JP3857033B2 - 通信端末装置及びその制御方法、並びに、通信システム - Google Patents

通信端末装置及びその制御方法、並びに、通信システム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末装置及びその制御方法、並びに、通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
公衆回線網を介したG3ファクシミリ通信は、端末間の能力交換及びリアルタイム性が保証される利点がある反面、通信時間に応じた通信料金が課金されしまう欠点がある。一方、インターネット等のパケット網においては、電子メールによる通信がよく用いられる。しかし、電子メールによるネットワーク通信は、通信料金が基本的に無料であるという利点がある反面、送信側端末と受信側端末との間にメールサーバが介在して、送信側端末からメールサーバへの電子メールの送信と、受信側端末のメールサーバからの自装置宛電子メールの受信とが、互いに独立した動作となる、端末間の能力交換及びリアルタイム性が保証されない。
【0003】
そのため、例えば、送信側端末から電子メールにより送信した文書データの形式(ファイル形式、符号化形式、解像度等)に、受信側端末が未対応であるために、送信側端末における文書データの電子メールによる送信は成功したのに、受信側端末において受信文書データを正しく処理できず、結果的に文書データの送信が失敗に終わってしまうという欠点があった。
【0004】
そこで、公衆電話網を介したファクシミリ通信の利点である端末間の能力交換及びリアルタイム性と、ネットワークを介した通信の、通信料金がかからないという利点とを両立した通信形態として、1999年4月に、パケット化したT.30信号をパケット網上でやり取りするためのITU−T勧告T.38が制定された。
【0005】
この勧告T.38に基づいた通信を行うことにより、端末間のファクシミリ通信に関する能力交換および通信のリアルタイム性が保証された通信をネットワーク上で行うことができるようになった。
【0006】
勧告T.38に従うネットワーク端末(T.38端末)には、ネットワーク直結型のIAF(Internet Aware Fax)タイプと、専用線や公衆回線等の電話網へリアルタイムに転送するGW(Gateway:ゲートウェイ)タイプとの2種類が存在する。
【0007】
IAFタイプの端末は、いわば、相手端末(IAFまたはGW)との間でパケット化されたT.30信号をリアルタイムでやりとりして、自装置が相手端末にとっての最終宛先として文書データを受信するネットワークファクシミリ装置である。
【0008】
一方、GWタイプの端末は、ネットワークを介して相手端末(IAFまたはGW)から受信したパケットから抽出したT.30信号をモデム信号に変換して電話網を介して最終宛先となるG3ファクシミリ装置へ転送し、また電話網を介して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号として受信したT.30信号をパケット化してネットワークを介して相手端末に転送することで、ネットワーク上のT.38端末と電話網上の従来型のファクシミリ装置との間でのリアルタイム通信を可能とするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
IAFタイプのT.38端末としてのネットワークファクシミリ装置は、パケット網を介した相手先装置との間でパケット化されたT.30信号をやりとりするが、その相手先装置が、GWタイプのT.38端末である場合に、その相手先装置が、自機と同様のIAFタイプのT.38端末である場合と同じタイミングでパケット化されたT.30信号を送信または受信すると、送信信号が相手先装置から送信されてくる信号と衝突したり、送信信号に対する応答して相手先装置から送信されてくる信号を時間内に受信できず再送が繰り返されてしまい、通信が中断されてしまうという問題点があった。
【0010】
それは、相手先のGWタイプのT.38端末におけるT.30信号のパケットからモデム信号またはモデム信号からパケットへの相互変換にある程度の時間を要し、また、相手先のGWタイプのT.38端末と電話網を介した従来型のファクシミリ装置との間のT.30信号のモデム信号によりやりとりに要する時間が、パケット網上でのパケットによりT.30信号のやりとりに要する時間よりもずっと長いためである。
【0011】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、パケット網を介したリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置となった場合でも、相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合と同様な正常な通信を行うことができる通信端末装置及びその制御方法、並びに、通信システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の通信端末装置は、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置において、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の通信端末装置は、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置において、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の通信端末装置は、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置において、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の通信端末装置は、において、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置において、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の通信端末装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末装置において、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間でやりとりされる各T.30信号ごとに前記待ち時間を設定することを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の通信端末装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末装置において、各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相手先別待ち時間設定テーブルを更に備え、前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶されている待ち時間に設定することを特徴とする。
【0018】
請求項7に記載の通信端末装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末装置において、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更することを特徴とする。
【0019】
請求項8に記載の通信端末装置は、請求項1または3のいずれかに記載の通信端末装置において、前記待ち時間設定手段は、パケット化されたディジタル送信命令信号DCSを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを送信し、それに対して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号化された受信準備確認信号CFRを受信するために生じる遅延を考慮した時間に設定するものであることを特徴とする。
【0020】
請求項9に記載の通信端末装置は、請求項2または4のいずれかに記載の通信端末装置において、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置からパケット化されたディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置からモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを受信するために要する時間を考慮した時間に設定するものであることを特徴とする。
【0021】
請求項10に記載の通信端末装置、請求項1または3のいずれかに記載の通信端末装置において、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化された切断命令信号DCNを送信するために要する時間を考慮した時間に設定する通信クローズ待ち時間設定手段と、前記切断命令信号DCNを前記相手先装置に送信してから前記クローズ待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後に、前記相手先装置との間の通信のセッションをクローズする通信クローズ制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0022】
請求項11に記載の通信端末装置は、請求項1または3のいずれかに記載の通信端末装置において、前記待ち時間設定手段は、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする。
【0023】
請求項12に記載の通信端末装置は、請求項2または4のいずれかに記載の通信端末装置において、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする。
【0024】
請求項13に記載の通信端末装置の制御方法は、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置の制御方法において、前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つことを特徴とする。
【0025】
請求項14に記載の通信端末装置の制御方法は、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置の制御方法において、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信することを特徴とする。
【0026】
請求項15に記載の通信端末装置の制御方法は、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置の制御方法において、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つことを特徴とする。
【0027】
請求項16に記載の通信端末装置の制御方法は、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置の制御方法において、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信することを特徴とする。
【0028】
請求項17に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項13ないし16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、前記待ち時間を、前記相手先装置との間でやりとりされる各T.30信号ごとに設定することを特徴とする。
【0029】
請求項18に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項13ないし16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相手先別待ち時間設定テーブルを有し、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶されている待ち時間に設定することを特徴とする。
【0030】
請求項19に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項13ないし16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、前記相手先装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更することを特徴とする。
【0031】
請求項20に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項13または15のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、パケット化されたディジタル送信命令信号DCSを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを送信し、それに対して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号化された受信準備確認信号CFRを受信するために生じる遅延を考慮した時間に設定することを特徴とする。
【0032】
請求項21に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項14または16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、前記相手先装置からパケット化されたディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置からモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを受信するために要する時間を考慮した時間に設定することを特徴とする。
【0033】
請求項22に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項13または15のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化された切断命令信号DCNを送信するために要する時間を考慮した時間に設定する一方、前記切断命令信号DCNを前記相手先装置に送信してから前記設定された、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間待った後に、前記相手先装置との間の通信のセッションをクローズするこを特徴とする。
【0034】
請求項23に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項13または15のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定することを特徴とする。
【0035】
請求項24に記載の通信端末装置の制御方法、請求項14または16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定することを特徴とする。
【0036】
請求項25に記載の通信システムは、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信端末装置とが通信を行う通信システムにおいて、前記通信端末装置は、前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0037】
請求項26に記載の通信システムは、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信端末装置とが通信を行う通信システムにおいて、前記通信端末装置は、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする通信システム
【0038】
請求項27に記載の通信システムは、において、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信端末装置とが通信を行う通信システムにおいて、前記通信端末装置は、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0039】
請求項28に記載の通信システムは、パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信端末装置とが通信を行う通信システムにおいて、前記通信端末装置は、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0040】
請求項29に記載の通信システムは、請求項25ないし28のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間でやりとりされる各T.30信号ごとに前記待ち時間を設定することを特徴とする。
【0041】
請求項30に記載の通信システムは、請求項25ないし28のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記通信端末装置は、各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相手先別待ち時間設定テーブルを更に備え、前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶されている待ち時間に設定することを特徴とする。
請求項31に記載の通信システムは、請求項25ないし28のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更することを特徴とする。
請求項32に記載の通信システムは、請求項25または27のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記待ち時間設定手段は、パケット化されたディジタル送信命令信号DCSを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを送信し、それに対して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号化された受信準備確認信号CFRを受信するために生じる遅延を考慮した時間に設定するものであることを特徴とする。
請求項33に記載の通信システムは、請求項26または28のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置からパケット化されたディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置からモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを受信するために要する時間を考慮した時間に設定するものであることを特徴とする。
請求項34に記載の通信システムは、請求項25または27のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記通信端末装置は、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化された切断命令信号DCNを送信するために要する時間を考慮した時間に設定する通信クローズ待ち時間設定手段と、前記切断命令信号DCNを前記相手先装置に送信してから前記クローズ待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後に、前記相手先装置との間の通信のセッションをクローズする通信クローズ制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
請求項35に記載の通信システムは、請求項25または27のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記待ち時間設定手段は、記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする。
請求項36に記載の通信システムは、26または28のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0043】
先ず、図1に、本発明の実施の形態に係る、通信端末装置としてのネットワークファクシミリ装置(IAF)1を含むネットワークファクシミリ通信システムの接続形態について示す。
【0044】
同図において、IAF1は、ITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型のネットワークファクシミリ装置で、パケット網であるインターネット等のIPネットワーク50を介して相手先装置との間でリアルタイムネットワークファクシミリ通信を行う。
【0045】
IAF1とリアルタイムネットワークファクシミリ通信を行う相手先装置としては、IAF1と同様のITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型のネットワークファクシミリ装置(IAF)30、または、ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置とがある。
【0046】
ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置としては、専用の電話回線Lsを介してG3ファクシミリ装置40aと接続されるターミナルアダプタ(TA)タイプのゲートウェイ装置であるTA20aと、電話網60を介してG3ファクシミリ装置40bと接続される通常のゲートウェイ装置であるGW20bとの2つの形態があるが、IAF1からみれば、いずれも、ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置とみることができる。
【0047】
図2にIAF1のブロック構成を示す。
【0048】
同図において、IAF1は、システム制御部2、ROM3、RAM4、受信バッファメモリ5、スキャナ6、プロッタ7、LANコントローラ8、及び、システムバス9により構成されている。
【0049】
システム制御部2は、ROM3に書き込まれた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュータである。
【0050】
ROM3は、前述したように、システム制御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。
【0051】
RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
【0052】
受信バッファメモリ5は、受信データを処理完了までバッファリングするためのメモリである。
【0053】
スキャナ6は、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画像データを得るためのものである。
【0054】
プロッタ7は、受信した画像データを、その線密度に応じて記録出力したり、スキャナ6で読み取った文書データを、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。
【0055】
LANコントローラ8は、IPネットワークに接続され、LANプロトコルを制御して、ネットワークから受信したデータのデコード、またネットワークへ送信するデータのエンコードを行ったり、送信フレームや受信フレームのバッファリングを行い、そのLANプロトコル上でシステム制御部2がTCP/IPプロトコルを制御して、ITU−T勧告T.38に基づいたリアルタイムネットワーシステムバス9は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0056】
図3に、図1に示すTA20aまたはGW20bとなるゲートウェイ装置20のブロック構成について示す。
【0057】
同図において、ゲートウェイ装置20は、システム制御部21、RAM22、ROM23、受信バッファメモリ24、LANコントローラ25、ファクスモデム26、及び、システムバス27により構成されている。
【0058】
システム制御部21は、ROM23に書き込まれた制御プログラムに従って、RAM22を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュータである。
【0059】
RAM22は、前述したようにシステム制御部21の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
【0060】
ROM23は、前述したように、システム制御部21が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。
【0061】
受信バッファメモリ24は、受信データを処理完了までバッファリングするためのメモリである。
【0062】
LANコントローラ25は、IPネットワークに接続され、LANプロトコルを制御して、ネットワークから受信したデータのデコード、またネットワークへ送信するデータのエンコードを行ったり、送信フレームや受信フレームのバッファリングを行い、そのLANプロトコル上でシステム制御部21がTCP/IPプロトコルを制御して、ITU−T勧告T.38に基づいたリアルタイムネットワークファクシミリ通信を行えるようにするためのものである。
【0063】
ファクスモデム26は、G3ファクシミリモデムで、接続される電話回線に送信するデータを変調する一方、網制御部13を介して電話網から受信した信号を復調するものである。また、モデム12は、相手先番号に対応するDTMF信号の送出も行う。また、ファクスモデム20は、網制御機能も備え、回線との接続制御を行う。システムバス27は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0064】
図4に、パケット網直結型のネットワークファクシミリ装置(IAF)と電話回線に接続されたG3ファクシミリ装置(図1におけるG3ファクシミリ装置40a、40b等)が、ゲートウェイ装置(図1のTA20a、GW20b等)を介して行うリアルタイムネットワークファクシミリ通信のシーケンスについて示す。
【0065】
同図において、発信側のIAFがITU−T勧告T.38に基づいた「SETUP」メッセージのパケットをゲートウェイ装置に送信すると(フェーズF1a)、そのSETUPメッセージを受信したゲートウェイ装置は、「SETUP」メッセージ中の「destinationAddress」により通知された宛先電話番号に電話回線を介して発呼する(フェーズF1b)。
【0066】
そのフェーズF1bに応答したG3FAXはモデム信号により被呼局識別信号CEDを送出し、ゲートウェイ装置が受信する(フェーズF3b)。そのゲートウェイ装置は、モデム信号により受信した被呼局識別信号CEDの内容をIPパケット化して発信元のIAFに送信する(フェーズF3a)。
【0067】
同様に、G3FAXが送信したディジタル識別信号DISがゲートウェイ装置を介してIAFに送信される(フェーズF4b、F4a)。
【0068】
フェーズF4aでディジタル識別信号DISを受信したIAFは、ディジタル送信命令信号DCSを送信し(フェーズF5a)、ゲートウェイ装置を介してG3FAXにより受信される(フェーズF5b)。フェーズF4、F5のやりとりにより互いの通信パラメータが設定されると、IAFがトレーニングチェック信号TCFを送信し(フェーズF6a)、ゲートウェイ装置を介してG3FAXにより受信される(フェーズF7b)。
【0069】
なお、トレーニングチェック信号TCFは、アナログ信号で情報をやりとりするモデムのトレーニングのための信号であるため、デジタルデータであるパケットにより情報がやりとりされるIPネットワークにおいて、トレーニングチェック信号TCFを送信しても実質的には意味がなく、フェーズF6aのTCFの送信は省かれるケースがあり、本実施の形態に係るIAF1も、フェーズF6aのTCFの送信は省く。しかし、IAF1のIPネットワークを介したT.38準拠のリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置がゲートウェイ装置の場合、G3FAXとの電話回線を介した通信が不可欠なため、フェーズF6bのTCFの送信は省くことはできない。
【0070】
G3FAXは、フェーズF6bにより受信したトレーニング信号により画データ受信のための高速モデムの調整をして、調整が完了すると受信準備確認信号CFRを送信し(フェーズF7b)、ゲートウェイ装置を介してIAFに送信される(フェーズF7a)。
【0071】
フェーズF7aで受信準備確認信号CFRを受信した発信元のIAFは、送信画像データをパケット化して送信し(フェーズF8a)、それを受信したゲートウェイ装置が、パケット化された画像データをモデム信号に変換してG3FAXに送信する(フェーズF8b)。
【0072】
発信元のIAFは、画像データの送信が終了すると、手順終了信号EOPをゲートウェイ装置を介してG3FAXに送信する(フェーズF9a、F9b)。なお、フェーズF9aは、送信画像データに応じてマルチページ信号MPSやメッセージ終了信号EOMとなる場合もある。
【0073】
一方、G3FAXは、メッセージ確認信号MCFをゲートウェイ装置を介してIAFに送信する(フェーズF10b、F10a)。
【0074】
それを受けてIAFは、切断命令信号DCNをゲートウェイ装置を介してG3FAXに送信する(フェーズF11a、F11b)。
【0075】
更にIAFは、「Release complete」メッセージをゲートウェイ装置に送信して通信セッションをクローズする(フェーズF12a)、それを受けてゲートウェイ装置は、G3FAXとの間の回線を切断する(フェーズF12b)。
【0076】
このような通信シーケンスにより、IAF1がゲートウェイ装置を介してG3ファクシミリ装置との間でリアルタイムネットワークファクシミリ通信を行える。
【0077】
また、IAF1が直接相手先のIAFとリアルタイムネットワークファクシミリ通信を行う場合の通信シーケンスは、図4の通信シーケンスにおけるITU−Tとゲートウェイ装置との間のシーケンスのみで、ゲートウェイ装置とG3FAXとの間の電話回線を介したシステムバスは不要となる。
【0078】
IAF1は、通信相手先がIAFであれば、IPネットワークを介したパケットの交換速度程度の高速な通信が可能で、フェーズF1aないしフェーズF12aの各信号のやりとりの際の待ち時間は全く不要かまたは極短時間でよい。
【0079】
しかし、通信相手先がIAFであることを前提とした待ち時間で図4の通信シーケンスを実行したのでは、もし通信相手先がゲートウェイ装置を介したG3ファクシミリ装置となった場合に、ゲートウェイ装置とG3ファクシミリ装置との間のT.30信号のやりとりの際に生じる信号の遅れに対応できずに、通信エラーとなってしまうおそれがある。
【0080】
IAF1におけるパケット化されたT.30信号の送受信に関する待ち時間としては2種類ある。
【0081】
1つは、例えば、フェーズF9aで手順終了信号EOPやマルチページ信号MPSやメッセージ終了信号EOMを送信してから、それらの信号に対応する応答信号であるメッセージ確認信号MCFの受信を待つ際の待ち時間や、ディジタル送信命令信号DCSを送信してから(TCFは送信されない)、その信号に対応する受信準備確認信号CFRの受信を待つ際の待ち時間である。
【0082】
もう1つは、例えば、IAF1が着信側となった場合に、ディジタル送信命令信号DCSを受信してから(TCFは受信されない)、受信準備確認信号CFRを送信するまでに待つ時間である。
【0083】
それらの2種類の待ち時間は、IAF1の通信相手先がIAFであれば、ゼロか極時間でよいが、IAF1の通信相手先がゲートウェイ装置の場合には、そのゲートウェイ装置とG3ファクシミリ装置との間の電話回線を介したモデム信号によるT.30信号のやりとりにより生じる遅延を考慮しなければならない。
【0084】
そのため、IAF1は、図4に示したシーケンスでリアルタイムネットワークファクシミリ通信を、IPネットワークを介して、ゲートウェイ装置またはIAFを相手先装置として行う場合におけるパケット化T.30信号のやりとりの際に、以下説明する信号送受信制御処理を行う。
【0085】
先ず、IAF1がパケット化T.30信号を送信してから、その送信した信号に応じたパケット化T.30信号を受信する場合の制御処理手順について、手順終了信号EOPを送信してから、その送信したEOPに応じた信号であるメッセージ確認信号MCFを受信する場合を例に、図5を参照して説明する。
【0086】
図5において、通信相手がIAFが否(ゲートウェイ装置)かを判断する(判断101)。なお、判断101における通信相手がIAFか否かの判断は、図4のフェーズF4aのディジタル識別信号DISにより、自端末能力の1つとして、端末の種別がIAFか否かの通知を受けたり、IAF1において、予め各通信相手先のIPアドレスごとに端末種別を登録しておくことで、現在通信中の通信相手先装置の端末種別を特定すること等により行え、相手端末の種別の判断方法により本発明は限定されるものではない。
【0087】
さて、判断101において、通信相手がIAFである場合には(判断101のYes)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間Wiafを設定して(処理102)、処理104に移行する。
【0088】
判断101において、通信相手がIAFではなくゲートウェイ装置である場合には(判断101のNo)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間Wiafに、待ち時間Wgwを加算した値を設定して(処理103)、処理104に移行する。
【0089】
処理102、103における待ち時間Wiafとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF9aとF10aとによるIPネットワークを介したEOPとMCFのやりとりだけを考慮した、ゼロまたは極短時間が設定される。
【0090】
また、処理103における待ち時間Wgwとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF9bとF10bとによる電話回線を介したEOPとMCFのやりとりによる遅延を考慮した、つまり、少なくとも、その遅延時間(例えば数百ミリ秒)以上の長さの時間が設定される。もっとも、処理103において、タイマTwaitに設定する時間として、最初から(Wiaf+Wgw)に相当する時間を予めROM3に設定・記憶しておいて、処理103でタイマTwaitに設定するようにしてもよいのはいうまでもない。
【0091】
処理103または処理104により、通信相手の端末種別に応じた時間をタイマTwaitに設定した上で、図4のフェーズF9aに対応した手順終了信号EOPを送信すると共に(処理104)、タイマTwaitの計時を開始する(処理105)。
【0092】
そして、メッセージ確認信号MCFを受信するか、または、タイマTwaitがタイムアウトするかを監視し(判断106のNo、判断107のNoのループ)、メッセージ確認信号MCFを受信する前に、タイマTwaitがタイムアウトした場合には(判断107のYes)、処理104に戻って手順終了信号EOPの再送信を行うが、タイマTwaitがタイムアウトする前に、メッセージ確認信号MCFを受信した場合には(判断106のYes)、図4のフェーズ10a以降の次の処理に移行する。
【0093】
このように、手順終了信号EOPを送信してからメッセージ確認信号MCFを受信までの待ち時間(タイマTwait)を、通信相手がゲートウェイ装置で、そのゲートウェイ装置とG3ファクシミリ装置との間の手順終了信号EOP及びメッセージ確認信号MCFのやりとりによる遅延が生じてしまう場合には、その遅延分を考慮した長さに設定するようにしたため、判断107がYesとなって、手順終了信号EOPの再送信が繰り返されて、結果的に通信エラーとなってしまうようなことがなくなる。
【0094】
次に、IAF1がパケット化T.30信号を送信してから、その送信した信号に応じたパケット化T.30信号を受信する場合の制御処理手順について、ディジタル送信命令信号DCSを送信してから、その送信したディジタル送信命令信号DCSに応じた信号である受信準備確認信号CFRを受信する場合を例に、図6を参照して説明する。
【0095】
図6において、通信相手がIAFが否(ゲートウェイ装置)かを判断する(判断201)。
【0096】
判断201において、通信相手がIAFである場合には(判断201のYes)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間Wiafを設定して(処理202)、処理204に移行する。
【0097】
判断201において、通信相手がIAFではなくゲートウェイ装置である場合には(判断201のNo)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間Wiafに、待ち時間Ttcfを加算した値を設定して(処理203)、処理204に移行する。
【0098】
処理202、203における待ち時間Wiafとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF5aとF7aとによるIPネットワークを介したDCS(フェーズF6aのTCFは省略される)とCFRのやりとりだけを考慮した、ゼロまたは極短時間が設定される。
【0099】
また、処理203における待ち時間待ち時間Ttcfとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF6bによる電話回線を介したトレーニングチェック信号TCFの送信に要する遅延を考慮した、つまり、少なくとも、その遅延時間(例えば約1500ミリ秒)以上の長さの時間が設定される。もっとも、処理203において、タイマTwaitに設定する時間として、最初から(Wiaf+Ttcf)に相当する時間を予めROM3に設定・記憶しておいて、処理203でタイマTwaitに設定するようにしてもよいのはいうまでもない。
【0100】
処理203または処理204により、通信相手の端末種別に応じた時間をタイマTwaitに設定した上で、図4のフェーズF5aに対応したディジタル送信命令信号DCSを送信すると共に(処理204)、タイマTwaitの計時を開始する(処理205)。
【0101】
そして、受信準備確認信号CFRを受信するか、または、タイマTwaitがタイムアウトするかを監視し(判断206のNo、判断207のNoのループ)、受信準備確認信号CFRを受信する前に、タイマTwaitがタイムアウトした場合には(判断207のYes)、処理204に戻ってディジタル送信命令信号DCSの再送信を行うが、タイマTwaitがタイムアウトする前に、受信準備確認信号CFRを受信した場合には(判断206のYes)、図4のフェーズ8a以降の次の処理に移行する。
【0102】
このように、ディジタル送信命令信号DCSを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間(タイマTwait)を、通信相手がゲートウェイ装置で、そのゲートウェイ装置とG3ファクシミリ装置との間のトレーニングチェック信号TCFの送信による遅延が生じてしまう場合には、その遅延分を考慮した長さに設定するようにしたため、判断207がYesとなって、ディジタル送信命令信号DCSの再送信が繰り返されて、結果的に通信エラーとなってしまうようなことがなくなる。
【0103】
次に、IAF1がパケット化T.30信号を受信してから、その受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する場合の制御処理手順について、IAF1がゲートウェイ装置またはIAFを相手先装置として着信側となる場合に、ディジタル送信命令信号DCSを受信してから、その受信したディジタル送信命令信号DCSに応じた信号である受信準備確認信号CFRを送信する場合を例に、図7を参照して説明する。
【0104】
図7において、ディジタル送信命令信号DCSの受信を監視し(判断301のNoのループ)、ディジタル送信命令信号DCSを受信すると(判断301のYes)、通信相手がIAFが否(ゲートウェイ装置)かを判断する(判断302)。
【0105】
判断302において、通信相手がIAFである場合には(判断302のYes)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間Wiafを設定して(処理303)、処理305に移行する。
【0106】
判断302において、通信相手がIAFではなくゲートウェイ装置である場合には(判断302のNo)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間Wiafに、待ち時間Ttcfを加算した値を設定して(処理304)、処理305に移行する。
【0107】
処理303、304における待ち時間Wiafとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF5aとF7aとによるIPネットワークを介したDCS(フェーズF6aのTCFは省略される)とCFRのやりとり(ただしこの場合DCSの受信及びCFRの送信はIAF1が行う)だけを考慮した、ゼロまたは極短時間が設定される。
【0108】
また、処理304における待ち時間待ち時間Ttcfとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF6bに相当する、電話回線を介したトレーニングチェック信号TCFの送信(この場合G3ファクシミリ装置からゲートウェイ装置に送信)に要する遅延を考慮した、つまり、少なくとも、その遅延時間(例えば約1500ミリ秒)以上の長さの時間が設定される。もっとも、処理304において、タイマTwaitに設定する時間として、最初から(Wiaf+Ttcf)に相当する時間を予めROM3に設定・記憶しておいて、処理304でタイマTwaitに設定するようにしてもよいのはいうまでもない。
【0109】
そして、処理303または処理304により、通信相手の端末種別に応じた時間をタイマTwaitに設定した上で、タイマTwaitの計時を開始する(処理305)。
【0110】
そして、タイマTwaitがタイムアウトするまで待ち(判断306のNoのループ)、タイマTwaitがタイムアウトすると(判断306のYes)、受信準備確認信号CFRを送信し(処理307)、次の処理に移行する。
【0111】
このように、ディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間(タイマTwait)を、通信相手がゲートウェイ装置で、そのゲートウェイ装置とG3ファクシミリ装置との間のトレーニングチェック信号TCFの送信による遅延が生じてしまう場合には、その遅延分を考慮した長さに設定するようにしたため、処理307で送信するCFRと、発信元のG3ファクシミリ装置からのTCFが衝突してしまうことがなく、通信エラーの発生を防止することができる。
【0112】
次に、IAF1が図4に示した通信シーケンスのリアルタイムファクシミリ通信の終了時にフェーズF11aで切断命令信号DCNを送信してから、「Release complete」メッセージを送信して通信セッションのクローズを行う場合の制御処理手順について、図8を参照して説明する。
【0113】
図8において、先ず、通信相手がIAFが否(ゲートウェイ装置)かを判断する(判断401)。
【0114】
判断401において、通信相手がIAFである場合には(判断401のYes)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間Wiafを設定して(処理402)、処理404に移行する。
【0115】
判断401において、通信相手がIAFではなくゲートウェイ装置である場合には(判断401のNo)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間Wiafに、待ち時間Tdcnを加算した値を設定して(処理403)、処理404に移行する。
【0116】
処理402、403における待ち時間Wiafとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF11a及びF12aのIPネットワークを介した切断命令信号DCN及び「Release complete」メッセージの送信だけを考慮した、ゼロまたは極短時間が設定される。
【0117】
また、処理403における待ち時間待ち時間Tdcnとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF11bに相当する、電話回線を介した切断命令信号DCNの送信(ゲートウェイ装置からG3ファクシミリ装置)に要する遅延を考慮した、つまり、少なくとも、その遅延時間以上の長さの時間が設定される。もっとも、処理403において、タイマTwaitに設定する時間として、最初から(Wiaf+Tdcn)に相当する時間を予めROM3に設定・記憶しておいて、処理403でタイマTwaitに設定するようにしてもよいのはいうまでもない。
【0118】
そして、処理402または処理403により、通信相手の端末種別に応じた時間をタイマTwaitに設定した上で、切断命令信号DCNを送信すると共に(処理404)、タイマTwaitの計時を開始する(処理405)。
【0119】
そして、タイマTwaitがタイムアウトするまで待ち(判断406のNoのループ)、タイマTwaitがタイムアウトすると(判断406のYes)、「Release complete」メッセージを送信して通信セッションをクローズする。
【0120】
このように、切断命令信号DCNを送信してから「Release complete」メッセージを送信して通信セッションをクローズするまでの待ち時間(タイマTwait)を、通信相手がゲートウェイ装置で、そのゲートウェイ装置とG3ファクシミリ装置との間の切断命令信号DCNの送信による遅延が生じてしまう場合には、その遅延分を考慮した長さに設定するようにしたため、相手先のゲートウェイ装置が図4のフェーズF11bの切断命令信号DCNを送出中なのに、IAF1が処理404に対応する図4のフェーズF12aの「Release complete」メッセージを送信してしてしまって、相手先のゲートウェイ装置が「Release complete」メッセージを正常に認識できないような自体が生じることがなく、通信エラーの発生を防止することができる。
【0121】
なお、パケット化T.30信号を送信してから、対応するパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間や、パケット化T.30信号を受信してから、対応するパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間は、各T.30信号ごとに個別に、各T.30信号について最適な待ち時間に設定して、無駄な待ち時間を少なくするようにできるのはいうまでもない。また、それらの待ち時間を、送信時と受信時のそれぞれについて最適な待ち時間に設定して、無駄な待ち時間を少なくするようにできるのはいうまでもない。また、各相手先(IPアドレス)別の最適な待ち時間を予め相手先別の待ち時間設定テーブルとして記憶しておき、現在通信中の相手先に当該テーブルにおいて対応して記憶された待ち時間を設定するようにすることも考えられ、その場合、通信エラーの発生防止や、無駄な待ち時間を少なくすることができる。また、相手先装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更するようにすることも考えられ、その場合、実際の通信状況に適応的に対応して最適な待ち時間の設定ができるようになり、以後の通信における通信エラーの発生を防止することができると同時に、無駄な待ち時間を少なくすることができるようになる。
【0122】
以上説明したように本実施の形態により、通信相手先装置がゲートウェイ装置となる場合でも、通信相手先装置がパケット網直結型のネットワークファクシミリ装置である場合と同様な、パケット化されたT.30信号の受信ミスや送信ミスが生じない正常な通信ができるようになる。
【0123】
【発明の効果】
請求項1,13または25に係る発明によれば、前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定するようにしたため、前記相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合はいうまでもなく、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合でも、前記相手先装置ら送信されてくるパケット化T.30信号を待ち足らずに受信できず、通信が切断されてしまうようなことがなくなり、パケット網を介したリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合でも、相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合と同様な正常な通信を行うことが可能となる効果が得られる。
【0124】
請求項2,14または26に係る発明によれば、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定するようにしたため、前記相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合はいうまでもなく、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合でも、前記相手先装置に送信したパケット化T.30信号が前記相手先装置から送信されてくるパケット化T.30信号と衝突したりしてしまうようなことがなくなり、パケット網を介したリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合でも、相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合と同様な正常な通信を行うことが可能となる効果が得られる。
【0125】
請求項3,15または27に係る発明によれば、前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定するようにしたため、前記相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合はいうまでもなく、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置となった場合でも、前記相手先装置がら送信されてくるパケット化T.30信号を待ち足らずに受信できず、通信が切断されてしまうようなことがなくなり、パケット網を介したリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置となった場合でも、相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合と同様な正常な通信を行うことが可能となる効果が得られる。
【0126】
請求項4,16または28に係る発明によれば、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定するようにしたため、前記相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合はいうまでもなく、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置となった場合でも、前記相手先装置に送信したパケット化T.30信号が前記相手先装置から送信されてくるパケット化T.30信号と衝突したりしてしまうようなことがなくなり、パケット網を介したリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置となった場合でも、相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合と同様な正常な通信を行うことが可能となる効果が得られる。
【0127】
請求項5,17または29に係る発明によれば、前記待ち時間を各T.30信号ごとに設定するようにしたため、各T.30信号について最適な待ち時間にすることができ、無駄な待ち時間を少なくすることが可能となる効果が得られる。
【0128】
請求項6,18または30に係る発明によれば、前記待ち時間を相手先毎に設定するようにしたため、各相手先に最適な待ち時間にすることができ、通信エラーの発生防止や、無駄な待ち時間を少なくすることが可能となる効果が得られる。
【0129】
請求項7,19または31に係る発明によれば、前記相手先装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更するようにしたため、以後の通信における通信エラーの発生を防止することができると同時に、無駄な待ち時間を少なくすることが可能となる効果が得られる。
【0130】
請求項8,20または32に係る発明によれば、前記相手先装置にパケット化されたディジタル送信命令信号DCSを送信後にパケット化された受信準備確認信号CFRを前記相手先装置から受信するまで待つ際の待ち時間を、本来電話回線を介したファクシミリ通信におけるモデムの調整の為の信号で、モデム調整の不要な、パケット網を介したリアルタイムファクシミリ通信では必須ではないトレーニングチェック信号TCF及び受信準備確認信号CFRのやりとりが、前記相手先装置がゲートウェイ装置であるために、前記相手先装置とG3ファクシミリ装置との間で電話回線を介して行われるのに要する時間を加算して設定するようにしたため、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合でも、前記相手先装置からのパケット化された受信準備確認信号CFRを確実に受信して正常な通信を行うことが可能となる効果が得られる。
【0131】
請求項9,21または33に係る発明によれば、前記相手先装置からパケット化されたディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間を、本来電話回線を介したファクシミリ通信におけるモデムの調整の為の信号で、モデム調整の不要な、パケット網を介したリアルタイムファクシミリ通信では必須ではないトレーニングチェック信号TCFの送信が、前記相手先装置がゲートウェイ装置であるために、前記相手先装置とG3ファクシミリ装置との間で電話回線を介して行われるのに要する時間を加算して設定するようにしたため、送信した受信準備確認信号CFRが送信されてくるトレーニングチェック信号TCFと衝突することなく、相手先に届き、正常な通信が行うことが可能なる効果が得られる。
【0132】
請求項10、22または34に係る発明によれば、前記相手先装置にパケット化された切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相手先装置がゲートウェイ装置であるために、前記相手先装置とG3ファクシミリ装置との間で電話回線を介して行われるの切断命令信号DCNの送信に要する時間を加算して設定するようにしたため、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合でも、前記相手先装置との間の通信セッションのクローズを確実に行うことが可能となる効果が得られる。
請求項11,23または35に係る発明によれば、実際に通信を行う前記相手先装置が前記ゲートウェイ装置である場合には、電話回線を介したT.30信号のやりとりにより生じる遅延を加算した前記待ち時間を設定するが、実際に通信を行う前記相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、そのような遅延を加算しないずっと短時間の前記待ち時間及や待ち時間を設定するようにしたため、パケット網を介したリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置が、前記ゲートウェイ装置となった場合でも、相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合と同様な正常な通信を行うことが可能となるばかりでなく、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には不要な遅延のない通信を行うことが可能となる効果が得られる。
請求項12,24または36に係る発明によれば、実際に通信を行う前記相手先装置が前記ゲートウェイ装置である場合には、電話回線を介したT.30信号のやりとりにより生じる遅延を加算した前記待ち時間を設定するが、実際に通信を行う前記相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、そのような遅延を加算しないずっと短時間の前記待ち時間及や待ち時間を設定するようにしたため、パケット網を介したリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置が、前記ゲートウェイ装置となった場合でも、相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合と同様な正常な通信を行うことが可能となるばかりでなく、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には不要な遅延のない通信を行うことが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置を含むネットワークファクシミリ通信システムの接続形態について示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置(IAF)のブロック構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るゲートウェイ装置のブロック構成を示す図である。
【図4】パケット網直結型のネットワークファクシミリ装置(IAF)と電話回線に接続されたG3ファクシミリ装置とが、ゲートウェイ装置を介して行うリアルタイムネットワークファクシミリ通信のシーケンスについて示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置におけるEOP送信・MCF受信処理手順について示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置におけるDCS送信・CFR受信処理手順について示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置におけるDCS受信・CFR送信処理手順について示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置におけるDCN送信・セッションクローズ処理手順について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワークファクシミリ装置(IAF)
2 システム制御部
3 ROM
4 RAM
5 受信バッファメモリ
6 スキャナ
7 プロッタ
8 LANコントローラ
9 システムバス
20 ゲートウェイ装置
20a ターミナルアダプタ装置(TA)
20b ゲートウェイ装置(GW)
21 システム制御部
22 RAM
23 ROM
24 受信バッファメモリ
25 LANコントローラ
26 ファクスモデム
27 システムバス
30 ネットワークファクシミリ装置(IAF)
40a、40b G3ファクシミリ装置
50 IPネットワーク
60 電話網

Claims (36)

  1. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置において、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末装置
  2. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置において、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する信号送受信制御手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末装置
  3. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置において、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置
  4. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置において、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置
  5. 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間でやりとりされる各T.30信号ごとに前記待ち時間を設定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末装置
  6. 各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相手先別待ち時間設定テーブルを更に備え、前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶されている待ち時間に設定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末装置
  7. 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末装置
  8. 前記待ち時間設定手段は、パケット化されたディジタル送信命令信号DCSを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを送信し、それに対して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号化された受信準備確認信号CFRを受信するために生じる遅延を考慮した時間に設定するものであることを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の通信端末装置
  9. 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置からパケット化されたディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置からモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを受信するために要する時間を考慮した時間に設定するものであることを特徴とする請求項2または4のいずれかに記載の通信端末装置
  10. 切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化された切断命令信号DCNを送信するために要する時間を考慮した時間に設定する通信クローズ待ち時間設定手段と、
    前記切断命令信号DCNを前記相手先装置に送信してから前記クローズ待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後に、前記相手先装置との間の通信のセッションをクローズする通信クローズ制御手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の通信端末装置
  11. 前記待ち時間設定手段は、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の通信端末装置
  12. 前記待ち時間設定手段は、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする請求項2または4のいずれかに記載の通信端末装置
  13. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置の制御方法において、
    前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ
    ことを特徴とする通信端末装置の制御方法
  14. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置の制御方法において、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信す
    とを特徴とする通信端末装置の制御方法
  15. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置の制御方法において、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ
    ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  16. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信を行う通信端末装置の制御方法において、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信す
    とを特徴とする通信端末装置の制御方法。
  17. 前記待ち時間を、前記相手先装置との間でやりとりされる各T.30信号ごとに設定することを特徴とする請求項13ないし16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
  18. 各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相手先別待ち時間設定テーブルを有し、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶されている待ち時間に設定することを特徴とする請求項13ないし16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
  19. 前記相手先装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更することを特徴とする請求項13ないし16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
  20. パケット化されたディジタル送信命令信号DCSを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを送信し、それに対して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号化された受信準備確認信号CFRを受信するために生じる遅延を考慮した時間に設定することを特徴とする請求項13または15のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
  21. 前記相手先装置からパケット化されたディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置からモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを受信するために要する時間を考慮した時間に設定することを特徴とする請求項14または16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
  22. 切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化された切断命令信号DCNを送信するために要する時間を考慮した時間に設定する一方、前記切断命令信号DCNを前記相手先装置に送信してから前記設定された、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間待った後に、前記相手先装置との間の通信のセッションをクローズするこを特徴とする請求項13または15のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
  23. 記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定する
    ことを特徴とする請求項13または15のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
  24. 前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定する
    ことを特徴とする請求項14または16のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
  25. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信端末装置とが通信を行う通信システムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、
    前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段と
    を備えたことを特徴とする通信システム
  26. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信端末装置とが通信を行う通信システムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する信号送受信制御手段と
    を備えたことを特徴とする通信システム
  27. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信端末装置とが通信を行う通信システムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする通信システム
  28. パケット網を介しITU−T勧告T.38に基づいたやりとりにより相手先装置と通信端末装置とが通信を行う通信システムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する信号送受信制御手段とを備えたことを特徴とする通信システム
  29. 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間でやりとりされる各T.30信号ごとに前記待ち時間を設定することを特徴とする請求項25ないし28のいずれかに記載の通信システム
  30. 前記通信端末装置は、各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相手先別待ち時間設定テーブルを更に備え、前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶されている待ち時間に設定することを特徴とする請求項25ないし28のいずれかに記載の通信システム
  31. 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更することを特徴とする請求項25ないし28のいずれかに記載の通信システム
  32. 前記待ち時間設定手段は、パケット化されたディジタル送信命令信号DCSを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを送信し、それに対して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号化された受信準備確認信号CFRを受信するために生じる遅延を考慮した時間に設定するものであることを特徴とする請求項25または27のいずれかに記載の通信システム
  33. 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置からパケット化されたディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置からモデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを受信するために要する時間を考慮した時間に設定するものであることを特徴とする請求項26または28のいずれかに記載の通信システム
  34. 前記通信端末装置は、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化された切断命令信号DCNを送信するために要する時間を考慮した時間に設定する通信クローズ待ち時間設定手段と、前記切断命令信号DCNを前記相手先装置に送信してから前記クローズ待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後に、前記相手先装置との間の通信のセッションをクローズする通信クローズ制御手段とを更に備えたことを特徴とする請求項25または27のいずれかに記載の通信システム
  35. 前記待ち時間設定手段は、
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする請求項25または27のいずれかに記載の通信システム
  36. 前記待ち時間設定手段は、
    前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間を
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、
    前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠の通信端末装置である場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする請求項26または28のいずれかに記載の通信システム
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