JP3859222B2 - 発光式ドアウインドパネル構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光式ドアウインドパネル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドアウインドパネルには、下辺端部に灯具を取付けた構造のものがある。すなわち、この灯具から扇形に発される光線をドアウインドパネルの板厚面内へ入射させ、その光線をドアウインドパネルの上辺端部から出射させることにより、該上辺端部を発光させるものがある(類似技術として、特開平6−122343号公報参照)。
【0003】
このようにして、前記ドアウインドパネルの上辺端部を発光させることにより、乗員に上辺端部の存在を知らしめ、特に周辺光量の不足する夜間等において、ドアウインドパネルの上辺端部と乗員の体の一部が当たるのを防止することができる。
【0004】
前記ドアウインドパネルの下辺端部に対する灯具の取付方としては、灯具に形成した2つの上向きフランジの間にドアウインドパネルの下辺端部を差し込み、各フランジとドアウインドパネルを貫通する締結手段により取付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、2つの上向きフランジの間に、ドアウインドパネルの下辺端部を差し込んで取付けているため、前記フランジや前記ドアウインドパネルの寸法誤差等により、フランジとドアウインドパネルとの間に隙間が生じ、灯具がガタつくおそれがある。灯具がガタつくと、灯具から発される光線の中心軸がぶれて、上辺端部の均一な発光が行えない。
【0006】
また、両フランジとドアウインドパネルとの間の隙間を無くすために、締結手段により、両フランジをドアウインドパネルに対して強く押付けると、両フランジに応力が生じ、使用している間にフランジが折損するおそれがある。
【0007】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、灯具をドアウインドパネルに対して隙間なく確実に取付けることができる発光式ドアウインドパネル構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ドアウインドパネルの下辺端部に取付けた灯具により、ドアウインドパネルの板厚面内に光線を発して、該ドアウインドパネルの上辺端部を発光させる発光式ドアウインドパネル構造において、前記灯具に1つの上向きのフランジを形成し、該フランジに前記灯具の締結手段を設け、該締結手段は前記灯具が発する光線の中心軸と直交する場所にあり且つ前記フランジをドアウインドパネルの下辺端部に重ね合わせた状態で取付けたことを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、前記灯具に1つの上向きのフランジを形成し、該フランジに前記灯具の締結手段を設け、該締結手段は前記灯具が発する光線の中心軸と直交する場所にあり且つ前記フランジをドアウインドパネルの下辺端部に重ね合わせた状態で取付けたため、ドアウインドパネルやフランジに寸法誤差があっても、フランジをドアウインドパネルの下辺端部に対して隙間なく確実に締結手段により取付けることができる。また、ドアウインドパネルが平面でなく、若干湾曲していても、フランジを隙間なく確実に取付けることができる。従って、灯具がガタつくことはなく、灯具から発せられる光線の中心軸もぶれない。更に、ドアウインドパネルの下辺端部において光線の屈折が少なく、光線を広い角度の扇形でドアウインドパネル内に入射させることができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、フランジとドアウインドパネルを、両者を貫通する締結手段により取付けたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、フランジとドアウインドパネルを貫通する締結手段により、フランジをドアウインドパネルに対して強く押しつけた状態にしても、1つのフランジによる片持ち支持のため、フランジに応力が生じない。
【0012】
請求項3記載の発明は、灯具におけるフランジとは反対側に、ドアウインドパネルの下辺端部よりも高いリブを形成すると共に、該リブとドアウインドパネルとの間に充填剤を注入したことを特徴とするものである。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、リブを充填剤注入の際のガイドとして利用できると共に、充填剤の固化後は、充填剤を介して、リブとフランジとの間でドアウインドパネルを挟持し、灯具のドアウインドパネルに対する取付強度を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。符号1は、リヤ側のドアウインドパネルで、図示せぬサッシュレスドアに昇降自在に取付けられている。このドアウインドパネル1には、前後に角部2、3があり、この角部2、3の間には上辺端部4が形成されている。この上辺端部4には中心点Pがあり、この中心点Pをはさんだ前後(図1の左側が自動車の前側、右側が自動車の後ろ側)両側の上辺端部4の長さが等しくなっている。
【0015】
前記ドアウインドパネル1の下辺端部5の一般部は略水平に形成されているが、その中央部には、水平に対して所定角度θ(20°)だけ傾いた取付面5aが部分的に形成されている(尚、この取付面5aは実際は若干湾曲している)。そして、この取付面5a部分に灯具6が取付けられている。灯具6は、灯具6からドアウインドパネル1の板厚面内に入射される扇形の光線Lの中心軸Sが、前記取付面5aと直交する角度で取付けられている。
【0016】
前記灯具6は、透明なレンズ7と不透明なハウジング8とを組み合わせた中空構造をしており、内部には複数のランプ9が設けられている。レンズ7の側面には図示せぬ漏光防止用の塗装が施されている。前記ハウジング8には上方へ延びる1つのフランジ10が形成され、このフランジ10とドアウインドパネル1とが、両者を貫通するボルト11、ナットプレート12、ワッシャ13から成る締結手段により取付けられている。
【0017】
ここで、灯具6に形成されているフランジ10が1つであり、この1つのフランジ10を、前記締結手段を介して、ドアウインドパネル1に重ね合わせた状態で取付けているため、ドアウインドパネル1やフランジ10に寸法誤差があっても、フランジ10をドアウインドパネル1に対して隙間なく確実に取付けることができる。ドアウインドパネル1が平面でなく、若干湾曲していても、フランジ10を隙間なく確実に取付けることができる。また、前記のようなフランジ10とドアウインドパネル1を貫通する締結手段により、フランジ10をドアウインドパネル1に対して強く押しつけても、1つのフランジ10による片持ち支持のため、フランジ10に応力が生じない。
【0018】
一方、レンズ7には、ドアウインドパネル1の下端部との間に隙間を隔てた状態でリブ14が形成されている。このリブ14は、ドアウインドパネル1の取付面5aよりも高い高さを有しており、このリブ14とドアウインドパネル1との間にはシリコン充填剤15が注入される。リブ14は、このシリコン充填剤15を注入する際のガイドになる。また、シリコン充填剤15が固化した後は、該シリコン充填剤15を介して、リブ14とフランジ10との間でドアウインドパネル1の下端部を挟持し、灯具6のドアウインドパネル1に対する取付強度を高める。更に、このリブ14は、レンズ7の側面の施される図示せぬ漏光防止用の塗装が、ドアウインドパネル1の取付面5aに至るのを防止する役目もする。
【0019】
灯具6のランプ9から発せられた光線Lは、図2に示すように、レンズ7及びシリコン充填剤15を透過して、図1に示すように、ドアウインドパネル1の板厚面内に扇形状態で入射する。この場合、ドアウインドパネル1の下辺端部5における取付面5aが、光線Lの中心軸Sと直交するため、取付面5aで光線Lの屈折が少なく、光線Lを広い角度αの扇形でドアウインドパネル1内に入射させることができる。
【0020】
ドアウインドパネル1内に入射した光線Lは、ドアウインドパネル1の内面で臨界角以上の角度で反射を繰り返しながら、ドアウインドパネル1の上辺端部4に至る。灯具6から発せられる光線Lの中心軸Sが、ドアウインドパネル1の上辺端部4の中心点Pに合致しているため、上辺端部4全体を均一に発光させることができ、上辺端部4における輝度の偏りがない。しかも、前述のように、扇形の光線Lの角度αが広いため、上辺端部4の略全体を発光させることができる。
【0021】
請求項1記載の発明によれば、前記灯具に1つの上向きのフランジを形成し、該フランジに前記灯具の締結手段を設け、該締結手段は前記灯具が発する光線の中心軸と直交する場所にあり且つ前記フランジをドアウインドパネルの下辺端部に重ね合わせた状態で取付けたため、ドアウインドパネルやフランジに寸法誤差があっても、フランジをドアウインドパネルの下辺端部に対して隙間なく確実に締結手段により取付けることができる。また、ドアウインドパネルが平面でなく、若干湾曲していても、フランジを隙間なく確実に取付けることができる。従って、灯具がガタつくことはなく、灯具から発せられる光線の中心軸もぶれない。更に、ドアウインドパネルの下辺端部において光線の屈折が少なく、光線を広い角度の扇形でドアウインドパネル内に入射させることができる。
【0022】
請求項2記載の発明によれば、フランジとドアウインドパネルを貫通する締結手段により、フランジをドアウインドパネルに対して強く押しつけた状態にしても、1つのフランジによる片持ち支持のため、フランジに応力が生じない。
【0023】
請求項3記載の発明によれば、リブを充填剤注入の際のガイドとして利用できると共に、充填剤の固化後は、充填剤を介して、リブとフランジとの間でドアウインドパネルを挟持し、灯具のドアウインドパネルに対する取付強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すドアウインドパネルの側面図。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 ドアウインドパネル
4 上辺端部
5 下辺端部
6 灯具
10 フランジ
11 ボルト(締結手段)
12 ナットプレート(締結手段)
13 ワッシャ(締結手段)
14 リブ
15 シリコン充填剤
L 光線
S 中心軸
P 中心点
Claims (3)
- ドアウインドパネルの下辺端部に取付けた灯具により、ドアウインドパネルの板厚面内に光線を発して、該ドアウインドパネルの上辺端部を発光させる発光式ドアウインドパネル構造において、
前記灯具に1つの上向きのフランジを形成し、該フランジに前記灯具の締結手段を設け、該締結手段は前記灯具が発する光線の中心軸と直交する場所にあり且つ前記フランジをドアウインドパネルの下辺端部に重ね合わせた状態で取付けたことを特徴とする発光式ドアウインドパネル構造。 - 請求項1記載の発光式ドアウインドパネル構造であって、
前記フランジと前記ドアウインドパネルとを、両者を貫通する締結手段により取付けたことを特徴とする発光式ドアウインドパネル構造。 - 請求項1又は請求項2記載の発光式ドアウインドパネル構造であって、
前記灯具における前記フランジとは反対側に、前記ドアウインドパネルの下辺端部よりも高いリブを形成すると共に、該リブと前記ドアウインドパネルとの間に充填剤を注入したことを特徴とする発光式ドアウインドパネル構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP02224098A JP3859222B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 発光式ドアウインドパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02224098A JP3859222B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 発光式ドアウインドパネル構造 |
Publications (2)
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JPH11217044A JPH11217044A (ja) | 1999-08-10 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3859222B2 (ja) |
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1998
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