JP3859739B2 - 情報表示装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、情報表示装置における表示部文字と背景の明暗関係を反転表示する際の文字の視認性の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のドットマトリックス方式情報表示装置の信号系の代表的な例を図1に示す。図において、入力デ−タはデ−タ受信回路1を経てデ−タ処理部2で受信デ−タは復号処理される。すなわちデ−タ処理部2は伝送されて来た信号を復号すると同時に背景と文字の明暗関係を反転、非反転等関連制御信号の発生等各種処理をソフトウエアにより実行させる計算機部分である。ROM3には受信デ−タの復号処理を行うためのプログラムが格納されており、RAM4はこれら処理に際してのデ−タの一時記憶装置として使用される。また、このデ−タ処理部2で復号された信号は文字信号発生回路5により所要の文字パタ−ン信号に変換される。得られた文字パタ−ン信号は表示部駆動回路6を経て発光素子がドットマトリックス状に配列された文字表示部板7の各表示要素を駆動する。ここで表示文字のうち特に強調したい部分については従来は文字部分と背景部分との明暗を反転して表示する方法がしばしば用いられて来た。然し乍ら文字の線の太さは不変で明暗(白黒)のみを反転させると、すなわち明るい背景の中に暗い文字が表示された場合には、文字部分の細い線が背景の明るい部分の影響を受けて文字の視認性が著しく低下することは心理学上の効果として古くから知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のごとく、従来の情報表示装置においては、文字部分と背景部分の明暗関係を単純に反転させるのみであった為、図2に示すように背景部分が暗、文字部分が明の場合は明瞭に読み取ることが出来ても、明暗関係が反転した場合には同じ太さの文字では背景の明るさに文字部分の細い線がより細く見え読みずらくなり文字の認識に不自由を来すことが問題となっていた。このため反転表示を行う場合にはその視認性を良好にすることが要求されていた。
【0004】
本発明は、上記の如き従来装置における表示効果上の課題を解決するためになされたものであり、視認性を損なうことなく明暗の反転表示を行いうる表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1においては、文字部分と背景部分との明暗を反転して表示することが可能なドットマトリックス方式の情報表示装置において、前記反転表示を指示するために入力文字データに添付されたフラグを検出するフラグ検出手段と、文字表示のドットマトリックスの一辺におけるドット数に応じたビット数を有するシフトレジスタが複数個配列された第1のシフトレジスタの組と、前記第1のシフトレジスタの組の各ビットに対応して接続され、前記第1のシフトレジスタの組と同数のシフトレジスタで構成されている第2のシフトレジスタの組とを有し、前記フラグが前記フラグ検出手段により検出された場合、前記入力文字データを前記第1のシフトレジスタの組に原表示パターン信号として記憶し、続いて前記第1のシフトレジスタの組に記憶された原表示パターン信号を上下、左右または斜めのいずれかの方向に少なくとも1ドット分以上シフトしたパターン信号を前記第2のシフトレジスタの組に転送し記憶するための転送手段と、前記第1のシフトレジスタの組の内容と前記第2のシフトレジスタの組の内容とを加算する加算手段とを有し、この加算結果により表示画面上で表示文字の線の横幅を広げ視認性を向上する情報表示装置について規定している。
【0006】
上記処理は、表示部駆動回路6内にシフトレジスタ群を設置し、これらに上記シフト処理前後の文字を一時記憶させこれらの出力をOR回路により加算することによってハードウエアの段階で行うことが出来る。
【0007】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0008】
(実施例1)
図4に本発明の第1の実施例としての図1に示された系統図に沿って実行される処理手順のフロ−を示す。図5は通常行われている文字のドット配列と一時記憶装置として使用されるシフトレジスタとの対応関係を示す。すなわち、一文字は図5(a)に示すように16ドット×16ドットの発光体のドットマトリックスで構成されており、これらに対応するシフトレジスタは図5(b)に示すように2バイトシフトレジスタ16列で構成されている。図4において、受信され復号された信号はその中に文字デ−タと共に表示の明暗に関する反転情報が含まれているか否かの判定が行われる。含まれる場合には文字デ−タにフラグとして添付される。次いで文字デ−タ部分は文字信号発生回路5に送られ文字コ−ドとしてセットされる。ここで文字信号に反転情報が添付されている場合には明暗の反転処理が行われる。これらデ−タの読み出しは図5(b)における縦方向、すなわち二組の1バイトのシフトレジスタ(0〜7、0〜7)を単位として順次読み出しが行われシフトレジスタ群Aに書き込まれる。シフトレジスタ群Aとは図5(b)における1バイトシフトレジスタの32セット分を指す。次いで、シフトレジスタ群Aの内容は各ビット毎に対応する隣接シフトレジスタの位置、すなわち、シフトレジスタ1→シフトレジスタ3、シフトレジスタ2→シフトレジスタ4の如くにシフトされ、新たなシフトレジスタ群Bに書き込まれる。この際、文字デ−タ処理開始に際しては前文字パタ−ンの一時記憶用シフトレジスタには前デ−タが残存しているためその内容をゼロクリアしておく。このようにして得られた2組の文字パタ−ン信号は対応する各ドット毎に加算され、表示部上で横方向に線幅が拡げられた文字として出力される。又、第3のシフトレジスタCを設けこれにシフトレジスタBの内容をさらに横方向に隣接した位置にシフトしたデ−タとして書き込むことによりさらに線幅を拡げ得る。
【0009】
このようにして得られた太文字は上記反転情報が含まれている場合は出力されるが、反転情報が無い場合すなわち文字部分が明で背景部分が暗の場合には文字信号発生回路5に最初にセットされた非反転の内容がそのまま出力される。
【0010】
(実施例2)
本発明の第2の実施例として、表示部上で縦方向に線幅を拡げた場合について説明する。図1のデ−タ処理部2において復号処理された文字情報は文字信号発生回路5に供給され文字パタ−ン信号としてセットされる。次いで表示部上での文字明暗の反転信号を検出し、反転信号がある場合には文字明暗の反転処理が行われた後にシフトレジスタ群Aに書き込まれる。ここまでは図4において示した処理と同じ手順であるが、本実施例においてはシフトレジスタ群Aの内容をそのビット方向にシフトしてシフトレジスタ群Bに転送する。従って、シフトレジスタ群Bの個々のシフトレジスタには1バイトと1ビット以上の容量(すなわち8ビット以上)が基本的に必要となるが、実際には1バイト分のみとしオ−バ−フロ−した分は切り捨てても実用的には差し支えない。これら両シフトレジスタ群の内容を(すなわちシフト前後のデ−タ)を加算することにより表示部上で上下方向に線幅が拡げられた文字パタ−ンが得られる。
【0011】
(実施例3)
上記実施例1および2の手法を組み合わせることにより、本発明の第3の実施例を得る。すなわち、本実施例においては、上下および左右のシフト動作を重ねて行うことにより表示部上で斜め方向に文字パタ−ンをシフトさせることにより全方向に等幅に拡げられた文字を得るものである。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、発光型情報表示装置において文字部分と背景部分の明暗関係を反転表示するに際して、背景部分が明の場合に表示文字の線幅を拡げることにより視認性の低下を防ぐことが出来、明暗関係に拘らず明瞭な表示を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のドットマトリックス方式情報表示装置の信号系統図。
【図2】従来技術による文字および背景の明暗関係を反転させた場合の視認性の変化を示す比較図。
【図3】本発明による処理を施した場合の視認性改善の効果を示す比較図。
【図4】本発明における信号処理の手順を示すフローチャート。
【図5】ドットマトリックス方式情報表示装置の表示部におけるドット数分配および文字デ−タ一時記憶用シフトレジスタとの関係を示す配列図。
【符号の説明】
1…デ−タ受信回路 5…文字信号発生回路
2…デ−タ処理部 6…表示部駆動回路
3…ROM 7…表示部
4…RAM
Claims (1)
- 文字部分と背景部分との明暗関係を反転して表示することが可能なドットマトリックス方式の情報表示装置において、
前記反転表示を指示するために入力文字データに添付されたフラグを検出するフラグ検出手段と、
文字表示のドットマトリックスの一辺におけるドット数に応じたビット数を有するシフトレジスタが複数個配列された第1のシフトレジスタの組と、
前記第1のシフトレジスタの組の各ビットに対応して接続され、前記第1のシフトレジスタの組と同数のシフトレジスタで構成されている第2のシフトレジスタの組とを有し、
前記フラグが前記フラグ検出手段により検出された場合、前記入力文字データを前記第1のシフトレジスタの組に原表示パターン信号として記憶し、続いて前記第1のシフトレジスタの組に記憶された原表示パターン信号を上下、左右または斜めのいずれかの方向に少なくとも1ドット分以上シフトしたパターン信号を前記第2のシフトレジスタの組に転送し記憶するための転送手段と、
前記第1のシフトレジスタの組の内容と前記第2のシフトレジスタの組の内容とを加算する加算手段とを有している
ことを特徴とする情報表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14418394A JP3859739B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 情報表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14418394A JP3859739B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 情報表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0816147A JPH0816147A (ja) | 1996-01-19 |
JP3859739B2 true JP3859739B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=15356135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14418394A Expired - Lifetime JP3859739B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 情報表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3859739B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5228310B2 (ja) * | 2006-11-06 | 2013-07-03 | コニカミノルタ株式会社 | 映像表示装置 |
JP2010146026A (ja) * | 2010-02-12 | 2010-07-01 | Ricoh Co Ltd | 表示制御装置 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14418394A patent/JP3859739B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0816147A (ja) | 1996-01-19 |
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