部21とが頻繁に切り換わることがなくなり、さらに操舵フィーリングが良くなる。
【0038】
・本実施形態では、基準電流値ISはあらかじめ設定された値として使用したが、操舵角速度、操舵トルクまたは車速により変化させても良い。すなわち操舵角速度が速いとき、操舵トルクが大きいときまたは車速が速いときは基準電流値ISの設定を小さくし、低電流状態の第1電流検出部20を用いる状態から、中高電流状態の第2電流検出部21を用いる状態へ移行させることにより、必要なアシストトルクを瞬時に発生できるようにでき、さらに操舵フィーリングが良くなる。
【0039】
・本実施形態では、電流をシャント抵抗19で検出したが、電流により発生する磁界を検出する等の非接触式のものを用いても良い。このようにすれば、シャント抵抗19の発熱等の温度変化による抵抗値の変化に起因する電流検出精度の悪化がなくなり、電流検出精度を向上させることができる。
【0040】
・本実施形態では、第1電流検出部20と第2電流検出部21とを切り換えていずれかを選択して使用したが、基準電流値ISを検出電流の最低値、または、最高値に設定し、実質的にいずれか一方の電流検出部のみを使用することとしても良い。このようにすれば、いずれか一方の電流検出部が故障したときなどに、他方の電流検出部を用いることにより制御を継続することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、モータ電流の高低に応じて電流検出部を切り換えて用いるように構成したので、低電流時、中高電流時とも精度良く電流検出ができ、操舵フィーリングが向上する効果を奏する。
【0042】
、請求項1の発明は差動増幅回路を含む第1電流検出部と、ピークホールド回路を含む第2電流検出部とを切り換えて用いるので、低電流時には差動増幅回路によって回生電流も検出できるようになり、中高電流時にはピークホールド回路によって高速に電流を検出できることにより、上記の効果を奏し、低電流時にモータの音および振動が生じなくなり、操舵フィーリングが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における電動パワーステアリング制御装置。
【図2】 本発明におけるCPUの処理動作を説明するフローチャート。
【図3】 従来の電動パワーステアリング制御装置。
【符号の説明】
11…ECU、14…電流検出部、15…CPU(演算部)、
18…Hブリッジ回路(モータ制御部)、20…第1電流検出部、
21…第2電流検出部、22…差動増幅回路、25…ピークホールド回路、
M…モータ、I…モータ制御電流値、IS…基準電流値。

Claims (1)

  1. ステアリングの操作により発生する操舵トルクを補助するようにモータを制御するモータ制御部と、前記モータ制御部の制御により電源から供給されるモータ電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出された電流値を用いてモータを制御するモータ制御電流値を演算する演算部と、を有した電動パワーステアリング制御装置において、
    前記電流検出部は、差動増幅回路を含む低電流検出用の第1電流検出部と、ピークホールド回路を含む低電流よりも大きな電流検出用の第2電流検出部とを備え、
    前記モータ制御部は前記第1電流検出部と前記第2電流検出部とを所定の基準電流値で切り換えて用いることを特徴とした電動パワーステアリング制御装置。
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