JP2534059Y2 - 自動車用ハイマウントストップランプ - Google Patents

自動車用ハイマウントストップランプ

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JP2534059Y2
JP2534059Y2 JP1991053142U JP5314291U JP2534059Y2 JP 2534059 Y2 JP2534059 Y2 JP 2534059Y2 JP 1991053142 U JP1991053142 U JP 1991053142U JP 5314291 U JP5314291 U JP 5314291U JP 2534059 Y2 JP2534059 Y2 JP 2534059Y2
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邦雄 清水
昌也 大河戸
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車体後部のルーフ付近
やエアスポイラに取付けて使用する自動車用ハイマウン
トストップランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車にはブレーキを踏むと点灯
するストップランプが車体後部に取付けられているが、
最近では後続車の視認性を高めるため、車体後部のルー
フ付近やエアスポイラにストップランプを取付けたハイ
マウントストップランプが多く採用されている。この種
のハイマウントストップランプは、横方向に細長く且つ
縦方向に薄いランプハウジング内に多数の発光ダイオー
ドを配設して、レンズを通して前記発光ダイオードが発
した光線を前記ランプハウジング外に照射するように成
している。
【0003】また従来の自動車用ハイマウントストップ
ランプにおいては、図8および図9に示すようにそのレ
ンズ30の内面部31に上下に魚眼プリズム32を形成
ものがある。このようなレンズ30において、魚眼
プリズム32による光の屈折状態は図10のようにな
り、発光ダイオード34から発せられた光線のうち周辺
部に広がった拡散光線トは魚眼プリズム32により、屈
曲されるが中央光に平行な平行光線になりにくく、正面
から見た場合の発光部分はチの範囲になり、発光部面積
が小さくなっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来の
自動車用ハイマウントストップランプのレンズ構造で
は、図11(1)に示すように正面から見た場合の発光
部面積が小さく、発光ダイオード34の周囲のみポイン
ト的に光る発光面40になり、配光値を満足するのも難
しく、有効発光面積も小さくなり、必要な配光値、有効
発光面積を得るためには発光ダイオード34の個数を多
く必要とし、コストアップにもなっていた。また、発光
面40が均一に光らないために、視認性が劣るという問
題点があった。
【0005】この考案は上記問題点を解消するためにな
されたものであって、同じ有効発光面積であれば、発光
ダイオードの個数を少なくすることができ、コストの低
減が可能になるばかりか、レンズの全面が均一に発光さ
せて、車両後方からの視認性向上させ、安全性の向上
につながる自動車用ハイマウントストップランプを提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、横方向に細長く且つ縦方向に薄いラン
プハウジング内に多数の発光ダイオードを配設して、レ
ンズを通して前記発光ダイオードが発した光線を前記ラ
ンプハウジング外に照射するように成した自動車用ハイ
マウントストップランプにおいて、前記レンズの内、外
面部のいずれか一方に、発光ダイオードから発せられた
光線のうち左右に広がった拡散光線を中央光線に平行な
平行光線にすべく、上下が互いに逆方向に傾斜する一対
の傾斜面と該一対の傾斜面が互いに挟む中央に形成した
平坦面とからなる断面略台形としたプリズムを形成する
と共に、レンズの他方の面部に、発光ダイオードから発
せられた光線のうち上下に広がった拡散光線を中央光線
に平行な平行光線にすべく、上下両側に沿って左右方向
に所定間隙をおいて多数本形成した一対のV形溝とする
と共に該一対のV形溝を挟む中央に平坦面を連設して断
面平面台形としたプリズムを形成したことを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】上記構成により、レンズの一方のプリズムによ
り左右方向に集光し、また、レンズの他方のプリズムに
より上下方向に集光して満足な配光値が得られ、有効発
光面積を大きくできる。このために、同じ有効発光面積
であれば、発光ダイオードの個数を少なくすることがで
き、コストの低減が可能になる。また、レンズの全面が
均一に発光するために、車両後方からの視認性が向上
し、ハイマウントストップンプの本来の機能である安
全性の向上につながる。
【0008】
【実施例】この考案の一実施例を図面を参照して詳述す
る。
【0009】図1はこの考案に係る自動車用ハイマウン
トストップランプの正面図、図2は車体後部のルーフ付
近にランプ本体を取付けた状態の縦断面図を示す。
【0010】これら図において1はランプ本体、2はカ
バーと一体となったランプハウジング、3は発光ダイオ
ード4が取付けられたプリント基板、5はレンズを示
し、発光ダイオード4とプリント基板3とレンズ5とで
ランプ組立体30を構成している。
【0011】上記ランプハウジング2は横方向に細長い
形状をなしていて、その後面には開口部よりなる装着部
31が形成してある。そして、この装着部31にはラン
プ組立体30が嵌着されている。
【0012】すなわち、上記プリント基板3は横方向に
細長い形状で、表面側に多数の発光ダイオード4が横方
向に等間隔に取付けられていて、ランプハウジング2の
装着部31にレンズ5を嵌着することにより装着部31
内に固定されるようになっている。また、上記ランプハ
ウジング2のカバー部2aには複数のねじ孔2bが形成
されている。
【0013】また、11はブラケットであり、このブラ
ケット11は金属板を断面ほぼへ字形に屈曲すること
により形成されている。
【0014】図中7はルーフ6の内側を覆うように取付
けられた天井パネルであり、ルーフ6の周縁部とこの天
井パネル7の周縁部にモール8が嵌着されている。ま
た、天井パネル7の後部には、ルーフ6の後部にウエザ
ーストリップ9を介して取付けられたリヤウインドガラ
10に近接するようにブラケット11が、その一端部
で止ねじ12により固着されている。
【0015】上記ブラケット11の他端側はリヤウンド
10に沿って下方へ延出されていて、この他端部に下方
より上記ランプハウジング2の上部開口を挿入すること
により、ブラケット11とリヤウインドガラス10間の
空間13に、モール8と干渉しないようにランプ本体1
が取付けられるようになっている。
【0016】また上記ランプハウジング2のカバー部2
aはブラケット11を室内側より覆うようにして上端が
天井パネル7に達するようになっていると共に、カバー
部2aのねじ孔2bより挿入した止ねじ14をブラケッ
ト11に形成されたねじ孔11aに螺挿することによ
り、車体に対してランプ本体1が取付けられるようにな
っている。なお図中15はカーテンレールを示す。
【0017】前記レンズ5を図3乃至図6に示す。この
レンズ5の内面部16には上下にプリズム17、17が
形成してあり、これらのプリズム17は、その上下側が
互いに逆方向に傾斜する一対の傾斜面20、21とこの
傾斜面20、21が挟む中央部に形成した平坦面とから
なる断面略台形となっているものである。これらの傾斜
面20、21の傾斜角度はほぼ72度になされている。
また、レンズ5の外面部18は、上下に沿い一対のV形
溝22、22が左右方向に所定の間隔をおいて多数本形
成されると共に、V形溝22、22を挟み連設する中央
を平坦面26に形成して、断面略平面台形のプリズム2
3となっており、これらのプリズム23を左右方向に並
べた状態になっている。また、V形溝22の開き角度は
112度から124度の範囲に成されている。
【0018】レンズ5の外面部18のプリズム23によ
る光の屈折状態を図7(1)に示す。発光ダイオード4
から発せられた光線のうち左右に広がった拡散光線イは
プリズム23の傾斜面24、25により、平坦面26を
通過する光線ロに対して平行な平行光線になり、拡散が
防止される。また、正面から見た場合の発光部分はハの
範囲となる。
【0019】レンズ5の内面部16のプリズム17によ
る光の屈折状態を図7(2)に示す。発光ダイオード4
から発せられた光線のうち上下に広がった拡散光線ニは
プリズム17の傾斜面20、21により、平坦面19を
通過する光線ホに対して平行な平行光線になり、拡散が
防止される。また、正面から見た場合の発光部分はヘの
範囲となる。
【0020】上記のように、レンズ5の外面部18のプ
リズム23により左右方向に集光し、また、レンズ5の
内面部16のプリズム17により上下方向に集光して満
足な配光値が得られ、図11(2)に示すように有効発
光面積(斜線部分)を大きくできる。このために、同じ
有効発光面積であれば、発光ダイオード4の個数を少な
くすることが可能になる。また、レンズ5の全面が均一
に発光するために、車両後方からの視認性が向上する。
なお、レンズ5の外面部18にプリズム23を、内面部
16にプリズム17をそれぞれ形成したが外面部18に
プリズム17を、内面部16にプリズム23をそれぞれ
形成してもよい。
【0021】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、レンズ
の内、外面部のいずれか一方に、発光ダイオードから発
せられた光線のうち左右に広がった拡散光線を中央光線
に平行な平行光線にすべく、上下が互いに逆方向に傾斜
する一対の傾斜面と該一対の傾斜面が互いに挟む中央に
形成した平坦面とからなる断面略台形としたプリズムを
形成すると共に、レンズの他方の面部に、発光ダイオー
ドから発せられた光線のうち上下に広がった拡散光線を
中央光線に平行な平行光線にすべく、上下両側に沿って
左右方向に所定間隙をおいて多数本形成した一対のV形
溝とすると共に該一対のV形溝を挟む中央に平坦面を連
設して断面平面台形としたプリズムを形成したから、レ
ンズの一方のプリズムにより左右方向に集光し、また、
レンズの他方のプリズムにより上下方向に集光して満足
な配光値が得られ、有効発光面積を大きくできる。この
ために、同じ有効発光面積であれば、発光ダイオードの
個数を少なくすることができ、コストの低減が可能にな
る。また、レンズの全面が均一に発光するために、車両
後方からの視認性が向上し、ハイマウントストップラン
プの本来の機能である安全性の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になる自動車用ハイマウン
トストップランプの正面図である。
【図2】同自動車用ハイマウントストップランプの取付
け状態の断面図である。
【図3】レンズの一部省略した正面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】図3A−A線に沿う断面図である。
【図6】図4B部の拡大図である。
【図7】(1)はレンズの外面部のプリズムによる光の
屈折状態の説明図である。 (2)はレンズの内面部のプリズムによる光の屈折状態
の説明図である。
【図8】従来の自動車用ハイマウントストップランプに
おけるレンズの一部省略した正面図である。
【図9】図8C−C線に沿う断面図である。
【図10】従来の自動車用ハイマウントストップランプ
におけるレンズの魚眼プリズムによる光の屈折状態の説
明図である。
【図11】(1)は従来例によるレンズの発光面の説明
図である。 (2)はこの考案によるレンズの発光面の説明図であ
る。
【符号の説明】
4 発光ダイオード 5 レンズ 17 プリズム 19 平坦面 20、21 傾斜面 22 V形溝 23 プリズム 26 平坦面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に細長く且つ縦方向に薄いランプ
    ハウジング内に多数の発光ダイオードを配設して、レン
    ズを通して前記発光ダイオードが発した光線を前記ラン
    プハウジング外に照射するように成した自動車用ハイマ
    ウントストップランプにおいて、前記レンズの内、外面
    部のいずれか一方に、発光ダイオードから発せられた光
    線のうち左右に広がった拡散光線を中央光線に平行な平
    行光線にすべく、上下が互いに逆方向に傾斜する一対の
    傾斜面と該一対の傾斜面が互いに挟む中央に形成した平
    坦面とからなる断面略台形としたプリズムを形成すると
    共に、レンズの他方の面部に、発光ダイオードから発せ
    られた光線のうち上下に広がった拡散光線を中央光線に
    平行な平行光線にすべく、上下両側に沿って左右方向に
    所定間隙をおいて多数本形成した一対のV形溝とすると
    共に該一対のV形溝を挟む中央に平坦面を連設して断面
    平面台形としたプリズムを形成したことを特徴とする自
    動車用ハイマウントストップランプ。
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JP4807981B2 (ja) * 2005-08-09 2011-11-02 株式会社リコー 画像表示装置及び投射光学系プロジェクタ

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JPH01160751A (ja) * 1987-12-17 1989-06-23 Koito Mfg Co Ltd 車輌用灯具
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